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【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚67人目】

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 09:10:03 ID:N3jqLgnk
携帯でご覧の方は携帯ビューアのorz もしくは携帯用2chブラウザiMona をご利用ください
【orz】http://orz.2ch.io/top.html
【iMona】http://imona.net/
     _      ここは「ゼロの使い魔」と「ジョジョの奇妙な冒険」のクロスSSスレよ。
    〃 ` ヽ     他にも避難所にしか掲載されてないSSとかもあるから一度見てみなさい
    l lf小从} l  /   投下中は空気読んで支援しなさいよ 荒らしはスルーだかんね
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ /    職人さんは荒らし防止にトリップを付けてよね
  ((/} )犬({つ'      次スレは900か950を踏んだ人が立てること
   / '"/_jl〉` j      わかった?
   ヽ_/ィヘ_)〜′【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚66人目】

●まとめサイト                               ,〜'´  ̄ヽ
http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1.html         ミハ^^ヽヽ(.   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●避難所.                           ____. -' ヽル::::д)ζ <批判は避難所だ!君の意見を聞こうッ!
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9292/     =='、 ̄ニ|::... . . . . ...::::: :: ::〉:::.:ヽ     |_________________
●ジョジョの奇妙なAA集               ' ´   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!:::::::::::.. :i
ttp://jojoaa.web.fc2.com/                         `y::::::. ::ト、
●ジョジョスレUPローダ                            〉::::::::. .::`ヽ
ttp://vblave.hp.infoseek.co.jp/                        ハ:::::::: ..:λ:i
●アニメAA保管庫 ゼロの使い魔ページ                /:::::::::: .:/::::i´
ttp://aa.tamanegi.org/anime/zero-tsukaima/

スレ運営について意見のある方は運営議論スレへどうぞ   
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9292/1184936505/

2 :召喚中のJOJOキャラ:2007/09/24(月) 09:16:23 ID:N3jqLgnk
第一部+第二部
ジョナサン 卿 シュトロハイム シーザー スケコマシーザー
究極生命体カーズ様 スト様 石仮面+ブルりん+吸血馬

第三部
承太郎 法皇花京院 一巡花京院+平賀才人 メロン花京院
ジョセフ アブドゥル ポルナレフ イギー 
DIO様 ンドゥール ペットショップ ヴァニラ・アイス ホル・ホース
ダービー兄 ミドラー デーボ エンヤ婆 アヌビス神 ボインゴ 

第四部
東方仗助 仗助+トニオさん 広瀬康一 アンリエッタの康一 虹村億泰 ミキタカ+etc 間田
シンデレラ カトレアのトニオさん 岸辺露伴 静(アクトン・ベイビー)+露伴
デッドマン吉良 猫草 キラー・クイーン 

第五部
ブチャラティ ポルナレフ+ココ・ジャンボ(亀ナレフ) アバ茶 ナラ・アバ・ブチャ組
ルイズトリッシュ マルコトリッシュ ナンテコッタ・フーゴ アバ+才人 ジョルノ  ミスタ
ディアボロとドッピオ プロシュートの兄貴 リゾット ローリングストーン 偉大兄貴
ギアッチョ メローネ 俺TUEEEディアボロ ペッシ ホルマジオ スクアーロ
暗殺チーム全員 紫煙+緑日 ブラック・サバス セッコ 亀ナレフ+ジョルノ

第六部
引力徐倫 星を見た徐倫 F・F アナスイ ウェザー エルメェス エンポリオ ヘビー・ウェザー
プッチ神父 帽子 ホワイトスネイク 白蛇ホワイトスネイク

SBR
ジャイロ+才人 ジョニィ マイク・O
リンゴォ マウンテン・ティム Dio

バオー+その他
橋沢育郎 バオー犬 味見コンビ(露伴+ブチャ) 決闘ギーシュ タバサの奇妙なダンジョン

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 09:25:31 ID:N3jqLgnk
テンプレ一部追加

・スレッドが1000に満たなくとも、480kbをオーバーした場合には新スレを。
・行数は最大で60行。
・最大も字数は全角文字なら1708文字分。
・専用ブラウザなら文字数、行数を管理してくれるので目安がつけやすいかも。

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 10:25:55 ID:6kH0bKnm
>>1乙かれさまです。
あと次スレ立てる人、>>2の召喚中のJOJOキャラに
「黒騎士ブラフォード」追加頼んます。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 10:30:38 ID:z0FVDl8o
 /爻爻爻爻爻爻爻 :ヽ
'´爻爻爻爻爻爻爻爻: : |          >>1
爻爻爻爻爻爻爻爻シ: : |          おめえ…なんか
爻爻爻爻爻爻爻シ : : /,_ヽ    
爻爻爻爻爻シ : : : : : ヘl,b) ヽ、      ちょっぴりカッコイイん
爻爻シ: : : : : : : : : :/ ゙<,,__ \      じゃあねーかよ…
ミ_ : : : : : : : :_;:-'゙,..-フ \( ヽ ,.ヽ
ミミミミミミー'"´,.-彡//'r   ー''゙ノノi ヽ
ミミミミミミミ-、V _,レシノ    !ノ ノ ヽ
ミミミミミミミミく   ̄         ノ
`''-ミミミ三三三          ,/
    `( r'''ヽ、,.--r-、___,. -'',゙、|、
     ヽ-ニ二-‐'ー',.=、,=r''゙ |: :ヽ
   /: : : : : |: : : : : (⌒'⌒))ヽノ: : :
  /: : : : : : : :ヽ: : : : : \__ノ: `´: : : :

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 11:10:38 ID:sSc2mI+B
来たか…
アニキャラ…

>>1

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 11:39:42 ID:Npf/Al7c
            ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   _,,、    < ̄   >>1乙UUUUUUUUUUUUUUUU
_ /´//フ    \
.|/ ///__,,,、   ノ    UUUUUUUUUUUUU―――ッ
.  /'´,,-‐'´∠二_             ___ .ii_,,i"!-,_,-
   ∠,__,,,,、     フ_______/,,,,,,,,, -‐'´--┐彡^''´`'>
   ┌-‐''''´   _,-‐'''''''''‐-,,_      _,,,,,,,/ /´ 弋!ヽ 彡∠
_  /       i´ , -‐'" ̄"''‐-,, -- ,,_,-‐´ -'i´  とヽvフ、,__三/
三彡ヽ, ,-‐'''''''''''´ i‐- ,,_ _   ヽヽ    `''‐-,_!-- 、ヽ)ノ ト'/ノ
三彡/ Y     /'''''‐-/ `'‐ ,_  `''''""''=-,__ \ ノ _,-''´-''´
三彡' /   /   /     `'‐ ,_     `'- ,_ ̄/
    /   / _,,-‐''/        `'‐ ,_   _,, _/`- ,,_
---''´`'‐- ,,i    /          /'  / /     \
      /    //        /./ '''''´  /        ヽ
     /_,-‐'''"/ i     _,, -''´ /`ヽ  _,,|         |
  / / /.ヽ/i |__,,,, -‐''"    /   `´  i  ,ノ      /
    /  .i   i ||./    _ノ   /       >'´      /
   ./ /    ii //<エア   /      /       /
   i /i  /i '=_-- ,,,,,,,,,, </__      /  /フi  /フi
 7 〉i i / /\_ヽ  _/   ̄\  /  /-,/  /‐ /  /'i
 i  i i  ||  !,---‐‐''''´       \ i  i- / /‐ /  /ヽ/
          /        __,-‐''¨\ _| .|/ / / /
                  '´ \  /    .// /_/ク
                               /-'´ _/



8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 12:01:25 ID:N9vu3pHf
             _____
             |___   /
 \ \   /⌒l     / /      / ̄/ ./''7      ./ ̄ ̄/  [][]    /''7
   \ \ :{.__, |.    / /          ̄  / /    /  ̄ ̄ ̄ /      / / __ ..
   / / {   |   (  (__/|     ___ノ /      ̄_7 / ̄       / /_ノ ./ 
 / /   }.__, |    ヽ     /    /____,./       /__ノ   .     ./_____,ノ
    __,/厂{  |、 .    ̄ ̄ ̄
  __ノ{  、   }ー ,八              何で頼んでもないのに次スレ立ててんのよ!!
  |! 、  |  {.イjj \
 | |  ヽ.___,フツ'´  )          ,ィ       …でも仕方ないから使ってあげるわ
  ヽ.__>ーく_(rへ__,/ハ             { ヽ    \、
   ハ..__,.ィ"丁厂_,ノ ノ :〉           、__ヽ `丶.__ノ 〉  
   !ヽニニニニ-tijj":::i:{          {ヽ-ゝ  __  \
  |i ::::巛'::::::j;彡'::::;':/l       {\\   〆勺7ヽz   )
   :|!('.:::::::::jj彡'::::/人     ヽ `¨ ,r/FミV/_}[ 〈 ,
   ヽ_'ー--一__''ニ´ くヽ \ー-、  ヽ. ハ|`> iッ`T゙K, レノ
    /´「`广 ̄:::彡::  l }  j}ヽ、\  Y>|ィ Tミi> l/ン,r'´
  /..:f}!!   :::三::  ! ' ,ハ  \,,>‐/ 人.'⌒),/凹,. -‐'"'´~'''
_/ .::;i}!}|!    ::三::.. :.  j:: ;    (⌒!ノ ミ.  ̄彡 !h´.,.,;.;';;'';:';'';;.;.,
{ .::;}}i}人`    :::三ッ川:..{:. ;    jlY^) ミ....::彡 rj^),;'';:;':;;';.:'':;':;'.;.;


9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 12:03:48 ID:eHJZcGqh
            -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
          /・・/:・,へヾヽ・:\  
         〃 {_{ル'´    リ|l.│・:i| 
         レ!小ノ    `ヽ フ|l:i・ i|  
          ヽ|l ●   ●  |: ・|ノ!   >>1乙なのさ
          |l⊃ 、_,、_, ⊂⊃j |・, |  
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /X)| l>,、 __, イァ/  /.|
       '<X)( i|l:::: i "Tーイ'{ヘ、__∧|
        \,,t|l:: lヾ#| /##X:::彡'
          |l::・:lX)(∨X)(X)(X|'

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 13:14:58 ID:Q2CWMwaQ
               __
           ,...-‐ '´::::::::: `ヽ、  
             /::::/ヘry∧:::::::..::\
         /...:/〈/レ'^ 'V\:::::..:::::ヽ   >>1乙めたりかーん
         i:::::{Nノ    `ヽ |l:::. ::.: |
         !: : l ●    ●. |i:::::.. ::i|
       (Z)ノ:,、:l⊃ 、_,、_, ⊂⊃::::::::::ヽ(Z)
        /⌒ヽ_::!ヘ   ゝ._)   j /⌒i ::ハ:ヘ
      \ /:::::|::::l>,、 __, イァ/  /(R) (I)
.        /:::::: |_/:::i'  |三/::{ヘ、__∧、|     r―y、
       `ヽ<::::::.. ::!ヾ、__//:::::::...::/    \|^oメ^|/


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 13:15:44 ID:mzmJQxwH
            , -―  ――-、
             /に    (ニ==\
         //')      に二) (ヽ   新スレを立てやがったなッ!
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
         i!   ● / /●  ヾヽヽ,!      >>1鬱!……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi   …じゃなくて>>1モツ!
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/


            , -―  ――-、
             /に   u (ニ==\   …は違う…
         //')  u    に二) (ヽ  うぐぐ………
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  >>1己…じゃない……
         i!   ● / /● uヾヽヽ,!  >>1没でもなくて……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
           /⌒l,、 __, イー-<
.          /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
          |三 lキヾr-、[] 「! (ニ }



12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 13:20:19 ID:egwlnh4a
>>8>>9>>10>>11
皆可愛いすぎて、どのコにしようか迷っちゃうネッ!Chu!
           _. -=ニ::_Z ̄ニ=-  .._
        / (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
        /: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
      / : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
     ' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
     l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
.    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll   
    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ|    
    l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|  
.     l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:|  
     '; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,ィチj゙ :|   
    /´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|   
  / ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′   ',ノl: :j    
,r‐{   , \ll : : : : : : : :l: :| :.           ∨ノ:|
  ! ¶′',  r、\: : : : :::::l: :| :.      .._ /´): :l
 ¶′   \ ヾ>、\: : : ll: :|  :.       __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :|   :   ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :      ̄「V/
 ¶′   \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
   ¶′  \ `〈>、 ヽ`:r'"||  ,タ ¶ }
¶′    ¶′ヽ  `〈>、ヽ i || ,タ  /


13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 13:24:52 ID:mzmJQxwH
>>12
             , -―――┛┗
             /に    (ニニ┓┏ 
         //')  u   に二) (ヽ  そこはちゃんと「>>1乙か?」って聞くとこだろオオォォッ!! 
         〃____,r^)__,r、(ニユ|   
         i!  ◎`' ./ /´◎uヾヽヽ,! 
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi  
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ    
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /   
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/ 


14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 13:33:37 ID:Q2CWMwaQ
ちゅるやさん改変AA乱舞だな
               __
           ,...-‐ '´::::::::: `ヽ、  
             /::::/ヘry∧:::::::..::\
         /...:/〈/レ'^ 'V\:::::..:::::ヽ   
         i:::::{Nノ    `ヽ |l:::. ::.: |       首切り裂くぞジッパー男
         !: : l ●    ●. |i:::::.. ::i|
       (Z)ノ:,、:l⊃ 、_,、_, ⊂⊃::::::::::ヽ(Z)
        /⌒ヽ_::!ヘ   ゝ._)   j /⌒i ::ハ:ヘ
      \ /:::::|::::l>,、 __, イァ/  /(R) (I)
.        /:::::: |_/:::i'  |三/::{ヘ、__∧、|     r―y、
       `ヽ<::::::.. ::!ヾ、__//:::::::...::/    \|^oメ^|/



15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 13:34:37 ID:6kH0bKnm
おいおいwスレ容量圧迫するからその辺で止めとけwww

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 13:57:27 ID:Npf/Al7c
>>12
ちゃんと>>8を入れてるあたり幹部のすごさを感じる

17 :名無しさん@お腹いっぱい:2007/09/24(月) 14:09:41 ID:6cHePsnQ
ジョセフ「オメーの次のセリフは・・・
    『貴様の唇がとどく前に私の氷柱で串刺しにしてくれるわ』・・だ」
エレオノール「貴様の唇がとどく前に私の氷柱で串刺しにしてくれるわ!(ハッ!?)」

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 14:18:55 ID:bdlh0U6S
ジョセフ×エレオノールの続きか!?

19 :名無しさん@お腹いっぱい:2007/09/24(月) 14:37:52 ID:6cHePsnQ
シエスタ モット伯からの誘いが入る
         ↓
好機と見たDIOシエスタを送り出す
         ↓
モット伯 シエスタとベッドイン 屍生人化
         ↓
その間にDIO家人や少女たちに次々に肉の目を・・・
         ↓
     モット家掌握完了!
        
    

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 14:49:45 ID:BTGs/vX1
>>17
エレオノール様にキスを迫るとか
どんな状況なんだよwwジョセフカッコヨス

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 15:39:01 ID:jknNYJhS
>>18
ゴメン…本当にゴメン…あれ、続きを書こうとしてるんだけど、それが何故か全然書けないんだよ…
別に、波紋を体得したちいねえさまが仲の良い二人の仲に嫉妬して
ジョセフに決闘を申し込む外伝ネタばっか思いつくだとか、気分転換にエロパロ板向けの
ヤンデレ化ちいねえさま×エレ姉様のネタを書いていただとか、そーゆーワケじゃなくて
単なるスランプだとは思うんだけどね……待ってて下さっている皆さんには本当に申し訳ありません

それはそれとして、>>1さん乙です!

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 15:46:53 ID:egwlnh4a
>>21
いあいあwいつも乙です。



23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 15:56:19 ID:mzmJQxwH
>>21乙です。けど楽しみに待ってます。
しかしヤンデレ化したちいねえさま……大人しい娘さんがヤンデレ化……Nice boat.

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 15:56:45 ID:cvRMnLHK
嫉妬・・・なんて良い言葉か−−!

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 15:58:23 ID:mzmJQxwH
そして今気付いた。志村ー、前スレ、前スレー!

【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚66人目】
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1190209940/l50


26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 16:03:01 ID:egwlnh4a
ちい姉+恋敵+空鍋=死んだ魚のような目で空のお鍋をかき回すちい姉様。

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 16:08:17 ID:QT0QsHHf
たっよっれぇるぅ仲間はぁ〜みんな目が死んでるぅ〜

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 17:35:11 ID:egwlnh4a
誰か時間停止を解除してくれよ・・・

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 17:46:43 ID:pqbZ2rR0
キング・クリムゾン!職人の投下という過程をすっ飛ばして
GJという結果だけが残る!
あれ?

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 18:03:28 ID:Q2CWMwaQ
何やってんですかボス
はやくディアボロの試練に戻ってください

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 18:13:31 ID:hjM+8y6u
一巡後の世界の大部屋モンスターハウスにしてあげてください

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 18:26:20 ID:Q2CWMwaQ
じゃあサイコハウスで

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 18:33:01 ID:Tv9olsQt
最近このスレを知って仮面のルイズ読んだんだがすごいな
いままでこんなアプローチの仕方したゼロ魔のSS読んだことなかった

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 18:56:51 ID:KlFCVUsx
前スレ>>1000がどう本気を出してくれるのかwktk

35 :L・I・A:2007/09/24(月) 18:59:09 ID:T14pJK+1
読者方スマン。
すぐに投下できるとか言っといて・・・・
時間なくて出来なかったオルタをクリアしてそのまま予約購入未開封状態のオルフェに突入して夢中になってたwwwwww
これから仕上げ版を携帯の方に打ち込みを始める。

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:02:24 ID:YCoWSoHy
それは仕方がない事だな

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:06:11 ID:9CNwAFFF
オルタってマブラブ?

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:08:09 ID:5alFEKFV
あ、ありのまま(ry
トイレいってるあいだに前スレが埋まってた…
以下略

これを書き込みたかったンだがなぁ…


1000なら…
ウェールズ「人間には限界があるなあ…
僕が短い人生で学んだことは………
人間は策を弄すれば弄すほど予期せぬ事態で策がくずれさるということさ!
人間を超えるものにならねばな……」
アン「なんのこと?何を言っているんです!」ウェールズ「僕は人間をやめるぞ!アンリエッター!!
僕は人間を超越するッ!」

つまりウェールズ吸血鬼化


39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:15:47 ID:6kH0bKnm
>>35
黒騎士<君の未来にこの言葉を送ろう!『neg(なんというエロゲ)』!
      そして『sneg(それなんてエロゲ)』!

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:28:57 ID:oA2h0DNT
『エロゲをやる』『SSを書く』
両方やらなくちゃいけないのが職人のつらいところだ
覚悟はいいか?
オレはできてない!

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:30:06 ID:QXARkywn
>>39
何があったんだブラフォードwwwww

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 19:36:43 ID:Q2CWMwaQ
そんな現代萌に犯されたブラフォードはイヤだwwwwwwwwwwww
燃えなら許す

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:03:10 ID:YCoWSoHy
黒騎士<タルカスは死んだ、もういない!
      だけど、俺の背中に、この胸に!一つになって生き続けるッ!!

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:03:57 ID:vjAd7jzo
そろそろ鉄分とタバサ分を補充したい…

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:04:36 ID:fInKwmao
ギガダンスマカブブレイクwwww

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:16:49 ID:pqbZ2rR0
>>44
まだ早い
そろそろ鮫分が補給したいです

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:26:03 ID:OF49/tpa
この間から色々補給されてきたが、圧倒的に「香辛料」が足りてない…

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:27:05 ID:6kH0bKnm
>>46
じゃあまず水分(ゲブ神)を補給しないとな

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 20:51:53 ID:YCoWSoHy
時が止まる云々と言っても神速のスレでの止まるってのは余りに短すぎるよな
さしずめ加速した時間の中で時間を止めたような一瞬の出来事だ・・・

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:00:41 ID:bZqIOyMQ
俺はコロネ分が欲しい...
ずっと待ってます...

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:05:13 ID:Q2CWMwaQ
俺はナンテコッタさんを

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:08:02 ID:3zfawWZR
白蛇がみたいぜ

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:12:04 ID:lLxnfspf
変な帽子が被りたい

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:12:21 ID:hjM+8y6u
ところでみんな…『お茶』はどうする?

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:12:43 ID:9CNuCVGW
後のピザハットである


俺が待っていない作品など何一つねぇ!

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:16:37 ID:6kH0bKnm
>>54
タバ茶…といきたいが、ギー酒のモンモラン水割で

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:28:21 ID:Npf/Al7c
>>54 >>56
馬鹿め!男ならアバ茶だろう!!

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:40:05 ID:YCoWSoHy
俺は君らの隣で悠々とハシバミ茶でも飲んでいるとしよう。

59 :勇者:2007/09/24(月) 21:40:33 ID:N9vu3pHf
なんという停止・・・何を書きたいか忘れちまった

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:47:50 ID:Npf/Al7c
貴様は次に『ああそうだった、投下だった』というッ!

61 :勇者:2007/09/24(月) 21:49:18 ID:N9vu3pHf
ああそうだった、投下だった・・・ハッ!
それはともかく10:30に投下するよ

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:57:54 ID:w+GVWztR
最近見なくなった「奇妙なルイズ」さんの復活を心から願う。
いやネット小説では数ヶ月間の更新停止は停止の内に入らないが、ここや姉妹スレを見てると感覚が狂う

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:59:06 ID:fjw7xdKF
ちょwおまw奇妙な人は今もバリバリ活動してるじゃないかwww

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:59:08 ID:6kH0bKnm
>>62
今は「仮面のルイズ」を執筆中だからムリポ

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 21:59:14 ID:tUeDfkvM
仮面=奇妙なルイズの作者さんじゃないの?

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:00:13 ID:GzdddB4p
奇妙ってそもそも完結したんじゃ?

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:03:41 ID:XAt3L7By
奇妙は完結済みだわな

68 :初代スレ506:2007/09/24(月) 22:04:31 ID:n+QG5otF
十五分に投下。よろしいですか?

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:05:10 ID:6kH0bKnm
>>66
徐倫を再召喚したIFものがある。
たしか気が向いたら続き書くみたいに言ってた気が…

70 :62:2007/09/24(月) 22:07:55 ID:w+GVWztR
>>63-65
知らなかった orz
あぁぁあ作者さんアホの戯れ言はほっといて仮面の方の執筆頑張って下さいぃ。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:08:36 ID:6kH0bKnm
>>68
いらはい。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:09:09 ID:GzdddB4p
>>69
おう、そうだったか。
俺はローリングストーンズの続きが読みたいなぁ。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:09:26 ID:WhcoN3WL
そういや仮面の人と星屑さんだけだよねテファ登場まで描いたの。


74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:11:38 ID:e6QwnERE
>>68
歩道が空いているではないか、行け

75 :使い魔は手に入れたい  Dive in the sky:2007/09/24(月) 22:16:11 ID:n+QG5otF
目の前に立つキラヨシカゲは見れば見るほど普通の男だった。
体形が普通だ。やせてもいなければ太ってもいない。
おそらく筋肉はそれほどないだろう。だからといって、筋肉を蔑ろにしているという印象も受けない。
身長も175を過ぎているぐらいで日本人としては在り来り。
格好はスーツ、そして少し派手なネクタイ。しっかり着こなしており、ネクタイもその派手さがスーツにばっちり合わさっていて印象に残らないほど似合っている。
顔はどことなく気品漂うような、しかし影の薄い顔立ちをしている。
話は変わるが、私は今まで何人もの人間を見てきた。男だったり、女だったり、子供だったり、老人だったりと色々だ。
それはどんな人間でも同じだと思うが、私のは他の人間とは違う。その人間のありのままの姿を見ることができる。何故なら、私が幽霊で他の人間からは見えないからだ。
普通人間は他人から見られていると察知した瞬間、意識的、あるいは無意識的に何らかの反応がある。その反応の殆んどが自分にとって不都合なものを隠そうとする反応だ。
そして反応する場所というのが主に顔、特に眼だと私は思っている。
顔にはその人物が今何を考えているのかというのが非常に出やすい。その一番顕著なものが表情だ。
喜怒哀楽、これらは全て表情で表現することができる。その人間が笑顔であれば、今その人物が楽しんでいるな、見たいな感じでな。
眼は、表情ほどではないが感情を表している。そして感情以外のものも必ず秘めている。それが重要だ。
表情なんていくらでも偽れる。笑顔でいながらも心の中では全く楽しんでいない、とかな。
そういうのが聞かないのが、眼だ。眼は目を瞑らない限り隠すことはできないからな。
世間ではよく『人の目を見て話せ』と言われているが、それは眼から情報を読み取るためだと私は思っている。
しかし、それすらも隠す人間は少なからずいる。どんな人間でも訓練や生き方次第でそういった方法は身についたりするものだ。
私は幽霊だった。生きている者が死んでいる者を見ることはできない。もちろんあの尼みたいな例外もあるが……
それはともかく、人間に幽霊は見えないのだ。だから私が見る人物というのは基本的に見られているということを察知できない。
ゆえにその人間を殆んど包み隠さない様子を見ることができる。
家でどう過ごしているのか、一人でいるときは何をしているのか、風呂で体を洗うときはどこから洗うのか、などそういったことをだ。
そしてその中で私が一番重要視するはやはり眼だ。
その人物が今何を考えているか?ということが私にとってもっとも興味深いことだからな。
見ている人間が都合よく自分が今考えていることを口に出すか?出すわけがない。いちいち自分の考えを口にしながら行動する奴なんて、いればそいつは変人確定だ。
とにかく、その人間が都合よく考えを口に出さないのなら、自分でその人間がなにを考えているか探らないといけない。
だから私は眼を見る。そいつが今どんな感情を秘めているか、どんな思いをしているのか、何を考えているのか。眼を見ればそれが推測だがおおよそわかる。
何が言いたいのかというと、人間の眼はその人物を表しているといっても過言ではないということだ。
それを考慮した上で目の前に立つキラヨシカゲの眼を見た私は、この男のやばさを確認した。
その目は、その眼には、何も映していないのだ。感情を、考えを、思いを、一切が見出せない。隠しているとかいう次元ではない。言葉通り映していない。
まるで絵の具で塗り消したかのように。
その瞳を、その眼差しを、私は素直に気持ち悪いと思った。

76 :使い魔は手に入れたい  Dive in the sky:2007/09/24(月) 22:17:30 ID:n+QG5otF
本当に、舞台で見たときも気持ち悪かったが、こんな近くで、しかも目の前で見たら予想以上に気持ち悪いもんだ。
しかもその気持ち悪さが見た目とかそんな目に見えるもんじゃないってところがより気持ち悪さを増長させる。
目の前に立つこのキラヨシカゲを心から生理的に受け付けていない証拠だと思えるからだ。
気に入らない。
私のキラヨシカゲに対する感情を突き詰めてしまえば、この感情に行き着くだろう。
この感情だけで相手を排除したいと思うのは決して間違った想いじゃないと思っている。
そう、私は今、このキラヨシカゲを排除したいと考えている!今更過去が出しゃばってくるんじゃない!
「へえ〜、あんたもキラヨシカゲなんだ?本当に奇遇だな。いや、マジに驚いたよ。ああ〜びっくりした」
そんな気持ちを込めながら私は口を開いた。
さらに大仰に手を広げ顔を作りわざとらしく、相手を挑発するように話しかける。
「……何のつもりだ?そんな茶番劇をして。それが今することか?『吉良吉影』」
私の言葉にヨシカゲもこちらを見据えながらわざとらしく襟を正す。本当に嫌味ったらしい態度だ。奴のする動作の一つ一つが癪に障る気がする。
というか茶番劇?何を言ってやがる。
「いやいや、俺はキラヨシカゲ、あんたもキラヨシカゲ。それがこうして正面向き合って話してるんだ。これが茶番劇じゃないって言うんなら何を茶番劇だって言うんだ?」
そうだ。
キラヨシカゲ同士がこうして向き合うということ自体が既に茶番劇なんだ。
本来、ありえないはずの邂逅。ありえなかったはずの邂逅。何らかの原因によって発生してしまった万が一のIF。
本当に茶番劇だよな。その茶番に真剣になっている俺たちは周りが笑えないぐらい本当に滑稽だ。
「フン!確かに茶番劇といえば茶番劇だな。だが、私はこんな茶番劇を何時までも続けるつもりはない」
キラヨシカゲはこちらに向かって力強く一歩踏み出してくる。
「茶番は今ここで終わる。お前が消えてな」
……なんだと?
「頭がおかしいのか?どう考えても消えるのはお前だろ。それともボケたのか?」
「貴様は所詮私の代役に過ぎない。そうだろう?私が死んだらお前が生まれ、生き返るとこうして私の意識がちゃんと復活する。そしてお前は消えるんだ。
よくできたシテステムだよ」
「貴様……」
両手を力いっぱい握り締める。
俺が貴様の代役だと?よくできたシステム?俺が消える?
何を、何を、何を、何を、何を!
「ふざけたこと言ってんじゃねえ!殺人趣味のクソ野朗のくせしやがって!俺が代役なワケがねえだろ!」
「いくら否定したところで事実が変わることはない。代役は代役だ。お前は私だよ。間違いない。私はお前じゃないがね」
「そんなもんお前の勝手な決めつけだろうが!」
「じゃあ、試してみるか?」
キラヨシカゲはそう言うとこちらを見下したような薄笑いを浮かべる。
そして、
「『キラークイーン』」
キラヨシカゲの体から2mほどの右腕の無い人型が現われた。
肩や手の甲等に髑髏の装飾が施されており、どこか猫を想わせる頭部をしている。このキラヨシカゲのキラークイーンの右腕を、俺は持っている。
「今から私は自分の腕に傷を付ける」
キラヨシカゲがそう言って右腕を前へ差し出した瞬間にキラークイーンが動き、
「ッ!?」
いきなり自分の右腕に痛みが走った。一体なにが起こった!?

77 :使い魔は手に入れたい  Dive in the sky:2007/09/24(月) 22:18:39 ID:n+QG5otF
目の前に立つキラヨシカゲを見ると、差し出している右腕部分のスーツが破け、そこから血が滲んでいた。
「今、キラークイーンで右腕に傷をつけた。もちろん動かすのに支障がない程度にだ。そしてこれで証明されたはずだ……」
慌てて自分の右腕の袖を捲り上げる。
「お前は私だと」
「なんだとぉおおおおおおおおおおお!?」
そこにはキラヨシカゲと同じような、いや、同じ傷がついていた。
そんなバカな!?ありえない!
しかし、いくら疑おうとその傷は確かに本物だった。確かめれば確かめるほど傷が本物なのだと理解していく。
俺が、このキラヨシカゲが目の前に立つ殺人鬼だとでもいうのか!?
「さっきも言ったとおり、私はお前じゃない。だからお前が自分に傷をつけたとしても私には何も反映されない。私が傷つけばお前も傷つく。つまり一方通行だ。
もしお前が私を殺せば自分も死ぬことになる。だから諦めろ。自分が代役だということを受け入れて素直に消えれば痛い目を見なくてすむぞ」
キラヨシカゲのその言葉が、自分の中にある何かを刺激した。
それにより、急激に気持ちが落ち着いていく。
「……そうだな。たしかに痛い目を見たくはない。受け入れてしまえば楽だ。だが」
右腕に力を込め、キラヨシカゲを睨みつける。
「痛みを伴ってでも貫かなくちゃならないときがある。それが今だ!俺がお前だなんて絶対認めねぇ!俺の『世界』に入り込んでくるな!」
「フ〜〜。仕方が無い。あまり手荒な真似はしたくなかったんだがね。疲れるから」
そしてこちらに相手のキラークイーンがこちらに左手を向ける。
「では、右腕を返してもらおうか」
キラヨシカゲの様子は自分が消えるということを全く考えていないように見える。そして実際自分が消えるなんて考えていないのだろう。
こちらがキラヨシカゲに攻撃すれば、相手が傷を負う度こちらも同じ傷を負う。そしてこちらが傷ついても相手には何の影響もない。
だから余裕だと考えているのだろうか?もう既に結果が出ていると思っているのだろうか?きっとそうなのだろう。
だが、そううまくいかせるわけにはいかない。私はお前の言葉で自覚したからな。私の意志を……
「『キラークイーン』!」
右腕からもう一つの腕が現われる。その瞬間、白い世界は灰色へと変わった。
何故?と思う間も無く、二人の間にあるはずの透明な壁がなくなっているということが理解できた。
「行け、『シアーハートアタック』!」
突然キラヨシカゲがそういったかと思うとキラークイーンが差し出していた左腕から何かが発射された。
それは真っ直ぐこちらへ向かってくる!
なかなかの速さだ。しかし目視できないほどじゃない。そして目視できるということは!
キラークイーンの右腕が飛んでくる何かを思いっきり打ち払う。
目視できるということは、こんな風に打ち払えるってことだ。
しかし、今のでわかったことがある。さっき打ち払ったあれは物凄く硬く、そして力強かった。
あの左手はそういった弾丸を撃ち出す能力なのか?
「コッチヲ見ロ」
「!?」
キラヨシカゲを警戒しながら考えているとふと耳元でそんな声が聞こえてきた。
慌てて声が聞こえて方向に振り返ると何かが顔にぶち当たる。
それを反射的に掴み取る。
「コッチヲ見ロッ!コッチヲ見ロッ!」
ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャル!
何かが大きな音を立てて回転していて、それが顔の肉を抉っていく。
やばい!こいつに触ってたら爆発する!

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:19:09 ID:6kH0bKnm
支援

79 :使い魔は手に入れたい  Dive in the sky:2007/09/24(月) 22:19:45 ID:n+QG5otF
「うぉおおおおおおおお!」
それを阻止するためキラークイーンにシアーハートアタックを掴ませ力任せに投げつける。
しかし投げるのが遅かったのか、投げてそのすぐにシアーハートアタックは爆発した。当然十分な距離を取れていなかったため自分も爆発の余波を受ける。
体の所々が焼け、服もボロボロになる。
だが、そんなことすら意に介さない驚きが自分の体を貫いていた。
「何故……」
何故、私がそんなシアーハートアタックだの触れていると爆発するだのわかったんだ!?これはキラヨシカゲしか知らないはずだろ!?
右腕がキラークイーンってわかったのは自分が右腕を持っていたからということで説明がつくが、これは説明がつかない!?
もしかすると、今私はキラヨシカゲの記憶が読めるんじゃないか?あの見えない壁がなくなったことで私たちを仕切るものがなくなって……!?
腹部に突然の衝撃が走る。そしてすぐ目の前にキラークイーンの顔があった。
すぐ下に目を目を向けるとキラークイーンの腕が自分の腹を貫いている。
「ゴフッ」
咽喉を血が駆け上り、口から血を吐き出す。
「何に気を取られていたのかは知らないが、これで終わりだな」
キラークイーンの腕が引き抜かれる。そして血があふれ出した。
「油断さえしなければ私は誰にも負けることはない。そして今私は油断をしていない。つまり負ける要素はなかったというわけだ」
キラークイーンが左腕をこちらへ向ける。
「止めは『シアーハートアタック』で刺す。爆破して粉々に砕くとしよう」
それを見ながら私は考えていた。
キラークイーンは左腕に何か特殊な効果を持っている。それはシアーハートアタックという爆弾戦車を1発だけ発射する能力だ。
それなら右腕にも何か能力があるんじゃないか?
「『シアーハートアタック』」
左手からシアーハートアタックが発射され私目掛けて向かってくる。私は向かってくるシアーハートアタックを…………キラークイーンの右手で掴み取った。
「まだ動けたのか!?」
キラヨシカゲが驚いたような声を上げる。それを聞きながら、私は、シアーハートアタックを、粉々に、塵にするように、爆破した。
その瞬間、左手に衝撃が走る。おそらく左手が爆発したのだろう。そしてキラークイーン、つまりスタンドが傷がつけばその本体も傷がつく。
私の左手が爆発したということはつまり、
「あ……ああ…ぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
キラヨシカゲの左手も爆発したってことだ。
キラヨシカゲは左手があった部分を押さえながらこちら睨みつけてくる。
「こ……この…この野朗ォ――――ッ!」
私はその反応に満足しながら体に力を入れしっかりと立ち上がる。
「今、俺はお前の記憶を読むことができる。そしてスタンドの性質、『キラークイーン』の能力を知った。
『キラークイーン』は触れたものをなんでも爆弾することができるらしいな。そして右手についているスイッチで爆発させることができる。
そしてを押さなくても爆弾に触れたものを爆発させることもできる。だろう?」
「何故動ける……。確かに腹を貫いたはずなのに……!」
確かに、普通腹にこんな向こう側が見えるような穴が開いていては立つことはおろか動くことすらできないだろう。
しかし、私は幽霊だった。
「ここは現実じゃない。意識の世界だ。そして私は幽霊だった。幽霊は他の生命に触れられるとやばいんだ。触れられた部分がごっそりもぎ取られっちまう。
そして、私も何度かそんな経験をした。一番焦ったのは胴体の半分がなくなったときだ。本当に焦ったね。なくても別にいいがうまく歩けなくなったからな。
それに比べれば、胴体の真ん中に穴が空いたぐらいなんでもない。千切れたわけじゃないんだ。痛みを耐えればしっかり体を支えられる。
つまり幽霊として生きた経験が俺をこうして支えている。人間になってからまだ数ヶ月しか経ってないが、幽霊として何年も存在してたんだ。
この空間じゃ、私の体は幽霊側に片寄っている。人間として生きてきたキラヨシカゲにはできない芸当だな。
私がお前の記憶を読めるってことはお前も私の記憶が読めるってことだ。だったら読んでみな。そうすりゃ俺の言ってることが少しは理解できるかもな」

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:20:58 ID:7aqjt94H
支援!支援!

81 :使い魔は手に入れたい  Dive in the sky:2007/09/24(月) 22:20:58 ID:n+QG5otF
そしてキラヨシカゲに向かって左手を見せ付ける。
「お前は自分が傷を負えば俺にも反映されると言ったな。お前の左手は完全になくなっている。だったら俺の左手も完全になくなっていなきゃいけないはずだ。
だが、見ろ!俺の左手は爆発しこそいるが、原型をまだ留めている!これがどういうことだかわかるか?」
指が欠け、肉が爆ぜ、骨が見え、血まみれになりながらも原型を留めている左手を見せながらキラヨシカゲに問いかける。
ヨシカゲは何も答えない。ただ目を見開いてこちらを凝視している。
「俺は確かにお前の代役だったかもしれない。自分では確立した一つの存在だと思い込んでいたのかもしれない。
デルフに言われたことを本当はまだ理解していなかったのかもしれない。だが、お前に代役だとを言われ、それを証明された時に!今日を思い出した。
デルフの言葉を、夕焼けに染まるあの草原を、その夜の食卓を思い出した。本当に短かったけど俺の人生観を変える1日だった。それを改めて確認した結果がこれだ。
今俺はお前から本当に独立しつつある!今度こそ、本当に俺というキラヨシカゲの存在が確立する!キラヨシカゲ、今あんたに残された手段はなんだ?
シアーハートアタックはもうない。足があるから蹴りか?それでもいい、かかって来い。その瞬間足を爆破する」
「こんな……こんなことが起こっていいはずがない……」
ハァ、ハァと荒い息を繰り返しながらキラヨシカゲがよろめく。
「これは『夢』だ。こんなもの『夢』に決まってる。私が自分に追い詰められるなんて、これが『夢』じゃなかったらなんだっていうんだ……」
懐から銃を取り出しキラヨシカゲの頭にしっかり狙いをつける。
「そうだな。これは夢だ。主人公が悪を倒してもとの世界へ戻る。そんなお話しだ」
パンッ!
そして引き金を引いた。
弾丸はキラヨシカゲの脳天へと吸い込まれ、キラヨシカゲの頭は内側から爆発し消えてなくなった。
「銃弾を爆弾に変えておいた。たとえ頭に当たらなくても別の部分に当たれば爆発する」
キラヨシカゲの体にどんどん亀裂が入っていく。大きく、そして細かく罅割れていく。
そして崩壊した。
「私は『幸福』にたどり着いてみせる。ここが始まりだ」
キラヨシカゲが完全に崩壊した瞬間、この世界も崩壊し、私の意識も暗転した。

82 :使い魔は手に入れたい  Dive in the sky:2007/09/24(月) 22:22:02 ID:n+QG5otF
目を開ける。とても日の光がとても眩しく感じられる。
そして、ふと何かが目に入る。それは頭に包帯を巻いたルイズだった。なぜかこちらに杖を突きつけている。
杖を突きつけられる様なことをしただろうか?そう思っていると突然杖を下ろし腰に差す。
「……心配かけないでよ」
そしてポツリとそんな呟きをもらした。

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:24:05 ID:+z5N9OTG
支援

84 :初代スレ506:2007/09/24(月) 22:24:21 ID:n+QG5otF
以上。

何回書き直してもあまり盛り上がらない感じになった……

展開的にタンホイザーみたいにしたいかも……

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:25:41 ID:GzdddB4p
吉良の人GJ!
最近真剣に吉良ネクタイが欲しくなってきた。

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:26:13 ID:hjM+8y6u
デルフデレ決定したな吉良wwwwwww
GJッ!

87 :勇者:2007/09/24(月) 22:26:51 ID:N9vu3pHf
GJ・・・・それと10時半から投下するといったが
ありゃ無理だった11時にあらためて・・・


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:27:00 ID:hHEFo2n8
GJッス!
ってかマジメにカッケェ―――!!!!
そしてデルフにデレすぎwwwww


89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:27:09 ID:7aqjt94H
乙!
殺人鬼吉良を乗り越えた幽霊吉良・・・
これからの展開に期待

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:30:44 ID:KocF7hU5
デッドマンGJ!!
やはりデルフへの友愛はヨシカゲを救ったか!

しかし吉良二人の戦闘描写が素晴らしすぎる……

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:32:48 ID:6kH0bKnm
GJ!幽霊のデル公萌えは異常w
しかし主人格の崩壊が後々悪影響を及ぼしそう

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:35:14 ID:YCoWSoHy
『崩壊』というよりも『交代』ではなかろうか

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:36:22 ID:hjM+8y6u
>>87
OKOK、焦らされながら待つぜ

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:38:22 ID:kcfnOMHy
GJ!!!
かっこよすぎるぞデッドマン!

95 :L・I・A:2007/09/24(月) 22:40:34 ID:T14pJK+1
吉良の人GJです。

そんでもって仕上げ完了。いつでも投下出来るぜ。予約状況を頼む。

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 22:43:21 ID:hjM+8y6u
>>95
11時に勇者投下予定のみでありますッ!!

97 :L・I・A:2007/09/24(月) 22:53:32 ID:T14pJK+1
んじゃ、勇者氏の次で

98 :勇者:2007/09/24(月) 23:01:05 ID:N9vu3pHf
では投下かいししまつ

ドドドド・・・
と凄まじい威圧感を放ちながらブラフォードは困っていた
長髪の大男が威圧感を撒き散らしていたらきっと誰でも引くだろう
「あ・・・あの・・・ど・・・どうかなさ・・・なさいました?」
「ん?ああ・・・どこで洗濯をすればいいのかわからないのだが」
「え・・えーっと・・・・こ・・・こちらです」
その後
ここ(トリステイン魔法学校)で仕えているメイド、シエスタの案内により第一の任務を終えた
後ブラフォードはルイズが居る教室を探していたがご主人様の爆発に巻き込まれ
ブラフォードの髪の毛が軽傷!デブが一人リタイヤ!

99 :勇者:2007/09/24(月) 23:02:47 ID:N9vu3pHf
「ところで何故教室で爆発があったのだ?何かが襲撃してきたり誰かが喧嘩でもしたのか?それと
なんで俺だけが掃除しなければならないのだ?」
「か・・・関係ないわよ!それにあんたは使い魔!ご主人様の命令を無理にでも聞きなさい!」
もしやルイズが爆発を起こしたのかと思ったブラフォードだったがあえた言わなかったのは
本人なりのやさしさであった

何故か動いた髪の毛により掃除もすぐに終わりルイズとブラフォードは灰色の搭もびっくりな
スピードで食堂に向かった。ちなみにこのブラフォードは召還されてから何も食べてないので
そろそろ何かを食べないと餓死しそうであった

「なかなか豪華だな・・・ところで俺の席はどこだ?」
ブラフォードがその言葉を口にした瞬間
「あら?本当は平民はこの食堂には入れないのよ?」
「そこから先は言わないでくださいご主人様、もうわかっています俺の分はあれでしょう?」

100 :勇者:2007/09/24(月) 23:04:05 ID:N9vu3pHf
ブラフォードが指をさした先にあったのは・・・消し炭に見えるパンと濁った水(スープ)だけであった
「あら物分りがいいじゃない?」
最高にハイになりそうなルイズと大型犬に囲まれたチワワのように縮んでいるブラフォード
何かがおかしいようだが気にしてはならない

ガシャン!という音がなった
ダイアーさんなら明らかにこの後薔薇を投げそうだがギーシュは違った!(二つバシンとなっただけだが)
「な・・・何をするだァッー!!!ゆるさーん!!!」
「ひっ・・・!すみません!すみません!」
ひたすら頭を謝るシエスタ
まぁ悪いのは勝手に香水を落として割って
二股がバレたギーシュが悪いのだから
「あの子はさっきの・・・」
と思ったときにはすでにブラフォードはギーシュに回し蹴りを食らわせていた!
「あべしッ!」


そしてでんせつがはじまった

101 :勇者:2007/09/24(月) 23:06:08 ID:N9vu3pHf
以上投下した・・・
毎回少ないが・・・
  \\:::::::::::::::\::::丶、::::::/__//_/、 .|         |∨_ノノ _,,... -‐ ¨ ̄   __,,...-‐..| 断 こ 我
 ::::::::::::\\::::::::::::`丶::::::ノ''´ ̄l:ハT:ir | ,.l、 .ノ─‐ _ | ヽ_ノ          ,ィ'i´ !::/ }::/.| わ...の 我
 ::::::::::::::::::`丶、:::::::::::::::::fi,,.._   l:l l!.l; l:|  l _匚囗__゙|/  ∨     / |:/ // /, .| れ 要 に
 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::_... ┴ 、_ニ‐- ..,,__ .|  l └┴┼ .|ヽ   ∨   / ,  '" ",.ィ、_ノ::':| る . 求
 :::::::::::::::::::::::_.. - ¨  ‐‐- 〉 ス\   ヽ|    i  ┼...|丶、    /    ノレイ:::::;;;、ュ-イ| は
 ::::::::::::::::::::f.. 、      !   ゙ヾ' `   |    レ d-、.|l、  ` -'´   .N:::;.ィ''ハZシ'‐'",..| ず
  `丶、:::::::::ヽヽ\j!   U        |   ナ ゝ  |';:トト、、トィ、 _/ ノ:::::/  '´,. -‐  .| な
   ヽ、ヽ、r‐'  ̄         ,、_  |   ' d-、 | '、`゙r‐fョテ、 =ヘ/r'\        | . し
   ヽ、二/\.、          /、 `゙ |    l     .| `ヽ  ̄ / i   ‐i'"  i       |  ッ
  丶、フ:∧  ヾ       /  ヽ= |    !、__ノ .| .  ',  !. l   ,!  ._ i      \____/
  \、/'´`゙ー       /      \___   |   ヽ   ', ,.;il.!! 、´ ), ,       l ll    l
   Y              、__二/ニ‐r__/::::: ..|    \. (i    ,レソ           l ll   l
    ヽ、               /二ニ三三:::::: . . |',       ヽ `.、.__ノ!/  _,,.. -テ-、 ' /  ,./
   \_¨ ‐- ..,,__   _,,. -‐''"二二ニニニ二/  .| ',      l\     !,,. ''" ̄.ノ   ´     /
      二ヽヘ       /     /      ..| ',.     l  ', ゙'"、,,..-‐''"く、       / /
        ヽヘl      /     /_,,.. -‐'' ¨ ̄  .|  \   l  ',   !         /  ,'  /
          l     /   _/‐ ¨         |   \. .l   i.'、  ',       /    ,' /
          l    / ,. ''"             |    |l  ',.  l `ヽ '、     /    ,'/
      _,,.. -‐l   /´                  |    ll   ',  l   丶..___ ,.イ   /
  _.. -‐ ¨   _..!‐ ¨                    |.     l',   ',. l           /
    ヽ-‐''¨                        |

一回一回の投下に悔いは無いようにしているよ

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:06:46 ID:hjM+8y6u
なんという展開の速さ支援

103 :L・I・A:2007/09/24(月) 23:14:48 ID:T14pJK+1
25分から投下しますよ〜

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:20:49 ID:kwMKNF6o
支援


105 :L・I・A 第16話:2007/09/24(月) 23:24:10 ID:T14pJK+1
第16話  復讐者〜ギーシュ〜


あの事件から1週間が過ぎた。
ギーシュは授業にも出ず、ましてやルイズや仗助の前に現れる事は無かった。
周りの方も、事の顛末を見ていた者も多く、ギーシュの自業自得と思うか、仗助の背から揺らめく人型、クレイジー・ダイヤモンドが一瞬見えた事や、純粋にあの一撃に恐れを覚えたらしく、ちょっかいを出す者は皆無であった。
今日もまた、皆が一同食堂に会し朝食をとる。平民としては破格の待遇を約束されている仗助も、ルイズの隣で食事中だ。流石にあの貴族達のハイカロリーメニューはキツいので、トニオ手製の軽めのラインナップではあるが、味は全くもって申し分無い物だった。
・・ざわ・・・ざわ・・・・
その時突然、食堂内にざわめきにが起こる。その中心、皆の視線の先にはあのギーシュ・ド・グラモン。傷は完治したのか顔には痕一つ無い。
「ギーシュ・・・・・・」
ルイズの顔が青くなる。仗助は彼を殴ったのだ。何を言われるか分かったものではない。
無論、家の力はルイズの方が圧倒的だが、仗助は人間とは言え、ルイズの中では自分の下僕たる使い魔、との認識であり、たかが平民の使い魔の為に御家騒動に出来るわけもないと思っていた。
とは言ったものの、オスマンが仗助とトニオの後見人になっておりある程度の客人待遇になっている事でそんなことにはならないのであるが、ルイズは気付いていない。

ゆっくりと、そしてしっかりとした足取りで近付いてくるギーシュ。やがて、仗助の前で立ち止まり、
「決闘だ、平民」
静かに言い放った。
「ちょっとギーシュ・・・・」
ルイズが抗議するも
「ルイズ、まさか平民を庇って、彼の行いを正当化するつもりかい?」
こう言われてはぐうの音も出ない。こういう展開になるのが嫌だったのだ。
「ったくよォーーー人の事平民平民言いやがってよォーー、『アンシャン・レジーム』って言ったっけか?ガッコの授業でよォーーー。俺は経済大国日本人だっつの。基本的人権尊重に反してんじゃあねぇーのかァーー?」
なんだかギーシュを見てからどんどんと機嫌が悪くなっている仗助である。
「何をぶつぶつと・・・勿論、受けてくれるんだろうね?」


106 :L・I・A 第16話:2007/09/24(月) 23:25:32 ID:T14pJK+1
邪悪な笑みを浮かべて問う。そこに一種のキナ臭さを感じた仗助だったが、後に引く気も無かった。
「いいゼェーーー。頭を馬鹿にしやがったオメーからなら遠慮なく買うっすよォ〜〜」
既に仗助、臨戦態勢。
「そんなみっともなくいきり立たないでくれたまえ。・・・昼食後、ヴェストリの広場で待っている。逃げるなよ?」
そう言い残し、身を翻し去っていくギーシュ。依然としてざわめきは大きくなるばかり。
モンモランシーは不安そうに見ていた。邪悪な笑みに固まったギーシュの顔に・・・・・



「ジョースケさん・・・・」昼、約束の時間の少し前。仗助は厨房に呼ばれ、マルトーから豪華な食事を振る舞われていた。
そんな中、シエスタは不安そうに仗助を見詰めていた。
「貴族の方を怒らせてしまったら・・・・殺されちゃう」
しかし、虚しくもその呟きは喧騒の中に消える。
「おう!我らの拳よ!喧嘩前の食事だ!沢山食え!」
「何スかァ〜?マルトーさん、我らの拳ってよォー」
やたらと鼓舞、というかここまでくるともはや煽っているのでは?と思える状態のマルトーが豪快に笑う。
「お前さんはあのクソ生意気な貴族のガキに一発喰らわしてやった。俺たちゃぁ立場上マトモに逆らえねーからよ、一撃でのしたってのは痛快愉快なのさ!はははははは!!!だがら『我らの拳』だ!」
成る程、人型スタンド使いは時たま、スタンドと同じ様なモーションをするときがある。彼らからしてみれば仗助が直接殴った様に見えたのだろう。実際、仗助も直接殴っていたから事実ではある。
「お前さんは敗けやしねぇ。何となくだがそう感じるんだ!まぁ、負けてもらっても困るがよ!!」
料理人達が一斉に笑う。その様子に仗助は「ちょっとばかし強めにボコッてもいいんじゃあねーか?」と感じた。


107 :L・I・A 第16話:2007/09/24(月) 23:26:43 ID:T14pJK+1
「仗助サン」
そこにトニオが大鍋を持って現れる。
「昨日から仕込んでいたスープデス。皆サンで食べテもらおうト思ッテタンデスガ、丁度イイ時に出せマシタ!」
ぞろぞろと皿に盛って食べ始める皆。
「グレート!何時もながらトニオさんの料理は最高だゼェ!」
他の者も各々に、旨い等と口にする。
「余りケンカは好キじゃあアリマセンが、彼は態度が悪スギマス!イタリア人ナラッ!女性をアノ様に悲しまセル真似はしまセンよ?」
皆の激励を一身に受け、満腹の仗助は席を立つ。
「そんじゃ、行ってくるッス」
やけにデカイ声援に送られ、約束のヴェストリの広場へと仗助は赴くのだった・・・・・


魔法学院内、風と火の塔の間にある中庭。それがヴェストリの広場。
「諸君、決闘だ!」
声高々に叫ぶギーシュ。しかし見物人は多いこそすれ、歓声を上げるのは半分。
残りはあの現場を目撃し、仗助を恐れているか、興味を持っている、若しくはギーシュがぶちのめされる光景が見たい連中だ。
やれ先住魔法だの霊を操る禁呪だの囁かれているが、仗助には何の事かサッパリだった。
「よく逃げないで来たね。誉めてあげるよ」
相変わらず邪悪な笑みを崩さないギーシュ。
「御託はいいからよォーさっさと始めようゼ」
「ふん!その余裕もここまでさ。では始めよう!」
開始宣言と共に手にしたバラの花を振るうギーシュ。宙に舞った一枚の花弁は
「グレート。ゴーレムって奴か」
・・・甲冑を着込んだ女戦士の姿になった。


108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:27:10 ID:fjw7xdKF
支援

109 :L・I・A 第16話:2007/09/24(月) 23:28:20 ID:T14pJK+1
「僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。君の相手はこの『ワルキューレ』がするよ。メイジが魔法を使うのに文句はないだろう?」
RPGもよくやる仗助には然程驚くものでもなかった。それに、遠隔操作型スタンドだと思えばますます彼にとっては馴染みのあるものの様に見えた
「ワルキューレ・・・ヴァルキリーか。こないだやったプレステのゲーム思い出しちまうじゃあねェーかよォーーー」
さっさと順応したとは言え、元の世界が恋しいのは変わらない。ワルキューレの登場はむしろ仗助を少しプッツンさせる結果となった。
「行けェ!ワルキューレ!」
「クレイジー・ダイヤモンドッ!」
己がスタンドを出す仗助。その瞬間やはりざわめきが起こるが戦闘中の二人には関係が無かった。
「ドラァッ!!」
難なくワルキューレを打ち砕く仗助。
ギーシュは一瞬眉を潜めたが、妙な力を持っているとは聞いていたので動揺はしなかった。
ニヤリ・・・・
いやッ!この男ッ!笑っているッ!
「そろそろか・・・・」
遮るものが無くなった仗助が一直線に向かってくる。クレイジー・ダイヤモンドを背に。
「フルボッコにしてやんゼェーーー!!」
誰もが迎撃は間に合わないと確信していた・・・・・





「グァァァァァァァッ!!いてェーーーーッ!!!」・・・・しかし、それは仗助が苦しみもがいて倒れるという現実に覆された・・・・


To Be Continued・・・・・⇒


110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:29:28 ID:fjw7xdKF
乙。一体何が起こったんだ?

