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リリカルなのはのクロスSSその14

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:56:29 ID:a23ZRMHc
ここはリリカルなのはのクロスオーバーSSスレです。
ガンダム関係のクロスオーバーは新シャア板に専用スレあるので投下はそちらにお願いします。
オリネタ、エロパロはエロパロ板の専用スレの方でお願いします。
このスレはsage進行です。
荒らし、煽り等はスルーしてください。
次スレは975を踏んだ方、もしくは475kbyteを超えたのを確認した方が立ててください

前スレ
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187714790/



過去スレ
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187176581/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186147008/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186669558/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1185640072/l50#tag660
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1184997868/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1184393091/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1183637309/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1182871170/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1182002145/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1180901290/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1179746193/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1177202668/


まとめサイト
ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:01:56 ID:a23ZRMHc
ありゃ、過去スレ11と10が逆じゃん・・・・orz

3 : ◆mGi70jPZXQ :2007/08/27(月) 23:21:13 ID:IHhi5Vla
乙でする。
しかし、スレタイが
『リリカルなのはクロスSS〜』
の時と、
『リリカルなのはのクロスSS〜』
の二種類あるのは何故にwhy?
しかも一スレ毎に交代するという謎←コレは勘違いかな?

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:21:28 ID:OqUiqSXy
テンプレに雑談スレも入れといた方がよかったんじゃないか?

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:24:27 ID:IHhi5Vla
って何でトリついてんだ、自分!?

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:26:37 ID:a23ZRMHc
>>3
なんでだろ?
多分キーボード打ち込みとコピペしたときの違いだと思います。

>>4
うむむ、しまった
では、次回から
今回はこれで勘弁してくだせえ

*雑談はこちらで
リリカルなのはクロスSS雑談
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187957418/

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 02:28:11 ID:0J8bVKzj
俺は平成ライダーは剣崎と良太郎が好きで天道みたいな尊大な完璧超人系キャラが
大が付くほど嫌いだからマスカレード氏とは相容れない運命にあるらしいw

8 :マスカレード:2007/08/28(火) 03:00:00 ID:QdxbF+Y/
>>1
乙です!

>>7
まぁ天道はだいぶ好き嫌いが別れますからねぇ……
ちなみに私が好きなライダーに勝手に順位付けするなら
1位、天道
2位、始
3位、東條
ってかんじですかね〜

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 03:19:42 ID:cbWXXgGN
天道は嫌いじゃないけど
シスコン自重しろwと言わざるを得ない

良太郎は洋一ばりの不運、本人しょぼキャラ
特異点だから生涯にIFは多分ない
世界に呪われてるのだろうか?

10 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 07:50:44 ID:9NR4bbn8
新スレ乙です! ……また前スレで何もできなかったことを許してください
なるべく今週中には15話をやりたいと思ってます……それとマスカレードさんGJ! 
ハイパークロックアップを使用してないとはいえ
まさかあのハイパーフォームとやり合うとは・・・うう、怖い怖い

うちの巧の容赦の無さはまあ……あれでも容赦してるって本人は思ってそうですが
あと他の職人さんたちもGJです! 感想が書けないことをお許しください
お詫びといってはなんですが何時の間にか書き上がっていた一発ネタを少しだけ……

11 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 08:01:11 ID:9NR4bbn8

海鳴市の市街地の上空、いるはずのない……否、本来空に浮けるはずのない3つの存在がいる。
今日は12月2日、地球の週間で言うのなら後少しでクリスマスイブというものがある。
しかし赤い服を身に纏う少女が放つ気は誰が見てもプレゼントを届けに来たサンタが出すものではない。

「どうだヴィータ、見つかりそうか?」
「いるような……いないような」

赤い帽子に兎の縫い包みの頭部をくっ付けているヴィータと呼ばれた少女。
空にいるだけでなく人間の言葉を喋っている青色の巨大な狼、そして。

「おい……ここまで探させて見つからないとは言わせんからな」

ヴィータよりも小さいその姿からは想像もつかないほどの高圧的な態度を取る銀髪の少年……
その言葉に反応して見つめるヴィータの青い瞳を少年の紫電の瞳が捕まえる。
本当に雷が宿っていそうなその瞳の強さは彼女たちの将ですらたじろぐほどのもの。

「前から時々出てくる妙にでかい魔力反応……あれが捕まれば20ページくらいはいけそうなんだけどな」
「なるほど、それは捨て難い。……相手が魔導師とやらなら大変だが」
「心配すんな。1vs1ならベルカの騎士に負けはないさ」
「……ならば初めて出会った時に、1vs4でオレを倒そうとしたのはどういうことだ?」

ヴィータの発言に銀髪の少年が鋭利な歯を剥き出しにして可笑しそうに笑う。
今度は目を合わせようとせずに持っていたハンマー型のアームドデバイスを振り上げる。
その少年に振り下ろすのかと思えば……ただ単に肩に乗せただけ。
少年もそれ以上何も言おうとはせず、その魔力の気配を感知しようとしている。


12 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 08:12:15 ID:9NR4bbn8

「・・・ちっ、ダメだ。余計なやつが多過ぎて気配がうまく掴めん。」
「どうやら貴様はまだこういうのになれないらしいな」
「まぁ仕方ないさ、たった数日で慣れろってのが無理は話だ」
「ちっ、何たるザマだ……!」

吐き捨てた少年の言葉に何かを感じつつも狼は別方向を向いて再び空を飛ぼうとする


「分かれて探そう、闇の書は預ける」
「おっけーザフィーラ、あんたも気をつけなよ」
「心得ている・・・貴様も気をつけろ」
「……ああ。案ずるな」

ザフィーラと呼ばれた狼の言葉に銀髪の少年は態度を崩さずに淡々と答えるのみ。
だが生来のプライドの高さ故に探知できなかったことに少し苛立っている
ヴィータはそれに構わず『闇の書』と呼ばれていた分厚い本を大事そうに懐にしまって
右腕に持っていたアームドデバイス“グラーフアイゼン”を奮う。
それと同時に少女の足元に広がる正三角形状の魔法陣が展開された。

「封鎖領域、展開」

魔法が発動しヴィータから発せられたエネルギーが周囲を包み込もうとするように展開する。
暗黒の魔力に触れた人間の反応が次々と消えていく……とはいえ消滅するわけではない
必要条件以下の魔力しか持たない(または魔力がない)者は生成した結界の外に出ているらしい。


「見つけた! 魔力反応……よし!」
「もう見つけたのか……相当便利なものらしいな」

簡単に言えば『あたり』は切り取られた空間の中に、『はずれ』は外にいるということらしい。
その魔法の効果とそれを操るヴィータのセンスに少年は素直に感心した。
そしてヴィータはグラーフアイゼンを再び奮うと共に隣にいる少年にも声をかける。

「行くよ、グラーフアイゼン……いいよな?」

13 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 08:36:10 ID:9NR4bbn8
「ああ。オレに問題はない」

銀髪の少年もその表情から笑みを消し、空を走るヴィータの隣に並んで移動を始めた。
ヴィータのスピードはかなり速いが少年も負けてはいない……ヴィータが速度を少し上げる。
それに対抗して少年も速さを上げる。身に纏っている白いマントが風圧をまともに受けて靡く。

「けどおまえ、こんな短期間で空を自在に飛べるようになるなんてな……」
「おまえたちの教えがよかったのもあるがそれ以上に」
「え?」
「貴様ら『ヴォルケンリッター』全員が楽に飛べてオレだけが飛べないなどと……許せるか」

少年の口調を見てヴィータは少しだけむかついたが口では完全に笑っている。
彼女たちの将がたびたび口にしていたことが当たっていたから。

“奴は相当修練を積んで来たのだろう……実力にしてもそうだが、何よりプライドが高い”
“そういう騎士は育て方さえ誤らなければ化けるのも遅くはない”

あの将が他人の実力を認めるのは珍しいことだ、それに他人を育てることを嬉しく感じている。
ただでさえ強いこの少年がさらに強くなることを喜びそのような者と戦える自分を幸せに感じる。
生粋の戦闘好きにとってこの環境は幸せ以外の何物でもなかった。

今はちょっとした理由があって戦う姿をあまり見なくなったけど……でも全部終わったら、また……

「どうした? オレの顔がそんなに面白いのか」
「ちげーよ! あのシグナムが一方的にやられてたことを思い出してな」
「ああ、そういえば昔はそうだったな。しかし今は……」
「ちょっとストップ……あの魔力反応がいた、こっちに向かってきてる」

ヴィータが口にして少年も話すのをやめてその反応を追う……見つけるのに時間はかからなかった
確かにかなり大きい反応だ、この量なら20どころか30は一気に埋まるかもしれない
だが向かってくるということは……迎え撃つつもりか? 
こちらのことがわかるということはつまり相手も魔法使い……それもかなり優れた。


14 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 08:45:29 ID:9NR4bbn8
「オレが先手を取る、オレの雷はまだ完全に戻っていないが・・・戦闘に支障はない」
「2vs1かよ? ……別にアタシ1人でもいいじゃんか」
「目的を忘れたのか? ……しとめられなかったらあとはお前に任せる。」
「……わかったよ、ならアタシは接近戦で一気にぶっ潰す!」

向こうが迎え撃つというのならそれ相応の準備をして確実にしとめたほうがいい
『目的』という言葉に一瞬動揺して顔を顰めてヴィータだが対象が近くにいることを感じると
すぐさま平常心となってスピードをさらに上げる、一瞬だけ振り返ってみると
少年が伸ばした腕の周りから小さいが雷神の太鼓を模したような砲身が複数現れ手を囲む

〔……見つけた、あれがでかい魔力反応の持ち主だ〕
〔また子供か……やはりオレは子供とは縁があるらしいな〕
〔忠告しとくけど殺すんじゃねーぞ? あいつの未来だけは血で汚したくないんだ〕
〔オレも同じ気持ちではあるが、偽善だな……行くぞ〕

ビルの屋上に一人佇むツインテールの少女のその姿を見るが少年は戸惑う事がない。
頭の中に入ってきた言葉に返答してすぐさま攻撃態勢に入る
呪文を唱える前に少しだけ弟のことが頭を過ぎったが、すぐに振り払う。
今は手早く片づけてさっさと続きに取りかからなければいけないのだから。
ここで梃子摺っている時間はないのだ、自分達にはなさねばならぬことがあるのだから

少年の右腕とそれを取り囲む8つの太鼓が青色に光り輝き、銀髪の少年は口を開き力強く叫ぶ。

「―――ガンレイズ・ザケルッ!!」

銀髪の少年が口走った言葉に反応するかのように8つの砲身から次々と電撃の弾が放たれていく。
伸ばした右腕をランダムかつ瞬時に動かして逃げ場がないように弾幕を展開するがその少女は避けない。
それどころか少女が伸ばした左腕から発された防護壁らしきものに弾丸が受け止められていった。

(奴もあいつらと同じように呪文……いや魔法を使うのか、ならばっ!)

まだ完全ではないとはいえあの雷を受け切るとはあの防御は相当に硬いらしい
ガンレイズ・ザケルを受け切った少女はすぐさま接近していたヴィータに気付いて
もう片腕にも防御魔法を発動させその強烈な攻撃を受け止めようとする。

しかし少年の攻撃は終わってはいない、ガンレイズ・ザケルを解除して……少年は消えた。

15 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 08:59:52 ID:9NR4bbn8

「え、嘘!? 速……」
「おまえが鈍いだけだ!」

接近戦で挑むヴィータに完全に向かっていた少女の目が驚愕に見開かれた
銀髪の少年は自分の特技のひとつである瞬間移動を発動させ少女の真横に移動する。
そして自分も呪文を唱えて空中から降り立っているヴィータと同時に必殺の一撃を放つ。

「テートリヒ・シュラークッ!!」
「ソルド・ザケルガァ!!」
「同時攻撃!? くっ……きゃああああーーーーっ!!1」

次の言葉を口にした少年の手に握られたのは少年の身丈よりやや大きめな長剣だった
ヴィータのグラーフアイゼンと剣の刃を形成する雷が少女の防御魔法を一撃で破壊する。
触れて1秒も防御魔法が持たないほどの凄まじい破壊力に悲鳴を上げつつ吹き飛ばされていく少女。
銀髪の少年とヴィータは落ちていく少女を崩れそうなビルの上空から見下ろしていた。

「やべぇ、やり過ぎた……おい、おまえもう少し手加減したらどうだ?」
「今のオレの雷なら全力でも手加減に入ってしまうが?」

まるで反省していないどころか自慢げに言う銀髪の青年にヴィータは軽く溜め息をついた。
自分の力を素直に誇れるというのは素晴らしいことではあるが……少し行き過ぎのような気もする

「……にしてもあんなチビがあの魔力の持ち主だなんてな」
「人は見かけによらん、おまえと同じくな」
「いやおまえだってそうだろ・・・にしても全力じゃなくてそれじゃ、全力なんて見たくねーな」
「シグナムは是非見たい、そして戦ってみたいと口にしていたがな」
「ははは・・・あいつは生粋の戦闘好きだからな、ん?」


16 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 09:05:37 ID:9NR4bbn8

少年の言葉に苦笑するヴィータだが夜中に突如現れた眩い光に再びグラーフアイゼンを握り締める。
落ちていった少女が何時の間にか桜色の光に包まれてゆっくりと降下している
その光の中から感じ取れる少女の姿と力は先程までとは一変していた。
手に握っていると思われる杖から何からの意思を感じられる・・・あれが少女のデバイスらしい。

その強い光にヴィータと銀髪の少年は思わず引きつけられてしまったがすぐに再び戦闘態勢に入る。
こちらを見据えている少女を紫電の瞳で捉えた少年はヴィータのほうに視線を向ける。
……どうやら向こうもやる気になった、らしい。あまり戦意が感じられないがそれはどうでもいいだろう

「なるほどな、どうやらやるつもりみてーだ」
「ちっ、今の一撃でやれたと思っていたが……仕切り直しか」

目的はあくまであの少女の魔力であって、あの少女と戦う事ではないが仕方が無い。
空を飛んで再び動こうとする少年だったがヴィータはそれを制する。
その顔には戦意こそあるがある種の罪悪感にも似たようなものもあった。

「……なんだヴィータ?」
「約束通りだ、1vs1でいいよな?」
「・・・・・・・」
「こっちが勝手に襲っているんだ、だからせめて……卑怯な真似はしたくねえ」
「・・・いいだろう、オレは騎士の戦いを見させてもらうとする」

通り魔みたいなことをしているのに卑怯も何もあったものではない、と言いたかったが
そういうヴィータの割り切れない性格は嫌いではなかったため言う通りにした。
引き下がった少年を見送った後にヴィータは取り出した巨大な鉄球に魔力を込めて打ち出す
相殺した桜色の光の中から出てきた少女に気付かずにグラーフアイゼンを振り下ろす。

戦いの幕が上がったのをヴィータと共にいる銀髪の少年はただその戦いを見下ろしているだけだった。


17 :なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/28(火) 09:16:12 ID:9NR4bbn8
投下完遂……また「○○の世界に××が来たら」ってシチュエーションですが
ワンパターンでしかない自分をどうか許してください
学園ものの時にも言いましたがたまに違うのを書くとペースが上がってくるんです

・・・でも皆さんが待っているのは本編の話ですからそれもやらないと
あ、最初のほうにも言いましたがこれは一発ネタのつもりなので・・・それでは

>>8マスカレードさん
私は1.矢車さん  2.巧  3.睦月 ですね  
最下位は剣崎……TV版の行動で評価がかなり下がりましたので
あ、でも劇場版の彼は好きですよ

18 : ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/28(火) 10:30:02 ID:RrO/0QxZ
現時点での新着レスから一時間以上経過してますので書きます。

19 :正義超人リリカル万太郎 13 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/28(火) 10:31:23 ID:RrO/0QxZ
細かい所は中略するとして…ついに残るは総大将スカリエッティ一人となってしまった。
既に多数の武装局員がスカリエッティを包囲している。
「ジェイル=スカリエッティ! 貴様を逮捕する!」
名無し局員が名無しとは思えないくらいに格好良くそう叫ぶが、スカリエッティは
余裕の笑みを浮かべていた。
「フフフフ…諸君らがこの私を逮捕出来るとお思いか?」
「何が可笑しい!? 貴様のガジェットは全て破壊したし、戦闘機人も機動六課が対処した!
残るは貴様一人! 誰も助けに来ない状況で何故そこまで笑える!?」
だがなおもスカリエッティは余裕の笑みを浮かべる。
「諸君らは何か勘違いをしている…。この私がただ頭が良いだけのひ弱な研究者だと思ったかい?」
「何!?」
すると突然スカリエッティは自らの身を包んでいた白衣を脱ぎだしたでは無いか。
研究者のアイデンティティとも言える白衣を脱ぐとは一体どういう事か…
そしてスカリエッティは上半身裸になるのだが、そこには何と
鋼鉄の様に鍛え抜かれた強靭な筋肉の姿があったでは無いか。
「我々の最終兵器…それはこの私自身の肉体にあるのだよ。」
「何!?」
「かまうな撃てぇ!」
武装局員達がデバイス先端をスカリエッティに向けて魔砲を一斉発射した。
しかしどうだろう。スカリエッティの周囲にフィールドの様な物が展開されて
魔砲を全て防いでいたのである。
「フフフ…魔導師にこの私は倒せないよ。」
「うわぁぁぁ!!」
次の瞬間スカリエッティはその強靭な肉体から繰り出される強力な技の数々で
自身を包囲していた武装局員を一蹴、忽ちの内に全滅させたのであった。

「大変だー! スカリエッティが何か凄い事になってるー!」
「何ぃぃぃ!?」
スカリエッティが包囲網を突破した事実は戦闘が収束しかけていた各地の戦線を騒がせた。
無論その報告は激闘を終えて一息付こうとしていた機動六課の面々にも届いてくる。
「残るはスカリエッティ一人なのにどうして逮捕出来んのや!?」
「何でもスカリエッティが最後の最後に凄い隠し玉を用意してたらしいよ。」
「え!?」
そこで現場の映像が機動六課の目にも入るわけだが、直後に皆は唖然としてしまった。
無理も無い。映像では半裸のスカリエッティが徒手空拳だけで武装局員達を次々に倒していたのだから…。
「え…これ…何かの冗談ちゃうん?」
「で…でも…これ…何て言ったら良いのか…。」
「つまり…スカリエッティ自身が隠し玉だったって事ですか…?」
機動六課の誰もがスカリエッティを生粋の研究者タイプで、本人の戦闘能力は無きに等しいと
考えていただけに、映像の様に半裸+徒手空拳だけで武装局員を次々に倒しまくると言う
格闘家まがいの真似をするスカリエッティの姿は相当シュールな物に映ったに違いない。
「何でスカリエッティがあんなんなってるのかはこの際置いとくとして…
とにかく逮捕しにいかな!」
「了解!」
慌てて機動六課は再出動した。目標は半裸で戦ってるスカリエッティである。

20 :正義超人リリカル万太郎 14 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/28(火) 10:32:24 ID:RrO/0QxZ
「うわぁ! コイツ強いぃぃ!」
「どうだ? これが私の真の力だ! 魔導師ではこの私にはどうあがいても勝てないぞ!?」
なおもスカリエッティは半裸のまま徒手空拳だけで武装局員達を次々に倒しまくっていた。
もうまるで拳法映画でも見ている様な光景である。
しかも今のスカリエッティはただムキムキになっただけでは無く、強力なフィールドバリアや
AMFまで使用する事が出来た。これではいかなる魔導師も魔法を封じられてしまい、
スカリエッティの強靭な肉体から繰り出される技の餌食にされてしまう。

ムキムキ肉体派モードのスカリエッティには流石の機動六課も苦戦を強いられていた。
前述の理由で魔法が封じられてしまうなど、魔導師にとって相性が悪いと言う事もあるのだが、
それ以上にスカリエッティの肉体があまりにも強靭すぎるのである。
はっきり言ってこれは人間のレベルを遥かに超越する程の強靭さだった。
「一体何でや? 何でこんなにまで…。」
「知りたいか? この私が何故ここまでの力を手に入れたか…? なら教えてやろう!」
それが余裕から来るのか、はたまたなんてサービスが良いのか分からなかったが、
とにかくスカリエッティは説明を開始した。
「今まで秘密にしていた事だが…私は元々そっち方面。そう、つまり戦士になりたかったのだ。
一切の武器に頼らず己の肉体そのものを武器として戦う戦士にな…。だが…残念な事に
この私にそっち方面の才能が無かったのだ…これが…。努力ではどうにもならないくらいにな…。
だが…幸いにも私は人より勉学が出来た。だからこそ学問の道へ進み…研究者となった。
その目的は自らを強化して超人となる為の研究を行う事。人造魔導師も戦闘機人も
所詮は私自身を超人へ強化する為の実検の一つに過ぎないのだ。
そして見ろ! この私の肉体を! これこそついに完成した私の長年の研究結果!
この世の如何なる武器にも勝る究極の肉体がこれだぁぁぁ!!」
「な…。」
何と恐ろしい事であろうか。ついに明かされた衝撃の事実と真の野望。
余りにも予想外と言うか超展開過ぎて皆声が出なかった。
スカリエッティは他人のみならず自らまで強化改造すると言う狂気に走っていたのである。
いや、自らさえ強化改造する事が出来る覚悟があるのだからこそ
他人を平気に実験材料にしてしまえるのかもしれない。
驚愕する機動六課のメンバー達だが…スカリエッティは不敵な笑みを浮かべていた。
「フフフフ…私は嬉しいのだよ…今の様な状況こそ私にとっては好都合…。
この私の強化された肉体を思い切り振るう事が出来るのだからな! だからこそ私は今とても
機嫌が良い! 諸君等も私がこの手で苦しまずに一瞬で息の根を止めてやろう!」
「え!?」
スカリエッティは拳を振り上げて襲い掛かった。その踏み込みの力、跳躍力も
人間のレベルを遥かに超越していた。しかもスカリエッティの体から発せられる
AMFによって防御魔法も効き目は無い。さらにスカリエッティの拳のターゲットは
なんとしょっぱなからなのはに絞られていたのである。
「なのはちゃん危ない!」
「なのは逃げて!」
「なのはさん!」
「フハハハハハハ!! 死ねぇい!!」
なのはも何とか避けようとするがもう遅い。スカリエッティの拳はなのはの直ぐ
眼前にまで迫っている。防御魔法の恩恵も無しにこれを食らっては即死どころの
騒ぎでは無い。頭はおろか全身が破裂して哀れな肉片を晒してしまうかもしれない。
そして機動六課はしばらくの間肉が喰えなくなるのも必至だ。だが…

21 :正義超人リリカル万太郎 15 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/28(火) 10:33:26 ID:RrO/0QxZ
「ちょっと待った――――!!」
突然何者かがなのはとスカリエッティの間に割って入って来ていた。
だがそれだけでは無い。なんとスカリエッティの拳の一撃を受け止めていたのである。
これには初めてスカリエッティの表情が歪んだ。
「何ぃ!?」
「これがキン肉王族に伝わる【肉のカーテン】だ!! そんなへなちょこパンチは効かないよ!」
「万太郎君!?」
突如二人の間に割って入り、スカリエッティの拳を受け止めてなのはを救ったのはなんと万太郎だった。
「大丈夫だったかい? なのはちゃん!」
「あ…ありがとう…。万太郎君…。」
生命の危機を救ってもらったという事もあったが…その時の万太郎を不覚にも格好良いとか思ってしまった。
そう、確かに普段はドジでダメな豚男だが、こういう危機的状況にこそ真の格好良さを発揮するのが
キン肉万太郎と言う男なのである。
「くっ! 邪魔だ! どけぇ! この豚男!」
スカリエッティは再び拳を万太郎に打ち付けた。だが、万太郎はガードポジションを崩さず、
スカリエッティの強力な拳を受け止め弾き返していく。
「無駄無駄! 僕の【肉のカーテン】にはそんな物は通じないよ!」
キン肉王族の血を引く者は代々鋼の様な筋肉質のボディを持って生まれて来る。
その強靭なボディーのおかげでキン肉王族の超人レスラー達はその攻撃面において
他の超人レスラーの真似出来ない様なパワー溢れる破壊力抜群の技を幾つも開発してきた。
しかしキン肉王族の類稀なる筋肉ボディは防御面でも画期的な技を生み出しているのである。
それこそが「肉のカーテン」 独特のフォームで両肘で顔面をガードして身体を完全静止させ
呼吸を止め心を無にする。するとそのボディはどんなに敵からの攻撃を受けてもビクともしない
弾力性に富み、反発力もある肉の塊と化す。それはどんなに鋭利な刀や強引に放たれた矢も
跳ね返す程の堅固さ。かつてキン肉王族の始祖、キン肉タツノリは敵に捕らえられ、100人の
悪行超人から私刑を受けた時も…三日三晩この「肉のカーテン」で耐え切ったと言われる。
そして万太郎の父、キン肉スグルもまたウォーズマンやスニゲーターなどの強敵の
猛攻をこの肉のカーテンで凌いで来たのである。それだけ凄まじい防御力を持った防御技だった。
「なるほど…ただの豚男では無いと言う事か…。それに…お前は管理局の魔導師どもと違って
そっち方面の方が得意と見た。お前…名はなんと言う?」
「僕は万太郎…キン肉万太郎だ! 本来僕はこの世界の超人じゃないし…あんた達の
戦いにだって関係は無いけど…そんなの関係無い! 僕は正義超人として
この世界に住む全ての人の命を守る為にお前と戦う!」
今までのドジダメさが嘘の様にこの時は万太郎は渋く格好良かった。
これが何時もならきっと機動六課のメンバー達にも豚男帰れとかブーイングが
来ていたかもしれない。既に過去に何度も機動六課や戦闘機人達に袋叩きにされるなど
ドジダメな所を見せてしまっているだけに。だが…今の万太郎にはそれを言えない…
いや、言ってはいけない何かを皆は感じていたのである。
「正義超人…? そうか…以前聞いた事があるな。数多ある世界の中の一つに
生まれながらに人間を遥かに凌駕した特殊な生命体と人間が共存している世界があると…。
なるほど…貴様がその人間を遥かに凌駕する特殊な生命体と言う奴か…。羨ましい事だ…。
この私が望み…どんなに鍛えても手に入らず…この様に数多の実検と試行錯誤の果てに
ようやく成功した改造と言う手によってここまでの肉体を手に入れたと言うのに
貴様は生まれながらにその様な強靭な肉体を持っている…。実に羨ましい…。そして憎い!
ならば貴様からまず最初に殺してやろう…。貴様のナチュラルに人間を超越した神秘の超肉体が
勝利するのか…この私の長い長い研究の果てに完成した強化肉体が勝利するのか…勝負だ!!」
「来るか!?」

22 :正義超人リリカル万太郎 16 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/28(火) 10:35:50 ID:RrO/0QxZ
万太郎はファイティングポーズを取った。だが、スカリエッティが振り上げたのは拳では無く、
何かのコントローラーの様な物だった。そしてそのボタンを押した直後、聖王のゆりかごの方で
動きがあり、なんと聖王のゆりかごの甲板上にプロレス用リングが出現したのである。
「ゲッ…ゲェ―――――――――!! 聖王のゆりかごの上にリングが現れた―――――!!」
「あの聖王のゆりかご特設リングで勝負だ!」
スカリエッティは聖王のゆりかごの甲板上に現れたリングを指差してそう叫ぶが…
「あ! あれが噂に聞く聖王のゆりかご特設リング!」
「わぁ! ユーノ君!? 無限書庫にいたんじゃなかったの!?」
「まあ細かい事は言いっこ無しって事で…。」
なんと言う事か、突然無限書庫司書長ユーノ=スクライアが現れたでは無いか。
これにはなのは達も相当焦るのだが、ユーノはまるで三面拳雷電みたいな顔になって
(態々額に大往生とか書いてる)説明を始めたのである。
「聖王のゆりかごの持ち主であった古代ベルカの王は相当な格闘技好きで、
聖王のゆりかごにも格闘技用の特設リングを作らせたと言う…。そして各地から腕利きの
格闘家を集めて戦わせ…勝利者には莫大な賞金を払ったと言われているんだ。
ただの作り話かと思っていたらまさか実在したとは…。」
「じゃ…じゃああのリングがその古代ベルカの王が作らせたって言う…?」
「うん…民明書房の本にそう書いてあった。」
「うわ〜…何か一気に胡散臭さ全力全開になっちゃった…。」
ユーノがせっかく格好良い所見せたのになのはは呆れてしまっていた。
「さあ万太郎とやら! この私の挑戦を受けるか否か聞かせてもらおう!?」
「ようし分かった! 受けて立つ!」
万太郎は格好良くスカリエッティの提案を呑むが…下半身はやっぱりチビッてたりする。
「U世! もういい加減チビるのはやめて下さい!」
「だってやっぱり怖いんだも〜ん!」
「やっぱり何時もの豚男や…。」
下半身をチビらせながらミートに叱られている万太郎の姿を見て、その場にいた誰もが
呆れてしまっていた。勿論スカリエッティも。特になのはに至っては…
「(命の恩人に対して申し訳無いけど…こんな人を一瞬でも格好良いと思った私が馬鹿だった…。)」
と、内心思っていたりする。

23 : ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/28(火) 10:38:09 ID:RrO/0QxZ
スカリエッティに関してかなりオリジナルな超設定をでっちあげてしまってスマソセン
このお話を考えた時点ではスカリエッティに関して
「この手の科学者キャラにお決まりの総大将ヅラしときながら本人は直接戦う事無くやられちゃう」
イメージで考えてましたんで…。だからそこを逆手にとって…
「実は自分自身を改造して超人になりたかったから戦闘機人とか人を強化する研究してた」
ってのをでっちあげてみました。

>>1
新スレ乙です

>>マスカレード氏
レイジングハートがバラバラに!? なのははどうなってしまうのでしょうか!?
そして学校で起こった事件の方は!?

>>リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ氏
ナンバーズが海鳴市でもっと大きな騒ぎを起こすと思いきや意外な展開ですね…。
これを機に逆に管理局側の戦力に取り込まれてしまったり…?

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
メキシコが殆ど征服されてる状態からって言うのが凄いです。
サボテグロンは如何にして対処するのでしょうか?

>>リリカル.exe氏
ロックマンエグゼとのクロスだと気付くのに時間が掛かりました。
GJ 一体どうなるのでしょうか?

>>なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md氏
元ネタの方は分かりませんがヴィータは一体どうなってしまうのでしょうか?

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 12:56:47 ID:0giMVqBW
>>8
私的なライダーの順位はこんな感じ。
1位 五代雄介(クウガ)
2位 天道総司(カブト)
3位 氷川 誠(G3&G3-X)
決め手になるのは、終始自分の意志を貫くところですね。
五代や天道は、警察や世間から敵視されても戦い続けたし、氷川君は(上司の都合で)ライダーになれなくてもアンノウンと戦っていました。
途中でライダー辞めようとすることが多い平成シリーズの中では、特に目立ちますね。
やっぱり最初から最後まで堂々としているのが真の主人公ですからね。


25 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/28(火) 13:52:48 ID:PuWlYxGq
>>◆e4ZoADcJ/6氏
>あ! あれが噂に聞く聖王のゆりかご特設リング!

知っているのか!?ユーノ!
GJです。最高に笑わせて貰いましたw

26 :19:2007/08/28(火) 16:00:12 ID:mYIg/pdS
続きができたんで投下してみる

27 :19:2007/08/28(火) 16:01:25 ID:mYIg/pdS
俺がフェイト、アルフ、なのはの三人と戦った次の日
俺達は会議を開いていた
「今日はどうします?」
「おまえとヴィータ、私とザフィーラで行こうかと思う。」
「だな。シャマルはアタシ達のカードリッジの補充とかやってるし今日は休んだほうが
いいと思う。」
「ああ、今日は休んでろ。」
「みながそう言うなら。だけど悟飯君は大丈夫なの?」
「え?俺ですか?」
「悟飯君、私達の負担を減らそうと苦戦しそうな戦闘とか殆ど引き受けてるじゃない。
それに昨日戦ったばかりだし…。」
「俺は大丈夫ですよ。」
「ホントに?」
「ええ。それにみんなには前にも言ったでしょ。俺にはサイヤ人っていう
戦闘民族の血が半分流れてるって。大怪我さえ負わなければ普通に寝れば
体力も気も完全に回復しますよ。」
「…本人がそう言ってるんだから大丈夫だろ。それに孫は顔に出やすいしな。」
「そうよね。」
「そうだよなぁ。」
「そうだな。」
「ええ!?そうですか?」
「ああ。戦ってる時はそんなことはないんだが普段の生活ではな。」
「そうねぇ。悟飯君ババ抜きとか弱いしね。」
「うう……。」
やっぱりそうなんだ…
少しショックだなぁ
「ほらほら、落ち込んでないで早く行こうぜ。悟飯。」
そう言ったヴィータに引きずられながら家を出た
「気をつけてな。」
「おーーう。」

28 :19:2007/08/28(火) 16:03:26 ID:mYIg/pdS
そんなこんなで家を出てきた俺とヴィータ
今は空を飛んでいる
「向こうは大丈夫かな?」
「シグナムとザフィーラがいるし大丈夫だろ。」
「それもそうだね。」
「そうそう。にしても一面砂だらけだな。」
「まぁ、砂だらけっていうのも…おっと。」
俺はブレーキを掛けた
「どうした?悟飯?」
「今、あそこの砂が動いたような…。」
「砂?…気のせいじゃねーのか?」
「いや、確かに…。確かめてみるか。」
そう言った俺は、そこにエネルギー弾を撃ち込んだ
着弾したらそこに白っぽいミミズのような生物が姿を現した
「お、ホントにいた!!」
「それじゃ、もう一発。」
もう一発撃ち込んだ
が、その生物は俺のエネルギー弾を食べた
「いい!?」
「食べた!?」
「なら!!」
今度は両手を合わせて連続でエネルギー弾を撃ち込む
が、ご丁寧に全部食べてきた
おまけにゲップもしてきた
「全部食べられちゃったぞ…。」
「ああ…。」
するとその生物はお返しといわんばかりに
その巨体を俺たちに打ちつけよとしてきた
思ってたより数倍は大きいな
このままボーっとしていては当たるので
ヴィータを抱えて一旦その場を離脱

29 :19:2007/08/28(火) 16:05:25 ID:mYIg/pdS
「大丈夫かヴィータ?」
「え…あ…おう。」
「よかった。」
そう言ってヴィータを離す
「だけど、どうすんだ?殺さないように倒すのは…。」
「まぁ、見ててよ、ヴィータ。」
そう言ってその生物に突っ込んでいく
ある程度近づいたら俺を叩き落そうと巨体を振るってくるが
体を傾けて回避する
「ほらほらどうした、当たらないぞ。」
俺の挑発に乗ったのか乗らなかったのかわからないが
俺を食べよと口を開けて突っ込んできた
よし
俺を食べようとした直前に俺は真横に高速移動
奴の口が閉じた瞬間に頭と顎らしき部分を掴み
上空に引っ張り上げる
奴の体が全部引っ張り出されたのを確認し
今度は一本背負いの要領で背負い急降下
そして
「うおうりゃああああああああ!!!!」
地面に叩き付けた

「すっげぇ…。」
「ほらヴィータ、蒐集。」
「あ、今やる。」
ふう、まさかエネルギー弾を食べられるとは…
どういう体してるんだ
口や目からエネルギー波の類を出す人はいるけど
ってピッコロさんは口と目からだすな
ついでに触角からも

30 :19:2007/08/28(火) 16:07:28 ID:mYIg/pdS
「おーい、終わったぞー。」
「あ、どうだった?」
「まずまずって言ったとこだな。もうちょいあると思ったんだけどなぁ。」
「ま、しょうがないさ。」
次に行こうかと思ったが
「悟飯君、ヴィータちゃん。」
と上の方から声がした
そちらを見るとなのはがいた
「あ、あいつ!!」
「ヴィータ、先に行け。」
「な、何言ってんだよ!?」
「俺ができるのは戦いだけだ。蒐集とか転移はできない。
俺達の目的は闇の書を完成させることだろ。」
「うー…そうだけど…。」
「大丈夫、俺は負けないよ。」
そう言ってヴィータの頭を撫でる
「…わかった。ちゃんと後で迎えにくるからな!!」
そういってヴィータは転移した
俺はなのはと同じ位置にまで上昇し、構えをとる
「悟飯君…。」
何か言いたそうだな
昨日のことかな
「昨日も言ったように俺に勝ったら全部話す。」
「…わかったよ、悟飯君。昨日は負けちゃったけど、今日は勝ってお話聞かせてもらうから。」
そう言って向こうも構えをとった
よし、いくか
まずなのはに突っ込みながらエネルギー波を放つ
なのはそれを上昇して回避
俺も追いかけて上昇したが
「アクセル・シューター!!」

31 :19:2007/08/28(火) 16:09:26 ID:mYIg/pdS
なのはは自分の周囲に十個の光球を出現させた
「シュート!!」
そのうち五個を俺に向けて飛ばしてきた
たしかこいつは自由に動かせるんだったな
五個全部突っ込んで来たので体を反らして回避
その後エネルギー波を放つが一個に当たったでけでほかには当たらなかった
残りの四個はそれぞれ四方向から突っ込んで来た
俺は両手足をつかって破壊した
その瞬間になのはが自分の周りに待機させてた残りの光球を飛ばしてきた
「く!!」
俺は腕を交差させて防御
「はぁ!!」
防御しきった後に気合砲を放つが
「何!?」
回避された
「ディバイン・バスター!!」
桜色の閃光が俺に迫る
それを俺は寸前のところで回避した
「よく俺の気合砲を回避したな。」
「あの技、気合砲っていうんだ。透明ですごく速くて避けにくいけど
悟飯君は掌から撃ってるでしょ。その撃ち出す瞬間一瞬だけ悟飯君の掌の周りが歪むんだよ。
だからそれを見極めれば避けれるかもしれないって
フェイトちゃんやアルフさんやみんなが言ってたから。
でも、かなりギリギリだったんだよ。」
なるほど…
別に掌からじゃなくても出せるが
それだと威力と精度が落ちるからな
それに吹き飛びきる前に脱出される可能性も高い
とはいえこれで勝負が決まった訳じゃない
「いくぞ!!」

32 :19:2007/08/28(火) 16:11:26 ID:mYIg/pdS
そう言ってエネルギー弾を放ち高速移動をする
エネルギー弾は回避されたが
それに気をとられて、なのはは俺の姿を見失ったようだ
俺を探している間に俺はなのは背後に回り込み
なのはの背中に掌を当てて
「え?」
「はぁ!!」
エネルギー弾を放つ
「キャア!!」
それを受けてなのはは落下していった
俺も降下してなのはを追いかけて行く
その途中でなのはが体をこちらに向けてきた
そして
「ディバイン・バスター!!」
「何!?」
あの体制から放ってきただと
俺は急ブレーキを掛けて
迫り来る桜色の砲撃を防御する
「ぐ、ぐぐ!!」
衝撃はかなりきたがそこまでダメージは受けていない
なのはの方も俺から少し距離をとった位置にいる
距離を詰めようとなのはに向かって突っ込んでいく
その途中で
「え!?」
「な!!」
なのはがバインドで動きを封じ込められていた
俺は急ブレーキを掛けて周囲を探る
すぐに仮面の男を見つけた
その瞬間、俺はその男に向けてエネルギー波を放った

33 :19:2007/08/28(火) 16:13:27 ID:mYIg/pdS
俺のエネルギー波は直撃したように見えたが
バリアらしきものを展開して防いでいた
それなりの威力で撃ったんだがな…
「何の真似だ…?」
「何?」
「私は君達に協力しているんだがな…。」
「俺を子どもだからって甘く見るな。自分達に協力している。だから味方。
そう思えるほど俺は子どもじゃない。俺達に協力する理由は?
闇の書を完成させる理由は?おまえは何一つ答えてはいない。
むしろ目的がはっきりしている分、そこにいるなのは方がよっぽど信頼できる。」
「悟飯君…。」
「どうだ、答えられるか?」
「………。」
答える気はなし…か
少しこのままの状態が続いた
すると向こうが口を開いてきた
「…君には少し眠ってもらおう。」
そういって姿を消した
次の瞬間俺の背後に現れ攻撃を仕掛けてきた
「何!?」
攻撃を喰らった直後に回し蹴り放つが消えて回避された
蹴りを振り切った直後、また背後に現れ攻撃を当てる
そこに拳を放つがまた消えて回避され
今度は真下に現れて顎に一撃をもらう
俺が攻撃を仕掛けて、奴が消えて回避し、俺の死角に現れ攻撃する
これが何度も繰り返される
「悟飯君!!」
なのはが俺に声を掛けてきた
そっちを見るとバインドから抜け出そうとしている
俺を助けようとしてるのか
「ぐ!!」
また攻撃を喰らった

34 :19:2007/08/28(火) 16:15:27 ID:mYIg/pdS
やはり目でも気でも追えない
どうする
何か方法があるはずだ
お父さんの瞬間移動と同じ類の技に対抗する方法が…
お父さん…
そうか
俺は構えを解き目を瞑った
感じろ
ちょっとした空気の流れを
奴が現れれば空気の流れが変わるはずだ
それを見極めれば
………………
真上に何かを感じた瞬間
俺は体を反らした
「な!?」
目を開ければ攻撃を外して動きが一瞬止まった仮面の男がいた
俺は奴の胴体に膝蹴りを当てて背後に回り背中に肘打ちを当てて地面叩き落とした
だが地面にぶつかる瞬間奴は姿を消した
俺はもう一度目を瞑り集中する
………………
仕掛けてこない
逃げたのか…
………………
逃げたみたいだな
後は
「悟飯君、大丈夫?」
なのはがバインドを解いたみたいで俺の近くに来ていた
「大丈夫だけど。」
「よかったぁ。」
「なのはも変わってるな。」

35 :19:2007/08/28(火) 16:17:40 ID:mYIg/pdS
「え、何が?」
「俺は一応君達の敵なんだけどね。」
「え、だって悟飯君、何か敵って感じしないし…。」
それにさっき私のこと助けてくれたし。
あ、そのお礼まだだったね。ありがとう。」
「え、ああ。どういたしまして。」
何か調子狂うな
「悟飯、大丈夫か!?」
「ヴィータ!!」
「ヴィータちゃん!!」
ヴィータが転移してきたみたいだ
「ヴィータ、どうした?」
「ああ、撤退。すぐ戻れって。」
「わかった。」
と言ったもののなのはをどうにかしないとな
「ヴィータ、ちょっと後ろ向いててくれ。」
「え?何でだ?」
「いいから。」
「…わかった。」
そう言って後ろを向いてくれた
「悟飯君?」
なのはが不思議そうな顔している
恐らく俺がヴィータを後ろに向かせた意味がわからないんだろう
今だ
「太陽拳!!!!」
俺の全身が太陽の如く発光した
「え、キャ!?め、目が!!」
「ヴィータ、今だ!!転移!!」
「お、おう!!」
そうして俺達はこの世界から脱出した

36 :19:2007/08/28(火) 16:22:23 ID:mYIg/pdS
投下完了です。

太陽拳は悟空が死んで人造人間が現れるまでの半年間に
落ち込んでる悟飯を慰めようとちょくちょく遊びに来た
クリリンに教えてもらったという設定です
かめはめ波等に関しても心臓病でそう長くないと悟った悟空が
息子の悟飯に何か残そうといろいろ教えたというものです

職人の皆様GJです!!
また感想書けなくて申し訳ない
次こそは必ず

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 16:56:37 ID:cHmLpMM7
19氏
GJです。しかしおそらく最後の方アルカンシェル出番なしの可能性ありますね。(:^^)

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 17:36:56 ID:slm7vFXW
いやいやアルカンシェルはいるだろw
あれは因縁の闇の書にリンディが自ら決着をつけることに意味があるんだから

39 :白き異界の魔王:2007/08/28(火) 17:55:01 ID:ERiuLxcM
続けてってかんじになりますが投下、よろしいでしょうか。
何もなければ5分後に投下ってことで。

40 :白き異界の魔王:2007/08/28(火) 18:00:30 ID:ERiuLxcM
地上:ベール・ゼファー
結界が砕け散った。
赤い月は消え空に光るは白い月。
舞い散る結界の破片と共に金色の光が舞い降りた。
光はフェイト・T・ハラオウン。
「来たわね」
フェイトは答えない。
左手を突き出し、周囲に円筒形の魔法陣を複数展開させる。
「プラズマスマッシャー!」
魔法陣から電光の槍が撃ち出される。
ベール・ゼファーの視界を埋め尽くすほどの槍がつるべ打ちに撃ち出される。
「不意打ちなら通用すると思った?」
それもベール・ゼファーには届かない。
歪んだ空間は槍の直進を許さず、ベール・ゼファーを避けて上へ、下へ、左へ、右へ。
「あなたもあのこと一緒に殺してあげるわ」
光が右手に集まる。
絶対命中の光が強さをましていく。
「リブレイ・・・・」
頭上に気配を感じた。
影が走った。

空:緋室灯
結界が内側から光り始めると同時に加速。
トップスピードで結界にガンナーズブルームが接触する直前に目の前で結界が割れた。
スピードは落とさない。
可能な最高速で目標を目指す。
見つけた。
空中にとどまり手足をだらんと脱力している白い魔道師、高町なのは。
なのはに向け、わずかに軌道修正。
落ちた速度を再び上げる。
すぐそばで気配がした。
「緋室灯!おとりを使うなんて何をする気?」
人影ががいる。
地上から瞬時に飛び上がった人影は破壊の力を持つ白い光を纏った手をふるう。
「ベール・ゼファー!」
灯はガンナーズブルームを軸に縦に半回転。
ガンナーズブルームに足を絡ませ宙吊りになる。
ベール・ゼファーの手は宙を斬る。
灯は速度を落とさない。
宙づりになったまま両手を広げ、なのはに飛ぶ。
ぶつかる直前になのはの背中に手を回す。
なのはの手が自分の背中をひっかくのを感じた。
指に力が入っていない。
ガンナーズブルームに魔力をつぎ込む。
灯もまた、限界を超えた速度で飛んだ。

空:ベール・ゼファー
「私を無視する気ね」
蠅の女王は獲物を逃がす気はない。
「フライト」
宙を蹴り、光を纏って空をとぶ。

41 :白き異界の魔王:2007/08/28(火) 18:01:38 ID:ERiuLxcM
内火艇:ティアナ・ランスター
エンジン音の響く内火艇にガンナーズブルームに乗った灯がなのはを抱いて突っ込んでくる。
ティアナとスバルは衝撃が加わらないように二人を受け止める。
放り出されたガンナーズブルームが床に激突。
滑りながら回転し壁にぶつかった。
パーツが外れていき、そこいらに散らばっていく。
焦げ臭い臭いがした。
いくつかのパーツが煙を上げている。
壊れていく機械を見るのはいやなものだ。
だが感傷に浸っている暇はない。
ハッチの外、内火艇の後ろから魔力と音が迫ってくる。
打ち合わせ通りハッチギリギリに立ってクロスミラージュを構える。
目標が見えた。
高速で飛ぶ内火艇とそれに併走するフリードとフェイトを追ってくる。
内火艇も決して遅くない。
それなのに距離はどんどん狭まっていく。
「あんな女の子が!?」
構える両手の力が少し抜ける。
「ティアナさん!早く!」
エリオの叱咤が聞こえた。
「わかってる!」
手に力を入れ直す。
「フェイク・シルエット」

空:フェイト・T・ハラオウン
ティアナの作り出した幻影が少し外れた軌道を飛んでいく。
あまり外れたコースを飛ばすことはできない。
幻影がばれてしまう。
あと少しだけ騙せればいい。
光が空を走った。
ベール・ゼファーの魔力が幻影を切り裂く。
霧散する幻影を確認したベール・ゼファーは本物の自分たちを追ってきた。
「プラズマスマッシャー!」
再び雷光をとぼす。
あと少し、少しだけ。
「待ちなさい」
ベール・ゼファー手が内火艇をつかんだ。
途端、フェイトの視界は遮られる。
周りの景色が次元空間を思わせるものに変わっている。
ベール・ゼファーは腕だけを残し消えていた。
その腕もすぐに力をなくし次元空間に消えていった。

42 :白き異界の魔王:2007/08/28(火) 18:03:04 ID:ERiuLxcM
空:ベール・ゼファー
逃げる内火艇の前方に魔法陣が見えた。
アンゼロット城に続くゲートだ。
そこに入らせまいと内火艇をつかむが遅かった。
内火艇はゲートに消える。
同時にゲートとなっている魔法陣も消えた。
アンゼロット城とこの場所の空間は切り離され、ついでに腕も切り離された。
「逃げられたみたいね」
切り離された腕があった場所を見る。
「フリップ・フラップ」
それは事象をゆがめる魔法。
ベール・ゼファーが腕を切り離されたという事実は消滅する。
故に、ベール・ゼファーは当然そこにある自分の腕を見る。
元に戻った腕を伸ばし、空間を探る。
「ゲートを閉じた・・・いえ、破壊したわね」
追跡を封じるためだろう。
「よほど、あの娘達を買っているのかしら。アンゼロット」
さて、どうしよう。
ここから追跡はできない。
別のゲートの場所はいくつか知っている。
そこから、追撃を試みるか。
止めることにした。
アンゼロット城に襲撃をかけたこともあったが今はその時と同ではない。
アニエスが世界結界を食べていくことによる世界の混乱がアンゼロット城の防備を固めさせているだろう。
「そうね、なら・・・来るのを待ちましょう」
アニエスの居場所は知られている。
せっかく作った異世界の結界を壊される可能性が残るのはつまらないが、追撃が難しいなら迎え撃つのも悪くないだろう。
それにアニエスは世界を食べるほどに強くなる。
時間は味方している。
「お客様を迎える準備をしましょう。釜の中に料理を入れて煮込むの。ことこと、ことこと」
光の尾を引きベール・ゼファーは再び空を飛ぶ。
「ふたを開けるのはお客様。開けたらきっとびっくりするわ」
さあ、どうお迎えしましょうか。
とても、とても楽しみ。

*******************************

ここまでです。

ティアナを活躍させてもいいですよね?
力押しでやばい相手とやり合うときには搦め手でとても光るキャラになるんで。



43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 18:59:20 ID:2xmArgdA
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏

何とかサボテグロン倒す所までお願いできませんか・・・?
確かあれ1話目はライダーがサボテン爆弾の所まで投げ飛ばされる所で終わってましたし・・・。
やっぱり倒した方がよいかと・・・。

それと、ナンバーズのクアットロは組織の大幹部に相応しい器かと思われます。
怪人の姿を与えても問題ないかと・・・。

44 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/28(火) 20:40:16 ID:7MoTE01W
職人の皆様GJでござります
…前スレの分も含めて感想間に合わない…orz

さて、GJ作品の後を思いっきり濁しかねませんが、久しぶりにリリカル龍騎の最新話完成しました
…例の愚妹が虎視眈々とPC狙ってるので、今回は許可を待たずに5分後に投下します

45 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/28(火) 20:43:36 ID:PuWlYxGq
久々に龍騎ktkr

46 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/28(火) 20:46:09 ID:7MoTE01W
 何が起こったのか、一瞬分からなかった。少しずつ落ち着き、状況を分析。
地上にはタイガ。同じく何が起こったか理解できないらしく、呆気にとられている。
なのはに突き刺さるはずのデストクローは、地上へと落下。突き刺さっている金色の魔力刃は、今霧散した。
そして、目の前にいるそれをやったと思われる黒衣の人物は、眠り続けているはずの親友――――
「フェ…フェイトちゃん!」
 その名前を呼んだとき、なのはの目に涙があふれる。
フェイトが目覚める日をどれほど心待ちにしていたか、それを考えれば無理もないだろう。
「ごめん、心配かけたみたいだね」
「ううん、いいの。フェイトちゃんが目を覚ましてくれれば、それで…」

「戻りましたか。どうでしたか?」
 香川が部屋に入ってきた東條へと問う。
「モンスターの気配は2体分でしたけど…僕が行った時には1体しかいませんでした。とりあえずその1体は倒しましたけど…」
「ほう…となると、後の1体はどこに行ったんでしょうか?」
「多分…神崎士郎が言っていた魔導師が一人そこにいましたから、あの子が倒したんだと思います」
 そう言って東條は、あの戦いの場で見聞きしたものを香川へと話した。
その中でも香川が興味を示したのは、魔導師がミラーワールドに出入りできるということだ。入れるのはライダーかオルタナティブくらいのものだと思っていたので、その事は非常に興味深い。
「なるほど、ミラーワールドへと出入りできる魔導師ですか。調べてみる必要がありそうですね…」
 そう言うと、オルタナティブのデッキを手に研究室を出た。

 その翌日、大通り。
「今日は客が入らんな…」
 手塚がいつものように占いをしている。もっとも、今日は客の入りが悪いようだが。
そろそろ3時だ。戻って翠屋の手伝いをしよう。そう思って片付けようとした矢先だった。
「俺も占ってもらおうか」
 聞き覚えのある声。だが手塚は気付かない。ただ客が来たとだけ認識している。
当然いつもの応対をするが…
「いいだろう。何を…お前は!」
 客の顔を見ると、見覚えのある…ライダーの戦いを仕組んだ張本人の顔。
そう、神崎士郎がそこにいた。
「どうした?占ってくれるんじゃないのか?」
 多少癪に障ったが、客は客だ。という事で占うことにした。
「…まあいい。何を占ってほしい?」
「この戦いの結末だ」
 正直言って意外だ。オーディンによって何度も巻き戻している張本人が、まさか結末を占ってもらいに来るとは。
…それはともかく、手塚は自らの決意表明もかねてこう答えた。
「…残念だが占うまでも無い。決着がつく前に、俺たちの手で止めるからな」
 それを聞くと、神崎はポケットに手を入れ、手塚に一枚のカードを渡して背を向けた。
「…代金の代わりだ。それを使って戦え。さもなくば…次に死ぬのはお前ということになる」
 そう言って神崎は去っていき、そして一瞬のうちに消えた。残された手塚はカードをしまい、道具を片付けて帰っていった。
渡されたカードは『SURVIVE』と書かれた青いカードだった。

第二十三話『疾風』

47 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/28(火) 20:47:14 ID:7MoTE01W
 同日、海鳴大学病院にて。
「フェイトちゃん、調子はどうなん?」
「はやて…大丈夫。少しずつだけど、足は動くようになってきてる」
 現在、フェイトがその日の分のリハビリを終え、見舞いに来たはやてと話している、という状況である。
医師曰く、経過は良好。この分ならもう1、2週間もあれば退院できるという。
…それからしばらくは会話に花を咲かせていたが、不意にそれは中断される。
「失礼、フェイト・T・ハラオウンさんですね?」
 声に気付き、振り向く二人。そこには見慣れぬ眼鏡の男性がいた。
何者なのかも分からないので、とりあえず問い返すフェイト。
「そうですけど…あなたは?」
「…申し遅れました。私は香川英行…清明院大学で教授をやっています」
 大学教授が何の用だろう。そう思ったフェイト達。
「実は、先日あなたが鏡の中に入ったのを見かけたものですから、どういう事なのかを聞くためにここに来たのです」
 その言葉にフェイトの思考が止まる。いつ?どこで?まさか眠る前に?
…見られてしまったのは事実のようだが、今ならまだごまかせるかもしれない。そう思い、とりあえずしらを切ることにした。
「何かの見間違いじゃないんですか?鏡に入るなんて、そんな非科学的なことが出来るわけないと思うんですけど…」
 その非科学的な事を実際にやっている自分が言うか、と心の中で苦笑する。
そして次の瞬間、香川の見せたものによって心の中の苦笑いは消え、代わりに驚愕が支配した。
「…これで真実を話してくれますね?」
 香川が取り出したのは、先日戦ったライダー…タイガのデッキだった。

 同日・同刻、公園にて。
 蓮が池の前の柵によりかかり、考え事をしている。
恵理を救いたい。だが誰も殺したくは無い。今のままでは、蓮はこの悩みで苦しみ続けることになる。
「秋山…」
 そこに翠屋へと戻る途中の手塚が現れる。蓮も手塚に気付き、振り向いた。
「小川恵理のことは諦めろ」
 いきなり何を言うんだ?いや、それ以前に何故手塚が知っている?
恵理のことを知っているのは蓮を除けばなのはと真司のみ。ならばこのどちらかから聞いたのだろう。
「以前なのはから聞いた。だが誰にも言ってない」
 やはりそうだったか。そう思っている蓮の様子に気付かない手塚は、蓮の方へと向き直り、続ける。
「諦めるんだ。そうしたからといって、誰もお前を責められる奴なんかいない…お前まで破滅の道を選ぶな!」
 必死で蓮を説得する手塚。だがそれも空しく…
「生憎だが、俺は諦めるつもりはない。恵理を救うか、俺が倒れるまではな」
 その言葉を最後に、蓮が背を向け、去っていく。だが手塚はそれを見逃すつもりはない。
「待て、秋山」
 手塚が蓮を呼び止める。蓮はそれに対し、振り向かずに言葉を発した。
「手塚、お前はそろそろ翠屋の手伝いの時間だろ?戻らなくていいのか」
 言葉から察するに、手塚を追い返そうとしているようだ。
「ああ…だが、その前に一つやる事ができた」
「何…?」
 手塚の言葉を聞き、蓮が振り向く。その当の手塚はカードデッキを取り出していた。
「俺はお前を止める。たとえデッキを破壊してでもな」
「面白い…やるか?」
 そして蓮もカードデッキを取り出す。
数秒の沈黙。それが明けるとすぐに公園の池に向かい、カードデッキを突き出した。
「「変身!」」

48 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/28(火) 20:48:17 ID:7MoTE01W
 所変わってミラーワールド。ここではナイトとライアが戦いを繰り広げていた。
ナイトの斬撃をライアがバイザーで受け止め、逆に蹴りを放つ。だがナイトはそれを後ろに下がってかわし、カードを二枚装填した。
『GUARDVENT』
『SWORDVENT』
 ウイングランサーを手に取り、さらにダークウイングが変化したマント『ウイングウォール』を背に纏うナイト。そして空へと舞い上がる。
「おぉぉぉぉぉっ!」
 咆哮を上げ、ナイトがウイングランサーを構え、上空からライアめがけて飛来する。その速度もあいまって、バイザーでは到底防ぎきれない。
ならばどうするか、そう考えている間に、その戦いを中断するものがあった。
『HOLDVENT』
 声に反応し、後ろに飛ぶライア。だがナイトは気付いていない。それ故に直撃が入り、撃墜される。
地上に落ちたナイトが見たものは、バイオワインダーと杖型デバイスを持つライダー…言うまでもない。ベルデだ。
「あら…倒すつもりで放ったのだけど、やっぱりそう上手くはいかないわね」

「我々は戦いを止めるために動いています。聞けばあなた達も目的は同じとのこと」
 香川がフェイトに語りかける。目的は同じだから手を組もう、そう言っているのだろうか。
だが、フェイトは香川の言うことをそう簡単に信じはしない。彼が見せたカードデッキは、なのはを襲ったライダーの物だからだ。
…もっとも、彼が見せたのはハリボテ同然の複製だが、フェイトはそれを知る由もない。
「そのデッキ…以前なのはを襲ったライダーのものですよね?」
「なのは…?ああ、あの白い衣装を纏った彼女のことですか」
 これで決まった。彼はタイガ…もしくは、それに関わる者である。
「いきなり人に襲い掛かるような人を、信用できるとでも思っているんですか?」
 短く、しかしはっきりと拒絶する。だがフェイトは完全に拒絶してはいない。
この戦いを止めるために動いているライダー、それが真司達以外にもいるとは思っていなかった。上手くいけば協力できるかもしれない。
だが香川はそれが分かっているからこそ、フェイトが理解できるよう説明を行った。
「これは手厳しいですね…理解していただけるかはわかりませんが、こちらにも理由というものがあるのです…聞いていただけますね?」

「何故ここにいる…プレシア・テスタロッサ」
 撃墜されたダメージから立ち直ったナイトが問う。
何故攻撃されるまで気付かなかったかなどはクリアーベントで説明が付くのだが、それ以前に先ほどまでいなかった相手がいるのだ。誰でも不自然に思う。
「あら、ライダーがミラーワールドにいたらおかしいかしら?」
 …至極全うな答えでベルデが返す。ライダーがミラーワールドにいても別におかしくはない…ナイトの問いとは若干ずれた答えだが、彼女はそんなことは気にしない。
実際はモンスターに食事をさせに来て、そして帰ろうと思ったときに戦いが始まったというだけなのだが。
「アリシアを生き返らせる。そのためにあなた達には死んでもらうわ」

49 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/28(火) 20:49:19 ID:7MoTE01W
 仮面ライダーベルデ…スペック上は他のライダーより戦闘力が若干劣る。
劣る…はずなのだが、かつて行われ、そして無かった事にされた戦いの中では、このナイトとライアをそれぞれ圧倒し、そして倒した程の実力を持っていた。
そしてそれは、この戦いでも健在である。その上にさらに魔法の使用を加えた結果が…
「ハァ…ハァ…」
「あっけないものね。もう終わりかしら?」
 これである。ライダー二人を相手に余裕という程の強さ。勝ち目はあるのだろうか。
(く…仕方がない!)
 いや、一つあった。先ほどライアが受け取ったカード『疾風のサバイブ』、これは使ったライダーを強化するというもの。
退けるにはこれを使う必要がある。そう感じたライアは、カードデッキからそれを取り出す。
が、ベルデはそれを許さない。バイオワインダーをライアの腕に当て、サバイブのカードを弾いた。
目の前を飛んでいったサバイブのカードを見て、その方向に振り返るナイト。そして飛ぶライアの言葉。
「秋山!そのカードをこの女に渡すな!」
 その言葉で、ナイト・ベルデ両名が理解した。このカードはライダーのパワーバランスすら崩しかねないとてつもない代物だということを。
「そう、そのカードは私に渡したくないような凄いものなのね…なら、私が貰うわ」
『ADVENT』
 ベルデがカードを装填し、バイオグリーザが現れる。そして舌を伸ばしてサバイブのカードを奪おうとする。
『NASTYVENT』
 だが、それはナイトが装填したカードにより、即刻中断された。
今まで纏ったままだったウイングウォールがダークウイングへと戻り、ソニックブレイカーを放つ。
超音波により、硬直するバイオグリーザ。だが舌の動きは止まらない。
『ADVENT』
 再びバイザーの電子音が鳴る。ただし今度はナイトともベルデとも違う方向から。
声とともにエビルダイバーが飛来する。そう、先ほどの電子音はライアによるものだった。
エビルダイバーがバイオグリーザに突撃し、弾き飛ばす。それでできた一瞬の隙を使い、ナイトがサバイブのカードを拾った。
異変はその瞬間に起こった。ダークバイザーが突如風を纏い、姿を変えたのだ。
ライアのエビルバイザー同様、契約モンスターを模したようなバイザー。名付けるなら『ダークバイザーツバイ』とでも呼べばいいだろうか。
そしてナイトはその使い方を理解し、ライアの方を見る。そしてライアも頷いた。
サバイブのカードがバイザーの装填口へと近付き、吸い込まれるように装填される。
そしてバイザーがその名を告げた。仮面ライダーナイトの新たなる力の名を。

『SURVIVE』

 風が吹き荒れ、塵が舞い、ナイトを包む。その中でナイトは姿を変え、そして風が止んだ。
仮面は金色に縁取られ、グランメイルは蝙蝠の翼を模した青い鎧になった。
その名は仮面ライダー『ナイトサバイブ』。サバイブによる新たな力を得たナイトである。

50 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/28(火) 20:51:09 ID:7MoTE01W
投下完了。龍騎の方はずいぶん間が開いてしまいましたね…
実はプレシアと浅倉でどっち出そうか迷ってたんですが…
浅倉出したら手塚死亡フラグになりそうだったのでプレシアにしました

…では、全力全壊で頭冷やされてきますorz

51 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/28(火) 21:06:56 ID:HFIpaZaf
GJ!
ナイトサバイブキタあああああ。
プレシアママとベルデのコラボレーションは何時みてもなんか噴出しそうになるw

52 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/28(火) 21:13:53 ID:PuWlYxGq
GJです
マダムつえええええええ
そしてサヴァイブktkr

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 21:15:21 ID:k1STK6Y8
>>17
雷帝キタ----------(゚∀゚)----------?!!!!!
アースラ組\(^〇^)/オワタ

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 21:16:01 ID:D78JpjWR
プレシアママンの強さにマジ脱帽!
ライダー二人相手にして圧倒とか凄すぎる。

55 :マスカレード:2007/08/28(火) 21:23:38 ID:QdxbF+Y/
GJです!
ついにナイトサバイブ出ましたね!
そういえば手塚はまだ疾風のサバイブは受け取って無かったんですね
香川がどう説得するのかとか色々楽しみにしてます
そしてタイガの活躍にも!

サバイブは色んなオリジナルライダーの可能性を秘めたカードですからね〜
何度も繰り返された戦いの中ではライアサバイブやベルデサバイブもいたかもしれない……
二次創作でのサバイブの可能性を楽しむのもアリですね

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 21:30:35 ID:4Ak9wfT4
コラで作成されたシザースサバイブには吹いたwww

57 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/28(火) 21:35:48 ID:HFIpaZaf
>>55
個人的にファムサバイブってどんなのか見てみたいのって俺だけですかね?

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 21:49:51 ID:OEEf8lmd
今週のシグナム
副隊長 シグナム ただいま参上

リーンとユニゾンやってきた 
僕らのシグナムやってきた
頼りになる人やってきた

最近出番がないけれど
待ってた出番がやってきた
だーけど一撃食らったら
そのまま落ーちて 出番が終了

ござーるござるよシグナムさんはー
ほんとはつよいー副長でござる
ほんとでござるー

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 22:17:00 ID:R4p4MLyg
>56-57
ゾルダサバイブはきっと赤くしたかったに違いない。
でも、某ssのダブルゾルダはV3&ライダーマンに圧勝してたな。
>58
忍者ハットリ君?

60 :マスカレード:2007/08/28(火) 22:24:14 ID:QdxbF+Y/
>>56
シザースサバイブですか〜
やってみたいですね(ぇ

>>57
見てみたいですねぇ
っていうか全ライダーのサバイブフォームを見てみたいですw

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 22:37:26 ID:ythNz6Js
しかし今日の午前に投下したお二方は大変だったな、まるで誰もいなかったから

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 22:39:29 ID:slm7vFXW
最近過疎ってるね
8月序盤とかピークの頃は毎日すごい投下量だったのに
まぁ投下多すぎで逆に感想レスとか無くなってたけどな

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 23:04:18 ID:JZi8MSzM
うーん。何か前スレでは○○ならこうだ、とか××したほうが○○らしい、
というような感想か要求かわからないレスも多かったし、ちょっと荒れ気味に見えるからね。

まあ過疎ってほどじゃないよ、ν速じゃないんだし。

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 23:07:58 ID:2/HM9Qvc
ライアサバイブとゾルダサバイブはフィギュア系の雑誌の企画でイラストがあった覚えが

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 23:08:56 ID:4cZgIpxs
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Toys/1753/zsaba.jpg
これか?

