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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part43

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 20:53:15 ID:w5sO+NIl
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。


あの作品のキャラがルイズに召喚されました part42(前スレ)
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187750126/


まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/



    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!


     _
     〃  ^ヽ
    J{  ハ从{_,     ・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。
    ノルノー゚ノjし      ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   /く{ {丈} }つ     ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   l く/_jlム! |      ・次スレは>>950から。お願いね?テンプレはwikiの左メニューを参照よ。
   レ-ヘじフ〜l

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 20:54:18 ID:w5sO+NIl
■重要!■
日曜日(26日)に一日一杯を使って十八禁作品と型月作品の扱いについてのスレ住人全体での投票を行う予定です
投票方法など詳しいことは避難所の運営議論スレを参照してください


すまん。入れるの忘れた。

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:06:59 ID:vKVCieIi
>>1乙。

4 :前スレ909:2007/08/23(木) 21:16:32 ID:oP9ef2lR
スレ立て>>1
とりあえずソーサリーの呪文解説書きあがったのでURL貼っとく。
あと俺と作者さんはまったく無関係の別人の上、
この解説は俺の独断と偏見に満ち溢れてるので注意。

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1186029649/67-74

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:31:54 ID:/0pCBF8v

1000取り損ねたか

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:33:00 ID:QeUob5+j
前スレ>>976
ちょwww

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:33:14 ID:2b+JkXDX
>>1乙。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:34:10 ID:tipY8VyV
>>1

あとソーサリー解説も乙。未見の俺には結構参考になる

9 :6:2007/08/23(木) 21:34:19 ID:QeUob5+j
やべ、sage忘れた

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:34:51 ID:SFT6UOfq
射命丸っていうと東方シリーズの天狗しか思いつかない
>>1乙。

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:35:36 ID:KdrwU3dD
>>前スレ1000
東方はコミケで新作出たからなぁ

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:35:57 ID:PRWDmSvl
前スレ>>976
ウェールズの心臓とアルビオンの浮遊機関がリンクしててウェールズが死ぬ事で墜落しちゃうんだな

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:37:48 ID:/LvdyPuG
>>12
何故かメカゴジラ思い出した。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:38:44 ID:2YViQxHm
俺は何故かヒーロー戦記が頭に浮かんだ

15 :夜天の使い魔:2007/08/23(木) 21:40:54 ID:WJsztK3e
一週間音沙汰が無くて忘れられてる俺惨状!
予約が無いようなんで投下したいんだが大丈夫だろうか?

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:41:18 ID:vKVCieIi
コールゲシュペンスト!

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:41:39 ID:7a9fZH0N
あえて支援を試みる

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:41:46 ID:kq+egxNj
ビームラム支援(リーン違い)

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:42:08 ID:tipY8VyV
ヒーロー戦記もよろしく!支援

20 :名無しさん@お腹おっぱい。:2007/08/23(木) 21:42:26 ID:15h18mF3
支援

21 :夜天の使い魔 1/8:2007/08/23(木) 21:42:32 ID:WJsztK3e
そいじゃあ行くぜ!

 夜半、ルイズが習慣である読書をしていた所、彼女の使い魔が宙でくるくると回り始めた。
「誰かがこの部屋に迫ってきている」というサインだ。
どうやって知っているのかは定かではないが、自らの部屋に向かうものを確実に察知する。
例えどのような忍びの熟練者であろうと逃れる事は出来ないのではないか、と思える程だ。
 
 ルイズは小首を傾げる。このような夜遅くに自分を訪ねてくるような人物にはまったく心当たりが無かったからだ。
外は暗闇に包まれ、空には煌々と二つの月が淡い光を放ち僅かに大地を照らしているばかり、と言う頃合だ。
静寂がその場を支配し、時折梟の鳴き声がほうほうと響き渡るのみ、早い者ならば既に就寝し夢の世界へと旅立っている事だろう。
そのような時分に人を訪ねてくるなど些か礼を欠いているとしか言い様が無い。
 
 そこで彼女は一つの考えを閃かせる。逆転の発想と言う奴だ。つまり−。
(こんな時間でなければ尋ねてこれないような理由を持っている人物)
 そう考えた場合、彼女の脳裏に思い浮かぶのは一人の人物の姿しか無かった。
 
 やがて、ドアがノックされた。長く二回、短く三回。それは何かを告げたる符丁の如き響きを以って静寂の中を通り過ぎた。
 ルイズはゆっくりと椅子から立ち上がると、静かにドアに近付いた。ドアを開ける時もゆっくりと、静かに。
自らの予測が正しければ、こうするのが望ましいと思ったからだ。
 
 ドアが開かれた先に居たのは、黒い頭巾で顔を覆い、その身も同じような黒いマントで包み込んだ少女の姿であった。
背丈や雰囲気から察するに年の頃はルイズと余り変わらないようだ。
彼女は周りを伺うように二三度辺りを見回すと、するり、とルイズの部屋へと入ってゆく。ルイズはそれを確認すると素早くドアを閉めた。阿吽の呼吸の如く行われたそれはまるで事前に打ち合わせでもしてあったかのように滑らかで自然に行われたのだった。
 漆黒の少女がマントの隙間から小さな杖を取り出し、ルーンの呟きと共に杖を振る。
光の粒が部屋の中を舞い、きらきらと宙を舞った。ディテクトマジック−魔法探知の魔法である。
それを唱えた彼女は一瞬はっとして机の方を凝視するが、直ぐに平静を取り戻し静かに杖を仕舞った。
 
 そこでやっと、少女は自らを覆う頭巾を取り去る。果たして、そこに居たのはアンリエッタ王女の姿であった。
遠目からも殊更に魅力を放っていた彼女であるが、間近で見るとその美しさと高貴さがさらに引き立っているようだった。
まさにトリステインの華と言うに相応しい様相であった。
 ルイズはその姿を認めると即座に膝を折り頭を垂れた。そして心の中でやはり、と一人ごちる。
 
「お久しぶりね、ルイズ・フランソワーズ。ああ、そんなに畏まらないでちょうだい。あなたとわたくしはおともだちじゃないの!」
 感極まったように彼女は礼を取るルイズをひしと抱いた。
その姿は王女のそれではなく、まさしく年頃の少女が旧交を深めるものに相違無かった。
「勿体無いお言葉でございます、姫殿下」
 だがしかし尚もルイズは己の分を弁え、礼を崩さなかった。
公爵家令嬢である彼女自身も平民から見れば高嶺の花であろうが、それならば王女は追随を許さぬ天上の華であった。
私情に流されて分を弁えぬ等許される身分の方では無いと彼女は良く知っていたのだ。
「そのような態度はやめてちょうだい」
 アンリエッタの声は、少し悲しそうだった。
「ここは宮廷では無いのよ、ルイズ。母上も、枢機卿も、厭らしい宮廷貴族達も居ないわ。昔のように、二人だけ。そうでしょう?
 今のわたしたちはただのアンリエッタとルイズ、おともだち同士で良いの。余り他人行儀に振舞われると悲しくて胸が張り裂けそう」
 その言葉を聴いて、やっとルイズは頭を上げた。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:43:02 ID:lXjMpmtm
>>1乙しつつ支援

23 :夜天の使い魔 2/8:2007/08/23(木) 21:43:37 ID:WJsztK3e
 アンリエッタとルイズの二人は所謂幼馴染の間柄であった。年の頃も丁度同じであり、
その為幼い王女の遊び相手として公爵家の令嬢であるルイズが選ばれたのは必然と言っても良い。
 
 アンリエッタにとってそれは幸運な出来事だった。
先王の一粒種として些か過保護なまでに育てられた彼女に同年代の友達などまったく居なかったからだ。
故にルイズは彼女に出来たたった一人の友達であった。アンリエッタにとって、ルイズは彼女自身が思うよりもずっと大きな存在であったのだ。
 今回の訪問も−思惑は多少あるにせよ−久々の友人との再開に心弾ませていたのだが、唯一の友達と思っていた少女は余りにも聡く分を弁えすぎていた。
己の身分が恨めしいと思った事は何度もあれ、ここまでそれが鬱陶しいと感じたのはアンリエッタの生涯で初めてであったのではないだろうか。
友情の間には、身分という悲しく冷たい橋が横たわっていた。
 
 ルイズにとっても、アンリエッタという少女と過ごした日々は何物にも変えられない輝かしい思い出の日々であった。
無能という烙印を押され爪弾きにされていた彼女にもまた友人は少なかったからだ。
 しかし嘗ては身分等余り気にはしなかったが、年月を経て自らを知るようになり、また友人が誰であるのかを
知るようになってから、純粋な友人として振舞う事は出来なくなってしまった。
またゼロと呼ばれる己への劣等感もあり次第に顔を合わせる事も少なくなっていったのだった。
今回の訪問は一体何年振りの再会だっただろうか? ルイズの心にも懐かしさがこみ上げる。
 
 ルイズはその感情でやっと頭を上げた。相手は王女、自分はその臣ですら無いただの少女。しかし、それでも友達なのだと、やはりそう思えたから。
 脳裏に蘇るのは懐かしい思い出。一緒に広大な庭を駆け泥だらけになって笑いあったこと。
子供らしくくだらない事で喧嘩をしたこと、いたずらをして侍従にかんかんに怒られたこと。もう大分昔の事であるのにはっきりと思い出せた。
「あの頃の楽しい思い出は、未だに色褪せる事は御座いません、姫様」
「ああ、ルイズ・フランソワーズ!」
 感極まったように、アンリエッタはルイズを抱きしめた。
「ええ、そうですとも! わたくしだって一日たりとも忘れた事は無かったわ。
あなたと過ごした日々はどんなに楽しかった事か。毎日が楽しくて幸せで、なんの悩みも無かったもの」
 アンリエッタの横顔もまた、昔に想いを馳せているようであった。遠い視線の先に映るのは、きっとルイズが思い出したような懐かしい光景であったに違いない。
「自由は素敵ね。自分のしたい事が出来るって、なんて素晴らしい事なんでしょう。
わたくしは皆から羨まれる身分なのでしょうが、わたくしからすれば皆の方がうらやましいわ。
王女なんて肩書きはまるで鳥篭のよう。わたくしを縛りこそすれ、何事かを為す機会を与えてくれたりはしないわ」
 美しい唇から溜息が零れ落ちる。表情は一転、憂えたものへと移り変わった。
「わたくし、結婚することになったの」
 声色の調子からも、アンリエッタがそれを望んでいないのは確実であった。
王侯貴族の女子ならばお家の都合で嫁ぎ先が決まるなど珍しい事では無い。好いた相手と結ばれる事など夢物語だ。

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:43:50 ID:NKIuXTy9
支援

最近、夜明けの使い魔と夜刃の使い魔と夜天の使い魔がこんがらがる

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:44:29 ID:dv493kBm
浮遊大陸なんだしバルスか―――オーウェンの塔というのもありかな?

26 :夜天の使い魔 3/8:2007/08/23(木) 21:44:43 ID:WJsztK3e
 しかし−現実がそうであっても、やはり想い人と添い遂げたいと望む気持ちが消える訳では無い。それが一国の王女であっても、だ。
 同じ恋に夢見る年頃であるルイズには、アンリエッタの気持ちが痛い程良く解かってしまった。
割り切る事は出来るだろう、だがそれが辛くない訳が無い。
「……おめでとうございます」
 しかしそう返す他無かった。ここで言葉だけ同情してみせようと、世の中を嘆こうと、それは友人の悲しみを助長させるだけだ。
この言葉しか、ルイズには残されていなかった。
 
 気まずい沈黙が二人の間に流れる。
 アンリエッタは口を滑らせた、と己の迂闊さを呪った。
せっかくの再開だったのに、すぐに水を差すような事を言ってしまった浅慮さにあきれ返ってしまった。
(ああ、まったく……なんということでしょう!)
 普段宮廷で神経を張り詰めている分、気が緩んでしまったのだろう。普段通りの彼女であればこんな粗相など有り得なかったはずだ。
彼女とて伊達に王女と呼ばれている訳では無い。感情のままに言葉を発するような短慮さは慎む事に馴れていた、そのはずだったのだが。
 とりあえず何か雰囲気を変えなくては、何か話題になりそうなものは。必死に考える王女殿下。
トリステインの華がうろたえる様は、世界広しと言えど今この時にしか見られない、真に稀少な姿であった。
宮廷貴族達に見られたらさぞかし笑いの種になる事だろう。
 
「あ、あのルイズ、机の本は一体何なのかしら? とても強い魔力を感じるわ。あなたの持ち物なのだからさぞかし名高いマジックアイテムなのでしょう」
 とりあえず浮かんだ話題がそれだった。先程唱えたディテクト・マジックに反応した唯一にして強大な魔力の持ち主。
それが机に置かれた本だったのだ。あのような強大な魔力の反応は、彼女の人生でも初めてであったので、興味をそそられたのも確かであったし、
とっさに目に入ったのでなんとかこれで雰囲気を変えよう、と苦し紛れに思ったのも確かだった。
 ルイズはその問いに対し、誇らしげな態度を持って応えた。
「これなるはわたし自慢の使い魔です、姫様」
 その表情、その声、その態度。ルイズの全てが一変の曇りも無く誇りに満ちていた。
 アンリエッタは驚いた。それこそ文字通り声も無い程驚いた。本が使い魔? そんな事は有り得ない。
もしかしてわたくしのおともだちは気でもふれてしまっているのではないだろうかと本気で心配になった。
「さあ、あなたも姫様にご挨拶して」
 アンリエッタはさらに驚いた。本が宙を飛んでいる!? 目を見張るような光景に完全に言葉を失った。
 本はふよふよとアンリエッタの目の前に躍り出ると、優雅にくるり、とその身を一回転させた。
そしてルイズの傍らに近寄ると、その腕に抱かれるようにゆっくりと落ちていった。
「なんとまあ……ルイズ・フランソワーズ、あたなって昔からどこか変わっていたけれど、相変わらずなのね」
 どこか呆れたように、それでいて関心したような言葉だった。
 
 それから暫く二人は他愛無い話に興じた。学園生活の事、宮廷貴族への陰口、市井のくだらない噂話等等。
年頃の街娘となんら変わらぬように、時を忘れ姦しく言葉を交わしあった。

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:44:51 ID:TRMhMMio
夜店支援体制120%


28 :夜天の使い魔 4/8:2007/08/23(木) 21:45:48 ID:WJsztK3e
「姫様、そろそろお話下さいませんか? こんな夜分にわたしめの所へ忍んできた訳を。
ただ旧交を温めに来ただけ、という訳では御座いませんのでしょう?」
 そのルイズの言葉に、アンリエッタは身を固まらせた。
僅かばかりの時間ではあるが、彼女が実に立派に聡明に育ったかというのは会話の中から良く解かった。
そんな彼女に隠し事をし続けるなど出来ようはずも無い。
「わたしたちはおともだち、でしょう? 何も遠慮なさらずに」
 ルイズは微笑みながらそう言った。賢いだけでなく本当に素晴らしい淑女に育ったと、アンリエッタは友人の成長に驚きを隠せなかった。
「先程、結婚すると言ったでしょう?」
「はい」
「相手はゲルマニアの皇帝。トリステインとゲルマニアの同盟の為に、嫁ぐ事になったの」
「ゲルマニアですって!」
 それまでの淑女然は何処へやら、ルイズは声を荒げて叫んだ。
ゲルマニアと隣接し目を光らせてきたラ・ヴァリエール家の人間ににとってみればなんともとんでもない話であった。
「あんな野蛮な成り上がりどもの国と同盟を結ぶなんて、一体どうなされたのです姫様!」
 やはりゲルマニアと聞いていては黙っていられない。自然と興奮してくる自身の心をルイズは抑える事が出来なかった。
「でもしかたがないことなのです。同盟を結ぶ為なのですから」
「同盟だとか結婚だとか、ゲルマニアの連中はなんて破廉恥なんでしょう!姫様、ゲルマニアだけはいけません。
NOゲルマニアです、それはもうあそこだけは何があってもいけません、ラ・ヴァリエール家の娘が言うのですからそれはもう確かな事ですわ、姫様!」
 代々恋人奪われ伴侶を寝取られ、ヴァリエール家の恨みは骨髄である。なんというか、正確にはゲルマニアというよりツェルプストー家に、だが。
「ええ、でも判っていましたわ。好きな人と添い遂げることが出来ないなんてそれこそ幼少の頃から判りきっていた事なのですから」
 興奮したルイズに感化されたのか、やたらと芝居がかった様子でよよよと泣き崩れるアンリエッタ。
「なんて可哀想な姫様!」
 ひし、とそんな彼女を抱きしめるルイズ。
「ルイズ・フランソワーズ!」
 ひし、と抱き返すアンリエッタ王女。
「なんでも遠慮無くご相談なさって下さい。不肖このわたくしめが全力で姫様をお助け致します」
 今のルイズは使命感に燃えていた。こんな可哀想な境遇にある友人を、放っておけるだろうか。いや、無理だ。これは全力でお助けしなければ!
「今のわたしはゼロと蔑まれていた駄目な子供ではありませんわ。
きちんと魔法の使える一人前のメイジです。如何なる困難が迫ろうとも、必ずやそれを退けてご覧にいれましょう」
「本当に立派になったものね、わたくしのおともだちは」
 嗚呼、と胸を手にあて盛大に感嘆してみせる。最早その気持ちは舞台の上のヒロインと言った様相だ。
 ルイズもそれは同じである。既に二人は彼女達だけの世界を作り上げていて、そこに埋没してしまっていたのだった。
「でもたった一人の大切なおともだちに、危険な事をさせる訳にはいかないわ」
「いいえ、ともだちならばなおさらです!
 煮えたぎる地獄の釜の中であろうと、竜のあぎとの中であろうと、このルイズ・フランソワーズが如何様なる場所にでも赴きますわ!」
「なんて心強い言葉でしょう! でしたらわたくしも遠慮なく言わせて貰うわ。
ここに来たのはあなたに頼みたいことがあったからなのよ。それは−」
 それは、ルイズが想像していた以上にとんでもない事柄であった。


29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:45:50 ID:QZvfBewd
>>24全部夜が頭につくからなぁ支援

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:46:41 ID:2b+JkXDX
Bankett!!支援

31 :夜天の使い魔 5/8:2007/08/23(木) 21:46:51 ID:WJsztK3e
 アンリエッタ王女が来訪した次の日の朝−。
 遂に使い魔品評会の日がやって来た。
例年の二年生も興奮で眠れぬ前夜を過ごす者が多々出ていたが、今年程その数が多い事は無かっただろう。
王女殿下の御前で己の力を詳らかにする、その重圧と興奮とに支配された者達は睡魔を物ともせず、血走った目でこの朝を迎えた。
トリステイン貴族にとってこのような晴れの舞台は中々に無い。
 
 しかし何事にも例外はある。
 キュルケ・フォン・ツェルプストーは何時も通りに目を醒まし、何の気負いも無いように大きなあくびをしながら身を起こした。
「ふわぁ、今日も良い天気ねー」
 外は快晴、絶好の品評会日和である。
「あんまり強い日差しはお肌に良くないんだけどねえ」
 ベッドの袂には彼女の使い魔フレイムが寝そべっていた。主人と違い未だ目を醒ます気配は無い。
キュルケはそんな使い魔の様子を一瞥すると、やれやれと言った面持ちで被りを振る。
(今日は沢山頑張って貰わないといけないから、もうちょっと寝かせてあげましょう)
 別に何が何でも一番になりたい訳でも無いし、王女に良い所を見せたいとも思っていない。
でも、他人に無様な所を見せるのは彼女の矜持に反する事だ。適当に、やれる範囲で全力。それが今日の彼女の方針だった。
「さて、ヴァリエールの様子でも見に行きましょうか?」
 寝坊をしているのか、はたまた興奮で眠れなかったか。この一大行事に気合を入れまくっていた小さな少女の様子を想像すると笑いが止まらない。
 
「おっはよー、ルイズ。昨日は良く眠れたかしら?」
 何時もの如く無断でアンロック、勝手に押し入る。
「……あら?」
 彼女の目の前に現れたのは、主の居ないからっぽの部屋だった。これは予想以上に気合入ってたのかしら?と心の中で一人ごちるキュルケ。
 多分もう外で準備万全、王女殿下の前で良い所を見せようと張り切っているのだろうと何も気にせず部屋を出た。
 
 しかし、朝食の時間になって、いざ始祖への祈りを捧げる頃合になってもも姿を見せない。
ルイズの席だけが切り取られた空白のようにぽつんと空いていた。流石にちょっと気になった。

 そして塔の前の広場に設営された小さなステージを前に二年生全員が集ったというのにやはり何処にも姿が見えないという事態になっては、これはおかしいと思わざるを得なかった。
「ねえタバサ。今日ヴァリエールの姿を見た?」
「見て無い」
 隣に居るタバサは何時もの調子でそっけなく答える。
 
 ステージの横に誂えられた観覧席では王女とオールド・オスマンが小声で何か言葉を交わしていた。
その様子がどうにも胡散臭く思えてならなかった。
つい先日まで、ルイズ・フランソワーズという少女はやる気満々是が非でも己が一番になるのだという気概に溢れていた。
事ある毎に「見てなさいツェルプストー。わたし達の華麗な一芸に皆が釘付けになる所をね!」と小さな胸を逸らせ過剰なまでの自信で語っていたような者が、
いきなり当日姿を現さないというのはなんとも腑に落ちない。
 何かあったとしたなら、原因はあからさまだ。判りきっている。
しかし問題は原因ではなく結果だ。ルイズは一体どうしてしまったのか、それが問題なのだ。キュルケの胸中から疑念が絶える事は無かった。

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:46:56 ID:TRMhMMio
夜来る支援

33 :夜天の使い魔 6/8:2007/08/23(木) 21:47:54 ID:WJsztK3e
 一人気分の乗らないキュルケを他所に、品評会は始まった。
 各々が時間を掛けて創意工夫を凝らしただけあり、どれも見応えのある素晴らしいものであった。
主の力と、使い魔の努力が形となった姿は、見る者を素直に感嘆させるだけの価値があった。
 
 キュルケが披露したのは、彼女の二つ名「微熱」と火蜥蜴の使い魔という印象に違わぬものであった。
 使い魔のフレイムが吐き出す火焔を、主は巧みに杖を振り、中空を無尽に躍らせ見事な炎のアートを作り上げた。
数メイルにも及ぶ巨大なそれはツェルプストーの紋章に相違無い。
豪壮にして優美なそれに、会場からは万雷の拍手が沸いた。この品評会屈指の名演と言えるだろう。
 
 しかし、それですらも彼女達には及ばなかった。
 「雪風」のタバサとその使い魔風竜のシルフィード。
 彼女達主従が行ったのは実に単純な事。ただ、自由に空を飛びまわり、駆け抜けただけ。たったそれだけである。
 だが、竜が空を駆けるというのはそれだけで何物にも変えがたい魅力がある。人知及ばぬ強力な幻獣である竜。
それを従わせ、自由に飛び回ってみせる姿は誰もが羨望せずにはいられない強烈な魅力を放っていたのだ。
それを前にしたならば、どのような小手先の技も消し飛んでしまう。
 
 このように、大変盛況に、そして滞りなく品評会は進んでいった。
中には溢れんばかりに敷き詰められた薔薇の中へ使い魔と共に寝そべり、「馬鹿だ」「ああ、馬鹿だな」と
非常に失笑を買った愉快なメイジも居たが、凡そ何の問題も無く会は進められていったのだった。
 
 そうして最後、それを勤めるのは公爵家の令嬢ルイズ・フランソワーズのはずであったのだが−。
 ステージに上がってきたのは少女ではなく頭の禿げ上がった冴えない中年教師、ミスタ・コルベールであった。
「本来ならばミス・ヴァリエールが使い魔を披露する番であるのですが、急用の為今朝早くラ・ヴァリエール領へと戻る事となりましたので、
以上を持ちまして全生徒のお披露目を終了したいと思います」
 会場から失望の声があがる。最後にこれとは、なんとも締めに相応しくない流れだと、辺りがざわめいた。
 
「まったく、後先を考えずに事を進めてしまわれるのは自重なさって欲しいものですな」
 喧騒の中、観覧席でオスマンが盛大に溜息をついた。
「その……申し訳ありません。気の緩みと申しますか、勢いでと申しますか、あの時は私もどうにかしていたようで」
 横ではアンリエッタ王女がなんともばつの悪そうな表情をしていた。
 オールド・オスマンがルイズの事を知ったのは品評会の始まるすぐ前、もう既に事が起こってしまった後であった。
「王女様直々の勅命とあらば、断る訳にも行きますまい。しかしですな、せめて一言我々に話を通してからにして貰いたいのです。我々にも責任というものがありますからのう」
 老人はこめかみを押さえて再び嘆息する。なんとも嫌な予感が当たってしまった。少し自重しろ小娘、と心の中で毒づいたのは彼だけの秘密である。

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:48:17 ID:NKIuXTy9
このルイズはゲルマニアに対してめちゃくちゃ言いよるな 支援

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:48:25 ID:TRMhMMio
タバサの眼鏡支援


36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:48:50 ID:2b+JkXDX
コンプレックスが消えたルイズは普通に“貴族”になってしまうな支援

37 :夜天の使い魔 7/8:2007/08/23(木) 21:48:58 ID:WJsztK3e
 そんな思わぬアクシデントが最後にあったが、無事品評会は終了した。あとは結果発表を待つばかり、である。
 キュルケとタバサ、そして使い魔達は皆より離れた場所で静かな時を過ごしていた。
特に結果に興味は無い二人、それならば喧騒の中に居るよりもこうしてゆっくり出来る場所の方が居心地が良かった。
 
「まったく、ルイズは何処に行っちゃったのかしらね」
 ぽつりと呟くキュルケ。別に誰に聞かせる訳でも無かった言葉なのだが、意外な所から答えが返ってきた。
「ルイズさまなら朝早くお馬でお出かけしてたのを見たわ、きゅい!」
 頭上から響いたのはシルフィードの声。
「盲点だったわ……使い魔の厩舎も乗用馬の厩舎も近くにあるんですものね。ルイズの事を見てても不思議は無いか」
 そこらへんを散策するならいざ知らず、街からも遠く離れたこの魔法学院から何処かへと出かけるなら馬は必須だ。
ルイズが出かけたとするなら、馬に乗らないという事は有り得るはずも無く、そうであればその姿を使い魔達が目撃するのもまた必然であった。
 
(しかしまあ、これで一つだけはっきりした事があるか)
 キュルケが得た確信。それは「彼女は決して実家に帰ったのでは無い」と言う事。
仮にも公爵家の令嬢である娘がその身一つ、馬一頭で里帰りなど正気の沙汰ではない。
緊急時であるなら家の方から馬車の一台でも回してくる事だろう。
 王女の来訪。ルイズの急な外出。朝からどうにも嫌な予感が募って仕方が無い。
「まったく、また何か厄介ごとに首を突っ込んだのかしらあの娘は」
 無茶と無謀と思い切りの良さが売りの好敵手の事を考えると、途端に気が滅入ってくるのであった。
この前フーケの一件で死に掛けたばかりだというのに、なんでまた直ぐにこうややこしそうな事に巻き込まれているのだろうかあのおちびは。
ルイズ・フランソワーズは努力家で頭も回る賢い娘であると、キュルケの目からもそう見える。しかしどこか根本的に馬鹿だ。
あまりにも後先を考えなさすぎる。これと決めたら一気呵成に突っ走る姿勢は好ましい部分もあるが、逆にそれが災いする事もある。
今回はどう考えても後者の方であるだろう、しかもとびっきりの。
 何時の間にか、キュルケは親指の爪を噛み締めていた。
 
「ねえシルフィード、ルイズが何処に行ったかまでは、流石に判らないわよねぇ」
「ごめんなさい、わたしが見たのはルイズさまが出かけるところだけなのね」
 しょんぼりと答えるシルフィード。
「でも、お馬に沢山荷物が括り付けてあったのを見たわ。きっと遠くにお出かけするんじゃないかしら」
 ふむ、とキュルケは熟考する。
 シルフィードの話が確かだとするならば、ルイズが目的とする場所はかなり遠いという事になる。
野営を入れて二三日程度の距離と仮定すると、馬の足から逆算するなら国境まで行く事だって可能だろう。
とすると、彼女の目的地は国内では無く国外なのだろうか?
(そういえば……)
 なにやらアルビオンの方が揉めているらしい、と実家筋から漏れ聞こえてきていたのを思い出す。
内乱の気があり、王家とそれを倒さんとする勢力が激しく争っていると。
 まさかねえ、と一笑しようと思ったのだが、こういう悪い予感は良く当たるものだ。それがルイズ・フランソワーズに関するものなら尚更。
「嫌な雲行きになってきたわ」
 雲ひとつ無い晴れ渡る空の下、キュルケの独白にシルフィードがきゅい?と小首を傾げていた。

38 :夜天の使い魔 8/8:2007/08/23(木) 21:50:04 ID:WJsztK3e
 赤く染まる夕暮れの中、人気の無い森の一本道を駆け抜ける一つの人馬の姿があった。
「そろそろ野営の準備をしなきゃ駄目かしら……」
 日の高さを見て一人ごちるルイズ。その顔には色濃く疲労が浮かんでおり、彼女の体力は既に限界に近い事を表していた。
彼女が乗る馬もそれは同様であり、遠くない頃合には休息が不可欠であるだろうと思われた。
 早朝、誰もがまだ寝静まった時間に魔法学院を飛び出してから早半日以上、
途中昼餉の為に小休止は取ったもののそれ以外の時間はずっと走り通しだったのだ。
大の大人ですら厳しいだろうこの行為に、か細い少女であるルイズは良く耐えたと言えるだろう。
 
 彼女が今目指しているのはラ・ロシェールと言う港町である。
トリステインより遥か南、山間にあるそれは空高く浮く白の国との窓口であり、天と地を繋ぐ架け橋であった。
山間に設けられただけありその規模こそ小さくはあるが、二国を繋ぐこの街の活気は大層賑やかで常に人がごった返している……そうルイズは聞き及んでいた。
彼女が実際にこの街へ赴くのは初めての事であるし、勿論アルビオンへ行くのも初めてだ。
 しかしルイズには未知の土地へと赴く不安など微塵も無かった。彼女の心は使命感で満ち満ちており、やる気がごうごうと燃え盛っていた。
 ちなみにあれだけ気合を入れていた使い魔品評会の事はすっかり彼女の頭からは抜け落ちてしまっていた。
常に目の前に迫る事に全力投球、いちいち後ろは振り返らない。実に思い切りの良い思考形態をしていた。
 
 今彼女の目の前にはごつごつとした岩肌で作られた山々が重なり合う様が映し出されていた。
あと何刻か走れば森を抜け山道になるのだろう。このまま走り続ければ夜が更ける前に山中へと入れるだろうが、山間部での野営は御免被りたい。
岩肌で横になっては思うように疲労も回復出来ないだろう。
(ここは森の出口で野営ね。明日一日頑張れば、なんとか夜になる前にラ・ロシェールにはつけるはずだわ)
 そうルイズは判断した。気持ちには逸るものがあるが、無理をし過ぎれば逆効果になる。ここは自重して堅実に行こう。
 幸い今日は雨一つ降りそうにない雲行きだった。この分ならいきなり夜雨に濡れて体を冷やす心配も要らなさそうだ。

 野営と言っても馬をそこらへんの樹に括り付けて、粗末な携帯食を食べた後は毛布に包まって寝るだけだ。
 だがルイズにとってこのような経験は生まれて初めてであり、一人旅という未知の体験に僅かな興奮を覚えていた。
疲労が体に溜まっているはずなのになかなか寝付けない。
 既に空は闇に包まれ、空は満天の星空で埋め尽くされている。
きらきらと数多の光が輝く様は、魔法学院の塔から眺めるそれともヴァリエールの屋敷から眺めるそれとも違う新鮮な美しさがあると、そう感じられた。
 −無理矢理にでも寝ないと明日がきつくなるわね。
 まだまだ美しい夜空を眺めていたいという誘惑を振り切り、ルイズは目を閉じた。
瞼の裏に浮かぶのは昨日の王女との邂逅、そしてここ幾日か必死に練習してきた芸の事。
(あー、そういえば今日って使い魔品評会だったっけ)
 一日の終焉間際にやっとそれを思い出し−彼女はそのまま眠りへと誘われて行ったのだった。

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:50:04 ID:0Q4SSrBb
支援兼投下予約

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:50:35 ID:2YViQxHm
真に"貴なる族"となるにはルイズはまだまだ・・・支援

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:50:50 ID:KdrwU3dD
アンアンマジ自重 支援

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:50:51 ID:lXjMpmtm
あとがきと>>39支援

43 :夜天の使い魔:2007/08/23(木) 21:52:03 ID:WJsztK3e
以上で投下終了。
うん、今回も繋ぎ回なんだ。相変わらず話が進まなくてすまない。
次回は多少派手に行くぜ!という予定。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:53:59 ID:TRMhMMio
ぐううううううううううっじょおおお 空飛ぶ本と二人旅か…>>43

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:54:01 ID:2b+JkXDX
GJ。ルイズ単独で出撃とは珍しい……あれ、ワルドは?
そして思い込んだら全力投球なルイズの思考形態が段々と誰かに被ってきた。
思い込んだら全力投球、悪魔と言われたら悪魔で良いよな彼女と。

>>40
確かにそうだったなー。

46 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/23(木) 21:55:05 ID:0Q4SSrBb

ある日
グランパに剣を買ってあげるために町へ出た。
正直、頼めば1時間で作ってくれそうな気もしたが、ご主人様としてのプライドがある。
町へ行くのに『さいどかー』というものを使った。いわゆる鉄の馬だ。
さいどかーを動かしたのはあの桃髪のメイドだった。なんでも恩返しらしい。
あと、さいどかーにも乗ってみたかったらしい。

「私がコイツに命を吹き込んであげます!」
乗り込むとメイドは顔つきが変わった。さいどかーはすごく速かった。

町へ行くとそこかしこにBALLSを見かけた。
町の人たちはすでに違和感を持っていないとのこと。
平民に字を教えたり、食料の配給を行ったり、仕事の斡旋をしているらしい。
なんだかわからないが、役に立つならそれでもいいか、といったスタンスらしい。
金のBALLSを見かけると今日は1日ラッキーであるという迷信まで生まれる始末。

さて、武器屋。
行ってみたがどの剣も高い。平民の年給があっさり飛ぶほどだ。
これなら1時間で作ってもらったほうがいいだろうか?
一番安く、おでれーたを連発するインテリジェンスソードを買った。グランパが気に入ったみたいだし。
グランパ曰く、知類皆兄弟らしい。
剣知類デルフリンガーってなによ?
「相棒の国じゃ俺みたいなのでも人権があるのかい。おでれーた」
私もおでれーた。



47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:55:51 ID:WJsztK3e
バトンタッチ支援

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:56:11 ID:2b+JkXDX
シエスタがシエスタじゃない?支援

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:56:29 ID:lXjMpmtm
BALLSの続きか支援

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:56:36 ID:wOFhv0rL
支援!

51 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/23(木) 21:57:00 ID:0Q4SSrBb

次の日
今日は授業。教室はこないだリフォームされたところだ。
コルベール先生の授業で『えんじん』なるものが出てきた。
機械で物を動かすというもので、魔法はいらないものらしい。

でも、私たちは普段からもっとすごい機械を見ているような気がするんですけど……………。
具体的に言えば今ここにいる教室とか。

みんなそう思ったのか、えんじんのすごさが浸透しないので、コルベール先生は必死にかまって状態だった。ハズした芸人みたいだ。
と、思ってたらBALLSが今朝部屋に増えてたアレを持ってきて、えんじんと繋いでた。

「はい、これで魔法を使わなくても涼しいですね〜〜」
たしか『せんぷうき』といったか。
たしかに風は来るが、燃焼するえんじんの熱のおかげで熱風だ。意味ネエ
大いに改良の余地ありだ。蛇がぴょこぴょこよりは良いだろうが。

こるべーる先生はグランパとしばらく話し込んでいて、自習と言ってでていった。

あんまり暇だったんで教室の机のゲームを使ったゲーム大会が開かれた。
するとBALLSがえんじんより面白いPCえんじんを持ってきた。
キュルケ曰く、私は遊びで負けると怒るタイプで、賭けで負けるとムキになる遊びに向かないタイプだそうだ。
よって私の成績はブービー、最下位はチョンボしてハコのギーシュ。

机のゲーム側を見るとタバサがまいんすいーぱで9秒台出してた。スゲエ。
マリコヌルが負けじと6秒台出した。なにその無駄な才能。

ポ〜〜〜ン
              コルベールが研究室で倒れました。

またやったか。最近2日に1回は倒れてる。教師ってのはなんて激務なんだ。

コルベール先生との密談は、
グランパがメイドと相談した所、えんじんで車や飛行機は作れるが、環境汚染のことを考えると必要でない限りあまり多く作るものではないとしたらしい。
少なくとも今は馬車や船があって流通そのものはうまくいっているかららしい。
変に発展させると馬や船を潰さないといけなくなるかららしい。
なんでメイドと相談するのよ!?


ある日
授業でギトー先生が風強ス風強スと威張っていた。
それでわざわざキュルケを挑発してコテンパンに伸したりしていた。
なんかムカついたのでBALLSに命じて教室内の金属防壁をON。
下から競りあがった金属板は見事にキトーをヒットし、悶絶させた。

そこに変なヅラをかぶって駆け込んでくるコルベール先生。
なんでも使い魔品評会をご覧になりにアンリエッタ姫様が学園にいらっしゃるらしい。
そして走ったためかヅレるヅラ。

「滑りや…………何ニィィィ!!!」
一発ギャグを狙っていたタバサ驚愕。少なくとも王族がやるリアクションではない。

つまりはそれほど驚愕だったわけで。

コルベール先生の頭には2323した 毛 が 生 え て い た 。
 
どうやらBALLSにぷちぷちと植えさせたらしい。多芸よね。
とりあえずBALLSには身体を磨いておくように命令した。


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:58:06 ID:dv493kBm
お前に命を吹き込んでやる人は、ヴィンダールヴにすると面白そうだな支援

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:58:58 ID:/ipCLSYb
玉支援

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 21:59:15 ID:NKIuXTy9
支援

>>29
この先、夜魔の使い魔とか夜想曲の使い魔とか夜叉の使い魔とか
夜逃げの使い魔とか夜這いの使い魔とか夜尿症の使い魔とかがでてきたら
さらにややこしくなるな

55 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/23(木) 21:59:48 ID:0Q4SSrBb

使い魔品評会
姫様が学園にいらした。あ、私の婚約者のワルド様もいる。
使い魔品評会の会場の設営はBALLSまかせだ。発表の台上で起きたことは背後の大型テレビジョンに映されるらしい。
とりあえず使い魔発表会はグランパの持ってた秘蔵の『でーぶいでー』というのをモニターに流した。
内容は雪山に閉じ込められた士官学校生徒が少ない食料をめぐってバトルロイヤルする話だった。最後にはゴーレムまで持ち出してた。
技術的にはすごいんだろうが、すこぶる不評だった。俳優や展開が悪く癇に障るとのこと。

姫様のコメント:ペンギンはシブカワイかったですね。無難なコメントです。
子爵のコメント:すごいよアニメ!君はいつかやってくれる子だと思っていたよ!無理に褒めてくれなくて良いです。

その夜
姫様が私の部屋をこっそりと尋ねてこられた。
「ようこそこんなむさくるしいところにいらっしゃいました」
所狭しと電子レンジ、サンドバッグ、ツインファミコン、ガンパレ攻略本、アタッシュケースなどなど並んでてほんとにむさ苦しかった。
とりあえず冷蔵庫からこーらをお出しする。
ひたすらに珍しがられていた。私も毎日珍しいです。

どうやら姫様は愚痴を言いに来たのと、密かにアルビオンの王子が持つ手紙を取り返してほしいらしい。
    クイクイ
ん?なによ?
    クイクイ
BALLSが何かガラス盤と文字盤が合体した箱を持ってきた。

ポ〜〜ン
      アルビオンにいるウェールズ皇太子と通信がつながりました。

箱のガラス版に映し出されたのはウェールズ王子そのひとだった。
うはっwwwアンタラそんなこともできちゃうの!?
そこからはもう愁嘆場でした。
亡命するしないで引き合ったり、愛している愛していないでもめたり、姫様号泣したり。
どっちにしても飛車角金銀歩をとられて王手されてるようなものなので、脱出もままならずどうしようもないそうだ。
却って残酷なことしちゃったかな?

王子様なんとかならない?とグランパに聞いたら無理ではないとのこと。
なんとかなるんですかそうですか。
グランパ曰く、なんとかなるではなくなんとかするのだとのこと。
つまりなんとかするなら私もアルビオンへ行く必要があるのだと。
見も知らぬ誰かのために血を流す覚悟はあるのかということだ。

わかりました、女ルイズ、一肌脱ぎましょう。
(少なくとも手紙は直に回収する必要があるみたいだし。)
姫様には思いっきり抱きつかれて頼まれた。
国とか王女とか関係なしにやらねばならないだろう。友達だから。


でも、立ち聞きしてたギーシュは正直足手まといだと思った。この時は、だが。
この時点でまさかギーシュが勝利の鍵になろうと予想していたのは、OVERSぐらいしかいなかっただろう。
え?グランパもわかってたの?


56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:01:19 ID:2b+JkXDX
>下から競りあがった金属板は見事にキトーをヒットし、悶絶させた。
こっそりとシモいネタをw

>>54
そして2行目自重w

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:02:21 ID:ZLGstRXS
もうグランパやりたい放題ww支援

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:02:44 ID:KdrwU3dD
>所狭しと電子レンジ、サンドバッグ、ツインファミコン、ガンパレ攻略本、アタッシュケースなどなど並んでてほんとにむさ苦しかった。
>とりあえず冷蔵庫からこーらをお出しする。
なにこの……この…… 支援

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:03:04 ID:/ipCLSYb
ルイズたちの順応性は異常w支援

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:03:06 ID:2b+JkXDX
>この時点でまさかギーシュが勝利の鍵になろうと予想していたのは、OVERSぐらいしかいなかっただろう。
生存の鍵ではなく勝利の鍵だと!?

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:03:26 ID:K1eK7gOS
もう魔法世界じゃないwwwwww支援

62 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/23(木) 22:03:45 ID:0Q4SSrBb

次の日
いざ、アルビオンへ!
空中大陸へ行くため、BALLSたちが船を調達してきました。

………………………………おでれーた。

どうも昨晩姫さまが来た後、一晩の突貫作業で作り上げたらしい。
一晩しかなかったので小型ですまないとのこと。充分でかいよ。
ちゃんと最低限の武装もしているらしい。
操舵士を紹介された。こないだのメイドだ。
家訓とやらで髪をピンクに染めたメイドはシエスタ・カトー・タキガワ5世と名乗った。
なんでも彼女のひいおじいさんがグランパの戦友なんだそうだ。相当に有能な竜騎士だったらしい。
彼女の家系はえんじんがついてるものならなんだって動かせるお家芸を持ってるそうだ。
グランパってかなり年上だったのね
250歳近いんだそうだ。すごっ
デルフリンガーは6000歳だけどあんまりすごさを感じないのはどうしてだろ?

私は艦長席に座ることになった。
この座ると90度回転する椅子はデフォルトらしい。
目の前にある机やガラス板のおかげで前が良く見えないのが玉に瑕だ。BALLSなだけに。
艦長席は私の身体に合わせた設計ではないらしい。
グランパはBALLSと連絡取ってるので航海長席。
シエスタはもちろん操舵士席。
ヴェルダンデは耳が良いので水測長席。
ギーシュはやることないんで飛行長席。
他の席にはBALLSがかじりついている。
でもモグラに負けてるギーシュってどうよ?

ぷろぺらを回して発進するヴァリエール1号。
ふと窓の外を見るとグリフォンに乗ったワルド子爵が追いかけてきていた。
婚約者をわざわざ見送りに来てくれたのね。
ワルド様がどんどんと小さくなっていった。この船早いのね。
ワルド様が手を振っている。私も手を振り返した。

            アルビオンへ向けて出航しました!!!


63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:04:05 ID:BvSG10eV
カオス過ぎるwwwwwwwwww

64 :名無しさん@お腹おっぱい。:2007/08/23(木) 22:05:02 ID:15h18mF3
支援
ワルドおいてけぼりwwwww

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:05:11 ID:S8UzXq8a
ワルド涙目wwwwwwww

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:05:17 ID:NKIuXTy9
支援 ワルドかわいそう

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:05:19 ID:KdrwU3dD
ワルド哀れwwwww

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:05:23 ID:PRWDmSvl
エンジンとPCエンジン吹いた支援

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:05:34 ID:2b+JkXDX
まぁパソコンとかゲーム機は若い方が飲み込み安いからな……。
そしてワルド置いてかれたー!?

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:05:58 ID:lXjMpmtm
さらばワルド支援

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:06:03 ID:BvSG10eV
さらばワルドwww

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:06:12 ID:/ipCLSYb
ワルド吹いたw支援

73 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/23(木) 22:06:20 ID:0Q4SSrBb
以上投下が終わりました。
花を聞きながらセーブが終わるまでお待ちください。

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:06:23 ID:tipY8VyV
>玉に瑕だ。BALLSなだけに。
おいwwwww

90度回転する椅子と言ったらグレンダイザーだろう支援

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:06:40 ID:K1eK7gOS
ワルドがんばれ支援

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:06:48 ID:ZLGstRXS
ここまで爽快に置いていかれたワルドはいないwwwwww

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:07:11 ID:TRMhMMio
ちょw悪い度www支援したくなる

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:07:23 ID:kq+egxNj
アルビオン貴族派5万 VS BALLS100万か?www

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:09:00 ID:PRWDmSvl
ってか、シエスタ、タキガワ一族か
・・・タキガワ他世界で浮気してよくころころされなかったな

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:09:11 ID:3J2NwL/g
乙wwww
アルビオンが哀れすぎる・・・・w
何せいくら壊しても壊してもあっという間に直して再生して改良して復活してくるからなw
さすが圧倒的な文明差を持った宇宙人ともあほらしいほどの物量作戦で倒しただけはあるw
ってか、もうハルゲニアは天下を取れるんじゃ・・・w

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:09:20 ID:+TsNb8fX
>>78
BALLSは人類の味方だからなぁ、下手すると相手方にもいるぞ

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:09:37 ID:uKkelNXd
つかヴァリエール1号でアルビオン貴族派を蹴散らせるような気がするw

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:09:37 ID:/ipCLSYb
GJ!
技術が世代を飛び越えすぎていて
その凄さがルイズたちには理解できないのだなw
タキガワとかいろいろとツッコミどころはあるけれど
最後のワルドは正直ずるいw

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:10:19 ID:SFT6UOfq
>>81
エルフとか亜人はどうなんでしょう?

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:10:43 ID:pxA2oXGf
ワルドwwwww

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:11:51 ID:8+ngCUA6
>>73
花、花、どんな花♪こぼれる様に咲き誇る♪

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:12:15 ID:PRWDmSvl
そういえばBALLSって人型作れば介入できるよな
敵もちょうど一万だし、現実世界から大量のプレイヤー介入して大絢爛舞踏祭の再現で一万の敵VS希望号改10万機とかになるのだろうか

88 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/23(木) 22:13:09 ID:0Q4SSrBb
ヴァリエール1号は基本的に夜明けの船を参考にしてた構造なので
外の音は基本的に聞こえません
水測には聞こえてますが聞いてるのはモグラだ!
シールド突撃とかないからね?5万はまだ蹴散らせないよ?


89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:13:46 ID:8+ngCUA6
> 水測には聞こえてますが聞いてるのはモグラだ!
グランパ、例のイルカとかと同じ感覚で採用しちゃうから…

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:16:01 ID:XEa30jX+
ギーシュ経由でなら、ワルドの声は聞こえるの……か?

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:16:31 ID:EHEI0NC6
ワwルwドwwwwwwwww

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:17:36 ID:+TsNb8fX
>>84
BALLSが人類だと判断する基準はよくわからんね
ネーバルウィッチに無断で戦争しかけるくらいだから
見掛けで判断してる訳じゃないのは確かだけど

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:17:56 ID:2b+JkXDX
夜天ではルイズ一人旅で今のところ出番なし、BALLSでは物凄い勢いで置いていかれると
今の所、このスレ投下のワルドは決闘とかそんなレベルじゃない悲惨さだなw

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:18:07 ID:O6jSrbuX
>>90

このノリだと確実に気合いの入った見送り扱い
うっすら聞こえる声は声援扱い


95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:18:51 ID:okE6o2xE
さっすがBALLS! 既にアルビオンにも広がってるぜ!支援

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:18:59 ID:cD+1WbrO
73の才能に嫉妬

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:20:03 ID:+TsNb8fX
>>88
ワルドカワイソスw
投下乙

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:20:45 ID:2YViQxHm
GJ〜〜〜

ワルド哀れ

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:20:52 ID:uKkelNXd
BALLSの人類判断は、一応ルイズを基本に算出されてるような気がするな。

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:21:19 ID:zJB2zEio
夜天だとリインフォースのおかげで強力なメイジになってるしな
そういえばデルフもシエスタもギーシュもスルー

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:21:25 ID:dGbtDd95
>>花を聞きながらセーブが終わるまでお待ちください
ってそれ俺屍!あんたかなりのアルファシステムのプレイヤーだな!



102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:22:20 ID:NKIuXTy9
元ネタの絢爛舞踏祭を全然知らないけど読んでて面白いね

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:22:35 ID:tipY8VyV
>>99
それだとタキガワの血を引くシエスタはともかく、フーケやテファが危ない!

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:23:40 ID:okE6o2xE
>>103
そこはルイズを基準にした知類皆兄弟が適応されるはず!

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:23:40 ID:fked8vY5
誰が胸を基準にすると・・・

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:24:36 ID:2b+JkXDX
>>100
夜天はルイズの夢で左手に流麗な剣〜と言う記述があったからまだ諦めてない俺が居る。

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:24:50 ID:gbBsGlBH
>>92
絢爛世界の紹介によれば、
>これをBALLSのせいにするのは酷であろうとは、歴史家の評である。BALLSが作られた21世紀には、宇宙人とのファーストコンタクトは、想定に入っていなかった。
>BALLSは敵からの攻撃を環境の変化と位置づけて自動対応して自衛しただけだという意見である。
>この意見は、太陽系では2255年現在も、2224年当時も広く受け入れられた。
>この意見がBALLSに生活を依存する知々の間では一番怖くない解説だったのだと、歴史家、ミズキ・ミズヤは辛辣に書いている。
らしい。

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:25:50 ID:WJsztK3e
>>100
(´・ω・`)<ギーシュさん以外はそのうち出るよ?

|)彡 サッ

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:27:03 ID:HB5R1/OT
>>88
今、「まだ」って言ったー!?w

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:27:58 ID:9JGa8Sn7
夜天GJ!
ルイズと本だけの旅はすごく気になる、なんかワクワクする展開だ。

ヴァリエール1号GJ!
アルビオン逃げてー!

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:29:40 ID:/ipCLSYb
>>88
ヴァリエール「1」号が非常に気になる

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:30:49 ID:okE6o2xE
>>107
人類を含めた知類は、BALLSに寄生して生きてる寄生生物だと思われる位にBALLSに頼りきりだったよな。

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:30:57 ID:PRWDmSvl
そういえば、ヴァリエール1号の”最低限”の武装って何なんだろうな
・・・ミサイル?

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:31:02 ID:zJB2zEio
>>108
ギーシュオワタ

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:32:04 ID:AlatulS3
絢爛舞踏祭乙!
希望号や士翼号は出る余地あるのかな。

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:32:55 ID:rcZyQJpQ
>>111
きっとその内2号とかV3とかヴァリエールマンとか出て来るんだよ

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:33:46 ID:LdJQNBr/
>>116
そしてXとかアマゾンとかストロンガーとか

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:33:52 ID:+TsNb8fX
>>107
それグレートワイズマンの遺跡を人類から隠匿するために
BALLSが色々やったっぽいんだけど、詳細はよくわからないわ

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:34:08 ID:NKIuXTy9
ちなみにBALLSの外見は
「丸いボディに4本の折りたたみ収納式の足」
ってことでハロみたいな感じと勝手にイメージしてるが合ってるのかな

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:35:54 ID:gbBsGlBH
>>119
ttp://www.kenran.net/cha/cha17.html
グランパ。

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:36:11 ID:8+ngCUA6
>>112
でも俺、凄い感動したんだ
「太陽系知類の諸君、その一員として私は言う。兄弟を助けろ」
あと知類の席が用意されていたってとこで涙腺潤む俺マジ年とった

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:37:26 ID:+TsNb8fX
>>120
久しぶりに見たけど、やっぱり眉毛に見えるw

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:37:57 ID:dv493kBm
>>107
第ゼロ法則ですね。

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:38:25 ID:gbBsGlBH
>>121
アルファは所々で正統派の燃え展開を持ってくるから好きだw

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:39:16 ID:o3Ttc90p
キトー打撲なギトーと捨てられた悪奴、悲惨な彼らの為に支援

126 :侍の使い魔:2007/08/23(木) 22:40:55 ID:soZFhERb
まとめの各話のサブタイトル考えた方
また、保管してくれた方ありがとうございます。
というわけでサブタイトル募集。
自分考える力はなさそうだから(汗)

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:41:55 ID:u+M7b52i
流石ハードボイルドペンギン!
王女に惚れられるなんて流石だぜ

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:46:06 ID:gbBsGlBH
ところで絢爛舞踏祭のプレイヤーキャラクターが義体なのは知ってるんだが、
プレイヤーがゲームをプレイしてない間は倉庫に放り込まれてるって聞いたんだけどマジで?

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:46:30 ID:MKpYgldz
サブタイトルって作者がこだわってなければ別にいらなくね

130 :Zero ed una bambola:2007/08/23(木) 22:47:02 ID:iISqzhLt
投下予約しても大丈夫?



131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:47:59 ID:LzF5ci9l
グランパ召還つぼにハマタwwwwwwwwwwwwwwwww

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:49:26 ID:xHJB/gR3
>>126
作者が知らないうちに勝手にサブタイトル付いて勝手にまとめにまでのったってこと?

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:53:03 ID:zn/67shs

>>126

「魔法少女に知り合いはいねぇ」

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:55:09 ID:u+M7b52i
支援

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:55:29 ID:lw7Y78RO
>>132
いつぞや小ネタ的にレスがあって、それを誰かが気を利かせすぎてwikiに載せてしまった、と言う流れなんではないかな。
作者本人の承認が後付けとはいえ取れたんだからまあ、以降は事前にきちんと確認とりましょうね?という感じで締めておくべきでは。

136 :MtL:2007/08/23(木) 22:57:00 ID:CzUkdGCe
Zero ed una bambolaさんの後に予約ー。

他の方いませんよね?