111 :L・I・A:2007/09/24(月) 23:29:55 ID:T14pJK+1
投下完了。なかなかどうしてこのオリジナル展開っては難しいんだ?

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:31:51 ID:KocF7hU5
投下乙です。
きっとネズミ取りの罠だよ、と言ってみる

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:33:17 ID:hjM+8y6u
此処できっとポルポル君のAAが出てくる感じ
い…今ありのまま起こったことを話すぜ!GJ!

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:33:19 ID:6kH0bKnm
黒騎士&LIA乙!

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:36:23 ID:5alFEKFV
GJ!!

仗助の苦痛の原因か…

@アメを食べようとしているイギーにつまずいて転んだ
A決闘前に食べ過ぎ、急に動いたから腹痛
Bギーシュと顔面から衝突しキス、現実は非常である

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:39:22 ID:P8ipMcTO
GJ!!
勇者さん。なんというこのブラフォード容赦せん!これはギーシュフルボッコ確定
&LIAさん。こっちのギーシュは色々頑張るみたいだが決闘に勝っても負けても下衆になりそうだな。

117 :L・I・A:2007/09/24(月) 23:39:38 ID:T14pJK+1
まあ、ヒントと言えるかどうか解らないが、次回のサブタイトルは
怒りの食神〜覚・醒・降・臨〜
みたいな感じで行こうと思っている

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:40:50 ID:TaxV+b+s
トニオさんなのか

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:48:02 ID:KocF7hU5
第四の可能性!
ギーシュは料理に一服盛っていた!

まさかね、いくら何でもそんな「タダジャオキマセン」なこと……

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:48:12 ID:QT0QsHHf
すぇッけんで殴られてリタイアか

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/24(月) 23:51:33 ID:P8ipMcTO
待て、トニオさんじゃなくてブチ切れるのはマルトーさんかもしれないぞ?

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:02:18 ID:hjM+8y6u
ト&マ「「タダじゃあオキマセン(おかねぇ)ッ!!」」
で、包丁&石鹸乱舞ってわけか

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:03:39 ID:Le4k8x17
イライラして胃に負担を掛けたのでトニオさん料理発動(内臓を吹き出す)かも知れない。

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:05:08 ID:iHWgoTTr
スレ移転を祝うため、投下したいんですが構いませんかね?

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:05:50 ID:iEzyjTKN
来いッ!!

126 :1 現在:2007/09/25(火) 00:08:41 ID:iHWgoTTr
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、春の使い魔召還の儀式で一人の使い魔を呼び出した。
そう一人。一匹ではなく一人の人間を。
その男はハルケギニアでは見られないような、変わった衣装を纏っている男だった。

男は気性の荒い人間のようで召喚されたての頃は、よく命令を無視して行動していた。
ルイズの命を聞かずに自分の好きな行動をとり続け、食事抜きとされることは何度もあった。
しかしそれでも男はルイズの命令を聞くことはなかった。

業を煮やしたルイズは、何故自分の命令を聞かないのか。
自分は貴族でオマエは平民、自分は主人でオマエは使い魔だと言い放った。
そんなルイズに男は言った。

自分のリーダーはたった一人だけだと。
中途半端な自分を拾ってくれたリーダーの命令以外は聞く耳を持たないと。
何よりルイズが自分のリーダーとして相応しくはないのだと。

そう言ってのけた。
ルイズは怒り、罵声を浴びせ、そしてボロボロと泣いた。
自分の実力を馬鹿にされたのだと、魔法が使えないメイジだから、主人とは認めないとそう言われたと思ったからだ。
一晩中泣き明かしたルイズは食事もとらずに、ベッドに伏して物思いに耽っていた。

悔しい、悔しい、悔しい、悔しいっ、悔しいっ!、悔しいっっ!
平民に馬鹿にされた。使い魔に馬鹿にされた。皆と同じように馬鹿にしたっ!
何故自分はこんなに魔法の才がないのだろうか。
何より自分の無能が悔しかった。

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:09:23 ID:phpFEFB2
支援

128 :2 現在:2007/09/25(火) 00:09:57 ID:iHWgoTTr
そんな思いに耽っていたルイズの耳に、部屋の窓から騒々しい物音が聞こえてきた。
心身ともに疲れきっていたルイズだが、その空っぽになった心が興味を引かれた。
一体なんだろうと窓から学院の広場を見下ろすと、そこには生徒の群れが円になっている。
そして何と、その中心には青銅のギーシュと、自分の使い魔の男が睨みあっていた。

ギーシュは随分と怒っていた、周りが見えてもいないように。
すわ何事かと、ルイズはパジャマに軽くマントを羽織って階下に急いで駆けた。
そして広場に辿りついたとき、青銅のギーシュが言った。
「諸君、決闘だっ!」

もちろんギーシュの相手は目の前にいる、ルイズの使い魔だ。
人垣を掻き分けてルイズは円の中心へと飛び込む。
一体何をやっているのかと。使い魔のくせに勝手なマネはするな、と。
平民が貴族に、メイジに勝てるわけがないでしょうと。

男はそんなルイズの話は聞かずに、一言だけ言った。
「大切なのは真実へ向かおうとする意思だ」
その言葉にルイズは、自分より長く生きた男の人生を感じた。
そして決闘がルイズの止める間もなく始まる。

ギーシュはワルキューレを操り、男に攻撃を仕掛けた。
しかし男は素早くワルキューレの剣から身を捻り、攻撃を避ける。
何度もそれ続き、ギーシュは焦りを感じてワルキューレを更に6体練成。
合計7体のワルキューレを現して布陣を引いた。

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:10:34 ID:uBfawSIT
支援スタ

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:10:36 ID:phpFEFB2
支援

131 :3 現在:2007/09/25(火) 00:11:12 ID:iHWgoTTr
確かに今のままでは、男は7体のワルキューレからの攻撃を避けきることは出来ない。
ギーシュが男に「ここまでだなっ!」と挑発する。
しかし男は無言のままでギーシュの言葉に反応はしない。
それどころか男はギーシュを見ていない。
男が見つめているのはギーシュよりももっと向こうの、何か輝くようなものであった。

それを理解したギーシュは更に怒り狂った。
つまらない挑発を繰り返し、ある一言を言った。
「さすがゼロのルイズの使い魔、口数もゼロとは徹底しているよ」

そこで男の眉がピクンと反応した。
それに気付いたギーシュはさらにルイズをけなす。
曰く、魔法がゼロと。曰く、使い魔もゼロと。曰く、貴族の中のゼロと。
男はいかにも不機嫌そうに、ギーシュに向かって一歩踏み出す。

踏み出す、と思いきやその前に壁が出来た。
ルイズであった。ゼロのルイズ。
小さな彼女は男とギーシュの間に立ちふさがった。

自分の使い魔が悪かった、わたしが謝るからどうか許してやってくれ、と。
そうルイズは言ってのけた。
何度も何度も自身が侮辱されたにも関わらず、そう言ってのけた。
男の眉がますますに不機嫌そうに歪んだ。

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:11:38 ID:phpFEFB2
支援

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:11:58 ID:iEzyjTKN
支援

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:12:19 ID:ydrWyJn1
支援

135 :4 現在:2007/09/25(火) 00:12:28 ID:iHWgoTTr
しかしギーシュが止まるわけがない。
自分を視界に捉えない、ナマイキな平民を教育してやろうと鼻息荒く構えた。
ルイズは必死に訴える。
自分の命令を聞かない使い魔だろうと、自分の召喚した使い魔をみすみす見捨てるようなまねは、
自分の貴族としての、自分の心が許さないから。

そんなルイズを男は引っつかんで、後ろに放り投げた。
何をトチ狂ったのだろうかと、男を見つめるルイズ。
「退がりな、ルイズ」
男がルイズの名前を呼んだ。

一瞬ポカンとして、言われたことを反芻するルイズ。
いま自分は初めて名前で呼ばれたんじゃあないだろうか?
そんなルイズを尻目に男は歩み始めた。

ギーシュが号令を下す。
その号令に従ってワルキューレが構え、突撃を開始するための体勢を整えた。
だが遅い。
男は自分の分身の名を叫ぶ。

『ムーディー・ブルースッ!』

そして男から抜け出るように、人型が現れた。
のっぺりとした、表情のない人形のような存在。
突如現れた存在に周囲の人垣はどよめきを上げる。

136 :L・I・A:2007/09/25(火) 00:13:11 ID:ylpOO417
S・H・I・E・N

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:13:37 ID:uBfawSIT
カリメロ支援

138 :5 現在:2007/09/25(火) 00:13:42 ID:iHWgoTTr
「ムーディー・ブルースッ、俺を召喚したルイズを「リプレイ」しろォォォッ!」
さらに叫ぶ男に応えるように、人形の様な者の体がブレた。
何かヤバイと感じ取ったギーシュは、ワルキューレ達に攻撃するように指示する。
だがもうムーディー・ブルースは再生を始めている。

そして人形がルイズになった。
正確にはこの男を召喚したその日のルイズだ。
この広場でルイズは男を召喚した。その過去の事象が再生されているのだ。

呪文を唱えるルイズ。迫るワルキューレ。
そしてワルキューレの剣がルイズを模った人形の目の前に辿りついたとき、呪文が完成した。

ドゴゴオオオォォンッッ!!

ルイズのサモン・サーヴァントの呪文で生まれた爆発がワルキューレを粉々に吹き飛ばす。
その残骸と爆発の余波を受けて、ギーシュも吹き飛び気絶した。
ルイズがギーシュを倒したのだ。
正確には男が動かす人形が、ルイズの力でギーシュを倒したのだ。

過去のルイズがフッと掻き消え、もうそこには誰もいない。
男は呆然とするルイズの前に立ち、その手を引っ張り上げて立たせて言った。
「まぁまぁ……やるじゃあねえか」

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:13:49 ID:phpFEFB2
sageてなかったのでorzしつつ支援

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:14:01 ID:iEzyjTKN
アバ茶支援

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:14:07 ID:ZOxMeFgc
>>136
名前欄消えてないっすw支援

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:14:10 ID:ZQaPdovT
アバッキオだったか支援

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:14:29 ID:ydrWyJn1
アヴァッキオ支援LIAさんコテ外して

144 :6 現在:2007/09/25(火) 00:14:57 ID:iHWgoTTr
男はそれからルイズを名前で呼び、言うことも多少聞くようになった。
もちろん全ての命を聞くようになったわけではないが、それでもルイズにしてみれば格段の進歩であった。
何より魔法の使えない自分を、使い魔は認めるようになったから。

自身をつけたルイズは、男に魔法の使えない自分をどう思うか聞いてみた。
そしてその答えはルイズにしてみれば意外なものだった。
どうもない、と男は言ったのだ。

魔法が使えない主人でも、別に構わないと言ってくれた。
ルイズは嬉しかった。照れるように、怒って、ボロボロ、泣いた。
嬉し泣きをした。その日は自分の人生でも数少ない、とても幸福な日となった。

その後、土くれのフーケと名乗る盗賊相手に学園は襲われ、破壊の杖が奪われる。
ルイズはその捜索に真っ先に志願して、それに選ばれた。
そのルイズに負けじと微熱のキュルケと、その友人である雪風のタバサも手を挙げる。
当然ルイズがいるなら使い魔の男も一緒についてくる。
任務と聞いて、何か少しやる気を見せている様子であった。

準備をしてから行くと男は言って、次の日に馬車で出発。
男は道中でも無口で、何も言わずに目的地まで無言を貫き通していた。
そして目的の小屋に辿りつき、男は何の躊躇もなく小屋の扉を開く。
ルイズたちは止めようとしたが間に合わずに、スッと小屋に入っていく男。

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:15:30 ID:1HR7j8cy
アバだとぉおおおおおおおお!?
支援ッ!

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:15:38 ID:phpFEFB2
支援

147 :7 現在:2007/09/25(火) 00:16:12 ID:iHWgoTTr
それを慌てて追って小屋に飛び込んだルイズは、男が持っている物を見た。
破壊の杖である。男は興味深げにその杖をいじっていた。
そして左手のルーンが光を放っている。

手に破壊の杖を持ち、小屋の外に出ていく男をまたルイズは追った。
同行者のキュルケ、タバサ、ミス・ロングビルはあまりにもあっさりしすぎた結果に呆然としている。
キュルケが男の持つ破壊の杖を怪訝そうに言った。
「これが破壊の杖なの?」

男が無言で頷き、何事も無かったように馬車へと戻る。
一体この展開は何なのだろうと全員が思って馬車へと向かおうとすると、
突然馬車の荷台が叩き壊された。

ハッ、として皆が上を見上げると、巨大な土のゴーレムが仁王立ちをしていた。
ゴーレムは先行していた男をその手で掴み取り、破壊の杖ごと男を奪う。
男が捕まえられているために、攻撃できない彼女達を尻目にゴーレムは男を握り潰さんと力を込める。

誰もが男の死を連想したときに、男の姿がブレた。
男はそのまま運動を開始。
拳が、脚が、男を握りつぶさんと強力を込めるゴーレムの手を破壊してゆく。
ボロボロの土くれと化したゴーレムの手の中にいたのは、あの決闘のときに見た人形であった。

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:16:13 ID:fD5RkLXU
アバ茶支援!

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:16:42 ID:phpFEFB2
支援

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:16:59 ID:iEzyjTKN
支援だッ!

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:17:16 ID:ylpOO417
>>141

スマン、やってしまった支援

152 :8 現在:2007/09/25(火) 00:17:29 ID:iHWgoTTr
表情のない人形のような存在。決闘のときあの存在は男の体から現れるように出現した。
ならば男はどこにいるのだろうか。辺りを見回すルイズ。
その間にも人形は拳を繰り出して、ゴーレムを破壊していく。
だがゴーレムは破壊される傍から再生され、強いパワー持つらしい人形でも破壊しきることが出来ない。

援護にキュルケがタバサが魔法を放つ。
しかしそれでもゴーレムの勢いは止まらない。
ゴーレムの拳が、宙に浮く人形を叩き落さんと唸りをあげる。
それを回避して人形は更に唸りをあげて拳を突き出す。

僅かにゴーレムがよろめいた。
隙が生まれ、瞬間また人形の姿がブレ、宙に浮いたまま男の姿を模る。
そして模られた男の左手には破壊の杖。それを突き出すように構える。
ゴーレムの操作者が危機に気付いたのか、ゴーレムが太い腕で自身をガードする。

そして次の瞬間。
宙に浮く男の破壊の杖から轟音がしたと思ったら、何かがゴーレムに向かって飛んでいった。
何かはゴーレムの腕に命中。そして轟くような爆音。
しかし腕は破壊したが、ゴーレム本体までは攻撃がとどかなかった。
危機をやり過ごしたゴーレムは、腕を再生させ再び攻撃を仕掛けようと構える。

だが、危機はまだ終わってはいない。
それは背後から飛んできた。
凄まじい轟音がルイズたちの耳を破壊せんばかりに鳴り響く。
ゴーレムの背に命中したそれは、無防備のゴーレムを跡形もなく破壊しつくした。
舞い立つ土煙で全員咳き込む。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:17:55 ID:phpFEFB2
支援

154 :9 現在:2007/09/25(火) 00:18:44 ID:iHWgoTTr
土煙が落ち着いた後、ゴーレムの背後のほうをルイズは見た。
そこには探していた者がいた。
男は破壊の杖を左手に、こちらに向かって歩いて来ている。

「よう」
何の気負いもなく、男は軽くそう言った。
心配していたルイズはそれを聞いて気持ちが爆発し、男に向かって飛び込んだ。
重そうに右手一本でルイズを受け止める男。

そんな二人にキュルケ、タバサ、ミス・ロングビルが駆け寄ってきた。
全員何が起こったのか分からないが、とにかく何か男がしたことだけは分かるため男を讃える。
そんな男の元に人形が帰ってきた。
青い色をした向こう側が透けて見える、幽霊のような人形。

タバサは杖を握り締め、キュルケは近寄り、ルイズは興味津々で見る。
そしてミス・ロングビルは男に近寄り、何気なく破壊の杖に手を伸ばした。
その手が触れるか触れないかのところで、人形が突然に動き出す。

人形の両の手はミス・ロングビルの首を掴んで、更に連撃を叩き込むッ!
あまりにも唐突な出来事で全員が反応できない。
が、男は構わずにミス・ロングビルの懐に手を入れた。

ようやくそこでルイズが復活し怒声を浴びせるが、男はお構い無しで更に懐をまさぐる。
そうして男は目当ての杖を取り出して、それをベキリとへし折った。
まだまだ男は体中をまさぐり続け、二本、三本と杖をへし折る。

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:18:45 ID:iEzyjTKN
能力活かしまくってるのか支援

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:19:14 ID:fD5RkLXU
破壊の杖をもリプレイしたのか!?支援

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:20:00 ID:uBfawSIT
元祖お茶男支援

158 :10 現在:2007/09/25(火) 00:20:01 ID:iHWgoTTr
男が五本目の杖をへし折った時点で、全員さすがに何も言わなくなった。
普通のメイジが杖をこんなに大量に隠し持っているはずがない。
もちろんフーケ討伐という任務の観点から見ると、予備の杖を持つことは考えられるが、
ここまで大量に杖を持ってくるメイジはいない。

すると、どうだろう。答えはおのずと見えてくる。
「まさか、土くれのフーケ?」
ルイズは正解へと辿りついた。男が「ああ」と気のない返事をする。

ようやく全ての杖を破壊しつくし、男はフーケの手足を拘束して更に猿轡を噛ませた。
一体どうしてミス・ロングビルがフーケだと分かったのか。
ルイズは聞いたが男は答えてはくれなかった。

学院へとタバサのシルフィードで帰還したルイズたち。
オールド・オスマンの言い訳じみた話を聞いて、男はとりあえずオスマンをボコボコにしておいた。
容赦はなかった。ルイズはオスマンに哀れみを感じることもなかった。

フリッグの舞踏会はフーケを退治したため予定通り決行となった。
男は端で酒を飲みながら、軽くつまんでやっている。
ルイズは学生からのダンスの誘いを断って、男の下へと近寄る。

ルイズに気付いた男は、珍しく満ち足りたような顔をしていた。
「何でミス・ロングビルがフーケだって分かったの?それに、いつ気が付いたの」
聞くルイズに男は、考える素振りを見せて話し始めた。

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:20:04 ID:phpFEFB2
支援

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:21:44 ID:iEzyjTKN
支援

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:21:46 ID:dGExRCM4
この作品のタイトルなに? 支援

162 :11 現在:2007/09/25(火) 00:21:50 ID:iHWgoTTr
あの青い人形のような者は、男の分身で人の過去を再生する能力を持っている。
ゴーレムは自身が破壊の杖を使い、分身に自分の行動をリアルタイムで追跡させ、破壊の杖の二連発で吹き飛ばした。
決闘では自分を召喚したルイズを再生して、その魔法の爆発でギーシュを吹き飛ばしたらしい。
男はその能力を駆使して、決闘もフーケとの戦いも勝利したのだ。

いつフーケに気が付いたのかは、もう小屋に行く前からだったそうだ。
すでに盗みに入られた宝物庫で盗賊を再生し、それがミス・ロングビルであったのも知っていた。
なぜ盗んだ後、逃げずに学院へ戻ってきたのか、その理由を確かめるまではなるべく慎重に行動するようにしていたそうだ。
だから小屋へ一番に入って破壊の杖を男が持ち、分身に自分を再生させてミス・ロングビルを欺いた。
そしてルイズは気になっていることを、一つだけ聞いてみることにした。


「ねぇ、あの分身の名前はなんというの。アバッキオ」
「………『ムーディー・ブルース』だ」


それからアバッキオとルイズは更に親密になった。
端から見ると分からないぐらいの変化だが、感情表現の下手な当人達にとっては大きい変化であった。
二人はよく会話をするようになり、いろいろなことを話した。

好きな食べ物、好きな事、自分の憧れ、自分の身の上などたくさん話した。
その中でアバッキオが語った、自分のリーダーのことも少しだけ聞いた
そして話の中でルイズに召喚される直前、アバッキオは夢のようなものを見ていたと知る。

どんな夢だったのかルイズは聞いてみたが、アバッキオは答えてはくれなかったが、
いつか話してくれるかもしれないな、とルイズは思いそのまま聞かなかった。
アバッキオはどこか物憂げな顔をしていた。

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:22:13 ID:suoylohF
ムーディーブルースはまさに警察向きの能力支援

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:22:41 ID:phpFEFB2
支援

165 :アバッキオ投下してる者 ◆cQJsYa.9gk :2007/09/25(火) 00:25:03 ID:iHWgoTTr
投下完了、まず最初にsageミスって申し訳ない
それと破壊の杖の再生はペリーコロさんの件を参考にしました
そして投下したのは短編っぽいですけど続きます
このアバッキオ主役物は一応ほぼ完結してまして、今最後の詰めを書いている最中です
なので自分が更に書かない限り、これから今日を含めて6日間連続投下する予定

名前欄の数字の後の「現在」というのは、時間軸的な意味合いでタイトルとかじゃあありません
タイトルは一応募集という形にしようと思いますが、連日投下の予定ですのでもう少ししてから募集しようかなと
スレ移転と加速の支援兼祝福の為の投下なので、新規の方もそちらの方が入りやすいかもという考えです
でもこんな企画みたいなことしといて、誰も読んでくれなかったらどうしよう…

とりあえずちゃんと連日投下できるように頑張ります………頑張ります
後、紛らわしくないようにトリップつけておきます

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:26:51 ID:iEzyjTKN
GJ。淡々としてるのがむしろ味がある気がしないでもない。
そしてこれから……6日間連続だとっ……べネ……ディ・モールト……べネッ!

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:30:46 ID:ydrWyJn1
6日連続か…オ・カピートォ、全力で支援させていただきますよ
そしてGJだ

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:30:55 ID:dHpTbVU7
はしばみ草のトラップ発動!

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:31:44 ID:phpFEFB2
お茶じゃないアバッキオGJ!

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:37:58 ID:ZOxMeFgc
渋い作風だぁね…実に好みだGJ
6日間楽しませて頂きますですよ

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:38:12 ID:AF+VQEnU
ムーディー・ブルースって「過去にその場所で行動した人物」の行動を再生する能力だと思ってたんだが…。
決闘した広場と召喚した場所は違うんじゃ?

172 :勇者:2007/09/25(火) 00:44:48 ID:XdSsRVW7
ところで45分に投下しておk?

173 :勇者:2007/09/25(火) 00:46:13 ID:XdSsRVW7
というか勝手に開始ッ

ズドォン!

前回の最後に食らったブラフォードの回し蹴りによってギーシュは椅子に直撃した

「今のは明らかにお前が悪い・・・!しかも何故この娘に罪をなすりつけた!
この娘はお前達のために働いていたのに!」
ブラフォードは過去にこれに似たものを見た!だからあえて回し蹴りを入れた!
「ききききき・・・貴様!なんてことを!!!!!ぜ・・・絶対に許さん!!!決闘だ!!!
15分後に決闘だ!ヴェストリの広場で決闘だ!!!!」
鼻血をだらだら流しながらギーシュはブラフォードに吐き捨て食堂から出て行った

「ちょ・・・・ちょっとあんた!いくらあんたが強そうだからって!平民が貴族に勝てるわけが無いのよ!
今すぐ謝ってき「断る!あの娘の名誉の為にも断る!」
断った!そしてルイズは知らなかった!ブラフォードには武器がある!
マカブダンスヘアー!ブラフォードの第三の手!地獄の77人組み手を乗り切るために作られた技!
しかし今は本人ですらわかっていないもうひとつ武器があった!
それはガンダールヴだ!


174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:47:09 ID:0pJwkGUJ
一日に何回も投下するよりも、まとめて一回で投下した方が良いと思うぞ。

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:48:36 ID:kzZaeivz
>>173
大変楽しみに読んでいますが
ブラフォードのラブ・デラックスは
ダンス・マカブヘアーでは?

176 :勇者:2007/09/25(火) 00:49:19 ID:XdSsRVW7

「諸君!決闘だ!!!」
ギーシュが今まで無いほど怒鳴り散らす
「「「「ギーシュ!ギーシュ!」」」」
どこぞのワムウコールのごとくギーシュの取り巻きが叫ぶ
「改めて自己紹介させていただく!僕の名前はギーシュ!青銅の二つ名!
青銅のゴーレム「ワルキューレで相手をさせてもらおう!」
「俺の名前は黒騎士ブラフォード!この決闘受けて立つ!」
その場に居る全員が次の瞬間決闘が始まると思ったが
「その前に少し頼みがある!」
「なんだね?もしかして命乞いかい?」
「いやあいにくこっちは武器を持っていない!剣が一本欲しい!」
「いいだろう!受け取るがいい!だがその剣を手に取った瞬間!僕は決して容赦しない!」

そしてブラフォードが剣を取ったと同時にギーシュがワルキューレを一体造りだし突撃させた
「(結構なスピードだ・・しかしまだマカブダンスヘアーを使う必要はないだろう)」
ブラフォードの膝蹴りによってワルキューレは空高くとんだ

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:52:27 ID:fD5RkLXU
支援しつつ勇者さんの後に投下すると予告しよう。

178 :勇者:2007/09/25(火) 00:52:43 ID:XdSsRVW7
「ちょww膝蹴り強すぎwww」
「ギーシュオワタ\(^o^)/」
ギーシュの取り巻きはいつの間にかブラフォード側に寝返っていたそうだ

「きっ・・・貴様ぁああああ!!ナメやがって!!このド平民がぁああ!!!」
自分のワルキューレを軽くあしらわれてギーシュは怒り狂った!
「いけぇええワルキューレぇえええ!!!」
ギーシュは最大数の7体のワルキューレを錬金しブラフォードに突撃を命じた
「ぎ・・・ギーシュの奴本気だ・・・」
10人中6人がギーシュが平民相手に本気を出したことに驚いたという!
「そうこなくてはな・・・!」
そういいながらブラフォードはワルキューレを2体ほど切り裂いた後4体を串刺しにして破壊した

「あ・・あの平民!何かおかしいぞ!」
その異変に一番最初に気づいたのはマリコルヌだったが無視された
「手を後ろに回したか・・・!右でくるか!それとも左でくるか!または蹴りか!」
ギーシュはワルキューレが残り一体になってたことに気づき冷静になっていた・・だが・・!



179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:53:07 ID:oEtctYRp
GJ!
そして…アバッキオネタ…オイラも考えてたんだズラ…
先を越されたズラ…
当分、アバネタは出せないズラ…

>>171
どの部分を場所と認識するかで変わるんじゃないか?
船の上でリプレイするのだって、船は動き続けてたんだから、別の場所で起きたことをリプレイしているとも言えるし。
亀も同様ではないかと。

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:54:39 ID:oEtctYRp
あ、すみませェん。リロードしてませんでした支援

181 :勇者:2007/09/25(火) 00:54:54 ID:XdSsRVW7
以外!!!!!!それは髪の毛!!!!!

『なんだってェー!!!!!!!』
普段絶対に黙っているタバサですら叫ぶ衝撃!

「んな馬鹿n・・・あぎゃああああ」
剣がワルキューレを無視して直接ギーシュの腕に刺さりそのまま切り裂いた
「うああぁああああああああ!!!こここ・・・降参だァーッ!!命だけは助けてくれぇええ!」
「いいだろう・・・だが!あの娘とお前が二股で悲しませた二人にも謝れッ!!」
とブラフォードが言いながらギーシュの顔を殴った


『決着ゥ!!!』マリコルヌが最後にそうつぶやいたそうだ

182 :勇者:2007/09/25(火) 00:57:15 ID:XdSsRVW7
以上投下した・・・
ダンスマカブヘアーだったorz
ちょっと切られてくるそれとあとちょっとなんだ・・・・
後ちょっとで低スペックですぐ落ちるパソコンから開放されるんだ!
それまでこの短さにたえてくださ・・・・い・・・

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 00:58:16 ID:fD5RkLXU
乙!
ブラフォードの髪の毛ってやっぱり触(ry

んじゃ01:05あたりに投下します

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:01:43 ID:0pJwkGUJ
出来れば文章を練るようにしてくれないか? 描写がとびとびで状況が読み取れんのだ……。

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:02:22 ID:EI9J3Oe8
>>183
期待

186 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 01:05:00 ID:fD5RkLXU
アルビオンの首都ロンディニウムにほど近い、工廠の街ロサイス。

数時間前に、神聖アルビオン帝国空軍の旗艦である『レキシントン』の艤装作業が完了し、食料などの搬入作業も終わろうとしている。

町はずれには、作業員達が憩いの場にしている酒場があったが、今は閑古鳥なのか客は誰もいない。

太陽がそろそろ傾き始める頃、店主がため息をついた。

「こりゃあ、困ったなあ…大赤字だ」
木製のカウンターの裏には、大きな酒樽がいくつも並んでいる。
『レキシントン』をはじめとする戦艦の艤装が始まり、街が活気づくと予想した店主が大枚を叩いてかき集めた酒だ。

ところが、ロサイスで働く技師や商人の足がぱったりと途絶えてしまった。

一仕事を終えて、懐の暖まった連中を相手に酒を振る舞おうと思っていたが、夜になっても客足はまばらだった。

なじみの客もなぜか来なくなり、店主は買い付けた酒の買掛金をどう工面しようとか途方に暮れていた。

「あの…」
店主はカウンターに肘を突いていたが、突然聞こえてきた声に驚き、バッと顔を上げた。
お客が来たかと思い声の主を捜し、店内を見渡す。
「あの、こっち」
店主が声のした方を見ると、そこにはカウンターとに頭が隠れてしまう程小さい少女が立っていた。
赤茶色の頭髪を紐で纏め、右肩から前に垂らしており、顔立ちはその年頃の少女とは思えないほど整っている。
身体には茶色のローブを纏っており、決して裕福には見えない。
「なんだい嬢ちゃん、ここは子供の来る所じゃないぞ」
「ひとをさがしてるの」
「なんだ、人捜しか…」
「おとうさんが、なにかあったら、ロサイスではたらいてるおじをたずねろって」

店主は少女の話から、戦災孤児か何かだと判断した。

「ロサイスで働いてる叔父ねえ…悪いけどなあ、この店にゃ今、ロサイスで働いてる奴らは来ないのさ」
赤毛の少女が首をかしげる。
「どうして?ここはさかばじゃないの?」
「そりゃあ、そうなんだが……何の仕事をしてるのか聞いてないのかい」
「うーんと……くんせいのお肉とか、やさいとかを、ふねにはこぶんだって」
「くんせい?すると、保存食か。ロサイス北通りに、赤い煉瓦のデカイ建物がある、そこが船に食肉を卸してるはずさ、そこを訪ねな」
店主はそう言いながら、カウンターの裏から小さな乾し肉の包みを渡した。
「これ、なあに?」
「干し肉さ、一切れだけやるよ。探し人が見つかったら、包み紙に書いてある酒場をよく宣伝しておけよ」
「ありがとう、おじさん。これお礼ね!」
少女がカウンターの上に小さな巾着袋を置くと、走って酒場を出て行ってしまった。

「戦災孤児かねえ、ああ畜生、人のこと心配してる場合じゃねえってのに……」
ふぅ、とため息をつきながら、カウンターの上に置かれた巾着袋を持ち上げる。
思ったよりもずっしりと思いそれは、ジャラリと、魅力的な音を響かせた。
「……金か?どうせはした金…いや、それにしちゃ重すぎる」
恐る恐る袋を開けると、そこには金色に輝く新金貨が五枚も入っていた。
「ちょ、え、なんだ、こんな大金!?」
袋を握りしめて外に出る、キョロキョロと辺りを見回したが、既に少女の姿は見つからなかった。
試しに自分の頬をつねってみたが、当たり前のように痛かった。
「夢じゃねえかなあ」

それでもなお、掌の仲にある重さには、現実味を感じられなかった。
ふと、近くの路地から少女と同じ色のローブを着た人物を見つけた。
だが、背中に大剣を背負っていたので、関係はなさそうだと思い、店主は酒場の中へと戻っていってしまった。

187 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 01:07:36 ID:fD5RkLXU
『いやー、それにしても子供のフリがうまいね』
「褒めてるの?けなしてるの?」
路地から出てきた女性は、背中に負った大剣と喋りながら、裏通りをてくてくと歩いていた。
「ここで働いてるのは、サウスゴータから連れてこられた人間と、操られている技師が主でしょうね」
『どいつもこいつも陰気な面してやがるのはそのせいか』
「酒場は閑古鳥よ、操られていたら酒を飲む気も起こらないんでしょうね」
『武器屋の店主がよ、仕事が終わった後の酒ってのは格別だと言ってたな』
「そうねえ……私も酒じゃ酔えないけど、時々飲みたくなるわ」
『へえ、吸血鬼に酒の味がわかるのかい?』
「クセって奴よ、そう、人間の時のクセね」





ゲルマニア皇帝、アルブレヒト三世と、トリステイン王女、アンリエッタの結婚式まであと九日。
結婚式はゲルマニアの首府、ヴィンドボナで行われる予定ではあるが、それに先んじてアルビオンからトリステインへの親善訪問が行われる。
当初、トリステイン側は親善訪問を結婚式の三日前にしようとしていた。
だが、アルビオン側からの強い要請により、予定を一週間近く繰り上げるハメになってしまった。
ラ・ロシェールまでルイズに随行したアニエスが、宮殿に戻り早々そのことを知らされ、顔を青くしたらしい。
マザリーニ枢機卿も、これが罠であることを重々承知していた。
そもそも神聖アルビオン帝国などという王業名名前を付けれる連中だ、頂点に立つのは元司祭のクロムウェル。
枢機卿という立場上、マザリーニは信仰の力の恐ろしさも、その利用法も熟知している。
いや、知りすぎているがために、不可侵条約を結んだアルビオン帝国の訪問を止められなかったのだ。
トリステインは決して強い国ではない、メイジの数で競うならば、はるかに国土の広いガリアに匹敵するほどの数が居るが、国力は非常に弱いのだ。

アルビオンには強大なが空軍がある。
ガリアにはガーゴイル生産技術がある。
ゲルマニアには優れた工業技術がある。

トリステインには、とりたてて何か優れた者があるわけではない。
メイジとして優れた者が多くとも、それらが政治力、統治力を兼ね備えているとは言い難いのだ。
あるとすれば貴族の過剰なプライドであろうか。

増長したプライドが、他人を見下させ、想像力を欠如させる。
神聖アルビオン帝国が、卑怯な手段を用いて大義名分を作り出すことは想像に難くない。
しかしそれを、危機感として感じている貴族が、トリステインにどれだけ居ることだろうか。

トリステインの政治家達は、自身を奮い起こす大義名分がなければ動けないほど、保身に凝り固まっているのだ。

マザリーニは一人、執務室の窓から空を見上げ、ルイズの身を案じた。

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:07:59 ID:YxyEdQ5y


189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:08:44 ID:kzZaeivz
>>186うぬらっ!吸血鬼っ!
このシュトロハイムとナチス親衛隊が支援するっ!

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:09:05 ID:InzjG3iB
支援

191 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 01:12:10 ID:fD5RkLXU

ロサイスの通りを一通り見て回ったルイズは、あまりにも静かすぎる街の様子に、嫌な予感がしていた。

『レキシントン』の姿が上空に見えないのも、ルイズにとっては不安の種だった。

船の製造や修理補給を行う地域には立ち入れなかったが、それ以外の地域はほとんど警備らしい警備もなく、自由に動くことができた。

ルイズは赤煉瓦の建物を発見したが、そそくさとその前を通り過ぎた。
中と外、両方に番兵が立っているのが見えたのだ。

視線だけ動かして周囲を観察しつつ、街を歩く。
ほとんどの人は目がうつろで、無言。
正気を保っている人間はほとんど見かけられない。

おそらく、洗脳した人間をかき集めて、仕事をさせていたのだろう。
普段なら噂話にでも興じるような、ランプ油を売る店にも人はいない。
多少、荒っぽい手段に出ようかと思ったところで、通りの先から馬車が走ってくるのが見えた。

道の脇に寄って馬車を見送る、黒く塗られた箱形の馬車は、よく見ると馬車アルビオン空軍の紋章が描かれている。
眼で馬車を追うと、先ほど通り過ぎた赤い煉瓦の建物の前で馬車が止まるのが見えた。

同時に、赤煉瓦の建物の中から髪の毛をカールさせた恰幅の良い男が出てきた。
その男は上質な絹の服を着ており、年齢は四十代ほどに見える。
それを見たルイズは笑みをこぼした。

「…あいつから話を聞きましょ」
『どうやってさ』
「”忘却”と、私の髪の毛を使って記憶を操作するわ、少しぐらいなら質問に答えてくれるでしょ」
『先住魔法で操られてる相手に”忘却”は効かないぜ』
「それは大丈夫よ、あいつ、笑ってたわ。賄賂でも貰ってきたんじゃない?」
『よく見てるなあ』
「まあね。 裏路地から先回りするわよ、竜騎兵が飛んでたら教えて」
『あいよ』

ルイズは裏路地を駆けながら、ティファニアの詠唱していたルーンを思い出す。
一度聞いただけなのに、まるで脳にこびりついたかのように、ルーンが記憶されていた。
腕の中に仕込んだ杖を右手に持ち、馬車の先へと回り込む。
周囲に、操られている人間しかいないのが幸いした。

ザザ、と足を滑らせながら、馬車の前に突如現れたルイズは、馬車を引く御者と馬車全体に向けて”忘却”の魔法をぶつけたのだ。

ぐにゃりと空間が歪み、馬車を包む。
馬車を引く馬がキョトンとして足を止め、御者もまたきょろきょろと辺りを見回した。
それを見て、ルイズは御者の膝を軽く叩き、注意を自分に向けさせる。
「あなたは街の外周をゆっくり回れと命令された、いいわね?」
「え?ああ、そうだったかなあ……」
ぼうっとした様子だが、御者は馬の扱いまでは忘れていないのか、手綱を軽く揺らして馬を歩かせる。
ローブを脱ぎ、馬車の扉を開けて中を見ると、そこには先ほど見かけた恰幅のよい男が座っていた。

ルイズはその男にローブをかぶせて視界を塞ぎつつ、自身の髪の毛を引き抜いた。

髪の毛はしゅるしゅると、まるで触手のように蠢き、太い針のようなものを作り上げる。
一見すると植物の種子にも見えるそれを、男の額にずぶりと突き刺す。
すると、もこもこと音を立てて触手が頭に張り付き、大脳へと侵入していった。

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:12:37 ID:YxyEdQ5y
しえ

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:13:51 ID:iEzyjTKN
支援

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:13:52 ID:ydrWyJn1
肉の芽ぇぇ!?支援

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:15:21 ID:YxyEdQ5y
しえん

196 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 01:16:10 ID:fD5RkLXU
髪の毛を打ち込まれ、男は身体をがたがたと震わせていたが、しばらくすると動きを止めた。

「さあ、質問に答えて頂戴。あなたの所属は?」
「わ、わたしは、わたしは、神聖アルビオン帝国空軍の兵站支援部門……」

兵站(補給・整備・輸送・衛生)を担当する部署の者だと知り、ルイズは、してやったりと思った。

この男は、革命戦争前から戦艦に積み込む食料の運搬や検査を任されていたそうだ。
だが、多額の賄賂を受け取っていた上、軍備予算の着服がバレそうになり、レコン・キスタに鞍替えしたらしい。

「質問よ、トリステインへの『親善訪問』について」
「し、親善訪問は、親善訪問だ、としか、聞かされてない」

「上層部からの命令で腑に落ちないことはなかった?」
「あった」
「それを答えなさい」
「しょ、食料を積み込まなかったのが、2隻ある、食料の代わりに火薬と脱出廷を多く積んだ」

火薬と聞いて、ルイズの表情から笑みが消えた。
「……デルフ、当たりよ。こいつら、トリステイン側から攻撃されたという名目で船を自沈させるつもりだわ」
『だろうね』

「クロムウェルが虚無を使うというのは本当?」
「クロムウエル様は、死者を蘇らせるが、それが虚無なのか解らない。蘇らせるところを見たわけではないのだ」

「最期の質問よ、レキシントンの出航はいつ?」
「今朝、日の出と同時に、既に出航した…」
「!」
ルイズの眼が驚愕に見開かれた。
『こりゃヤバいんでねーの』
「…やられたわ、デルフ、すぐ出発しましょう」

ルイズは男を荒縄で縛り上げ、猿ぐつわを噛ませると、額に打ち込んだ自身の髪の毛を引き抜いた。

ローブを身に纏いつつ、馬車の扉を開け外に飛び出す。
ルイズは街の外で待機させている吸血馬の元へと急いだ。

「……もご、むご!?む…」
猿ぐつわを噛まされ、喋ることのできなくなった男は、翌日の朝になって御者が正気に戻るまで、馬車の中に閉じこめられていたという。




街道に出たルイズは、スカボローの港へと急いでいた。
吸血馬で堂々と街道を走ると、その姿を見た度との何人かはルイズを指さして驚愕の視線を向ける。
おそらく、石仮面……いや、鉄仮面の名がそれなりに広まっているのだろう。
ルイズはフードを深く被りなおし、デルフリンガーの重さを確かめた。
『嬢ちゃん、どうする気だい、港から出る船じゃあの戦艦には追いつかねえと思うぜ』
「スカボローの港には警備用の竜騎兵かグリフォンがいるはずよ、それを奪うわ」

吸血馬が走る。

ド ド ド ド ド ド ド ド ドと、地響きのような足音を響かせ、土煙を上げながら走る。

「止まれ!止まれーっ!」
途中、騎馬兵がルイズを止めようとするが、吸血馬はそれを無視して走る。

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:16:33 ID:iEzyjTKN
>>194 まぁ髪の毛でフーケさんが魔法で自白を喰らわないように操作したりもしてるし。支援

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:17:45 ID:iEzyjTKN
鉄仮面の伝説再びか……そして嫌な予感が否が応にも高まる支援

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:19:01 ID:EI9J3Oe8
支援すた

200 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 01:20:08 ID:fD5RkLXU
スカボローの港が遠目で見えてきた頃、直径1メイルはある火の玉が吸血馬の進行方向に落ちた。

ボンッ、と音を立てて火球が地面に衝突し、炎が飛び散る。
吸血馬はそれを難なく飛び越えると、その強靱な足で地面を踏みしめ急停止した。
ルイズが上空を見ると、竜騎兵が二騎、ルイズに向けて杖を構えているのが見えた。

一つは上空20メイルほどの高さに、もう一つは50メイルほどの高さに浮いている。
ルイズの口元に、笑みが浮かんだ。


低空を飛ぶ竜騎兵の杖から、『フレイム・ボール』と思わしき火球が生まれ、ルイズめがけて放たれ。
高い位置にいる竜騎兵からは魔力の尾を引いた『マジック・ミサイル』が放たれた。

「飛べ!」
ルイズが叫ぶ。
「GOAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
吸血馬がそれに呼応し、竜のような咆吼を上げた。

ドォン、と音を立て、吸血馬とルイズが炎に包まれる。
それを見て、二人の竜騎兵は笑っていた。
『フレイム・ボール』と『マジック・ミサイル』を食らい、跡形もなく吹き飛んだだろうと思ったのだ。

この二人は、ニューカッスル城から脱出したという『鉄仮面』の噂を知っていたが、ただの噂だろうとタカをくくっていた。

だからこそ笑っていられたのだ。

だが、炎を突き破り、高さ60メイル以上にまで飛翔した吸血馬とルイズを見て、二人は笑うのを止めた。


ttp://www.hp.infoseek.co.jp/v/b/l/vblave/cgi-bin/source/up0412.jpg


竜騎兵は、我が目を疑った。
馬が、竜を『見下して』いたのだ。

その馬はまるでワイバーンのように、頬が裂けるほど口を開いて、竜騎兵を飲み込んだ。
吸血馬は空中で竜を踏みつぶし、たてがみを伸ばして、竜と同化していった。

もう一人の、低空を飛ぶ竜騎兵は、その異常な光景に目を奪われていた。
馬が竜を食らい、地面へと落ちる。
あまりにも常軌を逸しているその光景に、身が震えた。

「ぐっ」

不意に、竜騎兵の身体を、熱い何かが貫いた。
吸血馬から飛び降りたルイズが、デルフリンガーを使い、上空から竜騎兵を貫いたのだ。
竜騎兵はそのまま落下し、地面へと縫いつけられた。

「BUGOAAAAAA……」

竜と同化した吸血馬が、ぐちゃぐちゃになった足を引きずりながら、ルイズへと近寄る。
「これも食べなさい」
仕留めた竜をルイズが指さす、すると吸血馬は竜に跨り、その肉体を吸収し始めた。

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:21:20 ID:iEzyjTKN
あの画像キター!?