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 23:23:01 ID:0J8bVKzj
どこかで見たタイガサバイブはまんまシュラトだったな

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 23:32:12 ID:QbCI9CUR
S.I.Cリュウガサバイブの格好良さは異常

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 23:48:45 ID:ythNz6Js
やっぱりライダーの話だと盛り上がるなw

69 :リリカル.exe:2007/08/29(水) 00:13:15 ID:qH2Hd/62
妄想が広がる上に意外とクロスさせやすいですからね。
・・・皆さんは直撃世代?私は日曜日ラグビー部サボってまで555見てましたけど

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:15:57 ID:2eyspiI9
クウガとアギトを見てましたね。
その後555の凄まじさを知って、途中から見て最終回を見逃しましたね。


71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:34:08 ID:Fu4Ce611
龍騎以前の認識:仮面ライダー=ガキの番組
龍騎以降の認識:仮面ライダー=群像ドラマ
SPIRITS以降:仮面ライダー=男の世界

自分は龍騎からだけど、仮面ライダー龍騎という作品に出会えてよかったと思ってる。
その後、SPIRITSで昭和ライダーの熱さにも衝撃を受けたけど、あれほどはまった作品はここ最近ではない。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:35:05 ID:+di2Ym/J
>>69
クウガ第1話から平成ライダーはずっと見てます。
クウガのジャイアントインパクトが無かったらここまでは見てなかったかも。

…あっ、響鬼は途中から見ませんでした。
あの29話以降の作風の激変には耐えられませんでした。
ちなみに後半の響鬼の展開として絶えられないのは
・あきらが息吹鬼の弟子やめたこと
・斬鬼さんの死
・響鬼さんの弟子が最終的にあいつ(名前忘れた)に収まったこと
・全体的にキャラがヘタレたこと
ですかね。
これがなければ最後まで響鬼は見れたかも…

現在ライダークロスを書いてる方々は響鬼をクロスさせる場合、
上記の内容についてどう対処するおつもりですか?
(特にあきらと斬鬼さんの処遇について)

73 :マスカレード:2007/08/29(水) 00:52:31 ID:7tHuSbs7
>>72
ぶっちゃけヒビキ出ないのであんまり関係無いです(ぇ

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:07:41 ID:tSBiLXkN
φ'sやカブト等のツールの発声はデバイスに通じるところがある
…逆かな?
ホッパーゼクター(両方とも)の声はなんかイイ
特に『RIDER JUMP!』

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:22:55 ID:urRFWwhg
ジョジョの人をひたすら待つ俺。カムバァッーーーーーーク!!!
平成ライダーまだ見たことないから見てみます。
なんせ俺の中のライダーはバイオライダーで止まってる……

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:37:28 ID:5TeaSE32
>>75
平成ライダー見るなら、最初にクウガから入るのがいいかな。
平成ライダーの基本となるあらよる要素が詰まってるし、何より平成の1号ライダーですからね。

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:39:40 ID:2eyspiI9
イギーが帰って来ないぜ・・・。

78 :マスカレード:2007/08/29(水) 01:47:14 ID:7tHuSbs7
ちょっと龍騎のストーリーについて皆さんに相談……というよりアンケート取りたいです
マスカレードでは龍騎ストーリーをほぼ完全なifストーリーにしてしまうという方法も考えてるんですが、どうでしょう?
本編・映画・SPのどのストーリーとも違う「あったかもしれない」ストーリーです
例えば本来なら有り得なかった戦いや、本編では無かったサバイブフォーム等……
でも流石に神崎士郎がライダーを選出するところから改変し、モンスターまで違うのと契約……とかはやりすぎですかね?

適当に例を挙げると、他のライダーキャラ……仮に啓太郎としましょうか。
神崎士郎が啓太郎にカードデッキを渡し、ガルドサンダーと契約する……とかです。
まぁそこまで極端なことはしないと思いますが……
改変するならどの辺りまでが許されますかね?

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:01:52 ID:vfNxeZwn
>>76
一応BLACKもギリギリ平成では……?

>>78
キャラ変えもモンスター変更もありだと思う
特にモンスターは、龍貴のブランク体見る限り契約モンスターによってある程度外見が変わる仕様だと思ってるんで、
個人的には特に気にはならないです
サバイブカードは神崎のチートカードなんで実はいくらでも作れそうだし、ユナイトベントも同感
神崎はライダーバトルを加速させるキャラにはひいきとかけっこうしてる印象あるんでやりすぎなければ大丈夫です

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:29:10 ID:5TeaSE32
>>78
キャラと契約モンスターを変えるのはやりすぎかも。
神崎が何度も歴史をかえても、ライダーになる人物は変わらなかったし、用意したデッキもあの13個だけみたいだし。
やるならサバイブ体になれるライダーを増やすとか。
サバイブカードは疾風、烈火、無限と3枚あるし、神崎が戦いを加速させるためにさらに複製するなんてのはあり得るからOKじゃないかと。


81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 06:38:22 ID:Ff4kOXV9
>>79
RXが平成にかかってますが、あれは昭和ライダーとして扱うのが通例となってます

>>80
別に、繰り返す時間の中で、たまに契約者が違っても大丈夫では、
そもそも、龍騎のデッキも別の人間に渡されたものですし
あと、無限のサバイブは常にオーディンが使用してることになってます

そういえば、オーディンの時間の巻き戻しって規模はクロスだとどうなるんでしょうね
世界ひとつだけなのか、すべての次元世界を巻き戻すのか、
前者だと、すぐ管理局にばれて追われそうですが

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 08:46:12 ID:bqhHtSY0
タイムベントは、他作品で言うと無限螺旋や雛見沢みたいなもんじゃないかな
隔離限定された閉鎖的時空間を巻き戻し続ける

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:18:34 ID:mr0NG/qq
>>17
正伝氏GJっす、本編のほうも楽しみにしています
悔しいけど・・・やっぱりライダーに比べるとガッシュって知名度ないのな
俺は大好きなんだけど

しかしよりによってその人ですか・・・ディバインバスターが片手で防がれそうだ

84 :正義超人リリカル万太郎 17 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/29(水) 10:22:18 ID:+8iOzfRZ
『さあ! こちら聖王のゆりかご特設リング上にてキン肉万太郎対ジェイル=スカリエッティの
一戦が始まります! 今回の試合の実況は私、吉貝アナ! そして解説は…。』
『アデランスの中野さんで〜す!』
『この一戦がミッドチルダの運命を握っているとの事ですが…。』
『そうですね〜。女房を質に入れても見なくてはなりませんね〜。』
「あ―――――!! あんたら何でこんな所にいるの――――!?」
『まあ…そこは細かい事は言いっこ無しって事で…。』
やっと吉貝アナと中野さんの存在に気付いて万太郎とミートは大騒ぎになっていたが、
とりあえず聖王のゆりかごの甲板上に設置された特設リング上にて万太郎とスカリエッティの試合で
管理局VSスカリエッティ軍団の戦いの決着を付けると言う事になった。
そしてリングの周囲に同じく設置された観戦席に機動六課を含めた管理局の面々や
戦闘機人達、挙句の果てにはガジェットまで座っていたりする。
「ど…どうしてこんな事になったのかな…?」
「さ…さあ…。」
さりげなくなのはの隣にはユーノが座っており、互いに苦笑いしていた。
だが、今のスカリエッティは元々の強力な肉体に加えて強力なAMFによって魔力攻撃は
無力と言っても良い。ならば最初から魔力資質がゼロであり、肉体を駆使して戦う万太郎こそが
スカリエッティに対して適任なのである。とりあえず万太郎がスカリエッティと戦う理由は
それとして、実は物凄い事になんとヴィヴィオまで観客席にいたりしていた。
「ぶたのおにいちゃんがんばれー!」
とか、さっきまで聖王のゆりかごの生体ユニット化されていたとは思えないくらい
無邪気に万太郎を応援していたりする。
『さあ! 両選手の入場です!』
吉貝アナのアナウンスと共に万太郎とスカリエッティの両者が花道を入場して来た。
『まず先に入場して来たのはスカリエッティ! おっと! ミッドチルダを大混乱に
陥れた張本人だと言うのに妙に人気があります! これはイケメンだからでしょうか?』
何故かスカリエッティに対して声援が響き渡っている。戦闘機人達は勿論の事、
ガジェットドローンからも声援の音声を発していたのであった。
『さて続いてキン肉万太郎の入場ですが…入場の際には面白い趣向を凝らしたコスプレで
入場して来るのがお決まりの万太郎! 一体どんな趣向を凝らした入場となるのかー!?』
『あ! 出て来ましたよー!』
ついに万太郎の入場…だが…その時の万太郎のコスチュームに皆唖然としていた。
「あ………………!!」
「フフフフ…郷に入っては郷に従え…。この世界の魔導師ファッションで入場して見たよ。」
皆が唖然とするのは無理も無い。何しろその時の万太郎の入場ファッションとは
なのはとフェイトとはやてのバリアジャケットをそれぞれ足して3で割った様な
珍妙としか言い様の無いヘンテコなファッションだったのである。
これには管理局の魔導師達…特に機動六課の面々が怒らないワケは無かった。
「ふざけるなこの豚野郎!!」
「と言うか何でこんなふざけた豚男に世界の運命託さにゃならんのだ!!」
「ウヒャー! 痛い痛い!」
観客席に座っていた名無し武装局員達が次々に万太郎に空き缶を投げ付け、
万太郎は逃げ回っていた。それにはスカリエッティも呆れる。
とまあ普通なら怒るか呆れるかブーイングを飛ばすか程度で済むのだが…

85 :正義超人リリカル万太郎 18 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/29(水) 10:23:57 ID:+8iOzfRZ
「うわぁぁぁぁぁん!! あんな奴に命を救われた自分がなさけねぇぇぇぇ!!」
殆ど偶然に近い出来事であったとは言え、万太郎のフェイスフラッシュで
あっという間に五体満足にまで全快していたヴィータは大声を張り上げて泣き叫んでいた。
まあ確かにヴィータが泣きたくなる気持ちも分かる。とりあえずはやては
ヴィータを抱き、頭を撫でて泣き止ませようとしていた。
「まあまあ…一応魔力資質無しでここまで戦えただけでも実力がある証拠や。
少しは万太郎君を信じてみても良いんとちゃうかな?」
「う…はやてがそう言うなら…ちょっとだけ信じてみるよ…。」
はやてに励まされた事もあってヴィータは何とか泣き止んでいたが、
なおもリング上では万太郎に対し空き缶とブーイングが飛ばされていた。
『いや〜何時も通りと言うか…早速ブーイングの嵐ですね〜中野さん!』
『そうですね〜。でも万太郎が不人気なのは何時もの事ですから気にせず行きましょう。』
「少しは気にしてよ!!」
他人事の様に事を進める吉貝アナと中野さんに万太郎も泣きながら抗議するが、
そうこうしている間に試合開始のゴングが鳴った。
「こうなったらこの怒りをアイツにぶつけてやる!!」
「来い万太郎!」
入場ファッションを脱ぎ捨て、試合用のコスチュームへ姿を変えた万太郎は
スカリエッティへ向けて突撃した。
『あーっと試合開始早々両者ともリング中央で組み合ったー!』
まず最初に始まったのは両者の力比べ。両方とも力を込めて押し合う。
「くぬぬぬぬ…。」
「うおおおお!!」
『力比べは体格の大きなスカリエッティ優勢かー!?』
万太郎は確かに強靭な筋肉で身を固めているが、超人の中でも小柄な部類に入る。
それに対しスカリエッティは改造強化した自らの肉体をフルに解放して
万太郎より一回りもニ回りも大きな体格となっている。これでは
万太郎が力負けしてしまうのも仕方なかった。
「でも負けるものかぁぁぁ!」
「どうした? お前の力はそんな者か?」
『万太郎も必死で押し返そうとするがなおも押されていくー!』
やはりパワーに差があるのか、万太郎は押しに押されてブリッジの体勢にされてしまった。
そしてスカリエッティはそのまま万太郎をキャンバスに押し付けようとしていたが…
「なんの! マンタロー巴投げ!!」
『出た! 万太郎の相手の力を利用した巴投げー!』
なんとスカリエッティが自らを押していく強い力を逆に利用して巴投げを行ったでは無いか。
忽ち受身も取れずに頭からキャンバスに突っ込んで行くスカリエッティ。

86 :正義超人リリカル万太郎 19 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/29(水) 10:25:04 ID:+8iOzfRZ
「どうだ? ただ力さえあれば良いって物じゃない! 相手の力を利用するのもまた手なのさ!」
万太郎は自信満々にそう言うが、スカリエッティは何事も無かったかのように起き上がっていた。
「ならばそれ以上の力でねじ伏せるまでだ…。利用出来ない程にな…。」
『あーっとスカリエッティ! ダメージは殆どありません!』
『力だけでなくタフさも普通じゃありませんよこれは!』
「うそぉぉぉ!」
平然と立ち上がって来たスカリエッティに万太郎も焦った。
「こうなったら攻撃あるのみだ!」
万太郎はスカリエッティに接近し、ドロップキックを放った。が…スカリエッティは
なんと胸筋の力だけで弾き返していた。
「何!?」
「どうした? お前は人間を遥かに超越した超人なのだろう? その程度の力しか無いのか?」
スカリエッティは不敵な笑みを浮かべ、胸筋をピクッピクッと上下させていたが…それが何かキモかった。
「だが私はこの様な事が出来るぞ?」
『あーっとスカリエッティ! 万太郎の顔面にアイアンクローを仕掛けながら片手で振り回すー!』
「うあうあうあうあうあ!!」
スカリエッティは万太郎の顔面を握り潰さんばかりの力で握り締めながら振り回し、
リングの鉄柱に投げ付け叩き付けていた。
「ぐはぁ!」
『万太郎! 鉄柱に直撃したー! これは痛いぞー!』
「どうしたどうした? その程度で超人と名乗れるのか? え?」
スカリエッティは鉄柱の根元に倒れこんだ万太郎をその強靭な脚で蹴り付けた。
しかも一発だけじゃない。何度も…何度も…蹴り付けるのである。
『ダメージが大きく動けない万太郎にスカリエッティの連続ストンピングが炸裂だー!』
「ほらほら、どうしたどうした?」
不敵な笑みを浮かべながら万太郎を蹴り続けるスカリエッティ。だが…次の瞬間
万太郎はスカリエッティの軸足の方をガッチリと掴んでいた。
「油断大敵だよ!」
「何!?」
万太郎はスカリエッティの軸足を力一杯押し出した。そうすればスカリエッティも
バランスを崩して前のめりになる。そして倒れこんだスカリエッティの眼前には
鉄柱の先端部分があった…。
「んご!」
『あーっと万太郎! 機転を利かせてスカリエッティの顔面を鉄柱に打ち付けたぞー!』
「どんなもんだい!」
鉄柱に顔面を押し付けられたまま倒れるスカリエッティを尻目に
今度は万太郎が起き上がり、ガッツポーズを取っていた。
「よーし! ここで一気に勝負を仕掛けて格好良く勝利すれば女の子にモテモテだー!」
早くも万太郎の脳裏には機動六課の女性陣に囲まれてハーレム化している自分の姿が
浮かんでいたりしたが…そこでスカリエッティが立ち上がっていた。

87 : ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/29(水) 10:28:40 ID:+8iOzfRZ
一応原作中で万太郎がフェイスフラッシュする描写が2度あったりするのですが、
それでスグル大王みたいに何かを蘇らせるみたいな描写はまだ無かったので
万太郎のフェイスフラッシュでヴィータ完全復活とか
そういうのやるか否か凄い悩みました。

>>19
太陽拳は実際いろんな人が使ってますから悟飯が使えても違和感はありませんね。

>その撃ち出す瞬間一瞬だけ悟飯君の掌の周りが歪むんだよ

個人的にこれは凄い着眼点だと思いました。

>>白き異界の魔王氏
ティアナをどう活躍させるのか気になる所ですね。どうなるのでしょうか?

>>リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY氏
プレシア来ましたか。まだアリシアを蘇らせる野望は捨ててない様子ですが
これが今後どう影響してくるのでしょうか?

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:33:45 ID:haeJ70q5
皆さんの作品面白いです。
一番のお気に入りはARMSクロス『シルバー』です
更新がんばー!

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:24:11 ID:15hW9XMq
>>42
ティアナの活躍も楽しみですが、あかりんに謝罪はしないのでしょうか?
『不法侵入者』であるティアナが『現地の警備員』とも言うべきあかりんに
対して『犯罪者』と暴言を吐いていますので。

>柊
ヤツはおそらく後に2万年前のミッドガルドに渡り、晶との間に子供を
作っていると思われます。
なぜなら、柊=スルトな為、シンマラ(スルトの妻)を名乗り他の男に嫁
ぐのは考え難いです。
それに、何故正確に柊がミッドガルドに来る日を予言できたかと言うの
もありますし(普通はそこまで正確には無理でしょう。特に『個人名』は
「オラクル」でも)。

そうするとアンゼの『現地妻』発言に信憑性が…

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:44:04 ID:1eO1Ulbr
>>78
キャラやモンスターはあんまり変えすぎないほうがいいかも
でも本編で登場しなかったサバイブとかは面白そうなんで全然OKだと
思います。
まあ面白ければなんでもありですね

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:03:22 ID:2eyspiI9
>>78
自分も契約者やモンスターはそのままで、参加者(ライダーバトル推進派に優先的に)にサバイブを大量配布のほうが
いいと思います。
ベルデのプレシアママンはティベリウスに見えるのは私だけかな・・・。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:05:00 ID:UDv+FVjR
>>78
限られたサバイブカードをめぐっての謀略とか。

93 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/29(水) 20:13:36 ID:hiLVhawi
>>87
GJ!
しかし胸筋と聞いてなぜか
Gガンダムのウルべ思い出しました。

ところで三十話出来ました。
八時半過ぎくらいに投下したいんですが
投下おKですか?

94 :なのはStS×デモベ:2007/08/29(水) 20:17:17 ID:Bd7/4lXh
ああ、道は空いている。あんたの為の道だ!
存分に走り抜けるんだ!

95 :リリカルスクリーム30話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/29(水) 20:39:11 ID:hiLVhawi
ところ変わって宇宙船。
「ふーむ…なるほど。彼女は神経系の機能が損なわれているな。
それとバランサーやバッテリーなどもいろいろとダメージを負っているようだ。これは…ふむ。
察するに彼女はまだ未完成なのではないかな?」
「僕とセッテとディードは最後発だからまだいろいろと不完全な部分があるんだ…。」
顕微鏡に変形したパーセプターがディードを調べている。

「部品の交換が望めないというのはやはりつらいですね。」

「直らないんですか?」

「あ…いや…出来るだけの事は全てする。約束しよう。」
コンソールをいじっているパーセプターの助手格のバンガードチームの一員、ファストガンナーを
すがるような目で見つめるオットーに彼は少し気おされた様子で答えた。

「きっとなんとかなるさ。安心しなって…えーと…。」

ランブルがオットーの肩を叩きながらやさしく言った。

「僕の名前はオットー。…ただの数字だけど。」

「そうか…俺はランブル。向こうに居るのがフレンジーだ。」

ランブルがトランスフォーマー用の物なので彼女の体には不釣合いな大きさの巨大なポッドの中で眠っているディードを
落ち着かない様子でうろうろしながら見守っているフレンジーを指差した。
「なあ…一体彼女達は何なのかね?サイボーグのようだがこの世界にはそんな技術はあったかな?」
「私達の世界には無いけど…あの人達は異世界で作られたんだと思います。」
ディード達を心配そうに見つめていたなのはにゲルシャークが怪訝そうに尋ねた。

「部品の交換が望めないとなると…。」

「部品なら僕のを使って下さい。僕は壊れてもいい…だからディードを助けて下さい。お願いします…。」

「まあ待ちたまえ。そう早まった事を言うものじゃないよ。」
取り乱すオットーをなだめるパーセプター。
「このディードという少女の損傷は機械的な部品のみに留まっているようです。
とすれば再生カプセルで直るかもしれませんね。」
「この状況ではそれしかないな。」
ファストガンナーの提案に頷くパーセプター。
「それで直るんですか?」
「…保証は出来ない。ナノマシンを使って損傷している部分を無差別に修理していくものだから
理屈で言えばどんな機械でも修理出来るはずだがこんな用途で使った事は無いし
君達と我々とは全く別の技術で作られた訳だからね。」

96 :リリカルスクリーム30話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/29(水) 20:47:30 ID:hiLVhawi
「……。」
「きっと直るって。こいつは一応腕は確かだから。何百年もドンパチやってきた
俺が言うんだから間違いねえよ。」
オットーの肩を叩くランブル。
「ディードは直るのかな?」
「でも…直ってどうなるんだ?」
少し離れた所で心配そうに言ったセインにチンクが暗い顔で呟く。
「えっ?」
「ドクターはあの通りもうこの世には居ない。あちこちいじくりまわされてバラバラにされるか、廃棄処分にされるか…
いずれにしろ私達の行く末なんかもう知れたものだろうな。」
「……。」
「ハッハッハッ…ハハ…ハハハハ…。それじゃあさ…あたしらは何のために作られたんだよ。
何のためにさあっ!……………あたし…まだ…死にたくねぇぇよ…。」
セッテの一言に5人の中に沈黙が訪れる。不意に堰を切ったように喋りだすノーヴェ。
声には嗚咽が混じり、肩が震えている。
そして言い終わると同時に彼女は泣き出してしまった。
「泣くなよ…みっともないだろ。泣くな…なっ。」
しかしなだめようとしたセイン自身も既に泣きそうな顔をしていた。
「…どうしたんだい君達。彼女は何故泣いて居るんだ?もしよければ話を聞こうか?
力になってあげられるかも知れない。」
「そうとも。美人が台無しだぜ。」
「あんたたちは…?」
「これは失礼。自己紹介がまだだったな。私の名はスクーバだ。」
「俺はスプラング。ともかく顔を拭きなよ。」
「私はチンク。こいつはセインでこいつはノーヴェ、そしてこいつがセッテ。」
「なるほどね。しかしお姉ちゃんをこいつ呼ばわりは無いんじゃないか?」
「なっ…。」
セイン達を紹介したチンクに向かってスプラングが諭すように言った。
まあ背丈的にみれば彼の勘違いも納得はいく。

「ぷっ…。あははははは!」

「私はこいつらの姉だっ!このなかでは一番年上なんだぞ!」

「え…?そうなのか?」

泣きそうになった事も忘れて笑い出す3人のかしましい笑い声と顔を真っ赤にする
チンクの叫び声が辺りに響いた。

「にぎやかなことで…こりゃあ人間の知り合いがまたいっぱい出来そうだな…。ん?」
「………。」
エントランスにひしめくなのは達やナンバーズを見て呟くバックギルド。
足元でディエチが興味深そうに彼を見つめていた。
「何か用かい?」
「別に用は無いけど…すごいねこれ…」
ディエチがバックギルドの腕に装着された大量の小型ミサイルが装填された
ミサイルポッドを指差した。
「これが気になるのかい?」
「うん。」
バックギルドは彼が所属するバンガードチームの後方支援を担う
メンバーである。よって肩のキャノン砲やこのミサイルポッドなど
の大量の火器が全身に配されているのが特徴だ。どうやら彼女はそれに興味をそそられたらしい。
「私も砲兵型になる予定たったから。まあ未完成だし…今となってはもうどうでもいい事かも知れないけど。」
「へえ…そうだったんだ。」
ナンバーズが戦闘サイボーグ…つまりは戦うための単なる兵器として作られた事を先ほど聞いていた
バックギルドは少しその言葉に心が痛んだ。

97 :リリカルスクリーム30話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/29(水) 20:49:54 ID:hiLVhawi
「ウルトラマグナス司令官。次のデストロン軍の行動予測ですが…」
「……。」
「司令官?」
ウルトラマグナスにこれからの行動計画などを報告しようとしていたマイスターだが
ウルトラマグナスは上の空。彼の視線の先を見つめるマイスターの目に映ったのは仲間から
一人離れて壁際でたそがれているドゥーエであった。
「あの女性がどうかしたんですか司令官?」
しかしその呼びかけにもウルトラマグナスは全く応答しない。
そしてドゥーエが爪状の武器を弄ったり足を組みなおしたりしている姿をしばしの間見つめてやっと一言。

「美しい…。」

「はい?あ…あの…司令官?」

「あ…いや、続けたまえ。」

やっと我に返った彼は咳払いをするとマイスターの方へ向き直った。
「はぁ…。」
そのころクアットロは広いエントランスの隅で空間コンソールを弄っていた。
ドクターの研究所とコンタクトをとろうとしているのだが無論返答が帰ってくる事は無い。
当たり前だ。もう存在しない研究所から返答が帰ってくる訳が無いのだ。
解っていてもあの映像を見てからもう五回近く連絡をとろうとしている自分の非論理的な行動が憎かった。
なぜ、私はこんな感情を抱いているのだろうか。あんな研究所には愛着なんかなかったはずだ。
ドクターには自分を作ってもらった義理はあるがそれだけのはずだ。
それとも自分でも気が付かないうちにあの研究所かあるいはドクターにでも愛着かそれに類する
感情が湧いていたのだろうか。
そんな事を考えていたら頬を何かが伝った。それが涙だと解るのに少しかかる。その時
「泣いているのか?」
「誰!」
暗がりから現れたのはサウンドブラスターだ。肩には人型に変形している鳥型カセットロン・コンドルとバズソーが
ちょこんと乗っかっており、背後には蝙蝠型のカセットロン・ラットバット、足元には人型の
カセットロン・フリップサイズを引き連れている。
「覗きの趣味があるなんて悪趣味なのね。悪いけどあっち行っててもらえます?
サイレントストーカー…あ、失礼。サウンドブラスターさん。」
自分が泣いていた事を気取られまいと(とっくに気取られて居るのだが。)憎まれ口をきくクワットロ。

98 :リリカルスクリーム30話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/29(水) 20:54:17 ID:hiLVhawi
「この船はサウンドブラスターの所有物。彼がどこに居ようとあなたが文句を言う筋合いではありません。」
「そういう事。父さんの近くに居るのが嫌なら…」
「あなたがよそへ移ればいいだけのこと。」
「チッ…そうですか。それじゃあ遠慮なく…邪魔して悪かったわね。」
フリップサイズ、コンドル、バズソーの言葉に憎憎しげな顔で舌打ちをすると足早に去っていくクアットロ。

「愛想の無いことで。参謀、あんな女放って置けばよいのでは?それとも惚れたので?」

「…面白い女だとは思っている。」

「ええっ!?」

冗談のつもりだった一言に返ってきた一言に目を丸くするラットバット。

「…ひょっとして父さんって眼鏡っ子属性あるとか?」

「実をいうとあるかもしれない。」

コンドルのその一言にカセットロンの間で衝撃が走った。

「…というのは冗談だ。」

すかさず打ち消すサウンドブラスターだったがこれ以後数日間彼はカセットロン達の
胡散臭げな視線に悩まされる事になるのだった。
その頃…
「トランスフォーマーの場合この程度の損害ならそろそろ出しても良い頃なのだが…。
いや、どうやら終ったようだぞ。」
再生カプセルの中に入っているディードを前にパーセプターの言葉とともに
再生カプセルの中の液体が抜かれていく。
しばらく目を瞑ったままだったディードがやがて目を開けて…。
「ディード!ちゃんと僕が見える?どこも痛く無い?」
「オットー…恥ずかしいよ。」
「やったなおい!」
「はい、母さん。なんとか直ったみたいです。」
ディードに抱きつく二人とはしゃいでいるフレンジーとランブルを微笑ましげに
見つめながらリンディに連絡するフェイト。
彼らが喜びに包まれていたその頃


99 :リリカルスクリーム30話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/29(水) 20:58:10 ID:hiLVhawi
もぬけの殻になったナンバーズのカプセル群の周りにはスーパースタースクリームを
はじめデストロン軍の主だったメンバーが勢ぞろいしていた。

「…ま、待って下せえ!俺はカプセルを捨てろとは言われやしたが
トドメをさせとまでは…そうだ!こんなの俺の責任じゃねえですよぉ!」

「黙れ!貴様のしたり顔にはもう飽き飽きだ!」

「ま…待って!いますぐいってこのポッドの中に入ってた戦闘機人どもを見つけて手っ取り早く
吹っ飛ばしてきましょう!あとくされもねえはずだ!」

しどろもどろに言い訳しようとするスタースクリームの腹に
貫手を喰らわせるスーパースタースクリーム。

「スーパースタースクリーム様やめてお願い!私を殺すのはデストロン軍団にとって
重大なそんしつぁwせdrftgyふじこlp;」

音声回路をむしりとられて声が出なくなり奇妙な電子音を発する彼を
頭から地面に突っこむスーパースタースクリーム。
足だけが地面から突き出てばたばたともがいている
珍妙なオブジェと化したスタースクリームを
一瞥するとスーパースタースクリームは向き直り配下のデストロン達に叫んだ。
「奴らはそう遠くには行っていないはず。必ず見つけ出して抹殺しろ!」
彼らはその声におののくと弾かれたように散っていった。


100 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/29(水) 21:01:17 ID:hiLVhawi
ここまでです。
まあまあかな…。
でもこの辺はやっぱ書いてて楽しいですね。



101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:15:36 ID:2eyspiI9
GJ!!です。
ここで管理局がナンバーズを処分することにしたら、
味方のトランスフォーマーと一悶着ありそうですね。

102 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/29(水) 21:16:48 ID:OyS+jZ3w
GJでございます。
ふふふ、流石ナンバーズ
可愛いのう・・・

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:24:44 ID:BdncM2tN
GJです。
クロス先に関してはあまり知りませんが、毎回楽しみに見ています。
にしてもナンバーズとの触れ合いが微笑ましいですね。
本編でもこうなってくれれば、と考えてしまいます。


104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:25:38 ID:5mWV4LBq
>>101
労働奉仕で一件落着

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:54:05 ID:5ox93KIN
>リリ万さん
スカの動機が、凄く真っ当ですよね……
おかげでスカを応援したくなる。
>リリスクさん
本編じゃ人気薄のドゥーエとクアットロにフラグ立てに来たとは……

( ^_^)b

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:42:34 ID:lSoajHEI
>>◆e4ZoADcJ/6氏

今回もGJであります。万太郎に命を救われた情けなさに、思わず号泣する
ヴィータが笑えましたw マッチョマンと化したスカリエッティの外見は、
「グラップラー刃牙」の鎬紅葉みたいな感じでしょうか? そういえば二世
の最初のTVアニメや劇場版のラスボスも、ダンディな外見からマッチョに
変身する奴でしたっけw
万太郎が帰還した後、他の新世代超人たちがミッドチルダに迷い込むことに
なったら、六課の皆さんあまりのギャップに驚くことでしょうなw キッド
やケビンだったら「あのバカと一緒にするな!」と激怒しそうですがw

107 :なのはネタバレ(というか妄想):2007/08/30(木) 00:29:35 ID:ViDVJNq7
24話 「私はゆりかごに残る!なのは勝利への最後の願い」
なのははスーパーモンスターと化したクワットロと最終決戦をすることを決意
ヴィヴィオに別れをつげ、ヴィータやフェイトたちも脱出する
一方、スカリエッティはゆりかごへの執着から、逃げようとしない

25話 「すべての怒りを込めた一撃!ゆりかごが消滅するとき」
ついになのははクワットロを倒す!だが、それと同時にゆりかごも消滅
果たして、なのはの運命は・・・

26話「戦いは終わった、ありがとう高町なのは」
ゆりかごの爆発に巻き込まれ、なのはとスカリエッティは消滅してしまった
悲しみのどん底に叩き落された6課。だが、それと同時に新たな決意を胸に、新しい日々が始まるのだった・・
ありがとう、高町なのは・・・


108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:48:45 ID:FPcAaiRe
結局文才のある人以外消えちまったな 単にやる気なくなっただけかも試練が

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:55:24 ID:ZrRSD03v
>>108
夏が終わるからリアルで忙しくなってきたんじゃないか?

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:39:37 ID:5DfK+xGF
そろそろ幻も終わるころか……
現実見たくねぇ……

111 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 02:31:35 ID:+JrsGSvV
職人の皆様GJ

感想マジ追い付かないや。

外伝6の前編が出来たので投下します。

112 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 02:40:06 ID:+JrsGSvV
コンボイ「やあ、皆。元気かな?ゴリラのコンボイだ。画面を見るときは部屋を明るくして離れて見てくれ。良いかな?
それじゃあ、魔法少女リリカルなのはBeastStrikerSの始まりだ。」


外伝6前編「行ってきます」

フェイト「前回のBeastStrikerSは−−」

ランページ「ワシゃ死にませぇ〜ん!」

夜の道路に飛び出してガルバガトリングをトラックに突き付けたのだった。
アリサ「Σちょ、トラックの人が死ぬからι」



今、デストロン基地は慌ただしい空気に包まれていた。何故かというとそれはタランスがクイックストライクと基地から冷凍保存されていたガルバトロンを持ち出して姿を消した事が理由であった。
タランスの裏切り行為にこれからどうするかを尋ねるべくに中央の部屋にはルーテシア、ゼスト、アギトが集まっていた。

「どうするつもりだ。我々の事を知るタランスが敵になるのはかなりの脅威になるぞ?」

怪訝そうに尋ねるゼストにメガトロンは椅子に腰掛けたまま。問題無いといった感じに笑みを浮かべと答える。

「恐らくあのアンポンタランスは貴様の親友の中将くんと手を組むつもりだ。そしてその上にガルバトロンを支配下に置きたいのだろう」

その言葉にゼストの表情は途端に険しくなる。
するとメガトロンは人差し指を左右に振ってから答える。


113 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 02:54:54 ID:+JrsGSvV

「だが、そうはイカのタマキンだ。」

「た、タマキンって〃〃」
「Σ下品だなオイ〃〃」

ルーテシアやアギトが顔を朱くしているのを他所にメガトロンは話を続ける。

「タランスがもう少し賢いなら逆に局内に伏せてある我が策に気付かんはずだ。ジャガーの他に忠実なる駒がいる事をな。
あとお前達には別にやってもらう事があるっちゃ。」

そう告げて宙に浮く椅子ごとルーテシアに近寄る。

「何をしたら良いの?メガトロン様」

「来年の4月にだが、姿を出さん程度でミッドチルダ東部、西部の遺跡をアギトとゼストで探れ。ルーテシアには俺様とでこいつの動向を追う。良いな?」

そう告げてメガトロンは手元のモニターにあるトランスフォーマーの姿を表示する。

「誰だこいつ?」

「こいつはアシクセィダーイノボットだ。自称自分の靴の臭いはラベンダーの香りとか吐かす万年痔で日曜の昼下がりにゴロゴロしている変態だアギト。」

「不潔……」

「うへぇ、ド変態じゃねぇか」

「最悪だな、そいつ」

※聖王教会

「Σっクション仮面!!なんか無性に腹が立つぜ、ダーッ。シグナム、俺と勝負しやがれ!!」

「ほう、良い覚悟だ。来いダイノボット!」



「こんな奴をほっとくわけにもイカ定食だ。良いな?」

メガトロンの言葉にルーテシア達は強く頷く。だが、自分達の行動もまたメガトロンにとっては何時でも捨てられる駒である事を彼女達はまだ知らない。
いや、解りもしないだろう。



114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:59:48 ID:HpMy7O+Y
「あのー、今年の忘年会は。ね、皆さん無礼講でーちょっと」
「お前無礼講言うてもな。親しき仲にもっ…礼儀ありやぞお前」
「課長にお前言うな二等陸士」

 支援?

115 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:02:07 ID:+JrsGSvV
第97管理外世界・海鳴市


その日、海鳴市は何時もと変わらない静かな朝を迎える。

鳥の囀りが市内全体に響く。そして、昨日突如として数機のガジェットが現れ、ランページ、シルバーボルト、デプスチャージらとの小規模の戦闘が行われた森には再びランページ達3人のビースト戦士がビーストモードの姿で訪れていた。

次元航行艦『アースラ』の出迎えを待っていたからだ。
朝の涼やかな風が吹き抜けていくのを感じながら、3人が空を見上げていると彼らの背後の草群が揺れる。


「なんじゃ? ……お前ら−−」

背後を振り向くとそこには聖祥大附属中学の制服を着たアリサ、すずか、動きやすい私服を着込んだ高町士郎、桃子、美由希、ノエル、ファリンらが居た。
その光景にランページ達は驚きを隠せずにロボットモードに変身して、世話になった彼女達に声をかける。

ランページはどこか照れ臭そうにアリサに歩み寄って

「アリサ、来るなつったろが。」

「昨日はああ言ったけど。家族の見送りに行くのは当然だから……駄目だった?」

「あぁもう。いいや、すまんのう。世話になって感謝しとる」

アリサの視線を受け取り、答えるランページにアリサは嬉しくなる。普段ならこういう事を言ったり、褒めたりするとそっぽ向いてしまう彼であったからだ。

「紅葉まんじゅう買って待ってるからね。サイト」

「だから、ワシは犬じゃのうてカニじゃ。 ああ……待っちょれや。」

そう告げるランページは自然とアリサの頭を撫でていた。
アリサも最初は戸惑ったがおとなしく撫でられる。



116 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:08:38 ID:+JrsGSvV

そして、シルバーボルトは嬉しそうにすずかに優しげな笑顔を浮かべて歩み寄る。


「来てくれるなんて……うれしいデス、すずか。でも学校は大丈夫デスか?」

「うん、今の時間ならまだ大丈夫だから……シルバーボルト。」

「はい、なんでしょうか?」

すずかはシルバーボルトの手を取り、彼に負けないぐらいの笑顔を見せる。

「貴方が来てからの生活が楽しかった、今シルバーボルトは大切な家族だから。
皆で体操着着てシルバーボルト達の帰りを待ってるね。」

「餅の論争デス、すずか。僕達の帰る場所は皆の居るこの世界デス。今の貴女が体操着着ても違和感ありませんがノエルが無理です。」

すずかの想いににこりと微笑む。それからシルバーボルトはすずかの背後に居たノエルとファリンに声をかける。

「ノエル、ご飯美味しかったデス。また食べに帰るデス♪」

「はい、私の手料理でよろしければ♪あと私はまだまだイケますから」

「そ、ソーリι」

最後に隣のファリンに視線を合わせる。

「ファリン、貴女のお茶は最高デス。浴びる程飲みに帰りますデス♪」

「シルバーボルトさん用のティーカップ買っておきますね♪」

ビシッと敬礼をして自分に応えるファリンに愛らしさを感じながら、シルバーボルトはすずかと互いに見合わせ笑顔を浮かべる。

「ありがとうございますデス、すずか。ノエルにファリン」



117 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:11:28 ID:+JrsGSvV

そしてデプスチャージは今この時間を惜しむように高町一家と視線を交わす。
しばらく沈黙が流れるものの、先に言葉をかけたのはデプスチャージからであった。

「正直、惜しいな。翠屋で働けないのはエイ」

苦笑混じりにそう投げかけるとそれに士郎も笑顔を浮かべて答える。

「それは僕たちもだよ。デプスチャージは家族である上に、もう翠屋の看板娘になっているからなぁ」

「娘じゃねぇ。ははは、確かにな。なんで無敵看板ロボになったかは今だに疑問だが。」

と頭をポリポリと掻きながらデプスチャージが告げると今度は士郎の妻である桃子がにこっと優しい笑顔で答える。

「それはデプスチャージさんが優しいからよ。」

「そうかエイ?」

「ええ、だって。小さい子どもや皆に対する接しかたを見ていたら、イカついチッチキマウスみたいに優しい目をしているわ。」

そう言い添えるとその意見に賛同した美由希も小さく手をあげて告げる。

「あ、私も二人と同じ考えかな。一緒にまだ暮らして短いけど。デプスチャージは優しいよ。(昨日の事もあるしね〃〃」

そうまでして自分の事を思ってくれる高町家の面々にデプスチャージはランページ程ではないが照れを感じ、高町家やアリサ、すずかやメイド達を見遣ってから笑顔を零す。

「やれやれ、全く敵わんな。お前達の世話焼きは。」
「……それはワシも思ったわ」

と告げると一同は「当たり前」と言うかのようにうんうんと頷く。
すると背後から女性の声が不意にかけられる。

「それがこの街の皆の持ち味だから♪」

「あ、フェイト」

アリサの声にランページ達が振り返るとそこには黒い制服を着たフェイトが皆に軽く会釈をしながら立っていた。
彼女の登場に3人のビースト戦士は互いを見合わせて見送りに来てくれた面々に笑顔を見せてフェイトの元に歩み寄る。

「そろそろ、時間だけど大丈夫?」

フェイトのその言葉にランページ達は頷いてから改めて振り返る。

「じゃあな、ちょっくら行ってくるわ。」
「帰ってきますデスー♪」
「しばらくの間、元気でな。いーとーまきまき」

そして彼らの想いに家族達は頷いてから「行ってらっしゃい」と優しく告げる。
その光景を見納めてフェイトはアリサとすずかに微笑んでからアースラに通信を開く。



118 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:16:45 ID:+JrsGSvV

「じゃあ、行くね。転送、テクマクマヤコン!」

『了解、テクマクマヤコン転送開始』

その言葉が聞こえた瞬間フェイトはランページ達とともにアースラへと転送され、森から姿を消す。
そしてアースラのブリッジでは転送をオペレーターから確認したクロノはモニターに映るライノックスに報告する。

「収容は完了した、あとはそちらに戻って彼らを降ろしてから本局に出向いて今回の事を報告するよ。」

『了解なんだな。ご苦労様。あと新しい執務官を紹介するよクロノ』

「新しい?」

その言葉にクロノは首を傾げながらも「ああ」と答えるとそこに現れたのはコンボイであった。
その姿にクロノは彼がそこに姿を出した意味を理解して、笑顔を彼に向ける。

「そうか……試験合格おめでとうコンボイ執務官」

『ありがとうクロノ。何とかなギリギリだがな。あとチータス達も訓練校5ヶ月プログラムを終了してた、今はAAA+.Rank試験を受けている事をフェイトに教えておいてくれるか?私はこの後全ての隊に挨拶しなければならない。』

「ああ、了解した。本局へはいつ頃になる?」

『早めに終われば良いが陸士から航空に保護隊もあるから大分遅れる事になる。バナナが食べたいよ』

と本気で嘆くコンボイにクロノやライノックスは苦笑いを浮かべてしまう。

「ははは、相変わらずだな君は。」

『バナナ卒業したらどうなんだな?』

『無理だよ。では、そろそろ行かないといけないのでこれで。またな』

『じゃあ僕も待ってるんだな』

「ああ、わかった。」

そう答えると通信は途切れ。
それと共にブリッジにはフェイトに連れられてランページ達が入ってくる。
そしてランページ達が再びこの第97管理外世界に戻ってくるのは約5年後の事となる。



119 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:19:36 ID:+JrsGSvV
0070年09月03日 12:30 時空管理局本局

31事務室には今朝、第97管理外世界の海鳴市からアースラでミッドチルダに到着したランページ、シルバーボルト、デプスチャージが管理局に入る為の身体検査を終え。
しばらくの間この部屋でライノックスの報告が来るのを待っていた。

「しかし、入るって言ったけど命令されるは正直嫌なもんじゃのぅ」

「そうデスか?僕は慣れてますけど」

純粋な眼差しで見てくるシルバーボルトにため息をつきながら背伸びをするランページにデプスチャージは「まあ、仕方ないな」と諦め気味にため息を付く。

「もう、相変わらず優等生っシャねシルバーボルトは。」

の声と共に一人の女性トランスフォーマーが身体検査の結果が載った書類を片手に事務室に入ってくる。
その姿にシルバーボルトは驚きと嬉しさが入り交じった表情を見せる。

「ブラックウィドー!?やっぱり生きてたんデスね!」

「何だ、知り合いか?」

ブラックウィドーを知らないデプスチャージがそう尋ねるとそれにランページがそっぽ向きながら答える。

「そいつはサイバトロンのプロトフォームだったがメガトロンにメモリーカード上書きされてデストロンにいたんじゃ」

「そうそう、ロック○ン8のデータ消されちゃったんシャ。かわいそうなオ・ン・ナ♪よろしく〜。」

「かわいそうなハニーデッス♪」
「やれやれι」

告げながらシルバーボルトの腕に抱き着く彼女に顔を緩ませるシルバーボルトに呆れて物が言えなくなるデプスチャージ。
するとブラックウィドーが入ってきた入口から今度はライノックスが入ってくる。

「皆お待たせだな〜、ブラックウィドー。書類ちょうだい。」
「はい、コレ。」

ライノックスはブラックウィドーから書類を受け取り、自身が持っていた書類と合わせて3人の前に置いて行く。

「ライノックス、この書類は?」

デプスチャージの尋ねにライノックスは丁寧に説明する。

「これはさっきの身体検査でわかったのが一つ、先ずはこっちから見て貰いたいんだな。」

そう言われ、3人は手渡された書類に視線を落とす。だが、そこにはそれぞれの身長、機能、スパーク、リンカーコア、プログラムの状態結果と。
そして書類の右上の隅にRankと書かれていた。

ランページ、リンカーコア無し
。戦闘力解析からAA.Rank

シルバーボルト、リンカーコア確認。A-.Rank

デプスチャージ、リンカーコア確認。AA-.Rank

この結果にテンションが下がったランページが声のトーンを落としてライノックスに尋ねる。


120 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:21:00 ID:+JrsGSvV

「ワシには、このリンカーコアっちゅうのが無いとはのう。」

「うん、ランページからはコアは発見出来なかったんだな。恐らくそれはサイバトロン独自の技術で君は造られた為なんだ、でも第97管理外世界での君の戦闘データから解析した結果。君は魔力が無くても充分強いんだな。」

ライノックスのその説明に頷くも、ランページにはまだ納得していない部分があった。
それはアースラで次元を移動していた時にクロノやフェイトから魔法の必要性を聞いていたからだ。

「素の力でイケるっつっても魔力がなかったらキツイんじゃないんかあ?」

ランページがそう尋ねるとそれに答えたのはブラックウィドーであった。

「それでもこの時代でも特殊な質量兵器搭載で戦闘経験豊富でのアンタは魔導師の連中からしたら充分キツイ相手になるっシャ。」

「待って下さいブラックウィドー、特殊といっても彼の武装はガトリングにライフル。誘導ミサイルにビーストモード時のテラークローと余り僕たちと違いが無いデス」

とシルバーボルトが二人の説明に反論する。だが、その論にデプスチャージは顔を横に振って彼の異論に答える。


「武装だけではないシルバーボルト。コンボイから聞いている筈だ。こいつは誰のスパークを元に造り出されたか。をな」

そう言われ。シルバーボルトはコンボイからの説明を思いだしてから「ああ!」と感嘆の声をだす。
そんな彼にブラックウィドーは愛らしさを感じ、艶っぽい笑みを浮かべてシルバーボルトの顎を撫でる。

「もう、相変わらず可愛いダーリンっシャね♪伝説のトランスフォーマーの存在くらい覚えといた方が良いっシャよ。」


そう、ランページのスパークは不死身のスパークを持つ伝説のトランスフォーマー。デストロン航空参謀官・スタースクリームの戦闘能力、生命力を元に造られた。

その為にランページの戦闘力、機動力はスタースクリームに勝るとも劣らない力を発揮し。それだけでも並のA.Rankの陸戦、空戦魔導師を軽く凌駕していた。

「じゃけど、戦闘能力だけで人は救えんじゃろが。アンパ○マンの顔分けて貰っても腹は膨れんのと一緒じゃ」


121 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:23:30 ID:+JrsGSvV

失敗作として造られた力である自分がそれほどの能力を持っている事実に内心複雑そうに尋ねるランページにライノックスは「大丈夫なんだな」と笑って答える。

「古い顔が濡れても新しい顔をまた焼くから。管理局はただ単騎で闘うばかりじゃない、大事なのは連携。それが出来れば問題無いんだな」

「そうデスよ、ランページ。協力すればきっと大丈夫、大事なのは気持ちデス」

そう言われ、ランページは少し考え込む。
破壊目的で戦った事しか無い自分で連携など出来るのか。脳裏にはトランスミュータントを巻き込んだあの光景がちらつく。
だが、暗い考えになっている事に気付いたランページは直ぐさま自分の顔を自分で叩いて気持ちを入れ替える。

こんな時、アリサなら。「そんなの関係無いじゃない」と眉を吊り上げて叱咤するかもしれないな。と、つい考えてしまう。

「それもそうじゃのう。ところで、こっちの書類は?」

「ああ、こっちは時空管理局に入る為に必要な訓練校なんだな。」

ランページの質問に気持ちを切り替えたライノックスは事務室に設置してあるモニターに建物の映像を映す。

「ここは第4陸士訓練校、大半はここで陸戦魔導師が輩出されるんだな。また、ここから空戦魔導師になる生徒もいて既にコンボイが4ヶ月プログラムを。
チータス、ラットル、ブラックウィドーが5ヶ月プログラムを修了したんだな。」

ライノックスの説明にシルバーボルトは「マイハニーも入るんデスね♪」と嬉しそうにブラックウィドーに告げる。

「私は訓練かったる−−もといマイダーリンをサポートする為に通信科に入ったシャ。」

ブラックウィドーの言葉にライノックスは苦笑しながら付け加える。

「コンボイや僕が入る前に居たのはびっくりしたけどねι」



122 :リリカルなのはBsts:2007/08/30(木) 03:33:15 ID:+JrsGSvV
「で、その学校はいつから行く事になるのだ?」

デプスチャージの質問にライノックスはモニターに訓練中の生徒の写真を見せる。

「君達の場合もチータス達みたいに明日から5ヶ月プログラムに入ってもらうんだな」

「5ヶ月か、訓練にしては短いが私達は戦闘経験もあるからな。」

「そう、だから君達には魔力を使って戦う事。魔力を使う相手と戦う事。フォーメーションを駆使して戦う事にも慣れてほしいんだな。
一応、説明はこれで終わるけど。何か他に質問はあるかな?」

モニターを閉じてからライノックスがランページ達に向き直って尋ねると彼らは首を横にふる。

「俺にはなんにもない。ようわかったわ」

「僕も今のライノックスの説明は理解したデス。」

「私もだ、流石はプライムになれる男だ君は。」

「なら、よかったんだな♪」

3人の反応に安堵したライノックスが近くの椅子に腰掛け、更に入学手続きの説明を話し始める。

が、後編に続くぅ〜

ナレーター・キートンフェイ田

次回予告。

ダイノ「おいコラ、メガトロン。誰が足くさい係長だ!?」

メガ「お客さん、そんなに怒ってると人生苦労するよー?で、行き先は?」

ダイノ「えっと春日部の家までお願いします。次回、外伝6・続「まあまあ強くなったぜ」よろしくな。」

メガ「ホントに熱いねぇ。お客さん」

ダイノ「ホントホント。クーラーつけてなきゃ寝れないよまったく。」

はやて「Σなんや、このリアルタクシーごっこはι」

123 :正義超人リリカル万太郎 20 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/30(木) 09:32:50 ID:fOKKgBSJ
『スカリエッティ立ち上がったー! しかし顔面が血まみれだー!』
「こ…これは…血…?」
先程鉄柱に打ち付けられたせいもあってスカリエッティの顔面からは大量の血が
流れ出ていたのだが…スカリエッティはそれに対し信じられないと言った顔をしていた。
「な…何故血が…何故血が流れるのだ…。」
「そりゃ〜攻撃を受ければ傷付いて血が出るのは当然じゃないか!」
万太郎も呆れていた。万太郎の過去の戦績は確かに超人オリンピック・ザ・レザレクション決勝の
ケビンマスク戦を除いて全て勝ち星を上げている。だがどれも苦しい戦いだった。血を一滴も
流さずに勝利出来た試合など一つも無い。むしろ全身傷だらけ、血だらけになる試合もあった。
だからこそ今更血が出たくらいで驚かなくなっていたのだが…元々研究者であり、
改造によって自身の肉体を強化したスカリエッティは自らの流血に対する耐性が無かったのだろう。
「何故だ…何故だ…私は究極の肉体を手に入れたはずだ…。どんな攻撃にも耐えうる
強靭な肉体を作り上げたはずだ…なのに何故血が出る…? 何故だ…何故だ…
何故だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
『あーっとスカリエッティが物凄い形相となったー!』
スカリエッティは激怒した。自らの肉体に自身を持っていただけに…
その肉体を流血させた万太郎が許せなかったのである。
「きぃぃぃさまぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「んぐぁ!!」
次の瞬間スカリエッティの鉄拳が万太郎の腹部に直撃し、万太郎が勢い良く吹っ飛んだ。
だが、それもロープに引っかかってその反動で勢い良く戻って来るのだが…
「死ぬぇぇぇぇぇ!!」
その戻って来た万太郎にスカリエッティの蹴りが炸裂する。そしてまた吹っ飛んだ後で
ロープに引っかかって反動で戻って来た後でまた殴り飛ばされたり蹴り飛ばされたり…
その繰り返しが始まってしまった。
『あーっとスカリエッティの猛攻が始まったー! 万太郎手も脚も出ないー!』
「やばい! やばいんじゃないのこれー!」
「うん! パターンが入ってしまった!」
格闘技にはいまいち詳しくないなのはとユーノでも万太郎がピンチだと言う事は理解出来た。
如何に人間を遥かに超越した耐久力を持つ超人でもアレだけの猛攻を受けて無事でいられるワケが無い。
だが…やはり万太郎は並の超人では無かった。
「あ…あんまり調子に乗っちゃダメだよ!」
ロープの反動で戻って来た所をまたもスカリエッティの追い討ちを受ける万太郎だが…
次の瞬間万太郎が肉のカーテンの体勢を取る事によってスカリエッティの拳を弾き返していた。
『あーっと万太郎! 今度は肉のカーテンで逆にスカリエッティの攻撃を弾き返したー!』
「うおおおお!」
「今度は僕の番だ! マンタロー飛び付き腕ひしぎ十字固め!!」
万太郎はバランスを崩したスカリエッティの腕に飛び付いて腕ひしぎ十字固めを仕掛けた。
『出た! 万太郎の腕ひしぎ十字固めー!』
『パワーで劣る分はテクニックでカバーしようと言う事ですね?』
「う…うおあああああ!!」
「このままお前の腕を圧し折ってやる!!」

124 :正義超人リリカル万太郎 21 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/30(木) 09:34:33 ID:fOKKgBSJ
スカリエッティは流血に対してのみならず、関節技に対する耐性も低かった。
無理も無い。敵との戦いや自ら鍛えると言う方法では無く、改造によって自らを強くしたのだ。
敵から関節技を直接受けた事が無いからこそ意外にも関節技に対する耐性が低かったのである。
「確かにお前のパワーは凄いよ! 超人強度に換算すれば1000万パワーにも達してる。
でも…テクニックに関してはてんでド素人だ!!」
「うおああああああ!!」
万太郎の超人強度は93万パワー。しかしそれでも万太郎は700万パワーの
ザ・コンステレーションや1200万のボルトマン、1000万のリボーンアシュラマンなど
自身の何倍もの超人強度の相手と戦い、辛くも勝利を収めて来た。
その万太郎が冷静にスカリエッティの実力を考えた場合、上記の三人に比べて
見劣りする物を感じていた。何故なら上記の三人はただ超人強度の高さから来る
強大なパワーだけでは無く、それぞれのテクニックと言う物を持っていた。
特にリボーンアシュラマンなど、ジェネラルストーンによって身体は20代に若返っていたが、
実際は50歳以上の高齢であり、血気盛んな若々しい肉体と数々の戦いを経験したベテラン超人の
頭脳と精神を併せ持つと言う実質的な実力は1000万さえ遥かに超越した超人だった。
しかし万太郎は激闘の末、死の一歩手前まで追い込まれながらも何とかそのリボーンアシュラマンにも
勝利して来たのである。その時の苦しみに比べれば…もはやパワーだけのスカリエッティなど
怖くなくなっていた。
「ふざけるなぁぁぁ!! 貴様の様な生まれ付いての超人に私の考えが分かってたまるかぁ!!」
『あーっとスカリエッティ! 腕に組み付かれたまま万太郎をキャンバスに叩き付けようとするー!』
スカリエッティはパワーに任せて強引に万太郎をキャンバスに打ち付けようとするが…
「なんの! マッスルアーマー!!」
次の瞬間万太郎の背筋が盛り上がり、その弾力によって受身を取る事でキャンバスに
打ち付けられた衝撃を吸収し、さらにバウンドの勢いで逆にスカリエッティを後頭部から
キャンバスに落としていたのである。
「うおぁぁぁ!!」
『万太郎の返し技を受けて後頭部を打ったスカリエッティ! かなり痛そうだー!』
「ほらね! やっぱりあんたはド素人だ! 受身もまるで出来てないじゃないか!」
「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」
頭をフラフラさせながらも怒りに任せて起き上がったスカリエッティは
万太郎に対し連続でパンチを放つ。しかし力任せな大振りのパンチは万太郎に一発も当たらない。
『スカリエッティのパンチの連射砲だー! しかし万太郎には当たらないー!』
「何故だ! 何故当たらん!?」
「そんな力任せなパンチなんか連発しちゃったら余計に体力消耗しちゃうだけだよー!
少しは力抜いてあげれば〜?」
「うるさいだまれぇぇぇ!!」

125 :正義超人リリカル万太郎 22 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/30(木) 09:37:09 ID:fOKKgBSJ
万太郎もかつて力任せな攻撃が脱力した相手に破られて苦戦した事があったからこそ
その様な事が言えた。スカリエッティが全身に無駄に力を込めて殴りかかって来るのに対し、
万太郎は全身の力を抜いて柔らかく柔軟性に富ませてスカリエッティのパンチをかわしていく。
かの鉄人「ルー・テーズ」も力を込めれば鋼の様に堅く、逆に力を抜けばゴムの様に
しなやかな筋肉をしていたと言う。今の万太郎はそれを体言していたのである。
『なおもスカリエッティのラッシュが続くが万太郎には当たらないー!』
「何で何でだー!? 何であの豚男があんなに強いんだー!?」
「私達が何度袋叩きにしたか分からん奴なのに…。」
スカリエッティを観客席から応戦する戦闘機人達にはこういう状況でこそ真の
強さ…渋さを発揮する万太郎の強さが理解出来なかった。
「それじゃあ今度は僕の番だ!」
『今度は万太郎のパンチがスカリエッティの顔面に炸裂したー!』
万太郎のパンチがスカリエッティの顔面に連続で炸裂しスカリエッティは怯んだ。
ただでさえ万太郎に一発も当たらないと言うのに逆に万太郎に一発食らわされたのでは
身体的なダメージ以上に精神的なダメージが大きかった。
ラフファイターは攻撃を受けた事が無い為に逆にラフファイトに弱い。
これは万太郎が火事場のクソ力チャレンジの最終戦で戦ったノーリスペクトの一人、
ボーン・コールド戦で学んだ事であった。
「ブ…豚男が偉そうな口を叩くなぁぁぁぁ!!」
スカリエッティは万太郎の顔面を再び掴み上げた。そして何度も何度も振り回し…
「これで時空の彼方まで吹っ飛びやがれぇぇぇぇ!!」
『あっとスカリエッティ! 万太郎を凄い勢いで投げ飛ばしたー!』
『これは場外は必至ですよー!』
軽量な万太郎はまるで豪腕投手に投げられた野球ボールの様に吹っ飛んで行くが、そこでロープを掴む。
しかしそのロープでも勢いは殺せずに伸びる伸びる。もう観客席を飛び越えて聖王のゆりかごの
外にさえ出てしまっている。そこでやっとロープの伸びが止まっていたのだが、
万太郎はなおもロープを掴んだままだった。
「ならば…お前に本当の僕の力を見せてやる!! 火事場の…クソ力ぁぁぁぁぁ!!」
次の瞬間万太郎の額に赤く燃え上がる「肉」の文字が現れ、万太郎の全身が眩い
オーラに包まれた。これこそ万太郎が内包するオーバーブースト「火事場のクソ力」なのである。
普段93万パワーしか無い万太郎もこの火事場のクソ力発動時にはパワーが何倍にもなる。
万太郎の父スグルも瞬間的に7000万ものパワーを発揮するクソ力を持ち、
神にさえ恐れられて潰されそうになった程の恐ろしい力なのだ。
『出たぁぁ! 万太郎の火事場のクソ力がついに発動したー!』
『今まで様々な奇跡の逆転ファイトを生み出して来た火事場のクソ力が今度は
どんな奇跡を見せてくれるのでしょうかー! これは女房を質に入れても見逃せませんね!』
そして万太郎は何百メートルにも渡って伸びきったロープの反動を利用して
まるで弓から強引に放たれた矢の様にスカリエッティ目掛けて突っ込んでいた。

126 : ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/30(木) 09:39:59 ID:fOKKgBSJ
>>リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ氏
ナンバーズが何か可哀想になってきました。
トランスフォーマーとの出会いによって今後どう変わって来るのか気になります。

>>106
>他の新世代超人たちがミッドチルダに迷い込むことになったら、

もしそれがバリアフリーマンだったら物凄いセクハラ旋風が巻き起こりそうですw
当初はリアルボディのニルスの方がメインでしたから、彼がストッパーになってましたが、
デーモンシード編終了以後、ニルスは全く出てこなくなり、老人ボディのジージョマンが
バリアフリーマン化した様な状況になってますし。

>>リリカルなのはBsts氏
コンボイ執務官になりましたか。今後は本格的にミッドチルダを舞台にしそうですね。
ブラックウィドーにしても今後どう話に影響してくるか気になります。

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:46:36 ID:v/0ep6/Q
>>108
もうみんな熱が冷めちゃったんじゃないかな・・・

128 :魔装機神:2007/08/30(木) 11:59:16 ID:7+ypOXPh
投下いきます

129 :魔装機神:2007/08/30(木) 12:01:13 ID:7+ypOXPh
スーパーリリカル大戦(!?)外伝 魔装機神 THE BELKA OF MAZIKAL 9話 「再開」

「無事だったのか……」
シグナムは唖然としながらリィンフォースを見る。
だがおかしい。彼女が存在しているはずがない。
彼女は自分達の目の前で消えたはずだ。
だが、何故彼女はここにいるのだろうか。
リィンフォースはそんな二人を見て微笑みながら言う。
「まあ、いろいろあったものでな」
あのときはリィンフォース自身も不思議に思ったのだ、二人も不思議に思って当然だろう。
「まあ、不思議に思うのは無理はないが、理由は後で話す」
そういって、リィンフォースはまたパイの姿に戻った。
「だが、まずはシュウ・シラカワの事を話さなければならない。私の事は最後でもいい」
まあ、アースラのメンバーにとってはそうだろうが、はやてがそれを聞いたらどうなるだろう、と二人は考えたが……
あまりにもすさまじかったので考えるのをやめた。
まあ確かに先に言ってしまえばなかなか話は進まないだろうが……
「じゃ、じゃあ、今から二人を転送しますね」
そういってフェイトはエイミィに連絡を取って、4人はアースラへと転送されたのだった。

「ヴィータ、あんまり無茶したらあかんよ?」
はやてはアースラの医務室で、松葉杖をもって歩いているヴィータを見て心配そうに言う。
今朝、シャマルから念話で「ヴィータちゃんがなんとか松葉杖を使ってなら歩けるようになった」
と言う知らせを受けて、はやてはマサキ達の事をフェイトとシグナムに任せ、はやてはすぐにアースラに戻ったのだ。
「大丈夫だって…おっとと」
心配させまいとヴィータはがんばるが、バランスを崩しよろけてしまう。
やはりまだ上手に動かせないらしい。
「あーあーもう、危ないよヴィータ」
そういってヴィータを受け止めるはやて。
これはもう少しの間車椅子が必要だろう。
「まあ、順調に回復し取る見たいやな。よかった」
そういってほっとするはやて。
その時、リンディから連絡が入った。
おそらくマサキの件についてだろう。
「はやてさん、フェイトさんから連絡がありました。正樹さんたちが話しに応じてくれるそうです。
それで、アースラの会議室で話をする事になりましたから、至急会議室に来てください」
リンディの言葉でに、わかりましたというはやて。
だが、その顔には驚きが隠せないでいた。
まさかここまでうまくいくとは思わなかったのだ。
リンディははやての顔を見て、その理由を話す。
「じつは、向こうの方も同じような事を考えていてたみたいで、それでうまく話が進んだのよ」
そうですかあ、とリンディのことばにうなずくはやて。

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:02:16 ID:ry5SH1sp
本編ももう終わるしな
クロスSSは本編終わってからが本番という気もするが

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:03:18 ID:ry5SH1sp
支援

132 :魔装機神:2007/08/30(木) 12:03:19 ID:7+ypOXPh
「わかりました、すぐに向かいます」
そういって、ヴィータを車椅子に乗せ、会議室へ向かう3人。
「けど、こうやって車椅押してると、押してもらってるときを思い出すな」
はやての言葉に、そうですねとシャマルはいう。
あの事件がなければ今の自分はなかった。
そうじゃなければ、ずっと一人ぼっちで過ごさなければいけなかった。
昔はそれでよかったかもって思っていたのかもしれないが、今改めて考えるとありえないとはやては思う。
そこへ……
「あ、はやて」
目の前には、フェイトとシグナム、そして噂のマサキとパイの合計4人がいた。
「二人とも、早かったんやな。そんなに話がうまくすすんどったんか?」
はやての言葉に、まあ、と二人は苦笑いのようなものを浮かべた。
「さ、さあ早く行こうよ。ね、シグナム」
「あ、ああ」
そんな二人のやり取りに?と首をかしげるはやて。
(なんや、かくしごとでもしとるんかなあ?)
まあ、そのうちはなしてくれるやろとおもい、はやて達はリンディたちがいるところへ向かう。

(いいんですか?はやてに黙っていて……)
フェイトはこっそりと念話でリィンフォースに尋ねる。
このままはやてに黙っておいていいのだろうか、と。
(勿論話す。ただ……今はまだそのときじゃないと思っている)
とりあえず、ある程度の事を話してからはやてに自分の事を話そうと思っている。
(それに、今話してしまうと待たせてしまいそうだからな)
リィンフォースの言葉に、そうですね、とフェイトは苦笑する。
確かに、そう考えると今は内緒にしておくほうがいいだろう。
「にしても、魔法なんていうからどんなのかと思ったら、どっちかっていうとSFだよなあこの船って」
マサキはアースラの周辺をきょろきょろと見渡す。
魔法なんて使うからもっとラ・ギアスのようなファンタジーなものかと思っていた
(ファンタジーな戦艦と言うものも想像しにくいが)
しかし、このアースラと言う艦を見ると、どうみてもロボットアニメやSFに出てくる近未来的な構造に近く、マサキは少々驚いていた。
確かに、とはやてとフェイトは苦笑いする。
「まあ、世界にとっては違うっていうことだよ」
フェイトもすずかの家でこの世界での魔術師が出てくる書物を見せてもらった。
確かに自分達の世界とかなり異なっていて、フェイトも驚いた事を思い出す。
「それよりも、マサキさんのあれ…この2匹の猫って何なんですか?」
はやてに聞かれ、ええと……と言葉を考えるマサキ。
「ま、まあ後でみんなと一緒に教えるよ。2回も説明すんのも面倒だし」
といって、はやてもうんと頷いた。
ファミリアのことなんか言ってわかるかどうかわからないだろうからとマサキは思ったのだ。
そしてみんなが場所に着いたのか、はやては一度ドアの前で止まり、失礼しますという。
少し時間がたってから、どうぞ、と声が聞えたので、失礼しますといって先にはやてが入る。