137 :侍の使い魔:2007/08/23(木) 22:57:11 ID:soZFhERb
>>132そういうことになりますね。
私は全然気にしませんけど。


138 :Zero ed una bambola:2007/08/23(木) 22:59:26 ID:iISqzhLt
10分後に投下します


139 :侍の使い魔:2007/08/23(木) 22:59:59 ID:soZFhERb
>>135そうれもそうですね。
一応確認は取っておいてください。
できればまだサブタイトルがついていない話でお願いします。


140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:00:47 ID:MKpYgldz
予約状況
Zero ed una bambola→MtL(敬称略)

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:07:20 ID:2YViQxHm
来い来い来い乞い鯉恋故意

142 :Zero ed una bambola:2007/08/23(木) 23:10:21 ID:iISqzhLt
Zero ed una bambola   ゼロと人形



食堂では他の生徒より一足遅く、ルイズが席に着いた。するとまたもルイズのそばにキュルケがやって来た。

「ちょっと!あっち行きなさいよ!」
「あなたに用はないわよ。ねぇ、アンジェちゃんは・・・」
「アンジェなら先に食事に行かせたわ。」
「それで食事の後にあんなことさせてるの?」

キュルケが指差す先、そこにはメイド服を着たアンジェリカがシエスタと供にケーキを配っているではないか。

「な、何やってんのよ!アンジェは!」
「落ち着きなさいよルイズ!」





コック長のマルトーは今食事をしている少女、アンジェリカが苦手だ。
今朝初めてあったとき、その髪の色も相まってシエスタの妹と思ってしまったが、今ではそんなことは露にも思わない。
アンジェリカの人形めいた容姿、シエスタや他のメイド達は可愛いというが理解できない。何よりもあの笑顔。機械じみたその笑顔は不気味で背筋がぞっとする。
だからマルトーはこの少女アンジェリカが苦手だった。

「マルトーさん、マルトーさん」
「おう、どうした」

シエスタが話しかけてくる。仕事に集中しなければ、そう思いケーキの配膳に取り掛かる。

「アンジェリカちゃんにケーキをあげてもいいですよね?」
「ああいいぜ。そのために余分に用意してあるからな」
「そうなんですか。ありがとうございます。アンジェリカちゃん、お礼は?」
「ありがとうございます。それで、あの、紅茶はないのですか?」
「紅茶?まってな、すぐに淹れてやるからよ」
「アンジェリカちゃん、紅茶好きなの?」
「はい。紅茶とケーキには幸せの魔法がかかっているんですよね」

そういってアンジェリカは小さく笑う。機械的でない、無邪気な少女らしく笑う。
『なんでぇ。ちゃんと笑えるんじゃねぇか』
マルトーはアンジェリカの頭をぐしゃぐしゃと撫でる。

「わわ」
「マルトーさん!そんなふうに撫でたら髪が乱れちゃいます」

シエスタはそういってケーキを食べているアンジェリカの髪をすく。

「はは、すまねぇ。しかし、紅茶とケーキには幸せの魔法がかかっているか。わかってるじゃねぇかお前」

そうだ、こういう子供がしっかり笑えるように大人達が頑張らなければならないのだ。

「アンジェリカっていったな。気に入った。いつでもここに来な、好きなもん食わしてやるからよ」
「はい、ありがとうございます」
「よかったね、アンジェリカちゃん」

もうマルトーはこの少女、アンジェリカが苦手ではない。



143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:10:58 ID:8+ngCUA6
支援

144 :名無しさん@お腹おっぱい。:2007/08/23(木) 23:11:20 ID:15h18mF3
支援

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:11:27 ID:QZvfBewd
アンジェリカ……あれ、何でか涙が出てきた支援

146 :Zero ed una bambola:2007/08/23(木) 23:13:21 ID:iISqzhLt
「シエスタちゃん」
「何?アンジェリカちゃん」

ケーキを食べ終えたアンジェリカはシエスタに話しかける。

「あのね、お世話になってばかりだから私もシエスタちゃんのお手伝いがしたいの」
「え?お手伝い?」

シエスタはマルトーに目を向ける。好きにしな、マルトーの目がそう語っていた。

「じゃあねぇ、そうだ。これからケーキの配膳があるからそれを手伝ってくれる?」
「はい、お手伝いします」
「えーと、その服じゃ汚れたら困るから・・・。そうだこっちに来て着替えましょう」

そういってシエスタはアンジェリカを連れて厨房を出た。


着替えたアンジェリカの姿はメイド、そうまさにメイドそのものだ。

「少し小さいサイズが合ったからどうかと思ったけど、ぴったりね」
「似合いますか?」
「ええ、似合いますよ。じゃあ行きましょうか、アンジェリカちゃん」
「はい、シエスタちゃん」

シエスタとアンジェリカは二人でケーキの配膳に取り掛かった。


「それじゃあ、アンジェリカちゃんお願いね?」
「はい!」

シエスタがケーキを乗せた大きな銀のトレイを持ち、アンジェリカがそれを貴族達に配っていく。

「ちょっとアンジェ、アンジェ!」

ルイズがアンジェリカに声をかける。

「どうしたんですかルイズさん?」
「どうしたじゃないでしょ?あんた何してんのよ」
「お手伝いです」
「お手伝い?」

ルイズはシエスタに目をやる。

「あの、ヴァリエール様、そのぅ」
「ルイズさんわたしがお手伝いしたいって頼んだんです」

答えに窮したシエスタに代わり、アンジェリカが答える。

「そ、そうならいいわ。でもねアンジェ、次からわたしに一言いうのよ」
「はいわかりました」

そういってまたアンジェリカはケーキを配り始めた。

「やーん、アンジェちゃんかわいいー」
「き、気持ち悪い声ださないでよ。この変態ツェルプストー」



147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:14:52 ID:1JGT5mk7
アンジェはほんと可愛いなあ・・・うぅ(涙) な支援

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:15:04 ID:2YViQxHm
・・・いかん、アンジェと聞いてちみっこいゴム怪鳥を思い出してしまった

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:15:18 ID:ZLGstRXS
マルトーの親方・・・支援する

150 :Zero ed una bambola:2007/08/23(木) 23:16:13 ID:iISqzhLt
騒がしい彼女達を尻目にアンジェリカとシエスタは淡々とケーキを配っていた。
すると何やら貴族の少年の一団のほうからアンジェリカの足元に小さなガラス壜が転がってきた。

「落としましたよ」

アンジェリカは拾ったガラスの小壜を指し出し、一団の中にいる金髪の、薔薇を胸に挿した少年に問いかける。

「これは僕のじゃないね。君は何を言っているんだ?」

少年は否定するが周りにいた彼の友人達が騒ぎ出す。

「それは香水?モンモランシーの香水じゃないか?」
「するってぇーと、ギーシュはモンモランシーとお付き合いなすってるてことで?」
「ち、違うぞ!」

ギーシュと呼ばれた少年は慌てて否定しようとしたがもう遅かった。

「ギーシュさま・・・」

栗色の髪の少女がボロボロと涙を流しながらやって来た。

「け、ケティ。いいかい、誤解しないできいておふぉおおおおお」

ギーシュが言い訳を言い終わる前に、手首のスナップが効いた素晴らしいビンタが彼の頬を襲う。

「さようなら!」

ケティと呼ばれた少女はそう言い残し立ち去った。
その様子を見届けた巻き髪の少女が静かに立ち上がり、ギーシュの席まで歩いてきた。

「ご、誤解だよモンモランシー、彼女とは遠乗りに出かけただけだよ」
「あの一年生までに手をだしたのね。うそつき!」

モンモランシーはテーブルの上のケーキをギーシュの顔にぶつけ、そののまま去っていった。


沈黙がその場を支配する。だがアンジェリカはギーシュが余りに滑稽でクスクスと笑ってしまった。

「僕を笑うのは誰だ!」

ギーシュが叫ぶ。



Episodio 5

Magico della felicita
幸せの魔法


151 :Zero ed una bambola:2007/08/23(木) 23:18:48 ID:iISqzhLt
投下完了

マルトーとマルコー、何回か間違えてたりする・・・

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:18:55 ID:tipY8VyV
ギーシュホッパー「今、誰か僕を笑ったのか・・・?」

153 :MtL:2007/08/23(木) 23:25:27 ID:CzUkdGCe
では投下しますー

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:27:17 ID:NqCf6mrv
しえ☆すた

155 :MtL:2007/08/23(木) 23:27:24 ID:CzUkdGCe
マジシャン ザ ルイズ (6)決死の一撃

「貴様!?まさか……シャイターン!?」
口から血の泡を漏らしながら、この世界で最も恐れられる種族の一つ、エルフの男が呟いた。
既に剣士人形ヨルムンガンドはただの残骸と化し、周囲に散乱している。
ワルドの放った手刀に胸から背中にかけてを貫通され、エルフのビダーシャルの生命の灯もまた、尽きようとしていた。

「シャイターン…これが!世界を汚した悪魔か!」
ワルドの口元がつり上がると、狂気を滲ませながら嬉しそうに、その手を捻った。
「エルフのビダーシャル。中々に面白い余興だったが、どうやら貴様でも私には役不足のようだな」
「ほろ、びよ、悪魔っ!、…我が一命をかけて!道連れにしてくれるっ!」
口から一際大きな血塊を吐くと、ビダーシャルはその両手をワルドの背後に回し、力の限り抱きしめた。
これから目前で行われる最高のショーに期待するワルド、力の限りしがみつくビダーシャルには目もくれない。
「滅…せよっ!」


閃光 圧縮 拡散 爆発


現れたのは小さな光球、それが周囲の空気を吸い込みながら一反小指の先ほども小さくなり、そして突然に膨れ上がった。
ビダーシャルの命をかけた先住の魔法が発動し、オルレアン公屋敷が激しく振動する。
中庭に発生した地上の太陽により、破壊、蹂躙、一切の抵抗を許さない暴虐が生まれようとしていた。
何もかもを焼き尽くす超大な熱量が万物を無に返そうとその牙を剥く。

だが、暴君がオルレアン公爵邸を飲み込もうとしたその瞬間、幾重もの巨大な魔法円が現れ出でて、それを包み込んだ。
白球を包み込む魔法円、それに抵抗するように激しく暴れまわるコロナ。
広がろうとする力と、押さえ込もうとする力、それらが一瞬拮抗し、すぐさまその勝敗が決する。
地上に産声をあげかけた太陽は、時間を巻き戻すように急激に縮小していく。
そしてやがては蝋燭の火ほどにも小さくなり、消滅したのであった。

擂り鉢状になった爆心地、そこで唯一形を留めているものは、何事も無かったかのように佇む男の姿のみ。


ワルドが正面から屋敷に戻ると、そこには腰を抜かした老執事の姿があった。
気にせず客室も戻ろうとして横を抜けようとした時、ふと思いとどまり立ち止まる。
そうして腰を抜かしたまま、膠着している老人に語りかける。
「申し訳ないが紅茶が冷めてしまった。新しく入れ直してもらえないかな?」
一も二も無く頷いたペルスランが、足を縺れさせながら厨房へ走り去ってい姿を見て、ワルドは小さく笑うのだった。








156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:28:40 ID:eyVgwiFx
だれか初代でもリメイク版でもドラマ版でも良いから
戦国自衛隊を召喚してやってくれ
もちろん最後の方は弾薬とか尽きてきて・・・OTL

でも錬金とかでなんとかなるのか・・・

157 :MtL:2007/08/23(木) 23:30:02 ID:CzUkdGCe






タバサの手の中には一通の書簡が握られている。
ガリア王国、北花壇警護騎士団所属騎士タバサ、それが今の彼女である。
タバサは既に何度も読み返した書簡を広げ、その内容をもう一度確認した。
そこには大仰かつ、事務的な用句と文言で飾られた文章が踊っている。
その末尾には騎士団長のサインがなされ、これが公式な王国からの命令書類であることを示していた。
長々とした文章に対して、その内容は至って単純。
内容を纏めると以下のようなものであった。

「旧オルレアン公爵邸に潜伏している男を暗殺せよ」

内容を確認したタバサの表情がこわばり、歯噛みした音がならされる。
何故よりによって旧オルレアン公爵邸なのか。
旧オルレアン公爵邸、そこはタバサにとって最も重要な、聖地と言っても過言ではない場所である。
屋敷には老執事、数名の召使、そしてタバサの母がいたはずなのである。
突如届けられたこの奇怪な命令書には、オルレアン公爵屋敷の人間がどうなったのかは記されていない。
そこには王家に逆らう男が屋敷を占拠して潜伏しているとしか書されてはいない。
他に情報として示されているのは、既に数名の北花壇騎士が、男の討伐に投入されたらしいということくらいだ。
これは自分以外の北花壇騎士が既に男に葬られているらしいことを示唆している。

北花壇警護騎士団。
ガリア王家の汚れ仕事を一手に引き受けている組織である。
お互いに名前も顔も知らない、名誉とは無縁の闇の騎士達。
しかし、それだけにその実力はは他の騎士団の騎士達を凌駕する手練達である。

その北花壇騎士が既に数名、投入されている。
これは明らかに異常な事態である。
トライアングルクラスのメイジであるタバサと同様かそれ以上、その上で勝つために手段を選ばぬ戦いのプロフェッショナル。
それらが赴き、帰ることが出来なかった死地、それがタバサの聖地の今の姿なのである。

書簡を握るタバサの手に汗が滲む。
これまで何度もガリア王家の命令を受け、それを実行してきたタバサである。
しかし、それらが手遊びに感じてしまうほどに、今回の命令は重く圧し掛かっている。

シャルロット・エレーヌ・オルレアン、それがタバサの本当の名前である。
王弟オルレアンの娘、つまりは王族である。
しかし、父は謀殺され、残った母は自分の身代わりに毒を呷って正気を失った。
王族という肩書きは呪いの様に彼女から様々なものを奪った。
彼女に残されたのは屋敷一つに我に帰らぬ母のみ。
それらを守る為にタバサは騎士となり、王国に自身の有用性を示してきた。 
たとえ王の気まぐれであろうとも、自身に出来る最善の努力、それが今生きている母と自分に繋がっていると信じている。
だが、書面を見るだけで感じる恐怖、それが一つの矛盾として浮かび上がってくる。
生きる為の努力、その延長上に感じる濃厚な死の気配。
けれど、やらねばならない、何よりも母の為に、タバサはオルレアン公爵屋敷へと戻らなければならない。

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:30:21 ID:UAfaLwjE
ワルド支援

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:30:23 ID:QZvfBewd
ワルドまじこええええええええええ支援

160 :名無しさん@お腹おっぱい。:2007/08/23(木) 23:31:57 ID:15h18mF3
ワルドマジ悪人支援

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:33:18 ID:7sIyK1X7
sienn


162 :MtL:2007/08/23(木) 23:33:36 ID:CzUkdGCe


「きゅいきゅい!お姉さまどうしたの?顔色が悪いの、お腹でも壊したの?」
「なんでもない」
書簡を燃やし、既に支度を済ませてあった鞄を手に取るタバサ。
「おでかけ?おでかけなーのー?お姉さま!嬉しいな嬉しいな、お姉さまとお出かけ!」
「任務」
「えー、お城いくのお姉さま。お城喋れないから嫌い!きゅいきゅい」
タバサは文句を言っている使い魔シルフィードに構わずに跨った。
「城じゃない、屋敷」
「お屋敷?やった!じゃあ頑張る、きゅいきゅい!」
先ほどまでの黒い霧のような絶望感が、多少なりとも薄れたのを感じるタバサ。
その手をそっとシルフィードの首にやり、優しく撫でる。
「あっ!でもお腹すいたのお姉さま!」
「………」

力強く羽ばたくシルフィード。
進路は一路、暗雲立ち込めるガリアへ。


                   中々面白い趣向だよガリア王、しかし、それもそろそろ飽きた。
                               ―――閃光の影魔道師ワルド

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:34:14 ID:ZLGstRXS
上2作品との温度差で尚更怖ぇーよw支援

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:34:20 ID:DOn6cVfL
こっちのワルドはカッコイイな支援

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:35:43 ID:DfDCDXlx
はじめてクロスSS書いたんだけど、投下予約しておk?

166 :MtL:2007/08/23(木) 23:36:02 ID:CzUkdGCe
投下終了です。
次回からワルドが本筋に合流ですー。

硬直と膠着を間違った…

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:37:20 ID:tUAKkJ4E
ok

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:37:55 ID:QeUob5+j
>>165
いいと思うのらー

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:37:57 ID:EnbSYYTF
>>165
今、予約は入っていないはずだっ

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:39:50 ID:fZrEz4SV
>>165
歩道が(ry

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:40:30 ID:DfDCDXlx
ではあと5分したら投下します
ちょっとマイナーネタだけど許してね

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:41:00 ID:TRMhMMio
マイナー上等応援

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:42:08 ID:2YViQxHm
マイナーかどうかの判断はユーザーに一任する!

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:43:22 ID:dv493kBm
どんなネタでも、なぜかファンいてそれなりに盛り上がるのがこのスレだから問題なし。

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:43:23 ID:7sIyK1X7
このスレにはたいていのネタに反応できる住人層を持つから大丈夫支援

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:45:27 ID:DfDCDXlx
〜プロローグ〜

ジリリリリリリ…!

朝だ。
目覚まし時計が鳴ってる。
俺は目を開ける。
見慣れた天井、俺の部屋だ。
そうだ学校に行かなくては。
これ以上休むと単位が危ない。

朝、自分の部屋で目覚めて、学校に登校する。
「よしっ!」
この事実が嬉しくて一人でガッツポーズをする。

「おはようございます柊さん。昨日はよく眠れましたか?」

目覚まし時計が鳴り止み、聞き慣れた声がした。
これは間違いなく悪魔の声だ。

「まずはこの度の任務ご苦労様でした。あなたの活躍でまた世界は救われました。」

そいつはいつの間にか俺の部屋にアンティークなテーブルと椅子を持ち込んで、優雅に紅茶を飲んでいた。

「さて一晩ゆっくりと休養を取ったところで、次の任務です。いきなりですが、世界が滅亡の危機に瀕しています。」
「俺が留年の危機に瀕してるるんだよ!学校に行かせろおおおおおっ!!」

毎度の事ながら思う。
俺、柊蓮司は不幸だと…


ナイトウィザード外伝
ゼロの魔剣使い


177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:46:14 ID:7sIyK1X7
支援

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:46:39 ID:TRMhMMio
真っ黒剣支援

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:47:40 ID:7sIyK1X7
支援

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:47:40 ID:QZvfBewd
下がる男支援

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:47:41 ID:DfDCDXlx
「単位の事なら心配しなくて結構ですよ。今回は事が事だけに長期任務になってしまいますので、こちらの方でなんとかしておきます。」
そんな事ができるなら毎回してほしい。
この女はアンゼロット。
見た目は少女にしかみえないが、実際は何百年と生きているウィザードだ。
そして俺達が住むこの世界『第八世界ファー・ジ・アース』の守護者でもある。
「あなたは今年度いっぱい学校に行かなくても、来年の春には2年生に進級することが決まってます。」
は…?聞き間違えか?
今こいつ、『2年に進級』って
「なぁ、俺は今3年生だから今年で卒業なんだが…」
「あら、そうでしたか。今確認しますので、紅茶を飲んで待っていて下さい。あ、それからいつもの輝明学園の制服に着替えておいてください。」
アンゼロットは紅茶を注ぎ0-PHONEをかけた。
(よかった、なんとかなるのか)
俺は安心して紅茶を口に含んだ。
「私です。いますぐ柊蓮司を輝明学園の1年生にしなさい!」
「ぶはっ!」
俺は全力で紅茶を吹いた
「これで来年は2年生に進級できます。よかったですね。」
「全然よくねーよ!むしろ悪くなってるじゃねーか!」
この女は俺に嫌がらせをして楽しむからたちが悪い。
「これ以上文句があるのでしたら、進級の話は無しで、また1年生からでもいいんですよ?」
勘弁してくれ…
「わかりましたか?返事は『はい』か『イエス』で。」
「…はい」
この女には逆らうことほど無謀なことはない…


182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:47:45 ID:KPB2KLAn
落ちる男支援

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:47:49 ID:MMohMuni
アニメ化記念支援

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:47:56 ID:gDg/2Zri
>>155
お、初めてリアルタイムで読めた
毎回クオリティの高い作品なので楽しみにしてますw

>>176
支援w

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:48:26 ID:qNkyIjew
支援

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:48:46 ID:ltnLXFPk
卓ゲでおそらく一番有名な下がる男じゃないか支援

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:49:07 ID:KdrwU3dD
柊は自分を不幸だと思った事はねーぞ 支援

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:49:36 ID:25ORaCyL
下がる男支援

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:50:00 ID:7sIyK1X7
支援

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:50:28 ID:1JGT5mk7
そういや自分を不幸だと思ってないのが一番の不幸だよな支援

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:50:40 ID:KPB2KLAn
銀河皇帝ヒイラギ32世支援

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:51:28 ID:TRMhMMio
下げチン支援

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:51:28 ID:c17tIyBm
エターナルチャンピオンになりつつある柊が個人的にはあまり好きではないが……どう料理するか期待、支援

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:51:35 ID:2YViQxHm
支援・増殖・再発・支援

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:51:39 ID:DfDCDXlx

「任務の話ですが、時間がないですので着替えながら聞いてください。」
こいつの前で着替えるのか。
俺がちょっと照れ臭いのに、まったく動じないとはさすがだな。
と言うかこいつが動じてるところなんて数えるくらいしか見たことないがな。

「では今回の任務なのですが…柊さんには異世界へ行っていただきます。」
またか…
そう俺はいままでに何回か異世界へと行ったことがある。
「その異世界はこちらの世界からみてifの世界、それこそ世界の根源から異なる世界。こちらの常識は通用せず、世界の理そのものが違う世界です。」
「ちょっと待て、そんなところに俺を送り出すつもりか?」
いままでとは桁違いにヤバイじゃないか。
最悪帰ってこれないじゃないか。
「仕方がありません、既に決まっている事柄なのです。そして貴方はその世界ではレベルが0でなくてはなりません。」
既に決まっているだと?
どういう事だ…それよりも気になる事を言わなかったか…
「レベル0だと!そんな危険な世界に行くのにか!?」
レベル0なんて聞いた事ないぞ。
そもそもなれるものなのか?
いや、こいつだったらやりかねん。
「それも既に決まっている事です。それに…そろそろ時間のようです。」
また『決まっている事』か。
俺はアンゼロットに問い詰めようとしたその瞬間、目の前に鏡が現れた。
黄金の綺麗な鏡だ。
いったいなんだこの鏡は?
まさかエミュレイターの仕業か!

「では行って来て下さい。大丈夫、あなたは必ず帰ってこれます。既に決まっていますから。」
いつの間にか俺の後ろに立っていたアンゼロットは、俺の背中をトンッと押した。

俺はそのまま鏡に落ちていく様に吸い込まれていく


196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:52:58 ID:2YViQxHm
鏡がゴージャスになってる!

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:52:58 ID:25ORaCyL
アルティメット柊支援

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:53:24 ID:1JGT5mk7
ナイトウィザードの初期レベルは0だぞ
あと異世界に慣れすぎだ柊支援

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:54:07 ID:8+ngCUA6
> 銀河皇帝ヒイラギ32世
ググってみた
アルティメット柊という文言が気になったので更にググってみた
充実野菜吹いた

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:54:28 ID:3rjJKyCD
夜闇の使い魔支援





グィードなら大惨事だったんだろうなぁ……

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:54:41 ID:DfDCDXlx
とりあえずプロローグ投下完了です。

そういえば柊本人は自分を不幸だと思ったことが無いんでしたね・・・
まわりのプレイヤーが不幸不幸と言ってるんでしたね

失敗した・・・orz

一応、続きは書いてますので需要があるようでしたらまた投下します〜

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:54:42 ID:KdrwU3dD
やたら違和感デカイが資料どんだけー 支援

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:56:57 ID:4VGtCecX
>>156
雷管や薬莢は作れないってハゲが言ってなかったか?
魔法は一品モノのオーダーメイドは得意だけど、
逆に工業的規格品の量産はすごい苦手って説明だったような。

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:57:09 ID:SdqvQLZb
>>201
おつかれー。
「不幸だー」と言ってるのは上条さんだな。

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:57:27 ID:c17tIyBm
ていうか世界の常識が根源から違うならスルトの剣のときからそうだったんじゃない?

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:57:39 ID:DfDCDXlx
>>202
ドラマCDを除く柊が出てくるリプレイはすべて読んでます。
違和感が大きいのは「物語内の柊本人」と「リプレイをしている矢野氏」と「リプレイを読んでる自分の柊のイメージ」がごっちゃになってるからかと・・・
まだまだ未熟ですねorz

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:58:07 ID:EnbSYYTF
下がる男
魔剣が無ければただの使い

様々な呼ばれ方をするあの男じゃぁないかっ!


208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:58:36 ID:KdrwU3dD
アンゼロットからの仕事だとすぐ帰らされそうだなぁ。
とまれ、乙ー

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:58:38 ID:KPB2KLAn
モンティパイソンなヴァルキリーが出ると聞いてきますた

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:59:02 ID:1JGT5mk7

需要はとりあえずここにあるんで頑張ってくれ!!


>>205
TRPGとラノベの違いという意味かもしれん

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:01:13 ID:iCoF+mZx
デルフいらない子になりそうだな
遺産所持持ってないし



しかし魔法は使えるし、剣を杖とみなせばメイジと間違われそうだな。

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:03:52 ID:zYKEMsxS
柊の属性は風、火だから召喚者はタバサかキュルケか。

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:04:01 ID:RTzsLkjk
そこでデルフリンガー相当の「柊の魔剣」ですよ!
クライマックスフェイズでデルフリンガーの記憶が解放されて柊の魔剣としての姿を取り戻すとか。
デルフ特技の魔法吸収は護法剣相当で。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:07:57 ID:gYRHXgL8
ふと、ルイズが殷雷刀召喚を考えた。
ツンデレ同士で話が纏まらない予感!

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:08:23 ID:WMFuMCZg
だがデルフリンガーは自立式ロボットになったからなあ


216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:09:34 ID:zINC0VqA
>>203
造れないことは無いけど僅かなズレが生じるから大量生産は無理、ということじゃないか?
一つずつ丁寧に造れば弾自体は造れるかも


217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:10:36 ID:qUH0sDlh
とりあえずもうちょっと練り直して再投下しようと思います。

と言うわけでもっかい星を継ぐ者から読んできます〜

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:12:41 ID:RTzsLkjk
>>217
頑張れ、マジ頑張れ。
矢野さん視点のが多分一番自然になりそー

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:19:32 ID:3UTPq3Xb
HAHAHAHA!
ナニイッディルンディスカッ!!
そこは合せ味噌…もとい、合せ巫女でヒルコとワイバーンの合体みたく
デルフを裏切りのワイバーン師匠(魔剣)が吸収して・・・


あれ?

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:23:51 ID:JgMsCAgj
>>214
デルフ、マジ涙目ww

面白そうなのは間違いなし

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:31:59 ID:H6K/XqWg
>>211
デルフは普通に魔道具では?
それに、≪異界の業:超古代兵器所持≫≪異界の業:二刀流≫で問題は無い筈。

…精神値『下がる』けどな(笑)

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:32:33 ID:ZAhPGnLk
柊GJッ!
ていうかアンゼロット、異世界つれてくなら卒業ぐらいさせといたれよ。柊の不遇を思うと涙がちょちょぎれます。

ところで、このスレだと柊むしろメジャーだよな……

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:33:22 ID:AVJ3XljS
>>216
そこでだ。
自衛隊でおなじみの薬莢回収して、そこに火薬と弾を詰め込んで…

まぁ、ほんまの現代軍人を召喚するなら戦術とかそっち方面の知識の伝授の方が後々影響が大きそうだ

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:34:34 ID:Z94DY/WT
>>223
土木系の知識持ってる兵を召喚すると面白そうだな、と思う

225 :前スレ909:2007/08/24(金) 00:37:24 ID:OzPa7hTM
……やっぱアレか?
こうなったらもうロジャー・ヤングとラスチャック愚連隊というか、
むしろロジャー・ヤングとリコ愚連隊を呼ぶしかないのか。

世界で一番甘ったるい音楽が流れてきた。
《とこしなえに栄光みつる歩兵よ。その名を輝かしめよ、ロジャー・ヤングの名を……》

226 :221:2007/08/24(金) 00:37:31 ID:H6K/XqWg
そして、『槍』を手に入れたら≪異界の業U:三刀流≫

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:39:43 ID:/E0tIBAb
>>224
つG1デバスターを召喚
キスしたら7箇所も光るぞw!

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:40:05 ID:r7ZLaBHj
>>209
ヴァルキリーなら
ピンク色のバルキリーとピンクの髪色した彼女が居ても良いかもwww

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:40:33 ID:AVJ3XljS
ケイシー・ライバックが召喚されますた

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:45:35 ID:E7c3ewH+
沈黙の使い魔。沈黙のアルビオン。沈黙の祈祷書。

……どれもこれも嫌な匂いしかしねぇなぁ。

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:45:58 ID:Ls+HYknC
>229
厨房で光って腕組みして光って握手で光ってコキャ

232 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/24(金) 00:46:26 ID:/6GxpUBS
予約はありませんか?

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:46:56 ID:Z94DY/WT
>>229
セガール拳の威容が見られるわけですなw

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:49:09 ID:Oc0L449J
>>232
予約は無しです

235 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/24(金) 00:49:19 ID:/6GxpUBS
無いようなので投下します

「ここね」
巨大な寺院を前にして、ミス・ロングビルは呟いた。
ここはタルブの村の近くに建てられた寺院である。
入り口と思しき巨大な扉には錠前がかかっているが、学院の宝物庫のように厳重なわけでもない。
この程度ならば何とかなるだろう。
錠前にアン・ロックの呪文をかける。
ガチャンと音がして、鍵が解放される。満足げな笑みを浮かべたミス・ロングビルは、ためらうことなく巨大な扉を開いた。

「まさか、これが竜の羽衣?」
竜? 鳥? いや、これはハルケギニアにあるどんな生物とも似てはいない。
明らかに羽ばたくことはない巨大な翼。大きさは30メイル以上はある。竜などよりはるかに大きい。
だが、このような形をしているだけならばただのガラクタだと思うことだろう。
しかしミス・ロングビルにはこの竜の羽衣の特異性が手に取るように分かった。
触れれば切れそうな、名剣のごとき精悍なシルエット。
その肌は金属でありながら、鉄や銅などとはまるで異なる未知のものだ。
固定化の魔法がかけられており、さびや劣化も見られない。
「これは……予想以上かもね」
ミス・ロングビルはそっと竜の羽衣に触れた。金属独特の冷たい感触がする。
竜の羽衣というのはもともとはただの伝説であり、大して期待していなかった。だが、これは素晴らしい収穫であるかもしれない。
もちろんただの張りぼてである可能性もある。だが、もしそうでないとしたら……
あらためて彼女は陽光に照らされた竜の羽衣、かつて別の世界でブルーアース号と呼ばれ、ラダムと戦っていた宇宙船の同型機を見上げた。
それは差し込まれた陽光を反射して、鈍い輝きを放った。


ラダムの化け物が、鋼鉄をも引き裂く爪を、牙をかき鳴らしながら迫ってくる。
その醜悪な姿は、根源的な恐怖、嫌悪感を掻き立てた。
テックセットシステムは捕食した生命体、つまり私たちにラダムとしての知識や本能を植えつけると同時に、侵略のための情報も引き出す。
ひょっとしたら、ラダム獣の姿もそこから生み出されたのかもしれない。そんなことを考えながらも、わたしはクリスタルを掲げた。
「テックセッター!」
クリスタルの拡大したフィールドに包まれた身体は、ラダムの生み出した最強の肉体へと変貌する。
「テッカマンゼロ!」
変身を完了したわたしはテックランサーを構え、ラダム獣の群れの中に飛び込んでいった。
ハルケギニアの何者よりも高速で飛行しながら、次々と醜悪な化け物を切り裂いていく。
フライはおろか、レビテーションすら使えなかったわたしが、こんなかたちで空を飛べるようになるなんて思ってもみなかった。
けど、いくら倒してもラダム獣は際限なく増えて、しまいには空を真っ黒に染め上げた。
――ッ!?
ひどい頭痛を感じた。ラダムの本能が、わたしの中で目覚めようとしている。
早く、早く何とかしないと!
ボルテッカしかない。わたしは肩の装甲を展開し、ラダムの群れの中心へと狙いを定めた。
光が、反物質粒子が収束していく。
「ボル……」
「ゼロ、また僕を殺すのかい?」
必殺の一撃を放とうとしたところで、不意に声がかけられた。
倒したはずの、ありえない声。
見れば、いつの間にかテッカマンダガーが現れ、群れの中心に陣取っていた。
「な、なんであなたがそこにいるのよ!?」
倒したはず、倒したはずなのに!
「いつまで、そんな悪あがきを続けるのかな?」
「いつまでって……ラダムを全て滅ぼすまでよ!」
わたしの答えを、ダガーは一笑に伏した。そして、まるで芝居のような大仰な仕草で手を振り、言う。
「あははは! 何を言ってるんだい! 無駄なあがきさ。結局君は、ラダムに戻る運命なんだよ。ほら」
彼の声が、わたしを現実に引き戻した。ラダムの本能が、今まさにわたしの意識を侵食しようとして……
「イヤアアァァァァァッッ!!」
その叫びを最期に、わたしの意識は完全に途切れた。

236 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/24(金) 00:51:07 ID:/6GxpUBS
ルイズは自分の声に目を覚ました。
あたりは真っ暗で何も見えない。指をはじいて、ランプをつける。
ぼんやりとした明かりが、狭くて薄汚い部屋を照らす。
ここはゼロ機関が大至急割り当てたルイズの部屋だ。

ゼロ機関は、ルイズを特例で構成員とすることにしたのだ。
それも当たり前のことだとルイズは思った。
ゼロ機関とは怪物――要するにラダムのことだ――に対する調査、研究を目的として設立された組織だという。
ならばそのラダムに唯一対抗できる力を持ったテッカマンゼロ、つまり自分を手元に置きたいと考えるのは当然だ。
ルイズのほうもそれに文句を言うことはなかった。ラダムと戦う以上、その方が都合がいいからだ。
こうして部屋も用意された。倉庫を急遽改装しただけという粗末なものだったが、別に文句も言わなかった。
ラダムと戦うのに、何の不都合もなかったから。
今のルイズは、ラダムと戦うためだけに生きているようなものだった。
母親がラダムのせいで行方不明になったという話を聞き、それはさらに強く、激しいものとなっている。
だからテッカマンダガー、ギーシュを倒すこともできた。
そのことは何ら苦痛も後悔も感じていない、そのはずだった。

「なのに……なのに何で眠れないのよ!」
寝巻きは汗でぐっしょりと濡れている。悪夢にうなされたせいだ。
そして、ルイズの感じる体の変調はそれだけではなかった。
食事は喉を通らず、少し食べてもすぐに戻してしまう。心ここにあらず、といった感じでボーっとしていることも多くなった。
これが既に何日も続いている。
ちょうど公爵領から戻ってきたときからこの調子なため、ワルドたちはそこで何かあったのかと考えを巡らせていた。
それは間違っていない。しかし、彼らが真相に辿り着くことはありえない。
ルイズ自身がその心中を吐露しない限り。
そして、ルイズは誰にも言うつもりはなかった。ミスタ・コルベールに託された自分の使命を。
誰も知らないはずだ。ラダムのテッカマンの正体が、トリステイン魔法学院の生徒たちということは。
もし知ってしまったら、戦いにくくなることは間違いない。
だから、このことは自分の胸にしまっておく。何もかもが終わるときまで、永遠に。


そのように眠れる夜をすごしてきたルイズは、昼間もほとんど部屋を出ることはなかった。
ルイズに声をかけてくる人もほとんどいない。みんな恐れているのだ。あのラダムをも圧倒する、テッカマンという力を。
せいぜい食事のときにワルドが声をかけてくれるくらいで、部屋に誰かが来るということなど皆無だった。
だから、ある発見にゼロ機関が大騒ぎになっていることにも気付かなかった。
そのためドアがノックされたときには心底驚いた。ワルドくらいしか、この部屋を訪れるものはいないはず。
規則正しく二回、続いて短く三回。
ルイズは寝巻きを脱ぎ捨て、慌ててブラウスとスカートを身に着ける。そして立ち上がり、ドアを開けた。
そこに立っていたのは真っ黒な頭巾をかぶった少女だった。少女はルイズの頬に手を添え、顔が良く見えるように持ち上げた。
「……あなたは?」
ルイズは驚いたような声を上げ、それを聞いた少女はうれしそうに小さな身体を抱き締めた。
「久しぶりね、ルイズ!」
その拍子に頭巾が外れた。美しく、気品のある顔立ちがあらわになる。
トリステイン王国の美貌の王女、アンリエッタだった。

237 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/24(金) 00:52:56 ID:/6GxpUBS
突然の来訪者に戸惑いながらも、ルイズはかしこまった声で問いかけた。
「ひ、姫殿下……、何でこのような所に!?」
「今日やっと時間が取れたのです! ああルイズ、ルイズ! 懐かしいルイズ!」
アンリエッタはうれしそうに声を弾ませながら、部屋の中へ入ってくる。
しかし、そんなアンリエッタをルイズは押しとどめようとした。今の自分はともかく、こうも小さく薄汚い部屋が王女を迎え入れるに
ふさわしかろうはずがない。
「お待ちください! このような下賎なところ、姫殿下のいらっしゃるような場所では……!」
「ルイズ、そのような堅苦しい言葉遣いは止めてくださいな。それより、あなたが生きていてくれて本当に良かった!」
「そんな……もったいないお言葉でございます」
「やめて、あなたとわたくしは友達なのよ! トリステイン魔法学院があの怪物たちに占領されたと聞いて、私がどれほど悲しんだか……
生きていてくれ本当にうれしいの。あなたは本物のルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールなのよね!?」
歓喜に満ち溢れたアンリエッタの言葉が胸に響く。姉たちと会ったときと同じように、ルイズの中にもうれしさがこみ上げてくる。
「はい! そのような昔のことを覚えて下さっているなんて、感激です」
ひとしきり懐かしさを確かめ合った二人は、粗末なベッドに腰を下ろした。
「枢機卿から聞きましたけどルイズ、あなたがあの白い魔人なのですか?」
あまりに単刀直入に聞かれ、ルイズはうつむきながらも正直に答えた。
「……はい、そうです」
「本当だったのですね! 今王宮はあなたの噂で持ちきりですわ。怪物たちを瞬く間に蹴散らした白い魔人、救国の救世主!」
「……わたし、そんな立派なものじゃありません」
アンリエッタの賛辞を、無礼だとは思いつつ否定する。虚を突かれたアンリエッタは一瞬呆然としながらも、何とか話題を紡いだ。
「そ、そう……。そういえばあの怪物、ラダムというのですね。ルイズはそれをどこで知ったのですか?」
アンリエッタの世間話的な問いにも、ルイズは首を横に振る。
「……ごめんなさい、姫様。覚えていないのです」
ルイズはアンリエッタに対してまでも、ラダムやテッカマンのことについては固く口を閉ざした。
そう、これは誰にも言ってはならない。
「今、ゼロ機関の方で何か大きな発見があったそうなのですが、ルイズは何か知りませんか?」
「すみません。わたしもあまり部屋を出ていなくて……姫様の方こそご存知ではないのですか?」
すると、アンリエッタはどこか遠くを見るようにして虚空を見上げた。どことなく寂しげな様子だ。
「枢機卿は機密保持だといって何も教えてくれないのです。怪物、いえラダムでしたね。あれが現れて以来、今まで尻尾を振っていた
宮廷貴族たちも掌を返したようにいなくなって……こういったときにこそ本質が見えてくるのですね。本当に信頼できるのは、
もうあなただけですわ。ルイズは、ずっとお友だちでいてくれますよね?」
ルイズは一瞬悩んだ。もちろんアンリエッタのことが嫌いだとか、そういうわけではない。
ただ、自分がこの王女にふさわしいかどうかを考えていたのだ。ラダムを呼び出してしまった張本人で、自らの手で級友たちを倒さなければ
ならない自分が、おともだち?
しかし、アンリエッタは目をきらきらと輝かせ、期待に満ちた眼差しをルイズに向けていた。ここで断れば、アンリエッタが余計に傷つくのは
目に見えている。ルイズは心の中でアンリエッタに謝りながら、彼女の両手を強く握って熱のこもった口調で言った。
「……もちろんですわ。このルイズ・フランソワーズはいつまでも姫さまのお友だちです!」
アンリエッタはしっとりと微笑み、少ししてから手を離した。ルイズは自分の葛藤が見透かされてしまったのかと、一瞬ぎょっとする。
「ありがとう、ルイズ。そんな大切なお友だちであるあなたに危険なことはさせたくないのだけれど……」
そう言いながら、アンリエッタは右手の薬指から指輪を引き抜き、ルイズに手渡した。
「あの、姫様。これは?」
「母君からいただいた『水のルビー』です。せめて、あなたに始祖ブリミルのご加護がありますように」
「そ、そんな! そんなもの、いただけません!」
ルイズは指輪を返そうとするが、アンリエッタはかぶりを振った。
「いいのです。何もできないわたくしですが、せめてものお守りとして持っていてください」
「わ、分かりました。ありがとうございます」
ルイズは深々と頭を下げた。アンリエッタは微笑み、部屋を出た。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:54:06 ID:RTzsLkjk
ブルーアース号きたー!
……これでフリーマンとテックシステムに関する機材と、
ミョズニルニトンっつーかガリアの全面協力があればなんとか……なって欲しいなぁ、支援

239 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/24(金) 00:54:29 ID:/6GxpUBS
「殿下にも何もお話になりませんでしたか。ミス・ヴァリエールは」
部屋を出たアンリエッタの話を聞いたマザリーニは、ため息を吐くように言った。
もともと、ルイズの部屋を訪れるように提案したのはマザリーニだったのだ。
「幼少のみぎり、殿下の遊び相手だったとお聞きしましたので、もしやと期待していたのですが」
「枢機卿! あなたはこのわたくしまでもを利用したというのですか!」
彼の発言に、アンリエッタは激昂する。しかし、当のマザリーニはそれを涼しい顔で受け流した。
「いえいえ、ただ殿下が旧交を温めた際、何かを得たのなら僥倖と思っただけでございます。それに、ミス・ヴァリエールも
近頃ひどく塞ぎこんでおりましたので、殿下との会話で何かが変わればと……」
「……分かりました。その言葉、信じます」
一応、自分とルイズのことを心配してるらしき言葉に納得はする。
「しかし、二度とそのような真似はしないでください」
「肝に命じておきましょう」
釘を刺すようなアンリエッタの言葉に、マザリーニは仰々しく頷いた。

アンリエッタと話をしたルイズは、若干外の様子が気になった。
特に、ゼロ機関の発見とやらが気になる。ルイズは外に出て、ワルドを探した。彼ならば何かを知っているはずだ。
「ワルド、どこにいるのかしら?」
歩いていて、たまたま見かけた衛士に問いかける。魔法衛士隊の隊員だった。
彼はルイズの姿を見ると、直立不動になった。目には畏れの色が浮かんでいる。
「は、はい! ワルド様ならグリフォンの元にいらっしゃってます!」
声も上ずっている。さすがに不快感を覚えたが、それをこの男に言ったところで意味がない。注意して、どうにかなるものではないのだ。
「グリフォン? どこかに行くの?」
「はい! タルブの村で何か発見があったそうです!」
「タルブの村?」
彼の話を聞いたルイズは、少し黙考した。
そういえば、家に帰る途中でワルドが竜の羽衣とか言ってたっけ。ミス・ロングビルが探しているとか……
本物だったのね。ワルドまで駆り出されるなんて、どんなすごい物なのかしら。
それに興味を持ったルイズは、この衛士隊員は放っておいてグリフォンの厩舎まで急いだ。

自らのグリフォンにまたがったワルドは、騎乗したグリフォンを走らせようとした。
しかし、直後に後ろから可愛らしい声が投げかけられる。彼はグリフォンを止め、声のした方へゆっくりと向かわせた。
「あれ、どうしたんだい? 君が自分から部屋を出るなんて、珍しいね」
ワルドの軽口には乗らず、ルイズは言った。
「タルブの村に行くんでしょ。わたしも連れてってもらえる?」
「それは構わないけど、なんでかな?」
「竜の羽衣っていうのが、なんとなく気になったのよ」
それだけ言って、ルイズはグリフォンにまたがった。以前と同じように、ワルドの目の前の位置だ。
「分かった。それじゃ、飛ばすよ!」
ワルドは手綱を握り、勢い良くグリフォンを駆け出させた。

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:55:22 ID:IEYG0J5B
ブルーアース号って事は、ソルテッカマンも搭載されてる可能性もあるわけか。
ますますワルドがバルザックにしか見えなくなる……。

241 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/24(金) 00:57:22 ID:/6GxpUBS
新たにテックシステムから解放されたのは、赤い色をしたテッカマンだ。
ゼロとよく似たシルエットだったが、より禍々しい雰囲気を全身からかもし出している。
彼女はテッカマンの姿のまま、オメガの前に姿を現した。
「おはようございますわ、オメガ様」
「エビル、目が覚めたのですね」
エビルと呼ばれたテッカマンは優雅に一礼して見せた。
「はい。ギーシュが死んだのですね」
「ええ、ゼロに倒されたわ」
「ゼロ……、ルイズに!?」
オメガの言葉を聞いたエビルは、信じられないという風に首を振った。
ダガー、ギーシュはドットクラスとはいえメイジだ。それに比べてルイズ、ゼロはその名の通り魔法を使えない。ゼロそのものだ。
平民とメイジの関係を見れば分かるとおり、魔法が使えるかどうかは戦力において絶対的な差となる。にもかかわらず敗北するとは……。
そんな彼女の疑問を、オメガは肯定する。
「その通りよ。どうやらテッカマンにとって魔法はそれほど絶対的な差とはならないようです。これ以上、ほうっておくわけにはいかないわ」
「そのようですわね。では、このエビルがゼロの首をオメガ様に献上して見せましょう」
「任せます。しかし、ダガーを倒されているのです。油断はなりませんよ」
「所詮ダガーはその程度の器だったと言うことですわ。あのゼロに倒されるなんて」
そしてエビルはオメガに背を向け、テックセットを解除した。
燃えるような赤い髪と褐色の肌があらわになる。
「ゼロ……すぐにあたしが殺してあげるわ」
ねっとりとした口調で呟いた彼女は、うれしそうに唇をゆがめた。

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:58:49 ID:RTzsLkjk
エビルがキュルケかぁ……。
マスカレード聞きつつ支援

243 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/24(金) 00:59:25 ID:/6GxpUBS
投下終了です。
次回、ついにエビルの正体が明らかになります
って言うか分かりますよね……


244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:03:51 ID:ec0C/Ahm
おつー

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:05:42 ID:bo/7tPyJ
乙ー。やっぱりキュルケがエビルなのねー……。
空きはアックス、ランス、ソード、レイピアだが果たして誰がなるのやら。

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:06:29 ID:0knL0Tvk
もやしもんの農志会電脳部召喚とか脳裏に浮かんだ。
あいつ等二足歩行で格闘までこなす等身大ロボを造るんだぜ?

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:13:50 ID:Z94DY/WT
>>246
ハメコンボ仕掛ける性能だw

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:23:01 ID:IXoq4rfM
原作でのブレード、エビル、レイピアに対応させるなら、レイピアはタバサかな。
 

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:23:56 ID:0knL0Tvk
>>247

しかも、顧問の教授が気孔の達人だぞ?
描写を見る限り、触らずに相手を倒してるし。

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:35:47 ID:CEczhx/L
現在、『真!! ゼロの侵略者〜ハルケギニア最後の日〜』を執筆中。来週には投下したいなスティンガーくん。

251 :クロノサーバント・ゼロ(魔王編):2007/08/24(金) 01:36:01 ID:2Q7SWeG4
――次に意識を取り戻したとき最初に目に飛び込んできたのは、あの桃色の髪だった。
そのまま上体を起こして、次に立ち上がる。何の異常も無い。むしろ疲れがとれたくらいである。
所持品もそのままだ。生憎と鎌は失われてしまったが、魔力も衰えてないのならば特に不自由は無いだろう。

「質問がある」
「何y…な、なんでしょう…?」

ビクッとする目の前の娘に何点か質問をした。正直なところ、怒りよりも混乱のほうが大きい。
目の前の娘を殺して立ち去るには、現状、あまりにも情報が少なすぎた。

「――つまり、ここは異世界で、お前がゲートを作り、私を使い魔として召喚したというわけか」
「そうよ。だから貴方には私の使い魔になって欲しいのよ!というか、なったの!」

ダメカナ?といわんばかりの視線を飛ばしてくるので、ダメ、と答える代わりに顔をしかめる。
軽く落ち込んでいるようだが同情する気には全くならなかった。
取り立てて深い恨みを感じるわけでもなく、至って冷静である。
常識というものがいかに頼りないか、この男は時を越えて戦ってきた経験から知っていた。
ついでに、目の前の少女の態度が明らかに対等な者を見る目になっている事も知っていた。
だが咎めるつもりは無い。そんなことは大事の前の小事。些細なことである。

「使い魔のフリならしても構わない。この面妖な紋章も、ゲートの事も気になるからな」
「??よくわからないけど、とにかくいいのね?」

姉を蘇らせる方法を目指して幾星霜を越えてきた男にとって、この機会は願っても無い変化だった。
神を信じたことは無いが、それでもこの巡り合わせには感謝していた。
たとえルーンの影響が無くとも協労的に振舞うだろう。敵対する理由は、ほぼ皆無なのだ。

魔王は限界を感じていた。個人の力のみでは到達することの叶わない領域がある。
何かを成し遂げる為には何かを諦めねばならない。クロノと呼ばれた少年が仲間を助けたように。
サイラスと呼ばれた騎士が従者グレンを助けたように、姉が自分を助けたように、だ。
時の卵、あるいは蘇生を可能にする『何か』、そして復讐の為に魔王と呼ばれる存在になったのだ。

「手段と目的を間違えるような真似はしない…こんな世界だからこそ、手に入るものもあるだろう」
「そう…これからよろしくしてあげるわ!ご主人様としてね!」
「……。」

ルイズは内心で万歳三唱していた。実力の程は知らないが、強そうなエルフが使い魔となったのだ。
魔法も成功した。『ゼロ』と呼ばれなくなる日も近いだろう。今日を記念日にしようと思ったほどである。
使い魔は主の鏡である。使い魔を見て2年生は今後の属性を決め、より能力を高めていくのだ。
自覚は無いにせよ彼は彼女の才能に見合った使い魔であった。その男が使う魔法もまた、虚無であるが故に。

「――ところで、使い魔は何の為にいる?」
「ゑ゛」

エルフ相手にどう説明したものかと頭を抱えるルイズであった。
遠くのおばけより近くの先住魔法である。

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:38:09 ID:clzzD55d
魔王か?支援

253 :クロノサーバント・ゼロ(魔王編):2007/08/24(金) 01:39:06 ID:2Q7SWeG4
と、短いですがここまでです。割り込んで無さそうで良かった。
長文は書きなれてないので、今後は短く、コンスタントに投下するのを目指そうと思います。
感想やアドバイスみたいなのが付くと嬉しいです。失礼。

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:48:01 ID:6ZhgCUGY
>>250
き、期待してるよコーウェン君
で、でもね
僕も同じようなSSを書いていたんだよ?どうしよう?

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:50:52 ID:u/3HEaBf
魔王の人、乙です!

ちょうどウィキを編集してたところでこれも入れようと思ったんですが、
前に投下されたもののページ名が
「Chapter 1 『召喚!夢見る新学期』」
になっているんですけど、これも
「Chapter 2 『○○○○』」
というサブタイトルがあるのですか?
無いなら単に
「クロノサーバント・ゼロ(魔王編) Chapter 2」
という感じにしようかと思います。

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:51:47 ID:bo/7tPyJ
魔王の人乙。クロノトリガーやった事ないんであんまり言える事がないのが残念だが。

>たとえルーンの影響が無くとも協労的に振舞うだろう。
協労的→協力的 じゃないかなぁと思うぐらいで。

>>254
書き続けて投下してみるのが良いんじゃないかな。
被るのが嫌なら避難所で投下してみるとか……いくら何でも同じ物にはならないだろうし。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:56:11 ID:CEczhx/L
>>254
ゲェー!? まじっすか。

自分はタイトル通り例の二人組を召喚しようとしているんですが………
ゼロ魔の世界観ブッ壊しかねないので自分は避難所に投下し、>>254氏はこの本スレに投下したらどうでしょう?

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:56:49 ID:Bm4FigTc
被っててもえーやんけ

259 :エデンの林檎:2007/08/24(金) 01:57:24 ID:34eb9Ift
魔王様GJ!
さて大丈夫かな? 林檎じゃなくてMASKだけど。

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:57:50 ID:E7c3ewH+
当方に支援の用意あり!

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:58:27 ID:pTVtI3E8
存分に投下なされよ!

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:58:29 ID:uRDhoChc
山ちゃんカモーン

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:00:11 ID:7xJ0eSBe
おkおk

264 :名無しさん@お腹おっぱい。:2007/08/24(金) 02:00:22 ID:CuGm6hzy
投下前支援

265 :ゼロのはっちゃけ:2007/08/24(金) 02:00:34 ID:34eb9Ift
じゃあ行くよ。
サブタイつけてみた。
この作品はネタでできている。



『ゼロのはっちゃけ』


二人目 〜トカゲも踊る恋曜日〜


 キュルケは恋多き女である。
 実際に男とそういうことをしているかはなんとなく微妙だが、まあルイズにとっては腹立たしく感じなくもない。
 とりあえずあえてサイレントを解いてから行為に及ぶのはセクハラとは言わないのか?
 ルイズは誰かに誘われたりはしない。

 魔法が使えないから。


 レビテーションで石ころを爆発させて、ルイズは夜の特訓を終える。
 何度挑戦しても一向に向上しない魔法の腕になきそうになりながら、寮へ歩いて戻る。
 ふと頭上を見上げると己の横の部屋から飛んで降りてくる男の姿。
 眼前に降り立ち少し驚いた様子を見せた彼だったが、すぐに嗤ってきびすを返した。

「何だ、ゼロか」

 ぷちっと、何かが切れる音がする。
 下げてきた荷物入れから、緑の仮面を取り出した。


「ゼロのやつめ脅かしやがって。先生かと思ったじゃないか」

 ぶつぶつ愚痴を垂れ流しながら、キュルケのボーイフレンドその一は寮への道を歩いていた。
 名前がないのは簡単、一発キャラだからさ。
 ちなみに「つまらないわねぇ」とキュルケには既に切り捨てられていることを、彼は幸福にも知らない。

「しかしゼロめ、魔法どころか胸もゼロだなぁ」

 あはははははと笑う彼の真後ろに、影から抜け出すように人影が現れた。

「そっちだって大したものじゃないんじゃないの? ミス・ツェルプストーが飽きたってさっき言ってたわよ?」
「だだ誰だ!?」

 振り返るとそこには、トリコロールカラーのスーツを着込み立派な高山帽をかぶった女の姿があった。

「な、何だ貴様は!」
「わたし? わたしは愛の戦士! いまいちね、ラブウォリアー! 駄目ね。何がいいかしら?」

 帽子の下から毛の一本もないつるりとした緑の顔が覗いた。

「うわ、うわ、うわあああああ」
「ああん、そんな声を上げちゃ駄目駄目! 夜は静かに優雅に華やかに! というわけで一名様ごあんな〜い!」
「た、助けてくれぇ〜!」
「ああん、つれないお・か・た。きゃーははははははは!」

 声に驚いて数名の生徒が顔を覗かせるが、そこにはもう誰もいなかった。

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:00:56 ID:6ZhgCUGY
>>257
ま、まだまだ時間がかかるから本スレに投下しても問題ないよ
内容が似ていたら僕が避難所に行くから



そして林檎支援

267 :ゼロのはっちゃけ:2007/08/24(金) 02:02:05 ID:34eb9Ift

 キュルケの朝は早い。
 しっかりと化粧を整えて、ルイズをからかうために部屋を出る。
 戸を開けた瞬間、眼前のそれに腰を抜かした。

 そこにあったのは十字架。
 どこから持ってきたのか見事な十字架に両手を広げて結び付けられたBF一号。
 下着一枚で気絶したままうなだれるようにぶら下がり、口にくわえさせられているのは真っ赤なチューリップ。
 尻に突き刺さった彼の杖、首に下げられたプレートには『つまらなくてごめんなさい』
 季節はずれの花々の花びらが一面に撒かれ、かぐわしい香りをばら撒いている。

 横にきちんとたたんで置かれた彼の服が、状況にあまりにもミスマッチだった。

 絶妙なタイミングでルイズの部屋が開く。
 その妙なオブジェを見、キュルケを見、ボソッと一言。

「ツェルプストー、あなたが盛るのは勝手だけどせめてもの部屋でお願い」

 呆れたような視線できびすを返し去り際に一言。

「ものすごく変わった趣味を持ってるのね」

「違うの! お願い聞いて、いくらなんでもこんな趣味はないのよ! お願い聞いてルイズ!」

 慌ててキュルケは追いすがった。普段の悪態も何のその。

 だが彼女は翌朝も愕然とする。
 今度はどこから持ってきたのか巨大な円盤に大の字にくくられたBF2号がひまわりを咥えさせられていたから。


 オスマンとコルベールは頭を抱えていた。
 学生同士のいざこざなど日常茶飯事だし女の取り合いで喧嘩なんて珍しくもなんともない。
 問題は被害者がラインとトライアングルのメイジで、さらには魔法を使った形跡がまったくないということだった。

「まさか犯人が平民ということはなかろうし……」
「ですが一人は単一属性とはいえトライアングルですよ? そうそう簡単には……」
「ともかく共通しとるのはツェルプストーのとこの彼氏ということだけじゃ」
「今夜は私が当たってみます」

 夜は流れる。


 いつものようにキュルケの窓から男が入ってくる。彼氏とはいえ来ることも忘れていたくらいだが。
 とはいえ今日は勝手が違った。

 ルイズはそろそろ堪忍袋の緒が切れたのだ。

「やあキュルケ、なにやら落ち込んでいる様子だが?」
「ちょっとね。それより悪いんだけれど今やあ調子がよくないの。できればまたにして欲しいんだけど」
「そんな、せっかく楽しみにしていたのに!」
『あら、しつこい男は嫌われるわよ?』

 突然声が響き、窓から飛び込んだ何かが彼をさらって消えた。

 いきなりの出来事に呆然とするも、慌てて窓から外をのぞく。

「アッーーーーーーーーーーーー!!!」

 声は眼下の森の中から響いていた。

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:02:20 ID:pTVtI3E8
ようこそ男の世界へ支援

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:02:49 ID:E7c3ewH+
支援だ支援だ!

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:03:06 ID:7xJ0eSBe
きゃはは

271 :ゼロのはっちゃけ:2007/08/24(金) 02:03:46 ID:34eb9Ift

 森の奥にある湖、昼なら恋人たちが語らうそこに、確かに午前中にはなかったはずのステージがあった。
 この世界にはないはずのド派手な電気照明、明々と燃えるたいまつ、そしてステージの天辺でBF三号がいた。

 帽子からオムツまでそろった赤ちゃんの格好で。

「レディース・エーンド・ジェーントルメェ〜ン! とはいえお客はレディ一人だけ! お姉さん悲しいわ?」

 確かに誰もいなかったはずのステージに、女が一人。
 真緑色のド派手なスーツの上下にえぐいぐらい真っ赤なネクタイ。
 某ドナ○ドのような大きすぎる赤い靴、頭には同じく緑の帽子。

「あんたが二人をやったのね!?」
「いやん、ヤルだなんてお下品♪ 駄目よそんなじゃ」
「黙りなさい! 彼をおろして!」

 突きつけられる杖、動き出す精神力。

「あらいやだ、ダンスぐらい付き合ってくれたっていいじゃない?」
「黙りなさい! 『フレイム・ボール』!」

 ノーブランクで放たれた火炎の球は、まるで紙のように腰から折りたたむという動きに回避された。

「え、ええ!?」
「A−HA−! ぬるい! ぬるいわ! そんなんじゃ飛んでるハエも捕らえられないわ! 止まってるハエだったかしら?」
「こ、この、この! この! この! このお!」
「甘い甘い甘〜い! クックベリーパイより甘いわ!」
「……そう、なら避けられないようにしてあげる」

 ゴッと、キュルケの周囲に浮かび上がる大量の火球。

「……あらいやだ」
「食らいなさい!」

 合図とともに女を囲むように飛来する火球、女は両手を斜め上に広げた。

「お色直しが必要ね!」

 まるで竜巻のように回転する。
 回転から復帰した女は、それでも服の赤と緑が入れ替わっただけだった。

「だからなんだというの!」

 だがそれでも火球は、ひとつも女に当たらない。
 足首から上だけをゴム人形のように動かすという珍妙な動きで、女はすべてを回避した。

「そんな、そんな!」
「赤色は通常の三倍の速さ! 緑とは違うのだよ緑とはあ! HA−HA−HA−!」

 背後に仮面をかぶったイケメンのビジョンを浮かべ、女は傾いたポーズを決める。

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:05:03 ID:E7c3ewH+
シャアwww支援

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:05:04 ID:6ZhgCUGY
マスクだったすみません
支援

274 :ゼロのはっちゃけ:2007/08/24(金) 02:05:11 ID:34eb9Ift
「だったら今度こそ吹き飛ばしてあげるわ!」

 いつの間にかキュルケの背後にいたフレイムの吐き出した火炎球が、彼女のフレイムボールとともに女に襲い掛かった。

「ワーオ!」

 女の行動は早く、そして特異だった。
 両手をポケットに突っ込み大量のガラクタを取り出す。
 ペンに始まりお菓子からおもちゃ、熱々の鍋ごとのシチューまで。
 最後に取り出したのは、ホースのようなものとスイッチのようなものだった。

 ホースを口へくわえスイッチを腰へ。
 スイッチを押しこむと回転音、次々と飛んでくる火球はくわえられたホースに吸い込まれていく。
 唖然とするキュルケの前で女の腹は膨れ上がり。火球はすべて吸い込まれた。

「んんん、んふ、ん、ガフッ!」

 口から、巨大な火柱が上がった。

「ん〜マイルド!」
「うそ、そんな……」
「さあ、パーティタイムよ〜ん♪」

 女がポケットから取り出したのは、マリコルヌのときとは比べ物にならないほど凶悪なものだった。
 そのあまりにもあまりな外見に、キュルケは思わずゴクリと息をのむ。

「あ、あの、何をする気なのかしら?」
「さあ? 想像力を働かせるのは大切だと思うわ」

 ゴウッと轟音を上げて、赤と緑の竜巻がキュルケに襲い掛かった。

「ちょ、ま、それは! いくらなんでもそれは!」
「んふふふふふ〜」
「ちょ、駄目、ほんとに駄目! いくらなんでもそれはアッー!」

 以下をご覧になりたい方はワッフルワッフルと書き込んでく(ry


 楽しくてたまらない。
 毎日が楽しくてたまらない。
 ルイズは一人、道を外れていく。

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:05:56 ID:pTVtI3E8
ワッフルワッフル支援

276 :名無しさん@お腹おっぱい。:2007/08/24(金) 02:06:23 ID:CuGm6hzy
ちょっとでもいたしてないかもしれないって描写があるだけで
キュルケが良い女に見える不思議支援

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:06:55 ID:Hzx1Fg7q
わっふるわっふる

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:07:19 ID:6ZhgCUGY
ワッフルワッフ(ry

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:07:24 ID:uRDhoChc
ワッフルワッフル

280 :ゼロのはっちゃけ:2007/08/24(金) 02:07:48 ID:34eb9Ift
終わり。
こういう理不尽系は書いてて楽しくてたまらない。

一話だけのつもりがどんどんと頭を上ってくる……
一話目のサブタイは『一人目 〜仮面も笑う鬱曜日〜』

本日はこれでお目汚しを失礼しました。

281 :ゼロのしもべ:2007/08/24(金) 02:07:58 ID:XjYM+Kd3
次いかせてもらうぜ支援

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:08:40 ID:xjDn0OUV
すでにゼロ魔クロスじゃなくなってるのはせめて避難所で書けば?

283 :ゼロのしもべ:2007/08/24(金) 02:09:51 ID:XjYM+Kd3
うん。次回から避難所で書くよ。
とりあえずこっちで投下して宣言しようと思ってたんで

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:09:54 ID:3UTPq3Xb
>>282
はいはい
君が避難所に引っ込んでてね

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:09:57 ID:u/3HEaBf
>>274
ワッフルワッフル

>>281
支援

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:11:59 ID:bo/7tPyJ
きゅ、キュルケは一体どうなったんだ?(汗

そしてしもべ氏支援

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:13:27 ID:bX1NvAL/
分かる人が少ないかもしれんが、昔やってたコント番組
「笑う犬の冒険」に出てきた小須田部長が召喚されると
言う話を思いついたのだが、こういうのはどうなのだろうか?

会社の命令とはいえ、
・ニューヨークの裏社会のボスになる
・CIA本部への侵入(結果的には失敗だったが・・・)
・少林寺総本山を制覇(1対1000人以上の僧という条件で)、
・伝説とされていたアトランティス大陸を発見する
など超人的なことをやってのけるので能力的には
問題ないとは思うがやっぱまずいか・・・

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:14:18 ID:nSYjq/Cb
キュルケに赤ちゃんプレイをワッフルワッフry
しもべ氏支援

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:16:51 ID:u/3HEaBf
>>287
あれは命令で毎回様々な場所に左遷されるのが面白かったから、
ずっとルイズのそばで働くとなると面白さを表現するのは難しいんじゃないかな?