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:21:31 ID:mczOnCny
ちょw すげえ

203 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 01:23:19 ID:fD5RkLXU
ルイズは辺りを見回す。
よく見ると街道の向こうでは、何人かの旅人らしき人がルイズを見て腰を抜かしていた。
ルイズは杖を取り出し、詠唱を開始した。
「ナウシド・イサ・エイワーズ……」

可能な限り広い範囲をイメージする。

二匹の竜と一体化し、巨大になった吸血馬は、翼を器用に動かしてルイズを掴み、背中に乗せた。

ぶわさっ、と、ひときわ盛大に羽を打って、吸血馬が空へと舞い上がる。

「ベルカナ・マン・ラグー…………」

ルイズは吸血馬の背から、地面に向けて忘却の魔法を放った。

ぐにゃりと景色が歪み、街道を歩く人、ルイズと竜騎兵の姿を見て腰を抜かしている人達を包み込む。

ルイズは『吸血馬』『ルイズ』『竜騎兵』の記憶を奪ったのだ。


「………あ、う…」
『おい、大丈夫かよ』
吸血馬の背に膝を付いたルイズを見て、デルフリンガーが心配そうに声をかけた。
吸血馬もまた、背に乗るルイズを心配して、羽の動きを弱める。
「だ、だいじょうぶ、よ。少し休めば…大丈夫…」
『そんな大規模の”忘却”を使ったんだ、疲れもピークに来てるはずだ』
「悔しいけど…その通りよ……」
ルイズは自身の肩を抱き、ハァハァと苦しそうに呼吸していた。
すると、竜の鱗の隙間から、吸血馬のたてがみがしゅるしゅると伸びて、ルイズの身体を包み込んでいった。
「何?」
『寝てろ、って言いたいんだろ』
「そっか……デルフ、アルビオンの戦艦が見えたら起こして」
『俺が起こすまでもねえ、こいつは、おめえの意志をよく汲み取ってるさ』

ルイズが周囲を見渡す。
いつの間にかスカボローの港を通り越し、吸血竜は雲海へと突入しようとしていた。


ルイズのまぶたが閉じられる。

戦争は決して避けられない。

せめて戦争までの残り数時間、願わくば、魔法学院でのひとときを夢に見たい。

そうだ、私は笑顔が見たいのだ。

魔法が使えないと言われ、ゼロといわれバカにされ続けた私が本当に欲しかったのは、皆の賞賛を浴びることでも魔法が使えるようになることでもない。

ただ、笑い合いたかった。



雲海の中を飛翔する吸血竜は、ルイズの瞳から涙が溢れたのを感じた。
たてがみを伸ばして、そっと涙をぬぐう。


四枚の翼を持った異形の竜が、おおおおんと鳴いて、翼をはためかせた。


To Be Continued→

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:23:32 ID:EI9J3Oe8
挿絵www



205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:24:18 ID:ZQaPdovT
携帯からじゃ画像が見れないんだぜ支援

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:24:22 ID:/rt2K21Q
画像もきたあああああああああああああああああああ支援

207 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 01:24:46 ID:fD5RkLXU
投下したッ!
煉瓦と書いたが、ゼロ魔世界で考えにくかったら、練金で作られたデザインタイルみたいなものだと思って欲しい。
支援ありがとう。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:25:47 ID:YxyEdQ5y
支援

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:26:22 ID:Le4k8x17
とにかく、すげー仮面さんGJ!

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:27:26 ID:iEzyjTKN
GJ! ルイズと吸血馬とデルフの三位一体は強いなぁ。
しかしそれに比例しているかのようにルイズの心境は哀し過ぎる。
次回からタルブ決戦だと思うと……怖いけど楽しみにして待ってる。
後、4枚の翼を持った異形の竜が俺の中の厨っぽい何かにクリティカルした。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:28:01 ID:b37qb65p
やっぱ、あの絵かっけーよなぁ

投下乙!&画像投下スレの職人各員にも乙を!

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:28:44 ID:/rt2K21Q
絵師&仮面氏GJ!

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:30:21 ID:iEzyjTKN
>>205
避難所の画像スレに貼られた物だからそこから確認出来ないか。
確か携帯でも見れる画像変換かかったような。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:35:31 ID:NLoVQ7S+
GJゥ!
まさか挿絵とはッ!
そしてラストの吸血竜の優しさに泣いた

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:45:23 ID:ZQaPdovT
>>213
見れなかった(´A`)
明日までお預けだ。

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:46:42 ID:F6sF+EDp
GJぅぅ!
ああ、くそ続きが早く読みたいぜ!

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 01:55:53 ID:SSiAZARX
GJ!
ルイズの心境オメガカナシス…
着実に悲劇フラグが立ちまくってるのは気のせいだろうか…

それにしても異形のドラゴンはいいな
きっと4枚の羽に加えて鬣の生えたドラ首が2つあるんだぜ
そして二つの首の付根の間にギラギラ光る吸血馬の目ががががが

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 02:42:55 ID:CArvgPMl
石仮面氏GJ!!
絵師の方もGJ!!
あのシーンにあの挿し絵は反則だぜ。格好良すぎるじゃないか。


しかし、なぜ悲劇の香りが漂っているように思えるんだ…。

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 08:00:45 ID:1HR7j8cy
仮面ルイズGJ
4枚羽の異型の竜でバハムート改が出てきた俺はどうすれば良いんだろうな…

220 :仮面のルイズ:2007/09/25(火) 08:44:47 ID:fD5RkLXU
やべ、書き直す前のを貼っちゃった…
後で纏めサイト書き直しておくけどいちおうこっちでも訂正しておく。

>>191
>ロサイスの通りを一通り見て回ったルイズは、あまりにも静かすぎる街の様子に、嫌な予感がしていた。
>『レキシントン』の姿が上空に見えないのも、ルイズにとっては不安の種だった。
>船の製造や修理補給を行う地域には立ち入れなかったが、それ以外の地域はほとんど警備らしい警備もなく、自由に動くことができた。



夜のうちに、ロサイスの街を見ておこうとしたルイズだったが、日没後に現れた沢山の警備兵達を見て、それを取りやめた。
この街で働いている人間のほとんどは、アンドバリの指輪によって操られた人間達らしく、異常なほど規則正しい生活をしている。
女子供の例外もなく、日没と同時に休息を取り、日の出と同時に働き始めているのだ。
夜の街を歩いているのは警備兵だけ、ルイズの姿を見られたら間違いなく怪しまれるだろう。
ルイズは、人通りが多くなる時間まで休息を取ろうとして、適当な家屋に侵入した。
侵入した家屋には、一組の夫婦と、10才ほどの男の子が住んでいたが、ルイズのことを気にした様子もなく、機械的に日常を送っていた。
機械的に食事を取り、機械的に身体を洗い、機械的に床に就く。

ルイズはふと、吸血鬼ではなく透明人間になっていたら、こんな気分なのだろうかと考えた。

翌朝、盛大に朝寝坊したルイズは、昼近くなってやっと行動を開始した。
昨日酒場で聞いた「赤煉瓦の建物」を探そうと、操られた人間達に混じって街道を歩く。

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 10:30:50 ID:vbqDr4Ib
仮面さんGJ!
ルイズがんばってくれ・・・!

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 14:39:16 ID:lmuoMJ89
そういや仮面さん、49人目の時1レスで小ネタ書いてたな。
仮面ルイズが胸に風船入れて大きく見せてたよーな。

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 16:20:59 ID:2wZ6Egzt
ハルケギニアって風船あるのか?

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 16:47:16 ID:yUdILVVk
>>223
アニメでは紙風船はあった。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 16:57:11 ID:pEgc3LGx
チューブラーで胸を膨らます世界か

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:04:41 ID:3u5YeIdE
それだと胸は金属製でなければならないぞ

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:10:01 ID:QS7GkOmL
チューブラーで膨らませられるのはワルキューレのおっぱいだけの世界だ。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:11:05 ID:AX6430U3
マジェント・マジェント召喚マダー?

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:24:24 ID:QS7GkOmL
まてよ、デルフを膨らませて犬を作れば無敵じゃね?
超頑丈&超柔軟・魔法吸収・匂い探知・隙間侵入可能で自力で移動できる大剣

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:38:19 ID:w5XBuVwM
もはや剣じゃない世界

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:39:58 ID:ZOxMeFgc
>>230
元に戻れるからいんじゃね?
ただ、戻るときは破裂しながらだからデル公涙目は確実だが

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:50:44 ID:2wZ6Egzt
普通にスタンド能力解除でいいじゃん

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 17:51:14 ID:AF+VQEnU
破裂すると傷一つない状態で元に戻るってことは…
膨らんでる部分はスタンドだったりするんだろうかw

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 18:07:38 ID:BhewFS4l
ソフトマシーンの時もビリビリになってた船がちゃんと戻っていたところをみると
物体に影響を及ぼすスタンドは解除されると元に戻るんじゃない?
マイク・Oのは鉄を風船に変える能力だし、ソフトも物体をコンドームに変える能力。
つまり同じタイプのスタンドってことで

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:07:49 ID:kqElzvCe
時が止まったような一手遅れたようなそうでもないような

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:08:43 ID:sBQPmMO5
コンドーム自重w

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:09:52 ID:LGoOVyFT
物体を2つに増やして解除すると壊れるシールも忘れないでください

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:13:45 ID:EbdSEKyn
破壊力−A スピード−A 射程距離−A
持続力−A 精密動作性−C 成長性−A
キッスの基礎能力の良さは異常

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:19:23 ID:e7DMp19O
>>238
兄貴だからな

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:25:10 ID:4ztrfQt9
>>238
超遠距離に打ち込んだ銛にシールを張って高速移動とかドンダケーって、当時おもったからなー

>.>239
兄貴じゃ仕方ないな。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:33:02 ID:W3qDhN67
シールの能力(射程距離や持続力)と人型の能力(破壊力やスピード)が混ざっている気がしなくもない
まぁスタンドの能力表はけっこういい加減だからな

242 :サブ・ゼロ ◆oviEMgpce6 :2007/09/25(火) 19:43:16 ID:E97IRzw7
ホワイト・アルバムの破壊力も像を殴り壊せるからAなのかブチ割れるからAなのかどうにも判然としないぜ
さて、それはともかく短いが投下させていただこう

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:45:34 ID:phpFEFB2
支援

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:46:28 ID:tioCIQv6
歩道が(ry

245 :サブ・ゼロの使い魔(1/5):2007/09/25(火) 19:46:32 ID:E97IRzw7
ギーシュ、タバサと別れ、ルイズ達は自室へと女子寮を歩いていた。
「流石に疲れた顔してるわねぇギアッチョ」
苦笑するキュルケに、
「そう言うおめーもな ・・・ま、確かに本音を言やぁ今すぐ寝床に
ブッ倒れたい気分だが」
散々暴れたばかりか、瓦礫の山に押し潰された上に巨大な竜巻を丸ごと
一つ消し潰したのだ。その疲労たるや推して知るべしといった所である。
王宮へ向かう前、ラ・ロシェールで正式に怪我の治療はしたのだが、
それも心身の疲労を回復させることまでは出来ない。ギアッチョの
体力と精神力は今、殆ど枯渇寸前と言ってよかった。
「・・・あら?」
前方を歩いているキュルケは、ぴたりと足を止めた。
「ルイズ、あなたの部屋の前に誰かいるわよ?」
「え?」
心配げにギアッチョを見ていたルイズは、その声で前に視線を戻す。
どこかで見た男がそこに立っていた。向こうもこちらに気付いた
らしく、どたどたとこちらに向かってくる。
「おお、我らの剣!!」
平民の料理長、マルトーだった。ギアッチョを見て、彼は一瞬
救いの神を見たかのように顔を輝かせたが、あちこちに包帯が
巻かれているギアッチョの姿を見て、
「あ・・・」
辛そうに顔を曇らせて俯いた。
「・・・どうした」
「い、いや・・・いい 悪かったな、こんな時間に・・・」
「それ程のよォォーーー、理由があるんだろうが いいから言いな」
「・・・あ、ああ・・・」
促すギアッチョに応えて、マルトーは暗澹たる顔で語り出した。

246 :サブ・ゼロの使い魔(2/5):2007/09/25(火) 19:47:42 ID:E97IRzw7
「・・・シエスタが、行っちまった」
「・・・ああ?」
「買われていったのよ・・・モット伯だとかいう野郎にな
今頃は屋敷に着いてる頃だろうぜ」
ピクリと、ギアッチョは眉を上げる。マルトーは俯いたまま、
吐き捨てるように続けた。
「・・・その筋では有名な男さ 眼に留まった女をまるで花でも
摘むように買って行きやがる」
「・・・・・・」
「勿論止めに入ったぜ そしたら奴は何て言ったと思う?
『平民が許可無く貴族に口を利く法は無い』とさ 野郎は
それだけ言うと後は俺達の方なんざ一度も眼を向けやしなかった
・・・全く反吐が出るほどご立派な貴族様じゃねえか!ええ!?」
「――・・・ッ」
隣に貴族が二人いるにも関わらず、声を荒げて言い放つマルトーに、
ルイズ達は苦しげに眉根を寄せる。
「俺達はオールド・オスマンに助けを求めた あの人とコルベール
先生だけは、俺ら平民に理解を示してくれてるからな・・・
――だが、駄目だった 奴ぁ王宮直属の国吏で、下手なことを
すると学院全体に累が及ぶ可能性があるんだとよ 交渉するに
しても、まず下準備がいる・・・時間がかかるんだそうだ」
「・・・」
「だがそんな余裕はねえッ!」
ガンと音を立てて、マルトーは壁を叩きつけた。
「人の心なんざ壊れんのはあっという間だ・・・その下準備とやらが
終わるまで、あの純粋な娘が平気でいられる保障はねえんだよ!!」
それは、ギアッチョには殊更よく分かることだった。一度人を
殺してしまえば――それに慣れることに時間はかからない。

247 :サブ・ゼロの使い魔(3/5):2007/09/25(火) 19:49:01 ID:E97IRzw7
「俺達には、もう出来ることはねえ・・・ 俺達平民が何人
何十人、何百人集まろうと、奴ら貴族に指一本触れることは
出来やしねえんだよ 平民にとって貴族なんてのはまさに
天災なんだ 災害に人が抗って、打ち勝つことが出来るか?
出来やしねえッ・・・!!俺らちっぽけな人間如きに出来るのは、
地べたに跪いてガタガタ震えながら祈り続けることだけだ!!」
マルトーは怒りに震える拳を抑えて怒鳴る。
「なあギアッチョよ・・・俺を軽蔑するならいくらでもしてくれ
俺はこんな傷だらけの人間にみっともなく縋るしかねぇ・・・
あの貴族にも劣る最低の屑野郎かも知れん だが、それでも
助てやりてえんだ・・・!!頼むギアッチョ・・・俺の、俺達の
希望は、お前しかいねえんだよ!!」
文字通り縋るような眼差しで懇願するマルトーを、ギアッチョは
いっそ酷薄な程に冷静な相貌で見返した。
「・・・一つ聞くが 助けて欲しいと、シエスタ自身がそう
言ったのか?」
「・・・いいや・・・一言も言っちゃいねえよ あいつぁ最後まで
笑ってた 『ギアッチョさんによろしくお願いします』ってな・・・
そう言った時も、あいつは笑ってたよ」
「・・・そうか」
「だが・・・だが俺は見たッ!!厨房の裏で、あいつは声を
押し殺して泣いてたんだよッ!!ええ!?どうしてだ・・・
どうしてあいつが選ばれなきゃならねえんだよ!!貴族の妾に
なれるのは平民の幸せだ?フザけんじゃあねえッ!!」
「・・・・・・」
無表情にマルトーを眺めたまま、「氷」の名を持つ男は静かに呟いた。
「・・・それだけ聞きゃあ十分だ」

248 :サブ・ゼロの使い魔(4/4):2007/09/25(火) 19:50:26 ID:E97IRzw7
「ギ、ギアッチョ!ちょっと待ちなさい!」
静かに、だが足早に歩くギアッチョをルイズとキュルケが追いかける。
しかし、その距離は一向に縮まらない。ギアッチョの発する氷の如き
殺気が、何者をも寄せ付けない壁を形成していた。
ついにルイズ達は、追うことを諦める。二人が立ち止まった瞬間、
ギアッチョは校舎の入り口から宵闇へと姿を消した。
「・・・やれやれだわ」
「やれやれね」
二人して溜息をついてから、キュルケは横目にルイズを見る。
「・・・好き放題に言われちゃったわね」
「そうね」
ルイズはギアッチョの消えた先を見つめながら応じた。
「このまま言わせておくつもり?」
「・・・まさか」
答えてから、ルイズはキュルケを見返す。二人して困ったように
笑うと、貴族の証たるマントを翻して引き返した。


不気味に茂る深夜の森に、蹄鉄の音が響く。地を駆ける白い馬の馬身が、
そしてそれを駆る男の姿が、大きな月に照らされて青白く浮かび上がった。
それはまるで――死を従える黙示録の騎士のようだった。
「旦那、そこを左だ」
マルトーから受け取った地図を見ながら、デルフリンガーが指示を
出す。それを頼りに、ギアッチョは右へ左へ馬を進ませていた。
「しかしよ、旦那・・・」
「ああ?」
「あのオッサンは動転してて気付いてなかったみてーだけどよ、
貴族の館で暴れちまうのは流石に不味いと思うぜ 旦那は勿論、
まず間違い無くルイズに――いや、ラ・ヴァリエール家にまで責が及ぶ」
自分達を慮って呟くデルフに、ギアッチョは静かに答えた。
「その時はオレが死ぬだけだ」

249 :サブ・ゼロの使い魔(4/4):2007/09/25(火) 19:51:33 ID:E97IRzw7
以上投下完了ッ

今度は5レス分のはずがが4レスだった・・・なんという短さ

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:51:56 ID:kdrJ2rk5
GJ
ギアッチョかっこよすぎ


251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 19:52:56 ID:lglDTaxE
GJ!

これがッ、これが『覚悟』だ!
そしてキュルケとルイズも昔日の二人ではないッ!

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:03:33 ID:phpFEFB2
GJ!

サブゼロは周囲も成長してるから楽しみでたまらない

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:08:53 ID:J8rOIWt5
カキ氷一つ、
モット味でお願いします

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:10:27 ID:Le4k8x17
生存(目撃)者が居なければ、犯罪は露見し辛いぜ。

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:15:32 ID:2wZ6Egzt
バレなきゃ犯人じゃないんだぜ

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:18:05 ID:lj/cd09d
水+零下数百度=氷結
GJ!

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:18:33 ID:ZOxMeFgc
GJ!ギアッチョカッケェ!マルトーがついて来るのは珍しい
あと非常に言いにくいが実は今回3レスでいけたりします

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:24:26 ID:LuGnaUmt
>>257
ついて来てないよ
地図を受け取っただけ

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:26:47 ID:ZOxMeFgc
>>258
げ、ホントだ!すいませんorz

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:37:52 ID:oSI34NX/
サブ・ゼロの人乙!
サブのモット伯の生存率はかなり低そうだ…

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:38:54 ID:EbdSEKyn
氷漬けにされてそのままSBRへ

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:50:29 ID:ydrWyJn1
>>261
トロフィーと一緒に南極の氷に入れられてるわけだなwww

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:54:57 ID:eySS2xFM
水属性のモット伯ってギアッチョと相性が悪すぎるw

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 20:55:29 ID:JVLePa5u
SBR10巻見てたらさ
第4ステージ結果で11位に『キャラバン・サライ』がいたんだが………

まさかね………
アヌビスが…

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 21:08:57 ID:3yR+s8U1
>>264
もっと前からいなかったっけ?

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 21:16:00 ID:AF+VQEnU
3巻の1stステージ結果で13位なのを確認したでー

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 21:26:04 ID:uBfawSIT
遅ればせながらサブさんGJ!!
ワルドをブチ割れなかった分モットをブチ割ってしまえ!!!

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 21:29:25 ID:omNfWBEK
モット伯は水属性・・・か

ギアッチョ相手じゃ、石油タンク背負って火事場に突っ込むようなもんだな

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 21:29:57 ID:oSI34NX/
>>262
なにそのキグナス氷河www

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 21:59:54 ID:/46VwYM2
おまいら読むのに必死で支援してねぇなw

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:04:54 ID:lj/cd09d
>>270
読むのに没頭する程のものを書く職人のせいだ
……いやゴメンナサイ実際に支援始めると間に合わないのよね
なかなか支援するタイミングが合わない

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:07:18 ID:HV2LHb/F
>>270
この板だと規制緩いから支援はほとんど必要ないのだよ

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:08:55 ID:39TEojI3
だけど支援はして欲しいと思うのはワガママか。
15分から投下したいんですが構いませんねッ!?

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:10:06 ID:ydrWyJn1
>>273
っ【ロードローラー】
さあ行きたまえ

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:11:03 ID:Xwf8WjOA
>>273
歩道が(ry

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:13:46 ID:TJeU/Rmx
>>273
私道も(ry

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:14:26 ID:omNfWBEK
覇道を(ry

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:15:01 ID:lj/cd09d
15分だな!?
俺は急いで風呂を上がるぞジョジョォォォォ!
携帯から支援準備

279 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:15:07 ID:39TEojI3

「さてと……これからどうするか?」
ずらりと部屋中に並べられた調度品を眺め、デルフが呟く。
狭い寮の室内を埋め尽くす高級品の数々。
だが、飾る場所を違えたそれは混沌となんら変わらない。
絵画がレンガのように並べ立てられ、入り口を塞ぐように鎧が並び、
置き場も無く足元に転がっているのは貴族でも入手困難な書物。
部屋の主は頭を抱え、張本人は頭に冠を乗せたまま丸めた赤絨毯を寝床にしてる。
正しく猫に小判、豚に真珠、犬に財宝である。

メイド達は御者達に多めにチップを渡し、一人一人故郷に送ってもらった。
“金もあるんだし、いっそ専属のメイドにしちまえば?”とデルフから言われたが、
『ブラシをお掛けいたします』
『爪のお手入れをさせてもらいます』
『はい、あーんしてください』等とたくさんのメイド達に囲まれる、
そんな煩わしい光景を思い浮かべて断った。
自分で出来る事は自分でした方が気楽なのだ。
ただ、好きな時にマッサージやブラッシングはしてもらえると嬉しいかも…と、ちょっと考えたのは内緒だ。

どちらにしてもメイドを雇う気はなかった。
自由の無い世界にいた所為だろうか、そもそも他人を束縛するのが嫌いなのだ。
せっかく自由の身になれたのだから自分の人生を歩めば良い。
自分がそうしたように出来たなら、それこそが自分にとっての最大の恩返しだ。

「どうする相棒? これだけあったら商売創められるぜ」
物思いに耽っていた自分にデルフの声が投げ掛けられる。
その声は上機嫌で、これから何をやろうかと期待に満ちていた。
「武器屋でも創めるか? ノウハウあるしな」
「…剣が武器屋やってどうするのよ?
とりあえず邪魔だから適当に処分してお金に変えるわよ」
呆れるように呟きながらルイズが立ち上がる。
彼女の座っていたベッドの上にも貴金属類が置かれている。

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:15:13 ID:ClN3L72N
螺旋道を(ry

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:18:04 ID:phpFEFB2
支援

282 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:18:22 ID:39TEojI3

「第一、何でお金の使い道をアンタが決めてるのよ?」
「へ?」
「使い魔が見つけてきた物は主人の私の物でしょ?」
「っ…………!!?」
デルフの思考が止まった。
『一千万落ちてたら勿論ネコババします』と平然に言う学生のように、
桃色の髪の少女はハッキリと『自分の物』と断言した。

“良い主従関係には三つの『U』が必要だ!
一つ目は『売り上げを全て渡す』
二つ目は『上前も寄こす』
三つ目は『(そこまでされても)恨まない』
いいだろう、上に立つ者の三つの『U』だ!”
彼女の目がそう語っている。

どんな悪の組織だって金を納めれば、それなりの見返りが返ってくる。
だがルイズは違う! 
アレは自分の物だと突っぱね、己の懐に収めようとしている!

“使い魔のものは私のもの、私のものも私のもの”
そのスタンス、このデルフリンガーが名付け親になってやる!
暴君ルイズ主義という意味で“ルイズム”!!

「あ、悪魔! 鬼畜! 外道! 貧乳!!
相棒も嬢ちゃんに何か言ってやれ!」
「わふ」
「構わない……って相棒ゥゥゥゥ!?」
「ほら! ちゃんと本人もそう言ってるでしょ!」
実際、金品には興味は無い。
まあ無いと言えば嘘になるけれども彼女は決まりに従ってるだけ。
今まで使い魔が商売をしてお金を稼いだ話など聞いた事が無い。
それ故に、普通の使い魔の原則に当て嵌めて従ったのだ。

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:19:19 ID:lj/cd09d
望むなら好きなだけブラシかけてやるぞ支援
……犬っていいよね

284 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:20:47 ID:39TEojI3

余計な一言を喋った剣に制裁を加えつつ、
ルイズはちらりと彼の方へと視線を向ける。
さすがに彼女といえど全てを奪い取るというのは心が痛む。
まあ、今危害を加えられているデルフの痛みほどではないが。

「で、でも一つぐらいなら…好きなの持っててもいいわよ。
あ、鎧とか嵩張るのはダメだからね」

自分でもちょっと甘かったかもしれないと思いつつも、
それでアイツの喜ぶ顔が見れるならと譲歩を示す。
あまり乗り気ではないのか、視線だけをこちらに向ける。
その直後、ふと何かを思い立ったように彼は立ち上がった。
まるで、使い道を思いついたかのように。


「ふむ。それでは彼が持ち出したのは研究と無関係の資料だと?」
「はい、その通りです。
未知の技術で作られた書物という意味では貴重ですが、それ以上の価値はありません」
「では、今後の解析には何の支障も無いという事じゃな?」
「それは勿論」
オールド・オスマンとコルベールが机を挟んで向かい合う。
今回、彼が勝手に資料を持ち出した件で協議していたのだが、
無関係の代物と判り、オスマンが胸を撫で下ろす。
下手に資料が外部の人間に渡れば彼を危険に晒す事になりかねない。
そして、解析が出来なくなるというもう一つの恐れもあった。

自分自身、慎重すぎると思っている。
だが歳を重ねたせいか、冒険を避け安全を重んじるようになった。
その用心深さに何度命を救われただろう。
さらに、今は自分だけではなく生徒や教師たちの命も預かっているのだ。
少しばかり神経質になるのも仕方ない。

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:20:52 ID:MIFAjypE
ルイズムw 支援

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:21:24 ID:fD5RkLXU
支援いたす

287 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:22:03 ID:39TEojI3

あの使い魔は不明な点が多すぎる。
まず解析が終わった部分では戦闘能力ばかりが着目され、
他の部分…たとえば群れを形成するのか、どう繁殖するのか、何を餌にするのか等々、
あの生物の生活形態のほぼ全てが抜け落ちているのだ。
(まさかとは思うが自然には存在しない生物…造られた命とでもいうのか?)

“それは有り得ない”とオスマンが頭を振るう。
ゴーレムやガーゴイルのような偽りの命とは違う。
それは人には許されない禁断の領域だ。
たとえ世界が違うとしても、信じる物が違うとしても同じ人間だ。
そこへと平然と踏み込む筈は無い。
だが、もし狂気と正気を入れ違えたような悪魔の才知を持つ者がいたとしたら…。
彼を造り出した、その目的は決してマトモなものではない。

今は断言出来ない。
彼に自覚がなくとも、彼自身が危険でないとは言い切れない。
彼が呪わしい存在かどうかなど始祖ならぬ人の身では判らない。
その為に一歩ずつでもいい、『真実』へと近づく必要があるのだ…。


「あの、学院長?」
コルベールが声を掛ける。
それで自分の意識を呼び戻された。
知らぬ間に張り詰めた空気を醸し出していたのか、
眼前に立つコルベールの顔から止め処なく冷や汗が流れていた。
「いや、すまんのう。つい考え事をしておってな」
「はあ……」
「おお、そういえば彼の持ち出した本とはどのような物だったかのう?」
釈然としないコルベールの顔に、オスマンが話題を無理やり変える。
上に立つ者は常に自信満々でなければならない。
そうでなければ下の人間が不安になってしまう。
何時、如何なる時も平然と装ってなければいけないのだ。
「はい。女性の裸が精巧に描かれた書物で……学院長!?」
ガタンと椅子が倒れ込む音にコルベールの説明が止まる。
床に伏せたままオスマンは起きる気配を見せない。
そして両の眼から零れ落ちたものが絨毯に石床に染みを作る。
それは取り戻せぬ過去を悔やむ涙。
「そんなのがあるなら、ワシも見たかったのに……」
「はぁ…」
呆れたように呟くコルベールの声。
作り上げた威信は分も経たずに崩れ落ちていた。


288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:22:44 ID:HW9Ss8+e
支援

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:22:56 ID:ydrWyJn1
支援オスマン自重ww

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:23:25 ID:lj/cd09d
支援
今日バオー一巻読んだ
このわんこの見た目はあの犬バオーでおk?

291 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:23:43 ID:39TEojI3

「ふぅ……」
一仕事終えたルイズが肺に溜めた息を吐く。
巨大なリヤカーに積んだ荷物はその数を大分減らした。
彼が思いついたお世話になってる人達へのプレゼント。
やってる事は、まるで季節外れのサンタクロース。

まずは一番お世話になってるであろうマルトーさん。
最初は普通に受け取ったのだが絵の値段を聞かされて卒倒した。
次にシエスタの所に行ったのだがハッキリと断られてしまった。
助けられた上にそこまでされたら困ってしまうというので引き下がる。
でも、お金が必要な時が来たらいつでも換金できるように、
ようやく起き上がったマルトーさんに本人は内緒で預かってもらう事にした。
ちなみに渡した貴金属の値段を教えたら、またマルトーさん倒れました。

続いてクラスメイト達を回る事になった。
渋々、キュルケの部屋を訪れて指輪を差し出す。
最初は凄い怪訝な顔をしていたキュルケだったが理由を聞いて受け取りを拒否した。
『なんで私の物が受け取れないのよ!?』
『世話になってるのはお互い様でしょ!』
口喧嘩に発展してもどちらも譲らない。
男からの貢物を受け取るのは自分の価値の証明。
仕事を受けて貰ったなら正当な報酬。
それ以外の理由で受け取るのは彼女にとって施しなのだ。
そんな物、彼女の誇りが許さない。

そこで彼は切り口を変えた。
これは“戦友であるフレイムへの贈り物だ”と。
しかしフレイムに貴金属を渡しても嬉しくないだろう。
ならば主であるキュルケが受け取って喜んでくれるのなら、
それはフレイムにとって何よりも替え難い“最高の贈り物”になる。
彼はそう言ってキュルケを説得したのだ。
その言葉に彼女は甚く感心して受け取った。

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:25:11 ID:omNfWBEK
敵に塩を送る支援

293 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:25:23 ID:39TEojI3

今度はタバサ。
私は正直どうしようかと悩んだ。
勿論、タバサには返しきれないほど世話になっている。
しかしキュルケも受け取りを拒んだのだ。
見返りとかに興味なさそうなタバサが受け取ってくれるか、それが心配だった。
あまりにも心配だったんでキュルケに説得に来てもらった。
だが…それは要らない杞憂だった。

渡した本をタバサはあっさりと受け取った。
いや、それよりも前から彼女の視線は本に釘付けだった。
それを差し出された時は戸惑っていたが、受け取りに躊躇はなかった。
「……1コ貸し」
彼女の囁く言葉に困った顔を浮かべる。
そんな事言ったらこっちは何個貸しになるのか。
表情が変わらないので対応に困るが、
キュルケが言うには今まで見た事がないほど喜んでいるという。
(…そんなに読書が好きだったんだ)
しかし本当にあの本で良かったのか、
並べられたタイトルはモット伯の悪趣味が浮き出ている。
中でも『人の心を狂わす魔法薬とその対処の研究』なんて何に使っていたのやら。

ついでにギーシュは何も聞かずに二つ返事で受け取った。
家が傾いてるって話、本当だったんだ…。
後はコルベール先生に学院長、ミス・ロングビル…と様々な人達に分配されていく。


294 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:26:41 ID:39TEojI3

そして粗方配り終えて一休み。
リヤカーに載せられた品を再度眺める。
ふとルイズはそこに違和感を感じた。
「ねえ……今気付いたんだけど」
「おう、どうした?」
「鎧や盾はあったのに、どうして剣とか槍とかないの?」
「っ……!!」
ルイズの鋭い指摘に饒舌なデルフが言葉に詰まる。
その理由に思い当たった彼女は、ふふんと鼻を鳴らし得意になって攻め立てる。
「そうよねー、デルフは鈍らだもの。
もし他の武器に取り替えられちゃったら立場ないものね」
「ば、ば、バカ言うんじゃねえ!!
俺様がそんなみみっちい考えしてると思ってるのか!?
あそこにあったのは全部お飾りで使えねえと思ったからだよ!」
「だったら別に貰っても良かったじゃない。
どうせ換金するつもりだったんでしょ?」
「ぐっ……!」
あっさりと論破されてたじろぐデルフ。
助けを求めようにも相棒はリヤカーの中で遊んでる。
正に孤立無援。
このままじゃ『飾り物に恐れをなした鈍らデルフ』の烙印を押されかねない。
いや……逆に考えるんだ。
名刀は“使い手が切りたい時に切れ、切らない時には切れない物”だという。
そして相棒が何かを切りたい時には腕に付いた刃を使うし、逆に切りたくない時には俺を使う筈。
つまり両方合わせて名刀と言えない事もない。
切れないのはデメリットではなくてメリットなのだ、希少価値なのだ。
そう。胸だって嬢ちゃんみたいに段差がないのが好みというマニアックな奴が……。

「ふんっ!」
思わずデルフが口に出していたのか、
それともヴァリエール家には驚異的な読心術でもあるのか、
デルフが渾身の力で地面に叩き付けられて踏み躙られる。
鈍らの断末魔を聞きながらルイズが視線をリヤカーの上に移す。
そこには財宝の余り物を漁る一匹の犬。

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:27:21 ID:ydrWyJn1
支援だァ―――ァ―――ァ―――…

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:28:18 ID:MIFAjypE
まあこんなあぶく銭持ってるよりぱぁーっとばら撒いた方がいいよね支援

297 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:29:13 ID:39TEojI3

「もう配り終わったんでしょ? なら自分の好きなの取っていいわよ」
これは最初に交わした約束だ。
残りがどうとかそういう問題じゃない。
約束したなら守らなくちゃいけない、そんな思いが彼女にはあった。
ひょいと彼が口にネックレスを咥える。
色々見てそれが一番だと思ったのか尻尾が左右に振れている。
確かにネックレスなら身に付けられる。
彼はそれを持って私の下へと近づいてきた。
てっきり首に付けて貰いたいのかと思ったけど違った。

「これを…私に?」
デルフがいなくても理解できる。
言葉にしなくても気持ちが伝わる。
それが使い魔のルーンによる物なのか判らない。
「バカね…自分の分だって言ったのに」
だからこそ彼はルイズに受け取って欲しかった。
自分の物だからこそ彼女にプレゼントしたかった。
彼女に貰った自分の首輪と同じ、確かな繋がりとして贈ったのだ。

長い桃色の髪をそっと揚げて渡された物を付ける。
ふわりと解放された髪とネックレスが光を受けて輝く。
そして、彼女は心からの笑顔でお礼を言った。

「……ありがとう」

何の世辞もなく、ただ彼はそれを美しいと思った。

「で、でもね! こんなので懐柔されるなんて思わない事!
わ、わ、私はあんたのご主人様で、あんたは絶対服従なんだからねっ!」

まあ、往々にして美しい物はすぐに散ってしまうものなのだが……。


298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:31:05 ID:lj/cd09d
ツンデレだなあ……
支援

299 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:31:18 ID:39TEojI3

「ふんふふふんふん〜♪」

鼻歌を歌いながらモット伯はワインセラーにやってきた。
一時は破産寸前にまで追い込まれたがそこは流石に伯爵。
屋敷等を手放す事になったが、小さな別荘で気ままな日々を過ごしていた。
思えば無駄な贅沢をしていた。
あんな広い邸宅や多くの使用人など必要なかった。
自分で出来る事を自分でするうちに、むしろ気楽な気分を満喫できるまでになっていた。
まるで開放的な気分だ。
財産も無くなった訳じゃない。
あの本に代わっただけで処分すればまたお金も戻ってくる。
それまで今はたっぷりとあの本を読んでおこう。
風呂上りに読書しながらのワイン、これが彼の最大の楽しみとなっている。

「戦うメイジどこまでも〜、信じた道を走り続けろ〜♪」
幾つものワインセラーに並べられたワインの銘柄を吟味していく。
ここにあるのはどれも自信を持っているコレクション。
これだけは何とか手放さずに済んだのだ。
……もっとも一番値打ちのある物はあの犬に持っていかれてしまったのだが。

「まだ封も開けてなかったのにな…」
86年物のワイン、あれほどの品はそう簡単には手に入らない。
しかも一年置きに並べておいたのにその部分は空白になってしまったのだ。
82、83、84、85、86、87、88…と、指差し確認で年毎のワインを数える。

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:31:37 ID:lc8VDVlH
支援

301 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:34:35 ID:39TEojI3

「あれ?」
再度ワインのボトルを数える。
だが結果は変わらない。
空白であるべき場所にはきっかりとボトルが納まっている。
「慌ててたからな、間違えたか」
まあ大儲けには違いない。
しかし、そうすると彼が持って行ったのは何だろうか?
自身のコレクションを一つ一つ確認していく。

数時間後、彼の顔は蒼白になっていた。
確認に時間が掛かったのではない。
その事実を認めるのに時間を要したのだ。

「マズイ……」
ぽつりとモット伯が呟く。
無くなっていたのがワインならば何でも良かった。
しかし自分のコレクションは全て手元に残されていた。
となると可能性は一つ。
そこにあった物は“ワインではなかった”

彼が持ち帰った一本のボトル。
それをきっかけに嵐は吹き荒れようとしていた……。


302 :ゼロいぬっ!:2007/09/25(火) 22:36:09 ID:39TEojI3
以上、投下したッ!!

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:36:16 ID:MIFAjypE
モット伯ってもしかして萌えキャラじゃね? 支援

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:36:16 ID:lj/cd09d
ちょ……まさか
支援

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:37:20 ID:9V9CiQ2V
GJ!!
次回、種を超えた関係!?

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:37:46 ID:vbqDr4Ib
SHIENN!

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:39:25 ID:omNfWBEK
GJ!

こういう展開好きだわw

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 22:41:29 ID:ydrWyJn1
(文が)ぅンまァ―――――い!!バオー犬がルイズを!ルイズがバオー犬を引き立てる!
GJっつーンスかねェ〜〜〜!!

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 23:11:24 ID:wVOwqwHZ
モットが完全に改心しとるwwwGJ!

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 23:19:01 ID:1HR7j8cy
これは…まさかモット製ホレ薬フラグですかぁーッ!?

311 :アバッキオ投下してる者 ◆cQJsYa.9gk :2007/09/25(火) 23:47:20 ID:f02xz7VB
日付が変わると同時に連日投下を叩き込むッ!

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 23:49:06 ID:ydrWyJn1
>>311
Sir,YesSir.
『ムーディーブルース』!昨日の支援を『リプレイ』しろッ!!

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 23:49:08 ID:fD5RkLXU
日付が変わる前から支援する!

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/25(火) 23:52:14 ID:BcKlkGud
期待の一作…出来るなら今から夜勤に行く前に読みたかったぞ…!!

315 :12 過去:2007/09/26(水) 00:00:09 ID:f02xz7VB
俺はやり遂げた、真実に向かうことができたんだ。
「ああ、そうだ。おまえは本当に立派にやり遂げたんだよ」
ようやく終わったんだ。

空を見上げる。いい、空だ。
これなら気持ちよく眠ることが出来る。
後のことはアイツらに任せて、俺はさっさと眠るとするぜ。
「……いや、それはまだ早いよ」
………何?

ヴゥンッ!

な、何だこれはッ!イキナリ宙に鏡みてぇなのが現れやがったぞッ。
しかも近づいて来やがるッ!
こんなとこまで来てもスタンド攻撃か。
クソッ、やるしかねえ!

『ムーディー・ブルースッ!』

喰らえッ、ムーディー・ブルース!
即座にムーディー・ブルースの拳を鏡に叩き込む。
だが、その拳は鏡に飲み込まれ、俺の体ごと鏡に引っ張り込もうとムーディ・ブルースが吸い込まれる。

うおおおぉぉッ、吸い込まれるッ!
以前戦ったマン・イン・ザ・ミラーってスタンドと性質が良く似ている。
同じようなスタンド能力なのかッ。

316 :13 過去:2007/09/26(水) 00:01:30 ID:f02xz7VB
ムーディ・ブルースッ、数秒前のお前をリプレイしろォォーーーッ!
数秒前、攻撃を行うムーディー・ブルースを再生させる。
その時間のムーディー・ブルースのいた位置まで戻せば、鏡から抜け出れるかも知れねぇッ!

だが、ダメだった。
鏡の引き込むパワーが強すぎて、何とか拮抗するのが精一杯だ。
しかもジリジリ、まだ引き込まれてやがる。
完全に引きずり込まれるのも時間の問題か。

そして耐える俺の後ろに、誰かの気配を感じた。
状況からして、このスタンドの本体かッ!?
しかし耐えるのに精一杯の俺に、背後を振り向く余裕はない。
そしてソイツが俺に話しかけてきやがった。

「あの警官も言っただろォォ、あんたはまだ終わっちゃいないんだぜーッ!」
とても聞きなれた声だった。ガキっぽくて、背のちっちぇヤツの声。
反射的に俺は混乱した頭で言った。

テメェ、ナランチャかッ!この鏡みたいなのは何だッ!
いや、それよりも何でオマエまでここにいるんだッ!
まさか、オメーまで、終点に来ちまったってのかーーーっ!?

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:02:24 ID:59EFFdme
支援をリプレイするッ!

318 :14 過去:2007/09/26(水) 00:02:45 ID:J61kEtvF
「その通りだ、アバッキオ」
もう一つ背後から聞きなれた声が聞こえた。
俺が聞き間違えるハズがねえ。チームのリーダー。
何よりも頼りになる、あの男の声だった。

そんな、バカなッ、アンタは、嘘だろッ!
ブチャラティイイイイィィィィッッ!!
そんな、辿りつけなかったのかッ!

俺の意思は無駄だったのかッ!
真実には辿りつくことができなかったってのかッ!?
何でアンタが終点にいるんだッ!

「そんなことがあるハズがないだろう。
アバッキオ、おまえの意思は確かに俺達が受け継いだ。
俺達は勝ったんだ。運命を解き放ったんだ」

じゃあ、なぜ、アンタはここにいるんだッ。
「後はジョルノに全てを託してきた」
………あの、小僧にかッ!
「ああ、オマエは気に喰わないだろうが、それは勘弁してくれよ。アバッキオ」

いや、ハッキリ言わせて貰うぜ。
途轍もなく気にくわねぇッ!
あの小僧に後のことが何とか出来るとは思えねえぜッ。
「オマエらしいな」

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:03:09 ID:Bl9Yu97D
何気にスタンド名とデザインがイカス!
『ムーディ・ブルース』!! 一秒前の俺をリプレイしながらエコーで支援!!

320 :15 過去:2007/09/26(水) 00:03:54 ID:J61kEtvF
「さあ、アバッキオ、そろそ、ろ二人と、はお別れだ……」
なんだと、あんた何を言ってるんだ?
俺は自分のかつての相棒に目を向ける。

「それは…ま、だオマエが、終わって…いな、いからさ…」
何だ、これは?
急に耳が遠くなっちまったのか?
音にノイズが入ってよく聞こえなくなってきた。

そして俺の目の前にブチャラティのスティッキー・フィンガーズ。
ナランチャのエアロスミスが現れた。
二体のスタンドから二人の声が聞こえてくる。

「もう時間が、ねぇから…、よー、ちゃっ、ちゃとす、るぜェ、ェェッ。
へへへ、寂しくな・・・るけど、さー、負けんなよーーーッ。
受、け取ってくれ…アバッキオォォォーッ!」
ナランチャの声と共にエアロスミスがエンジンを唸らせ俺に突っ込んできた。
そしてヒュン、と消え去るように俺の体に吸い込まれる。

一体なんなんだ。
ブチャラティ、あんたは俺に何をさせたいんだ?
「アバッキオ、これ……先も、オマエは苦、難の道を歩くだ、ろう。
だが大切な、のは真、実に向かお…うとする意思、だ。
オマ、エはそ…を思い、出した。なら、こ…れか…ら行く、場所でもやっ、ていける」

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:04:17 ID:fD5RkLXU
支援だ!

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:04:20 ID:vZnWd9tK
更に支援をリプレイッ!

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:04:30 ID:afecx6mE
支援!支援!支援!支援!支援!支援…………

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:04:48 ID:XJLN2V6z
支援ッ!

325 :16 過去:2007/09/26(水) 00:05:14 ID:J61kEtvF
スティッキー・フィンガーズが語りかけながら、俺の胸に手を置いた。
「運、命とは、眠…れる奴隷だ、目、覚めることで、運命は、解き放つこと、が………出来る。
俺はおま、えが眠、りから……目覚める…ことを祈、ってい、る。それが、俺に出来る……ただ一、つのこ…だ。
そし、てこれ…は俺の『記…ぉく』だ、役立、ててくれる……と嬉しい。
そ…じゃ……な…………アバッキオ……………」


おおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!


俺の体に吸い込まれて、消えてゆくスティッキー・フィンガーズ。
そしてその最後の一欠けらが、光と共に掻き消えた。
依然鏡はムーディー・ブルースを吸い込み続け、俺も飲み込まれる寸前。
全く状況は変わっていない。

そんな俺を相棒が見つめている。
しかしその姿もだんだんと霞んできて、あまりよく姿を捉えることができない。
「さあ行、ってこ…い、終点に来たオ、マエに、まだ…道を歩、かせる…この運命。
苦し、い運命……だが、行く先……で得がたい何か、を、また得られ、ることに…な…のだ…ろう。
頑張、れよ…また会、おう………」

相棒が見えなくなってゆく。
俺はもう頭だけを鏡から出して、空を見上げた。

今にも落ちてきそうな空だった。

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:06:31 ID:59EFFdme
先ほどの俺の支援を更にリプレイッ!