133 :魔装機神:2007/08/30(木) 12:04:41 ID:7+ypOXPh
プシュウ、とドアが開くと、そこには複数の人物がいた。
「私はこの艦船「アースラ」の艦長のリンディ・ハラオウンです。お二人とは翠屋で何回はあったこともあるわね」
そういって、二人は翠屋で少し話をした事を思い出す。
「改めてよろしくね」
そういってリンディはにっこりと微笑んで二人を席にう¥座らせる。
そしてすぐに彼女の表情は険しくなる。
「それで、一番最初に聞きたい事はあなたたちです。
はやてさんの話では、あなた達は地下世界から来たということですが、一体何なんですか?」
さきにクロとシロが話す。
「この世界には、地上世界のほかに、はるか昔から地上とは連絡を絶った地下世界があるニャ。
私達はその世界「ラ・ギアス」から来たニャ」
クロの説明を、真面目に聞く一同。
(誰も突っ込まないのかよ)
マサキは、そんな光景を膳としながら見る。
そんなマサキを見たパイは笑いながら説明する。
(以前も言いましたがこの世界には使い魔がいます。彼女達はクロとシロとあなたの使い魔とおもっているのでしょう)
なるほど、とマサキは納得する。
ただ、クロとシロの説明にはやては疑問を浮かべた。
「けど、正樹さんは昨日、自分は日本人だって言ってましたよね?」
はやての質問に、マサキはああと答える。
「俺は確かに日本人だぜ。俺とコイツはラ・ギアスに召還されたんだよ」
マサキは自分のいきさつを話す。
自分はある理由からラ・ギアスに召還された。
その理由はラ・ギアスにある国の一つ、ラングランという国い、いずれ災いが起こるという予言があった。
それに対抗するために、ラングランは魔装機というものを開発したが、少し問題があった。
この魔装機は、プラーナと言う精神エネルギーが必要になる。
だが、ラ・ギアスに住む人々はプラーナが少なく、上手く魔装機を扱える人物は少なかった。
そこで、感情の起伏が激しい地上人を呼び出し、協力してもらおうと国王は考えた。
「それで、俺もその時召還されたってわけだ」
マサキはこれまでのいきさつを話して、ふうと一息入れた。
だが、目の前にある奇妙なお茶のようなものには手が出せずにいた。
立ち込めるにおいには異様な甘みがあり、とても飲めそうにない。
(テュッティなら飲めそうだな……)
と、ラ・ギアスにいる水の魔装機神の操者を思い浮かべた。
おそらくこれを出したものは彼女と同類なのだろう。
(艦長、ほぼ初対面の人にあれをだすのはまずいですよ)
(いや、翠屋で働いているから甘いものがすきなのかなあって思って……)
(甘いもの好きでもこれをのめる人は少ないですよ)
と言う小声が聞えてきたので、おそらく艦長が出したのだろう。
彼女ならテュッティと仲良くできそうだ。
「けど、その王様もひどいなあ、無理やりつれてきて協力しろって…脅迫やんか。
二人ともよく協力するきになったなあ」
まあ、確かにそう思われても仕方がないだろう。

134 :魔装機神:2007/08/30(木) 12:07:28 ID:7+ypOXPh
「心配ねえよ、嫌ならちゃんと地上に返してくれるし……俺も一度は断ったよ、お前と同じ理由でな」
ただ、数日子の世界にいたら、そんな考えはなくなったのだ。
「それに、呼ばれてるやつはほとんど地上に未練がないやつばかりが呼ばれるしな」
他にも、いろいろと地上の人のために配慮してくれているのだ。
だが、その大まかな理由はマサキは話さなかった。
「それで、俺がサイバスターに選ばれたときに、ファミリアとしてクロとシロを創ったんだよ」
と、今度はクロとシロについて話をする。
ファミリアとは、魔装機神操者は必ずつくならければいけないもので、
操者の一部から切り取られたもので、いわば自分の写し身のようなものである(性格や性別は別として)
主に、ファミリアは操者のサポート、そして魔装化時には武器となったりもする。
「じゃあ、別に猫じゃなくてもよかったんだな」
クロノの言葉にマサキは頷く。
姿かたちは操者が決める事ができる。
実際、空想上にしかいないようなものだったり狼だったりサルだったり、いろいろいるのだ。
そして生活をしていくうちに、パイと出会い、そしてシュウともであった。
「そのシュウと言うのは何者なんだ?」
とうとう話はやつのことになり、マサキやパイの表情も変わった。
「やつとはあんまり面識がねえが、あいつだけはほうっておけねえ」
彼はシュウについて自分が知っている事を話した。
彼はおそらく地上と地下世界の人間のハーフである事。
そして、ラングランの王位継承者でありながら彼はヴォルクスルスを復活させゆとする邪教と陣営にいること。
ヴォルクルスとは、ラ・ギアスに封印されているといわれている破壊神のことである。
そして、シュウはラングランを襲った後、人仕事あるから地上世界に一手と言うことぐらいだろうか。
さらにはやてはいう。
「そういえば、ヴィータの事を鉄槌の騎士ってよんどった……闇の書の事も知ってそうやったし……なにより管理局の存在もしっとった」
シュウについて、ますます謎が深まるばかりであった。
「それで、二人はこれからシュウ・シラカワの件について協力してくれるのね」
リンディの言葉に頷く二人。
「はい、流石に個人では流石に無理と思ったので、協力してもらおうと思ったのです。ですが、彼の件意外でも協力するつもりです。
昨日の件みたいに、何かの事件に彼がかかわっているかもしれませんから」
パイの言葉に、わかりましたとリンディは言う。
「さあて、そろそろいいんじゃねえか?」
大体の話が終った後、マサキはパイの方を見る。
Sの顔はどこかいたずらをする子供のようなものだった。
「なにがだ?」
パイは少しそっぽを向きながらマサキの言葉に答える。
マサキはそんなパイを苦笑しながら見る。
やはり緊張しているのか、それとも恥ずかしいのか。
「なにがって、最後にあの事を言うって言ってたじゃねえか。ちゃんと生きてるって証明してやんなきゃな、なあ?」
そう言って、マサキはフェイトとシグナムを見る。
二人も苦笑しながら頷いた。
「お前達、何の事を言ってるんだ?」
クロノはそんなマサキたちのやり取りに首をかしげる。

135 :魔装機神:2007/08/30(木) 12:08:32 ID:7+ypOXPh
「ほら、さっさとしろって、リィンフォース」
「え?私がどうかしたんですか?」
いきなり自分の名前を言われてぽかんと聞き返すリィンフォースU。
ちがうよ、とフェイトハ苦笑しながら説明する。
「リィンフォースU。あなたは2代目のリィンフォースって言う事ははやてから聞いたよね?」
「はいです」
確かにはやてからその話は聞いている。
自分がリィンフォースUと言う名前は先代のリィンフォースから、新しい魔道を持つものについてほしいと。
「え、ちょ、ちょっとまってフェイトちゃん。ほな、この人って……」
リィンフォースUではなく、はやてがあわててパイの方を見る。
「早く本当の姿を見せたほうがいいのではないか?」
シグナムにまで言われ、わかったといった瞬間、パイの体が白く光った。
そして現れたのは、紛れもなく、リィンフォースだった。
その事に一同は驚きを隠せなかった。
「リィン……フォース……」
特に、はやては唖然としながら彼女を見る。
はやての言葉に、はいとリィンフォースは優しく頷く。
「なんで……だってリィンはあのとき……」
既に頭の中がパニック状態になっているはやては、どうにか頭の中を落ち着かせようとする。
しかし、それは余計パニックに陥らせてしまう事になってしまった。
「落ち着いてください主はやて、今から説明しますから」
そういってはやてを落ち着かせようとするリィンフォース。
そして、何とか落ち着いたはやては一度席に座り、もう一度リィンフォースを見る。
そしてリィンフォースはあれから自分がどうなったのかを話した。
あれから主とはなれた後、彼女はしばらくの間は自分は存在しなくなると思っていた。
しかし、いつの間にかマサキと同じようにどういうわけかラ・ギアスに召還されてしまった。
まあその後はマサキとほぼ同じである。
「正直、今でも驚いている。本来消えるはずだった私が、こうやってまた大地に立っているのですから」
一通り話し終わった後、はやてを見るリィンフォース。
そのはやての顔は今にも泣き出しそうであった。
「リィンフォース!!」
そしてこらえきれなくなったのか、疾風の彼女のほうへと走り出す。
そしてはやてを優しく抱きとめるリィンフォース。
そこで、クロノははっと思い出す。
以前に闇の書の暴走プログラムによく似た反応があった事を。
それはヴィータも覚えていた。
「そういやあよお、この前闇の書の暴走プログラムの反応が出てたんだけど、何か知ってるのか?」
ヴィータの言葉に、ああとあのときを思い出す。
そういえば、すっかり破壊プログラムの事を忘れていた。
「破壊プログラムはラ・ギアスに召還されたときに完璧に分離しましたよ…理由はよく分かりませんが」
そして、誰かが破壊プログラムを悪用していたので、逃すまいと一応はマサキ達と破壊プログラムを完全に消滅させた事を話した。
「じゃあ、もう大丈夫なのか?」
シグナムが尋ねると、いやとリィンフォースは首を横に振った。

136 :魔装機神:2007/08/30(木) 12:10:20 ID:7+ypOXPh
「私自身でもまだ完全にわかっていないんだ。またでてくるかもしれない」
それを聞いて、アースラのメンバーは少し考え込む。
だが、とリィンフォースは一つ付け加える。
「あれ単体では魔力の収集はできない。先ほどのように誰かに悪用されない限りはみつけたときにすぐに対処すれば問題はない」
そうそう、と今度はマサキが言う。
「今度現れても、あのときみたいにぱっぱと倒せばいいんだよ」
マサキの言葉に、まあなと微笑を浮かべながらリィンフォースは言う。
その時、何か視線を感じたので下を見ると、はやてがリィンフォースを睨んでいた。
「あ…主?」
どうやら少し不機嫌みたいであった。
自分が何かしたのだろうか……
「嘘つき……」
はやての言葉にえ?と疑問符を浮かべるリィンフォース。
そのはやての顔は怒ってはいるガ今にも泣き出しそうであった。
「私はそんなにあてにならんの?私もあの時同じ事言うたのに……」
そのはやての言葉ではっと思い出す。
はやてたちと別れるとき……
「暴走プログラムなんて、私がどうにかしたげる……」
とよく似たような事をはやてはいっていたような気がした。
ええと……とリィンフォースはどうし切り抜けようかと模索する。
「あ、主…私も暴走プログラムと完全に分離されるなんて思っても見なかったんです。
で、ですから……あの時もそんな事なんて考えもつかなかったんです」
「せやけど……」
リィンフォースは珍しくあわてながら、応援を呼ぼうとチラッとマサキを見る。
しかし、マサキは笑えるのをこらえるかのようにクククと笑っている。
ここで助け舟を出したのはクロであった。
「だったら、もし今度は現れたときにははやてにも手伝ってもらえばいいニャ」
クロの言葉に、はやては考え込む。
その間、他のメンバーもすっかり黙り込む。
「リィンフォースもそうしてくれる?」
今度は笑みを浮かべてと、ころころと表情の変わるはやての言葉に、はい、とリィンフォースは優しく答える。
これで一応今日の会議は終了となる(最後は違うような気もするが……)
「それじゃあ今度は二人の住まいだけど、確か二人は既に家があるのよね?」
リンディの言葉に、えーと…と二人は黙り込む。
何かいえないことでもあるのだろうか……
二人の変わりにシロはいう。
「実は、おいら達はずっと野宿だったんだニャ」
シロの言葉に黙り込む一同
そして一番最初に言葉を発したのは、やはりはやてだった。
「それ、ほんま?」
はやての言葉に、コクコクと頷く二人。
「まあ、あの時は仕方ないニャ。翠屋で野宿って行ったら店の人にも迷惑してたニャ」
確かにクロの言うとおりであった。
あんなところで「野宿してます」なんていえばどんな事になるのだろうか……
クロの言葉を聞いて、はやては考え込む。
そして……
「わかった。リンディさん、二人はわたしの家で預かるってことでええですか?」
「「は?」」

137 :魔装機神:2007/08/30(木) 12:14:20 ID:7+ypOXPh
はやてのことばにえ?と二人はぽかんとする。
「はやてちゃん、そうしてくれる?」
「もちろん!」
「おい、当事者捨て置いて話を進めるな!」
なにか、勝手に話が進んでいるような気がして、ついマサキが突っ込む。
「リィンフォースはともかく、俺はこの船の空き部屋でもいいんだぜ?」
だが、そんなマサキの案は却下されてしまう。
「えー、やっぱ人が多いほうがにぎやかでええやん」
それとも、とはやてはマサキを見る。
「正樹君は私と一緒に住むんはいやなん?」
はやてはいつの間にはマサキを君付けにして、少し目をうるうるさせてマサキを見る。
「え、いや……そういうわけじゃなくてだな……えーと……」
今度はマサキはあわてながらどういおうかと迷う。
先ほどのお返しなのか、リィンフォースは笑いながらマサキを見ている。
そして結局……
「わーったよ、一緒に住めばいいんだろ…」
そういって結局あきらめた。
そしてクロが一言。
「やっぱりマサキは女性に弱いニャ……」
全くだなニャ、とシロも頷いた。
この先、マサキはえら梅に会いそうだニャ、と二匹は思ったのだった。
その中、リィンフォースUは自分の姉的存在であるリンフォースTを見つめているのだった。

予告?
マ「で、これから俺はどうすればいいんだ?」
は「まあまずは家に帰るんやけどその前に、マサキ君に命を助けてもらった人のところにいかなな」
マ「俺が助けた?……ああ、あいつか」
は「うん、ってなわけで次回「あく……元祖リリカル魔砲少女復活」。楽しみにな」
???「……さっきなんていおうとしたの?はやてちゃん」

投下完了
とうとう再開したはやてとリィン。
出来ればもう少ししたらまたシュウを出したいけど、しばらくはこの二人に焦点を絞ろうかな……

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:22:16 ID:O0MpXafA
真祖の人ですが一応SSぽいものが完成したので投下します。

随分と濃い霧だなしかし、私はマイスターはやての為に消えることを望みそして消えたはず・・・
なのに何故私はここにいる?何故私は受肉している?何故私は生きている・・・
ここは地球?いや魔力が地球より濃い。

EPISODE1:白玉楼階段 
ここはどこだ?長い階段に不思議な感覚
「あ、ちょっとそこの人・・・かな?冥界はそっちじゃないですよ!」

【半人半霊の半人前 魂魄妖夢】

…冥界?
「ええ霊を冥界へ案内するのが私の仕事です。ですがあなたは人間?」
人間ではない、それは確かだ。
「・・・人間ではない・・・何かは分かりませんが斬れば判る事。」
なかなか好戦的だな。
「楼観剣に断てぬものはあんまりない!」
争いごとは好きではないが、わけもなく死ぬわけにもいかないのでな

【BGM:東方妖々夢 〜 Ancient Temple 】

なかなかの剣術ですが、まだまだ未熟ですね
「うぅ…凄い魔法です……」
(ここは一体どこでしょう)

EPISODE2:魔法の森
ここは本当にどこだ?誰かに聞かなければ。
「あら?変わった人がいるね。」

【7色の人形遣い アリス・マーガストロイド】

「迷子みたいね、どう私の家に泊まっていかない?」
お誘いは嬉しいのですが、謹んでお断りします。
「あら、残念だわ・・・だけど否応にも泊まって貰いたいわ、寧ろずっと居て欲しいわ。」
(私の正体を知っている?)その理由は?
「だって、あなたは不思議な感じがするし、何より人という感じがしない。」
理由を知って益々断りたいものだな。
「ええ、私は蒐集家ですから。」

【BGM:人形裁判 〜 人の形弄びし少女】

多数の人形を軽々と使う貴方には感服しますが、本体が無防備では・・・
「あいたたたた、あ〜あ、魔理沙見返すいい機会だったんだけどなぁ。」

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:23:30 ID:O0MpXafA
EPISODE3:幻草原
先ほどのアリスと言う少女が言うにはここは幻想郷という場所と聞いた、しかしここの世界は一体何なのだ?
「見つけた・・・。」

【知識と日陰の少女 パチュリー・ノーレッジ】

「久々に外に出たら面白いものを見つけた、過去の文献に載っていた『闇の書』がここにいるなんて。」
私の正体を知っているのか?
「ええ、過去滅んでいった様々な魔法が載っており、魔法使いに渡っているがプラグラムを改造されていった
 曰く付の魔道書・・・魔法使いとして見過ごせない。」

【BGM:ラクトガール 〜 少女密室】

魔法使いは魔力だけではなく己の体を鍛えることも重要だな。
「むきゅう〜」
やれやれ、のびてしまったようだ。

EPISODE4:迷いの竹林
先ほどの少女達といい、どうやら私の事を知っている人は多いらしいな。
「あ、あんたね!!」

【楽園の素敵な巫女 博麗霊夢】

…私に何の用ですか?
「あんた、異世界から来た幽霊ね?」
…だから何でしょうか?
「しかも実体持っているし。という事はこの異変はあんたが起こしたって事ね」
…異変?何の事を言っているのかわかりませんが?
「しらばくれたって無駄!その妙な本と一緒に冥界を送ってやるわ!!」

「うう、油断した。」
良い面をしている、少しでも脳裏に焼き付けたくなる――そんな顔をしているが
えらく好戦的だな、ところでその異変とは何なのだ?

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:24:50 ID:O0MpXafA
EPISODE5:迷いの竹林 
異変の事を知ったが、迷ってしまった・・・不思議な竹林だ。
「お、いたいた。」

【普通の魔法使い 霧雨魔理沙】

「パチュリーやアリスから聞いたぜ、何でもレアな魔道書がいるって。」
・・・。
「何でも太古の昔の魔法が載っているそうじゃないか、欲しいぜ。」
魔法使いとは皆そうなのか?
「ん?何か?」
自身が滅ぶかもしれない危険なものを自分の身近に置く事を?
「はははは、私は滅ぶほど柔じゃないぜ、それに魔法使いとしてのプライドがある、
 目の前に貴重な一品があるのに蒐集家として見過ごせる訳がない。」
やれやれ随分とお気楽なものだ、ではそれはどうやって私を蒐集しますか?
「無論弾幕勝負だ。」
では応じよう。

【BGM:オリエンタルダークフライト】

ふっ・・・似ているな。
「あいててて、随分と戦いなれているんだな。」
ああ、お前のような奴と以前戦ったことがあるからな。
「どんな奴だ?」
どこまでも純粋で、どこまでも真っ直ぐで、小さき体に不屈の心を持ち、どこまでも壁を打ち抜こうとする少女だ
・・・お前もその少女と似たような目をしている。

EPISODE6:永遠亭
竹林の奥に屋敷が。
「あら、霊夢や魔理沙とは違う珍しいお客様ね。」

【永遠と須臾の罪人 蓬莱山 輝夜】

人が住んでいたのか、失礼した。
「謝ることはないわ、久々の客人だもの・・それに再び会えるとは思わなかったわ。」
・・・この感じ・・・お前は地球の住人ではないな。
「ええ、闇の書・・・かつて私が月に居た時に何回かお目にかかった・・・まぁ本体を見るのは初めてだけど。」
私が言える立場ではないが、何故お前がここにいる?お前は月の姫ではなかったのか?
「まぁ、ちょっとした理由があってね・・・それはおいて、暇が溜まって仕方ないわ。」
私はその鬱憤のはけ口というわけか。
「そうかもね・・・では貴方に記載されていなく、解ける人は数えるほどしか居ない5つの難題、貴方はいくつ解けるかしら?」

【BGM:竹取飛翔 〜 Lunatic Princess】

「流石ね、例え記載されてなくても失われた魔術のみならず新しい魔術を行使する貴方に5つの難題は簡単すぎたわね。」
偉く変わったな、以前見たときは我侭な姫だったが。
「時の流れは人や物を色々と変えるわ、ただ変わらないってつまらないでしょ。」
それもそうだな。
「久々にいい息抜きが出来たわ、礼を言うわ。」

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:26:41 ID:O0MpXafA
EPISODE7:大蝦蟇の池
不思議なものだ、ここの世界を管理局の人達が見たらさぞ目を剥くに違いない。
「幻想郷に異変と共に不思議な反応が観測されて数時間を経過、幾多の人間、
 妖怪をことごとく打ち倒した正体不明の魔法使い・・・ついに発見しました。」

【伝統の幻想ブン屋 射命丸文】

随分と五月蝿いのが現れたな。
「失敬な。私は敬虔な新聞記者ですよ?そんな、会って即座に密着取材だなんて……面白くてわくわくするような事を、
 すると思いますか?」
思うのだが、それに私にはネタにするほどの情報はないぞ、それに私以外にも多くの魔法使いがいるのではないのか?
「ええ、確かにいますよ、貴方からはネタになりそうな匂いがプンプンとするのです。
 一風変わった雰囲気を醸し出して大変に興味深いですし」
随分と鼻が聞くのだな、と言う事は幻想郷とやらは詳しいのか?
「当然ですよ。我々天狗という種族は、幻想郷をずっと見守ってきたのです。
 我々天狗ほど、幻想郷を見てきた者も居ない。
 我々天狗ほど、幻想郷に詳しい者も居ない。
 だから、自然と幻想郷の情報に接する機会も多くなる。こうして新聞記者をするのも、珍しくは無いのです。
 そういう訳だから、私は後ろの方で見守っておきますね」
なるほど、その情報が欲しい、と言ったら?
「大人しくは渡せませんね。ネタも欲しいですし」
なるほど、なら腕ずくでも聞かせてもらおう。
「幻想郷一の俊足の天狗に、追いつけると思いますか?」

【BGM:風神少女】

成る程俊足の名は伊達ではないし、中々強いが・・・自身と過信は違うな、過信は己の足を掬うぞ、
まぁ今回は私の勝ちだ。知っていることを話してもらおうか。
「うーんわかりました、後で取材させてくださいね。」
今ので十分ネタになると思ったが・・・気が向いたらな。

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:28:40 ID:O0MpXafA
EPISODE8:博麗神社上空
霧が随分と濃いが、そういえば、幻想郷にやってきた時も霧が漂っていたが……関係は、あるのか?
「たぶん無いよ」

【萃まる夢、幻、そして百鬼夜行 伊吹萃香】

「何故なら、この霧はただの霧とは違う。鬼が疎となって大気を闊歩する、太古の魔霧だからね」
……そうか、お前がその鬼なのか?
「そうだよ」
 そうか。納得できるなおまえ自身からすごい力が感じられる。
「正直だね。」
ああ、私は感じたことを正直に述べただけだ。
「正直な答えだね、そういうのは好きだよ。でも……嘘だと疑うのは止めた方が良い。
 鬼は嘘が大嫌いだからね。それになにより、怒らせると怖い。単純な力なら、
 どんな奴にだって負ける気がしないから」
それが、鬼という存在か・・・
「鬼だよ、鬼という字は畏怖と憧憬を同時に感じさせる場合が多い、『円卓の鬼神』と呼ばれた傭兵がいた。」
聞いたことがある、かつての名を変えたベルカの騎士団を打ち破り続けた男を。
「そう彼は空を駆け抜け、畏怖と敬意の狭間に生き続けた、そして彼は空に居る限り互いの技を賭け、
 己の命をチップとし正々堂々と戦い抜いた、鬼ってのはね、そういうもんなんだよ。嘘は絶対につかない。
 ただただ、真っ向からの勝負を望む。それが、誇り高き、我ら鬼だ!」
・・・お前が望むのは、全力全開の真っ向勝負か。
「そのとおりだ、やるかい?」
戦いは好まぬのだが、久々に全力全開と言うのも悪くはない・・・そう言い私に挑んできた少女が居た、
お前はその少女に似た匂いがある。
「萃まる力、私にしかない力、鬼にしかない力、その力の前に夢破れるがいい!」

【BGM:御伽の国の鬼が島 〜 Missing Power 】

「いい勝負だったよ。」
素直に負けを認めるのだな。
「ああ、負けて悔しいが、鬼は負けを認めるときは素直に認める。」
どこまでも正直なのだな。
「うん、どうだい今から宴会と洒落込まないか?上手いぞ鬼の仕込んだ酒は。」
申し出はありがたいが今は遠慮しておく、いずれの機会に。最も飲み交わすほど私の体を維持されているかわからないが。
「そうか、残念だな。」

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:31:01 ID:O0MpXafA
  EPISODE FINNAL:無縁塚 

はやてと居た時より短かったが、色々な出来事があったな・・・、この花は桜と言うのか?
はやてが言っていたな、だが桜は春に咲き、花の色もピンク色だ。だが私が消えた時は冬だ、
それにこのサクラは紫で、散る気配が全くない・・・それに何だこの違和感は。
「散らない花は無く、死なない人間も居ない。自然界に永遠というものは、存在しないのですよ」

【楽園の最高裁判官 四季映姫・ヤマザナドゥ】

「ただ、この紫の桜は少し特殊です。罪を集めに集め、それが許されてからはじめて、
 散る事が出来ます。永遠が存在しないように、許されない罪も存在はしない。だからこそ、
 この紫の桜は散る事が許されている。」
ふむ・・・一つ訪ねるかお前は誰だ?
「申し遅れました。私は四季映姫・ヤマザナドゥ、閻魔、霊の罪の重さを量る者です。」
閻魔、地獄で生前に罪を犯した罪人を裁く者か。
「私は、様々な死者を裁いてきました。老若男女、強者弱者、賢者愚者、戦う者と奪われる者。
 そしてその中には、貴方の意志によって殺されていった者も含まれています。」
それで私を裁くというのか閻魔・・・別構わないし、弁明を行おうとする気持ちは全くない。
ほんの一時とはいえ私には受け入れてくれる人が出来、そして家族が出来、そして私はその子の家族として認められた
世界で一番幸せな魔道書となった、未練はもうない、それに私は既に消滅した身だ、好きに裁けばいい。
「人・・・いや生物は自ずと、死を、そして地獄を恐れるもの。地獄に対する恐怖が無くなった時、
 それは地獄への切符を手に入れた事となる。死後への、地獄への覚悟は、決して美徳ではない。ただ虚しく、哀しいだけです」
哀しいか・・・そうか。
「貴方は『裁かれる』ことのみで『償い』をする気が無い」
償いなど…私には…。
「裁きを受ける事と罪を償う事は同じ事なのです。それに貴方は自分で思っている程罪は重くないのですよ?」
何故だ?私は今まで多くの人や都市を消滅させてきた大罪人だ。
「だがその原因を作ったのは貴方ではなく、それを仕組んだ魔道士達・・・だからといって貴方は無罪ではありませんが。」
かまわないさ、どうあれ私は消える身だ、それが償いだ。
「貴方は少し自分自身に無責任すぎる、消滅したが何かの理由で受肉した・・・兆分の一の奇跡を得たにも関わらず、
 貴方は奇跡を受け入れず自分の消滅を願うばかり。生あるからこそ出来る償いがある!その命を無駄に散らすなら
 古代の罪科を刻み続けた闇の書よ!罪人を裁く私の無慈悲な弾幕を、貴方は受け入れるか。後悔せぬよう、全力で試みなさい!」
・・・私の名は闇の書ではない!マイスターはやて、この名を使うことをお許し下さい。私の名前は・・・私の名前は

            リ ィ ン フ ォ ー ス だ !

   【BGM:六十年目の東方裁判 〜 Fate of Sixty Years 】

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:33:15 ID:O0MpXafA
Epilogue
【BGM:花は幻想のままに】

冥界の大屋敷・西行寺家白玉楼

「うわ〜ん、また負けましたー。」
「あらら、また負けたの妖夢。」
あの後、映姫が私に対して下した判決。
「リィンフォース、貴方は西行寺幽々子の護衛役を行いなさい。」
そしてリィンフォースは屋敷で幽々子の護衛についているものの、実際彼女の能力は護衛が不要と思えるほどの力を持っており、
することといえば屋敷の手入れ、家事(だが幽々子の大食いの為食材の確保は大変だが)そして魂魄妖夢という少女との修行に付き合うこと、そして・・・
「妖夢、リィン、お稽古はここまでにして宴会の準備をしてちょうだい。」
「かしこまりました、幽々子様。」
「わかりました我が主幽々子。」
宴会を行う準備が整い、多くの人、妖怪などが訪れる。不思議だった自分をスンナリと
受け入れてしまう環境に、むしろ新入りとしてリィンに興味を持つものは多く、
自分の過去の事を聞いてくる者もおおく、又自分が過去に収集した魔法の力を見て力試しを挑んでくるものも多い、
一度リィンは幽々子に自分の事をこうも受け入れてくれるのかと聞いたことがある、だがその問いに幽々子は普段の明るい顔をしたまま。
「幻想郷はすべてを受け入れるわ、それは残酷な話・・・って紫(何度かあったがすげぇ胡散臭い)って言っていたし、折角出来た新しい家族だもの。」
とリィンを抱きしめた、不思議なことに幽霊は冷たいはずなのにリィンははやてと同じぬくもりを感じた、しかし・・・リィンは思う、
「こんな事が『償い』になるのだろうか?」だがそう思うが、幽々子は笑顔のまま言う。
「そんな難しい顔をしたって何も出来ないわよ、生きているんならもっと明るく生きなさい。」
丸で自分は生きているように言ってくる、若干の蟠りを残すもリィンは宴会に参加する。
「ねぇねぇ、妖夢とリィンって姉妹に見えるね、髪と眼の色同じだし。」
「幽々子様、どっちが姉でどっちが妹ですか?」
「決まっているじゃない、リィンが姉で妖夢が妹。」
「ゆ、幽々子様どうしてですか?」
「だってリィンは妖夢と比べてドジ踏まなくてしっかりしているし、強いし、身長も、胸も大きいし。」
「みょん。」
うな垂れる妖夢に一斉に笑う一同。(まぁパッド長含めて一部は顔が笑っていなかったが)、それにつられ微笑を浮かべるリィン
・・・そしてリィンはどこからか声が聞こえた気がした。
「それでいいのですよ。」

悪くはないな・・・リィンは静かに呟いた。
「はやて、そして私の半身達、私はまあ、それなりには元気にやっています、
 …そうですね。いつかまた、会えたら良いですね。私に生きる素晴らしさを教えてくれてありがとう
 なのはにフェイトそしてはやて。」

 Congratulations! Ending No.666

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:35:48 ID:O0MpXafA
EPISODE EXTRA:白玉楼
やってきた武装局員は全員叩き返しました、やはり時空管理局は幻想郷に目をつけられていたようですね。
「ええ、リィン、やっぱり嗅ぎ付けられたようね、妖夢は。」
自分も出ると言ってましたが無理やりチェーンバインドかけて奥の部屋に押し込んどきました。
「リィン、貴方も屋敷に避難してもいいのよ。」
いいえ、我が主幽々子・・・貴方のお手を煩わせる訳には行きません、それに少人数なら私一人で十分です。
貴方もご存知の通り体に刻んでいった魔法は多くあります。
「分かった、無理はしないでね、最悪の場合妖夢つれて紫が作った避難所に逃げ込みなさい。」
畏まりました。
「じゃあ私は魔界に行ってくるわ、あそこの神はちょっと頼りないからね。」
御武運を我が主幽々子・・・この反応やはり。

「あーあ、いくら管理局の職員やからってこないな任務嫌やな。」
「お気持ち分かりますぅマイスターはやて。」
「さっきある地点にいた局員からの連絡が途絶えたようやな、えらく強い魔法使いがいるって。」
「マイスターはやてより強いのですか?」
「そりゃあ戦ってみないとわからんなぁ・・・リィン、なのはちゃんとフェイトちゃんと騎士達と連絡取れる?」
「ムリですぅ、凄まじいMCM(ECMの魔法版)で連絡が取れません。」
「そうか・・・。」
「もうすぐやで。」

おまちしていました、お久しぶりですねマイス・・・いや八神はやて、そして始めまして私の半身
「リィン・・・。」
「ええ!アイン!!」

【古代ベルカを引き継ぐ白き少女 八神はやて】

やはり貴方の事ですから管理局に入ることはおのずと予想できました、私が言えることはただ一つ、
騎士やなのは達を引き連れてお帰りを願うことです。
「それが出来たくとも出来へん、それにリィン・・・おるんやら何で連絡を取らなかった。」
・・・はやて、私はすでに貴方の前において死んだ身です。
「でも家族やろ。」
確かに、ですがそれは家族でした・・・今私がここに居る場所が私の家であり、家族です、
ですから私はそれを守らなければ行けません。
「リィン。」
はやて、貴方も管理局に入った以上、その甘さを捨てる時が必要です。そう今まさにその時です、
それに貴方がユニゾンデバイスを持ち古代ベルカ魔法をどれだけ使いこなせているか今この場で見極めさせて戴きます。
「分かったリィン、こっちも全開でいくで。」
「は、はやてちゃん本気ですか?」
「ええ、アインがそういっている以上、こっちも答えなあかん。」
「分かりましたですうぅ。」
「ユニゾン・イン!!」
「・・・流石はマイスターと見込んだ人です・・・では
今この瞬間は力こそがすべて、古きベルカの術を持って、私を超えてみろ相続者!
今この瞬間は力がすべて、古きベルカの術を持ち、あんたを超えるオリジナル!」

【BGM:BRAVE PHOENIX】

流石ですね、すべて私の予想を超える結果です、はやて・・・
「リィン・・・戻って来てくれへんか?」
はやて、さっきも言いましたが私は死んだ身、そして私には新しい家族が出来た。
「そう・・・寂しいなぁ。」
また何れ会えるかもしれませんその時まで。
「うん、またなリィン。」
「はい、又いつか・・・はやて。」

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:38:56 ID:O0MpXafA
 闇の書の意志

 リィンフォース

 移動速度       ☆☆☆☆☆
 チャージ速度   ☆☆☆☆☆☆☆
 吸霊有効範囲  広げた本型
 吸霊発生速度  ☆☆☆☆☆☆☆☆
 吸霊移動速度  ☆☆
 特技  体力が1になると体が変化(VSなのは戦スタイル)
(吸収速度、範囲の拡大、チャージ速度増加、攻撃力が+0.5)

 カットイン   『 祝福の風 』

 エキストラアタック

 ブラッディダガー
 誘導性の高い小型弾(クナイ型)を相手に打ち込む、一定の距離で爆発

 チャージアタック

 Lv1 無銘
対戦相手のLV1の技を使用(同キャラではランダム)

 Lv2 ミストルティン
 相手フィールド最上部に2つの低速型誘導弾が発生、超鈍足で敵を追撃する、直撃を受けた場合ほんの少し動きが止まる(ダメージは0.5)
某漫画のナイトが持っているのとは別モンです本当にありがry

 Lv3 フレズベルク
相手フィールド最上部に4つの大型弾が出現、一発が動き一定距離で爆発、米粒弾と小弾を撒き散らす、爆発するごとに一発ずつ発射される。
エスパーダは護衛についていません、超大型空中管制機でもありません、鬼神相手に使うとダウトです

 Lv4 ラグナロクブレイカー
どうみてもファイナルマスタースパークです、本当にありがとうございました、魔理沙曰く「人の技をぱくるなんて酷い奴」だそうです
(そのご某花おばさんと引きこもりに「お前が言うな」と言われました。)


某スレのネタですが、色々と駄文すいませんでした。元ネタ分からない奴多すぎて
ホント自分のダメさ加減が・・・orz、全職人GJ!!


147 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/30(木) 16:20:04 ID:gbfUqe7D
ソフトバンクのゴタゴタで色々遅くなってしまいました…
今更ですが僕が好きなライダーベスト3(ほとんど二人ですが)は

1、剣崎一真、矢車想
褒められたり叩かれたりしてる二人ですが、僕は二人が大好きです。
剣崎は熱い台詞と数々の名戦闘で
矢車はギャグとダーティな台詞で僕の心を掻き立ててくれました。
ブレイドの装着変身とSICは既に購入。
後はキックホッパーを待つのみ…

2、風見志郎、結城丈二
「俺は今日限り人間を捨てる!復讐の鬼となって、親父達の仇は必ず取る!」
デストロンに肉親を殺されてしまった風見志郎…彼はその憎しみを捨て、
正義の為に戦った昭和の中で最も悲しく熱い男でした。
「父よ、母よ、妹よ」
OPにもあるこの歌詞は亡き家族を思いながらも戦い続ける志郎の心情を表した名歌詩だと思います。(ハーモニカを吹きながら妹・雪子のことを思い出し、涙するシーンは必見)

結城丈二も信じていたデストロンに裏切られ、右腕を失った悲しい経歴の持ち主でした。
だが、「自分を陥れたヨロイ元帥は憎いが、孤児だった自分を育ててくれた首領には恩がある。」
そんな葛藤を抱きながらも、個人の復讐を捨て、人間の為に戦うようになる彼を僕は応援しました。
すっとこどっこいな行動で笑わせてくれたのもポイントですね。
そして名シーン、「ライダーマン・結城丈二の最期を見ろ!」
彼の最期のシーンはいつ見ても涙が止まりません。(まぁ生きてるんですけど)

3、城茂
「天が呼ぶ!地が呼ぶ!悪を倒せと俺を呼ぶ!俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!」
ええ…カッコイイです。滅茶苦茶カッコイイです。
この台詞だけでおなか一杯です。
それほどカッコイイのです。

でも昭和ライダーは今のライダーには無い「哀しみ」はあっても
「ストーリーの整合性」が皆無なのが残念です…

148 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/30(木) 16:30:43 ID:gbfUqe7D
>>72
響鬼の件についてはザンキさんを生かしておく意外はそのままにしておこうと思います。

あきらの件については、僕はあれが一番いいと思いますよ。
あきらは何の役割か分からないキャラでしたし、物語にも深く関わってこなかったキャラですから別に戦列に居なくても問題は無いです(白倉はあきらの扱いに苦労したろうな…)

京介は鬼としてデビューさせます。(実力は轟鬼達と同じくらいで)
よく彼が鬼になったことは叩かれていますけど、京介は鬼になってよかったと思いますよ。
良い師匠もできて、運動音痴も直って、自分の道が見つかったんですから。
明日夢も京介が居たから強くなれたんだと思いますし、京介はいらない奴じゃありません。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:53:30 ID:K8BBM4/X
>>147
平成ライダーじゃ改造され家族同然の流星塾の仲間を殺されるという
昭和ライダーに通じる「悲しみ」を持ちながらエゴと憎しみを捨てれなかった草加さんが好きでした…。
>>148
京介の鬼としての名前ははヒーロショーに出てきた強鬼を希望。
父親だった消防士をイメージしたという彼の変身体のカラーリングは好きですね。

150 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/30(木) 18:33:13 ID:gbfUqe7D
>>149
もちろん強鬼で行きます。
語呂も良いし、強くなりたいと願う京介らしい名前ですので。

151 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 19:26:37 ID:aSvNCKvk
自動車学校の効果測定で8割の壁を突破できない俺、惨状・・・もとい参上

>>魔装機神氏
遂に、遂に、あいつが本当の意味で帰ってきた!
八神家よ!私は帰ってきたああああ!
GJ!

>>真祖の人
こちらも初代リィンとのクロス・・・
ツヴァイ&はやてVS初代・・・・できれば、できれば戦闘描写が欲しかった
しかしGJです

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:28:52 ID:PZi+F8HS
どうしても
凶鬼
狂鬼
とかいうのが頭に浮かぶ自分は異常

153 :152:2007/08/30(木) 19:37:11 ID:PZi+F8HS
そして更に、
強化外骨格・零の画像を初めて見て
「…仮面ライダー覚悟?」
とか思った自分は密かにリリカル覚悟氏の投下を期待している
…急かす気は無いですが続きが気になりまする

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:38:54 ID:xBNu1adw
>>152
見た瞬間にべノサーベルを振り回す王蛇が出てきたぜ。

155 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:00:51 ID:1fHOg9OM
ちょっと長いのですが、投下してよいでしょうか?
ていうか、書きすぎたorz

156 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 20:01:48 ID:aSvNCKvk
キタ――――――――!!
さあ、来い来い

157 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:05:19 ID:1fHOg9OM
 世の中には魔導書と言うものが有る。
 大抵のものは出鱈目な内容だったり、相当な検閲が為されていたりで大した力が無い。
一般人が読んだところで、さして実害が無いのが現実だ。
 しかし、極稀にどうしようもない程の力を持った魔導書が世に出る事がある。
 そんな高位の魔導書は時として、自身で主を選ぶことが有るのだ。
 例えば、ティアナ・ランスター。彼女もそれに選ばれた人間の一人だった。
 


 第四話 いんすたんとまぎうす



「落ち着いた?」
 スバルからの問いかけに対するティアナの返答は、ただ首を縦に振るだけだった。
 膝を三角に折り曲げ、両手でマグカップを抱えるティアナは、まるで幼子のように思えた。
 スバルはティアナの隣に腰掛け、同じように両手でマグカップを包む様に持って佇んでいるだけ。
それだけだ。
 問いかけの声も無く、二人の間を沈黙が支配する。
 どれ程沈黙が続いただろうか? まるでその静けさに耐えかねたかのようにティアナが口を開く。
「ねぇ、どうして何も訊かないの?」
 その言葉にスバルは少し困ったような、迷っているような曖昧な表情を浮かべて言った。
「だって、何も言いたくないって顔してたよ?
 ……それに多分だけれど、あたしが聞いても理解出来ないだろうし」
 むしろスバルは理解したくなかったのかも知れない。理解すればそこで終わってしまうような何か
を感じ取った、と言えばいいだろうか?
 思い出すのは錯乱したティアナの姿。
 涙、洟、泡を垂れ流し、聞いたことも無い言語で叫ぶ様は余りにも異様で異常で異質だった。
 まるでティアナがその瞬間に別の――それこそ、異界の存在になった。と言われても納得してしまえ
る程の――世界の住人になってしまったと思ったくらいだ。
 もしくは親友とも呼べる人物が、外見をそのままに何か別の存在に取って代わられたのではないか?
 スバル・ナカジマが知っているティアナ・ランスターは既に存在しないのではないか?
 そんな有り得ない疑問すら、当時の彼女の心の中には渦巻いていた。
「そう……。
 時にスバル、アンタ今ものすっっっごく失礼な事考えてなかった?」
「え゛?」
「その顔、図星ね」
 ティアナはスバルの背後を一瞬で取り、拳を握り締め人差し指第二間接をスバルのこめかみへと押し
当て全力でぐりぐり。所謂ウメボシである。
「ちょ、ティア! あいだだだだだだだ! ギブ、ギブ!」
 こめかみを襲う痛みに耐えながらスバルは思う。
 ああ、よかった。いつものティアだ、と。


158 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:06:59 ID:1fHOg9OM
 魔導書が引き起こした怪異から数日が過ぎた日の事。
 ブリーフィングルームには、昨日からホテルの警備に向かっているシグナム、ヴィータを除くフォワ
ード陣が集まっていた。
 どうやら、八神部隊長から任務の説明のようだ。
「今日の任務はホテル・アグスタの警備。
 骨董美術品や取引許可の出ているロストロギアのオークションが行われるんやけど、そのロストロギ
アをレリックと誤認したガジェットが襲撃してくる可能性がある。
 そこでわたしら、機動六課の出番って言うことや」
 そう言うとはやてはフェイトへと目配せをする。
 説明頼む、の合図だ。
「ここからは私が説明するね」
 そういってフェイトが端末を操作すると、ある男のデータが出てきた。
 ジェイル・スカリエッティだ。
「この男、広域指名手配犯ジェイル・スカリエッティが一連のガジェットドローンを使ったレリックの
強奪犯、と言う線で捜査を進めている。こっちは主に私がやるけど、皆も覚えておいて」
 はい、と元気のいい新人四人の声を聞いてからフェイトは更に続ける。
「……実はこのジェイル・スカリエッティ以外にも、レリックを狙ってる組織があるという情報があっ
たんだ。情報部が調べた結果、非常に信憑性が高いことがわかった。
 そこで本局は複数の捜査班を編成。捜査に乗り出したんだけど……実動部隊で還って来れたのは、た
った一人だった。その唯一生還した捜査員も数時間後に死亡。死因不明。
 彼が亡くなる前に呟いていた『アンチクロス』と言う言葉が、その組織の名称じゃないかって本局で
は言われてる」
 ティアナもその話は聞いたことがある。あくまでも噂話の範囲で、だが。
 何でも捜査に出た部隊は、その日のうちに連絡が取れなくなり誰も還ってこないと言う、実にありふ
れた怪談のような噂話だ。
 しかし、その噂話が事実だったなど考えもしなかった。
 本局が派遣したと言うことは即ち、エリート部隊を差し向けたと言うことなのだ。捜査班にはAAラン
クやニアSランクも含まれていただろう。そんなエリート部隊が捜査に出たその日の内に壊滅、などと言
うのは余りにも荒唐無稽が過ぎた。
 だが、今のフェイトの言葉にあった通りそれは事実だ。
 その事が新人四人に、重く重く圧し掛かっていた。


159 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:10:44 ID:1fHOg9OM
「どうして、どうしてティアを外すんですかっ!?」
「スバル、落ち着いて」
 ライトニング隊の面々とはやてが出て行った直後、スバルが怒声を上げながらなのはに詰め寄っていた。
 何故か? 発表された出撃メンバーから――シャマル、ザフィーラ守護騎士の名前があるにも拘らず
――ティアナの名前が消えていたからだ。
 むしろ外されて当然と言える。既にティアナの魔力は六課に入った当初の三十分の一以下にまで減少。
バリアジャケットを展開しつつ、魔法を使える程の魔力は今の彼女には無かったのだ。
 ティアナが頑張っているのはなのはも理解しているし、その努力も認めている。また、ガジェット以
外の脅威がある現状、一人でも戦力が欲しいのも事実。
 だが今の彼女の状態では、到底実戦に耐えられない。その判断は実に妥当なものであった。
「スバル、落ち着いて聞いて。
 ティアナにはもう、実戦に耐えられるほどの魔力は無いの」


 謎の魔力減少について、なのはから説明を受けたスバルは力なく項垂れる。
 何故、それほど重大な事をティアナは話してくれなかった? もしかすれば魔力が無くなる可能性だ
ってあるのに、何故相談してくれなかった? 何故、何故、何故?
 スバルの頭の中に何故と言う言葉と疑問が浮かんでは消え、ぐるぐると渦を巻く。
 そして渦を巻いた感情の矛先はティアナへと向き、ついには爆発する。
「ねぇティア……どうして、どうして話してくれなかったの!?
 そんなにあたしが信用できない!? そんなに頼りない?
 そんなに、そんなに……あたしが信用できないの!?
 ねぇ答えてよ、答えてよティア!」
 スバルはティアナに掴み掛かり、呪詛のように言葉を連ねる。
 縋り付くように掴み掛かる様は、まるで許しを請う咎人にも見えた。
「ごめんね、スバル」
 ごめんね、ごめんね、謝罪の言葉を繰り返しながら、縋り付くスバルをゆっくりと引き剥がす。
「でも、こればっかりは私だけの問題だから、スバルには関係の無いことだから……ごめん」
 拒絶の言葉がスバルの深いところに突き刺さる。
 ティアナからしてみれば拒絶ではなく、自分を壊したアレに関わらせないためだったのだが、全く言
葉が足りていない。更に言えばこの時は配慮も足りていなかった。或いはスバルならそれだけの言葉で
解ってくれると、ある意味妄信に近い感情を持っていた所為かも知れない。
「ティアの、ティアのバカーッ!」
 罵倒の言葉を置き土産に、スバルは凄まじいスピードでブリーフィングルームから出て行った。
「ちょ、スバル!? 待っ……」
 ティアナはスバルを呼び止めようとしたがやめた。
 これで良いのだ。誤解してくれたのであれば、その方が都合が良い。ティアナはそう考える。
 己と関わることが少なくなれば、必然的にあの魔導書と関わることも少なくなる。魔導書と関わるこ
とが少なくなれば、怪異と関わることも少なくなるのだ。
 スバルの未来を考えるならば、これが最善だとティアナは思った。それは余りにも身勝手ではあるが
、彼女なりの優しさでもあった。
「ティアナ、誤解されたままでいいの? 誤解をとくなら早い方がいいよ、絶対」
「良いんです、これで。……では失礼します」
 何も表情を浮かべぬまま、ティアナはブリーフィングルームから出て行く。
 なのはは再び声を掛けようとしたが、何故か出来ない。
 何故ならティアナの背中には、何もかもを拒絶する『何か』があったからだった。


「はぁ〜っ」
 場所は自室。机に突っ伏しながらティアナは激しい自己嫌悪に陥っていた。
 もう少し遣り様はあっただろう、もう少し優しい言葉をかける事ぐらい出来ただろう。時間を置けば置くほどに、
そんな考えが頭の中を埋め尽くしてゆく。
 その上、直接の上司にあの態度。あれは無いだろう。
 溜息を吐きながら何の気なしに引き出しを開けてみれば、其処にはおもちゃの拳銃、燃える五芒星が浮き彫りにされた金属板、
そしてネクロノミコン。
 魔導書から目を逸らしつつ、他の二つを手に取る。彼女はずっとそれを眺めていた。
 
 気が付けば、間も無くヘリの出発時刻だ。せめて見送りくらいはしておきたい。
 再び手元の玩具と金属板を見る。
 お守りくらいにはなるか、彼女は金属板を持ってヘリポートに向かった。

160 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:15:06 ID:1fHOg9OM
 ヘリにスバルが乗り込もうとしている。制服はタイトスカートであるにも拘らず蟹股気味に歩き、
少々肩もいかり気味。どうやらまだ怒りが収まりきらないようだ。
「スバル!」
 その声にスバルが振り向くと、目の前に何かが迫っていた。それは直径十二センチ程度の緑色をした
円形金属板だった。
 顔に当たる寸前で掴み取り、声の主に罵声を浴びせる。
「ちょっとティア、危ないじゃない!」
「そうでもしないと、誰かさんが受け取ってくれなさそうだったのよ」
 その言葉に先程掴んだ物を見る。燃える五芒の星が刻まれた金属板、それはティアナの兄、
ティーダ・ランスターの遺品だった。
「これって……」
 言葉が続かない。ティアナにとって大切なもの、数少ないティーダとの絆。
「お守り、あとで絶対返しなさいよ!」
 それだけ言ってティアナは踵を返す。背中を向けたまま手を振る彼女の背中から、拒絶は感じなかった。
 スバルは両手でお守りを握り返事をする。
「うん! 絶対、絶対返すね!」
 その表情に先程までの怒りは無く、割と晴れやかだったそうな。

 
 ※〜〜・〜〜◎〜〜・〜〜※


 ――ホテルアグスタ。一般人には余り縁の無いホテルである。一泊の料金も高ければ、お料理の値段
もそれ相応。つまりはよくある高級ホテルである。にも拘らず何故か立地条件は悪い。謎である。
 続々と車がやってきては人を降ろしてゆく。その中に一際、人目を惹く人物が一人。
 漆黒の髪、大きく胸元の開いたシックな黒いドレス。見る人が見れば、黒いドレスは自己主張の少な
い銀糸により、上品に装飾されている事がわかるだろう。
 その身に纏う闇の中で、浮かび上がるのは透き通るような白い肌。そして、鮮血よりも尚紅い瞳が印
象的な女性、ナイアだ。
 誰もが彼女に目を奪われていた。性別はおろか、生物、無生物すら問わない。神が己の欲望の趣くま
まに人を形作ればこうなるだろう、と言う見本のような女性だった。
 無論なのは達三人も例外ではなく、女性が会場に入るまで揃って見惚れていた。
「そんなにじっと見つめられたら、流石の僕も照れちゃうな」
 巫山戯たような、からかうような女の声がなのは達の背後から響く。
 三人がぎょっとして一斉に振り向く。其処に居たのは先ほど目の前を通り過ぎ、会場に入った筈の女性。
「おやおや、どうしたんだい? 鳩が豆鉄砲食らったような顔しちゃって」
 口元に手を当て、女はくすくすと上品に笑う。
「あ、あ、い、いえ、何でもありません」
 はやてがどもりながら答えると、やっとなのはとフェイトの硬直が解けた。
「そう、ならいいんだ。じゃあ警備頑張ってね。機動六課の隊長さん方」
 女性の声には聞く者の心を蕩けさせる淫靡さと、嘲りが多分に含まれていたが三人が気付く事は無かった。
「なのはちゃん、フェイトちゃん。今の人知り合い?
 私らの事、知ってるみたいな口振りやったけど」
 はやては二人に問いかけるが、返ってくる答えは否定の言葉。二人とも知らない。もちろんはやても知らない。
「あの人、何モンや……」
 はやての疑問に答えられる人物は、この『世界』にはまだ居なかった。


161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:18:10 ID:xBNu1adw
支援

162 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:19:23 ID:1fHOg9OM


 オークション開始の時刻に合わせるかのように、ガジェットが出現した。
 その通信を受けた機動六課課員たちが飛び出してゆく。
 副隊長二名、及びザフィーラは最外郭部にて迎撃。
 尚、指揮官はシャマル。サポートとしてリィンフォースIIがつく。
 ロングアーチからの情報に拠れば、ガジェットドローン以外の敵影は現状確認されてはいない。
 油断は出来ないけどこれなら何とかなりそう、シャマルはそう考えていた。
 しかし、神ならぬ身である彼女に未来を知れ、と言うのは酷な話しである。『神』以外に、未来は解
らぬものなのだから……。


 防衛ライン最外郭部。そこにはガジェットドローンの残骸が山と積み上げられていた。
 この山を作り上げた張本人、シグナムとヴィータは高速で飛び回り次々に撃墜スコアを伸ばしていく

。ガジェットどもを一刀の下に斬り捨て、或いは鉄槌の一振りで叩き潰す様はまさに痛快だった。
 その痛快劇には、ホテル内にいる『観客』の彼女も少し楽しげだった。
 しかし、それだけでは終わることは無い。彼女は監督にして脚本家にして演出家、そして自らを舞台
装置の一部とすることもある。今回はまさにそれだった。
「さて、このままずっと見ていたい気もするけど、少しくらいはピンチを演出しないと。
 ピンチに陥らない主人公たちと言うのは、少々面白みに掛けるからね」
 女はそう一人ごちると、おもむろに腕時計の針を止める。
 すると、ホテルとその付近のあらゆるものが静止した。誰一人として、Sランクオーバーの魔導師すら
例外では無い。
 否、人だけではない。音も電子もニュートリノも光子も重力子も時間も、あらゆる物が例外なく静止。
 例外はあった。ホテルの全てを静止させた張本人、ナイアだけが動いていた。
 あらゆる存在が静止した空間内において動いていると言うことは、何よりも異常。そして異質。
「さてさて、巫女はどう出るかな? 彼女たちはどう出るかな?
 嗚呼……楽しみだなぁ。本当に楽しみだなぁ。
 あはは、ははははははははははははははは!」
 音が響かない筈の空間に、女の哄笑が何時までも何時までも響いていた。

163 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 20:22:52 ID:gKHGc+rl
こーわっ!!支援!

164 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:24:56 ID:1fHOg9OM
「こいつら、後から後からわんさかと!」
 もう数えるのも馬鹿馬鹿しいほどのガジェットを残骸にしてきた。そんな数を相手にしていれば愚痴

もこぼれる。ヴィータはうんざりしながらガジェットを叩き潰していく。
 そんな数が頼りのガジェットとて有限である。その数は既に三体にまで減っていた。
 シャマルから送られてきた情報によれば、今ヴィータとシグナムが相手にしているので最後のようだ。
 んじゃ、ラストといくか! 気合を入れて最後のガジェットドローンを叩き潰した時だった。
 凄まじい速度で飛んで来たのは短刀。投擲用に特化した小柄。
 咄嗟にシールドで防御をするが、バリア突破系魔法でも掛けられていたのか、危うく食い破られそうになった。
 それが飛んできた方向に目を向けると、そこには着流し姿の男が立っていた。左手はあごを撫で、
右手は懐に入れている。
「ほう、防いだか」
 感心したような、しかし平坦な男の声。
「随分なご挨拶だな『指揮官へ。こちらスターズ2、時代錯誤な侍野郎に攻撃を受けた。指示を』」
 思念通話で指揮官であるシャマルに報告し、そして指示を待つ。
「『スターズ2、任意に迎撃を』」 
「『了解』」
 サムライは先程のまま佇んでいる。動く気配は今のところ無い。
 だが男が魔法の使い手、しかも相当な手練であることに間違いは無い。でなければ、ああも容易く
彼女のシールドを食い破ることなど出来ないだろう。
「手前ぇ、何者だ?」
 ヴィータにとってその問い掛けは、ただ形式的なものに過ぎない。
 しかし、サムライは僅かな瞑目の後に答えた。
「……逆十字が徒、ティトゥス」
 ――逆十字、つまりアンチクロス。それはヴィータも聞いたことのある名だった。ホテルの警備に
就く前日にシグナムと共にフェイトから聞いていた名だ。
 自然とグラーフアイゼンを握る手に力が入る。

 唐突に眼下のサムライから放たれる圧力が増す。両掌から刀を喚び出し構えを取る。
 戦闘態勢に入ったのだ。
 そして、大気が爆ぜた。
 神速を超える踏み込み。それは地に足を着かせる事無く、大気を踏み締め、圧縮し、爆発させ、
推進力へと変換しているのだ。
「んなぁっ!?」
 これはヴィータにとっても想定外だった。飛ぶでもなく、跳ぶでもなく、足場を作るでもなく、空気

しかない空中を走る奴には、今までお目にかかったことが無かったのだ。
 だが彼女とて歴戦の戦士。想定外でこそあったものの、ティトゥスが繰り出す神速の斬撃に反応、
見事回避しきった。
 そして何よりも恐ろしい事に気付く。このサムライはデバイスを使っていない。あの刀がデバイス
かと思ったが、何の変哲も無い鋼鉄だ。その上魔法陣の展開も無い。
 ヴィータの頬を一筋の汗が伝う。
 強い。眼前の時代錯誤なサムライは強い。
 ならば、現状で出来る最大の一撃を以って叩き潰すしかない。
「グラーフアイゼン!」『Gigantform』
 ハンマーヘッドが大型化、同時に最大の速度で突撃。ティトゥスに対し振り下ろす。
 刀で受け止めようとしたようだが、ギガントフォルムの質量と速度は、そんな鋼程度では受け止める
ことは愚か、受け流すことすら出来ない!
 爆煙があがった。


165 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 20:28:05 ID:gKHGc+rl
さあどうなる?支援!


166 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:29:55 ID:1fHOg9OM

 土煙の向こうに何かが居る。特徴的なざんばら頭、時代錯誤な着流し、そして鋭い眼光。ティトゥス

だ。
 まず、ハンマーヘッド側面を叩き僅かに軌道を逸らす。そして刃の上を滑らせることで、受け流す事

も出来ない筈の一撃を受け流した。二本の刀を犠牲にすることで。
 まずい! そう思った時には閃光がゆるやかな弧を描き、ヴィータの首に迫っていた。
 刃は毀れ、筋も伸びている。最早斬れる状態ではないが、それでもヴィータの首を刎ねるくらいは出

来るだろう。
 だが、それは甲高い金属音と共に別の刃に受け止められた。レヴァンティン、シグナムだ。


 シグナムがそれを目撃したのは、単なる偶然だった。
 ガジェットドローンを殲滅し、ホテル防衛に戻ろうとした途中でそれを見たのだ。グラーフアイゼンによる
一撃を外し、多大な隙を晒すヴィータを。
 敵であるサムライの刀が振るわれるより速く、シグナムは飛行。
 間一髪、サムライの剣閃を防ぐことが出来たのだ。もう一度やれ、といわれても出来るものではない、
それほど凄まじい速度だった。


 シグナムの参戦によって、形勢は逆転した。
 ヴィータ、シグナムによる同時二方向からの攻撃は、ティトゥスの技量を以ってしても反撃することは
出来なかった。あらゆる攻撃を受け流し、受け止める。
 全て受け止め、受け流している? まるで時間を稼いでるようなティトゥスに、ヴィータは疑問を感じた。
 ならばと、ティトゥス程の技量があれば必ず回避でき、そして必ず反撃可能なやたらと狙いの甘い攻撃を繰り出す。
 サムライはそれを弾き、逸らした。刀にダメージを負って。
 その一撃でヴィータは確信した。こいつはただの時間稼ぎだ、と。
「シグナム、こいつは無視だ! 本命は別に居る!」
 思念通話ですらないその言葉に、シグナムははっとする。気付いたのだ。目の前のサムライの目的に。
「してやられたかっ」
「『シャマル、はやてに連絡! 別働隊がいる! ……シャマル? シャマル!?』」
 シャマルに思念通話が通じない。ならばと、はやてへの通話を試みるが、そちらも繋がる気配が無い。
 ジャミングが掛けられてる形跡も無い。しかし現に通じない。
「その顔色、気付いたか。
 だが、今暫く時間を稼がせてもらおう。それが■■との契約故」
 ティトゥスの両手に新たな刀が出現する。
 それが第二ラウンド開始の合図だった。

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:30:26 ID:xBNu1adw
ティベリウスはまだかのぅ・・・
支援

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:34:12 ID:PZi+F8HS
ABRAHADA支援

169 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 20:34:31 ID:aSvNCKvk
それはいろんな意味でやばいぞ支援

170 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:34:58 ID:1fHOg9OM
 ヴィータ、シグナムとティトゥスが交戦した時刻、スバルたち三人はシャマルから指示されたポイントに到着していた。
 だが、其処には何も無かった。
 ガジェットドローンの姿すらない。ただ、地面に黒い影が落ちているのみ。
 辺りを見渡してみるが、影を作り出すものが何も無い。異常だ。
 その影を見た瞬間から、スバルの中にある何かが警鐘を鳴らす。そして、それは実に正しかった。
「エリオ、キャロ、下がって!」
 スバルが言うや否や、黒い影の水面が波打つ。
 溢れ出てきたのはガジェットドローンI型。その数五体。影からはそれ以上出てくることは無いようだが、影は消える事無く其処に佇んでいる。
「二人とも、援護お願い! あと、影に気をつけてね!」
「はいっ!」
 二人の返事は実に威勢のいいものだった。その言葉を聞いたスバルは全速力でガジェットに突っ込んでゆく。
 影が動く気配は無い。ならば今は目の前の脅威を一つ一つ片付けるだけだ。
 I型だけであれば、自分だけで何とでもなる。スバルはそう思っていた。だがそれは過ちだった。
 ナックルダスター発動。ウィングロードを全速力で走り、ガジェットドローンへリボルバーナックルを思い切り叩きつける。
 スバルの拳が装甲を破り、内部機構を引きちぎる。

『GYAアあ亜ア■ア吾アAhaaaaaぁぁァ■!!』

 ――いつもと手応えが違った。そして響く筈のない、ガジェットドローンの悲鳴。目の前の物体から発せられる強制的な思念通話。有り得ない、有ってはならない事態だった。
 ガジェットドローンが血を流していたのだ。
 引き抜いたリボルバーナックルの回転部分に付着しているのは、明らかに人の血液と神経、そして内臓。
 装甲が破れた箇所からとめどなく内臓、神経、脳が溢れ出している。
 三人の思考が停止した。

 ぱちぱちぱちぱち。突然響く場違いな拍手。
「スバルちゃん、童貞卒業ね。おめでと☆」
 影の中心に、緑色の奇怪な仮面を被った道化師が拍手をしながら立っていた。
 道化師は更に続ける。絶頂に達したかのように、全身を震わせながら。腐臭を撒き散らして。
「どう、さっきまで『生きてた』仲間を手にかけちゃった気分は? サイッコーでしょお☆ アタシだったらそれだけでイッちゃえるわよぉ!」
 ぽとり、流すものが何もなくなったガジェットドローン内部から最後に出てきたのは、血と肉の破片に塗れた認識票。
 ドラグノフ・ソゲキスキー三等空尉。それが中に押し込められていた人物だった。
「アタシたちアンチクロスの周りをコソコソ嗅ぎ回ってたのよ。ほんと、大した力も無い癖にねぇ」


 彼ら、捜査班実動部隊の末路は酸鼻を極めた。
 ある者は一瞬で細切れにされ、ある者は拳に叩き潰され、ある者は風に切り刻まれ、ある者は肉槍で刺し貫かれ、ある者は音波で血液を沸騰させられ、ある者は高熱の光に蒸発させられた。
 この時点で全滅したわけではない。まだ十人、生き残っていたのだ。生き残りのうち、一人だけはメッセンジャーボーイとして利用された。時間が来れば、体を内側から食らい尽くす蛆を組み込まれて。
 だが死ねた者は――とりわけ死体が残らなかったものは――ある意味幸せだっただろう。何故ならば、生き残った者は生きたまま脳髄、内臓を取り出され、ガジェットドローン内部に押し込められたからだ。
 しかも、死なぬように魔術を掛けられながら。精神も狂わぬように保護されながら……。
 つまりはティベリウスの言う通り、本当に『彼ら』は生きているのだ。人の姿を失い、人としての記憶も奪われ、痛覚以外の感覚を奪われて……。
 苦痛を受ける、そのためだけに『彼ら』は生かされている。目の前の魔術師によって。


「ほんと、オ☆ バ☆ カ☆ さ☆ ん☆ よねぇ!」
「うう゛っ」
 キャロが嘔吐と共に気絶したのを皮切りに、吐き気が伝播してゆく。エリオ、直接手を下したスバルも例外ではなく、その場に蹲り吐いた。
 スバルは顔を涙と洟と吐瀉物で汚しながらも、怨敵たる道化師睨み付ける。
「あらあら、そぉーんなに気に食わなかったの? 残念ねぇ。アタシの誠心誠意を込めたお持て成しだったの―――」
 その言葉にエリオの怒りが頂点に達した。
「この外道めぇっ!」『Speerangriff!』
 涙も洟も拭わず、道化師の言葉が終わらぬ内にソニックムーブで接近。ストラーダを忌まわしい男に対し突き刺す。
 しかし道化師を傷つけることは出来なかった。なぜならば――

『イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ……』

 ガジェットドローンが道化師の盾となったからだ。

171 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 20:36:53 ID:aSvNCKvk
存在自体がR18の人キタ――!支援

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:37:04 ID:PZi+F8HS
ロイガー&支援

173 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:38:17 ID:1fHOg9OM
 寸前で気付いたエリオがストラーダを無理矢理減速させ、逸らしたのが幸いした。刃は装甲を浅く裂く程度で済んでいた。
 それでもガジェットは痛がっていた。
 エリオは見た。切り裂かれた装甲の断面。そこに神経が通っているのを。
「さっすがアタシよねぇ! きーっちりアタシを護ってくれるわぁん! ほんっと素敵よぉ!」
 ティベリウスの周囲を護るガジェットドローン。『彼ら』はスバルたちを攻撃するでもなく、ただ飛び回るだけ。
 スバルが道化師にリボルバーシュートを打ち込もうとすれば、射線上にガジェットが割り込む。
 ならば、と接近して拳打を浴びせようとしてもガジェットは身を挺して庇うのだ。忌まわしき道化師を。
 最早、スバル達に打つ手は無かった。
「ああん、でも残念よねぇ。アタシが直接手を出すのはご法度なの。だぁかぁらぁ……」
 そう言って道化師は懐から何かを取り出す。
 鉄で作られた表紙に踊る、蚯蚓がのたくった様な字。墓地めいた屍臭――魔導書、
妖蛆の秘密(De Vermis Mysteriis)だった。
 ひとりでに表紙が開かれ、ぱらぱらとページが捲れる。
「んん〜、これね☆
 ――蛆(ワムス)
 ――蟲(マゴット)
 ――妖虫(ワーム)
 ――妖蛆(ウェルミス)!」
 力ある言葉が唱えられ、現実が書き換えられた。異変が起こる。
 先ず、思念通話が使えなくなった。道化師が結界らしき物を張ったのだ。
 そして。
 スバル達の眼前にある『死体』が蘇った。臓物と神経と血管、脳しかない状態で。
 つい先程まで新鮮だった『死体』にはびっしりと蛆がわき、既に道化師にも劣らぬ腐臭を発している。


 彼らのクライアント、つまり■■は道化師自身は手を出すな、と言ったが彼が使役するモノに対しては
何も言っていない。
 つまり……ティベリウス自身が手を出しさえしなければ、彼女たちを陵辱できるのだ。
 直接手段ではないため肉体的快楽を感じることは無いが、精神的に嬲る事でティベリウスは非常な快
感を得ることが出来るのだった。


 その『死体』は、緩慢きわまる動作で起き上がる。はらわたを足に見立てて。
 腕の代わりであろう血管と神経が、突如唸りを上げて三人の首、腕、足に絡み付いてきた。先程の緩
慢な動きが嘘に思えるほどの速さだった。
 弾力と有り得ぬ強靭さを併せ持った触腕は、スバルの怪力を以ってしても容易に切れるものではない。
 動きを完全に止められた。思念通話も断たれた。三人の目の前には四体のガジェット。そして最大の
脅威である、道化師。
 悔しかった。打つ手が無い事もそうだし、ガジェットの中に押し込められてる人を、助ける事が出来

ない。それが何よりも悔しかった。
 隣を見れば、キャロは未だに気絶したまま。エリオは悔し涙を流しながら、それでも尚憎悪を以って
仇敵を睨みつける。
 触腕を振りほどこうと力を込めるが、どれ程力を込めても、どれだけ魔力を込めても、この触腕は千
切れるどころか緩む気配すらない。打つ手は、無かった。悔しい。その感情だけが募り涙が流れる。
 首を絞める触腕に更なる力がこもる。ぐえっ、という蛙が潰れるような声と共に顎が上がった。その時、
確かにスバルは見た。
 視界は涙に、空は結界にぼやけていたが、確かに見えたのだ。灼熱色に輝く流れ星が。


174 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 20:41:25 ID:aSvNCKvk
ティベリウス本領発揮中支援

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:41:47 ID:PZi+F8HS
ルルイエ支援

176 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 20:44:09 ID:gKHGc+rl
・・今日から肉が食えない・・支援!