290 :ゼロのしもべ:2007/08/24(金) 02:17:16 ID:XjYM+Kd3
10分経ったし、行きますね
18話

「おう、とうとう完成したのか!」
 ドアが開く。
 ガラガラと音を立てて、車椅子が運び込まれる。
 その上には、山賊のような風体の男が座っている。全身、包帯だらけでまるでミイラだ。
「張飛殿。」
 敷島に説明を受けていたジョゼフが、振り返って近づく。手をとって、うんうんと頷き、
「お体のほうはよろしいのですか?」
「はっ。ゲートの固定化に成功したと聞けば、寝ていられん。」
 包帯の隙間からわずかに覗く目の周りの青たんがにまっと歪む。どうやら嗤ったようであった。
 張飛が、ズタズタの身体で戻ってきたのはまだ1週間ほど前のことである。
 ルイズの誘拐を土鬼と名乗る何者かに阻止された、のだという。
 その身体を見て一番驚いたのは、ほかでもないジョゼフであった。
 なにしろ張飛は九大天王でも1,2を争う猛者なのだ。現にジョゼフは、精鋭を誇る南薔薇花壇警護騎士団を、1人で翻弄する張飛を
見たことがある。実戦ではなく、模擬であったとはいえ、普通の人間にできることではない。
 張飛曰く、「最終的には心臓を槍で貫いた」らしいのだが、それでも驚くべき強さだ。つまりまだまだこの世界には隠れた強者が眠っ
ているという印だろう。
「とにもかくにも。この実験の成功で我々はドミノ作戦に全力を注ぐことができます。」
 GR計画は、九大天王が持ち回りで責任者となっていた。そのため、最低でも1人は抜けてしまう形となっていた。しかしこの成功で、
全員がドミノ作戦に全力を注ぐ下地が出来あがったのだ。
「張飛殿。これで心置きなく、アルビオンへ向かっていただくことができますな。と言っても身体が治っての話ですが。」
「おうよ!……これで船に乗らずにすめば、今すぐにでも行くんだけどよぉ。」
 てへへ、と照れ笑いをする張飛。その仕草がこっけいで、思わず笑いを誘われる。
「トリステインから、アルビオン遠征軍参加要求が内密にありました。返事をのらりくらりと延ばすことで、侵攻開始時期はコントロール
できる。あとは全ての準備を整えるだけ。」
 拳を握り締め、背後に邪気を含むオーラを放つガリア王ジョゼフ。
「見ていろ、バビル2世。あの空に浮く大陸が、貴様の墓場となるのだ!」

 時と場所は変わって、こちらはトリステインである。
「やっと出番が来たな。」
と、少し不満げにバビル2世。
「というか、もう本気でスーパー横山大戦にタイトル変えたほうがいいんじゃない?」
と、ものすごく不満そうなルイズ。
 とにもかくにもご立腹な2人は、残月を先頭に歩いていた。場所は首都トリスタニア、中でもアダルトチックな街角である。いわゆるゴ
ールデン街みたいな場所だ。
 あちこちに酒場が立ち並び、あるいは大人しか入っちゃいけないような店もある。派手な化粧をした女性が街角に立っているし、酔っ
払って反吐をぶちまける老人の姿もある。
「庶民の本音を仕入れるには、やはり酒に酔ったバカヤロ様から仕入れるのが一番!」
という残月の意見でこの街にやってきたのだ。なるほど、たしかに酔えばつい本音を漏らすこともある。ただの愚痴にしかすぎない場
合が多いだろうが、その原因を端的に示していたりもするものだ。あるいは街の噂なども早く流れ込んで来やすい。
 そんなわけで残月が常連だという店にアルバイトとして紹介してもらうことになったのだ。いつの間にそんな店に出入りしていたのか
非常に気になったが、それはプライベートに関することなのであえて聞かないでおく。
「話は変わるが、ルイズが賛同するとは正直以外だったな」
「あら、どうして?」
「いや、どうせ「なんでわたしが酒場でホステスなんてしなくちゃいけないのよ!」とかなんとか言うと思ったんだけどね。」
 「ふふん、甘いわね。」と余裕の表情で応えるルイズ。
「仮にも王女様直々の命令なのよ。そのためには、ホステスでもウェイトレスでもなんでもしてやるわ!……ところで、ほすてすってな
にするのかしら……?素直にうけとるなら主人、の意味よね。お店の運営でも任せてもらえるのかしら?」
 どうやらホステスという意味がわかっていないので賛同しただけのようだ。というかいきなり店主をできると考えているなんて、すごく
ポジティヴである。事実を知ったらどうなることやら。
 だがここで事実をしゃべると「やっぱやめ!帰る!」などと言いかねない。そのためあえて事実には触れず、だまくらかして連行して
いた。逆にあとでものすごく怖いことになりそうだが。
 残月が角を曲がる。バビル2世たちもそのあとに続く。さらに遅れること6秒、3人の男が角を曲がる。
 アルベルトたちだ。

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:17:31 ID:ec0C/Ahm
>>289
「秘薬とってこい」

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:18:25 ID:bo/7tPyJ
支援

293 :ゼロのしもべ:2007/08/24(金) 02:18:30 ID:XjYM+Kd3
 全員でおしかけても雇ってくれないことは明白である。そのため、この3人はあくまで客として店に通うことになっていた。客の立場か
ら噂話や情報、世論を収集できるということもあり、すんなりこの役目に決まったのである。
 アルベルトとカワラザキは、手製の服に身を包んでいる。いかにも肉体労働者、という感じだ。なにしろ、アルビオンとの決戦間近で
ある。街のあらゆる工房は戦争特需で大忙し。商人は糧秣や衣類、武器類などの消耗品に、鉄、木材などの資材まで仕入れちゃ売
り、売っちゃあ仕入れるで、どんなに小さな商店も修羅場と化している。なかでも造船所は空の大陸アルビオンを攻めるということもあ
ってフル稼働、てんやわんやの大騒ぎである。
 そのおかげで労働者が町に溢れ、アルベルトたちでさまったく目立っていない。が、逆に言えば間諜も紛れ込みやすいということな
ので、喜ぶべき事態かどうかは疑問符がつく。
 ということで、街の世論は「税は高いが、仕事は山ほどあって金はバンバン儲かるし、まぁいいほうかな?」という意見が大半のよう
であった。もともと、兵役義務のない平民にとっては戦争は貴族がやる別世界のことに過ぎず、勝手にやってくださいという雰囲気が
ある。おまけに年がら年中、どこかで揉め事があり、戦争があるのがハルケギニアという世界なのだ。どうしても第3者的な、どうでも
よさげな意見になるのは当然といえた。
 ただ、あくまでこれは建前も入ってのことだろう。酒場での情報収集では別の意見を手に入れることもできよう。
 ちなみに十常寺もついてきている。全身をローブのようなもので覆い、フードを深くかぶっている。いつもの格好に比べれば目立たな
いが、充分目立つ。ただ、街並みが街並みなので、あるいみマッチしているとも言える。
「ビッグ・ファイア様、ルイズ嬢。つきました。」
 ここです、と残月が宿屋兼酒場といった雰囲気の店を示す。なかなか流行っている店のようで、開店前の勝手口には酒類やツマミめ
いたものの材料になりそうな食材が山のようにつんであるのが見える。
「『魅惑の妖精』亭……?」
 看板を見上げて、ルイズがそこに書かれている文字を読む。なるほど、あれはそう読むのかとバビル2世が感心する。
 そういえば、この世界の字を読めないな、と思うバビル2世。勉強したほうがよいのかもしれない。
 ルイズのほうをちらりと見ると、あからさまに怪訝な顔をしている。なにか不穏なものを感じ取ったのだろうか。
「おお、ジェシカさん!あいかわらず美しい!」
 バビル2世たちに気づいたのか、勝手口から人影が覗く。長い黒髪をした美少女だ。その姿を見るや即座に挨拶をかます残月。
「おや、残月さんっ。ああ、その人たち?昨日、パパに雇ってくれないかって言ってた知り合いは?」
 ひょこっと勝手口から飛び出てくるジェシカか。ストレートの黒髪やなんやらが揺れる。その瞬間、
『ああ、なるほど。』
と、その場にいた人間は全てを理解していた。そう、なぜ残月がこの店の常連なのかという理由を。
「また貴様はあれか。黒髪か。胸か。」
 ジェシカには聞こえぬように、ぼそりと。しかし確実に殺気を混めた声を出すルイズ。残月の額に嫌な汗が浮かぶ。
「ぐ、偶然ですよ。偶然。」
 ふっふふ、と平静を装うが、キセルが無茶苦茶震えている残月であった。
 そんな様子を見て、はて?とちょいと首をかしげるジェシカ。しかし次の瞬間、にかっと弾むような笑みを浮かべ、
「はじめましてっ。あったしー、ジェシカ。よろしくねっ。」
と握手をしてくる。いい笑顔だ。スマイル1000円である。カラッと晴れた5月の空のような、人好きのする笑顔とでもいうのだろうか。
直感的に、「ああ、接客業に向いているな」と理解できる笑い顔であった。
「え?ああ。る、ルイズ。えっと、ルイズ・ファイアよ。」
 先に決めておいた偽名を名乗るルイズ。手を握ると、その目の前で、山の不動がたわわに揺れる。
「兄のマーズ・ファイアです。」
 バビル2世がこれまた偽名を名乗る。ガシッと、力強く握り返してくるジェシカ。
「んーと、パパは2階にいるから、案内するねっ。ちょおっとー、マレーネー」
 店の奥に向かって叫ぶジェシカ。はーい、なーにー?と金髪の少女が声を返す。
「ちょっーと、ここ頼むねー。さ、ついてきて。」
 ほいほーいと、了承する金髪少女の脇をバビル2世たちを引きつれ通り抜けるジェシカ。そのまま、階段を上っていく。そのあとをつい
て行きながらバビル2世は、雇い主になる父親とやらはどういう人物だろうか?と考えていた。

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:18:33 ID:uRDhoChc
>>289
常に働いてないと死んじゃうような人だからねぇ

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:18:49 ID:u/3HEaBf
支援

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:20:07 ID:u/3HEaBf
支援

297 :ゼロのしもべ:2007/08/24(金) 02:21:03 ID:XjYM+Kd3
 その姿を見送った残月は、一言、
「やはり胸の大きさと心の広さは、比例するのではないか…」
と阿呆なことを考えていた。

 銃士隊、という組織がある。
 ワルドの裏切り、タルブの戦でほぼ壊滅状態に陥った魔法衛士隊は、現在かろうじて無事なマンティコア隊のみが通常任務につい
ている。グリフォン隊・ヒポグリフ隊はマンティコア隊の指揮下に入り、かろうじて元の戦力の4割を保持しているという有様であった。
つまり、かつての威容を誇った魔法衛士隊は、すでに危篤寸前と呼んでよかった。
 そのためアンリエッタじきじきの命令で新設されたのが、銃士隊である。
 その名の通り、魔法の代わりに新式のマスケット銃と剣を装備する部隊だ。隊員はメイジ不足ゆえに平民のみ、それもアンリエッタ
の身辺を警護するという名目で、女性のみで構成されていた。
 隊長は、タルブの村で功績のあった「アニエス」なる傭兵を抜擢した。それも他の隊との折衝や任務に支障をきたす恐れがあるため
シュヴァリエに任命してのことである。
 銃士隊、またの名をその頭文字からとって『コマンドJ』と呼ぶ。
「あなたにはしばらく後、祝いの日を迎えんとするとき、転機が訪れるでしょう。南へと向かうことになるはずです。南の地で、光を見る
ときに、恐れ退くことがなければ、あなたの悲願を叶える道は開けるでしょう。」
という孔明の予言は的中したのであった。
 孔明に宮中で再会したアニエスは非常に驚いたが、逆に納得もした。つまりあのときこの男に目をつけられたおかげで王女の耳に
自分の存在が知られ、結果この地位を手に入れることができたのだ、と考えたのだ。
 以来、アニエスは孔明と多少は親しくしていた。仮にも女王直属の衛兵部隊の隊長と、国政を司る人間である。コミニュケーションを
とることは悪いことではないと思ったからだ。
 そのため孔明に呼び出しを受けても、なにも疑ってはいなかった。なにか用件があるのだろう、と考えていた。現にいままで何度か
受けた呼び出しは、すべてなにかの命令や指令があってのことであった。それにその呼び出しのおかげで、捜し求めていた復讐相手
を自身の手で捕らえることができたのだ。おまけに取り調べもまかされている。
 というわけもあって、アニエスはその日も何の疑いもなく孔明の政務室へ赴いた。中に入り、頭を垂れ挨拶をする。
「銃士隊隊長、アニエス・シュヴァリエ・ド・ミラン参上いたしました。」
 顔を上げる。孔明は、こちらを見ようともせず窓の外をぼんやり眺めている。声が聞こえていないはずはないのだが、多少不安にな
る。
「そう、固くならなくてもよいですぞ。」
 孔明が口を開く。ちゃんと聞こえていたらしい。固くならなくてもよい、といわれたにも関わらず、生真面目に「はっ」と返事をするアニ
エス。
「なにかご用件がおありですか?」
 アニエスは直立不動。身じろぎ一つしない。視線はまっすぐ孔明を向いている。
「なに、すこし野暮用がありましてね。」
 孔明が壁際まで移動し、そこにある椅子に座る。椅子の背後には、奇妙な形をした室内装飾品が置かれている。ガラス板を組み合
わせた、幾何学的な模様をした装飾具だ。
『なんだ、あれは…?』
とアニエスは思うが、それを聞きはしない。自分に関係のないものにあえて触れる必要はないからだ。関係があるならば、孔明が説明
することだろう。ただし、孔明を見ているとどうしても視界に飛び込んできてしまうのだが。
「実はですな…。」
 孔明が、椅子の肘掛の出っ張りを指で押した。途端に、背後の装飾具が明滅を繰り返しだす。
「すこし、身体を貸していただきたいのですよ。」
 明滅を見ているうちにアニエスの意識は薄れていく。まるで痴呆のようにぼうっと前方を見ているだけの状態になってしまった。おそ
らく、孔明の言葉など耳に入っていないだろう。
「さて。準備はよろしいですな。」
 扇を翻すと、壁の一部が溶けたようになって崩れ落ちた。
 崩れ落ちたそれは、アメーバのように地面を這い、アニエスへと近づく。
 そしてアニエスの身体を飲み込み、繭のように包んでしまった。
 アニエスを包んだ繭は、色を赤く変え、まるで鎧のようになって全身を包んでいく。
 やがて、アニエスは赤い鎧を着込んだ、男とも女ともつかぬものに変身した。赤の中に、目玉が二つ浮かんでいるようだ。その目玉
はアニエスのものではなく、鎧となったなにかのものであるらしい。
「『ブラック』は一度掘り起こされていたそうですな。さすがはロマリア、始祖の研究に関しては私の想像を超える執念をもっていたよう
ですなあ。」
 鎧が頷く

298 :名無しさん@お腹いっぱい:2007/08/24(金) 02:21:25 ID:RH9yA0PF
おっぱい☆支援

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:21:46 ID:u/3HEaBf
胸がでかくて黒髪ならなんでもいいのか残月?

支援

300 :ゼロのしもべ18(終):2007/08/24(金) 02:22:47 ID:XjYM+Kd3
「では、今はまずこの水を司る国におかれたヴィンダールヴたる『幽鬼』を手にいれることが先決でしょう。風を司る国におかれたものは
さすがに両国が一触即発にある今掘り起こすことは不可能でしょうから。」
 くっくっくっと嗤う孔明。
「土を司る国におかれた、ガンダールヴたる『土鬼』は復活しすでに我が元にあることです。焦る必要はないでしょうが、万一がありま
すからな。それではエンシャク殿、よろしくたのみましたぞ。」
 地面に溶け込んで消えていくエンシャク。中のアニエスはどうなっているというのか。
「……さて、ここまではすべて予定通り…。あとは風を司る国へ赴き、『アロンソ・キ・ハーナ』を探し出すだけ…」

「んまー!あなたたちが残月ちゃんの言ってた兄妹ね!」
 ジェシカに案内された先にいたのは、イタリア人!という感じにヒゲと胸毛が生えた、ド派手な格好のおっさんだった。キツイ香水の
匂いで頭がくらくらする。
「すいません。部屋を間違えました。」
 ぺこりと頭を下げ、踵を返すルイズ。
  ルイズはにげだした
 男は体格からは想像できないような身軽さで、あっという間にドアの前に立ちふさがる。
  しかし まわりこまれた
「あーら。間違えてないわよ。わたくしが、魅惑の妖精亭のオーナーであるスカロンよ。」
 ちなみにようせいてい、と打つと雍正帝が現れるのは秘密だ。
「ミ・マドモワゼルと呼んで頂戴」
 すごく断りたい。もう、いますぐ拒否したい。だが、スカロンの威圧感が、それを許さない。
「すみません。妹は体調が優れないようなので、すこし休ませてやってください」
 あわてて助け舟を出すバビル2世。ルイズは本当にぐったりとして身体をソファに横たえてしまう。
「あらまー。どうしたのかしらね?」
 ……すごい迫力だ。これに比べたらヨミもかわいいものだ。
「お父さんの博打のせいでサーカスに売られそうになったって残月ちゃんに聞いたけど…。やっぱりそのせいで疲れてたのかしら?」
と、倒れた原因が呟く。それにしても……残月も変わった趣味があるものだ。(「違います。ありません。」残月、談)
「んー。なら先にお兄さんの仕事を説明しておくわね。皿洗いと、清掃。あと荷物運びにトイレ掃除。まずは雑用ってことね。妹さんのほ
うは妖精さんたちに混じってもらうわ。お客さんをもてなしてくれればいいのよ。」
「つまりホステスですか?」
 スカロンは指を立て、それを左右に振りながら、
「やーね。妖精さんよ、妖精さん。ホステスなんて下品な言葉を使わないで欲しいわ。」
 そして店名の由来から、その由来となった『魅惑の要請のビスチェ』を取り出し、見せてくれる。それにしてもこの男、ノリノリである。
けっしてノノリリ、ではない。
「あら?わたしって伝説のパイロットなの?」と反応してくれるスカロン。たぶん、この人はいい人だ。
「さて。もうそろそろ開店よ。」
と、表を見て言うスカロン。なるほど、外はほどよく暗く、人通りも賑やかになってきている。開店どき、というのがあるとすれば今がそう
なのだろう。
「お兄さん。妹さんを起こしてあげなさい。残念だけど、うちは簡単に休ませるほどぬるくはないわ。その程度の体調不良なら、店に出
て貰うことになってるのよ。」
 あうう、とルイズが起き上がる。よろよろと足元がおぼつかない。半病人状態だ。
「んもー。そんなことじゃダメよ。もっと元気を出しなさい。」
 と、スカロンの頭の上に電球が灯る。手を打って、ナイスアイディアとガッツポーズをする。
「そうだ。妹さんが元気になる情報を教えてあげるわ。うちには、『働く女性の胸が大きくなる』ってジンクスがあるのよ。その噂のおか
げで、わざわざうちへ働きたいって来る子もいるのよ。」
「なにやってんの、ビッ…いやお兄様!ぼやぼやしてる暇なんてないでしょ!?」
 ものすっごくやる気を出したルイズが、いつの間にか階段前に出て、バビル2世を促していた。



というわけで、次回から避難所のほうに投下させてもらいます。
移動自体は言われたからじゃなくて、自分でもまずいと思ってるんで考えてたことでした…
なんとか修正したい…とは思っているんですが
以上です。

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:26:22 ID:u/3HEaBf
ルイズ変わり身早ッw

乙でしたー。電球ドゾー
      |
   \  __  /
   _ (m) _
      |ミ|
   /  .`´  \

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:27:38 ID:87VKxG9z
テファ見たら残月発狂するってアタイ信じてる!

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:29:50 ID:ZiBAWFv3
黒髪じゃないから無理なんじゃね?

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:33:56 ID:ga1jZ/Yg
黒髪じゃあない、しかし胸は革命的!
しかし黒髪じゃない、だけど胸はry
て感じに発狂してくれるに違いないw

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:35:49 ID:87VKxG9z
ヤツは生粋のおっぱい星人、あの魔法兵器を見れば……きっと!

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:35:53 ID:bo/7tPyJ
というかテファはテファでウェールズにとって痛い所抉られる者だしな。
……フーケさんはどうなるのかね?
そして遂に幽鬼の名前が出て、残るはヒィッツだけか。
アロンソ・キ・ハーナはドン・キホーテの本名らしいけど……乙。

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:36:08 ID:6I1BSFzd
髪染めを持ってくるんじゃないか?

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:41:45 ID:f2E3A2JH
そもそも単に巨乳好きなだけで黒髪好きではなかったような・・・
お前たちは「出来ればより戻したいなー」とアンの胸を見てた残月を忘れたのか!!

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:45:12 ID:bo/7tPyJ
同時に後ろめたさでのた打ち回る残月も覚えてるがなッ!

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 02:49:27 ID:ZiBAWFv3
個人的には残月とアン様には寄りを戻してもらいたい。
勿論、浮気したりするたんびに才人よろしくフルボッコにされるがな!

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 03:04:27 ID:bo/7tPyJ
そこはむしろ毎回パイプカットしそうな程のヤンデレでですn(血痕によってこの先は読めなくなっている)

312 :名無しさん@お腹いっぱい:2007/08/24(金) 04:16:54 ID:RH9yA0PF
つまり、タンポポ野郎残月のキン○マを握り締めながら

「去勢すんぞ、ああん?」と凄むアンアンという訳ですか

わかんね

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 06:57:24 ID:yteBLXeh
前々スレあたりのロボの整備補給の話を見て、まず思いついたのが
ディストラナガンだったがあれはあれで詳細不明な所が多すぎるなぁw
装甲とか何で出来てるんだアレ。ズフィールドクリスタル?

あとクォヴレーってかバルシェムの身体能力。
とりあえず護衛兼任の侍女を1人、あっさり制圧するくらいはやるようだが。

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 07:23:37 ID:Cvp5DEgg
しもべ氏乙。

夢見るアロンソ・キ・ハーナって眩惑のセルバンテスの設定初期の名前だよね


315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 07:56:45 ID:l847sB4m
>>313
ズフィルードクリスタル+その他色々らしい。
悪霊の怨念を糧にするらしいからな、極一部が怖がる事確定だろうw

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 08:15:13 ID:jPJJUPZM
アイマスゼノのロボット共とかは、無理か?

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 08:28:39 ID:NKM6Z6uW
コアは兎も角ボディは普通に機械だから整備しないとすぐ駄目になるぞ、アイドルは

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 08:29:26 ID:6zdCpLUL
整備不要なロボは強すぎてバランス崩すのが多いから困る

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 08:32:28 ID:FMxKvRtN
コッパゲでも整備できそうなロボというと……鋼鉄の狩人とか。

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 08:32:27 ID:kOpUbJ27
その点BALLSはいいな
直接戦闘力が高いわけでもなく自分で材料採掘して増えていくから

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 08:34:46 ID:159NtOr2
>>318
つ【A-S SIGNAL】

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 08:58:21 ID:zKssJb7c
ここでARMS
それ自体は小さいし整備要らないし戦闘能力もあるぞ
ロボットかと聞かれると疑問符がつくけどな


323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:01:04 ID:CEczhx/L
>>322
その戦闘能力が高すぎてお話にならん。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:01:33 ID:WeulVktj
エルドランロボって整備してなかったような
ランジンオーとかゴウザウラーとか

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:06:57 ID:ink1woRT
メタルダーは…整備がいるか
能力は結構低めなんだが

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:07:00 ID:l847sB4m
程々な強さで整備不要……やはりサモナイの機械兵士位しか思いつかない。
それかルイズをパイロットにするか?
AI搭載の整備不要機体で、ルイズのパイロット訓練日記みたいな感じで。
しかしロボットはパイロット込みで一つのキャラだからなぁ……量産機?

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:09:33 ID:r7ZLaBHj
>>326
バルキリーは頑丈だお

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:10:06 ID:3ouTSPjJ
RED本誌であんなにカッコいい白昼の残月がおっぱい星人になっててワロスw

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:27:17 ID:KYKIMDFh
十傑集の新入りからBF団の切り札になってるからな残月

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:39:06 ID:zKssJb7c
>>329

マジか
ええい二巻はまだか

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:45:48 ID:SEfACLRb
ヴァルキリー召喚してルイズを英雄選定する。とかどうよ?

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 09:47:50 ID:pTVtI3E8
>>331
ルイズ死んぢゃうwwwwwwww

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:03:24 ID:GFTZr9mE
>>322
普通のHFRに比べてメンテナンスの間隔が長くて済むけど、
別にメンテナンスフリーってワケじゃない。
後、軽度の損傷ならともかく、大怪我したらどないもならんと思う。
(エララさんとかも一緒に来てれば話は別かもしれないけど)

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:04:26 ID:ew+BPphu
ここで仮面のメイドガイからコガラシさんを召喚してだな

335 :333:2007/08/24(金) 10:10:37 ID:fjs8Vt6p
アンカーミス…… orz
上は>>321でした。

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:11:56 ID:fjs8Vt6p
「天に星、地に花、人に愛。そして貴様にメイドガイ。
安心しろご主人、この俺のいる限り、貴様の未来はばら色だ」
「アンタみたいなのが出てきた時点でお先真っ暗よ!」

こうですか、分かりません。

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:24:20 ID:ink1woRT
音速丸召喚
…あのノリを書くのは無理

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:28:03 ID:iCoF+mZx
ブレイクエイジからディートリッヒ・高原を召喚、ゲームブームに!
戦闘ではベンケイ大暴れ
いや、魔法ですよ魔法


戦場の絆からスプリームでも良いけどな




AーHのはの一号とかちびシグナルもいいなぁ

339 :クロノサーバント・ゼロ(魔王編):2007/08/24(金) 10:28:35 ID:HyIc0vaw
>>255
どちらかといえば1-2って感じですね。(この前のが1-1)
話数と言うよりは章で区切って書こうと思っているので…
編集が面倒かもしれませんが、よろしくお願いします。


340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:30:53 ID:szgzA1yg
>>331
ならばナムコ製ワルキューレを…
と思ったが、冨士宏ワルキューレとナムカプワルキューレではキャラ全然違うんだよな

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:31:19 ID:fjs8Vt6p
>>338
A-Hは「はの0号」だと突っ込んでみる。
(以下、ひの1号、ふの2号、への3号と続く)

ディーターなら確かにどこ行っても皆が楽しめるゲームを作ろうとしそうだな。

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:31:35 ID:CDejxHTG
>>338
よもやこのスレでブレイクエイジの名を見ることになるとは…。

FOR OUR FUTURE CHILDREN

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:37:13 ID:y+sNxLL9
>>313

 ディストラ召喚じゃないけど、スパロボネタは俺も考えた事はあるな。
 デルフ曰く凄過ぎて理解できなかった遺産がクロスゲートパラダイムで、
 始祖ブリミルじゃなくて始祖ユーゼスになってるとか。
 第四の使い魔がジュデッカで、エルフと共に戦った死せる精霊たちの王に敗北したとか。
 学院長の例のアイテムが破壊神の瞳とかになっていて、組み込まれたフーケのゴーレムがジュデッカ化して……とかね。

 いや、前に小ネタで書いたウォーダン召喚が埋葬するつもりで書いたそのかけらだったりするんだけどね。
 自動再生+元は複座で二人乗り可、登場時は破壊されている可能性が高く、しかも、再生速度が落ちている理由もあり、
 生身で戦えて使い魔になってもおかしくない人間で俺好みって事で選抜したんだが……。


344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:40:26 ID:iCoF+mZx
>>341
ヤバい間違えたw

ルイズが彩理さん化しそうだぜ。
ディーターはマジカッコいいお兄さん。


>>342
続編マダー?
会長も面白そうだ


LET YOUR HOPE BE YOUR PILOT

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:41:33 ID:gdAhDVwS
>>343
つまりルイズが始祖に意識を乗っ取られて「それも私だ」発言をするのか

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:47:22 ID:y+sNxLL9
>>345

いや、ジョゼフ王が始祖の仮面を被って……

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:09:48 ID:Grkn8M0O
ARMSの白兎召喚、そしてマリコルヌに寄生。
やたらフットワークの軽いデブ爆誕!!

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:17:04 ID:p3++wBW1
1レス分に納めようとしたら収まらなかった…
とりあえず小ネタ投下するよ

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:18:54 ID:06pKkMfi
熱烈投稿募集中!!

350 :零の牛頭馬頭:2007/08/24(金) 11:19:43 ID:p3++wBW1
「……」
「ちょ、ちょっとあんた、こ、言葉わかる?」
「面妖な…」
その男の第一声は、ルイズ達を訝しむ言葉だった。
ここはトリステイン魔法学院、使い魔を召喚する春の儀式で『ゼロのルイズ』と呼ばれる生徒が呼び出したのは、見たこともない服装の男だった。
まるで死体のように眠るその男を見て、ルイズは人間を召喚してしまったこと驚き、担当教師のコルベールにやりなおしを求めたが却下された。
とりあえず、コントラクト・サーヴァントも済ませて使い魔のルーンを刻んだところで、その男が目を覚ましたのだ。
「ココはトリステイン魔法学院よ、あんたは私がここに召喚したの!」
「汝、天狗なりや?」
「テング?知らないわよそんなの、私は貴族よ! ところで…あんた名前は?」
「貴族…公家にござるか。それがしは元公儀介錯人 拝一刀」

そんなこんなで、ルイズは使い魔、拝一刀を得た。
話を聞けば東方の侍という種族だそうで、コルベール先生などは興味深そうに話を聞いていたが、ルイズは不満で不満で仕方がなかった。
これで亜人やエルフを召喚したならまだ言い訳は立つ、しかし蛮人を召喚してしまったのだから、ルイズは泣いた。

しかし、ギーシュに売られた喧嘩を買った時、拝一刀は見事な身のこなしでワルキューレを避け、ギーシュの杖を素手で奪い取った。
それにより彼は厨房で『我らの剣』と呼ばれ、気をよくしたルイズは武器を買い与える事にした。
「ゲルマニアの高名な練金術師、シュペー卿の作られた剣でして、5000エキューになります」
「ちょっと!高すぎるわよ!」
「…鋳型に流し込んだ刀では役に立たぬ」
『おでれーたな、そっちの兄ちゃん、ちったぁ見る目がありそうだ』
「コラ、デル公!お客さんの居るときは喋るなって言ったろ!」
拝一刀は声の主を捜し、デルフリンガーを見つける。
「ちょっと、オガミ、そんな剣がいいの?喋る剣なんて五月蠅いわよ」
『おでれーたな…おめえ、怖い『使い手』だな、まあいいさ、俺を買え』
「使い手…? 今のわしは使い魔、冥府の牛頭馬頭に同じなり、侍にあらず、使い手にあらず、あるのは冥府魔道」

こんな調子なのでルイズは拝一刀に調子を狂わされっぱなしだった。


351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:21:06 ID:Grkn8M0O
こらまた渋いキャラを召喚しましたな!支援

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:21:25 ID:fjs8Vt6p
狼支援

353 :零の牛頭馬頭:2007/08/24(金) 11:23:47 ID:p3++wBW1
この使い魔の評価が一変するのは、ニューカッスルの城で、決戦前夜のパーティが開かれたとき。
「オガミ・イットウ君だったね、人が使い魔になるなんて、トリステインは変わっているね」
「我は冥府魔道に生きる者、地獄の牛頭馬頭に等しく、悪鬼羅刹の類を食らふ刺客道を歩めり、使い魔として召喚されしも故あってのことと存ずる」
「刺客…?君は、暗殺者だったのか?まあいい、君のような忠実な部下が居てくれれば、レコンキスタを打ち倒せたかも知れないが…今となっては後の祭りだ」
「船の上では、レコンキスタは烏合の衆と申された、頭を取れば総崩れになり申そう」
「頭を取る?ハハハ、それが出来れば苦労しないよ、それとも、君がやってくれると言うのか?」
「されば刺客引き受け五百金!」

そして、翌日の朝、結婚式を挙げようとしたワルドが、ルイズを連れてウェールズの待つ礼拝堂に入ると、後から一人の親衛隊が駆け込んできた。
「た、大変です! あ、大使どのの使い魔が!使い魔が!」
驚いたルイズが城から外へと出て、城門を見る、すると敵の兵士に変装した拝一刀が、クロムウェルの首と、手首を持って城門から入城するところだった。
「くろむうえると申すこの男は傀儡にござる、黒幕とおぼしき女は取り逃がし申したが、この男の持つ指輪を気にかけておった、故に証左としてくろむうえるの首と手首を確かめられい」

老メイジ、パリーの話によると、クロムウエルは生命を操り、死者をも蘇生させたらしい。
その能力こそが虚無の魔法であると言っていたが、実はクロムウエルの指輪『アンドバリの指輪』が生命を操っていたと解った。
アルビオンのお家騒動で紛失してしまったが、同じように生命を操る指輪が存在していていたのだと、パリーは語っていた。

また、時を同じくして総崩れになるレコンキスタ勢に、戦艦から砲弾が撃ち込まれた。
アンドバリの指輪によって操られていた兵士達が、使い手が死んだことで正気を取り戻したのだ。

その後も彼の伝説は止まらない。


エルフと戦ったとき、その人間ばなれした能力が精神的にも人間でないと証明されてしまった。
『相棒、ありゃ反射だ、魔法や物理攻撃を反射する厄介な魔法だぜ。エルフらしいこすい手だぜ』
「殺気を放たば、殺気もまた己に帰る。されば、大道無門千差路あり、この関を透得せば乾坤に独歩せん」
ルイズ達にとっては呪文にしか聞こえない難解な言葉を呟き、デルフリンガーで決壊を断ち切った。
「なんだと!この男には殺気がない、敵意がない!」
「彼岸と此岸の間を歩む、我ただ中道、冥府魔道を歩むる者なり」
「貴様は人間のはず、なのに、死を司る精霊のような力を持つとは、おのれシャイターンめ!おのれ、聖地に近づくのならば容赦はせん!」


こうして数々の戦いを乗り越えた拝一刀は、虚無の使い手であるルイズと同じように、数々の伝説を残した。
拝一刀は後にヴァリエール家に守護神として奉られることになり、ヴァリエール家は貴族だけでなく『士族』を輩出する家系として知られることになる。

士族の一人目は、大五郎という、異国の名を付けられたそうだ。

354 :零の牛頭馬頭:2007/08/24(金) 11:24:54 ID:p3++wBW1
小ネタなんでこれで終わり。
ルイズに「ちゃーん!」って言わせようと思ったけどそんな暇なかった。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:28:19 ID:ew+BPphu
ゲゲェー!乳母車にマシンガン! GJ!

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:42:29 ID:uITWknpj
乙ちゃーん!

>>250,>>254
俺は真!虚無戦記を執筆中・・・だ、大丈夫だ!ゲッターは3人で1つのチームだろ!
・・・すると3人目の俺はゲッター線に取り込まれる死亡フラグry

357 :ゼロのアトリエ:2007/08/24(金) 11:50:14 ID:MYwV9g5s
ちょっと投下するぜ

358 :ゼロのアトリエ(1/5):2007/08/24(金) 11:51:17 ID:MYwV9g5s
ゼロのアトリエ 〜ハルケギニアの錬金術師29〜

魔法学院の片隅、空き教室を利用して作られた錬金術工房の中で。
ルイズは一生懸命設計図とにらめっこして、カリヨンオルゴルの製作にいそしんでいた。
周りでは、他の五人がめいめいの作業に精を出している。

ルイズは手を休め、結局ものにならなかったかつての趣味の事を思い出した。
魔法が駄目ならせめて器用になるようにと仕込まれた編み物であったが、
複雑に毛糸が絡まりあったオブジェを無駄に生産するだけに終った。
天はルイズに編み物の才能は与えなかったようである。
だが…不思議とこれが金属や宝石となると話が変わってくる。
自分でも驚きだった。自分にこんな細やかな細工を作り上げる力があったなんて。
錬金術…いや、自分の才能に気付かせてくれたヴィオラートには本当に感謝している。
そんなことをつらつらと考えながら、ルイズはふと『始祖のオルゴール』に目を向けた。
そういえば、結婚式の詔も考えなくてはならない。
以前は…無能と蔑まれた時には暇を持て余していたというのに、
自分が何かをなそうと足を踏み出した瞬間から、そんな怠惰な時はどこかに吹き飛んでしまった。
いつも何がしかを考え、考えていない時は手足が動いている。
気の効いた詔というのは一体どんなものだろうか…まわりを見渡し、相談できそうな人を探す。
コルベールに…は期待できそうにもない。
ヴィオラートもなんというか実用派で、文章を装飾するという考えからは程遠いだろう。
キュルケは…儀式とか礼飾をあまり好きではない。タバサ…はどうだろうか。
いつも本を読んでるし、案外あっさりと良い言い回しとか過去の名文を教えてくれるかもしれない。
そんなことを考えながらタバサを漠然と見ていたルイズに、キュルケが声をかける。
「ルイズ、それは何?」
キュルケは、ルイズの傍にある『始祖のオルゴール』が気になっているようだ。
「これは『始祖のオルゴール』っていう国宝なのよ」
ルイズは説明した。
「なんでそんな国宝をあなたが持ってるの?」
ルイズはまた、キュルケに説明した。アンリエッタの結婚式で、自分が詔を読みあげること。
その際、この『始祖のオルゴール』を用いる事…等々。
「なるほど。この前のアルビオン行きの成果ってわけね。こないだ発表された、
トリステインとゲルマニアの同盟が強化され、二つの国は名実共に同盟国となる、と」
ルイズはちょっと考えたが、ほぼばれているのに隠す意味はないと思い、こくりと頷く。
「アルビオンの新政府は不可侵条約を持ちかけてきたそうよ?あたし達がもたらした平和に乾杯」
ルイズは気のない声で相槌をうった。その平和の為に、アンリエッタは好きでもない皇帝の下へ嫁ぐのである。
仕方のないこととはいえ、明るい気分にはなれようはずもない。
「ところで…それは何を作ってるのかね?」
愉快なヘビくんによる自動水汲み装置と描かれた設計図を弄り回していたコルベールが問いかける。
コルベールの指差す先には、何かの設計に頭を悩ますルイズの姿があった。
「カリヨンオルゴルっていうアイテムです。周囲の敵を魅了したり、破壊したり…
高度な技術を必要とするだけあって、強力な効果が得られるようです」
「ほう。ミス・ヴァリエールはいつのまにか高度な技術を身につけているようだね」
「…褒めたって何も出ませんよ」
照れているのか、わずかに顔を赤らめながら顔を背けるルイズに、コルベールは確信を持った声で言った。
「わずか数ヶ月で、このような装飾品を…複雑な機構を持った細工に挑戦しようなどという生徒など、
私の知る限りにおいて存在しません。自信を持ちなさい、ミス・ヴァリエール」
「そ、そうですか」
言うべきことを言ったコルベールと、黙り込んだルイズ。工房の中に、おのおのの作業する音だけが響き渡る。
静寂を破ったのはまたもキュルケだった。
「ところで、ヴィオラート」
「なに?」
「明日から休みだし、行きたいところがあるんだけど」
「行きたいところ?」

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:51:34 ID:0NkNnRq7
支援

360 :ゼロのアトリエ(2/5):2007/08/24(金) 11:52:22 ID:MYwV9g5s
「ゲルマニアではね…平民でも、お金さえあれば 貴族になることができる。
でもそれは、裏を返せば貴族でも文無しは用なしっていうことでもあるの」
「?」
「だから、宝探しに行こうと思ってるんだけど…」
「宝探し?」
「ええ。遺跡とか、洞窟とか…」
「遺跡…」
ヴィオラートはかつて遺跡を巡り、錬金術書を集めた体験を思い出した。
「一緒に行かない?あなたがいれば心強いし、何ならゲルマニアで本当の貴族になっちゃうのもいいかもしれないしね」
キュルケは返事を待たずに、テーブルの上に地図を並べ始めた。地図の山盛りがテーブルに現れる。
「それで、これがその候補地なんだけど…どこから行く?」
「…これから調べる?」
タバサがあきれて、キュルケに向き直った。
「だって…売れないから処分するって言うから、まとめて金貨十枚で引き取ったやつだし…」
キュルケはばつが悪そうにそう答える。
「大丈夫なの?」
改めて考えると、だんだん不安になってきた。
「うーん そう言われると…これなんか見るからに新品の紙だし…」
キュルケが地図の山に手を突っ込んで、確認を始める。
作業に戻ろうと思っていたヴィオラートの目に、飛び込んだものがあった。
「あ…」
不審に思ったキュルケがヴィオラートに問いかける。
「どうしたの?」
ヴィオラートは珍しく動揺した様子で、震える指先を地図に向けた。
「そこに…あたしの名前が書いてある」
「え?…どこ?ざっと見たけど、貴女の名前はなかったような気がするんだけど…」
「違うの、あたしの世界の文字で書いてあるんだってば!」
五人の視線がその地図に集中する。
「え?これって、ヴィオラートさんの世界の文字なんですか?」
シエスタが反応し、目を見開いてヴィオラートを見つめた。
「え、何、まさかあなたも何かあるって言うんじゃ」
「これ…私、見たことあります!」
「え?」
「この…ヴィオラートさんの名前の下にある文字のどこかに、竜の砂時計って書いてありませんか?」
「え、ええと…あるみたいだね。竜の砂時計って…」
「はい、ただの壊れた砂時計…だと思うんですけど…祖母が大切にしていたものなんです」
シエスタのその言葉に、ヴィオラートたちは思わず顔を見合わせた。
「ふーん、この地図には『謎の古代文字』ってあるけど…これはけっこう信憑性高いんじゃない?」
「ええ、ヴィオラートさんの世界の文字ということは、祖母の世界の文字ということですから…
この、『竜の砂時計』って文字は、私が祖母から唯一教えてもらった文字なんです!」
興奮気味に語りだしたシエスタ。この文字について共有できる初めての人ができた事が、
よほど嬉しかったのだろう。
「まさか全部本当の事だっただなんて…この文字が書かれたものは他にもありますから、
ヴィオラートさんの助けになると思います」
そこまで効いたキュルケが皆を見回して、宣告するように発言した。
「決まりね。タルブへ行こうか?」
その言葉にヴィオラートはしっかりと頷き、ルイズに問う。
「ルイズちゃん、一緒にタルブへ行こうか」
すると、ルイズはカリヨンオルゴルの設計図とにらめっこしながら答えた。
「すぐに帰ってくるんでしょう?私はとりあえずこれを完成させることにするわ。詔も考えなくちゃいけないし」
「とりあえず、私も作業があるので…それに、私が残ってないと学院的にはまずいらしいですからね」
コルベールは、新発明の設計図ににこまごまとした線や注意書きを付け加えながら、そう答える。
「一人だって、完成させて見せるわ」
出会った当時とは全く違う、まっすぐなルイズの瞳に見つめられたヴィオラートは、
心の中でルイズに祝福を贈りつつ微笑んで、決めた。
「じゃあ…行こっか?」
「そうこなくちゃ!じゃあ準備して、出発よ!」

361 :ゼロのアトリエ(3/5):2007/08/24(金) 11:53:39 ID:MYwV9g5s
翌朝、一行は空の上でシエスタの説明を受けていた。
シエスタの説明は、あんまり要領を得なかった。
とにかく、村の近くに寺院があること。そこの寺院に『竜の砂時計』が存在している事。
「『竜の砂時計』って…マジックアイテムなわけ?」
キュルケの問いに、シエスタはいいにくそうに答える。
「そんな…大したものじゃないと思ってたんですけど…しょせん壊れた砂時計ですし、
何でもドラゴンの角が使ってあるらしくて、それだけでも珍しいってありがたがって…
拝んでるおじいちゃんとかいますけど」
「へぇええ」
「祖母はある日ふらりと私の村に現れたそうです。そしてその…『竜の砂時計』を持って、
『神の浮船』で私の村にやってきたって、みんなに言ったそうです」
「『神の浮船』?」
「ええ。誰も信じなかったらしいですけど…祖母は頭がおかしかったんだって、皆言ってます」
「どうして?」
「誰かが言ったんです。じゃあ、その『神の浮船』を見せてみろと。でも、
もう呼べないとかれんきんじゅつしはどうとか色々言い訳して、その後は私の村に住み着いちゃって。
剣が使えたので、頼まれては魔物退治とか護衛とかの仕事をして一生懸命お金をためて…
そのお金で貴族にお願いして『竜の砂時計』や自分の持ってきた道具に『固定化』の呪文までかけてもらって、
大事に大事にしてました」
「変わり者だったのね。さぞかし家族は苦労したでしょうね」
「いえ、それ以外では働き者のいい人だったんで。村の皆には変わり者扱いされながらも、頼りにされてました」
「うーん、できればその『竜の砂時計』を触ってみたいんだけど…大丈夫かな?」
話を聞いていたヴィオラートが、とりあえず聞いておこうと発言する。
シエスタはちょっと考えた後、破顔して答えた。
「ええ、それだけなら全然問題ないと思います」
「なら…作り方がわかったら、真っ先にシエスタちゃんに教えるからね」
「え、ええ!?私にですか!?」
「うん。この村で錬金術がわかるのはシエスタちゃんだけでしょ?」
「そ、そうですけど、私なんかが…」
「嫌なの?」
「そ、そんな、嫌ってわけでは…」
「なら、決まりだね。頑張って、竜の砂時計を村の名産品にしちゃおう!」
「は、はい!頑張りますっ!」
ヴィオラートの誘導に見事に操られ、
シエスタは未来を決めるような誓いを立てさせられたのであった。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:54:10 ID:uITWknpj
支援

363 :ゼロのアトリエ(4/5):2007/08/24(金) 11:55:20 ID:MYwV9g5s
さて一方、こちらは魔法学院。
ルイズは完成させたカリヨンオルゴルをひっくり返して、しきりに不思議がっていた。
「何で…鳴らないのよ。ドラムは回ってるし、振動板もちゃんと弾かれてるのに…」
以前のルイズならばただ落ち込んでいるだけだっただろうが、
今のルイズは結果には原因があり、少なくとも大まかな原因なら自分が解明できるはずだと考えていたのだ。
少なくとも失敗の原因を調べようとする気概があった。
「どこか不具合でもあるのかしら…妙な魔法効果でも発現しちゃったかな…」
そう呟いて何気なくドラムを指でなぞった時、何か懐かしい音が聞こえたような気がして、
ルイズは思わずあたりを見回した。
「…気のせいかしら。ヴィオラートが戻ってくるまでには、失敗の原因ぐらい解明しておきたいけど…」
コルベールが既に退出し一人になった工房の中で、ルイズはもう一度カリヨンオルゴルを総点検し始めた。

ヴィオラートは目を丸くして、『竜の砂時計』を手に持っていた。
ここはシエスタの故郷、タルブの村の近くに建てられた寺院である。
そこにこの『竜の砂時計』は祀られていた。
『固定化』のおかげか、かつての姿…輪の一部だけが欠けた姿を、『竜の砂時計』は保っている。
キュルケは興味なさそうにその『竜の砂時計』を見つめていた。
好奇心を刺激されたのか、珍しくタバサは興味深そうに見つめている。
ヴィオラートがあまりにも、呆けたように『竜の砂時計』を見ているので、シエスタが心配して言った。
「ヴィオラートさん、どうしたんですか?何か、まずいことでも…」
ヴィオラートは答えない。ただ、感動したように『竜の砂時計』を見つめるばかり。
「ルーンが教えてくれた。これは…時間を越えるアイテムだよ…」
あたりを、重い静寂が包み込んだ。
「時間を越える!?」
驚愕したキュルケの声が響く。
「ちょっと…時間を越えるって、そんなのありなの?」
「うん…あたしも信じられないけど、時間を止めたり、未来や過去に行ったりできる。壊れてるけど…直せると思う」
そこまで言うと、ヴィオラートはシエスタに向き直って、言った。
「シエスタちゃん」
「は、はい?」
呆然としていたシエスタははっとなって、ヴィオラートを見つめ返す。
「あなたのおばあちゃんが残したものは、他にあるの?」
「えっと…後は大したものは…お墓と、たしか日記があったはずですけど…」
「それを見せて」

シエスタの祖母のお墓は、村の共同墓地の一角にあった。墓石には、墓碑銘が刻まれている。
「祖母が自分で書いた銘を元にこの文字が彫られたそうです。何て書いてあるのか、わからなかったんですけど」
シエスタが呟いた。ヴィオラートはその銘を読み上げる。
「剣士エスメラルダ、異界に眠る」
「!!やっぱり!祖母の名前です!これで、間違いありませんね!」
シエスタははしゃいでヴィオラートの手を握ると、振り返って言った。
「じゃあ、日記も持ってきますね!ちょっと待っててください!」

364 :ゼロのアトリエ(5/5):2007/08/24(金) 11:56:36 ID:MYwV9g5s
「ふう、予定より二週間も早く帰って来てしまったから、皆に驚かれました」
シエスタはいそいそと手に持った日記をヴィオラートに手渡す。
シエスタの祖母がつけていたものだろう。
『破壊の像』の持ち主と同じ、過去の異世界からの闖入者。ヴィオラートと同じ、異邦人。
ヴィオラートはシエスタから受け取った日記を、注意深く、しかし手早く調べ始める。
「あった、神の…浮船…」
「神の浮船って、知ってるんですか?」
「知ってるよ。この世界だと小さな船は普通にあるみたいだけど…すごい大きな空飛ぶ船なんだ」
「そんなに大きいんですか?」
「アルビオンで見た船の…何倍だろ?あたしの世界の、神の食卓っていう山の上に降りてくるだけなんだけど」
ページをめくりながら、ヴィオラートは懐かしむように言った。
「近づいたらいきなり大砲を撃ってきて…死ぬかと思ったなあ」
「え…その…そんな巨大な船と戦ったわけ?一人で?」
キュルケがあきれて、ヴィオラートに問いかける。
「さすがにそれはないよ」
「ああ、そうよね。いくらあなたでも、それほど無謀ではないわよね」
「うん。友達二人と一緒に戦ったんだ。逃げられちゃったけど」
「…三人で?」
「三人で」
キュルケとタバサは絶句して、この錬金術師の言う事は本当なんだろうか…いや本当なんだろうな…と、
今までのヴィオラートの行いを勘案しながら、自分を納得させた。
その間もヴィオラートは日記を斜め読みして、世界や自分に関わる記述がないかどうか調べ続ける。
ふと、ヴィオラートの目が止まる。
「あたしの名前がある…!」
日常の中に、突然ヴィオラートの名前が現れたのだ。日付は…ちょうど八年前、今日のこの日。
「未来から来たという錬金術師、ヴィオラートに託した…壊れたものでも、直せるという…
彼女は『これで帰れる…』と呟いて砂時計の光の中に…あの壊れた鈴が彼女の役に立った事を祈る…」
その日の日記はそこで終っていた。次の日は、またいつもの日常生活が綴られているようだ。
「帰れるかもしれない…」
今まで漠然としか見えなかった希望が、現実となった。
「決めたよ」
ヴィオラートは皆を見渡して、力強く言い放つ。
「この『竜の砂時計』を直して、エスメラルダさんに会いに行く」
ルイズのいない今、ヴィオラートは自分の世界に帰る決意を固めた。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:57:01 ID:clzzD55d
あとがき支援

366 :ゼロのアトリエ:2007/08/24(金) 11:58:10 ID:MYwV9g5s
とうかおわり

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:58:57 ID:YE8Jquoz
帰還フラグが

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:58:58 ID:7CYXRoJB
なんというタイムパラドックス……っ!?
投下乙だります

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 12:17:00 ID:Z94DY/WT
エスメラルダなら黒髪黒目だ…
ちくしょうまさかユーディーの方から持ってくるとは思わなかった!

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 12:26:05 ID:DVDZUnwB
GJ!
素の効果が「時空の扉を開く」だから帰還にはやっぱり最適だよな。
でもあれ、必要レベルに対して材料調達の難しさが異常なんだよな…
作ったらクリアだから仕方ないんだけど。

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 12:27:45 ID:4PfMGKNp
そうきたか!GJ

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 12:31:48 ID:0NkNnRq7
八年前っていうのはいつから?

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 13:02:06 ID:WeulVktj
久しぶりのアトリエさん乙&GJでしたー。
ゲームをプレイしてるんだけど、店開いたばかりで錬金術士Lv19・冒険者Lv4って低いのかね?

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 13:36:00 ID:RXA2Y4L/
"時空の扉を開く"とはつまり一方通行ではないと言う事。

これ以上言うと、作者さんの執筆妨害になりかねないので言わんが・・・
通常END以上のラストになり得る可能性を秘めているね。

375 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:37:23 ID:hSGtJySo
投下……するにしても人がいるのだろうか……

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 14:39:40 ID:IE2cEkp9
しえ☆すたするよ!

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 14:40:15 ID:gfqrGTLO
来い!

378 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:40:49 ID:hSGtJySo
なら、投下させていただきます。

「貴様……」
「ルイズ、君は逃げたまえ」

ルイズはそういわれると、震える足でよろよろと逃げ出していく。
ワルドがギーシュに向けて、杖を振る。
杖の先から放たれた雷光は、先ほどのようにワルキューレに阻まれる。

「土のドッド如きが私に勝てると思っているのかね?」
「やってみれば解るさ!」

ギーシュが跳ぶようにして距離を詰め、粗いながらも速く、剣を振る。
ワルドはそれを杖で受け止める。

「メイジが剣を使うか!」
「使っちゃいけない理由もないと思わないかね」

ギーシュは剣を打ち込みながらも、詠唱を完成させる。
剣を防いでいたワルドも同じように、詠唱を完成させ、
ほぼ同時というタイミングで魔法を放つ。

「『錬金』!」
「『エア・カッター』!」

だが、ギーシュの方が速い。
ワルドの足下が粘土のように柔らかくなり、
ワルドは体勢と狙いを崩す。
外れた『エア・カッター』が礼拝堂の椅子の角を切り落とした。

「今だ、ワルキューレ!」
「く……」

ワルドは迅速に粘土から足を抜くが、そこにワルキューレが襲いかかる。
詠唱が間に合わないのを見て取ったワルドは、
腰に下げていた紅い剣を左手で器用に引き抜き、ワルキューレに振りかぶる。

379 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:42:10 ID:hSGtJySo
「遅いッ!」

ワルキューレの拳が直撃して、ワルドは倒れ込みそうになる。
だが持ち直すと、左手に持った剣を再びワルキューレに向けて振った。
ギーシュはその剣が何か揺らぎのようなものを纏ったのを見た。
それは膨れあがるとその剣をそのまま大きくしたような形を取り、
ワルキューレを切った。切断面が赤熱している。
ギーシュは危険を感じ、とっさに飛び退く。
先ほどの斬撃と交差するようにワルドが再び剣を振るう。
剣がワルキューレを通り過ぎる。交差した赤熱の線が十字の様に見えたかと思えば、
次の瞬間にその線が膨れあがり、ワルキューレが爆発する。

「な、何だって……」

ワルドがギーシュの方を睨みつける。
ギーシュは細剣では打ち合えないと考え、
ワルキューレを全て出し、
剣を細剣から長剣に変え、薔薇をしまい込む。
ワルキューレを散開させ、複数方向から攻め込ませる。
ワルドは前から来た殴りかかってきた二体の腕を巨大化した剣で切り裂き、
右から来た一体を杖でいなし、左から来た二体を風で吹き飛ばした。
しかし、背後から来たワルキューレの一撃を受ける。

「ぐっ……」

しかし俊敏に身を翻し、そのワルキューレに向け斬撃を繰り出す。
そのワルキューレは先ほどのものと同じように十字に切り裂かれ、吹き飛んだ。

「な、なんだあの剣は……」

ギーシュは恐怖におののいた。爆発するのも不思議ではあるが、
ワルキューレをあっさり切り裂いてしまうそれはブルーやアセルスのそれを彷彿とさせたからだ。
切り裂かれたワルキューレを見回す。
と言っても、消し飛んだので五体しかないが。

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 14:42:28 ID:IE2cEkp9
しえ☆すた

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 14:43:13 ID:bKe4blCN
幻魔走破支援

382 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:43:42 ID:hSGtJySo
(あれ?)

そこで疑問に思った。消し飛んだのは先ほどの二体だけなのである。
何故なのか、先ほどの剣を使えば全て消し飛ばすことも出来たはずだ。
なら、使えない?

(……なんでだ?)
「呆けている余裕があるのかね?」

ワルドが巨大化した剣を振り下ろす。
ギーシュはそれをとっさに剣で受け止めた。
そう、受け止めた。

(ワルキューレをあっさりと切れるのなら、剣ごと僕は切り裂かれているはずだ)

やはり、使えないのだろうと考えた。剣を押し返して弾き、
吹き飛ばされていたワルキューレを再びワルドに向けて、
自身は距離を取る。そして、何故使えないのかを考え始めた。

(なにか条件があるのか?)

それが解るまでは、距離にはいるのは危ないと判断し、遠くから機を狙う。
二体を相手しているワルドに生じたその隙をギーシュは見のがさなかった。

「今だ!」

杖でいなされ、倒れ込んでいたワルキューレが跳ねるように起き上がり、
ワルドに蹴りを飛ばす。ワルドは不意の一撃を食らう……が、倒れなかった。

「……魔法衛士隊の連中は化け物か」

そして、またワルキューレが十字に切られ、消し飛ぶ。
そこでようやくギーシュは気付いた。
あの斬撃を出した時と、出してないときの相違点に。

(もしかしてあれは、殴られないと使えないのか?)

383 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:44:58 ID:hSGtJySo
最初の時も、二番目の時も、今の時も消し飛ばされたのは
攻撃を成功させたワルキューレだった。
ならば、とギーシュは残った二つと自分自身で三方向から攻撃を試みる。
ただし、自分の攻撃はわざと外して。
一体目を剣で無理矢理倒したワルドは、
ギーシュのフェイントに引っかかって背後のワルキューレの一撃を食らう。
するとギーシュには目もくれず、紅い剣を振りかぶり、
背後のワルキューレを同じように十字に切り裂く。
切られたワルキューレは、やはり爆ぜた。

「やっぱりか、その斬撃は攻撃を受けないと使えないようだね!」

ギーシュは笑いながら勝ち誇った声で言う。
ワルドはそんなギーシュに冷静に返す。

「解ったところでどうしようもあるまい」
「へ?」
「攻撃せずにどうやって勝つというのだ?」

ギーシュが固まる。
ワルドはそんなギーシュに向けてゆっくりと一歩ずつ歩み寄って来る。
ギーシュは今度は汗を流して、必死に頭を回転させる。

(え、えーと、冷静に考えればそうじゃないか!
 どうしようも――?)