327 :17 現在:2007/09/26(水) 00:06:31 ID:J61kEtvF
フーケの事件後、ルイズは生徒からも一目置かれるようになり、表立ってゼロと呼ぶ者は少なくなった。
もちろん魔法は使えないので、ゼロと呼ばれなくなったわけではない。
だがルイズはそういうことは、あまり気にしなくなった。

アバッキオが別に魔法が使えなくても、どうもない、と言ったから。
別に魔法が使えないことが悔しくないわけがない。
だが、大切なのは真実へ向かおうとする意思だから。
かつての一人悩んでいた頃に比べれば些細なことと言える。

アバッキオはぶっきらぼうな態度をとりながらも、何かあればルイズに相談するようになる。
ある日のこと、武器を持つと左手が光り力が沸いてきて分身、ムーディー・ブルースのパワーまで上がるのだとアバッキオが言った。
ルイズはならばと城下町に出かけ、武器屋でアバッキオに剣でも買ってやろうと考える。

そんなアバッキオが選んだのはナイフと剣。ナイフはともかく、剣はえらくやかましい物であった。
名をデルフリンガー。錆びだらけのインテリジェンスソード。
なんでそんなボロイ剣を選ぶのだと、不満気に聞いたルイズ。

「剣は使ったこともねえから、一番ブッ壊しても問題ないやつを選んだ」
そうアバッキオが言い、ルイズはそれもそうだなと思う。
デルフリンガーは逃げたくなったが、剣なので逃げることは出来ず、考えるのをやめた。

328 :18 現在:2007/09/26(水) 00:07:43 ID:J61kEtvF
そんな日々を送る二人に、任務を与える者がやって来た。
アンリエッタは幼馴染で親友のルイズの元へ、一目を忍んで現れる。
任務はアンリエッタの書いた恋文をアルビオンまで行って回収してくること。
そしてアンリエッタからウェールズ宛の親書と水のルビーを託されたルイズ。

ルイズはもちろん任務を受けたが、アバッキオはそういう色恋沙汰は嫌いかも知れないと思い顔色を伺うと、
何でもないような顔をしながら、ふつふつとヤル気を漲らせている気配であった。
そういえばフーケのときも任務ということで、何故かヤル気を見せていた。

アンリエッタが去った後、ルイズは何故任務にこだわりを見せるのか尋ねる。
「俺の力が任務に必要とされるなら、命を掛けることは惜しいとも思わない」
求める答えとは違ったが、そう躊躇いなく言ったアバッキオにルイズは少し寂しくなった。

翌日アバッキオとルイズと何だかんだで任務に加わったギーシュの三人が出発する直前に、ワルドと名乗る青年が姿を見せる。
ワルドはアンリエッタから三人と協力して任務を果たして欲しいと頼まれやって来たのだという。
三人を鼓舞して早速出発しようとするワルドに、アバッキオはつまらなそうに言った。
「行くなら一人で行け。止めやしねぇぜ」

何を言われたのか理解できないワルドをほっといて、アバッキオはルイズに馬に乗るよう促す。
ワルドがようやく我に帰って今何を言ったのか聞き、ようやくルイズも復帰する。
だがアバッキオは本当にどうでもよさそうに「一人で行け」とまた言った。

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:08:07 ID:59EFFdme
支援をリプ……デルフ哀れw

330 :19 現在:2007/09/26(水) 00:08:58 ID:J61kEtvF
ルイズもいきなり何故そんなことをアバッキオが言うのか分からずに尋ねる。
アバッキオはワルドを見ながら口を開く。
「コイツが本当にあの姫さんの命令で来たのか確認できねえ。
確認が取れなきゃあツレとして認めるわけにはいかねえ。敵である可能性もあるわけだからな」

ワルドはそんなことかと、アンリエッタの名の入った文書を取り出す。
だがアバッキオは冷めた目をするばかり。ワルドはその目に動揺を隠せない。
「本当にその書類が姫さんが書いたもんなのか、本当に証明できるのか?
俺達は姫さんがその書類を書いたところを見ることなんかできねえんだぜ」

だがワルドも書類の印を証拠とし、本物であることを現す。
が、アバッキオは逆に溜息をついた。
「ルイズもそうだが、オメーも一国の姫さんと付き合いがあるなら、そうとうなお偉いさんなんだろ。
だったら当然印を偽造出来ちまう可能性はある。任務の重要性を考えれば可能性があるだけでも危険だ。
それにそんなもんを証拠として持ち出すようなら、なおさら一緒に行くわけにはいかねえな。
使えねえマヌケヤローを連れてった日には命がいくつあっても足りやしねえぜ」

さっさと行くぞ、とルイズを再び促すアバッキオ。
ワルドは汗だらだらで、顔が赤くなったり青くなったり。
ルイズはさすがにワルドが哀れに感じて、アバッキオに連れて行ってあげようと言ってみた。

するとアバッキオはルイズを睨みつけ、ルイズは後ずさる。
「これは国の運命を掛けた任務なんだろうが。
だったら俺は何としてでも任務は達成するし、その不安要素は出来る限り排除する。
それに俺は自分の能力を過信しているわけじゃあねえ。能力は信用の置けるヤツにしか見せる気はない」


331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:09:23 ID:ulMC5WTs
支援ぬ

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:10:24 ID:59EFFdme
ワルド……相手が用心深いと大変だな支援

333 :20 現在:2007/09/26(水) 00:11:19 ID:J61kEtvF
だがワルドは魔法衛士隊の隊長を務めるぐらい腕もいい。
多少フォローしつつ何とかとりなそうとルイズは考えるが、アバッキオの最後の言葉にそんなことは吹っ飛ぶ。
信用の置ける者にしか能力は見せない、アバッキオはそう言ったのだ。
「あの、信用、してくれてるの…………?」

躊躇いがちにルイズが背を向けるアバッキオに問いかける。
一瞬ピクンと動きが止まり、僅かに間を置いて小さくチッと舌打ちした音が聞こえた。
アバッキオは何も語らずにいるばかりであった。

結局ワルドは何とか、ルイズが文書の内容が昨日アンリエッタと話したことと合致すると発見し同行を許可された。
アバッキオはそれでもワルドを信用することはなかったが。
それとワルドがルイズとグリフォンに一緒に乗ろうと言ったが、すげなくルイズは断った。

そうして一行が出発してから数時間。
途中賊に出くわし、一行の後をつけていたタバサとキュルケも合流。
ワルドはただの物盗りだろうと言うが、アバッキオはそうは思わなかった。

賊どもはアバッキオに木陰に連れて行かれ、木陰からは悲鳴と嫌な音が聞こえてきた。
しばらくしてアバッキオが戻ってくると、どうやら妙なヤツに頼まれたらしいと言う。
顔に仮面を付けた、杖を持っていたからメイジだと思われる人物。

ルイズはアバッキオを木陰に連れて行って小さな声で尋ねた。
アバッキオが能力を知られるを嫌がるだろうと配慮してのことだ。
「あなたの『ムーディー・ブルース』で調べられる?」

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:12:25 ID:JgI7HGrD
もしやエアロとスティッキーも使えるのか!? 支援

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:12:26 ID:59EFFdme
拷問ダンス決めたのか支援

336 :21 現在:2007/09/26(水) 00:12:30 ID:J61kEtvF
アバッキオは今の状況を分析しながら言う。
「調べてもいいが、近くの街で頼まれたらしい。
だが行き先とは全く違う方向だ。そこに寄ってるヒマはあるのかよ?」

当然そんなヒマは無かった。ルイズは首を横に振る。
なら急ぐしか道はない。
そのまま賊は適当に転がしておいて先を急いだ。

途中何度か馬を変えながら、ようやく夜になって港町に到着。
ワルドがいつフネが出るのかと調べてくると、明後日に出るとのことらしい。
とりあえず一行は宿を取り、明後日に備えようと就寝の準備に入った。

そして宿で部屋割りを決めようという時に、ワルドがルイズと一緒の部屋で休むと言い出した。
ルイズは大事な任務中にそんなことをする気にはなれないと言うが、
アバッキオがルイズの耳に何かを伝えると、ルイズは頷いてしぶしぶ同室で構わないと承諾する。

ワルドは宿の部屋でルイズを口説き、任務が完了したら結婚しようと切り出す。
ルイズは今はそんなことは考えられないと言い、ワルドは急がないから大丈夫だと言った。
予定通り事は進行中だとワルドは思う。ルイズは疲れたのでさっさと寝た。

そしてその晩、ベッドにアバッキオの姿は無かった。

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:13:30 ID:afecx6mE
アバッキオ何処行った支援

338 :アバッキオ投下してる者 ◆cQJsYa.9gk :2007/09/26(水) 00:13:56 ID:J61kEtvF
連日投下二日目完了
アバッキオさんはツンデレだと信じている、というか名前欄の数字ミスったorz
前回で出したんですが、話の中で5部ゲーからのネタを結構使っています
リアルタイム追跡なんかはその最たる部分だったりして

それと前回はプロローグ的な感じだったのでセリフが少なかったですが、
これから少しずつその辺りは多くなっていく感じです
あとタイトルの件ですが四日目辺りで募集し始めようかなと思ってたり
昨日今日と日付が変わったところで投下しているので、明日もそこで投下しようと思います

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:14:08 ID:Bl9Yu97D
運がよければ音だけ聞かせてもらえるワルド支援www

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:15:36 ID:ulMC5WTs
アバッキオ流石だ
チームで一番用心深くて意地が悪いツンデレ男だと信じて止まない俺にはご褒美なエピソードだ

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:18:24 ID:Bl9Yu97D
GJ! アバッキオは第五部でも全てのデザインセンスが好きなんだ!
服然り、スタンド名、スタンドデザイン、能力然り!! 最高だッ!

そして、掛かったな。
これは俺が数秒前にしたGJを『リプレイ』したものさ。もう一度GJ!

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:18:57 ID:afecx6mE
アバッキオが新能力つけたのか
そこが問題だッ!そしてGJだぜ!

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:19:18 ID:59EFFdme
乙。アバッキオの用心深さは並じゃないな。

>>341
sageも頼むぜ。

344 :sage:2007/09/26(水) 00:22:43 ID:Bl9Yu97D
す、すまねえ。久しく書き込んでなかったから、名前の欄から消えてたぜ。
謝罪する。

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:23:14 ID:AAlzLycj
それはひょっとしてギャグで言っているのか?

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:25:48 ID:afecx6mE
ままままままままだ慌てるような事態じゃあない

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:29:57 ID:VRkID63J
……別スレからウッカリが感染したのかなー
発症率100%の不治の病らしーが

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:30:35 ID:J61kEtvF
オレ>>344が可愛くてしょうがないんだが
メル欄にsageだぜ

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:34:32 ID:59EFFdme
>>347
何、すっとこどっこいで上書きしてしまえば良い。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:39:11 ID:S7MJ0mwZ
感染力も持続力も悪化してるよ

この夜中に月見のために窓を開けている事も忘れ「このツンデレさんめッ!」などと言い放ってから外から人の声がなくなって微妙な心境の俺を誰が責められよう
GJ!

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:43:59 ID:UMHe2Cpu
アバッキオGJ! しかしよォ
とある台詞の時、アバッキオからうそをついている味の汗がでてると見たッ!

今頃、アバッキオは『調べ物』だろうさ

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 00:47:33 ID:afecx6mE
じゃあ俺が学業でピンチなのもウッカリが感染したからかな?
就職活動したくねぇー

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 01:06:40 ID:59EFFdme
>>352
それはうっかりじゃなくてヤメタランスのせいじゃないかな。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 02:08:27 ID:cnDmfqtT
>>353
逆にしっかりするかも知れん。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 07:13:43 ID:nN29J0t+
もえたらんが〜!!

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 08:35:15 ID:Qruf6g+8
夜勤帰りにアバッキオの人GJ!
この能力は本人の用心深さも合わせるとホント反則だよなあ、
ワルドとか調べられたら一発で終わりだろうし。

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 08:54:16 ID:uCOVvsz8
ボスが直々に始末しに来るぐらいだしね
まあ俺がボスでもそうする

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 10:55:17 ID:kbe33EdA
戦闘能力に関しては低そうなんだけどな。
上手い事使える上に、手を切り落とす事もできる位覚悟有るしなぁ…
腹に穴が空いてもデスマスクを残す程の覚悟!
恐ろしいぜ…

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 12:21:27 ID:CvZ/84eY
五部キャラの主成分は覚悟だからな。


360 :来訪者:2007/09/26(水) 15:24:02 ID:fk56VwCp
久しぶりに投下だ!


361 :ゼロの来訪者:2007/09/26(水) 15:26:07 ID:fk56VwCp
緊張した面持ちのペルスランが、目の前の扉をノックする。
「お嬢様、奥様のお食事をお持ちいたしました」
「入ってきて」
タバサの声に従い、部屋に入ったペルスランはタバサの母の姿に目を見開く。
その顔が喜びにほころびそうになった時、しかしその腕に彼女の狂気の証たる、
人形が抱かれている事に気付いた。
「……そうでしたか」
「すいません…」
「い、いえ、そんなお顔を上げてください」
謝る育郎に驚きながらも、すぐにペルスランは自分の頭を下げる。
「遠い場所からこられた方を、しかも奥様のお身体は良くなられたというのに、
 お礼を申し上げる事も無く、失礼な態度をとってしまった私が悪いのです!」
「そんな、僕の力が足りないばかりに…」
「いえいえ、私がいたらぬばかりに…」
二人が五分ほどそのようなやり取りを繰り返すのを眺めた後、タバサは口を開いた。
「母さまの料理が冷める」
「おお、これは申しわけありませんお嬢様!」
あわてて食事をテーブルに並べるペルスラン。
「どうぞ、奥様…」
タバサの母に礼をした後、2人に向き直る。
「では、お嬢様たちもどうぞこちらへ、お友達も待っておられます」

夕食を終えてすぐに、育郎達はそれぞれあてがわられた部屋へと向かった。
キュルケはタバサと同じ部屋に、育郎は使い魔という事でルイズと同じ部屋に。
その夜は、それから誰も部屋を出ようとはしなかった。


362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:26:31 ID:I/G5j73+
来たか…来訪者支援!

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:26:46 ID:zu8Uk46v
これが! これが! 支援だ!!

364 :ゼロの来訪者:2007/09/26(水) 15:27:38 ID:fk56VwCp

気疲れしたのか、タバサは部屋に入ってすぐ、ベッドに入って寝てしまった。
キュルケは黙ってそのあどけない寝顔を眺めている。
とてもこの少女が、過酷な運命を今まで一人で戦い続けてきたとは思えない。
「水臭いんだから…一言言ってくれれば手伝うのに…」
そうは言ってみるが、この少女は進んで自分を巻き込む事を良しとしないだろう。
「母さま」
不意にタバサが寝言をつぶやく。
「母さま、それを口に入れちゃ駄目。母さま」
苦しそうに何度も母の名を呼ぶタバサを見て、キュルケはベッドに入り込み、
タバサをしっかりと抱きしめる。するとキュルケの豊満な身体に母を感じたのか、
その寝顔が安らかなものに戻った。
雪風と呼ばれる彼女は、その無表情から心まで凍てついている等と言われている。
無論それは違う。親友の自分は彼女の心の奥底に、確かな熱を感じていた。
そして今日、その考えが間違っていない事に気付いた。彼女の雪風は、その熱を
わざと隠す為にタバサ自身が作り上げた物だと。

それにたぶん…

タバサはその雪風を払ってくれる人間を、心の底では求めているのだ。
だからこそ、正反対の自分と、こうして友情を育むことが出来たのだ。
「でもね、シャルロット…」
キュルケは優しく、眠るタバサに言い聞かせる。
「貴方の『雪風』を溶かすのはアタシの『微熱』だけじゃないわよ…」
先程の、彼女の母の治療が終わった後、食堂に入ってきたタバサの様子を思い出す。
その時のタバサは、親友の自分にしかわからないだろうが、とても穏やかな顔を
していたのだ。
「イクローでしょ?本当に変わってるわよね、彼………
 貴方との事、勘違いだったと思ったけれど、本当は勘違いじゃないのかもね?」
そう言ってタバサの頭をなでる。
「そういえば…ルイズの様子も変だったけれど、どうしたのかしら?」

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:27:59 ID:I/G5j73+
支援…そんな言葉は(wry

366 :ゼロの来訪者:2007/09/26(水) 15:29:19 ID:fk56VwCp

部屋に入ってしばらくの間、ルイズも育郎も一言も言葉を発しなかった。
「寝るわ」
ようやくルイズがそれだけ言って、ベッドにはいる。
育郎はソファに座りながらそのまましばらく考え込んだ後、自分もベッドに入ろうと
立ち上がった。
「ねえ、イクロー…」
寝ていると思っていたルイズが、ベッドに入ったまま声をかける。とはいえ、
顔は育郎の方とは反対側に向けているが。
「なんだい?」
「タバサとあの子のお母さまが、どうしてああなったか聞いた?」
「いや、タバサのお母さんが、毒を飲まされたらしいって事ぐらいしか」
「そう………あのね」
ルイズはペルスランから聞いた、タバサ達がこの国の王位継承争いに巻き込まれた
という事を話した。
「そうだったのか…」
天上を仰ぎ見ながら育郎はつぶやく。
「そう、優秀な弟と無能と呼ばれる兄…
 逆だったら、たぶんこんな事にならなかったんでしょうね」
そう言った後、再びルイズは口をつぐんだ。
育郎はその時やっと、ルイズの様子がおかしい事に気付く。
「逆だったら……きっと私も」
「ルイズ?」
「今のガリアの王様はね、魔法が使えないって噂されてるの。
 だから無能王なんてよばれてる………私とおんなじ。
 私にもお姉さまがいるの。二人いて、どっちも優秀な魔法使い…私とは大違い。
 私はお姉さま達を尊敬してるわ。だってお姉さまなんだもの。
 私より出来て当たり前って……でももし妹がいたら?
 妹に魔法が使えないって馬鹿にされたら?
 それに、お母様やお父様は、魔法を使えない私を見向きもしなくなるかも…
 そうしたら私も、ガリア王みたいに…」

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:30:38 ID:I/G5j73+
ルイズ…考えてるな

368 :ゼロの来訪者:2007/09/26(水) 15:31:08 ID:fk56VwCp
「ルイズ、その王様も本当はそんな事したくなかったかもしれないじゃないか?
 周りの人間に王様にされて、弟をかってに殺されたのかもしれない…
 それに、君はそんな事」
ルイズは震える声で育郎の声をさえぎる。
「だって…だって私嫌な子だもん!」
「ルイズ…」
「私ね、アンタが始めて変身した時、びっくりしたけど嬉しかったの。
 私が呼び出したのは平民じゃなかったんだって。
 ちゃんとした魔法が使えたんだって」
「あんな姿を見れば、そう思うのもしかたないさ」
ルイズは首をふる。
「違うのよ。その後、アンタが本当は人間だって知って…」
ためらいながらルイズが口を開く。
「私ね、ガッカリしたの………それだけじゃないわ。
 もうあんたは人間って言えないんじゃないか?って。
 だから私は平民を呼び出したわけじゃないって、そんな事も考えた。
 自分でも嫌になって…貴族の食事をあげたりして、ごまかそうとして…」
育郎がルイズの顔を覗き込むと、その顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
「でも、今日思い知らされたわ。
 やっぱり魔法も使えない貴族なんて駄目なんだって。
 王様だってそうなのよ、私なんて…」
そう言って、ルイズは頭から毛布を被った。
「ルイズ…僕にはこの世界の貴族の事はよくわからない。
 だから君が貴族に相応しいかどうかはわからない…
 けど君はいい子だ。それぐらいなら僕にもわかる」
「…どうして?」
ルイズの小さな声が育郎の耳に届く。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:32:03 ID:Q9s+d+7Y
支援

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:32:17 ID:I/G5j73+
支援はいいか?…俺はしている

371 :ゼロの来訪者:2007/09/26(水) 15:33:56 ID:fk56VwCp
「ギーシュと決闘した時、君は止めても言う事を聞かなかった僕に怒ったよね」
「…それがどうしたの?」
「それでも君は、僕を心配して、デルフを持ってきてくれたじゃないか」
「だって、私の使い魔だから…」
育郎が首を振る。
「関係ない。君はそういう人間なんだ。
 それは僕に今の話をしてくれた事でもわかる。自分の嫌な部分を見つめて、
 人に話せるのは、君が立派な人間を目指しているからだろう?
 その『意思』を忘れなければ、きっとたどり着ける…
 少なくとも、一歩一歩近づくことはできる…違うかい?」
育郎の方を向き、毛布から少し顔を出すルイズ。
「でも、私は魔法が使えない…」
「ルイズ、君が目指す貴族は、魔法が使えればそれでいいのかい?
 君のお姉さん達を、君は魔法が使えるから尊敬しているのかい?」
「違う…皆に尊敬される、立派な貴族だから」
育郎が微笑む。
「ほら、それを忘れなければ、きっと大丈夫」
しばらく育郎を見て、ルイズはゆっくりと口を開いた。
「…本当にそう思う?」
「ああ。君は大好きなお姉さん達みたいになりたいんだろう?」
「うん………あ、でも…エレオノールお姉さまはちょっと嫌い…
 だって意地悪なんだもん。私のことちびルイズなんて呼ぶのよ?
 おちびおちびー…ってなに笑ってるのよあんた!」
起き上がり、真っ赤な顔になって怒るルイズ。
育郎としては、想像したらずいぶんほほえましい光景だったので、思わず笑みが
浮かんでしまっただけなのだが。

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:34:14 ID:I/G5j73+
ルイズが「いい子」って言われるのは初めての世界じゃないか?

373 :ゼロの来訪者:2007/09/26(水) 15:35:06 ID:fk56VwCp
「い、いや…ほら、そのお姉さんは君の事が可愛いんだよ、きっと。
 そうだ、もう一人のお姉さんはどんな人なんだい?」
「え?えっと、ちい姉…カトレアお姉さまはとっても優くて、怒られた私を励まして
 くれたり、動物と仲が良かったり。でも生まれつき身体が弱くて…」
「ひょっとして、ルイズの家に行くのは…」
「うん。タバサの話を聞いて、もしかしたらお姉さまも治せるんじゃないかなって」
「そうか…」
育郎の脳裏に、治せなかったタバサの母の姿が浮かぶ。
「あ、その…そうだ!イクローも何か話してよ!」
それを察したルイズは、なんとか話題を変えようとする。
「僕の?」
「そうよ、えっと…元の世界で一緒に逃げてた女の子の話とか!
 どんな子だったの?ひょっとしてあんたの恋人とか…」
「スミレが?まさか!あの子はタバサよりも歳は下だよ」


「セイヤァァァァァァ!!!
 はぁ…はぁ…
 おじいさん!次のマキは?」
「い、いや。十分じゃから、もうマキ割りはせんでも…すこし休んだらどうじゃ?」
「………うん、そうするわ」

「なあばあさんや、ずいぶん機嫌がわるいようじゃが…なんぞあったのかのう?」
「女の子はいろいろありますからねぇ…」


374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:35:17 ID:Q9s+d+7Y
このルイズは可愛すぎる。

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:36:07 ID:I/G5j73+
スミレwwwwwww「セイヤァァ」吹いたwwwwww

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:36:19 ID:Q9s+d+7Y
女のカンは鋭いぞ支援

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:36:49 ID:VRkID63J
支援
ちょっ、なんか画面が斧で一刀両断されたよーなw

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:37:10 ID:98V/eoZd
帰ってきたらいいタイミングで!支援する!!

379 :来訪者:2007/09/26(水) 15:39:04 ID:fk56VwCp
投下終了!

かなり時間がかかってしまった…
にしてもこんな時間じゃ支援大丈夫かなと思ったが…みんなありがとう!


次からはルイズ実家編です
いつも通りの気楽な内容で

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:39:59 ID:I/G5j73+
投下乙!
実家か…キュルケじゃないが妄想がとまらんなwwww

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:40:47 ID:Q9s+d+7Y
乙ー。

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 15:44:06 ID:98V/eoZd
御疲れ様でした!!

383 :来訪者さん御免なさい:2007/09/26(水) 16:05:40 ID:zu8Uk46v
>>380
俺も妄想が止まらないので妄想次回予告だw

婚約者に捨てられ傷ついたエレオノールの前に現れた好青年育郎
だが彼は13歳も年下で、しかも妹の使い魔!
悩むエレオノール! 果たして2人の運命は…

次回 『仇敵と3姉妹!究極の5人プ○イ!』に乞うご期待!!

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 16:09:14 ID:afecx6mE
来訪者さんGJ!
ルイズが此処らへんで正直に心の中を話したのは初めてじゃないか?
可愛いねぇ

>>383
それはないないないないないwwwww

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 16:10:16 ID:Q9s+d+7Y
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{       リ| l.│ i|
         レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|
          ヽ|l ●   ●  | .|ノ│
            |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , | にょろーん
          | /⌒l,、 __, イァト |/ |
.          | /  /::|三/:://  ヽ |
          | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |


386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 16:20:56 ID:VRkID63J
>>383
え、えーと、放送はキュルケ脳内の提供でお送りします?

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 16:28:18 ID:zu8Uk46v
>>386
この妄想の提供は

育郎君をおはようからお休みまで見つめるミス・ロングビルと
ルイズをおはようからお休みまで見つめるキュルケのお2人でお送りします

あとタイトルに若干の抜けがありました事を深くお詫び申し上げます

正式タイトルは『仇敵と3姉妹!究極の5人プ○イでレッツ・コンバ○ン!!』です

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 16:31:50 ID:afecx6mE
キュルケに加えロングビルまでw
資金の提供はモット伯とオスマン老か

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 16:36:09 ID:rip3WaMf
スレ全部読み終えてアバッキオとバオーがきてて
GJしようとしたらこんな話題になってた俺のきもちがわかるか!?


  ( ;´Д`)もう我慢できん!
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘

  ( *´ω`)ムシャムシャ 
  つi'"':
   `、:_i'

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 16:43:07 ID:9rqjr4VI
食うなw

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 17:31:05 ID:HBaR74D1
美味いのか?ティッシュ美味いのか?

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 17:33:59 ID:/ZG3Bp6Y
から揚げにすると結構美味しいらしい、食ったことはないが。

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 17:42:03 ID:b1PgTabc
金がないとき醤油を付けて食べた事があるぜ
腹の足しにはなる

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 18:11:06 ID:3kGxSDRj
    , -―――┛┗
             /に    (ニニ┓┏ 
         //')  u   に二) (ヽ  山羊かお前らはよぉ〜!
         〃____,r^)__,r、(ニユ|   
         i!  ◎`' ./ /´◎uヾヽヽ,! 
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi  
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〜/⌒ヽ    
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /   
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/ 


395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 18:12:46 ID:98V/eoZd
小学生の頃はプリントやテストの端の方千切って食ってたな

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 18:14:32 ID:IBPgNqoz
>>394
ワラタw

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 18:40:50 ID:Z5PPY16H
文字が印刷されてる紙はちゃんとインクの味がするんだよな
はっきり言ってマズいし体にも悪そーだから、食うならエニグマか無地の紙がいいと思う

それはそうとして来訪者さんGJです!背伸びせずに育朗と接してるルイズが可愛いぜ

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 18:44:53 ID:Yc8Nkvux
このスレ山羊多すぎだろwww

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 18:52:20 ID:0eUcosk+
お前らならダンボール肉まんとか余裕だな

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 18:56:15 ID:zk3wdOJk
おまえらの食生活が心配になってきた

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:04:06 ID:zu8Uk46v
>>399
露伴先生なら喰うだろうなw

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:17:23 ID:/ZG3Bp6Y
>>401
普通に食べてる姿が浮かぶw

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:21:10 ID:FPk44hOw
まあ待てみんな。ジョジョでも実際に食った奴居るじゃないか
ほら、最近来てないファイ(ry

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:36:20 ID:S7MJ0mwZ
おまえらレシートだけは食うなよ
共通してクソ苦い
ゆで卵の皿がわりに使ってゆで卵にまで苦味が浸透した
爪磨くには良いけど。
紙も良いけど木もいいぞ
味は微妙だが匂いがいい

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:53:10 ID:CWHgOn5U
>>404
感熱紙を皿にするってお前どんだけ生活に困ってんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:55:40 ID:E+wQX7wo
『紙が美味い、不味い』とかお前らの食生活悲し過ぎるよ…(´;ω;`)

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:56:33 ID:b1PgTabc
ティッシュを食べるくらい普通だと思ってたんだが違うのか
俺が大学生の頃は湯でキャベツがデフォで危ないときはティッシュとパンの耳だったんだがなぁ

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 19:58:59 ID:zk3wdOJk
>>407
大丈夫かwwwww
米かパスタはないのかww

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:01:49 ID:vRBgxzBO
どんなに生活が困っても全うな食事だけは……
いや、パソ売ったりフィギュア売ったりDVD売ったりしたこともあったが。
最低でも米だけは確保していた。
生で齧ったことも多々あったがw

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:05:57 ID:9rqjr4VI
>>406からどす黒い邪悪を感じた

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:09:00 ID:I/G5j73+
>>409
生で齧ると結構美味しいよね

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:12:10 ID:SBb6VvJE
砂糖と水で一週間凌いだ俺参上

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:15:45 ID:/ZG3Bp6Y
なんでオーフェンみたいな生活している奴らがいっぱいいるんだw

米は生だと栄養の吸収効率が悪いと聞いた気がする。

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:16:15 ID:HwsfWHN2
>>409
米よりDVDの確保のほうが必要じゃないか?
だって、米は後で買えるが、DVDは後になったらもう売ってないかもしれないんだぜ?

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:20:43 ID:vRBgxzBO
>>414
言わないでくれ。それで後悔したことが3回あるんだ。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:22:42 ID:vRBgxzBO
sage忘れたゴメン……。 吊ってくる

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:24:51 ID:S7MJ0mwZ
栄養にゃならんがプラスチックだって食える
薄いやつなら陶器でも噛み砕いて食える
金属はさすがに無理だった
布は苦戦した
人間その気になれば意外と食えるもんだ

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:26:24 ID:HwsfWHN2
>>417
布は分かるが、プラスチックはどうかと思うぞ。
そして陶器と金属は粉にして食べれ。

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:28:38 ID:afecx6mE
お前らある意味凄いなw
つかプラスチックまで食って金属まで食おうとしてんじゃねえよwww
生活そんな苦しいのか?

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:30:03 ID:8PlevOKx
…意外と食える野草は多いんだぜ
ただよく洗わないと・・・な

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:32:09 ID:4C3G2iYZ
東京で野草なんて食ったら腹壊すからな

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:32:16 ID:XO7wQU6d
お前ら日本に住んでるのにえらくサバイバルな生活してるんだなぁ・・・

イ`

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:33:25 ID:b1PgTabc
バイトはパン屋
山へ山菜を取り
この二つはオススメ
残り物うめぇ

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:34:52 ID:FUUKqGD3
お前ら実はキンクリとか使えるんじゃね?
ボスよりなんか凄い気がする。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:36:14 ID:oY8o3Zvs
リアルでシレンジャーみたいな人間が居るとは思わなかった。

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:37:02 ID:afecx6mE
ノートのおまけで見たがタンポポは食べれるらしい
お前ら食ってたりする?

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:38:34 ID:pDv53fc0
この流れはノトーリアスBIG召喚のヨカン

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:38:36 ID:HwsfWHN2
>>423
どちらかと言えば海のほうが好きだぜ。
ほぼ確実に食い物があるし、何より遭難しなくて良い。

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:38:50 ID:qC0e3JRj
都会でカエルが手に入ればこんなことには……

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:38:53 ID:S7MJ0mwZ
タンポポは茎とか苦いぞ
花はまだ食えるかもしれんが
雑草も渋いしあんまりなあ……
ガラスは子供の頃間違えてコップ噛み砕いて口切ってから怖くて食った事がない
誰か食ったヤツいる?
ビニールはマジ食いにくい
あとわりと最近知ったがエタノールは一応飲める
体には悪いけど。
一度興味があってカエルを口に含んだがぷにぷにしてて外側の感触はモチ?みたいな。結局食わなかったけど。
なんか違うスレになってきた
まあ職人がくるまでの暇つぶしだしたまにはこういうのもいいか

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:41:55 ID:oY8o3Zvs
そういえば、タンポポのコーヒーってどこかで見たような気がする。

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:42:24 ID:Wdfo5tnF
お前らここのスレタイ思い出せwww

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:42:39 ID:afecx6mE
思ったが一ヶ月一万円生活での濱口の生活以上にサバイバルなんだな
俺の持ってるヘソクリあげたくなってきた…

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:45:10 ID:VRkID63J
……某漫画家が逝ってる、もとい言ってるように
りありてぃが大切なのですねと学習した。

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:45:46 ID:5v5chb8L
>>430
そりゃ酒に入ってるアルコールはのはエタノールだからなぁ
ちなみにメタノールは飲んじゃ駄目だぜ?もれなくンドゥール様の世界へご案内となる。

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:46:34 ID:I/G5j73+
スレが

【生き残れ!】ゼロの奇妙なお前ら【生存67日目】

になりつつある件

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:47:03 ID:XO7wQU6d
カエルの輸卵管は高級食材なんだぜ?
あとカエルは唐揚げにすると食えるって懇意にしてる肉屋さんに聞いた
鰐の腕の蒸し焼きうめぇ

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:47:14 ID:5ceU8wAE
お前らリアルで「サバイバル」のように大地震が来ても絶対に生き残れるな

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:47:24 ID:FPk44hOw
>>427
むしろ、この流れはハンサム顔召還www

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:48:29 ID:S7MJ0mwZ
>>432
岸辺露伴式取材法だと思えばそう遠い話題でもない
調理したカエルは鶏肉味だったか?

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:50:14 ID:5v5chb8L
>>438
隅田川の水はしょっぱかったぜ。ありゃ飲めん

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:50:30 ID:oY8o3Zvs
>>436
貯金ゼロのゼロ?

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:52:58 ID:S7MJ0mwZ
この流れでまとめると召喚されたがなんか森とか荒野とかに出ちゃって見付けてもらえるまで生き残れなジョジョキャラサバイバルストーリーか?

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:54:26 ID:HwsfWHN2
>>438
水場と刃物と火の確保が出来れば、都市部以外なら生き残る自身はある。
問題は、都市部だとまったく役に立たないってことだけどなっ!

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:55:32 ID:6qmXFyEn
まあまて
野草の類の渋味は鬱陶しい食欲を減退させるのに必須だから

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:57:04 ID:XO7wQU6d
こうなったら波紋で土を耕し、作物を急速生長させるしかないなwww

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 20:59:51 ID:8PlevOKx
>>444
都市部は自然が少ないもんな・・・

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:00:17 ID:zu8Uk46v
>>446
キングクリムゾン!作物の成長する過程を吹っ飛ばして収穫という結果だけが残る!!

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:02:08 ID:S7MJ0mwZ
>>444
火打ち石なら予備含めて三つあるから火種は任せろ

ジョジョでサバイバルに向いてるのは誰だろうな
「泥水をすすってでも生き延びる!」とかいそうなやつが多くて選びにくいか

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:04:30 ID:E+wQX7wo
ジョジョゼロの面々がサバイバルするとしたら…
キュルケ・アブさんなどの火組や重ちー・ナランチャ・トニオさんなどの知識とスタンド能力による食物探索組
ルイズ・吉良・承りなどのパワーを生かした破壊&横穴住居作成組とかギーシュ・マルコメなどの非常食組が大活躍だな。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:05:23 ID:hVXJ7UM3
…何のスレだここはwww


バターに砂糖をまぶしてレンジでチン。
食欲減退してマジオススメ

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:11:19 ID:8PlevOKx
草はアク抜するか揚げるかすれば大体食える

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:12:09 ID:cBgSkBLQ
俺ずっと思ってたんだ。
雑草をどうにかして食えるようにすれば食事には困らないんじゃないかなって

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:13:12 ID:HBaR74D1
時々話題がすごい事になるよなここはw

サバイバルならジャイロとかSBR組が慣れてそうだ

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:15:34 ID:afecx6mE
やっぱりウェザーが一番じゃないか?
飲み水確保とか出来るし

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:17:03 ID:Hkj4iIgJ
何ですこの恐ろしい流れw
話題に蠱が出てこないのがまだ救いですか。

トニオさんとかどうなんだろ、変な食材でも料理できるのかな?

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:17:21 ID:zk3wdOJk
食料の保存ならホワイトアルバムとホルス神で冷凍保存か?

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:19:10 ID:HwsfWHN2
>>456
蟲は贅沢品だぜ?
たんぱく質は確かにあるが、捕まえやすく食べれて、尚且つ量の確保できる虫ってのは早々居ない。
そんなのなら、魚釣るためのえさにしたほうが便利だ。

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:19:17 ID:HBaR74D1
スタンド能力をフル活用すれば最終的にサバイバルから快適生活に変化してます

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:23:08 ID:S7MJ0mwZ
>>457
素直に加工するとか考えようぜ
ザ・サンで干物や干し肉量産

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:25:53 ID:/ZG3Bp6Y
鉄塔で生活していた彼が最強だと思います。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:32:50 ID:b1PgTabc
>>456
虫は狙いにくい
蝗は結構取りやすいし美味しいけどな

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:33:03 ID:XO7wQU6d
Dio様ならそこらの人間を吸えばOKなんでお手軽ですね

柱の一族や究極カーズ様には劣るが

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:33:18 ID:6IElRcXf
おまえら真の意味でサバイバーだな

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:34:20 ID:i/FtzG4U
>>436
遅いがクソワロタwwww

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:36:02 ID:XO7wQU6d
>>462
大量発生して作物を食い荒らす飛蝗は食えんぞ
奴ら突然変異で食い荒らすくせに食える所がないというクソッタレな虫だ
佃煮にしても固い上に不味いそうだ

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:36:57 ID:E3hp7m7n
タンポポの根を刻んでつぶして炒ってお茶にしたら意外と美味かった。
小麦粉に練りこんで、そこら辺に生えてたクローバーっぽい野草を油で揚げたのつつんで蒸したら
野菜饅っぽくなってもっとうまかたです
でも腹は痛くなりました

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:37:54 ID:AAlzLycj
貧弱な胃袋しかない俺にはとても無理な話だ

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:38:18 ID:afecx6mE
花の蜜はどうなんだ?
やっぱ美味いの?

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:40:39 ID:HwsfWHN2
>>466
飛蝗は釣りのえさにするのが正しい。
羽をぐずぐずに潰した後、首と腹の境目辺りに針を通すと生きたまま通せる。
そしたら川に放り投げるんだ。

生餌として動いてくれるから、警戒心の薄い狩場なら、特別なことしなくても釣れる。

あ、羽潰すのを忘れると、飛んで逃げるから気をつけて。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:41:29 ID:8PlevOKx
>>469
昔の記憶を頼りにするとほんのりとした甘味があったね

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:42:09 ID:1ZKUOqqc
お前らなぁ・・・・野草とかは普通に毒アリもあるんだから気をつけろよ。
特に球根系。

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:42:44 ID:JamObr0Q
なー、一瞬別スレだと思ったんだが……(汗)

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:42:58 ID:HwsfWHN2
>>469
結構美味しい。
けど、一つ一つだと微々たる物だし、そこ等の蜂の巣を襲ったほうが良いよ。
一旦叩き落してから全力で逃げて、しばらくしてから戻ってくると蜂は去ってる。
去ってなかったら諦めろ。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:43:37 ID:b1PgTabc
>>466
あら?んじゃアレは何だったんだ?
結構うまかった覚えがあるんだけどなぁ

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:44:30 ID:S7MJ0mwZ
>>469
美味いが少ない
希少品だね
小学校の頃は下校ついでに寄り道してよく吸ってたよ

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:45:34 ID:HwsfWHN2
>>475

一口に蝗と言ってもな、トノサマバッタの突然変異の蝗と、バッタ亜目イナゴ科の蝗の二種類が居るのを忘れちゃあかん。
後者の蝗は食える。

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:45:56 ID:OF65i5rb
この流れは嫌いじゃない

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:47:04 ID:6Hdj5qZm
つまり後者のイナゴは稲の収穫時期に出てくる奴だな?
あれはまあ中々食えるものだ

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:48:07 ID:b1PgTabc
>>477
d
突然変異も蝗って言うのか

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:49:19 ID:HwsfWHN2
>>479
Yes!
ちなみに、前者の蝗は日本で自然に見ることはまず無い。
発生する環境が無いからな。

昔は中国で発生したのが流れてきたことがあるらしいけど。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:50:38 ID:rip3WaMf
こんな流れにしたのは誰だよw



389に書き込みしたのは…オレだったァ〜!?
ただティッシュを食っただけなのに…

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:51:03 ID:FwFy+857
            -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
          /・・/:・,へヾヽ・:\    えいっ♪キンクリ!!!
         〃 {_{ル'´    リ|l.│・:i| 
         レ!小ノ    `ヽ フ|l:i・ i|   サバイバルタイムの時間を
          ヽ|l ●   ●  |: ・|ノ!   
          |l⊃ 、_,、_, ⊂⊃j |・, |   吹き飛ばす!!!
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /X)| l>,、 __, イァ/  /.|    そして投下が始まる・・・
       '<X)( i|l:::: i "Tーイ'{ヘ、__∧|
        \,,t|l:: lヾ#| /##X:::彡'
          |l::・:lX)(∨X)(X)(X|'


484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:51:29 ID:RtBCWEL5
タバサ&ティファニア(生活の知恵…メモメモ)


キュルケ&ロングビル「不憫過ぎて涙が止まりません!(泣)」

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 21:54:59 ID:HwsfWHN2
>>482
いや、俺もまさか学生時代の俺と同じような連中が居るとは思わなかった。
あの頃は食料なんて、近場の川か海に行けば手に入ったからなぁ。
最低限の家賃さえ残しておけば、残りは全部遊びに費やせた。

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:01:06 ID:S7MJ0mwZ
同類がゴロゴロしてるのはまあある事だ
そいつらがこのスレにいるってとこに吹いた
さて、流れをマンダムしてジョジョキャラサバイバルInハルケギニアだ
……アレ?

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:01:34 ID:zk3wdOJk
>>389がティッシュを食う

山羊が大量発生

野草を食う奴発生

サバイバル話に移行 ←いまここ

話がさらに発展

【生き残れ!】ゼロの奇妙なお前ら【生存67日目】がスレタイに

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:02:25 ID:I/G5j73+
桜の葉っぱ生で食べたら次の日一日中頭がくらくらしてた事があったよ。
桜餅についてる奴は平気だったんで体質じゃないと思う。
品種が違うのか、塩付けにしないと駄目なのか。
やっぱり野草は気をつけたほうがいいと思う。
木の皮の方は平気だったけど、口の中が痛くなった。

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:10:03 ID:oY8o3Zvs
とりあえず赤ちゃんみたいになんでも口に入れるのは止めよう。

490 :初代スレ506:2007/09/26(水) 22:11:37 ID:Fd1XThHT
流れを切って15分投下でファイナルアンサー?

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:12:26 ID:HwsfWHN2
>>489
何でも入れてないぜ。
食える食えないは直感と経験で選んでる。
噛んだ時に舌がピリッとしたものは、基本食えないと判断してる。

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:12:48 ID:afecx6mE
>>490
キタァーッ!!
支援だッ!!

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:13:55 ID:HBaR74D1
>>477
前者はこいつか
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E5%A4%89%E7%95%B0_%28%E5%8B%95%E7%89%A9%29

色が凶悪・・・

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:15:38 ID:ZsRO4IAp
実は水槽で泥抜きしたアマガエルが今10匹いるんだが
どうしたらいい?

495 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/26(水) 22:16:20 ID:Fd1XThHT
ルイズを見ながら私は声を出そうとして、
「が、ご、う、おぇえええええええええええ……」
「きゃ――――――――!?」
胃液を吐き出した。
「ちょ、ちょっと!?だれか―――!」
ルイズが慌しく部屋を出て行く最中、私は胃液を吐くのを止められなかった。

寝ていたベッドの毛布を取り替えてもらい右手と左手を確認してもらう。
そして、
「安静にしとりんさいよ。そうすりゃ自然に治るけ」
そういいながら医者(色気もない老婆だ)は部屋から出て行った。ルイズにはシエスタの家に行ってもらっている。デルフと猫を連れてきてもらいにだ。
さっき医者といったが学院のように水のメイジではない。
骨折や傷などの怪我の対処法に詳しい程度の人間だ。まあ、ここは田舎らしいので水のメイジなんていないだろう。
怪我に詳しい人がいただけで十分だ。出なけりゃ今負っている怪我の手当てをしてもらうことすら出来ないからな。
そして何故吐いてしまったのか?それは一つの体の変化が原因だった。
この変化をどう表現すればいいのか?答えはたった一つだ。
『痛』
これだ。漢字一文字で表現できる。
まず、自分の右手の小指と薬指が折れている。さらに左手も痛みで指一本動かせず、腹はまるで穴でも開けられたように異常な痛みを信号として脳へ送っている。
何故、こんなことになっているのか?もちろん予想はついている。おそらく、あの夢(厳密にいうと夢じゃないけど)が原因だ。
あの夢を、私はひどく鮮明に憶えている。
対峙したキラヨシカゲ。
傷つけられた右腕。
放たれた左手、シアーハートアタック。
自分の腹を貫通するキラークイーンの左腕、そのときの感触。
再び放たれたシアーハートアタックを受け止めるキラークイーンの右腕。
シアーハートアタックを右腕の能力で爆破したときの瞬間、そして同時に爆破される自分とキラヨシカゲの左手。
懐から銃を取り出しキラヨシカゲに狙いをつけたとき、絶望した表情のキラヨシカゲ。
キラヨシカゲの額に銃弾を撃ち込み頭を爆破し、自分自身の『世界』を、存在を確立した瞬間。
あの夢の全てを憶えている。今まで『幸福』を目指して行動してきたが、私はスタートラインに立ってもいなかった。
しかし、自分の『世界』を確立した瞬間、私はスタートラインに立つことができたのだ。その瞬間を忘れられるだろうか?忘れたくない、忘れられるわけがない。
私はキラヨシカゲだ。私という名の『キラヨシカゲ』なのだ。これからもずっと……
だが、そんないいことばかりではなかった。
それがこの痛みだ。腹と左手の尋常ならざるこの痛み、あの夢が原因だというのは明々白々だ。
イワシの頭も信心だ。あの夢の中で私が受けた傷が、思い込みで本物の肉体にも影響を及ぼしたのだろう。嫌なプラシーボ効果だ。
腹や左手や右手が異常に痛いだけで、シアーハートアタックの爆発の余波を受けた体も中々痛い。

496 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/26(水) 22:18:31 ID:Fd1XThHT
さっき吐いたのはこの腹の痛みに体が拒絶反応を起こした結果だと思っている。そしてそれが答えだろう。
さて、ここで疑問が一つ出る。夢の中で私は右腕に傷を受けはしたが指を骨折したわけではない。
それにこの骨折は滅茶苦茶に折れている。手当てをしたばあさんがいうには指がねじれ折れていて、骨が肉を突き破り見えていたほどだという。
夢の中でこれと同じことをしても、現実で同じことになることはないだろう。せいぜい小指と薬指が動かなくなる程度だ。
指が勝手に捻れるか?捻れるわけがないだろ?いくら指に力を入れたところで指がひとりでに捻れ、あまつさえ折れるなんてありえない。
人間の指はそんな風にできていない。じゃあなんで折れてるんだ!?
まったくわかんねぇ!
クソッ!腹が立つ!痛いしこれじゃ右腕が不自由だしよ!左手も使えないんだぞ?
これじゃあデルフを握れないかもしれないじゃないか!あ、デルフを持てばガンダールヴの効果が発動するから痛みが抑えられるじゃないか。
だったらこの痛みに対処する方法は武器に触れてガンダールヴの効果を発動させておくことだ。何か手近な武器といえば……
銃だ。いつも懐に入れているんだ。右手が痛むが何とか懐から銃を取り出し……あれ?今気がついたがこれは私の服じゃないぞ?
辺りを見回すと私の服が少し離れたテーブルの上に畳まれている自分の服を発見した。服の上には銃が置かれている。
誰かが触れたのだろう。興味本位で弄くられはしていないだろうか?まさか暴発はしてないよな?
まあ、今そんなことを考えても仕方がない。問題はあの銃を自分の手の内に納めることができるかどうかということだ。
そして答えは不可能。明らかに無理だ。
まず痛みで動けない。ベッドから転げ落ちただけでも想像を絶する痛みが全身を襲うだろう。
ではキラークイーンで取ればいいのではないか?それも不可能、射程範囲外だ。キラークイーン自体この痛みで出せそうにない。
出す意思も挫かれる。まったく、夢の中ならいくらでも我慢できるのにどうしてこんなときは我慢できないのだろうか?
それとも夢だから我慢できたのか?多分後者だろう。夢だからな。そのときの心意気がダイレクトに反映されたんだろう。
「う……いつつ…………」
それにしても痛い!痛すぎる!また新たに気がついたが顔も痛い。
何かに思いっきりぶつかった、あるいはぶつけられた感じだ。右手で触れてみると明らかに腫れている。
なんで腫れてんだ?どうして指が折れてるんだ?なんで服が着替えさせられてんだ?そういえばルイズも頭に包帯してたな。一体何がどうなっていやがる?
キラヨシカゲと対峙していた空白の時間に何があった!?
そんなことを思っていると、ドアが開き誰かが入ってくる。入ってきたのはルイズとシエスタだった。
ルイズはデルフを抱え肩に猫を乗せ、シエスタは手にバスケットを持っている。
「ヨシカゲさん……。よかった、起きたんですね」
私を見たシエスタの第一声がそれだった。目は少し涙ぐんでいる。なぜ?それに起きた?
「不思議そうな顔してるから答えるけど、あんた3日も眠ってたのよ」
「…………〜〜〜!?」
声に出して言おうとしたが痛みで声が出せず悶絶する。しかし、3日だと!?私は3日も夢の中にいたのか!?

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:18:37 ID:rip3WaMf
支援

498 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/26(水) 22:19:35 ID:Fd1XThHT
「何言ってるんですか!ミス・ヴァリエールだってヨシカゲさんが起きる少し前に起きたばっかりじゃないですか!本当はまだ寝てなさいって言われてるのに」
「いいのよ。ちゃんと起きたし頭に怪我してるだけで他には悪い所なんてないんだから。それと」
ルイズがデルフを壁に立てかけ子猫を床におろす。
「あんたが言ったとおりちゃんと持ってきてあげたわよ。勘違いしないでよ?たまたまシエスタの家に行く用があったついでなんだから」
ありがたいが、デルフにも猫にも皆ギリギリで手が届きそうにない。もしかして嫌がらせか?
そう思っているとルイズが机の上から銃を手に取りこちらに放り投げてくる。そして銃は何事もなく私のベッドの上に落ちた。
っておい!あぶねえ!暴発したらどうする!
「お守りなんでしょ?持ってなさいよ」
そういや前にお守りとかいったような記憶がある。あれを真に受けてたのか。別にいいけど。
銃に触れるとルーンが光り体から痛みが引いていく。よかった。これであの痛みから解放される。
「あの、ヨシカゲさん。起きたお祝いに私料理作ってきたんですけど食べませんか?もちろんミス・ヴァリエールも一緒に」
「わたしがおまけみたいに聞こえるんだけど」
「そんなことありませんよ〜?」
ルーンの効果も発動して腹の痛みも殆んどなくなってるから食えるはずだな。よし、
「それじゃあ、いただこうか」
こうして私のベッドに二人が座り食事を始まった。そして2分後、二人の目の前で吐いてしまった。
痛みがなくなっているだけでダメージが回復しているわけではないというのを思い知りながら私は二人に謝った。

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:20:38 ID:HwsfWHN2
支援を絶やすな! 支援

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:20:54 ID:S7MJ0mwZ
スライスしたスパムをクラッカーに乗せて食いながら支援
……酒飲みてぇ

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:21:18 ID:9rqjr4VI
この吉良はホントにデルフが好きだなw
支援

502 :初代スレ506:2007/09/26(水) 22:21:22 ID:Fd1XThHT
以上。

前回で書き直しすぎたので書き溜めた文に矛盾が発生しまくってしまった。
書き直す時間があるか?いや、ない反語。

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:23:21 ID:S7MJ0mwZ
このキラのガンダはデルフへの愛で稼働しているな
GJ!

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:24:29 ID:rip3WaMf
GJ!

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:26:45 ID:E3hp7m7n
GJ
キラは相変わらずデレてるな(デルフに)

>>494
天ぷら!天ぷら!

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:29:16 ID:HwsfWHN2
GJ!
良いキラデレフ。

>>494
血抜きして絞めた後に空揚げにすると旨いぜ。

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:31:02 ID:HBaR74D1
キラヨシカゲGJ!

・・・アマガエルは皮膚に弱い毒がある。気をつけろ

そういえば以前、ウシガエル級の特大トノサマガエルを捕まえた事があるが
バケツから30cmの大ジャンプかまして逃げよった。生け捕りだと面倒なもんだな

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:34:22 ID:ZsRO4IAp
おk血抜きしてくる
   ‖Y .:::::.:.:.:.:.: : :        ::l、|| | ‖ ‖ |
   ‖/.:::.:.:.:.:.:.:. :. _          i || | ‖ ‖ |
    l '.::''::::::.:.::/Y /    r-、  _ i;. | ‖ ‖ |
    l :: :: .:: :: 7:::ヽ /V::::/   /::t__Y, ‖ __
     ,l: l l  l:/:/`'  7::::く  /:t-i::/ ./ ̄____:::::/
    l .l: l:  l:i/   /::/ヽ' ヽ;:`'/    ̄,-, //
    l: l: l:  l:    l,/   ,i' /:/i;;'`‐- /:/ `
    /.:l: .:l  :i:       /  `' i:    `':i |‖|
    l: : l :.i : : l;:      ii;-:、   l;:  ,-' |‖|
    i;. ;: i: :::::::l:       i、 `‐、 l;: /  |‖|
   ||:`;i i; _ .:l:       i     ,l:-'      |
   ,‐-='γ',:;:;ヽl;         , = "
   r'ヾ:,  `‐ '丿=、   ,. = '"`t,- 、      i'i /
   'i,  `    i;.:.:.:.:` '' '`:.:.:.:.:.,- '‐- y'"`= ,  | |/
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     =-ヽ,     ,. - `-、;;.:.:.:.:.:.:.:.:. ,-'ヽ,   ,.= '
   ,=' '' "i`=-‐,=':.:.:.:.:.:.:.,i`'"'=‐-‐="   `= '
       `'=-.:.:.:.:.:.:,-='



509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:35:50 ID:9rqjr4VI
報告いらないです

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:43:45 ID:98V/eoZd
無機物デレGJ!
そして>>505-506
馬鹿野郎!ここは血抜きをして茹でてポン酢と白菜で食べるべきだろう!