177 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:45:06 ID:1fHOg9OM
 時は少し遡る。
 ティアナはグリフィス・ロウランの許可を得て自主訓練に励んでいた。
 腐っていても仕方が無い、ならばせめて少しでも、ほんの少しでもあの子達に追いつこう、
そう考えての事だった。
 時刻は間もなく正午。そろそろ切り上げるかな? そう思った時、何かを感じた。それは所謂、
虫の知らせ、もしくは胸騒ぎと呼ばれる人間の持つ第六感。
 彼女は走った。状況を知るために。司令室へと。


 司令室は混乱の極みにあった。
 前線指揮を執っているはずのシャマルとも、そして部隊長であるはやてとも連絡が途絶えたのだ。
 グリフィスが周りの混乱を収めようとしているが上手くいっていない。
 そのため、ティアナが入ってきた事にすら誰も気付くことは無かった。

 大きくディスプレイに映る広域図を見てみる。
 するとこの混乱の原因が解った。
 ヴィータ、シグナム、ザフィーラを除く反応が全て消失(ロスト)していたからだ。

 愕然とした。
 スバルたちの反応も消えている。
 ――嘘だ、嘘だ……嘘だっ!!
 余りの現実に倒れそうになった時、何かが聞こえた。物理的な音ではない。思念だ。
 それは聞こえる筈の無い、スバルの思念。
 悔しい、と言う感情。思念通話を介しティアナに情報を送る。
 それは、まだスバルたちが健在であること。そして絶望的な状況にあるという事。
 しかし自分は無力だ。
 先ず、助けに行くにも手段が無い。ヴァイス陸曹のバイクを無断で拝借し、交通法規を無視して
走ったとしても1時間半以上確実に掛かる。
 それでは遅すぎる。もっと早く察知できていれば……ティアナは臍を噛んだ。

 その時だった。別の聲が聞こえてきた。
 何を言っているか全く解らない、理解不能の言語。
 それは次第に、不明瞭ながらも理解可能な言語へと変わってゆく。そして……。
 その言葉を聞いたと同時に、司令室を飛び出していた。
 その聲はこう言っていた――力を与えよう。と。

 ――我を求――

 ひたすらに廊下を走る。向かう先は自室。
 途切れ途切れに聞こえてくる、雑音が入る筈の無い雑音混じりの思念通話から、ティベリウスと戦う
スバルたちの劣勢が聞き取れる。それが更にティアナを焦らせていた。

 ――我を求めよ! さすれば――

 自室に近づけば近づくほど頭の中に響く声無き聲がどんどん大きくなり、はっきりと聞こえるようになる。

 ――我を求めよ! さすれば汝に力を与えよう!――

178 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 20:45:59 ID:gKHGc+rl
なになになにーーー!?支援!

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:46:54 ID:PZi+F8HS
マスター・オブ・ネクロノ巫女ン…支援

180 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 20:48:54 ID:aSvNCKvk
ティアナ覚醒支援

181 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:50:21 ID:1fHOg9OM
 到着した。目の前には扉。
 あとはこの扉を開けるだけだ。
 指が震える、足が竦む、口の中がからからに乾く、心臓が早鐘のように鳴る。
 この扉を開けてしまえば、きっともう後戻りは出来なくなる。自分が自分でなくなってしまう恐怖。
それは確かに恐怖だった。あの本に触れただけで気が狂ってしまった自分。破壊された自己。
犯され侵され冒された精神。あんな思いは二度としたくないと言うのが彼女の本音だ。
 しかし、それでも、彼女はもう亡くしたくなかった。
 友を、戦友を、親友を喪う恐怖に較べたらそんなもの、屁でもない!
 彼女は勢いよく扉を開けた。


 部屋の中は完全な異界と化していた。
 四角形の内角は明らかに360度を越えて存在し、直線は真っ直ぐに捩れ、平行線は垂直に
交わっている。そんな異常な部屋の中で唯一、それだけが正常な姿を保っていた。
 魔導書ネクロノミコン。
 異常しかない部屋の中で正常であると言うことは、何よりも異常であるという事なのだ。
 つまり、この異界を生み出したのは紛れも無くネクロノミコン。


 ティアナは異界と化した部屋へ躊躇無く飛び込む。
 僅か数メートルの距離が果てしなく遠い。走っているのに全く距離が縮まらない。既に彼女
の感覚にも異常を来たしているのだ。
 それでも尚、彼女は走る。魔導書に向かって。一直線に。
 どれ程の時間が経ったかも彼女には解らない。解る必要など無い、と狂った感覚が告げる。
 やがて永劫にも思える数秒の後、彼女は机の前にたどり着いた。肩を激しく上下させながら呼吸を整える。
 そして、魔導書を手に取る。
 瞬間、以前のように膨大な知識が彼女の中に流れ込んできた。
 忌まわしい、この上なく忌まわしい知識だった。
 しかし、今はその忌まわしい知識と力こそが必要なのだ。故に必死に抗う。
 激痛に苛まれる全身。軋みを上げる精神、折れそうになる意思。
 折れて堪るものかと、祈りにも似た気合を込めて唱える。
「我が名はティアナ・ランスター! 汝、ネクロノミコンの主なり!!
 接続、I am Providence! ネクロノミコン――起動せよ!」
 瞬間、魔導書の頁が解け、光と共にティアナの全身に纏わりついてゆく。あたかも彼女の存在を、別

の何かに書き換えるように……。
 それは以前のような埋め尽くすものではなく、バリアジャケットのように全身を覆ってゆくのだ。
 光の中心から顕れたのは漆黒のスーツを纏ったティアナ。術衣形態(マギウススタイル)――それが

その形態の名称。
 殆ど無くなっていた筈の魔力が戻っている。いや、それどころかつての最大値よりも爆発的に増加している。
 体の奥底から湧き上がる力と、溢れんばかりの魔力に思わず言葉が漏れた。
「す、凄い……これが魔導書の力……」
 本の頁を束ねたような翼を羽ばたかせてみる。すると体が浮くではないか。
 翔べる! そう確信した時、既に窓を突き破り外へと飛び出していた。
 しかし、遅い。確かに飛べるし、そこそこのスピードも出る。ヘリよりは速いだろう。
 それでもスバルたちを助けるには遅すぎるのだ。
 何か手段は無いものか? クロスミラージュにも手伝ってもらって術式を検索する。

182 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:53:02 ID:1fHOg9OM
――転移術式――
 ――該当あり。記述の7割以上消失(ロスト)。使用不能――
 ――その他の高速移動手段検索。該当あり――
 ――機神招喚――
 ――永劫(アイオーン)招喚による高速移動。使用可能。非推奨――


 他にも条件を変えて検索をかけるが、記述が消失しているなどで使用不能なものばかりだった。
 ならばこれを使うしかないという事か。
 ――やってやるとも。成功させて見せる。
 決意と覚悟を胸に彼女は唱える。神を喚び出す言葉を。そして術式を紡ぐ。

 ――思考疾走――
 一秒が千秒にも万秒にも引き伸ばされる。
 光すら捉えられそうになる錯覚。
 ――術式構築――
 幾億、幾京、幾垓にも及ぶ魔術文字と呪紋が意味を持つように並べ、それを複雑に組み合わせながら術式と成す。
 更に術式と呪紋を掛け合わせより複雑に、より強靭にしてゆく。最早、人には認識することすら出来ない領域にまで昇華させる。

 左手で印を結ぶ。薬指、中指、親指の順に折り曲げ、人差し指と小指は伸ばす。そして力ある言葉を唱える。
「無敵のヴーアの印に於いて、力を与えよ、力を与えよ。
 ――力を、与えよ!」
 やがてティアナの右手に鍛造されたのは一本の剣。歪な形をした曲刀、バルザイの偃月刀だ。
 偃月刀を握り精神を研ぎ澄ませ、魔力と昂ぶる魂を融合させ精錬精製する。

 ティアナが纏うネクロノミコンの一部が解け、無数の紙片となって空中で舞い踊る。
 それぞれの頁は、複雑な呪文や魔術文字を明滅させて二次元的魔法陣を作り上げてゆく。
 これから展開される術式は高位の魔導書のみが持つ最大の奥義、もしくは奇跡。機神招喚だった。

「げふっ……あ、あっ……がぁぁっ!!」
 吐血。体を、脳髄を駆け巡る術式に彼女の肉体が耐えられないのだ。
 それもその筈、今のティアナは駆け出しの即席(インスタント)もいい所。そんな低い位階の魔術師が鬼械神の招喚など、無謀でしかない。
 でも、それでも彼女は術式を紡ぐ。
 体はとっくに限界を超えている。膝はがくがくと笑い、偃月刀を持つ手にも力が入らない。
 ついには目、耳、汗腺からも血が噴き出す。既に全身は血塗れとなっていた。体中に焼鏝を突き刺されたような激痛が襲う。
 それでも何かに取り付かれたかのように、只管に術式を紡ぐ。喪いたくない、その一心で。祈りにも似た切実さを以って。

 そして完成しない筈の術式が――完成する。

「永劫(アイオーン)!
 時の歯車
 断罪(さばき)の刃
 久遠の果てより来たる虚無――
 永劫(アイオーン)!
 汝(なれ)より逃れ得るものは無く
 汝(な)が触れしものは死すらも死せん!」

 言霊と共に、今まで二次元的構成だった魔法陣が三次元的魔法陣となる。それは空間と次元と世界の有り方を変化、変容、変異させた。
 空間が爆ぜる。次元が砕ける。世界が弾ける。
 それは現実を侵食するマボロシ。マボロシでありながらも、圧倒的質量と確かな厚みを持った全長五十メートルに及ぶ神の模造品。
 それは罅割れた神像。
 それは片腕の欠けた刃金。
 それは不完全な闇色の機神。
 最強にして至高の魔導書と謳われたアル・アジフ。その写本、ネクロノミコンが鬼械神(デウスマキナ)アイオーンだった。

「凍てつく河より飛び立て、シャンタク!」
 鱗を幾重にも重ねたような翼がアイオーンの背中に顕れる。それは魔力のフレアを爆裂させ、重量五千トンを超える巨体を宙へと浮かべる。
 闇色の機神=ティアナは機体が赤熱化するほどの超高速で、青空へと飛翔した。その姿はまるで灼熱色の流れ星。
 流れ星が目指す先は、ホテル・アグスタ。

183 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 20:53:14 ID:aSvNCKvk
マギウススタイルイラスト化希望支援

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:53:32 ID:PZi+F8HS
ネームレス・支援

185 :なのはStS×デモベ:2007/08/30(木) 20:54:34 ID:1fHOg9OM
と、投下完了……支援して下さった皆様、マジサンクス!!!
今回の内容は超展開が過ぎるので……は、反応が怖いよう。



スバルがアホの子になりすぎたかも+タティアナさん死亡フラグ成立。
隊長さんたちは動かなかったではなく、動けなかったにしてみました。
ティベリウスのヤバイ科白と描写削ったら、2kbほど軽くなりました。
あとティトゥスには中田譲治(中の人)補正がかかっています。
ヴィータの見せ場無くなった畜生っ……!

ていうか、今回無駄に長いだけの気がするorz

186 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 21:00:15 ID:aSvNCKvk
>>なのはStS×デモベ氏
>スバルがアホの子になりすぎたかも+タティアナさん死亡フラグ成立
スバルは元から(ry
ティアナ死んじゃヤダー、でもそういうフラグをボキボキにしてくれると信じてるぜ
そして改めてGJ

187 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/30(木) 21:00:17 ID:uDKNZvLu
専門学校サボりすぎて進級がやばい俺、参上…ええ、わかってます。二番煎じは見苦しいだけですね
それはともかく、職人の皆様GJです

>>リリカルスクリーム氏
スタースクリーム…これは死にましたね…南無…
しかしここのクアットロは本編と違って悪党じゃなさそうなので一安心です

>>リリカルなのはBsts氏
シグナム…ダイノボットの事知ってるならコンボイ達に教えてやってくださいお願いします
…って、あれ?ランページが質量兵器使うのが前提になってる気が…

>>◆e4ZoADcJ/6氏
火事場のクソ力つ い に キ タ ァ ! オレンジ博士はこれで敗北確定…ですかね?
…しかしオレンジ博士…耐性低いですね…

>>魔装機神氏
例によって砂糖緑茶ですか…確かにリンディさんならテュッティとも仲良くできそうですね…
予告から察するに…次回あの人の復活ですかね?

>>真祖の人氏
管理局は命知らずですね…真祖の人氏の前作であれだけやられて懲りないとは…
…ん?だったら幻想郷のトンデモ相手に勝った初代リインはさらに凄いってことじゃ…

>>なのはStS×デモベ氏
ティベリウスとは…なんというヤバイ存在を…
ってアイオーン!?とりあえず、頑張れティアナ!死亡フラグなんか跳ね除けろ!

>>56
シザースサバイブ…ああ、これですか…
つ【ttp://www.imgup.org/iup443394.jp】

188 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/30(木) 21:05:50 ID:uDKNZvLu
シザースサバイブのアドレス間違った…orz

ttp://www.imgup.org/iup443394.jpg

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:05:56 ID:PZi+F8HS
GJ!
キャロはティベリウスがトラウマにならなければ良いのだが…
そしてありそうでなかったスーパーティアナタイムかと思いきや
「死亡フラグ」とな!?

…救済措置は…あるのかな? かな?

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:07:38 ID:xBNu1adw
GJ!!もうリリカルな世界じゃ支えきれないくらいの外道ぷりッ!!
さすがアンチクロスのティベリウス!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!
そこにシビれる!!あこがれるゥ!!
スカ博士と西博士の合作とかも見たいぜ。ナンバーズの火力が上がる代わりに
頭悪くなりそうだけど・・・。

191 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 21:10:22 ID:gKHGc+rl
GJ!死ぬなティアナ!負けるなティアナ!ゲッターの力を信じるんだ!!

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:18:52 ID:kJWF8isj
GJ デモンベイン世界は何でも気合しだいだああああ
フラグを気合で叩き折るのだ

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:25:25 ID:kIa73D/E
>>185
GJ!
だがしかし、ちょwアイオーンてwwww
こいつの動力は乗り手の魂じゃないっすかwwww
はてさてタティアナサンはエドガーやアズラッドの領域に辿り着けるのかな?

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:31:06 ID:YhmsxfSA
>>ティベリウスのヤバイ科白と描写削ったら、2kbほど軽くなりました。
むしろ削らない方向で!でも実にディべりウスっぽいですよ。
ってアイオーン!?ただでさえインスタントなのにアルハザードのランプがあ!
続きめっちゃ楽しみにしてます!

195 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/30(木) 21:34:03 ID:KX4bbeDg
>>185
GJ!
……しかし、デモンベインと聞いて古橋版(というか『軍神強襲』)しか知らん自分はどうなんだろう……
呪弾を圧唱圧唱圧唱圧唱圧唱圧唱圧唱圧唱圧唱圧唱、とか言い出しかねんあのノリ。
それはそうと、イタクァとクトゥグァ使えるようになるやも知れんのか……クロミラリストラの危機!?

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:34:26 ID:kJWF8isj
根本的にデモンベイン以外は使えば使うだけやばくなるのがデウスマキナ

デモンベインだけが人間が無限に戦う為のもの

197 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/30(木) 21:35:57 ID:Xiu8npvc
>>なのはStS×デモベ氏
GJ!
デモンべインやった事無いんですけどティベリウスエグイっす…。
>>◆e4ZoADcJ/6氏
GJ!
いよいよ火事場のクソ力来ましたね。

>>187クアットロ含めナンバーズのああいった性格は先天的な物でも在るだろうけど
基本はドクターとの生活で染み付いた後天的な物だという解釈なので
自分の作品のナンバーズは基本的には本編よりも少し性格いいです。
ただしそのぶん現在スーパースタースクリーム達によって製作中の
TFの方のナンバーズは本編そのまんまの性格にするつもりですが。




198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:40:20 ID:HLEmEgg1
>>193
エドガーはともかく、アズラッドはそれで死んでる! 死んでるからッ! たどり着いちゃらめぇwww

まあでも、九朗にしてもエドガーにしても即席魔術師だし。なんとかだましだましやっていけるんじゃないかなあ。
最終的にアルハザードのランプに魂燃やし尽くされて死ぬがな。

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:48:06 ID:xBNu1adw
クロスミラージュがリストラだって?
逆に考えるんだ・・・今のタティアナサンだとイタクァとクトゥグァ使いこなせないから
デチューンしてクロスミラージュ・イタクァ&クロスミラージュ・クトゥグァになると。
でも名前が長いからクロスミラージュの部分は略だぜ。

200 : ◆v8WgPpvslE :2007/08/30(木) 21:50:39 ID:aSvNCKvk
C・イタクァ&C・クトゥグァ

もちろんCはクロスミラージュのC
決してクトゥルじゃないよw

201 :リリカル.exe:2007/08/30(木) 21:51:58 ID:EK3pl+53
唯一の「人のための」デウスマキナという触れ込みですからね。
・・・シスコン勇者王こと草履電話は出ないのかなぁ。

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:54:11 ID:vY1kKmAg
>188
もう消えてます……

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:58:08 ID:kIa73D/E
>>185
GJ!
でも死亡フラグどころか死への片道切符じゃねえかwww
例えるならYF−21でリミッター解除してゴーストX9に特攻するのと同じ。

204 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/30(木) 22:01:01 ID:uDKNZvLu
>>202
あ、本当だ…というわけで、誰も望まぬ再うp
ttp://www.imgup.org/iup453219.jpg
…はい、すいません、自重します

205 :リリカル.exe:2007/08/30(木) 22:03:46 ID:EK3pl+53
こんなもんスーツアクターが泣くんじゃないでしょうか。

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:08:34 ID:BBPdYc0b
原作のイタクァとクトゥグァは、暴君から受け取った魔銃にイタクァとクトゥグァの名前と付けて、それからイタクァとクトゥグァの力を打ち出していましたので
クロスミラージュでイタクァとクトゥグァの力を使っても問題はないかと

207 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/30(木) 22:08:35 ID:KX4bbeDg
>>199
そういえば、
銃部分→『魔刃鍛造』の変形
炎と氷の力→別のもの
だから、別にクロミラでもイタクァ&クトゥグァみたいな攻撃は撃てる?

>>205
オールCGなら問題無し!
……逆に難しいか。スーツ部分が。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:10:52 ID:xBNu1adw
死角が多いですねw
腕がぜんぜん動かなそうだし。得意技が突進とかになりそう。

209 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/30(木) 22:14:14 ID:KX4bbeDg
くあ、一秒差で被るとかどんだけー
……そう言えば、『ケイオス・ヘキサ』を知っている方は居られるんでしょーか?

スレイマンは確実に六課に入った後で裏切るよなあ……大惨事になるぞ。

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:18:04 ID:CZcTAFq/
暴君の魔銃だから、普通にクトゥグアとイタクァを制御できたけど
まあ同時召喚したときに、アルが驚いていたから
魔銃でも危険みたいなのに、クロスミラージュにそんな力あるかな?

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:22:53 ID:xBNu1adw
>>209
スイマセン知りません・・・。
シルバー兄さんが早くみたいです・・・サイソクジャナイデスヨ。


212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:23:53 ID:kIa73D/E
>>209
なんというブラックロッド…

213 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/30(木) 22:40:56 ID:Xiu8npvc
>>204
これってメガレンジャーVSカーレンジャーに出てきたカニネジラーじゃないすかw

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:01:52 ID:31x5Epu1
>>209
> スレイマンは確実に六課に入った後で裏切るよなあ……大惨事になるぞ。
ゾンビボムで管理局全滅確定。大惨事ってレベルじゃないw

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:03:48 ID:hsCYo1+v
>>209
ラノベ史上最狂最悪のトリックスターだからな〜>スレイマン
管理局職員のほとんどが素敵に愉快に笑い死してしまう。

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:10:32 ID:xBNu1adw
スレイマンってそんなにやばい人なの?

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:12:37 ID:YhmsxfSA
> スレイマンは確実に六課に入った後で裏切るよなあ……大惨事になるぞ
裏切るってレベルじゃねえぞ!あいつなら正面から潰すだろ。
「願いを言え、どんな願いでも三つだけ叶えてやる」「願いは三つ!殺せ!殺せ!殺せだ!」

218 :マスカレード:2007/08/30(木) 23:13:04 ID:nImKgJeR
職人の皆様GJです!

アンケートの方は皆さんの意見を参考にさせて貰いますね
期待しないで待っていて貰えると幸いです
まあサバイブなんてかーなーり、先の話でしょうけど……

>>204
こんなシザース嫌だ……(ノДT)アウゥ
シザース好きなのに……(笑)

王蛇サバイブって知ってる人あんまりいないんですかね?

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:22:09 ID:l5ekM2+y
>>217
グウさんに協力した後いきなり裏切って「俺が正義の味方だとでも思ったか!?」とか言ってたが……
とにかく行動が読めないのが特徴だからな……『豚顔司祭』とかww


220 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/30(木) 23:24:19 ID:gbfUqe7D
一文字編Bパート完成!
投下…と行きたいけど予定があるので今日は止めときます(皆さんお許しを…)
それと一文字編は最初の一話だけで終わらせようと思ったのですがキリが悪いのでやっぱり二話完結にします。
リリカル分はもう少しお待ちを…(本当に申し訳ありません)

しかし、時たま「俺伏線はりすぎかな?」とか思うことがあります。
「俺が生きているうちに完結できるのだろうか?」とか心配になるッス…
まぁ、あきらめるつもりは毛頭ありませんけど。
これからも応援よろしくお願いします。

それと、昨日の仰天ニュースに、本郷猛役・藤岡弘氏、風見志郎役・宮内洋氏、神敬介役・速水亮氏が出ていましたね。
アクションをやってくれた上に変身ポーズまで…本当にかっこよかったです。
昭和ライダーを知らない人達にもかっこよさが伝わったと思いましたよ。
僕の作品でも早く彼らを活躍させたいです…
ストライカーズ終わってから本編飛ばして後日談書いてもいいなら早く出せますけど(笑)流石に今更無理ですので…
はぁ、ストライカーズ終わるまで書かなければ良かったかな?
まさかここまで大変な作品になるとは思わなかった…

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:25:57 ID:PZi+F8HS
>>218
ユナイトベントでドラグレッダーを合体鏡獣に巻き込んだやつでしたっけ?
ホビージャパンで連載してたシリーズの

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:26:38 ID:YhmsxfSA
スレイマンなら念話に致死性ウイルス仕込んで全方位全チャンネルに送信とかもしそう。


223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:26:54 ID:hsCYo1+v
>>216
鬼畜で狂人で快楽主義の大量殺人鬼な超一流の魔導師。
命の恩人をノリで四肢切断して人間呪術爆弾にした挙句、広場に放置して無関係の住人を呪殺しまくったりする。
しかもメチャクチャ強くて、頭も切れて、頭が切れてて、恐ろしくタフで執念深いという物凄くはた迷惑なキャラ。
スレイマンと同じ空気を吸っている、というだけで死亡フラグ。

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 23:34:40 ID:8EqwasWa
>>73 マスカレード氏
なるほど、響鬼は出ないのですね。

>>148 リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
斬鬼さんが生きてる!!
こんなに嬉しいことは無い!!!

あきらは憎しみでは鬼になれないことを示すためのキャラだったように思います。
確かに序盤のころから憎しみから鬼を目指してる描写はあったし、鬼の弟子を辞める展開は自然と言えば自然ですね。
ただ、そのことに気づき慈愛の心から真の鬼になる、なんて展開になると思ってました。
でなければあんなに長いこと出張ってるのはおかしいというか、キャラを作り上げてきた時間がもったいない。

京介(名前思い出したっ!)については序盤の印象最悪で、あれが改心(?)するって展開は考えられなかったな…
逆に京介は自分の私怨みたいなものでは鬼になれないって悟り、鬼になるのを辞めるために出てきたキャラだと思ってました。

結果的にあきらと京介の展開は私の予想とはまったく逆になってしましましたけど。
京介の性格が以前と180度変わっているようであれば受け入れられるかなぁ…
けど、1年ばかしで人間中身が変わるというのも変かなぁ……


225 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/30(木) 23:45:12 ID:gbfUqe7D
>>224
ザンキさんの死は無駄だと僕も思いましたからね。
ただザンキさんが生きていた場合トドロキがちゃんと巣立てるのかどうかが心配です…(予定変更は…したくはないけどなぁ…)

京介はほんと僕も嫌いでしたよ。
でもまぁこいつがいなきゃ明日夢はほんと何も出来ないままだったから良く考えると憎めないんですよね。

しかし高寺が予定通り八話で明日夢弟子入りさせてたら響鬼はどんな展開になったんだろ?

226 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/31(金) 00:03:05 ID:4MG0sZVW
意外と有名だなあ、ケイオスヘキサ……流石は古橋。
……ブラックロッドとブラッドジャケット未読ですけどね自分。古本屋でしか手に入らんラノベがあるとは……

>>225
自分ならとりあえず、
あっという間に鬼になれるようになった明日夢

調子乗って手痛い敗北(響鬼さんに庇われるとかのオプションも)

人間として成長
ですかね。ベタですけど。

それはそうと投下行きます。
今回はまあ、話があんまり進みません。完全に繋ぎです。

227 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/31(金) 00:04:19 ID:4MG0sZVW


「……お、やっと来たか」

大量のデスクが並ぶオフィス。
そこでティアナ達を待ち受けていたのは、紅い髪を三つ編みに括った少女だった。

「遅れてすいません!」
「シグナムから話は聞いてる……と、エリオはどーした?」
「ええと、その……」



「じゃあ、私たちはこれで。行くわよスバル、キャロも」
「……あの、僕は?」
「おまえは私とだ。逃げるな」
「僕にも書類が―――」
「何、五分とかからん―――加減はしてやる覚悟しろ」

絶叫。



「……とまあ、こういうことがありまして」
「何やってんだアイツ……まあ、エリオが来たら少し手伝ってやれ」
「了解しましたー」

三人がそれぞれの席に着き、端末を起動しディスプレイを展開する。
それらには書類などの文書ファイルが表示されているが、自分のそれには無数のインジケータと多アングルの動画が表示されている。
余剰スペースに表示された発注書などを処理しつつ、動画の内容を頭に入れていく。

……『予習』はしっかりしとかねーとな……



「感熱、電磁系のセンサが焼き切れました……高かったのに……」
「……何か分かったことは?」
「魔力反応は完全にゼロ……あの威力で純粋物理砲撃ですよ、信じられない。
 詳しい原理は分かりませんけど、私の知識に類似兵器はありません」
「AMFが効かないのも当然、か」

管制塔に立つシャーリーとなのはは、先程の模擬戦のデータを処理していた。
サーチャーからの映像とデータを編集し、順次送信していく。送信先はヴィータのデスクだ。
男が行った最小動作での連続回避を編集しつつ、

「にしても凄かったですねー」
「そうだねえ……ちょっと真似できないなあ。あれは」

する必要もないけどね、と続け、自分が受け持つ分の最後の入力を終える。


228 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/31(金) 00:05:20 ID:4MG0sZVW

「さあて、私もアップしとかないと」
「シミュレータの使用申請は出してます。設定は?」
「パターンCの市街地、エネミーは合計戦力値で1200前後」
「編制、戦術の詳細と勝利条件は?」
「戦術はBC36O……『基本戦術・市街地・多対一・敵機撃墜のみ』に六番の乱数を追加。
 配置と編制は八割までデフォルトで残りを乱数決定。勝利条件は、互いに敵戦力の殲滅」
「了解しましたー……って、大丈夫なんですか?
 乱数かなり強くありません? イレギュラー増えますよ?」
「今回はそうじゃないとアップにならないし……
 三分後に開始お願い。カウントは十秒前からね……行くよ、レイジングハート」
『Yes,my muster』

桜色の輝きが、市街地へと組みかえられたフィールドの中央へと飛翔。
曲芸飛行を繰り返し、高速機動戦へと身体を慣らしていく。
三分近くそれを続け着地した途端、シャーリーの声が響く。

「カウント開始します。9、8、7……」

周囲に次々と浮かび上がる無数の影。
巨大な球形や楕円形、空を舞う三角錐―――ガジェットドローン。

「……6、5、4……」

オートスフィア―――自動制御の浮遊、自走銃座が無数、銃口を覗かせる。

「……3、2、1……」

その全てに青い光が蓄積され―――

「―――Zero!」

放たれた。土煙がもうもうと舞い上がる。
そして、それを裂いて現れた、二十を数える桜色の誘導魔弾。

―――戦力査定試験まで、あと三時間強。



「……ということで、我々魔導師がリンカーコアという器官によって精製、体内に蓄積する魔力が、魔法の動力源となるわけだ」

講習室―――机/椅子に座る自分/端末から呼び出したテキストエディタにメモを取る。
教壇に立つシグナム二等空尉/ノンフレームの伊達眼鏡/縦横二メートルのディスプレイ×二に資料を表示/説明。

「剣や槍……デバイスとやらは、外部接続式の増幅装置か?」
「力に方向性を与えるための制御装置……砲身だ。
 一応、白兵戦用の武器も兼ねているが、多くの部隊では近接戦闘を想定しない長杖が主流だな。
 AIによって自立稼働するインテリジェントデバイスと、データベースに徹するストレージデバイスに大別される。
 状況判断に処理速度を割く分、ストレージの方が確実かつ高速な発動が可能だが、発動タイミング等は術者頼りだ。
 魔法を制御する補佐も、ごくごく単純なもの以外は不可能……コストは遥かに低いのだがな」
「あの空薬莢は何だ?」
「カートリッジ……予め魔力を圧縮しておいた弾丸を開放することによって、魔力の不足を補うシステムだ。
 魔力蓄積能力において劣るベルカの民が生み出した……必要は発明の母、ということだな。
 汎用性を捨て、ミドルレンジからクロスレンジでの対人戦闘と一撃の威力に特化したベルカ式の魔法と相性が良い。
 おまえが闘った魔導師……スバルと私はその形式だ。エリオもだな」
「……モンディアル三等陸士は大丈夫なのか? 鳩尾に一発いいのが入っていたが」
「少し、考える所があってな。完全に敗北した経験のないエリオには良い薬だ」

229 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/31(金) 00:07:22 ID:4MG0sZVW

記憶―――自分/ギャローズ・ベルでの敗北/闇の中で得たもの/自由意志を持つ存在であるという自己認識。
記録―――オリジナル達/敗北/挫折を繰り返す度に、新しい強さを得て進んでくる。

「自分の弱さを自覚する、か……」
「そういうことだ……と、話が逸れたな。
 ベルカ式と二分するのがミッド式だが、こちらは汎用性重視……戦闘においてはロングレンジからミドルレンジでの射撃・砲撃戦を主とし、搦め手も多数ある。
 闘う際には注意しておけ……忘れるなよ」

妙な含み/笑み/警告―――記憶の隅に留めておく。
講義内容―――魔法の基礎動作原理/戦術利用について/基本的な部隊編制について/運用に関する法律について/etc。
試験についての質問―――ミッション形式の模擬戦だという返答。詳細は直前に伝えるとのこと。
時計/十一時―――残り二時間。



十二時二十分。午前の分の書類を片付けた四人は、食堂へと向かう通路を歩いていく。

「うう、まだ鳩尾が痛い。吐くかと思った……食事はパスで」
「エリオ君、大丈夫……?」
「湿布、結構匂ってるね。八箇所だっけ?」
「……で、シグナムさん相手にどれだけ持ったの?」

ティアナの問いに、エリオは右手の指を一本二本と上げていき、四本で止めた。

「四分? 三十分ぐらい遅れてきたのに?
 それはそうと、副隊長と一対一でそれなら上出来じゃない」
「いえ、四秒です。最初の一発……首狙いのは何とか防いだんですけど、後はもう何がなんだか。
 で、最後に後ろ回し蹴りが鳩尾に入って吹っ飛ばされて、気付いたら医務室でベッドの上でした」
「……四秒?」
「逃げる暇もないわね……」

はあ、と四人揃って溜息を吐く。

「あたし達は、まだまだ弱いんだろうね……」
「ですねえ……と、アレックスさんの試験、十三時からですよね。丁度昼休みですし、見に行きませんか?」
「いいわね。特にやることもないし……スバルとエリオは?」
「賛成ー」
「じゃあ、僕が許可貰ってきますね」

―――あと、四十分。



230 :ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/31(金) 00:10:54 ID:4MG0sZVW


最後の一体、狙撃用の大型オートスフィアが、魔力弾で滅多刺しにされ爆発四散した。

「第十五セット……終了っ!」
「タイム、八分十七秒……順調に縮まってますね。リザルトの詳細を出しますか?」
「後で纏めて見るよ。ヴィータ副隊長は?」
「さっき連絡がありました。そろそろ仕事が終わるから―――」
「もう来た……なのは、幾ら何でも準備運動に気合入れすぎだ。公開試合じゃねえんだぞ?」
「まあ、それもそうなんだけど……避け損なったら痛そうなんだよねえ」
「推定温度で一万度超過の物理砲撃なんか、あたしらの防御は想定してねえからなあ……」
「バリアジャケットの処理書き換えで輻射熱は防げるようにしましたけど、直撃したら死ねますねー」
「頑張って避けるしかないね……ヴィータちゃん、準備運動は?」
「いらねえ、なるべく昔の通りの感覚で闘いてぇからな」

現在時刻、十二時三十分。
試験開始は、刻々と近付いていた。




投下終了です。
……ちょっと、書きたい作品(キャラ)とか晒してみます。
・マルドゥック・ヴェロシティ
・蒼穹のファフナー
・円環少女
・されど罪人は竜と踊る
・レジンキャストミルク
・ルナティックムーン
・ムシウタ
・ウィザーズブレイン
・終わりのクロニクル
・都市シリーズ
・言峰綺礼@Fate
……マイナーだなあ。

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:25:02 ID:tt/3X6Oc
GJ!

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:32:22 ID:dFuLQPT1
>>230
シルバー氏 GJ!
個人的には今の連載に集中してほしいっす。フルメタクロスと並んで、
楽しみにしている作品なので。
でも綺礼inなのは世界という発送は凄いな。
フェイトやティアナの心の傷を嬉しそうに切開する姿が目に浮かぶw

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:35:28 ID:ji4ZInjV
GJ!
これはまた続きの気になる引きだw
って2対1!?
流石にやばいんじゃないのかシルバー兄さん…

書きたい作品リストですが、
知名度、というか今現在の食いつきのよさだったら、
言峰、ムシウタってとこですかね。

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:41:35 ID:cfezrPDo
GJ

自分も終わクロのクロスを考えたことがありますが、相性が
フェイトなんか2ndの名称概念を展開されたらどうしようもないですし
名前の意味が「破滅の運命」や「死」「不幸」を表しますから。

でも、あの都市世界だと、なのはさんより凄いのも結構いるな

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:42:06 ID:03jtaExp
>>◆e4ZoADcJ/6氏

パワーはあっても格闘技に関してはド素人なんすねスカ博士w そんなんで
超人相手に張り合おうなんて無謀過ぎw つーか相手がヘタレの万太郎では
なく悪行超人だったら悲惨な目にあってるなw

>>響鬼関連

京介に関しては、ああいうキャラを出すのならちゃんと劇中で人間的成長を
遂げさせてあげたかったと思いますね。使い方次第では面白い展開に持って
行けたと思うので、勿体無いと思わずにいられない。中の人繋がりつーか、
デネブのように彼の尖がったとこを中和する存在がいれば良かったかも。


236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:42:30 ID:AVuVeZkO
GJです!
個人的には終わクロかされ竜のクロスを見てみたい。
なぜか6課に拾われる僕らの癒し系マスコット・草の獣とか

>推定温度で一万度超過の物理砲撃〜
なのはとかユーノでもキツイだろうなぁ>ぶりゅーなくのやり

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:47:09 ID:mLYLLn3e
>>224
京介は性格に多々問題はあるけど私怨はないっていうある種特異なキャラで
まあ過程は大事にするけど目的がはっきりしない明日夢に対応する
目的がはっきりしてるけど過程を疎かにするというキャラですからね。
最終話時点ではお互いの短所長所を学んでだいぶまともな性格になっていると思いますよ。

ただ生来の性格が全て直るとは思えないので魔化魍を効率的に倒すけど
装備の損耗率が高くておやっさんに怒られているのが目に浮かぶw

>>225
先に言ったように明日夢は目的がはっきりしない子なんで
トドロキ以上に巣立ちに問題を抱えてそこでドラマを展開したんじゃないでしょうかね?

>>230
ラノベだと思われるのはほぼわかりません…
ただ川上作品は色々な意味で濃かったような気がw

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:48:03 ID:zrCbG6S4
>>230
すげえ趣味が合うなあ。
それはさておきブラックロッドなら漫画版もあったよね。ガンボーズが
見るからにアメリカ海兵隊な坊さんで笑った「HAーRAーHAーRAーHARAGYAーTEー!」


239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 00:58:18 ID:AVuVeZkO
>>238
ヴァージニアのドタ靴がめっさ可愛かった>漫画版ブラックロッド

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 01:04:40 ID:bRHEx0gJ
烈斬氏作のゲームに出てくるMr.X-Faill(スペル違うかも)をリリカル世界に放り込む妄想をした…

あまりの違和感のなさに恐怖…

241 :フェイト・T・ハラオウンの悪夢:2007/08/31(金) 01:44:30 ID:n3AA2iLZ
>>ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI氏、GJです。
流石にマーボー神父はやば過ぎる……
絶対にフェイトの傷を立ち直れなくなるくらいに抉るだろうし……

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 03:21:20 ID:mfKRPlGo
>>>>ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI氏
GJ!
しかしどれもこれも濃い作品だなwwwww
ところで川上作品とクロスしたら当然

エ  ロ  シ  ー  ン  増  え  ま  す  よ  ね  ?(マテ

ああ、楽しみだなぁ……。

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 03:40:22 ID:9CphoDVs
マッドハッター完全開放に今からwktk

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 05:57:32 ID:rU1+EJ4h
帽子屋完全体なんてことになったら兄さん撃ち放題wwwww

245 :なのはStS×デモベ:2007/08/31(金) 06:34:39 ID:dszY+5wH
うひょー!
朝からいいモン読ませてもらいました。

嗚呼、エリオ君哀れ!
ていうか、なのは&ヴィータが相手ですか、流石にきついんじゃぁw

246 :なのはStS×デモベ:2007/08/31(金) 06:37:35 ID:dszY+5wH
ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI氏

しまった、GJをしていなかった!

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 08:38:29 ID:aFfAvhTl
GJ!
これは完全体来るか!?それとかシルバー兄さんが超音速機動を習得!?
>>236
フィールド系防御は必須すね、あとイオン対策も。

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 10:04:05 ID:rDC005Xm
>>146
遅レスだけどGJ
まさか花映塚形式で来るとは…。追加パッチが欲しいくなるなあ。

ていうかアレかね、やっぱり東方分かる人って少ないのか?

249 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 11:08:53 ID:tGngKw2W
>>230

GJです!

書きたい作品すか…。
自分の場合はあんまし無いけどあえてあげるとすれば

・ウルトラマンダイナ
・鬼武者の1から3までのシリーズ
・激走戦隊カーレンジャー
・劇場版仮面ライダー555
こんなとこですかね。
う〜んあからさまに厨臭いチョイスだ…。

250 :正義超人リリカル万太郎 23 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/31(金) 11:22:47 ID:1vqowuLp
『あーっと万太郎が光の矢と化したー!』
「うわぁぁぁぁ来るなぁぁぁぁぁ!!」
火事場のクソ力のオーラを纏いながら矢の様に突っ込んでくる万太郎に
恐れをなしたスカリエッティは思わず背を向けて逃げようとした。だが…次の瞬間
万太郎の顔面がスカリエッティの背を直撃し、さらに両腕をクラッチされていた。
「マッスル…ミレニアム!!」
「ギャウ!!」
『出たぁぁ! 万太郎のマッスルミレニアムが炸裂だー!』
万太郎の開発した必殺技の一つ。「マッスルミレニアム」ロープの反動を利用して
相手を反対側のロープに叩き付けて顔面と脚にダメージを与える恐ろしい技である。
だが、何百メートルにも渡って伸びたロープの反動と万太郎の火事場のクソ力によって
増幅された突撃のエネルギーは半端な物では無く、スカリエッティを押し付けたまま
ロープを突き破り、そのまま天高く上昇して行ったでは無いか。
『あっとロープを突き破っても万太郎は止まらないー! さらにどんどん上昇して行くぞー!』
『あーっとあの体勢はー!』
万太郎はスカリエッティの首を自らの肩に、両脚を両腕でクラッチさせていた。
これはキン肉バスターの体勢。しかしただのキン肉バスターでは無い。
スカリエッティの体勢が前後逆になっているのである。
『あれはターンオーバーキン肉バスターの体勢だー!』
『ですがまだまだ上昇して行きますよー! それに万太郎とスカリエッティの上下が逆です!』
そう、普通のバスターは受け手が上にいる状態で放つ技なのだが、万太郎が
上にいる状態のままターンオーバーキン肉バスターの体勢を取りつつなおも上昇して行く。
「火事場の…逆噴射―――――!!」
「うそ! まだ上昇して行くの!?」
「一体何処まで昇って行くつもりなんや万太郎君は…。」
既に万太郎とスカリエッティの姿は聖王のゆりかご遥か上空に達し、肉眼では見えなくなっていた。
『万太郎! スカリエッティをターンオーバーキン肉バスターの体勢で抱えたまま
大気圏を離脱したぞー!』
「ええええええええええ!?」
これには誰もがビビッた。だが、超人は生身で大気圏離脱しても平気だから無問題。
(そのくせ水では溺れてしまうけど)
『だがまだまだどんどん上昇して行くぞー! 一体何処まで行くつもりだー!?』
『あ! あれは月です! 月に行くつもりです!』
万太郎がターンオーバーキン肉バスターの体勢で向かっている先は月だった。
そして…ついに二人が月の地表に到達し…
「ネオターンオーバーキン肉バスタ―――――!!」
「うがぁぁぁ!!」
キン肉バスターは数字の9と6の技である。9を引っくり返せば6になる様に、
キン肉バスターも引っくり返せば受けてと掛け手が逆転する。
それによってキン肉スグルはバッファローマンに、万太郎はスカーフェイスに
キン肉バスターをそれぞれ破られたのだが、スグルは破られた後でさらに上昇する事で
天井に対してバスターを行うネオキン肉バスターを編み出していた。
万太郎はそのネオキン肉バスターをターンオーバーキン肉バスターの状態で放ったのだ。
月との衝突の衝撃によってスカリエッティの首、背骨、胸骨、左右の大腿骨の
五箇所が同時にダメージを受けた。しかしまだまだ万太郎は止まらない。
『あーっと万太郎はスカリエッティを掴んだまま月の引力圏を離脱!
ミッドチルダに帰って来るぞー!』
『ああああっとあの体勢はー! キン肉ドライバーの体勢ですよー!』

251 :正義超人リリカル万太郎 24 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/31(金) 11:24:04 ID:1vqowuLp
万太郎はキン肉ドライバーの体勢のまま大気圏に突入した。これも超人は何故か平気だから無問題。
そしてキン肉ドライバーとはただのパイルドライバーと違い、相手の腕に
自らの脚を引っ掛けた状態で放つ為に頭のみならず腕にもダメージがかかる大技。
これでキン肉スグルは悪魔将軍をはじめとする数々の強敵を倒して来た。
「くそぉぉぉぉ!! 何をしているかガジェットども!! 私を助けんかぁぁ!!」
スカリエッティが叫ぶと共に待機状態になっていたガジェットが一斉発進。
万太郎を止める為に急上昇した。
『あーっとスカリエッティが反則を犯したー!』
『1対1のシングルマッチでこれはダメですよー!』
「反則を犯したなスカリエッティ! でも…そんな物に僕は負けないよぉぉぉ!!」
万太郎はキン肉ドライバーの体勢のまま落下を続ける。その音速を遥かに超えたスピードと
火事場のクソ力から来る強烈なオーラは多数のガジェットを持ってしても止められない。
むしろ逆に衝撃波によって破壊されてしまった。
『あああっと万太郎凄い! ガジェットを物ともしないぞー!』
「行くよぉ! キン肉…ドライバ―――!!」
「ぎゅわあぁぁ!!」
万太郎はキン肉ドライバーでスカリエッティの頭部を聖王のゆりかご特設リング中央に
打ち付けた。だがそれだけに終わらない。なんと余りの威力にリングを突き破り、
聖王のゆりかごの甲板さえ貫通していたのである。
『なんと万太郎のキン肉ドライバーの威力は聖王のゆりかごの甲板さえ貫いたー!
だがまだまだ止まらない! どんどん貫いていく貫いていく貫いていくー!』
万太郎はキン肉ドライバーを仕掛けたまま聖王のゆりかご内部の隔壁を次々に
ぶち抜きながら落下していく。その上落下速度は落ちる事は無く、逆に上がっているのである。
『万太郎! 完全に聖王のゆりかごを貫通したー!』
『ああああ! あの体勢はー!』
聖王のゆりかごの艦底から出て来た万太郎の体勢は先程とは違っていた。
体勢としてはキン肉バスターと同じ物なのだが…そこからが違っていた。
「う…うおおおおお〜っな…なんだ〜っ…。く…苦しい…か…体がちぎれそうだ〜…。」
スカリエッティの顔面が歪んだ。まるで上に対するGに顔が持ち上げられている様な…
だがそれだけでは無い…
「オギャアアアアアア!!」
『あーっとまるで強風を受けたヨットの帆が反り返る様にスカリエッティの胴体が
逆方向に反り返ったー!』
『これは完璧に背骨が折れましたねー!』
さらに万太郎は自らの両脚でスカリエッティの両腕を挟み込んでクラッチ。
その勢いのまま物凄い勢いで地表へ落下するのである。
「マッスル…グラヴィディ―――――――――!!」
『出たぁぁぁぁぁ!! 万太郎のスペシャルホールドがスカリエッティに炸裂したぁ!!』
マッスルグラヴィディ。マッスルミレニアムに続いて万太郎が編み出した脅威の必殺技。
キン肉バスターの体勢でさらに強烈なGがかかる程の速度で急落下する事で
相手の身体をGによって上へと強引に持ち上げ、反り返らせ、キン肉バスターの効
果に加えて、両腕と肋骨をも破壊するスペシャルフェイバリット。
しかも強烈なGによって受け手の身動きが取れなくなる為、現時点では攻略法も存在しないのである。
そして万太郎の火事場のクソ力+大気圏からの落下による恐ろしい速度でのマッスルグラヴィディは
まるで小惑星でも落下したかのような恐ろしい程の大爆発を起こし、半径数キロ物クレーターを
作り出し、その中心の爆煙の中からゆっくりと万太郎が現れてガッツポーズを取ったのである。

252 :正義超人リリカル万太郎 25 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/31(金) 11:25:20 ID:1vqowuLp
「おおおおおおおおおおお!!!」
『万太郎勝ちましたー! 勝利の女神は万太郎に微笑んだー!』
「うそおおお!! 豚男が勝つなんて信じられない!!」
戦闘機人達は自分自身さえ否定された様な顔になっていたが、
万太郎は意気揚々と聖王のゆりかご特設リング上に帰って来た。
「どうだい!? なのはちゃん! 僕の真の格好良さ見ててくれたかい…って…何だお前は―――!!」
今更なのはの隣に座っていたユーノの存在に気付いた万太郎はユーノを指差した。
「お前何なんだ!! なのはちゃんの一体何なんだ!?」
「え!? え!? どゆこと!?」
いきなりユーノに対して激怒しだした万太郎になのはは意味が分からなかったが、
そこでさらになのはの隣にいるヴィヴィオの存在にも気付くワケである。
「おわ――――――!! もう子供まで出来てる――――――!!」
とにかく凄いショックを受けた万太郎は頭を抱えて倒れ込み、のた打ち回り始めてしまった。
要するにヴィヴィオがなのはとユーノの間に生まれた子供とでも勘違いしているのである。
「畜生!! このメガネ超人今直ぐリングに上がって来い!! 僕がマッスル地獄を見せてやる!!
よくも僕のなのはちゃんにこんな事するなんて許さないぞ――――――!!」
「メガネ超人って…。」
『かの初代キン肉マンもかつてマッスルデビルとの異名で呼ばれ、当時世界に名を轟かせていた
残虐超人カレクックに逆に恐怖を与えて敵前逃亡させると言う偉業を成し遂げました!
続いて万太郎も第二のマッスルデビルとなるのか―――――!!』
『果たしてマッスル地獄とはどんな地獄なんでしょうね〜。』
万太郎はリングから身を乗り出しながらユーノを挑発した。それだけ心の底から悲しみ…怒っていた。が…
「いつなのはがお前の物になったぁぁぁ!!」
「んげ!」
次の瞬間フェイトのドロップキックが万太郎の顔面に炸裂していた。
「そうだそうだ! 逆に私がお前にシューティングアーツ地獄を見せてやる!!」
「おわ―――――――!!」
さらにスバルまでリングに上がってシューティングアーツで万太郎をフルボッコし始める始末。
『あーっと乱闘が始まってしまったー! さらに観客がどんどん乱闘に加わっていくー!
もう凶器攻撃も何でもアリだー!』
『これには万太郎もタジタジですねー。』
「やっぱりただの豚男や…。」
「あたしはあんな豚男に命を救われたのか…。」
リング上でフェイトやスバルにボコボコにされる万太郎にはやてとヴィータは呆れるしか無かった。

253 :正義超人リリカル万太郎 26 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/31(金) 11:27:33 ID:1vqowuLp
それから、万太郎との試合で強化改造した部分がダメになったのか、本来の
頭は良いけどひ弱なボーヤに戻ったスカリエッティは管理局によって逮捕され、
聖王のゆりかごもニンニク食って再び巨大化した万太郎の48の殺人技によって
時空の彼方に放り投げ飛ばされ葬られた。とにかくこれで戦いは終わったのである。
それでも事後処理に関してはまだまだ時間が掛かりそうだったが…
万太郎とミートは管理局の時空航行艦によって地球に帰して貰う事になっていた。
今回の戦いの活躍を認められ、本来の予定より早く地球に帰してくれると言うのである。
しかし…困った事に万太郎は嫌がって駄々をこねていた。
「嫌だよー! 帰りたくないよー! なのはちゃんやフェイトちゃんと会えなくのは嫌だよー!」
「U世!! それだと凛子ちゃんやジャクリーンさんに会えなくなっちゃいますよー!」
「あああああ! それはそれで嫌だー! どうしよう!」
「どうしようって言われても…。」
わがままなU世とミートの掛け合いになのは達も呆れてしまっていたが、
ミートが天竜チョップで強引に万太郎を次元航行艦に押し込めていた。
「とにかく帰りますよU世!! それじゃあ皆さん…お世話になりました。」
「あーもーちょっとは考えさせてよー!」

「久し振りの地球の空気は良いね。なのはちゃん達がいればもっと良いけど…。」
「まだそれですかU世…。」
地球での生家であるキン肉ハウスに戻って来た万太郎とミートは
一休みしていたが…突然アナウンスが響き渡って来た。
『東京○○地区に悪行超人出現! ニュージェネレーションは出動願います!』
「ええええ!? せっかく長い戦いが終わったのにー!!」
「そんな事言っている場合ですかU世!」
「分かったよ〜! 行くぞミート!」
「ハイ!」

ミッドチルダの平和はこれからもなのは達機動六課が守って行くだろう…。
そして…なのはの故郷である地球の平和は万太郎達ニュージェネレーションが守って行くのである。
               おわり

254 : ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/31(金) 11:31:15 ID:1vqowuLp
これにて完結です。
ちなみに万太郎の父スグルの異名の中に「マッスルデビル(命名:カレクック)」
「筋肉の悪魔(命名:ナツコ)」と言うのがあるのは仕様です。

>>魔装機神氏
ヴィータも何とか松葉杖使えるくらいにまで回復しましたか。
なのはの方はどうなのでしょうか?

>>146
元ネタは分かりませんが、かなり壮大な旅だった様子ですね。

>>なのはStS×デモベ氏
脳や神経だけにされた死体って想像したら滅茶苦茶グロかったんですが…
あと、童貞卒業の部分でバキを思い出したのは自分だけでしょうか?
でもGJです

>>ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1s氏
ARMSはいまだに分からない自分ですが、かなり渋いですね。
GJ

今後自分がクロスさせたいネタに関してですが、
最近久し振りにチョロQ(ゲームの)をやりたくなって、
あ〜チョロQとクロスさせる手もあるな〜とか思ってしまいました。
何故かスバルがチョロQの世界に飛ばされてしまい、さらに優勝しないと帰れないと
言われて仕方なく優勝を目指すとか…しかも車種は「スバル360」で。

あと、スバルが戦闘機人と明らかになって間もない当時、
「ロボ超人のウォーズマンとクロスさせたい」と言っておきながら
それに関してのネタが全く浮かんでこないのは何て皮肉な事でしょうとか
個人的にへこんでます。

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 11:52:52 ID:4itn7jwp
>254
乙。
スバルに戦い方を教える飲んだくれのバトルマンも見たいです。

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 12:57:02 ID:s0HEOwvf
>>230
GJ!!です。二人が相手となるとシルバー兄さんは完全体にならないとキツイでしょうね。
ミットチルダに現れる言峰神父に期待。でも鬱展開しかうかばないぜ。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 14:24:23 ID:ZXtKq0MK
>>254
万太郎誤解すげえww
お疲れ様でした。

>>230
GJ!
しかし荷電粒子砲は反物質粒子砲と原理は同じですから…一万度〜二万度は超えてしまうはず。
「避け損なったら痛そう」ですますなのはさんの自信はどこから来てるんだw


258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 14:43:47 ID:TPodn4DD
>>230
遅れましたがGJです。
次回遂に完全体か?
どのような展開になるか楽しみです。

今さらですけど、リンカーコアのある人間にARMS移植が成功したら、ARMSと魔法を合わせた攻撃ってできるんでしょうね(多分)。
もし、魔道師にARMS移植成功したらとちょっと妄想。

例えば…
1.スバルにジャバウォック移植成功。
ジャバウォックのパワー+シューティングアーツのクロスレンジ攻撃。
マッハキャリバー+高速移動。
さらに砲口からディバインバスターやら反物質発射。
こうなったらどうやって止めればいんだか。なのはでも防ぐのに一苦労だなこりゃ。

2.ギンガにナイト移植成功
ナイトのブレード+シューティングアーツによるクロスレンジ攻撃。
更にナイトから「水の心」を学べば1対多数なんて無問題。
ナンバーズなんかに拉致られず圧倒できますね。

3.エリオにホワイトラビット移植成功
ホワイトラビット+ストラーダによる突撃(チャージ)。
速すぎて避けられませんね。
エリオならあの高速移動に順応できる反射神経あるだろうから、最強の音速戦士になるだろな。

4.ティアナにクイーン・オブ・ハート移植成功
クイーンの目に魔法による射撃があればどんな敵も一発

259 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 15:20:26 ID:tGngKw2W
>>254
GJ!
完結おめでとうございます!
次回作も待ってますぜ!
三十一話十分後に投下します。
にしても気が付きゃ明日から学校だぜ…。

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 15:24:29 ID:EOy+KYfl
>>257
一万度〜二万度どころか、ブリューナクの槍は設定だと数万度だから軽く三万度〜四万度から五万度〜六万度はあるぞ。
粒子ビームだから運動エネルギーがあるし、物質に当たった時に化学反応が起きる。
全く恐ろしい代物だよ。

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 15:29:10 ID:cfezrPDo
いや、反物質生成は危なすぎるんで、
なんせ、1グラムの反物質が対消滅したら、180兆ジュール、
広島型原爆8発ぶんのエネルギーがあるという代物です。

というか、ARMSって反則すぎな気がしてきた

262 :リリカルスクリーム31話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 15:32:42 ID:tGngKw2W
翌日の朝。
「ハッ…わ、私は一体…。」
忍に眠らされてから十五時間近く寝ていたウェンディはベッドから跳ね起きた。
しばしボーッとしていた彼女だったが
数秒で状況を完全に把握。パシパシと頬を叩くと壁に張り付くと
少しだけ開いていた扉から外の様子を伺う。
起きている人間の気配は無い。
「みんなはどこに行ったんだろう。ん…?」
彼女の目に映ったのはテレビであった。
よく考えてみれば生まれてこの方テレビを見た事なんか碌に無かった。
「ん〜。ポチっとな…。おわ!」
画面から流れてきたのはアニメであった。
なにやらやたらと「〜ッス」を連呼するキャラクターが映し出される。
しばし夢中になって鑑賞するウェンディ。
そのアニメが終ったのでチャンネルを変えてみた。
「おは☆らっき〜!ついに始まってしまいしましたらっき〜ちゃんねる〜」
ぽち。
「貴方様は…ゼロ!何たる僥倖、宿命、数奇!」
「まさか、オレンジか!」
「おおおおおっ!?お願いです!死んで頂けますか?!」
ぽち。
「旧約聖書にある、ソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。ラーマヤーナでは
インドラの矢とも伝えているがね。全世界は再びラピュタの元にひれ伏す事になるだろう。」
ぷち。
「なんかどのチャンネルも面白そうなのはやってないっスね。あれ…?ど、どうなってるっスか?
さっきみたアニメのキャラの口調が移ってちゃったッス!」
それよりも朝にも関わらずニュースそっちのけで
アニメしかやっていない事に突っ込むべきなのだが…。
「遊んでる場合じゃないっス。」
彼女は辺りを見回すと彼女が寝ていたのとは違うもうひとつの寝室のドアを開けた。すると…
「何スかこれは!」
その寝室にはナンバーズの全員が雑魚寝していた
(一人離れたところでクアットロが寝ている。
さらにウーノ、トーレ、ドゥーエの二人はベッドを妹達に譲って寝難いフローリングに毛布を
敷いて寝ている。この辺はやはり性格が出ていると言えよう。)。
「う〜ん…。ふわああああ…何だこのやわらかい物はぁ…。」
セインとセッテに抱きつかれるような格好でセインの胸に顔をうずめて
寝ていたチンクが欠伸をすると飛び上がった。
「わああああ!私は抱き枕ではないぞバカ!」
「朝かじゃないっスよ!一体どういう状況なんスか!」
「ウェンディか。そういえばお前どこ行っていたんだ?」
「起きてたのか君達。朝食は三十分後だから準備しておくように。
十二人分も用意するのは大変だったんだぞ全く。」
リビングから現れたクロノはそれだけ述べると起き始めたナンバーズに
すごまれる前にドアを閉めて出て行った。
マンションの駐車場では。
彼らシックス一族が変形出来る形態の一つである装甲と火器を備えた
「バトルカー」モードに変形している
シックスショット、シックスナイト、グレートショットの3人をはじめ
サイバトロンの車に変形出来るメンバーが駐車された車の群れの中に紛れ込んでいた。

263 :リリカルスクリーム31話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 15:36:58 ID:tGngKw2W

その頃
「ナンバーズの人たちはみんな出かけてもうたん?」
「ああ。次元転送なんかはもう使えないだろうし散歩かしたいというからな。…僕は反対したんだが。」
「残念やなー。服買いに行こうと思うとったのに…。」
はやては残念そうに呟いた。
駐屯地から少し離れた住宅の少ない公園。
「……。」
トーレがベンチに座って太陽の光を見上げつつ物思いに耽っていた。
ナンバーズの舵取り役として自分はこれからどうあるべきなのだろうか。
恐らくは管理局に送られてこのまま処分される身
なのだろうがだとしても妹達は勘弁して欲しいと思う。
自分やドゥーエ、ウーノはともかく起動していなかったも同じの
セッテやオットーなどには何の罪も無いのだから。そんなことを考えていたら
不意に足元に柔らかい感触が走った。何かと思って見てみると、
それは小さい猫が体を擦り付けているのだった。よく考えてみれば猫を見てみるのも
ほとんど生まれて初めてだったか…。

「すいませ〜ん。」

「こら雪虎!知らない人にくっついちゃだめと何回言ったら…」

「あ…いえ…。別に構いませんけど…。」

しばしその猫を眺めていると不意に声をかけられた。その声の主はどうやら双子らしく
かなり似た顔をした二人の女性だった。
二人とも銀色の髪をしていて一人は短髪で灰色のコートに黒い手袋をしていていくぶんニヒルな
雰囲気が漂っている。そしてもう一人は長髪ですこしあどけない顔をしていて白衣を着ている。
共通しているのは二人ともスタイルがかなり良いことだ。
「随分人に慣れているようですけど飼い猫なのですか?」
「まあ…半分は飼い猫のようなものかな。建前は野良ですけど。」
短髪の女性が微笑んだ。
だがそんな微笑ましいやりとりを冷ややかに…比喩ではなく本当に
冷たい機械の目で見つめている者が居た。
「間違い無いぜ。スタースクリームの野郎が逃がした戦闘機人だ。」
公園の傍に停められたドイツ陸軍のレオパルド1型戦車に変形するデストロンのTF…
コンバットロンのブロウルが囁いた。
「よし、仲間に連絡しよう。」
「バカか!他の奴らに手柄を分けることは無いぜ。
たかが一人くらい俺達だけで吹っ飛ばして片付けてやるのさ。」
赤と白に塗り分けられた装甲車に変形するTF…オートローラーズの一員・オートランチャーが
仲間に連絡しようとするがブロウルはそれを制止した。
「でも関係無い人間が居るぜ?」
「構うものかよそんなもん!おめえさん出世したくねえのか?」


264 :リリカルスクリーム31話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 15:42:21 ID:tGngKw2W
「わ…解った。このオートランチャーの自慢の武器、ディスクランチャーで粉みじんにしてやるぜ。」
オートランチャーの車体前面からレコード盤ほどの大きさの円盤が飛び出した。
これこそオートランチャーの武装の一つ、ディスクランチャーである。彼の意のままに浮遊・飛行して
敵陣深く侵入し、爆発するディスクボムという特殊爆弾を無数に発射する恐るべき武器だ。
これをトーレ達が話しているベンチへと潜行させて一気に爆殺しようというのだ。
ディスクボムは巧みに柵や茂みを掻い潜るとまっしぐらにトーレ達の元へと向かっていく。

「そうなんですか…。…爆発物だと!?」

話し込んでいたトーレの視界に不意に警告を示す信号が走った。この反応は爆発物だ!
常人を上回るスピードで辺りを見回すとディスクボムが視界に入った。
既に4〜5メートル程の位置にまで接近している。
自分の能力を見られたら不味いなどという考えは起こらなかった。

「伏せて!ISッ!ライドインパルスッ!」

凄まじい高速でディスクボムに肉薄すると光刃で切り捨てる。
再び高速移動で離脱すると同時にディスクボムは爆発した。

「仕留め損なっただと!何が自慢の武器だこの役立たず!
こうなりゃ直接ぶっ飛ばすまでよ。喰らえ!」

戦車に変形しているブロウルの砲塔の両脇に装着された4連装のランチャーが火を吹いた。
六発ものミサイルがヘビのように軌跡を残しながら飛翔していく。

「ミサイル?六発も!?」

整備や部品交換といったバックアップが望めない以上負担の大きいISの乱発は避けたい。
だがこの状況ではそうも言っていられない。
再びトーレがISを発動しようとしたその時。
ミサイルは突如巻き起こったスパークとともに空中で爆発した。
「なっ…?」
「誰だか知らないけどここは公園だよ?静かにしなよ…手伝ってもらうよ?フィリス…。」
「こういう形で力を使うのは嫌なんだけどこの状況じゃ仕方無いか…
でも無理しちゃ駄目だよリスティ。」
「誰に向かって言ってるんだ?」
何が起きたのか解らず一瞬戸惑うトーレの両脇に彼女がさきほどから
話していた二人の銀髪の女性が彼女の両脇に歩み出た。

265 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 15:44:24 ID:tGngKw2W
ここまでで。
一部ではフェイトの元ネタだとも言われている人たち登場。


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 16:01:28 ID:ZXtKq0MK
HGSズですか。
フィリスがフェイトの元ネタでしたっけ。
念動・飛行・瞬間移動・電撃・衝撃波・読心・バリア・絶対零度……ひょっとしなくてもとんでもなく強いなあ。

267 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 17:29:39 ID:LqH+nwLn
一文字編Bパート投下おkですか?

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 17:43:08 ID:qq9k8Dno
俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!R!X!
投下をしないのはこの俺が許さん!