そこで、一つの閃きを得て、剣を構え直す。
ワルドはそれを見て、一度立ち止まる。

384 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:46:09 ID:hSGtJySo
「死ぬ覚悟が出来たのか?それとも逃げる気か?」
「どちらでもないね」
「そうか」

そう言うと、片手で剣を振り上げる。
ギーシュはそれを集中して見つめていた。ワルドが剣を振り下ろす。
ギーシュはそれに対して剣を斜めに構えて受け止める。
そして、そのままワルドの懐まで入った。

「何――?」

ワルドが右腕の杖を振り上げる。
ギーシュはそれは無視し、剣を回して左手を絡め取り、
そのままその手に在った剣を弾き飛ばす。
紅い剣が宙に舞い、風を切る音を鳴らして礼拝堂の固い床に突き刺さる。
ギーシュは振り上げた形になった剣を右腕にたたき付けようとする。
が、ワルドは『ウィンド・ブレイク』を唱え、ギーシュを吹き飛ばす。
当然、剣を振り下ろすことは出来ず、ギーシュは床にたたき付けられる。

「……どうやら私は君を見誤っていたようだな。
 だが、もう油断はせぬ」

ワルドは呪文を唱え、杖を振る。
杖の先から雷光が迸り、ギーシュに向かって飛ぶ。

「があっ……!?」

ギーシュの前進に激痛が走り、あまりの痛みに崩れ落ちる。
ワルドはそれを冷酷な目で見つめて、小さく唱えた。

「『エア・ニードル』」

杖が青白い光に包まれる。
先ほど、ウェールズを貫いたものだろう。
ワルドは、電撃を喰らって動けないギーシュに一歩一歩近づく。
そして、すぐ前で一旦立ち止まり、杖を振り上げる。

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 14:47:02 ID:IE2cEkp9
しえ☆すた

386 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:47:36 ID:hSGtJySo
「君を殺したら、ルイズを追うとしよう。
 この城の包囲から逃げられる筈もない」

そして、杖を振り下ろす――が、それは一本の剣によって途中で遮られる。
ワルドは咄嗟に、彼が入ってきたであろう扉とは反対側の、始祖像まで飛び退く。
杖を防いだ人影は、剣を構え直す。左手に刻まれたルーンが光り輝いている。

「ブルー!」
「相棒、ようやく出番か!」
「貴様……どうやって此処まで!」

ブルーは答えずに、短く呟く。
数本の剣が現れ、ワルドに向かい飛ぶ。
ある意味、もの凄い解りやすい返答かも知れない。
ワルドは呪文を唱えて風を巻き起こし、それを弾き飛ばす。
ギーシュは誰かの手が自分の手を引っ張るのを感じた。
その力を借りて、何とか立ち上がりその手の先を見る。

「ルイズ……」
「間に合ったみたいね」

ボロボロで、まだ感覚がはっきりしない状態でも、ギーシュは何とか笑いを作る。

「逃げなかったのかい?」
「貴族は背中を見せないわ」

ギーシュは今度は笑いを作らず、心の底から笑いを浮かべる。

「逃げるとき、足が震えてたよ……」
「……そ、その時はその時よ!」

ルイズが顔を赤くして騒ぎ立てるが、
ギーシュは笑いを止めて、正面を向く。
ワルドと、彼らが対峙していた。

387 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:48:47 ID:hSGtJySo
「……そうか、主人の危機が目に映ったか」
「ルイズを騙したのか?」

彼らは歩みながら、ルーンを刻む。ワルドは動かない。

「目的のためには手段を選んではおれぬのでな」
「それは勝手だ。だが、他人を巻き込むな」

ルイズはその様子を見ていた。
ブルーは……いや、ルージュか……?
どちらとも解らないが、怒っているように見える。
どちらも、そういう人には思えないのだが。
それに、ルイズのために怒っているのとも、違う気がする。
むしろ、ワルドの行為そのものを憤っているような……。
と、そこで彼が動いた。目に追えぬほど速い……とまでは行かないが、
それなりに速く、ワルドに突っ込み、剣を振り下ろす。
ワルドは身体を翻してかわし、青白く光ったままの杖を突き出す。
ブルーが剣で受け止めると、ワルドは飛び退いて距離を取る。
そして、一度『エア・ニードル』を消し、再び唱える。

「く……ユビキタス・デル・ウィンデ……」

その呪文を唱え、ワルドが杖を振ると、
ワルドが分身する。突如出現したとも言える。
数を増やして、最終的にワルドは5人に分身した。
それを見て、彼らは剣を止めて、飛び退く。

「風の遍在だ……知っているとは思うが」
「知らん」

その言葉を聞いた途端、短く返してブルーは再び斬り込む。
刻まれたルーンから発せられた光が彼らを覆うと、
今度こそ目にも見えぬほどの速さになった。
ワルド達の内の一人が、呪文を唱える。

388 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:49:58 ID:hSGtJySo
「『ウィンド・ブレイク』!」

風が、彼らめがけて放たれる。
彼らは反射的に、デルフリンガーを前に突き出す。
剣で風が防げる道理はないが、それでも防御しようとした。

「ちょ、相棒」
「剣で魔法が防げるはずが――」

その言葉を言い終える前に、魔法の威力が到達する。
しかし、身体に伝わってくるはずの衝撃は来ない。
少々困惑していたがそれでも考えると、
手に持った剣が風を吸い込んでいる事を発見する。

「何だと……!」
「おお、なんだこりゃ……そういや……なんかそんな事も出来たような……」

自分でもよくわかっていないらしいデルフリンガーに、彼らは問い詰める。

「どう言う事だ」
「いや、ちょっと待って。今思い出すからよ……」
「『ウィンド・ブレイク』!」
「……取り敢えず、防いでもらうぞ」

ワルド達が放った突風を、今度は意志を持ってデルフリンガーで防ぐ。
先ほどの雷撃と同じように、突風は吸い込まれ、彼らに届くことはない。

「その剣……一体何だというのだ!」
「……そうだ、思い出した!」

彼らはその声は無視して狼狽しているワルド達に切り込む。

「い、いやちょっと、聞いて欲しいかなー、なんて」
「聞いてやれる余裕はない」
「……まぁいいさ、今はやりたいようにやっちまいな、『ガンダールブ』!」

389 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/24(金) 14:51:29 ID:hSGtJySo
そう叫ぶと、デルフリンガーが光り出す。
ワルド達が再び『エア・ニードル』を唱える。

「…杖自体が魔法の中心!打ち消すことは出来ぬ!」

そういって、五人のワルドが杖を突きだしてくる。
それを受け流し、回避し、いなす。
最後に振り下ろされたのを受け止めると、デルフリンガーを包んでいた光が弾ける。
そこには、磨き抜かれたように輝きを返す、錆びの混じらぬ鋼の刃があった。

「何なんです?」
「……細かいことは気にすんな!行くぜ!」

懐に入れたワルドのうちの一つを切り上げる。
それは悲鳴も上げずに消滅した。
ワルドの遍在達が彼らを取り囲んで、杖を突き出してくる。
彼らはそれを軽く跳躍して、回避する――軽くと言っても、
人一人飛び越せるぐらいの高さだったが。
そのままワルド達の内の一人の頭を足場に大きく飛んで、包囲から離脱する。
その動きを見ていたギーシュは呟く。

「やっぱり、凄いな……彼は」

軽い音と共に地面に着地する。
次にその音を大きく、激しくしたような音と共に剣を振り抜く。
一気に距離を詰めて、勢いを乗せた斬撃がワルドの内もう一人を斬る。
が、それも斬られると消滅する。
人一人斬っても尚余る勢いを、床を滑るようにして制動をかける。
バランスを崩しかけて、途中で片手を付いた。

「どれが本物か解ったりしないか?」
「それは無理」
「……全員叩けばいい話だな」

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 14:54:58 ID:Gm6MLpP7
支援

391 :代理:2007/08/24(金) 15:02:08 ID:IE2cEkp9
278 名前:ブルージュの[sage] 投稿日:2007/08/24(金) 14:54:52 ID:5YAER/Gk
規制くらいましたー

立ち上がり、後ろを振り向く。
ワルドが始祖像の下で杖を構えている。
青白い光は、既に消したようだ。
呪文を唱えて、彼らに向け杖を振り下ろす。

「『ライトニング・クラウド』!」

杖の先に、青い光が灯り、放電する。
後ろから、かすれた小さな叫び声が聞こえてくる。

「気をつけたまえ、ブルー!
 それを喰らえばただでは済まないぞ!」

轟音と共に、杖先から雷が放たれる。
デルフリンガーで受け止めるが、吸い込みきれない。
それどころか勢いに押されてだんだんときつくなってくる。

「相棒、このままだとジリ貧だぞ!」

その言葉に対して、彼らは剣を握る手を強めるどころか、
片手を離してしまう。デルフは思わず叫びかけるが、叫べなかった。
器用に、回転させる。今まで押されていた雷を押し返し始める。
そして最後には雷を弾くと同時に、青白い光と唸るような低い音を放ち始める。

「な、なんか嫌な感じがするんだが!?何というか折れそうな」
「確かかなり摩耗するからな」
「……もう少し優しく扱ってほしいな俺」

そのまま、地面を蹴ってワルドまで跳ぶように駆けよる。
ワルドは咄嗟に呪文を唱えて、『エア・ニードル』を纏わせる。
それで剣を受け止めようとするが、
デルフは何も遮る物が無いかのようにワルドの身体をあっさりと切り裂く。
だが、その姿もかき消える。
残り一人、本体であるだろう最後のワルドを探すために、辺りを見回す。

392 :代理:2007/08/24(金) 15:03:11 ID:IE2cEkp9
279 名前:ブルージュの[sage] 投稿日:2007/08/24(金) 14:57:02 ID:5YAER/Gk
「離して!」

声のした方へ振り返ると、ワルドがルイズを捕らえて、杖を此方に向けていた。
ギーシュは突き飛ばされたのか、少し離れたところで倒れている。

「ルイズを離せ」
「そうはいかない。彼女は僕の目的のために必要なのでね
 ……君は優秀なメイジのようだ。
 どうかね、君も『レコン・キスタ』……いや、私と共に来ないかね?」
「お断りだ」
「そうか、なら此処でお別れだ」

ルイズを捕らえている手とは反対の右手で杖を軽く振り、唱える。

「『ライトニ――』」

そこで唐突に、銀色が一閃。何かが宙を舞う。
解放されて、倒れ込むルイズ。彼らはそれを抱き上げて、駆け去る。
呪文を唱えていたワルドはそれを不思議そうに見て、詠唱を止める。

「『――ング…』……?」

そして、何かやわらかい物が落ちる音に対してそちらを振り返り、呟く。

「……何……だと……?」

落ちていたのは、左腕。
ワルドは自らの左腕があるはずの場所を見やる。何もない。
忘れていたものを今思い出したかのように、血が噴き出す。

「私のっ……腕がぁ……!?」

傷口を抑えて、ワルドはうずくまる。
ブルーも纏っていた光が霧散すると、胸を押さえてうずくまる。
左手のルーンの光も消えていた。
ギーシュがよろよろと立ち上がって、礼拝堂の椅子にもたれかかる。
しばらく、そのまま時間が流れた。

393 :代理:2007/08/24(金) 15:04:15 ID:IE2cEkp9
280 名前:ブルージュの[sage] 投稿日:2007/08/24(金) 14:57:58 ID:5YAER/Gk
静寂は破壊音によって打ち砕かれる。
どこからか飛んできた砲弾により、礼拝堂の一角が崩れ落ちた。
遠くからの喧噪や爆音が聞こえてくる。
ワルドがそれを聞いて顔を上げる。

「な、何が起こってるの……?」
「攻撃が始まったか……!」

ワルドは立ち上がると、傷口から手を離し、血だらけの手で杖を握る。

「私はこんな所で死ぬわけには行かぬ……さらばだ」
「待ちなさい!」

ワルドは『フライ』を使い、崩れ落ちた一角から飛び去る。
制止などは、当然聞くはずもない。
遠くから聞こえてくる戦闘の音に、ブルーが呟く。

「逃げるか」
「どうやってよ」
「かなり先だが、タバサ達が来ている。
 そこまで『保護のルーン』を使って行く」

ルイズはそれにうなずいて、歩き出そうとして立ち止まる。
そして俯いてから、振り返って始祖像の方に歩き出す。

「ルイズ?」
「ちょっと待って」

ルイズは始祖像までは歩かず、
その手前の事切れたウェールズの前でかがみ込む。

「…ご無礼をお許し下さい」

そう言ってから、ウェールズの手から『風のルビー』を外す。
外すときに、ルイズの手の『水のルビー』との間に光を作り出した。
なんとも場違いな、美しい虹色の光だった。

終わりー。



394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:11:37 ID:RXA2Y4L/
ブルージュの人&代理GJ!

395 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/24(金) 15:18:57 ID:eH7C836S
続けて投下、よろしいでしょうか?

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:21:18 ID:st1i9Oxg
バーンとやっちゃて下さい。

397 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/24(金) 15:25:12 ID:eH7C836S
宙を舞う花びらは甲冑を着た女戦士の人形となる。
青い石は花びらの変形に巻き込まれ、女戦士の兜の額に配置された。
ギーシュはワルキューレの造形にはちょっと自信を持っていた。
それが、今回はひときわうまくいっている。
このワルキューレの戦うところを見れないのは残念だが、モンモランシーの方がよほど重大だ。
ギーシュはマントを翻してワルキューレをおいてモンモランシーを追う。
ワルキューレはここからギーシュがいなくなれば少しも立たないうちに動かなくなる。
このくらいならルイズ相手でも冗談ですむ。
2歩も駆け出さないうちに後ろからルイズの声がした。
「待ちなさいギーシュ」
「今度はなにかね?青い石のことならワルキューレと・・・」
「あなた、こんなの私にけしかける気なの?」
ギーシュは振り向いて・・・目を点にした。
ワルキューレは本来人間と同じ大きさのはず。
それなのに、このワルキューレはおおよそ10メイルもある。
形も女戦士とはもはや呼べない。
歪み、ねじれ、醜い化け物になっている。
「な、なななななななな」
舌がもつれた。
ワルキューレだった青銅のゴーレムはギーシュの目の前で腕を振り上げ、振り下ろす。
足がねじれた青銅のゴーレムはバランスを崩し、ギーシュの目の前の地面に拳をたたきつけた。

倒れるギーシュの元にルイズは走った。
襟を掴んで揺する。
「ギーシュ!何やってるの!止めなさい」
ルイズは声を張り上げるが、ギーシュは動かない。
どうやら気絶しているようだ。
後ろで金属をこする音がした。
青銅のゴーレムが不安定な形の足を変形させて安定した形につくり直していく。
腕を振り回し、石畳をめくり上げ、暴れ回る。
「そんな、なんで?」
ワルキューレのような即席で作ったゴーレムは作り出したメイジが気絶すれば動きを止める。
ましてや、造形を変えるという複雑なことはメイジの制御無しには行えない。
「ルイズ、あれ!!」
ユーノが青銅のゴーレムの顔を示す。
もはや人の顔の形はしていないが、それでも額と解る部分にはジュエルシードが見えた。
その色はさっきまでのくすんだ色ではなく透明感のある青色になっていて宝石自信が光を発している。
「ジュエルシードが発現している。それに暴走も」
暴れ回る青銅のゴーレムは向きを変える。
ルイズに向け10メイルの体を動かした。
「ユーノ!」
「うん」
ユーノがルイズの肩から飛び降りる。
体から光りを出しながら人間に形を変えた。
ルイズはポケットに入れておいたレイジングハートをつまみ出し、宙に投げる。
「レイジングハート、行くわよ!」
「Stand by Ready.Set up」
レイジングハートの光がルイズを包む。
着ている服がほどけ、次いで光の帯がルイズの体に巻き付き服となる。
バリアジャケット姿となったルイズは杖となったレイジングハートを手にした。

変身を終えたルイズが見たのは、拳を振り上げる青銅のゴーレムだった。
ギーシュの時とは違い、安定した下半身で体をしっかり支えて振り下ろす。
「ルイズ!」
ユーノがルイズと青銅のゴーレムの間に割り込んできた。
右手を突き出すと、そこには回転する光の魔法陣が出てくる。
青銅のゴーレムの拳が光の魔法陣にはばまれる。
ユーノは足を少しかがめて衝撃に耐えて再び手を突き出す。
衝撃を返されたゴーレムは後ろに飛び、倒れた。

398 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/24(金) 15:26:26 ID:eH7C836S
「ルイズはもう少し下がって」
後ずさったルイズは柔らかいものを踏んだ。
ギーシュの顔面だった。
足を避けて、ギーシュをまたいで下がる。
伸びているギーシュはとりあえずほおっておくことにした。
「でも、どうしたらいいの?」
「僕が防いでいる間に、ルイズが封印するんだ」
「ユーノが危ないじゃない」
「大丈夫。防御魔法は得意なんだ」
ユーノは立ち上がろうとするゴーレムに駆けだした。


シエスタを追いかけていたはずのキュルケは全く予想していないものを見た。
「なに、あれ」
10メイルくらいの不格好なゴーレムがいたのだ。
しかもゴーレムと戦っているメイジがいた。
マントの色からして一年生だろう。
その一年生は不思議な防御魔法でゴーレムの手足の攻撃を防いで、一歩も引かない。
周りの建物や石畳が次々に残骸になっている。
「あれは・・・いくら何でもやりすぎよね」
一年生とゴーレムの戦いはメイジ同士の決闘にも見える。
ゴーレムを操っているのが誰かは建物の陰に隠れて解らないがおそらくライン以上のメイジだろう。
メイジ同士の決闘は禁止されているものの珍しいことではない。
普段なら止めずに観戦を楽しんでもいいのだが、学院の建物を破壊しながらとなると話は違う。
それにゴーレムの腕の振りは杖を落として終わり、と言うような生やさしいものには見えない。
一年生を叩き潰すような勢いで振り回されている。
キュルケは杖を構え、前に出ようとしたが大きな杖を持った青い髪のメイジに止められた。
タバサだ。
「危ない」
タバサはそういうと呪文の詠唱を始めた。
長めの呪文。トライアングルの魔法を使おうとしているのだろう。
タバサが杖を振ると竜巻が生まれる。
さらに杖を振ると竜巻は一年生を迂回してゴーレムを巻き込もうとする。
ゴーレムが腕をぶぅんとふる。
その途端、竜巻は吹き飛んでしまった。
「何やったのよ。あのゴーレム」
いくら何でもトライアングルの魔法をああも無造作に消してしまうのは無茶だ。
「危険。近寄ったらだめ」
タバサは手を広げてキュルケを止めた。
ついでに、他のメイジも止めた。

「ふむ・・・これは」
オールドオスマンとコルベールはその様子を「遠見の鏡」でその様子を見ていた。
大きな音を聞いて「遠見の鏡」を使ったのだ。
映っている画像はぼやけている。
「よほど強力な魔法が妨害しておるようじゃな」
オールドオスマンは立ち上がる。
「ミスタ・コルベール。ヴェストリの広場に誰も近づけぬようにするのじゃ」
「止めないのですか?」
「もちろん止める。じゃが、ミスタ・コルベール。解るじゃろう?ゴーレムとあの生徒の戦いは均衡しておる。下手に手を出すと生徒の方が危なくなるぞ」
「オールドオスマンの魔法でも止められないのですか?」
「わからん。だれかがトライアングルの魔法を使ったようじゃがそれはいとも容易く消されておった。トライアングルの魔法でも止まるかどうかは解らんぞ」
「眠りの鐘は?」
学院でなにか起きたときには眠りの鐘が使われることとなっている。
「それもだめじゃ。あのゴーレム、とても人が操っているようには見えん。睡りの鐘であの生徒だけ眠ってしまいゴーレムは動き続けてしまうかもしれんしの」
オールドオスマンは杖を振って、ドアを開けた。
「じゃから急がんとな」
外にはロングビルが待っていた。
「ミス・ロングビルにも手伝ってもらおうかの」

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:27:02 ID:clzzD55d
支援

400 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/24(金) 15:27:30 ID:eH7C836S
ここまでです。
ギーシュが・・・決闘にならんかった

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:29:06 ID:Zy/gtZyl
乙&GJ!

ところで今予約ある?

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:30:09 ID:eH7C836S
ないはず

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:31:14 ID:Zy/gtZyl
じゃあ俺もしばらくしたら投下させてもらうんだぜ!

ゼロの全員まとめてクライマックス外伝 〜未来より永遠に〜 前編

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:37:05 ID:Zy/gtZyl
 ガリア王国王女にして北花壇警護騎士団団長のイザベラは、従妹のシャルロットが嫌いだった。
 理由は大小様々にあったが、まず第一に、シャルロットの才能が妬ましかった。シャルロットは風系統
のトライアングルメイジであり、幼くして“シュヴァリエ”の称号を得るほどの才幹を有していた。それに
引き換え、このシャルロットと血を分けた従姉であるはずのイザベラには、魔法の才能が皆無なのだ。
 ハルケギニアの階級社会は、王侯貴族の特権の伝統のみに支えられたものではない。支配者には、
支配者たるに相応しい魔法の才能が求められた。そしてイザベラにはそれがなかった。
 第二に、シャルロットの『眼』が気に喰わなかった。ガリア王国に連なる者のみが持ちうるその青い瞳
が、まるで自分の事を見ていない事が腹立たしいのだ。王女である自分に対して、一欠けらの畏怖も
敬意も込められていないその視線が、どうしようもなく気に障るのだ。
 事実、シャルロットはイザベラなど眼中にはなかった。彼女がイザベラを通して見ているのは、父を殺し
母を狂わせた不倶戴天の仇敵であり、ヴェルサルテイルの玉座に座し至尊の冠を頂く汚らわしい簒奪
者、ジョゼフ一世その人である。シャルロットにとって、イザベラなどそのジョゼフ一世に連なるというだけ
の女であり、この事実はイザベラをより一層不愉快にさせるのである。
 奇形的に肥大化した自我と自尊心とコンプレックスとが、イザベラを形作る大部分を占めている。それ
に加えて『簒奪同然に現在の地位を手に入れた自分はいつ寝首をかかれるかわからない』という恐怖
心が、イザベラの人格を陰険で酷薄でヒステリックなものにしていた。
 だが、単に権力を握る手段として考えた時、簒奪が世襲に劣るなどという事は些かもない。権力とは
それをいかにして手に入れたかという過程ではなく、それをいかに行使したかという結果においてのみ
評価され正当化されるものであるからだ。この事に気づく事の出来るほどの器量と才幹を、イザベラが
持ち合わせていなかったのは、ある意味では不幸な事である。
 イザベラは魔法の才能のない事をコンプレックスに感じているが、とりわけシャルロットに対するそれは
強烈なものであり、イザベラはその感情に対する回答としてシャルロットに対する陰湿な嫌がらせという
答えを提示した。血を分けた従妹に対してこのような仕打ちが出来るものか、と、侍女達を戦慄せしめる
ものであった。
 だが、それでイザベラの気が晴れるなどいう事は些かもなかった。どんな仕打ちを受けても微動だに
せず、表情一つ変えないシャルロットに対しての苛立ちが募るばかりであった。何をされても怒らない、
悔しがりもしない、泣き喚きもしない。まるで主の命を待つガーゴイルのように突っ立ったまま。この娘の
恥辱に震え、屈辱に歯噛みする姿を見たいと言うのに、このガーゴイルときたら顔の筋肉を僅かばかり
も動かさないのだ!
 苛立ちばかりが募り、それを発散しようにも肝心のシャルロットはこれだし、その所為で余計に苛立ち
が募り……
 そんな悪循環の中、イザベラの下に現れたある一つの『存在』が、甘い言葉を囁きかけるのだった。



「お前の望みを言え。どんな望みも叶えてやろう。お前の払う代償はたった一つ……」

405 :未来より永遠に:2007/08/24(金) 15:39:02 ID:Zy/gtZyl
 人口300万人を誇るハルケギニア最大の都市、ガリア王都リュティスの東端に、王家の人々が暮らす
壮麗たる大宮殿ヴェルサルテイルはある。現在王位に就いているジョゼフ一世は、ヴェルサルテイルの
中心に位置するグラン・トロワと呼ばれる青色の大理石の宮殿で政治の杖を振るっているのだ。
 そのグラン・トロワから離れた薄桃色の小宮殿が、イザベラの居するプチ・トロワである。
 そのプチ・トロワで、イザベラは王族の品位を感じさせぬ、気の触れたような笑い声を上げていた。眼
前には、生卵や泥を詰めた腸詰めを目一杯ぶつけられ、全身すっかり汚れきったシャルロット――現在
はタバサと名乗っている――がいた。

「おほほほほ! いい格好ね、シャルロット! ほら、あんた達も笑いなさい!」

 イザベラに言われ、侍女達は仕方なしに笑みを浮かべる。これが彼女らにとって好ましからざる命令
である事は明白であった。王宮の内外に故オルレアン公シャルルの娘であるタバサのシンパは幾らで
もいるし、イザベラもそれを承知でやらせているのである。
 暫くの間タバサをだしに笑い続けていたが、肝心のタバサが、先程から全く表情を変えていないのに
気づき、儚い愉悦は瞬時に苛立ちに取って代わられた。
 彫像のような無表情を崩さないタバサに、イザベラの苛立ちは募るばかりであった。本当にガーゴイル
のような娘だ。いや、むしろこの娘は本当にガーゴイルで、薄皮一枚剥いだ下には黒光りする石の肌が
隠されているのではないだろうか……そんな埒もない想像が頭をよぎる。

「何か言ったらどうなの?」

 タバサは無言である。先程までの笑い声は、タバサという沈黙の軍勢に対し白旗を揚げたようだった。
 タバサの視線が、イザベラに合わされる。その冷たく透き通った瞳に射竦められ、イザベラは一瞬気圧
された。自らの内に敗北感がじわじわと広がっていくのを感じ、イザベラは唇を噛んだ。
 それから無理矢理に余裕の笑みを作り、更に言い募ろうとした時、沈黙に支配された場を一変させる
明るい声が響き渡った。

「おお! 来ていたのか、我が従妹よ!」

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:40:05 ID:IE2cEkp9
ジークか!?支援

407 :未来より永遠に:2007/08/24(金) 15:40:26 ID:Zy/gtZyl
 その張りのある声は、タバサの擁する沈黙の精鋭部隊を以ってしても抑えきれぬほどに陽気な響きを
伴っていた。イザベラは声の主をきっと睨みつけ、侍女達は救世主の降臨を待ち望んでいたかのように
希望に満ちた目でそちらを見やり、タバサだけはその声に対し何らの反応も示さなかった。
 部屋に入ってきたのは、全身を眩い純白で染め抜いた、異相の魔人であった。体の至るところに白い
羽があしらわれ、所々が黄金色燦然たる装飾で飾られている。透き通った水色の瞳はキラキラと輝き、
その姿はまるで人の姿を得た美しい白鳥のようである。
 白鳥の魔人は生卵と泥にまみれたタバサを見ると、驚いた声を上げた。

「どうしたのだ、我が従妹よ。酷く汚れているではないか」

 どうしたも何も、つい先程イザベラが侍女達に命じてやらせたのである。尚も沈黙を護るタバサだが、
魔人は得心行ったように手を叩き、一人で勝手に納得して続けた。

「成る程、皆まで言うな。外で転んだのだな? 昨日は雨が降っていたし、庭の地面がぬかるんでいた
 としても不思議ではない。我がガリア王家の威光を以ってしても、ハルケギニアの森羅万象を支配
 する事は出来ぬからな」

 魔人の中では、外で転ぶと泥まみれになる上に生卵までぶつけられるようである。自分の想像の的
確さに納得しきりの魔人は、ふと気がついたように、近くにいる侍女に命じた。

「そこのお手伝いその1! 何をしている、替えの服を持て! それからお手伝いその3! 我が従妹を
 浴場へ連れて行け!」

 彼は侍女達を番号で呼ぶ。この態度を傲岸不遜と見る向きもあるが、顔と番号をしっかり一致させて
いる辺りはイザベラよりはいくらかマシである、というのが侍女達の総論であった。
 ともあれ、新たな命令を得た侍女達は、弾かれたようにその場から駆け出した。栗色の髪のお手伝い
その1はタバサの体に合う服を探しに行き、蜂蜜色の髪をお下げにしたお手伝いその3はタバサを連れ
プチ・トロワの浴場へ向かった。
 次いで魔人は、残っている侍女達に紅茶と菓子の準備をするよう命じ、満足げに頷いた。

408 :未来より永遠に:2007/08/24(金) 15:42:55 ID:Zy/gtZyl
「うむ。我が従妹がこのプチ・トロワに来るのも久しぶりだ。最上の礼を尽くしてもてなさねばな」
「……ジークっ! 何を余計な事をしているのさっ!」

 イザベラは、自分を無視して勝手な事をする魔人――ジークに対して、忌々しげに叫んだ。呼ばれた
ジークは、目じりを吊り上げて喚くイザベラに、何をそんなに怒る事があるのか、と心底不思議に思って
いるような口ぶりで聞き返す。

「我が姉妹よ、何をそんなに大声を出す? 心配する事は無い。そなたも我々と一緒に茶会を」
「誰が姉妹よ! あのガーゴイルに礼を尽くす必要なんてないと言ったじゃない!」
「何を言う。我が姉妹の従妹は、我が従妹も同じ。礼を尽くし厚く遇するは当然ではないか」

 ジークは、あたかもそれがこの世界の絶対の理であるかのような、確信に満ちた口ぶりで言った。
 我が姉妹。ジークはイザベラを指してそう呼んで憚らない。こんな奴が自分の兄弟であると吹聴して
回っているかと思うと、イザベラは憤怒と屈辱で死にそうになる。しかも、先程のジークの台詞のように、
この魔人はあのシャルロットにまで礼を尽くしているのである。全く、これ以上の侮辱があろうか!
 イザベラは、散々汚れきったタバサに投げつけてやるつもりでいた書簡を握り締め、ギリギリと唇を噛
みしめた。そして、ジークと契約を交わしたあの夜を思い返すのだった。



「お前の望みを言え。どんな望みも叶えてやろう。お前の払う代償はたった一つ……」

 砂時計のように上下反転した姿で現れたジークが、厳かに告げた言葉である。
 イザベラは、そのような甘い誘惑に対し、一時の感情に身を任せる愚かしさを知らなかった。イザベラ
が望んだ事はたった一つ。それも、今まで決して果たされる事のなかった望みであった。

「シャルロットを始末しなさい」

 北花壇警護騎士団は、公的には存在しない組織である。ガリア王家の汚れ仕事を一手に引き受け、
国内外の表沙汰に出来かねる厄介事を処理する為の部署であり、所属する“騎士”達は名誉とは無縁
の輝かしからざる闇の騎士達であった。

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:45:23 ID:fUXxw5LY
支援

410 :未来より永遠に:2007/08/24(金) 15:46:33 ID:Zy/gtZyl
 そのような騎士団の団長であるイザベラに、名誉も賞賛もあろうはずがなかった。しかも、実際に任務
に赴く事はなく、実質的には騎士団に所属する騎士達に命令を伝達するだけの役職である。命令伝達
だけならば鳩にすら出来る仕事である。つまり、父であるジョゼフ一世がイザベラに認めている価値とは
その程度のものなのだ。
 娘であるイザベラは、父としてのジョゼフと、王としてのジョゼフ一世の両方を知っている。王としての
ジョゼフ一世は自分をその程度と見切っているのだ。当のイザベラもその事は薄々感じていたが、当然
イザベラはそれを認めたがらなかった。
 自分は騎士団の団長で、お父様に信頼されている。あの娘よりもずっと……。
 そう思い込んで自分を誤魔化し、それでも抑えきれない鬱屈を周囲に当り散らして発散する。従妹ほ
どの器量も才幹も人望もないイザベラにはそれが精一杯だが、それすらもいつ家臣や召使い達に寝首
をかかれるかわからないという恐怖心しかもたらしてくれなかった。
 特に、自分を差し置いて王宮内外の人々の信頼を集めるタバサに対するコンプレックスは、日増しに
強く大きくなっていく一方であった。
 王女という身分にありながら、イザベラの心はまるで虜囚のようであった。
 やがてイザベラは、『シャルロットさえ消えれば、皆自分を王女として認める』という歪んだ認識を持つ
に至った。その突発的な発露が、ジークへの望みであったのだ。
 望みを聞き届けたジークは実体を得、純白の魔人となってこの世界に現出した。
 人語を解し人間とコミュニケーションを取る事の出来る亜人は、一般的に魔人と呼ばれている。無論、
その中でも色々と区分があるのだが、一般に広く知れ渡っている呼称はそれである。オーク鬼やトロル
鬼のような知能の低い亜人とは一線を画し、極めて高い魔力と霊格とを併せ持っている。
 そのような存在であるならば、例え風のトライアングルメイジであるシャルロットであってもひとたまりも
ないだろう――そう確信しシャルロット抹殺を命じたイザベラだった。
 が、実体を得たジークは、何一つ行動を起こそうとしなかった。客人としての待遇を要求し、ふんぞり
返って偉ぶっているだけで、具体的にシャルロット抹殺の為に行動する事はなかったのである。暗殺
ならば闇討ちや毒殺など様々に方法があるし、もしかしたらああいう風に振舞って周囲を油断させてい
るのではないか、とも考えたが、それを否定したのは当のジーク本人であった。
 ジークの態度に耐えかねたイザベラに、何故あの人形娘を始末しないのか、と問われたところ、ジーク
はさも当然のように言ってのけたのである。

「何故私が動く必要がある? 動くのは、そう……世界の方だ」

411 :未来より永遠に:2007/08/24(金) 15:48:57 ID:Zy/gtZyl
 つまり、契約はしたし、その内容も忘れてはいないが、その為にわざわざ働く気はさらさらないのだ。
ジークは自分がわざわざ動かずとも、世界の方が自分に合わせるものだと本気で思っているのである。
この時点でイザベラは怒りの余り卒倒しそうだったが、続くジークの言葉はそんなイザベラを更に激させ
る事となった。

「それに、シャルロットはそなたの従妹だ。我が契約者は我が姉妹も同じ。そして我が姉妹の従妹は、
 我が従妹も同じ。どうしてこの私が、自分の従妹であるシャルロットを殺せようか」

 卑しくもガリア王国王女を『我が姉妹』と言い切り、自らの始末すべき敵を『我が従妹』として尊重する
姿勢を見せたのである。ジークは、契約を果たすつもりがない事を、契約者に対して明言したのだ。
 その後イザベラは狂ったように喚き散らしながら部屋にあるものを片っ端からジークに投げつけたが、
ジークは後ろで腕を組んだ姿勢のまま悠々とそれらを避け続け、一連の騒ぎはイザベラの体力が尽き
果てる夜中まで続いたという。
 ジークのイザベラにとって好ましからざる点は、契約を果たさないという点だけではなく、タバサを自分
の従妹と称し尊重する事で、王宮の内外に多数存在するタバサの信者から好感を持って迎え入れられ
ているという事実にもあった。ジークは普段の言動こそ高飛車で自己中心的だが、自らに近しい(と自分
が見做した)者に対して礼を尽くす謙虚さも持っている。基本的に素直で純粋な性格なのだ。
 タバサに加えて、ジークまでも自分の持ち得なかったものを持っている。その事が悔しく、妬ましく感じ
られ、他人に当り散らす事の増えたイザベラは余計に人望を貶め、孤立を深めるのであった。



 浴場で汚れきった体を洗ってきたタバサは、侍女の用意した替えのブラウスとスカートを身にまとい、
侍女に案内されて中庭に通された。中庭には大きな卓が置かれ、その上には人数分のティーカップと
茶菓子を載せた銀のトレーがあった。
 ジークは、雪のように真っ白な肌をほんのりと上気させたタバサが中庭にやってきたのを認めると、上
機嫌で己が『従妹』を出迎えた。ジークの隣に座るイザベラは当然面白かろうはずもなく、ギリギリと唇
を痛いほどに噛みしめていたが、そういう細かいことには何ら頓着しないのがジークである。
 勧められるままにタバサは着席する。ジークはタバサとイザベラに挟まれる形で座っていた。

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:48:59 ID:IE2cEkp9
しえ☆すた

413 :未来より永遠に:2007/08/24(金) 15:50:32 ID:Zy/gtZyl
 ジークは優雅に紅茶の香りを楽しみ、カップを口へ運んだ。芳醇な、それでいて爽やかな香りが口腔
内に広がる。この紅茶の茶葉一缶は、希少な魔法薬と等価で交換されるほどの高級品であり、客人と
してプチ・トロワに居座っているジークの要求で、このような最高級の紅茶がハルケギニア中から集めら
れているのだ。
 が、タバサは紅茶どころか茶菓子にも手をつけず、ただ無言で座っているだけである。

「どうしたのだ、我が従妹よ? 遠慮をする事はないのだぞ?」

 ジークにそう言われても、タバサはだんまりである。タバサの母は薬物によって心を狂わされ、ラグドリ
アンの屋敷に幽閉されている。そのタバサがこちらの出すものを茶一杯でも口にしたくないと思うのは、
至極当然の事であった。
 無論、ジークに毒を盛る気など欠片もない事は承知している。突然現れて薄桃色の小宮殿に居座り、
自らの従兄を名乗るこの白鳥の魔人が、高飛車で自己中心的で非常識な男であっても決して悪人では
ない事を、タバサは感じ取っていた。だが、それでもタバサは、そうしたものへの警戒は解かないのだ。
 タバサは無言、イザベラも不機嫌を隠そうともせず、上機嫌なのはジークのみ。気まずいとしか言いよ
うのない茶会であるが、ジークはその気まずい空気もものともせず、マイペースに紅茶を啜っている。
 しばし会話も何もない時間が過ぎていったが、それを破ったのはイザベラであった。元よりイザベラに、
タバサと楽しくお茶しようなどという気は全くない。この真っ白い役立たずの闖入によって思わぬ展開に
持ち込まれただけである。
 イザベラがタバサへの任務の詳細を記した書類の入った書簡を取り出すと、それに気づいたジークが
書簡を取り上げ、勝手にガリア王家の印が押された羊皮紙を広げてそれを読み始めた。

「ふむ、これが今回の我が従妹の任務か」
「ちょ……何勝手に読んでるのよ! 返しなさいよ!」

 イザベラは必死にジークから書簡を取り返そうとするが、ジークの左手がイザベラの額を押さえている
限りそれは不可能であった。ジークはイザベラよりも背が高く、腕も長い。イザベラがいくら両手を振り回
しても空しく虚空をさまようだけで、ジークから書簡を取り返す事は出来なかった。
 一通り読み終えたジークは、書簡をタバサに渡す。本来は国家機密に属する情報であり、部外者の
はずのジークが読めるものではないが、そんな事はお構いなしである。

414 :未来より永遠に:2007/08/24(金) 15:53:00 ID:Zy/gtZyl
「国境付近に竜人が出没するらしい。それを倒してくるように書かれている」

 タバサの顔が、僅かではあるが歪んだ。
 竜人。彼らもまた、人語を解し不可思議な力を操るという魔人の一種族である。太古の昔に竜と契約
を交わし竜の血を手に入れたと伝えられ、全身を包む硬い鱗はあらゆる魔法を弾き無力化するとも言わ
れている。竜人一人に対してこちらの人数が10人以下なら、尻尾を巻いて逃げ出すのが得策……と、
一般にはそう言われている。
 竜人が出没するという地域は、地理的には王家にとっては何らの価値も持ちえぬ地域である。国境の
端の端、他国にくれてやってもいいくらいの辺境だ。そんな捨て置いても構わない、しかも竜人の居座る
場所にわざわざタバサを差し向けるという事は、つまりジョゼフ一世にタバサに対する消極的な殺意が
ある事を示す何よりの証拠である。

「ふむ、それにしても竜人か。奴らは教養の欠片もない蛮族だが、力だけは人一倍だと聞く。いかに
 我が従妹でも、少々手こずるかも知れんな」

 少々どころか、普通なら控えめに言っても手に余る相手である。タバサの無表情に、若干のかげりが
生まれたのをイザベラは見逃さなかった。

「ふぅ〜ん? あんたみたいなガーゴイルでも、やっぱり竜人は恐ろしいものなんだね?」

 タバサは一瞬だけ顔の筋肉を硬直させただけだったが、イザベラにはそれで十分だった。
 今までどんな事を命じてもどんな嫌がらせをしても、眉一つ動かさなかったシャルロットが、今回の相
手を聞いた途端に顔を強張らせたのだ!
 その瞬間イザベラは、自らの心身に天にも昇る愉悦が駆け抜けるのを感じた。
 そして、どれほどシャルロットが恐怖を感じていようと、彼女に拒否権はないのだ。心を病み、屋敷に
幽閉されている彼女の母の生殺与奪の全権は、こちらが握っているのだから。
 イザベラがどす黒い快感で満たされる数瞬の後、タバサは書簡を持って席を立った。
 とうとう一言も発せる事なく、タバサは中庭から去って行った。後姿を見送るジークは、腕を組みながら
ぽつりと漏らす。

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:53:35 ID:clzzD55d
支援

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:53:36 ID:tukMVGPo
まあジークに期待するだけ時間の無駄か。過去を変えるのは他の者がすればいいとかいう奴だし

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:55:09 ID:fUXxw5LY
支援

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:00:16 ID:NOqYIxPU
あしえん

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:00:48 ID:fUXxw5LY
支援

420 :代理:未来より永遠に:2007/08/24(金) 16:00:57 ID:E7c3ewH+
「……まあ、仕方がなかろう。我が従妹は照れ屋だからな」

 『世界は私のために回っている』を信条とし、常に自分に都合のいい解釈をする思考回路は、ジークの
ジークたる所以である。
 茶番は終わったとばかりに、イザベラもタバサの姿が見えなくなった後で自室へ戻った。
 それにしても今日は素晴らしい日だった。ついに、あのシャルロットを動揺させる事が出来た。大理石
を削り出した彫像の方がまだ表情豊かだと思われるような、あの無表情を崩す事が出来たのだ。
 いつもシャルロットと相対した時、居心地の悪い敗北感しか感じられなかったのに、今日は違う。今日
こそ、私の勝利で終わったのだ。この心身に満ちる快感こそ、その何よりの証左ではないか。
 今まで感じた事のないような充実感を胸に、イザベラは満足げな表情で自室のドアを開けた。



 その後、自身が失うべからざる何より大切なものを永遠に失ってしまうことなど、予想だにしないまま。

421 :代理:未来より永遠に:2007/08/24(金) 16:02:12 ID:E7c3ewH+
さるさん喰らったそうなので、代理投下。
以上だそうです。

以下作者あとがき。
イザベラは実に書いてて楽しいというか、愛おしくなってくるキャラですね。
今までイザベラメインの話はなかったっぽいので、遠慮なく書かせてもらいました。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:04:44 ID:eH7C836S
今日は規制に喰らうのが多いな

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:05:01 ID:fUXxw5LY
支援

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:06:03 ID:KT+MKS27
作者乙。
代理乙。

面白かった。このスレでイザベラは珍しいな。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:08:16 ID:clzzD55d
作者と代理乙じゅしたー

>>424
タバ冒書いてる人の作品(るいとら外伝とか)には出てるけどね…

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:09:24 ID:D1nMuv1z
ゼロ魔の最新刊の展開が凄すぐる…
これを再現可能なキャラはあまりにも少ないな。

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:10:45 ID:ZjoshO4I
満を持して乙

428 :無から来た使い魔:2007/08/24(金) 16:20:24 ID:Gm6MLpP7
前回文の指摘してくれた方、誤字の指摘してくれた方、感謝です。
そして、投下してもよろしいでしょうか?

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:21:02 ID:Zy/gtZyl
OKOK、カモーン

430 :無から来た使い魔1/5:2007/08/24(金) 16:22:07 ID:Gm6MLpP7
 学院長室でオスマンは、いつものように自分の秘書である、ロングビルにセクハラをしていると、コルベールが本を持ち、あわてて入ってくる。
「オールド・オスマン!」
「そんなにあわてて、どうしたのだね?ミスタ・コンペイトウ」

 オスマンは自分の楽しみを邪魔され、不機嫌になりつつも、ただことで無い様子のコルベールに問いかける。
「コルベールです!それはともかくこれを見てください!」
 コルベールは自分の名前を訂正すると、持ってきた本をオスマンに見せる。
「これは、『ブリミルの使い魔たち』・・・ずいぶんと古い本じゃのう」
「この本のこのページと、この先日召喚された使い魔に刻まれたルーンを見比べてください!」
コルベールは、そういいながらほんのページをめくりつつ、懐からバッツに刻まれたルーンの書かれた紙をオスマンに見せる。
「!これは!ミスタ・コルバール君このことは、誰かに?」
「いえ、言ってませんが・・・それよりも自分はコルベールです!」
「そうか・・・ミス・ロングビル、すまないが少し席を外してくれんかのぉ」

オスマンは先ほどまでのふざけた態度を改め、真剣な表情でそう言うと、ロングビルは会釈をし学院長室から出る。
「さて、ミスタ・コルベールこの記述とこのメモが正しいなら、この召喚された使い魔はガンダールブと言う事になるが・・・」
「はい!伝説が光臨したんですよ!」
「そう興奮する出ない。ところで、このルーンは誰の使い魔に刻まれたのかね?」
「はい、それはミス・ヴェリエールが召喚した楽師です」
「ふむ・・・しかし、その本の記述が間違っている可能性も・・・バタン!「オールド・オスマン!」・・・今度はミスタ・ギターか一体何じゃ?」

 オスマンが、本の方が間違っているのではと、言い終える前に、あわてた様子でギトーが入ってくる。
「大変です!ヴェストリの広場で生徒達が決闘を始めました!早急に【眠りの鐘】の使用を!!」

ギトーの普段の冷静な姿はなく、自分の名前を訂正すらしないでオスマンに眠りの鐘の使用を申請する。
「はぁ、生徒達の小さな争いごときで秘宝を使うわけにはいかんよ。ミスタ・バター」
「それが!決闘しているのはグラモン家の三男と先日ミス・ヴァリエールに召喚された楽師なんです!
もし!もし!彼に万が一のことがあったら、あの素晴らしい音楽が聴けなくなるんですよ!!
それは、もうこのハルケギニア全体の損失ですよ!」
「のぅ、ミスタ・コルバーン、ミスタ・ガトーってこんなに熱いキャラだったかのぅ?」
「私はコルベールで彼はギトーです。・・・もっと冷酷な方だと思っていましたが、音楽に対してはこんなにも熱い方だったんですね・・・」

 オスマンの質問にコルベールは、研究に熱中している自分もあんな感じなのかなぁと、思いつつも答え、途中であることに気づく。
「ってオールド・オスマン今決闘しているのは!」
「!うむ、丁度いい機会じゃな!」
「何が丁度いいんですか! ゴン!・・・きゅう」

 コルベールがオスマンに声をかけると、オスマンもコルベールが何を言いたいか察し、素早くうるさいギトーを気絶させると、
遠見の鏡を起動させヴェストリの広場の様子を映し出す。
すると、そこには数体のワレキューレを素手で粉砕するバッツの姿があった。

431 :無から来た使い魔2/5:2007/08/24(金) 16:23:24 ID:Gm6MLpP7
時は少し戻る・・・

「諸君!決闘だ!!」

 ヴェストリの広場の中心でギーシュは唄うように宣言する。
周囲の生徒達も珍しいイベントとして、盛り上がってゆく。
そんな盛り上がりの中、ヴェストリの広場の入り口からバッツがやって来る。
その目は、いつものような陽気さは一切無く、歴戦の戦士の目であった。
しかし、学園の生徒達の多くは戦いを知らぬ者が多いため、その気配に注意するものは少ない。
注意を向けないものの一人であるギーシュは、自分の勝利を確信し、挑発をする。
「臆病者の楽師が、よくこれたね!まぁ今から謝れば許しやって「だまれ」・・・なに?」
「決闘だろ?だったら、さっさと始めようぜ?それとも貴族様は、実際には戦えない臆病者か?」
 バッツは、ギーシュに逆に挑発し返すと、周りから笑い声が上がる。
「・・・!どうやら君は死にたいようだね。いいだろう!この『青銅のギーシュ』の力を見せてやる!」

 ギーシュはそう宣言すると、呪文を詠唱し、薔薇のついた杖を振るう。
すると、杖についた薔薇の花びらが舞その花びらから、乙女を模した青銅のゴーレムが3体現れる。
「君の相手は、このワレキューレがするよ!おっと、魔法を使うのが反則とは言わないでくれよ?貴族の決闘なんだ僕が魔法を使うのは当然だろ?」
「ああ、別に反則だとは思わないさ。むしろ全力で来てもらわないと、こっちも面白くないからな」
 
バッツはギーシュが作り出したワレキューレに恐れることなく、ただ余裕の表情で構える。
「ふん、強がりもそこまでだよ楽師君!やれ!ワレキューレ!」
ギーシュの命令によりワレキューレ達は一斉にバッツに襲い掛かる!
「ふっ!」

バッツはまず正面のワレキューレに対して己の拳を叩き付ける!

グシャ!

普通であれば青銅製のゴーレムに拳を打ち付ければ、砕けるのは拳なのだが、彼はモンクを極めし者!
彼の拳は次元の狭間にて、てつきょじんすら砕いており、青銅で出来たゴーレムごとき敵ではなく粉砕する!
しかし、襲い掛かって来たワレキューレは三体!残りの二体がバッツをはさむ様に襲い掛かる。
「甘いッ!」

バッツは左側から襲い掛かって来るワレキューレをしらはどりで防ぎ、右からの攻撃には、彼の身に付けたマント、
【エルフのマント】がまるで意思を持ったかのように防ぐ!
そして、体勢を崩したワレキューレ達にカウンターを決め粉砕する。

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:23:30 ID:D1nMuv1z
外道教師陣支援

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:24:31 ID:IE2cEkp9
しえ☆すた

434 :無から来た使い魔3/5:2007/08/24(金) 16:24:44 ID:Gm6MLpP7
「で?」

バッツは粉砕したワレキューレを見ながらギーシュに問う。
「くっ、ま、まだだ、ワレキューレ!」

ギーシュは、再び呪文を唱えワレキューレを4体作り出す。
「もう、油断はない!楽師君覚悟「その勝負待って!」・・・らう?」

 ギーシュがワレキューレを作り終え、第2戦を始めようとした時、ルイズが剣を持ってやって来た!

「よかった、まだ始まってなかったようね。バッツ!この剣を使いなさい!ギーシュだって魔法を使うんだからこれくらいいいでしょ!」

 ルイズはそう言うと、見るからに神々しい剣をバッツに渡す。
「ル、ルイズこの剣は?」
「貴方の道具袋に入ってた奴よ!決闘に行くにしても武器くらい持ちなさいよ!」
「い、いやその剣は・・・」
「いいから!主人である私が持ってきたんだから使いなさい!これは命令よ!ギーシュもいいでしょ!?そっちは魔法を使うんだから
こっちが武器の一つや二つ持っても構わないでしょ!」
「いや、とてもかま「ギロ」・・・いえ、ナンデモアリマセン。剣ヲ使ッテ下サイ」

 流石にギーシュも反対しようとするが、ルイズの視線に思わず許可してしまう。

一方その様子を見た、観客の心境
『サドだ!素手で圧倒してたのにあんな立派な剣を渡すなんてルイズはサドだ!』
『やばいだろ?たかが青銅のゴーレム相手あんなすごい剣渡すなんて、ルイズはギーシュに死ねって言ってるのか!?』

と、全員ルイズのことはこれからは、ゼロのルイズではなくサドのルイズと心の中で呼ぶようになったとか・・・

一方バッツも困っていた。実はルイズが持って来た剣の名は【エクスカリパー】彼のライバル(?)ギルガメッシュが
【エクスカリバー】と間違えて使った、まがい物の剣でその威力は誰がどんな相手に使ってもかすり傷しか付けられない剣である。
しかし、そんなことを知らないルイズが一か八かの望みをこの剣にかけて持ってきたのだ。
「その剣なまくらだから使えない」と、言ったら、彼女を深く傷つけてしまうため・・・
「わかった、ルイズそこまでしてくれたんだ、勝って見せるさ」
と、言って彼はルイズから剣を受け取る。
「さて、勝負の再開と行くか」

そう言うとバッツは先ほどとは違い【まもり】の体制になる。
「くっ、行け!ワレキューレ!」

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:25:50 ID:D1nMuv1z
エクスカリパーキター!支援

436 :無から来た使い魔4/5:2007/08/24(金) 16:26:19 ID:Gm6MLpP7
ギーシュは4体のワレキューレをけしかける。
バッツは先ほどのように、しらはどりとエルフのマントで数体の攻撃を避けるが、1体のワレキューレがその防御を掻い潜り攻撃を当てようとする!
しかし、彼が着ている服はミラージュベスト!1回の攻撃ならば分身によって防がれる!そして数体に対しお返しとばかりに彼の剣が振るわれるが・・・
バッツが切りつけたワレキューレ達は先ほどのバッツの拳違い、かすり傷しか付けられない。
「やっぱ効かないか・・・なんか剣を持ったときから力がみなぎるけど、この剣じゃなぁ。なんかギルガメッシュの気持ちがわかったかも・・・」
 バッツはその結果に誰にも聞かれないように愚痴る。
「へ?・・・えーっと、ふっ、素晴らしい剣を使っても使い手が下手ならば、意味が無いのだよ!楽師君!」

ギーシュは自分が作ったワレキューレの強度は先ほどと対して変わらないのに何故か彼の剣戟を耐えたことに疑問を覚えつつも
自分が有利になったことに気を良くし、余裕を見せる。
「果てさて、どうしたもんだか・・・」
バッツはそう呟きながら再び守りの体制に入る。
そして、しばらくの間ワレキューレの攻撃を防ぎながらカウンターを決める攻防が続くが、ワレキューレには少しづつ傷がつくのに対し、バッツはワレキューレの攻撃を
避けたり、時には受け止め、ダメージそのものはないが、戦いを知らぬ者から見ると四体のワレキューレにいい様にやられてる様にしか見えない。
「バッツ!もういいわよ!諦めて降参しなさい!」

戦いを知らぬ者の一人であるルイズは、バッツが良い様にやられるのを見てられないと止めようとする。
しかし、バッツは余裕の表情で「大丈夫さ」と、言いワレキューレの攻撃を防ぐ。
「そろそろ、反撃と行きますか!」
バッツはワレキューレの攻撃を防いだ後、ワルツを踊り始める。
 彼の踊りを受けたワレキューレは魔力を奪われ、ただの青銅の塊になる。
残りのワレキューレ達もバッツを襲うものの今まで防がれてきた攻撃がバッツに効くはずも無く、
彼がワルツを踊ると魔力を、ジルバを踊ると体力を奪われ崩壊してゆき、やがて全てのワレキューレがその活動を停止する。
・・・最もタンゴや剣の舞も踊っていたが、効果が無かったので気にしないことにする。
「さて、まだワレキューレを出すかい?」

剣をギーシュに向けバッツがそう聞くと、
「いや、もう僕の精神力ではワレキューレは作れないし、この状況下で逆転する手はない。・・・悔しいが僕の負けだ。そして君の勝ちだ楽師君」
ギーシュはそういうと杖を落とし、自らの敗北を認める。

「じゃあ、後はルイズとさっきの二人に謝罪をしっかりするんだな。後、俺は楽師じゃなくて冒険者だ」
バッツはそう言うと、ルイズに「剣、持ってきてくれてありがとな」と声をかけた後、ヴェストリの広場から出て行く。
残された観客達は平民の青年がメイジの少年を圧倒した事実に驚きを感じながらも、剣を持ってからのギーシュの逆転そして、
そこからさらに逆転するさまはまるで演劇の様であり、観客は興奮し拍手を送る。

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:26:24 ID:clzzD55d
パーが来たw支援

438 :無から来た使い魔5/5:2007/08/24(金) 16:27:19 ID:Gm6MLpP7
一方この決闘の一部始終を見ていたオスマン達は、
「楽師が勝ちましたね・・・」
「うむ・・・」

バッツの勝利に驚きを憶えたがそれ以上に、
「しかもドットとはいえ彼のゴーレムを素手で簡単に砕きましたね」
「うむ、じゃが解せないのは、逆にあの剣を持ったとたん、強度は変わっとらんゴーレムに傷を付けられないでいたこと・・・」
「そして、最後に彼のゴーレムを破壊したあの踊り・・・」
「ただ、わし等に言える事は・・・」
 二人はコクンと頷き合い声そろえ、
『彼はガンダーブルで無いと言うこと!』
そしてしばらくの沈黙の後、
「ですね。数多くの文献には、ガンダーブルは多くの武器を使いこなしたと書かれてます。しかし、彼はあの様な素晴らしい剣を使いこなしていない!」
「うむ、ミスタ・コルベールお主にはこの書物の他にもブミリルの使い魔のルーンについて調べてもらう」
「はい!」

 そのやり取りを終えコルベールは再び調べ物をするため、書物室へ向かう、一人残されたオスマンは、
「彼は一体何者なんじゃ・・・」
一人そう呟くのであった。

なお、実はギトーもいたのだが、未だに気絶しており彼が気がついたのはオスマンが学院長室を出た後だとか・・・

生徒達のルイズ、ギーシュへの評価が変わりました。
ドット〜ライン(やや実力は低い)の生徒の場合
 ルイズ 
 ゼロのルイズ→サドのルイズ
 ギーシュ
 ただのドットのメイジ→本気を出せば、素晴らしい剣の攻撃を耐えられるゴーレムを作れる見所のあるドットメイジ
ライン以上の生徒場合
 ルイズ
 ゼロのルイズ→サドのルイズ
 ギーシュ
 →特に変わらず
ついでに、オスマンとコルベールの評価
 ルイズ
 いつかは大成すると思う、がんばりやのメイジ→よくわからない使い魔を召喚したメイジ
 ギーシュ
 生徒の一人→やや評価ダウン
 バッツ
 ルイズが召喚した楽師→ガンダーブル以外のブリミルの使い魔のどれかのルーンが刻まれた旅芸人

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:28:12 ID:D1nMuv1z
さすがはレベル一桁でもラスボスを倒せる主人公だ!
エクスカリパーでも何ともないぜ!

440 :無から来た使い魔:2007/08/24(金) 16:28:50 ID:Gm6MLpP7
以上です。
このSSで一番やりたかった、ガンダーブルなのに皆にガンダーブルと
認識されないバッツが書けて満足です。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:29:23 ID:D1nMuv1z
>>440
ガンダールヴなんだぜ?

442 :無から来た使い魔:2007/08/24(金) 16:30:19 ID:Gm6MLpP7
げ!素で間違えたOTZ

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:31:22 ID:RhmSCgoJ
今度から誤字脱字はオスマン病って呼ぼうぜ

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:33:07 ID:Wp3+vvd0
ワレキューレじゃなくてワルキューレじゃなかろうか?

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:38:07 ID:D1nMuv1z
ジョブマスター+すっぴんはホントにオソロシス。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:38:54 ID:zTL+mn8I
そりゃ、どう見ても超豪華で強そうな剣がまさか、絶対1ダメージの雑魚武器だとは誰も思わないだろうなぁ
投げれば強いけど

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:40:09 ID:EwBSnAS8
パーなら投げれば残り全部砕いてお釣りが来ると予想したが、外された。
あとパーの有効な使い方ってあったっけ?

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:40:42 ID:XVaNRjAx
俺カリパー投げたとき1428ダメしか出なくて
風魔より低かったからカリパーの投げがそこまで強いとは思わなかった

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:40:45 ID:D1nMuv1z
しかし裏を返せばいかなる敵にも絶対1ダメージを与えたられる。

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:41:15 ID:rNjecJhW
やはりというかなんというかエクスカリパーだったかw
投げ武器としては最強クラスなんだけどねぇ
次は時空の壁を越えてナグラロクを希望ww

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:45:01 ID:JQKCLFPD
カリパーぐっじょぶ

>447
有効な使い道としては投げる以外にゴブリン捕らえるときのダメージ調整とか

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:48:33 ID:fjs8Vt6p
GJしたー。
誰か言ってたが、やっぱり「パー」か(苦笑

・「!(エクスクラメーションマーク)」や「?(クエスチョンマーク)」は全角で統一。
・「!」や「?」の後に台詞が続く場合、1文字分スペースを空ける。
(ex:
「決闘だろ?だったら、さっさと始めようぜ?それとも貴族様は、実際には戦えない臆病者か?」
→「決闘だろ? だったら、さっさと始めようぜ? それとも貴族様は、実際には戦えない臆病者か?」

・「何が丁度いいんですか! ゴン!・・・きゅう」
→「何が丁度いいんですか!(ゴン!)……きゅう」
と言った感じに、台詞に効果音を割り込ませる場合括弧を使う。

こうすると読みやすくなるぜ。
FF5はFFシリーズで一番好きな作品だから、マジで続き期待してる。頑張ってくれ。

>>444
実はワノレキューレとか。

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:52:16 ID:HxBvkdPf
なにそのゲノレマソディー帝国

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:53:13 ID:+zWw5zA6
使い魔のカービィの投下まだですか?
毎日楽しみにしてます。

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 16:59:39 ID:0NkNnRq7
乱れ打ちならエクスカリパーの効果が発揮されないんじゃなかったっけ?