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:51:26 ID:afecx6mE
吉良GJ!
やっぱ吉良は面白過ぎだッ!銃暴発しかねない扱いすんなルイズw

カエルの話はもうやめれw
流石にいいや限界だッ!状態だぜ!

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:52:39 ID:XO7wQU6d
無機物デレのデッドマンGJ!

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:06:46 ID:I/G5j73+
投下乙!
って何で流れが変わってないんだよwwww
カエルの食べ方なんて、ディアボロ風でいいゃないかwwww

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:08:19 ID:nW+GBkwi
>>510 >>511
だが断る
蛙は唐揚げに決まってンだろ!
プリプリの腿を味わえぇいッ!

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:09:48 ID:nW+GBkwi
そして失態ッ!
キラ嘔吐GJッ!

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:10:38 ID:xbJph88c
神IDが本スレに降臨
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/comic/1190302675/504
504 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2007/09/26(水) 23:06:47 ID:8ozGojOJO

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:22:56 ID:XO7wQU6d
蠍や蛙、鰐に海豹、駱駝の肉を売ってる肉屋があるんだが・・・
サバイバルにもゼロ魔にもJOJOにも関係ないなw

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:25:18 ID:yTXy0jhj
ヨヨのことかーーー!!!

519 :始球走 ◆k7GDmgD5wQ :2007/09/26(水) 23:34:28 ID:a9ed2Eb9
流れをブチ折って投下するズラ!

23:40くらいから

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:35:57 ID:alBMt7sD
来いズラ!

521 :Start Ball Run 1/3:2007/09/26(水) 23:39:17 ID:a9ed2Eb9
何度目かの同じ仕草をする。
掌を上にして、光にかざすように見る。……見えるのは、自分の血潮だけ。
そんなことをルイズは、もう何回と繰り返していた。
他にすることのない、静かな午後の授業中。
「はい。それでは手を挙げた貴方に。……う」
ぱっと目に入った挙手を指名したものの、それが彼女だと気付くと、ミセス・シュヴルーズは思わず呻いた。
「……先生。なんですか? う、って」
「い、いえ。な、何でもありませんよ。ミス・ヴァリエール。そうですね。それでは、貴方には教科書のこの段落から……」
「お言葉ですが、いまやっている授業は、おさらいを兼ねた錬金の実演だと思いましたが」
授業を上の空で聞いていたように思えたルイズだったが、しっかり授業の内容は把握していた。教師の態度にルイズが少し不機嫌そうにむっ、と膨れた。
「そ、それはもう終わりました。ええ、終わりましたともいまさっき」
引きつった笑顔で、そうミセス・シュヴルーズは言った。教卓に載っている石を、そそくさと隠そうとする。
「……そうですか」
ルイズは釈然としなかったが、教科書に手を伸ばす。そこに。
「“ゼロ”のあなたがまた錬金なんてやったら、教室がまた煤だらけになるじゃない。いい加減覚えたらどうなのかしら?」
ふふん、と鼻で嗤うような声で、ルイズは後ろから、そう言われたのである。思わず、後ろを振り向いて、声の主をジト目で睨む。
「なによ“洪水” いつになく絡むじゃない」
キュルケがいないと、ルイズにちょっかいを出す生徒はそれほどいない。お陰で、今日の授業はことのほか平穏だったのだが。
いつもならルイズにあまり口を出さないモンモランシーが、噛みついてきたのである。
「失礼ね。洪水じゃないわ。“香水”よ。ルイズ。ゼロのルイズ。記憶力までゼロなのね」
なによこの縦カール。今日は厭に陰険じゃない。とルイズは思った。
「それにね、ルイズ。あなたこれまで何度錬金を失敗したか覚えてるの? 今日までずっと、あなたの番が回ってくるたび毎回よ。いい加減自覚なさいな。ルイズ。ゼロのルイズ。成功確率ゼロのルイズ」
そこまで言われると、さすがにルイズもカチンときた。
「な、何ですって!? 今までが失敗だからって、これから先がそうだって限らないじゃない! あんたこそ今日は喋りすぎよ! ギーシュと喋れないからって鬱憤溜まってんじゃないの!」
「だ、誰がよ! わたしがあんなやつと話しをしないだけで、鬱憤なんて溜まるわけないじゃない! 何言ってるのよあなた!」
腕組みしながらモンモランシーはそっぽを向く。その頬が何故か赤い。違うと言っているが、概ね当たりなのだろう。隠そうとしているのが返って丸分かりである。
「そ、そこまで言うなら、やってみせてよ! 成功するところを見せてちょうだい!」
「言われなくてもやったげるわよ!」
売り言葉に、買い言葉であった。
「ミセス・シュヴルーズ! わたしはまだ錬金を成功させていません! ですが今日こそ成功させます! だから、やらせてください!」
二人の剣幕におろおろするシュヴルーズが許可をする前に、ルイズはずんずんと教卓の前まで進む。そして右手に持った杖を振り上げ、錬金の呪文を唱え始めた。
そうなると、騒ぎ出すのは他の生徒達だ。
机の下に隠れる者、なるべく遠くに離れる者……、タバサに至っては、ルイズとモンモランシーの口論の最中には既に、教室を抜け出していた。
シュヴルーズもまた、教卓からじりじりと距離を取る。
「ね、ねえ、モンモランシー。……ルイズ、成功するかな……?」
机の下に隠れたマリコルヌが、モンモランシーに尋ねる。
「そんなわけないでしょ。失敗するわよ、絶対」
絶対、のところに力を込めて、モンモランシーが言ったことを、ルイズは聞き逃さなかった。
思わず、後ろを振り向いて睨みつけようとしたが、その拍子に、ぽろり、と握っていた杖を零してしまった。
これに、ルイズは大層慌てた。とっさに左手で杖をキャッチしたが、口はそのまま詠唱を続けていたため、呪文を唱えきってしまったのだ。
そしてそのまま、左手で石に杖を向ける。
その瞬間、誰もが目を瞑り、机の陰に隠れたのだ。当然、次に来る爆発と、爆風に備えて。
……何も、起こらなかった。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:41:43 ID:I/G5j73+
支援するぞぉぉー!このレス出だぁー!!

523 :Start Ball Run 2/3:2007/09/26(水) 23:41:51 ID:a9ed2Eb9
「う、……嘘」
一番この結果に驚いたのは、ルイズ自身だった。
何回とやって、何回と失敗した。
その度に、象徴とも言うべき、爆発が起こった。
「せ、成功ですか?」
次いで、近くにいたシュヴルーズが、恐る恐る教卓に近づく。
覗き込んでみると……、三つあった石ころのうち、一つが確かに、変わっていた。
その色は黒色に近く、光沢は鈍い。
錬金というにはお粗末な出来だったが、確かに、石は何かに変じている。
卑金属の何か……場合によっては黒炭かもしれない。
だが、明らかに石ではないそれは、ルイズの魔法が成功した、紛れも無い証であった。
「イ……インチキよ! インチキだわ!」
声を上げてこの結果に、モンモランシーは抗議する。
「ミセス・シュヴルーズ! これは魔法じゃありません! きっとルイズが、わたし達が目を瞑ったのをいいことに、石をすり替えたんです!」
生徒達は、モンモランシーの言い分に頷く。
確かに、誰も確認することなく起こった出来事だったからだ。
……それに、ルイズの魔法が成功した、などというより、よっぽど信憑性がある。
「な……、なんですってぇっ!」
その一言に、ルイズは堪忍袋の緒が切れた。
成功しなかった石を掴んでモンモランシーの前に立つ。石を叩きつけて、わなわなと震えながら。
「だったら、目の前で成功させてあげるわよ!」
力強く、呪文を唱えた。
このとき。教卓に残った唯一の成功が、ころころと転がって、教卓の下に落ちた。
それはそのまま転がっていき、教室の中央で、ようやく止まった。
シュヴルーズはそれを取りに行こうかと思ったが、近づくのが、遅かった。
それが、功を奏したのである。
ルイズが詠唱を終え、勢いよく右手を振り下ろす。
石に杖が向いた瞬間。石は爆発した。
才人曰く『ド○フのコント』のような爆発であった。
そしてそれと同時に。ルイズの後ろで錬金の魔法が成功した証拠が、眩しく光を発し。

 大 爆 発  した。

それによって空いた穴は、数人がすっぽりと入るほどの大きさであり、もし仮に、シュヴルーズがあと数歩あの石を取ろうとして近づいていたら。
跡形も無く、消え失せていたに違いないのだから。

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:42:16 ID:JamObr0Q
同じ板だからな……ハードだぜ支援

525 :Start Ball Run 3/3:2007/09/26(水) 23:43:31 ID:a9ed2Eb9
ちゅどんちゅどんと、学院の寮の庭で、大きな音が響く。
ルイズが、何度も何度も、錬金の魔法を行っては失敗していた。
その姿を、使い魔二人は半ば呆れきったような、疲れきったような顔で、眺めていた。
「なァおチビ。本当に成功したのかよ」
ジャイロがとても信じられないという口調で、聞く。
「本当よ! 本当に本当に! 本当なんだから!」
強く、必死に肯定する。だが……、その場に居合わせたわけではない二人には、どうにも信じられない話だった。
現に、目の前に広がるのは、恒例と化した結果の連続なのだから。
「これだけ失敗してんのに、成功したって言われてもな……。それに、折角の証拠が、大爆発じゃなぁ……」
信じろという方に、無理がある。二人はそう思った。
「なによ……あんた達まで。……本当なのに……本当だもん……本当だもん」
唇を噛み締め、必死に涙を堪えるルイズ。
その姿を見て、二人が思ったことは、可哀想ではなく、ヤバイ、である。
このあと、高確率でルイズの癇癪が爆発するのは目に見えているからだった。
なんとか宥めようとはするものの、臨界点まで来ている主人の噴火を、止める術など無い。
あちこち痛む体で、なんとかしようとあの手この手を駆使する才人は、この日何度目かの、溜息を吐いた。
この日、才人は、命の危険を何度も感じていた。
狙われていたからである。
誰にかというと――、先日のキュルケの夜這いに来た5人組に、であった。
キュルケとベッドで寝そべっている姿を、バッチリ目撃されているのである。
何故か同じときに、部屋にいたはずのジャイロは彼らから敵視されておらず、もっぱら才人だけが対象だった。
キュルケを横取りされたと勘違いされた彼らは、同じくキュルケに恋慕している連中と結託し、この日ずっと、あの手この手で才人を追いかけ回したのだ。
魔法使いの得意な遠距離からの炎や氷が飛んできたり、風で吹っ飛ばされたり、地割れに呑み込まれそうになったりと、よく命があったものだと思うくらいの目に遭わされていた。
こんなことが毎日続いたら、たまったものではない。
なんとかしなければと、そう考えていた。
やがてルイズがひとしきり暴れて、ようやく落ち着いたころ、仕切り直しで、こう切り出してみた。
「……っつーわけでさ。俺、キュルケの取り巻きから、命を狙われてんだよ」
「そう。自業自得ね」
「いや、そーじゃなくて。頼むよ。なんかこー、身を守るものが欲しいんだよ」
「なによ。持ってないの?」
「だからないんだって」
「剣士とか、戦士じゃないの? あんた」
「違う。俺はそういうのじゃない」
「ものすごく使いこなしてたと思うんだけど」
「わかんねえよ。突然できるようになったんだ」
「ふうん……」
どうでもいいと言いたそうに、聞き流していた。
やっぱ駄目か。と才人はがっくり肩を落とす。
「いいわ。あんたに剣。買ってあげる」
「え?」
諦めていただけに、その答えは全く予想外だった。
「キュルケがあれぐらいで諦めるとは思えないし、自分の身は、自分で守りなさい。いいわね?」
「あ、ああ。わかった」
「明後日は虚無の曜日だし、町に連れて行ってあげるわ。早起きしなさいよ」
「ほー。おチビが才人にプレゼントとはねェ」
二人の上から、ニョホホと笑いながら、ジャイロが言う。
「うるさいわね。使い魔の世話をするのは主人の務めだし、当然よ、当然」
「そんじゃーついでに、オレにも買いものしてくれよ」
「なに? あんたも剣欲しいの?」
「うんにゃ。オレには手ごろな鉄屑がありゃそれでいい。……削って作るからよ」
ふぅん、と、どうでもよさそうに、ルイズは答えたのだった。

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:44:46 ID:alBMt7sD
あとがき支援

527 :始球走 ◆k7GDmgD5wQ :2007/09/26(水) 23:45:58 ID:a9ed2Eb9
以上投下したズラ。

まずはスレ板移転乙そしておめ。
規制が緩いって素晴らしいw

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:48:23 ID:JamObr0Q
乙ー。

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:51:40 ID:Azfc1VgG
乙!

>>516のスレにまたJOJOが来たな
ちょっと偽者っぽいけど

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:54:11 ID:alBMt7sD
GJ!あの五人に着け回される才人哀れw

>>516拝みに行ったらもう一人JOJOっぽいの出るし
引き合ったのか?

531 :アバッキオ投下してる者 ◆cQJsYa.9gk :2007/09/26(水) 23:54:21 ID:PTnootFl
始球走の方、乙であります

そして投下したいんですが、明日でいいです?

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:55:08 ID:uN0JDToc
明日とは6分後のことかな?
支援はいつでもできるぜ

533 :22 現在:2007/09/27(木) 00:00:10 ID:PTnootFl
翌朝、ワルドはアバッキオの部屋を訪ね、ノックしようとしたら先にドアが開いた。
だが部屋から出てきたのは同室のギーシュであった。
ワルドはアバッキオは居るかとギーシュに尋ねる。

「彼ならまだ眠っていますよ。グッスリですから起こさないであげてください」
実はアバッキオと勝負をしようと考えていたワルドだが、
寝ている相手を無理やり起こして勝負しよう、と言っては相手にされる訳もない。
仕方なく今は諦めて、ワルドはアバッキオが起きてくるのを待つことにした。

しかしアバッキオが起き出してきたのは、もう昼も過ぎたころであった。
もう待ちくたびれたワルドは早速勝負しようと持ちかける、だがアバッキオは相手にしない。
そこでワルドはアバッキオの興味を引く話を持ち出す。

「君の左手のそのルーン。それはガンダールヴのルーンだ」
アバッキオが聞いているかどうかも知らずに、ワルドは喋りだす。
ガンダールヴ、始祖ブリミルの使い魔が持っていたルーン。
武器を持ち、ブリミルが魔法を詠唱する隙から守ったという使い魔。

だがアバッキオはワルドの話に見向きもせずに顔を少し俯かせて、
右手にパン左手にお茶の入ったカップを持ち、遅い朝食(昼食)を食べ始めた。
ピグピグとワルドの眼輪筋が引きつるが、何とか怒りを見せまいと抑える。

ワルドはどうにか勝負に持ち込もうとするが、アバッキオは話に耳を傾ける素振りさえ見せない。
結局アバッキオは食事の最中に、いつの間にかワルドの視界の中から消えていた。
そのテーブルにパンの食べかすや、お茶の飲み終わったカップなどは一切残っていなかった。

534 :23 現在:2007/09/27(木) 00:01:13 ID:IiIDN+xA
そして夜、事態は急転する。
以前アバッキオが捉えた土くれのフーケが、宿に襲撃を仕掛けてきたのである。
狙いは恐らくルイズの任務の阻止。

フネでアルビオンへ逃げるにしても、明日にしかフネは出ない。
ワルドは風のスクウェアなのでフネの飛行補助が出来る。
よって二手に別れ、一方が敵を引きとめ、一方がアルビオンへとフネで行くべきだとワルドが言い放つ。

では自分達が残ると、キュルケとタバサが言った。
ルイズはそれを止めようと思ったが、アバッキオが手で制した。
「任せて、いいんだな」

答えの分かりきったことを聞くアバッキオに、二人は自信を持って答えた。
任せろ、と。そう言い切った。
そしてギーシュも残ると言い出し、少し震える手で杖を取り出した。
ギーシュに対するアバッキオの問いかけはない。
ただ少し鼻を、フンッと鳴らしたきりだ。

ルイズも迷いをフッ切り、キュルケにいつもの憎まれ口を叩く。
それにキュルケも軽口で応えた。
「なら、さっさと行くぞ」
アバッキオがデルフリンガーを引き抜き、左手のルーンが光る。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:01:18 ID:yAWv6mRb
支援する世界。

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:02:11 ID:7icIhJw8
支援

537 :24 現在:2007/09/27(木) 00:02:26 ID:IiIDN+xA
そのまま宿の壁を、デルフリンガーでブッ叩くように破壊し外に脱出。
まるでつるはしのような使い方にデルフリンガーは嘆くがアバッキオは相手にしない。
抜き身のデルフリンガーを引っさげて、アバッキオ、ルイズ、ワルドは道を駆ける

後方にフーケのゴーレムがいるが追ってくる様子はない。
微熱と雪風と青銅が何とか食い止めているようだ。
だがこのまま上手く事が運ぶと思うほど、アバッキオは楽観的ではない。

そして閃光が閃いた。
瞬間ワルドがルイズを庇おうと間に入る。が。
それより早く、とっさにルイズを庇って地面を転がるアバッキオ。

アバッキオ達が今いたところが焼け焦げる。
「電撃、いや雷か……」
冷静に敵の攻撃を見切るアバッキオ。
夜の闇に紛れての攻撃は脅威だ。しかし一向に次の攻撃はない。

「行くぜッ、ルイズッ!」
腕の中のルイズを引っ張り起こして、手を引いてアバッキオは駆け出す。
そしてフネの桟橋へと辿りつく。
だがそこで仮面を付けた者が待ち構えていた。

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:03:25 ID:yAWv6mRb
もう限界だ、支援する。

539 :25 現在:2007/09/27(木) 00:03:40 ID:IiIDN+xA
仮面のメイジは杖を構えて即座に詠唱を開始。
早い詠唱。アバッキオがルーンの力で駆けても止めることは出来ない。
そう読み取ったアバッキオは、さっさとルイズの手を引いて後ろに下がる。

そして生まれる稲光。しかし雷は誰にも命中することなく、どこか中途半端な地点に落ちた。
アバッキオの腕の中のルイズが杖を構える。唱えるのは簡単なコモンマジック。
だが結果は見えている。そしてルイズ自身にも見えていた。

ドッオオォォンッ!

生まれる爆発。不発に終わった魔法。しかし元々ルイズには攻撃の意思はない。
そもそも攻撃用の魔法を唱えた覚えもない。唱えたのはただのアン・ロックだ。
呼吸を計ったタイミングで自分が出来ることをした。それだけである。

すでにアバッキオはルイズを抱えてはいなかった。
いや、傍目ではアバッキオがルイズを抱えているように見えるのだが、それは違う。
それはアバッキオを模した『ムーディー・ブルース』。俯いて見えないが、額のタイマーがその証拠だ。

ワルドが詠唱を開始するが、それより早く動く疾風のような影。
デルフリンガーを構えたアバッキオである。
ルイズの爆発魔法を目くらましにムーディー・ブルースと入れ替わっていたのだ。
「オラァッ!」
ルーンの力で疾風と化したアバッキオが、棍棒のようにデルフリンガーを使って殴りつけるッ!

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:04:31 ID:ro+7qL/s
アバッキオはいいツンデレ支援
ところでアバッキオのくちびるって何色?

541 :26 現在:2007/09/27(木) 00:05:09 ID:IiIDN+xA
「ボォハッ!」
額をガンダールヴのルーンの力を込めて強打されたならひとたまりもない。
顔は見えないが苦悶の表情を見せる仮面のメイジ。
足元はふらつき最早戦闘不能だ。

「さて、と。それじゃあオメーのツラを拝ませてもらおうかッ」
アバッキオはそう言い放ち、ふらつく仮面のメイジに近寄る。
ワルドは一体何故ルイズの傍にいたハズのアバッキオが、偏在を倒したのか全く持って理解不能。
しかしその顔を見られるわけにはいかないワルドは偏在を操作する。

足元がふらつく偏在が最後の力を振り絞り、目も眩む突風を生み出した。
即座に偏在は足をもつれさせながら駆け、桟橋の荷物の影で仮面が砕けながら魔力へと還る。
「ちっ、逃げやがったか」
姿の見えない仮面のメイジに舌打ちして、辺りを見回すアバッキオ。

「ルイズ、ワルドと一緒にフネの船長に話しつけて出航させろッ。俺は外で今のヤツがまた来るか見張ってるッ!」
今はアルビオンへ向かうのが先決だ。
時間を掛ける余裕のないこちらには、それがベスト。

「分かったっ、行きましょうワルドっ!」
ルイズに促されたワルドも、外をアバッキオに任せてフネへと走る。
そして二人が見えなくなったころ、アバッキオはムーディー・ブルースを現す。

ムーディー・ブルースのタイマーが動き出した。

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:06:19 ID:7icIhJw8
支援

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:06:26 ID:yAWv6mRb
ワルド、かかったなドアホめ!!支援。

544 :27 現在:2007/09/27(木) 00:06:31 ID:IiIDN+xA
フネに乗り、一路アルビオンを目指すルイズ達。
途中空賊に襲われたが、何とそこで目的の人物ウェールズ皇太子と出会う。
ウェールズにアンリエッタから恋文を返してもらうべく来たと水のルビーを見せ親書を渡し、手紙のあるニューカッスル城へと招かれる。
「これがその手紙だ。確かにお渡しした」

手紙を慈しむように愛でて、ルイズに渡したウェールズ。
ルイズの表情が苦渋に滲む。
アンリエッタからの親書にはおそらくウェールズにトリステインへ亡命するように記してあっただろう。
しかしウェールズはそんなことは一言も話さずに、恋文をルイズに渡した。

ルイズには分かる。ウェールズはルイズが亡命を薦めても首を横に振るだろう。
たとえアンリエッタからの薦めだとしても、それをしないウェールズなのだ。
ルイズが何を言ったとしても首を縦に振るわけがない。
それがウェールズにとっての「真実に向かおうとする意思」なのだ。

だからルイズは何も言えなかった。その後ろでアバッキオも黙って見ていた。
その晩。アルビオン最後の晩餐会が執り行われ、ルイズ達も最後の客として招待される。
皆明日の大戦で命を落とすと知りながら、明るくルイズ達をもてなすその姿はどこか誇り高い姿であった。

アバッキオもテラスで酒を飲みながら美味い料理に舌鼓を打つ。
そんなアバッキオにウェールズが話しかけてきた。
「トリステインでは人が使い魔なのかい?」

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:07:38 ID:7icIhJw8
支援をリプレイ

546 :28 現在:2007/09/27(木) 00:07:47 ID:IiIDN+xA
ウェールズの疑問にアバッキオは答えない。沈黙が答えである。
それどころか逆に質問を返した。
「アンタは戦うことで何処に向かってるんだ?」

僅かに考えてウェールズはこう言った。
「僕は自分の正しさを貫けないことが一番してはいけないことだと思っている。
僕は明日、圧倒的な数の敵に押し潰されてしまうだろう。
だが僕はこれでも皇太子なんだ。使命って訳じゃあないが、最後まで戦い抜くことが僕の責任でもある」

ウェールズが静かに空を見上げる。
「それが僕の中の曲げてはいけない部分。それを曲げたら僕はただの「負け犬」になってしまうから。
きっとそういうことなんだよ。質問の答えにはなっていないけどね。ホント、我ながら頑固な石頭だよ」

アバッキオは黙してその言葉を聞いた。
「そうか。ツマラネェこと聞いたな」
ぶっきらぼうにそう言ったアバッキオにウェールズは笑った。
「構わないさ。それより明日君のご主人とワルド子爵が結婚するということらしいが、明日君はどうするんだい?」

アバッキオはその聞き捨てならない言葉に眉根を寄せた。
「おや。知らなかったのかい?先ほどワルド子爵が僕に仲人を頼んできてね。
明日の朝、結婚式をする予定なのだが。はて、一体どういうことだ?」

ウェールズが首を捻って唸る。
アバッキオは眉根を寄せたまま沈黙を守り、そして口を開いた。
「頼みがある。ちょっくらツラ貸してくれ」

547 :29 現在:2007/09/27(木) 00:09:02 ID:IiIDN+xA
あくる朝。いい風の吹く清清しい朝である。
しかしルイズにとっては全く清清しくない。
昨晩ルイズはワルドに唐突に結婚式を挙げようと告げられた。
驚いて反論も何もルイズが言えない内にワルドは行ってしまった。

しかも仲人はウェールズ皇太子だというのも、ルイズの背中に責任として重くのしかかっている。
別にワルドが嫌いだとか言うわけではない。
いつかは貴族として婚約者と結婚しなければならないだろう。
だが幾らなんでもこんな時に結婚式を挙げるなど考えたこともない。

それとワルドの話では、すでに城を脱出する者達と共にアバッキオはトリステインへ向かったと言う。
それも心に引っかかっていた。
寂しいとか、心細いとかという話ではない。
あのアバッキオが「任務」の途中で帰ってしまうということがあるのだろうか?

脱出用のワルドのグリフォンは二人乗りだ。
ならばそれも仕方のないことなのだろうか。
心に引っかかりを感じたままルイズは結婚式へと臨む。

場所は城の聖堂。
窓から空を望める絶景の神聖な場。
その人のいない閑散とした聖堂でワルドとルイズは儀式を迎えた。

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:09:31 ID:yAWv6mRb
支援!!

549 :30 現在:2007/09/27(木) 00:10:11 ID:IiIDN+xA
装飾の施された戦装束で身を包んだウェールズが二人に問いかける。
ワルドにルイズを永久に愛することを誓うのかと。
ワルドはお決まりのような文句を答えた。
「始祖と我が真実の心に誓って」

今度はルイズにウェールズは問いかける。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、汝はワルド子爵を永久に愛すると誓うのかと。
ウェールズが言葉を発する度に、戦装束の鉢巻がなびいた。

ルイズは問いかけに答えることが出来ない。
思い出すのは使い魔のこと。
今のルイズの頭の中は使い魔を召喚してからのことで全て埋め尽くされていた。

ギーシュと決闘した使い魔。
フーケから破壊の杖を奪還した使い魔。
魔法の使えない自分でも構わないと言ってくれた使い魔。

自分にたくさん勇気と自身をくれた、アバッキオ。

ルイズの心は決まった。今の自分の真実を見つけた。
「ワルド、あなたとはまだ結婚なんて出来ない。わたしはまだ真実に向かっている途中だから。
だから、あなたと結婚することは、まだ、出来ないわ」

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:10:24 ID:7icIhJw8
支援

551 :31 現在:2007/09/27(木) 00:11:21 ID:IiIDN+xA
ワルドは表情を変えない。
堅く表情を崩さずにルイズに微笑みかける。
何を言っているんだ、と。君はちょっと興奮しておかしな事を言っているだけなんだ、と。
だがルイズはワルドの表情の奥にある、瞳に巣くったドス黒い邪悪を見取る。

「アナタはもうわたしの知っているワルドじゃあなくなっていたのねっ。
もうそんなアナタは婚約者でも何でもないわっ!」
一変。ワルドは邪悪な意思を滲ませた表情に変わった。
ルイズの肩を掴んで、駄々っ子に物事を教え込むように静かに喋りだす。

「ルイズ、僕は手紙を回収する任務の他にやらなきゃあならないことがあるんだ。
一つは君を手に入れること。もう一つ、それはね……?」
ワルドが紡ぐように呪文を詠唱する。その口元はウェールズからは見えない。
風がワルドの杖に収束する。その魔法はエア・ニードル。
「ウェールズ皇太子を殺すことなんだ」

ワルドは恐るべき速度で反転してウェールズに向かって杖を突き出す。
エア・ニードル、風の螺旋錐で貫かれれば命はない。
「ウェールズ様っ!」

人であれば必死のタイミング。ワルド自身も殺ったと思った。
確かに普通はそう思うであろう。対象が『人』であればの話だが。
パシン、と乾いた音がしたかと思うと、ワルドの突き出された腕がウェールズに捕まえられていた。

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:12:21 ID:W3w8cgDs
やっと追いついた支援!

553 :32 現在:2007/09/27(木) 00:12:39 ID:IiIDN+xA
そのままワルドの腕を掴みつつ、ウェールズは拳の連撃を叩き込むッ!
ワルドは軍人としての条件反射で防御の姿勢をとり、ガードするもあえなくブッ飛ばされる。
地面にキスするようにブッ飛んで転がるワルド。
その顔は驚愕に満ちていた。

「グフゥ…何故、今のは必殺の…タイミングで。そんなバカな。アグッ、一体、何の、からくりが……」
無様に喘ぐワルドの目の前のウェールズは沈黙するのみ。
静かにワルドを見下ろすウェールズにはある種の隔絶感を感じさせる。

「『無様極まりないとは正しく貴君のことであろうな、子爵よ』」
「っ!?」
目の前のウェールズから吐き出された言葉。
しかし風の使い手のワルドは言葉の違和感を感じ取った。

今の言葉は二つの声が重なっていたものだ。
一つは目の前のウェールズから。もう一つは背後から。
背後を振り返り見ると、そこにはルイズの傍に立つウェールズの姿。
そしてもう一人。何時もと同じくルイズの傍にいる者がいた。

「何故キサマがここにいるッ、使い魔ァァアァッッ!!」
ワルドは激情の怒声を上げる。
レオーネ・アバッキオ、ゼロのルイズの使い魔がそこにいた。

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:12:46 ID:yAWv6mRb
お前は「支援」と言う。

555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:12:59 ID:7icIhJw8
更に支援をリプレイする!

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:13:01 ID:nL/5F7KB
再援

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:14:13 ID:0L7Va+zC
まあワルド…ちょっとお茶でもしようや……

558 :アバッキオ投下してる者 ◆cQJsYa.9gk :2007/09/27(木) 00:14:47 ID:IiIDN+xA
連日投下三日目完了
しかし途中二回ほどageになってしまった、確かにsageといた筈なのに何故……
それと名前欄の数字は昨日間違えてしまったので、もうこのままでいきます

ここまでさくさく展開を進めてきましたが、次回から終わりに向かって突き進んでいく世界
ですが次回は正直言って突込みが怖い感じ
投下してもいいのか迷いますが、何とか覚悟を決めて最後まで突っ走ろうと思います

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:15:58 ID:7icIhJw8
乙。ワルド無惨。
そしてまさか……他のを使う?

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:18:00 ID:8nVdlmQR
リプレイで見事に嵌められたな、ワルド・・・


561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:18:23 ID:W3w8cgDs
>>558
これが俺の物語だ!モンクあっか!!
って意気込みで投下すれば

562 :561:2007/09/27(木) 00:20:55 ID:W3w8cgDs
途中で書き込んでしまったorz
でもまあ、あれでも文章になっているから…よしとするか。

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:21:21 ID:wum1vRGo
まあ本当に怖いなら避難所に逃げるという手もある
とりあえず期待しておくさ乙

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:26:13 ID:ro+7qL/s
乙!
毎度毎度楽しみだぜ

そーだよなー
アバッキオが任務の途中で帰るとか有り得ねーよなー
もし生きてたら立派にパッショーネの幹部だっただろうな
アバッキオってギャング以外でも普通にやっていけるよな
現に警官やってたわけだし


565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:27:28 ID:8nVdlmQR
>>557
ラ・ロシェールの宿でワルド相手にそれをやるのを本気で期待してた俺w

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:27:59 ID:HAJtuuy6
>>565
俺もすると思ってたwww

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:32:52 ID:qBO4WBqD
「左手にお茶の入ったカップを」のあたりで思わず反応してしまったんだぜGJ!

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:33:52 ID:IiIDN+xA
アバ茶にした方がよかったかな
需要があるなら、まとめられたときに差し替えてみてもいいんですけど

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:37:29 ID:qBO4WBqD
>>568
話の流れが崩れそうだったら無理しない方がいいと思う

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:38:14 ID:ro+7qL/s
アバ茶は読みたいが避難所をすすめる
なんというかこう……外伝?みたいな勢いで

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 00:39:53 ID:rP4SjuUI
アバ茶を飲んでしまったら、ワルドが味方になってしまいそーで困る
じょじょ的な流れで(飲んだのは遍在ということになるのだろうか?)

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 01:09:15 ID:W3w8cgDs
ちょwwww偏在で飲んでも意味無いんじゃwwwwww

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 01:10:49 ID:ZEobXDFy
偏在同士でケンカがおこるwww

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 01:11:26 ID:HAJtuuy6
遍在ワルド「絶対にNOゥ!」

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 01:21:27 ID:GcV0XLNf
ギーシュ「僕にも一杯ついでくれ」

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 01:25:24 ID:uCrAcXm7
>ウェールズが言葉を発する度に、戦装束の鉢巻がなびいた。
ここも伏線だよね?芸が細かくてディ・モールトGJ!
>>573
何故か藤子調で脳内再生された(のび太と1時間後ののび太と2時間後ののび太と〜的な意味で)

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 01:25:25 ID:ro+7qL/s
>>575
スマンが今ので切れちまったようだ
ポットについでくるぜ

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 01:41:54 ID:qBO4WBqD
>>576
お前は俺か

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 02:14:09 ID:ZEobXDFy
>>577
ちょっとまてwwwなんでアバ茶飲ませる気なんだよwww

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 02:23:05 ID:ro+7qL/s
>>575ついで来たぞ
『サービス』で『ミルク』がはいってる
あたたかいうちに飲むといい……
>>579
お前も『飲む』か……?

他意は無い

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 02:27:40 ID:GcV0XLNf
>>580
随分と遅かったじゃないか、何をしてたんだい?
君があまりにも遅すぎるから
モンモランシー『ので』済ませちゃったよ。
だから僕はもうお腹一杯、サイトにでも薦めるといいよ

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 02:28:49 ID:0/9ErR/t
エロパロに迷い込んだ気分の世界だwww

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 02:48:27 ID:ro+7qL/s
タバサママを治す方法が
意外ッ!
それは飲尿ッ!
となりかねんな
……勢いでホントに治りそうだ

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 02:49:29 ID:EMZVq+JR
ケンゾー自重w

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 02:52:16 ID:GcV0XLNf
オスマン「(ルイ酢を飲みながら)教祖復活じゃあーーー!」

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 03:00:38 ID:ro+7qL/s
「俺の故郷の遥か東に今もなお伝わる健康法にインニョーというものが有るそうだ……」と言い出すアバッキオ
下を脱ぐタバサ
気をきかせポットを取り出すアバッキオ

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 03:11:24 ID:ro+7qL/s
流れヤバいなwww
眠いとどうもいかんね
俺は「寝る」

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 03:32:25 ID:4Ac52qwD
           _. -=ニ::_Z ̄ニ=-  .._
        / (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
        /: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
      / : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
     ' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
     l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',  、
.    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll   )   い  ア た
    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ| <、   い  バ ま
    l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|   ,)  よ  茶 に
.     l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:|.     ヽ  ね  も は
     '; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,, -、j::|.    < !
    /´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :| γ⌒ヽ`` '" {.  |: :|     く,
  / ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :|:    (::"′   ',ノl: :j     /l/!/⌒Y
,r‐{   , \ll : : : : : : : :l: :| :.           ∨ノ:|
  ! ¶′',  r、\: : : : :::::l: :| :.      .._ /´): :l
 ¶′   \ ヾ>、\: : : ll: :|  :.       __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :|   :   ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :      ̄「V/
 ¶′   \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
   ¶′  \ `〈>、 ヽ`:r'"||  ,タ ¶ }
¶′    ¶′ヽ  `〈>、ヽ i || ,タ  /

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 04:00:31 ID:FYWgSwSs
            , -―  ――-、
             /に    (ニ==\
         //')      に二) (ヽ   
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  
         i!   ○ / /○  ヾヽヽ,!   
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi   …ハァ?
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 05:53:04 ID:7icIhJw8
            -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
          /・・/:・,へヾヽ・:\  
         〃 {_{ル'´    リ|l.│・:i| 
         レ!小ノ    `ヽ フ|l:i・ i|  
          ヽ|l ●   ●  |: ・|ノ!   しっ、見ちゃいけません!
          |l⊃ 、_,、_, ⊂⊃j |・, |  
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /X)| l>,、 __, イァ/  /.|
       '<X)( i|l:::: i "Tーイ'{ヘ、__∧|
        \,,t|l:: lヾ#| /##X:::彡'
          |l::・:lX)(∨X)(X)(X|'


591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 07:37:48 ID:1su1A9aH
ブチャラティ目がwwwwwww

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 07:43:21 ID:MUXI/M5C
なんだこの流れ

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 10:27:23 ID:O5B+3IUW
キメェーんすよ幹部さん!
大人しく「>>1乙か?」だけしていてくださいよ!
つーか、>>8まで守備範囲に入ってるってどんだけw


594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 15:17:01 ID:O5B+3IUW
自分で止めた時間だ。自分で解除するぜ


595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 16:29:19 ID:HxbzW1vV
悪食座談会が収まったと思ったら、今度は飲尿…
このスレはどうしちまったんだ……

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 16:41:59 ID:l0u+qqQW
リアリティが大切だ、と露伴先生も荒木先生も言ってましたよ。


つまり………

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 17:09:22 ID:3+vZ8NP1
この中に、アバ茶を飲んだ人が居るッ!?

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 17:27:37 ID:a1/0hrM3
普通なら彼らのことをきめぇwwwwとか嗤うのだろう。
だけど私は堂々と尿だとかアバ茶とか話す彼らを見て何て素敵な人たちなの!と思った

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 17:35:37 ID:JHHAiuHe
このスレはどうしちまったんだ、だと・・・?

否。

このスレは昔からこうだった。
時々電波が舞い降りて、共振増幅したりする

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 17:53:29 ID:ro+7qL/s
>>597
実は俺……
いやなんでもない

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 17:57:37 ID:GcV0XLNf
何この流れ、お前ら自重しろよ

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:06:33 ID:BpxZshz+
なあ、武茶チームで一番年長なのアバッキオだっけ?

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:22:42 ID:HxbzW1vV
アバッキオとブチャラティが共に二十歳だったはず。

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:24:07 ID:wzFfWcRr
ブチャもアバと同じく20
でも絶対こいつらもっと年いってる

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:24:53 ID:FYWgSwSs
二人とも1980年生まれの20だけど6ヶ月の違いでアバッキオの方が年上みたいだな
アバ 3月25日
ブチャ 9月27日

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:29:39 ID:GFArEBCy
おいブチャラティの誕生日今日じゃねぇか

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:34:56 ID:R6oGffos
祝 ブチャラティ 誕生日
今日は奴隷が投下してくれそうな気がするぜ

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:39:57 ID:O5B+3IUW
そんな事を言うと本当に投下されちゃったりするから困る。

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:44:33 ID:BpxZshz+
          ,r_.ェ-_、_
          /::と Z つ:::`ヽ、
         /::::::::::::(._フ" ):::::::::ヽ
       ':::::::/:::::::::`'''´::::::::::::tタ',
       l:::::::f:::(((ぅ:::l::::i:::l::::::l:::l:::',          甘ったれた事言ってんじゃあねーぞッ!
       l:::::::i:::::::l:_:_:|_:_凵⊥l-|:l::|          てめーらはッ!
      ',:::::::!::::::|で6ラ')ノィ5ラ川
       ヽ::::i::::::l  ''"'( ::{;i::::j::リ`二ヽ-、   __  オレの誕生日を祝う暇があったら
       {ヽ::l::::::l     、.ノ::://ニ二:.eヽ ヽ‐=' O)  職人の投下を支援しやがれッ!!
       ハ \:::::l  ∈=':〃ニニニ::.’i }e、ヽ ̄
      ム e,\ヽドェ.、二ノ=-‐'`iニFl |  e、\
     /ヾ〉  e、`r― - = 二⌒i lニF|e|、_e、
   /e、 ヾ〉 e、  \ _/ (r \| |-F|’| \ e、
  /  e、  ヾ〉  e、 //"   \rぅ|eF|el   \
 {e、\  e、ヾ>、/ l |l  \_.ノ´l’E|’!
  \._ `ミ>、/ ,イ[|l ll 、ヽ、.ノ, ,' 〃| l
   ヽ ,e´//e' rタ´e' `7''`r'' // (()j l
    \ /´{ rタ'´e' e'/ e、∨/ e、 ¨ l




610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 18:49:13 ID:3GCZtszi
ところで暗殺チームの面々は全員年齢解んないのか?

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:06:22 ID:DYjiDetY
公表されたのはリゾット(28)だけじゃないか?

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:07:20 ID:nCBdrcaS
ザ・ワールドで時が止められるのと、パイツァダストで巻き戻されるのと
キング・クリムゾンで投下という過程がすっ飛ばされるのと
MIHで一周してネタばれされるのはどれが嫌?

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:33:35 ID:JHHAiuHe
どれも嫌だが1番嫌なのはMIHだな
分かりきった人生ほどつまらないものは無い

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:35:55 ID:GcV0XLNf
人生のネタバレか…ある意味幸福だよなぁ

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:39:55 ID:ro+7qL/s
ネタバレした人生……死んだ魚のような眼でわかりきった事を繰り返す人生……
いいかもしれない

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:43:08 ID:k8UPlNqu
プッチの言うことは正しいと思ってるやつ挙手


617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:51:44 ID:O5B+3IUW
プッチは嫌いだけど、人生のネタバレには幸せを感じると思う。

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 19:59:00 ID:3GCZtszi
『覚悟する事=幸福』ってのは解るけどそれを人に押し付けるのは筋違いだと思う。
知りたくない未来だってあるだろうし…

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:01:42 ID:g9HpgRfn
楽に生きられるのは確かだろうな、楽しいこともなくなるだろうが。
速攻で自殺する奴らが大量にでそうだけど、自殺も不可能か?

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:03:58 ID:PcT0Y95Y
真に幸福も不幸もない世界だよな

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:04:30 ID:BpxZshz+
人生は決められたものじゃなくて先を紡いでいくことだと思う
人生の1/4も生きてない俺の意見

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:10:11 ID:wum1vRGo
結局、未来にある困難を乗り越えることの出来る精神を持った人間の意見なんだよな
もしくは人生全てがレース中のポコロコみたいな奴か

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:17:37 ID:ro+7qL/s
>>620
みんなキラみたいな世界ならまさしく天国だったかもな

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:17:43 ID:rP4SjuUI
なんとゆーかメイドの後って大量に
この『魂』。 『選ばれるべき者』では……なかった!
って、なりそーなんだよな。

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:19:52 ID:0/9ErR/t
>>624
変な略し方するから
シエスタが言ってるところを想像して吹いたw

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:20:22 ID:O5B+3IUW
>>624
俺もお前も涙目。

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:21:03 ID:g9HpgRfn
>>625
部屋いっぱいにデブったシエスタ?

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:22:01 ID:8mqnFWRm
一巡後は『精神が覚えている』わけであって『頭でわかっている』わけじゃないんだろ?
実際物事と対面する直前まで何が起こるのかわからない様子だったし
でもその場合ネタ見てから『あれ?これどっかで見たよな?』とか思うわけで
どれにしろネタが楽しめなくなるし俺は嫌だな

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:02:55 ID:JHHAiuHe
何が起こるかわからない人生だからこそ、という価値観の人には地獄だ

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:03:18 ID:m8eJiVsA
SBRを一瞬で最後まで読めるか毎月wktkしながら一月を待つか…迷うな

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:11:29 ID:HxbzW1vV
結果が最悪になったとしても、
それが判らなければ、今という過程は楽しめる。

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:37:16 ID:JHHAiuHe
楽しんでこその人生よ

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:41:19 ID:i47SXnCw
このスレはアブノーマルな話からいい話まで色々出てくるな

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:42:02 ID:AXgddfj7
ブチャラティ誕生日おめでとう!!


>>607
ついさっきやっとリアルで描いてた漫画が終わって
これから描き始めるんだ…。突然小ネタがパッと頭に浮かばない限り絶対無理。

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:46:51 ID:HAJtuuy6
おめえさん小説だけじゃなく漫画まで描けるのか!?

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:50:11 ID:AXgddfj7
描いてますよ。小説のように褒め言葉を貰ったことはほとんどないけど。

モット伯編を先行公開でもやろうかな…。これまたかったるいけど。

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:51:03 ID:Hg3ODSnk
誕生日か…
ブチャラティはケーキを食うんだろうか?

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:54:22 ID:wum1vRGo
ロウソクを挿したピッツァを食うブチャチームを連想した……

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:57:36 ID:ro+7qL/s
ブチャラティに特に希望がないようなのでナランチャの意見を汲みマルガリータ採用
ロウソクは吹き消した後ジョルノがボルチーニ茸あたりに変えて最後まで美味しく頂くブチャラティチーム
……平和だ

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:04:43 ID:Hg3ODSnk
大きく切り分けろとブーたれるナランチャに
不吉だからとかいいながら細かく切り分けるミスタ
あきれるアバッキオとフーゴ
実はほんのり嬉しいブチャラティ
ノリノリでパーティグッズを用意するジョルノ

という妄想が浮かんだでガンス

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:06:21 ID:AXgddfj7
ジョルノは設定の都合上無理だが…なんとか描いてみるか。

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:06:44 ID:MdWjqmeb
切りの良い所まで書けたんで投下します。
15分で構いませんねッ!?

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:15:44 ID:VrhgXS/K
構わないの世界

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:16:31 ID:HAJtuuy6
>>641が23秒で書き上げたと勘違いした世界。

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:16:36 ID:Hg3ODSnk
支援する世界

646 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:16:56 ID:MdWjqmeb

「あれ? 何よこれ」
「あん、何だこりゃ?」
開けられたケースの中から出てきたのはヴィンテージ物のワイン。
それはいい。問題なのは……。
「コルクに穴が開いてるわね」
「なんだよ、伯爵の飲みかけかよ」
ワインとしての品質には変わりは無いし、量もそれほど減っているわけではない。
だが一度開封した跡がある以上、その価値は格段に落ちる。
換金した所で二束三文がいい所だろう。
かといって今更交換に行くのも難しいだろう。

「しゃねえなあ……これは俺達で処分するか。
相棒はワイン飲んだ事ねえだろ? いい機会だ、飲んでみな」
「わんっ」
「私は遠慮しておくわ。モット伯の飲み残しなんて」
それだけ言うとルイズは部屋を出て行った。
しかし、そうすると残るのは彼とデルフだけ。
さらにデルフはワインが飲めないので実質彼一人でボトルを空ける事になる。
それはさすがに無理なので、他の知り合いに声を掛けて回った。
キュルケとギーシュは喜んで引き受けてくれたが、タバサは部屋に篭ったまま読書に没頭していた。
サイレンスを掛け周囲の音を遮断している事から呼んでも無理だろうと諦めた。

さっそく仲間が揃った所で厨房にグラスと氷、ワインクーラーを調達に向かう。
もう厨房では既に顔馴染み、ソリにテキパキとツマミまで搭載されていく。
さながらF1のピットインといったところか。
飲み切れない分は厨房に持ってくるんで皆さんで、と別れを告げて部屋へと戻る。

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:17:28 ID:9CHSpOnU
はっ!?これはきゅいきゅいの乱れるシーン!?支援

648 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:18:24 ID:MdWjqmeb

「さてと、それじゃあ乾杯しましょうか」
ワインクーラーに突っ込んで三分もしないうちに、キュルケがボトルに手を掛ける。
ギーシュの制止にも係わらずにコルクを抜く。
「待ちたまえ。まだ冷え切ってないだろ? それ」
「もう十分じゃない。私、待たせるのは好きだけど待つのは嫌いなの」
そう言うとトクトクと自分のグラスを朱で染めていく。
やれやれと首を振るギーシュもそれに続いて自らのグラスに注ぐ。
そして最後に彼の皿へとワインを流し込む。
全員に行き渡ったのを確認すると、キュルケが乾杯の音頭を取る。

「じゃ、かんぱーい!」

二人が一息にグラスの中身を飲み干す。
それに遅れまいとペチャペチャと彼がワインを舐め取る。
薬品のような僅かな刺激臭を感じたが、ワインの香り自体は嫌いじゃなかった。
ぽかぽか体が温まるような感覚に心地良くなる。
その直後、室内に大きな音が二つ響いた。
彼が視線を向けた先、ギーシュとキュルケがその場に倒れ伏していた。
「おい、どうした!?」
デルフの叫びにも全く反応を示さない。
まさか毒の類だったのか、否応無しに警戒感が高まる。
突然、開け放たれる扉。
そこから飛び込んできたのはタバサだった。
彼女はその場で誘いは受けなかったが、
区切りのいい所まで読み終えてからルイズの部屋へと向かった。
いかに最優先にすべき事があるといっても、
この本をくれた彼からの誘いを断るのは気が引けたのだ。
そしてドアをノックしようとした瞬間、中から大きな音が聞こえた。
彼女の直感が緊急事態を告げた。
そのままドアを開け放ち中へと躍り出る。

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:18:59 ID:wum1vRGo
な、なんだこのメンバーは……?
危険なにおいがプンプンするぜーーー!! 支援

650 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:19:55 ID:MdWjqmeb

「……………!」
刹那、タバサの視界が暗転した。
室内で彼女が目にしたのは悪夢の再現。
床に落ちたグラスと倒れた女性。
その姿が彼女の母親と重なる。

咄嗟にタバサはボトルに手を掛け、その臭いを嗅ぐ。
ワインの香りに混じった少量の薬品臭。
(これは……魔法薬)
彼女達が倒れた原因は間違いなくこのワインと断定する。
すぐさまコルクで封じ、キュルケへと駆け寄ろうとした。

だが、タバサの足がもつれる。
その場に膝を落としたまま一歩も動けない。
思考に霞がかった何かが広がる。
睡魔に襲われる感覚にも似た強烈なダルさ。
意思に満ちた瞳がガラス玉のように力を失う。

薄れゆく意識の中、彼女は自分に起きた異変を理解した。
これは魔法薬の効果だ。
直接飲まなくとも揮発した物を吸引するだけで効果を発揮するのか。
ディテクト・マジックなら危険を冒さずに確認できた。
そんな事も忘れてしまうほどに彼女は自分を見失っていた。

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:21:07 ID:3GCZtszi
ヤバイ薬がIN!!!支援

652 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:21:49 ID:MdWjqmeb

何度も夢に出てきた光景。
それでも無関係な人間だったなら彼女は取り乱さなかった。
倒れていたのがキュルケでなければ……。
他者との関わりを絶っていた自分に近づいた唯一の人間。
そして、今は無くてはならない親友。
何故、母様なのか。何故、キュルケなのか。
何故いつも自分の大切な人達が巻き込まれるのか…。
“必ず助ける……だから待っててキュルケ”
怒りに震え握り締めた拳。
それも次第に力を失っていきタバサの意思はそこで潰えた。


彼が吼える。
幾度も幾度も倒れた仲間達に呼び掛ける。
バオーの咆哮には遠く及ばない。
それでも力強く塔を揺らさんばかりに吼え立てる。
だが一向に意識を取り戻す気配は無い。

彼が助けを呼びに行こうと部屋を飛び出そうとした。
その直前、キュルケの体が僅かに動いた。
緩慢ながらも眠りから目覚めるように彼女は起き上がった。
「んん………」
まだ意識がハッキリしないのか。
彼女は頭を僅かに振るって呆けた表情を見せる。
近くに駆け寄り声を掛ける。
目にまだ力が戻っていないが呼吸も正常。
安堵した彼にキュルケの手が伸びる。
そして彼を抱え上げて両腕で優しく包む。

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:22:01 ID:wum1vRGo
タバサも堕ちたぁ!? 支援

654 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:23:06 ID:MdWjqmeb

「心配してくれたのね…ありがとう」

ようやく意識を取り戻したのか、
キュルケの体温を感じながら無事を喜ぶ。
彼女の唇が艶かしく耳元で続きを囁く。

「ありがとう……ダーリン」

はい……?
今、なんとおっしゃいましたかキュルケさん…?