269 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 17:51:03 ID:LqH+nwLn
八話 魔法少女リリカルリンディ「ファーストコンタクト2-魔人サボテグロンの襲来-」Bパート

【ショッカーアジト】
ショッカーのアジトでは、サボテグロンがサボテン爆弾のレクチャーを行っていた。

サボテグロン「見た目は単なるサボテンでしかない。だが、このサボテンの棘自体が強力な毒を持っていて、これに触れたものは全て爆発する。
諸君もこの爆弾の威力を、その目で見ることになるだろう。
その対象は、我々の秘密を探ろうとする愚かな人間…」

………
その頃、滝、リンディ、藤兵衛の三人は、ショッカーのアジトを探し、人気の無い山に来ていた。

藤兵衛「はぁ…はぁ…おい二人とも!そう焦るな!」
リンディ「もう疲れたんですか?」
滝「だから止めときゃ良いって言ったんですよ。」
藤兵衛「はぁ…はぁ…そうはいかんよ!お前らがショッカーのアジトを探りに行くのに見過ごしたとなっちゃ、立花藤兵衛の名が泣くってもんだ!」
リンディ「でも、この山奥にアジトがあるかなんてまだ分からないんですよ。これは滝さんの勘なんですから。」
藤兵衛「良いから良いから…ん?」

隣の草むらからガサガサという音が聞こえてきた。

滝「伏せろ!」
リンディ「うん!」
藤兵衛「おお!」

二人は地面に身を伏せる。
そして草むらから現れたのは…

一文字「安心してくださいよ、皆さん♪」
滝「あ!?」
リンディ「貴方夕べの!?」

夕べ現れた謎の男、一文字隼人だった。

270 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 17:52:23 ID:LqH+nwLn
滝「何故俺達の後を着ける!?」
一文字「人聞きの悪いことを言わないでくださいよ、俺は先を歩いているんですがね。」
藤兵衛「おお、なるほど。そう言われると…」
滝「オヤジ!感心してる場合じゃ無え!」
藤兵衛「そ、そうか!お前!ショッカーの一味だろ!?」
一文字「ショッカー?俺は、シャッターなら専門だけど、そんなのは知りませんね。」
リンディ「どうも話が噛み合わないわ…」
一文字「行く道だって違うんだろうね。」
藤兵衛「行っておくが、絶対俺達の後を追うなよ!良いな!?」

滝達は一文字にそう言い聞かせて先に進もうとしたが…

一文字「!?、危ない!」
藤兵衛「え?」

藤兵衛はすぐに足を止める。
その足元には一つのサボテンが咲いていた。

リンディ「サボテン?」
一文字「これは…サボテンの珍種だな…確か原産地はメキシコ…何でこんな場所に…?」
藤兵衛「お…脅かすな!こんなサボテンで…」
滝「オヤジ!リンディ!時間の無駄だ!行くぜ!」
藤兵衛「おお!全くだ!」
リンディ「…はい。」

藤兵衛と滝が吐き捨てると、三人は先に進んでいった。

一文字「知らぬが仏か…」

そう呟きながら一文字は小型カメラでそのサボテンの写真を撮るのだった。

………
リンディ「…」
滝「リンディ、一体どうしたんだ?」
リンディ「あの人…」
滝「あのキザ野郎がどうかしたのか?」
リンディ「あたしには悪い人には見えないわ。」
滝「はぁ?何言ってんだよお前?」
リンディ「何か…ほんとよく分かんないんだけど、あたしにはあの人がただ格好付けてるだけの人じゃないような気がするの。」
滝「…惚れたか?」
リンディ「そ…そういうわけじゃ無いけど…」
滝「お前も趣味が軽いねぇ…本郷にあったら言いつけてやるぜ。」
リンディ「…!、滝さんのバカ!」

リンディは滝の右足に蹴りを入れた。

滝「痛って!このヤロ…」
藤兵衛「お前達!その変にして置け!どうやら着いたみたいだ。」
滝・リンディ「え?」

二人が気付くと、そこは沢山のサボテンが生えた場所だった。
向こうには怪しい怪鳥の石像があり、ショッカーの戦闘員が見張っている。

リンディ「とうとうショッカーのアジトに着いた…」
滝「ここまで来たんだ、もう何も考えることは無い!」
藤兵衛「一丁やるか!?」
滝「夜を待ってね…ん?」

271 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 17:53:43 ID:LqH+nwLn
リンディ「どうしたの?」
滝「あの野郎…見ろ!」

二人は滝が指差した方向を見る。
なんとその先には一文字隼人がおり、こちらに向けて手を振っている。

リンディ「あの人…!」
藤兵衛「いつの間に!」
滝「ド素人に任せておけるか!俺達も行くぜ!」

滝は一文字の所に向かう。

藤兵衛「お、おい!」
リンディ「滝さん!」

二人も滝を折って一文字に近づいた。

一文字「おいおい気をつけろ、この花は爆弾なんだ。もし触れたら…ドカーン!」
リンディ「え?爆弾?」
滝「へ、まさか。」
一文字「嘘だと思うなら、試してやるよ…!」

一文字は石を拾い、リンディ達をサボテンからある程度離れさせ、石をぶつける。
だが、爆発は起こらなかった。

一文字「あれ?おかしいなぁ…」
藤兵衛「人騒がせな奴め!」
滝「何が爆弾だ!」
一文字「うーん…」

【ショッカーアジト】
その様子は、ショッカーアジトの中で映像として映し出されていた。

サボテグロン「メキシコの花はここでは咲かせん!我らが宿敵仮面ライダーを見つけてから咲かす!」

………
一悶着を終えた滝達は、ショッカーアジトに潜入するため、見張りの戦闘員を倒そうとしていた。

滝「よし…おりゃ!」

滝は背後から戦闘員を攻撃し、倒す。

滝「オヤジ!リンディ!」

滝の呼びかけと同時に、リンディと藤兵衛が岩陰から現れる。

リンディ「やったね♪」
藤兵衛「以外に呆気ないもんだな。」

藤兵衛は倒れている戦闘員のマスクを外す、だがマスクの下は…

272 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 17:58:53 ID:LqH+nwLn
藤兵衛「!?、人形だ!」
リンディ「え!?」

そう、マスクの下は良くできた単なるマネキンだったのだ。

藤兵衛「こりゃ一体…?」
滝「おやっさん…どうやらまんまと罠に引っかかったらしいぜ!」
藤兵衛「早いとこ引き上げるか?」
リンディ「うん!」
滝「そうしようぜ。」
藤兵衛「よし…!」

藤兵衛は持っていた人形を捨てる。
そして人形は先ほどのサボテンにぶつかった。
それと同時にサボテンは大爆発を起こした。

リンディ「きゃ!?」
藤兵衛「くっ…こりゃいかん!」
滝「ひとまず退却…!」

三人は大急ぎで元いた場所に戻った。
そこでは一文字が笑いながら待っていた。

一文字「はっはっはっは!やっぱりね♪」
滝「ったく、仰せの通り…」
リンディ「まいったわ…」
藤兵衛「はぁ…はぁ…全くだ…ん?」

藤兵衛はこちらに迫ってくるモーター音に気付き、音が聞こえる方角に向き直る。
すると、ショッカーのオートバイ部隊がこちらに向けて迫ってきていた。

リンディ「あれは!?」
滝「なるほど、俺達をサボテン爆弾のど真ん中に誘い込もうって訳か!」
藤兵衛「はぁ…前門の虎に後門の狼か…」
一文字「まさか…」
リンディ「?、一文字さん?」
一文字「ショッカーの狙いは、仮面ライダーにあるのかもしれない…」
リンディ「え!?」
滝「何故それを知っている!?」

一文字はニヤリと笑う。

藤兵衛「お前…一体誰なんだ?」

一文字「ショッカーの敵!そして…人類の味方!」

滝「仮面ライダー…まさかお前!?」
一文字「本郷猛はショッカーの別計画を追って、日本を離れた!」
藤兵衛「あいつ…外国へ行ったのか!?」
一文字「そうです。ルリ子さんも、彼を追って外国へ行きました。」
リンディ「ルリ子さんも…!?(あの女!いつの間に!?)」

一文字「私は本郷猛に代わって日本を守る…仮面ライダー!」

藤兵衛「すると…お前も改造人間なのか!?」

一文字「お見せしよう、仮面ライダー!」

273 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 18:01:53 ID:LqH+nwLn
文字は上着のファスナーを開ける。
そしてはだけた上着の下には変身ベルトが装着されていた。

滝「おお…」
藤兵衛「これは…」
リンディ「…」

リンディ「(ああ、これだったんだ…この人と猛さんが似ている理由…
同じ改造人間で…同じ悪を憎む心の持ち主…
やっぱり…悪い人じゃなかったんだ。)」

一文字「変身!」

一文字は変身ポーズを取る。
そしてベルトの風車ダイナモを覆っていたシールドが開き、中から現れた風車が回り始める。

一文字「トオォォォォォォオ!!」

一文字は天高くジャンプし、仮面ライダーに変身した。
そしてそのままサイクロンに飛び乗る。

リンディ「ライダー!」
旧2号「…!」

一文字ライダーはサイクロンを爆走させ、ショッカーオートバイ部隊に挑んでいった。

戦闘員軍団「イー!」
滝・藤兵衛・リンディ「!?」

そしてライダーが三人から離れた同時にショッカーの戦闘員達が三人に襲い掛かってきた。

藤兵衛「こいつら、ライダーが離れるのを待ってたのか!?」
滝「やれやれ、汚ぇ奴らだ…リンディ、行けるか?」
リンディ「勿論!」

滝は指の骨を鳴らし、リンディはバリアジャケットを装着する。

リンディ「会長、無理しないでくださいね。」
藤兵衛「何言ってるんだ!まだ若い者には負けん!」
滝「頼もしいねぇ…じゃあ行くか!」
藤兵衛・リンディ「おお!」

三人はライダーに続くようにショッカー戦闘員達に立ち向かっていった。

274 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 18:04:38 ID:LqH+nwLn
(一文字の「一」が抜けてる部分がある…先輩修正お願いします…)

(BGM レッツゴー!ライダーキック!!(歌無し))
仮面ライダーはオートバイ部隊と決死のデッドヒートを繰り広げる。
一文字ライダーは本郷ライダーと違ってバイクテクニックの経験が無いため、苦戦は必至と思われた。
だが、ライダーが使っているサイクロン号の性能はショッカー戦闘員が使っているマシンを遥かに超えた性能を持っている。
ライダーはその性能差を生かし、オートバイ部隊を次々に撃破していった。

旧2号「よし…トオ!」

オートバイ部隊を倒したライダーは、次にマシンの上からライダージャンプで滝達が戦っているサボテン爆弾の中心に移動した。

リンディ「ライダー!」
滝「丁度良かったぜ!」
旧2号「ここは危険だ!君達はいったん退却しろ!」
藤兵衛「分かった!リンディ頼む!」
リンディ「ええ!」

リンディは背中に四枚の羽を展開し、滝と藤兵衛を抱えて空中に脱出した。

旧2号「本郷から聞いていたが、本当に魔法使いだったとは…だが、今はそんなことはどうでもいい、俺が倒すべき敵は…こいつらだ!」
戦闘員軍団「イイー!」

戦闘員軍団は短剣を構えてライダーを襲う。

旧2号「トォ!トォ!トォオ!トオォォオ!」

だがライダーは襲い掛かる刃を次々とかわし、攻撃を戦闘員達に叩き込んでいく。
その戦い方は鮮やかさ、巧みさを感じる本郷ライダーの戦い方とは違い、荒々しく力強い。
その力に圧倒された戦闘員達は瞬く間に全滅した。
(曲終了)

旧2号「やったか…」
サボテグロン「ヒヒヒヒヒヒヒ…!」
旧2号「!?」

ライダーは怪しい声に驚き、後ろを振り向く。
そして地面からサボテグロンが現れた。

サボテグロン「ライダー死ねぇ!」
旧2号「む!トオォォォォォオ!」

サボテグロンはライダーと決死の格闘戦を繰り広げる。
勝負は互角…だが武器を持っている分若干サボテグロンが優勢である。

サボテグロン「喰らえ!」

サボテグロンはライダーの隙をつき、棍棒で叩く。

旧2号「ぐっ…しまった…!?」
サボテグロン「ヒヒヒヒヒ!終わりだ!」

サボテグロンは体制を崩したライダーの体を持ち上げ、サボテン爆弾に向け一直線に投げた。

旧2号「チィ…!」
滝「不味い!」
リンディ「ライダー!」
藤兵衛「むう!」

投げ飛ばされた仮面ライダーは、どうなってしまうのだろうか!?

275 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 18:05:57 ID:LqH+nwLn
(仮面ライダーの歌(映像・旧1号編))
嵐と共にやって来た 誰だ!誰だ!悪をけちらす嵐の男

仮面ライダー 正義のマスク

「まわせ!吹かせ!エンジン吹かせ!スピード全開!サイクロン!」

怒りを込めてぶち当たれショッカーどもを ぶちのめせ

ライダー ライダー 仮面ライダー

………
投下終了です。
次回は一文字編二話目ですので「萌え」分はもうちょっとお待ちを…

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 18:06:57 ID:+jWg2IVx
という事は、いよいよ2話目でサボテグロンも最期ですな。

277 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 18:11:20 ID:LqH+nwLn
また間違えた!
(映像・旧1号編)) じゃなくて(映像・旧2号編)だったよ!
あーあ、失敗orz

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 18:14:56 ID:TPodn4DD
>>275
GJです。
「萌え」もいいけど、「燃え」もいい。
「変身っ!」の掛け声は此処から始まったんですよね。
やっぱりいいですね。

次回、対サボテグロン完結編楽しみにしてます。

279 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/31(金) 18:34:06 ID:HEH4jdbb
職人の皆様GJです

>>ARMSクロス『シルバー』氏
エリオ…4秒でここまでズタボロに…(ノДT)
いやいやいや痛そうなんて次元じゃないですから。普通に死ねますから

>>◆e4ZoADcJ/6氏
宇宙まで飛んでった挙句大気圏突入ですか…オレンジ博士生きてますか?
…で、最後の最後まで万太郎フルボッコを忘れない六課の人達に盛大に吹き(ry

>>リリカルスクリーム氏
…なるほど、ウェンディの「〜ッス」口調はアニメから来たんですか
関係ない人まで巻き込んで殺そうとするとは…ブロウルひど…

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
「何故後を付ける」で「俺は先を歩いている」で納得するおやっさん…(゚Д゚)
そして旧2号変身キタァ!この力強い戦闘から「力の2号」の呼び名が付いたんですね…

280 :YUUSUKE:2007/08/31(金) 19:24:44 ID:3si8G6eA
お初です。
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
変身伝説開始!燃えました!
で話は変わるんですけど、平成技の一号(勝手に読んでるんですが)の
五代はどうしてるんでしょうか?冒頭以来、姿どころか話にも出てこないんで
少し不安になりました。個人的にはヒビキと同時出演とか読んでみたいです。
なんか、2035番の技とか言って音撃やったり(マテ

281 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 19:26:00 ID:tGngKw2W
>>279
まあフィリスとリスティを所謂「人」とカテゴライズしていいものかどうかって気も…。

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 19:54:08 ID:yU8JdulJ
>>281
いや、HGSは遺伝子障害だし、分類上は人でしょ
というか、あの町ではその程度のことは実に些細なことだと思う

283 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 20:07:59 ID:LqH+nwLn
>>280
雄介はミッド中を冒険中です。(地球は冒険しまくったので)
ここで語ってしまうのはあれですけど、冒頭で五代が救助活動
やってたのは偶然なんですよ。
偶然雄介がはやての演習場の近くに来ていて、それで皆に再会し、昔話に花が咲いているところに火災が発生したっていう感じです。

スバルが今までなのは達に雄介の事を聞いていませんけどその話はまたいづれ…

284 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 20:32:50 ID:tGngKw2W
>>282
まあ吸血鬼とかテロリストとか霊剣とか祟り狐とか妖怪とか元テロリストとか居ますしね〜。
HGSに至ってはピーク時には5人(フィアッセは戦闘能力あまり無いけど。)も居た時期も
あったほどですし。


285 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 20:40:10 ID:ogoD/zr5
職人の皆様GJ!


コンボイ「やあ、皆。リリカルなのはBsts外伝6の始まりだ。準備は良いかな?」

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 20:48:48 ID:C9XQ4RVZ
>285
始めるザマス!

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 20:55:54 ID:ROt4vuzw
>>リリカルなのはBsts
いいです!

>>YUUSUKEさん
サゲでお願いします

288 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:09:55 ID:ogoD/zr5
フェイト「皆、元気かな?執務官のフェイトだよ♪画面を見るときは部屋を明るくして離れて見てね?じゃあ、魔法少女リリカルなのはBeastStrikerS始まるよ♪」


外伝6続「まあまあ強くなったぜ」

なのは「前回のリリカルなのはBstsは−−」

ライノックスは家族会議をしていた。

ライノ「学校に行きなさい!お父さん達の苦労も知らないで全く。」
ブラック「父さん、なんで私の苦労が分からないっシャ」
シャマル「そうよ、ブラ子は幸楽を手伝ってくれてるんだから」

ザフィーラ「いつからホームドラマになったんだ?ι」


0070年09月03日 13:00 ミッドチルダ北部

聖王教会のバルコニーにはシグナムとの模擬戦を終えたダイノボットがビーストモードで息抜きに来ていた。
だが、彼には息抜きの他に胸に抱えるものを考える為もあった。

−ここは一人で考えるにはちょうど良い。

彼が抱えていた悩みはエイリアンディスクの事もだが、今は他の仲間達の事で悩んでいた。先程、武器を交えたシグナムから聞かされたコンボイ達の話がどうしても頭から離れずにいた。
正直言えば心配していない訳でもいない。無事であった事に安心している……だが、まだ会うわけにはいかない。
会ってしまえば自分は彼らやカリムにこのエイリアンディスクの事を話してしまうだろう。だが、話さなければならならいレベルの内容である事もある。


289 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:13:07 ID:ogoD/zr5

「どうした、何か悩んでいるのか?」

不意に背後からかけられた声にダイノボットは気付いて首だけ振り返る。
そこには先程、模擬戦で戦ったシグナムが立っていた。

「そう見えるかよ?ダーッ」

「ああ、大分な。」

シグナムはそう言ってからダイノボットの隣まで歩み寄ってバルコニーから中庭を見下ろす。

「まあ、ちょっとな。」

「それにしても、お前が此処に居る事を仲間達に言わなくて良いのか?」

「そいつが言えれば苦労しねぇよ、ダーッ。」

唸るようなトーンの声でそう言い切るとダイノボットは眼を細める。そんなダイノボットにシグナムはふっと微笑んでから彼の肩に手を。ラプトルの姿のダイノボットの肩に手を……。

スカっ。スカっ

「ああもぅ!お前の肩は何処なんだ!?」

「知らねぇよ!リカちゃん造ってるタカ○○ミーに聞けよ!」

しばらく睨み合う時間が続いたが先にダイノボットがある事を思い出す。

−そういえばカリムから軽く人化魔法習ったなぁ……試しに変態してみるか。

「テクマクダイコン!」

そう考えてからダイノボットは姿を人に変える。その姿にシグナムはふむふむと頷いてから感想を告げる。

「ほう、なかなかに男前じゃないか。」

「え、そう?照れるちゃうなー、みさえには秘密にしてくれよぉ? (どんな姿かはcvの藤原啓治さんで想像してくれよ?ダーッ)」

「ああ、普段もそれで良いんじゃないか?」

「そんな事したら視聴者が解りにくいって。でも、正直言うとラプトルの方が楽なんだよな。ダーッ」

「まあ、魔力を喰うからな。変身魔法は。」

ため息をつきながらダイノボットは「ああ」と答えて再びラプトルの姿になる。


290 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 21:15:19 ID:EveNAs3Q
支援!


291 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:18:34 ID:ogoD/zr5

シグナムは腕時計で現在の時刻を表示する。

「今は13:05か……よし、今から私に着いて来い。」

そう言うと共にいきなり自分の手を引いて歩きだす彼女にダイノボットは手を振り払って表情で尋ねる。

「はぁ?いきなり、何だってんだよ。」

「13:20にチータスとラットルの魔導試験が近くで行われる。それを見てからでも会いたいか考えたらどうだ?」

「いや……俺は〔行ってきた方が良いわ、ダイノボット」

その声の主に視線を向けるとそこにはカリムやシャッハが居た。

「カリム……」

「貴方は自分の気持ちになかなか素直に慣れないから。こういう機会には素直になった方が貴方自身に良いわ。」

歩み寄り、ダイノボットの顔を優しくなでる彼女にダイノボットは眼を細める。
その言葉に肯定するようにシグナムとシャッハは頷く。

「戦士ダイノボット、どんな時も思い切りは大切です。騎士カリムの言う通りですよ。」

「シャッハ……」

「そういう事だ。早く行かないと遅れるぞ、ダイノボット。」

シグナムの言葉にその時彼は何故か無言で頷いていた。

−いや、今は会うわけにゃいかねぇ。なのに……なんで俺は断らねぇんだ。ホントは会いたかったのか。
素直に……か。

「じゃあ、行ってくるぜ」

「はい、いってらっしゃい。ダイノボット。」

「帰りは気をつけて下さい、戦士ダイノボット」

「ダーッ、俺はガキじゃねぇよ!」

自然とダイノボットは彼女らに見送られ、シグナムに従ってその場を後にしていた。

「早くしろダイノボット」

「今行くっての、ダーッ!」



292 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:21:56 ID:ogoD/zr5
0070年09月03日 13:10 時空管理局本局

一方、ランページ達と別れたクロノとフェイトはアースラで彼らに詳しい話を聞いてから今回、発見されたガジェット、デストロンの陰がある事を報告する為に本局の会議室に出向いていた。

会議室のモニターには第97管理外世界の海鳴市でランページ達に撃破されたガジェットの画像、ライノックスから提供されたデストロンのトランスフォーマー達の画像が表示されていた。

そして、それらの項目をクロノ・ハラオウンが一つ一つ説明していた。


「今回発見されたこのビックリドッキリ機械、ガジェットはランページの証言によれば彼らトランスフォーマー達が居た世界にも存在したという事と。
さらにこれらガジェットは海鳴市で発見されたものでカプセル型と戦車型の2種類、また以前にタイガーファルコンが保護された時に見つかったガジェットよりも強化された物です。
調べてみれば新しい型のガジェットは……トランスフォームするようです。」


そのクロノの質問に老齢な局員達は声を唸らせてしまう。そして一人の局員が質問をする。

「トランスフォームか……つまり、それらビックリドッキリメカを操っているのはサイバトロンの彼らと同じように古代からこの時代に着いたデストロンである可能性があるのだな?」

その尋ねにクロノとフェイトは頷く。そして今度はフェイトが今解る状況を報告する。

「はい、まだデストロンが何を狙っているか詳しくは解っていませんが、恐らくはロストロギアである可能性もあります。
そしてそのデストロンの指導者がこちらのメガトロンです。資料はライノックス一等陸尉から貸していただいたものです。」

フェイトがモニターに表示させたのはメガトロンの画像が二つ。ミッドチルダ着陸当初の姿とクオンタムサージを浴びた直後のメタルスの姿。
手元のモニターに映るメガトロンを見据えていた最高齢の執務官が額をさすながら嘆く。


「ロストロギアを……。彼は一体何を狙っているんだ……。 解った、また何か情報が解り次第報告してくれたまえ。」

「了解です。」




293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 21:22:49 ID:C9XQ4RVZ
藤原啓治さんの顔を知りません、支援。

294 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:27:35 ID:ogoD/zr5

しばらくして会議が終わり、二人の執務官が退室するのを見遣ってから一人の年若い局員と女性秘書が会議室をひそかに退室した。
その局員は他の局員とは執務官でないにも関わらず、常に黒い制服を着こなす。局内でも有力な査察官であった。
もう一人の秘書も本局で屈指の成績を誇っている人材である。
そして、その二人は廊下に出ると景色に溶け込むように姿を消してしまう。
そして誰も居ない場所で彼らは言葉を交わす。

「報告が遅れましたメガトロン様。」

『待ちくたびれたぞ、ディード。ジャガーよ』

「大分の動きは知られたみたいにゃ。ガジェットの事も」

『ほう、それは事が運びやすいな。では我々が何を狙っているかはバレたか、ディード?』

「ロストロギアを狙っていることは知られていますが、明確な何かまではは解っていま千円。また、タランスがレジアスと動きを見せました。」

『知っているザマス。あのバカ蜘蛛は冷凍保存しておいたガルバトロンを手土産に同盟を結ぶつもりだ。』

「で、メガトロンは奴を見逃すのか?」

『ふふふ。そうは佐世保は長崎県、長崎県といえばちゃんぽん。タダでガルバトロンを譲る必要もない。奴はガルバトロンにサイキッカープログラムを使った事で意気込んでいるようだ』

「ほう……ではレジアスの方はどうするにゃ。私は始末するにはまだ早いと考えている。」

「それは私も同意見ですメガトロン様」

『そうだ、始末するにはまだまだ利用できる駒だ。今はほっとこレジ太郎。あとランページのアホは?』

「無事こちらに着いたようにゃ」

『それはなんともスンバラゴイ……あのスパークは珍しい品だからな。ジャガー、お前は引き続き局内の動きを探れ。
ディード、まだ時は早いがお前は『アーク』を捜しておけ。俺様は次の出番までルーテシア達と基地の劇的リフォームを行っている。』

「了解したにゃ。」

「あ、私の部屋にBSアンテナ回してください。」

『お前しばらくそこ居るんだから意味ねぇだろうが!ところで何時になったら、俺様に管理局のかわいこちゃん紹介してくれるんだディード。』

「管理局で探さなくても貴方の周りに居るじゃないですか。」

『ターミ○ーターが11人いてもなぁ。俺様はロボフェチではないぞ。良いか!?うるせい奴ら並の可愛い娘ちゃんを探しておけ。』

「了解です」

通信が切られると共に再び、廊下からは再び局員と女性秘書が姿を現す。
だが、その査察官はクロノの写真を取り出し。何故かほくそ笑んでいた。

−まさか、人化しても気付かれにゃいとはにゃ。ずいぶん動きの遅い組織にゃ。
しかし、タランスやレジアスよりもあのハラオウンが中々に鋭い。相手にとって不足はない敵にゃ……にぱー☆

査察官とは対象的に秘書は真剣な表情で考え込んでいた。

−宇宙から来たキャラはいないよぅな……。にしても男の写真をにやにやして見ているのは可笑しいですよジャガー。

−え、マジ?



295 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:29:45 ID:ogoD/zr5
0070年09月03日 13:20 ミッドチルダ北部近郊


ランページ達が手続きを受けていた同じ頃、第4陸士訓練校での5ヶ月プログラムを終えたチータスとラットルがこの地にてプログラム最後の記念にAAA+.Rank試験を受ける事にした。
辺りは試験用に設けられた市街地が再現されている。そんな中、一つのビルの屋上には受験者であるチータスとラットルが辺りの風景を見回していた。

「今、此処にマサラタウンから出発したチータスがタマムシティに辿り着いたのであったじゃん。おーいライチュウ」

「ラチュチュー♪って、この場合オイラはラッチュウでしょ」

「え、そうなの?」

チータスがそう尋ねるとラットルは呆れたように肩を浮かせてため息をつく。

「そうだよ、じゃん猫ー」


そう言いながら手元のタイマーで時間を確認してから空を見遣る。すると彼らの目の前にモニターが表示される。

『おはようございます♪』

と挨拶と共に顔を出したのはリインフォースUであった。

「おっはー、レイモンドデース」

「おはようってもう昼下がりだぜ?小学生ならお昼のカツ丼食っちゃって遊びに行く時間だっての、このおチビー」

そのラットルの言葉にカチンときたのかリインは頬を膨らませてラットルを睨む。

『ラットルさんだってコンボイさん達から比べたらおチビじゃないですか!』

「あ、怒っちゃったじゃん。」

「でも、皆から比べたらリインが1番チビだもんね〜。うっふっふっふ♪」

『Σうぐっ。 うぅι』

「にっしっし♪「コラー、ラットル君!」」

言い返せなくなったリインに勝ち誇ったように腰に両手を当てて笑っていると別の方向からラットルに声がかけられる。

−うげ、なのはが居たの忘れてたしι

そう言い、見上げると白いバリアジャケットを纏った高町なのはがレイジングハートを片手にふわりとラットルの前に降り立つ。

「もう、相変わらず口が悪いよ?」

笑顔で注意するなのはに恐怖を感じ、ラットルは仕方なくリインに向き直って謝る。



296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 21:32:06 ID:C9XQ4RVZ
>294
ドゥーエで無くてディードやってん!?支援。

297 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:33:59 ID:ogoD/zr5

「あーはいはい。リイン、ごめんな」

『むぅ……次、言ったら許さないですよ?』

「へいへい、解ってるよ」

『じゃあ、許します♪』

「最初からラットルの負けじゃん」

「うるへー」


そして、咳ばらいをしてからモニターの隣になのはが立つと彼女は引き締まった表情で彼らを見据えて尋ねる。

「では、魔導試験の受験者2名揃ってるね?」

「「はい」」

『では確認しますね。航空1321部隊所属.チータス二等空尉と』

「びょーん」

『陸士386部隊所属.ラットル二等陸尉』

「ういー」


さらにリインは手元の受験票を見ながら二人に尋ねる。

『二人の今の成績はAA+.Rank。そして今回受験するのはAAA+.Rankで間違いないですね?』

「ぇ〜じっちゃんの名に賭けてその一つの真実に間違いありません。はぃ〜」

「金田一コナン任三郎Lでしたじゃん。」


『はい、では今回の試験官を務めますのはリインフォースU空曹長と−−』

「戦技教導官の高町なのは二等空尉。あらためてよろチクビー♪」

そう告げ、二人は優しく微笑んで特殊な敬礼をする。

「うわぁ」

「どんだけぇ〜」

「ぅうι お願い二人とも笑って……。笑ってくれないと私達苦しいからι」

『で、では気を持ち直して試験内容を説明しますね。二人はここからスタートして市街地の各所に設置されたポイントターゲットを破壊。
もちろん破壊しちゃダメなダミーターゲットもありますから気をつけてくださいね♪
妨害攻撃に気をつけて制限時間20分の間に全てのターゲットを破壊。そして最後に』



298 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:40:23 ID:ogoD/zr5

「私と模擬戦をして一回でも攻撃が当たれば合格。何か質問あるかな?」

ターゲットのモニターを閉じてなのはが尋ねると2人は直ぐさま手をあげる。

「どうぞ。」

「「なんでエース・オブ・エースと戦わないといけないの?」」

「二人にはターゲットポイントの試験だけだと簡単すぎるから」

「「じゃぁ、エースオブエースに勝てたら合格の他にご褒美ちょーだい」」

と告げるとなのはは少し「ん〜」と考え込んでから笑顔を浮かべて二人に答える。

「私とデートって事でなら良いよ♪」

「「コイケヤのポテチの方が良いよ」」

と答えた瞬間、レイジングハート(バスターモード)が二人に突き付けられる。

「質問ない……よね?」

「「はい、ありません。」」

『で、では。時間もそろそろですのでまた後で会いましょうι』

「じゃあ、待ってるね♪」

モニターがリインが映っていたものからスタートのカウントダウンに切り替わる。
なのはも同時にその場から飛び去る。

「なのはと戦うんだってラットルの奥さん。メタルスになる?」
「なるよそれは。」

『3、2』

カウントダウンが迫るも緊張感を全く見せないそぶりで二人は会話を交わしながら、ボディーをメタルスに変える。

「そういやメタルス2はもう、使いこなしたっけチータス」
「うーん、練習次第だけどまだ制御が出来ないから駄目じゃん。」

『1』

「でもさぁ、チータスだけずっこいっての。メタルス2の適性有りなんてさ」
「仕方ないじゃん、ラットルは半妖探偵じゃん」

「なら、お前は教師刑事だろ。でもアーシー叔母さんに会わせる顔がねぇや。」

『Start』

電子音が鳴り響くと共に二人は一気に走りだす、そしてラットルは「ビークルモード!」と叫んでタイヤが足代わりになった状態に変身する。

「へい、タクシー」
「お客さん、どこまで〜?」



299 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:44:32 ID:ogoD/zr5
チータスはビークルモードラットルの背に腰掛けながら全域のターゲットポイントをサーチする。

−えーと、ターゲットポイントが全部で20個で。ここから1番近いのは……あの鉄塔に10。隣のビルに10。オートスフィアが30。
案外少ないじゃん。

辺りの地形を把握したチータスはラットルに指示を出す。

「運転手さん、とりあえず眼の前の東京タワーまで行って!」

「了ー解♪」

ラットルが走りだすの見遣りながら、なのはは上空から辺りの危険反応や生命反応を調べていた。

『危険反応及び生命反応無し。異常はありません。』

「うん、ありがとうレイジングハート。じゃあ、しばらく二人の成長の成果を見てようか♪」

『はい、マスター』


そう言った瞬間、ラットルはビークルモードのまま鉄塔内に突撃していた。

「オイラが合わせて走るからお前は撃ち落とせ!」
「了解じゃん!」

そう答えながらチータスは手甲になっていたビーストモード時の顔を合わせてチーターの頭を作る。そしてチーターの口からはエネルギー弾が放たれる。

「撃つべし!撃つべし!」

猛スピードで走っていてもエネルギー弾は的確にターゲットポイントを2つづつ撃ち落としていく。
そしてオートスフィアが眼の前に現れるとチータスはラットルの背から離れると自身もビークルモードに変身してオートスフィアの攻撃を避けて体当たりで叩き潰していく。

「ポケ○ンのノーマル攻撃舐めんなじゃん!」
「同じ電気ネズミとして負けてらんないっての!変身!」

ラットルもビークルモードでオートスフィアに体当たりしてからロボットモードに切り替えて小型ライフルで的確にターゲットポイントを撃ち落とす。
そんな戦法を繰り返していくうちに二人は僅か5分で鉄塔内のターゲットポイントを全て撃破する。

「ラットルは隣の東○ハンズを下から行ってくれ、俺は空から玩具売り場に行ってガ○プラ買うから」
「がってん承知之助!あ、リ○ちゃん人形買っててー。」

「俺、バー○ー派だから」

互いに頷き、チータスはビークルモードで鉄塔から飛び出して隣のビルに突撃する。

眼の前にはオートスフィアにうじゃうじゃ囲まれたターゲットポイントの姿が何体も映る。

「飛び込みながら懐で撃つべし!」

ラットルも鉄塔からいっきに飛び降りながらビークルモードに変身してビルの下の階層から突入し、ターゲットポイントを撃破していく。

「お客様、ジュエリー売り場での乱闘はご遠慮願いまっす!」



300 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 21:48:07 ID:ogoD/zr5
その光景をはやて、フェイトは上空のヘリから二人の様子をモニター越しに見ていた。

「チータス君もラットル君も速いなぁ。流石に戦いは経験してる事はあるわ。」

二人の撃破していく姿に笑顔で感嘆の声をもらすはやてにフェイトも頷く。

「うん、私も二人に負けてられないかな。」



さらに別のビルの屋上からはヴィータ、シャマル、ザフィーラがはやて達のようにモニターから二人の試験を見ていた。

「あの二人、なかなかやるな。特にチータスの体当たりは良い威力だ。」

子犬フォルムのザフィーラがそう言うと隣で見ていたヴィータが「当たり前だ」と腕を組んで答える。

「私の部隊で鍛えてるんだ、強くて当たり前だ。」

どこか嬉しそうに見ているヴィータにシャマルはくすくすと笑ってヴィータに尋ねる。

「ヴィータちゃんもしかしてチータス君の事好き?」

その言葉にヴィータは途端を顔を真っ赤に染めて眉を吊り上げる。

「Σなっ!?ば、馬鹿違ぇよ!〃〃」

「でも、チータス君はフェイトちゃんと仲良いから。大丈夫?」

「いや、そりゃ解らないだろ〃〃。 私にもチャンス−−って何言わせてんだ!シャマルだってラットルと怪しい関係じゃねえか!?〔少し遅れたな」

「あら、私はラっちゃん大好きよ♪〔少し遅れてしまったようだな!」

「あ、シグナムι」

二度目のその声に気付いて振り返る。そこにはシグナムと見慣れない男性が立っていた。


301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 21:56:47 ID:RStF6yCr
支援?

302 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 22:01:38 ID:ogoD/zr5

「シグナムってか、そいつ誰だ?」

「ああ、こいつは……もう解除して良いぞ?」

シグナムの声に頷くと男性の姿は瞬時にトランスフォーマーの姿になる。

「と、トランスフォーマー……貴方は」

「ああ、俺はダイノボット。ダーッ」

「チータス達の仲間だ。今は聖王教会に居てな。」

シグナムの説明を聞いているうちにヴィータ達は思い出す、コンボイ達とで31事務室に話を聞いていた時にラットルが彼の名を告げていた事を。

「そうか、私はヴィータだ。」

「私はシャマル。よろしくね♪」

「ザフィーラだ。」

「ああ、よろしくな。」

軽く挨拶を済ませてからダイノボットはモニターに映るチータスとラットルを見遣る。
その瞬間、彼の思考回路は熱くなる。

−よかった、無事で居た。元気にしてるじゃねえか。

「なんだ、終わったのか?」

シグナムの言葉に三人がモニターに視線を戻すとチータスとラットルはビル内のターゲットポイントを破壊し、スタート地点に戻っていた。
だが、ヴィータは「いや……なのはが残ってる。」と答える。


果たして二人は試験に合格するのかぁ。続くぅ。

ナレーター・下條なのは


次回予告。

メガ「さあ、劇的リフォームをするぞ貴様ら!」

ノーヴェ「収納式が良いかな」
チンク「いや、屋根裏を作ったほうが」

ウィンディ「押し入れが欲しいっス」
オットー「この際、神棚も作るべきだと思う」

トーレ「瓦瓦、瓦も」

メガ「何処の世界に押し入れや神棚や屋根裏部屋や瓦屋根の研究所があるか!次回、外伝6続「久しぶり」ホームセンター行くわよ。」

インフェ「黄門様、仏壇が欲しいごっつんこ」
メガ「誰が黄門様だ!てか、誰を奉るんだよ!」

303 :リリカルなのはBsts:2007/08/31(金) 22:06:39 ID:ogoD/zr5
以上です。書いてるうちに長くなっちゃった。

しかもまた、ドゥーエとディード間違えたorz

龍騎さん、ディードのところをドゥーエに訂正して下さい。m(__)m

304 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/31(金) 22:27:19 ID:HEH4jdbb
GJです
可変型ガジェット…某Web漫画を思い出したのは俺だけでいい…
って、ちょ、なのはさん怖ッ!怖ッ!!

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 22:38:47 ID:0liDLINx
投下あじゅじゅしたー
ガジェットが可変TFって事はビーストマシーンズのタンカーとかみたくなるのかな?

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/31(金) 23:05:49 ID:heLowkwL
乙です。
俺なんか未だにナンバーズで誰か誰か覚えきれない……(まだ半分くらい)
最近ふけたなとしかと思う20歳の夏……

307 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/31(金) 23:10:52 ID:tGngKw2W
>>303GJです!
>>306自分はディエチとオットーの見分けがたまに付かなくなります。
前から見るとシルエットほとんど同じだしどっちも無口だし。

308 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/31(金) 23:26:20 ID:LqH+nwLn
ビーストさんGJ
それぞれの恋模様も気になるが、なによりギャグが面白い!
これからもがんばってください。

それと俺が好きなライダーランキング一位に後一人誰か忘れていると思ったら神敬介を忘れてたorz(どうでもいいけど)
彼と彼の父親・敬太郎の二回の別れはいつ見てもグッと来ます。
二話の「人間じゃないってのも、良いもんさ」は名台詞ですよ。

309 :YUUSUKE:2007/09/01(土) 00:17:55 ID:rypSANaq
>>287すみませんでした。調子に乗っておりました。もうしません。ごめんなさい。

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 00:30:43 ID:3yDCL0Mi
>>303
いや、だからメール欄にsageと入れてくれ

311 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:32:17 ID:Gue4Y+l0
皆さんGJ!相変わらず流れが早くて読むのが大変です。
今日の分の感想を。

>> ARMSクロス『シルバー』氏
GJ!いよいよ試験で続きが気になります。リストの中ではファフナーしか
知りませんがやるとしたらかなりハードなストーリーになりそうですね。
>>◆e4ZoADcJ/6 氏
GJ!倒した後のカオスぶりが凄いwあれだけやられて生きてるのかスカリエッティ。
>>リリカルスクリーム氏
GJ!人間臭いところもあるナンバーズになんだか和みました。
>> リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー 氏
GJ!ついに2号登場。いろんなライダーが見られるのは楽しみです。
>> リリカルなのはBsts氏
GJ!毎回毎回セリフ回しが笑えますwこれは真似できないなぁと感心。

3話の続きを10分後くらいに投下したいと思います。
予想外に長くなったのと、テンポが悪くなりそうだったので、もう説明回だけで纏めました。
ずっと解説だけですいません。多分、3話全体では起承転結になると思うのですが……。
気付けばずっと蒼太のターン。


312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 00:36:22 ID:3yDCL0Mi
安価ミス
×>>303
>>309

313 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:44:13 ID:Gue4Y+l0
「さて、それじゃあ聞かせてもらおうかな?」
沈黙の中、最初に口を開いたのはボウケンブルーこと最上蒼太だった。
当然その質問の対象は伊能真墨。
「なんのことだ?」
「惚けないでほしいね。勿論、本当の理由のこと」
先程は終始沈黙していた蒼太が、今はやけに饒舌さを見せている。
「さっきの理由もあるんだろうけどね。僕はあの場から逃げる時に先頭で援護していたけど、そんな理由だったとは思えない」
真墨は澄ました顔をして蒼太を見ている。これまで同様、特に動揺した素振りを見せることもなく沈黙を保ったままで。
「どういうことなの?真墨、蒼太さん?」
菜月は場の状況がいま一つ理解できていなかった。そんな彼女に構わず蒼太は流れるようにスラスラと言葉を続ける。
「プレシャスバンクから盗み出されたバジリスクの化石。新しく現れるはずのないのに現れた邪悪竜……」
確かに蒼太の言うように、遺伝子操作でジャリュウを生み出すことができるのはリュウオーンだけのはずだった。
「そしてあいつは手に入れたバジリスクの瞳をすぐに自分に嵌め込み、自分の目として使った。
ここまで条件が揃えば、あの邪悪竜がバジリスクの化石から生み出されたジャリュウだってことは簡単に想像がつく。
そこで調べた伝説のバジリスクの特徴と照らし合わせれば――」
そこには普段の陽気で気障[キザ]な洒落男はいなかった。淡々と理論を展開していくのは流石に元スパイだけある。
鋭い洞察力と情報力――それが彼の本来の姿。
「八本四対の手足。鶏冠のような頭部。見た者を石化させる眼。そして――」
そこでサロンの扉が開き、蒼太の言葉が途切れる。
「ああ、真墨君。解析の結果が出ました」
声の主は牧野だった。瞼を擦る彼の仕種にも疲れが窺える。
「どうだったんだ!?おっさん」
今まで表情を変えることの無かった真墨が牧野に駆け寄った。
「ええ、真墨君と映士君の読みどおりです」
牧野は一度サロンにいる真墨、蒼太、菜月、ボイスの全員を見回して咳払い。そしてゆっくりと説明を始める。


314 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:45:26 ID:Gue4Y+l0
「え〜、ごほん。研究所に搬送された少年を詳しく調べたところ、石化の原因はバジリスクの瞳による呪力と推定されます。
これは、以前映士君が西のアシュ『オウガ』によって石化した時と類似した点も見受けられます。
全身がほぼ一瞬で石化している為、これ以上は戻ってみないと分かりません」
「それで、戻る方法は?」
牧野の言葉が途切れるとすぐに真墨が質問を返し、蒼太と菜月もそれに頷く。
「バジリスクが死ぬことで石化も解けると思いますが……。何にせよ瞳が手に入らなければ治療は不可能ですね」
「くそっ!結局はあいつを倒すしか方法は無いってことか……」
真墨が拳を合わせ、苦々しげに呟く。
「アクセルスーツを着用していれば石化することはないでしょう。ですから強いダメージによる装着解除には注意してください」

一通りの説明を終え、牧野はサロンの椅子に倒れるように座る。かなり疲れている様子だ。
無理もない、サージェスで一番忙しく働いているのは多分彼だろう。
「お疲れ様、牧野先生」
「ああ、ありがとうございます」
菜月が牧野の肩を揉みだす。真墨はソファに座り腕を組み何やら考え込んでいる。
同様に蒼太も口元に手をやり考えていた。
瞳の――プレシャスの力。一年半前のオウガ戦で映士が石化したこと。少年はほぼ一瞬で石化。
牧野の説明を経て蒼太の推理は確信に変わった。
「さっきの続きを話してもいいかな。最後の一つ、それはバジリスクの体液は全てが他の生物にとっての猛毒であること」
「ええっ!?」
と、声を上げたのは菜月だけだった。
「人質にされた少年をシグナムとヴィータちゃんが助けた時、体液が少年にもかかったんだ。そして毒はすぐに少年の身体中に回った。
きっと映士はエイダーでも治療は出来ないだろうと判断したんだ。伝説の生物の毒に対する解毒剤なんてないだろうしね。
いや、それ以前に山を降りるまで持つかどうかも解らなかったかもしれない」
真墨と牧野、ボイスは黙って耳を傾けている。
「だから賭けに出たんだ。石化させることで毒の進行を食い止めようとした」
一度自分が石化しているから可能性はある、と考えたのだろう。


315 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:46:40 ID:Gue4Y+l0
それでも危険な賭けには違いない。とはいえ、それ以外に手段は無く、迷っている時間も無かった。
「だから最後に残ったんだろ?真墨」
真墨は腕を組んだまま目線だけを蒼太に向け、一言、
「そうだ」
とだけ答えた。
菜月もようやく理解したのか真墨に微笑みを向ける。だが、すぐに?を浮かべ首を傾げた。
「あれ?じゃあ何で真墨は、シグナムさんやヴィータちゃんに問い詰められた時に黙ってたの?」
その理由を話していれば彼女達もあんなに怒りはしなかったのではないか。
そう菜月は思った。
だが、真墨のことだ。「自分のミスはミスだ」とでも考えて一人で背負おうとしたとも考えられる。
「うん、僕も最初はそう思った。でもそれだけじゃない。危険なプレシャスを奪われたこの状況でそんな理由で連携を乱すようなことはしないよ」
「それじゃあ……」
蒼太の視線が次に向いたのは――ボイスだ。
「これはボイスと真墨と牧野先生あたりの3人で考えたんじゃないかな?」
「どういうことかな?ブルー君……」
当然、▽のCGからも機械で加工した声からもその心理は解らない。どこかコミカルで可愛いそれも、感情が読み取れなければ薄気味悪く思える。
「僕が全部説明してもいいけど、真墨の理由は真墨から話して欲しいな」
「……お前の考えてる通りだよ」
サロンには緊迫した空気が流れ、菜月は相変わらず?の表情のままだ。
ここから先は蒼太も自分の推理に自信は無かった。
もしかすると話すべきではないのかもしれない。だが、蒼太も真実を知りたかった。
ここで少しでもはっきりさせておかなければ、新人達を本当の意味で仲間として迎えることはできない。
真墨にはチーフとしてその理由を。これが『テスト』であるなら、そのことを話して貰わなければならない。
自分と菜月、映士にはそれを知る必要があるのではないか?
何か大きな影を感じる今、真に6人のボウケンジャーとなる為に。


316 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:47:54 ID:Gue4Y+l0
「まず、シグナムとヴィータちゃん。あの二人がサージェス・ヨーロッパから来たって云うのは嘘だと思う」
「調べたのか?」
真墨は一応聞いてみた。
蒼太は情報収集のプロだ。それくらい容易に調べられる。
だが――。
「いいや、もう仲間のことを影であれこれと調べるのは止めたよ。これは僕の推測だ」
やはりそうだったか。今の蒼太は真に知りたいなら、こうやって正面から訊くだろう。
「あくまで仮定に過ぎないけど、二人はサージェスとは別の組織。サージェスとは現在、一時的に協力関係にありながら、内情を把握していない組織の一員だ。」
「どうしてそう思うの?」
「う〜ん、二人はサージェス・ヨーロッパにいたにしては、地理、生物、サバイバル知識etc……が欠けてるからかな。それを急拵えで誤魔化してたのも余計に不自然だ。
それなのに、戦闘に関しては頭抜けてる。あれは僕達よりも戦い慣れてるね」
そう、彼女達は何度も戦闘を経験している。だが、それは普通の斬り合いや撃ち合いではなさそうだ。シグナムはともかくヴィータは動きがややぎこちなく感じた。
「そう仮定すると辻褄が合う。こうすれば二人は独自に動くかもしれない。そこから組織のことや彼女達の本来の戦い方が解るかもしれない」
プレシャスは危険なものが多い。それこそ世界を滅ぼす程に。
素性の知れない、信用できない組織と手を組んで情報を知られるのは絶対に避けなければならない。
「だけど、それじゃあその組織が協力してくれないんじゃないの?」
菜月の疑問は最もだ。それでもサージェスがそんな行動に出るとするならば――。
「それでも目的の為なら多少の無理は相手が協力せざるを得ない、と考えてるからさ。目的は何かのプレシャス、そして相手はあまりプレシャスに詳しくないのかもね」
プレシャスとプレシャスの情報が最も集まるのはサージェスだからだ。探すならサージェスに助力を頼むのが手っ取り早い。
「彼女達が素性を伏せているのは、おそらく向こうの組織もサージェスを全面的に信用していないからだ。プレシャスが集まるがゆえにプレシャスを狙ってる相手もいるかもしれない、ってね」
それでもシグナム達を受け入れたということは、サージェスも協力が欲しいということ。どちらも考えてることは同じだ。
「そう、だからサージェスはこのアクシデントを利用してみようと考えたんだ。駄目なら言い訳も立つし、もし結束できればそれでも良し」
「う〜ん、つまり……両方が協力してほしいのに、お互いが隠し事してるから素直に協力できないってこと?」
「さっすが菜月ちゃん。僕はそうじゃないかと思ってるんだけど――どうかな、ボイス?」
菜月に向けた笑顔から一変、ボイスへと射抜くような視線を送った。


317 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:49:02 ID:Gue4Y+l0
無表情だったボイスがやがて眉を八の字に曲げる。どうやら観念したようだ。
「やれやれ……君達に隠し事はできないねぇ……」
「流石はボウケンジャーの皆さんですね」
牧野もそれを認めてパチパチと軽く手を叩く。
「なんだか菜月だけ仲間外れみたい……」
頬を膨らませる菜月の肩を蒼太が叩く。
「何言ってるの。菜月ちゃんが最後に解りやすく纏めてくれて助かったよ、僕」
「大体はブルー君の推理通りだ。サージェスにも色々あってね、君達を利用して済まなかった。私がブラック君に指示したんだよ」
結局はシグナムとヴィータも、自分達も組織の都合に振り回されていた訳だ。ここで蒼太が明らかにしていなければ知らないままだったかもしれない。
そんな状態じゃ本当の冒険なんて出来はしない。
「彼女達の組織について……話しておくかい?」
ボイスに対して菜月と蒼太は同時に首を横に振る。その顔には笑顔が浮かんでいた。
「影で調べるのは止めたって言ったでしょ?フェアじゃない」
「必要ならシグナムさん達もいつか話してくれるよ」
あの二人なら自力でそこに辿り着くだろう。それは全く理論的な根拠のない伊能真墨の勘に過ぎないが。
「ブラック君もそう言っていたよ」
いつの間にかモニターのボイスは笑顔になっていた。


318 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:51:07 ID:Gue4Y+l0
牧野は今度は解毒について調べれる為にサロンを去った。ボイスの姿もモニターにはない。
サロンには真墨と蒼太、菜月のみが残った。
「でもさ、いつもの真墨ならこんなこと嫌がるんじゃないの?」
そうだ、真墨ならこんな役回り指示されてもやらない。
「まぁな……。いつもなら蹴ってただろうな」
ようやく真墨が少しづつ、ゆっくりと話し出す。
「テスト……だろ?」
蒼太は長々と説明して疲れたのか、いつもの椅子に座って真墨を見ている。
「ああ、俺達が逃げる為に盾にしたって言った時に、どう反応するかを見てたんだ」
二人とも凄く――凄く怒っていた。そして悲しそうにしていた。
「もしも何とも思わないような奴らなら、ボウケンジャーとして認める気は無かった」
でも、それだと気付かないまま、誤解したまま辞めてしまうかもしれないのではないか?
「そこまで頭が回らないようなら同じだ。解ってて気に入らないならそれも仕方ない。
明石も俺達に意地の悪いテストをしただろ?俺ならあいつらのどこを見るか……そう考えたんだ」
「真墨ってホント不器用だね」
「そうそう蒼太。水臭いよ?」
菜月は真墨の頭をポンポンと軽く叩く。一人で生きてきた切れ者の冒険者ながら時々子供みたいに思えるから不思議だ。
明石然り、案外冒険者とはそんなものかもしれない。
「うるせえんだよ、お前らは……」
真墨は鬱陶しそうに手を振り払う。
一人で嘘を吐いて、怒りとぶつけられて、それを背負い込んでいる――彼は昔から変わらず不器用な人間だった。
一人で突っ走ることのある明石とは違う危うさがあるが、それでも彼はボウケンジャーのチーフだ。
蒼太も、きっと映士もそう思っているだろう。



319 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:52:18 ID:Gue4Y+l0
三人は心地良い沈黙に、暫しの休息を感じていた。
だが、程なくしてそれは牧野によって破られる。
『街でジャリュウ一族が暴れています!すぐに向かってください!』
「了解!二人に連絡は?」
『正直、戸惑っている様子でしたが……』
隣を見ると既に菜月と蒼太も立ち上がっている。
迷っている暇は無かった。サージェスと彼女達の組織――お互いに警戒しながらも協力せざるを得ない事態。
新たに生み出された邪悪竜とカースを操るもの。
何かが起ころうとしているのは間違いない。
「あいつらは行ってると思うか?」
「うん!真墨もそう思ってるんでしょ?」
「あんまり女の子を待たせる訳にはいかないんじゃない?」
たとえサージェスと彼女達の組織が知らないところでどう動こうと、自分のするべきことは変わらない。
それがボウケンジャーだからだ――明石ならきっとそう言うだろう。
真墨が指を弾いて号令する。
「よし、俺達"も"急ぐぞ!ボウケンジャー、アタック!!」


320 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 00:53:52 ID:Gue4Y+l0
以上です。辻褄合わせに必死になって『らしさ』が無くなってる気もしますがどうでしたでしょうか?合ってるかどうかも不安。
StSが不満な人の意見には「組織のゴタゴタや腹の探り合いをなのはに求めていない」なんて意見もありましたね。

自分はボウケンジャーが終われば武装錬金がやりたいなぁ。後ゼオライマーの続きを。
やりたいだけならWILD ARMSやSAMURAI7、ビバップやキンゲとかも。



321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 02:07:30 ID:KogF+e4q
>>◆e4ZoADcJ/6氏

最終回もGJでございました。万太郎の必殺技フルコースを喰らって、よく
生きていたなスカ博士w 折角格好よく決めても、最後は台無しにするのが
万太郎クオリティw

>「ロボ超人のウォーズマンとクロスさせたい」

リリカル万太郎のIFとかならありではないでしょうか? 万太郎の代わりに
ウォーズマンがミッド世界に飛ばされて、帰還までの間スバルを鍛えること
になるとか。ケビンマスクを超人オリンピックで優勝に導いた名トレーナー
のウォーズマンなら、スバルを一流の戦士に鍛え上げるばかりでなく、機械
の身体を持った苦しみも理解出来るのではないかと。
スバルがジェロニモのように試練を受けてロボ超人になり、ラストバトルで
マッチョ化したスカ博士と戦う展開とか読んでみたい気がしますw

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 10:28:41 ID:WWzaHHcw
>>320
GJ!ボウケンジャーは見たこと無いですけど楽しく読ませてもらいました。


私がリリカルなのはとクロスさせたい作品は

・地球防衛軍3
・戦国BASARA
・エースコンバット0

ですね。
この中でEDF3とのクロスはもう書き始めてるので
来週くらいにはプロローグを投下できると思います。

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 10:36:40 ID:yIPO39rZ
>>322
そんな事を言われると期待してしまうじゃないか……

324 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/01(土) 11:14:45 ID:zSX45Rc7
>>322
まっ・・マジッすか!!ストーム1の勇士がなのはSSで見れるなんて!

325 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/01(土) 11:17:18 ID:zSX45Rc7
>>322
気になる話ですが・・それはフォーリナーを倒した後の話ですか?それともフォーリナーを
倒す前ですか?

326 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 11:34:08 ID:BUjiq4gC
GJです
これは…たいした名探偵がいたものですね…
さて、次回のジャリュウ一族戦でうまく結束できるのでしょうか…

>>322
あのEDFとのクロス!?これは期待せざるを得ませんね…

「すでに3つ連載抱えてる身で何を言う」とか言われるかもしれませんが…
俺はこの3つとクロスさせてみたいですね…

・ひぐらしのなく頃に
・鋼の錬金術師
・とっても!ラッキーマン

…はい、最後の1つはネタです

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 11:47:17 ID:b01NVxen
>>322
そういえば初代EDFだと死亡した隊員のお墓に
書かれた賛辞の言葉を見た主人公が吐き捨てるように
「犠牲者はいつもこうだ・・・言葉だけは美しい」
っていうのが印象に残ったな。
しかしその死亡した隊員が3で実は生きていた扱いになった時は
「オイ!死亡認定したのは王大人か!?」って言いたくなったが・・・

328 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/01(土) 11:56:56 ID:3yDCL0Mi
>>327
それって、ジャミラの回のときのイデ隊員の言葉に似てるな

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 11:58:17 ID:5A0YLNxm
>>327
え、ネタ?
つかジャミラじゃん

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 12:47:12 ID:u112LxaZ
>>327
1・2と3は話は繋がっていないぞ?

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 13:29:04 ID:JQB8OuMr
>>322
史上最強の歩兵に期待、空軍?そんなものは飾りです

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 13:33:47 ID:KrisZSFo
流れを読まずにモンハンとのクロスを思いついて書いているけど…
需要あるのか?+超絶駄文すぎる…orz

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 13:43:35 ID:txVBMf/9
本来のサイズのフリードでも
ガノトトスやグラビモスには勝ち目薄そうだなぁ。

……小説版のラオシャンロンだと誰も止められなさそうだけど。


334 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/01(土) 13:49:57 ID:zSX45Rc7
>>333
確かに、ティガレックスとリオレウス辺りに戦いを挑んだら即やられそうだな。

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 13:51:40 ID:rDOx+Bv+
つこるーとアカム

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 13:52:23 ID:u112LxaZ
フリードはリストラだな。

337 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/01(土) 13:54:07 ID:zSX45Rc7
>>322
最強の戦士VS白い魔王の夢の対決がついに見れるのか!

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 14:04:18 ID:qZbfcDBS
地球防衛軍のクロスは過去にあったようなとマジレス

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 14:08:34 ID:KrisZSFo
それって一発ネタじゃなかったっけとマジレス
違ったかな?

ちなみにMH×MGRNは来週くらいにはプロローグが出来そう
…投下していいのかどうか非常に悩む所だけど

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 14:09:28 ID:u112LxaZ
>>322
ゆりかごがストーム1に撃墜されて終了だな。

341 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/01(土) 14:28:47 ID:Sssgymfl
>>320
GJです!
真墨さん鋭いっすね。
>>332
モンハンは大いに需要あると思いますよ。
むしろ書いてみて解ったんですけどTFシリーズの中でも
初代TFと無印ビースト〜メタルスとユニクロン三部作はともかく
いわゆる和製シリーズ(ザ☆ヘッドマスターズ〜V)って
おまり知ってる人いないんですね。
シックス一族の3人を知ってる人がほとんどいないってのはちとショックだったかも。
全員準主役とか好敵手ポジションだったんですけどねえ…。


342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 14:39:26 ID:ZUTzp2ha
ストーム1か ゆりかごですら単独で叩き落せるな
陸スキーなレジアス中将が大喜びしそうだぜww。

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 14:45:37 ID:rDOx+Bv+
ストーム1は異常
あれ実は人間じゃありません、とか決戦存在でしたとか言われても違和感ねぇな

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 14:47:54 ID:KrisZSFo
おじいちゃんのストーム1しか思い浮かばない自分は異常

345 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/01(土) 15:35:43 ID:zSX45Rc7
ストーム1率いるストームチームは最強だろうな。
下手をすれば機動六課以上に高い戦果を上げられる部隊だしレジアス中将は泣いて喜んで
ストーム1を引き込むだろうな。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 15:58:26 ID:x++9dPzb
ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI氏 
遅くなったけど、GJ。
そういえばARMSって弱点である電気ですら耐性を持てるんだから、
物理的な破壊を伴わない非殺傷の魔力攻撃ならそのうち適応して、耐性を持ったりするかも。


347 :リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/09/01(土) 16:21:22 ID:Hua3g6d2
久しぶりに見に来たら、かなりの量投下されててびっくり。
現在オンラインゲームに熱中してて、プロットのみ完成(リリカルガオガイガー)
アレクサンダー強かったぜ(ぇ
今からゆっくり読ませてもらいます。
投下は来週中予定
リリカルスクライド//G.U.は・・・
気力が回復したら書き始めるかも(人員増やしすぎたのが不味かった(汗))

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 17:52:10 ID:ZUTzp2ha
レジアス中将の後継者になるストーム1
機動六課とため張る戦闘部隊になりそうですな。

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 17:57:57 ID:rDOx+Bv+
× ため張る

○ 単騎で(戦場では)同等

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 18:02:21 ID:KrisZSFo
ストーム1とマスターチーフのイメージが被るのは自分だけ
…強さはだいぶ違うけど

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 18:14:11 ID:geMNxaTc
母艦なんかよりも蜘蛛怖い蜘蛛怖い蜘蛛怖い蜘蛛怖い蜘蛛怖い

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 19:07:27 ID:WQ4h5ENk
蟻アリあり蟻アリありari蟻ありりりりりいりr

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 19:18:58 ID:xVfTaJIy
>>346
つまり事前にシルバー兄さんが各種魔法を片っ端から喰らっておけば耐性ができるというわけです。

354 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 19:20:57 ID:BUjiq4gC
虫型怖い虫型怖い虫型怖い虫型怖い(ry

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 20:03:46 ID:VEFw62Ce
>354
つ [蜘蛛型ゾイド グランチュラ]

蜘蛛もサソリも昆虫じゃねぇ。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 20:18:54 ID:E3V8cKae
  〔o〕
(;0H0)

357 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 20:22:09 ID:BUjiq4gC
ナニシテンダムツキ、剣スレニカエルゾ>(0M0 )⊃(;0H0)<クロススレの皆さんナズェミディルンディス!!

358 :リリカル.exe:2007/09/01(土) 20:30:13 ID:r0y7lqO8
ああ、誰かと思ったら味方にしたら余り頼りにならないくせに敵にまわすと非常にウザイ、リモートの・・・・・・・・・強化フォームない人でしたっけ?

359 :リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/09/01(土) 20:31:21 ID:Hua3g6d2
15歳を区切りに、あの日から俺たちの戦いが始まった。
いや、始まっていたんだ。
戦争と言う、生き残るための戦い。
俺たちは、ただ、そこにいた。


蒼穹のファフナー
Lyrical the world


≪あなたは、そこにいますか?≫


今まで見てきた空が左右逆の姿を現したのを合図に、黄金の堕天使が舞い降りた。
目の前には、巨大な爬虫類を連想させる四肢を持つ人型戦闘機械。
それに乗った時から、俺の平和は崩れ去った。
「こいつが!」
一騎は、この奇妙な状況に声を荒げる。
「そうだ。【フェストゥム】俺たちが戦うべき敵だ」
総士は、一騎に敵を認識させる。
黄金に輝き、人の心を読む人類の敵との戦い。

「こんな闘いを続けていたら、みんな生き残れ無いよ…死んじゃうよ!」
別の世界から来た魔法を扱う少女は言う。
「分かっている。だが、この方法以外に人類が生き残る手段は無い」
世界が違えば、生き方も違ってくる。
幸せな世界から来た者と、死と隣り合わせの世界に住む者の違い。

「…お母さん、ごめんね」
恋する少女は、戦場の空で散った。
「俺の所為だ…あの時、もっと速く」
「ああ、お前がもっと速く向かっていれば翔子は!」
仲間の死は、一人の少年を修羅へと変える。
「いつまで悔やんでも、死んだ人は戻って来ないよ」
墓へ供える花を抱えた金髪の魔法を扱う少女は、悲しい瞳をしていた。

「何でや!何で、人を殺すんや!!」
守護騎士を携え、目の前で宙に浮く青年に話しかける魔法を扱う少女。
「我々は理解した」
フェストゥムは学んだ。
人と言う生命体は同化するべきモノだと。
死と言う概念が無いフェストゥムに、悲しみの感情など無い。

少年少女たちは、この狂った世界で何を見て、何をするのか。
その結果が、人類とフェストゥムに共和をもたらすのか?

「…おかえり」
少女の声と共に銀色の巨人は舞い降りた。



魔法少女たちは、この世界で何を見て何を学ぶのだろうか。
それによって、彼女たちにどのような影響を与えるのか。

続きは…作者の気力次第(;・ω・)\
上の文を読んでくれることを切に願う。




360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 20:47:24 ID:9vxDrCch
実際ミッドチルダにEDFの宇宙生物が来たら、大した抵抗も出来ずに本部が落とされそうだ……。

あと、エスコンとのクロスは読んでみたいかも。

メガリスを破壊するために隕石が降る空をとぶメビウス中隊となのは達。地上部隊と奮戦するスバル達。

いい、実に興奮するシチュだ。

361 : ◆sP9nVRi1sI :2007/09/01(土) 20:53:14 ID:Qvfw+u7m
おお、GJです。
ただ、何と言うか……なのは達、存在感薄いですね。自分もそれがネックで全く書けなかったんですが。
冲方氏の描く話はあまりに重い……
他には、
「それが戦いの痛みだ!存在することの苦しみだ!いなくなることへの恐怖だ!」
なのは達は、むしろこれを言われる側になってしまうなあ……とか考えてたり。

362 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/01(土) 21:07:00 ID:zSX45Rc7
>>360
確かに陸士隊はヴァラクに踏み潰されるか焼き尽くされるだろうし。
特に航空隊なんかはガンシップによって次々と撃ち落されそう。
エスコンかぁラーズグリーズ隊はどうだろう?


363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:08:49 ID:mxbGDGBF
>>362
陸士隊は「うわー」で逃げ出すから損害ゼロです。

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:14:43 ID:ZUTzp2ha
そこでEDFのストーム隊員とエスコンのラーズグリーズ&メビウス&鬼神と機動六課メンバー
夢の競演ですよ。

すさまじい戦果になりそうだな


365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:16:35 ID:9vxDrCch
>>364
そこに片羽の妖精も加えるんだ!