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:01:19 ID:nSYjq/Cb
まあ慌てなさんな。
こう、好きなアニメが始まる5分前のようなもどかしい気持ちはわかるが。
ここはストーン待ちだ

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:02:14 ID:KzFNKUlH
>>421
ジークがイザベラの中の人にならなくてよかったよかった
そんなことになったらタバサは動揺じゃすまなかったろうからな

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:05:35 ID:/LwSU5PT
>>450
わざわざ二刀流で使っていたけど、

ノーマル
↓一回目
カエル
↓二回目
またノーマル

という馬鹿コンボをやっていらい封印しているのは多分俺だけ

459 :Zero ed una bambola:2007/08/24(金) 17:15:38 ID:KedehGeU
投下予約
10分後投下します

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:20:05 ID:+zWw5zA6
>456
了解っす

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:21:45 ID:Grkn8M0O
さぁ来い支援

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:24:10 ID:fUXxw5LY
支援

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:26:14 ID:NGy7mlqd
支援

464 :Zero ed una bambola:2007/08/24(金) 17:26:17 ID:KedehGeU
Zero ed una bambola   ゼロと人形



「あの、ごめんなさい。ついおかしくて」
「おかしいだと!貴族の僕に?平民風情が!」

謝るアンジェリカに対してギーシュは怒鳴る。

「そもそも君が軽率に壜を拾い上げるのがいけないのだ!」
「あの、貴族様。申し訳ありません」

シエスタがアンジェリカをかばうようにでてくる。

「何だ君は?その髪の色、そうか君の妹なんだね?ともかく貴族に対する礼儀を知らないようだね。この僕が姉妹共々礼儀ってやつを直々に教えてやろう」

ギーシュはそういって胸の薔薇に手をかけようとした。


一方のルイズといえば、最初は傍観を決め込んでいたものの、何やらた不穏な流れになっているのに気付き席を立とうとする。
ルイズがギーシュを止めようとした時、それよりも早くギーシュとアンジェリカ達の間に割り込む影があった。

「そこまでにしてもらえないか、貴族の坊ちゃん」

その影の正体は、マルトーだった。
彼は平民だ。平民が貴族に勝てないことなど身に染みてわかっている。だから陰口を叩くことはあっても、表立って争うとは思わない。

「君はコック長のマルトーだったね。魔法の使えない平民が何のようだね」

いつもなら見てみぬ振りをしていたはずだ。そして傷を舐めあう。そうやって今まで何人の仲間が泣いてきたことか。

「魔法?魔法なら俺にも使えるぜ」
「なにぃ?」
「俺はコックだ。料理で食べたやつを幸せにする魔法をかけているのさ」
「何を馬鹿げたことを」

馬鹿げたこと。確かにマルトー自身もそう思っている。だが自分の作ってくれたものには幸せの魔法がかかっていると言ってくれた少女がいた。魔法が使えるんだ。だったら小さな少女ぐらい守れてもいいではないか。
過去の記憶のためか、膝が震えそうになる。今にも喚き出したい衝動に駆られる。
だが彼は一人ではなかった。


465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:28:11 ID:fjs8Vt6p
支援

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:28:18 ID:KT+MKS27
支援

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:28:37 ID:fUXxw5LY
支援

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:28:53 ID:NOqYIxPU
支援

469 :Zero ed una bambola:2007/08/24(金) 17:29:39 ID:KedehGeU
「ちょっと。ギーシュやめなさいよ」
ルイズがマルトーに加勢し、シエスタとアンジェリカの前に立つ。ギーシュはそれを見て鼻で笑う。

「ゼロのルイズかい?魔法が使えない同士、仲良く庇い合うのかい?」

周囲から笑い声が聞こえる。だがそんな様子を快く思っていない者もいた。キュルケはその一人だ。

「もう、ルイズったらしょうがないわね」
いつもだったたら傍観していただろうが、ルイズと可愛いアンジェリカの為だ。そう思い席を立つ。
「待って。私も行く」
「あらタバサ。どうしたの」
「あのサラダはおいしい」

キュルケはルイズとタバサのために、タバサは料理(マルトー)のためにそれぞれギーシュの前に立ちふさがる。

「キュルケなんであんたまでくんのよ!」
「別にあなたのため何かじゃないわよ。可愛いアンジェちゃんのためよ」
「サラダ・・・」

ギーシュは自分の前に立ちふさがる彼女達を見て苛立ちながら呟く。

「君達、一体何のつもりだい?貴族である者が平民の味方をするのか?」
「貴族?あんた、自分が貴族っていえるの?貴族っていうのは平民に威張り散らすだけの存在じゃないわ!」
「ゼロのルイズがご丁寧に貴族について御講釈かい?」

ギーシュはそういって笑う。

「あたしもルイズと同じ意見ね」
「同感。みっともない」
「な、何だと!」

追い討ちをかけるようなその言葉に怒りが頂点に達したのか、薔薇の花を振り上げた。

「ギーシュ・・・」

しかしその手が降ろされることはなかった。

「モンモランシー!いつから居たんだい?」

思わずギーシュはモンモランシーのもとへ駆け寄る。だが彼女はギーシュを避ける。

「モンモランシー、どうしたんだい?さっきのことをまだ根に持ってるのかい?」
「ケティとのこと?あのことはもういいわ。わたしだってやりすぎたと思ったの。だから・・・」
「そうか!許してくれるんだね!」

ギーシュがモンモランシーの手をとろうとする。しかし彼女はその手を避ける。

「モンモランシー?」
「一部始終見させてもらったわ。ギーシュ、あなた最低ね」

そういってモンモランシーは静かにその場から立ち去る。
呆然とそれを見送るギーシュだったが、我に返り叫びだした。

「ま、待ってくれ!モンモランシー!」

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:30:54 ID:fjs8Vt6p
ある意味決闘でボコにされるより惨めかもしれん支援

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:31:09 ID:bXbEPCi1
涙目支援


472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:31:25 ID:NOqYIxPU
このギーシュは憐れ

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:31:58 ID:fUXxw5LY
支援

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:32:53 ID:uXbeUCRv
こういうモンモンを待っていた支援

475 :Zero ed una bambola:2007/08/24(金) 17:33:13 ID:KedehGeU
ギーシュがいなくなると場の雰囲気が一変し、また食堂に喧騒が戻る。
全身に汗をびっしょりかいたマルトーがその場に座り込む。それをみたシエスタが慌てて駆け寄る。

「大丈夫ですか!」
「おう、大丈夫だぜ」

そういって立ち上がる。

「貴族のお嬢さん方、ありがとうな」
「あの、私からもお礼を言わせて頂きます。ありがとうございました」

そういってマルトーとシエスタが頭を下げる。

「べ、別に。アンジェのためにやったんだからね!」
「ルイズ、素直じゃないわね」
「う、うるさいキュルケ。ところでアンジェ。あんたもお礼を言いなさいよ」
「はい、ルイズさん。あの、マルトーさん、シエスタちゃん、ありがとうございました」

アンジェリカは頭を下げる。

「いいアンジェ?危なくないと思ったら逃げても別にいいんだからね。誰も責めたりはしないわ」
「はい、ルイズさん。でもあの程度の人だったら私でもやっつけられますよ?」
「アンジェちゃん、いい?メイジに平民は勝てないのよ。余程の実力がないとね」
「でも、私、ルイズさんのお役に・・・」
「ああもう、この話は終わりよ。」

何やら話がややこしい方向に行きそうなのでルイズは話を強制的に打ち切る。

「ああもう!お昼の時間が終わっちゃうじゃない。まだろくに食べてないのに」

全てギーシュのせいだわ、そうルイズは呟く。

「何だったら何かお好きなものを作りましょうか?」

昼を食べていないというルイズにマルトーはそう申し出る。

「ほんと?じゃあお願いするわ。えーとね、クックベリーパイがいいな」
「ルイズさん、クックベリーパイがお好きなんですか?」
「ええ、わたしの好物よ。アンジェは何が好きなの?やっぱりケーキ?」
「ケーキも好きですけどパスタの方が大好きです」
「パスタが大好きなの?じゃあアンジェリカちゃん。今度作って差し上げますね」
「アンジェちゃん。パスタはパスタでもどういうのが好きなの?」
「わたしの好きなのは・・・」

少女達の会話に花が咲く。マルトーはそれを見ながら厨房へ戻った。彼の優しい魔法をかけるために。



Episodio 6

Magia gentile
優しい魔法



476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:33:20 ID:ga1jZ/Yg
自業自得ではあるが、惨めだなギーシュ

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:34:11 ID:NOqYIxPU
支援

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:35:34 ID:26EpcdHX
死ぬのもモチロンかわいそうだけど。
すげえ惨めなギーシュだな。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:35:47 ID:YX5SMdxI
でもこうして決闘回避ルートにして貰わないとギーシュ死んじゃう……AUGの三点バーストで脳味噌がプリンになっちゃう……

480 :Zero ed una bambola:2007/08/24(金) 17:36:00 ID:KedehGeU
投下完了! 決闘回避!
マルトー親父!かっこいいぜ
ギーシュかなり悪人になってしまった・・・

支援に感謝します

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:38:03 ID:KT+MKS27
アンジェリカ乙です。
死ななくて良かったとはいえギーシュの扱いがw
次回も楽しみにしてる。


そして予告。
前スレ>>1000の射命丸で電波が飛んできたので小ネタを書いてみた。
予約が無ければ10分後に投下します。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:38:18 ID:fjs8Vt6p
GJしたー。

>>479
ああ……そういや得物が手加減も何もない銃だっけ……。
しかも某C・C・K少尉のようにゴーレムだけ狙ってなんて撃ってくれなさそうだし。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:39:45 ID:Grkn8M0O
GJ。
ギーシュが根に持ちそうw

>>481
かむかむ

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:42:41 ID:fUXxw5LY
支援

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:47:44 ID:bXbEPCi1
私も書いてみたいけど
緋想天が出てからの方がいいかなと思っている支援

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:48:13 ID:juf0U20J
メンテナンス不要のロボットつうことで、自己再生、自己進化、自己増殖の三大理論を備えたデビルガンダムを呼んでみないか

まあ、あの世界の人口や環境破壊の程度を考えれば、人類の抹殺は無いと思うが

487 :ぶんぶんぜろしんぶん 1/5:2007/08/24(金) 17:48:14 ID:KT+MKS27
≪号外 文々。新聞≫

『メイドは見た! 魔法学院の薔薇、気高く咲いて美しく散る』

 先日未明、魔法学院二年生に進級した自称薔薇の君こと『青銅』のギーシュ・ド・グラ
モン氏が食堂で起こし、後に学院全体を巻き込んだ通称薔薇事件とその顛末を語る。
 事の起こりは昼食後のデザートの時間にある。普段の様に級友と歓談していたギーシ
ュ氏は、懐からあるものを落とした。彼と熱愛が噂される同級生の女子Mさんから貰った
といわれる彼女謹製の香水壜だ。それを拾った同級生の男子は、自身に恋人が居ない
僻みかその事を囃し立てたのだ。そこに現れたのがまたギーシュ氏との熱愛が噂される
一年生のKさんだった。泣きながら説明を求めるKさんに慌てて言い訳をするギーシュ氏
であったが、そこにMさんまで現れ、女子二人で口論を始めた事で事態がややこしくなっ
た。
 デザートの配膳中、現場近くでその様子を目撃した学院付きメイドのSさんはこう語る。

「えっ? 私ですか? えぇ、確かに見ていましたよ。K様が凄いパンチを放ったんです。
 アルヴィーズの食堂中に響き渡るような轟音を立てる凄まじい踏み込み。全くカウンター
 を恐れていませんでしたねあれは。その拳がグラモン様の顔を貫いたんです! 恐ろしい
 光景でした。人間って凹むんですね。さらにM様も凄かったです。Kさんのパンチに続いて
 高速で放たれたローリングソバットはまさに芸術品でした。グラモン様はキリモミ状態で
 食堂の隅まで吹き飛ばされたんです。あの光景は夢にまで出てきそうでした」

 全身傷だらけになりながらも果敢に立ち上がったギーシュ氏は、取っ組み合いになった
二人の女子の間に入り、仲裁を図った。既に前衛芸術とも呼べる顔で涙ながらに謝罪する
ギーシュ氏に心を打たれたのか、落ち着きを取り戻したMさんとKさんの様子に事態は沈静
化すると思われた。しかしそうは問屋が卸さず、ある生徒が茶々を入れてしまったのだ。
これがある意味薔薇事件の直接的な発端とも言えるだろう。

「ところで、結局どっちと付き合ってるんだよギーシュ」
「マリコルヌゥゥゥッッ!」

 空気が読めないギーシュ氏の友人の発言のため、二人の女子には再び険悪なムードが
漂った。ギーシュ氏は冷や汗を流しながら言い訳するも、薔薇は多くの人を楽しませるため
にあるだの、特定の相手を持たないからこそ希少価値が云々と意味不明の発言をしたため、
Mさんの手により食堂の床へと沈められた。
 結局、MさんとKさんの決闘へと事は運び、勝利した方が恋人になる権利を得ると、ギーシ
ュ氏不在のまま話は進んだ。しかしそこでどう話が歪められたのか。決闘の場所に指定され
たヴェストリの広場には、ギーシュ氏の恋人を決めるトーナメントが行われるという話に発展
していたらしく、MさんとKさん以外に十数名の生徒が名乗りを上げたのだ。

 ところで、読者諸兄は薔薇の暗喩するところをご存知だろうか。花言葉では『愛情』、『嫉妬』、
『美』などの華やかな意味を持つ薔薇であるが、実は裏にはある意味が隠されている。それは
――ゲイ、である。
 広場に集まった生徒は女子だけではなかった。というより女子は最初の二人以外居なかった。
ほとんどはそのケの性癖を持つ人物――当然男性――に埋め尽くされていたのである。ギー
シュ氏は黙ってさえ居れば紅顔の美少年とも言え、集まったその手の先輩方はいつも彼の臀
部を狙っていたらしいとのことだ。前述したとおり、薔薇には隠された意味があり、よく薔薇を咥
えていたギーシュ氏には当然その趣味があるものと彼らは誤解していたらしい。

 こうした『選手』の中にはトライアングルクラスの実力を持つ者も存在し、集まった野次馬と学
院建造物を巻き込む盛大な魔法合戦と化した決闘は、『眠りの鐘』を持ち出したコルベール教
諭によって終わりを告げた。
 叩き起こされたギーシュ氏は学院長室に呼び出され、一週間の謹慎と壮絶な説教を頂戴し
たようだ。自業自得とは言え、踏んだり蹴ったりである。この事件は、閉鎖された学院の中に
潜む貴族社会の歪んだ性と、愛憎がからんだ非常に悲しい出来事だった。思わぬファンの存
在を確認したギーシュ氏は、今も眠れぬ夜を過ごしているという。男性読者には警告を発した
い。哀れな彼のようにならないため、決して薔薇を咥えたりしないようにと。

(射命丸 文)

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:49:00 ID:D1nMuv1z
>>479
ミンチよりひでえことにならずに済んだな。

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:50:27 ID:bXbEPCi1
風は傍観者のままかw 支援

490 :ぶんぶんぜろしんぶん 1/5:2007/08/24(金) 17:50:30 ID:KT+MKS27
「――と、こんなことが書いてある訳ですが。どうですか?」
「どうって、後半ほとんど事実と違ってない? 決闘はモンモランシーと、一年生のあの
 子だけで終わったじゃないの」
「多少の脚色は認めますよ」
「どこが多少なの……大体何よ薔薇事件って。名前負けにも程があるわ」

 二つの月が天に輝く深夜、眠りにつこうとしていたルイズ・フランソワーズは、己の使い
魔である少女が持ってきた羊皮紙に目を落とし、溜息をついた。彼女の言うシンブンとや
らは、世間で起こった出来事について、事実や解説を広く社会に伝えるものらしいのだが
――

「そもそもこれ、『事件』ってほどのものじゃないし、嘘ばっかりだし。食堂にいた人は
 皆事実を知ってるから意味無いじゃない。しかも一週間も前の出来事よ?」
「我が文々。新聞では、迅速で正確な情報を売りとしております」
「とりあえず、シンブンってのは役に立たないというのがよく分かったわ……」
「書きにくい羊皮紙に、慣れない横書きじゃ字も滲んでますしね」
「見た目の問題じゃないわよ! それ以前にあんたの字は読めない」

 自称、異世界からの来訪者である彼女――射命丸文はこちらの字が書けなかった為、
先程も文自身が新聞の内容をルイズに読み聞かせていたのだった。眠い目を擦りなが
ら、ルイズにとって限りなくどうでもいい話を聞かされたせいで、彼女の機嫌は文の口が
閉じる頃にはすこぶる悪いものとなっていた。

「使い魔の癖に昼間中顔も見せなかったと思ったら、こんなもんを書いてたなんて」
「こんなもんとは酷いですね。それに、使い魔の代わりに鴉は置いていきましたよ」

 鴉というのは文が召喚された時に連れていた鳥の事だ。契約は済ませたものの、使い
魔業に難色を示した彼女が置いていったのがこの鴉である。鴉の彼――彼女かもしれな
い――は言葉を解するほどには賢く、確かに命令も聞くのだがルイズにとっては全く面白
くない事だった。

 春の使い魔召喚の儀式において、クラス最後の召喚を行っていたルイズが呼び出したの
は、スクウェアクラスも真っ青になるほどの威力の暴風だった。後ろにいたコルベール以
下生徒達は、ルイズ以外の全員が遥か遠くまで吹き飛ばされた。そして目を丸くしたルイ
ズの前に、きょろきょろと辺りを見回す不思議な格好の少女が『空から降りてきた』のだ。
 空から降りてきたという事は、もしやこの少女はメイジ? しかし杖は持っていないよう
だ。だとすると、まさか先住の魔法だろうか。ならば先程の暴風も彼女によるものに違い
ない。人というのが気になるが、強力な使い魔である事は確かだ。そうルイズの脳内では
即座に判断が下された。
 思わぬ大当たりに喜んだルイズは、油断していた彼女の隙を突き、契約の口付けを交わ
したのだった。
 だが、当の文はそれを良しとしなかった。契約の直後にルイズは空へ吹き飛ばされ、空
中で首根っこを掴まれた上に、散々脅かされ、この『世界』について説明させられ、使い
魔としてではなく文が故郷へ帰るまでの現地協力者となることを認めさせられたのだ。
 
「確かにこの子、お使いは聞いてくれるけどね……使い魔には主人を守る役目もあるん
 だけど」
「ま、帰る方法が分かるまではあなたに死なれてもちょっと困りますし、いざって時は助
 けてあげてもいいですよ」

 そして、ルイズが最も気に入らないのがこれだ。協力者という事もあって、文のルイズ
に対する態度は表面上は丁寧な言葉遣いだが、実際はルイズを見下しているのが丸分かり
なのだ。これは貴族としてのプライドが人一倍高い彼女にとって、容認しがたい事だった。
 強力な使い魔だという事はクラスの全員が理解しているため、また先住魔法を行使する
使い魔の報復を恐れて、ルイズをゼロと呼ぶものはほとんどいなくなった。しかし、実際
にはこの使い魔は主を舐めきっているし、彼女はゼロのまま。ドラゴンの威を借る小動物
のようで、ルイズは非常に居心地が悪かった。
 せめて何とかして、この強大でいけ好かない使い魔に自分を認めさせる方法は無いかと、
ルイズは召喚の日より考え続けていたが、その方法は一向に見つからないままだった。

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:53:35 ID:msVhL6l/
真女神転生ノクターンマニアクスの人修羅とダンテが召喚されたSS誰か書かないかなぁ・・・
マガタマ全部揃えて、ベルゼブブとメタトロン、魔人すべてを召喚できる状態で、しかも召喚出来る仲魔は全てパラメータMAXの状態


492 :ぶんぶんぜろしんぶん 3/5 二番ミスったorz:2007/08/24(金) 17:53:46 ID:KT+MKS27
「言語は置いといても、羊皮紙じゃ大量生産も出来ないし、本当に不便ですねえここは」
「たくさんあっても誰も読みはしないわよ、そんなの」
「あっ、酷い。これでも元の場所では大人気だったんですから」
「嘘でしょ? じゃなきゃよっぽど暇だったのね、そこの人たち」

 口から出るのは憎まれ口ばかり。これではただの嫌味な小物だ。彼女を従えるにはもっ
と威厳を見せなければならない。そう思ったルイズは、無い胸を可愛らしく張り、彼女なり
に威厳を表現して見せた。そんなルイズを文は生温い目で一瞥すると、やれやれと肩を
竦め、視線を手元のネタ帖に落とした。
 隣できーきーと騒ぐルイズを軽やかに無視し、次なる新聞のネタをまとめようと文が愛用
の筆を取ったその時、彼女の耳に微かな異音が聞こえてきた。その音に特ダネの匂いを感
じ取った伝統の幻想パパラッチは、ネタ帖を懐に仕舞い込み、写真機を構えて窓に向かっ
て歩き出す。

「ちょっと、どうしたのよ。こんな時間に外に出る気?」
「面白そうな事が起こりそうですよ。あなたも行きますか?」

 小首を傾げながらも肯くルイズを抱きかかえ、窓から夜空に飛び出した文はそのまま音
の発生している場所を目指した。
 学院本塔付近に到着した二人が見たものは、30メイルを越す巨大な土ゴーレムが宝物庫
のある辺りをひたすら殴り続けているという、非常にシュールなものだった。

「あれ、もしかして土くれのフーケかしら?」
「ふーけ?」

 パシャパシャと写真を撮りながら疑問の声を上げる文に、ルイズは最近世間を騒がす怪
盗の事を説明した。大胆な手口とその神出鬼没さで貴族達を震え上がらせているメイジで
ある事、高度な錬金でどんな防壁も土に変えてしまう事から『土くれ』と名づけられてい
る事などなど、巷に流れる噂を語って見せた。
 そこで文の頭に一つの疑問が浮かんだ。何故今回は壁を土に変えていないのか? と。
 
「そりゃあ魔法学院の建物だもの。不測の事態に備えて固定化くらいかけてあるわ」
「固定化、ですか」
「そう。あんたのシンブンはそこで一気に嘘っぽくなってるのよ。強力な固定化がかかっ
 た学院の建物は、生半可は魔法じゃあ傷つく事なんて滅多に無いもの」
「ほうほう」
「だから、いつもの手が使えないフーケはあんな風に荒っぽい手に出たって事でしょう。
 フーケも間抜けね。あれじゃいつまでたっても宝物庫の分厚い壁は破れないわ」

 何故か得意げに語るルイズに気を取られ、文の持つ写真機のレンズが被写体から少し
ズレた。ゴーレムから、ちょうど宝物庫の壁へと。それに気付かず文がシャッターを押した
その瞬間、宝物庫の壁が一瞬点滅しかと思うと、赤い光が壁から遊離して彼女の写真機へ
と吸収された。

「あややや……」
「な、何よ今の?」

 光が消えてなくなり、一瞬ゴーレムが動きを止めてちらりとこちらを向いた。不味いと
思ったルイズだが、ゴーレムは意に介さず再び壁を殴り始めた。すると、今度は宝物庫の
壁が土に変わって崩れ、簡単にゴーレムの拳に破られてしまった。
 きょとんとするルイズと、若干冷や汗を流した文が宝物庫を見ると、黒いローブを着た
人物が手に大きな筒を持って中から出てきた。恐らくフーケだろう。怪盗は素早くゴーレ
ムの肩に飛び乗り、二人に向かって大きな声をかけた。

「何だか知らんが、ありがとうよ!」
「ええと、どういたしまして?」

 ルイズはぽかんと口を開けたまま、間抜けな返答をする使い魔と大怪盗を交互に見やっ
た。ゴーレムはそのまま悠々と立ち去り、学院を出た所でぐしゃりと崩れ落ちた。慌てて
近くまで来た二人だが、既にそこには誰も居なかった。

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:54:02 ID:fjs8Vt6p
文は慇懃無礼の典型だからなぁ支援

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:55:54 ID:eC+r26NO
>>430 無から来た使い魔さん

>>ミスタ・ガトー

遅レスだがこの名前では凄まじい火のメイジだと思えるようになっているぞ

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:56:34 ID:fUXxw5LY
支援

496 :ぶんぶんぜろしんぶん 4/5:2007/08/24(金) 17:57:11 ID:KT+MKS27
「あんた、一体何したの?」
「いやあ、流石は河童の写真機。高性能ですねえ」

 ジト目で睨むルイズにのらりくらりと言い逃れようとしていた文だったが、結局原因と思
われる写真機について漏らしてしまった。曰く、魔法や術によって生じたものは被写体以
外を切り取ってしまう。曰く、今回は中々の高得点。曰く……エトセトラエトセトラ。
 半分は意味を理解できなかったルイズだが、文の持つ写真機が凄いマジックアイテムだ
という事は分かった。恐らくこのアイテムによって、宝物庫の固定化が切り取られてしま
い、ただの壁となったために錬金されたのだろうと。そして同時に、この使い魔に吠え面
をかかせる方法も思いついた。
 使い魔が失敗して気落ちしているところを主が挽回する。これできっと自分を見直し、
使い魔らしくなるに違い無い。そう確信していたルイズだったが、文自身は新しい新聞の
ネタとしか捉えておらず、特に失敗したとは考えていなかった。幻想郷の新聞屋はこれく
らいではへこたれないのだった。

 翌日、宝物庫前で教師陣と目撃者であるルイズと文が立会い、緊急の会議が行われた。
責任の擦り付け合いと、無意味な怒鳴りあいにルイズがうんざりとしていた所に、学院長
の秘書であるロングビルが有益な情報をもたらした。そしてオールド・オスマンの鶴の一
声により、捜索隊が結成される事が決まる。
 当然、ルイズは思惑があって隊に志願し、文も面白そうだという理由でついていく事と
なった。


 
 フーケに盗まれた秘宝――破壊の杖はあっさりと見つかった。途中でフーケが作ったと
思われる巨大なゴーレムが襲ってきたが、文がやはりあっさりと片付けた。改めて見る己
の使い魔の強さに、思わず顔がにやけていたルイズだが、自分で解決出来なかったため、
文に良い所を見せるという当初の目的を果たせなかった事に気付き少々不満顔だった。
 帰りの馬車にて、後ろの荷台で破壊の杖を抱きながら不貞寝するルイズをよそに、御者
台では文とお付のロングビルが小声で話し合っていた。

「ふんふん。結局杖の使い方は分からないままと」
「ああ。あんた達なら分かるかと思ったんだけど、ハズレだったね。ところで、本当に話
 の相手をするだけで見逃してくれるのかい?」
「ネタになりますし」
「私は泥棒だよ?」
「幾ら泥棒しようとも、私はその事を咎めません。新聞は事件に干渉しないのです。常に
 第三者の目で見ないといけないのです。これからも楽しい活躍を期待してますよ?」
「今回はかなり干渉してるとおもうけど」
「襲われたのなら反撃するのは当然です」
「はあ……とんでもないのに喧嘩売っちまったよ」

 そう、ロングビルこそが怪盗土くれのフーケだった。簡単にゴーレムを片付けられ、破
壊の杖も使われなかった。そうして今回は失敗かと諦め、何食わぬ顔でルイズ達の前に姿
を現したのが運の尽き。昨晩に聞いたフーケの声を覚えていた文が不審に思って誘導尋問
にかけたのだ。
 気の抜けていたフーケは早々に尻尾を出した。フーケは自身のゴーレムを欠伸交じりで
瞬殺した使い魔に正体がばれ、恐々としていた。そこに取材が申し込まれたのだ。拍子抜
けだった。

「タイトルは『貴族を騒がす美人怪盗 独占インタビューに成功!』とでもしましょうか」
「頼むから顔は出さないでおくれよ」
「目線くらいは入れておきますよ」
「はぁ……」

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:58:53 ID:26EpcdHX
>>491
それじゃただのレイプになってしまうさ。
支援

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:59:01 ID:nebmhmJG
>>491
試しに書こうとしたがパワーバランスを安定させられそうな相手がいない

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:59:11 ID:0o3Iv+Ur
>>491
釣り乙

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:01:51 ID:x2cIScIV
天狗支援

501 :ぶんぶんぜろしんぶん 5/5:2007/08/24(金) 18:01:57 ID:KT+MKS27
 破壊の杖を取り戻した翌日、ロングビルが辞表を残して失踪するということがあったが、
概ね魔法学院は平和だった。今日も今日とて新聞作りに励む文は、片手間にルイズに図書
館から借りてきてもらった子供向けの本を読んで字の勉強をしていた。日本語以外は話し
た事の無かった文だが、本人も驚くような速さで学習は進んだ。ハルケギニア言語版の文
々。新聞が発行されるのもそう遠い日ではなさそうだ。
 文の隣には機嫌が良さそうにルイズが座っている。フーケこそ取り逃がしたものの、杖の
奪還により学院の名誉を守った事となった。それにより学院長及び教師一同からも評価さ
れたルイズは勲章を授与される事が決定した。また、文が彼女に文字を学びたいと言って
きた事もある。普段馬鹿にされている分、いざ頼りにされると嬉しいらしい。
 そんなルイズの様子に文は苦笑すると、作業の手を止めて大きく伸びをした。文は何か
とやかましい自称主の事が嫌いではなかった。実力も無いのにいちいち突っかかってくる
様子はとある氷精を思い出させて微笑ましかったし、からかえば良い反応をしてくれる。何
だかんだで相性が良いのかも知れない。そんな事を考えながら、文は次なる課題を思い浮
かべた。

「言葉の壁は順調。あとは紙ね」

 長生きをしているだけあり、文は植物から作る紙の製法を知っていた。材料さえ揃えばす
ぐにも作れるだろう。羊皮紙が主流の世界で製紙技術を伝えるのは革命的な事だが、本人
にそんな自覚は無かった。彼女はただ気持ち良く新聞を作りたいだけなのだ。
 新聞作りに気を取られた文は、既に自分から望郷の念が消えている事に気付いていなか
った。恐るべきは虚無のルーンの力なのだが、その時点で彼女にそれを告げるものは誰も
居ないのだった。
 こうして、今後百年以上にわたってハルケギニア中を騒がす、無自覚に仲の良い虚無の
主従が出来上がった。 
 
 
 資料が少なく、姿が曖昧という事で知られる初代虚無の使い手こと、始祖ブリミル。それ
とは逆にやたら資料が多く、そのせいで余計にイメージが滅茶苦茶になっているという事
で、二代目の虚無の使い手ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは知ら
れている。『絶壁』だの『豊満』だの、『美女』だの『ちんちくりん』だのと。
 後年、おもにいい加減なルイズの資料を残したのは彼女の使い魔だという説が主流とな
っている。その根拠とされる使い魔が残した『文々。新聞』は、その内容の突飛さから新聞
というよりはフィクション小説として、今も高値で取引されているからだ。
 ルイズの使い魔とされる「アヤ」は、遥か東方の地より安価な製紙技術と出版技術をも
たらし、出版界に革命を起こした事でも有名である。そのせいで羊皮紙製造に携わってい
た世界中の皮ギルドが倒産し、暴動が起こった事件もあるがこれはまた別の話。

 虚無の使い魔にはガンダールヴ、ヴィンダールヴ、ミョズニトニルンと謎の四体目がい
る事も、アヤの残した資料で分かっているが、アヤ自身はどの使い魔なのかは明記されて
いない。研究者によればアヤは最後の四体目ではないかとされている。何故ならば、彼女
がもたらした新聞文化により発生した各地の新聞社が、アヤについて細かく書いた新聞を
発行しようとした途端、編集長や責任者のスキャンダルが暴かれたのである。さらにある
こと無い事を他の新聞で言いふらされてしまい、次々と世間から消えていった。

『人間の新聞屋が私を記事にしようなんて、千年早いわ』

 この事からアヤについては新聞社を初め出版界ではタブーとなった。彼女が成した歴史
的事実はともかく、個人的な事情まで筆が及ぶと報復を受けるのだ。まさに、記すことさえ
はばかられる。記す前に記されてしまうのだから。
 アヤを語る点でも最も重大な事は、彼女は人の姿をしていたが人ではなかったというこ
とだ。一説によれば『テング』という未知の種族らしいが、そのような生物はハルケギニア
のどこを探しても見つからず、未だ論争の種となっている。

 正体不明の使い魔アヤと、虚無の使い手ルイズが織り成す物語を記したドキュメンタリ
ーは、アヤが編集した中では数少ない『事実』を記した書物として今でも世界中で愛され
ているベストセラーだ。

 そのタイトルは『文々0新聞』といった。        了

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:03:45 ID:KT+MKS27
終わり。
長編じゃ俺Tueeee間違いないよねこの娘。

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:04:26 ID:fjs8Vt6p
GJしたー。
ルイズが死んだ後ででもゆかりんが迎えにきそうな気がするんだが、ほったらかしか(苦笑

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:08:29 ID:qaSwolnm
何のキャラか知らんが、何をやっても許されるタイプの奴か
やはり世間では流行っているのか
悲しいものだ

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:10:08 ID:NOqYIxPU
おちかれ

>>504
(;^ω^)

506 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/24(金) 18:10:10 ID:wzGumlhd
当麻なら十二巻の展開に……
というわけで投下いっちゃいますね?

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:12:38 ID:eM8cQTlx
>>505
何時もの夏厨だからスルー推奨

508 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/24(金) 18:13:38 ID:wzGumlhd
「はあ……今日も疲れたわ……」
 アンリエッタは立つ事さえも疲れるのだろうか、倒れこむようにベッドへと体を預けた。衣服は既に脱いでおり、身を纏う物は一枚の薄着だけ。
 女王陛下専用のベッドは最高級であるため、なるほど、疲れた分だけ心地よく感じる。
 ここは、本来亡き父の部屋であった。しかし、女王に変わったからには、という理由で今はアンリエッタの部屋である。
 このまま睡魔に襲われて、夢の世界へとおさらばしてもいいのだが、起きている間に少し裕福な時間を過ごしたい。アンリエッタは怠そうに起き上がると、そのままベッドの横にあるテーブルに近づく。
 小さなテーブルに相応しい物がそこには置いてあった。ワインとグラスである。
 アンリエッタの楽しみといったらこれしかない。たとえあまりよろしくない行為であったとしても、それが彼女を止める理由にはならなかった。

 毎回毎回、全ての決議を承認するのはアンリエッタである。たとえそれがほぼ決まっている状態でも、心身共に疲れる作業であった。
 ましてや今は戦時中、他の国との外交にも全力を注がなければならない。いくら枢機卿マザリーニの助けがあったとしても、多少軽減されるだけであって、疲れる事には変わらない。
 そう、たとえ飾りの王とはいえ、飾りなりの責任はつねに負っているのであった。
 まだ王女のままでいたかったアンリエッタは、その重圧をいまだ扱いかねていた。
 ふぁ、と小さな欠伸をかいて、ワインとグラスに手を伸ばす。息抜きという名の飲酒が、彼女には必要なのである。
 壜をとり、中身をグラスに注ぐと、躊躇いもなくそれを一気に飲み干す。
 女王になってからは、毎日がこうであった。もしお付の女官や侍従に見られたら、間違いなく取り上げられてしまう。だから、こうして一人っきりになれるこの時間に飲むのだ。
 もう一杯飲もうと再び注ぐ。と、頭がふらふらとしてきた。
「飲み過ぎ……ではないわね」
 とろんとした眼差しでワインのラベルを見る。普段とは変わらないのだが……、いつも以上に疲れてる証拠なのだろうか?
 アンリエッタは杖を使ってルーンの文字を紡ぐ。すると、杖先から水が溢れ出て来た。水蒸気を液体に戻す、『水』系統の初歩魔法である。
 あっという間に、水はグラスの許容量を越えて零れ落ちる。とっとっ……、とアンリエッタは慌てて杖先から溢れる水を、蛇口を捻ったかのようにピタッと止めた。

509 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/24(金) 18:15:38 ID:wzGumlhd
 そして、グイッと再び一気に飲み干す。プハーッ、口を拭う。

 この時間だけ、女王ではなく一人の女の子となるのだ。普段は見せられない態度も、ここでは平気で取れる。そんな時間であった。
 あまり飲み過ぎるのも体に悪い。グラスをテーブルに戻したアンリエッタは、ベッドに再び倒れ込む。
「なんで……」
 いつもと同じように酔い、いつもと同じ思い出を頭に浮かべる。
 一番楽しかった日々、一番輝いていた日々。
 何事にも囚われず、自由に過ごせた十四歳の夏。
 それは短かった。彼女の生きてきた中では本当にごく僅かであった。
 しかし、それは彼女の中ではとても大きい、絶対に忘れる事のない時間でもあった。
「どうしてあなたはあのときおっしゃってくれなかったの?」
 それでも、たった一つだけ悔やまれた。
 愛する人に言われて欲しいあの言葉を、彼は最後の最後まで言ってくれなかった。
 どれだけ不思議に思ったのだろうか? どれだけ理由を聞きたいと思ったのだろうか?
 誰も答えられない。
 この事を知ってるのはアンリエッタと……彼だけ。
 そしてその彼はもういないのだ。この世のどこにも、いない。
 その事実が深くのしかかってくる。理屈ではわかっていても、感情が言うことを聞いてくれない。
 もう二度と見れないあの笑顔、もう二度と戻れないあの日々。
 途端、

 少女の涙腺から透明な雫が伝った。

「あ……れ……?」
 なんで涙を流したのだろう。明日の朝は早く、大事な日である。
 ゲルマニアの大使との折衝が控えてある。このような戦争を早く終えたいアンリエッタは、大事な折衝なのだ。
 そんな大事な時に涙で濡れてしまった顔を見せないと決心したではないか。たとえあの日々を思い出したとしても、今日は涙を零さないと決心したではないか!
 それなのに、流してしまった。
 それだけ悲しかったのだ。それだけ、辛かったのだ。

 たとえどれだけ弱いところを見せないようにしても、心は素直に自分に語ってくれる。
 たった、それだけの話であった。

 このままではよくないと感じたのか、アンリエッタは酔い潰れようと思い、再びワインに手を伸ばそうとした。
 同時、扉がノックされた。
 こんな夜遅くに何の用事であろう。慌てている様子はないので、重要な用件ではない。
 ならば、寝たふりをしてそのまま去るまで待つのもいいが、それはアンリエッタにとって後味が悪い。

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:16:14 ID:x2cIScIV
文々。乙
そして幻想殺し支援

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:16:25 ID:26EpcdHX
アン様かわいいよアン様支援

512 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/24(金) 18:18:01 ID:wzGumlhd
 仕方なくガウンを羽織ると、ベッドの上から尋ねた。
「誰ですか? こんな夜中に」
「ぼくだ」
 瞬間、アンリエッタの脳が完全に覚醒した。
しかし、
「飲みすぎたみたいね。いやだわ、こんなはっきりと幻聴が聞こえるなんて……」
 わかっている。こんな事はありえないのだ。
 そう、ありえないはずだ。
 落ち着かせるため、アンリエッタは胸に手を当てる。しかし、心臓の鼓動はいつも以上に早く、小刻みに震え続けた。
「ぼくだよアンリエッタ。この扉を開けてくれ」
 アンリエッタの呼吸が激しくなる。期待が身体を支配していく。
「ウェールズさま? 嘘。あなたは裏切り者の手にかかったはずじゃ……」
 少女は扉へと駆け寄り、震える声で呟いた。


『――怪しいものじゃない。散歩をしているだけだ。きみこそこんな夜更けにどうして水浴びなんかしているんだ?』
「それは間違いだ。こうしてぼくは生きている」
 信じられない。思い出の中で、しかもう聞く事のできないはずの声が、
 今、目の前で聞こえてくる。
『――ぼくだよアンリエッタ! ウェールズだ。アルビオンのウェールズだ。きみの従兄弟だよ!』
「嘘よ。嘘。どうして」
 それでも、少女は否定する。
 この扉の向こう側にいる人間が、少女は別人だと思いたい。
 この扉の向こう側にいる人間が、少女はあの人だと信じたくない。
『――驚かせるつもりはなかったんだ。ただ、散歩していら水音がして……、行ってみれば誰かが水浴びしてるじゃないか。ごめん。じっと見入ってしまった』
「ぼくは落ち延びたんだ。死んだのは……、ぼくの影武者だ」
 しかし、声を聞けば聞くほど、否定する材料がなくなってくる。
 彼の言葉は魔法がかかっているかのように優しく、また安心を与える感じであった。
『――きみはもっと美しい。水の精霊より美しい』
「そんな……。こうして風のルビーだって……」
 少女は、自分の指に嵌めたウェールズの形見である指輪を確かめた。間違いない。これは確かに本物だ。
『――じょ、冗談なんかじゃない! きみ、ぼくは王子だよ。嘘をついたことは一度もない! ほんとにそう思ったんだ!』
「敵を欺くには、まず味方からというだろう? まあ信じられないのも無理はない。ではぼくがぼくだという証拠を聞かせよう」
 そうだ。証拠を出せばいいのだ。それなら、この人が別人だとわかる。
 わかるはずなんだ!

513 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/24(金) 18:21:17 ID:wzGumlhd
 少女は待つ。たとえ何時間であろうとも、彼の言葉を聞くまで待ち続ける覚悟で。
『――風吹く夜に』
「風吹く夜に」

 心から聞こえてくる声と、耳から聞こえてくる声が、一致した。

 なかった。少女を止める理由など、もう存在しなかった。
 少女はこみ上がる涙を気にせずに、扉を開け放つ。
 何度も見たいと願ったその人が、
 何度も見たいと願ったその笑顔が、
 そこには、いた。
『――きみが好きだ。アンリエッタ』



「ああ、ウェールズさま……、よくぞ……ご無事で…………」
 涙が言葉を発するのを邪魔する。ならばと思い、アンリエッタはウェールズの胸に飛びついた。
「相変わらずだねアンリエッタ。なんて泣き虫なんだね」
 ウェールズは、涙を流しているアンリエッタの頭を優しく撫でた。
「だって、てっきりあなたは死んだものと……。どうしてもっと早くにいらしてくださらなかったの?」
「敗戦のあと、巡洋艦に乗って落ち延びたんだ。敵に居場所を知られてはいけないからずっと隠れてたんだよ。大変だったさ、きみが一人でいる時間を調べるのにね。まさか昼間に謁見待合室に並ぶわけにはいかないだろう?」
 ウェールズはニコッ、と悪ガキ少年のように笑う。
「昔と変わらず意地悪ね。どんなにわたしが悲しんだが……、寂しい想いをしたか、あなたにはわからないでしょうね」
「そんなことはないさ。わかるからこそこうやって迎えにきたんじゃないか」
 ウェールズの一言一言が優しく包みこむ。返事をするのを忘れて、しばらくこのまま抱きしめあった。

「遠慮なさらずに、この城にいらしてくださいな。今のアルビオンにはこちらへ攻め込む力はありませんわ。この城はハルケギニアのどこよりも安全。敵はウェールズさまに指一本触れることはできませんわ」
「すまないが、それはできないんだ」
「どうするおつもりなの?」
 アンリエッタは首を傾げる。
「ぼくはアルビオンに帰らなくちゃならない」
「何を言っているのですか!? 今の命を捨てるだけではないですか!」
「それでも、行かなくちゃならないんだ。アルビオンを、レコン・キスタの手から解放しなくちゃならないんだ」
「冗談……にしてはちょっと笑えないですわ」
「冗談なんかじゃない。それが理由で今日きみを迎えに来たんだ」
「わたし、ですか?」

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:25:50 ID:IE2cEkp9
しえ☆すた

515 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/24(金) 18:27:04 ID:wzGumlhd
「そうだ。アルビオンを解放するにはきみの力が必要不可欠なんだ。国内には仲間がいるが……、やはり信頼できる人が少ない。いっしょに来てくれるかね?」
「それは……できることならそうしたいのですが、わたくしはもう女王なのです。国と民が肩にのっている限り、ウェールズ様と一緒には行けませんわ」
 ごめんなさい、と頭を下げる。
 しかし、ウェールズは諦めきれないのか、ガシッとアンリエッタの肩を掴んだ。
「無理は承知の上だ。でも、解放には……勝利にはきみが必要なんだ。敗戦の中で気付いたのさ、アルビオンとぼくには『聖女』が必要なんだよ!」
 どうするべきなのだろう、と思う。愛しい人に必要とされている。それだけでもう、アンリエッタは頷きたいくらいだ。
 でも、女王である自分に勝手な真似はできない。
 女王として断るべきか、愛する者としてついていくか、
 この場合、女王としての立場をアンリエッタは優先した。
「これ以上わたくしを困らせないでくださいまし。お待ちください。今、人をやってお部屋を用意いたしますわ。このことは明日また――」
「ダメだ。明日じゃ間に合わないんだ」
 ウェールズはアンリエッタの言葉に割り込み、首を振る。
「愛してる、アンリエッタ。だからぼくといっしょに来てくれ」
 そういうと、ウェールズはアンリエッタと唇を重ねた。
 なにかを言おうとしたが、唇が塞がれて喋れない。
 今まで言ってくれなかった言葉をウェールズの口から聞けた。それだけでも幸せなのに、キスまでときたのだ。
 だから、アンリエッタにウェールズが魔法をかけた事に気がつかなかった。

 ゆっくりと、少女は深い眠りの世界へと落ちていった。

516 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/24(金) 18:28:52 ID:wzGumlhd
以上です〜
書いててアンリエッタがカワイイと思ってしまうから困る……

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:30:34 ID:Grkn8M0O
GJした。

>そして、グイッと再び一気に飲み干す。プハーッ、口を拭う。

ビジョンが視えた!!

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:37:54 ID:juf0U20J
そろそろ赤ん坊を召喚するルイズは来ないか?
「なんとゼロのルイズは使い魔もゼロ歳児!」っつうのを

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:40:04 ID:Ik/e2zYc
三つ目の写楽召喚なら考えてた

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:40:23 ID:Lf1fjhzu
おしゃぶり加えたサイボーグか、それとも超能力持ちの超天才児がくるかのどっちかだなw

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:44:17 ID:CEczhx/L
>>519
ギーシュが超グロい目に会いそう。

三つ目がとおるって意外と残虐描写多いし。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:44:32 ID:NKM6Z6uW
サモナイ4で竜の卵を召喚して子育てとかは考えてる
御使い居ないから中々成長できないけどな!

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:48:41 ID:WSQktCmz
ケンシロウを召喚…グロ描写必至で無理かw

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:50:30 ID:juf0U20J
女の子がアタフタしながら赤ん坊の世話をしてるのって萌えるんだよなあ

問題は、周りに育児を相談できる大人の女性がいないことだけど

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:50:37 ID:26EpcdHX
ギーシュ爆砕するじゃんかw

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:51:35 ID:EwBSnAS8
「ルイズ、俺と作ろうぜ」
「何をよ」
「赤ちゃん!」

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:53:35 ID:NKM6Z6uW
>>524
シエスタが居るじゃないか
弟一杯居るから赤ん坊の扱いなんて手馴れたもんだと思うぞ

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:53:37 ID:Lf1fjhzu
>>524
練金で吹っ飛ばされる女先生を経産婦にするとか、フーケを育児経験有りにするとかすると新展開かも

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:56:51 ID:jPJJUPZM
人形のとこのギーシュは根に持って下手にアンジェリカに手を出したら
この先生きのこるには状態になりそうw
確実に脳天ぶち抜きそうだしなぁ

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:57:08 ID:CEczhx/L
ロリで母親とかワルドにもろストライクじゃね?

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:00:20 ID:BnBj66Gb
メシア召喚。イデオン守護霊化。

そんな可愛いもんじゃないか。

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:06:27 ID:3UTPq3Xb
インターネサイン&特攻兵器&パルヴァライザー召喚

最終的にはルイズが行方不明になってピンクのパルヴァライザーががががが

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:06:30 ID:juf0U20J
異能持ちの赤ん坊といえば、

ウルトラB
サイボーグ009の001
パーマンのパー坊
GS美神のひのめ

辺りが思いつく

534 :ナナシ:2007/08/24(金) 19:08:12 ID:9z6MYivj
>>322
ARMSを持つ人だったら人間であり続けようとしたシルバーがいいと思う。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:11:18 ID:brADtTQO
ロボットはロボットでも、ビーロボのカブタック召喚
は無理か

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:14:11 ID:khoLOwdF
>>533
Dr.スランプのターボ君あたりも

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:17:09 ID:/LwSU5PT
異能持ちの赤ん坊は姉妹スレの方でなら召喚されている(ただし漫画家つきw)

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:18:46 ID:st1i9Oxg
野原ひまわり

…言ってみただけ、でも悪運は兄貴譲りで強いよ

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:19:08 ID:5Lw6y8v2
>>490
なんだかんだで山の神の眷属なんだから貴族のプライドなんか天狗の前では
無に等しいわww

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:19:12 ID:DVDZUnwB
ロボロボ団幼児隊員は…赤ん坊というには無理があるか。

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:23:05 ID:YE4ETt+M
スレイヤーズのリナならバランスいいんじゃない?
世界が違って魔族の力が届かなくて黒魔術使えないらしい

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:23:37 ID:H+n373/n
電波受信。文才0の自分には書けねぇ。

「邪眼は月輪に飛ぶ」のミネルヴァ(地獄絵図確定w)
「デトネイターオーガン」のアーキタイプオーガン(槍も使えるだろうが反物質砲あたりネック)
「惑星を継ぐもの」のバラダット・ナイブスかメロウス(マイナーすぎるw)

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:26:27 ID:WsE5lP4D
>>542
スパイラルナイフキターーー!

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:28:26 ID:fFzxL6yp
異能はもってないが、打撃力なら大沢木裕太(赤ちゃんver.)とか
高い高いをするルイズにフランケンシュタイナーとか

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:28:35 ID:EwBSnAS8
四つ目のグール星人なら貫禄も充分だぜ!
遅めのランチは果たして誰か?


546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:32:34 ID:/LwSU5PT
もし星雲仮面マシンマンが召喚されたら!

対ギーシュ
マシンマン「カタルシスウェーブ!」
ギーシュ 「二股をかけて、あまつさえその罪をなすりつけようなんて最低だ、僕は…」

対フーケ
マシンマン「カタルシスウェ(ry」
フーケ   「宝物を盗むだけでなく生徒を殺そうだなんて、私はなんて酷い事を…」

対ワルド
マシンマン「カタルシス(ry」
ワルド   「国を裏切るなんて私はなんて(ry」

対ジョゼフ
マシンマン「カ(ry」
ジョゼフ  「兄夫婦と姪を(ry」

みんな更正して世界は平和になりました

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:33:59 ID:4VUXeiL9
いっその事ゴッドハンドのジーン召喚じゃなくてゴッドハンドだけ召喚とか
ツンデレの両手はゴッドハンド

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:37:21 ID:Dm1hp4TD
映画のゴーストライダー召喚
夜か影のある場所だと強いけど、昼間は普通の人だから強すぎなくてバランス取れると思うんだが

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:38:00 ID:KK8j0qsm
ゴッドハンドと言うと、歴史的発見を捏造した何処ぞの考古学者。

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:43:06 ID:ink1woRT
>>546
ああ、あのスーツのマントがどうみてもビニールなあのヒーローねw

特撮ヒーローを出すとなるとやっぱり整備がネックになるな
某銀河を貫く伝説の刃!とか某光の巨人とかならともかく
あと絶対に話が作れないのはグリッドマン
現実世界で実体化してくれるならともかくだが

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:43:20 ID:zINC0VqA
レイラ召喚…
会話が成り立たない上にギーシュが僕になるような…

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:43:22 ID:FecHv3zb
ゴッドハンドというと馬鹿一代が思い浮かんで困る。

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:43:32 ID:4PfMGKNp
精霊手の別名でもある

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:50:14 ID:XVaNRjAx
だからかコマンドは「GHAND」
しかしスカウトキックと同じくらいってどうよ

555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:50:23 ID:szgzA1yg
>>551
どの作品のレイラだよw



「DEMENTO(デメント)」の狂気のメイドことダニエラさん召喚
居立ち振る舞いはメイドとして申し分ないが、痛覚も味覚も快楽も感じずついでに子供も産めないまさに“ゼロ”のメイド。

ついでにギーシュはガラス片でザックリ。

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:51:22 ID:oT/VOGRT
なになに召喚とかいってるだけのやつらがウザ過ぎる

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:52:46 ID:Ik/e2zYc
>>556
そういうスレなんだよ、元々は

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:58:04 ID:zKssJb7c
今日ようやく原作(二巻まで)読んだ
ロングビルがオスマンを蹴るのとかオスマンが名前忘れるのとかてっきり二次創作かと思ってたところが普通にオフィシャルで吹いた


559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:03:40 ID:5Lw6y8v2
>>556
そういう場所だから仕方ない

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:07:04 ID:3UTPq3Xb
ゼロ魔は1巻しか持ってなかったがこのスレの所為で全巻買いたくなってしまったじゃないかwww

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:13:48 ID:XVaNRjAx
>>560
さあ早く新刊含めて全部購入して読破する作業に戻るんだ

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:13:52 ID:zINC0VqA
>>555
AVENGERキャラ

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:13:59 ID:nSYjq/Cb
俺は既に買ってしまったぜ。
手痛い出費だったが後悔はない。
アニメ版の姫様はテコ入れされてて吹いた。 私怨で戦争起こさないのな。

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:15:03 ID:6ZhgCUGY
まったく関係ないが
『STORM』聞きながら12巻読んでたらなぜかテファがカイザーギドラ召喚という電波が飛んできた件
なんでだろ?

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:15:38 ID:YkROfHJr
>>562
また懐かしいものを…
どうせならマドラックス召喚しようぜ

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:18:05 ID:zKssJb7c
>>562

それはあの貫手で鎧通す人か
レイラ・アシュレイだっけ
オープニングの薄着はハッキリ目に焼き付いてるのにストーリーサッパリ思い出せん

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:20:26 ID:QysgnhYN
怪盗レトルトもとい宇宙メダロッターX召還とか考えていた事も有りました……

回復メダ居りゃナノマシンで整備入らずだけど転送出来ないから先に進む程無能化するだけorz

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:20:59 ID:zKssJb7c
>>565

どうしてくれる
懐かしくなってアベンジャーのサントラ聞いてたのに頭の中がヤンマーニに浸食されたじゃないか

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:22:48 ID:Fxlx2Ar7
レイラと聞いて、レイラァを召喚してしまい、「ベルリンの赤い雨」を伝授されるルイズを想像してしまった。

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:24:04 ID:BMbg5YDu
空気を読まずに、波平召喚を妄想。
全自動卵割り器の脅威の技術力に驚愕するマルトー&コルベール先生。
「た、卵が食べたくなっただけなんだから!こんな機械が気に入ったわけじゃないわ!」と言いながら、
サルのように卵を割り続けるルイズ。
冷静に手で割った方が早いと突っ込むシエスタ。

コルベール「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛!やっぱり機械で割った卵は一味違うなぁ〜!」


でも、あれ電池でよさそうなのに何故かコンセントが無いと動かないんだよな。

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:27:22 ID:ink1woRT
>>569
ブロッケンの帰還ってジェイドが使うときにはわざわざ片手縛る必要ないよね

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:29:24 ID:J3B+E3qE
>>567
回復メダいなくてもスラフシステムあるから問題なくね?
動力源も太陽光発電+オートマチックジェネレーターだから補給いらないし


いかん、ビーストマスター召喚とか考えてしまった

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:30:50 ID:nSYjq/Cb
まとめると、カンタムロボの中の人の子供ってことか?

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:32:05 ID:4tdhuPUf
>>556
いちいちウザいとかいってるお前がウザい



という罠

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:34:53 ID:ttuzxBAR
子育っていえばサンサーラナーガの竜
あれは育てるって感じでいい

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:40:43 ID:zKssJb7c
何かこう育成要素のある作品から引っ張ってくるのも良さそうだな
ええと……ポケモン?

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:44:34 ID:AIZdr+ve
流れを豚切って、悪魔くん松下参上。
アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベルエス・ホリマク!
…あ、ちがう呪文だこれは。

5分後くらいにトウカ開始予定です。微ホラー注意?

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:44:50 ID:jOhmuNx/
>>565
ちょうどセクシーポーズとってるところを召喚され取り合えず生徒をコルベールごと全員銃殺
当然魔法は全部ヤンマーニの曲によって自動回避される
というシーンが思い浮かんだオレ駄目すぎ

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:46:15 ID:zKssJb7c
エロイムエッサイムエロイムエッサイム支援

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:46:24 ID:jkAhIB6W
>>576
デジモンが一応もう居るんじゃね?

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:47:00 ID:ihVXOti4
>>577
トウカと聞いてオイデケェーを連想した俺は病気

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:47:30 ID:jOhmuNx/
>>580
キュイキュイ以外全員ポケモン召喚してたって言うのがあったはず
ルイズは確かミュウツー

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:48:17 ID:CEczhx/L
悪魔くん支援

584 :『使い魔くん千年王国』 第四章 契約 1/6:2007/08/24(金) 20:48:50 ID:AIZdr+ve
「おい、起きろ」
時間はもう夜中。場所はルイズの部屋。
松下はコルベールとの問答と考察を終え、「御主人様」ルイズのもとへ勝手に入り込んでいた。
彼の「使命(野望)」を果たすため、不本意だが今は彼女に身元を保証してもらう他ない。

ルイズの魔法の実力と知識、人間関係(人脈)、実家の経済状況(資本)。
それに「使い魔」としての自分が何をすべきで、どこまで自由を制限されるのか。
知るべきことはまだ山ほどある。夜も早いのに安穏と寝ている場合ではない。
「起きろと言っているだろう」

お疲れのところ酷なようだが、寝ている場合では全くないのだルイズ。
ゴイスーなデンジャーが迫っているのだよ? 多分。


585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:49:24 ID:RhmSCgoJ
>>581
うっかり侍のことだ、いつものうっかりでルイズにうっかり召喚されちゃったんだろ

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:49:28 ID:EwBSnAS8
エロイムエッサイム支援

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:49:30 ID:jOhmuNx/
>>575
サンサーラナーガはアルシンハ師匠が居ない限り子竜を死なせてしまうと思う
その辺どうやって合成するかによると思う
サンサーラナーガ2だと更に難易度高いな……

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:50:22 ID:3UTPq3Xb
ポッポッポッ ポッピヤー 支援

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:51:41 ID:fUXxw5LY
支援

590 :『使い魔くん千年王国』 第四章 契約 2/6:2007/08/24(金) 20:51:49 ID:AIZdr+ve
「う…うう〜〜〜ん………」

寝苦しい。妙に背景が細かく描き込まれた、古い劇画調の悪夢ばかりが襲ってくる。

空は黒雲に覆われ、言い知れぬ妖気が漂い、遠雷が轟いている。
歩いているのは無人の荒野、原野、岩山、深い夜の森、
廃墟となった古代都市の遺跡…
おびただしい魔法書が並んだ巨大な本棚のある、薄暗い書斎…
はたまた大鴉や禿鷹や大蝙蝠が飛び回り、野犬が死人の骨を齧っている、
どうみても冥界としか思えない景色…
広い川辺に花が咲き乱れ、木々にたくさんの果実が実る楽園も見えたが、
そこへ行くと現世に戻れない気がしてやめた。
向こう岸にぼんやりとした影も見えた。

戻って行こうとすると、地面には無数の蛇やヤモリや蟲が蠢き、
いくつかの人魂がふわふわと浮かび、
蛆のたかった骸骨たちが醜悪な怪物たちと輪舞している。

ああ、笑っている。奴らは愉しそうに笑いさざめいている!!