彼の戸惑いにも関係なく、彼女は抱きしめた体を密着させる。
胸の谷間に挟まれる小さな体。
こちらの都合など無視し摺り寄せられる頬。
彼女の香水の臭いが彼の体中に染み渡っていく。

「ああ……! 貴方ってばいつも無口でク−ルなのね。
気のない振りしてそっぽ向いているくせに、ホントはいつも私の心配してて。
そんな風に私を焦らせて愉しんでるんでしょう、ヒドイ人ね…」
「……いや相棒、人じゃねえし」
言葉に詰まったデルフが放った一言も盲目な愛の前では無意味。
ひたすら鼻先に繰り返される濃厚なキス。
それから逃れようと身を捩る。
「あん、もう。そんなに激しく動かれたら、もう私……きゃ!」
その度に胸元から伝わってくる感触がこそばゆいのか、彼女の拘束が緩まる。
一瞬の隙を突き離脱と同時に反転、逃走。
彼が向かった先にはギーシュがいる。
理由は判らないが彼女は正気を失っている。
何か別な物の危機は感じるが、生命の危険は感じない。
バオーの力が使えない以上、ガンダールヴの力だけで彼女を取り押さえなければならない。
しかし動きを封じ込めるのは倒すよりも遥かに難しい、ましてや犬と人間だ。
そこでギーシュを起こし協力を求めようとしたのだ。
個人差はあるかもしれないが、キュルケが起きたならギーシュも起きる筈。
運が悪い事に彼の予想は正解だった。

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:24:13 ID:Hg3ODSnk
なんというモテいぬっ!支援

656 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:24:53 ID:MdWjqmeb

「ううん……」
ギーシュが目覚める。
しかし、この状況をどう説明したものか。
“この異常事態に困惑するかもしれない”
そんな不安は一瞬にして解消された。
目を開けると同時に、ギーシュが彼を抱きすくめる。
そう、彼も異常事態の一部だったのだ。

「ああ! 君はなんて美しいんだ!
このプニプニした肉球の感触! 愛らしい顔立ち!
そして、ふわふわした毛の手触り!
この世のものとは思えない至上の美だよ!」
「……だから相棒はこの世界の生まれじゃねえって」
何を言っていいのか判らない状況の中で搾り出したデルフの声。
それもやはり愛に猛進している男には届かない。
むーっと唇を近づけてくるギーシュの顔を前足で阻む。
直後、飛んできた机に壁の端まで弾き飛ばされるギーシュ。
見れば杖を手に顔を怒りで高潮させるキュルケがそこにいた。

「ギーシュ! 誰に断ってダーリンに手出してるのよ!」
「何を言っているんだ! 彼は君の物なんかじゃない!」
本人そっちのけでヒートアップする二人。
もはや互いに言葉は無用。
杖を向け合い一歩も譲ろうとはしない。
光の杖捜索隊として協力し合った彼女達はもういない。
まるで親の仇と会ったかのような視線で睨み合う。
「いいわ……決闘よ!」
「いいだろう……決闘だ!」
混迷は更に度を強め、状況を理解させぬまま彼等を押し流していく。
キュルケだけはない、ギーシュもおかしくなっている。
いや…いつもの事といえばいつもの事だが今までとベクトルが違う。
彼が美しいというのは自分と自分の使い魔、そして女性だけだ。
それがいきなり犬にアプローチするなど気が触れたとしか思えない。
原因は間違いなくワインを飲んだせいだろう。
唯一、この場にいてワインを口にしていないタバサを揺さぶり起こす。
一人ではギーシュとキュルケは止められない。
これ以上の悪化を防ぐ為に助力を求める。

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:26:00 ID:1AmkT7bf
バオー犬……恐ろしい子! 支援!

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:26:27 ID:wum1vRGo
これ以上の悪化を防ぐためにこれ以上の悪化を起こす支援

659 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:28:07 ID:MdWjqmeb

「う、ん……」
まどろみから目覚めるように開かれるタバサの瞳。
念の為、急に抱きつかれる事を警戒し身構える。
しかし彼女は緩やかに立ち上がると周りの状況を確認し始めた。
何が起きているのか冷静に把握する為だ。
その動作に彼とデルフが安堵の溜息を漏らす。
「見ての通りだ。あの二人を早く止めてくれ」
「…………」
デルフに無言で頷くと彼女は杖を振るった。
突然の横槍に呆気なく二人の手から杖が奪われる。
不意を突いたとはいえ実に鮮やかな手並みだ。
タバサが無事で良かったとデルフは思った。
この二人さえも手玉に取れるタバサまでおかしくなっていたら、
ルイズでは太刀打ち出来る筈もない。
「いやー、本当に嬢ちゃんが無事で良かっ……」
そこまで言った所でデルフの口が止まった。
デルフの目前にはぬいぐるみのように抱き上げられた相棒の姿と、
その相棒に頬を摺り寄せるタバサの姿。
相棒と触れ合うその頬が僅かに赤みを帯びている。

「参ったね……嬢ちゃんもか」
絶望しきった声でデルフが呟く。
見上げた視線の先では同じく疲れ切った表情でぐったりする相棒。
ピクリとも動かない様子がいかにもぬいぐるみといった感じだ。
助けてやりたいのは山々だが、使い手から離れた剣に出来る事などない。
「こらタバサ! ダーリンを放しなさい!」
「そうだ! 彼も嫌がってるじゃないか!」
「………嫌」
追いかけてくる二人に背を向けて、彼を抱えたまま走り出す。
杖を取り上げたのは彼を独占する為か。
その光景は、まるでお気に入りの人形を取り合う姉妹のよう。
そこには彼の意思など介在していない。

「これは何事よ!?」
自室に戻ってきたルイズが目にしたもの。
それは一匹の犬を巡って見た目麗しい男女が骨肉の争いを繰り広げる、ある種の地獄絵図。
しかも、その余波で自分の部屋は壊滅寸前。
ルイズの叫びも暴れる三人とその中央で力尽きている一匹には聞こえない。
残骸に混じってひっくり返ったソリを起こし、デルフに問う。
答えに困ったデルフがまるで他人事のように呟く。

「何事って……色事じゃねえかな。もてる男は辛いねえ」


660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:29:01 ID:0/9ErR/t
泣きっ面に蜂、ミイラ取りがミイラに支援

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:29:05 ID:3GCZtszi
『獣姦』と『アッー!!な獣姦』。つまり「挟み撃ち」の形になるわけな支援

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:30:29 ID:ro+7qL/s
>>661
ギーシュ→わんこ→キュルケ
だな?
支援

663 :ゼロいぬっ!:2007/09/27(木) 22:30:58 ID:MdWjqmeb
以上、投下したッ!!
今回は色々と話が長くなりそう。

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:32:31 ID:0/9ErR/t
しっちゃかめっちゃかしてんなぁGJ!湖に連れてくの大変そうだ

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:36:16 ID:Hg3ODSnk
乙!
これは良いカオスwww

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:54:32 ID:gf1NgfGU
ベネ!ベネ!コレからのことが楽しみで仕方ない!

667 :初代スレ506:2007/09/27(木) 23:35:58 ID:2ZDDU9lo
40分に投下しても、いいかな〜

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 23:38:58 ID:PcT0Y95Y
いいですとも!

669 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/27(木) 23:40:54 ID:2ZDDU9lo
吐いてしまった後、シーツが取り替えられた。そして何事もなかったかのように食事は再開された。
吐いたと言ってもルイズやシエスタに見せないように吐いたし、ルイズたちも音だけではそれほど精神的にはこなかったのだろう。
もし吐いている様を直視していれば食事が再開されることはありえなかっただろうからな。
再開された食事は案外スムーズに進んだ。何故なら私が平気な顔で食事を取っていたからだ。
腹にダメージが残っている中、何故平気で食べられたのかというと、召喚された次の日のことを思い出したからだ。
あの頃、胃袋なんて使ったことがなかったから初めての食事のとき、私は食事を吐き出してルイズに食堂から追い出された。
……今考えると結構腹立つな。いや、それは置いといて。
初めての食事のとき私は吐いてしまったわけだが、あのあと、私はちゃんとパンを食べたのだ。
何故ならよく噛んだからだ。原形がなくなり流動食といっても過言ではないほど噛む砕いてな。それを胃が使われることに慣れるまで続けていた。
あのときを、思い出しながらあの時と同じように食べれば案外平気だった。必然的に食い物を口に入れている時間が増えて食べるのが遅くなったが。
食事が終わると起こしていた体を再びベッドへ横たえる。いくらガンダールヴの効果が働いているからといっても痛いものは痛いのだ。
寝転んでいたほうが楽でいい。
「そういえば」
ルイズが、今思い出した、という風な顔をしてこちらに目を向ける。
「明日竜騎士隊が来るみたいよ」
「明日?早くないか?昨日の今日……、そうか。3日も寝てたんだからな。早く感じて当然か」
「そうそう。わたしも起きてから聞かされたから結構驚いたわ」
ルイズと話しながら、ふと思い出す。
「ルイズ、シエスタでもいいけど答えれるなら答えてくれ。どうして私の指は折れてるんだ?顔も殴られたみたいに腫れてるし」
そう言うとシエスタは困ったように眉を顰める。
「私はわかりません。お二人を見つけたのは私ですけどその時はもう怪我してましたし」
「見つけた?」
見つけたってどういうことだよ。
「はい。朝起きたらヨシカゲさんとミス・ヴァリエールが部屋から居なくなってて、皆で探してたんですよ。
それで心当たりを手当たり次第探していって、でも全然居なくて最後に草原に行ったんですよ。3人で見に行きましたから。そしたらお二人が怪我をして倒れてたんですよ」
「そのときはもう指が折れていた?」
「はい。ヨシカゲさん自分で草原に行ったわけじゃないんですか?」
「いや、あの日の晩眠って気がついたらここに寝てたよ」
ワケがわからない。どうして私が草原に居たんだ?
なんで指が折れてるんだ?どうして顔が腫れてるんだ?本当にワケがわからなすぎ……ん?そういえばルイズも草原に倒れてたって言ったな。
「ルイズ」
声をかけた瞬間、ルイズの肩が一瞬跳ね上がる。
「な、なによ!?」
なんだ、そのあからさまに、何があったか知ってます、みたいな反応は。隠す気があるのか?
シエスタですらどういった反応をしていいのかわからないらしく少し戸惑っている。
まあいい。一応聞いてみよう。

670 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/27(木) 23:42:02 ID:2ZDDU9lo
「お前も草原に居たんだよな。お前はなにがあったか知らないのか?」
「し、知らないわよ!?あんたが顔腫れてる理由なんて全然知らないんだから!」
「…………シエスタ、今私の言いたいことって大体わからないか?」
「……殆んど私と同じだと思いますよ」
ハァ。
どうやら顔の腫れの原因はルイズのようだ。この調子だとどうして草原にいたのか、どうして指が折れているのか知ってそうだな。
でも話しそうにないだろう。顔のことは別にして、草原のことや指の骨折のことを私が口にしたときルイズの眼に何かの感情が見えたからだ。
必死に隠そうとしていたので殆んど読み取れなかったが、困惑という感情だけは読み取れた。
それだけで推測するには、私とルイズがなんだか理由で草原にいて、ルイズが困惑するようなことが起きた。そしてなんだかの理由で指が折れ、ルイズが顔を殴った……。
これだけだと本当に何が起こったかさっぱりだな。後でデルフにでも聞いてみよう。
前に学院で寝ていていつの間にか外で眠っていたということがあった。しかも二つの手首を両手に握り締めているというおまけつきだ。
あのときデルフを外に放り投げていたからデルフに私が外に出ていた理由を聞いてもわからなかったが、今回は部屋に置いていた筈だ。
つまりデルフは私が外に出た理由を知っているはず。
そこまで考えると、ふと自分の考えにとてつもなく不吉なものを、違和感を感じた。前には感じなかった、しかし今だからこそ感じるこの違和感。
その違和感の元は、あのとき自分が手首を握っていたということだ。
あのとき劇場でみたキラヨシカゲ、灰色の空間で腹をぶち抜かれながらも見たキラヨシカゲの記憶の一部。
キラヨシカゲは女の綺麗な手に異常な執着を示す性的嗜好の持ち主だった。手を手に入れるためだけ何十人もの人間を殺している。
しかし、私はそんな異常な性的嗜好はない。ちゃんと女性の身体が好きだ。これは普通の性的嗜好だろう。
そんな私が手首を持っていた。しかも自分の意識がないときにだ。
もしかしたら、キラヨシカゲが私の体を動かして人を殺し手首を手に入れた?……おそらくそうだ。そうに違いない。
そう考えれば手首を持っていた説明がつく。夢遊病じゃ人を殺しはしないだろう。
そう考えると今回のこともキラヨシカゲのせいではないか?キラヨシカゲが私の体を動かして草原まで行った。十分にありうる。
アルビオンでワルドと闘っていた最中意識がなくなったとき、デルフは私がちゃんと闘っていたと言っていた。
私の意識がなくなっていたとき、闘っていたのはキラヨシカゲか?
キラヨシカゲは私が気づかなかっただけで結構頻繁に私の体を動かしていたのか!?そう考えるとゾッとする。
もし、私があの劇場に行かなかったら、杉本鈴美に会わなければ、キラヨシカゲのことを自覚しなければ、私はキラヨシカゲに乗っ取られていたかもしれない。
「ねえ、ヨシカゲ」
「え?」
ルイズの突然の呼びかけに少し驚いた声を出してしまう。なんだよいきなり。
「……ううん、やっぱりなんでもない」
「そうか」
口調やしぐさからして何かを話そうとしたみたいだな。一体何を話そうとしたのだろう。
私の空白の時間帯のことか?それともまた別の何かか?それはわからない。だが、この様子だとそう遠くない日に自分から話すだろう。
そのときを待てばいい。しかし、強制的に聞き出さなきゃいけない奴がいる。それはデルフだ。
デルフにはアルビオンでワルドと闘ったときのことを事細かに話してもらわないとな。いずれ話すだろうと思っていたがそんなのんきに待つ気はなくなった。
とりあえず、デルフと猫をこっちへ引き寄せておこう。

671 :初代スレ506:2007/09/27(木) 23:43:33 ID:2ZDDU9lo
以上。

本当はこの話で学院に戻る予定だったのに矛盾点を直すと長くなってしまった……


672 :アバッキオ投下してる者 ◆cQJsYa.9gk :2007/09/28(金) 00:01:36 ID:czY83l2r
相変わらず506氏は早くて素晴らしい、そして無機物デレはさらに素晴らしい

日付は変わって7分から、リプレイ開始だッ!

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:03:40 ID:ZFBaKvsZ
GJ!!

吉影>ヨシカゲ から
ヨシカゲ>吉影 に、なりつつあるな…

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:06:13 ID:dbHipDEB
セッ乙&シエンスタ

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:06:17 ID:PCzBxyDC
>>670
>ちゃんと女性の身体が好きだ
嘘だ!!
そしてアバ茶じゃないアバを支援する!!

676 :33 再生開始:2007/09/28(金) 00:07:03 ID:/J3tqM/9
ワルドの人をも殺しかねない、刺すような視線の先に佇むアバッキオ。
だがそんな視線もアバッキオは意に介さない。
何も言わずに地面にへたり込んでいたルイズを引っ張りあげて、しゃんと立たせる。
そんな態度がますますワルドの癇に障った。
「私がッ、何故ッ、オマエはここにいるのかと聞いているのだぞッ。使い魔ァッッ!」

ようやくアバッキオはワルドを見据えて、本当に下らなそうに呟く。
「マヌケかテメー。いや…聞くまでもねぇことだな。テメーはマヌケだ」
「同感だな」
ウェールズも躊躇いなく、それに同意した。

「グッ!………っ!?」
さらに怒りを増したワルドだが、その勘は怒りで鈍ったわけではない。
背後から聞こえる風切り音。
危険を感じて、咄嗟に飛びのき着地。

ワルドが寸前に自分のいた場所に目をやると、そこには見たこともない人型があった。
顔に表情はなく、模型のような人形のような。
人形の向こう側は透けて見え、まるで幽霊のよう存在。

その人形がアバッキオの元に戻って、傍に立つように佇む。
「ムーディー…ブルース……」
呆然としたようにルイズが人形の名を呼んだ。

「もしかして、最初からウェールズ様を再生してたの?」
「その通りだミス・ヴァリエール」
ルイズはアバッキオに尋ねたが、アバッキオが答える前にウェールズが言った。

677 :34 再生開始:2007/09/28(金) 00:08:17 ID:/J3tqM/9
「彼にワルド子爵が敵だというのを教えられたんだ。
普通なら中々信じられるものではないのだが、彼の能力を見せられてはね」
アバッキオを見ながらウェールズは説明する。

ルイズはむくれた様子で聞く。
「アバッキオ、いつからワルドが敵だって気付いてたのよ」
「俺達がフネに乗り込む少し前辺りでな」

あんぐり口を開けて呆然とするルイズだが、ハッと気を取り直して叫ぶ。
「それって、もう何日も前じゃないっ!何でわたしに教えないのよ!!」
「ずっとワルドがオメーの傍にいたこと忘れてんのか?
んなことすれば一発でバレるぜ。オメーは顔に出やすいからな。」

更に怒りの炎を上げるルイズを尻目に、また言葉を続けるアバッキオ。
「まぁ、ほぼワルドが敵だろうと思ったのは宿屋に泊まった夜。
あの晩にタバサにシルフィードを借りて賊に吐かせた、襲撃の依頼された街まで行ってリプレイして調査した時なんだがよー」
「調べたけど分からなかったってっ、アンタ言ったじゃないっ!」
「だから、ほぼって言ってんだろーがッ。確信はなかったんだッ」

さらにむくれるルイズをよそに、ワルドは今の展開に全くついていけていない。
「わたしが敵だと分かっていながら、なぜ放置したッ!」
「だからテメーはマヌケなんだぜ。マヌケな三下が俺達の邪魔できるとか本気で思ってたのか?」
これは嘘。ワルドがルイズに何をするか分からないため、アバッキオは放置の選択肢を取り、
ルイズの身の安全を最優先に考えた安全策を選んだのだ。

ヤレヤレと溜息をつき、小馬鹿にしたようなアバッキオの言い方。ワルドの屈辱の沸点はすでに限界を突破していた。
「死ねえええぇぇッ!ガンダールヴッッ!!」
最早ルイズのことはお構い無しにライトニング・クラウドをワルドが解き放つッ!

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:08:59 ID:8g2gluhm
彼の能力は戦闘向けではないが、調査に関して無類の強さを誇るから怖い(だからボスは真っ先に抹殺したからな)
と思いつつ支援

679 :35 再生開始:2007/09/28(金) 00:09:41 ID:/J3tqM/9
「ウェールズ、ルイズを頼むぜッ!」
「任せたまえッ!」
アバッキオはデルフリンガーを引き抜き、強化された身体能力で雷を回避。
ウェールズはルイズを抱えて、風魔法で防御しながら跳躍する。

「ガンダールヴッ、キサマには容赦せんッ!光栄に思え、わたしの全力で殺してやるッ!!」
ワルドが呪文を詠唱し、風がワルドの周りを覆ってゆく。
そして風が形を成し、その姿が4人ワルドへと生まれ変わった。

「成る程。それがウェールズに聞いた『偏在』ってやつか」
合計5人のワルドに囲まれながらも、アバッキオは不敵さを崩さない。
「ほう。ならばその力はすでに分かっているだろう。
わたしと実力の全く同じ分身を生み出す風の偏在。キサマはもうッ、オシマイだァァーーーッ!」

奔る風の槌、刃、槍、塊、旋。全てがアバッキオに向けられ、全てが死への道筋だ。
だがアバッキオは動じない。
俊敏な動きで全ての魔法を避けきり、さらに一人のワルドと切り結ぶ。

ワルドもさるもの、即座にエア・ニードルを杖に展開してデルフリンガーを受け止めた。
「マヌケはキサマだなッ!わたし一人と切り結んでいて他のわたしの攻撃を防げるのかッ!?」
「っ、ふははっ。やっぱよ…おめでてえ野郎だぜ、お前はよぉ。
俺のムーディー・ブルースは、スデに『記録』のリプレイを開始してるぜ……ッ!」

ドルンッ!バルルンッ!ドドルッ!ドルルッ!ドルンッ!

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:10:57 ID:t44p4mkH
支援

681 :36 再生開始:2007/09/28(金) 00:10:58 ID:/J3tqM/9
「何…?何だ、一体この音は……」
全てのワルドが音に気が付く。その音はワルドには今まで聞いたこともないような音である。
一体発生源はどこだと見回す、4人のワルド。
しかしもう遅い。再生はスデに始まっているッ!

『くらえッ、『エアロスミスーーーーーッ』!!』
突然の聞きなれない、この場にはいない人間の声。
瞬間一人のワルドの体中から血が噴き出す。
「あ?あ、あ、あ、ああああぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!?」

血を噴出しながらワルドが一人存在を消した。
どうやら死体が残らないことからして偏在のワルドだったようである。
その偏在を消したモノは宙をエンジンを掻き鳴らしてホバリングしている。

アバッキオが切り結ぶワルドから離れ、その後に付いてくるようにソイツが飛ぶ。
「オメーみてぇなのに使うのは勿体ねえが、名前ぐらいは教えといてやるよ。
コイツはナランチャの『エアロスミス』。その過去の記録だッ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エアロスミスのコックピット部分にムーディー・ブルースのタイマーが刻まれている。
小刻みに変化するタイマーの数字。
これはアバッキオが死後のナランチャから受け取ったエアロスミスがとった行動の記録。
言わば、エアロスミスの過去の録画行動だ。
それらはすべてムーディー・ブルースに蓄積され、アバッキオが望めば即座に最適な再生を可能とする。

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:11:13 ID:icTxxp4k
『記録』ってまさか…!?な支援

683 :37 再生開始:2007/09/28(金) 00:12:25 ID:/J3tqM/9
残るワルドは本体込みで4人。
その全てのワルドがエアロスミスを凝視している。
「使い魔、よくもやってくれたな。体をバラバラに引き裂いてくれるッ!」

ワルドらがアバッキオを魔法で攻撃。
アバッキオも負けじとエアロスミスを再生し機銃で反撃する。
しかしワルドの方が数的優位にある状況に変わりはない。
アバッキオがガンダールヴのルーンを使ったとしてもその優位は覆せない。
一撃でも魔法を大きく喰らったらお終いだ。

「ムーディー・ブルースッ!」
アバッキオの声と共にエアロスミスが再生され爆弾を投下。
爆弾はワルド二人に命中するが、その爆発は簡単に魔法で防御されてしまった。

「この程度なのかッ?ヌルイぞ使い魔ァァッ!」
やすやすと爆弾を防いだワルドはアバッキオを挑発する。
だがこれはアバッキオの計算の内だ。
所詮記録を防いだとしても、それは調子に乗るようなことでなないのだから。

「ムーディー・ブルースッ、最速で巻き戻しサーチだッ!」
こちらが本命。ムーディー・ブルースは過去の記録をビデオ映像のように再生する能力。
つまりビデオを再生するように、早送り・巻き戻しサーチが可能ッ!
先ほどの爆弾投下とて録画記録の一部。
故に録画記録のエアロスミスの爆弾は、エアロスミスの飛行速度と、
ムーディー・ブルースの高速巻き戻しサーチの速度を加えて、超速再投下されるッ!

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:13:00 ID:t44p4mkH
ヤベー
仲間の戦闘記録リプレイとかマジでヤベー
支援

685 :38 再生開始:2007/09/28(金) 00:14:03 ID:/J3tqM/9
エアロスミスは先ほどの飛行軌道を巻き戻りながら、爆発する前の爆弾が出現。再び爆発ッ!
「ボハァァッ!!」「オヴアアァッ!!」
爆発は先ほど爆弾を防いだ二人のワルドに見事命中。
しかし二人は血反吐を吐きながら虚空へと消える。またしても偏在だ。

爆弾二発の連続投下で床は砕け、聖堂が埃に包まれる。
「くそッ!まさか、こんな、わたしが平民の使い魔風情にここまで…ッ」
ワルドにとっては耐え難い屈辱であったが、認めざるを得ない。
あの平民はワルドの常識を遥かに超えている。

空飛ぶ羽を持ったモノに偏在は3体殺られた。
残りは一体。そして自分一人。しかも生き残れたのは運がよかったからに過ぎない。
次は何処から来るのか。ワルドは埃から視界を晴らすためにつむじ風を起こす。

いた。宙を飛ぶ鉄の鳥。あの鉄鳥の銃らしきものと爆弾は破壊力も大きい。
それに加えかなりスピードがある飛行が可能で小回りも利く。
大きな脅威だ。禍根はここで断ち切る。使い魔はここで始末するッ!

ワルドとアバッキオの形勢はほぼ互角。
ここからはさらに激しい戦闘となることは間違いない。
精神力の出し惜しみはしない。
ワルドの一人が小技で牽制し、もう一人でライトニング・クラウドを放つ。

686 :39 再生開始:2007/09/28(金) 00:15:17 ID:/J3tqM/9
回避が困難な、文字通り光の速さでアバッキオを襲う稲光。
スクウェア級の魔力もあり、その攻撃力は並どころではない。
人を灰燼となすほどの魔の光だ。

アバッキオは喰らえば死が待つ雷を何とか先読みして必死に転がって避け、即座にエアロスミスを再生。
機銃をメチャクチャに乱射して、防御に手を回させ追撃を食い止める。
だがそれでも一人のワルドが、もう一人も防御すればそちらは攻撃が可能。
よってアバッキオは即断。一気にワルドとの間合いを詰めるためトップスピードで駆けるッ!

近距離からガンダールヴのルーンで強化された腕力で、上段からデルフリンガーを振り下ろした。
しかし今のワルドは油断していない。
すでに攻撃可能なワルドがエア・ニードルを詠唱しデルフリンガーを受け止めたッ! 

「どうした、ガンダールヴ。わたしを斬るんじゃあなかったのかッ!」
デルフリンガーを恐るべき力で弾き返し、さらに追撃。
エア・ニードルを目にも止まらぬスピードで繰り出し、アバッキオに襲い掛かる。

「うおおおおおぉぉぉッ!」
アバッキオがデルフリンガーで必死に捌くも、ワルドの杖が容赦なく体を傷だらけにしてゆく。
剣の使い手ではないアバッキオには、ワルドの突きを捌ききることが出来ない。

それでもガンダールヴの馬鹿力で、ワルドの杖をおもいっきりブッ叩き何とかワルドから離れる。
しかしその瞬間、もう一人のワルドがライトニング・クラウドを詠唱。
アバッキオの体勢は崩れている。雷を避けることは出来ない。

どうする?

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:15:26 ID:t44p4mkH
支援

688 :40 再生開始:2007/09/28(金) 00:16:42 ID:/J3tqM/9
アバッキオの考えは一瞬だった。その意思を読み取った、左手のデルフリンガーが悲鳴を上げる。
しかし構わずアバッキオはデルフリンガーを雷めがけて、ブン投げたッ!
「ギャーーーーーーーーーーーーーースッ!」
雷をその身で受け止めたデルフリンガーが、断末魔の如き叫びを上げて逝った。

宙で弾けた雷は光を拡散させ、ワルド達の瞳を眩ませた。
これが勇気だ。知恵と機転の中に勝機はあるッ!
デルフリンガーが手からなくなりルーンの効果が消え、身体能力とスタンドパワーの強化がなくなった。
ならばとアバッキオは、すかさず懐からナイフを取り出して左手に構える。
「そう言えばよお、ナランチャも何かありゃあこうしてナイフ振り回してたモンだったけなあッ!」

宙を飛ぶ録画記録のエアロスミスが、アバッキオの元に戻り消え失せる。
そしてアバッキオが次にすべきことは唯一つ。
唯真っ直ぐに、腕を、拳を突き出すのみッ!

「『うおりゃああああああっ!』」

声と声、過去と現在が、今重なる。

アバッキオの腕を滑走路とし、打ち出された銃弾のように離陸するエアロスミス。
そして今度はエアロスミスが銃弾を打ち出す番だ。
機銃から吐き出される銃弾は、腕の一直線上にいるワルドを正確にブチ抜くッ!

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:17:31 ID:ZFBaKvsZ
もしパポーヘイズの記録があったら………的支援


690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:17:48 ID:t44p4mkH
支援

691 :41 再生開始:2007/09/28(金) 00:17:53 ID:/J3tqM/9
「うげっ……」
半ば呆然としたような顔で、銃弾にブチ抜かれたワルド。
その勢いで後方に吹き飛ぶように倒れながら、その姿を大気へと拡散してゆく。
これも偏在。ここまででワルド本体を倒せていた確立、80%

「けっ。俺って結構博打の運がなかったらしいなぁ。……ま、それでも全然問題はねぇンだけどよ」
全く普段どおりの表情のアバッキオ。
吹き飛び拡散してゆくワルドの偏在。そして再生中のエアロスミスは、その偏在の真正面で『一時停止』している。
まるで誰かから隠れるように、そこから1ミリたりとも微動だにしない。

閃光で目を焼かれたワルド本体はようやく目が見えるようになり、目の前の光景を目撃することが出来た。
それは自分に向かって吹き飛んでくる、穴だらけにされた血まみれの偏在。
偏在は姿を大気へと消えてゆき消滅、そして消えた先にソレはいた。

アバッキオは偏在が消滅したと同時で、即座に再生。
エアロスミスはその身を弾丸と化してワルド目掛けておもいっきり突っ込むッ!
「ぐぇっ!!」
地面から体がフワリと浮き上がり、宙を舞うワルド。

『オレたちはよォ………このヴェネツィアを………何事もなく…みんなで脱出するぜ。それじゃあな………』

ワルドを持ち上げるエアロスミスが言葉を紡ぐ。
それは過去の言葉。過去にあった希望の言葉ッ!

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:18:05 ID:ohQ47BJA
こないだまでアバ茶の正体知らなかったんだ……支援

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:18:21 ID:djpbCCKt
ちょwwwwwデルフ死んだのかwwwwwwwwww

694 :42 再生開始:2007/09/28(金) 00:19:07 ID:/J3tqM/9
現在の希望は、今ここにあるッ!

『ボラボラボラボラボラボラボラボラ!!』

打ち出される銃弾。ワルドを蜂の巣としてゆくエアロスミス。
過去と同じだ。過去のナランチャはトリッシュに自分と同じ境遇を見出しボスに反逆した。
その怒りが今まさにルイズを狙うワルドに突きつけられている。
眠れる奴隷は今もなお意味のあることを切り開いているのだッ!

『ボラーレ・ヴィーア』

蜂の巣にされ、血しぶきを撒き散らしながらワルドが飛んで行く。
「ぶぎイイイああっ」
ワルドの顔は、何故自分が負けたのか信じられないといった表情をしている。

「こんな…わた、しが。わたしは世界を…手に入れるハズなのに……こんな、ことはありえない………」
もう現実さえも信じられないワルドが切れ切れに言葉を浮かべる。そして。
グシャリ、と潰れるような音がしてワルドは地へと落ちた。

アバッキオは雷向かってブン投げられ、地に刺さったデルフリンガーが発する文句を聞き流しながら引き抜く。
そして宙を舞う録画記録のエアロスミスがアバッキオの元に帰ってきた。
そのエアロスミスをナランチャがしていたように、腕を滑走路として引っ込ませる。
全てが終わり、アバッキオはルイズの元に帰ろうとするが、思い出したように呟いた。

「おっと悪い。脱出するのはヴェネツィアじゃなくて、アルビオンだったっけな」

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:20:47 ID:t44p4mkH
デルフに断末魔の叫び上げさせといてこれが勇気だ!はねえよwww
支援

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:21:09 ID:djpbCCKt
sage忘れスマン支援

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:23:00 ID:t44p4mkH
支援

698 :アバッキオ投下してる者 ◆cQJsYa.9gk :2007/09/28(金) 00:23:40 ID:/J3tqM/9
連日投下四日目完了
とりあえず投下しきりましたが、反応が物凄く怖い
今回はナランチャ編でした、でもアバッキオが基本というのは大前提

しかし自分は何となく5部に思い出が多い
別に5部が最高とかそういうことではないのですが、何だか読んで残ったものが結構あるのです
ナランチャの海でボートを追いかけるシーンや、今にも落ちて来そうな空の下で、など
このエピソードで本当に泣いてしまったのは、本当にいい思い出

それと次の展開がよめているでしょうか言いますと、次はブチャラティ編、最終回でアバッキオ編
ムーディー・ブルースの活躍は最終回で地味にありますので、何とかお許しください

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:25:49 ID:CMVpeXgO
乙ー。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:27:32 ID:ohQ47BJA
乙、そしてGJ!


701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:27:32 ID:WHfK2bSQ
ダブルアクション乙

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:28:20 ID:ZFBaKvsZ
アバッキオ&ムーディーブルースの最大の利点は記録を再生できることだから
この使い方はディモールト・ベネだと思われる(GJ的な意味で)

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:28:26 ID:t44p4mkH
いいなあ
スゴクいい
あんたマジでイカしてるよ
アバッキオもカッコいいしムーディーブルースが持ち味をフルに活かしてて最高にGJ!
ムーディーってメイジとかと組んでコンマ一秒前からリプレイとかやれば便利じゃね?

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:29:03 ID:Fp2AnOd4
パワーアップしたムーディー・ブルースがすげえ
そして乙

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:37:42 ID:t44p4mkH
今文庫版ジョジョ31巻読んで思ったんだが
ソフト・マシーンに襲われたナランチャをリプレイ中の
「記録を全て「再生」する! ナランチャがかいてる「汗」も脈拍までも全て見れるッ!」
ってのは汗で状態を確認したかったら出来るよというアバッキオなりのサービスなんだろうか

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 00:50:49 ID:Fp2AnOd4
ワルドは死亡かな
もう少しアバとワルドの対立を見てみたかった気もするが
アバッキオは賄賂に手を出して破滅した経験から、気持ちの根本の部分で自分を信じることが出来ない男なんだと思う
だからこそ、自分の判断を信じて国を裏切るという決断ができるワルドとは相容れない
そこんところをもうちょっと突き詰めて欲しかったりするんだが

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 01:11:52 ID:EXwQ+6Z1
ワルドに微妙に地味ーゾォさんが入ってたな。

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 02:28:14 ID:S2nX5In+
GJ
とりあえず素敵ポーズでエアロスミスを着陸させるアバに満足だ

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 05:30:25 ID:7QDoeNBx
なんか携帯だとまとめのサブゼロの43が読めないんだがPCだと読める?

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 05:56:36 ID:Rko0Z3Ca
読めるよ

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 07:44:42 ID:L2PKSrSt
俺が時を止めた!

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 07:46:46 ID:NQOHpFtr
いやいやここは俺が!

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 07:53:37 ID:q9D0jXzb
いやいやいや、やはりここはオレが

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 08:00:31 ID:OrDewuw+
なんという無意味な譲り合い

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 10:59:35 ID:2mMGl3Yd
絶望した!この流れのお約束を守れない>>714に絶望した!!

もう古すぎるのかね、ダチョ○倶楽部も

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 11:01:33 ID:k7xzK+ZI
時間を跳ばした
投下された作品も一緒にな・・・

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 11:01:52 ID:WN2XgzA9
そ、そろそろ茶の準備が出来ているのではないかな

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 11:25:03 ID:ar8rO3wQ
>>717
最近品薄のタバ茶で宜しければ…(スッ)
付け合せの作品は品切れで御座いますッ

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 11:30:39 ID:RZE+1y3a
ダチョウじゃなくてゾフィー兄さんを思い出した俺はもう駄目だ

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 17:29:17 ID:1PeQ3ZyM
>>719
シブイねぇ…
まったくおたくシブイぜ

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 17:55:04 ID:GHrjBTmd
>>719
ゾフィーVSアヴドゥルですね。

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 18:46:25 ID:qo0YfZKw
ここで問題だ!書いても書いても先へ進まぬ目の前のSSをどう仕上げるか!?

@ルックスもイケメンな>>722は突如最高のアイデアを思い付く
A大切なのは完成に向かおうとする意志だと警官に励まして貰う
B未完のままお蔵入り。現実は非常である

俺がマルを付けたいのは1番だが(ry
…その辺にホワイトスネイク謹製の「完成まで延々とSSを書き続けるDISC」とか落ちてないかな

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 18:48:21 ID:cyAmKIuz
C年表形式で無理やり話を進める。

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 18:50:07 ID:3xMIpSt6
ここはやっぱり「岸部露伴のDISC」か「ヘブンズドアーのDISC(99)」の方が良いかと

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 18:53:33 ID:CjR3Yajl
>>724
まず間違いなく連続投稿規制にひっかかるな

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 19:06:49 ID:q9D0jXzb
>>722
(オレと)同じタイプのSS書き!

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 19:09:54 ID:t44p4mkH
気分転換(適度な息抜き)が大事だと聞いた
植物を見つめて一日を過ごすとか月を見てぼーっとするとかいるならペットで遊ぶとか
ネタを仕入れる意味でも適当な本を読みあさるとか
紙の辞書を引くのもいいぞ
調べるうちに違う単語の意味が目について気が付いたら没頭してる

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 19:39:34 ID:V7PVe29e
高密度で長時間連続して作業を続けると
作品全体の精度が粗くなるんだぜ

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 20:03:12 ID:UeOKxoha
>>728
おれのことか、おれのことかーーーー!

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 20:09:45 ID:5qbQBquK
逆に考えるんだ。
「新しいSSを書いて複数同時進行にすればいい」
と考えるんだ。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 20:27:04 ID:NR3ImXsh
新しいのの影響で、今までのが霞んでしまう。なーんてこともあるかも。

732 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:18:38 ID:cyAmKIuz
ある意味、先に進まないで言われていますが依然問題なく投下します!
25分からで構いませんねッ!?

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:19:32 ID:WnyVRKP4
来い、わんこよ!もふもふしてくれる!

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:24:39 ID:dbHipDEB
武器なんて捨てて…かかってこいよべネット…

735 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:26:28 ID:cyAmKIuz

「……それで今、三人は?」
「はい。ミス・ツェルプストー、ミスタ・グラモンの両名は捕獲され、以後は別室で軟禁する予定です」
「ミス・タバサは?」
「彼女は薬の効きが弱かったのか、比較的平常を保っていますので大丈夫かと…」
ミス・ロングビルの説明を聞きながらオスマンは溜息を零した。
どうも最近になってから溜息ばかりついている気がする。
しかも、その面子はいつも同じ。
モット伯の一件が平穏無事に済んで安心していた矢先にこれだ。
もう何か悪いものに取り憑かれてるんじゃなかろうかと思いたくもなる。

「まさか、こんな事に秘宝である『眠りの鐘』を使う事になるとは……」
正直、始祖ブリミルが知ったらさぞ嘆くであろう。
といっても相手はトライアングルを含む三人のメイジ。
戦いになればどれだけの損害が出るか知れた物ではない。
ましてや怪我をさせずに捕えるなど至難の業だ。
止むを得ない処置だったと思い耽る。
「……………」
そんなオスマンを横目にロングビル…否、フーケの視線は別の物に向けられている。
彼女の視線の先にあるのは宝物庫に封印された秘宝『眠りの鐘』。
その音を聞いた者を眠りに誘うという強力なマジックアイテムだ。
無論、普通に売り捌いても相当な値がつく代物だが、
盗賊であるフーケには別の意味でも有益なアイテムとなる。
何せ、これさえあれば下調べなど碌にしなくても仕事が容易になる。
『土くれのフーケ』から『眠りのフーケ』と呼ばれる事になるだろう。
ぐびりと喉を鳴らしたフーケをオスマンが牽制する。
「…持って行ったらダメじゃぞ」
「っ……!」
視線を落としたオスマンの顔が上げられる。
その視線は鋭く真剣な顔付きに変わっていた。
まさか、気付かれていたのか…!?

「い、いやですわ学院長。私がこんな物を盗んでどうするというんですか?」
「そうじゃのう…。例えば裕福な貴族の屋敷の近くで使って…」
(……ぎくっ!)
「警備も含め、家人が全員眠りに付いた所で…」
(……ぎくっぎくっ!!)
「まだ独身の男性の寝込みを襲って既成事実を作っちゃうとか…」
「するかっ! エロジジイ!」
投げ掛けられた声と共に投擲される秘宝。
投げつけられた『眠りの鐘』は額に命中し、
その効果とは無関係にオスマンの意識を一瞬にして絶った。


736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:27:58 ID:WnyVRKP4
確かに眠りの鐘があれば フーケにもふもふ、わんこにもふもふ 完璧だな。支援。

737 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:29:06 ID:cyAmKIuz

「大丈夫ですか? 学院長」
「なーに、いつもの事じゃよ、いつもの事」
コルベールの問いに、額に大きな痣を作りながらオスマンは笑う。
いつもの事だと判っているならやらなければいいのにと、
別の意味で“大丈夫ですか?”と尋ねたくなる。
「ところで例の薬、モット伯から手に入れたという話じゃが…」
「はい」
「意図的に渡したという可能性は考えられんかのう?」
「……! いや、そんな、まさか!」
オスマンの疑問にコルベールが戸惑いながら否定を示す。
それが可能なのはモット伯だけだ。
その理由が破産させられた恨みだったとしても、
そんな方法で報復するとは思えない。
人の心を狂わせる薬は持っているだけで罪となる。
モット伯とて無事では済まない。
「犯人がモット伯でないとしたら?」
「!?」
彼とシエスタ、そしてシエスタとモット伯の繋がりも調べれば判る事だ。、
それにモット伯の下に誰かを忍び込ませるか、屋敷の人間を買収する事も出来ただろう。
その人間が渡すべき品と魔法薬を摩り替えたのではないか、それがオスマンの考えだった。

「し、しかし、あの時点では話し合いでの解決は望めませんでした!
その状況でどうやって魔法薬を渡すつもりだったと言うんですか?」
「相手にとっても予想外の事態だったのかもしれん。
それで止むを得ず魔法薬の摩り替えを思いついたとも考えられる」
「そんな事をして一体……」
そこまで言葉にしてコルベールは口を噤んだ。
学院で騒ぎが起きれば調査と称してアカデミーが踏み込んでくるかもしれない。
そうなれば、事件に大きく関わっている彼も事情聴取として連れて行かれる恐れがある。
ならば元々はモット伯の屋敷で事件を起こさせるつもりだったのか。
だが、彼がただの使い魔ではないと知っているのはほんの一握り。
そのほとんどは学院の関係者で、彼を売るような薄情な人間はいない。
「まさか土くれのフーケ……いや、犯罪者には無理があるか」
「…あのアカデミーの男、もしかしたら彼の話も立ち聞きしていたのかもしれん」
「そんな…!」
青ざめていくコルベールの表情。
それを見て落ち着かせるように、ゆっくりとパイプの煙を吹かす。
思った以上に時間は無いのかもしれない。
それでも慌ててはいけない、状況を見据え冷静に行動すべきだ。
「だが全ては憶測による仮定に過ぎん。
しかし最悪の事態を考慮し、この件は学院内で預かる。
迅速に解決し、そして一刻も早く解析を終わらせるのだ」
「はい!」
コルベールの頼もしい返事を受けて笑みを返す。
しかし解析に掛かりきりになるとコルベールの手は借りられない。
そして自分は動けない、そうなると表立って動けるのは。

「……ミス・ヴァリエールだけか。心配じゃのう」


738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:30:41 ID:t44p4mkH
支援

739 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:31:17 ID:cyAmKIuz

簀巻きにされた二人が部屋へと運ばれる。
杖を取り上げてしまえば鍵を開ける事は出来ない。
それまでの辛抱と心を鬼にして中へと運び込む。

「ああ、そんな! 初めてなのにタバサやキュルケと一緒になんて!
それも監禁した上に縛られて! でも大丈夫! 愛があればどんなプレイでも…」
「ていっ!」
薬のせいか、それとも天然なのかピンク色の電波を垂れ流す簀巻きのキュルケ。
それを蹴り飛ばしゴロゴロと中へ転がす。
そしてガッチリと施錠した所でタバサに魔法でキュルケの縄を解いてもらう。
ギーシュの方も問題なく封印し、これ以上の悪化を完全に防いだ。
犬に純潔を奪われましたなんて言った日には外交問題どころか最悪ゲルマニアとの戦争である。
「ありがとう。助かったわ」
「………ん」
平常そうに振舞っているタバサにも影響はある。
薬の影響であいつと離れていると情緒不安定になるらしい。
私の使い魔がタバサの腕に抱えられているのはそういう理由だ。
手足が力なくプラプラと揺れている様は正にぬいぐるみ。
無理もない。親友を失った彼は魂の抜けた抜け殻同然なのだから。


話は『眠りの鐘』を使う前に遡る。
互いに魔法を使わないものの、学院中を走り回る三人。
生徒の多くが里帰りしていなければ大騒動に発展していただろう。
そんな中、彼女達の使い魔が異変に気付き駆けつけたのだ。

740 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:33:37 ID:cyAmKIuz

「きゅるきゅる!」
収まりきらぬ怒りの表れだろうか、
閉じたフレイムの口から炎の吐息が零れる。
彼にしなだれかかる主の姿を目にしたフレイムは、
“貴様、主に何をするかー!”と言わんばかり激怒した
しかし炎を吐きかけんとするフレイムをキュルケの一言が諫める。
「フレイム、あたしのダーリンに何するの! 邪魔だからあっち行ってなさい!」
その言葉を聞いた彼の心境はいかなるものか。
どのような下らない命令であろうと必ずこなし、
主の身と誇りを守ると誓い土塊の巨人にさえも挑んだ。
自分を呼び出した彼女の笑顔を今でもハッキリと覚えている。
刹那、彼の中の大切な何かが音を立てて砕け散った…。

彼へと向けられるフレイムの視線。
それは怨嗟の声となって彼の神経に直接響き渡る。
こうなったのは何かしら原因があるのだろう。
彼とてそれぐらいは理解している。
だが、もし主がずっとこのまま元に戻らなかったら…。
(その時は…覚悟が出来ているのだろうな?)

口から漏れる吐息が渦を巻く。
さながら地獄の業火を思わせる光景に凍りつく。
それきり寂しげな背中を見せたままフレイムは去ってしまった。
その背に掛ける言葉は見つからなかった。


「なんて美しいんだ! 君に比べたら薔薇なんて雑草!
ヴェルダンデなんかただのモグラさ!」
主の無体な一言に頭を打たれたかのような衝撃が走る。
常日頃、抱きしめながら自分に向けられていた賛美の言葉。
時にはうざいと思ってしまった事もある。
それでも自分だけの大切な物だったのだと失ってから気付いてしまった。
はらはらと円らな瞳から涙が零れ落ちる。
ヴェルダンデはそこから逃げ出すように物凄いスピードで潜って行ってしまった。
彼が止める間など有りはしなかった。

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:34:21 ID:4RkCtjbP
支援

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:34:25 ID:t44p4mkH
あんまり犬で遊び過ぎると犬がへばってぐったりするよね
あれはあれで可愛らしいので大好きです支援

743 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:34:45 ID:cyAmKIuz

突如、彼の体が宙を舞った。
否。それは彼の首輪に噛み付き持ち上げたシルフィードの仕業。
(お姉さまを独り占めなんてズルいのね! ズルなのね!)
有無を言わさず、そのまま彼を左右に大きく振り回す。
その光景はさながら巨大な振り子。
手の届かぬ場所に運ばれた彼に二人の手が伸ばされる。
ただ一人タバサだけがジトッとした視線でシルフィードを睨む。
気まずそうに視線を外す彼女の鼻先を小突く長尺の杖。
「………め」
「!!?」
まるで子供を叱るような彼女の言葉。
それを聞いたシルフィードの瞳から涙が零れ落ちる。
自分の気持ちをタバサは理解してくれない、その悲しみが胸の奥を掻き毟る。
(お姉さまのばかー!!)
あーんと泣き出すように風竜の巨体が彼方に飛んでいく。
勢いがついたまま解放されて、どこかに飛んでいく彼に慰めの言葉は思いつかなかった。

散り散りになる戦友達。
ほんの数分の間の出来事だった。
それだけの時間で彼が築き上げた友情は崩壊したのだ…。


744 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:37:24 ID:cyAmKIuz

「よし!」
「それじゃあ行ってくるぜ相棒!」
ルイズがデルフを背負い出掛ける支度を整える。
本当は相棒に付いて行きたかったがルイズ一人では暴走の恐れがある。
その為、動けない自分の代理としてデルフに彼女の事を任せたのだ。
それにしても感嘆すべきは相棒の治癒力か。
揃いも揃って薬に精神を蝕まれたというのに何ともないと言うのだ。
普通の薬ならまだしも魔法薬という未知の物質さえも無効化する体。
こんなのがアカデミーに知られたら解剖コース間違い無しだ。

「私が戻ってくるまで大人しくしててね」
「……駄目」
ルイズの言葉にタバサは首を振った。
あまり自分の意思を表明しないタバサが言った明確な拒否。
突然の一言に“ワガママ言わないで!”と怒鳴りそうになったのを堪える。
本来なら学院の生徒は皆、里帰りしている時期なのだ。
タバサの故郷がどこにあるかは知らないけど家族に会いたい気持ちは良く判る。
家での立場がない事を除けば自分だって帰りたい。
私達以外に親しい友人もないタバサにとって家族との時間はどれほど大切な物か。
それを自分の使い魔が巻き込んだせいで潰してしまうなど出来ない。
「判ったわ、二人の事は任せて。必ず何とかするから」
「…………」
タバサの両手をがっしりと掌で包む。
戸惑っているタバサに笑顔で応える。
そして今度は彼女の腕の中に収まっている自身の使い魔に語りかける。
「タバサの事、お願いね」
「わんっ!」
デルフの翻訳を介さずとも判る力強い返事。
例え離れ離れになろうとも、そこには見えない確かな絆がある。
そんな二人の関係を目の当たりにして、タバサの眉が寄る。

745 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:38:28 ID:cyAmKIuz

「……………」
「わふっ!?」
むにっと掴まれて引き伸ばされる彼の頬。
口の端が上がって、なんとなく笑顔に見えない事もない。
「ちょっ……ちょっと何してるのよ!?」
「嫉妬だな、こりゃ。下手に構うと余計悪化するぜ。」
「うぅ……待ってて! すぐに! 早急に! 超特急で何とかするから!」
言うなり颯爽と彼女は馬を走らせる。
その背中を見ながら、タバサは両手に残った彼女の温もりを感じていた。
ルイズの気持ちが伝わってくるような温かさ。
“必ず何とかする!”と言った彼女の力強さ。
自分がそう感じ取れたように、母様も同じように感じてくれるのだろうか…?