……負ける姿が想像できねぇ。

366 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/01(土) 21:21:45 ID:Sssgymfl
>>365
Xの凶星こと南十字星も加えて。


367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:22:18 ID:rDOx+Bv+
よしメガリスとSOLGとストーンヘンジとリム、シンファクシとエクスキャリバーと
ナイトレーベン一個師団。
あと敵エース全員
そして「サンダー!」たちを持って来い
これなら負ける姿も想像できる

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:23:54 ID:mxbGDGBF
>>366
オメガ11も忘れるな!イジェークト!!

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:25:35 ID:9vxDrCch
念には念を入れて、ファルケンとモルガンも持ってこよう。

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:27:33 ID:mxbGDGBF
完全状態の黄色中隊は必須。

371 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/01(土) 21:28:40 ID:Sssgymfl
>>369
いやそこはフェンリアで。
LSWM(特殊燃料気化弾頭弾)は男のロマンです。

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:36:05 ID:78bNVRgv
ついにファフナーとのクロスまで・・・皆さん無茶しますね
エースコンバットとかガッシュまでいるし

これは限界はなさそうですね

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:37:14 ID:rDOx+Bv+
>>364
・敵戦力
メガリス      ストーンヘンジ
リムファクシ    シンファクシ
SOLG        エクスキャリバー
モルガン      グレイプニル
フェンリア     メソン・カノン
敵エース      エイリアン
スカ一味

・味方戦力
機動六課     ストーム1
リボン付き     ラーズグリーズ
ガルム       オメガのひとびと
グリフィス     AWACX’s
こうですか?分かりません><

374 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 21:38:19 ID:BUjiq4gC
なんか素晴らしくカオスな様相に…w
これは次元世界単位の戦争起こってもおかしくありませんね…

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:44:49 ID:qVm/Wbje
みんな、PJとクロウ隊を忘れている……。

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:46:26 ID:mxbGDGBF
管理局では灰色の男たちに知らぬ間に牛耳られているな。

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:46:37 ID:9vxDrCch
つーか最終的にひとつ世界が滅びてもおかしくないwwww
しかし>>373をみるとスカ一味がえらくしょぼくみえるのは俺だけだろうか?

あ、そういえばフレズベルクなんて兵器もあったな。気化爆弾ありゃすぐ落とせるけど……。

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:48:19 ID:p8CWQyX+
まて、男女比で言えばスカ一味はかなり華やかな部類じょないか?

379 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 21:50:54 ID:BUjiq4gC
しかし味方戦力のグリフィスで機動六課の眼鏡1号とベルセルクの鷹の団長しか浮かばない俺は異端ですかね…?

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:51:47 ID:p8CWQyX+
えー
投下しちゃってください

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:54:33 ID:mxbGDGBF
>>379
≪投下しろ、臆病者!≫

382 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 21:56:09 ID:BUjiq4gC
>>380 >>381
…この空気の中で投下というのも気が引けますが…でしたら投下します

「そのデッキ…以前なのはを襲ったライダーのものですよね?」
 入院中のフェイトの前に現れたのは、香川研究室教授、香川英行。彼は戦いを止めるために動いているという。
その証明として彼が取り出したのは、仮面ライダータイガのデッキ。
だがフェイトはまだ信用してはいない。何故なら先日なのはを襲ったのは、そのタイガなのだから。
そしてフェイトは、その事を香川へと聞く。それに対して香川が答えた。
「なのは…?ああ、あの白い衣装を纏った彼女のことですか」
 これで決まった。彼はタイガ…もしくは、それに関わる者である。
「いきなり人に襲い掛かるような人を、信用できるとでも思っているんですか?」
 短く、しかしはっきりと拒絶する。だがフェイトは完全に拒絶してはいない。
この戦いを止めるために動いているライダー、それが真司達以外にもいるとは思っていなかった。上手くいけば協力できるかもしれない。
香川はそれが分かっているからこそ、フェイトが理解できるよう説明を行った。
「これは手厳しいですね…理解していただけるかはわかりませんが、こちらにも理由というものがあるのです…聞いていただけますね?」

サバイブのカードがバイザーの装填口へと近付き、吸い込まれるように装填される。
そしてバイザーがその名を告げた。仮面ライダーナイトの新たなる力の名を。
『SURVIVE』
 風が吹き荒れ、塵が舞い、ナイトを包む。その中でナイトは姿を変え、そして風が止んだ。
仮面は金色に縁取られ、グランメイルは蝙蝠の翼を模した青い鎧になった。
その名は仮面ライダー『ナイトサバイブ』。サバイブによる新たな力を得たナイトである。

第二十四話『風、雷、そして力』

 ナイトサバイブがバイザーから長剣『ダークブレード』を抜き放ち、ベルデへと駆ける。
対するベルデはそれを迎撃すべくデバイスを向けるが、それは叶わない。
デバイスからフォトンバレットが飛ぶより速く、ナイトがベルデの目の前まで駆け込んできていたのだ。
「はあっ!」
迎撃体制もとれないまま、ダークブレードの連続攻撃を受けるベルデ。サバイブによる強化からか、先程よりも攻撃が速い。
しかも速いだけではなく、威力もかなり増している。
…さて、ここでライダー達の攻撃力について、少し話をしよう。
通常、ライダーの攻撃力はAPという尺度で表され、1APが0.05トン程である。
そしてダークバイザーの攻撃力は4000AP。かつてのシザースアタックと同程度である。トンに換算すると200トンという常識はずれな破壊力だ。
「く…嘘でしょ?強すぎるわ…」
 だから、それ程の破壊力を連続で受けて耐えられず、膝をつくのもまた当然である。

383 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 21:57:12 ID:BUjiq4gC
 一方の海鳴大学病院。香川がフェイト達に説明を行っていた…読者の皆さんはお忘れかもしれないが、はやてもここにいる。
「我々は『魔導師がミラーワールドに出入りできる』とは考えていませんでした。
そもそも、ミラーワールドに出入りできるのはライダーとオルタナティブのみ…それ以外は出ることは出来ず、粒子となって消滅するのみ。
そしてあのなのはさん…でしたか。彼女がミラーワールドにいた…となると、普通なら粒子になって消える。そう考えるはずです。
ならばそのような恐怖を感じるよりはまだ良い。そう考えて、倒しにかかった。そういう事ですよ」
 確かに。彼の言う通りなら、なのはは粒子になって消える。ならばそう考えてもおかしくはない。
…理解はできても、納得できない事というのはあるものだ。香川の告げた理由、それがその典型である。
「…しかし実際にはそうではなかった。どうやったのかは知りませんが、あなた方魔導師でもミラーワールドへの出入りは可能…そうですね?」
「…はい」
 香川の質問に、フェイトが答えた。先程の理由に納得していない表情だったが、それを香川は気にしない。
そこで多少考え、そして続きを話した。
「ならば、ミラーワールドでの戦闘も可能…そこで、一つお願いしたいことがあります」
「お願いしたいこと?それって…何なんです?」
 今度はフェイトに代わりはやてが問う。そして香川が今回来た本題を述べた。
「我々は3週間後、神崎のモンスターの栄養補給を阻止する計画を立てています。あなた方魔導師には、ぜひ協力して頂きたい」

 そして視点はミラーワールドへと戻る。
ナイトサバイブがベルデへと近付く。手にはダークブレード。今なら喉にでも突き刺せば一撃で終わるだろう。
そしてナイトサバイブが立ち止まり、ダークブレードを突き刺そうと構え、思い切り突き出…せなかった。
ナイトサバイブは確かに強い。だが、蓮は人を殺せない。今回のように、後一歩のところで踏みとどまってしまうのだ。
無論、人を殺せないというのは褒められるべき事。だが、この場合は隙を作る要因となる。
その隙を狙い、ベルデがフォトンバレットとバイオワインダーの同時攻撃を放ち、ナイトサバイブに隙を作る。
『CLEARVENT』
 それでできた一瞬の隙を使い、クリアーベントを発動。姿が見えなければ攻撃も不可能だと考えたのだ。
「ちぃっ、消えたか」
 姿が消えたことで、悪態をつくナイトサバイブ。だがどのような行動を取るかは読める。
ダークブレードの破壊力をその身で何度も味わったのだ。ならばもう食らいたくないと考え、離れる。ナイトサバイブはそう読んだ。
一方のベルデは、ナイトの予想通り急いでダークブレードの間合いから離れ、デバイスをナイトへと向ける。
飛び出すフォトンバレット。シュートベントを使おうとしたナイトサバイブに片端から命中し、彼をよろめかせた。
その隙を利用し、飛行魔法で空へと向かうベルデ。上空からフォトンバレットの乱射でもしようというつもりか…いや、違う。
「ハァ…ハァ…ここで…2人消させてもらうわ…!」
 プレシアがいる箇所のすぐ手前に、紫色の雷が現れる。ベルデの…いや、プレシアの最大魔法『サンダーレイジO.D.J』を放つつもりだ。
この攻撃は負担と消耗が大きく、今の彼女では元の体調と戦闘の消耗で満身創痍。放った側もただでは済まないだろう。
「…なるほどな、そこか」
 透明化している状態でこれを使おうとしたのは失敗だった。雷の位置で大体の居場所が分かってしまったのだ。
ナイトサバイブがダークブレードをバイザーに戻し、剣の柄にあたる部位を開く。戦闘用のカードは大体ここに装填するのだ。
そしてカードを一枚取り出し、装填した。
『BLASTVENT』
 ブラストベントのカードにより、現れるのはダークウイング…いや、鏡が割れるような音とともに、その姿が変わった。
その姿はまるでナイトサバイブのバイザーやグランメイルのように、青く鋭角的な姿だ。
その名は『疾風の翼ダークレイダー』。ナイト同様、疾風のサバイブで力を得たダークウイングである。
ダークレイダーの翼が変形し、タイヤのような車輪が現れる。そして車輪が高速回転を始め、竜巻『ダークトルネード』を放った。
ダークトルネードは狙い過たず(もっとも、攻撃範囲が広いので大体の位置が分かっていれば当たるのだが)、ベルデを捉えて吹き飛ばす。
そして風の吹く方向は…池である。そのまま風に飛ばされ、ベルデを池に叩き込み、ミラーワールドから叩き出した。

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:57:14 ID:p8CWQyX+
投下は全ての雑談に優先する
支援

385 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 21:58:19 ID:BUjiq4gC
「手塚、これはお前に返す」
 ミラーワールドから現実世界へと戻った蓮が、手塚にサバイブのカードを渡す。
あの場は仕方なかったとはいえ、蓮が使っていたサバイブのカードは本来手塚のものである。ならば返すのが筋というものだろう。
やろうと思えば手塚を倒し、サバイブのカードを自分のものにするという事も出来たのだろうが、蓮はそう思わない。北岡あたりなら間違いなく「甘ちゃん」とでも評しただろう。
だが、手塚は首を横に振り、返されたサバイブのカードを蓮に渡した。
「いや、これはお前が持っておくといいだろう」
 蓮はそう言われるとは思わなかったらしく、驚いた表情をしている。
手塚は元々力を望まず、間違った使い方をしないであろう誰かに渡すつもりだった。そしてそれが目の前にいる。だから蓮に渡した。
それが信じられないのか、蓮が手塚に聞き返し、そして手塚が答えた。
「…いいのか?」
「ああ。お前なら間違った使い方はしないだろうからな」

 そして一方、戦いに敗れたプレシアは…
「一体何なのよ…あんなカードがあるなんて、聞いてないわ…」
 案の定、予想外の隠し玉であるサバイブに面食らっている。
そしてそんな彼女の前に、あの男が現れた。プレシアも話しかけられる前に気付き、話しかける。
「神崎…どういう事?」
 何のことかを言っていないが、プレシアはそれで分かると思っている。
そして神崎も、思い当たる節は一つしかない。手塚に渡したサバイブのことだ。
「サバイブの事か?あれはある程度人数が減ってから、数人のライダーに与えているカードだ」
「だったら!他のサバイブをよこしなさい!」
 神埼が言い終えると同時に、プレシアが叫ぶように要求する。
何しろその身をもってサバイブの力を知ったのだ。欲しいと思うのが普通だろう。
だが、神崎は首を横に振り、その要求を撥ね付けた。
「…それはできない。あれは貴重なものだからな、全員に配るわけにはいかない」
 そう言って、神崎はいつものように消えた。
「…そう、そういう事」
 残されたプレシアが何を考えたのか、それは本人以外誰も分からないだろう。
「サバイブが欲しければ、それを持っているライダーを殺して奪え…そういう事ね」

「では、私はこれで」
 一方、海鳴大学病院。話を終えた香川が、フェイトの病室を出ようとしている所のようだ。
「ああ、それと…そこにある紙には私の連絡先が書かれています。計画に参加する気になったのなら、そこに連絡してくだされば助かります」
 そう言って、今度こそ香川は病室から去った。
後に残ったフェイトとはやては、香川の話について考えていた。そしてはやてがフェイトに聞き、フェイトが答える。
「…どう思う?」
「多分、あの人が言ってた『戦いを止めるために動いている』っていうのは本当だと思う。でも…」
「でも?」
 フェイトには何か気にかかる点があるようだ。だがそれも確証がない。
「…ううん、何でもない」
 それについて聞いてきたはやてに対し、フェイトははぐらかすようにそう答える。
とにかく香川の計画に参加し、その上で見極めよう。フェイトはそう、考えていた…

386 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/01(土) 21:58:22 ID:Sssgymfl
>>379
どうせPSPでリリースされたXのキャラである彼はマイナーですとも。
5に出てきたアルベールジュネットがメビウス1と重ねる程のパイロットなのに…。



387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 21:58:44 ID:hudiX/DX
エスコン3のSARFのエースことNEMOを忘れてるぜ。

最初はガジェットU型で登場したりとかするんだぜ

ナンバーズの誰かをハッキングかまして自分の身体にしてしまいそうだ…

388 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 22:00:16 ID:BUjiq4gC
投下終了
…香川の説得文は結局、事実をそのまま述べ、単刀直入に協力を頼むということになりました…
こういう説得用の文考えるの苦手なもので…

というわけで、突っ込みどころ突っ込まれる前に謝っておきます。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいオヤシロさまごめんなさいごめ(ry

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 22:01:15 ID:KogF+e4q
>>377

実際スカ一味の戦力って、実際のところはたいしたことないからな。奴らを
利用しようとして逆に利用されて、ガジェット大量生産させた脳味噌とヒゲ
が間抜けだっただけの話で。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 22:03:01 ID:p8CWQyX+
プ、プレシアさんがどんどん怖くなっていってる。


391 :魔装機神:2007/09/01(土) 22:12:22 ID:k7jRGuKN
投下乙。
ママン怖すぎるよ……

ところでBASARAとクロスさせたい人がいたみたいだけど、するとしてどこの軍勢がどこの所属するんだろうか?
……とりあえず織田家、前田家、光秀はとスカ一味確定かな?
……松の飯をおいしそうにたらふく食うアットホームなナンバーズという電波を想像したのは俺だけでいい。

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 22:14:39 ID:mxbGDGBF
>>389
国境なき世界に及ぶべくもないか。

393 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/01(土) 22:17:09 ID:Sssgymfl
>>391
>松の飯をおいしそうにたらふく食うアットホームなナンバーズという電波を想像したのは俺だけでいい
電波と言いますがこれと似たような事
を現在進行形でやろうとしている俺というの名の莫迦がここに居る…。

394 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 22:21:08 ID:BUjiq4gC
>>393
こんにちは、俺

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 22:22:31 ID:ZUTzp2ha
ガンパレのセプテントリオンがエスコンとEDFの連中引き連れて

次元管理局に侵攻するがそれに対抗するために各世界のエースを味方にして
戦う機動六課を思いついた スパロボ風にすればいけるかも 
書くのが大変そうだがw。


396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 22:33:54 ID:KrisZSFo
メガリスやらなにやら何の話だかさっぱり分からないゼ!
ラーズグリーズなんてSRW64の女主人公機の後継機ぐらいしか知らないゼ!

そしてリリカル龍騎氏GJだっぜ!
プレシアさんは相変わらず最凶だっぜ!

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 22:34:18 ID:uUr1I5Bf
>>「それが戦いの痛みだ!存在することの苦しみだ!いなくなることへの恐怖だ!」
消耗戦ですか、懐かしい。

398 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/01(土) 22:34:49 ID:RX7Reutc
>龍騎先輩
GJです。
ふと思ったのですがプレシアはサバイヴじゃなくてオルタナティブを香川センセに作らせるか仲村あたりから奪ったほうが手っ取り早い気が…(オルタはああみえてサバイブに匹敵する力を持っているので)

399 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/01(土) 22:38:36 ID:BUjiq4gC
…やっぱり、プレシア母さん怖すぎましたかね…?

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
プレシア母さんは現在オルタナティブとの戦闘経験がないので、その存在を知らないという設定になってます
存在知らないものを奪うなんてのも無理ですし、当分はサバイブ狙わせる予定です

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/01(土) 22:53:11 ID:PSVyJPA2
>>373
リム、シンファクシだけでも十分脅威。
散弾味噌とかで。

401 :なのはVSボウケン:2007/09/01(土) 23:43:11 ID:Gue4Y+l0
>>リリカルスクライド//G.U氏
GJ!ファフナーは大好きなので負担でなければ続きも読んでみたいです。
中盤以降、特に精霊流しの回以降は毎回泣きそうだったような……。

>>リリカル龍騎氏
GJ!やはりサバイブは強い。プレシアの動向も気になります。
とはいえ、龍騎はいつもレンタル中で未だ
サバイブ登場あたりまでしか見てないのですが。

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 00:10:47 ID:w+V+CuAb
雑談スレに卓ゲ者の集った今なら……
>393
某スフレと某地下スレのせいで、
山内さんちの千代ちゃんがガジェットの縫いぐるみを作り、それを売って軍資金にというのが……

オフィシャルに出ないかなぁ、ガジェット縫いぐるみ。

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 00:24:57 ID:KSo/0jbx
>389
それもあるんだが、管理局側に自分の手札をできる限り晒さないように
行動したのが大きい。
弱者は弱者なりに戦略を練って強者に立ち向かうものですよ。

スカがアルハザードで行われた犯罪の遺伝子を持つ
子供を集めて養成し、その中で出来のいい奴に特殊な教育を施した
人に紛れて人を殺す戦略兵器を製造するプロジェクト、ネクストマスプロ
の生き残りというネタがふと思いついた。

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 00:26:25 ID:ZNCfnDE8
>>391
ゴリラが中将と評議会潰して、地上本部を乗っ取って富国強兵に乗り出す展開を希望する

405 :リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/09/02(日) 01:02:40 ID:0C5hILuK
筆者の方々にGJをお送りします。
では、最近の投下分の感想を
>>リリカル龍騎氏
戦闘シーンが上手くてGJ!
プレシア母さんがんばりすぎ!
なのは勢と龍騎勢がバランスが取れてて良いっす!
リリカル龍騎氏の頭に羽生が光臨しますように(ぇ

>>361
冲方氏の書いた蒼穹のファフナーの小説を読みながら書いてました。
この小説容赦無いので特に甲洋(汗

>>401
わたしも、その回で泣きまくったよ。
甲洋を守る部活メンバー(違
一応、未搭乗の型番ファフナーに3人娘乗せて書いてみようかと考えてみた。
ガオガイガーとスクライドのクロスの合間に書いてみるかな〜
あ、でも10月から資格とか取るので投下スピード結構落ちますのでご了承を

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 01:18:04 ID:JUQOEOuA
>>一応、未搭乗の型番ファフナーに3人娘乗せて書いてみようかと考えてみた。
おいおい、アレに乗るにはフェストゥムの因子が必要ですぜ。
管理局の超科学で乗る度の同化現象の進行を解決とかは勘弁。


407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 01:27:06 ID:ycIBb8xI
>>322
三つとも大好きな作品だ…。
貴方とは良い酒が飲めそうでなにより。
期待して待機しております。


408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 01:32:01 ID:ycIBb8xI
>>344
何故自分がすでに書き込んでいるんだ?
俺もストーム1と聞くと真っ先におじいちゃんが思い浮かぶ。

ゲームは未プレイだが、ストーム1に明確なキャラ(人格)は存在しているのかな?




409 :リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/09/02(日) 01:32:34 ID:0C5hILuK
>>406
一応カノンも乗れてますので・・・
フェストゥム因子を注入してって感じです。
覚悟が無ければ帰れって感じで話を持って行くか考えてたり。
それか、因子注入後回数制限で乗るルートも良いかな。
因子で冥王化するなのは。
「どうして、同じことしか言わないのかな?」
『あなたは、そこにいますか?』
「うるさいなぁ…ルガーランス、セーフティ解除」
『Yes my master』
「ディバイン…バスター」
 ルガーランスから解き放たれる荷電粒子と魔力による砲撃が、スフィンクス型を突き消滅させた。
こんな感じ

410 :なのはVSボウケン:2007/09/02(日) 01:33:45 ID:nm6gy5yJ
ファフナーはその辺も難しいところですね。ノートゥングモデルに乗る以上、同化は避けられないし。
ベイバロンとかメガセリオンはOKでしたっけ?
なのはキャラに死者が出るのも覚悟しないといけないか……。

411 :マスカレード:2007/09/02(日) 01:36:27 ID:c4vbvfdw
リリカル龍騎さん、GJ!

やはりナイトサバイブは強いですね〜
あのプレシア母さんに「嘘でしょ?」と言わしめる程の力、欲しくなるのも当然ですね
プレシア母さんがサバイブを求めて何をやらかすのか期待してます!
それと東條くんと4話で退場インペラーとの絡みにも期待……(笑)
それはそうと烈火のなのはサバイブや疾風のフェイトサバイブなんて考えてるのは私だけでしょうか……(爆)

412 : ◆sP9nVRi1sI :2007/09/02(日) 01:38:40 ID:/4Uz6gP6
>>405
ウブカタ氏、本編の脚本で出来なかった(中盤から担当した)ことを思いっきり小説でぶちまけてましたからね……
『ニーベルンゲの指輪』の機能といい、『味方殺しの甲洋』といい、『黄色い棺桶』といい。
初出撃の戦闘内容がかなり変わってたり、一騎が敵を倒したときのリアクションがかなりトンでたり。
ファフナーでしかフェストゥムに勝てない理由が追加されてたり(そのとばっちりで真矢がファフナーに乗れなくなりましたが。狙撃では無理)。
で、ラストはとにかく救いの無さを強調するという……実に氏らしい。

>>410
「誰にも死んで欲しくないのに誰もが死んでいく」のがファフナーの一つの側面ですからね。
道夫さんとか道夫さんとか道夫さんとか。フラグはやたら立ってたとはいえあれはショックだった……

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 01:51:53 ID:nm6gy5yJ
なるほど……。小説は途中で中断してたので続きも読んでみます。
どこかで聞いた最終回のその後も結構キツイ内容だったような。真偽は知りませんが。
フラグと云えば、逆にいかにも死にそうだったのに最後まで生きてた溝口さん。

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 09:24:44 ID:GXMKLYIz
話しぶった切るようで悪いんだけど、ナンバーズの中で単体で空飛べないのって
ウェンディとノーヴェだけだっけ?

415 :リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/09/02(日) 10:00:13 ID:0C5hILuK
>>414
NanohaWikiに全部載ってるよ。
一番目の姉も飛べないらしい(まだ予想の域

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 10:34:27 ID:dBO/cCv8
丁度、ACECOMBAT ZEROとのクロス書いていたところだったよ。
エスコン世界に管理局魔道師が加わったような設定で
魔法成分がかなーり薄いんですが
おkですか?




417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 10:51:58 ID:5fhCOm3e
>>416
もちろんさ!
たのむ!過疎化したこのスレに潤いを!!

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 10:52:05 ID:RBG9KyyY
<<投下しろ、この臆病者!>>

419 :NANOHA COMBAT ZERO 01 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/02(日) 11:03:46 ID:dBO/cCv8
「あの子のことか  ああ知っている 」
「話せば長い そう 古い話だ 」
「知ってるか?魔法術式は3つに分けられる。
近代ベルカ、 古代ベルカ、 ミッドチルダ この3つだ。  あの子は――」


彼は『片羽の妖精』と呼ばれた傭兵 『白い悪魔』の相棒だった男

よう相棒 いい眺めだ ここから見れば どの世界も大して変わらん
私は『魔神』を追っている 

あれは雪の降る寒い日だった

NANOHA COMBAT ZERO the velkan war


『エリアB7R』で大規模な戦闘!
援軍か? どこの隊だ!
ガルム隊へ 撤退は許可できない
だろうね おこづかい上乗せよ
こちらマジシャン隊 可能な限り援護すんで
結界なら 俺に届かないところで頼む

ベルカ戦争には謎が多い
誰もが正義となり 誰もが悪となる
そして誰が被害者で 誰が加害者か
一体『平和』とは何か

ベルカ戦闘機接近 全機撃墜し、制空権を確保しろ 玄関でお出迎えだ
デバイス狩りだ
結界の鳥だ! 油断すんな
結界がなんだ 俺がやってやる!

空戦にルールは無い ただ敵を落とすだけ
この戦いは どちらかが落ちるまで終わらない
受け入れろ 小娘 これが戦争だ
管理局の犬が! 撃てよ 臆病者!

生き残るよ!なのは!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
彼は 『片羽の妖精』と呼ばれた傭兵
私が追う 『ある人物』の元同僚

10年前世界を巻き込んだ戦争があった
―『ベルカ戦争』
その空に軌跡を描き歴史から消えた戦闘機乗りがいた
畏怖と敬意の狭間で生きた一人の傭兵
私は『彼女』を追っている

そして『片羽』の言葉で物語の幕は上がる

あれは 雪の降る寒い日だった


http://www.youtube.com/watch?v=l6KEEO8t_RI
とりあえず有名なMADムービーをWYXE 

420 :NANOHA COMBAT ZERO 01 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/02(日) 11:08:00 ID:dBO/cCv8
<1>凍空の猟犬 ―Crossbow―

《こちら基地司令部 全機あがったようだな ガルム隊、現在の方位を維持せよ》
《報酬は きっちり用意しとけ》
《互いが無事であればだ》
《お財布握りしめて待ってろよ》
新しい相棒とロクに挨拶する暇も無く空に上がるとは、俺もつくづくツイていない。
ピクシーは軽く溜息をつくと、隣を飛んでいる新しい同僚とその機体を眺めた。

白い大柄な機体に機首からテールまで青いストライプが入る。
古い世代のベストセラー機だが、それだけにアップデートも頻繁に行われており、
まだまだ現役で活躍だろう。ただし操縦する者の力量次第だが・・・

ピクシーの思考はAWACSの無線で中断された。
《こちら空中管制機イーグルアイ 各機、針路315 ベルカ爆撃機を撃退せよ》
《ガルム隊へ ガルム2 お前はガルム1の指示に従え。作戦中の勝手な行動は禁じる》
《了解  指示は頼んだぜサイファー あんたがガルム1だ》
《え? 私が指示だして良いんですか?》
ゆっくりとした調子で女性にしてはやや低めの声が無線から流れる。
《司令部からのお達しだからな。あんたの戦いを見せてくれよ》
言葉の内容とは裏腹に声の調子は不満そうなものだった。


無線越しとはいえ、一緒に飛ぶことになった同僚の不満気な様子を察し、さすがに苦笑いする。
初めての戦い。
それがどういうわけか、一回り年上の傭兵ラリー=ピクシー=フォルクを率いて編隊長となった。
ということは集団戦に問題ありなのかな?と考え、
戦技教官としての視点から相棒となった2番機に視線を送る。

それにしても、実績の無い私に指揮を預けるなんて、大胆というか開き直ってるのか、
それとも単にヤケクソの思いつきなのか? 何とも判断に迷う。だが、
この戦争でそれなりの地歩を固めておかなければ、ロストロギア捜査は難しい。
その為にもこの空戦、勝たせてもらうね!
《マジシャン隊、ガルム隊、交戦!》
イーグルアイの無線をきっかけに胸のポケットに手を当てて、そっと問いかける。
「ほんとうにだいじょうぶかな?」
「No probrem」
「信じてるよ レイジングハート」



421 :NANOHA COMBAT ZERO 03 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/02(日) 11:10:32 ID:dBO/cCv8
なのははウスティオ共和国空軍の契約パイロットとして
空を飛んでいた。ただ、いつもとはちがう空の景色に違和感がある。
速度も高度もはるかに高い。戦う為の道具が持つ暴力的な力には驚かされた。だが、
それでも自らが空を飛ぶときのように魔法で機体を完璧に制御していた。
全身を完全に支配下においた白い機体は高度3000ftまでパワーダイブすると
左に捻りこみを入れて降下角度と針路を調整する。
斜め後ろには地味な淡いグレーの制空塗装に大胆にも片翼を赤く染めたガルム2
ピクシーのF−15Cイーグルが隙の無い飛び方でぴったりと続く。
ベルカ軍爆撃機編隊に斜め上から突き刺すように迫る2機、
最初に攻撃を開始したのは僚機のピクシーだ。
《ガルム2、FOX2》
続けざまにミサイルを2発。白煙が爆撃機へ伸びてゆく。
《爆撃機1機撃墜を確認》
《誰だ?最初にやったのは》 
《ガルム2、ピクシーだ》
《美味しいところもって行かれるなよ》
ミサイルは爆撃機の主翼を切り裂き、揚力を失った機体は黒い爆煙にまみれてぶざまに落ちていった。
なのははその光景をみて愕然とした。

戦いを幾つも経験しているといっても、最初から殺傷を前提とした戦いはそうはない。
命がけの戦いはこれまでにもあった。だが管理局は警察であり軍隊ではない。
どれほど巨大な組織に属し、破壊力のある武力であっても、最初から殺しを前提としていない。
だが、今目の前でおきた出来事は本物の戦争だ。
−−それならば−−

「レイジングハート、魔法効力の設定もう一度 お願い」
「All magic condition is mechanical destraction only」
「うん ありがと」
満足そうに頷いたなのはは、HUDの正面にベルカ爆撃機を捉えた。
生体に影響の出ない無機物に対してのみ破壊効果を与える魔法制限。
今までの経験から、なのははレイジングハートの回答を疑う習慣を持っていなかった
「サイファー FOX2」
《オット4、ミサイル警報! 回避急げ!》
《駄目です。振り切れません 畜生!》
サイドワインダーは赤外線追尾のミサイルだが、なのはが放ったそれは、魔法による誘導追尾だった。
爆発につづき、スローモーな動きで爆撃機の主翼が捻じ切れる。
《うわぁぁ、操作不能 脱出だ!》
《糞っ、ウスティオが瀕死だって話は嘘かよ?》
凍てついた空に白いパラシュートの花が4輪咲いた。
《どいつもこいつも落されるなよ。遭難者を探すのはたいへんだ》
《爆撃機2機目撃墜》
《今度は誰だ?》
《ガルムの1番機、サイファーだ。ガルム隊だけに稼がせるな!》


422 :NANOHA COMBAT ZERO 04 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/02(日) 11:16:22 ID:dBO/cCv8
ピクシーは自分に性差別の意識はないと思っていたが、
女性の傭兵パイロットに対しては好ましいイメージを抱いてなかった。
斜め前を飛ぶガルム1についても同様だった。
だが、すぐに僚機・・・・ナノハ=サイファー=タカマチとか言ったか?・・・が並みのパイロットではないことに気がついた。
機動に関しては機体に馴染んでいないと思わせる部分があるが、戦場の流れと周囲の状況を巧みに判断している。
経験の浅いパイロットが陥りがちな行動をとっていない。久々に良い僚機に恵まれたかもしれない。
少しでも生き残る可能性を高めるため、共に戦う仲間はいくら優秀でも構わない。

なのははピクシー=ガルム2を引きつれ、高度を維持したまま高速ループをとった。
全身にかかるGで体中の血液が足元に引っ張られる。視界がかすみそうになったところで爆撃機に向けてロール。
ウスティオの猟犬がベルカ爆撃機編隊に食らいつく。
《サイファー FOX2 FOX2》
爆撃機には2発ともAAMが直撃したが、被弾した所が良かったのだろう、辛うじて飛行を維持していた。
「Bandit's in gun range」
レイジングハートが機関砲の射程内に収まったことを知らせてくる。
HUDに照準が浮かぶが、なのはは照準にたよらず、想いを込めてトリガーを押し込む。
"バルカンシュート"
ピンク色の光の雨が爆撃機に降り注ぐ。魔法に包まれた20ミリ機銃弾は極僅かながら誘導機能を備えていた。
ミサイルのような高度な誘導追尾はできないが、射線を多少制御する事ぐらいはできる。
爆撃機が銃撃に耐え切れず爆発した。
《サイファーが爆撃機2機目を撃墜》
イールグアイの撃墜確認にピクシーから更に戦果の追加報告が重なる。
《こちらも爆撃機2機目を撃墜》
何時の間に? なのはは驚いた。
殆ど魔法が効かない世界ではあるが、空戦の原則はこの世界でもミッドチルダでもかわらないようだ。
ピクシーは凄腕のパイロットだ。それは間違いない
インメルマンターンで高度を回復し、後続の爆撃機に狙いを定めようとしたが、爆撃機の前を飛ぶ護衛編隊がなのは達に
襲い掛かろうとしてきた。予想針路が斜めに交わる。ベルカ機も針路を微調整し、正面から突っ込んでくる。
《ガルム隊、敵戦闘機2機、 ヘッドオン》
棘の生えた針のような細い機体、確か、Mig21フィッシュベッドっていうんだっけ?
魚の寝床とは変わった名前だと思って微かに笑いがこぼれる。
戦闘機の名前はまだ良く覚えていないが、魚の寝床とやらは素人の目から見ても格闘戦向きの機体ではなさそうだ。
《左を頼みます。私は右を》
《ガルム2 了解》
ベルカの戦闘機も大胆さ、勇敢さではなのは達に決して劣っていない。腕も確かそうだ。
ギリギリのタイミングでベルカ軍機とすれ違う。直前にバルカンシュートを放つが、
互いの速度が速すぎて銃弾を誘導しきれなかった。
瞬間的にエアブレーキを最大にかけ、コンパクトに旋回し直ちに再加速。アフターバーナーに加えて魔法の推力が加わったなのはの機体がベルカのMig21に迫る。
ピクシーの側をみると 任せていた左側のベルカ機が煙を吹いて落下していた。
軽い電子音。ロックオン
《サイファー FOX2 FOX2》
"フォックスアクセル"
思念を込めながらミサイルを2発放つ。Mig21はミサイルを回避しようと懸命に機動しているが、
アクセルシューターを応用したなのはの誘導魔法がかかったミサイルからは逃れられなかった。
《やるじゃないかサイファー。 お見事》
《いえ、今のはそれほどでもなかったです。ところで護衛機は?》
なのはの元へAWACSから無線が入った。
《マジシャン隊が最後の一機を排除。爆撃機は残り4機、方位225 ガルム隊がTOPスコアだ。 各隊、負けるなよ》


423 :NANOHA COMBAT ZERO 05 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/02(日) 11:26:25 ID:dBO/cCv8
イーグルアイの声にも勢いが感じられる。
《俺達ガルム隊が全部頂くぞ》
《悪いけど、私達が先に頂よ》
古くからの親友の声を聞いて、なのはは安堵の息を漏らした。
速度を殺さない程度にタイトなインメルマンターンで向きをかえる
白い途装を纏う亡霊の後ろに赤い片羽の荒鷲がぴたりと後ろに続く。
乱れの無い。完璧に息のあった見事な編隊飛行。
前方の空では白い糸が複雑な模様を紡ぎだしていた。

味方のウスティオ空軍が残りのベルカ爆撃機に襲い掛かっているようだ。
《サイファー、お前さんの友達に先を越されたようだな》
《じゃ、ここら辺から見ていましょうか?》
《馬鹿ヌかせ。俺達は航空傭兵なんだぞ?サイファー》
なのはははたして傭兵の世界というものを理解することができるだろうかと考えた。
だが、ピクシーにベルカ爆撃機を墜とさせるよりも、
自身の機体、F−4Eファントム2で撃墜したほうが死者は出ないという事に気がつくと、
かなり演技っぽい声でピクシーの問いに応える。
《では、いただきましょう》
凍空の猟犬が獲物に襲い掛かる。
爆撃機はその巨体を必死に振り回して回避機動を取っているが、
護衛機のない大型機など、訓練標的よりも易しい。


ヴァレー空軍基地  4月2日 13時30分
《ガルム隊 着陸を許可する》
先に着陸体制をとるF−4Eファントム2はヴァレー基地特有の気流に軽く機体を揺らしながら
迷うことなく滑走路に進入し、無造作で無難な着陸を決めた。
着陸はあまり上手くない。筋は良いんだが・・・・ピクシーが相棒の着陸を評価していると
自身のイーグルのコクピットに軽い衝撃が伝わった。
《良い腕だガルム2》
《ありがとよ、コントロール》
さて、さっさとデブリーフィングを済ませたらサイファーの初陣祝いといこうか・・・







424 :NANOHA COMBAT ZERO 後書き ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/02(日) 11:31:25 ID:dBO/cCv8
とりあえず今日はココまでです。

この先は需要次第ということで・・・


425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:13:20 ID:LJQEjMfn
テスト

426 :なのは×アーマードコア:2007/09/02(日) 13:16:27 ID:LJQEjMfn
こっちは書き込めるみたいですなので投下します

427 :なのは×アーマードコア:2007/09/02(日) 13:18:20 ID:LJQEjMfn

ジャック・O「今まで何人のレイヴンがこの以来を受け取って
くれただろうか・・・。
       私からの最後の依頼は・・・」

ジャック・O「やらないか?」

ジャック・O「ここまで最強と呼ぶイにふさわしい君たちの手
でで存分に私を000ってくれ」

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:19:41 ID:LJQEjMfn
エヴァンジェ「うほ、ドミナント!!なるほど、いいだろうジ
ャック、私の実力を証明してやる。
       ドミナントとの約束だ!!」
・・・・・・

オラクル『目標を確認しました』
エヴァンジェ「ジャック、ドミナントである私の相手をしてく
れ」
ジャック・O「いいだろう、だが・・・」
オラクル『所属不明機を確認しました』
エヴァンジェ「ジャック!!どういうことだ?」
ジャック・O「調べはついている。君の相手だ」
オラクル『機体を確認、機動六課所属、JF704式です』
ヴァイス「久しぶりだなジャック」
ジャック・O「二人とも存分にOOOってくれ。終わったら・
・・」

ジャック・O「やらないか?」

エヴァンジェ「これが私のドミナントだ!!よく見ておくんだ
な!!」
ヴァイス「その程度で勝負するのか?舐められたもんだな」

エヴァンジェ「ドミナントの力・・・、こんなはずではない!
!」
ヴァイス「どうした?俺はまだ本気じゃないぜ?」
エヴァンジェ「そんな・・・」

エヴァンジェ「笑わせる・・・。偽者は私のほうだったか・・
・」

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:21:43 ID:LJQEjMfn
ジャック・O「私の目に狂いはなかったな・・・」
ヴァイス「これが俺のストームレーダーだ。ジャック、私の相
手をしてくれ」
ジャック・O「いいだろう、じっくり見せてもらおう」

ジャック・O「いいだろう、だが・・・」
フォックスアイ「所属不明機を確認しました』
ヴァイス「ジャック?」
ジャック・O「調べはついている。すべて私のレイヴンだ。彼
らが君の相手になる
       終わったら最後に・・・」

ジャック・O「やらないか?」ヴァイス「いいのかい?俺は何でも食っちまうぜ?」

スティンガー「いいか?俺は面倒が嫌いなんだ!!」
ジャック・O「排除してくれ」
ヴァイス「腕はまだ落ちちゃいない・・・」
スティンガー「OOしてやる!!OOしてやるぞ!!」

G・ファウスト「お前もレイヴンなら戦場で、やらないか?」
ジャック・O「われわれに必要なのは真の強者だ」
ヴァイス「いくぞ!!パンツ野郎!!」
G・ファウスト「・・・なんと!?」

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:22:47 ID:LJQEjMfn

ウェンディ「・・・何やってんすか?」
ジャック・O「そいつも排除してくれ」
ヴァイス「俺は戦闘機人でも食っちまうぜ?」
ウェンディ「な・・・、アー!!」

ノーヴェ「ウェンディ、何をしている!!」
ジャック・O「排除してくれ」
ノーヴェ「そんな・・・畜生・・・」

チンク「二人とも逃げろ!!姉ならあれに触れずとも戦える!
!(ゴクリ・・・)」
ジャック・O「排除してくれ」
ヴァイス「いいのかい?俺はロリでも食っちまうぜ?気をつけ
な穣ちゃん!!」
チンク「こいつは・・・」

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:23:56 ID:LJQEjMfn
クアットロ「みんな駄目ねぇ。クアットロちゃんのISシルバ
ーカーテン。
      電子の見せる嘘と幻。しばしお楽しみあれ」
ジャック・O「排除してくれ」
ヴァイス「性格の悪いめがねは趣味じゃねえ・・・、が・・・
!!」
クアットロ「そんな効いてない!?・・・アー!!」

トーレ「セッテ!!やつを止めるぞ」
ジャック・O「君は私と・・・」

ジャック・O「やらないか?」

トーレ「そこをどけ!!」
ジャック・O「ここまで来て目的は私ではなかったというのか
?」
トーレ「何を言っている!?」

ジャック・O「やらないか?」

トーレ「そんな・・・こいつは・・・」
セッテ「トーレ姉さん!!」
ヴァイス「お前の相手は俺だぜ?」
セッテ「た、助けて!!」

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:25:30 ID:LJQEjMfn
セイン「い、一体何が・・・?」
ヴァイス「のこのこ出てくるとは・・・トンでもない奴だな」
セイン「ひ!!」

ディード「みんな?いったいどうしたの・・・?」
オットー「ディード、気をつけて・・・」
ディード「うん・・・」
ジャック・O「二人とも排除してくれ」
ヴァイス「双子でボーイッシュに無口系?覚悟しろ!!」
オットー「ディード・・・、ごめん」
ディード「オットー?・・・、あ・・・」

ディエチ「ISヘビィバレル展開。火力最大、吹き飛べ!!」
ジャック・O「どうした本気を出せ!!真の実力を私に見せて
見ろ」
ディエチ「そんな・・・、白い悪魔に教わった砲撃が・・・!
!アー!!」

エリオ「ヴァイスさん!!何しているんですか!?」
ジャック・O「遅かったじゃないか・・・」
エリオ「ストラーダ!!回れ右!!」
ジャック・O「じっくりOOさせてくれ」
エリオ「逃げられない?フェイトさん助けて!!・・・アーー
ーー!!!!」

クロノ「君は確か六課のヘリのパイロット?」
ジャック・O「排除してくれ」
クロノ「な、何を?・・・アーーーー!!!!・・・エイミィ
・・・ごめん・・・」

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:27:56 ID:LJQEjMfn
バスカー「行くぞ、ボラー」
ボラー「バ、バスカー」
ジャック・O「二人とも君の相手だ。存分に000ってくれ」
ヴァイス「俺のストームレーダーは只のドミナントではないぜ
?」
バスカー「お、遅いぞ、ボラー・・・、アー!!」
ボラー「バ、バスカー?・・・アー!!」

スティンガー「これが、ファンタズマだ!!俺はついにこれと
一体になった・・・」
ヴァイス「所詮は作り物だな?俺のストームレーダーの相手じ
ゃねえ!!」
スティンガー「俺が・・・燃える燃えてしまう・・・。これは
面倒なことになった・・・」
フォックスアイ『増援を確認しました』
ジャック・O「そいつも排除して、・・・って?イカン!!そ
いつには手を出すな!!」
ヴァイス「どうしたジャック?俺はまだまだこんなもんじゃ・
・・」

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 13:32:20 ID:LJQEjMfn

「頭冷そうか・・・?」
ヴァイス「そ、そんな・・・、なのはさん?エクセリオンモー
ドのレイジングハートなんて俺には無理で・・・。
     ジャック助け・・・、って居ない?・・・アーーー
ーー!!!!!!」

「・・・・・・・・・」
ヴァイス「ふぇ、フェイト隊長まで・・・?電撃付のザンバー
なんて俺でも!!アーーーー!!!!」

「ヴァイス・・・」
ヴァイス「シ、シグナム姐さん?そ、それはシュツルムファル
ケン?も、燃えて・・・、アーーーー!!!!」

「・・・ヴォルテール・・・」
ヴァイス「や、やめ・・・!!」

「・・・ハクテンオー・・・」
ヴァイス「いくら俺でもこれ以上は!!…アーーーー!!!!


「「「「「ドミナント・・・」」」」」
ヴァイス「ん?なんだ?」

飛行「ドミナント・・・」
二脚「ドミナント・・・」
四脚「ドミナント・・・」
タンク「ドミナント・・・」
ホバー「ドミナント・・・」

ヴァイス「な、何だこいつら?…アーーーー!!!!」
「「「「「ドミナント・・・」」」」」

ジャック・O「やはり弱者とは出来んな・・・」

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 15:35:55 ID:EwPPpW1z
投下終了したのか?

もう何が何だか

436 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 16:07:29 ID:xWO0G4Xv
三十二話を今日の夜か
明日の午後〜夜くらいに投下します
九月二日が日曜だと夏休み気分がイマイチ抜けきらなくて困る…。

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 16:51:00 ID:Cku4vbBL
エスコンはずっと自分も考えていたな。
ぜんぜん話まとまんなかったけど

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 17:14:47 ID:RBG9KyyY
>>419
GJ!
早く続きが読みたいぜ!



439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 18:40:20 ID:d8QcMyeF
リリカルなのはってこんなにコラボできるのか・・・・・。
まさか龍騎まででてくるとは思わなかった。

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 20:08:14 ID:SKrtxGSf
ほんだららったへんだらたったふんだらたったふんふん支援

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 20:09:59 ID:SKrtxGSf
誤爆マジごめんorz

442 :リリカル.exe:2007/09/02(日) 21:07:30 ID:JExPa3SH
>>440
誤るくらいなら一体どの板に投下しようとしたのか答えるんだスネーク!

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 21:16:25 ID:EwPPpW1z
>>441
マルコメの日記・・・・・・か?

444 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 21:42:22 ID:xWO0G4Xv
>>419
GJ!
F4って複座ですよね。
後席はレイハさんのスペースですか?

それと三十二話出来ました。
十時五〜十分頃に投下したいんですがおkですか?

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 21:53:32 ID:oOHNo/kb
支援射撃開始しますッ!!

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 21:57:41 ID:UFlfAjJN
ナンバーズが入局支援

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 21:59:27 ID:KSo/0jbx
>439
元祖魔砲少女が作中作で出てくるSFラブコメとのクロスを妄想している
俺が通りますよ。
パワーバランスがメチャクチャで泣きそうだけどな。

448 :リリカルスクリーム32話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 22:04:48 ID:xWO0G4Xv
「あ…あなたたちは一体?」
「それはこっちの台詞だよ。さっきのクロックアップは一体どういう魔法なんだい?…って
そんな事言ってる場合じゃなさそうだね!」
ミサイルの第二波とともに芝生や柵をひき潰してブロウルとオートランチャーが公園の中に乱入した。
「フィリス!」
「オーケー!」
その一言とともに彼女達…リスティ・槙原とフィリス・矢沢ら
高機能性遺伝子障害(HGS)の患者特有の昆虫状の六枚の羽根
「リアーフィン」が展開。変則的な機動でブロウルとオートランチャーを翻弄する。
さらに先ほどミサイルを爆発させた電撃でブロウルを攻撃する。たがブロウルの装甲は電撃を受け付けない。
「くっ!ならここだ!」
リスティはブロウルの砲塔の上に陣取った。
「これなら大砲もミサイルも使えないだろ!装甲ならともかく
ハッチ越しに電撃を喰らえばただじゃすまないぞ!
ホールドアップだ、出てきてもらおうか!」
彼女は中に搭乗員が居るであろうハッチに向かって叫んだ。無論トランスフォーマーに
搭乗員なぞいないのだが。
「はあああっ…!」
トーレもオートランチャーが放った数発のディスクボムを踏み台代わりにして
オートランチャーの車体の上にたどり着いて
光刃を車体に突き立てようとしたその時!
「ふざけやがれ!何がホールドアップだ!トランスフォーム!」
「調子に乗るなよ!こっちもトランスフォームだっ!」
2体のトランスフォーマーの車体が起き上がりロボットモードに変形する!
「ロボットになった…?内部に生命反応無し?これって一体…。」
「考えるよりもまず目の前の敵を叩くのが先だフィリス!君、まだやれるかい?」
「も…問題ありません。」
トーレは思った。目の前で変形したデストロンにも物怖じせず、自分の力にも全く驚かず、果ては
デストロンとまともに渡り合ってみせるこの女性達は一体何者なのだろうか。
「くたばれ!」
「くうっ…流石にこいつらを相手にするのはキツイな。何者かは解らないけどどうやら
見かけよりすごい奴らが相手らしい。」
激しさを増す2体のトランスフォーマーの攻撃を前に思わず呻くリスティ。
「ならこっちも見かけより凄い奴でおあいこだな!」
しかしその時彼女の声に答えるように
緑色のヘリコプターが公園に飛来した。ドアが開いて飛び降りてきたのは…。
「チンク!」
「スプラングがデストロンの反応をキャッチしたと言うので来てみれば…お怪我は?」

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 22:06:07 ID:UFlfAjJN
チンコ支援

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 22:09:02 ID:a3lIRSoq
チンコ言うな支援

451 :リリカルスクリーム32話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 22:11:42 ID:xWO0G4Xv
飛び降りたチンクの横でロボットモードに変形するとオートランチャーと銃撃戦を演じるスプラング。
さらに…
「能ある鷹は爪隠す。能あるイカはゲソいっぱい…水あるところにその影あり!
サイバトロンの出来るヤツ!」
「セインさん参上!」
公園の池の中から現れたのはイカ型トランスフォーマー・スクーバとセインだ。
「人が格好よく名乗ろうとしてたのに!それにその変に
色っぽいポーズやめてくれ。目の毒もいいとこだゲソ。」
スクーバの手の平で某美少女戦士の名乗りポーズをとっている(エイミィが高町家に大昔から保存したあった
ビデオを引っ張り出して借りて来ていたのだが
どうやらそれに感化されたらしい。)セインにスクーバが眉を顰めた。

「えーっ!なになに?それって萌えちゃったってこと?」

「ふざけんなーーーッ!」

ビームガンを乱射するブロウル。しかしスクーバは独特のステップでそれをかわすと
「スルメラン!アーンド…スクーバミサイル!」
上半身に生えているビーストモード時のイカの足の部分を飛ばす技…スルメランでブロウルの銃を弾く
と胸からのミサイルを叩きこむ!
さらにセインがカセットロン用の小型ライフルを乱射して間接などをチクチクと攻め立てた。
「この野郎!」
肩のランチャーをフィリスとチンク達に向けて肩の速射砲を撃ちまくるオートランチャー。
「女の子に向けてぶっ放すものじゃないだろう!よーし今だ。やれっ!」
「私に命令するんじゃない!ISッ!ランブルデトネイター!」
しかしスプラングはヘリ形態の際のローターブレードに当たる部分を変形させた剣で
その集中砲火を裁ききると
身をかわす。と、後ろに控えていたチンクが小型のナイフ「スティンガー」を次々とオートランチャーに投げつける。

「へッ…こんなもん痛くも痒くも…。」

「………。」

トランスフォーマーにしてみれば爪楊枝程度のサイズでしかないそのナイフ。
確かにそれ自体には攻撃能力は無い。これ自体には…。
無言で指を弾くチンク。その瞬間…
「ぐわわわわわーーーっ!?」
体中に刺さったスティンガーが一斉に爆発を起こし悶絶するオートランチャー。
「ロ…ロボットが一杯出てきた…。」
「なんつーかこりゃSFだね。ま…僕らも人の事は言えないけど。」


452 :リリカルスクリーム32話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 22:14:49 ID:xWO0G4Xv
フィリスとリスティが呆れ気味に言った。
「おーおー。なんとも情けない事じゃねーか。」
「だから俺たちが援護にまわされたんだろ。」
公園から少し離れたエリアの上空でエイリアンファイターに変形する
TF…航空参謀サイクロナスに率いられた
オートランチャーの同僚のF/A18型戦闘機に変形するオートジェッターと
MIG25型戦闘機と陸上自衛隊の74式戦車に変形可能で
今は戦闘機の方に変形しているTF…ブリッツウィングが呟いた。
「その通り。サイバトロンどもまで居るとは好都合。かくなる上は対地誘導ミサイル
でまとめて吹き飛ばしてくれる。全員撃てえ!」
サイクロナスの号令一下三機の戦闘機型TFは計六発の誘導ミサイルを公園に向けて発射した。
「どうやら2体とも片付けたようだな…。」
「待った、ミサイルが来る!」
「不味い!。着弾まで十秒しか無いぞ!」
ミサイルは凄まじい勢いで公園に着弾すると見えた。しかし何が起こったというのだろうか。
着弾直前であさっての方向へと逸れてのたうつように迷走すると空中で爆発した。
「ハァ〜。ミサイルの軌道を逸らすのってそんな簡単な事じゃないのに…。
あんまし神経使わせないでよ!」
「クアットロ!」
サウンドブラスターの手に乗って冷汗をぬぐいながらクアットロが現れた。
ミサイルの機動が逸れたのは彼女のジャミングによるものだ。

「ッ…わ、私が自分で助けに来ようと思った訳じゃありませんからねぇ〜。
このステカセキングが強引に…ドクター亡き今私は…私のためだけに
行動することにしたんですから!」

「…どうあれ礼を言う。」

照れ隠しにまた憎まれ口を聞きつつ顔を背けるクアットロだったが
トーレには通じなかったようだ。
「クソ!こんな莫迦な事が!ミサイルが逸れただと!?」

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 22:15:25 ID:UFlfAjJN
ぶっちゃけキラークイーンだよな支援

454 :リリカルスクリーム32話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 22:18:05 ID:xWO0G4Xv
「アクティブホーミング式なんだぞ!外れるワケが…」
「第二波だ!無誘導弾でいいから撃て!ん?なんだ?」
「来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ…」≪Hrasvelgr≫
サイクロナス達が口々に叫んだ瞬間純白の閃光「フレスベルグ」が襲い掛かる。
「うわああああ!」
騒ぎを聞きつけてやってきたはやての砲撃だ。
サイクロナスとブリッツウィングは閃光の中に消えて吹き飛ばされて行った。
「こうなりゃ一人だけでも道連れにしてやる。デストロン軍団万歳だ!」
だが寸前で回避して生き延びたオートジェッターが機首のバルカンを乱射して
はやてが怯んだ隙を突いて一気に公園上空に侵入。
彼のHUD(ヘッドアップディスプレイ)にトーレの姿が映った。
「死ねえええ!」
翼下に装着された無誘導ミサイルが立ちすくむ彼女目掛けて発射される。
「ドゴオオオオン!」
「うう…ハッ!?」
轟音が辺りに響き渡る。死を覚悟していたトーレがおそるおそる目を開けてみると…?

「怪我は無い…か?」

「お前は…」

「シックスナイトだ。シックスショットから何があっても
お前達を守るように言われていたのでな。」

そこに居たのはシックスナイトだった。
トーレをかばって全てのロケット弾をその背中に受け止めたのである。
「ええいっ…確実に仕留められた物を…。」
「逃がさんぞ!」
シックスナイトは巨大なレーザーピストルを模した形態に変形すると
オートジェッターにビームを見舞う。
「主翼が…クソッ…撤退だ!」
オートジェッターはヘロヘロと儚げに飛行しながら撤退しようとする。
だがそこへ
「逃がさへんよ…蒐集行使!」≪Plasma Smasher≫
「ギャーーーーーッ!?」
黒焦げになったオートジェッターはあえなくサイクロナス達の跡を追った。
「シックスナイトさん…すんまへん。私が一撃で仕留めていれば…。」
「気にするな…。それよりもだ。この人たちどうも見ない顔なのだが
彼女達に見られてしまっていいのか?」
「へっ!?……フィリスセンセ?」
「…はやてちゃん?」
はやてが入院していた頃の主治医は石田だったが彼女の後輩であるフィリスと
はやては面識があった。騎士甲冑姿のはやての姿にフィリスの目が点になる。

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 22:20:19 ID:uYs/9N+R
時間をバイツァ・ダスト支援

456 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 22:22:07 ID:xWO0G4Xv
ここまでで。
うーん…まあまあかな。
書き始めの頃よりは戦闘パートも少しは(それでも龍騎氏とかARMS氏とか
仮面ライダーVSStS氏あたりの大御所にはかなわないまでも)まともになったと思うんですが
どうでしょうか?



457 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/02(日) 22:26:51 ID:xWO0G4Xv
個人的にスクーバは好きなんですよね。
ビーストウォーズUのキャラはライオコンボイ以下
敵も味方も個性的ですけどこいつが一番好きですね。
スプラングはちょっとスカしてる系のキャラなんですけどG1系では好きです。
2010ではアーシーというキャラが恋人だったのに続編のザ・ヘッドマスターズではその関係はリセットされて
単なるその他大勢のキャラになってしまった悲劇のキャラでもありますけど。
あとシックスナイトはウルトラマンメビウスに出てきたザムシャーみたいなタイプのキャラなんですけど
こいつもなかなか気に入っております。

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 22:31:00 ID:oOHNo/kb
GJ!!です。
今回はデストロン側は多勢に無勢だったかな。相手がほぼ同数のトランスフォーマーと
彼らに引けをとらない人間達でしたし。戦闘が多めでうれしいです。
前回などのナンバーズ関連の話も好きです。
そろそろスーパースタースクリームなどのデストロン幹部クラスの強さも知りたいです。

459 :322 ◆tRpcQgyEvU :2007/09/02(日) 23:09:29 ID:jl3eKrqV
>>322で予告したなのは×EDFのプロローグが完成したので投下していいですか?
応答がない場合は二十分後に投下します。

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:15:30 ID:oOHNo/kb
援軍にストーム1が来るぞッ!!持ちこたえるんだッ!!
支援ッ!!

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:16:20 ID:UFlfAjJN
おじいちゃん支援!

462 :322 ◆tRpcQgyEvU :2007/09/02(日) 23:18:02 ID:jl3eKrqV
――プロローグ―― 

 黒煙漂う瓦礫の町を、一人の兵士が銃を構えて走っていた。
 EDF――地球防衛軍のボディアーマーに身を包み、大型ライフルを抱える一人の兵士。彼は無言のまま、一面灰色に曇った空を見上げた。
 バイザーごしに見えるのは、まるで月と見紛うほどに巨大な機械仕掛けの球体。
 もちろん、それはただの球体ではなかった。
 銀河の果てより襲来した残虐なる『異邦人』。地球生命のほとんどを焼き払った侵略者達の『星舟』だ。
 『星舟』の周囲に浮かぶ砲台の一つ一つが、地上に向けてレーザーの雨を、光弾の嵐を撒き散らす。
 彼はとっさに横っ飛びに転がった。 
 光弾は、数瞬前まで彼のいた場に着弾。爆風でアスファルトを抉り取る。
 直撃は免れたものの、容赦の無い突風が横殴りに襲ってきた。
 彼の体は宙を舞い、数メートル先の地面へ叩きつけられた。
 全身を走る激痛に顔を歪めつつも、手もとのライフルを握り締め、それを落としていないことを確かめる。

『ライサンダーZ』

 人類の技術と『異邦人』の技術を合わせて作られた地球最強の兵器。
『星舟』を撃墜できる可能性を持った、絶望の中の只一つの希望を。

<<本部! 応答願います! 負傷者多数! 戦線を離脱しました!>>
<<だれか戦場に残っている者はいるか……誰が、誰が戦っている……誰かはわからない……>>
<<俺は見たぞ。『』だ『』が戦っている……たったひとりで……!>>

 ひび割れたヘルメットに響く仲間たちの声を聞きつつ、彼は痛みを堪えて立ちあがる。
 自分が満身創痍であるとは間違いない。
 開戦から今日まで、彼は信じられないほどの無茶を繰り返してきた。
 肋骨は半分以上へし折れて、口を開けば血が絶えることなく溢れ出る。
 体中打撲と火傷と切り傷だらけで、これ以上無理をすれば確実に死んでしまう。
 しかし彼は戦いを止めようとは思わない。
 自分の、いや、地球人類の全ての未来を狂わせた悪魔の『星舟』。
 奴への怒りが今の彼を支えていた。
 地球を壊滅させた奴等を倒すためにも、思いを託して散っていった同士達に報いるためにも、この戦いは負けるわけにいかないのだ。


463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:18:09 ID:mF55kgiO
ストーム1、頼む速く来てくサンダァァァァァァァッ!

464 :322 ◆tRpcQgyEvU :2007/09/02(日) 23:19:53 ID:jl3eKrqV
>>462

 怒りを込めて『星舟』を見据え、銃口を向けてトリガーを引き絞る。
 爆発のような銃声と共に、凄まじいまでの衝撃が彼の体に襲いかかる。
 全身の傷口が開き、火炎であぶられたような激痛が一斉に弾ける。
 苦痛を代価に撃ち込まれた銃弾は小型砲台の一つに直撃。
 中心を撃ちぬかれた板状の砲台は、炎を吹き上げ落下した。
 それを合図に彼は飛び出し、叫び、走り、撃った。
 死体を越え、瓦礫を越え、炎の中を掻い潜り、銃を構えて天を撃つ。
 光の雨がアーマーを削り取り、体に新たな傷を刻みこむ。
 それでも彼は止まらない。
 光の刃に打ち抜かれ、光弾の爆発に吹き飛ばされても、彼は苦痛をものともせずに立ちあがる。
 死への恐怖は感じない。痛みに構う暇など無い。
 千切れかかった耳に突き刺さる風の音は、戦火に散った幾多の英霊達が『地球を守れ』『奴らを倒せ』と叫んでいるようだ。
 
 こらえきれなくなったように、『星舟』から爆炎が噴き上がり始めた。
 いかなる攻撃も寄せつけなかった装甲のあちこちから、炎が噴き出していた。
 銃弾を撃ちこむたびに聞こえる奇音は、まるで『星舟』の断末魔のようだ。
(見ていてくれ、みんな)
 霞む視線の先に勝利を信じ、火を吹く『星舟』に標準を合わせる。
(これで……最後だッ!)
 そして、全てを終わらせるべくトリガーに指を掛けた。そのときだった。


465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:19:56 ID:UFlfAjJN
伝家の宝刀インパルス支援

466 :322 ◆tRpcQgyEvU :2007/09/02(日) 23:22:33 ID:jl3eKrqV
>>464

 ふと彼は足下に奇妙な感覚を覚えた。
 視線を足下に向けた彼は我が目を疑った。 
(……ッ!)
 足下から黒い靄のようなものが立ち上ってくる。
 そして、靄に包まれた部位は感覚を失い、靄は上へ上へと昇ってくる。
 『星舟』の攻撃か?
 そう思って視線を向けると、なんと『星舟』も黒い靄に包まれ消えていくではないか。
(『星舟』じゃない? では、これはなんなんだ?)
 しかし、彼の疑問に答える者はなく、足首から膝へ、膝から腰へ、腰から胸元へと、彼の体は次々と闇に溶けていく。
 自分が消えてしまう。彼はこの戦いで初めて恐怖を感じた。 
 だが、もう逃げられない。
 声を上げる間もなく、口にも冷たい闇が流れ込む。
 耳も、目も闇に沈み込み、視界が一面の黒に変わる。
(ここまで……なのか……)
 闇色へと染まっていく頭の中で彼は必死に抗った。
 しかし闇は無情に彼の全てを包みこみ、闇の中へと溶かしていく。
(まだあいつを倒していないんだ……仲間も戦っている……なのに……こんな……畜生……)
 意識が急速に拡散する。
 そして、彼の全ては闇に溶け、『地球上』から消え去った。

――二〇一八年 某月某日 

 東京での決戦の中、突如として『星舟』は姿を消した。
それと時を同くして、世界中の『異邦人』も謎の闇に包まれ、その全てが地球上から消え去った。
後にEDF臨時本部は『星舟』の撃墜を表明する。
この世に再び満ち溢れた平和。
人々は世界の破滅回避を喜び、勝利の美酒に酔いしれた。
その狂騒の中で、『星舟』と共に消えた『彼』のことを省みる者は、一人もいなかった。

 彼らは知らなかった。
遠い時空の彼方で、『彼』と『異邦人』との新たなる戦いが始まろうとしていることを。

暴風の名を持つ『彼』 時空の番人たる『魔道師達』 そして『破壊の異邦人』
出会うはずの無い三者が一同に会すとき、魔道の都は戦場へと変貌する……。


魔法少女リリカルなのはStrikerS――legend of EDF――


To be Continued. "mission1『発端』"




467 :322 ◆tRpcQgyEvU :2007/09/02(日) 23:23:47 ID:jl3eKrqV
投下終了です。
今回出番の無かったなのはキャラは次の回から本格的に登場します。
それでは続きは来週辺りに。

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:24:40 ID:UFlfAjJN
GJ!
全次元世界最強の陸士ktkr!

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:26:38 ID:EwPPpW1z
どうみても敵がオーバーキルされます、本当にありがとうございました

470 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/02(日) 23:29:20 ID:ofwyj8qx
ガジェットVSガンシップに期待!

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:30:00 ID:L98RZq07
GJ!
これは間違いなくナンバーズ終了のお知らせ。
それにしても戦友であるEDF隊員ぐらいはストーム1を思い出してやれよ。

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:30:48 ID:mF55kgiO
礼賛乙ktkr!
流石にジェノサイドガンは無理か・・・・・・

473 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/02(日) 23:30:55 ID:ofwyj8qx
GJ!
ストーム1はどうなったんだ!レジアス中将に拾われたのか?

474 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/02(日) 23:31:38 ID:tUd4iNdw
GJ。
そして僕も一文字編二話Aパートができたぞおぉぉぉお!
今回も三部構成の予定です。
投下おk?

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:31:40 ID:L98RZq07
>>472
ミッドチルダが壊滅するwww

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 23:34:16 ID:5fhCOm3e
もちろん!おkですとも!!

477 :322 ◆tRpcQgyEvU :2007/09/02(日) 23:34:29 ID:jl3eKrqV
>>474
もちろんおkです!

478 :476:2007/09/02(日) 23:35:27 ID:5fhCOm3e
やべ。タグ忘れてたwww
前のは>>474宛ね。

479 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/02(日) 23:35:51 ID:tUd4iNdw
九話 魔法少女リリカルリンディ「ファーストコンタクト2-逆襲サボテグロン-」Aパート

(レッツゴー!ライダーキック!!(子門真人バージョン))
迫る ショッカー 地獄の軍団 

我らを狙う黒い影 世界の平和を守るため

ゴー!ゴー! レッツゴー! 輝くマシン

ライダー(ジャンプ!) ライダー(キック!)

仮面ライダー 仮面ライダー ライダー ライダー!

ライダー(ジャンプ!) ライダー(キック!)

仮面ライダー 仮面ライダー ライダー ライダー!