「オイ、オキロ」「オキロトイッテイルダロウ?」「サッサトオキナイト……」
「死」


591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:52:51 ID:fUXxw5LY
支援n

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:53:03 ID:3UTPq3Xb
ナマムギ・ナマゴメ「ヨナルデパズトーリ」支援

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:53:29 ID:yKtxehnv
支援

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:53:58 ID:fUXxw5LY
支援

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:54:24 ID:8Bnq5ldq
めひすと2せいひや支援

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:54:27 ID:zKssJb7c
イェイファスメタヒムフルガウティエトアッペラヴィ支援

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:54:34 ID:WPOpnPCG
今日ゼロの使い魔の最新巻読んだけど…
恐ろしい内容だったな

598 :『使い魔くん千年王国』 第四章 契約 3/6:2007/08/24(金) 20:54:53 ID:AIZdr+ve
「ッッッッぎゃああぁぁぁあああ……あぁぁぁぁあ!!ぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!」

ルイズは短い人生の中でこれ以上ない、激しい恐怖とともに飛び起きた。
全身に物凄い寝汗をかき、鳥肌が立って髪の毛まで逆立ち、
顔面は蒼白というよりもはや土気色。
呼吸は荒く目は血走っていて、治療はされていたが少しも身心が休めた気がしない。
ちょっと下着が濡れたかもしれない。汗で。あくまでも。
咽喉と舌がひきつって大きな悲鳴が出せず、隣室の住人も寝ぼけて起きてこないのが幸いだった。

「やっと起きたか、手間のかかる奴だ」
松下が運良くよそを向いていなかったら、ルイズは再び気絶していただろう。
明かりが点いているとはいえ、夜中にいきなり彼の顔を見るのは結構怖いからだ。

「は…はははは……」
ルイズは涙目で力なく笑った。私が呼び出せた使い魔が、確かにいる。
現実は悪夢より、ずっとましだった。


599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:55:57 ID:ink1woRT
我とともに生き我と共にほろぶべし支援

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:57:32 ID:3UTPq3Xb
バランガバランバ涙も風になる支援

601 :『使い魔くん千年王国』 第四章 契約 4/6:2007/08/24(金) 20:57:46 ID:AIZdr+ve
「うぷっ」
吐き気がする。夢だと分かっていても怖いものは怖いし、不気味なものは不気味だ。
不気味ではあるが、使い魔(松下)がいつの間にか来てくれていたので、多少生きた心地がする。
でもまだ震えが止まらない。あの世の夢など見るものではない。

松下はとりあえず水でルイズの唇をしめらせてやり、
布で軽く汗を拭ったあと、落ち着くまで放置した。
また気絶されたり、暴れたり吐かれたりしても面倒だ。一回吐かせた方がいいかもしれないが。
「あ…ありがとう、マツシタ。確かそんな名前だったわよね」
「そうだ、さっきは失礼したな。お互いに初対面で気が立っていたようだ」
「え?」

以外に親切で気のきいた使い魔に、ルイズは驚いた。
(契約のルーンの効果かしら? いまさらだけど)
「おおまかな話はあの禿頭から聞いた。どうやらしばらくはここで暮らすしかなさそうだ。
 お休みのところ悪かったが、契約の詳しいことは『主人』本人からも聞いておきたいしね。
 学生の朝は忙しそうだし、いまのうちに」
「え…ええ…」

本当にこいつは10歳にもならない子供なのだろうか。
どういう教育を受けてきたのだろうか。そこらの貴族のボンボンより紳士的で理知的だ。
ああ、東方の魔法使いだか、悪魔使いだかなのだった。
やっぱり私はたいしたものなのだ。ゼロなんかじゃあないのだ。


602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:59:37 ID:zKssJb7c
>>598

現実は悪夢より、ずっとましだった

ルイズその使い魔がそばにいる現実よりは悪夢の方が可愛いよ支援

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:00:13 ID:ink1woRT
オレサマオマエマルカジリ支援

604 :『使い魔くん千年王国』 第四章 契約 5/6:2007/08/24(金) 21:00:29 ID:AIZdr+ve
「で、使い魔としてのぼくは、具体的に何をすればいいんだ?」
まずは彼女の自尊心につけこみ、「御主人様」として面子を立てておいてやる。
目的のためには手段は選ばない。へりくだることも必要だ。

「そ、そうね。さっきしてくれたみたいに、身の回りの世話も使い魔の立派な仕事よ」
「ふむ」
「それに、主人の目となり耳となること…五感やその他の感覚を共有することね。
 契約を済ませたときから自動的に共有できるはずなんだけど……
 今はできないみたい。あんたが人間だからかなあ」
「ふむふむ」
「それから、主人の必要とするもの…秘薬の材料とかを取ってくること。鉱物とか薬草とか」
「『東方』とは植生などが違うかもしれんが、一通りの知識はある。努力しよう」

異世界とか言うと説明がややこしいので、ぼくは『東方』出身の悪魔使い見習いということにしておく。
あながち間違いではないだろう。

「一番重要なのが、主人を敵から守ること! 多分あんたなら、少々の敵は大丈夫よね。
 …10歳未満の子供に守ってもらうのも、どうかと思うけど」
「まあな。ぼくの手に負えない奴もいるだろうが、山賊の10人ぐらいなら平気だろう」
「…わりと微妙ね……冷静って言うべきなのかしら。
 それと、使い魔は一生主人に仕えるのだけど、もし死んだら次を呼び出せるの。
 死んでも私を守るのがあんたの使命よ!」
ひどい話だ。普通は動物が召喚されるそうだから、そんなものかもしれないが。
できれば二度も死にたくはない。

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:00:39 ID:5tFeeLRn
ファミコンの悪魔くんが懐かしいよ支援

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:01:30 ID:8Bnq5ldq
>>605
まだ持ってる支援w

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:02:11 ID:khoLOwdF
>>605
適当に入力したパスワードが結構な確率で通った記憶ががが

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:02:48 ID:/E0tIBAb
メンテナンスフリーと言えばゲキトージャも何気にメンテナンスフリーだな支援

609 :『使い魔くん千年王国』 第四章 契約 6/6:2007/08/24(金) 21:02:49 ID:AIZdr+ve
「さて、きみについての詳しいことなども知りたいのだが…
 まあ随分お疲れのようだし、今夜はこのぐらいにしておくか」
そう急いだ事もなかろう。信頼関係はゆっくりと培っていく方がいい。

「ええ、おやすみマツシタ。明日は授業だから早めに起こしてね。
 それと、私を起こす前に、この汗まみれの衣服を洗濯しといてちょうだい(脱ぎ脱ぎ)」
「ああ。それで、ぼくはどこで寝ればいいんだ?」
「悪いけど床よ。毛布ぐらいはあげるわ」
「…ま、いいだろう」

使い魔というのは、結局のところ、ていのいい奴隷か召使いと言っていいようだな。
ぼくの使徒たちもそう感じていたのだろうか。悪魔と、裏切ったあいつも。

復活した『悪魔くん』松下一郎の、異世界での一日目はこうして過ぎた。
ルイズもどうやら、安心して眠りにつけたようだ…。


(つづく)


610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:04:15 ID:CEczhx/L
悪魔くんが黒いというか冷静すぎるというか支援

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:04:50 ID:ink1woRT

何気に水木作品のキャラってとんでもない奴が多いんだっけ

>>608
そりゃあれは激気の塊ですからw
ぶっちゃけ乗る必要ないよねあれ

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:05:38 ID:upUQQr1W
>>608
マジレンジャーもダイレンジャーもだぜ!

613 :『使い魔くん千年王国』:2007/08/24(金) 21:06:00 ID:AIZdr+ve
今回は以上です。多数の支援感謝カンゲキ。

召喚して一日目で四章か…先は長そうだ。こんなもんか。
ルーンが右手(ヴィンダールヴ)なのは、松下はあんまり武器で戦うことはなさそうなので。(そうでもないか)
知識と魔道具を司る額のルーン(ミョズニトニルン)は別にいるし。
確か幻獣を操るのだったが、どんな特殊能力があるのかな? 「うたわれ」のアルルゥみたいなの?
なんなら左手に戻してもよいが。


614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:06:29 ID:wqXx9eQE
もってけ、投下予告

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:07:18 ID:IE2cEkp9
ゲキトージャだとフーケのゴーレムにボコボコにされる姿しか思い浮かばない
まあ強すぎないって意味ではかなり良いロボなのかもしれない

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:07:38 ID:zKssJb7c
>>608

マージ・ジルマ・ジンガ♪
マージ・ジルマ・マジ・ジンガ♪

617 :召喚!変態仮面!:2007/08/24(金) 21:07:45 ID:wqXx9eQE

トリステイン2日目は、驚愕から始まる。

「うわあぁぁぁぁぁくぁぁ!!!!!!!!!!!」

廊下を走りぬけ、階段を駆け上がり、扉を蹴り開ける。
朝日にキラリと光る波平-1ヘアーはミスタ・コルベール先生。

「学園長!学園長!!!!がぁくえんちいよぉぉぉおおぉぉお!!!」

ミスタ・コルベールがドアを蹴り開けて学園長室に飛び込みます。
学園長室の主、オールド・オスマンはコルベールに背を向ける形で座っていました。

「あ、会ったことを正直に話しますっ!!
 つ、使い魔のルーンを調べていて寝オチして起きたら!!
 いつの間にか目の前でパンツ男が背中に毛布かけてくれたんです!!!!
 しかもサンドイッチの夜食まで用意してくれててっ!!!!
 ごくろうさまかっこはぁとかっことじるのメッセージカードまで添えて!!!!!
 な…なにを言ってるのかわからねーと思うが、私もナニをされたかわかっていない。
 頭がどうにかなりそうだ!
 妄想とか夢オチなんてチャチなもんじゃあない!
 もっと恐ろしい何かの片鱗を味わったんですぅぅ!!!!!」

……………………………………………………………………。
……………………………………………………………………。
……………………………………………………………………。

「オスマン………?
オールド・オスマン……………!?
 こ、こいつ……………死んでいる!?」







『怪奇!!パンツ男の恐怖事件』は一晩で学園中の噂になりました。
目撃者は貴族から平民、使い魔にいたるまで多岐に渡りました。

曰く、パンツ男の名前は変態仮面である。
曰く、パンツ男は被るパンツによってゲージ使用技が変わる。
曰く、パンツ男は始祖ブリミルの使い魔の名前すら伝えられていないものである。
曰く、パンツ男のパンツの中に入っていったものは二度と戻ってこれない。

まあそんなこんなで一晩で七不思議の一つに入るぐらいに学園内を練り歩いたわけです。
異世界漂流1日目からナニやってんでしょうねこの男は。



618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:09:32 ID:3UTPq3Xb
変態仮面支援

619 :ゼロのナイト:2007/08/24(金) 21:10:08 ID:wqXx9eQE

さて、我らのヒロインルイズの寝起きは最悪でした。
まるで半分眠った状態から、いきなり地獄を見せつけられたかのようなテンションでした。

「なんか………ムッチャひどい夢を見た気がする」

なぜかルイズの脳の中ではパンツ被ったパンツ一丁の男が枕元に立ってたり、頭上で回転したりするフラッシュバックが起こります。
恐ろしい。ナニが恐ろしいってそんな見たこともないものが自分の脳の中で躍動的に踊るのが恐ろしいです。
そのフラッシュバックの中にはタバサがいてギーシュがいてキュルケがいてオスマンがいてコルベールがいました。
みんながみんな自分を見て悲鳴を上げたり恐れおののくのを見て、悲しみを感じるよりもなぜか快感を感じていた感覚に恐怖しました。
ルイズは知る由もありませんが、使い魔のルーンを通じて夢に使い魔の記憶が刷り込まれたのでしょう。


          ルイズの正気度が1下がりました。


まあ、そんなこんなで朝なので、着替えて授業に出なければいけません。
「服」
「はい」
「下着」
「はい」
「な…ななななな……なんで懐から出てくるの!?」
「……………………」
「ししし、しかもそれ昨日履いてたパンツよね!?」
「姫、暖めておきました」
「嘘つきなさい。それ洗いもしてないじゃないの」

羽柴秀吉作戦は失敗に終わりました。
ルイズ信長はたいそうお怒りになり、乗馬用のムチで叩くこと数度、逆効果でした。疲れました。
しまいには爆発音が轟きました。



620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:11:32 ID:zKssJb7c
変態仮面支援
原作全然見付からない
マジでどこに置いてるんだ変態仮面

621 :召喚!変態仮面!:2007/08/24(金) 21:11:50 ID:wqXx9eQE


すったもんだで硝煙くさい部屋から出ると、部屋の前でキュルケがタバサと話し込んでいました。
「ルイズ、朝から隣で爆発なんてさせないでよ、いやいつでも爆破は勘弁願いたいんだけど」
「騒音公害」
「しつけよしつけ。仕方ないじゃないムチで叩いたら喜ばれちゃったし」

なんだか込み入った事情のようなので、キュルケはスルーすることにしました。

「ところで聞いた?怪人が出たのよ!私見ちゃったのよ!しかもタバサも!!」
「見た。おどろいた」

「「コワ〜〜〜イ!!!」」

息は合ってるもののタバサは棒読みなのでアンバランスです。わざわざ打ち合わせしてたんですかあなたたちは。


「肩に引っ掛けたパンツ一丁で頭にパンティかぶってるの!それでスゴクいいカラダしてるの!!」
「股間から色々なものを取り出していた」
「あと網タイツに皮手袋もしてたわね。ポイント高いじゃないの」
「怪人だけど紳士だった」
「ぜんぜん紳士じゃないわ!なんせ良い所で乱入してきたおかげで私の身体は不完全燃焼よ!!」
「着ていた下着もかぶっていた下着も見たことが無いほど良い生地でできていた。
 おそらくはそれなりに爵位を持つか財産を持っている人物が正体」
「よく見てるわね。しかもあの状態の下着に目を凝らすなんて………」
「たぶんメイジかエルフ。窓から飛び降りたり風より早く動いたり壁をよじ登ったりしていた」

ちなみに下着の材質は朝になってから調べて驚き済みだ。
あきらかにトリステインの技術レベルで作れるものではなかったので更に驚きです。
渡されたベビーパウダーも異国の文字で書かれていて読めませんでした。
この時点でタバサは変態仮面の正体を怪しんでいましたが、それを表に出すことはしません。
無表情ですし、正直怖いですし。

ルイズは女たちの噂話を聞いて固まっていました。

「夢だけど………夢じゃなかった」

呆然としながらルイズは潰れました。

いるんですよ、あなたのとなりに変態仮面が………




622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:11:54 ID:x2cIScIV
ちょ、ルイズが逆に洗脳されそうw支援

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:11:54 ID:uRDhoChc
変☆態

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:12:06 ID:upUQQr1W
>>615
ゲキトージャは身長52mなんだが…
機動力もあるしノロいフーケのゴーレムに負ける方が難しいぞ。

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:13:00 ID:1HEB8T9E
>>いるんですよ、あなたのとなりに変態仮面が………

なんと言うホラーwwwwwwwwww

626 :召喚!変態仮面!:2007/08/24(金) 21:13:36 ID:wqXx9eQE

その日、ギーシュはどこかおかしかった。
いや、ギーシュはいつもおかしいのだが、輪をかけておかしかった。
なんというか魂のネジが外れているというか、頭の中がお花畑に突っ込まれているのか、身動きがとりにくいのか。
どれほど抜けてるかというと昨晩学園を騒がせた『怪奇!パンツ男の恐怖』のことが耳に入らないぐらいである。


そんなギーシュも恒例イベントをこなさないと存在意義がなくなってしまうため、食堂で白いふわふわしたものを落っことしました。
平民、色条狂介がジャストタイミングで拾ってくれるように

「あの、ハンカチを落としましたよ」
「おや、すまないな。ってキミそれはちがうよ僕のハンカチはバラをあしらった見事なものなんだ
 そんな金モールを過剰にあしらったハンカチは知ら………な……………いや待てよ?」

しかし、それはハンカチじゃなくて!!
「パ」
「ぱ」
「パンティィィだぁ〜〜〜〜!!!」
そう、それは小さなぬのきれ、女体の神秘、青少年の希望、アレ、ともいうべき女性の下着だったのです!!


「あ!あのパンツは!!!」
「なんでギーシュのポケットから女物のパンティーが!?」
「あの金モールのドリルロールつきパンツはモンモランシ家に代々伝わるパンツ柄だ!!趣味悪パンツッ!」
「マジか!?モンモランシーのパンツがギーシュのポケットから出てきたということは!!」
「いや待て落ち着け、まだ慌てるような時間じゃない」
「あのパンツが盗ってきたのか、モンモンから渡された物なのかで非常に意味が変わってくるのですが!!」
「ギーシュ貴様!いや、この裏切りモン!」
若者同士が集まるとゴシップに花が咲くといいますが、咲いたのは嫉妬の花でした。
しかしなんでモンモンのパンツの柄を知っているのかマリコヌル。

「ああ、それは僕の愛しのモンモランシーが昨夜……ガボッ!………」
「ギーシュ!余計なことは言わないで!!」
口に10本ほど香水の瓶を突っ込まれてギーシュは沈黙しました。
言わないでといいながら、ほとんど言ってる様な気もしますが、そこは伏せときましょう。

それを見ながら狂介は汗をぬぐいながら妻の折檻(対弟用)を思い出していました。
秋冬君はいつも春夏にひどいことをされていたなあ……、と。
あと当然古典的にこけておきました。
何故ならば、彼も古き良き時代のジャンプを象徴するギャグマンガの主人公だからです。


「いや、なつかしい俺も妻のと初恋の人(のパンツ)を同時に落とした時はひどい目にあった。
 あの時は死ぬかと思った………いやマジで」
「朝っぱらからナニ不道徳なことを呟いてんのよ」

やっぱり平民を召喚するのはゼロの私にふさわしいハズレなのね………
昨晩のダメージが残っているのか、精神テンションが落ちているからか、一転してネガティブ人間です。


「ギーシュさま!私とのことは遊びだったのですね!」
「ああ、ケティ!確かに僕はキミと馬に乗った!
 でも僕は昨日気づいたんだ!実は僕はモンモランシーのほうが好…………」
「ひどいわ!」
ふと見るとギーシュが二股疑惑で香水の瓶の束をくわえた状態のままビンタを食らってました。
瓶が割れて流血です。
二股疑惑のお仕置きとしてはひどいほうです。


627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:14:31 ID:ink1woRT
>>615
でもアレだぜ?
ゲキレンジャーはそれこそ修行すればいくらでも強くなるんだぜ?
ぶっちゃけ特撮ヒーロー(一部の敵も)はほんとに
いくらでも強くなる&打開策を見つけるから困る

628 :召喚!変態仮面!:2007/08/24(金) 21:15:29 ID:wqXx9eQE

こりゃスルーしてどっかいったほうがいいな。
と、トラブルメーカー経験豊富な狂介はその場を立ち去ろうとしました。
しかし、トラブルというものは総じて逃げようとすると追いかけてくるものなのです。

「待ちたまえ!そこの平民!!」
「え〜〜〜っとコれはアレですか。二股ばれた八つ当たりですか」
「そんなことはしない!グラモンの人間がそのようなはしたない真似をするか!」

「じゃあ平手打ちと折檻の件で」
「平手打ちでも折檻でもない!むしろ望むところだ!」

望むのですか。

「モンモランシーのパンティーを返したまえ!あと僕以外が嗅ぐな!!」

そっちかよ!
そう、まだ狂介はフリフリのパンティーを手に持ったままでした。しかもさっきうっかり汗拭いてました。

「い、いやこれはハンカチと間違えただけなんだ。なんか香水くさいし」
「くっ!しっかり嗅いでるではないか!!
 これでは無事パンティーを取り返してもいったん洗って、それでモンモランシーに返して履いて踏んでもらってからまた貰わないといけないではないか!」
「いやその手順はおかしい」

変身後ならともかく、変身前の狂介は基本的にツッコミキャラなのです。ドジッコ入ってるけど。
変身後ならツッコミどころありなキャラになれるのですが………

それにしてもなんてことだ!ギーシュが話しているだけで名門グラモン家とモンモランシ家の威厳やら威信やらがモリモリ下がっていく。

「貶められたモンモランシーのパンティのため!このギーシュ・ド・グラモンが決闘を申し込む!!」



このギーシュはダメな方のギーシュでした。


629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:16:36 ID:/E0tIBAb
>>624
つフーケの使い魔ないし協力者がリオ様とメレ

630 :召喚!変態仮面!:2007/08/24(金) 21:17:26 ID:wqXx9eQE
以上投下完了
原作はある、我々のおいなりさんの中に
              心

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:18:00 ID:upUQQr1W
>>629
リンリンシーの方強いのに理央様がフーケごときに従ったり協力するわけないだろ、出鱈目抜かすな。

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:19:13 ID:w3LozywE
ロボロボ言うもんだから
SDガンダム(武者、ナイト、コマンド)召還とか思い浮かんだ俺ガイル
(´・ω・`)ボンボン・・・・・・

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:19:22 ID:0KrAX5AO
ふっきんがねじきれそうじゃ

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:20:13 ID:1HEB8T9E
マーラ様級の破壊力だぜ・・・GJ

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:20:47 ID:A0RAQ7F1
きさまわらいころすきかっ かふっ

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:24:09 ID:/E0tIBAb
>>631
ちょっと言ってみただけなのにそんなに怒るなよ(・ω・`)

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:24:19 ID:AIZdr+ve
これはひどい! なにもかも!(最高の褒め言葉)

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:24:53 ID:RTzsLkjk
こいつぁ、オデレータ!

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:25:08 ID:3UTPq3Xb
>>620
変態仮面は回収処分されちゃって入手困難なんだZe
オレも1巻しかもってねぇorz

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:25:19 ID:w3LozywE
ちょっと押入れから変態仮面出してくるわwww

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:25:31 ID:CEczhx/L
集A社は変態仮面こそ文庫化するべき。

642 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:25:41 ID:AkVjy8c4
6話完成。
予約が無ければ投下してもよろしいですか。


643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:25:49 ID:x2cIScIV
>「貶められたモンモランシーのパンティのため!このギーシュ・ド・グラモンが決闘を申し込む!!」
>このギーシュはダメな方のギーシュでした。

たしかにモンモンではなくパンティのために決闘挑む時点で
どう見ても駄目人間です、本当にありがとうございました。
GJ

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:26:11 ID:wqXx9eQE
押入れから変態仮面が出てくるのかw

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:26:38 ID:ink1woRT
>>631
理央様が魔法を気合ではじき返す姿が普通に浮かんでくるから困る


なんか理央様召喚してルイズが臨獣ツンデレ拳使いになる
という電波がきたが文章には出来そうにない

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:26:58 ID:/LwSU5PT
>>638
パンツの中にしまわれて悲鳴を上げるデルフを想像したw

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:27:04 ID:CEczhx/L
>>644
それは死ねるな間違いなく

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:28:48 ID:KK8j0qsm
>>645
今年の戦隊は悪役側の方が格好良いしねえw

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:29:34 ID:w3LozywE
ちょwww押入れ漁ってるうちに変なこと言うなwww



股間に天狗は卑怯だよ(´・ω・`)ワライチヌ

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:30:02 ID:RhmSCgoJ
>>645
ネレ様が嫉妬で怒り狂うぜ兄弟

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:30:05 ID:dthmBRzK
>>620

ほい。
http://search.auctions.yahoo.co.jp/jp/search/auc?auccat=0&alocale=0jp&acc=jp&orp=%ca%d1%c2%d6%b2%be%cc%cc


652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:30:08 ID:RTzsLkjk
>>646
デルフ「い、今までこのスレで俺っちはロクでもない扱いばっかり受けてきたがよぅ、そいつぁあんまりにもあんまりだぜ!!」

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:31:53 ID:3UTPq3Xb
640「さて、変態仮面(本)を押入れから引っ張りだすか…お、あったあった」

640「あれ?…なんか暖かい?」
変態仮面「 そ れ は 私 の お 稲 荷 さ ん D A ☆ 」


こうですか、わk(ry
うん、吊ってくる

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:32:48 ID:/LwSU5PT
>>642
予約は無いぜ
さあ、早く投下を

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:32:55 ID:w3LozywE
股間にデルフ挟んで上空から落ちてくるのが脳内に浮かんだ(((( ;゚д゚)))

656 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:34:26 ID:AkVjy8c4
空気を読まずに入れてごめんなさい。
変体仮面さんGJでした。
では投下します。

657 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:35:41 ID:AkVjy8c4
ヴィエストリ広場、そこは『火』と『風』の塔の間にある中庭である。
 普段日も差さないことから人の行き来も少ない、逆に決闘には最適の場所である。
 しかし、どこから噂を聞きつけたのかすでに広場は野次馬でいっぱいになっている。
「諸君!決闘だ」
 ギーシュはきざったらしくバラの造花を掲げている。
 周りからは歓声が巻き起こる。
 普段娯楽の少ないトリステイン魔法学院の生徒にとって決闘はある意味最大のショーかもしれない。
「ギーシュが決闘するぞ、相手はルイズの平民だ」
 銀時は自分が見世物にされてるようで、やれやれと頭を掻く。
 派手な喧嘩は好きだがこれは何か違うような気がする。
 いい加減平民と呼ばれるのにもなれてきた。
ギーシュは周りの歓声に答えて腕を振っている。
 ―いい加減さっさとはじめろよ。
 銀時はだんだんめんどくさくなってきた。

「とりあえず、逃げずに来たことは、ほめてやろうじゃないか」
「逃げねーよ」
 ギーシュの芝居がかった台詞に銀時はうんざりとした声で答える。
「さてと、では始めるか」
 とりあえず銀時は先手必勝で行くことにした。
 相手がどんな魔法が使ってくるか分からない以上先に動いたほうが有利。
 駆け出した銀時をみてギーシュは余裕の笑みを浮かべ、バラを振る。
 花びらの一枚が銀時の前に舞ったかと思うとそれは甲冑を着た女戦士のゴーレムとなった。
「なっ、こいつが魔法ってやつか」
「僕はメイジだ、だから魔法で戦う。文句をあるまいね」
「ねえよ」
 銀時は少しほっとした。
 まだゴーレムなら戦いようがある。
 ルイズみたいにいきなり大爆発を起こされるよりはましだ。
「言い忘れたが僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム、
 ワルキューレがお相手するよ」
「『青銅』ってゴー○ドセ○ントより下じゃねえか、ペガ○ス流○拳でも打てるのか?」
 銀時は軽口を叩きながら腰に手を当て居合い抜きの体勢をとる。
 スカッ
「あり?」
 ここでいつものあの感触が無いのだ。
 銀時の愛刀である『洞爺湖』が腰にかかってないのだ。
 この時銀時は思い出した。
 さっき飯を食うとき、邪魔だからという理由で腰からはずして厨房に置いてきたことを。
 すでにワルキューレは眼前に迫ってきている。
「あ・・え・・ちょっ・・まっ・・げふっ!」
 まずは顔面を殴られた、そして次に腹を殴られた銀時は地面に倒れる。
「なんだよ、もう終わりかい」
「へへ良いパンチしてんな、世界をねらえるじゃねえか」
 あきれるようなギーシュの言葉に銀時は今だに軽口で答える。
 ―今から『洞爺湖』取りに戻っていいって言っても無理だよな。
 今この状態でそんなことを言っても逃げる言い訳にしか聞こえないだろう。
 殴られた銀時は口から血が出ている。

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:35:50 ID:NGy7mlqd
>>655
恐怖以外の何者でもない((( ;゚д゚)))

そして、支援

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:38:40 ID:RXA2Y4L/
うっかり銀さんへのせめてもの支援!

660 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:38:53 ID:AkVjy8c4
「ギーシュ!」
 ギーシュを叫ぶように呼んだのはルイズだった。
「おおルイズ、悪いな君の使い魔をちょっとお借りしているよ」
「いい加減にして、大体ねえ、決闘は禁止じゃない」
「禁止されてるのは貴族同士の決闘だ。平民と貴族の決闘は誰も、禁止なんかされていない」
 ルイズは言葉に詰まった。
「そ、それは、そんなこと今まで一度も無かったから・・」
「ルイズ、君はそこの平民が好きなのかい」
 ギーシュの冷やかすような言葉にルイズは顔を真っ赤にする。
「誰がよ!やめてよね!自分の使い魔が怪我するのを黙ってみてられないだけよ!」

「ルイズ、心配してくれてるところに悪りいんだけどこいつは俺の『喧嘩』だ」
「だ!誰があんたの心配なんか・・」
「そうかい、お前意外に優しいなあとおもったんだけどよ」
「な!何いってるの!!」
 ルイズはさらに顔を真っ赤にして怒る。
「俺は俺なりの筋を通さねえといけねえんだ、悪いけど邪魔すんな」
「ギントキ!」
「何だ、はじめて会った時以来だな、俺の名前を呼ぶの」

 シエスタは走っていた。
 ―あの人に届けなきゃ。
 野次馬を書き分けシエスタは前に出た。
「ギンさん!!これを」
 シエスタは抱えていた木刀『洞爺湖』を投げた。
『洞爺湖』は回転して銀時の前に突き刺さった。
 銀時はニヤリと笑う。
「サンキュー、シエスタ」
「ほう、木刀か、良いだろうそれぐらいのハンデが無ければつまら無いからな。
 平民がせめてメイジに一矢報いようと磨いた牙だ、未だ噛み付く気があるのなら
 その木刀を取りたまえ。ま、もっともそんな物で僕に勝てるとは思えないが」
「だめ!絶対駄目なんだからね!それを握ったらギーシュは容赦しないわ!」
 ルイズは止めようとするが銀時は全く意に介さない。
「うるせえよ、キザ野郎」
 銀時は口について血をぬぐいながらゆっくりと立ち上がった。
「メイジだかチョコレートだかブリガリアヨーグルトだが知んねえけどよ
 ちょっと力があるからって無い奴のこと『ゼロ』だの『平民』だのって
 見下す権利があるのかよ」
 銀時の言葉を聞いてルイズやシエスタははっとする。
 銀時はもしや自分達のために戦っているのではないかと。
 銀時のいる地球は今、天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人達に支配されている。
 その昔、銀時はそれに対抗して天人達と攘夷戦争で戦った。
 しかし、その結果は敗北。天人達は幕府を実質支配し、街を我が物顔で歩いている。
 別にそれはかまわない、銀時は桂のように『革命だ』『体制の打破だ』と言う気は
 到底無い。
 しかし、それでも周りにいる人間の命や尊厳が踏みにじられるのを黙って見てられる
 わけでもないのだ。
 それは異世界に来ても同じことだった。
「んなもん、誰にもねえんだよ、それをこいつで教えてやるよ」
 銀時は『洞爺湖』を手に取った。
 その時銀時の左手のルーンが光りだした。

661 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 21:40:32 ID:NKM6Z6uW
第五話出来たぜ!テーマはワルド虐め

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:40:53 ID:RTzsLkjk
シェーーン!支援

663 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:41:24 ID:AkVjy8c4
時間は少しさかのぼる。
 学院長室ではコルベールがオスマンに熱弁をふるっていた。
「始祖ブリミルの使い魔『ガンダールヴ』に行き着いた、というわけじゃな?」
「そうです、あの青年の左手のルーンは、伝説の使い魔『ガンダールヴ』に刻まれた物と
 まったく同じであります!」
「で、君の結論は?」
「あの青年は『ガンダールヴ』です。これが大事じゃなくてなんなんですか!
 オールド・オスマン!」
 オスマンは異常にテンションの高いコルベールに少し引き気味ながら、慎重に
 判断するように言った。
 するとそこにロングビルが入ってきてヴィエストリ広場で決闘が始まったことを伝えた。

 決闘の現場にいたメガネをかけた青い髪の少女タバサは決闘には興味が無いのか
 本に視線を集中させている。
 今この場にいるのも隣にいるキュルケに半ば無理やり連れてこられたからだ。
 ただルイズの使い魔が木刀を手にした瞬間、彼女は初めて銀時を見た。
「あの人・・・強い」
「え、タバサ、何か言った」
 木刀を手にした瞬間、銀時の目が変わったのがわかった。
 それまでの死んだ魚の目から獣のような目に。
 シュバルツであるタバサだけが分かった。
 あの目は幾多の戦場を駆け抜けた歴戦の戦士の目であることを。

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:43:09 ID:RTzsLkjk
志村ー!シュヴァリエシュヴァリエ!支援

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:44:01 ID:CDejxHTG
ゲルマン忍者噴いた支援。

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:44:43 ID:x2cIScIV
洞爺湖支援

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:44:43 ID:RXA2Y4L/
ええい、シュバルツでは覆面被ったサイボーグ写し身兄さんじゃないか

668 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:45:10 ID:AkVjy8c4
『洞爺湖』を手にした銀時にワルキューレが襲い掛かる。
 ワルキューレは再び銀時の顔面を狙ってパンチするがふっと銀時が目の前から消えた。
「遅せえ」
 いつの間にか銀時は横にいた。
 そして『洞爺湖』を思いっきりワルキューレの顔面に振りぬく。
 ワルキューレの頭部はあっさり砕け散った。
「そんな馬鹿な!!」
「嘘でしょう・・」
 ギーシュやルイズは驚く、いや、今この場にいるすべての人間が同じ気持ちだろう。
 青銅でできているワルキューレを銀時は木刀で打ち砕いたのだから。
 銀時も自分の体に起こった異変に驚く。
『洞爺湖』を持った瞬間から体が軽くなりいつも以上に力がわいてくる。
 ギーシュは慌ててバラを振る。
 花びらからワルキューレが6体生まれ、銀時の周りを囲むように襲う。
 しかし銀時の一振りで3体ものワルキューレが吹っ飛び動かなくなった。

 銀時の強みは常人を上回る身体能力と圧倒的戦闘経験から来る戦闘スキルだ。
 その上『ガンダールヴ』の力が上乗せされているのだ。
 常に多数相手に戦ってきた銀時にとってワルキューレが1体だろうと6体だろうと
 かわらなかった。
 最後の1体も銀時によって破壊された、戦闘が始まって1分もたってないかもしれない。
 周りは呆然としている。
「ひぃぃぃ」
 ギーシュは腰を抜かしている。
 そんなギーシュを見て銀時は
「はぁい、終了ォ、終わりィ、撤収ゥ」
『洞爺湖』を腰に納めたのである。
 このままギーシュをボコルこともできる。
 刀を突きつけて降伏を迫る事だってできるはずなのに銀時はそれすらしなかった。
「な、平民、僕に情けをかけたつもりか」
「情けだぁ、そんなもんお前にかけるぐらいならご飯にかけるわ。
『喧嘩』ってのはよぉ、何かを護るためにやるもんだろが、俺はもう護った」
「護ったって、君は何を護ったっていうんだ」
「俺の武士道(ルール)だ」
 そう言って銀時はギーシュに背を向けて歩き出した。
 途中にいるルイズの頭を触る。
「こいつの誇りもだな」
 その言葉を聞いてギーシュはひざを地面ににつけてうなだれる。
 ちっぽけなプライドを護ろうとしていた自分が到底勝てるわけ無かったのだ。
「僕の負けだ、完敗だ」
 ギーシュが自らおこなった敗北宣言により周りからは歓声が起こる。
 この場から出て行こうとする銀時にギーシュは言った
「待て、君は一体何者なんだ!」
 銀時はピクリととまり、振り返らず言った。
「俺は坂田銀時、ただの侍だ」

 遠見の鏡で一部始終を見ていたオスマンとコルベールは顔を見合わせた。
『ドット』とはいえ、平民がメイジに圧勝したのである。
「オールド・オスマン。早速王室に報告して指示を仰がないことには・・」
「それには及ばん」
 オスマンはきっぱりと言った。
 もしあの青年が本物の『ガンダールヴ』なら偉いことである。
 それを利用しようとするものもたくさん出てくるであろう。
 王室とて例外ではない。
 その上現段階では謎が多すぎる。
「ははあ、学院長の深謀には恐れ入ります」
「この件は私が預かる、他言は無用じゃ。ミスタ・コルベール」
「は、はい、かしこまりました」
 コルベールが出て行った後、オスマンはアゴヒゲを触りながら考える。
「しかしあのサムライという言葉どこかで聞いたような・・」

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:45:12 ID:8c9kIAia
ステルボンバー支援

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:46:26 ID:RhmSCgoJ
ちょwwwwwキョウジ兄さん自重www

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:47:38 ID:CEczhx/L
>>669
かませロボじゃねーか! 支援

672 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:48:09 ID:AkVjy8c4
投下終了です。
うわー、シュバルツとシュバリエ普通に間違えた(汗)
死んでしまいたいぐらい恥ずかしい(泣)
サブタイトル募集中

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:48:20 ID:CDejxHTG
>シュバルツであるタバサだけが分かった。
むしろあの覆面にコートのタバサを想像して改めて噴いたGJ。

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:48:51 ID:zKssJb7c
ジャスタウェイ支援

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:49:27 ID:uXbeUCRv
ワルドいじめ期待支援

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:49:30 ID:0FxkRlxF
ちゃんと原作を買ってSS書こうぜ支援

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:49:31 ID:N+9H9JON
シュトゥルム・ウント・ドランク支援

678 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 21:49:44 ID:NKM6Z6uW
第五話「ワルドの夜明け(悪い意味で)」

夜、ルイズは目を覚ました。
「……」
寝起きが悪い彼女にしては、珍しく意識がはっきりしているようで、むくりと起き上がる。
暫く中空を見つめていると、ぽつりと呟いた。
「何で今更あんな夢を……」
まだ小さかった頃、父親が決めた婚約者との最後の語らい。
彼、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドが魔法衛士隊に入隊して以来、もう10年も会っていない。
今こうして夢に見るまで存在を忘れていたほどだ。
「う〜ん……いけません、クリス兄さん……無銭飲食は邪悪です……むにゃ」
突然の声に驚き振り向く。そこには幸せそうな顔をして眠るイリーナがいた。
流石に床に寝かせ続けるのは忍びないので運び込んだベッドの上で、すぅすぅと寝息を立てている。
その様子を見て、ルイズはため息を吐くと、あることを思い出し唸る。
「やっぱり、シュヴァリエの称号勢いで辞退したの、早まったかしら……?」
割と未練がましいルイズであった。


土くれのフーケを捕らえてから七日が経ち、イリーナたちの待遇も随分と変化した。
なんと食事の際、席に着くのを許されのた。
普段ルイズの隣に座っているマリコルヌは恨みがましい目で見ていたが、イリーナが怖いのか結局何も言わなかった。
ヒースは相変わらず文字の勉強を続け、授業でもメモを取っているが、以前のような真面目な姿勢は伺えず、どこか適当だ。
イリーナ曰く、やる気がやっと尽きたらしい。
「そこで俺様は岩をも溶かす炎を吐く九本の首を持った大蛇に果敢にも近寄り、魔法でその動きを封じたのだ」
そのヒースがいつもの法螺を吹く。イリーナとヒースがハルケギニアよりずっと遠い、ロバ・アル・カリイエより遥かに遠い場所から来たということは既に周知の事実となっている。
無論、異世界ということを知るのはヒースとオールド・オスマンだけなのだが。
彼は授業が始まる前の間、ああして一部の生徒たちに今までしてきた冒険の数々を話している。
所々法螺や誇張が混じり、その度にイリーナから突っ込まれているが大体事実を話しているので、生徒たちは話半分だが珍しい異国の話を興味深げに聞いている。
あのタバサまでも本を読みながらではあるが、その話を聞いているのだから驚きだ。
ルイズがそんな様子を横目で見ていると、教室の扉が開き、真っ黒な人物が現れる。歓談していた生徒たちは慌てて席に着いた。
現れたのはギトーである。メイジとしては優秀なのだが事あるごとに最強は風、と強弁しその風貌も相まって生徒たちからは評判があまりよろしくない。

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:49:53 ID:w3LozywE
ゲルマン忍法支援

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:50:57 ID:8c9kIAia
イザベラに明鏡止水を伝授するのか支援

681 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 21:51:15 ID:NKM6Z6uW
「では授業を始める。知っての通り、私の二つ名は疾風、疾風のギトーだ」
教室が一斉に静まり返る。その様子に満足げに頷くと、ギトーは言葉を続けた。
「最強の系統は知ってるかね?ミス・ツェルプストー」
「虚無じゃないんですか?」
キュルケのその言葉に、ギトーはやれやれとばかりに肩をすくめた。
「伝説の話をしているわけではない。現実的な答えを聞いているのだよ」
引っかかる言い方をするギトーにキュルケは少しだけかちんと来たが、不敵な笑みを浮かべ言い放った。
「火に決まっていますわ、ミスタ・ギトー」
その言葉にギトーは目を細める。
「ほほう、どうしてそう思うね?」
「すべてを燃やしつくせるのは、炎と情熱。破壊が火の系統の本領、そうじゃございませんこと?」
「残念ながらそうではない」
ギトーは腰に差した杖を引き抜くと、その杖でキュルケを指す。
「試しに、この私に君の得意な火の魔法をぶつけてきたまえ」
そう言い放つと、驚いているキュルケにギトーは言葉を続けた。
「どうしたね?きみは確か火の系統が得意なのだろう?同じトライアングルクラスだ、有名なツェルプストー家の赤毛が伊達でないのを証明してみたまえ」
「火傷じゃ、すみませんわよ」
キュルケはギトーの挑発を受けると、胸の谷間から杖を抜き、振った。
小さな火の玉が現れると、キュルケはさらに詠唱を続ける。小さな火の玉は膨れ上がり、直径1メイルはあろうかという大玉へと変化した。
火と火の二乗、フレイムボールである。
キュルケとギトーを挟む、射線上の生徒たちが慌てて射線から避難する。
「構わん、本気で来たまえ」
ギトーがそういうと、キュルケはフレイムボールを押し出した。唸りを上げ、巨大な火球がギトーへ迫る。
迫る火球にギトーは慌てるそぶりもせず、手にした杖をなぎ払うように振るう。
烈風が巻き上がる。
「ミスタ・ギトー!失礼しますぞ!」
「あ」
突如、金髪縦ロールという珍妙なカツラを被ったコルベールが教室に入ってきた。
ギトーの間抜けな声があがると、火球が掻き消え、同時にコルベールのカツラが烈風で舞い上がる。
「あ」
さらに僅かに残った火球の炎で引火。金髪のカツラは一瞬で燃え上がり、キュルケは烈風で吹き飛ばされながらもその様子が目に入ったのか、ギトーと同じ声をあげた。
一瞬の沈黙の後、教室内に爆笑の嵐が巻き起こる。ギトーも、プルプルと震え笑うのを堪えている様子だった。
イリーナが笑いを我慢しながらも、倒れたキュルケを助け起こす。
「わ、私のカツラが……ええい!黙りなさい!黙りなさい小童どもが!大口を開いて下品に笑うとはまったく貴族にあるまじき行ない!
貴族はおかしいときは下を向いてこっそり笑うものですぞ!これでは王室に教育の成果が疑われる!!」
コルベールの剣幕にひとまず静まる教室。ギトーが咳払いをし、言葉を発した。
「あー、ミスタ・コルベール。授業中です」
「うおっほん!本日の授業は全て中止であります!」
教室から歓声が巻き起こる。
「えー皆さんにお知らせですぞ。本日はトリステイン魔法学院にとって、よき日であります。始祖ブリミルの降臨祭に並ぶ、めでたい日であります」
コルベールが歓声を抑えるかのように両手を振ると言葉を続けた。
「恐れ多くも、先の陛下の忘れ形見、我がトリステインがハルケギニアに誇る可憐な一輪の花、アンリエッタ姫殿下が本日ゲルマニアご訪問からのお帰りに、
この魔法学院に行幸されます」
教室がざわめいた。
「なぁ、アンリエッタって誰だ?」
ヒースが小声でギーシュを突付く。
「トリステインのお姫様だよ。美しく、可憐で、ああ、そのお姿を表現するには万言を尽くしたところで足りないお方だ……」
うっとりとした様子でギーシュが語る。モンモランシーの顔が険しくなるのをヒースは見て、やれやれと肩をすくめる。
「従って、粗相があってはいけません。急なことですが授業は中止し、今から全力を挙げて、歓迎式典の準備を行います。生徒諸君は正装し、門に整列すること」
生徒たちが緊張した面持ちで一斉に頷いた。

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:51:45 ID:EwBSnAS8
パラライズのヒース支援

683 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:52:20 ID:AkVjy8c4
まとめる奇特な方いららしゃったら
訂正よろしくお願いします(恥)

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:52:43 ID:x2cIScIV
へっぽこ支援w

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:52:55 ID:RTzsLkjk
むーざんむざーん るいずのかこいものー 
わるどがいーどんだーらー 支援

686 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 21:53:09 ID:NKM6Z6uW

アンリエッタの歓迎式典は恙無く行われ、無事終了した。
夜中にイリーナはいつも通り中庭で剣を振るい、汗を流すと部屋に戻ろうとする。
「……何やってるんですか?」
するとそこには鈴なりの形でルイズの部屋の扉に聞き耳を立てているギーシュとヒース、キュルケが居た。タバサはその横に座り本を読んでいる。
三人は慌てて人差し指を唇にあて、静かにしろというジェスチャーをしたが、イリーナには悪い意味で通じなかった。
「いけませんよ!盗み聞きするなんて!」
イリーナが怒鳴ると室内でどたどたと音がし、勢い良く扉が開けられる。
内開きなため、三人は鈴なりの姿勢のまま室内へ転がり込んだ。
「あんたたち……いつから盗み聞きしてたの?」
ルイズが杖を片手に闖入者を睨む。三人は、あはは、と誤魔化し笑いを浮かべた。
「い、いやそのね?あなたがお姫様をチョークスリーパーで締め落とした、って話辺りから?」
「殆どじゃない!」
キュルケがそういうと、ルイズが叫ぶ。イリーナが室内を見やると、一人の女性が膝を折り、祈りを捧げていた。
「おお、始祖ブリミルよ。これも試練なのですか……?」
「お姫様?」
きょとんとしてイリーナがその女性を見つめる。そうして、昼間見たアンリエッタ姫殿下だと気付き、慌てて頭を下げる。
「し、失礼しました!」
そういうとイリーナはヒースとギーシュの首根っこを掴み、部屋から引きずり出す。
「ああっ、イリーナ待ってくれたまえ!姫殿下!あなたが仰った任務!是非ともこのギーシュ・ド・グラモンに仰せつけますよう!」
「グラモン?あのグラモン元帥の?」
「息子でございます。姫殿下」
ギーシュはイリーナに首根っこを掴まれたままなので、格好がつかないが恭しく一礼する。
「あなたも、わたくしの力になってくれるというのですか?」
「任務の一員に加えてくださるというのなら、これはもう、望外の幸せにございます」
その言葉にアンリエッタは笑顔で答えた。
「ありがとう……あなたは立派で勇敢な貴族であるお父上の血を受け継いでおられるようですね。ではお願いします、この不幸な姫をお助けください、ギーシュさん」
アンリエッタがそういうと、ギーシュは感激のあまりえびぞりし、さらに鼻血を流して失神した。
イリーナが気持ち悪そうな顔をして、ギーシュを放す。
「ええっと……話が見えないんですが」
「うむ、俺様が説明しよう。どうやら現在アルビオンという国がクーデターの真っ最中でな、現体制が崩壊寸前らしい。
そしてクーデターが成功した場合、次はトリステインが狙われる。それを防ぐためにお姫様は隣のゲルマニアって国の王様と結婚して同盟を結ぶんだが、
以前お姫様が送った一通の手紙がアルビオンの王子の手元にあり、それがクーデター起こしてる連中の手に渡ったら同盟計画が破棄されかねんらしいのだ。
そこでお姫様は幼馴染であり信頼出来るイズに手紙の回収を依頼した、というわけだ」
はぁ、と良く分からなかったのかイリーナが気の抜けた返事をする。

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:54:37 ID:KK8j0qsm
クリス兄さん?

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:54:46 ID:EwBSnAS8
上層部はオーファンも大概だがトリステインもどーしよーもないな支援

689 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 21:55:21 ID:NKM6Z6uW
「そんなわけで、キュルケ、あんたも来るのよ」
「へ?わたしも?」
突然ルイズに言われ、キュルケが動揺する。
「当然よ。正直あんたなんかと一緒に行きたくないけど、知っちゃったんだもの、おいてはいけないわ。よろしいですね?姫さま」
「え、ええ……ルイズが認める人ならば信頼できるのでしょうし……」
アンリエッタは困惑した様子で頷く。キュルケがしょうがないわね、と呟くと今まで黙っていたタバサが本を閉じ、立ち上がった。
「私も行く」
一斉にタバサに視線が集まり、ルイズは怪訝な顔をする。
「どうしてよ。あんた別に聞き耳立ててたわけじゃ……」
「今聞いた」
「あ゛」
ヒースが思わず声を発し、ルイズに睨まれる。
「あ〜……あんたの風竜は足速いものね。急ぎの任務だからそう考えれば悪くはない、かしらね」
雪達磨式に増えていく同行者に、思わずルイズはため息を吐く。アンリエッタは内心、本当に大丈夫だろうか、と考え頬が心なしか引き攣っていた。
「で、ではよろしくお願いしますね、ルイズとその友人の皆様。ウェールズ皇太子は、アルビオンのニューカッスル城に立て篭もり、陣を構えていると聞き及んでます」
「了解しました。明日の朝、アルビオンへ向け出立いたします。以前、姉たちとアルビオンを旅したことがありますので、地理は明るいかと存じます」
その言葉にアンリエッタは頷くと、机に座り、さらさらと一通の手紙をしたためる。
最後に、躊躇う様子を見せ、末尾に何かを書き加えた。
「始祖ブリミルよ……愚かな姫のわがままをお許しください……」
そう呟くと、アンリエッタは手紙を巻き、杖を振るった。すると手紙に封蝋がなされ、花押が押される。最後に、いとおしげに手紙に接吻すると、手紙をルイズに手渡す。
「ウェールズ皇太子にお会いしたら、この手紙を渡してください。すぐに件の手紙を返してくれるでしょうから。それと……これは母君から頂いた水のルビーです。
せめてものお守りに持ってください。旅の資金が不安ならば、売り払っても構いません」
アンリエッタは右手の薬指から抜いた指輪をルイズに手渡すと、ルイズを抱きしめる。
「ルイズ、優しいルイズ。このような危険な任務に、大切なおともだちであるあなたを送り出すわたくしを許してください……」
目尻に涙を浮かべたアンリエッタを、ルイズは優しく抱きしめ返す。
「姫さま、困っているときに助けるからこそ、おともだちなんですよ?お任せください、見事、任務を果たしてまいります」
ルイズはそういうとアンリエッタを放し、深々と頭を下げた。

690 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 21:57:12 ID:NKM6Z6uW

翌朝、まだ日が昇りきる前に準備を整え、一同は中庭に居た。
たまたま洗濯をしていたシエスタがそれを見送る形だ。
「よくわかりませんけど、頑張ってくださいね」
「はい!頑張ってきます!」
シエスタの応援にイリーナが元気に答える。
「目的地までどれぐらいかかるの?」
キュルケが眠そうな目を擦り、ルイズに尋ねる。
「とりあえず港町ラ・ロシェールだから……早馬でも二日は掛かるけど、この子なら四半日と掛からないでしょうね」
そういってルイズはシルフィードを撫でる。シルフィードはきゅるきゅると嬉しそうな声をあげた。
ギーシュは自らの使い魔であるジャイアント・モール、ヴェルダンデを連れて行くことを希望したが、只でさえ人数が居るのにでかくて邪魔なので却下され落ち込んでいる。
「アルビオンってどんな国なんでしょうね、ヒース兄さん」
「何でも空飛ぶ大陸らしいぞ」
またまたぁ、とイリーナがヒースの背中を叩く。景気の良い音が鳴り、ヒースが地面に顔からたたきつけられるが誰にも気にしない。
「遊んでないでさっさと乗って、行くわよ」
ルイズがシルフィードに跨り、イリーナたちもそれに倣う。
「目的地、あっち」
先頭に乗ったタバサがぽんぽんとシルフィードの首を叩き、伝えるときゅるきゅると返事をし、力強く羽ばたく。
「お怪我の無いよう、気をつけてくださいねー」
手を振ってシエスタがそれを見送る。イリーナが元気良く手を振り替えしそれに答えた。
すると見る見るうちにその姿は遠ざかり、僅かな時間で視界から消える。
「さて……お仕事お仕事」
シエスタは洗濯の仕事に戻る。そうして暫く洗濯を続け、時間もある程度経った頃、中庭に風が舞い上がった。
ルイズたちが忘れ物でもして戻って来たのかと思いきや、中庭には一頭のグリフォンとそれに跨る一人の男が居た。
その男は周囲を見回すと、怪訝な表情をし、シエスタへと近づいてきた。
「あの……何か?」
「すまないが……ここに桃色がかったブロンドの髪の少女がいなかったかね?旅支度をしていたと思うのだが……」
シエスタが何か粗相をやらかしたと思いびくびくしていると、男をそう口を開いた。
「ミス・ヴァリエールのことですか?それでしたら既に風竜に乗り出発しておられますが……」
「な、何?」
男はシエスタの言葉を聞き、目に見えて動揺すると慌ててグリフォンに飛び乗り、ルイズたちが消えた空へと飛んでいった。
「……なんだったんだろう?」
シエスタは、中庭で一人首を傾げた。

691 :侍の使い魔:2007/08/24(金) 21:57:21 ID:AkVjy8c4
支援

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:57:59 ID:RTzsLkjk
ワルド、無惨……!支援

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:58:16 ID:EwBSnAS8
最近はワルド置いていくのが流行なのか支援。

694 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 21:58:48 ID:NKM6Z6uW

ラ・ロシェールには昼頃にあっさりと着いた。
ルイズは途中妨害があるかもしれない、と思ったが考えてみれば手紙の回収を頼まれたのは昨夜だ。
あの状況で情報が漏れているとは考え難いし、万が一漏れたとしても風竜で飛ばしてきたのだから妨害が間に合うはずもない。
「あのー、ルイズ」
「何よ」
アルビオン行きのフネがあるかどうか確かめるため桟橋へ向かう途中、考え込んでいたルイズはイリーナに話しかけられ、不機嫌そうに返す。
他の面々は女神の杵亭という宿で身体を休めていた。
「ここって、港なんですよね?」
「そうよ。トリステインとアルビオンを結ぶ玄関口、それがこの港町ラ・ロシェール」
そう言いながらルイズは歩き続ける。
「でも、山ですよ?ここ」
イリーナが一枚岩を加工され作られた、アレクラストで言えば岩の街ザーンに相当する町並みを見回し、言った。
「そりゃそうよ。ここが地理的に一番近くなるんだから……ああ、時々忘れるけどそういえばあんたって他の大陸から来たんだっけ」
そういうとルイズはにやにやと笑い、すぐにわかるわよ、と告げると歩を早めた。
首を傾げつつもそれにイリーナは追従し、長い長い階段を上り終えると、目を見開いた。
山ほどもある巨大な樹木だ。それが四方八方枝を伸ばし、その枝には良く見ると何かがぶら下がっている。
「ここが桟橋。枝にぶら下がってるのがフネよ」
にやにやと、実に楽しそうにルイズはイリーナに説明する。
「船って……水、ありませんよ?」
「空飛ぶんだもの。必要ないわ」
人でごった返す桟橋を歩いて、目当ての場所を発見したのか、ルイズはいくつもある階段のうち一つに上り始める。
呆然としていたイリーナは、それを慌てて追った。
階段を上りきると、そこには帆船に鳥のような羽をくっつけた船が何本もの太いロープでぶら下がっていた。
ルイズが見当たらないのでイリーナは辺りを見回すと、ルイズはすでに船上に移動しており、船長と思しき男と何やら話し合っていた。
「アルビオン行きが出るのは明後日?こっちは急ぎの用事なのよ、もっと早く出航出来ないの?」
「そう言われましてもね。まだ風石積み込んじゃいませんし、積み込んだとしても予定量じゃアルビオンに行く途中で堕ちますぜ。
明後日の朝が最もこのラ・ロシェールにアルビオンが近づくのを知らないわけじゃありませんでしょう?」
ルイズが鼻を鳴らすと、わかったわよ、と呟き甲板からタラップを渡り枝に戻り、交渉を見ていたイリーナを顎で促して歩く。
「戻るわよ、フネは明後日にならないと出ないわ」
「そうですか……困りましたね、急ぎなのに」
肩を落すイリーナに、ルイズは不敵に笑う。
「あら、私たちには丁度良い翼があるじゃない」
イリーナは、またも首を傾げた。


グリフォンに乗った男……ワルドは臍を噛んだ。
迂闊だった、まさか風竜で出発するとは。彼のグリフォンは中々に速い、しかしそれでも馬より多少速い程度だ。
風竜はグリフォンの何倍も速いのだ、とっくの昔にラ・ロシェールにルイズたちは辿り着いているだろう。
だがワルドは焦らない。アルビオンが最も近づくのは明日の夜、スヴェルの月夜だ。
商船は基本的に風石をギリギリに計算して積む。ゆえに、今頃ルイズたちは足止めを喰らっていることだろう。
宿も既に先に送り込んだ遍在によって確認している。当初と予定はずれたが修正の範囲内だ。何も問題はない。
ワルドはそう思っていた。
ラ・ロシェールに辿り着く。時間はもう夜中だ。歩を進め、ルイズへの第一声は何にしようか彼は考えていた。
そうして考えが纏まった頃には、女神の杵亭へ辿り着き、扉を開ける。
既に部屋へ引き上げているのか、一階の酒場には数名の客と店主がいるだけで、ルイズたちの姿はなかった。
「私は女王陛下の魔法衛士隊隊長、ワルド子爵だ。すまないが、この宿にミス・ヴァリエールが宿泊しているな?」
突如衛士隊の人間がやってきたことに店主は驚きつつも、言葉を返す。
「い、いえ。そのお方ならば先ほどご友人方とともにお出かけになられましたが」
「こんな時間にか?」
ワルドは首を捻る。だが些細なことだと考え、店主に金貨を渡すと宿を取った。
待っていれば、そのうち帰ってくる。
その考えが間違っていると彼が気付いたのは、ルイズたちが帰って来ず、朝日が昇りきったころだった。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:59:11 ID:x2cIScIV
またワルド置いていかれている支援w

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:59:49 ID:ink1woRT
扱いひどいな支援

>>669
あれシュワルツじゃないか

697 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:00:27 ID:NKM6Z6uW

風を受け、乱れる髪をキュルケは押さえてぼやいた。
「昨日の朝からずーっとシルフィードに乗りっぱなしねぇ……」
「一応昼から夜まで休んだじゃないの」
ルイズがそう唇を尖らせる。飛びっ放しでたまらないのはシルフィードなのだが、彼女は健気にも文句を言わず飛んでいる。
実際はタバサに疲れた、と何度も零して我慢しろと言われ続けているのだが。
「もうすぐ夜明けだね……アルビオンにはまだつかないのかい?」
ギーシュが疲れたように呟く。
如何にメイジといえ狭い風竜の背で何時間も高空を飛び続けるというのは、精神的にかなり負担になっているようだ。
「もう時期よ、そろそろアルビオンが見えるはずだわ。……多分」
自信なさ気にルイズが答える。
「あ、見てください!朝日ですよ!」
イリーナが地平を指差す。一同がそちらを見やり、眩しさに目を細める。
「もう朝か……さすがの俺様も少し疲れたな」
「眠ったらどうですか?ヒース兄さん」
「いや、寝たら落っこちそうでなぁ」
ぽりぽりとヒースが頬を掻き、会話が途切れる。
暫し、風切り音だけが一行の耳に届く中、器用にもずっと本を読んでいたタバサが口を開いた。
「アルビオン」
ルイズたちが、一斉に顔をあげる。
「どこ?どこですか?」
「あっちよ」
「あっち?」
下を見ていたイリーナが、ルイズが指差すほうを向いた。
イリーナが息をのむ。そこには、空に浮かぶ巨大な大陸が存在していた。
「大陸が……浮いてる」
「驚いた?」
かくんかくんとイリーナが首を縦に振る。
「浮遊大陸アルビオン。ああやって、空中を浮遊して、主に大洋の上を彷徨ってて、月に何度かハルケギニアの上にやってくるの。
大きさは大体トリステインの国土と同じぐらいね。通称白の国と呼ばれ、由来は」
「大陸からあふれ出た水が白い霧になり、それが大陸の下半分を覆っているから、だろ?」
ヒースがルイズの言葉を継いで答えた。途中で説明を奪われたルイズは、不満げな顔をする。
「ヒース兄さん、知ってたんですか?」
「ああ、絵本で読んだ。こうして実物を見ると、圧巻としか言えんが……」
驚きを隠さずヒースはアルビオンを見つめる。
「で、これからどうするの?」
「そうね、とりあえず適当なところへ降りたら一度休憩して、それから王党派が陣を構えてるって言うニューカッスルまで行くわ」
「戦争中でしょ?連絡取れるの?」
キュルケにそういわれ、ルイズは押し黙る。
「何も考えてなかったの?呆れた……」
「うるさいわね!兎に角、貴族派に捕まらないようニューカッスルまで行ってどうにか連絡取るのよ!タバサ、どこかの街の近くに下りて」
ぶすっとルイズが言い返すと、タバサにそう指示する。そうして、適当に目に付いた港町へ、シルフィードは翼を強く羽ばたかせた。

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:01:16 ID:159NtOr2
飛びっぱなしのきゅいきゅいがんばれ

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:01:38 ID:RTzsLkjk
きゅいきゅいには後でご褒美に美味しい食べ物をあげよう支援。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:01:54 ID:zKssJb7c
姫様一言くらいワルドも行く事伝えてやれよwww
支援

701 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:01:59 ID:NKM6Z6uW

「どうだったんだい?」
港町スカボローの酒場でくつろいでいたヒースたちの下へ情報収集を終え戻ってきたルイズとイリーナに、ギーシュは問いかけた。
「状況は最悪ね。明後日にも王党派への総攻撃が開始されるって噂で持ちきりよ」
ルイズが苦虫を一度に数匹噛み潰したかのような顔で、それに答える。
イリーナが椅子を引くと、ルイズはその席へ腰掛ける。
「何でも、貴族派は王党派の百倍以上の戦力である数万人を動員するそうですよ」
「それだけの数を動かして総攻撃が明後日ってことは……もうニューカッスル城は囲まれてるな」
ワインを飲みながら、ヒースは呟く。一気に煽り、もう一杯注ごうとしたところで、ボトルがイリーナに取り上げられる。
手をわきわきとさせ、行き場の無いその手を頭に持っていき、ぼりぼりと掻いた。
「ニューカッスル城って岬の先端に建ってるのよね?やっぱりシルフィードで回り込むしかないのかしら」
キュルケは手鏡を覗き、崩れた化粧を整えながら言った。
「でしょうね。とは言え昼間に行くと貴族派の竜騎士やフネに追い回されかねないから……夜の闇に紛れて近づくしかないわ」
イリーナの酌で注がれたワインを飲み、ルイズは疲れたようにため息を吐く。
それを聞いたギーシュが慌てて質問をする。
「だけど、そんな風に近づいたら貴族派と勘違いされて王党派に攻撃されやしないだろうか?」
「可能性はあるわ。だけど、何とかするしかないわよ」
大きなボウルにこんもりと積まれたサラダをルイズは寄り取り、口にすると、顔をゆがめた。
「うっ……何これ、よくみたらはしばみ草ばっかりじゃない。何であんたそんな平気な顔でぱくぱく食べてるのよ……」
タバサがいつも通りの無表情どころか、どこか美味しげに食べていたので、そんなトラップの存在に気付かず食べてしまったルイズは呻く。
「ああ、その子、はしばみ草が好物なのよ」
キュルケがそういうと、ルイズは珍獣でも見つけたかのような顔で、タバサを見つめた。
タバサはそんな視線を意に返さず、美味しそうにはしばみ草のサラダを食べている。
「兎角、夜の闇に紛れて近づくというのなら、出発までにまだ時間はあるね。ここは一つ、僅かな休息を楽しもうじゃないか」
そう言ってギーシュがワインを飲む。朝っぱらだというのにほろ酔い加減だ。
「あのー、それなんですけど、多分無理です」
「確かに」
イリーナがおずおずと手を挙げると、タバサもそれに頷く。他の四人が首を傾げていると、どやどやと店の外から何か騒ぎの音が聞こえた。
その音は、徐々に店へ近づいてくる。
「アー……考えてみればこうやって堂々と王党派と連絡をどうのって話してれば、チクるやつがそりゃ出てきてもおかしくはないよなぁ」
どこか遠くを見つめたヒースがそう言うと、ルイズはテーブルにガンッと頭を打ち付けた。
ここはトリステインではなくアルビオンなのだから、当然だ。阿呆か私は、とルイズは心の中で自分を叱咤する。
「どうするの?ヴァリエール」
億劫そうにキュルケは立ち上がると、テーブルに突っ伏しているルイズに言った。
「……予定変更、今すぐシルフィードで行くわよ。タバサ、突入してくるの吹き飛ばして」
よろよろとルイズは立ち上がり、イリーナの懐に手を突っ込み、財布を取り出す。するとドアが勢い良く開かれた。
「レコン・キスタだ!ここに王党派の間諜がいるとの情報が……げはぁ!」
突入してきた兵士たちがタバサが打ち出したエア・ハンマーにより、吹き飛ばされる。
「ぐっ……メイジか!だが我らとて勇名を馳せた暁の傭兵団よ!そう易々とは……ぐべ」
仲間が吹き飛ばされる中、何とか耐えた隊長らしき男が真っ先に飛び出たイリーナの飛び蹴りで昏倒する。
その後をキュルケたちが急いで駆け抜ける。だがルイズは扉を出る寸前で立ち止まり、振り向くと手にした財布を投げた。
「飲食代と迷惑料よ。お釣りはいらないわ、取っておきなさい」
しかし店主へ投げられたはずだった財布は見当違いの方向へ飛び、ワインが並々と注がれたグラスへ綺麗に入った。
それをギーシュが哀れむ視線で見つめる。
「……慣れないことをするものじゃないよ?」
「うるさい!」
空から降りてきたシルフィードに乗りながら、顔を真っ赤にしてルイズは怒鳴った。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:02:56 ID:EwBSnAS8
墜ちた都市とどっちが大きいんだろうな?支援

703 :MtL:2007/08/24(金) 22:03:00 ID:tDHbQDIt
支援
予約状況どうなってますかー?