いや、それは有り得ない。
母の目に映る自分の姿は敵なのだ。
どんなに傍に居たくとも母様の安らぎを邪魔するだけ。
家に居る事さえも許されない。
だけど、いつかは……。

「!?」
突然の感触に体を震わせる。
見れば彼が自分の頬を舐めていた。
よほど自分は思いつめた表情をしていたのだろうか。
そんな顔を曇らせる彼女を彼は案じていたのだ。

そう。今は一人じゃない。
シルフィード、キュルケ、ルイズ…皆がいる。
それがどれほど頼もしい事なのか、彼女は身を以って知った。
そして、今も信頼すべき友達が私の為に走り回っている。

「……もう大丈夫」
タバサが彼に微笑みかける。
それは惚れ薬の効果などではない心からの笑顔だったと、
幸せそうに笑う彼女を見て彼はそう思った。
彼を抱えたタバサが青空の下を歩く。
心地良い風が二人を優しく包んでいた。


746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:39:17 ID:4RkCtjbP
友情はコボルドより弱くトーレナ岩より消えやすい支援

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:40:22 ID:EJdVeIzd
なんという破滅の時支援

748 :ゼロいぬっ!:2007/09/28(金) 21:40:34 ID:cyAmKIuz
以上、投下したッ!!
次回はモット伯が主役!

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:41:57 ID:EJdVeIzd
乙!
わんこはかわいいのぅ
そして地味にフラグを立てるルイズw

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 21:43:40 ID:4RkCtjbP
乙。頑張れルイズ、バオー犬のと己の友情と友の貞操の為に。
そして
>次回はモット伯が主役!
な、なんだってー!?

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 22:41:52 ID:wpcjpxzj
わんこ可愛いよ可愛いよわんこ
周囲の皆様はいつにもましてしっちゃかめっちゃかで大変いい
不安そうなオスマンと当人達ののんきさの対比がいいなあ

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 22:56:17 ID:mrc9OQuz
い、犬に癒されるでござるっ!!

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 23:32:02 ID:EJdVeIzd
時が止まった…
これが静止した世界……ッ!

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 23:32:36 ID:htglajWR
残念だが22時57分の時点で俺が時を止めた

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 23:41:40 ID:3xMIpSt6
30分程度でザ・ワールドとかどんだけだよwwww

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:03:56 ID:EJdVeIzd
メイド・イン・ヘヴン!
世界は一巡しIDは変更される!

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:04:38 ID:q9D0jXzb
ID変わってねぇぞw

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:13:19 ID:9oc4ny+p
ちょwwww
なんで変わってねぇんだよwwwwww
時の流れに取り残されたwwwwwww

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:13:47 ID:xqSPSlvU
ワロタw

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:20:51 ID:l3lpqyjo
不覚にも吹いたww

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:21:15 ID:m9QODAoH
249 :作者の都合により名無しです:2007/09/27(木) 22:33:05 ID:Cm4oLiEV0
ジャンプスクエア 創刊記念読切シリーズ

12月号(11.2発売)
・森田まさのり×小畑健 「HELLO BABY」
 これは、ある町に住む1人のチンピラの物語。対立する組長の暗殺を命じられた欣也。
 その前に立ちはだかるのは・・・ッ!?

1月号(12.4発売)
・荒木飛呂彦 「岸辺露伴は動かない」シリーズ第2弾!新たなるミステリーが始まる。

2月号(1.4発売)
・こち亀読切

・小林尽 ギャグ&ラブの俊才が、あのヒーローを描く。
     「それは私のお稲荷さんなのだ!」

3月以降も、続々有名作家が登場予定!

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:21:42 ID:fvFfCdmX
そうか、>>756はエンポリオに叩き潰される運命か。


763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:23:34 ID:oc3Wcf0H
小林尽?スクランのか?
あの人迷走してねぇか?最近のは読んでないから分からないけど

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:24:41 ID:l3lpqyjo
1月号は買うしかないな

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:26:20 ID:m9QODAoH
>>763
病んどるのかーッ!貴様ァーッ!

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 00:29:38 ID:9oc4ny+p
>「それは私のお稲荷さんなのだ!」

え・・・?
これって変態仮面のパロ?

767 :初代スレ506:2007/09/29(土) 00:56:32 ID:Su8Fi8Yl
1時に…………投下……

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:00:20 ID:TDE4rJEH
支援だ!

769 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/29(土) 01:00:41 ID:Su8Fi8Yl
夜になりルイズとシエスタは家へ帰っていった。
私は今日はここに泊まることになっている。そりゃ怪我もしているし起きたら突然の嘔吐だ。
様子見で医者の家においておくのは当然かもしれない。まあ、ここがあのばさんの家だと知って驚いたがそんなことはどうでもいい(食事は食べやすくうまかった)。
窓から外を見ると、月明かりが村に降り注ぎ、窓枠が額縁に見えるかのようだ。
しかし、本当にこの世界の夜は明るいな。月が二つあるせいなのか?それとも元の世界みたいに光害がないからなのか?
だが元の世界でも光害抜きでこの明るさになるか?ならないだろうな。こういったことはきっと理屈じゃないんだろう。
そんなことを銃を弄くりながら考えていた。
何故、銃を持っているのか?それは簡単な問題だ。
常にガンダールヴの効果を発動させておくために決まっている。では何故常に発動させておかなければいけないのか?
これも簡単な問題だ。体中が痛いからだ。特に腹と左手が一番痛い。怪我自体はないのでただの幻痛だ。実際怪我をしているのは右手と顔しかない。
経験上ガンダールヴのルーンの効果は身体能力の上昇、手持ちの武器の使い方や情報の取得、そして痛みの軽減だ。
今、この体の痛みから逃れるにはガンダールヴの効果を常時発動させておくしかない。あんな激痛じゃ眠れもしない。
銃を一通り弄り終え、銃を眺める。こいつをつつくのは久しぶりだった。いつも懐に入れっぱなしだったからな。
今度ちゃんと整備しなくてはいけないだろう。
しかし、銃を弄くっていて時間が大分潰れてしまった。そろそろデルフに話を聞くとしよう。
そう思いベッドの横に置いておいたデルフに手を伸ばし掴み取る。そして必要なくなった銃を枕元に置く。
そういえば、デルフからすれば私と話すのは3日ぶりになるのか。いったいどんな反応をするのだろうか?
寂しがっているだろうか?泣き叫ぶ?どこ行ってた!みたいな感じで怒る?
デルフを抜き放つ。デルフの第一声は?さてさていかに!?
「よっ相棒。3日ぶり」
「……それだけ?」
「あ?それだけって?」
「…………」
なんだこの反応は。私が求めていたのはこんな反応じゃない!
反応が薄すぎないか!?3日振りだろ!3日も離れてたんだぞ(私にとっては一晩だが)!
私が求めていた反応はもっとこう、なんというか、デルフが私を必要としているような反応を求めていたのに!
「おーい相棒?どうしたんだ?そんな気が抜けた顔して」
はっ!こんなこと思っている場合ではない。
「し、してねえよ!そんなことはどうでもいい!質問がある」
そうだそうだ。本題はこれなんだ。
デルフが私をどう思っているかではない。

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:01:13 ID:qhEi6Xmp
支援だ!

771 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/29(土) 01:01:46 ID:Su8Fi8Yl
「質問?」
「そうだ。3日前、つまり私が村に来て2日目の夜のことだ。あの夜お前は見ていたはずだ」
そう、見ていたはずだ。
「私が部屋を出て行くところを。……そのとき私は誰だった?」
デルフは答えない。
「アルビオンでワルドと闘っていた最中、私は本当に私だったのか?前に言ったな、あの闘いの途中、私は意識を失ってしまったと。
じゃあ私の変わりに体を動かしていたのは誰だ?前に聞いたとき、お前は答えずに隠そうとしたな。あのときは追究しなかったが、今度は喋ってもらう」
「……ああ、そうだな。3日前もワルドとかいう奴と闘ってたときも、相棒は相棒じゃなかったな。
3日前のときはここがどこだかわからないって感じできょろきょろして混乱してた。
アルビオンのときはライトニング・クラウドくらったあとから相棒とは思えねえような発言したぜ。完全に別人になったのは闘ってた最中だけどよ」
「やっぱりそうか」
私の予想はどうやら大方合っていたらしい。キラヨシカゲは私が知らぬ間に私の体を操っていたのだ。
「やっぱ相棒にも自覚はあったのか。ならいいや。俺も相棒に聞きてえことがあったんだよ。俺も答えたんだから答えてくれるよな?」
デルフは言葉とは裏腹に、答えろ、と言っている様に聞こえた。実際そう言っているのだろう。
ただ言い方を変えているだけだ。顔や体が無い分、声で自分の感情を伝えることに特化しているからな。
声だけで感情を伝えることに関して、デルフは人間に劣ることは無いだろう。
「ああ、言ってみろ」
そんなデルフの新たな一面の発見に少し独自の考えを交えながら、デルフの質問に答えることにした。
「まず第一に、相棒はその別の誰かについて心当たりはあるのか?」
「……ある。私自身も本当に極最近知ったことではあるがな」
そう、自分にとっては半日ほど前の出来事だ。
「んじゃあ第二に、アルビオンで相棒が闘ってる最中相棒の体から出てきた2メイルぐれえの白い亜人みたいな奴に心当たりはあるか?
その別の誰かのこと知ってんならわかるだろ?それとライトニング・クラウド受けて起きたとき、俺を手に取ったときもどうやった?
俺には自分が見えねえ何かに掴まれて相棒の手に置かれたとしか思えねえんだけど」
「その前に、私の体を動かしていた奴のことは詳しく聞かなくていいのか?」
「あ〜……、はっきりいっちまうとその辺ほとんどどうでもいいな。知ってなんになるって感じだし。相棒が知ってりゃそれで十分じゃねえの?」
「……そうだな」
そうだ、デルフがキラヨシカゲのことを知って何になるというのだ。
これは私の問題だ。私が問題視し、直面し、解決しようとし、解決し、問題を問題でなくすための問題だ。
その問題がもう解決したからといってそこにデルフを巻き込むのはダメだろう。デルフはキラヨシカゲのことなんて知らなくていい。
私というキラヨシカゲさえ知っていればいい。
「んで、二つ目の質問の答えは?」
「その亜人だったか?亜人っていうものを私は知らないがお前の言っているものには心当たりがある。そしてお前が言っている見えないなにかっていうのは」
右腕からキラークイーンを発現させる。キラークイーンの右手も小指と薬指が折れている。
それをなるべく気にしないように、残りの動かせる指でデルフを掴む。
「これのことだろう?」

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:02:29 ID:oc3Wcf0H
やべぇ、吉良が完全にデレたwww

773 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/29(土) 01:02:52 ID:Su8Fi8Yl
「そうそう!これだ!いきなりなんにも無いはずなのに触られてビックリしたぜ。んでこりゃなんなんだ?手みてえだけど」
「『キラークイーン』の右腕だ。お前が言った亜人の右腕だよ。他人には見えない、触れれない、傷つけることはできない、スタンドという精神の具現化みたいなもんだ」
「スタンド?」
これは、一気に私のことを知ってもらえるチャンスなんじゃないか?
「そうだ。スタンドっていうのは……」
その後、知りうる限りのスタンドの知識(キラヨシカゲの記憶だが)、キラークイーンの能力(同じくキラヨシカゲの記憶だ)を話したのは言うまでもない。


774 :初代スレ506:2007/09/29(土) 01:04:02 ID:Su8Fi8Yl
以上。

この時期は仕事が忙しくなるので投下が遅れ気味になるかも……

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:04:23 ID:qhEi6Xmp
吉良完全にデレてるじゃねぇか!!


776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:05:01 ID:oBxVMsiz
ちょwwww反応wwww支援

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:05:13 ID:9oc4ny+p
新キラヨシカゲ「無機物デレ」

乙!

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:06:42 ID:l3lpqyjo
なんかこの吉良はかわいいなww
GJ

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:08:30 ID:oc3Wcf0H
恋する吉良はせつなくてデルフを想うとすぐ爆破しちゃうの

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:09:57 ID:TDE4rJEH
乙です!
この吉良はデルフと話している時が一番輝いている…
そう思ったぞ!

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:18:25 ID:yZuendiK
キラヨシカゲを可愛いと思ってしまったなんて秘密だ!俺にそっちの気は無いからな!

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:29:31 ID:LEit3GS+
いいなこの吉良いいな
ゼロ魔世界では平穏を手に入れて欲しいと心底願うよ。

というわけで35分頃に投下するかもしれないとか思ったり思わなかったり

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:32:26 ID:GGFoR6L5
デルフはキラヨシカゲのことなんて知らなくていい
私というキラヨシカゲさえ知ってればいい

名言が生まれた
GJッス!


784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:36:16 ID:nJwBUAZh
>>782
道を空けるために置いておきますね
つ『ロードローラー』『タンクローリー』

785 :仮面のルイズ:2007/09/29(土) 01:36:15 ID:LEit3GS+
場面は数日前にさかのぼる。

シエスタ、キュルケ、ギーシュ、タバサ、モンモランシーの五人は、オーク鬼の巣くう寺院跡からタルブ村へと移動していた。
馬なら数日はかかるであろう距離を、五人は数時間で移動している、タバサの風竜、シルフィードのおかげだ。
正午を過ぎたあたりで、シルフィードと他五人がタルブ村の広場に降りる。
突然現れた流の姿に村人達は驚いたが、その中にシエスタの姿を見つけると、一人が慌ててシエスタの実家に駆け込んでいった。

「ここがタルブ村なの?ラ・ロシェールより遠いのね」
シルフィードの背から皆が降りると、モンモランシーが村を見回して呟いた。
「ホントの田舎よね、でもここのワインは凄く美味しいわよ」
「へえ、それは本当かい?ツェルプストーが褒めるとは珍しいじゃないか」
キュルケがワインを褒めるのを聞いて、ギーシュが感心したように呟いた。
「あら、私だって良い物には賞讃を惜しまないわよ」
どこか楽しそうにキュルケが言うと、タバサがそれに続いた。
「ハシバミ草も美味しい」

シエスタがシルフィードの背から降りると、シルフィードはシエスタの頬に自分の頬をこすりつけ、きゅいきゅいと鳴いた。
「きゅい!」(貴方といっしょだと疲れを感じないのね!)
「きゃっ、もう、くすぐったいよ」
風竜の中ではまだ幼いが、人間から見ればシルフィードはかなり大きい。
そんなシルフィードを怖がることなく頬ずりされているシエスタを見て、村人達の緊張は少しずつほぐされていった。

「おお、シエスタ、それに貴族様方まで!」
自分の名を呼ぶ声が聞こえたので、シエスタはシルフィードの頭をそっと撫でてから、声のした方を振り向く。
そこには声の主である、シエスタの父がいた。
「お父さん!元気だった?」
「ああ。何の変わりもないよ、ところで、この間いらしたミス・タバサ様と、ミス・ツェルプストー様と……他にも貴族様がいらっしゃるようだが、今日はどうしたんだい」
シエスタが父に抱きつくと、シエスタの父は困ったような顔をしながら、他の面子を見回した。
「あら、お久しぶり。今日はワインを頂きに来たのよ」
「ヨシェナヴェを食べに来た」
早速ワインを要求するキュルケと、食べ物を要求するタバサを横目に、ギーシュとモンモランシーがシエスタの父に向き直った。

「君がシエスタの父君かい?僕はギーシュ・ド・グラモン。ミス・シエスタには何度か助けられているよ」
「私はモンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。同じくシエスタに助けられたわ。今日は宝探しに来たのよ」

ギーシュとモンモランシーが姓名を名乗ったことで、シエスタの父は驚き、跪いた。
「お名乗り頂けるとは身に余る光栄にございます。ですが、宝探しと言われましても、この村には何もありません」
お宝と聞いて、シエスタの父は困ったような表情をしたが、ギーシュが『そんなはずはない』と言いたげな表情で、あごに手を当てて首をかしげた。
「流の羽衣、というマジックアイテムがあると聞いたんだけどね、それを見せてくれないか」
「えっ!また…あ、いえ、アレはマジックアイテムのようなものではございません」
「また?」
シエスタが不思議そうに呟く。
「お父さん、また、ってどういうこと?」
「ああ、実はな…」
シエスタの父が質問に答えようとしたところで、その背後から聞き慣れた、しかし意外な人物の声が聞こえてきた。

「やあ、君たちも来たのか! 一足早い夏休みは堪能したかな?」
まるで教鞭のように杖を持ちながら、シエスタの家から一人の男が姿を見せた。
「「「「コルベール先生!」」」」
陽光を受けて輝く頭、小さな眼鏡、誰が見ても間違えようのないその姿は、魔法学院の教師、ジャン・コルベールであった。

タバサ以外の皆が戸惑っていると、シエスタの父が跪いたまま答えた。
「コルベール様は、三日前からこの村の調査に来られまして。はい」
「私は今、『竜の血』の研究をしていてね。いずれタルブ村に訪れる予定だったのだが、オールド・オスマンがすぐにでも調査しろと仰ってくれたんだよ」
コルベールが続いて説明すると、竜の血という聞き慣れぬ単語に、シエスタ、ギーシュ、モンモランシーが首をかしげる。
「竜の血って何ですか?」
モンモランシーが質問しようとしたところで、先にシエスタの家へと足を進めていたキュルケが皆を呼んだ。
「そんなことはいいから、さっさとワイ…お昼にしましょ!」

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:38:01 ID:q2Oeuy9B
投下乙です
キラww デレすぎだよホントにw
デットマンの描写でデレてるキラを想像すると色々とダイナシで大好きだw

そして仮面のかたを支援っ!

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:38:06 ID:ZHwiLuVz
シエスタ達は楽しそうだなあ…… 支援

788 :仮面のルイズ:2007/09/29(土) 01:38:27 ID:LEit3GS+
「ははは、実は私も今朝早くから地形調査をしていてね。お腹がすいてるんだ。ここのヨシェナヴェはとても美味しい。細かい話は昼食を食べながらにでもしようか」
コルベールがそう言って歩き出すと、皆もそれに従ってシエスタの家へと移動した。

シエスタの家では手狭ということで、一行は村人が共同で使う建物へと移動していた。
この建物は木材を加工して作られているが、他の建物よりもかなり頑丈に作られている。。
曾祖父の故郷では『台風』や『地震』といった災害が頻繁に起こるらしく、それを考慮して作られているのだとか。

広間の中央に置かれたテーブルに、大きめの鍋が置かれ、ヨシェナヴェが湯気を立てている。
キュルケはお気に入りのワインを一口、二口と飲んでいい気分になっていた。
始め、モンモランシーはヨシェナヴェの香草の使い方に感心しつつ食べ始めていた。
「美味しいわね。ハシバミ草なんて苦いだけだと思ってたけど、ヨシェナヴェだとほろ苦くて甘くなるのが凄いわ」
「まったくだね。ただ、僕にはすこし味が濃い方がいいな」
ギーシュは味に文句を言うが、不満に感じているわけではないので食べる勢いは悪くなかった。
タバサは乾燥ハシバミ草をちりばめた芋の冷製スープを飲み、ゲップをした。
「そんなに急がなくても料理は逃げませんよ」
シエスタが笑いかけると、タバサは恥ずかしそうに顔を赤らめながら、第二、第三のハシバミ草へと手を着けていった。
「それにしても、苦い薬草をうまく調理したものだね」
コルベールも感心しながらヨシェナヴェを摘んでいた。


食事が一段落すると、おもむろにコルベールが呟く。
「ミスタ・ギーシュとミス・モンモランシーは、届け出が出ていなかったね」
その言葉にギョッとした二人は、顔を見合わせた。
「波紋の調査、研究の名目で、授業免除の届け出が出ていたのは、ミス・シエスタ。ミス・ツェルプストー。ミス・タバサの三人だけだったのだが…」
「ふっ…このギーシュ・ド・グラモン。女性が傷つくのを見過ごせません」
「あんた何の役にも立ってないじゃないの!」
キザったらしく薔薇の造花を取り出したギーシュと、それを諫めるモンモランシー。
よく見るとギーシュの額には汗が浮いている、虚勢を張っているのだと一目でわかった。
「ははは、まあ、先ほど少しミス・シエスタから聞いたが。今回の宝探しは魔法の活用を考えるよい機会になったようだね。後で私から学院長に話をしておくよ、そんなに心配することもない」
コルベールの言葉を聞いて、モンモランシーとギーシュが笑顔になる。
「ホントですか!助かったわね、ギーシュ」
「ははは…」
モンモランシーがギーシュに向き直ると、ギーシュはふぅ、とため息をついて、助かった…と呟いた。


「ところで、コルベール先生はどうしてタルブ村に?」
「その質問に答える前に、僕から君たちに質問したいが、いいかね?」
シエスタがコルベールに質問すると、コルベールは机に肘を突いて、少し前屈み気味な姿勢になり、話し出した。
「今回の宝探しで、『波紋』について何か感じたことはあるかね?まずは…ミス・モンモランシー」
「えっ?は、はい。波紋は治癒の効果を劇的に高めてくれます」
「うむ。それじゃあ次は…ミスタ・ギーシュ」
「生物の位置を関知していたかな…。そうそう、風のメイジが使う『遠見』と組み合わせれば、もっと細かい部分まで知覚できるんじゃないかと思います」
「それは良いところに気づいたね。じゃあ次はミス・ツェルプストー」
「……シエスタの手を握ると、物陰にいるオーク鬼にもファイヤーボールを当てられましたわ」
「魔法の遠隔操作性が向上する、ということだね。ミス・タバサは?」
「ハシバミ草が美味しくなる」
「いやいや、冗談ではなくて…」
冷や汗を掻きながら、コルベールがタバサを見る。
するとタバサは授業で見せたこともないような真剣な表情で見つめ返していた。
「う、うむ。まあ波紋には生物を活性化させる効果もあると言われているし、食材がより美味しくなるのも頷ける…かな」

一通り質問を終えると、コルベールは居住まいを正した。
「以前、授業でも見せた『愉快なヘビ君』を覚えているかね。実はこの村にある『竜の羽衣』には、僕の作った『愉快なヘビ君』など比べものにならないほど高度で、パワフルな装置が組み込まれているみたいなんだ」

789 :仮面のルイズ:2007/09/29(土) 01:39:51 ID:LEit3GS+

コルベールの話では、この村に安置されている『竜の羽衣』はマジックアイテムではなく、固定化以外の魔法が一切使われていない工業品だという。
シエスタの曾祖父が残した日記から、シエスタが使っている特殊なマントを制作したコルベールは、日記に書き残されていた『エンジン』や『ゼロ式戦闘機』に興味を持った。
それがタルブ村で『竜の羽衣』と呼ばれているのを調べ上げ、ここまで調査に来たというのだ。
そのついでに、オールド・オスマンから『シエスタの曾祖父母を調査せよ』と辞令を下され、調査費を貰ってここまで来たのだと言う。

くだんの『竜の羽衣』だが、その技術と精度はゲルマニアを遙かに凌駕する上に、今まで見たこともない軽さと丈夫さを兼ね備えた金属が使われている。

魔法学院の教師の中でも、ひときわ変わり者だと言われているコルベールは、生徒に呆れられる事が多い。
だが、今日のコルベールはひと味違った。
『竜の羽衣』に使われている素材や、設計思想の転用を語ったのだ。

現在、ハルケギニアで使われている空飛ぶ船は、風石を使い宙に浮き、帆が風を受けて移動する。
『竜の羽衣』の素材を使えば、風石の消費を何割押さえ、なおかつ移動速度を劇的に早めることができる…と熱く語っていた。

話が終わる頃、意外にも、キュルケがコルベールの考えを肯定した。
ゲルマニア出身の彼女にとって、自国の技術を遙かにしのぐという工芸品に興味を持ったらしい。

昼食の後、皆で竜の羽衣を見に行くことになった。


「こんなものが飛ぶの?」
竜の羽衣を見たキュルケが言いうと、それに合わせてギーシュも頷く。
「これはカヌーかなにかだろう? そこに翼をくっつけたインチキじゃあないのか?これじゃあ羽ばたくようにもできていないし……いや、でもこの金属は何だ?」
ギーシュは『竜の羽衣』を指で触れ、その質感に興味を示した。
キュルケも最初は胡散臭そうに竜の羽衣を見ていたが、ゲルマニアの工業技術と比較してみると、竜の羽衣は優れた点が多いと感じるようになっていた。
「この素材はジェラルミンと呼ぶそうだ。鉄でもない、銀でもない、柔らかさを保ちながら粘りが強い不思議な材質だよ」
「へえ」
コルベールの説明を聞き、ギーシュも感心したように呟く。
タバサが竜の羽衣の上に乗ると、それを見たキュルケが杖を取り出した。
「ちょっといい?レビテーションをかけるわよ」
キュルケがレビテーションをかけると、竜の羽衣はほんの少しだけ浮き、すぐに地面に降りた。
「…ふう、以外ね。レビテーションじゃ動かないぐらい重いと思ったけど、かなり軽いのね。確かにこれを船や馬車に転用できたら一儲けできそうだわ」
「やれやれ、君はまた金の話かい?」
ギーシュが批難めいた視線をキュルケに向けようとしたところで、モンモランシーがギーシュの頬をつねった。
「あんたも宝探しの最中は財宝財宝って目の色変えてたじゃないの」
「ふわ、ほんほらんひー、それはひみへのぷれへんほのはめはよ」
(うわ、モンモランシー、それは君へのプレゼントのためだよ)

「うむ…なるほど、これはやはり『竜の血』か」
「竜の血?」
いつの間にか燃料タンクを開けて、中の臭いを嗅いでいたコルベールが呟いた。
シエスタがそれに近寄ると、何とも言えない異臭が漂ってきたので顔をしかめた。
「な、なんですかこの臭い」
「この『竜の羽衣』に使われている燃料らしいね。油よりもかなり揮発性が高いようだ」「燃料?」
「以前見せた『愉快なヘビ君』よりも、遙かに完成度の高いものがこの中に収まっているんだ。それを動かすにはこの『竜の血』が必要らしい」
「へえ…」

一通り『竜の羽衣』を見た一同が外に出る。
今度はシエスタの案内で、お宝を手に入れられなかった落胆こそあったものの、これで一応の冒険が終わったと思い、皆は一様に開放感に包まれていた。

今度は、シエスタの案内で、曾祖母の残した葡萄畑へと移動したが、途中でコルベールが何かをスケッチしていたのを誰も気にしなかった。

一行は、お喋りをしながら歩き、葡萄を食べ、夕焼けを見て…夕方も過ぎたところで、やっとタルブ村へと戻った。

これで宝探しの冒険も終わりということで、気をよくした五人はさながら宴会のような夕食風景となった。
モンモランシーとギーシュは、ワインをたらふく飲んで早々に寝てしまった、きっと旅の疲れもあったのだろう。

夕食が終わった後、シエスタは兄弟達と共に後かたづけをしていた。
井戸から汲んだ水を運んでいると、一羽のフクロウが近くの木に留まっているのに気づいた。

790 :仮面のルイズ:2007/09/29(土) 01:42:00 ID:LEit3GS+


ふと、違和感を感じた。
フクロウの視線が、キュルケ達のいる建物に向けられたままなのだ。
シエスタは、いつものように本を読んでいるタバサに一言「見慣れないフクロウがこっちを見ている」と告げた。
タバサが本から目を離してフクロウを見ると「……急用ができた」と言って立ち上がった。
たばさのの表情はいつもと変わらないように見えたが、雰囲気だけは明らかに違っていた。
血の臭いがするような、そんな気配を漂わせたタバサがフクロウの前に立つと、フクロウはどこからか手紙を取り出しタバサへ渡した。
手紙の内容を確認したタバサは、シルフィードを呼び、ふわりと飛び乗った。
「ごめんなさい、コルベール先生の馬車で帰って欲しい」
タバサがそう告げると、シルフィードの羽の音に気づいたキュルケが建物から飛び出してきた。
「タバサ!」
キュルケが叫ぶ、それを聞いてもタバサの表情は変わらないが、少し間をおいて口を開いた。
「これは私の問題だから。 すぐ帰るから」
「……お土産忘れないでよ」
タバサはこくりと頷くと、シルフィードが翼を大きくはためかせて、タバサを乗せて遠く空へと飛んでいった。

「キュルケさん、あのフクロウが持ってきた手紙って……」
「……例の”任務”でしょ」
「私達には手伝えないんでしょうか」
「駄目よ、そんな事をしたら、北花壇騎士が外部の物に任務内容を漏洩したって言われちゃうわよ」

「そうですか…」
シエスタが俯く。
タバサの立場を考えれば仕方のないことだが、シエスタにはそれが納得できない。
シエスタ達がタバサを手伝うだけでも、何らかのペナルティを課される可能性がある。
それがどうしても納得できないのだ。

「でも、偶然居合わせる分には悪くないでしょ?」
「えっ?」
キュルケの言葉に驚いたシエスタは、ハッと顔を上げた。
隣に立つキュルケの顔は、悪戯を思いついた子供のようでありながら、戦士のような頼もしさを感じさせる、不思議な笑顔だった。






月明かりに照らされて、シルフィードが空を飛ぶ。
タバサはシルフィードの背に乗っていても、本を読みふけっていた。
「おねえさま、みんなに助けて貰わなくていいの?」
普段は人語を使わないシルフィードだが、タバサと二人きりの時は遠慮無く喋る。
「きっとみんな助けてくれると思うのね。きゅい」
「駄目」
「どうして?みんな、おねえさまが大変だって知ってるのね、おねえさまが怪我して帰ってきたら、みんな心配するのね」
「怪我するようなことに、巻き込めない」
タバサの呟きは、小声だったが、強い意志が込められているように感じられた。
「もう、おねえさまの意固地……怪我したらシエスタの所に無理矢理連れて行って治して貰うのね」
「………」
返事せず、読書を再開するタバサ。
ふと本を閉じて月を見上げると、数日前まで重なっていた二つの月が、離れようとしていた。
それでもまた、重なるのだ。
だから寂しくないんだと、タバサは自分に言い聞かせて、再度本を開いた。

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:43:16 ID:ZHwiLuVz
支援

792 :仮面のルイズ:2007/09/29(土) 01:45:38 ID:LEit3GS+
そして翌日、早朝になりシルフィードとたばさの不在を告げられたモンモランシーとギーシュは、愚痴を言いながらも馬車に乗り込んだ。
コルベールは竜の羽衣の部品をサンプルとして持ち帰るつもりでいた、そのためシエスタ達四人が乗っても余裕のある馬車でタルブ村まで来ていたのだ。
シエスタが馬を操り、荷台ではギーシュ達が景色を見たりしながら談話している。
途中でコルベールとシエスタが御者を交代し、シエスタは馬車の幌の中に入っていった。
「それにしてもとんだ冒険だったわよ」
モンモランシーが呟くと、ギーシュもそれに合わせて頷いた。
「まったくだ、オーク鬼やら何やらで大変だったよ」
「あら、領地を持った貴族がそんな事じゃ、領民を守れないわよ」
キュルケが意地悪そうにギーシュを挑発する、ギーシュは言い返せないのか、そのまま黙ってしまった。

「そういえば…あの葡萄畑って、一年中実がなってるの?」
キュルケの隣に座ったシエスタに、モンモランシーが質問した。
キュルケが気に入ったワインは、タルブ村で作られる葡萄によって作られるが、不思議なことにその葡萄は一年を通して実がなっている。
だが、不思議なことにその葡萄は他の場所では育たず、タルブ村のごく一部の場所でしか実がならない。

「はい、曾お婆ちゃんが育てたから…もしかしたら、波紋でも残ってるのかも知れませんよ」
「そっか、それは面白いわね。ねえシエスタ、学院に帰ったら波紋が植物に与える影響も研究してみない?」
「それは面白そうですね。こーーーんなおっきい芋が取れるかもしれません!」
オーバーに手を広げるシエスタを見て、モンモランシーはけらけらと笑い出した。
「あんたって本当に田舎の子ね!もう、農園じゃないんだから」
シエスタはちょっと恥ずかしくて顔を赤くし、つい俯いてしまったそうな。



シエスタたち一行は、途中で一晩野宿を経てから、魔法学院に帰還した。

皆が部屋に戻り、風呂に入って汗を流そうとしている頃、オールド・オスマンは学院長室で『太陽の書』を開いていた。
「ふむ…」
傍目には、何も書かれていないページをめくり、一人で頷いているもうろく爺に見えるかもしれない。
だが、オールド・オスマンの眼には、あるはずのない文字が映っていた。
「エイジャの赤石…か、吸血鬼を超える究極生命体など、考えたくもないわ」
ふぅ、とため息をついて本を閉じて机の中にしまうと、不意にドアがノックされた。
「ロングビルです。コルベール先生をお連れしました」
「入りたまえ」
ガチャリ、と扉が開かれ、ロングビルとコルベールが学院長室の中に入る。
ロングビルが秘書の席に座ると、コルベールはオールド・オスマンの机の前に歩み出て、肩から下げたバッグを机の上に置いた。
「タルブ村の調査と、竜の羽衣に関する調査、一通り終了しました」
「ご苦労、シエスタ達はどうしているかね?」
「旅の疲れもあると思います。宝探しの報告は後ほど呼び出すと言っておきました」
「それでかまわん。ところで君の目から見て、彼女らの『宝探し』はどうだったと思う」
そう言ってオールド・オスマンが笑った。

「ミス・シエスタから聞いた話では、オーク鬼、トロル鬼、洞窟のトラップ……さまざまな分野で、波紋は『魔法の補助』として活躍したそうです」
「うむ、魔法の補助…今はそれでよい。下がりなさい」
「はい」
オールド・オスマンが退室を促すと、コルベールは一礼して学院長室を出て行った。
そして、机の上に置かれたバッグに手を伸ばし、オスマンは報告書類などに目を通していく。
タルブ村の地図に目が留まると、『太陽の書』に書かれていた図形を思い出しつつ、オールド・オスマンは地図に印を付けた。

リサリサが残したとされる葡萄畑の位置に、小さく赤い丸が描かれた。



時を同じくして、アルビオンからの艦隊がラ・ロシェール付近に到着した。

いくつもの砲撃音の後、トリステイン艦隊全滅の報が王宮にもたらされたのは、それからすぐのことであった。



To Be Continued→

793 :仮面のルイズ:2007/09/29(土) 01:46:40 ID:LEit3GS+
投下したッ!
みんな、風呂敷を広げすぎて後悔したことはないか?
俺はある。

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:48:06 ID:FJDIzCdm
乙。とうとう始まるんだな……。
そして風呂敷を広げすぎた……まさか出るのか、赤石か究極生命体がッ!?

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:50:33 ID:nJwBUAZh
GJ!!

葡萄畑の下にはナチスの研究所が………

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:51:06 ID:Su8Fi8Yl
GJ!
ルイズと違って結構楽しそうだなシエスタ、
そしていよいよ戦争か・・・

風呂敷の広げすぎ後悔?今毎日してるよ。

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:52:42 ID:v/N70aX9
モット伯がスタンド使いになっちまったオレよりマシだろうさ。

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 01:58:44 ID:brlBvB13
実はこのオスマン、究極生命体になろうとしているのではあるまいなっ!?

799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 02:17:05 ID:mMfQPPK8
仮面乙です。
葡萄畑、赤石・・・・・・なるほど。

究極生物オスマン、か。
老いても尚、ますます盛ん!! 位しか思いつかない。

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 02:18:09 ID:m9QODAoH
そこはストレイツォのパロだろ

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 02:24:58 ID:mi/qoOYq
兄貴とシエスタをマジどうしようと常に後悔さ!


802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 02:52:48 ID:DHPW5gHR
仮面の人GJ!

そして兄貴・・・信じる道を行けばいいじゃあないか!

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 03:37:28 ID:oBxVMsiz
なんてGJ!
赤石を超えることができるのかルイズは・・・

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 03:49:30 ID:FJDIzCdm
そういやルイズは吸血鬼になった後、自分の失敗魔法で大火傷を負っていたんだよな。
もし赤石や柱の男たちが出るのならそれが鍵なのかもしれない。

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 04:15:22 ID:mMfQPPK8
間違えた、ますます『お盛ん!』なオスマンだ。セクハラエロジジイは不滅ゥ!!
マチルダさん、涙目とか言うレヴェルじゃ無くなるな

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 07:32:30 ID:73SGbtq2
誰かssの執筆が進むおまじないをください

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 07:51:47 ID:EXCQV16I
>>806
俺、あんたのss好きだぜ。

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 07:58:57 ID:73SGbtq2
ありがとう

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 10:00:31 ID:DpnUpOtC
>>805
しかし究極生命体になったらもうセクハラする理由が無いと思うんだ。

つ【SEX 必要なし】

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 10:03:00 ID:u2S5ZfMN
テメーのSS読み耽ってやるぜ!メーン!!

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 11:36:09 ID:yZuendiK
野望溢れるカーズ様が究極生命体になった時は手の付けられん天災状態だったが
なる人がなったらご隠居して毒にも薬にもならなくなるんだろうなーって思うんだ

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 11:43:50 ID:nJwBUAZh
ルイズが究極生命体になったら、殺人衝動無しの吉良吉影みたいになりそうだ


ルイズは静かに暮らしたい

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 12:08:14 ID:JGek+pR1
>>812
ルイズの場合神格化してハルケギニアを見守る展開になるんじゃないか?

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 12:30:12 ID:QTEqp7dB
>>812
だけどそこにあるのは永遠の孤独という…

あ、デルフが居るか。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 12:32:27 ID:ZfSDpBS3
黄金の精神を持つ究極生命体ルイズと申したか?
・・・それなんて女神?

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 12:40:09 ID:guOBH+XW
永遠の生命に疲れ果て、自分を殺してくれるものを求めて
「私より・・・強い奴に会いに行く!」なルイズを
思い浮かべてしまった俺の脳みそはもうきっと駄目だw

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 12:52:43 ID:HdJn8ycM
>>814
まんまWA2の聖女アナスタシアで泣いた

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 12:53:21 ID:DL2WUnQN
究極生命体に勝つ方法って「クリームでガオン!!」か、「天国扉か白蛇で自殺命令」する位しか無いよな…

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 12:55:50 ID:TjZ53IpM
>>818
自殺で死ねるのか?
むしろ溶かす方向ならなんとか

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 13:00:16 ID:WCq0BSoe
波紋で秘薬の効きが良くなるってのを見ると、秘薬ガブ飲みしながら
再生するルイズの回復する端からぶん殴ってくシエスタが思い浮かぶ

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 13:02:51 ID:lOEM9QdG
薬がぶ飲みってゲームじゃ日常だけどリアルじゃいやだよな
戦闘中に胃の調子が悪くなったり一発イイの食らったら戻しそうだ

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 13:06:46 ID:hbxrWdRO
ファンタジーの回復剤は、飲み薬じゃなくて塗り薬なんだよ。

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 13:25:53 ID:2uIBY+TH
お薬塗布っ!

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 13:27:24 ID:mi/qoOYq
つポーション
今思えば、あれもタバ茶に匹敵するな…

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 14:06:19 ID:Om+OeYcW
全員回復するやつはきっとみんなで回し飲み、つまり間接キスなんだぜ。

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 14:17:57 ID:TjZ53IpM
ポーションとかは浴びるもんだと思ってた

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 14:48:20 ID:nmuw2pZp
ペルソナ2罰には仙桃という使ってもなくならない回復アイテムがあったなあ。
桃なのに。使用=食べるはずなのに。

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:03:13 ID:Gr96bfwu
食べる端から元に戻っていくんだよ。
視肉みたいに

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:03:48 ID:yZuendiK
食べる端から元に戻っていく超果実か

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:04:32 ID:JGek+pR1
種だけになったら果実の部分が元に戻るんじゃね?

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:05:39 ID:TjZ53IpM
食った分が腹の中で再生して内蔵破裂とな

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:12:01 ID:yZuendiK
そうか、種が核か

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:13:41 ID:q2Oeuy9B
子供の頃に見た、スイカの種を食べると
体の中で芽を出して体の中から出てくるとか
そーゆー事思い出すので勘弁してください orz

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:15:16 ID:BVclgDWX
スイカの種を飲むと赤ちゃんができるって信じてたあのころが懐かしいぜ

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 15:39:09 ID:vLVdBSvX
>>833
バカ殿で一番好きな話w
夏休みで泊りに行った祖父母の家でリアルにガクブルしたのを思い出した。

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 16:25:01 ID:XoL0k4IX
もしルイズが究極生命体になったらやることは↓二つしか無いと思う

1・カトレア姉様の病気を治してあげる
2・自らの胸を革命する

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 16:29:20 ID:Gr96bfwu
ルイズの胸はあれはあれで究極だと思うんだ

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 17:45:38 ID:Ru59xsiT
ルイズが究極ならタバサは至高か?

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 18:04:03 ID:BM0La/cX
そういう事は子爵にでも聞いてくれ

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 18:40:48 ID:DpnUpOtC
でも究極化するとカーズ様的な肉体美になってしまうと思うんだ。

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 18:43:35 ID:yZuendiK
でかすぎず小さすぎず、バランスのとれた「極乳」とな?

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 19:21:20 ID:nJwBUAZh
究極生命体はギリシアの彫刻のように美しさを基本にするらしいから………

ルイズ→ミロのヴィーナス
みたいになるのか…?

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 19:47:08 ID:wbZG4+s0
つか元が人間だから赤石あっても究極生命体にはなれないよな。

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 19:47:28 ID:lGBOXEnm
しかしこのスレも勢いがなくなってきたな。
他と比べて早いってのはわかるけど最盛期知ってるとマジで遅く感じる。
1スレ消費に5日とか・・・

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 19:48:49 ID:HdJn8ycM
俺の計算では1スレ消費するのに7日かかる

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 19:50:44 ID:K7/5hon2
究極生命体が大暴れ

オスマン「ルイズは身も心も吸血鬼になっていた気がしたがそんなことはなかったぜ。
べ、別に虚無の力が有効だから手のひら返したわけじゃないだからね! というわけで
わしの誤解が原因でシエスタとルイズに死闘フラグが立っていることはスルーしてほしいんじゃ」
シエスタ「いっしょに戦おうぜ☆」
ルイズ「わかったんだぜ☆」

これでハッピーエンドに!


847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 19:56:47 ID:N1i8yYSu
なんかもう色々と台無しじゃねーかwwwwwwwww

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 20:06:10 ID:yZuendiK
秋はシーズン的に減速して当然だわな

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 20:06:32 ID:M6OkImDM
怒りも嘆きもおかしさすらも浮かばないんだぜ

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 20:07:30 ID:98tiRGLA
ssも書かずにエロ漫画を読み漁る
素晴らしい休日だ

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 20:10:34 ID:K7/5hon2
仮面ルイズまたはシエスタが死亡した場合
オスマン「なんということじゃ……やはり吸血鬼の知識がジョジョだけでは問題があったのか。
わしに人外美少女萌え属性があればこんなことには……欝じゃ…………死のう」
オスマンは自分の部屋へ行き 2時間ねむった… そして……… 目をさましてからしばらくして
ミス・ロングビルにキスマークがあった事を思い出し… ………泣いた……

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 20:12:14 ID:TjZ53IpM
>>846
とりあえずオスマンに時間稼ぎしてもらわないとな

853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:02:11 ID:pb6O7MQo
俺も割と昔からいたから勢いが云々言う気持ちも分かるが
あまり言わないようにしようぜ。

ていうか昔が異常だった。何だったんだあの速度。


854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:13:22 ID:q2Oeuy9B
個人的には、1週間で1スレも消費する上に
定期的(ほぼ日刊)で更新の有るよーなスレを過疎とは思えない。

昔? メイドインヘブンかと

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:17:38 ID:nJwBUAZh
昔は24時間切りが大量発生の神父のターンだったな………

856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:25:07 ID:o2zSJYxt
つまり神父はエンポリオにメメタァされちゃったのか

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:27:51 ID:G0lzMuMV
>>819

溶岩に叩き落された時にカニのプロテクターを作って熱を防いでいたろ?
裏を返すと、守らなきゃ危なかったとも取れね?天国扉でトドメを刺すなら、
「変身能力を使わず溶岩に死ぬまでドップリ浸かってこい」とでも書けば良いと思うんだが。

命令一個限定なら、「変身能力使用不可」だけでも、良い線はいかないもんかな?

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:30:16 ID:9oc4ny+p
クレイジーダイヤモンドで地球と同化させちゃえばいいんじゃね?
アンジェロ岩みたく

もしくは鉄塔に閉じ込めるとか

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:34:12 ID:M5HI/HEY
>>855
あの作品のキャラがの方に移っただけだろ
ジョジョ限定より自由度高くてよっぽど書きがいがあるし

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:42:52 ID:yZuendiK
いい具合に分散されて気の休まる速度になったとは思わないかね

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:51:42 ID:q2Oeuy9B
>>858
他にも
・振り向いてはいけない所で振り向かせる
・電線の中に引っ張り込む
・鏡の世界に放置
・伝染病&カビ(効ない可能性大)
・小さくされて瓶詰放置
・夢に取り込まれて溶かされる
・ディスクを抜かれる

こんなところ?

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:55:12 ID:nJwBUAZh
対生物用最終兵器パープル・ヘイズは究極生命体相手に効くのかな?

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 21:59:24 ID:DL2WUnQN
究極生物に「C−MOONの裏返り攻撃」は効くのかな?

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:02:22 ID:DpnUpOtC
ハイウェイ☆やノトやイエテンでもカーズ様に勝てるような気がするな。
カーズ様じゃスタンドへ攻撃できないし。
あと、地味にマジシャンズレッドなら燃やしつくせると思う。

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:04:56 ID:NgSMd2sD
>>864
火山でも燃やしきれなかったんだからマジシャンズレッドじゃ無理だろ

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:07:20 ID:NR6Fax2/
鉄塔の閉じ込めればなんとか

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:08:20 ID:JGek+pR1
ノートリアスBIGとか睡眠するようであればデス13とか
ザ・ハンドとかクリームとかは絶大な効果が得られる

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:10:10 ID:KnLF/TWt
>>863
裏返っても生きてそうだな

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:13:19 ID:DpnUpOtC
>>865
火山の溶岩に鉄を置いても蒸発しないだろ?
そういうこと。

ハイエロとかアクアネックレスの取り付きも効きそうな気がする。

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:16:13 ID:JGek+pR1
5部に効きそうな奴揃ってるよな

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:18:17 ID:GQqP4I8/
スタンドに取り憑かれ内部からザクザクと刻まれてるのにゆっくりした足取りで本体を探すカーズ様を幻視してガクブルした。
きっとスタンドが傷口から見えるようにわざと広げて顔色変えた本体をブチのめすんだろうな……

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:26:57 ID:9+3HmvYj
効きそうな能力は色々あるが
実際にやったら、なんとかしてしまいそうな気もするんだよな
命令を書き込んでも自分で自分の記憶を操作して無効化するんじゃないかとか
亜空間で粉微塵になっても生還して再生するんじゃないかとか

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:31:31 ID:TjZ53IpM
>>870
ジッパーでしまっちゃうおじさ……謎空間に閉じ込める
強キャラ相手には空間追放系が定番な気分
フーゴやチョコ先生のウィルスやカビは微妙なところだな
生物である(もしくは限りなく生物に近い)以上究極生命であるとこのカーズ様では克服しそうだ


874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:31:32 ID:KnLF/TWt
ザ・ハンドは虹村の親父も殺せないし無理だろう

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:40:38 ID:hbxrWdRO
ザ・ハンドだと、一度に削りきれる量の問題で多分無理じゃね?
クリームなら、何とか。

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 22:42:34 ID:nmuw2pZp
カーズ様に、手のひらサイズにまで縮んでいただけば何とか…

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:01:49 ID:ILyMbumj
>>876
「お前は何でもできるそうだが、小さくはなれないだろう」
「ふはは、そんなことは簡単だ」

という昔話を思い出した。

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:04:32 ID:JGek+pR1
ちょっと待て、縦なら1発で行けるんじゃね?