「仮面ライダー・一文字隼人は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界制覇を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは、人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」

480 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/02(日) 23:37:12 ID:tUd4iNdw
突如リンディ達の前に現れた謎の男・一文字隼人。
その正体は、二人目の仮面ライダーであった。
ライダーは襲い掛かるショッカーの怪人・サボテグロンと互角に戦うものの、隙を疲れて投げ飛ばされ、サボテン爆弾に衝突しようとしていた。

リンディ「あ!?」
藤兵衛「ライダー!」
旧2号「ライダアァァァァア・ジャアァァァァァアンプ!!」

間一髪ライダーは空中で旋回し、難を逃れた。
そしてそのままサボテグロンに必殺の一撃を放つ。

旧2号「ライダアァァァァァアキイィィィィィイック!!」
サボテグロン「ヒヒイィィィィィィイ!」

サボテグロンはライダーキックを受けた衝撃で自ら仕掛けた爆弾に激突した。
そしてサボテグロンは爆弾の爆発と共に姿を消す。

リンディ「やった!」

リンディは滝、藤兵衛と共に地上に降りてくる。

滝「消えちまった…」
藤兵衛「あのサボテンの化物、これで一貫の終わりかな?」
旧2号「いや、まだ奴は生きている…」
リンディ「何ですって!?」
旧2号「私の耳が、奴が地の中を這う音を捉えているんだ。」
藤兵衛「そうか…仮面ライダーの聴力は、俺達の十数倍だったな…」
旧2号「立花さん、滝君、それにリンディさん、サボテグロンが生きている限り…
いや!ショッカーの世界征服がある限り、私に協力してくれますか?」
滝「もちろんだぜ!」
藤兵衛「あったりまえだ!」
リンディ「よろしくね!」
旧2号「ありがとう!」

四人は手を取り合い、力を合わせることを誓いあった。
そしてその様子をサボテグロンはひっそりと見ていた。

サボテグロン「ヒヒヒヒヒ!クソォ…あの四人、必ず息の根を止めてくれる!」

481 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/02(日) 23:39:47 ID:tUd4iNdw
【隼人の自宅】
一文字「はぁ…はぁ…!」

その日の夜、隼人は「あの日」のことを夢に見ていた。
忘れもしない「あの日」の夢を…
【ショッカーアジト手術室】
一文字「何だ貴様ら!?俺を放せ!!」
科学員1「…名前…一文字隼人…」
科学員2「スポーツ万能…中でも、柔道六段、空手五段…」
科学員3「この男に改造手術を施し、仮面ライダーと戦わせるのだ…」

科学員達は手術道具をゆっくりと一文字に近づける。

一文字「や…止めろ!止めてくれえええええええええ!!」
………
一文字「うわあああああああ!…はぁ…はぁ…」

一文字は夢から覚める。
気付くと体中が汗で濡れていた。

一文字「ったく、なってねぇなぁ…改造人間になったこの体は、もう諦めてるつもりなんだが…」

一文字は寝間着をはだけ、腰の変身ベルトに触れる。

一文字「一文字隼人よしっかりしろや!今のお前は、仮面ライダーと戦うために作られた…
ところが、本郷猛に助けられて、今や俺自身が仮面ライダーだ。
はっはっは…ショッカーの連中も、当てが外れていようぜ…」

「ドンドン!」

一文字「ん!?」

一文字は突然ドアをノックする音を耳にする。

一文字「ショッカーか…?」

一文字はドアに忍び寄り、鍵を開ける。
そして入ってきた、相手を足掛けで転ばせた。

マリ「きゃあ!?」
一文字「へ?」

だが転ばせた相手はショッカーではなく、立花レーシングクラブに居た少女の一人、マリであった。
手にはリボンで結ばれた箱を持っている。

マリ「もうなにすんのよ!」
一文字「やれやれ…朝っぱらから何のようだい?…というか、何でここが分かった?」
マリ「うふふ♪あたしって不思議なのね。勘が働くのよ。例えばさ、猫ちゃんが居なくなると、「ははーん…ベッドの下だなぁ。」って、すぐ分かっちゃうの。」
一文字「へいへい、俺は猫並ね…で、用件は?」
マリ「あたしをカメラのモデルに使ってよ。」
一文字「お断りした筈、俺は女性は専門外なの。あのリンディって娘ならいざ知らず、君じゃあ駄目!」
マリ「もう!なんであの娘なのよ!?もしかして貴方ロリコン!?」
一文字「違うって、あの娘は君らには無い魅力を持ってるの。分かったら帰った帰った!」
マリ「もぉ…あたしまだあきらめてないんだから!」
一文字「はいはい…ん?、忘れ物だぜ!」

一文字は先程マリの手から落ちた箱を拾って差し出した。

482 :節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/09/02(日) 23:40:23 ID:w+V+CuAb
>456
オートジェッターから何が蒐集出来たんだろう?
>467
また凄そうな人が。
>474
僕の好きなサボテグロン、支援。

483 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/02(日) 23:41:08 ID:tUd4iNdw
マリ「それあたしのじゃないわよ、ドアの前においてあったの。
ねえねえ!せっかくだから開けてみてよ!」
一文字「俺の部屋の前に?…しかし開けるといっても、こりゃ俺のだぜ?」
マリ「いいじゃん!ケチケチしないでよ!」
一文字「へいへい開けますよ…でも、「ドカーン!」となっても知らないぞ。」
マリ「うわぁ!スリルだわ!」
一文字「スリル?ハハ、恐いもの知らずなお嬢さんだぜ。」

一文字はそういいながらリボンを解き、箱を開ける。
するとなんと、中には「メキシコの花」が入っていたのだ。

一文字「これは…メキシコの花!」
マリ「素敵なサボテン!あたしも欲しいわ…」

マリはサボテンに手を触れようとする。

一文字「待て!」

そして一文字はすかさずマリの手を止めた。

マリ「どうして?」
一文字「見てろよ…!」

一文字は部屋の外にサボテンを放り出す。
そして地面に激突したサボテンは大きな音を立てて爆発した。

マリ「きゃああああああ!!」
一文字「…というわけさ。」
マリ「ビックリしたぁ…どこだっけなぁ?あの箱と同じ箱をどこかで見たような気がするわ…」
一文字「なんだって!何処でだ!?思い出してくれ!」
マリ「そんな顔されるとますます思い出せないわ!」
一文字「モデルに使ってやる!だから思い出してくれ!」
マリ「えっと…あそうだ!クラブよ!レーシングクラブのカウンターの上に!」
一文字「立花さんの店…おのれショッカー!俺は支度をするから、君は部屋の外に出てくれ!」
マリ「分かったわ!」

マリは一文字の部屋を出て行く。
そして隼人は大急ぎで支度をし、立花レーシングクラブに向かった。

【立花レーシングクラブ】
一方クラブでは、ユリ、ミチ、ひろみ、史郎の四人が、カウンターに合った箱を開封しようとしていた。

ひろみ「何が入っているのかしら?」
史郎「開けるぞ…」

史郎は箱を開ける。
そして中には先程と同じように「メキシコの花」が入っていた。
だがそれが爆弾であるということをまだ四人は知らない…

史郎「洒落たプレゼントだな…会長も隅に置けないや!」
ひろみ「史郎君、会長とリンディちゃんを起こしてきたら?ミチがタイム計ってもらいたいって待ってるのよ。」
ユリ「あたしも乗り方教えてもらいたいわ!」
史郎「大変なクラブだよね全く。誰もロクにできる人が居ないんだから。」
ユリ「ぶつぶつ言わないで、早く!」

ユリはサボテンを取り上げる(棘にはギリギリ触れていない)

史郎「駄目だよ!会長にまだ見せてないんだから!」
ユリ「なによ!こんなサボテン!」
史郎「あ!?」

484 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/02(日) 23:43:01 ID:tUd4iNdw
ユリはサボテンを投げ捨てた。
そしてサボテンは床に向けて落ちていき…

一文字「危ない!!」

突然ドアから入ってきた一文字に間一髪キャッチされた。

一文字「間一髪だったな…!」
マリ「はぁ…はぁ…ふう…危なかったわ…」
藤兵衛「なんだなんだ…朝から騒々しい…」
リンディ「ふわぁ…何なのよ一体…」

騒ぎを聞きつけ、二人が寝間着のまま起きてくる。(ちなみにリンディが着ているのは水色のネグリジェ)

一文字「原因はこれですよ。」

一文字はサボテンをゆっくりとデスクの上に置く。

一文字「メキシコの花♪」
藤兵衛・リンディ「!?」

二人は一文字の手の中にあるサボテンを見て驚愕し、一気に目が覚めた。

リンディ「め…め…め…メキシコの花!!」
藤兵衛「それは爆弾だ!皆離れろ!!」
史郎・ユリ・ミチ「は、はい!」

部屋の中に要る全員がサボテンから離れる。

藤兵衛「一体誰だこんなもの持ち込んだのは!?」
史郎「えっと…あ!?」

史郎は窓の外にいる黒ずくめのバイクに乗った男を指差す。
そしてその男はバイクで一目散に逃げていった。

一文字「爆発するのを見に着たのか…」
ミチ「許せないわ!」
マリ「こらしめてやる!」

マリとミチも店外へ飛び出し、バイクに二人乗りして男を追った。

藤兵衛「おい!あんたら!?」
一文字「不味いな…立花さん、俺は彼女達を追います!」
藤兵衛「頼む!」
リンディ「あたしも後で行くわ!」
一文字「ああ!」

一文字は外に飛び出し、バイクを走らせる。

一文字「変身…!、トオオォォォォオ!!」

そして仮面ライダーに変身し、サイクロン号に乗ってマリとミチを追った。

(アイキャッチ・2号編)

485 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/02(日) 23:45:10 ID:tUd4iNdw
投下終了です。ちと短めですね今日は。
次回をお楽しみに。
ps
スクリームさん、先ほどはお褒め頂きありがとうございます。

486 :NANOHA COMBAT ZERO 06 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/03(月) 00:51:03 ID:4kmleJG6
続きができたので投下しますね
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【2】
時間は少し遡る。

「あら意外に早かったわね。待ってたわ」
部屋の主人はいつもの笑みで客人を迎えたが、
なのははその表情に全く似合わない重要な内容だと直感的に感じ取った。
いきなり本局へ呼び出された理由についてはそれほど想像力は要らない。
先客にクロノ、フェイト、はやて、そしてヴォルケンリッターの面々までその場にいるとはさすがに思ってもいなかった。
軽い手振りと笑顔で挨拶を済ませるのを見計らったようにこの執務室の主、リンディ・ハラオウンは本題を話し始めた。
「管理外91世界でロストロギア『V2』の存在を示す情報が入りました。
情報部ではこれを確かなものとして評価。直ちに回収作戦を実施します」
「第91世界は我々には厄介なところだ」
「何が厄介なんだですか?」
ヴィータはお茶菓子に出された羊羹を幸せそうにほお張りつつ、
クロノのいささかわざとらしい発言にいつもの怪しい敬語で応じる。
「この第91世界はなぜだか魔法の効力が極端に制限されるんだ。理由は・・・実はまだわからない」
「この際、魔法が効かない世界だったのはむしろ幸いだったわ『V2』の力が削がれているんだから」
「本来なら都市が消滅するぐらいの災害は覚悟しないといけないシロモノだ」
リンディが無限書庫から借り出して来た記録映像を再生する。
「これを見て」
昔とある世界での事件でV2によって引き起こされた爆発が街を襲った記録だった。
次々と飲み込まれる建物や車、地面に散らばる米粒大の染みが取り乱したように動く。
が、やがてそれも飲み込まれて消えた。その「染み」が何であるかは明白だった。
時と空間を超えた惨劇の記録に統括官の部屋も沈鬱の波が押し寄せて飲み込まれた。
ただ一人既に映像の内容を知っていたこともありリンディは場の雰囲気を察したらしく慌てて話題を切り替える。
「でね、『V2』はこの大陸の北部山地のどこかにある筈よ」
地図のBELKAと書かれているあたりを指して、客人を一瞥する。
「総務統括官。現地捜査を開始するにはあまりに大雑把な情報だと思いますが」
控えめながらもしっかりと主張するフェイトの指摘に続いてはやてが応じた。
「こちらからの探索も効力と精度が落ちたんやな、現地に乗り込んでから探すしかないで」
「そうなのよ。『V2』が不安定発動した時の魔力反応も弱くてちょっとの信号しかつかめなかったわ」
なのは達は、なぜ自分達がリンディに呼ばれたのか既に理解していた。
だが、直接に話を聞いておかなければ安心できない。
「問題はレベルAA以上の魔道師でもなければ、現地世界じゃ只の人。何の役にも立たないのよね」
「それで、私達に行けと?」

クロノは内心で嘆息した。難事件は順番に起こって、順番に解決しているわけではなく、
同時平行で幾つもの事件が捜査中だ。
高位ランクの魔道師を一つの世界へ投入させる為に、リンディは何らかの取引をしたのだろう。
確かに今回の捜査には高いレベルの魔道師を現地へ直接派遣するしか手段がない。
管理局内の政治駆け引きは統括官の地位ともなれば仕方ないが、
問題は借りを返す際に貸し出される駒はいつも彼、クロノ・ハラオウンと『クラウディア』だという事だった。



487 :NANOHA COMBAT ZERO 07 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/03(月) 00:54:42 ID:4kmleJG6
「それとこの世界、もう一つちょっと厄介な問題があります。」
「 あーあー 聞こえなーい。 聞きたくなーい」
「それは?」
聞かなければ無事に済ませられるとでも思ったのか?ヴィータが
耳を押さえて独り怪しげな行動をしている。
フェイトが隣で苦笑しつつ尋ねる。ヴィータの行動は一見不可解だが、その気持ちは良く判る。
リンディがいうちょっとの厄介事はいつもろくでもない大問題に発展し、火消しに大わらわになるのだ。
「当地域は現在全面戦争中なんです」
その表情はよく言っても晩御飯の献立に悩んでいる程度にしか見えない
内容の深刻さと表情のギャップのせいで客人を立ち直らせるのにかなりの時間がかかった。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「どうしたの?」
悪意がないであろうリンディが不思議そうな顔で客人を見回した。
「魔法も殆ど使えない世界の戦場でロストロギアの捜索と回収? そら、無茶やで」
「危険は恐れぬが、好き好んで戦場に乗り込むのは愚か者のすることだ」
「作戦立案が良くないね。こういうのって現場が困るんだよ」
はやて・シグナム・なのは と相次いでボロボロに非難され、うるうると目が潤んでいるリンディだったが、
ロストロギア『V2』について肝心の説明を怠っていたことに気がついた。
「無茶でも今の内にやらないといけないの・・・エイセスデバイスが眠りから復活するわ」
「エイセスデバイスか、久しぶりにその名を聞いたな」
ここまで沈黙を守っていたザフィーラが初めて口を開いた。
「ロト・グリューン・ズィルバー・インディゴ・・他にも数タイプがあるんだけど・・・・知ってる?」
リンディの問いにフェイトは執務官として身に着けた観察力でさりげなく周囲の表情を探った。
ヴォルケンリッターの面々は既に知っているようだったが、
気になるのどうやらあまり好ましいシロモノではないという感触だった。
「何それ?」
「ベルカのちょっと変則的なデバイスさ。何十個もあるんだが、どれもリンカーコアの生成速度を飛躍的に高めるんだ」
今度はシグナムのお茶菓子に手をだそうとしつつ、ヴィータがなのはの問いに答える。
ヴィータの左手首をさりげなくみえるが渾身の力で抑え込んでシグナムは羊羹の守護騎士の役目を全うしていた。
「あ〜、いいなぁソレ・・」
思わずなのはの本音がこぼれた。目下のところ高位の魔法を訓練生に安全に実体験させる方法が無いのが悩みの種である
「でも、そんなデバイスが普通にあったりしたら、なのはちゃん 教導隊はお役御免で解散よ」
「そか・・」
「ベルカが次元世界に君臨していた頃、聖王親衛軍が管理していたデバイスでな。特長は3つある」
シグナムとヴィータは羊羹を巡って実にみっともない戦いの最中なので、狼モードのザフィーラが話を引きついだ。
「さっきヴィータが言った魔力の生成促進が一つ、それと機械を身体に同化させる事ができるのが一つ。
そしてもう一つ、これはむしろ副作用ともいえるが所有者の意欲も強くなっていく」
「意欲が強くなるならやる気が出るってことで良いじゃない?」
「強すぎる意欲は剥き出しの欲望・野心に育ってしまうがな」
精神が徐々に危うくなり、機密漏洩、横領、叛乱、虐殺行為など道を誤る軍人が後を絶たず、
ベルカ聖王は親衛軍のエイセスデバイスを封印のうえ、何処ともしれない異世界に転送したという。
「ひょっとしてそのデバイス達がこの第91世界に?」
「おそらくは大昔に」
伝え聞く話と断った上で、ザフィーラは『V2』とエイセスデバイスの関係を説明し始めた。
『V2』は極めて強力な爆発的エネルギーの出力源あり、魔法で封印されている。
その力を解禁させるには封印に使用されたエイセスデバイスを介した魔法で『V2』と魔道師が一体にならければならない。
「でも、魔法の効かない世界でそれが問題になるのでしょうか?」
「戦争中の軍人や政治家達が持っているとしたら?」
どの次元世界でも政治家・軍人の欲望が暴走するとロクな事にならないのは共通だった。
「でも、現地世界の政治や経済に介入しないのが我々の基本方針。しかも今回、管理外世界ですが」
「例えばこの人物・・・・ベルカ空軍のディミトリ・ハインリヒ少佐」
国家的な英雄でもある彼が率いる戦闘機部隊は通称インディゴ隊と呼ばれているとリンディは解説した。
部隊章に描かれた藍地に白い騎士甲冑と優雅な鷺が目を惹く。
リンディは現地世界から持ち帰られた1冊の本とベルカ将校のポートレートを並べ、
話を中断した。


488 :NANOHA COMBAT ZERO 08 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/03(月) 01:05:00 ID:4kmleJG6


・・・・
ベルカ英雄譚 
第18章「宝石の8将家」
その昔、ベルカ公コルネリウスは豊かな南の大地を目指し、軍を率いて親征を開始した。
精強な騎馬民族であるベルカの民は幾つかの小競り合いを繰り返し、その全てに圧勝してさらに南を目指した。
そしてスーデントールで大帝国レサスとの決戦に臨んだ。温暖で豊かな土地は北の凍土に住む者にとって夢の土地であり、
その為にはこの戦いで宿敵と雌雄を決する。
コルネリウスは勇敢な将で兵からの信望も厚く、数が倍近いレサス帝国軍を正面からの激突で圧倒した。
壊走を始めるレサス軍に追撃をかけ、大戦果を挙げた国王は特に戦功のあった兵100名に対し
気前良く公家伝来の指輪を下賜した。
だが、決戦での敗北にも関わらず、レサスは帝国本領から圧倒的な軍を差し向けた。
女子供老人ばかり、父を、夫を、息子をスーデントールで失った哀しみは復讐となり、それは凶暴なまでの戦意と化した。
レサスの将軍達はその戦意を叩きつけた。
スーデントールでの勝利に酔っていたベルカ軍は完全に不意を衝かれ、復讐の前には無力だった。
後に「復讐軍」とも呼ばれるレサス軍は敗走するベルカ兵を仇として情け容赦なく嬲殺した。
コルネリウスらはタウブルグの森へ逃げ込んだが、すぐに大軍の包囲された。
この全体絶命の危機を打ち破り、国に還るために、包囲網の突破には陽動が必要だった。
国王から財宝を下賜されたばかりの100名の兵がのレサス軍を
食い止めようと志願し、やがてその姿は敵軍の中に飲み込まれ消えた。

100名の兵のうち、包囲陣を突破して北の国領に帰還できたものは僅か8騎。
その下賜された宝石の名前を冠した爵位と騎士号が授与された。
銀の騎士、炎風の燕、森霧の梟、藍夜の鷺、番の鵜、闇の禿鷲、雪海の鴎、金の獅子
現在のベルカにまで連綿と続くベルカ騎士の伝統はこの8家から始まる。
・・・・・

著 B.トンプソン「ベルカ公国戦記とその伝説」  OBCパブリッシング刊


その名前はエイセスデバイスの特徴と酷似していた。
いずれも精鋭揃いのベルカ空軍でTOPクラスのエリート部隊に冠される名誉称号である。
「以降、指輪を下賜された8将軍の家系では代々当主は皆武名に秀でた騎士揃いなんだけど、
今はこの藍鷺のハインリヒ家を除いた7家が断絶したわ」
リンディは敢えて説明を中途半端なところで止めた。
「じゃあ、代々当主の名騎士輩出と家系の断絶はエイセスデバイスの影響の表裏ということかしら?」
うっかり者のイメージから意外にも鋭い問いをしたシャマルに対し、
リンディは回答代わりと別の写真を取り出した。
ハインリッヒ少佐がインディゴ隊の部下と一緒に納まっている集合写真だ
「何か気が付く事ないかしら?」
リンディの振りに揃いも揃って全員が右30度に首をかしげ、沈黙が流れた。
「左手小指の指輪だ・・デバイスらしきものがある」
「さっすが〜クロノ 鋭いわね 」
答えが判ってしまえば、どうということはない。
「じゃ、この髭のおっさんがデバイス"藍夜の鷺"を持っている可能性が極めて高いわけだな」
そしてハインリヒ少佐の魔力レベルが少しずつでも向上し、自我暴走を伴っている
いるとすれば、いずれ『V2』の存在を知った時、その力を行使しかねない。
ヴィータの発言に対し、はやてはさすがにげんなりとした表情をうかべた。


489 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 01:08:30 ID:RcrPozpz
支援!

490 :NANOHA COMBAT ZERO 09 ◆Y0DG7nGjbg :2007/09/03(月) 01:17:46 ID:4kmleJG6
「みんなですこしずつでも頑張ろうよ」
その場にいる皆がなのはに視線を向けた。
彼女が真に強い理由は空戦技術でもなく、魔法レベルでもなく、迷いの無い意思の力にあることを思い返した。
だが、
いささか強引すぎるのが良い所でもあり短所なんだな、と図らずも皆が心の中で注釈をつけていた。
平和そうに羊羹を頬張っている白い悪魔の表情を見ると誰も言葉にする意欲が削がれるのだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とりあえず今日はここまでです。
時期的にはSTSの直前、はやてが機動6課の設立に備えていろいろ動いている頃と思ってください。


491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 01:40:31 ID:AvvRiNpv
ファフナーは一度も見たことが無いのですが、ヒロインが話の中盤で死んで
しまうような容赦ない世界だと聞きました。
実際人類が絶滅寸前なくらいに追い詰められていて、平和な世界なら非道な
人体実験と批判されるようなことまで行なわれている世界のキャラ相手に、
比較的平和なリリなの世界のキャラがとやかく言うとこは出来無いんじゃな
いかって気もします。
「マブラヴ オルタネイティヴ」の香月夕呼博士なんか、人類を救うという
大目的のために、スカ博士に負けないくらいえげつないこともやっていたり
しますが、そのあまりの覚悟完了ぶりに、彼女個人への批判的意見はあまり
聞かれないという特異なキャラだったりします。彼女ならなのはたちに何を
言われても、鼻で笑って一蹴しちゃうんだろうなぁ。

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 02:48:50 ID:1xMVpYRE
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏

 サボテグロン編DVDと照らし合わせながら読みました。
何だかだんだんリンディに萌え始めたのは何故かしら…?

 なのは原作は最終決戦に近いじゃないですか?
そこでなんですけど…スバルの戦う相手にギンガの他にもヨロイ元帥をぶつけて見ては?
スバルのリボルバーナックルとヨロイ元帥の鉄球が激しくぶつかったり…。
ザリガーナの「甲羅崩し」で飛ばす甲羅の破片を、スバルが片っ端から拳で打ち砕いたりとか…。

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 07:40:34 ID:iJadkkja
>>444 F4の複座……百里基地の680を思い出した。(古)

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 09:01:35 ID:jeg1l+sN
                              職人様が投下される前に言っておくッ! 
                        おれはたった今録画していた23話をすべて視聴した
                  い…いや…視聴したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『前回出番のなかった重傷のヴィータがどうなったのか
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        気にしていたらまたもや出番がないまま終わった』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    G4みたいなMCとか数の子が豆鉄砲で気絶だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしい都築脚本の片鱗を味わったぜ…

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 09:12:16 ID:EEC8ojvn
つうかナンバーズ脆すぎるwww
他のスレでも言われてたけどまさにソードマスターヤマト並みのやられ方ww

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 09:16:49 ID:EEC8ojvn
>>467
GJ!
しかしあの星船の3D弾幕来たらなのはでも10秒持たないだろうなぁ
ガンシップでさえガジェットよりずいぶん上なんだし象2体いれば地上本部落ちそう

497 :リリカル.exe:2007/09/03(月) 11:18:13 ID:kSeCUucs
チンコバルカンで簡単に蹴散らされていく魔導師達が目に浮かぶようです。

498 :白き異界の魔王:2007/09/03(月) 11:55:47 ID:cxQHbfMR
一応確認を
投下、よろしいでしょうか。
何もなければ正午に投下ってことで。

499 :白き異界の魔王:2007/09/03(月) 12:02:31 ID:cxQHbfMR
内火艇:八神はやて
床に横たわるなのはは天井をぼうっと見ている。
左手と右足は赤黒く変色し、さわるのもはばかられる有様だ。
なのはの口がわずかに動く。
それに気づいたはやてはなのはの頭の横に座る。
「なのはちゃん、どうしたんや?なにかいいたいんか?」
耳をなのはの口に近づける。
とぎれとぎれの言葉がはやて耳に届いた。
「・・・ユーノ・・・ジュ・ル・・ド・・・うん」
はやては目を見開き、体を起こす。
「なのはちゃん、意識をしっかりもつんや!」
よくない状態だ。
「ティアナ、キャロ!ヒーリングや」

内火艇:ティアナ・ランスター
なのはの体をもう一度見る。
酷い状態だ。
キャロがなのはの胸に手を当てる。
「ヒーリング」
キャロの手に光がともり、なのはの胸に吸い込まれる。
なのはの息がわずかに強くなるのがわかったがまだ足りない。
ティアナもそれに続く。
なのはの腹部に手を当てる。
ティアナが使える回復魔法は初歩の初歩。
手にともる光も弱いし、効果も薄い。
それでも、やらないよりはましだ。
「なのはさん、がんばってください」
聞こえているかどうかもわからない。
回復魔法を使っても、なのはの目は定まらないし口ををふるわせるだけだ。
気づくとキャロが自分の方を見ていた。
涙を流しそうになっている。
またなのはの行きが弱くなっていた。
鼓動も弱い。
「キャロ、がんばって。絶対になのはさんを助けるのよ」
ティアナの横に誰かが座った。
目を向けると赤い長髪が揺れている。
さっきなのはを助けてくれた緋室灯だ。
「私も、やる」
灯はなのはの足上に手を掲げた。
「できるの?」
うなずく灯。
ティカナはそれに首を縦に振って返す。
この世界の回復魔法がどんなものかはわからない。
どんな効果があるのかもわからない。
だけど今は少しでも可能性をあげるなにかが欲しかった。
灯の呪文が小さく聞こえてきた。
「レイ・ライン」
灯の手の中に光の球がうまれる。
灯はなのはの足にそっと光を押しあてる。
「え・・・」
ティアナは魔法を使うのを忘れてしまった。
光に当たったなのはの足が健康な色に戻ったのだ。
灯はさらに手をなのはの足に沿って滑らせる。
滑らせた後のなのはの肌も元の色へ。
ミッドチルダの回復魔法では考えられないほどの回復だ。
「すごい・・・」
ティアナは灯を見る。
額に汗の球が浮いている。
一滴、二滴と服に落ちてシミを作る。
ティアナは次になにか言おうとした。

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 12:03:40 ID:cxQHbfMR
でも言葉が出なかった。
言葉を選んでいるうちにはやての声が聞こえてきた。
「ティアナ、キャロそれに灯さん。もう大丈夫や。向こうで医者を用意してくれたみたいや」
肩に重みを感じた。
灯が体を傾けている。
「あなた・・・ありがとう。それから・・・」
次の言葉はエンジン音にかき消される。
わずかな衝撃の後、内火艇のハッチがゆっくり開いていった。

アンゼロット城:八神はやて
なのはを乗せた担架が運ばれていく。
「なのはちゃん・・・」
はやてはそれを追おうとしたがスーツの男に遮られる。
「アンゼロット様がお呼びです。ご同行を」
スーツの男は礼儀にかなった作法で会釈をする。
だが、はやてはそれどころではない。
「でも、なのはちゃんが!」
それを見てもスーツの男がわずかたりとも動じない。
「どうか、落ち着いてください。彼女のことは我々におまかせ下されば問題はありません。ご同行を」
はやては頭が冷めていく思いがした。
第六課隊長としての立場を思い出す。
今の姿を隊員達が見続ければみんな不安になる。
それに、この世界に初めて来た管理世界の人間として無様な姿を見せられない。
「わかりました。そのアンゼロットさんとあわせてもらいます」
スーツの男はにこりとも笑わず歩き出す。
はやては他のメンバーに合図を送り、スーツの男に続いた。

アンゼロット城:フェイト・T・ハラオウン
フェイト達が案内されたのは前に着たときに通された部屋と同じ作りの部屋だった。
全員が座れるよう前の部屋より大きい長方形の机が置かれ、椅子も人数分用意されていた。
スーツの男はフェイト達がそれぞれ椅子に座るのを確認すると
「少しお待ち下さい」
と言って部屋を出て行く。
扉の閉まる音が部屋に響いた。

501 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/03(月) 12:06:21 ID:cxQHbfMR
アンゼロット城:ティアナ・ランスター
ティアナは部屋に満ちた静寂に居心地の悪さを感じていた。
違う。
本当に居心地を悪くしているのは、緋室灯の隣に座っている自分だ。
そんなものを自分に感じさせている理由もわかっていた。
だけど、ティアナはそれを解決できずにいた。
いつ言い出したらいいか、タイミングをつかめずにいた。
深呼吸を3回。
目をぎゅっとつぶって開く。
今だ。
立ち上がって90度、灯の方に体を回転。
腰をできるだけ深く下げる。
そして、思い切っていった。
「ごめんなさい」
灯の服のこすれる音が聞こえた。
下げた頭に灯の視線を感じる。
「あなたを犯罪者だって言って、あなたに魔法を向けたり、拘束したり・・・この世界のことわかってなかったの。それでも許せないと思うけど・・・ごめんなさい」
「まってや!」
横に別の影が立っていた。
「八神隊長・・・」
「それはティアナが言うことやない」
「でも!」
「ティアナはあたしの判断に従った、あたしの指揮に従った。それだけや。だらか、その責任は全部あたしにある」
「でも・・・」
「灯さん。あたしが灯さんにやったこと、この世界でやったことの責任は絶対に取る。でも、少し待ってほしいんよ。この世界にはすごい危ないものが持ち込まれとる。それを何とかするまではまってほいしいんよ」
「私は・・」
灯が口を開く。
「私に責任は取らなくていい」
ティアナは体を起こす。
「あなたたちはエミュレーターじゃない。世界を滅ぼそうとする気もない」
「そんなこと絶対にしない」
「それに、今あなたたちを糾弾しても、きっとベール・ゼファーが関わっている世界の危機はなくならない。だから」
灯はティアナをじっと見る。
そして、一言、一言、ティアナに伝わるように言葉を刻む。
「世界を守ってくれるのなら、それでいい」
ティアナはまた次にどう言えばいいのかわからなくなった。
だけど、嬉しくなった。
あんなに魔法をぶつけたり、殴ったりしたのに灯は自分たちの言葉を信じてくれている。
それがとても嬉しかった。
だから、ティアナはこれしか言えなかった。
「ありがとう。灯さん」
***********************************************
こんかいはここまでです。

レイ・ラインは重傷状態でも治癒できる強力な回復魔法です。
それでもなのはは治りきってませんでしたがそこはまー、演出ってことで。
でも、灯ってレイ・ライン滅多に使わないんですよね。

ティアナの謝罪シーンはこんなものでどうでしょうか
灯は糾弾して優位を得ようと考えるようなタイプではないと思ったのでこれでいいと思ったのですが・・・
このシーンは難しいです。


502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 12:15:14 ID:q+S81aiA
GJ!

>謝罪シーン
あかりんはそんな感じですよね。柊もか。
ティアナもきちんと謝ったのでも一度GJ。
しかし…ちゃんと謝罪出来るキャラって珍しいので、特に柊の好感度はうなぎのぼりな気が。

503 :リリカルなのはVS厚生省:2007/09/03(月) 12:15:51 ID:e5GpmyUT
(現地時刻)昭和75年9月20日深夜23時45分時空管理局
「さぁてと、今日の残業はおしまいっと」
椅子に座りながら背伸びをして職務からの開放ひたるエイミィはいつもどおりの
手順でインターフェースの電源を切ろうとキーボードに手を伸ばー
[にゃぁ]
ふと辺りを見回す
(??)
何もいない
再び画面に向かいキーボードに手をかける
「今晩はお嬢さん」
「だれっ!?」
振り返って今度は辺りを見回し冷静に記憶の整理をする
(落ち着いて)
聞きなれた動物の鳴き声、そして聞きなれない場所からの人の声は一カ所
「う、嘘・・・」
画面に人影が映る
「少し情報を拝借するよ」
それは恐るべき速度で数多の防壁を突破してゆくのであった
「・・・くぉんの!!」
我に返ったエイミィは非常ファイルから対ハッカー用のプログラムを
幾重にも走らせる
「おっやるね[彼ら]ほどじゃないけど」
「うるさい!あんたの居所なんか・・・そんなの」
全てをいいき切る前にエイミィの手が止まる
「やっと気づいたみたいだね私自身がプログラムみたいなものー」
ごぐわしゃんっ!!
一発の魔力弾がコンソールを吹き飛ばす
「どうしたんですか!?そこら中でアラームが鳴り響いて
調べたらエイミィさんの仕事場でハッキングをうけてるみたいだし
・・・その・・・咄嗟に吹き飛ばしてしまいましたけど・・・」
「うぅ・・・フェイトちゃん」
半泣き状態でフェイトに抱きつく
残業のデータが見るも無残に無くなってしまった事なんかどうでもいい
ただ自分の組み上げたプログラムが事も無げに突破されたことが悔しくて仕方なかった
「痛いなぁ腕が吹き飛んじゃったじゃないか」
フェイトはエイミィをかばうように前に出てバルディッシュを構える
残骸から現れたのは[ヒト]
だが、吹き飛んだ片腕からは出血はおろか[筋肉]すらない空っぽの[ヒト]そして
しゅごぅ
音と共に[復元]させる
「なんですかあれはっ!?」
エイミィはただ俯いて首を振る
「おや?あちらでしたか、失礼」
「待てっ!!」
追おうとするが入り口は自分が入ってきた真後ろのみ
[とん]
ジャンプして天上を透り抜ける
「しまったっ!!」
急いで通信機を取り出し
「緊急事態!!上層階に侵入者。侵入者は物質透過能力並び
AAクラスのハッキング能力を保持、全武装局員は発見次第排除せよ!!」
管理局内に武装局員が溢れかえる
「ねぇ、フェイトちゃん何で下位層階に行くの?」
パニック状態から立ち直ったエイミィが怪訝そうに聞く
「多分、上に逃げると見せかけて下に逃げ・・・いえ、
本命に向かったんだと思います。例え上に移動しても局員に発見されやすいでしょう」
下位層階にある重要施設でなおかつほぼ独立状態で接触がこんな物
「アースラ!!」


504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 12:30:50 ID:jzDJfx9j
>502
柊は好感度が上がったんじゃない、反感度が下がったんだ。

505 :リリカルなのはVS厚生省:2007/09/03(月) 13:02:09 ID:e5GpmyUT
フェイト達をのせたエレベーターはアースラのドッグで止まる
開いた扉のドッグは無人であった、ただアースラが無機質な姿を照らしている
バリアジャッケットを装着し一気にアースラとの距離を縮めはハッチから無人の発令所に向かう
[キュイッ!!]
上から手刀が空を切る
よく見れば床に引っかき傷が残っていた
「いい動きだね」
「ヒト」は素直にフェイトを褒めたが・・・
「あなたは何者!?」と完全に無視
[ヒト]つまらなげに
「化け猫ですよ、ご存知ない!?世も末だなぁ・・・」
(バケネコ?はやてから借りた本で、昔の戦争の帰還兵がニホンの幻獣
が何でこんなところに?)
不機嫌そうに睨まれる[バケネコ]は
「行灯を舐めるにも行灯は無く仕方なく情報の海を漂うしかないのだよ」
と、行灯を舐める仕草をする
「でも何で管理局しかもここの情報が欲しいいの!!」
息を切らせつつ追い着いたエイミィが[バケネコ]に問いただす
笑っている・・・笑い続けているが[目は全く笑っていない]
「[私たち]もいろいろ大変でねぇっ!!」
一足飛びでフェイトの喉元に飛びつくが、
「遅い」
バルディッシュで[バケネコ]の胴をあっさり凪ぐ
「・・・格闘戦はB-・・・それ以下ね」

「あちゃ〜やられてた・・・」
しばらくしてエイミィの情けない声が聞こえた
「どうしました?」
「どうもこうも持ってかれてたのよ機密情報の一部、ほら・・・
あ、あんまり見ないでね一応機密情報なんだから。ほらこことここ、ねぇ」
ファイル名を見てフェイトはぞっとした[バリアジャケットの構成情報]と「人事ファイル」の一部
「でも、不幸中の幸い。見た感じ改ざんやウィルスの類は見当たらないし、
踏み込むのが早かったから全部コピーされたわけじゃないしね」
「それじゃぁ緊急事態宣言は解除ですね・・・」
「だけど私はシステムの総チェックと再構築と報告書がぁ・・・」
「あのう・・・手伝ってもいいですか?」
またも半べそで感謝しながら抱きつくエイミィに照れながらもバリアジャッケットを解除し
ポケットから携帯電話を取り出し家族の居る家に掛ける
「あっ提・・・じゃなかったかあさん、うん、ごめん知ってると思うけどうん、
エイミィさんのお手伝いするから、うん無理しないってお休みなさい」
エイミィはあえて作業に没頭し彼女なりに気を利かせた

ぱりっ

遠くでひそかにフェイトを睨む・・・いや厳密には彼女の[携帯電話]
そして莫大な情報が流れ込む。それは胴を凪がれた[化け猫]が、
[彼女の携帯をハッキング]して情報を無線移動させたのであった・・・
その事実に彼女たちが気づくのは数日後の携帯の請求日であった

506 :リリカルなのはVS厚生省:2007/09/03(月) 13:10:10 ID:e5GpmyUT
ども、はじめましてです。
今回、「ジオブリーダーズ」に出てくる組織「厚生省」とのネタを思いつき投下してみました
ちと無理のある展開や文章力の欠如がありますがご容赦のほどを・・・

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 16:44:38 ID:dLQSMedI
まずはsageようか。話はそれからだ。

508 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/03(月) 17:58:04 ID:D0wZ8Xqd
>>492
甘い僕でもいくらなんでもそれは無理です。
だって…
ヨロイ元帥を倒すのは結城丈二の役目ですので。

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 18:07:14 ID:+cEnLrF/
>>495
柊力で戦闘力と知能を下げられちゃったんだよ。

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:13:59 ID:1xMVpYRE
>>508

え?ですが、昭和ライダーはもう変身できない筈では?

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:25:05 ID:4XcgriOI
ヒント:ライダーマンは変身ではない

512 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/03(月) 19:27:06 ID:D0wZ8Xqd
>>510
昭和ライダーが復活して結城がライダーマンに変身できるようになってからということです。(説明不足すみません…)
スバルの相手には転生態怪人(正義の系譜参照)を用意しておきますよ。

ヨロイ元帥はどうしても結城に倒させたいんですよ。
彼とヨロイ元帥の因縁は人任せに出来るようなものではないので。

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:38:23 ID:7jTkPG/E
星船よりそれを生身でぶっ潰す嵐の方が危険だと思うのは俺だけ?

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:38:24 ID:EeSB7OE6
>>512
確かにヨロイ元帥との因縁はライダーマン=結城さんに決着つけてもらいたいですね。
パワーアーム→ドリルアーム→マシンガンアームのSPIRITS最強コンボがあれば、ライダーマンの勝利は間違いない。

>>492
スバルの相手にギンガはデフォルトで決定?
自分としては六課襲撃の際、ナンバーズの真の目的を見抜いて先回りしてナイスタイミングでライダーが現れて、ギンガ拉致は無しになる展開が希望。
後から現れ、誰よりも先に走っていくのがライダーの王道だし。
ちなみに六課襲撃時に敵の目的見抜きそうなライダーは天道総司(カブト)あたりかな?



515 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 19:47:25 ID:RcrPozpz
>>513
知らないのか?ストーム1はな人の命を力に変える事が出来るんだよ。
>>492
スーパーヴィヴィオの相手は、やっぱりなのはとクウガアルティメットとハイパーカブトと
ファイズブラスターとキングブレイドで決まりですか?

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:54:07 ID:29SipH9Z
>>515
それはもうリンチってレベルじゃないw

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:55:59 ID:TGIyZbXR
ストームさんの活躍に期待
というか礼賛所持なら一人で方舟落としそうなんだがw

518 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/03(月) 19:57:04 ID:D0wZ8Xqd
>>514
ライダーマンは一回死んでから強くなってますからね。
ストロンガーと互角に戦うわテレビスペシャルでバダンのトカゲロイドを倒すわ初期の弱さ
がどこに行ったのかって思うぐらい強くなってます(ストロンガーのスペックはV3の三倍ぐらい)
今ならヨロイ元帥とも互角に戦えるはずです。

ちなみに結城役の山口暁さんはお亡くなりになっているので結城の声は若い時は滝下毅さん、
老人になった今は池田秀一さんで補完をお願いします。

>>515
それは無理ですよ…
ヴィヴィオが消滅してしまいます。

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:57:35 ID:nXkcKEif
アサルトライフルとインパルスがあれば十分ですよ。

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 19:59:19 ID:EeSB7OE6
>>515
なのはにアルティメットクウガとハイパーカブトがいるだけで十分では?
555アクセルモード、剣はジャックフォームで大至急ティアナやヴィータの援護にっ!

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:09:45 ID:ir+expBA
そしてその頃良太郎は…

522 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/03(月) 20:17:24 ID:m5dDhRq8
皆様、お久しゅうございます。
やや短くありますが、これより重爆開始いたします。

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:19:15 ID:VNDqRs8l
待ってました、支援!!

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:20:33 ID:ir+expBA
支援の構え

525 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/03(月) 20:20:33 ID:m5dDhRq8

ウイングロードで突っ走った先にあるのは、狙撃型オートスフィア。
遠くからさんざ撃たれまくったけれど、
ティアの幻術が道を拓いて、やっとあたしの射程内。
半年に一度のBランク昇格試験、ここで落とせば、また半年後。
あたしだけじゃない、ティアの夢が、こんなところでつまづくのなら。
足をくじいたティアを放って、あたしだけがゴールするくらいなら。
そんな未来は、握った拳でぶち砕く。
あの日、あの時、あの人が、あたしにそうしてくれたように。
そして、もう二度と、守れないことのないように。

 神 聖 破 撃
ディバイン・バスター

魔力球、形成!
振り抜く右のリボルバーナックルで殴打、衝撃波、発生!
敵の攻撃全部はね飛ばし、無理矢理に隙をこじ開ける。
分厚い天井をぶち抜いて生きる道を創ってくれた、あの人の魔法。
間髪入れずにウイングロード、展開! ローラーブーツ、最大加速!
作った道は、あたし自身で駆け上って、極めるんだ!
右の振り抜きざま、左の素拳に込められた力は、
踏み出した足と同時に、真正面の『未来』にめり込む。

「 因 果 (いんが)!」

 あの日の空に 見つけた憧れ
 あたしは あたしの なりたいあたしに なる !


魔法少女リリカルなのはStrikerS 因果

第九話『二人(前編)』


「因果だってよ、覚悟くん」
「否、あれはディバインバスターなり」
照れなくてもいいのに。
少し嬉しそうで、少し哀しそうな顔をしている覚悟くん。
やっぱり、一度は生命を助けた子だから、
わざわざ戦いの場に戻ってくるのを止めたい本音もやっぱりあって。
でも、あのとき、あの子を助けた魔法の名前を受け継いで、
誰かを助ける仕事を望んでくれた…伝わる思いも、うれしくて。
また映像に目を移したら、ティアナちゃんを背負ったスバルちゃんが、
制限時間ぎりぎり、全速力でゴールに突っ込んでくるところ。
合格は間違いなしだった。
満点はあげられないけど、見せてくれた奮戦と結果は、納得するには充分すぎる。
そんな、感激の目で見ていたから、あやうく気づかないところだったけど。


526 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/03(月) 20:23:23 ID:m5dDhRq8

「危険だ」
「…まずいね」
ヘリから一緒に飛び降りた。
このままじゃ二人とも、ゴールの先にある瓦礫に正面衝突だから。
最後の最後でこんなミス…危険行為の減点は大きいけれど、
今はそんなこと、気にしている場合じゃない。
覚悟くんは覚悟くんらしく、正面から二人を受け止めきるつもりみたい。
だったらわたしはその後ろからアクティブガードで、さらにやさしく受け止める。
誰も痛くないように…そう、思っていたんだけど。
スバルちゃんのとった行動は、覚悟くんの予想も、わたしの予想も超えていたんだ。
わたし達が受け止める体勢をとるよりも前に、スバルちゃんは、ティアナちゃんをお姫様抱っこして。
…自分で、仰向けに転んだんだ。

「んんうううぅぅぅぅぅぅッ!」
歯をくいしばりながら、背中でアスファルトを滑ってゴールを通過。
ティアナを上に載せたまま、平手を地面についてブレーキ。
わたしと覚悟くんよりはるかに前の地点で、速度を完璧に殺して止まった。
正直、言葉もなかったよ。
だって…

「…ゴール、だよ、ティア」
「っの馬鹿ぁ!」
バリアジャケットの上着は摩耗しきって消滅して、
肩とか背中とか、こすった後が一直線に赤く残ってる…地面に。
痛い、痛いよ。 これは痛い、見てるだけで。

「なんてこと、なんてことしてんのよ!
 あんた…あんた、正気ぃ?」
泣きそうな顔で胸ぐらを掴み上げてるティアナちゃんに、
スバルちゃんは少し笑って答えてた。
血みどろの背中に、全然気づいてないみたいに。

「その…ティアが、足、怪我してるから。
 これで、公平かなって…」
「馬鹿言ってんじゃないわよ、なにが公平よぉ」
「それより、間に合ったよ、制限時間内に、ゴールできたみたい」
「んなの、どうでもいいわよっ、いくら、あんたが…」
覚悟くんが近づく。 わたしも近づく。
二人とも、それに気がついて、こっちを見た。
試験の結果は、今は二の次。
言ってあげなくちゃいけないことができたけど、
それは覚悟くんがやってくれそうだったんで、わたしは止まって待っている。
少しぼんやりした顔のスバルちゃんの正面に立つと、覚悟くんは。

「馬鹿者! 己が身を大事にせよ!」
開口一番で怒鳴りつけてくれた。
思わずきつく目を閉じるスバルちゃんに、かまわず続けていく。

「父と母より受け継ぎし玉身(からだ)。
 昇格試験ごときで、粗末に扱ってはならぬ」
「…ごとき、じゃ、ないです」
だけど、ここでまた。


527 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/03(月) 20:24:57 ID:m5dDhRq8

「ティアの夢が、かかっているんです。
 ここでダメにしちゃったら、また半年先になるから。
 半年も遅れちゃうから、だから…」
スバルちゃんは、明確に反論してきたんだ。
この試験には、これだけのケガをわざわざしてまで受かる意味があるって。
それは友達の夢を守ることなんだ、って。
そう聞かされた覚悟くんは、少し、むずかしい顔をしてから。

「その意気やよし」
「…わっ?」
「よくぞ、これほどになってまで守り抜いた」
脱いだ機動六課のジャケットを、スバルちゃんの背に放り投げるようにかけた。
当然だけど、覆い隠された傷口の部分から、すぐに血で汚れていく。

「だが、できるだけ自ら傷を負うことは避けよ。
 おまえの友も喜ばぬ」
目配せされたティアナちゃんも、一瞬遅れて弱々しくうなずいた。
覚悟くんは満足するようにここから立ち去ろうとして、
その背中をまた呼び止められる。

「あ、あのっ、これ、上着」
「医務室で処置を受けて後、返しに来るがいい」
「でも、血で…」
「おれもあの時、きみの服をおれの血で汚したはず。
 これにて公平!」
「…………」
あとは覚悟くん、振り返りもしなかった。
これからは、守るべき誰かじゃない。
一緒に戦っていく後輩になる。
覚悟くんに言わせてみれば、スバルちゃんは生命の恩人で。
スバルちゃんがいなければ、火事の中、一人で力尽きていて。
そんな子を戦わせるのはやっぱり嫌って本音は、きっと、どうにもならない。
でも、そんな覚悟くんだから、わたしはすっごく期待してる。
絶対に死なせたくなくて、その上、スバルちゃんの戦う意志が揺るがないなら。
覚悟くんは、スバルちゃんにティアナちゃん、それとまだ来ていない二人にも、
育てるために全身全霊を尽くしてくれる。 これは確信かな。
その後、試験が終わった二人に、すぐ機動六課の話を持ちかけた。
二人が出会った、あの怪人の背後関係を今は追っているって説明した。
だから多分、他よりも、ずっと危険で血なまぐさい仕事を請け負うことになるよ、って。
断りたければ、断ってもいい。 二人にはその権利があるから、って。
…答えはね、ふたつ返事だったよ。
これからよろしくね。 スバル、ティア。
わたしも、二人を絶対、死なせたりしないから。











528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:27:06 ID:1xMVpYRE
せめてスバル達にゃそれぞれ大幹部の一人ぐらいは倒してもらいたいです…。

529 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/03(月) 20:27:49 ID:m5dDhRq8

スバル・ナカジマ、およびティアナ・ランスター。
この二名は良し。
だが、もう二名はどうか?
エリオ・モンディアル、およびキャロ・ル・ルシエ。
魔導の素質すぐれたるフェイトの養子二人。
スバルとティアナが今回の試験にて勝ち取った陸士Bランクを、
エリオなる少年、すでに保有しているも、それだけでは信用できぬ。
精神(こころ)伴わぬ戦闘力は危うき候。
たとえるならば、嵐に揺らるるいかだの上、樽に詰まったニトログリセリンに同じ。
保有する大破壊力、正しく扱えねば自らを滅ぼす。 これ父、朧(おぼろ)の教えなり。
ゆえにおれは問わねばならぬ。 両名の、戦士としての了見を。
別にフェイトを信じぬわけではないが、こればかりは拳を突き合わせねばわかるまい。
両名を機動六課官舎に呼びつけて早々、おれは模擬戦を申し込んだ。
むろん、フェイトが立ち会う。 養子二人がこれより志望するは、殺意うずまく戦場なれば、
むざむざ死にに行かせるを承知するわけもなし。
ただ、これだけを言って、この模擬戦を許したのだ。

「私は信じてるよ。 二人の持ってる、ゆずれないもの」
「その言葉、覚えたぞ」
模擬戦場には、基礎的に廃墟を設定。
高速道路跡上にて、おれと両名は向かい合っている。
紅の少年と、桃色の少女。
まだ年端もいかぬ子供…
とはいえ、おれとて十歳にして零式鉄球をこの身に埋め込んでいるのだ。
そして、さらには。 あの高町なのはも、フェイト・テスタロッサ・ハラウオンも…
はやてまで、十歳に届かずして実戦に身を投じているという。
すなわち、身体未成熟であろうが、面影に幼さ残っていようが、あそこにあるは未知の敵。
いささかなりとも、あなどる気は無し!

「正調零式防衛術(せいちょう ぜろしきぼうえいじゅつ)、葉隠覚悟…参る!」
「…エリオ・モンディアルと、ストラーダ!」
「う、あ、あの…」
紅の少年、エリオは槍を掲げて返礼したが、
少女は気後れしきって何も言わぬ。
早くも底が知れたか? そのようなわけはあるまい。

「名乗れ! 戦う前から気迫に呑まれてどうする!」
一喝。 これでひるんでしまうならば、戦場に立つ資格なし。
だがそこで、傍らにいたエリオ、少女の背を軽く叩き、
振り向く少女に目を合わせ…うなずく。
そして再び、槍をこちらに構え、突き出す。
宣戦布告、確かに見たり。
少女もまた、気合いを入れ直し、今度こそ名乗った。

「召喚師、キャロ・ル・ルシエ!
 フリードリヒと、ケリュケイオン!」
エリオから多少の力をもらったか。 それも良し。
少女、キャロの背に隠れていた竜、フリードリヒも姿を現わし、開幕準備完了。

「…来い!」
戦士の礼にて、相手つかまつる!








530 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/03(月) 20:33:17 ID:m5dDhRq8
以上なり。

本当に短い…お許しを。
次回は、エリオとキャロの戦いを。
ちなみに本家StSより、時間軸は半年早まっています。
スバルとティアナも、半年早く試験を受けていることに。

早く、散(はらら)を出したいところでありますが。
散(はらら)のいない覚悟のススメなど、
フェイトのいない無印なのはと同義でありますれば。

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:34:31 ID:1xMVpYRE
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏

考えたんですが、バトルの一部に、スバルVS戦闘員オートバイ部隊なんてのはどうでしょ?

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:36:43 ID:VNDqRs8l
短いけど、それもまたよし! GJでした!!

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:38:42 ID:077WKqk0
GJ!
なんという零式防衛術…間違いなくナンバーズは瞬殺されるな。

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:45:38 ID:ir+expBA
>>530
GJ!

しかし零を見るたびに「仮面ライダー覚悟」と思ってしまう自分は相当オカシイ

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 20:52:30 ID:oUfcaC5p
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
電王は出るんでしょうか?放送中ですが。

536 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/03(月) 21:24:21 ID:lNIairVR
職人の皆様GJです

>>リリカルスクリーム氏
スクーバ参戦キター!そういえばスクーバ半分変形させてイカ人間ってやった覚えが…w
何でだろう…本編のクアットロは許せないのに、リリカルスクリーム氏のクアットロは許せる気がする…

>>322
よく考えればストーム1もかなりの重傷の身であれだけ戦ってたんですよね…無敵すぎます…
…うん、ナンバーズもオレンジもゆりかごも全部終了のお知らせですね…

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
サボテグロンタフですね…ライダーキックと爆弾のダブルパンチ食らって生きているとは…
しかし、カウンターの上はともかく、どうやって一文字の部屋の前に仕掛けたんでしょう…

>>◆Y0DG7nGjbg氏
…なるほど、PT然り闇の書然り、確かにリンディさんの「ちょっとの厄介事」は必ず「もの凄い厄介事」になりますね…
…あれ?機械と同化って…冷静に考えればかなりヤバイ気が…

>>白き異界の魔王氏
意識混濁レベルの怪我をここまで治すとは…あかりん凄…
とりあえず名前のリリカルルイズについて少し聞きたいことが(ry

>>なのはStS×覚悟のススメ氏
気持ちは分からんでもないですが…合格するためにここまでしますかスバル…
覚悟VSエリオ・キャロ…これは面白いことになりそうですね

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 21:28:15 ID:PxqxXgtA
みんなリリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏に注文しすぎだろ。
要望かなんか知らんが、氏には氏の話の進め方がある。
おとなしくそれに期待しようぜ?

リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏も皆の意見は参考程度に、
自分のやりたいようにやってくれ
他人の意見ばっかでできたSSなんて悪くなるのが目に見えてるんだから

538 :白き異界の魔王:2007/09/03(月) 21:31:32 ID:sSaICejD
>536

ごめん・・・聞かないで。
おねがい
また失敗したよ

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 21:50:22 ID:VNDqRs8l
そんな白き異界の魔王氏のドジッ娘な所に萌えー、というかry

540 :魔装機神:2007/09/03(月) 22:23:16 ID:/Gz2ndQz
魔王氏
俺もやったからあんまり気にする事はない。

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 22:44:36 ID:odCNyyYl
グレンラガンを最新話までみたけど、時空管理局が介入しそうなスペックだな




542 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/03(月) 22:44:55 ID:D0wZ8Xqd
>>528
難しい注文だな…
まぁジンドグマの幹部なら考えてもいいです。
>>531
スバルかどうかは分からないけどバイク戦ならやりますよ。
オリライ対オリ戦闘員で。
>>535
ぶっちゃけ言いましょう…出したいです。
でもまだ最終回になってないから出来ません。
靖子にゃんのことだから龍騎の時のように最終回まで何しでかすか分からないので。
>>537
ありがとうございます。
僕のことはお気になさらずに。
皆さんの意見・要望は皆さんが何を望んでいるかよく分かるので
僕が許せるものの限り聞いていきたいと思っています。
>龍騎先輩
きっと朝早く来て置いたんですよ。
あの人達結構地道ですから。

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 22:47:05 ID:077WKqk0
>>541
介入しても返り討ちでしょうw

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:01:42 ID:cyeHA4Yb
そこで異界戦記カオスフレアのダスクフレアと管理局が対決します。

545 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/03(月) 23:02:41 ID:txxteY4V
>>537仮面ライダーシリーズはなまじファンが多いんでいろいろと大変なんですよね。
そこいくと俺なんか気楽なもんですよw

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:03:50 ID:UT1d/3xH
>>541
聖王のゆりかご程度に梃子摺ってる管理局なんて超銀河ダイグレンどころか
第2部のダイグレンにもに勝てるはずがないじゃないかw

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:03:54 ID:W4r5x2DX
>>543
ゲッター並のインフレだったからなw
1話の時点でアレだったし

548 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:09:51 ID:I1+UJD8f
職人の皆さんGJ!

>>スクリームさん
スクーバがきたーw。彼の冷静な戦いに期待。

>>ライダーさん
一文字の活躍に期待しまふ♪

なのは「皆、元気ー?リリカルなのはBsts。始まるけど、準備は良いかな?」

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:10:54 ID:TGIyZbXR
散(はらら)様はスカを従えて星義していそうですなGJ
エリオと覚悟 この一戦見逃せませぬ。

550 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/03(月) 23:12:29 ID:D0wZ8Xqd
>ビーストさん
ゴー!ゴー!レッツゴー!!

551 : ◆sP9nVRi1sI :2007/09/03(月) 23:12:37 ID:LejOwkNp
先日、シグルイと合わせて覚悟のススメ全巻購入した俺が来ましたよ。
GJです。スバルが微妙に染まってる……

>>547
一話の時点でインフレってちょw
kwsk 正直全く想像がつかんw

>>548
Ahead!Ahead!Go Ahead!
……主題歌の歌詞で、
Woo Woo 惑星がBrroken
の一フレーズだけは綺麗に脳内再生出来る……他は全く覚えてないのに。

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:15:23 ID:cyeHA4Yb
>>551
>一話の時点でインフレ
第一話でいきなり、「敵艦隊、無量大数!」でござる。

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:18:40 ID:UT1d/3xH
>>551
ようつべから抜粋
ttp://www.youtube.com/watch?v=VC1Wdk5GtDk&NR=1

554 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:23:38 ID:I1+UJD8f
メガ「貴様ら元気かぁ〜?画面を見る時は部屋を明るくして離れて見ろい! あ、俺はティラノサウルスのメガトロンだ!最近俺様、寝不足でなぁ。眼がとろーん。なんちゃって」

ノーヴェ「流石にそれはフォロー出来ない……ごめんメガトロン様ι」

チンク「メガトロンの座布団没収して!」
クアッ「はい没収〜」

メガト「Σぐはっ、ずっと正座してたから足がしびれバビビンバ。びっくらこき麻呂」




外伝6後編「久しぶり」

ダイノ「そういや秋田の親父と会ってねぇな」


コンボイ「前回のリリカルなのはBstsは−−」

なのは「私とデートしたら魔導試験合格だよ?」

チータス「それってぶっちゃけ不正じゃんι」

ラットル「だから、ご褒美ならコイケヤのポテチの方が−−すいません、すいません!撃たないでー!」


鉄塔、ビル内に設置されていたターゲットポイントを全て撃破したラットル達はスタート地点だった場所に戻ってくる。時間の確認でタイマーを見るとそれはスタートしてからまだ8分しか経っていなかった。

「いやぁ、終わった終わったじゃん?」

「めちゃめちゃ簡単だったなぁ。終わったら飲みに行かない?」

「お、良いねぇ♪タイガトロンも誘っ〔まだ終わりじゃないよ、二人とも」

−あ、やっぱり〜?

−このまま終わりたいじゃんι

二人は眼の前に降り立つなのはを嫌そうな顔で見遣る。




555 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/03(月) 23:24:25 ID:txxteY4V
>>552
というか無量大数なんて数を計測出来るコンピューターなんてあるんですかね?w
絶対処理落ちすると思いますけどww
…と思ったけどあの世界ならアリですな。うん。

556 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:29:52 ID:I1+UJD8f

「ターゲットポイント撃破は……全部だね、おめでとう♪」

「いやぁ、校長先生頑張っちゃったよ。高町くん」
「高校生探偵のオイラからしたらあんなの楽勝だっての♪」

「うん、二人とも最初の頃より凄い成長したよ。じゃあ、早速やろっか?」

−うぇ、やっぱりすんの?

にこりと微笑んで尋ねるなのはに二人は毒づくがそれと同時に眼の前に立つ一人の少女を美しいと不覚にも感じてしまう。

強さと美しさを兼ね備えた「エース・オブ・エース」がそこにいる。
だが、負ける訳にはいかない。こちらも訓練校で魔法のノウハウは学んできた。また、実戦経験なら彼女よりは積んできている。

「いつでも来て良いよ?」

「へへ♪んじゃ、やるじゃん」

「やるしかないかぁ。足引っ張るなよ?じゃん猫ー」

二人は何時もの空気のまま、なのはとの距離を詰め。エネルギー弾を数発、彼女の周りに放つ。
それはアクセルシューターの出現を制限する為にエネルギー弾で相殺するといったものだった。彼女との距離を頭に入れながら……。
彼女のテリトリー内で戦うのを回避する為に。

状況を最速で理解し、直ぐさま行動に出る二人になのはは関心していた。
私語が止まらなくても彼らの方法は迅速かつ正しい判断である。と

−でも、それだけじゃ完全に制限は出来ないよ?

「行って、アクセルシューター!」

周囲に16個の桜色の小さな球体が姿を現わすとなのはの指示に従い、直ぐさま二人に襲い掛かる。

「うわっと、危ぇ!?あれがTVタックルで噂の未確認飛行物体か!」

「捻り込むようにラットル選手、第3コーナーを頭文字DE回避しました!」


とそれぞれの感想を漏らしながらも二人は二手に別れて左右上下、あらゆり方向から来るアクセルシューターを的確にライフル、エネルギー弾で撃ち落として行く。



557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:34:02 ID:jzDJfx9j
ゴリカル支援。

メガトロン除く。
>544
カオスフレアにおいては、ロストロギアがロストロギアたりえないからな。
「それは滅んだ世界の危険な」
「ああそうさ、確かにこいつを作った世界は滅んだ。
 だからこそ、世界を救う為に使いきってやらねぇと!」

後、あの世界には『宿命管理局』なる組織が。
守備範囲重なってややこしそうな。

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:35:24 ID:AqkK7WiX
>>というか無量大数なんて数を計測出来るコンピューターなんてあるんですかね?w
螺旋コンピューターですw
つか無量大数ってどれくらいの数だよ。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/03(月) 23:35:38 ID:ogSOkfu2
支援

560 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 23:35:48 ID:RcrPozpz
支援!

561 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/03(月) 23:36:50 ID:txxteY4V
>558
10の68乗らしいです。
支援。

562 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:37:21 ID:I1+UJD8f

「どう?二人の反応は。」

『機動、反応ともに向上しています。また、ラットルはこちらの拘束魔法を防ぐために撃ち落としたアクセルシューターの魔力を逆に利用しています。』

「ありがとうレイジングハート。そっか、本当に強くなったね二人とも。 ……でも私も負けていられないかな。バスターモード!」

『Yes, master』


レイジングハートの先端の形状が音叉型に変形すると共に彼らの背後に跳び、アクセルシューターを相手にしている最中にレイジングハートを構える。

「いやぁ、流石エース。速いじゃん。おっと!」

チータスはなのはの実力を噛み締めながらも高速で襲いくるアクセルシューターを右手のメタルスウィップで払い落とし、左手からエネルギー弾を放って撃ち落としていく。

「火薬星!さぁ、プロボーラーの実力見せてやんよ〜♪」

ラットルもチータスに負けじとライフルで撃ち落とし、後ろから迫ってきたアクセルシューターを別方向へと小型シールドで弾き、別のアクセルシューターにぶつける。
さらにもう一つのシールドを投擲して撃破していく。

「これで全部! …っ!?−−でかい一撃が後ろから来るぞ!あと、バインドに気をつけろよチータス!」

全てのアクセルシューターを撃ち落としたのを確認しながら戻ってきたシールドをキャッチした時、集束している魔力が背後からこちらをロックしているのを感知する。
そしてなのはの拘束魔法に気をくばるのを忘れずに射線上から下がりつつチータスに声をあげる。

「OK、分かった!」

そう答えてチータスは空へと離脱を計ろうとするが身体が鈍くなっている事に気付く。
それは彼の動きを読んだ彼女の仕掛けたバインドが発動し彼の手足を桜色の魔力で拘束していたからだ。

「っ!? しまった! くー、やっぱバインド系苦手じゃんι」
「よく気をつけておかないと駄目だよチータスくん? ディバイーン……バスター!!」

音叉型からチャージされた魔力の一撃が放たれ、身動きの取れないチータスを桜色の魔力光が包み込む。

「遅かったか……チータス!!(うっし。今のうちに拘束魔法を……魔法陣Goolgle」

−くぅっ!すげぇいてぇ、全身がたたき付けられるって感じじゃん。

チータスの身体を押し潰すかと思うぐらいの魔力の衝撃が襲う。だが、逆にチータスの思考回路は何故か冷静に状況を見ていた。

−あの強力な一撃を防ぎながら進むなら、ビークルモードで突っ込めばメタルスの防御力が増す。これ以上の攻撃を防いで一気になのはを捕まえられる……やるしかないじゃん! チータス、ビークルモード!