704 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:03:41 ID:NKM6Z6uW

その後、たまたま竜騎士が居なかったのか風竜の速度に追いつけなかったのか、追っ手もなくニューカッスルへ休まず飛んでいた。
途中、一度休み当初の予定通り夜になるのを待とうという提案もあったが、追っ手が来かねないこと、
自分たちの情報がニューカッスルに布陣している貴族派に届いて、警戒される可能性を考えられ却下された。
出来うる限り見つからないよう、高空を飛ぶ。
そうして偶然か回り道をしたのが功を奏したのか、ニューカッスル城の上空に無事辿り着くことに成功した。
「で、これからどうするかよね」
眼下に見える、ニューカッスル城と地平を埋め尽くす貴族派の軍を見つめ、ルイズは呟く。
「まともに降りようとしたら……あれが見逃してくれるとは思えないものねぇ」
キュルケは人が点に見えるほどの高空から見下ろしても、その巨大さがはっきりと分かる一隻の戦艦を見つめる。
レキシントン号。かつてはロイヤル・ソヴリン号と呼ばれた、ハルケギニア最強の戦艦である。
「聞くところによれば、あの戦艦には竜騎士すら搭載してるらしいね。今こうしているときも、バレないか冷や汗ものだよ」
「というか何でバレないんだ?竜騎士なんてもんが普通にいるのなら、上空も警戒してるはずだろうに」
ただでさえ寒いアルビオンの、さらに高空にいるため冷え、寒さに震えるギーシュの言葉に、ヒースが首を傾げる。
「単純に王党派にはもう竜騎士が残ってないっていうことの証明でしょうね。いないと分かってるものに、注意を払う必要なんてないんだから」
ルイズが爪を噛み、苦々しげに顔を歪める。
「でも、本当にどうやって降りるんですか?ゆっくり降りてるとあのたいほーっていうのが飛んでくるんですよね」
どこどこどっこーん、という爆音とともにレキシントン号から砲弾が飛び、ニューカッスル城の城壁を砕く。
イリーナはその様子を見やり、息を呑んだ。もしアレクラストにあんな兵器が存在したならば、戦争は一変しかねない。
「方法ならある」
タバサはどこからともなく取り出したロープを片手に杖を振るう。するとそのロープは六人の腰とシルフィードにしっかりと巻きついた。
何故そんなことをするのか理解し、一同の顔が青ざめる。
「ちょ、ちょっとタバサ?まさか本気で」
「しっかり捕まってて」
キュルケの静止も虚しく、タバサはシルフィードを急降下させた。
すさまじい風圧がルイズたちを襲い、悲鳴を上げることすら間々ならない。
流石にレキシントン号やニューカッスル城も、直角で地面に突撃する竜の存在に気付いたが、自殺行為としか思えない速度のために、手が出せなかった。
死んだ、と誰もが考えたが、タバサは慌てず地面から50メイルほどの高さでシルフィードにレビテーションをかけた。
急激に速度が落ちるが、それでも勢いは殺しきれず轟音を鳴らしながら、中庭に着地する。
「きゅいきゅい!(お姉さま!今のは流石に死ぬのね!)」
「生きてる」
タバサが抗議の声を上げるシルフィードの頭をぽんぽんと叩く。振り向くと、ルイズたちが引き攣った笑いを浮かべていた。
そうやって生きてる実感を味わっていると、どやどやとメイジたちが警戒心も露に現れた。
「貴様ら何者だ!杖を捨て、地面に伏せよ!!」
現れたメイジの一人の怒号が上がる。気の早いものは既にファイアボールやゴーレムなどを作り出し、いつでも攻撃できるよう構えていた。
「杖、捨てて。イリーナは剣を。敵意無いのを示さないと」
まずルイズが杖を捨て、イリーナたちもそれに倣う。
「無作法な来訪をお許しください。わたくしはルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと申します。
トリステイン王国からアンリエッタ姫殿下の命により、ウェールズ皇太子へ密書を言付かって参りました」
ルイズが恭しく礼をすると、その言葉を聞いたメイジたちの間にどよめきが起こる。
「ふむ……トリステインの大使とな?」
「パリー殿!危険です!」
背の高い、パリーと呼ばれた年老いたメイジが進み出る。

705 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:06:03 ID:NKM6Z6uW
「はい、そうでございます」
ルイズが再度、恭しく一礼する。パリーはそんなルイズを見ると、顔を綻ばせた。
「これはこれは大使殿。遠路遥々、ようこそこのアルビオン王国へいらっしゃった。ウェールズ殿下の侍従を仰せつかっておりまする、パリーでございます。
明日にも滅び行く王政府のため、大したもてなしも出来ませぬが、ゆっくりご滞在ください」
「パリー殿!貴族派の間諜なのかも知れないのですぞ!」
一人の若いメイジが、パリーへ詰め寄る。そのメイジを、パリーはやんわりと制した。
「落ち着きなされ。最早風前の灯である我らに、今更あの叛徒どもが謀略を仕掛ける必要があるかね?それに、彼女たちの制服は間違いなくトリステイン魔法学院のもの。
それほどに心配ならば、念のため杖と武器を一時的に預からせてもらえばよい。すみませぬが、それで構いませんかな?」
「構いません。そのような警戒は、して当然のことですゆえ」
ルイズはそういうと、イリーナたちに杖から離れるよう指示し自身も離れた。
「殿下は現在任務でお出かけになられておりますゆえ、少々お待ちになられていただくことになりますが。なに、時期に戻ってこられることでしょう。
その間、ワインと料理に舌鼓を打ってくだされ。サウスゴータの20年物をお出ししますぞ」
「お気遣い、ありがたく存じます」
パリーはにこやかにそう告げると、きゅいきゅいとまだタバサに抗議の声を上げるシルフィードを見やる。
「しかし、無茶をしますな。叛徒どもがいるため、普通に降りてこられないとは言え、あのような急降下をするとは」
自分が考えたわけでも、実行したわけでもないのだがルイズが顔を赤らめる。
「無茶は若者の特権。いや、羨ましいものですな。兎角、旅の疲れもございましょう、ごゆるりとお休みください」
そういわれ、ルイズたちは数名のメイジの先導に従い、城内へ入っていく。
案内されたのは元々は豪華であったと思われる客間だった。かつて絵画や壷が飾られていたと思しき場所には、何も無い。
「随分殺風景と言うか……売ったのか?こりゃ」
ソファーに腰掛けたヒースが室内を見回す。飾りらしい飾りは、テーブルの上に乗った花瓶ぐらいなものだろう。
「戦争というのは凄い額が掛かるものだからね。グラモン家も戦のたびに大量の出費を出しているものさ」
「単にあんたの家、見栄っ張りなだけじゃない」
ルイズがそういうと、ギーシュが薔薇がどうのとか反論をしたが、ルイズはそれを聞き流す。
「それにしても……なんと言うか、このお城の人たち、妙な雰囲気でしたね。明日にも負けそう、と言ってるわりには元気ですし」
客間に案内される間、城内の様子を眺めていたイリーナが不安げな顔で言った。
「わかんないわよ、何で今日にも死ぬかも知れないのに、勝ち目が無いのにあんなに朗らかだなんて……私には理解できないわ」
それにルイズが不機嫌そうな声で答えると、タバサが持ってきた数冊の本のうちの一つを読み始めた。
キュルケは疲れたのか眠っており、ギーシュとヒースは何事か話し合い、タバサはいつも通り本を読んでいる。
暫くイリーナはボーっとしていたが、暇なのか横になると、すぅすぅと寝息をたてた。

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:06:16 ID:EwBSnAS8
支援

707 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:07:32 ID:NKM6Z6uW

結局、その日のうちにウェールズが帰ってくることは無く、一日が過ぎた。
ぶっちゃければルイズたちは暇だった。何せトイレや食事の時以外部屋の外へ出るのが許されない、そして娯楽も無い。
ヒースは暇を紛らわすために文字の勉強をギーシュに頼み、ギーシュも暇だったのかそれに付き合ったが、ルイズとキュルケはタバサの本を廻し読みするほどだった。
なお、イリーナは数時間連続で筋トレを続けている。
最後の一冊を読み終えたルイズが本を放り、机に突っ伏した。
「暇ね」
「暇ならトレーニングしましょう!汗を流せばすっきりしますよ!」
重そうな椅子を背負い、スクワットしているイリーナが笑顔で答える。
そんなイリーナにルイズは嫌そうな視線を返すだけだった。
そうやって各自思い思いに暇を潰していると、轟音が鳴り響き、ニューカッスル城が揺れた。
レキシントン号の砲撃である。昨日から、嫌がらせのように……事実嫌がらせなのだろうが、時折砲撃を撃ち込んできている。
鬱陶しいものだ、とルイズは思っていると、部屋の外がガヤガヤと騒がしいのに気付いた。
今更嫌がらせの砲撃で騒ぐとは考えにく、ルイズたちは顔を見合わせる。
「何の騒ぎだろうね、これは」
「貴族派が予定を一日繰り上げて仕掛けてきたとか?」
ギーシュの言葉に、キュルケがおどけたように答える。
「それは大変です!王党派の皆さんを助けに行かないと!!」
飛び出そうとするイリーナの首根っこをヒースが掴み、押し止める。
暫くそんなやりとり暇潰しにしていると、足音が近づいてきて、扉が開かれた。
パリーと金髪の凛々しい青年が、数名の護衛と思しきメイジと共に室内へ入ってくる。
「きみたちがトリステインの大使か。私がアルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ。待たせてすまなかったね」
ウェールズと名乗った若者は、威風堂々とそう言った。ルイズたちは佇まいをただす。
「ルイズ・フランソーワズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと申します。アンリエッタ姫殿下より、密書を言付かって参りました」
恭しく一礼すると、ルイズは懐から手紙を取り出す。
「なるほど、確かにアンリエッタが送ってきた本物の大使のようだ」
その言葉にきょとんとしているルイズに、ウェールズは自らの指に光る指輪を外すと、ルイズの手に嵌っている水のルビーへ近づけた。
すると二つの宝石が、虹色の光を振りまいた。
「これは……」
「この指輪はアルビオン王家に伝わる風のルビーだ。君が嵌めているのは、アンリエッタが嵌めていた、トリステイン王家に伝わる水のルビー。そうだね?」
ルイズが頷く。
「水と風は、二次を作る。王家の間に架かる虹さ」
そういうとウェールズはルイズから手紙を受け取り、愛おしげに見つめると、花押に接吻し、身長に封を解いて中の便箋を取り出す。
真剣な顔付きで手紙を読み始め、読み終わると顔を上げた。
「そうか、姫は結婚するのか……。あの、愛らしいアンリエッタが、私の可愛い……従妹は」
ルイズは頭を下げ、それを肯定する。
「了解した。姫は、あの手紙を返して欲しいとこの私に告げている。何より大切な、姫から貰った手紙だが、姫の望みは私の望みだ。そのようにしよう。
手紙は私の部屋にある。ラ・ヴァリエール嬢、ついて来たまえ。パリー、他の方々をホールへご案内しろ。そろそろパーティだからね」
そう言ってウェールズは微笑むと、ルイズを案内するため、歩き出した。

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:08:48 ID:x2cIScIV
ちょ、虹が二次にw支援

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:09:09 ID:RTzsLkjk
「」自重支援

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:09:15 ID:EwBSnAS8
セイバーヘーゲンの影が薄いな支援

711 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:09:29 ID:NKM6Z6uW

パーティは絢爛豪華だ。
皆盛大に飲み、食べ、歌い、騒ぎ、明日の正午総攻撃を仕掛けられ、蹴散らされると言うのに、それを微塵も感じさせずに楽しんでいる。
こんなときにやってきたトリステインからの客人が珍しいのか、次々と王党派の貴族たちがルイズたちの元へやってきた。
彼らは悲嘆に暮れることも無く、恐怖に怯えることもなく、ただ、陽気だった。
イリーナはそんな彼らを見て、何故彼らが確実に迫る死から逃げようとしないのか、悲壮さを出すわけでもない理由が、少しだけ分かったような気がした。
しかしルイズはそんな彼らを見て、感じるところがあったのだろう。場の雰囲気に耐え切れず、外へ出て行く。
イリーナはそんなルイズを追いかけた。廊下の途中、開いた窓から月を眺めているルイズを見つけた。
「そんなところにいると、風邪引いちゃいますよ」
その言葉にルイズが振り向く。その顔は、涙でぬれている。
イリーナに近づくと、肩に顔を押し当て、ぎゅっと、ルイズはイリーナに抱きついた。
そんなルイズの頭を、イリーナは無言で優しく撫でる。
暫くそうしていると、ルイズがぽつりと言葉を零す。
「いやだわ……、あの人たち、どうして、どうして死を選ぶの?わけわかんない。姫様が逃げてって、亡命してって言ってるのに……、
恋人が言ってるのに、どうしてウェールズ皇太子は死を選ぶの?」
「……多分、守らなくちゃならないものがあるんですよ」
「何よ、それ……。名誉?誇り?それとも王家としての義務?くだらないわ……そんなものが愛する人より大切なの?」
ルイズの嗚咽が強くなる。
「それも、あると思います。でも、一番は迷惑を掛けたくないんですよ、きっと」
「……迷惑?」
「はい。あの、私あんまり頭良くないですから政治とか、そういうのよく分かりませんけど。それでもウェールズ殿下がトリステインに亡命したら、
勝った貴族派が、引き渡せ、って言ってくるのは間違いないと思います。一度亡命を認めたんですから、当然拒むことになって……その、戦争になるかもしれないですから。
だから、アンリエッタ殿下に迷惑が掛からないよう、ここで死のうとしてるんだと思います。それが、愛する人を守ることに繋がりますから」
言葉を慎重に選んで、イリーナが言った。
「わからない、わからないわ……そんなこと、わかりたくもない!」
「ルイズ!」
ぱっと弾けるようにルイズはイリーナから離れると、どこかへ駆け出し行った。
一瞬それを追おうとイリーナの脚が動くが、すぐに止まる。
「……私もまだまだ未熟ですね。これじゃ、迷える人を救うことなんて出来ません。……ファリスよ、偉大なる至高神よ。死に赴く戦士たちに、せめてもの祝福と慈悲を与えたまえ」
イリーナはその場に膝をつき、ファリスへの祈りを捧げた。

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:10:06 ID:8c9kIAia
トリスティンとアルビオンに架る二次支援

713 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:11:30 ID:NKM6Z6uW

翌朝、貴族派の総攻撃から逃れるため非戦闘員が続々と脱出のためにイーグル号に乗り込む中、ルイズたちも脱出するために中庭に集まっていた。
見送りに、ウェールズが忙しい合間を縫って立ち会う。
「お忙しい中の見送り、ありがとうございます。殿下」
一同を代表し、ルイズが挨拶をする。
「いや、構わないよ。最後の客人だ、丁重にお送りしなければね」
ウェールズが微笑む。その微笑を見て、数時間後には死んでしまうと思い、ルイズの顔が曇る。
そんなルイズを、ウェールズは見ると微笑んだ。
「そんな顔をしないでくれたまえ、ラ・ヴァリエール嬢。我らは犬死するのではない。あの愚かな野望を抱く叛徒どもに、ハルケギニアの王家は弱敵ではないと示すのだから。
無論、それであのものたちがハルケギニア統一と聖地の回復という野望を捨てるとは思えぬが、それでも無駄ではない」
ウェールズはそういうと、薬指に嵌められた風のルビーを抜き、ルイズに差し出した。
「この風のルビーをアンリエッタに渡してくれ。レコン・キスタどもに、アルビオン王家に伝わる宝を渡すのも癪ではあるからね」
ルイズは、差し出された指輪とウェールズの顔を暫し交互に見つめたが、意を決し受け取り、小さく頷く。
本音を言えば、ルイズは無理矢理にでもウェールズを連れて行きたかった。だが、決してそれをやってはいけないことも、ルイズは分かっていた。
「その風竜に乗っていけば、レコン・キスタどもの妨害も不可能となろう。昨夜渡した手紙は確かに持ったね?……アンリエッタには、こう伝えてくれたまえ。
ウェールズは、勇敢に戦い、そして勇敢に死んでいったと。それで十分だ」
そういって、ウェールズは去ろうとすると、突如として一つの影が中庭に現れ、ウェールズへ迫った。
黒いマントをなびかせ、白い仮面をつけた男が青白く光る杖をウェールズに突き出す。ウェールズもとっさに杖を抜き呪文を詠唱するが、間に合わない。
「危ないっ!」
間一髪。飛び込んだイリーナが、デルフリンガーでその杖を弾くことに成功した。男はその膂力に押され飛び退くが、追撃するイリーナに迫られ数合切り結んだ後、切り倒された。
男が、文字通り跡形も無く消滅する。
「大丈夫ですかウェールズ殿下って……き、消えた?まさか幻覚魔法?」
「違う……今のは風の遍在だ!気をつけろ、まだメイジがどこかに潜んでいるぞ」
ルイズとウェールズを中心に、イリーナたちが円陣を組む。
「今のは……まさか貴族派?」
「恐らくね。僕の命を狙ってきたか……君の懐にあるその手紙を狙ったか、はたまた両方か」
ルイズの問いに、ウェールズが答える。すると、それにあわせたかのように、先ほどと全く同じ姿をした仮面の男が、四人現れた。
「先ほどのもあわせれば一度に遍在を四つ?……スクウェアクラスか」
ウェールズが歯噛みする。それを聞いたギーシュがぎょっとして叫んだ。
「す、スクウェアですって?あのフーケより強いじゃないですか!」
「泣き言はあと。来るわよ」
叫ぶギーシュを小突き、すさまじい速度で迫ってくる仮面の男へ、キュルケは詠唱を開始した。

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:11:58 ID:zKssJb7c
パソコンに張り付いてカタカタやってるウェールズが浮かんだじゃないか支援

715 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:12:38 ID:NKM6Z6uW

ラ・ロシェールから既にルイズたちがアルビオンへ向け出発していると気付いたワルドは、あれから散々だった。
自らの騎獣であるグリフォンではアルビオンへ辿り着けないため、フネを無理矢理出発させようとしたが、風石をまだ積み込んでいなかった。
いくらスクウェアクラスのワルドとは言え、自分の精神力だけでアルビオンまで辿り着かせるのは不可能なため、急いで積み込ませた。
これで半日は時間を無為にし、わざわざ傭兵まで雇ったのに何もさせてもらえなかったフーケに白い目で見られながらもアルビオンへ向け出発した。
すると途中で空賊に捕まった。
一晩倉庫に放り込まれ、解放されたと思ったらそこは目的地であるニューカッスル城。
訳が分からなかったがウェールズを探したところ、中庭でルイズたちを話しているところを目撃した。
会話を盗み聞きすると、すでに手紙はルイズの手に渡っており、このままでは風竜で逃げられると焦ったワルドは、遍在をけし掛けた。
まずウェールズを一撃で殺し、その後手紙を奪う予定……のはずが平民の少女にあっさりと防がれ、挙句僅か数合切り結んだだけで倒された。
それで彼から油断が消えた。
この場において最大の脅威は平民の少女……イリーナであると認識し、三体の遍在で相手にさせ、本体である自らは残る六人を相手にしていた。
しかし、それすらも上手くいっていない。
1対6の戦いは中々決着つかなくて当然ではあるが、3対1の戦いは、彼の予想を大幅に裏切る結果となっている。
本来ならば距離を取って戦うのだが、撃ち込んだ魔法は錆びた剣に吸収された。
おでれーた!少しだけ何か思い出した気がするぜ!などとインテリジェンスソードが言っていたが、ワルドにとってはあの剣は魔法を吸収するという事実のみが重要だった。
仕方が無く、エアニードルを持って接近戦を敢行した。
3対1だ、如何にこの少女が強かろうが負けるはずが無い。なのに倒すどころか、逆に押される始末だ。全霊を注ぎ込まなくては勝てないと、ワルドは判断した。
だがウェールズたちを放置することも出来ない。
ならば、足止めを作るまで。
ワルドは呟く。本来この世界に、ハルケギニアに存在しない言葉を。
ワルドの呟きに答え、彼の手に嵌められた指輪から、長い尻尾を持つ青銅色の肌をした人型の化け物と、鋭い鉤爪と羽根を持つ、真っ赤な肌と目をした化け物が現れた。

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:12:55 ID:ue3asRWs
>>714
エロパロ板住人と予想支援

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:13:58 ID:EwBSnAS8
サプレスエレメンタルで風を封じられてついにワルド号泣。

718 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:14:45 ID:NKM6Z6uW

「グルネルとザルバードだと!?」
ヒースの顔が驚愕に染まる。何故、どうして。そんな思いが頭を埋め尽くすが、考えている余裕を化け物は与えてくれなかった
ヒースたちの相手をしていた仮面の男は身を翻すとイリーナの元へ走る。
男の代わりに、青銅肌をした魔神…グルネルと、真っ赤な目と肌をした魔神、ザルバードが襲い掛かる。
グルネルは剣を片手に詠唱をし、ザルバードがその羽根を羽ばたかせ、正面から突っ込んできた。
「見たことが無い化け物だけど、スクウェアクラス相手にするよりは気が楽ってね!」
1メイルほどの火球、フレイムボールがキュルケに押し出されザルバードに迫る。ザルバードは避ける素振りを全く見せず、その火球の直撃を喰らった。
「なんだ、弱いじゃないか」
ギーシュが拍子抜けとばかりに声をあげるが、次の瞬間には全くの無傷でフレイムボールを突き抜けるザルバードの姿があった。
慌ててギーシュはワルキューレに命令を下し、その突撃を受け止めた。
「ザルバードに炎は効かない!奴は炎に対する絶対的な耐性を持ってるんだ!!」
「何よそれ!火系統のメイジ相手だと反則じゃない!」
ヒースの説明に、キュルケが悲鳴をあげる。タバサとウェールズが、エアカッターをグルネルへ飛ばすが、尻尾を切り落とし、傷つけるだけに留まる。
そしてグルネルの詠唱が完了し、ザルバードごとワルキューレを爆発が襲った。
“ファイアボール”火のドット魔法と同じ名前を持つ、半径3メイルの空間に爆発を起し、範囲内に居る対象へ炎と衝撃によるダメージを与える古代語魔法だ。
これにより、仮面の男とザルバードにより手傷を負わされていたワルキューレの大半が砕け散る。同じく爆発を受けたザルバードは、炎への耐性により全くの無傷だ。
それを見て、ルイズが叫んだ。
「今のってヒースと同じ魔法!?どういうことよ!」
「説明は後だ!キュルケはグルネル……後ろの奴に魔法を!ギーシュは残りのワルキューレでザルバードを抑えてくれ!タバサとウェールズはその間にザルバードを仕留めろ!」
ヒースが珍しく焦りの色を声に混ぜ、叫ぶ。魔神は皆、恐ろしい魔法の使い手であると同時に屈強な戦士だ。
近接戦闘が出来ない自分たちが近づかれなどしたら、それこそ一瞬で殺される。
先ほどの仮面の男を相手にしていたときは、こちらの攻撃も当たれば倒せるということを利用し、近づかせなかったから何とかなっていたのだ。
そして壁なりえるイリーナは、4人の仮面の男を相手に、互角の戦いを繰り広げている。ワルキューレでは壁としての役目はあまり期待できない。
ヒースも既に数度の魔法行使により精神力を疲弊し、大きな魔法であれば一度、小さな魔法であれば数度が限度となっている。
「わ、私はどうすればいいの?」
唯一指示をされなかったルイズがヒースに尋ねる。
「あ?アー……適当に魔法撃っててくれ」
明らかに適当で投げやりな言葉が帰ってくる。
ルイズは不満げに頬を膨らませ、グルネルへ向け杖を振り下ろす。爆発が発生するが、当然のように外れ、グルネルは気にする様子も無く呪文を詠唱する。
キュルケは再度フレイムボールを詠唱し、今度はグルネルへぶつけた。火球がグルネルを包み、皮膚を爛れさせるもグルネルは詠唱をやめない。
三体のワルキューレが手にした短槍でザルバードを突くが、あっさりとそれは回避され、逆に反撃の鉤爪で一体が破壊された。
そうして、グルネルの詠唱が完了すると、ウェールズの全身が見えない刃に切り裂かれた。
対象の身体を切り裂く“ウーンズ”と呼ばれる暗黒魔法だ。
身体のあちこちから出血し、ウェールズが苦痛に呻きながらも作り出した巨大な氷の槍を、ザルバードへ飛ばす。
だがその氷の槍は狙いが甘く、ザルバードは翼を羽ばたかせ回避した。
しかしそれを読んでいたタバサが風・風・水のトライアングルスペル、ウィンディアイシクルによりザルバードを狙い打った。
ザルバードそれを避け切れず全身を数十の氷の矢で貫かれ、地面へ墜落する。
呪文を詠唱していたヒースが、グルネルを睨む。するとグルネルの動きが止まった。術者が集中している間対象の動きを止める古代語魔法、“パラライズ”が掛かったのだ。
キュルケとタバサ、ウェールズによる集中砲火を受けたグルネルは、硬直したまま絶命した。
勝ったと思い、ほっとしたのもつかの間。その強靭な生命力によりまだ生きていたザルバードが、口から炎を吐き出す。
一直線に伸びた炎がタバサの左腕を焼き焦がし、その顔が苦痛に歪む。
ギーシュはザルバードの頭を、ワルキューレの短槍で打ち砕く。今度こそ、戦いは終わった。

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:14:51 ID:ue3asRWs
クリティカル支援

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:15:40 ID:Oc0L449J
>>703
この後は予約入ってないです

721 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:17:25 ID:NKM6Z6uW

「はぁ!」
イリーナの剣が青白く光る杖を弾き、返す刀で仮面の男を切り付ける。
しかし、横から新たな杖が突き出され、身体を捻りそれを避けると剣筋がぶれ、結果仮面の男はひらりとそれを回避した。
息をつく間もなく、後ろから空気の塊が飛んでくるのを感じ、振り向いてそれをデルフリンガーで吸収する。
その隙を狙い、正面から鋭い突きが眉間を貫こうとするのを、身体を屈めて避ける。
お返しに蹴りをお見舞いしようとするが、その脚を切られそうになり慌てて引っ込める。
イリーナは割と苦戦はしている。
全身血まみれで、既に鎖帷子など鎧としての体裁をなしていない。負った傷は合計すれば常人ならば大抵死んでいるだろう。
だが、イリーナは生来の頑丈さと、鍛え上げた戦士としての技量で致命傷を避けていた。
傍から見れば明らかに劣勢なのだろうが、この程度の傷ならばイリーナは瞬時に癒すことが可能だ。
ゆえに、イリーナには負けるという感覚が、全くと言って良いほど浮かんでこなかった。
劣勢なのは仮面の男だ。精神力は有限である。既に数十回に及ぶ魔法行使で、仮面の男……ワルドの精神力は限界に近かった。
動きに、焦りが混じり始めている。
そしてそれはルイズたちが魔神の一体を倒すと、一気に顕著になった。
このままでは援護に廻られるのだから当然だ。
さらに残った魔神が倒されると、ワルドの注意が一瞬だけイリーナから反れた。
その一瞬を、イリーナは見逃さなかった。
一気に踏み込み、一人だけ安全圏から魔法を使っている仮面の男へ迫る。
ワルドにとってはそんなつもりは全く無かったのだろうが、イリーナから見れば退け腰が一人だけ居ることが丸分かりで、それが本体だとバレバレだった。
「汝は――!」
三体の遍在が青白く光る杖を突き出すが、イリーナはそれを僅かに身体をずらすだけで致命傷を避ける。
「くっ!」
「――邪悪なり!!」
ワルドが後方へ飛び退き、懐から取り出した一枚のカードを破るのと、イリーナの剣がワルドの胸を貫くのは、同時だった。
心臓を刺し貫かれ、血を吐きながらワルドの姿が、一瞬にして掻き消える。
気がつけば、イリーナの背後に迫っていた遍在もその姿を消していた。

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:18:58 ID:ue3asRWs
これは死んだか?支援

723 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:18:57 ID:NKM6Z6uW
「イリーナ!無事!?」
ルイズがイリーナに駆け寄る。傍目は白い服が真っ赤に染まっているのだから心配の一つもしよう。
「あ、はい。全身痛いですけど、何とか」
割とケロッとした表情で、怪我をしているタバサとウェールズを見ると、イリーナはファリスへ祈りを捧げた。三人の怪我が、瞬時にして癒される。
“キュア・ウーンズ”と呼ばれる癒しの奇跡だ。
それを見たルイズとヒース以外の面々が、顔を白黒させた。
「今のは……まさか、先住魔法じゃないだろうね?」
「違います、神聖魔法といってファリス様の奇跡です」
杖を用いずイリーナが魔法を使ったため、頬を引き攣らせているギーシュに、憤慨だとばかりにイリーナは頬を膨らませて反論する。
「あんたね、ややこしくなるから人前じゃ使っちゃ駄目って言ったのに……まぁいいわ」
ルイズがため息を吐く。その様子を見て、ウェールズは楽しげに笑った。
「いや、凄いものだ。秘薬も用いず一瞬で複数人の傷を癒すとは……。それにスクウェアクラスと思しきあの刺客を、剣のみで倒したという恐ろしい事実。
君のような実力者が私の親衛隊にあと五人ばかりいたら、このような日を迎えることもなかったろうに」
「殿下……」
ルイズはそんなウェールズを、悲しげな表情で見つめる。突如として爆音が鳴り響き、ニューカッスル城を揺らした。
「砲撃?総攻撃を早めたのか……さぁ、行きたまえ!その風竜の速度ならば逃げ切ることも容易だ!」
ウェールズがルイズたちを促す。戦いに巻き込まれないため避難していたシルフィードに、何度か振り返りながらルイズは乗り込んだ。
羽ばたきで風が舞い起こり、見る見るうちにシルフィードは空高く飛び立ち、ウェールズの視界から消えていった。
ウェールズが少しだけ、青空を眺めていると、息を切らせたパリーが中庭へ走りこんできた。
「おお!ここに居られましたか殿下!む?そのお怪我!それにその怪物!一体どうなされたのですか?」
「パリーか。何、単なる叛徒どもの刺客だ。総攻撃開始前に僕を殺すつもりだったようだ」
「なんと!宣言していた攻城を早めただけでなく、殿下の暗殺まで行おうとするとは!相変わらず卑劣なものたちですな」
そういって老メイジが物を言わぬ躯を睨む。
「それより、状況はどうなっている?」
「はっ!現在、叛徒どもの第一波が密集して押し寄せてくるのを大砲と魔法で迎撃している最中でございます。先日、殿下に調達していただいた硫黄が大活躍ですぞ」
「はは、それはよかった。空賊などやった甲斐があったというものだ」
ウェールズは笑った。そして懐から手紙を取り出すと、目を細めそれに口付けする。
「さぁ行くぞパリー。華々しく、栄光ある敗北の戦いに望もうではないか。我らの血と肉を持って、彼奴らに死と絶望を振り撒こうぞ!」
「ははっ!」
血染めの服で、ウェールズが歩き出す。
この日、レコン・キスタの死傷者は一万人にのぼった。



トリステイン王城、アンリエッタの私室にて。
「あの、ところでルイズ。ワルド子爵はどうなさったのですか?」
「え?何でワルドの名前が出てくるの?」
戻ってこないから、陰ながら貴族派の刺客と戦って死亡したと勘違いされ、英雄として扱われたそうな。

第一・五部〜ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドの憂鬱〜了

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:20:04 ID:159NtOr2
イリーナに胸貫かれて人間が生きているとはとても…

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:21:14 ID:eM8cQTlx
投下乙。

嘗てコレほどまでに可哀想なワルドがあっただろうか・・・w

726 :MtL:2007/08/24(金) 22:21:15 ID:tDHbQDIt
では10時30分から投下させてもらいますー

727 :へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い:2007/08/24(金) 22:21:57 ID:NKM6Z6uW
以上、投下したんだぜ!
ワルド、三つの目的を一つも果たせなかったどころか、ルイズに気付かれもせずあの世逝き
なお死体は残ってるのでワルドはアンドバリの指輪で自然に優しくリサイクルされます
だって風のスクウェアとかすっげー便利じゃん?
というかワルド関係スルーすると途端に短くなるよね、二巻って

誤字脱字、文法ミスその他諸々突っ込みどころあったらどしどし遠慮なくしてください

用語解説
クリス兄さん:イリーナの実兄、本名クリストファー・フォウリー。いろいろやらかしてフォウリー家を勘当されているが、イリーナにとって憧れの存在
魔神:魔界の住民。強い、しぶとい、残酷と三拍子揃った悪役。基本的に頭が良いのだが、あんまりそうは見えない
グルネル:青銅色の肌をした下位魔神。尻尾アタックと剣で攻撃してくる。古代語魔法が得意で特に付与魔術に長ける
ザルバード:燃えるように赤い肌と目をした下位魔神。翼が生えてるため飛べ、炎も吐く。実は下位魔神の中でもかなり弱いほう
ファイアボール:古代語魔法。炎と衝撃を巻き起こす、賢明な魔術師の間では禁忌とされる破壊の魔術。だけど冒険者たちは気にせずぶっ放す
ウーンズ:暗黒魔法。目標の身体を切り裂く、キュア・ウーンズの反魔法。魔力に抵抗すると一切効果を発揮しないためあんまり怖くない
パラライズ:古代語魔法。術者が精神集中している間目標の動きを止める。集中している間は術者は殆ど動けず、声も発せられないため一人で使うと睨み合いになる
キュア・ウーンズ:神聖魔法。目標の傷を癒す神の奇跡、骨折とか欠損には無意味。それ以外の負傷ならOKOK
ワルドが使った指輪:マジックアイテム。魔神を一体封じ込めておいてコマンドワードで呼び出し、使役する。二つ嵌めてたのですよ
ワルドが使ったカード:マジックアイテム。正式名称は魔力のカード。何らかの古代語魔法の効果が秘められており、破くことで発動する。ワルドが使ったのはテレポート(空間転移)

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:22:15 ID:ue3asRWs
>>724
ヤバげなマジックアイテムで復活?

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:22:23 ID:NGy7mlqd

ああ、可哀相ですね

支援

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:24:51 ID:bsXbE5aJ
ググったら最初に作成されたイリーナはべルド並というのに驚いた。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:26:06 ID:3UTPq3Xb
SW乙乙

これはワルドがブアウゾンビ化しそうなヨカーン

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:26:46 ID:5Lw6y8v2
>>727
>>だけど冒険者たちは気にせずぶっ放す

ちょww

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:28:17 ID:3UTPq3Xb
>>732
大丈夫、あの世界には無限に隕石を降らせる魔法装置を持ったエルダードラゴンとかいるからwww

734 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 22:28:22 ID:9kKAMYP1
では私は、MtL氏の後で投下させていただきますね。
(スカンク熊汁をうつきながら)

735 :MtL:2007/08/24(金) 22:30:48 ID:tDHbQDIt
では投下開始します

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:31:28 ID:iCoF+mZx
マジックアイテムがこんなにあるとは最終巻のバンパイアでも来てんのかね?

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:31:52 ID:WMFuMCZg
ワルド…置いてけぼりにされるワルドとどちらが悲惨かよ


738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:33:15 ID:EwBSnAS8
>>736
この間出てきた古代王国人が事によったら無限バッグセットとかでしこたまマジックアイテム持ち込んだんだろ。

739 :MtL:2007/08/24(金) 22:34:29 ID:tDHbQDIt
マジシャン ザ ルイズ (7)王の遺言

シルフィードを駆り、ガリア王国を目指したタバサ。
彼女が目的地に到着すると、出迎えたのは荒れ果て、いたる所に激しい戦いの傷を残す屋敷の姿であった。
傍目にも分かる屋敷の損傷以上に目を引くのは、本来なら花壇が在ったはずの中庭。
使用人達が手入れをしていた緑の庭はそこには無く、むき出しの地面と、すり鉢状のクレーターが残される惨劇の現場となっていた。
タバサが中庭を横切り、警戒しながら屋敷内部に侵入すると、幸いにすぐペルスランの姿を見つけることが出来た。
憔悴し、すっかりやつれてしまったペルスランであったが、タバサの姿を認めると幾ばくかの生気を取り戻したようであった。
「ど、どうか、お逃げください、お逃げくださいませシャルロットさまっ!」
「何があったのか、最初から話して」
「悪魔、あの悪魔の仕業でございます!」
ここ最近の出来事を支離滅裂に並べ始める老執事の言葉を、タバサは時に頷き、時に説明を求めながら根気良く聞いていく。

老執事ペルスランの話を要約すると以下のようなことが分かった。
まず最初に、ジョセフ王の知人を名乗る謎の男が現れた。
次に、彼を狙う北花壇騎士の刺客たちが次々に現れては、その男に倒されていった。
更には先日、巨大な人形と、エルフが現れ、その男に戦いを挑んだが、これも結局は敗れてしまった。
中庭の惨状はその際の爪痕であるらしい。
男はそれから暫く滞在していたが、今日の朝になって、ジョセフ王に会いにいくと言い残して姿を消した。

また、タバサの母とペルスランは無事で、使用人達は男が来て直ぐに暇を出したのでこれも無事とのことである。

「シャルロット様が、あの男の去った直後にお戻りになられたのは、きっと始祖ブリミルの加護にございます。
 どうか!どうかシャルロットさま!あのような男を追いかけるのはお止めになり、今すぐトリステインにお戻りくだされ!」


「お姉さま、どうしたの?なんだかとっても怖い顔してるの、きゅいきゅい!」
タバサの使い魔、韻竜のシルフィードがタバサに問いかける。
現在、母とペルスランの無事を確認したタバサは、王都へと進路を向けていた。
「なんでもない」
勿論、何でもないわけが無い。
自分以外の北花壇騎士を全滅させ、あまつさえエルフを倒した男。
そんな恐ろしい敵を相手に、どのように戦えばいいのだろうか。
ペルスランの話の中に、何か攻略の糸口が無いかと淡い期待を持っていたのだが、戦いに関しての説明が抽象的で、参考に出来るものではなかった。
「悪魔………」
タバサは持てる知識を総動員し、シルフィードがリュティスのヴェルサルテイル宮殿に到着するまで考え続けた。


「父上はここにはいないわ」
ヴェルサルテイル宮殿、プチ・トロワ。
部屋へ通されたタバサにかけられたのは、プチ・トロワの主人にして北花壇警護騎士団長であるイザベラの、そんな言葉であった。
「あなた達を使うように命じたのは父上よ、詳しい話は私も知らないわ。
 サン・マロンでもどこへでも行って、勝手に父上に聞くことね」
国王ジョセフは現在、プチ・トロワに隣接するグラン・トロワを留守にしており、海沿いの町サン・マロンに最近建造された『実験農場』を視察に行っているらしい。
タバサがイザベラから聞くことが出来たのは、その程度の情報だけだった。
イザベラ自身も、自分が長の立場をとっている騎士団が壊滅状態に陥っていることには不審を感じているらしい。
普段なら必ず行われているイザベラの熱烈な『歓迎』もなりを潜め、今は親指の爪を齧りながらタバサを苛ただしい目で睨むばかりである。

すぐさま取って返し、シルフィードを駆ってサン・マロンへ向かうタバサ。
先ほど同様、すぐに思考の世界に埋没する。
だが心に渦巻いたのは謎の男についてではない。
国王ジョセフ一世を『守る』ということについてである。

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:36:18 ID:0knL0Tvk
マジックさんの後に、パンプキン・シザーズの伍長召喚投下して良い?

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:37:29 ID:RTzsLkjk
予約状況
MtL氏→ソーサリー氏→>>740


742 :MtL:2007/08/24(金) 22:37:38 ID:tDHbQDIt

王ジョセフの命令で差し向けられた暗殺者、その悉くを葬り去り、そして今、正に王に迫ろうとする男の存在。
彼を倒すということは、それ即ちジョセフを『守る』ということになるのではないだろうか。
父を謀殺し、母に毒をあおらせた、憎むべき相手。
本当にそのような相手を守る価値があるのか。タバサの中で答えは出ている。 否、と。

もしも任務を放棄しようものなら、ジョセフの気まぐれで生かされている自分と母の命に危険が及ぶかも知れない。
だからと言って、それが仇であるジョセフを守る理由になるのか。
一方で、もしジョセフが殺された場合、自分と母の身はどうなるだろうか。
タバサはそれらのことを考えながら、サン・マロンへと急ぐのであった。






サン・マロン『実験農場』。
ワルドは目的地であるそこに、今まさに侵入者として立っていた。
ふらりと観光にでも来た様に、軽い足取りで正面から立ち入ろうとするワルド。
勿論、不審者を通さぬことを生業とする門番はこれを留めようとしたが
                                結果は一陣の血風となって現れた。

正面から正々堂々、力による侵略。
これがワルド打った、ガリア王への一手であった。
次々に現れる兵士達、それを一袖でなぎ倒しながら突き進む魔人。
風の槌、風撃、雷撃、鎌鼬。
それらが信じられないほどの凶悪さで荒れ狂い、壁を、柱を、人間を破壊し、精練された兵士達を無力化していく。


「な、何なんだあいつは…」
鍛え上げられた己の剣が弓が槍が、そして魔法が一切通じない。

「あ、あ、あああ、、、」
先ほどまで笑い合って話していた仲間の屍を踏み潰しながら、薄笑いを浮かべながら迫ってくる無傷の―――バケモノ。

「来るな、来るな、来るな、来るな来るな来るなくるなくるなああああああああああああああああああ!」
その狂景を目撃した、兵士の一人が恐慌状態に陥った。
いかに訓練された兵士達であろうと、最初の一人が恐慌状態に陥れば、それが全体に波及するのにそう長い時間を必要としなかった。

「は、はははははははははははははははは!!」
狂笑を撒き散らしながら、ワルドはガリア王に向かい一直線に突き進む。





743 :740:2007/08/24(金) 22:37:44 ID:0knL0Tvk
>>734

わぁい、更新してなかった。
じゃあ、ソーサリーさんの後で。

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:38:46 ID:o6sPwClG
へっぽこ氏投下乙。
相変わらずすげーボリュームだ。そしてワルド無惨w

キュアーウーンズって、骨折や肉体欠損は直せないのか。知らなかった。
イリーナの神聖魔法はレベル3だったっけ。タバサの母親は助けられそうにないな。

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:39:42 ID:0knL0Tvk
ワルド、土地渡り持ち伝説

746 :MtL:2007/08/24(金) 22:40:40 ID:tDHbQDIt
開けた場所が、目の前に広がっている。
古代のコロシアムを思わせるような、円形のつくりであった。
その中心に一人の男、ワルドが立っている。

闘技場の全景を見渡せる貴賓席、そこには待ちくたびれた観戦者、ガリア王ジョセフ一世の姿があった。
「おお!!我が対局手よ!良くぞ来てくれた、ガリア国王ジョセフ一世は君を歓迎する!」
「これはこれは、このジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド、お招きに預かり光栄です」
貴賓席にあって両手を広げて歓迎するジョセフ、闘技場にあって大仰に貴族の礼をとるワルド、当事者にとってみればこれ以上無い茶番である。
「良くぞここまで辿り付いた、何なりと褒美を取らせよう!
 ワルドよ、貴君の望みを申してみよ。余の命か?王の椅子か?」
「いえ、ガリア王、そのような小さなものではございませぬ」
「ほう!そなたは余の命が小さいと申すか!それでは何が望みと申すのだ?」
ワルドは小さく笑うと、一言で答えた。
「土のルビー」
答えを聞いたガリア王が、一瞬唖然とした顔になる。
「土のルビーか!確かにこれは王家の秘宝であるが、まさかこれの為に余の命を狙おうとするものがいるとはな!
 何と世界の広いことか!
 良かろうジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド、見事余を楽しませたのなら土のルビー、自由に持って行くがいい!」
ガリア王が叫び、さっと手を一振りすると西と東に設けられた柵が開き、中から四体の剣士人形ヨルムンガンドが現れた。

ワルドの口元が猛禽類のように釣り上がり、口元から犬歯がむき出しになる。
「行くぞガリア王、これより見せるは冥土の土産、しかと目に焼き付けろ」




タバサがその場に到着した時、宴は最高潮を迎えていた。
火の玉を吐き出す爆炎の竜巻、それに巻き込まれるようにして翻弄される巨大な鉄のゴーレム。
それが目の前に広がる光景であった。

竜巻の中を飛ぶ米粒ほどに見える小さな何か、『それ』が飛び、取り付かれたゴーレムの腕が切断される。
そして『それ』が切断された巨大な腕を恐るべき力で持ち上げ、未だ荒れ狂う竜巻の中、別のゴーレムに叩きつける。
何という圧倒的な「パワー」。
サイズを超えた常識外の力がゴーレムを引き千切り、投げ飛ばし、貫き、砕き、破壊放題、壊しつくす。

あまりに埒外な出来事に目を奪われていたタバサだったが、一つの異変に気が付いた。
円形闘技場、先ほどまで何も無かった空中、そこに一つの火の塊が生まれていたのだ。
太陽のように恵みをもたらす火とは根本的に質を異にする不吉な火。
破壊の象徴としての火。
その火が地上に向かって放たれる瞬間、竜巻は消滅し、『それ』も飛びのいた。
残されたのは四つのゴーレム。
降るように現れた白い火の柱は、正確に対象物であるゴーレムだけを溶解させていく。

一瞬。
とても長く感じる一瞬の後、コロシアムには破壊の爪痕だけが残されていた。

次々に巻き起こる、理解不能の出来事。
それらに思考が追いつかず、その場にへたり込んでしまうタバサ。
しかし、憎むべき仇の声が彼女を現実に引き戻した。





747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:42:05 ID:EwBSnAS8
>>744
レベル5のキュア・ディジーズか、ことによっては8だったかのリフレッシュとか要るかもね支援

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:42:13 ID:xnX1369D
非電源系3作品の連続か……支援

749 :MtL:2007/08/24(金) 22:43:28 ID:tDHbQDIt
開けた場所が、目の前に広がっている。
古代のコロシアムを思わせるような、円形のつくりであった。
その中心に一人の男、ワルドが立っている。

闘技場の全景を見渡せる貴賓席、そこには待ちくたびれた観戦者、ガリア王ジョセフ一世の姿があった。
「おお!!我が対局手よ!良くぞ来てくれた、ガリア国王ジョセフ一世は君を歓迎する!」
「これはこれは、このジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド、お招きに預かり光栄です」
貴賓席にあって両手を広げて歓迎するジョセフ、闘技場にあって大仰に貴族の礼をとるワルド、当事者にとってみればこれ以上無い茶番である。
「良くぞここまで辿り付いた、何なりと褒美を取らせよう!
 ワルドよ、貴君の望みを申してみよ。余の命か?王の椅子か?」
「いえ、ガリア王、そのような小さなものではございませぬ」
「ほう!そなたは余の命が小さいと申すか!それでは何が望みと申すのだ?」
ワルドは小さく笑うと、一言で答えた。
「土のルビー」
答えを聞いたガリア王が、一瞬唖然とした顔になる。
「土のルビーか!確かにこれは王家の秘宝であるが、まさかこれの為に余の命を狙おうとするものがいるとはな!
 何と世界の広いことか!
 良かろうジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド、見事余を楽しませたのなら土のルビー、自由に持って行くがいい!」
ガリア王が叫び、さっと手を一振りすると西と東に設けられた柵が開き、中から四体の剣士人形ヨルムンガンドが現れた。

ワルドの口元が猛禽類のように釣り上がり、口元から犬歯がむき出しになる。
「行くぞガリア王、これより見せるは冥土の土産、しかと目に焼き付けろ」




タバサがその場に到着した時、宴は最高潮を迎えていた。
火の玉を吐き出す爆炎の竜巻、それに巻き込まれるようにして翻弄される巨大な鉄のゴーレム。
それが目の前に広がる光景であった。

竜巻の中を飛ぶ米粒ほどに見える小さな何か、『それ』が飛び、取り付かれたゴーレムの腕が切断される。
そして『それ』が切断された巨大な腕を恐るべき力で持ち上げ、未だ荒れ狂う竜巻の中、別のゴーレムに叩きつける。
何という圧倒的な「パワー」。
サイズを超えた常識外の力がゴーレムを引き千切り、投げ飛ばし、貫き、砕き、破壊放題、壊しつくす。

あまりに埒外な出来事に目を奪われていたタバサだったが、一つの異変に気が付いた。
円形闘技場、先ほどまで何も無かった空中、そこに一つの火の塊が生まれていたのだ。
太陽のように恵みをもたらす火とは根本的に質を異にする不吉な火。
破壊の象徴としての火。
その火が地上に向かって放たれる瞬間、竜巻は消滅し、『それ』も飛びのいた。
残されたのは四つのゴーレム。
降るように現れた白い火の柱は、正確に対象物であるゴーレムだけを溶解させていく。

一瞬。
とても長く感じる一瞬の後、コロシアムには破壊の爪痕だけが残されていた。

次々に巻き起こる、理解不能の出来事。
それらに思考が追いつかず、その場にへたり込んでしまうタバサ。
しかし、憎むべき仇の声が彼女を現実に引き戻した。





750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:44:29 ID:/LwSU5PT
何か変だな?支援

751 :MtL:2007/08/24(金) 22:45:20 ID:tDHbQDIt
「おれの、負けか………だが黄泉での語り草の種は手に入れた、これで満足して逝ける」
闘技場を見渡す貴賓席、そこに椅子に座ったままのガリア王ジョセフ、それを見下ろす形で謎の男の姿があった。
「随分と潔いのだな、ガリア王」
「はは、未練がないと言えば嘘になる。
 だが、四匹の竜を戦わせるという、おれの目的よりも面白いものを見せつけられては、素直に退場する外あるまい」
「そうか、それがお前の望みか。…ならば望みを果たして逝くは本望か」
「その通り、この後にもっと面白そうな展開がありそうだが、そこにおれの席が無いんじゃあ、生きていても仕方が無いではないか」
静かに瞳を閉じるジョセフ、ゆっくりと手を持ち上げる人の姿をした悪魔。
「おっと、良ければ最後に聞かせてくれ。
 ジャン・ジャック・ド・ワルド、君の望みはなんだい?」
持ち上がる手がその質問で止まる。

「僕の望み、…それは手に入れた力を使って聖地の回復すること。
 そのついでにハルケギニアを支配してやってもいい」
「そうか、それは中々高い望みだ。…しっかりと頑張りたまえ!」
ニコリと少年のように無邪気な笑顔を浮かべるジョセフ。
ワルドの手の先に、白と黒の輝きが灯る。

「待っていろシャルル!おれも今からそちらにいくぞっ!」


そう叫んだ、ジョセフが内から
              『咲いた』


紅い、花が咲いた。
憎い怨敵、ガリア王ジョセフ一世が、タバサの前で血塵となって消え去った。
父を殺し、母を狂わしめた仇敵。
それがタバサの前で、満足しながら、最高の笑顔で、死んだ。
タバサの中で、積もり積もったものが、少しずつ瓦解していくのを感じた。
すべての元凶の「死」、それがタバサから思考する力を奪っていた。

だから

「やあ、今のショーはどうだったかな?
 ゆっくりと感想を聞かせてもらえないかな、シャルロット・エレーヌ・オルレアン」

男が目の前に立つまで気付くことが出来なかった。

752 :MtL:2007/08/24(金) 22:47:50 ID:tDHbQDIt

「!!」

完全に停止していた思考を再建し、今最も優先して行わなければならない行動を開始する――逃亡。
タバサはその小さな体の全力で来た道を走る、走る、走る。
振り向かない、振り返ればアレがいるかも知れないという恐怖で、体の芯が痺れる、構わずに走る。
「シルフィード!」
入り口で待機させていた使い魔は言いつけを守り、礼儀正しく座っていた。
「あ、お姉さま、早かったのね、あのねあのね、聞いてよお姉さま」
「早く!空!」
普段決して慌てない主人が息を切らせて背後を気にしている。
そして小さく震えている主人の手。
この段になって能天気な韻竜も、タバサの尋常ではない様子に気がついた。
「きゅいきゅい!しっかり掴まっててね!」

飛翔。
後先を考えない全力の逃走を開始する。
力の限り翼を打ち、速度を高めるシルフィード。
幼体とはいえその速さは、外の竜種であろうとも容易に追いつくことを許さぬ速度である。

だが、振り返ったタバサが見たのは、徐々に追いつこうとする小さな影の姿であった。
竜。
赤い竜。
火竜と思しきそれが、猛烈な速度で追いかけてきているのだった。

速度を上げるように催促しようとするタバサ。
しかしシルフィードがこれ以上無く、限界の速度で飛んでいるのを感じ、口をつぐんだ。

そうしているうちに、徐々に距離が縮まる。
500メイル、100メイル、50メイル、20メイル、5メイル。
そして真横にぴったりと寄り添った火竜。
そのシルフィードの倍はあろうかという巨体の背中に男がいた。
ごうごうを周囲の風が轟音を響かせる中、ワルドが大声で話しかけてくる。
「ははは、最近は逃げられてばかりだね!
 ミス・シャルロット、僕のことは覚えていてくれているかな。
 ワルド、ルイズの婚約者ワルドだ!
 おっとそうだ、君も自己紹介をしたまえよ!」

誰に促したものか、ワルドが語りかける。
対して、それに答えたのはワルドが騎乗している火竜であった。

「(Z-->)90°-- (E--N2W)90°t = 1」

そう言った竜の額には、輝くルーンが刻まれていた。



               こうして、後にハルケギニア戦役と呼ばれる大戦が動き出したのであった。
                           ―――ギーシュ回顧録第四篇

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:48:21 ID:RTzsLkjk
ジョゼフ満足の死 支援

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:48:35 ID:eM8cQTlx
さっきのワルドとこっちのワルドの落差で、更に怪物的に感じるぜ支援

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:49:14 ID:2vJnbSPX
>>747
キュア・ポイズンじゃだめカナ?
多分、レストア・ヘルスでもいけそうな気が。

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:50:22 ID:zKssJb7c
ミゼットか!?