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:14:24 ID:yZuendiK
腕一本でも残ってたら再生しそうなんだよな・・・

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:17:02 ID:DpnUpOtC
一応柱の男は頭を破壊されたら死ぬけど。
サンタナなんて脳みそまで軟体だったから、どうやって破壊すればいいのか…

関係ないけど、エシディシのドモンって明らかに溶岩に耐えるより凄い気がする

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:17:24 ID:xr4PQg+D
>>867

手元に二部ファイナル無いんだが、『究極だから眠らんでもOKっ』とか
書いてあった気も。生殖は確かしないはず。不老不死で欠点無いから、子孫もイラネという事で。

生物系の延長にある攻撃は何だかんだと死なないに一票を入れたい。裏返りも再生能力で普通に復活しそうだし、
小型化も、リスの一件の様に、うっかり踏み潰すとかしようもんなら、侵食されて体乗っ取られるとかありそうにも。
やっぱり亜空間系か、呪いっぽいスタンド、振り返り禁止の小道といった問答無用っぽいのじゃないと、抜け道できるように思う。

後付設定の、石仮面発現能力も一種のスタンド能力とかあったが、その理屈で言えば、カーズの能力もスタンドっちゃスタンド
なのかもしれないが。


882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:27:36 ID:DpnUpOtC
個人的には、
肉体の潜在能力を引き出すのが石仮面
精神の潜在能力を引き出すのが石の矢

だと思っている。

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:31:44 ID:98tiRGLA
もしかしたら、石の矢と石仮面の材質って同じかもな

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:31:53 ID:47D9qION
>>881
一年間は飲まず食わずで活動できて睡眠は力強く「必要なし」と書いてある

生物の枠は超えないからマグマに叩き込めば溶けるけども、気泡を出し続けられるので溶けながらでも活動できる
…正直殺せるスタンドなんてクリームとノトーリアスB・I・Gだけじゃねぇか?

885 :初代スレ506:2007/09/29(土) 23:33:59 ID:+O8uDnwR
流れを切って40分に投下かも……

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:39:04 ID:9oc4ny+p
殺せないまでも暗殺チームの冷凍と鏡閉じ込めは効くかもね

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:39:32 ID:JGek+pR1
>>885
吉良は平穏を望む俺は急変を望む支援

888 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/29(土) 23:40:32 ID:+O8uDnwR
もしかしたら今私が体験していることは全て夢なんじゃないのだろうか?
目が覚めたら元の世界なんじゃないだろうか?実は人間になんてなってなくて幽霊のままなんじゃないだろうか?左腕は失ったままなんじゃないだろうか?
デルフやルイズにシエスタ、この世界全体が私の見ている夢なんじゃないのだろうか?
そんな馬鹿げたことを思いながら、眠気を払うように頭を振りかぶる。
「おはよう相棒。やっぱ起きるの早いのな」
「……ああ。そうだな」
その馬鹿げた考えをデルフの声を聞きながら打ち消した。この声が夢か?この体に伝わる感触が夢か?夢なワケがない。
ちょっと寝起きで頭がよく働かなかったみたいだ。
ん?そういえばなんでデルフが喋れるんだ?いつも鞘に収めてから眠っているはずなのに。
「お前、どうして鞘から出てるんだ?」
「あ?相棒が話してる途中で眠っちまったんじゃなねえか」
「え?」
そうだっただろうか?
昨日の夜のことを思い出してみる。スタンドの説明をし、キラークイーンの能力を話し、それから……それから?
ダメだ。デルフを鞘にしまった覚えが無い。どうやらデルフの言う通り知らず知らずのうちに眠っていたようだな。
「そうだった。私はお前を鞘に収めずに寝たんだった」
「そうそう。本当は起こそうかと思ったけどよ?でも相棒熟睡してから起こすのもなんだと思って結局起こさなかったんだよ」
デルフ……。そこまで私のことを考えていてくれたのか。
「そうか。すまないな」
「……なんだ?今日は雨でも降んのか?そんな風には見えねえけど」
「どういう意味だ」
こいつ、人がせっかく素直に感情を吐露してみれば……
「んなおっかねえ顔すんなよ。冗談じゃねえか冗談。相棒があんまりにも素直に俺にあやまるもんだからちと驚いちまっただけだって。
ほら、そんな素直になんか言うのはアルビオン以来だしよ。いや〜、あんときはよかったな。相棒ピンチだったけど俺のこと相棒っていってくれ「だまれ!」」
自分でもまさしく神速といえるんじゃないかというほどの速さでデルフを鞘に収めた。
全く!そういったことは口に出すな!恥ずかしい。頭の中でリフレインしていろ。いや、デルフに頭はないか。

889 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/29(土) 23:41:43 ID:+O8uDnwR
鞘に収めたデルフをベッドの横へ立てかける。その瞬間、
「いってぇえええええええええええええ!」
右手に激痛が走った。私の声に驚いたのか傍で眠っていた猫が跳ね起きる。
チクショウッ!なんだこの痛みは!?
驚いて右手を見てみる。右手には小指と薬指に包帯が巻かれていた。
「そうだったな」
右手に巻かれた包帯を見て思い出す。自分の見ての指が折れていることに。
そうだった。すっかり忘れていた。指が折れてたんだった。
おそらくデルフを置く際に、どこかに指をぶつけてしまったのだろう。チッ、忘れてなきゃこんな痛いしなくてもすんだのに。
あれ?おかしいぞ?
慌てて自分の左手を見る。もちろん武器なんて持っていない。だからルーンは発動してない当然だ。
だったらなぜ左手に痛みが無い?腹も痛くないぞ!昨日はあんなに痛かったのに。
幻痛だったからこんなにもあっさり痛みがなくなったのか?幻痛なんて言葉程度でしか知らないからな。
大体こんなもんだってのは想像つくがどんな風に治るかなんて全く知らなかったが、まさかこんな突然痛みが治まるなんて思いもしなかった。
しかしそれを悪いことだと思うか?思うわけが無い。むしろこれで自由に動けるから嬉しいくらいだ。
早速立ち上がり着ていた服を脱ぐと、机の上に置かれていた自分の服を手に取る。どうやらしっかり洗濯はしてあるようだ。誰がしたかは知らないけどな。
そう思いながら服を着、懐に銃を入れなおす。目に付くところに手袋と帽子がないから、多分それらはまだシエスタの家にあるのだろう。
ルイズめ、私の部屋に行ったんなら取ってきてくれてもよかったんじゃないか?気が利かない奴だ。
さて、ばあさんに普通の食事ができるようになったって伝えに行くか。私は患者だ。遠慮することはない。
それに年寄りは早起きだろうから、この時間帯ならもう起きてるだろう。

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:43:00 ID:nJwBUAZh
ルイズ→(ツンデレ)→ヨシカゲ→(デレデレ)→デルフ支援

891 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/29(土) 23:43:12 ID:+O8uDnwR
お昼の少し前ごろ、竜騎士隊がその名の通り竜に乗って颯爽と現われた。
村の住人たちも珍しがって集まってきている。野次馬共め、うっおとしい。
ガキもワーワー喚くな!だがそれにしても、
「竜に乗る姿が様になってるな」
「当然でしょ。だって竜騎士隊なんだもん」
答えになってねえよ。
それにしても、やっぱり竜というのは恐ろしいな。あんな巨体で空を飛んでその上火まで吹けるんだろ?
考えただけでも恐ろしい。普通の人間じゃ絶対太刀打ち出来ないな。だからこそメイジが乗るのだろう。
奴らは魔法が使えるからな。きっと魔法で竜に対抗できるに違いない。
竜をよく見てみる。騎士たちが乗っている竜はタバサの使い魔の竜とはまた違う竜だった。タバサの竜より体がでかい。
きっとのその分力強いのだろう。この世界じゃ私の知ってる物理法則なんてあてにならないからな。そういう風に考えておけば大体あってるはずだ。
竜騎士隊とルイズがなんらかのやり取り(おそらくゼロ戦を運ぶ手順だろう)をした後、竜騎士隊が早速動き出した。
と言ってもどこかへ行っただけだ。方向からして草原のほうか?
「ルイズ、彼らはどこへ行くんだ?」
「ゼロセンの場所に決まってるでしょ。運ぶ準備はあっちがしてくれるから私たちは帰る準備をしちゃいましょ」
「ふ〜ん。そうか」
なるほど。結構働いてくれんだな。
そうして帰る準備(といっても私はデルフと猫だけだが)を終え、あとはシエスタの家で竜騎士隊を待つのみとなった。
「そういえばシエスタは帰る準備はしないの?ドラゴンに乗っていけば今日中に学院につけるわよ」
「いいえ、私は残ります。もうすぐ姫さまの結婚式ですから。休暇をもらうときそのまま休暇をとっていいと言われてるんです。
ですからお言葉に甘えて、久しぶりに家族と過ごそうと思ってるんです」
「そう、よかったわね。シエスタって家族といるとすごく幸せそうだから」
「はい。私の大事な家族ですから。家族を臆面も無く愛してるって言えるぐらいに」
「聞くんじゃなかったわ。そんこと言われたら聞いてるこっちが恥ずかしくなるもの」
家族、家族か。
私の両親というのはどんな人間だったのだろう?キラヨシカゲの記憶を見たときはそこまで見る時間も無かったし興味も無かった。
しかし、こうして家族がどうだこうだと聞いていると自分のはどうだったのだろうと気になってくる。
両親はどんなのだ?兄弟はいたのか?殺人癖のことは知っていたのか?知っていたのなら止めなかったのか?
私を愛していたのか?愛していなかったのか?どれもこれもいくら想像しても全く想像もつかない。
不意に外のドアが開き、シエスタの父が入ってくる。
「貴族様、竜騎士隊が『竜の羽衣』もってきましたよ」
「わかったわ。それじゃあ行きましょうヨシカゲ」
「ああ」
「あ、ヨシカゲさんちょっと待ってくれ」
突然シエスタの父に呼び止められる。一体なんだろうか?

892 :使い魔は静かに暮らしたい:2007/09/29(土) 23:44:44 ID:+O8uDnwR
彼は私に向かって何かを放り投げてくる。私はそれを反射的に手で取った。これは、
「ゴーグル?」
「ああ、それと『竜の羽衣』は唯一じいさんが残したもんだ。じいさんと同じところからきたあんたに使ってもらったほうがじいさんも喜ぶかもって思ったんだ」
「……そうか。じゃあありがたく使わしてもらおう」
「それと、貴族様にはこれを」
彼はルイズに近づくとなにかを手渡した。それはワインだった。
あれ?私のときは放り投げたよな?なんだこの違いは。貴族とその従者だが同じ客だろう?
「これはこの村で作ったワインです。いつも貴族様が飲んでいるワインには劣るかもしれませんがもらってください」
「……ありがとう。わたし、この村にきてほんとによかったって思ってるわ」
「そう言ってもらえるとこちらも本当に嬉しいです。またいつでもきてください」
「ええ、また来るわ。絶対に」
こういして私たちはシエスタの家族たちに別れを告げ、竜騎士隊と共に村をあとにした。

893 :初代スレ506:2007/09/29(土) 23:45:59 ID:+O8uDnwR
以上。

タルブ村は大変なことになる……かも。

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 23:47:37 ID:oBxVMsiz
キラがデレデレwwwwww

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:04:16 ID:XAVRgfFG
キラは完全にデルフにデレてるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:07:49 ID:qcpVi8dO
クソッ、デルフがなんだかいい男にみえるぜ・・・

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:11:48 ID:gQf4RzyG
デルフ『そのまま飲み込んで…俺のガンダールヴ…』

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:12:56 ID:gQf4RzyG
ごめんageちゃった。

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:13:16 ID:dX1Qc1X9
506氏乙!
>あれ?私のときは放り投げたよな?なんだこの違いは。貴族とその従者だが同じ客だろう?
いくらなんでもワインは放れないだろう、キラ(w`

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:14:55 ID:po/qaA71
キラはデルフにデレ過ぎだろw



だがそれがいい

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:17:36 ID:tqxHdUE1
GJ吉良
デルフじゃなくてルイズにデレろよ吉良wwww
デルフなんてタダの武器だぜ?ルイズのほうが利用価値高いじゃん

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:18:12 ID:xguut8eA
ロリコンじゃないからだろ

903 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:58:47 ID:vSfzFNWM
ヨシカゲ乙
なんかデルフのヒロインっぷりがいい感じ。このデルフはいらなくない子

カーズ殺れそうなのキラークイーン
あの爆発は防御力関係なく粉々にして吹っ飛ばすタイプだから、当てどころを間違えなければ柱の男の身体にも効くはず

あとはジャンピンジャックで大気圏外に吹っ飛ばすか
アンダーワールドで火山の記憶を掘り出して大気圏外に吹っ飛ばすか

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 00:58:55 ID:5BuH2bCu
>>901
デルフなら持ち運び出来る上に信頼出来て裏切らないからダロ
そんな理由無しにデレてる気もするがw

905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:10:38 ID:bhSKD7XW
>>903
問題は吹っ飛ばされても生きてそうなことだな

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:19:26 ID:Ldwy/aHV
>>903
爆弾にされた物は爆発せずに爆弾に触れた者が爆発する接触爆弾ならいけるかも…

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:21:40 ID:5vIAaMFb
一時半に投下が来る、それが私の予告


908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:21:59 ID:6FrQwRC2
>>905
問題は重ちーですら一回で爆破しきれないことだな

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:23:33 ID:iplrTKBb
一時半を超えたら頃支援すると予告しよう

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:24:19 ID:kwC2tTzC
>>907
支援するズラ

911 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:30:31 ID:5vIAaMFb

「止まれ! 当屋敷に何用か!?」
武装した衛兵が馬上の人影に問う。
纏ったコートが風に靡く。
小柄といえども相手がメイジであれば話は別。
しかも貴族にしては格好が奇妙だ。
タイ留めに描かれた五芒星は魔法学院の生徒の証。
しかし、その背には少女の体格に不釣合いな大剣。
貴族を装った賊ではないかと警戒を強める。
「よう! また会ったな」
突然、馴れ馴れしい声が響く。
それは目の前の少女の物ではない。
どこから聞こえたのか、視線で追った先にはカタカタ鍔元を鳴らす一振りの剣。
インテリジェンスソードの来客者などそういる筈もない。
「また貴様か! 今度は何を売りつけに来た!?」
「いや、別に俺は行商人ってわけじゃねえよ」
まるで詐欺師のような言われようにデルフがやれやれと呟く。
この調子ではモット伯に会うのも一苦労だなと溜息が零れる。
しかし、そんなデルフの思惑を知ってか知らずかルイズが一歩前に進み出る。

「以前、こちらで頂いたワインに酢が入っていたもので交換して貰いに来ました。
モット伯にそう取り次いで頂きたいのですが」
「あ……ああ、判った。一応、伯爵には伝えておこう」
衛兵の不信感は消えていない。
その程度の用事なら付き人か使い魔にでもやらせればいい。
なのに直々に来訪するのは明らかにおかしい。
それでも伯爵に取り次ごうとしたのは平民であるはずの自分を怒鳴りつける事なく、
恭しく敬語を用いるルイズの姿に心打たれたから……では断じてない。
少女は笑顔だった。しかし、その眼は決して笑っていなかった。
彼女の眼が完全に据わっていた。
ここで追い返したら背の物を抜きかねない、そんな気迫を感じ取ったのだ。

912 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:32:13 ID:5vIAaMFb

数分後、戻ってきた衛兵が平身低頭で中へと案内する。
通されたのは応接室ではなく、モット伯の私室。
いかに規模が小さくなったとはいえ応接室ぐらいはあるだろう。
それをわざわざ私室で会う理由、それは誰かに話を聞かれたくないからだ。
つまり、モット伯は私が来た理由を知っている。
そうと判れば話は早い。
恐らくワインの話も脅迫と受け取ってもらえた筈だ。

「初めましてミス・ヴァリエール」
待たされるのかと思ったが意外にもモット伯は既に待機していた。
そして私に椅子を勧めると自分も椅子に腰掛ける。
青ざめているかと思った表情は平静を保っていた。
「それで…君が来たという事は、あの薬を使ってしまったのだね」
「ええ、そうよ。アンタがどうしてあんな本を持っていたか、ようやく判ったわ」
モット伯の頬を冷たい汗が一筋流れ落ちる。
相手は伯爵だというのにルイズの口調は同級生を相手にした時と変わらない。
“私が上、アンタは下!”と言わんばかりの強気である。
完全に交渉のペースを握ってしまっている。
こりゃ付いて来なくても大丈夫だったかな、とデルフが舌を巻く。

「どういうつもりよ? あんな薬持っているだけでも犯罪よ!」
「いや、違うんだ! あれは別に意中の相手に使おうとか、そういう目的で持っていた物じゃないんだ」
惚れ薬を使って相手を惑わす、その効果は見ての通り絶大だ。
しかし、それを使って相手と結ばれるのは難しい。
魔法薬である以上、ディテクト・マジックで周囲の者にはすぐに判ってしまう。
ましてや急激な変化を見せれば気付かない人間はいないだろう。
「ああ、そうするとアレか。食事に誘った相手に飲ませて一晩の相手を……」
「いやいや。私の場合、相手に好かれる事が無いだろう。
無理やりというのも燃えるのだが、それだけだと飽きてしまうのでね。
それであの薬を使ったプレイを……」
「ともかく!!」
変態談義で盛り上がるデルフとモットを一喝する。
背後に漂う殺気に二人が萎縮したまま口を揃えて噤む。

「解除薬もここにあるんでしょう? それをとっとと出しなさい!」
「残念だが持ってないよ。
薬を買った時に一緒に勧められたんだがね、
あまりに高額を吹っ掛けられて頭にきて買わなかった」
「ん? それじゃあ今までどうしてたんだ?」
「それは効果が切れるまで待つしかないだろう」
デルフが知る限りメイド達がモット伯に好意を抱いていた様子は無い。
効果がどれほど持続するかは個人差があるので一概には言えないが、
長期的に作用する類の物ではないのだろう。
「せいぜい二、三日。長くとも一週間といったところだろうな」
「なんだ、その程度か。てっきり一年ぐらい掛かるかと思ったんだが…。
それなら効果が切れるのを待った方が早いな」
「はっはっは。当たり前じゃないか、吸引しただけでそんな事」

913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:32:43 ID:3ZG/aDE0
支援


914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:33:16 ID:iplrTKBb
支援!

915 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:33:44 ID:5vIAaMFb

解決ムードになったモットとデルフが笑い合う。
時間さえ経てば大丈夫という楽観的な結末に収まったと彼等は思っている。
しかし私は二人の危機感の差異がどこから生まれているのか、
そして聞き逃してはならないモット伯の一言を耳にしていた。
それを確認すべく、私はモット伯にある事実を突き付ける。

「キュルケとギーシュ、あの薬を飲んだんだけど?」
ぴたりと止んだモット伯の笑い。
その代わりに段々と顔色が蒼白になっていく。
二人は互いに勘違いしていたのだ。
彼の言う“使う”とは揮発させた薬を吸引する事。
デルフの言う“使う”とは薬を直接飲む事。
その誤解を解かない限り、話が噛み合う筈がない。
恐る恐るモット伯が確かめるように呟く。
「飲んだのか…アレを」
「ええ」
「それはヤバイな。あんな物飲んだら種族や性別の壁なんて…」
そこから先は口に出せなかった。
思い浮かべた危険な妄想に伸びるモット伯の鼻の下。
その鼻の穴にデルフの剣先が差し込まれたのだ。
ふるふると剣を手に震える桃色の鬼。
その姿にモット伯は戦慄を覚えた。
「さて、問題です。これから私はどうするでしょう?
@鼻毛を切ってあげる、A鼻の穴を一つにしてあげる、Bこのまま奥に押し込んで…」
「むぅあぁちぃいたぁまえぇぇ!!」
「落ち着け嬢ちゃん! その薬を売った奴を探すのが先決だ!」
“バラすならその後で”と呟いたデルフの小声が更にモット伯の肝を冷やす。
一応は納得したのか、ルイズがデルフを鞘に収める。
ほぅと一息ついた所でモット伯が弁明を口にする。
「しかし……今の私に薬を買う金は無いぞ」
「ああ、心配するなよ。金ならある」
(アンタからふんだくった金だけどな!)
その余計な一言は加えずにデルフが答える。
見れば、もうルイズは椅子から立ち上がっていた。
「さあ今すぐ案内しなさい!」
断る事などモット伯には出来なかった。
もし、そんなことをすれば今度は逆に自分が案内されるだろう。
良くて牢獄、最悪あの世へと…。


916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:33:52 ID:kwC2tTzC
紫煙

917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:34:54 ID:iplrTKBb
吸引て ちょ…

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:35:14 ID:6FrQwRC2
支援

919 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:35:45 ID:5vIAaMFb

トリステインの城下町、その裏路地を歩く大小二人の人間の姿。
その姿はフードに完全に隠され、性別さえも窺う事は出来ない。
このような場所をうろつけば、金の臭いを嗅ぎつけられ目を付けられそうなものだが、
それぞれ杖を手に、背に剣を負っているとなれば話は別。
係わり合いになるまいと遠巻きに見ているだけ。
「なんで私がこんな格好しなくちゃいけないのよ」
背の低い方が隣の人物にぶつくさ文句を言う。
それを口元に立てた指を当てて静かにするように伝える。
「口の利き方に気を付けるように。今は謎の貴族Aとその従者Bなのだからな」
「……でも」
「それに私一人で行くと言っても聞かなかったのは君だろう?」
「当たり前よ! もし逃げられたらどうするのよ!」
「逃げるつもりならとっくにやっている」
だが逃げるなら今の伯爵の地位も全て捨てなければならない。
それでも資産があるのならそれも可能だったが今は無い。
何もかも失いかねない状況で、それを無かった事にする機会を手にしたのだ。
それに乗らない手は無いだろう。

ルイズは切り札として学院長直々の書状を持参していた。
そこには今回の件を無事に収めた場合、他言はしないと書かれていた。
最初は脅迫されて渋々だったが助かる可能性を見出した今、彼は張り切っていた。
だからこそルイズに足を引っ張られたくない。
止むを得ず、彼はルイズに一から説明した。
「仮にだ。君に娘がいて学院に信頼して預けていたとしよう」
「う、うん。そんな歳じゃないから判らないけど」
「その娘が女癖の悪い貴族と歩いていたなんて噂が持ち上がったらどうする?
ましてや、こんな品の無い裏路地を二人きりで」
「…あ」
「そういう事だ。学院から連れ戻されたくなければ大人しくしていろ」
そう。引いては学院の信頼の為、彼女の名誉の為、そして何よりも私の為なのだ!
ラ・ヴァリエールの三女を裏路地で連れ回したなどと知れたらどうなるか?
当然、明日には晒し首になっていてもおかしくない。
権威を振り回したりしないのは感心に値するが、もう少し自覚を持った方がいいのではないか?
と自分が心配したくなる程、彼女は無頓着だった。
ちなみにデルフは喋ると足が付きかねないので黙ってもらっている。
鍔元を紐でグルグル巻きに縛って強制的に。

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:37:40 ID:bd6r+LmD
うほっ、良いモット伯……支援

921 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:37:47 ID:5vIAaMFb

「それに、ほら。もうすぐそこだ」
指差す先には人だかりが出来ている。
はて?とその光景にモットは首を傾げた。
ここら辺にあるのはどれも非合法の店ばかり。
看板もなく素性を隠した裏の稼業に行列など出来る筈もない。
見れば武装した衛兵が道を塞いでいる。
恐らくは捕り物だろうか、ここでは珍しい光景に視線が向く。
徴税官を勤めているチュレンヌという男が賄賂を受け取り、
こういった店には視察が入らないように手を回していた筈だ。
そうなるとチュレンヌ自身も既に捕まったと見るべきか。
(…色々とやりにくくなったものだ)
誰が現場を仕切っているのかは知らないが、やる事が徹底的だ。
やばい事になる前に、とっとと用件を済ませて立ち去ろう。
そしてモットが背を向けた瞬間、向こう側から下手人が連行されていく。
「おら。キリキリ歩け」
槍の柄尻で小突かれながら連れて行かれる男と眼が合う。
モット伯の目が仰天に見開く。
その男は彼が会おうとした非合法の薬の売人。
捜査が入ったのは彼等が向かっていた店だったのだ。
モットを視界に収めた男が笑う。
秘密をバラされたくなければ俺を釈放させろと男の眼が告げていた。
それを余す所なく理解しモットは動く。

「むぅん!」
振り回した杖が売人の喉に突き刺さる。
そして悶えた瞬間に後頭部に打ち下ろされる一撃。
昏倒状態の男に馬乗りになり尚も拳を繰り出す。
その凄まじいまでの追い討ちに唖然としていた衛兵も動き出す。
「お、おい! 貴様、何をしている!」
「私は宮廷の勅使、ジュール・ド・モット伯爵である!」
フードを外し自ら名乗りを上げる。
衛兵には本人かどうかなど判らないだろうが、
身形や口振りから相応の人物である事ぐらいは判別は付く。
「も、申し訳ありません! 自分は隊長に男の護送を任されており…」
姿勢を正し、自分に向けていた槍を掲げる。
その釈明を聞き流しながら石を握り込んだ拳を落とし続ける。
「この外道め! 人の心を狂わせる薬を売り捌くなど言語道断!
正義のモットパンチを喰らうがいい!」
「お、お止めください伯爵様! それ以上されては死んでしまいます」
背後から抑えられ両腕を封じられても、執拗にモットキックで男を踏み躙る。
良し、これだけ痛め付ければ当分は会話もままならないだろう。
その間に男は僻地に島流しにされて二度と戻ってこれまい。
倍に腫れ上がった男の顔を確認し一息つく。

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:37:59 ID:4KnKQY5E
>(アンタからふんだくった金だけどな!)
何処の赤さんだ支援

923 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:39:39 ID:5vIAaMFb

「…すまない。だが人々の癒し手である水のメイジとして、
人の心を食い物にする悪漢をどうしても許す事が出来なかったのだ。
しかし、徒に暴力を振るった私も奴の同類か…」
「い…いえ、断じてそのような事は!
伯爵は立派なお方です! このような輩の為に心を痛める必要などありません!」
私の噂を知らないのか、感じ入ったように男が語る。
久々に向けられる尊敬の眼差しが自分にはちょっと眩しい。
しかし、口封じの為とはいえ良い口実が出来た。
単純そうな男なので利用させてもらう事にしよう。
「いや、それでも君の職務を妨害してしまった事には変わりがない。
出来ればこの詫びは君達に協力する事で返したいのだが」
「…協力、ですか?」
男の目が点になる。
何を言っているのか、さっぱり判っていないようだ。
当然だろう。この状況で貴族が何を手伝うというのか。
しかし、そこはゴリ押しで納得させてしまえば勝ちなのだ。

「相手は魔法薬も扱う売人。ならば魔法を使った罠があるかもしれん。
そこで私が中に入って調査を行おう」
「だ、ダメです。そのような事を伯爵様にさせる訳には…。
それに中は関係者以外立ち入り禁止になっておりまして。
隊長の指示無しでは、とても…」
「……ほう。本当にそれでいいのかね?」
にやりと笑う私の表情に男が困惑する。
隊長とやらと話せば一番早いのだろうが時間がない。
薬が押収されてからでは手遅れなのだ。
それに説得に応じるかどうかも不明とくれば、
この男を何とか騙す方が賢明だ。
デルフが乗り移ったかのようにつらつらと並べられる嘘八百。
「メイジの使う魔法薬には恐ろしい物も多くてな。
たとえば死んだ方がマシとも思える苦しみを七日七晩味わう薬、
人形のように意思を奪われ徘徊するようになる薬などまだ良い方」
「っ……!」
「中にはひたすらハシバミ草を食べ続けなければ死んでしまう薬や
オーク鬼が絶世の美女に見えてしまう薬など……」
「わ、判りました! 伯爵のご協力に感謝いたします!」
「うむ。判れば宜しい」
余程恐ろしい光景を思い浮かべたのか、
顔中から冷や汗を流しながら男が道を通す。
通行人を遮断する衛兵の壁、その中を悠々と通って店内へと踏み込む。
始終、彼女の視線が痛く突き刺さっていたが気にしない。
これ以上、自分の評価が落ちる事はないのだから。

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:39:59 ID:iplrTKBb
支援

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:41:23 ID:bd6r+LmD
このモット伯は良い、なんかこう、良いんだ支援

926 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:41:25 ID:5vIAaMFb

「ふむ、どうやらまだ手はつけられていないようだな」
無事で良かったと安堵の溜息を漏らす。
整然とした店内、もっとも見た目はただの民家だが、
乱雑に荒らされた形跡は見当たらない。
「じゃあ、さっさと済ませちゃいましょう」
「そうだな。頂く物を頂いたらこんな所とはおさらばだ」
言ってる事はほとんど盗賊の二人が捜索を始めようとした瞬間だった。
閉じた扉が大きな音を立て開け放たれる。
びくりと体を震わせた二人の視線が一点に集中する。
扉から差し込む光、それを背にして立つ女性。
動きやすさを優先した短髪が陽を浴びて金色に輝く。
武装したその姿は先程の衛兵と同じ物。
恐らくは彼が口にしていた隊長とは彼女の事か。

「…そこで何をしている?」
腰に帯びた剣に彼女の手が掛けられる。
我々に向けられた視線よりも尚、彼女の言葉は冷たく響いた。
それは、さながら死神よりもたらされた死の宣告だった。


927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:42:02 ID:kwC2tTzC
もっと支援だ!

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:42:31 ID:bd6r+LmD
アニエスさんが来たか支援

929 :ゼロいぬっ!:2007/09/30(日) 01:42:48 ID:5vIAaMFb
以上、投下したッ!!
次回もモット伯が主役で!

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:44:36 ID:kwC2tTzC
>>929
投下乙!
モット伯このままレギュラー化したりして

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:44:46 ID:bd6r+LmD
GJ。なんというか憎めないモット伯だ……。
次回アニエスさんの凶弾と凶刃からモット伯とルイズが逃れられるか、今から楽しみにしてるぜ。

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:54:03 ID:iplrTKBb
これはまた美事なモット伯
ルイズの性格もなんかいいな!

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 01:55:34 ID:+rYLHcRq
GJ
今回は上手く動いたモット伯だけど、次回はアニエスへの対応をミスりそうで怖いなw

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 05:32:26 ID:db8L+5/9
キング・クリムゾン!

時間が飛びまくった!

935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 06:38:46 ID:v7tFzujA
モット伯が凄い

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 08:06:19 ID:Pwbpld29
MOTTO! MOTTO!

937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 08:12:29 ID:n6scLb61
何でバオーとのクロス作品のモット伯はこうもキャラが立っているのか

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 08:38:21 ID:OileSB5N
アニメのみの一発キャラなのになぁ

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:32:11 ID:FYfGUYZR
今、最もモット伯が熱い!!

940 :来訪者:2007/09/30(日) 09:33:44 ID:Tpl380EA
よーし、それじゃあもう一発バオーいってみっか!

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:34:37 ID:KAxiUKOH
支援しまっせ

942 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:37:11 ID:Tpl380EA
「そういえば聞いてなかったけど…ルイズ、あなたは何しに実家に行くの?」
ワインを飲みながらキュルケがルイズに問いかける。
「それは…その…」
ハシバミ草のサラダを食べるタバサを見ながら、どこか後ろめたそうな声で答える。
「私のお姉さまが病気がちで…」
「ふ〜ん…でイクローに治してもらおうってわけね」

朝食をとってすぐ、育郎達はルイズの実家に向かうべく出発し、昼過ぎには領地に
つくことが出来た。ヴァリエールの領地は広いとはいえ、竜ならすぐの距離である。
しかし、そこで軽く食事をしたいというキュルケの提案があった。
「だってずっとシルフィードの背中でお腹が空いたじゃないの。
 ヴァリエールの屋敷についても、すぐに食事というわけにはいかないでしょ?」
まったくその通りで、さらには自分もお腹がなり始めていたいたので、ルイズは
文句を言いながらも賛成し、近くの旅籠で休む事にしたのだ。

「うん…」
「なによ、ひょっとしてタバサのお母様が治らなかったから遠慮してるの?
 そんな事タバサは気にしないから安心しなさいな。ね、タバサ?」
その言葉に、変わらぬ調子でハシバミ草を食べ続けるタバサが頷く。
「ほらね。イクローもそんな顔してないで。
 まったく治らなかったわけじゃないんでしょ?
 出発した時に、ベルスランもあんなにお礼を言ってたじゃない」
「そうだな…すまないキュルケ、気を使わせて」
「いいのよ。だいいち、沈んだ顔で食事してもおいしくないじゃない」
そう言って笑うキュルケのおかげで、その場の雰囲気がやわらぐ。

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:38:19 ID:KAxiUKOH
おぉ、ホントに来たよ!

944 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:38:26 ID:Tpl380EA
「にしても公爵家ってだけあって、娘っ子の家はずいぶんてーしたもんみたいだな」
傍に立てかけてあるデルフが呟くと周りから歓声が挙がった。
「おおー、さすがルイズ様がお連れなさった方だ。喋る剣をお持ちだなんて」
「貴族でねえって言ってらしたが、さぞかし名のある方にちげえねえ!」
「お連れの貴族様も名のある方だろうに、さすがルイズ様だあ」
等と、ルイズが来たと知って集まってきた村人達が騒ぎ出す。
「そうだね」
軽く周りを見回しながら、育郎がデルフの言葉に同意する。
「あら、そうかしら?」
「………」
対するキュルケとタバサはごく当然と言う顔をしている。
育郎はその事に感心するが、自分も最近は似たような状況で食事をしているためか、
以前なら気後れするような状況でも、自分が普通に食事している事に気付く。

シエスタをモット伯から助け出してからというもの、貴族からはあいかわらず恐れ
られてはいるが、育郎は平民の間で、まるで英雄のような扱いを受けるように
なっていた。それもシエスタのおかげなのだろうが、逆にそのシエスタのおかげで
困っているとも言えるのだ。
「俺は感動したぜ!初めて知った人の愛、その優しさに目覚めて、裏切り者の名を
 受けて、全てを捨てて魔王に戦いを挑むなんてよ!
 俺の料理が食いたくなったらいつでも言ってくれ!」
とはコック長のマルトーである。
どうやらどんどん話が大きくなっていったらしい。

このような状況に慣れ始めているのは、色々とまずいのではないかと育郎が考えて
いると、外にいる村人達がにわかに騒ぎだした。耳を傾けてみると、竜だの
お嬢様等という単語が聞こえてくる。どういうことかと思っていると、いきなり
ドアが勢いよく開き、そこから金髪の女性が旅籠に入ってきた。

945 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:40:03 ID:Tpl380EA
「え、エレオノールお姉さま!ど、どうしてここに?お仕事でいないはずじゃ?」
ルイズの言葉を無視して、金髪の女性はルイズに歩み寄り、その頬をつねる。
「その言い方だと、私がここにいたら悪いみたいじゃないちびルイズ!?」
「ひてゃい!わ、わりゅくないでしゅ!」
頬を引っ張られながら弁解するルイズ。
「気を利かせた村人が、貴女がここに着いたと知らせたのよ。
 それで休みを取ってた私が、竜に乗って迎えに来たってわけ。わかった?」
「わかりまひた!ひゃからちゅねらにゃいでおねーひゃま!」
「ねえ、この人が貴女のお姉さんなの?」
二人の様子にあっけにとられながらも、キュルケが口を開く。
「病気にはとても見えないんだけど…ひょっとして小さいのを治すの?
 ああ、それは貴女も一緒か、さすが姉妹ね」
そう言って、ルイズがエレオノール姉さまと呼ぶ女性の胸を指差す。
なるほど、見ればその胸は遠慮しがちというか、自己主張が薄いと言うか、ルイズ
と同じタイプのスタンドというか、ぶっちゃけ小さかった。というか無かった。
「遺伝」
タバサのとって置きの駄目押しの言葉で、周囲の空気が完全に凍りついた。
「あ、あんたらね!?」
ルイズが怒りの声を上げようとしたその瞬間、姉の声がルイズの耳に届く。
「ルイズ…」
「ひゃ、ひゃい!」
酷く冷えた自分の姉の声に脅えるルイズ。
「ねえ、ルイズ…貴女のお友達は随分と面白い人たちみたいね?
 よければお名前を教えてくださらない?」
そう言って視線をキュルケたちに向ける。そのあまりの迫力に、近くに立っていた
村人が腰を抜かすが、キュルケは涼しい顔でその視線を受け止める。
ちなみにタバサは、ハシバミ草のサラダのおかわりを要求した。
にやりとキュルケは笑い、馬鹿丁寧なしぐさで礼をする。
「これはこれはご丁寧に。名乗るほどではありませんが、キュルケ・アウグスタ・
 フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーと申します」
ツェルプストーという単語、ヴァリエール家の宿敵を意味する名に、エレオノールの
迫力に圧されていた村人達がざわめく。
「つぇるぷすと〜?おちび!どういうこと!?
 何であなたがツェルプストーの人間と友達なの!?」
「と、友達なんかじゃ」
「だまらっしゃい!」
「ひゃん!ひゃめ、いでゃいいでゃい!」

946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:40:15 ID:KAxiUKOH




ま襲来?

947 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:42:14 ID:Tpl380EA

「ふう。まったくこの子は、昔っから心配ばかりかけて」
「うぅ…まだひりひりする…」
思いっきりつねられた頬をさするルイズを横目に、エレオノールは改めてキュルケ
達に向き直る。
「それで…カトレアを治療するメイジはどっちなの?そっちの小さい子?」
タバサが首を振る。
「じゃあ、やっぱりツェルプストーの方なのね…じゃなけりゃルイズだって、
 ツェルプストーをヴァリエール家に招くなんて」
「あら、私でもないわよ」
「じゃあ誰よ?」
タバサとキュルケが育郎を指差す。
「………ねえルイズ?」
「な、なんですかお姉さま?」
「彼、マントもつけてなければ、杖も持ってないようだけど…」
「そ、そうですね」
「私にはどうしてもメイジに見えないのだけれども…気のせいなのかしら?」
「いえ、その…気のせいじゃないでいだだだだだだだ!!!」
再び頬をつねりながら、エレオノールが怒鳴る。
「おちび、あなた何考えてるの!カトレアは水のスクエアに診て貰っても駄目
 だったのよ?平民の医者なんかが治せるわけないでしょ!!本当にこの子は…」
「あの、お姉さんそれぐらいで…ルイズもずいぶん痛がってますし、そんなに
 つねったら跡が残るかもしれないじゃないですか?」
「貴女は黙ってなさい!まったく平民が気軽に貴族に話しかけるなんて…
 でも一理あるわね…跡が残らないように、反対側の頬をつねる事にするわ」
「いや、そうじゃなくて…」
止めようとする育郎を無視して、ルイズに折檻を続ける。
「残念ながらイクローは唯の平民じゃないわよ」
頬をつねりながら、キュルケを見るエレオノール。
「どういう事かしら、ツェルプストー?」
敵意の篭った目でキュルケを見つめるエレオノールの傍で、ルイズが身体が固まる。
「彼はね、東方の亜じ」
「ちょおおおおっとキュルケ!貴女に話があるんだけれども!」

948 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:43:37 ID:Tpl380EA
「あ、こらルイズ!」
エレオノールから強引に逃れ、後が恐いが、とにかくキュルケの首根っこを捕まえ、
部屋の隅に連れてゆく。
「ちょっと何するのよルイズ!」
当然の如く抗議の声をあげるキュルケに、ルイズが回りに聞かれないように、
小さな声で伝える。
「イクローが、その…亜人だって事は内緒にしといて!?」
「なんでよ?」
「エレオノールお姉さまはアカデミーの研究員なの!」
「ああ…そういう事」
アカデミーと言えば、人体実験も辞さないと噂される研究機関である。確かにそんな
人間が、珍しい東方の亜人のことを知れば、当のイクローは唯ではすまないだろう。
「何?東方の医者とでもいうの?」
「そそそそうなんです、お姉さま!ね、キュルケ?」
「まあ、そういう事」
「東方…ねぇ」
育郎に疑わしげな目を向けるエレオノール。
確かに東方といえば、エルフが治める地である。その地の技術は、あらゆる点で
ハルケギニアのどの国よりも優れていると言われている。
「その話、本当なの?」
「え?あ、はい、そうです」
しかし、それ故に東方産と偽って詐欺等を行う輩が存在するのである。
実際エレオノール自身、『東方から来た!』等と言う謳い文句の豊胸グッズに
7回ほど騙されている。ちなみにルイズは、まだ2回騙されただけである。
「あら、イクローが嘘をついてるとでも?
 ご心配なく、彼はこの子の使い魔なんですもの」
疑わしげな視線を育郎に向けるエレオノールに、キュルケが答える。
「はぁ?平民が使い魔ぁ?」
またつねられてはたまらないと、ルイズが続ける。
「そうなのお姉さま!ほら、イクロー。使い魔のルーンを見せて」
言われたとおりに左手のルーンを見せると、やっとエレオノールも納得した。
「まったく…使い魔が平民だなんて…」
溜息をつきながらそう呟く姉に、ほっと胸をなでおろすルイズ。

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:44:07 ID:KAxiUKOH
支援

950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:44:44 ID:db8L+5/9
支援する!

951 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:45:20 ID:Tpl380EA
「そういえば、お姉さまはどうして休みを?やっぱりちい姉さまが心配で?」
蒸し返されても困るので、話題を変えようと話を振る。
「まあ、それもあるんだけど…ちょっとね」
何処か嬉しそうなエレオノール。
「そういえば昨日、どこぞの貴族様がエレオノール様と一緒に、
 お屋敷に向かったって聞いたぞ」
「そういえば少し前に、エレオノール様が婚約なされたって話があったよな?」
「おお、という事は公爵様に挨拶に来られたにちげえねえ」
村人達の言葉に、やあねぇだの、もうそんな話が広まってるの、等と言いながらも
まんざらでもなさそうな様子のエレオノール。
「ご婚約おめでとうございます、エレオノール姉さま」
「ありがとう、ルイズ」
素直に礼を言う姉に驚愕しながらも、これで今日はもうつねられる事はないと
安堵するルイズ。
「それで、その婚約者はどのような方ですの?」
問いかけるキュルケの顔は、酷く楽しそうな顔だったのだが、幸せを味わっている
エレオノールはそのことに気付かない。
「バーガンディ伯爵さまは…」
嬉しそうに婚約者の話をしだすエレオノール。
「ねえ、キュルケ…あんたひょっとして」
「なーに、ルイズ?」
「変なこと考えてないでしょうね?」
「別に」
「…ならいいけど」
「いい男だったら手を出そうかなって考えてるだけよ。
 ヴァリエールから恋人を奪うのは、ツェルプストーの伝統だし」
「あんたねえ、絶対やめてよね!」


952 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:46:49 ID:Tpl380EA

そのころ話題のバーガンディ伯爵は。
「申し訳ありません…この婚約はなかった事に!」
婚約解消のため、ヴァリエール公爵に頭を下げていた。
「エレオノールに何か至らぬところでもあったかな?」
白くなりはじめた口ひげを揺らし、渋みがかかったバリトンで伯爵に問いかける。
「いえ…そんな…」
モノクルをはめた目の、鋭い眼光に脅えながら答える。
「エレオノールは素晴らしい女性です!気高く、そして美しい。しかし…」
一旦言葉を区切って、伯爵が言葉を続ける。
「もう………限界なのです!」
苦渋の顔でそう答えるバーガンディ伯爵をから目を離し、隣に立つ、
長年ラ・ヴァリール家の執事を務めてきたジェロームに視線を移す。
「………」
無言で首を振るジェロームを見てから、公爵はおもむろに立ち上がり、
頭を下げたままの伯爵に歩み寄った。
「バーガンディ伯爵…」
公爵の言葉に、ビクリと身体を震わせる伯爵。
今の彼の行動は、天下のラ・ヴァリエール公爵家の名誉に泥を塗る行為なのだ。
「…いままで良く頑張ってくれた!」
「へ?」
しかし、怒りの言葉を待ち受けるバーガンディ伯爵の耳に届いたのは、
意外にもねぎらいの言葉だった。

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:47:04 ID:KAxiUKOH
豊胸グッズに騙されんなよちぃ姉さまwww

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:47:49 ID:c1hs95Xg
>ちなみにルイズは、まだ2回騙されただけである。
ちょ、五十歩百歩wwww 支援

955 :ゼロの来訪者:2007/09/30(日) 09:49:11 ID:Tpl380EA
「まったくエレオノールのあの性格はいったい誰に似たのやら…なあ、ジェローム」
「それは私の口からはとても…」
「いえ、あの…」
「うむ、それもそうだな。わしとて気軽に言えん!」
「ご理解していただきありがたく存じます」
「その、ですから」
「おお、これはすまなかった伯爵。ジェローム、竜の用意を。
 エレオノール達が帰ってくる前に出発できるよう急がせろ」
「はい、承知いたしました」
そう言って、部屋から出て行くジェロームを見送ってから、バーガンディ伯爵が
恐る恐る公爵に問いかける
「……その、良いのですか?」
「しかたあるまい…無理をして一緒になってもな…無理をしなくとも、たまに
 きつい時があるのだから…いや、ごくまれにだ。あれも丸くなったし。
 そもそもわしはそういう事にならないよう、いつも気をつけておるしな!
 いや、普段は素晴らしいのだよ。勘違いをしてはいかんぞ」
「は、はぁ…」
いまいちよくわからないが、とにかく助かった事に安堵する伯爵であった。



956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:50:38 ID:LfuLDMZP
ほのぼの支援

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:52:40 ID:KAxiUKOH
なんというカカァ天下www

958 :来訪者:2007/09/30(日) 09:53:48 ID:Tpl380EA
投下終了。

アニメと言えばいれるビデオ間違えて、メンヌヴィル辺りの話をを見れんかったな…
最終回は見たからいいが。

次回はたぶんちい姉さま治療編


959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 09:59:06 ID:KAxiUKOH
乙でしたー

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 10:04:59 ID:Q2VSaZtk
乙ー。恐ろしきヴァリエール家ヒエラルキー!

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 11:14:12 ID:5BuH2bCu
投下乙です
辛さの分かるおとーさん、何故か涙が出そうです。

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 11:23:29 ID:T3f6Mqp3
カリンママのおっぱいは巨? 虚?

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 12:04:26 ID:Dl17Fpb3
カリン「ヴァリエールの頂点は常に1人!!」

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 12:42:58 ID:gTTOl8DJ
つーかあそこの家はどんな遺伝の法則してるんだろうな?
カトレアが突然変異体?

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 12:44:43 ID:g7vthl60
心の広さ=おっぱいの大きさ
それがヴァリエールの法則と言うらしい。

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 12:48:36 ID:avyKGllj
>>952
このルイズパパンはもしエレオノールが育郎と恋仲になったら、「…まあ身分の差はあるものの、お互いが愛し合っていれば」とか言って
あっさり許しちゃいそうな気がする
他の娘達相手なら絶対許さないだろうけどw

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 12:52:16 ID:++3lzSY3
>>965
なるほど、納得。

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 12:52:39 ID:tqxHdUE1
>>966
ルイズ・カトレア→貴族として相応しい相手ではないと駄目だ!
エレオノール→兎に角結婚してくれれば…
だな?

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 12:55:10 ID:tqxHdUE1
>>946>>953
エレオノールは長女だぜ?
ちい姉さまは次女カトレアだ

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 13:06:24 ID:q5PgnLvG
>>969
違うんだ!
>>946>>953が言いたかったことは、
「『胸が』ちぃ姉さま」って事なんだよ!!
でもハッキリ書くと自分の身がうわ何をするやめくぁwせdrftgyふじこlp;

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 13:13:56 ID:avyKGllj
>>968
もし才人がエレオノールに召喚されていたら、最初のうちは本編以上にこき使われて酷い目に会うだろうけど
そのうちルイズパパンと意気投合してたかもしれん


パパ 「ウチの家内も長女もほんっとぉは優しくていい女なんだよ、才人君!」
才人 「はぁ」
パパ 「あれでもう少し短気じゃなければ私も妻とラブラブできてるし、今頃孫の顔だって見れてるのに…」
才人 「…はぁ」
パパ 「…ところで君は10歳以上年上で気の強い女性は好みかね?」
才人 「……え"?」

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 13:24:54 ID:tqxHdUE1
ところで……新スレはどうなるんだ……

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 13:59:58 ID:I73jAFud
>>972
>>975に全てを託そう。

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:02:29 ID:sBU1e1tq
>>975・・・てめぇーの覚悟を見せてもらうぜ

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:27:43 ID:CnArUo7G
では>>975、頼む!

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:29:47 ID:BJvvSi2h
>>975
姉妹スレじゃないんだからwまぁいいや、よろしこ

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:33:27 ID:CnArUo7G
立った立った! 新スレが立った!

http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1191130167/l50


978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:36:01 ID:BJvvSi2h
>>977
乙だけど、黒騎士入ってないw

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:36:12 ID:Hd5l2Q9M
クララが勝ったー!
スレ立て乙。

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:51:09 ID:EAUhU9zh
アバッキオも・・・

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:53:10 ID:bs7UVJaN
その辺の手直しはテメーらに任せる。
俺は1000取りの準備だ。

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:22:39 ID:8tP6fFB4
1000取り前の停止。
いったい何が!

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:25:42 ID:rcczikzT
パンツァ・ダイスト!
1000まで行ったが時間を戻した!

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:29:35 ID:bs7UVJaN
すまん、1000取りの準備とか言ったが、ありゃ嘘だ
次スレで乙して新作の投下を待つぜ!

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:42:08 ID:tqxHdUE1
『埋める』んだよォ―――ッ!

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:47:59 ID:AQUQfZi2
来訪者は相変わらず
なじむ、じゃなくて「なごむ」
GJでした。

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:50:03 ID:gQf4RzyG
1000ならこのスレの小説のワルドが皆きれいなワルドになる。

988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:52:40 ID:g7vthl60
>>1000ならマゾコンヌが柱の男たちと熱いガチバトル

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:01:35 ID:5vIAaMFb
1000なら今の連載が終了した後、まだ未召喚のキャラで連載をやる!

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:02:03 ID:xt5frydz
>>1000ならギーシュ、キュルケ、タバサ、ルイズで血管針攻撃

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:09:52 ID:xUHHwYyH
>>1000ならサーレーが来るッ

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:10:24 ID:PQ0KAug/
>>1000なら俺のSS再開!














俺って情けない・・・

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:10:33 ID:I73jAFud
>>1000なら仮面のルイズが幸せな終わりを迎えてくれる。

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:12:02 ID:Hd5l2Q9M
>>994なら>>992が無条件に成就

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:13:42 ID:YI3G0/Hc
うめえええええ

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:14:05 ID:5dbiW5Hg
>>1000ならメイド・イン・ヘヴンで職人の執筆スピードが加速する

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:15:00 ID:KAxiUKOH
>>1000なら何かが乗り移って俺のSSが仕上がる

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:15:22 ID:XvyZwohy
>>1000なら、次スレの執筆スピードは低下しない

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:15:27 ID:pHoGxkRs
>>1000なら頑張って新連載してみる

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:15:38 ID:EAUhU9zh
1000なら神父完全復活

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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