魔力光がに露散してからチータスはバインドを解除しビークルモードで一気に加速する。なのはもそれに気付いてその場を離れる。
急激に魔力が上昇したチータスがバインドやディバインバスターを打ち消すように迫っている事がひしひしと感じられる。



563 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:43:28 ID:I1+UJD8f

「凄い、どんどん魔力が上がってる……」

『前方のチータスの防御魔法が展開、そのままこちらに接近してきます。マスター!』

警告にこくりと頷いてから再びレイジングハートを構える。牽制砲撃を放つと同時に彼より上空に向かおうとする。だが、それを見計らったかのように四方から魔力で形成された鎖がなのはの手足を狙って飛来してくる。

「こ、これって!?」

彼女にはこの拘束魔法は見覚えがあった。
それは自分に魔法とレイジングハートを授けてくれたあの人と全く似ている。また、レベルも全く劣らない。

「いやぁ、魔力節約してもバインドって使えるだねぇ。ぬっふっふ♪」

バインドを仕掛けたのはラットルであった。

「そういやオイラ、18禁アニメに出た時こんな光景見たな。 オイラはそこのじゃん猫と違ってサポート魔法は得意なのー♪つまりぃ、不思議図書室の司書長と同じバインドは使えるくらいのレベルって事なの。お分かりー?」

その言葉に驚きを隠せずにいるとラットルのバインドはなのはの虚を点いて手足を縛る。

「なのはー♪」

そして先程の牽制砲撃を回避していたビークルモードのチータスはなのはに飛び。前足で彼女の顔にタッチする。

「Σむぎゅ」

「はーい、俺もタッチ。」

ライフルを背中に収納してからラットルも歩み寄ってなのはの頭に軽くタッチする。
少しの間怒涛のような二人の連携に唖然としていた彼女は彼らのやり取りに悔しさを感じるも。どこか嬉しい気持ちもあった。

−まさか、ユーノくんと同じバインドを使えるなんて。


そう感じたのはなのはだけではない。
彼らの試験を見ていた皆も同じ思いであった。ヘリ内で見ていたはやても面白そうに笑顔を浮かべ、フェイトはチータスが試験を終えた事にホッと胸を撫で下ろしていた。

「たしかに、一撃には変わりないなぁ。 それにしても……驚いたわι」
「ラットルがユーノのバインドを使うなんて私も思わなかったι」

そう言いながらフェイトはモニターでラットルが使用したバインドを解析する。
すると、魔法陣はなのはがチータスにバインドを使用した時に高速で発動されていた結果が出る。

「これはフェイトちゃんが言う通りや、私らも負けてられへんな♪」

「うん、本当に二人とも強くなったし。のんびりしてられないよ、はやて。 でも、とりあえず今日はチータスも頑張ったし。奮発してご飯作ってあげなきゃ」

そして、ビルの屋上から見ていたヴォルケンリッター+ダイノボットもまた、二人を見遣っている。
なのはとフェイトの連携ほどではないが二人の戦いからは充分に信頼が見受けられる、ヴィータはチータスを。シャマルはラットルを喜ばしそうに彼らを見ていた。

しかし、シグナムは先程から動こうとしないダイノボットを気にしていた。
−ラットルとチータスを見てから全く動かない……だが、眼からはこいつの感情が解る。
本当はすぐにでも駆け寄って心配させたくない、話したい。と思っているんだな……素直じゃない奴だ。


ふっと微笑んでからシグナムは肩を鳴らし。ダイノボットの背に喝を入れる。

その瞬間、ザフィーラは声をかけようとしたが間に合わなかった。



564 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 23:44:24 ID:RcrPozpz
支援します!

565 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:46:53 ID:I1+UJD8f

「チータスと一緒に受験しててよかったよ。一人じゃ、なのはに勝てなかったし」
「校長先生もそう思ったぞ。ラットルくん」
「でも、次は負けないよ♪」

何故か強い力が感じられる笑顔に二人はうへぇと嫌な顔を浮かべる。
なのはもまた負けず嫌いな所がある。そんな性格が出ているのだろうが二人にはそれが大分恐怖を与えていた。

「む、何かなぁ。その顔−−〔ぎゃあぁぁぁぁ!!背中痛えぇぇぇ!」

「「「Σ!?」」」
「Σな、なんですか!?」

突如として鳴り響いた激痛に苦しむような声にビルの屋上から降りようとしていた4人は声が聞こえた方向に驚きながらも振り向く。
すると上空から一体の影が背中を片手で押さえながらグシャっ!と音を立てて彼らの足元に墜落する。その姿になのは、リインは眼を見開く。

「と、トランスフォーマー?」

同じようにチータスとラットルも驚くが彼らの場合は意味が違った。
そのトランスフォーマーに二人は面識があった。と言うよりも会いたいと願っていた大切な仲間。

「痛てて……まったく、衝撃で切れ痔が開いたらどうすんだよ、まったくよ。」

トランスフォーマーは尻を押さえながらもゆっくりと顔を彼ら……特にラットルに向ける。

「ら……ラットル、チータス……ダァーッ」

そんなダイノボットにチータスは表情を喜びに切り替えて声をかける。

「お前無事だったんだ! 何?お前見ない間にそっちの趣味に目覚めたの?」
「Σ違ぇよ!誰かに背中殴られたんだよ!」



「なんだ、飛び上がる程会いたかったんじゃないか。ふっ……あいつめ」

「「Σし、シグナム?ι」」
「すまんダイノボット。俺では止められなかった」

「さあ、積もる話もあるだろう。私達はゆっくり行こう」

そう告げると彼らが飛んでいった方向に優しく微笑みを見せて、シグナムは他の3人を引き連れてビルの屋上から降りていく。向かうのは彼らの居るビルの屋上。


上空のモニターでもダイノボットを確認したはやてとフェイトは直ぐさまチータス達の眼の前にヘリを着陸させる。
フェイトは初めて彼を見遣るがはやては既にダイノボットの事は聞いていた。だが、カリムからはダイノボットの名前だけしか聞かされていた為に彼の事はトランスフォーマーとは思いもしなかった。また、姿を見るのは初めてである。

そんな中、ヘリが無事着陸したのを確認し。シートから二人が立ち上がってヘリから二人が降りた瞬間。

ラットルの怒声が辺りに響く。

「このダーダー野郎!どこほっつき歩いてたんだよ!」

「…………」
「言えないってのかよ…!?こっちはどんだけお前を心配したか……リ○ちゃん人形だってなかなか買えなかったんだぞ!」

悲痛そうに告げる彼は拳を作り、震えていた。
その姿にチータスは声を掛けれずにただ黙って彼の肩に手を置く。
なのは達も心配そうに彼らに歩み寄ってからダイノボットに声をかける。


566 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:55:50 ID:I1+UJD8f

「はじめましてだよね、ダイノボットくん。私、高町なのは」
「ああ、お前らはフェイトとはやてだろ?」

ダイノボットは既に彼女らの事は知っていた。教会で居た時にカリムやシャッハから「知っておいた方が良い」と言われて写真付きで見せられた事があったからだ。
フェイトとはやても名乗る前に当てられて少し驚いた表情を浮かべる。

「ダァーッ。カリムから聞かされてたからな。ミッドチルダのチャンバラトリオって」
「「「Σ渋っ!?」」」

気を取り直したはやては表情を引き締めて彼を見上げる形で尋ねる。

「なんか、理由があったんやと思うけど。友達に心配かけさせたらあかんで。ダイノボットさんはずっと聖王教会に居てたんやろ?」
「ああ、俺は自分でお前らに会うのをずっと悩んでた……お前らを裏切っちまった俺をお前らは許してくれるんだろうか。ってな。気付けば教会で5ヶ月も暮らしてた。」

−でも、本当は会いたかったんだ。今、こいつらに会って、話して。

気付けば、ダイノボットもまた拳を握り。手が震えている。

−そうだ……嬉しいんだ。俺、たとえ。裏切っちまっても共にデストロンと戦った友と。

そのダイノボットの双肩に手が置かれる。彼の肩に手を置いたのはチータスとラットルであった。
二人は呆れるように肩を揺らし顔を横にゆっくり振ってからダイノボットに視線を合わせる。

「オイラ達の仲にそんなのあるわけないだろ?」
「校長先生、君には学校に来てほしいぞ?」

「ダァーッ、てめぇら……」
−ああ、そうだな……こいつらの顔見てりゃ解る。相変わらずお人よし集団のサイバトロンのバカばっかりだ。裏切った俺を許すバカばっかりの……。
胸が熱くなるのが感じる。彼はそこで自分が嬉しいんだと自覚する。

「オイラ達さ、ダチだろ?秘密の動画を焼いたDVDをコンボイが居るナカジマん家に送り付ける仲だろダイノボット。」
「いや、見るけどよそりゃ。ダァーッ……俺がバカだったぜ。 なんだ、そのぅ……ただいま。しんのすけとひまわりは?」
「誰だよwww。おう、おかえりじゃんダイノボット♪」
「遅いってのダーダー野郎、おかえりダイノボット♪」

ダイノボットの「おかえり」。その言葉に空気は一気に晴れやかに変わる、なのは達は自分の事のように嬉しそうにうんうんと頷き、ヴォルケンリッターのメンバーもまた屋上に辿り着いたところで静かに聞いていた。
ヴィータやシャマルがすこし彼らの感動の再会に涙ぐんでいたのはシグナムとザフィーラだけが知っていた。

「あ、皆来てたんか♪」

はやての言葉に気付き辺りを見回してからラットルとチータスはその場にいる皆の手と手をかざし、叩く。


567 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 23:57:44 ID:RcrPozpz
野原係長よかったすね、支援!

568 :リリカルなのはBsts:2007/09/03(月) 23:59:08 ID:I1+UJD8f

「オイラ達は友達だ♪なのは、シャマル、ザフィーラ、リイン」

「うん♪」
「ええ♪」
「ああ」
「はいです♪」

「俺達は友達じゃん♪な、フェイト、はやて、ヴィータ、シグナム?」

「うん♪」
「そうや♪」
「おう♪」
「そうだな」

そして、ラットルとチータスに誘われるように一同はダイノボットと手をたたき合わせる。

「見ろよダイノボット、オイラ達は誰一人だってお前を裏切り者だなんて思ってないぜ?」
「友達じゃん。皆みーんな友達じゃん♪」

「まったく、てめぇらバカばっかりだぜ。ダァーッ」

いつもと変わらないように呟く、ダイノボット。だが、彼の心は此処に来る前よりも満たされ、癒されていた。その心境に気付いていたのは教会での彼を知るシグナムただ一人。

−カリム、シャッハの考えは正しかったみたいだな。ダイノボットめ……教会よりも良い顔をしている。


「ところでさ、秘密の動画ってなんじゃん?」

「ところであの。秘密の動画ってなんですか?」

チータスとリインの純粋な質問に一同の空気が凍る。
「う、うーんι」と頭を押さえてからなのは、はやては当たり障りのない答えを出す。

「アウトドア派なビデオかな♪」

「アウトドア派なビデオや♪」

「「ああ、成る程」」

「はやてちゃん、それを言うならマカビンビ−−Σむぐ」

「全員解散!」

シャマルを押さえこむヴィータのその言葉に笑い声を漏らしてしまう。温かい空気に包まれ行く中、一同はその場からまた別れる。

なのは、リイン、ラットル、チータス、シャマル、ザフィーラは本局へ。
ヴィータは所属部隊へ、はやては研修先の陸士108部隊へ向かってからタイガトロンの居る魔法学校に。
シグナム、ダイノボットは聖王教会へ。
フェイトはライノックスがいる本局の31事務室へと。



569 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/04(火) 00:05:24 ID:7vQKivSc
しえーん!

570 :リリカルなのはBsts:2007/09/04(火) 00:05:43 ID:Xymbw7OJ
彼らがその場を後にしてから上空に2つの姿が現れる。

「どうだ、ルールルル。ルーテシア?」

「き、北の○から世代じゃないから解らない。あの人が……ダイノボット?メガトロン様」

「そうとも。あれがデストロンの裏切り者のダイノボットだ」

−なんだか……うらやましい。母さん……ダイノボット。

ダイノボットの姿を憎々しげに見遣るメガトロンはその時知りもしない、傍にいるルーテシアの眼にはダイノボットやラットル達の繋がりが仲間の立場を越えて家族の情に見えていた。

「今回はこれでしゅうまい」
「ふふふ、ギャグも見事な仕上がりだルーテシア。その調子でガンバラゴイ。」

「うん。私、頑張る(グッ」


続く

次回予告


ワスピ「やぁ、今回はちょっと感動的だったぶーん。それはそうと僕ちんの出番が全然ないなぁぶーん」

セイン「私もなんだか少ないかも〜」

ワスピ「そーんなお前に朗報だ、今ならこのスタースクリームに手を貸すなら出番を考えてやっても良いぞ?」

セイン「え、アイスクリーム?やったー♪」

ワスピ「スタースクリームだって!Σってアイスクリームメーカーに入れてチョコチップかけるな!
次回、リリカルなのはBsts外伝7「飛ぶ翼」だから、アイスクリームじゃねぇって。あ、見てないで助けろウーノ!」

ウーノ「私は家計簿つけるのに急いので他に頼んで下さい。
うーん。やっぱりメガトロン様が言うようにスナック経営した方が良いかも」

トーレ「Σスナック!?」

571 :リリカルなのはBsts:2007/09/04(火) 00:06:52 ID:Xymbw7OJ
以上です。あともう少し外伝ですがお付き合い下さい。

やっぱり、ラットルとチータスは動かしやすいw

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 00:12:16 ID:WoM3Xfom
乙。

スタスクか。うん、スタスクも出るよなぁ。

……一人だけG1だったりして……泣いてやろう。

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 00:18:53 ID:cAe3wwC5
おじゅじゅしたー。

どうせならセカンドの健康軟膏とマイクロン伝説の方にも出て欲しいな

574 :19:2007/09/04(火) 07:47:39 ID:2cNhesKF
職人の皆様GJです!!

>白き異界の魔王氏
レイ・ラインの回復魔法凄いレベルですね
>リリカル龍騎氏
プレシアさんが…修羅にでもなるのかな?
>◆e4ZoADcJ/6氏
完結おめでとうございます!
>リリカルスクリーム氏
戦闘シーンも読みやすくよかったです
>リリカルなのはBsts氏
メガトロンが何かするのかしないのか気になりますね
>魔装機神氏
次回はなのは復活ですか。どう復活するのか楽しみです
>真祖の人氏
初代リィンのスペック凄!
>なのはStS×デモベ氏
ティアナなら死亡フラグを回避してくれるはず
>ARMSクロス『シルバー』氏
二対一か…。多分なんとかなるのかな?
>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
これはリンディさんがこれかもヒロイン確定か!?…さすがにない…かな
>なのはVSボウケン氏
次回の戦闘がどうなるか楽しみです!
>リリカルスクライド//G.U.氏
これは…次もあると期待してもいいですか?
>NANOHA COMBAT ZERO氏
V2で真っ先に光の翼の方が頭に過ぎった俺って…
>322氏
ストーム1はどうなったんだ…。とても気になります
>リリカルなのはStS×覚悟のススメ氏
エリオとキャロの二人はどう戦ってくるのか楽しみです

575 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/04(火) 17:19:44 ID:3hB4ykyK
>>571
GJです!
スタースクリームキタあああ!
>>572
ビーストウォーズのスタースクリームは声優が矢尾一樹さんなんですよね。
かくいう自分も含めてG1スタースクリームと言えば故鈴置さんって人が多いですけど
原語版のアメリカで放送してたシリーズのスタスク役の声優さんの声にはどっちかというと
鈴置さんより矢尾さんの方が似てたりします(特にガラガラ声な部分が)


576 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:10:29 ID:E1MhkM7V
実に二週間ぶりですが
投下よろし?

577 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 19:23:59 ID:q8lMHHDM
>>576
HURRY! HURR(ry

578 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:25:26 ID:E1MhkM7V
第十一話 「潜伏再開」

12月12日 2020時
海鳴市  市街地広場

雨が降る中、煙が立ち上る広場にフェイトは佇んでいた。
さきほどの魔力爆撃とミサイル攻撃のおかげで追跡手段を失い
騎士達の逃走経路も判別できなくなってしまった。
燃え上がった木々は自分が降らせている雨のおかげで鎮火している。
近辺世界にいた捜索隊、武装隊が総出で戦闘の痕跡を消す作業に追われている。

「・・・・」

「フェイト・・・」

アルフが心配して声をかける。
今回の被害の大きさについて自分を責めていると考えているのだろう。

「大丈夫だよ、アルフ。逃げられたとはいえ、まだチャンスはある。
 今度は絶対捕まえるよ」

幸いにして今回の死者はゼロだった。
魔力爆撃を察知したユーノが結界内にいた味方全員に防御魔法を幾重にも
張ってくれたおかげでミサイル攻撃にも耐えることができた。
ただし、負傷を理由に前線から退く人もそれなりにいる。その際たる例がクロノだ。

「クロノは本局の医療ブロックに運ばれたらしい、入院が必要らしいんだ」

ギュッと、フェイトは拳を握り締める。
あのクロノが敗北し、大怪我を負ったという事実はアースラクルーに衝撃を与えた。
だが、リンディさんもエイミィも黙々と仕事をこなしている。
こうなるであろうことを覚悟していたからだ。

(この世界にとって管理局は、よそ者。管理局法という大義を振りかざしても
 ここの人たちにとって何の拘束力もない・・・・)

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 19:28:52 ID:WoM3Xfom
>576
了解、投下して下さい。どーぞ。
>577
消滅した筈の初代リインと、スタスクのスパークが融合して誕生した女性型TF、『リリカルスクリーム』という電波が。

「囁くのだ、私のリンカーコアが」

580 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:29:29 ID:E1MhkM7V
だから、現地の人たちから攻撃される可能性があるだろうということもアースラのみんなは知っていた。
だから、いつ誰かがやられる可能性があることも覚悟していた。
『闇の書』事件対策本部がアースラではなく海鳴市に置かれたときから・・・
これが管理局の最前線中の最前線である次元航行部隊の真の姿であることをフェイトは理解した。

「フェイトさん」

レインコートを着て現場で指揮を取っているリンディ提督が近寄ってきた。

「貴女達も休んでいいわよ。なのはちゃんは先に帰らしたわ。家に帰らないとご家族の方々に心配をかけてしまうし」

「でも・・・リンディ提督、魔法による市街地の破損のほとんどは私のせいですし
 手伝わなくてもいいんですか?」

市街地の破損の多くは、M9のチェーンガンの弾痕とフェイトのプラズマランサーのせいであったりする。
もちろん最後に行われたミサイル攻撃が一番酷いのだが・・・それはフェイトの中からすっかり消えていた。

「やっぱり手伝わせてください」

「駄目よ。フェイトさんは気象操作もして疲れてるんだからしっかりと休まないと」

「それなら今、作業している武装隊の皆さんも同じです」

頑なに作業の手伝いを申し出るフェイトにリンディはフェイトに目線を合せて言う

「気持ちは嬉しいけど、無機物操作とかフェイトさんにできる?
 もし武装隊の人たちが働いてるのに自分だけ休んでるなんてっていう負い目があるなら
 後でお礼を言えばいいのよ。おじさん達はとても喜ぶはずだから」

にこりと笑い自分に休憩を勧めるリンディ提督は他の局員に呼ばれ
念を押すようにフェイトに休息するように言って離れていった。

「そうだよ、フェイト。悔しいけどあたし達のスキルじゃ、戦うことしかできないよ。
 今は休んで、次にこういうことがないようにすればいいんだよ」

アルフもそう言って休息を促す。
フェイトは遂に折れ、リンディ提督の言うとおり対策本部に戻って仮眠を取ることにした。

581 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:33:49 ID:E1MhkM7V

12月12日 2030時
砂漠世界

「どわあああああああ!」

さっきまで日本の一地方都市である海鳴市にいたはずなのに、いつの間にか訳の分からん所に飛ばされ
さらに不自然な態勢で空中に投げだされたクルツは受身もとれず地面に激突した。

「いって〜、もうちょっとマシな運び方してくれよ」

「お前はもう少し、体術のスキルを身に付けたほうがいいな」

しっかりと受身を取った宗介がクルツを横目に起き上がる。

「ウルセー、こんな出鱈目に対応できるほうがおかしんだよ」

「ふむ、それにしてもここはどこだ?」

宗介は改めて辺りを見回す。
先ほどまで夜だったはずがギラギラと太陽が照りつける砂漠にいる。

「ここは地球の近くにある別次元の世界です。」

振り返ると自分達をここに飛ばした張本人であるシャマルがいた。

「・・・・地球じゃないのかよ」

そうですよと言ってシャマルは空を向かって指を向ける。
その方向に顔を向けて、宗介とクルツは目を見開いた。

「おいおい、ソースケ。俺の頭はさっきの衝撃でおかしくなったのか?」

クルツの言葉も当然である。太陽が二つあるのだ。

「いや、俺にも見える」

「・・・・・」

「信じてくれましたか?」

初めて次元を渡る人達が見せる特有の反応を楽しむようにシャマルは微笑む。
つまり、まず絶句し、疑い、決定的証拠を見せ付けられ、また絶句というパターンである。

「それよりもサガラさん、傷を見せてください」

すぐさま真剣な顔に戻り宗介に近づくシャマル
先ほどのクロノとの戦闘でゴム弾の暴発、至近距離でフラッシュバンを使ったことによる傷を宗介は負った。
なんとも無いように見えるがヴォルケンリッターの体調管理を一任している
シャマルから見ればやせ我慢してるようにしか見えない。

「ゴム弾の傷も閃光手榴弾の火傷も酷いです。治療しますから患部を見せてください」

「問題ない。医療キットなら持っている」

「私がしたほうが治りも早いですよ?」

このことに関して恐らく自分の技量(といっても反則的な魔法のおかげだが)のほうが
サガラさんより上だという自負している。
戦闘時との顔つきの違いに宗介は折れ、手の火傷と左肩の痣をシャマルに見せる。

582 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/04(火) 19:37:14 ID:7vQKivSc
支援!

583 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:38:53 ID:E1MhkM7V
「よかった、この程度ならすぐに治せます。頼むわよ、クラールヴィント」

『Ja』

砂漠の乾いた風が突如、春風のように心地よいものに変わったと思ったら宗介の体が光りだす。
光の中、宗介は自分の体から痛みが引いてゆくのを感じた。

「・・・・終りました。これで治ったと思いますけど、どうですか?」

宗介は自分の手を見つめ、グー、パーを繰り返して異常が無いかを確かめている。
火傷して真っ赤だった皮膚が元通りになっている。神経、骨なども異常なし。

「いや、確かに完治している。便利なものだな」

仕方のなかった事とはいえ、負傷したことで今後の戦闘に支障をきたす可能性もあった。
完治まで見立てて2週間、つまり任務終了後である。
それが僅か十数秒で跡形も無く治った。

「そうでもないです。瀕死の重傷や骨折といったものは治せないんですよ
 治す時に変な治り方しやすいので・・・」

「そういうもんなのか。ちなみにどういう原理で治してるのだ?」

クルツの質問にシャマルの瞳が妖しく光る。
キュピーンという擬音がしたのを二人は確かに聞いた。

「知りたいですか?知りたいんですか?」

シャマルは嬉々として、宗介とクルツに問いかける。
二人はシャマルの反応を見てバツ悪そうな顔を見合わせた。
この手の話は聞くだけで頭が痒くなるのだ。
宗介は自分の通っている高校の美術の教師を、クルツは自分の職場の中佐を思い浮かべた。

「「いや、止めとく」」

異口同音に話題を切るクルツと宗介。
シャマルは二人の返事に残念そうに頬を膨らませる。
ヴォルケンリッターの中でもこういう話をすると倦厭されている。
捕まえて話を聞いてもらっても全員、始めてから30分で曖昧な笑みを浮かべ目をそらしてしまうのだ。

「それよりも聞きたいことがあるのだが」

「なんですか?」

「『闇の書』が引き起こした災害だ。以前に接触したときは、さほど重要と感じなかったから聞かなかったが
 管理局の奴が言っていたのは本当なのか?」

以前カフェで情報を聞き出したときには『闇の書』が貴重な物である為、狙われていると思っていた。
だが、もし都市や文明を丸ごと破壊するような危険物ならば話は別だ。

「もし奴等の言うとおりならば、考えを改めなければならない。
 確かに俺達は君達の護衛する為に派遣されてきた。だが大量破壊や虐殺に手を貸す気も無い」

カチッという音が響いた。
クルツはそれが宗介が拳銃の安全装置を外した音だということを理解した。

584 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/04(火) 19:40:34 ID:7vQKivSc
支援します!

585 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:43:30 ID:E1MhkM7V
「・・・・・」

「どうなんだ?」

「本当なら、どうしますか?」

『闇の書』をきつく胸に抱きシャマルは二人を見据える。
シャマルの顔には影ができ、それが事実であることを示している。
その顔を見て、宗介は懐から拳銃を取り出してシャマルに向ける

「事実なら完成できないようにするまでだ」

「確かに、『闇の書』がそういう風に使われたことはあります。
 歴代の主の中には『闇の書』がもたらす力に溺れて悲惨な末路を歩みました。
 ・・・でもはやてちゃんは違います。あの娘は・・・絶対に違います」

はっきりと現れる現在の主への信頼
人の寿命から言えば永遠に等しい時間を生きてきた彼女は言ってみれば歴史の傍観者だ。
もちろん中には守護騎士の活動を著しく制限した主もいた。
ほとんどの主は彼女達に戦いを強制はしたが
自分の不利益になるような行動をとらなければ大抵のことは大目に見てくれた。
そうして人の歴史を見続けた彼女達だからこそ分かる。
八神はやては力に溺れる人間ではないと・・・

「私達だって最初は、はやてちゃんに進言しました。
『闇の書』が完成すれば全てが貴女の思い通りになるって・・・
 そしたらすごい怒り出して・・・あの娘にとって、力なんてなんの魅力も無いものなんです」

まるで我が事のように語るシャマル
兵器として宿命付けられた自分、思考することがないただの人形であれば
このような思いを持つことは無かっただろう。だが、自分達は触れたのだ。
まだ十にも満たない歳の少女が持つ優しさを、暖かさを

「だが、お前達は実際に『闇の書』を完成させようとしてるぞ」

「シグナムも伏せていたけど私達が蒐集活動してるのは、はやてちゃんの命のためです」

「命? 前にシグナムが八神はやてのためだと言っていたが・・・
 彼女が車椅子なことと何か関係でもあるのか?」

先ほどからいつでも拳銃を発砲できる状態の宗介が聞き返す。
クルツは、らしくもなく黙ってシャマルの話を聞いている。

「『闇の書』が他人の魔力を吸収して完成するのは知ってますよね?
 それでも最初に起動するときや私達、守護騎士を維持するのにいくらか魔力がいるんです。
 まだリンカーコアも体も未発達のはやてちゃんから、その分の魔力を吸い取っているんです」

586 :なのはStS×デモベ:2007/09/04(火) 19:44:44 ID:9HqEZfQF
これは支援せざるを得ない。

587 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:48:24 ID:E1MhkM7V
               ◇ ◇ ◇

「それが主はやての体を蝕んでいる」

「つまり、怖い借金取りのせいで首が廻らなくなってるのね?」

ここは宗介達がいる砂漠世界とは違う世界
マオとシグナム、ザフィーラはM9を密林に隠して情報交換をしている。

「言い方が気に喰わんが、そのとおりだ。主の体は足の先から機能不全を起こしている。
 これの治療は地球でも、恐らく管理局でも無理だろう。
 主はやてを救う方法はただ一つ、『闇の書』を完成させること以外に無い」

シグナムを拘束していたバインドは先ほどから一緒にいるペットの犬が破壊した。
マオもM9から降り、シグナムから話を聞いていた。

「車椅子生活なのは、そのためか・・・。
 それにしても変わった仲間がいるのね。ただのペットだと思ってたわ」

少し変わった毛並みの犬・・・ただそれだけだと思っていたが
まさか魔法を使うとは、こちらの想像の斜め上を行っていた。

「主がこの姿のほうがいい仰るのでな・・・」

「犬が喋った!?」

驚きのあまりズザッと後方に引くマオ
そのまま口をパクパクさせながらシグナムを見る。
その顔にはこう書いてあった。つまり、ファスナーどこ?である。

「中の人などいない。ザフィーラは狼をベースにした守護獣だ。
 知能も人間並みにあるから喋ることもできるし、魔法だって使えるぞ。もちろん人型の形態にもなれる。」

「・・・・別世界に来た事だって驚きなのに、これ以上アタシの心臓に負担をかけないでちょうだいな。
 これで大体、分かったわ。ECSを看破できたのは、こいつのおかげね?」

「そうだ。ザフィーラの嗅覚は見た目のとおりだからな。
 恐らく管理局が途中から位置を把握し出したのも同じ理由だろう。
 テスタロッサの使い魔もザフィーラと同じく嗅覚が優れている動物を素体としているからな。」

テスタロッサ―――自分達を追い詰めたあの金髪の少女、いや魔導師だ。
幼い少女とは思えないほどの戦闘センス
重装備の歩兵100人分の戦力とも言われるASに真っ向勝負を挑み互角以上の戦いをした。

588 :なのはStS×デモベ:2007/09/04(火) 19:51:07 ID:9HqEZfQF
中の人などいないに午後の紅茶吹いた支援

589 : ◆sP9nVRi1sI :2007/09/04(火) 19:51:11 ID:Zm+y4sH7
しえーん

590 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/04(火) 19:52:59 ID:7vQKivSc
戦争屋頑張れ!支援!

591 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:53:56 ID:E1MhkM7V
「管理局って組織には、あんな化け物がまだ何人もいるものなの?」

一応この世界の人間でない為、殺さないように気をつけたが
この戦闘を口実に管理局が戦争でも吹っかけてきたら、自分達に勝ち目などあるのだろうか?

「テスタロッサレベルの魔導師は多くはない。『闇の書』を回収、または破壊を完了したならば
 魔法文化のない第97管理外世界を管理局も重要視しないだろう」

「それだけが救いね。異次元間戦争・・・って言っていいのか分からないけど
 そういう物の引き金を引いた女として歴史に名前が残るのだけは勘弁だわ」

「さて今度はこちらの番だ。以前は、はぐらかされたが今度はきっちり答えてもらうぞ」

シグナムはマオの質問に答えた。
世の中はギブ&テイクで成り立っている。今度はマオがシグナム達の問いに答える番だ。

「分かってるわよ。ここまで首を突っ込んだんだし、ダンマリする気もないわ。
 でも最後に・・・なんで私達の通信チャンネルを知っていたの?」

こうも簡単に通信に割り込みを掛けることができるならば
今後の戦闘でも通信には細心の注意を払わなければならない。

「そのことか、うちのシャマルは後方支援の専門家だ。当然、通信の傍受もできる。
 私は思念通話で、お前達の通信チャンネルをシャマルから教えてもらったに過ぎない」

「それは、あんた達だからできる芸当なの?それとも・・・」

こちらの通信の傍受を管理局の連中は、できるのか?
そうであるなら対策をしっかり練らねば次は確実に負けるだろう。

「さあな。できるのかもしれんし、できないかもしれん。詳しくはシャマルにでも聞いてくれ。」

はっきり言えば、シグナムにとってシャマルができることが重要なだけであって
通信の傍受の詳しい仕組みや相手ができるかどうかなど興味の対象外であった。

「はあ〜、分かったわよ。ちゃんと後で話させなさいよ?
 それでアンタ達は何が聞きたいの?」

「そうだな。お前達の正体と我々を狙う連中についてもう少し詳しく聞こうか?」

やはり、そう来たか。
マオは当たり障りの無い所を話し始めた。

「私はメリッサ・マオ、ミスリル作戦部西太平洋戦隊特別対応班所属
 階級は曹長、コールサインはウルズ2
 11月30日付けで、八神はやてとその親類を護衛する任務に就いた。
 それで私は部下を2名引き連れ、海鳴市に派遣された―――――――」

592 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 19:58:11 ID:E1MhkM7V
12月12日 2110時
海鳴市  八神家

八神はやては心配していた。
もう晩御飯の時間を過ぎても家には自分ひとりだ。今夜は鍋ですずかちゃんが家に来てくれるというのに
あまりに遅いので、自分とすずかちゃんだけで食べてしまおうかと思ったがそれはあまりに失礼というものだ。

「みんな、遅いなぁ」

時計を見つめるはやては、先ほどすずかにお詫びの電話を入れたのだ
すずかは、あっさりと許してくれた上に逆に家に自分を招いてくれた。
時間はもう9時を過ぎている。あと少しでお迎えの車が来るはずだ。

「みんな携帯電話持ってへんし、遅くなるなら連絡くらい入れてくれればええのに」

愚痴を零しながら、テレビをつけてお迎えを待つ。
チャンネルを幾つか変え適当な番組を見てダラダラと20分くらいしていると
二階からゴトッという音がした。

「なんやろ?」

ヴィータ達が帰ってきたんやろうか?
しかし、それでもおかしい。何故二階から?
はやては廊下に出て階段の所まで出て、階段から二階の様子を窺がう。

「誰かおるんか?」

階段から二階に向かって、声をかけた。
しかし返事は無い。不審に思ったはやては、階段昇降機を使い二階に上がっていく。
二階では、まだ物が動く音がしている。

「ヴィータ?それともシャマル?誰なん?」

二階にある別の車椅子に乗り、はやては音がする両親が使っていた部屋―――今は、物置になっている。
本来なら誰も寄り付かない所だ。
しかし、確かに物音はしている。はやての脳裏に泥棒という単語が浮かんだ瞬間、廊下の電気が消えた。
いや、違った。消えたのは廊下だけではないこの家全体の明かりが消えてしまっている。

「驚かせてすまないね」

「誰?」

先ほどまで物音を部屋のドアが開き、中から涼やかな声がする。
暗闇のせいで姿は見えないが声の感じからいって男だ。

「だだの通りすがりだよ・・・
 おっと、警察は呼ばないでくれ。すぐに帰るから」

男は怪しさ満点の言葉で答えるが、なぜかはやては怖いという感情を持つことができなかった

「ここに来たのも気まぐれの部分も多かった。
 特に何か理由があったわけでもない、ちょっと興味があっただけなんだ。
 同じ、生まれたときから呪いをかけられてる身として」

「はあ、話がよく分からないんやけど・・・」

はやては男の回りくどい喋りのせいで言ってる事を掴むことができない。
男は、はやての様子にクスリと笑い朗々と喋り始めた。

593 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 19:58:27 ID:q8lMHHDM
こちらウルズ0846、これより支援を行う

594 :なのはStS×デモベ:2007/09/04(火) 20:01:00 ID:9HqEZfQF
<<支援砲撃開始!!>>

595 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 20:02:22 ID:E1MhkM7V
「この海鳴にちょっとした用事があってね。それも、終って後は帰るだけなんだ。
 その前にちょっと忠告を言いにね・・・」

「ええっと?まずお名前くらい教えてもらえませんか?」

「本名はあいにく言えないけど、そうだな・・・仲間内では僕をAgと呼んでるよ」

「そうですか。でもAgさん、なんで電気を消したんですか?」

不思議そうに聞くはやて、ただ話したいだけなら家中の電気を消す必要などあったのだろうか

「いや、すまない。それについては謝罪するよ。僕がここにいることがばれると
 この街にいる怖い人がたくさんやって来てしまうからね」

怖い人ってヤ○ザ屋さんかいな?やっぱり危ない人なんやろうか?
はやての頭に色々な想像が浮かぶ

「忠告と言っても、もはや手遅れだけど・・・・ただ今なら最期を選ぶことはできる」

「最期?」

「君も薄々感じているんじゃないかな?もう自分は先が長くないと」

淡々とAgと名乗った男は、はやてに語りかける
男の専門―――怪しい組織の幹部などではなく科学者、技術者としての容赦ない事実を抉り取る行為

「君は今の家族に囲まれる暖かい最期を迎えたいと思っているようだが、そうなって欲しくない人達がいてね。
 色々、努力してるよ。いい意味でも悪い意味でもね」

「それって、どういう―――」

「だから、あらかじめ言っておくよ。君が僕の言ったような最期を迎えたいのだったら
 これから先、どんなことがあっても自分を見失わないことだ。
 それができれば・・・・そうだな・・・・誰かに看取られる最期だけは得ることができる。
 冷たい一人っきりの死だけは回避できるはずだよ」

ピンポーン・・・

呼び鈴がなり、すずかちゃんの家から迎えが来たことを告げる。
3分もなかったはずだが、男が話した死刑宣告のような内容に何時間にも感じてしまった。

「迎えが来たようだね。用件は伝えたよ、参考にしてくれると嬉しい限りかな。
 じゃあ、さようなら。もう会う事もないだろうけど・・・」

「ちょっと待ってーな!貴方は誰なん!?」

はやては車椅子を進め、物置となっている部屋のドアを開ける。
しかし、そこにはすでにもぬけの殻となっていた。
部屋に荒らされた様子はない。はやてはしばらく部屋の中でボウっとしたが
また呼び鈴が鳴ったことで我に返り、玄関にいるだろう迎えの人に返事をする。
だが、Agの言葉が頭にこびりついて離れることはなかった。

596 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 20:04:05 ID:E1MhkM7V
投下終了
今回は説明回
戦闘はまた今度ということで・・・・
しかし、23話でのディエチの扱いに泣きました
駄文ですが感想をいただけたら嬉しい限りであります

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 20:06:06 ID:YQPg3nxl
前回と今回、
容量限界が近くなるとリリカル・パニック氏の投下がある法則
支援

598 :なのはStS×デモベ:2007/09/04(火) 20:07:09 ID:9HqEZfQF
感想一番乗りは俺が貰ったぁっ!

説明したくてうずうずしてそーなシャマルにちょっと萌えた。
あとはやての、あやしそーな男と真っ向きって話し合えるその胆力すげェとか思ったぜ。

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 20:13:01 ID:YQPg3nxl
GJ!
「中の人」てw…

600 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 20:13:47 ID:q8lMHHDM
>>リリカルなのはBsts氏
GJです
チータス…ラットル…そんなになのはさんとの模擬戦が嫌か…いや確かに生き残れる気がしませんけど
…シグナムはダイノボット叩き落した時、こうなる事が分かってたんですかね…

>>リリカル・パニック氏
GJです
ザフィーラ…中の人いなかったのか…(待て
って、え!?どうやって入ってきたんですかミスタAg!?

>>597
…ああ、なるほど。言われてみれば確かにそうですね…

601 :リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 20:17:28 ID:E1MhkM7V
偶然です


・・・・と言いたいけど一週間でこのスレ埋まっちゃうから
一週間や二週間単位で投下してると、どうしてもこうなっちゃう・・・・

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 20:21:19 ID:YQPg3nxl
いやいやイヤiya別に決して文句を言ったり責めたりするつもりは全くありませんよ?
ただ何となく気付いただけで

603 : ◆sP9nVRi1sI :2007/09/04(火) 20:57:02 ID:Zm+y4sH7
GJ
Ag(何故か名前が出ない)の脳内ビジュアル&CVがグレアムにw
……余談ですが、機甲都市クロスが新設定の嵐で完全に詰んだ……

604 :19:2007/09/04(火) 21:29:05 ID:2cNhesKF
GJです
さすがレナード。どこから現れても不思議じゃないですね
帰りはかっこよく窓から飛び降りたのかな?
てかAgと名乗った瞬間にはやての唇の心配したのは俺だけでいい

605 : ◆sP9nVRi1sI :2007/09/04(火) 21:38:40 ID:Zm+y4sH7
……うわ恥ずかしー!徹夜明けで感想書くもんじゃありませんでしたorz
何故かカリーニンさんはAgじゃなくて……何でしたっけ?

606 :19:2007/09/04(火) 21:42:36 ID:2cNhesKF
ミスタ・Kのはずです。

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 21:44:34 ID:YQPg3nxl
>>605
カリウム(K)じゃ中竹
記憶が正しければ
…なんか猛烈に違う気がしてきた

608 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 21:55:28 ID:q8lMHHDM
一応.hack//Lyricalの1話できました
…色々突っ込みどころが多い上に短いですが、投下いいですか?

609 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 21:56:43 ID:E1MhkM7V
もちろんさ

610 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 21:57:39 ID:q8lMHHDM
Log1.モルガナ

 現実世界 私立聖祥大学付属小学校
 これは一体どういう事か。アリサが意識不明になり、入院するとは。
なのは達4人は、このことについて話していた。
「どうなってるんやろ…」
 何がどうなっているのか分からない。はやてはそう思いながら、それを口にした。
そしてそれはすずかも同じ…ただ、なのはとフェイトは違った。思い当たる節が一つだけある…言うまでもない、イニスだ。
ただ、たかがゲームで意識不明になるというのが、フェイトには信じられない。
「なのは…まさか、あのモンスターが…」
 だから、その思い当たる節についてなのはに問うのも自然な流れだ。
「フェイトちゃん?もしかして、何か知ってるの?」
 なのは以外にはなるべく聞こえないよう言ったつもりだったが、すずかには聞こえていたようだ。
どういう事か聞いてきたすずかに対し、フェイトがどう言うべきか考える。
何しろ信じようもないような荒唐無稽な話なのだ。魔法のことを知っているからといって、いくら何でも信じるのは難しいだろう。
「その話、俺にも聞かせてくれないか」
 後ろから聞こえてきた声に、4人が驚いて振り返る。どこから聞きつけたのだろうか…
その声の主は、彼女達も面識のある…というか同じクラスの男子生徒だ。
「亮君?何、こういう事に興味でもあるん?」
 そう、近付いてきた男子生徒とは、楚良のプレイヤー『三崎亮』だった。茶化すはやてに対し、亮は至極真面目に答える。
「…今回の件、俺にも心当たりがあるんだ」

「なるほどな…THE Worldで壁画みたいなモンスターと戦って、それからアリサと連絡が取れなくなった…って事か」
 フェイトが話した内容。それは確かに荒唐無稽なもの。前述の通り、普通ならゲームで意識不明などはあり得ないのだから。
それを聞いたはやてとすずかは…やはりというか、信じられないような表情をしている。
だが、亮はそれを信じた。彼の心当たり、それは彼がゲーム内で深く関わっているものなのだから。
「それで、心当たりって何なの?」
 そして、本題…亮の言う心当たりについて聞く。それは彼女達の想像を大きく超えるものだった。
「…多分、あのゲームで噂になってる『プレイヤーを意識不明にするモンスター』だ」
 そして亮が、そのモンスターの事を話す。
 曰く、どんな手を使っても倒せないということ。
 曰く、ゲーム内で不正とされているスキル『データドレイン』を使うということ。
 曰く、これまでにも一人意識不明になっているということなどであった。
 …もっとも、彼がゲーム内で関わっている『何か』については黙っていたのだが。
 そして亮はなのは達にこう言い、背を向けた。
「お前らはもう、THE Worldに関わらないほうがいい。アリサと同じ目に遭いたくないならな」

611 :.hack//Lyrical ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 21:58:40 ID:q8lMHHDM
 Δサーバー 隠されし禁断の聖域
『お前らなどみんないらない!アウラとともにここで朽ちろ!』
 エリアそのものが真っ暗になり、黒い雷が鳴り響く。
THE Worldを管理する自律プログラム『モルガナ・モード・ゴン』が、先程目覚めた究極AI『アウラ』を消し去るため、エリアを改変するという暴挙に出たのだ。
それを近くで見ていた楚良が飛び出し、彼ら…『司』『ミミル』『昴』『アウラ』の前に現れる。
「しゅっ、バッ!ばみょーん」
 何故か擬音を口で言うのは気にしない。楚良はいつもこうだから。
「楚良!アンタまた!」
 いきなり現れた楚良に対し、ミミルが叫ぶ。
本来モルガナ側のはずの楚良が現れたのだ。何か邪魔をしにきたのだろうと、ミミルはそう推測したのだ。
だが楚良はミミルのことは気にせず、司へと話しかけた。
「ちょびっとだけど、面白かったよん。ネットスラムでみんなが待ってる。
そいつと一緒に、先に行ってな」
『楚良、何を言っている?』
 これは意外だ。本来ならアウラを消しにかかるはずの楚良が、逆に逃がそうとしている。
その事にモルガナも驚いたのか、楚良を問い詰める。が、楚良は聞く耳を持たない。
「早く行けって。お前、そういう力持ってるだろ?」
 司の持つ力。それはかつてモルガナに与えられた、カオスゲートを介さずにエリアを移動する力。
それをこの場の脱出に使われるというのも、モルガナにとっては皮肉だろう。
「あんたも…来る?」
「もっち行っくすぐ行くもっちーん♪司クン、お友達になろうね」
「…うん!」
 司の返事とともに、4人がネットスラムへと飛んだ。

「てっ、へッ!おばちゃーん、悪いけど俺、裏切る」
 司達が去った後、そう言って楚良はモルガナへと決別の言葉をぶつけた。
対するモルガナは、先ほどのやり取りからそれを読んでいたのか、焦った様子はない。
『何と思慮の無い…!』
「だってアンタ胡散臭くって。ボクちん、アンタとお友達になりたくにゃーい♪」
『そうですか…』
 モルガナが信用ならない。それが理由だと言うが、おそらくそれだけではあるまい。
なぜなら…その目には明らかな怒りの色が浮かんでいたのだから。無論、リアルでの話だが。
「それにアンタ、八相だっけ?アレ使ってボクちんのお友達傷つけてくれちゃったみたいだし」
 やはり、である。楚良もリアルでは何でもないように装っていたが、友達を意識不明にされて怒らないはずがない。
「ちゅーわけで、ごめんなら〜…あれ!?」
 そう言って、エリアから出ようとするが…出られない。
何が原因か全く分からない。何故エリアから出ることが…『ゲートアウト』ができないのか…
いや、原因はすぐに分かる。目の前にいるはずのモルガナが何かをしたということだ。
『遊びが過ぎましたね、楚良…
死ぬより辛いことがあるということを教えてあげましょう』
「え?あ、何!?」
 状況を認識する前に、楚良の体が宙に浮く。
そしてそれを認識した楚良は、これから何をされるのかを理解し、叫んだ。
「ダメ!嫌!やめてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
 それは懇願の叫び。アリサ同様に意識不明にされると感じ取った楚良の悲鳴。だが、モルガナは聞き入れない。
数瞬の後、楚良の断末魔が響く。体がデータドレインの光に包まれ、そして消え去る。
後に残ったのはモルガナの手で変えられたエリアと、楚良を消したモンスター『第一相 死の恐怖 スケィス』のみであった。
『スケィス、お前はアウラを追いなさい』

612 :.hack//Lyrical ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 22:00:06 ID:q8lMHHDM
 THE Worldトップページ BBS
 アリサが意識不明になって2週間、なのは達は調査を続けていた。亮の忠告は結局聞き入れなかったのである。
あれからアリサだけではなく、亮までもがTHE Worldをプレイしていて意識不明になってしまった。このゲームに何かあるという事はもはや疑いようがない。
現在なのははトップページのBBSを開いている。そこはTHE World中のプレイヤーが集まる場所。当然様々な情報が集まる。
なのははその情報に何か有用なものがあるかと思い、調べている所なのだ。
「何か情報があるといいけど…あれ?」
 少し調べたところで、一つのスレッドが目に留まる。
スレッドタイトルは「意識不明」。今まさになのはが調べている内容そのもの。当然すぐさま開く。内容はこうだ。

『送信者名:カイト

 友だちが、このゲームをしてて意識不明になりました。
 入院していて、今も意識が戻りません。
 でも、そんなことってあるんでしょうか?
 何か知ってる人いませんか?
 誰か他にそういう人を知りませんか?
 どうやったら友達は元に戻りますか?
 メーカーの人も、ここ見てますよね?
 何でもいいです。情報下さい。』

 このスレッドはこの後すぐ削除されるのだが、その前に彼女がこのスレッドを発見できたのは幸運だったかもしれない。
何せ自分達と同じく、友人がこのゲームで意識不明になったのだ。少なくとも情報は手に入るかもしれない。
今すぐログインしようとするが、「現在メンテナンス中」の表記が出てログインができない。
それを見たなのははため息をつき、先程のスレッドにレスをしようとするが…スレッドが見当たらない。削除されたということか。
手がかりは途絶えた。唯一つ残っているものといえば、先ほどのスレッドを立てた『カイト』という名前のみ。
明日フェイト達に話して、それからログインして話そう。そう思い、その日は眠ることにした。
そして、翌日――――

613 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/04(火) 22:02:41 ID:q8lMHHDM
投下終了。場面飛び飛びすぎだろ…orz
中盤がまんまSIGN25話…言い訳はしません
え?亮の性格?G.U.未プレイのくせしてハセヲ準拠にしようとして失敗した結果ですorz

(以下チラシの裏)
現在バッカーノ世界に六課メンバー放り込んで一緒にバカ騒ぎさせようというバカな計画進行中…

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 22:07:53 ID:YQPg3nxl
GJ!
昴…昴…?
………中島?
いやSIGNは見たことないだけで知ってはいますが


そういえば移転先のSS倉庫が非常に使いやすくてGJです

615 :19:2007/09/04(火) 22:11:31 ID:2cNhesKF
GJです
>現在バッカーノ世界に六課メンバー放り込んで一緒にバカ騒ぎさせようというバカな計画進行中…
期待してもいいですか?

616 : ◆sP9nVRi1sI :2007/09/04(火) 22:11:39 ID:Zm+y4sH7
G.U.……ノベル版(『リコリス』やらザワン・シンやら)しか知らん自分にはコメントし辛い。
バッカーノクロス……
・素手でクロノ、ティアナに圧勝するクレア。で、あの名台詞(努力と才能のヤツ)。
・非殺傷設定を使う奴を、
 「殺される覚悟どころか殺す覚悟もない、それで自分が死ぬとは夢にも思わない緩み切った奴」
 認定して黒服見たとき並にハシャぐラッド。
……ネタは出るんだ、ネタは。ただ成田キャラをまともに書ける気がしない……

617 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 22:20:33 ID:E1MhkM7V
GJッス
第一話ができたということは3本同時進行という荒業をなさるわけッスね?

>現在バッカーノ世界に六課メンバー放り込んで一緒にバカ騒ぎさせようというバカな計画進行中…
と、思ったらまさかの4本同時進行・・・・
こうなったらナンバーズと同じく人数頑張ってみるとか・・・w?

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 22:29:05 ID:TuvEIacs
トトカンタに行く機動6課

619 :リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/09/04(火) 22:30:15 ID:3hB4ykyK
>>リリカル龍騎氏
>>リリカルパニック氏
GJです!
四本同時進行ですか…。
龍騎氏に限ってそんな心配無いと思いますがさばききれるので?
でも自分もリリスクが行くところまで行ったら
鬼武者とのクロスを書いてみたいと思ってたりしてます。
でもグロ描写苦手なんですよね。
なにしろ単純な戦闘シーンすらまだまだだってのに。
リリカルパニックあたりと比べると思い知らされますよ…。

620 :リリカル龍騎@携帯:2007/09/04(火) 22:38:30 ID:x7UkWDKN
あー・・・四本同時はさすがに無理がありますorz
バッカーノクロスは早くても今連載してるのが一つか二つ終わってからになると思います

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 22:43:41 ID:YQPg3nxl
………
(言うべきか言わざるべきか、それが問題だ…)

622 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 22:48:47 ID:E1MhkM7V
次スレの季節・・・
立ててきます!

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 22:51:46 ID:YQPg3nxl
申し訳ない…頼むゼ!

624 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 22:52:26 ID:E1MhkM7V
久々に規制orz
後は頼んだ!

ここはリリカルなのはのクロスオーバーSSスレです。
ガンダム関係のクロスオーバーは新シャア板に専用スレあるので投下はそちらにお願いします。
オリネタ、エロパロはエロパロ板の専用スレの方でお願いします。
このスレはsage進行です。
荒らし、煽り等はスルーしてください。
次スレは975を踏んだ方、もしくは475kbyteを超えたのを確認した方が立ててください

前スレ
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1188222989/



過去スレ
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187714790/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187176581/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186669558/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186147008/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1185640072/l50#tag660
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1184997868/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1184393091/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1183637309/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1182871170/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1182002145/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1180901290/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1179746193/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1177202668/

*雑談はこちらで
リリカルなのはクロスSS雑談
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187957418/

まとめサイト
ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 22:56:04 ID:YQPg3nxl
なぬっ…!?
しまった、こんな時にパソコンが…(宗介ばりにモニター割ったので修理出てるorz)
どうすれば…

626 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/04(火) 22:59:00 ID:cCYtXw8b
誰かが困っていて、それを助く力あるなれば、
手をさしのべることに迷うてはならぬ! ならぬ!

不肖、私が引き受けまする。

627 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 23:00:41 ID:E1MhkM7V
なんというかっこよさ

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 23:01:22 ID:YQPg3nxl
図ったようなタイミングwwwww
頼みますッ!

629 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/04(火) 23:03:03 ID:cCYtXw8b
これ、白き悪魔の教えでありますれば。

 設 立 完 了

http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1188914457/

630 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/04(火) 23:04:14 ID:E1MhkM7V
>>629
乙であります!

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 23:07:04 ID:YQPg3nxl
>>629
乙っス!

632 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/04(火) 23:19:53 ID:cCYtXw8b
この場を借りて、感想を。
最近のものだけとなってしまい、申し訳ありませぬ。

Bsts氏>
ネタがほとんど通じぬこの身の不甲斐なきや。
動かしやすいキャラは、いるといいですが、
いたらいたで他が動かしづらくなったりする私であります…

リリカルパニック氏>
目を光らせるシャマル、愛くるしき候。
Agは単なる傍観者…であるわけでもありますまい。
何をしかけてくる気か。

龍騎氏>
カイトなる男ならば、顔と名前が一致しまする。
ゲーム世界にてなのは達の魔法、果たして役に立つか?
…やはり、実戦の経験を頼りに…なるのか?
バッカーノの不死酒は、脳みそどもが喉から手が出るほど欲しがりそうでありますな。

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 23:28:19 ID:lqfkptzL
.hackのカイト・・・・・奥義に期待せざるを得ないwwwwwww

634 ::名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/09/04(火) 23:35:24 ID:ZzTtRtVN
シムーンとのクロスもできそうだ。
アーエルとネヴィリルが翠玉のリ・マージョンで旅立ったので
シムーンもロストロギアとしては危険度も大だし。



635 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/04(火) 23:51:48 ID:cCYtXw8b
…ゼノギアスと、クロスしてみたく。

ただし、デウスだの波動存在だのの事情を持ち込むと
複雑怪奇すぎて即死確定のため、
マリアだけ、なのは世界に存在させる方針にて。

さらに、地上本部防衛隊長は塵閣下ことラムサス。
で、副官が、ミァンと名乗っているドゥーエ。
エレメンツ四人衆も、むろん忘れてはならぬ…

想像の翼はいくらでも広がれど…

636 :リリカル.exe:2007/09/04(火) 23:58:43 ID:JvUnLIej
埋めてる最中だからこそ言えますが・・・・・・どーしてもプロット通りに行かなくて大変。
一応2話中盤までは書いてるのでいずれアップします。
先輩方はよくそんなに続けて書けるなぁ・・・・・・なにかポイントはあるのでしょうか?
今エグゼを確かめるためにぶっ通しでやっています。指が痛いです。

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/04(火) 23:59:09 ID:kR5+PeRU
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1184066206/111-

638 :リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/09/05(水) 00:04:06 ID:cCYtXw8b
プロットほぼ皆無にて、青写真のみで走り抜けている莫迦が、ここに一人。
向かわせるべき場所は大体決まっていますがな…


639 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/05(水) 00:06:42 ID:bp5f89J/
プロットは一応存在するけど
書いてる途中で結構変えたりしちゃうな〜
最初と最後は絶対変えないけど

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 00:16:10 ID:Fa6LQGiw
640

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 00:17:06 ID:TczBQ7hn
なのはシリーズを無印からStSまで見た人の感想
ロリ、オタ、プーの29歳の場合。
「ボウボウをツルッツルに戻す事は可能ですか?」
////
まとめサイトに入れる必要皆無也。

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 00:36:25 ID:SrppCFUr
悩んでいる方 最初はうまく書けなくてもよいと思う

うさぎとかめの話 あれは御伽話ではないのですよきっと。

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 09:46:16 ID:P342Y6ah
今度ネタで、レガシィに乗るギンガと、コードギアスよりSLRマクラーレン(黒)
に乗ってるルルーシュのカーバトルを書いてみようと思う

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 09:47:37 ID:mfY7Sn0h
                         ト、
                         | ヘ                        _/}
    少 し …                     | . ヘ                        /    /
                          _,ゝリ. |                   /     /
      う め よ う か …      ,--メ、_ 〉-┴―' ' ― ― - : - 、        /   / /
                       ノ--' \、: : : : : : : : : : : : : : : : : \    / /  /
                    , '": : : : : : ヽ}: : : : : : : : : : : : : : : : : : \. /  _/^ヽ
                   / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :Y/三`: : : : : ヘ
                  /, イ  : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_,. ‐'" ノ木\:`ヽ、.: : : : ::ヘ
       _            / / : : :./ : : :: :./ : : : : : : : : : : :.:ヽ: : : /:ハヽ \ : : ヽ: : : .ヘ
     ./-- ヽ           /: : /   /    /  : : : : :.      :V: ://ハ ヽ \:  \:. ヘ
    /    ヽ           /.:..:;イ..:..:../:..:..:..:..:.,!..:i..:.i.:..:..:..:..:..:..:..:. .:..:..:..:V..:/..::ハ ヽ   V..:.  :...ヘ
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    {      ',       レハ:.|::.:.:∧::i.:::| ::::|,士弌 ヽ_心ヾヾ、_'i.:::i.::.i.:}/:/   ヽ   V::::...:..:..:..ヘ
      ',       ',      /;:| 'ハ:.:.:.ハ:N::.:.ト:.:.|`込ラ` \弐弌ヘ..i:.:|.:.:}イイ´    \.  }:::::::::.:.:. .:.ヘ
      ',      \     {ハ| /ハ:.:ハ:.:ヾ::ヾト、`""    ヾヒ乃}:|:ノ:.:b ノ      \( \:::::::.:.:.:.::ヘ
       ヽ      \__/"⌒ヾ!ヽ\ゝヽハ`  ,    `'''''゙ レリ:/<_    r---、\ \::::::::.:.:.}
       \.      }、ヾヾ\ (⌒ヽ   ト\ ト::ト、  、__     ノイ| !    `TT'´   \    ':,::::::.:.|
      /⌒\__ノ \:..\ \`ヽ   》  ヾ!. \     ,. イイ:.::| !     !:ハ      \__ }:::::..リ
    __/:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::.:..:ヘ:ヾ ヽ \ 《   /ト\ `ー<__/ /:.:/ノ    ノノ }         } \:.:/
   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.ヽ::::::::::::::::::::::.:ヘ.ヾヾヽ:  i \./  ≫   {\lニニコイノ /   /  !           } ハ
  .{.:.:.:.:.ヽ:.:.:r´⌒ヽi::::::::::::::::::::::::::i:ll.:.ll:. ツリ }. / ≪    ',  |::| ン /  ≪   |          /ノ .|
  /.:.:.:.:.:.:.:.V    {:::ヽ:::}::::::::::::::.|:||.:||.:.:} リノ {   \    \二ー/   /   |        // ノ
 (.:.:ヽ/⌒\   )-、./⌒\ソ|:||.:||.:/Y____,イ-----\   ヘ /   /_____|     =ニノ/
  \r'\   ヽ__/    /.:ノ:||.:||//:/  {       \  V  /       `}__/´ , イ'
   \ \__ノ (/ヽ_ノ 7.:.リ:.リk::::|  ヘ  ,___ゝ、. |∠_, ------、  ト、_ /  ノ、
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645 :なのはVSボウケン:2007/09/05(水) 09:58:54 ID:pP6AH95c
>>NANOHA COMBAT ZERO 氏
GJ!未プレイですが、空戦の描写が格好良いと思いました。
なのは達には厳しい戦いになりそうで気になります。
>>白き異界の魔王 氏
GJ!凄い回復魔法だ。素直に謝れるティアも良かったです。
>>リリカルなのはVS厚生省 氏
GJ!これは続きものですか?神楽の面々も出るのかどうか期待。
>>リリカルなのはStS+覚悟のススメ氏
GJ!スバルと覚悟の漢らしさに感動しました。エリオとキャロもいろんな意味で強くなれそうだ。
そしてスレ立て乙です。
>>リリカルなのはBsts氏
GJ!毎回冒頭が笑えますw今回はちょっといい話でした。
>>リリカルパニック氏
GJ!はやてに接触してくるレナードの真意は何なのでしょうか。
>>リリカル龍騎氏
GJ!前も書きましたが、.hackの世界観は面白そうです。
でも設定がわからないと、やっぱり少し難しいですね。

自分の場合、プロットは考えてないこともないのですが、楽観的にオリキャラを出してしまい
少々引っ込みが付かなくなってます。どうにも考えが甘かったようで。


646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 10:47:00 ID:8AnZ9OUB
ぐちゃぐちゃ過ぎて、もはやなのはSSじゃなくなってるのが多すぎる。
クロスにも限界があるだろ。

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 11:29:14 ID:z1Fnn+fd
そりゃ、なのはSSではなかろう、クロスSSなんだから。

648 :死ぬほど ◆jm8vRf9GlE :2007/09/05(水) 14:46:40 ID:P342Y6ah
予告代わりにドゾ
夜の帳を切り裂く白い閃光・・・
一台のスバルレガシィが高速道路を駆け抜けていく。
一方、闇に溶け込むように潜むベンツSLRマクラーレン・・・
今、バトルが幕を開ける・・
中臭くてスマソ


649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 14:47:56 ID:ci83CKL/
レーシングラグーン?

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 15:42:23 ID:xEmBCx+8
雑談で武装錬金を挙げた者ですが…誰か書いてもらえないでしょうか?

ある程度、自分も考えつくんですがgdgdで携帯房で…
リク房ですいません…orz

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 16:16:41 ID:4hFMjgTF
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187957418/

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 22:11:09 ID:4cfEaGbA
全然関係ないですが、ギンガの腕のドリル化見たらBIG-Oのアラン・ゲイブリエル
を思い出した。

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/05(水) 23:44:38 ID:V06XnowX
漏れはなのはとドラゴンボールのクロスを考えている。
なのはたちがドラゴンボール時空に迷い込む形で。それで悟空達と出会う。

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 00:07:44 ID:jPEIyQ3X
654

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 04:13:21 ID:raMnhpgR
トランスフォーマー・ビーストウォーズメタルスとクロスなんて考えてるよ俺は
最後決戦のサイバトロン&機動6課VSデストロン対抗モノマネ合戦部分だけしか浮かばないw

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 11:45:40 ID:F6OiMnO4
なのは「一番高町なのは、もえたんのいんくちゃんやりまーす! あーくー……」
メガトロン「反則ぅ!」
なのは「あばー!?」
 
こうですかわかりません

657 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/09/06(木) 17:18:08 ID:vWBFubNm
ティアナ「ティアナ・ランスターです。竜宮レナやりま…」
メガトロン「反則!お仕置き!!」
ティアナ「嘘だ!!」

こうですか?分かりません。

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 17:20:21 ID:gmdZHdkG
反則狙いしかおらんのか

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 17:51:34 ID:BFCPO7Ux
スバル「スバル・ナカジマ。ドラゴンボールZの孫悟空やります!」
スバル「クリリンの事かぁぁぁぁーーー!!!」(戦闘機人形態発動
ダイノボット「おしい! もうちょい頑張れ!」

こうですか?分かりません

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 19:27:16 ID:oy6wXRfh
元ネタのモノマネ合戦見てないので何が反則なのやら。

デプの最後は覚えてるけどね。

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 19:36:40 ID:X4M0qIIa
中の人繋がりのキャラやると反則<ものまね

662 : ◆v8WgPpvslE :2007/09/06(木) 20:42:36 ID:yfe7cRsX
スバル「一番スバルナカジマ!ノーヴェやります」
一同「反則!!!」
スバル「じゃあ、クアットロやります!」
なのは「すこし、頭冷やそうか?」

こうですか?分かりません

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 20:56:10 ID:m9rNs7jg
スバル「見習いウンディーネ(水先案内人)のモノマネやります!」
なのは「すこし、頭を冷やそうか?」

なのは「じゃあ気を取り直して。
    私がアナウンサーの真似でもやってみるね。
   ……江戸の皆さんこんばんは。今日は攘夷派過激浪士のKさんに特別インタビューを……」


664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/06(木) 23:59:17 ID:QB0hmHXt
それをやると自動的にクロノは死んだ魚のような目になり
キャロは犬とか危険な歌詞のアイドル歌手になり
アリサはチャイナ娘になりますがよろしいですかな?

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/07(金) 01:45:35 ID:ifwZrdRP
クロノ「クロノ・ハウラン。スーパーロボット大戦OGディバインウォーズのブリットを」
メガトロン「反則ぅ!」
クロノ「クスハぁぁぁぁ!」
エイミィ「クスハって誰かしら?(目が据わっている」

はやて「八神はやて、鋼鉄神ジーグの珠城つばきやりますぅ〜」
メガトロン「反則ぅ!」
はやて「ジーグパーツ〜〜!」

スバル「スバル・ナカジマ、勇者王ガオガイガーの獅子王凱をやります! イィィィィックウィィィィィップ!!」
ダイノボット「おしい! もう少しだったのにねぇ」

なんてのも浮かんだ

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/07(金) 07:47:32 ID:ewWG1PmI
>>665
ハウランだとされ竜に出てくる宗教になるぞ……正しくはハラオウン

667 :リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/09/07(金) 09:04:25 ID:CqinPMuM
なのは「高町なのは、古手梨花やります」
メガトロン「反則ぅ!」
なのは「じゃあね拷問狂、お前なんかに殺されてたまるか」

こうd(ry

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/07(金) 15:47:46 ID:ifwZrdRP
エリオ「エリオです、武装錬金の武藤カズキさんをやります!
うおおおおおおおおおお! サンライトハートエネルギー全開ぃっ!!」
ダイノボット「おしい、もう一息だったのに」
エリオ「くっ、後あるのは「うしおととら」のうしおさんぐらいだ」
フェイト「槍が獲物のキャラで固めてるの?」

クロノ「クロノ・ハラオウン、機動刑事ジバンのジバンを…」
メガトロン「最近の良い子には解んねぇよ! お仕置き!」
クロノ「ジバァァァァン!」

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/07(金) 23:33:13 ID:HzHA22O+
  69 名無しさん@├\├\廾□`/  sage

             / V⌒ヽノ⌒V⌒ヽ \
               /                Vヽヽ,
             ./ /    |   |.      V´} ',  
             / / ./  / /|   l l、     ∨  |  トンファーコワイ、トンファーコワイ
           / .| l. /V ハ  ト、| \. }  \. |
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          V | レ' ヾ::ノ  \| ヽ::::ノ.|  |  
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      -‐─一 ´:. |\lV    。  /⌒l-、 /ノ /{───‐‐-、
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670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/07(金) 23:34:58 ID:HzHA22O+
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.          レ レ'|: :ヽ⊂⊃           /: :/ノ  |.: : : : : : : : :|
           l: :/∧   マ ̄} / ̄ ̄ ̄`ヽ、| : : : : : : : : |
           ∨/: /\   `ー'/   , -‐‐  \: : : : : : : |
               {.: |.  `ト--{   /       ヽ: : : : : :|
            ヽ|  _,ノV´ ̄`T ヽ  , -‐     l: : : : : |
.      , -‐──一'7´/ {.   └‐ノ/        |: : : : .:|
      / , -‐─一'7  レ'{\─‐<_/   , -‐‐  ∧: : : : |
     ./ /        {   | .厂|\   ヽ/     / }: : : :|

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/07(金) 23:36:28 ID:HzHA22O+
                          /                    `丶、
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                      /    〃: : : : : : : : : : : : : : : \       }
                        |     //.:..:.:l:.:.:.:.:.:.:.l:.:\:.ヽ.:.|.:.:.:\     /
                        │   j/:::::: ∧::::::::::::|\::};斗┼::::::: l\   ./   次スレ
                       \  /::::斗:ト \:::::::| xァ示ト、|\/|、::!ヽ/   http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1188914457/
    r───────- 、       ヽ|:::l:::::レfラ示.\ ! i辷ソ |/\| j:|、 ヽ
      ̄¨Z ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\       |:∧ :|ヽ辷ソ,        イ::::::::::|ノ゙| l │
          ̄¨つ ::.::.::.::.::.::. \       レ小;:_\   `        | :::::::::|::::| | │
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