757 :MtL:2007/08/24(金) 22:50:39 ID:tDHbQDIt
投下終了です。
途中一回送信済みを投げてしまいました、申し訳ありません。
であ、次回からも頑張ります、であー。

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:51:01 ID:TbaeTQ6X
もはやオリキャラだな

759 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 22:54:03 ID:9kKAMYP1
それでは、投下いきますね。
ああ、額から角が…
(スカンク熊汁のなかに象団子が混ざっていた)

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:54:54 ID:2vJnbSPX
支援

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:55:08 ID:ttuzxBAR
>>747
キュアーポイズンが毒を消す魔法で3レベル
キュアーディジーズが病気を治す魔法で4レベル
リムーブカースが呪を消す魔法で5レベル
リフレッシュが毒、病気、石化を纏めて治す魔法で8レベル
タバサママの症状は毒扱いか、呪扱いか
どっちにしろレベル高そうだから治すのは難しそうではあるが

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:56:47 ID:Cvp5DEgg
ソーサリー支援

763 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 22:57:03 ID:9kKAMYP1
一○二
  
 キュルケとタバサに、魔法で土大蛇を牽制するよう頼み、君自身はフーケを絞めあげる月大蛇に近づく。
 君は大蛇に向かって、その女を放せと言おうとするが、ルイズに先を越される。
「ミス・ロングビルから離れなさい、醜い化け物!」と言うと、君を追い越して前に進み出る。
 無茶をするなと君が後ろから肩をつかむと、ルイズは振り返り、きっと睨む。
「わたしは貴族よ。目の前で人が殺されそうなときに、何もしないで見ているなんて、貴族の名折れよ!
それに、ここであいつを退治すれば、わたしはゼロのルイズなんかじゃなくなるわ!」
 ルイズはそう言うが、彼女の肩に置いた君の手には震えが伝わってくる。
 大魔法使いの最強の部下である七大蛇の一匹、月大蛇のおぞましい姿を前にしては無理もない。
 非力な少女はもちろん、熟練の戦士でさえ、およそかなう相手ではないのだ。
 その弱点を知らぬ限りは。 
 
 大蛇がシューッと音を立てて嘲笑う。
「震えておるぞ、小娘!そんなに殺されたくば、いっそ順番を繰り上げてくれるわ!」
 そしてフーケに対する絞めつけを緩めたと思うと、輝く翼を広げ、地面すれすれの高さを君たちめがけて突進してくる!
 前に立つルイズが邪魔で、君の行動はわずかに遅れてしまい、長い尾による強烈な一撃を浴びせられる。
 運だめしをせよ。
 吉と出たら二○四へ。
 凶と出たら九二へ。

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:58:18 ID:RTzsLkjk
吉が出るとイイナ!支援

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:58:39 ID:AtkvDQfL
>>761
毒か呪いかわからないけど、
毒性値や達成値が馬鹿みたいに高そうだから魔法での治癒は難しいかもな。

運の値は十分だろうか?支援。

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:59:16 ID:2vJnbSPX
>>761
儀式で達成値上げるって方法はあるが、イリーナ一人じゃどっちにしろ限界があるしナァ。

767 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 23:01:14 ID:9kKAMYP1
二○四
 
 君は素早く地面に伏せ、なんとか唸りを上げる尾の一撃をかわす。
 しかし、事態は好転するどころか、最悪の状況をむかえている。
 絹を裂くような悲鳴を耳にした君が顔を上げると、今度はルイズが月大蛇の巨体に絡みつかれ、
全身の自由を奪われているのだ!
 怪物の弱点を知る君は、彼女を放さぬと以前と同じやりかたで殺してやるぞ、と月大蛇を脅すが、
「やってみるがいい、この小娘も死ぬぞ。アナランドの腰抜けは口先ばかりよ!」と嘲られる。
 大蛇はしゅうしゅうと息を漏らしながら、じわじわとルイズを絞めつける力を強めていく。

 気が遠くなるような苦痛を味わっているはずだが、ルイズはあくまで杖を手放さない。
 魔法使いの証たる杖を握りつづけているのは、貴族としての誇りがなせる業か、それとも諦めを知らぬ強さのあらわれか。
 だが、いかに強い意志をもっていようが、ルイズになすすべはない。
 たとえ彼女に魔法が使えたところで、あの状態で攻撃用の術を使えば、自分自身を傷つけてしまうことだろう。 
 君はどうする?迅速に動かねばならない。
 
 武器をもって月大蛇に攻撃をかける・六七へ
 術を使う・五五へ
 ルイズに脱出のための指示を出す・二一へ

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:03:26 ID:NKM6Z6uW
美少女が蛇に絡まれてる支援

769 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 23:03:55 ID:9kKAMYP1
二一
 
 死の恐怖と苦痛のなか、ルイズは杖を手放さない。
 魔法が使えない彼女が杖を持っていたところで、なんの役にも立たないのに。
 そこで君はふと、ルイズが魔法を使おうとすると、なにが起きたのかを思い出す。
 
 君はルイズに向かって、≪錬金≫でも≪開錠≫でもなんでもいいから術を使え、と怒鳴る。
「はぁ…!?ここは…自爆覚悟で≪ファイヤーボール≫とか…」
 かすれた声で反論するルイズだが、すぐに君の意図に気づく。
「自爆…!そう…か!」
 短く呪文を唱えると、手首だけをどうにか動かし、杖の先で月大蛇の輝く胴体を軽く叩く。
 
 轟音が響きわたる。
 唱えた呪文がなんであれ、結果は以前の≪錬金≫の授業のときと同じく、爆発である。
 しかし、爆発したものはまったく違う。
 あのときに爆発したものは石ころだったが、いま爆発したものは、輝く鱗に覆われた怪物の胴体なのだ。
 その長い胴体が半ばちぎれかけた状態の月大蛇は、腐汁のような緑色の血を周囲にまき散らしながらのたうち回る。
 爆発を起こしたルイズ自身は、授業のときと同じように服のあちらこちらが破れ、黒い煤に汚れ(今回は緑色の返り血も浴びている)、
ひどい有様でしゃがみこんではいるが、めだった外傷はないようだ。
 君はルイズにそいつから離れろと叫ぶと、術を使うべく精神を集中し始める。
 ルイズはなんとか立ち上がり、よろめきながらも大蛇から遠ざかる。
 術を選んで、呪われた怪物ににとどめを刺せ。
 
 MAG・四三五へ
 POP・三四一へ
 HOT・四一九へ
 GOB・三二一へ
 FOG・三九四へ

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:04:20 ID:2vJnbSPX
プライドが高くて行動的だけど能力がついてこないキャラって
ある意味単なる無能者より厄介だよね支援

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:04:56 ID:p3++wBW1
がんばれ!練金支援!

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:05:36 ID:159NtOr2
>>770
プライドを志に変えても同じだな

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:06:24 ID:o6sPwClG
>>770
意味がちょっと違うけど、無能な働き者か支援

774 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 23:07:08 ID:9kKAMYP1
四一九
 
 体力点四を失う。
 術を使うと、君の手の中に大きな火の玉が現れる。
「そ、それは!」
「≪ファイヤーボール≫!?」
 月大蛇とルイズが同時に驚きの声を上げる。
 君は手を大きく振り、火の玉を怪物めがけて投げつける。
 大蛇はかわそうとするが、爆発によって深手を負った巨体の動きは鈍い。
 火の玉は目標に直撃し、またたくまにその全身に燃え広がる。
 月大蛇は燃え盛る炎に包まれ、血も凍るような苦悶の悲鳴を上げるが、それもすぐに止み、やがて動かなくなる。五一へ。

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:07:12 ID:nb3Xne8W
この内容だと獲得経験点が1000点ぐらいにしか感じない
にしてもワルド攻撃時にクリティカル一発というのはいかにもイリーナらしくて良いな

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:07:37 ID:khoLOwdF
有能な怠け者は司令官に、
有能な働き者は参謀に、
無能な怠け者は伝令に、
無能な働き者は銃殺にせよ。

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:08:51 ID:bsXbE5aJ
使い魔が魔法をwルイズショック!支援

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:09:30 ID:a0W3ZG6i
勝利!?支援

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:09:58 ID:2vJnbSPX
まだもう一体残ってなかったっけ支援

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:10:03 ID:o6sPwClG
ソーサリー原作やりたくなってきた。
古本屋巡りしてみるかな

781 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 23:10:03 ID:9kKAMYP1
五一
 
 大蛇が死ぬと同時に闇が晴れる。
 もともと薄暗い森の中だったとはいえ、時刻は夕陽が沈む前であり空は意外なほど明るい。
 直後に、地鳴りと揺れも嘘のようにおさまっていく。
 きょろきょろと周囲を見回すキュルケとタバサの姿を目にするが、土大蛇のあの巨体はいつの間にか消えてしまっている。
 君がキュルケたちに闘いはどうなったのかを尋ねようとすると、
「おのれ、よくも我が同胞(はらから)を!」と毒づく声が地の底から響く。
 仲間が倒されるのを目の当たりにした土大蛇は、地割れのひとつに潜り込み、撤退するつもりのようだ。
「今宵は退こう。しかしアナランドびとよ、心せよ!我らは必ずやきさまに復讐を果たし、そして、この世界のすべてを
大魔法使い様に捧げるのだ!魔法使いの小娘どもよ、もはやこの世界に希望はなきものと知れ…」
 その言葉を最後に、あたりは静まり返る。一○三へ。

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:11:26 ID:+ikGgnPE
終わりかな?支援

783 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/24(金) 23:13:39 ID:9kKAMYP1
はい、今回はここまでです。フーケさん(重体)放置。
あと、術の解説を作成してくださった方!
市民、魔法書の公開は重罪です(ZAPZAPZAP)。嘘です。
力作をありがとうございます。

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:14:54 ID:2vJnbSPX
GJでした。
なんとか死人はでずに済んだのカナ。
善哉善哉。

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:15:04 ID:Cvp5DEgg
ソーサリーGJ!
未知の頁をめくるようなワクワク感が好きだ

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:16:59 ID:wqXx9eQE
ディスペルマジックを毎日かけて6ゾロでるまで粘るのはダメだったんだよな
うん、イリーナにがんばって5レベルになってもらって、エルフを捕らえて解毒剤を作れとクエストかけるのが一番いい方法だとでた。
ギアスだと否定形だからセロみたくできねしな

787 :740:2007/08/24(金) 23:17:22 ID:0knL0Tvk
GJ!!
そして、投下開始します。

788 :蒼い鬼火の使い魔:2007/08/24(金) 23:20:11 ID:0knL0Tvk

「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ……!!
 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よ!!
 私は心より求め,訴えるわ!! 我が導きに答えなさい!!」

何かに呼び掛けた桃色の少女は、掲げていた杖を全身の全てを込めて振り下ろす。

     ドッゴォォオォォオオォォオォオオオオォォォォォッ!!

そして、当然の様に起こる爆発。
周囲には30近いクレーターが出来上がっている。

最早日常となったこの光景に生徒達は、
指を指したり,呆れた表情で肩を竦めたりしながら少女を馬鹿にする様に囃し立てた。

何時もと同じ光景。
ゼロと呼ばれ続けた少女の日常は

              カランッ!!

煙の中から聞こえて来た金属製の『何か』の音で幕を閉じた。


【蒼い鬼火の使い魔】『其は不思議な場所なりて(ファースト・キス)』

「あれ……俺……?」

周りには巻き上がる土煙。
足元はクレーターみたいなでっかい凹み。

一面泥だらけだったさっきまでいた場所とは明らかに違う。

「さっきまで……ダムの村で…………?」

そうだ。
俺はダムで『灰色の狼(グラオ・ウォルフ)』のヴォルフの胸を……。

………何でなんだ?
何でこんなに彼方此方で銃声がなりっ放しなんだ?

             カランッ!!

吹き抜ける風が、俺の腰のランタンを揺らし,土煙を少しずつ吹き飛ばして行く。


789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:20:58 ID:p3++wBW1
支援いたす


790 :蒼い鬼火の使い魔:2007/08/24(金) 23:21:45 ID:0knL0Tvk
その土煙の向こう側にあった世界には……ピンク髪の小さな女の子がいた。

「#$R%=〜(‘&?」

両手を腰に当て、真っ直ぐ中尉みたいな目でこっちを見ている。
言葉は全く分からないが、あの顔は絶対怒ってると思う。

その直ぐ後ろには、その光景をじっと見詰めて来ている沢山の子供達がいる。
青い髪の女の子以外、皆が凄く怯えている。

もしかして、
そんな事になってる理由はぜんぜん分からないけど
此処は共和国で,あの人達は帝国軍人の格好をした俺を敵だとか思ってるんじゃあ……。

「ええっと……すみません。」

取り敢えず、謝る。
しゃがんで、一応女の子の目線に合わせて。

下手に動くよりもそっちの方が良い。

「!“#”“!$%$%&((!! =〜|%$%$#+*=!!」

やっぱり全然分からない言葉を叫ぶと、凄いしかめっ面であの女の子が顔を近付けて来た。
それが怖くて、顔の前で腕を組んだまま俺は目を瞑る。


791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:23:09 ID:bsXbE5aJ
しかし少尉がいないと…支援

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:23:55 ID:2vJnbSPX
>>786
毒だという前提だけど。
仮にガルガドとバズがいれば、達成値に+9(精神力4倍消費で+3、儀式で+(3×2))
できるから、なんとかなりそうかなーという気はする。

793 :蒼い鬼火の使い魔:2007/08/24(金) 23:24:19 ID:0knL0Tvk
……………………チュッ!!

あれ?
微かに温かいモノが口に触れてる?

何だろうと思って目を開く。
女の子の顔がある。 ピンクの髪がある。

俺……ランデル・オーランドはピンク髪の女の子にキスをされていた。

「感謝しなさいよ。 貴族にこんな事されるのは一生無いんだから。」

何時の間にか俺にも分かる言葉を叫んでいた女の子。

しかし、それに驚く前に左手の痛みで俺の意識は少しずつ削られて行く。
ヴォルフ達との戦いで、結構俺の体は限界だったらしい。

痛みに耐えかねて意識を手放す寸前、俺には心配そうに此方を見る少尉が見えた気がした。


See You Next Time!


794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:25:20 ID:VT+P39+E
南瓜鋏のヒロインが来たか、支援

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:25:48 ID:2vJnbSPX
Toten Sie援

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:27:11 ID:Z94DY/WT
ヴォルフ戦後ってことは…
強酸弾食らって、戦車に振り落とされてた後だな。
K-3化学弾頭が残留してたら大変だなw

797 :蒼い鬼火の使い魔:2007/08/24(金) 23:27:53 ID:0knL0Tvk
と言う訳で、今回は以上です。
もう一寸だけ続くんじゃ。

>>794

いやいや。 あの作品のヒロインはエリスですよ?

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:33:30 ID:+ikGgnPE
Wikiで調べてみたら…キュルケが喜びそうなキャラだねw

799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:39:57 ID:a9hHM4qQ
>>797
エリス×
アリス○

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:40:25 ID:YkROfHJr
超巨根

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:40:28 ID:CEczhx/L
前田慶次とタメをはるぐらいのチンコ乙でした。

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:41:54 ID:WMFuMCZg
実は伍長、ヒロインだからちんこ無いんですよ。

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:42:15 ID:Z94DY/WT
>>799
エリスは下の姉。上からソリス、エリス、アリスの3姉妹。
ソリスは豊満なおぱーいでエリスが生意気なおぱーいらしいw

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:42:37 ID:5E56WTQV
全く関連の無い作品から複数の使い魔が同時に現れるパターンってまだ無いよね。

パワーバランスとか難しいだろうけど、二人一緒じゃないとルーンが発動しないとか制限付ければいけるかな?

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:43:32 ID:WMFuMCZg
>>804
三人

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:43:54 ID:jkAhIB6W
まとめの一覧ぐらいは見て確めてから言いなさいよ

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:47:43 ID:5E56WTQV
>>805

じゃなくて、ルイズの使い魔が二人で。
ガンダールヴが半分になった感じで。

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:49:51 ID:3B2mLJkO
使い魔は一人一体だろ…

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:50:06 ID:WMFuMCZg
>>807
多重クロスは難しいからね。
巷に溢れているのをみる通り、下手やるとすぐ痛くなるし
やりたがる人少ないのもあるんじゃないかな

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:52:38 ID:o6sPwClG
小ネタの大阪弁トリオとかあったな。

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:56:35 ID:6mjeyIjk
>>807
小ネタ以外で多重クロスなんてやっても、毒吐きの常連になるのがオチだと思うよ。
潜在的にやりたいと思ってる人は多いだろうけど、面白いものに仕上げるには
腕が相当いるだろうから自重していそう。

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:57:01 ID:33wXD2kK
大食いキャラを二人召喚させて、ルイズのお小遣い破綻とかw

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:58:08 ID:brADtTQO
伍長は萌えキャラだからな
アソコデカイけど

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:58:14 ID:ByN3IIW3
>>804
似た者同士でポップ&横島で最強下克上コンビとか、碇シンジ&相葉昴冶で最弱主人公コンビとか、
雷電&本部で最高解説者コンビとか。

逆に凸凹コンビだと熱気バサラ&ヘルシングの少佐で戦争すんのかしないのかコンビとか、
藤井八雲&スペランカー先生でおまいら不死身なのか即死なのかはっきりしろコンビとか。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:59:07 ID:oyKFJsyD
>>811
どうしても他作品キャラ同士に優劣扱いの差ができちゃうしなあ。

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:59:31 ID:wqXx9eQE
投下予告


817 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/25(土) 00:00:34 ID:wqXx9eQE

ルイズちゃん航海日誌

ポ〜〜ン
             ギーシュが艦橋で倒れました。

どうやら私は艦長席に座ってるから艦長らしいので、航海日誌をつけないといけないらしい。
よっていつもつけてる日記の延長で航海日誌を書くことにする。

ワルド様の激励の見送りを受け、私は密命の遂行に闘志を燃やしていた。
本来ならラ・ロシェールで風石を補給してアルビオンへ向かうところなのだが、
この船は風石で飛んでるわけではないので、そのまま直にアルビオンへ向かうことにする。

ヴァリエール1号は何で飛んでるの〜〜BALLSだよりですから〜〜


なんというかこの船はすごい。
なんでも昔グランパが乗っていた船の構造を参考にしてくみ上げたものらしい。
夜明けの船?潜水艦?火星最強?船なのに水に潜れるの?へ〜〜
いまさら驚いてはあげないわよ。

このヴァリエール1号は突貫作業で空を飛べるようにしたから、残念なことに潜水機能はつけれなかったらしい。
さらに突貫作業だったので色んなところに不具合がある。
トイレはなぜか下から水が吹き上がるし、食堂の水槽では中に入ってしまって出られないBALLSが溺れてるし、
食糧庫には何故か廃棄食材しか積んでいないし、ご飯が破壊的にマズイし、入るたびにOVERSOVERSうるさい部屋はあるし………。
お風呂は海水風呂用の機材を利用しているらしいのだが……。
折りたたみの設営式だったのが何を間違えてのか設置式になってしまっていて甲板の端っこに鎮座ましてる。
空を時速数百メイルで飛んでいるのでお湯がすぐ冷える、それに手すりとか付け忘れてるので怖い。改良が望まれる。

上下の移動に使うのが階段ではなく勝手に上下に動く箱『えれべーたー』がすごかった。
楽だ。それにふわっとした感覚とずっしりした感覚が面白い。
つい何度も乗ってしまう。

「そうか……ルイズはフライやレビテーションが使えなかったんだよねぇ」
と、医務室から帰ってきたギーシュに生暖かい目で見られてしまった。屈辱。

水測がモグラであることの欠陥が判明。なんとモグラはしゃべれない。
飛んでる船の正確な位置や数もわかるが、それをいちいちギーシュの口を通して報告しないといけない。
これは手間で不正確だ。
よって、グランパが2時間でモグラ語の翻訳機を作り上げた。
も、もう!私は何が起こっても驚かないんだからねっ!
モグラがむっちゃシブイ声でしゃべるようになった。でもモグラはメスだったのでカマっぽい。
半永久的にしゃべれるようにするには準備が足りないとのこと。お、驚かないんだからね!!

さっきからギーシュが飛行長席でぐったりし、BALLSによって医務室に運ばれるを繰り返している。
飛行長席で行われているナニカはそれほどに人間に負担を与えるようである。

あ、また倒れた。

ポ〜〜ン
             ギーシュが艦橋で倒れました。

さて、そろそろアルビオン大陸に着くころである。


818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:01:29 ID:zKssJb7c
似た者同士なら
ネギま!から楓と
デュエルセイバーからカエデ
どっちも忍者
片方が元ネタアレだけどな

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:02:28 ID:WMFuMCZg
超!一級!きたあああああああああああああああああああああ

熱烈支援だぜ?

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:02:50 ID:S6xK++bz
BALLS支援するううううう!

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:03:08 ID:NKM6Z6uW
死神定食しかでねーのかよ!支援

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:03:33 ID:x2cIScIV
かなりツンデレ臭支援w

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:03:34 ID:zKssJb7c
割り込んだか、スマン
支援する

824 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/25(土) 00:03:53 ID:wqXx9eQE

アルビオン大陸
グランパの航海術はすごい。
艦長席のマップによると、アルビオン大陸の詳細な立体地図が映し出され、アルビオンの全哨戒網が把握できている。
どうやって敵艦の位置を掴んでいるかというと、敵艦に乗り込んでいるBALLSが信号を送っているからということ。
1体のBALLSはその脳みそが全てのBALLSと繋がっている為、このような真似ができるのだ。
これで哨戒網を潜り抜けてウェールズ様の船にお会いできる。
ただ、竜騎士だけはBALLSが張り付くわけには行かないので、位置がつかめないので注意することとのこと。
水測の耳が頼りだということだ。
「まかせておいてねきゅいきゅい」
シブイ声のモグラ(メス)……………。この翻訳機も改良の余地ありだ。たぶんタバサの使い魔がふくれっつらになる。
なんか変な語尾がつくのは音声サンプリングのデータにシルフィードのデータを利用しているかららしい。


グランパが網の目を縫うようなルートを指示し、シエスタが正確にそのルートを通っていく。
モグラが注意を促し、ギーシュが艦橋で倒れる。ポ〜〜ン。
デルフリンガーは武器の専門家だそうなので、水雷長席に専用の剣置きの台座を作ってそこに鎮座している。
時には雲に隠れ、時には停止してやり過ごし、時には岩盤を盾にやり過ごす。

グランパ曰く、戦争で勝つ方法は勝つことだけではない、ということだ。

これならなにごともなくニューカッスル城へ辿り着けるかもしれない。

城まであと少しというところで空賊に見つかってしまった。

第一種戦闘態勢。ここで落とされるわけにも、もたついてもいられない。
攻撃の指示を出した。デルフリンガーがなれない口つきで攻撃の準備を進めていく。
シエスタが艦砲の死角へ潜り込ませる。ギーシュは医務室。
発射寸前、物言いが入った。

ピッ

         海賊船のウェールズ王子と通信がつながりました。


   あ、ウェールズ王子様。海賊なんてやってたとは知らず失礼しました。
   今から会えますか?
   はい、そうです。その件のことです。
   では、ニューカッスル城で。

プッ

……………………。

電話って便利ね。

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:04:51 ID:KkYCCMeY
しかし多分水の吹き出るトイレは壊れていない支援。

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:05:12 ID:oPoj2T1Z
台無しだw

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:05:12 ID:mzwbfQEL
GS美神の横島と、妖怪のお医者さんの黒朗、
真面目にやればモンスター相手に大活躍、
しかしセクハラ被害がひどすぎて学園追放というオチ。

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:05:34 ID:WdctYtAT
ちょw緊迫イベントが一瞬で終わった支援w

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:05:45 ID:zl3B/OdI
多重クロスなんてそれを職にしているスパロボとかのスタッフですら苦心しているんだから
素人どころか本職ノベル作家の玄人でも下手に手を出せるものじゃなさそうだなぁ

第7世界住人支援

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:05:55 ID:NKM6Z6uW
……やっぱり科学って、凄いよなぁ

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:06:00 ID:KkYCCMeY
これは毛深いきゅいきゅい…w


832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:06:25 ID:S6xK++bz
艦に一体のBALLSを!
これで生活が快適に!

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:06:26 ID:zq2EwyPL
ぐらんぱ!
大支援

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:06:41 ID:VT+P39+E
ジョゼフ王、戦争なくても世界はこんなに楽しいですよw 支援

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:06:50 ID:jOhmuNx/
すごく……台無しです……

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:09:38 ID:KkYCCMeY
んん?支援。

837 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/25(土) 00:09:59 ID:uZlARXQ+

風雲!ニューカッスル城!
300対5万!
この圧倒的戦力差を覆す方法はあるのか!?
ある!あるのだ!!

ニューカッスル城は一変していた。
城壁の高さも厚さが何十倍にもなっていた。もう城が見えない見えないよ!
城門も埋め尽くされ、通行は不可能になっている
城壁を覆っている壁の材質は良くわからない。たぶんまだ私たちメイジでは解明できていない材質なのだろう。
なんだかどろどろしたものが固まったようなもので汚らしい感じだ。
当然のことながら、この下手人はBALLSです。

錬金でごっそりと組成を組み替えるが、よくわからない材質のために不完全な錬金となる。
攻撃魔法で破壊しようとするが、頑丈なためほとんど壊れない。
レキシントンの108門の大砲の砲撃が直撃するが、壁が穴だらけになるが、厚さ数十メイルの壁ではほとんど意味が無い。
すぐさまBALLSがその部分にどろっとしたものが吹き付けられ、瞬時に固まり埋めたてれる。


学園の宝物庫の原理と同じだ。
魔法では頑丈なもの、見たことも無いもの、分厚いものを壊すのは難しいと。
実に手堅い展開となっている。

100メイル近いスクウェアクラスの力を結集させたアイアンゴーレムが立ち上がるが、
城壁から除く銃眼から放たれるいくつもポシュポシュと放たれる弾丸状のもの数十。
大爆発。鉄で出来たゴーレムが轟沈した。
アレは学園でもあった破壊の杖だ。正式名称は零式ミサイル。突撃兵の必須品だ。
数発直撃で戦艦でも落とせるという、まさに破壊の武器だ。

近づいてきた兵たちは銃眼から撃たれる機銃でなぎ倒される。
竜やグリフォンは何百メイルも届く狙撃で落とされる。

グランパ曰く、第5世界の幻獣戦での戦法を利用させてもらった。とのこと

いいのだろうか?他国の争いにここまで介入しちゃって?
300対5万という圧倒的な虐殺劇は、約10万300対5万というわりといい勝負になっていた。

          戦力差が圧倒的なら、より圧倒的な戦力を持ってくれば良いじゃない。

その考えを実行できるとはおもわなんだ。

あまりの勝ち戦からの展開の変わりっぷりに貴族派の士気はガタ落ちだそうだ。
近くには船の残骸も落ちている。油断して近づきすぎた船がミサイルを食らったのだ。
貴族派はBALLSをかき集めて対抗しようとしているらしいが、ソレよりも早く、アルビオン中のBALLSはすでにニューカッスル城に集められているのだ。
他の土地から運んでくるにしても、船に詰める量には限界がある。
最低でも数万はかき集めないといけないのだ。

このままでは食料が尽きるまでか、BALLSをかき集めてくるまで膠着状態が続くだろう。


838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:10:38 ID:InzQj6OA
今頃ジョゼフはドラクエの123を徹夜でやっていてアルビオンのことなんか忘れているに違いない

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:10:49 ID:KkYCCMeY
BALLSカッスル城支援

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:10:51 ID:sy9om1Y7
スパロボは作品間の調整を取るためのオリキャラがいるから、まだ話が作りやすそうだけど、
すべて既存作品だと難易度倍増だしな、支援

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:11:45 ID:IZnW7aMt
色々やりすぎだ(笑
支援

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:13:03 ID:WdctYtAT
ちょ、戦闘不能者もう約290万人にいっとる支援w

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:13:08 ID:8pGtTrFt
BALLS相手じゃ5万は誤差w

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:13:16 ID:qmXXfH8Z
ジョゼフもイザベラもゲームにどっぷりハマってそうだな
イザベラがタバサをドカポンに誘う様が目に浮かぶ

845 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/25(土) 00:13:17 ID:uZlARXQ+

「それにしてもミス・ヴァリエールの使い魔には恐れ入ったよ。
 あの通信からみるみるうちに城壁を築き、武器をそろえてくれた。
 美しいニューカッスルをああまでしてしまったのは残念だが、みすみす版図に渡してしまうよりはいいだろう」

王子様は最後の部分で少しだけ引きつっておられました。自分の家だしね。ひたすら恐縮です。

「しかも自家用の軍艦まで持っているとは……ここまでしてもらって感謝の言葉も無い」

この船は一夜城ならぬ一夜船で、ヴァリエール家とは何のかかわりも無いものなんです。
船籍登録もされてない密造船なのです。
あの城壁のヒドイ有様を見ながら1日で船を作ったことを納得された。心の広い王子でよかった。

アンリエッタ王女からの恋の手紙は受け取った。
でも、ウェールズ様は亡命も、この城から逃げ出すこともしない。




さて、グランパの悪巧みに一口乗るとしよう。




846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:13:28 ID:KkYCCMeY
城が泥山のようだ

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:14:29 ID:KkYCCMeY
王子納得したwwww毒されてるwwww

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:14:48 ID:IZnW7aMt
……とゆーかこの状況で逃げる必要あんのか。
後3ヶ月は余裕で持ちそうだ支援。

849 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/25(土) 00:15:32 ID:uZlARXQ+
以上投下終了
OVERSOVERSOVERSOVERSOVERSOVERS

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:15:45 ID:41d4Z2SU
何だこの取って付けたかのようなツンw

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:16:04 ID:3nKVQXZP
貴族派がBALLSをかき集めても・・・・支援

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:17:24 ID:8pGtTrFt
投下乙
排泄物すらご飯にリサイクルしてくれるBALLS相手に包囲戦かw

853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:17:26 ID:kAS1j+Bl
ところで予備BALLSルームがあるということは、ルイズは100年の平和を目指すのか

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:18:54 ID:kK1H3+5O
BALLSによって世界は平和になった、エルフとも和平がなった。
次は宇宙でギーシュとモンモンの子孫とかいい男に会うために冷凍睡眠していたキュルケとかで……

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:18:56 ID:WdctYtAT
>>848
でもたぶん食料がもたない…ってそれは空族である程度まかなえるか。
そして作者さんGJ

856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:19:05 ID:InzQj6OA
OVERSOVERSOVERSOVERSOVERSOVERSOVERS乙



FOR OUR FUTURE CHILDREN

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:19:47 ID:S6xK++bz
密かにラウンドバックラー作っていそうなんだよなあw
ついでにホープ用の義体作って倉庫に放り込んでおいて、OVERSが登場できるようにしてあったりして。

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:20:56 ID:sy9om1Y7
一応同盟国だから、ウェールズ王子の要請を受けたという名目さえあれば、
トリステインが国中のBALLS集めて攻撃しかけても誰からも文句を言われるいわれはないしな。

篭城とは、他から援軍が来る予定があるときに行うものなのですよ。

ついでに、勝ち戦が決定的になれば、ゲルマニアも参加してくれるだろうしな。
勝ち馬に乗るのは常識ですよ。

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:21:08 ID:InzQj6OA
すまん下げ忘れたorz

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:21:50 ID:804VCciy
ところでワルドはどうしたんだろ? 必死でアルビオンに向かってる最中かな?

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:21:54 ID:zl3B/OdI
>第5世界の幻獣戦
後のクリサリスがキックで空を飛ぶ幻獣の群れを薙ぎ倒した動画を思い出したww

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:22:43 ID:kAS1j+Bl
>>860
時間的にラ・ロシェールについたかどうかすら……

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:23:12 ID:KkYCCMeY
>>860

>竜やグリフォンは何百メイルも届く狙撃で落とされる。

あれ?

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:23:57 ID:sy9om1Y7
>>860
そもそもアルビオンについたとして、城に入ることはできないだろうしな。

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:23:57 ID:8pGtTrFt
>>863
アッー!

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:24:28 ID:IZnW7aMt
>>863
あ、あれ?
そういやレコン・キスタにグリフォンいたっけ?

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:24:35 ID:AhCTVqhm
ワルドはフーケを脱獄させる瞬間を撮られてて逮捕とか

868 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/25(土) 00:24:42 ID:uZlARXQ+
実はワルド置いてきたら、キュルケとタバサ忘れてきた
シエスタですら何故かいるのにね

意外と突っ込まれない卒倒ギーシュ
もう飛行長は倒れるの常識でいいのかな?

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:24:46 ID:S6xK++bz
>>861
そこは移動射撃バグだろw
キック1発でミノ助を倒すスカウトが1ターンに無限に行動する悪夢w

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:25:08 ID:CDeUkWUy
狙撃ですでに落とされて片手になって逃げ出してるな、ワルド

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:26:08 ID:S6xK++bz
>>868
絢爛舞踏祭プレイ済みなら、ヤガミ氏の貧弱っぷりは周知の事実です。
飛行長=貧弱!貧弱ゥ!

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:27:48 ID:Kf/PWQxN
>第5世界の幻獣戦
あれか、砲撃兵最強理論を取り込むのか

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:27:54 ID:kAS1j+Bl
>>868
意味も無く仕事してぶっ倒れるのは飛行長の常識です
自分でやると暇で仕方が無い部署なんだけどねぇ

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:28:40 ID:sy9om1Y7
自家用の軍艦について驚いているが、
中世ヨーロッパを省みるに、侯爵家なら私兵集団の一つや二つ当然持っているだろうし、
軍艦も持っていてさほど不思議はないと思うのだが―――
ゼロ魔世界の常識じゃ、あの文化・政治レベルで、軍は国家に帰属するのか?

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:29:31 ID:kK1H3+5O
>>871
というか適度に休息を取るぐらいの自己管理はして欲しいよね。

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:29:46 ID:Kf/PWQxN
>>868
飛行長が倒れるのは世界の選択です
後、ギーシュがヤガミポジションっぽいって事はモンモンの監視から離れられる場所ではセカーイニンジャ化ですな

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:30:56 ID:InzQj6OA
つまりルイズはふたなりですな? ニンニン

878 :カズマの人 ◆Locke32COo :2007/08/25(土) 00:33:06 ID:LUwVPLF4
予約ありますか?


879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:33:55 ID:kAS1j+Bl
予約はねぇ!だから反逆しろ!

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:34:26 ID:S6xK++bz
そういえば夜明けの船艦長エリザベスは豪華絢爛な美女だったらしいが。
艦長席にいるルイズも太るのか?


881 :カズマの人 ◆Locke32COo :2007/08/25(土) 00:35:01 ID:LUwVPLF4
おけ。投下する。

─────
1/3

スクライド・零 20


「なんと、『土くれのフーケ』の正体はミス・ロングビルじゃったのか」
『どっちかというと逆のような…』
オールド・オスマンに【破壊の杖】奪回の顛末を報告にしたルイズら3人+カズマであるが、
そのオスマン、口調とは裏腹に目はとりたてて驚いていない。おかげで、心の中で
妙なツッコミも入れようというものである。
「美人じゃったもんで、酒場で給仕をしていたところに声をかけて秘書にしてしもうた」「「「なんでまた」」」
疑問を唱えたのはコルベールとルイズ、そしてキュルケである。タバサとカズマは我関せず。
「尻をなでても怒らんかったうえに魔法も使えると言うんでな。
にしては秘書を始めてからはぶん殴られたり蹴られたり踏まれたりもしたもんじゃが…。
とにかく、すこぶる付きで有能な秘書じゃっただけに残念だの」
本当に残念なのか表情からどうかわからないから困ったものだ。
『どこから冗談なんだこのじーさん』
みんなそう思ったという。

「まー、別にミス・ロングビルがフーケだったなんぞと城に報告せにゃならんわけでもなし、
フーケは逃げたことにでもしてしまってここにいる人間以外他言無用、
監視つきでここで働いてもらった方がわしとしては正直助かるんじゃがの。
おぬしらどう思う?」
何を言い出すのだこのじいさまは。
「あの、ルイズ、いえ、ミス・ヴァリエールなど踏み潰されて死ぬところでしたし、
学院の被害は壁だけかもしれませんが、流石によそでも犯罪を犯した者を
引き続き雇用するのはどうかと思いますわ」
まずキュルケが異を唱える。続けて、
「その通りです。いくら自らは貴族の名を捨てたとはいえ、貴族の子弟を導くべき
学院に働く者としてふさわしくないかと」
ルイズが追随する。それにタバサも軽くうなづいて同意。
コルベールに至っては、
「学院長。官憲に突き出すと脅せばセクハラし放題、とか考えておりますまいな?」
などと言う始末である。

「わーかったわかった。ミス・ロングビルは衛士に引き渡すわい。
その際にミス・ヴァリエールとミス・ツェルプストーの『シュヴァリエ』の爵位申請を
しておこう。ミス・タバサはすでにシュヴァリエの爵位を持っておるので精霊勲章をな。
追って沙汰があることじゃろうて」
その言葉に3人の顔がほころぶ。が、ルイズが気づいた。
「あの、オールド・オスマン。カズマには…」
「残念ながら彼は貴族ではないのでな。それに言ってはナンじゃが
使い魔の手柄は主の手柄じゃ。ミス・ヴァリエールが褒美を受ければ十分…」
建前としては確かにそうだろうが、3人にしてみればカズマがいなければ、
ゴーレムを倒しフーケを捕らえることなど不可能であったことは自明だ。
いくらカズマ本人が全く気にしていない風でも納得しがたいものがある。
「と言われるのがオチじゃからの。代わりに報奨金でもたんまりふんだくってやるわい。
しばらく待っちょれ」
ほっと胸をなで下ろすルイズににやにや笑いをするキュルケが思う。
『なんだかんだ言ってもうまくやっていけそうじゃないの、この二人』
そのなんとなーく暖かい視線に気づいたルイズはと言うと、
とたんに不機嫌になったりするんだが、そこはまぁ、ルイズだししょうがない。

882 :カズマの人 ◆Locke32COo :2007/08/25(土) 00:36:30 ID:LUwVPLF4
2/3

「そういえばお前さん、カズマと言ったかの。なんであの杖の使い方を知っておったんじゃ?」
オスマンが問うと、コルベールまでも興味津々といった目で見る。
「あぁ? ガキの頃からしょっちゅう見てりゃ、イヤでもそれくらい覚える」
どうでもよさそうにそう答えるが、興味を引かれた者もいるようだ。
「なんと、君はあれほどの巨大なゴーレムを吹き飛ばすほどのマジックアイテムと
子供の頃から接する機会があったのかね!」
すなわちコルベールである。愉快な勘違いをする男だ。
「あんなもんただの武器だ。珍しくもなんともねぇ」
つまらなそうに吐き捨てたが、それに反してコルベールはいっそう目を輝かせているではないか。
「なんと、あれほどの物が珍しくないと。うぅむ、これは俄然興味が湧いてきましたぞ。
ぜひそのあたりを詳しく…」
「いい加減にせんか、ミスタ・コルベール。迷惑がっとるしそもそも今でなくてもええじゃろ。
さて諸君、無事に【破壊の杖】も戻ってきたことじゃし、今夜は予定通り
『フリッグの舞踏会』を執り行う。諸君らが主役じゃ、大いに着飾るがええ」
オールド・オスマンの宣言に小さな歓声があがった。


さて、『フリッグの舞踏会』はアルヴィーズの食堂の上の階にあるホールで開かれる。
流石は貴族の子弟の集まる魔法学院、華やかなものだ。
キュルケは自らの魅力をたっぷりと振りまきながら、パートナーをとっかえひっかえして
踊っている。対してタバサであるが、その小柄な体を黒いパーティードレスに包み、
体に似合わぬ勢いでテーブルの上の料理と格闘中。ドレスの作りもあるのだろうが、
見た目が一切変わらないと言うのが恐ろしい。ルイズはまだ姿を見せていない。
そしてカズマはというと、中庭にいた。

「いいんですか? 行かなくて」
どこからか運び出してきたテーブルに、舞踏会へ出す料理の一部を並べながら
シエスタが話しかける。
「…」
別に気まずくて黙っているとか言うわけではなく、一心不乱に食べているだけである。
ある意味子供のような様子にシエスタの顔に笑みが生まれる。
そもそもここにいる理由が子供じみたものであったりするのだが、さすがにそこまでは
シエスタには知るよしも無い。

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:37:25 ID:kK1H3+5O
支援

884 :カズマの人 ◆Locke32COo :2007/08/25(土) 00:38:03 ID:LUwVPLF4
3/3

そうしているうちにルイズがホールに登場する。清楚な白のパーティードレスに包まれた
その姿は、なるほど、公爵家第三息女と呼ばれるにふさわしい可憐な美しさを見るものに
印象付けている。
最後の主役の登場に、楽士が改めて音楽を紡ぎだすと男子生徒が我先にとルイズを誘う。
その手を優雅な所作であしらうのもまた堂に入ったものである。
「そこまで袖にするところを見ると、既に君の手を取る幸運な男性は決まっているのかな?
ミス・ヴァリエール」
「少なくともあなたではないわね、ミスタ・グラモン。あなたの手は他につなぐ
相手がいるでしょう?」
互いに軽く微笑みながら言葉を交わす。そこへ曲の変わり目を見計らったキュルケも
やってきた。
「あらミス・ヴァリエール。お供はどうしたのかしら?」
その言葉にルイズはちょっぴり顔を引きつらせるとすねたように答える。
「いいのよ、来たくないっていうんだもの」
そうは言うが、さすがにいつもの右袖を切り落とした黒革ジャンではまずかろうと、
従者用の服に着替えさせようとしたら逃げ出した、というのが真相だったり。

「んな窮屈なかっこできるかっての」
「まぁ」
とシエスタが朗らかに笑う。
「相変わらずすごいですね、カズマさんは。私と同じ平民なのに平気で貴族の方に
逆らえるなんて」
「平民も貴族もねぇ。俺はそうしなきゃ生きてこれなかっただけだ」
そういうカズマを少々熱っぽい視線で見るシエスタ。
「そういえばカズマさん、ミス・ヴァリエールに召喚される前はどんなところに
いたんですか?」

「そうね、それは是非私も聞かせてもらいたいわ」
ルイズである。主役が会場からいなくなってどうする、せっかく二人きりだったのに、
などとシエスタが考えているかどうかはさておき、ルイズが満足するまでカズマは
長い長い話をさせられたのであった。

それをバルコニーから見守るめが3対あったことを記して、この物語を終わることとしよう。

─────

以上です。

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:38:12 ID:aCyeQ74O
支援

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:38:19 ID:2iAGq+AW
>>874
大貴族であるヴァリエール家なら船の3つや4つは持ってるだろうけど、
当主でもないルイズの一存で勝手に動かせるものではないのでは?

887 :カズマの人 ◆Locke32COo :2007/08/25(土) 00:41:06 ID:LUwVPLF4
…校正ミス

誤「見守るめが3対」
正「見守る目が3対」

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:41:45 ID:NtaUt0dC
>>886
車を持ってる家のガキが自分の一存では動かせないからってよその自家用車見て驚くと思うのか

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:42:12 ID:3RNGOGAU
>837
谷隊長を思い出しますた
「これから難攻不落のニューカッスル城を攻略する!全員突撃ぃ〜!」
ぱっぱららっぱぱぱ、ぱぱぱぱ〜

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:44:51 ID:S6xK++bz
>>888
維持費が物凄くて個人で所有できるようなものじゃないとかじゃない?

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:47:14 ID:gE30Xheq
>>886
原作では、ルイズ個人が従軍するのにも当主である父親に許可を貰いに行ってたしなあ。

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:53:43 ID:uZlARXQ+
ハルキゲニアの戦艦:空飛ぶ船
ヴァリエール1号:夜明けの船のデッドコピー、あきらかに見たこと無い異質なデザイン。プロペラあり。甲板に露天風呂あり
           BALLSの主人であるため、なんかスゴイの乗ってるだろうとのこと

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:54:55 ID:V96+IKgR
>>892
ウォッシュレットあり、も追加しといてくれ

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:55:19 ID:S6xK++bz
>>892
ttp://www.kenran.net/world2.html
この見た目で空を飛ぶのはさすがに異質すぎるだろwww

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:55:23 ID:sy9om1Y7
>>890
侯爵家ならあるいは王家より金持ちでもかしくないぞ。
中世ヨーロッパの王家というのは、最有力の貴族と表現したほうが適切。
王家の直轄地はともかく、他の貴族の領地は自由にできないし、
戦争をするときには貴族に頼んで兵力を貸してもらう必要がある。

極端な話、王家は貴族が養ってくれるし、兵力も必要なら借りればいいのだから、
最低限の物しか持っていなくても問題ないんだよ。

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:57:10 ID:IZnW7aMt
とりあえず、某漫画の冒頭にあるこの言葉をみんなに贈ろうと思うんだ。

つ「考証無用」

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:02:13 ID:erdzPU48
>>874, 895
「侯爵、侯爵」言ってるが、正しくは「公爵」な。
それと私兵については、まず原作を読んで来い。
話はそれからだ。

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:02:49 ID:90JmXbj0
>>896
南瓜鋏ッスか

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:03:59 ID:B0oWi9WC
虹色とうがらしktkr

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:07:48 ID:kK1H3+5O
>>899
これは未来の話です。

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:23:30 ID:wyqS34D7
>>895
薀蓄垂れてるけどさ、中世欧州じゃ国によって仕組みは全然違うぞ>王家と貴族の関係


902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:29:46 ID:V96+IKgR
>>901
そこは「講釈垂れてるとこ悪いんだけど」にしないと駄目じゃないか

903 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:33:17 ID:QyOBz0OG
>>873

 仕方ないだろ、飛行長には大気要因以内から、真面目なキャラがやると二十四時間ぶっ続けで勤務しちゃうんだぜ。

 とりあえずハルキケギニアで、RBは絶対創れないよ。
 あれの材料の星のかけらは普通に算出する物質じゃないから。
 まあ、人形なら作れるけどさ。

 そもそも、ゲート開いてるところじゃ無いと絶対物理防壁展開できないから、火星以外ではRBは使えないんだぜ。


904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:43:11 ID:sy9om1Y7
そりゃそうなんだがな。
でも、ヴァリエール家とツェルプストー家の因縁を省みると、貴族が軍を保有しているのは間違いなさそうだし、
騎士団は別に存在しているみたいだから、マケドニア朝ローマ帝国あたりのシステムをイメージしていたんだ。

それとも、ヴァリエール家の持つ兵力は国境警備隊なのかな?

905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:44:31 ID:VYysl92o
ただの警備員やボディガードだろ。

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:50:38 ID:luvmVo5c
>>904
戦力を出さないと戦争税を徴収されるくらいには、戦力は有るみたいだな。
逆に言えば、国が当てにするくらいには兵力が有るって事だし。

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:54:08 ID:VYysl92o
常備軍じゃなくて有事には戦国大名みたく領地の平民を徴集するんじゃないの?

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:56:32 ID:S6xK++bz
とりあえず、超1級歴史資料〜ルイズの日記〜的には個人所有の船を持ってる貴族は稀ってことでいいじゃん。

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:57:11 ID:LNPLzpvt
今更ながら原作12巻読んでみた

これなんて百合な同人?

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:58:20 ID:8pGtTrFt
>>908
そもそもノボルがその辺り細かく設定してるとも思えないしなぁ
ゼロ魔にリアル中世を照らし合わせると矛盾だらけだってのは
よくここでも出る話だ

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:59:00 ID:KkYCCMeY
ゼロ魔アニメ第一期のラスト辺り見てると、トリステインには碌な空戦力無いんじゃないかと思えるよ。
相手空飛ぶ戦艦なのに姫様まで馬に乗ってるし。原作だと違うのかな。

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:01:10 ID:S6xK++bz
>>911
いや、原作でも地上に布陣してたと思うよ。

913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:05:21 ID:luvmVo5c
>>912
アルビオンの奇襲で航空兵力がボロボロの状態だったからな。

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:07:21 ID:k5xC+5ig
つまり航空参謀の腕の見せ所ですね

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:07:44 ID:S6xK++bz
>>913
あ、そっか。奇襲うけた後か…。

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:09:16 ID:oKATXizU
投下する人にちょっとお願いなんだけど
初投稿の際にはネタ元を出来れば書いて欲しい
特に短編の場合に多いんだけど、よくある名称だと検索してもでてこなくて
面白いと思っても調べられないことがあるので

917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:11:12 ID:S6xK++bz
>>913
あれ、いやちょっと待って。
式典に出した艦隊で航空戦力全てってことはさすがにないんじゃあ?

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:11:29 ID:sJIhVndI
絢爛舞踏祭って聞くとどうしてもアニメ版のほうが思い出されるんだよなぁ

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:11:53 ID:abb58dzH
>>916に同意
というかここだけじゃなくて全部のクロスSS作品にも言えることだよね
クロス元の原作とかも知りたくなることもあるし

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:13:01 ID:zq2EwyPL
竜やグリフォンとか空が飛べる生き物が普通にいるんだから、そっちに貴族はいくんでない?
船みたいに密閉された空間はメイジは嫌うだろうし。貴族の優位性は魔法なわけだからさ。
商取引や物資の調達ぐらいにしかトリステインじゃ船は使わないような気がする。
て考えるとゲルマニアじゃ平民達の商業手段のために造船は結構発達してるわけだから
れこ☆きすと交戦の可能性があったトリステインは是非にでも同盟を組みたかったとかそういう話になるんではなかと?
うーん……

921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:13:18 ID:gE30Xheq
>>917
他にも艦隊はあるけど、そんな急には掻き集められないって状況。

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:15:00 ID:S6xK++bz
>>921
納得したッ! 分かりやすい説明に納得したッ!

923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:16:14 ID:zl3B/OdI
そろそろ設定考察スレに行くべきじゃないかと思いながら寝るとしよう

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:17:22 ID:btuBS355
とりあえず、12巻で竜騎士団を所有してる殿下が出てきてる。
キュルケの家も、短期間で船を造れる技術とノウハウもあるっぽい。


925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:19:00 ID:gE30Xheq
>>922
まあでも、残ってるのは古かったり小さかったり。
見栄えの良いのは式典に出してたから。
(それでもアルビオンの半分しか数は無かったが)

926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:19:14 ID:V96+IKgR
>>906
そりゃハナシが逆だ
戦力を出せば金を出さなくていいってんだろう

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:21:10 ID:gE30Xheq
バトルもいいけど、料理人を召喚してハルキケギニアで料理革命でも起こしてもらいたい。

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:25:04 ID:90JmXbj0
>>918
俺もだ


>>927
ジャンよぼうぜ
最近は丸くなってるけど

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:25:09 ID:Tr9U1j/v
格闘職人アウディの出番だな。

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:25:12 ID:uu1aJ9a4
苺ましまろのあの4人+1人召喚
伸恵は絶対ルイズのこと可愛がると思う。
たださえ強い百合臭がますます強くなってそのまま百合小説になりそうだ。

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:25:22 ID:S6xK++bz
ジャンか。

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:27:32 ID:abb58dzH
他の使い魔が食材になるわけだな
きゅいきゅいがなんかすげぇ料理になりそう

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:27:43 ID:8pGtTrFt
サイトってハルケギニアで味噌や醤油が恋しくなったりしないんだろうか

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:29:42 ID:V96+IKgR
>>933
ルーンの力で……
恐ろしい!なんて恐ろしいルーンなんだ!
俺が召喚されたら日本食どころかネットへの執着やPCのハードディスクが他人に見られる恐怖すらも忘れさせられてしまうというのか!

935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:30:25 ID:luvmVo5c
>>933
寄せ鍋が有るくらいだし、味噌や醤油に微妙に近いものはあるのかもしれない

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:31:13 ID:gE30Xheq
>>933
ヨシェナヴェって何の味付けなんだろなあ。
シエスタの爺さんは軍人だから醤油の作り方なんて知らないだろうし。

937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:33:29 ID:luvmVo5c
>>934
いや、サイトはノートパソコン派だから(異世界まで所持して転移)

……リアルでエロゲーしてるようなものだし、そんな欲求は抱いてられないとも思うが
(強引に迫って、ルイズにアレされて大切なところが切なくなったし)

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:34:37 ID:AoGLKoxU
戦う料理人と言ったら何故か不敗の味皇 鉄人]とリューシェフ・ウマイザーを思い出す俺は絶対に少数派だ

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:35:51 ID:QyOBz0OG
>>936

 あれだ、家業が醤油醸造だったんじゃね?
 後、昔の過程なら、味噌は家伝の作り方がありそうだよな。
 男の爺さんが知ってるかどうかは謎だが

940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:36:39 ID:zq2EwyPL
>>933
だよね。
日本人てゆう民族は全員アミノ酸中毒の民族だからね。
発酵食品文化のない海外に長期旅行してる日本人は、発作的に醤油を舐めたくなるらしいし。
DNAに刻まれた発酵食品への渇望が料理革命への道を歩ませるやも。

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:38:01 ID:DRPOr5B1
>>940
人間は日々の生活で体内リズム刻んでるからな
違う環境にいくとバランス崩れるから、元の環境が恋しくなるんだよ


942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:39:22 ID:gE30Xheq
華麗なる食卓のマキトを召喚。
元々喧嘩も強いから戦力としてはサイトよりも役立つかも知れん。

問題は、スパイス類が調達できなきゃカレーは作れないってことだが。

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:40:33 ID:QyOBz0OG
>>938

 なつかしいねぇ。
 あたまにXと書いた紙袋被ってるんだっけ?

 アカシャ大使館の料理人島千尋を思い出す俺はもっと少数派。

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:41:15 ID:ecYfqIoH
>>937
あれ?そういえばノートパソコンってバッテリー切れてたっけか?
あれってちゃんと使えばかなり凄いことが出来ると思うんだが。

945 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:43:00 ID:luvmVo5c
>>944
召喚されたばかりの時に、ルイズに異世界から来たことの証明として見せて
それ以来、忘れ去られております。

946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:43:10 ID:vu5LCqN6
>>939
製造法を知っていても材料の問題もあるでよ。

947 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:43:30 ID:gE30Xheq
>>944
そうそう、いつか悪魔召喚プログラムを走らせる日が来るだろうw

948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:46:17 ID:gE30Xheq
>>946
醤油は難しいかも知れんが、魚醤なら魚と塩で作れるな。

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:46:30 ID:V96+IKgR
エロゲーマーのノートパソコンのバッテリーが残ってたところで計算機とマインスイーパくらいしかやることないだろう
CADでもあれば多少違うかもしれんが

950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:49:02 ID:V96+IKgR
ということでオタクの俺がノートパソコンを開いてなにができるか考えてみた
……携帯で撮った写真をミニSDカード経由でフォトショップ加工して捏造証拠写真の作成とか?


951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:49:22 ID:ecYfqIoH
ワードとエクセルくらいは入ってそうだが使い道あるのかな


ああ、超凄い計算機にはなるか。
コルベールせんせ大助かりだ

952 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:49:23 ID:gE30Xheq
>>949
そこで都合よくHDD内に、、、、、何が入ってたら都合がよいのやら?

ブリタニカの電子百科事典がインストールされてたら最強だろうけど。

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:52:21 ID:6ZQkj7IM
>>942

カレーの材料と、漢方薬や、ハーブ、スパイスなんかは共通なのが多かったりするから、
魔法薬の材料と、マルトー親父やシエスタの協力があれば材料のほとんどは揃うんじゃないのか。

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:54:31 ID:zq2EwyPL
次スレ立てたー?

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:56:13 ID:sy9om1Y7
>>950
写真という技術が一般化していないと、証拠能力は認められないだろ。
そして次スレよろしく。

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:57:34 ID:LNPLzpvt
コルベール先生あたりに頼んで充電器作ってもらえば……

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 02:58:41 ID:VYysl92o
ムリだっつーの

958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:03:31 ID:KoJ53UPs
コッパゲ先生は生まれる世界間違ったな。

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:04:24 ID:zl3B/OdI
木炭と塩水で濡らしたティッシュとアルミホイルで・・・ああ、駄目だ。アルミホイルが無さそうだ

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:04:51 ID:ecYfqIoH
ああ、アレだ
ノートパソコンがこうにも出てこないと言う事は
最終決戦のときの為の伏線なんだよ

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:06:05 ID:DUaIn+bf
有り得るから困る

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:09:21 ID:/smo8Hr7
>>950
運営議論スレに、次スレ用テンプレ案が出てるので、それを使って下さいです。

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:09:52 ID:gE30Xheq
>>960
「トリステインを救う為には○○を××しないといけないのだが、その為にはこの複雑な計算式が〜」

で、ノーパソの最後のバッテリーを使って計算、みたいな?

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:10:27 ID:zq2EwyPL
>>950が音沙汰ないから次スレたててもいい?
そういや次は44さね。おでれーた

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:10:54 ID:6ZQkj7IM
>>963

ほっといてあるからバッテリ上がってないか。


966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:12:26 ID:gE30Xheq
>>965

「こんなこともあろうかと! 固定化の魔法を掛けておいたんじゃ」

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:13:25 ID:ecYfqIoH
>>966
な、なんだってー!?

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:16:05 ID:luvmVo5c
>>966
なあ、固定化の酸化や変質を抑える効果を見るに、バッテリーが動作しなくなりそうなのだが……

あ、使うときに固定化を解いて使わない時にまた固定化すれば、自然放電をおさえられる……か?

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:17:38 ID:6ZQkj7IM
こっぱげがバッテリーを発明する可能性の方が高いわ。

○○の実を半分に切って、銅版と亜鉛版を差し込むとあら不思議〜とか?

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:17:40 ID:czcvq6Uc
立ててきました。
運営議論スレの最後のテンプレ使ったけどあれでよかったですか?


次スレ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187979252/

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:19:52 ID:LNPLzpvt
>>970


1000なら機龍召喚

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:21:16 ID:luvmVo5c
>>970
乙です。

>>969
いや電圧を一定にする技術とか色々足りなさ過ぎるとおもうのだが。

そして、1000ならロックマン召喚。

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:22:42 ID:tUKefUmL
ギンガナムを召喚………いや、なんでもない




974 :名無しさん@お腹いっぱい:2007/08/25(土) 03:23:40 ID:uDKt7AtN

つまり、ノートパソコンが「勝利の鍵」と申したか

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:23:55 ID:LNPLzpvt
1000ならゾンダー召喚

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:26:34 ID:LNPLzpvt
>>974
オスマン「これが勝利の鍵じゃああああっ!!(作画が劇画風に」

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:27:10 ID:uBuKOhTQ
黒執事のセバスチャン召喚が読みたい
んで使い魔の契約はしてもセバスチャンの方の契約は途中までしないであの決めゼリフはルイズも勘違いさせとくとか

「あくま(悪魔)で執事ですから」

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:29:27 ID:tUKefUmL
>>976
シエスタ「ファイナルフュージョン!プログラムゥゥ………ドライブッッッ!!!」

ってか

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:30:55 ID:6ZQkj7IM
>>972

魔法の力で充電はいくらなんでもご都合主義すぎるから、
発電はバッテリー、でも急造だからこっぱげが魔法で変圧したり安定させたりする。

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:31:29 ID:gE30Xheq
電気は風の領分じゃないか?

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:33:56 ID:KoJ53UPs
1000ならFSSキャラすべて召喚

ゴメン絶対に嘘。

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:36:19 ID:LNPLzpvt
>>978
ルイズ「ツン!アンド!デレ!
    ゲムギルガンゴーグフォ……」

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:38:46 ID:6ZQkj7IM
科学とか絡むから土なんじゃ。

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:40:03 ID:luvmVo5c
>>982
破壊と防御の力の同時使用ならぬ、ツンとデレの同時使用カ。

1000なら水の精霊が何故か召喚

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:44:45 ID:BqCf/9sK
>>981
カイエン召還がいいな。最強だけど常に期待を裏切るので意外とパワーバランスが取れたり…?

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:46:38 ID:ib3TFfQV
さて、埋めに入るか

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:48:50 ID:Fc027vs6
           _r‐、_ノ____.ノ} .ノ}   |
          _」::::_ノ ミ     `´/    | 
        / レ '´     ミミミミ.  >   | あのキャラがルイズに召喚されました part44
       /ミ: /     ∧       `r  | http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187979252/
         | /  / _ノi/  \ i   i i i } |                                     
     __ノ |  |/`<.   /\  | | |リ |                                     
   / / |  | r::‐::ュ` ´r‐::‐r‐ハ/レヘ  |__\/_ _,ハ_ __________
  (.  (   |  | `--''   `‐‐' { {   )    //   `Y´ ペチ
\. \ \  |  .ハミミ:    _   ミミノ i!  /  ///                                   
__,.>‐'  ノ/   }>r‐-´r‐‐ f´/  \ヽ_ / {_, }
 ( ミミ//  ミミ: /  ヽ/\/_\ミミミ }/\/     ん!
ー'  ミ (    /  __r‐、f/.:.:\}  /:.:.:./                                     
っ   / \   \/.:.:.:r=={=:ュ.:.:/   `ー'`ー-イ                                     
/  /    ヽ   \.:.:.:`ー ^ー'.:.{ i ミミ  >‐<´
、ミ / i   /    _/.:.ミ:.:.:.:.c.::.:.:.∨r‐‐ 、_>ハ/                                     
. V{     }  ,..ィ´/へ.:__,..ィユ.ュ‐:\.   /                                     
   \  レ /:.:/ / ̄iー^T 「.:.:!.:./\} (∨
     \ }‐イ く._」┐.:.:.:|.:.:i.イ  :: ト、_>                                     
    、_,ノノし'  ∨| └ヘ.二二| ミ::.|                                     
           |:::  |    |  :.|                                     
           |:-‐‐:|     .|  ::|                                     
           |   :|    .|  :|                                     


988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:49:53 ID:KoJ53UPs
確かにカイエンなら…
それはバランスって言うのか?w

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:52:30 ID:juHNyAYy
>>970


990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:52:34 ID:ecYfqIoH
990なら∀が来る

そう言えば∀ゼロどーなったん?

後カイエンよりラキシス&K.O.G.ならば!

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:52:47 ID:3PY3pyxq
>>985
カイエンに限らずFSSの上位騎士クラス(FEMC互角クラス)を召喚すれば
その時点でガンダールヴのルーンは全く意味なくなるぞ
1対7万を平気で勝つようなやつらばかりだ……

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:55:42 ID:KoJ53UPs
さすがにFSSは冗談で言ったんだぜw
あれはねーよ。

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 03:58:58 ID:qL1rQAFi
じゃあ埋めに応援レスを。

原作の方が全然出してくれないから
リリカルルイズいつもめっちゃ楽しみにしてます。
頑張って下さい>>書いてる人

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 04:00:41 ID:LNPLzpvt
1000なら勇者王





ではなくソール11遊星主召喚

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 04:05:10 ID:juHNyAYy
1000なら悪魔のミカタ召喚

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 04:07:26 ID:ecYfqIoH
1000ならメビウス1召喚

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 04:11:42 ID:LNPLzpvt
1000なら999召喚

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 04:12:24 ID:DUaIn+bf
1000ならスーパーペーパーマリオ

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 04:12:45 ID:Fc027vs6
999なら写楽召喚

1000 :名無しさん@お腹おっぱい。:2007/08/25(土) 04:12:47 ID:juHNyAYy
1000なら俺がアンとアンアン
普段言ってるやつは来年まで我慢

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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