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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part40

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 16:39:38 ID:aXF3q42R
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。




あの作品のキャラがルイズに召喚されました part39
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187418296/




まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/






    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!







     _
     〃  ^ヽ
    J{  ハ从{_,     ・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。
    ノルノー゚ノjし      ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   /く{ {丈} }つ     ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   l く/_jlム! |      ・次スレは>>950から。お願いね?テンプレはwikiの左メニューを参照よ。
   レ-ヘじフ〜l

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 16:40:26 ID:wQPs5Bh5


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 16:41:31 ID:qbpt20UV


4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 16:42:51 ID:TDsT89O+
現在、避難所の「運営議論スレ」でテンプレの改正についての話し合いが行われています。
意見のある方は議論に参加してください。

運営議論スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1184556091/l50

5 :使い魔のゼロ:2007/08/19(日) 16:47:10 ID:5rNXisq7
じゃあこちらで5時から投下します。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 16:47:28 ID:pt8B+7Rg
期待支援

7 :使い魔のゼロ 1/5:2007/08/19(日) 17:00:23 ID:5rNXisq7
では投下します。

第八話 剣を取る戦士

ゴーレムが学園を襲ってから一夜明けた朝、
魔法学院では昨夜からの相変わらずの騒ぎが続いていた。
宝物庫に学院中の教師が集まるも、言い合うことといえば相手への非難と責任の擦り付け合い。
「あまりわめき散らすでないぞ。ハッキリ言って油断してた全員が悪いわ。
 わしも含めてのう。」
オスマン氏によってようやくいさめられ、昨夜の目撃者であるルイズとキュルケの二人、
使い魔であり平民と考えられているゼロは人数をして数えられていない、
への事情聴取が行われるもののたいした対策は立てられずにいた。
しかしこの状況はミス・ロングビルの登場によって一変する。
なんと彼女は昨夜から聞き込みを行い、農民の話からフーケの隠れ家を特定したというのだ。
早速、王室に報告して捕らえようとコルベールが主張したが、
王室に知らせている時間の間に逃げられてしまうということ、
そして宝物庫に盗賊が入られたということが知られたら学院の立場が悪くなるとの判断から、
オスマン氏はこれを拒絶した。
そしてその代わりに学院の教師たちから討伐隊の志願者を募ったのだった。
しかし、彼らは自分の身を恐れ、誰も志願しようとはしなかった。
そんななかルイズはただ一人杖を上げ志願した。
ルイズには昨夜からずっと考えていることがあった。
自分はもっと強くなりたいと思った、ゼロのように。
しかし実際にはフーケのような魔法を悪用する賊にさえ負ける始末。
ちからがほしい……
ちからがほしいよ……
メイジとして、貴族として誰にも恥じることの無い力を。
しかしだからといって彼女は、
もっともっと、力をよこせーーーー!もっと力をー!
などとどこぞの司令官のような、何かに頼るような考えは一切しなかった。
フーケに勝てなかったのなら、やつを倒すことで乗り越え自分を高めようとしたのだ。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:00:49 ID:01NCSFI7
エルピスwww支援

9 :使い魔のゼロ 2/5:2007/08/19(日) 17:01:45 ID:5rNXisq7
結局討伐隊は案内役のロングビルにルイズとゼロ、
それにルイズに対抗したのか付き合ってくれたのか彼女についで志願したキュルケ、
およびキュルケに付き合ってくれた友人のタバサの五人、
それとデルフリンガーの一本だった。
なお、キュルケが買ってきた剣は昨夜ゴーレムに踏まれたときに折れてしまっていた。
一緒に踏まれたデルフリンガーは無事だったことから、
ルイズがキュルケの見立てをこき下ろし騒ぎになったのは言うまでも無い。
むろん、自分も最初はその剣を買おうとしていたことなど忘れてしまっている事も言うまでも無い。

ロングビルが調べてきた、フーケの隠れ家までの道中では特に何事もおきなかった。
キュルケが貴族籍をなくしたというロングビルの過去についてたずねようとしてルイズにたしなめられたり、
ゼロに粉をかけるもまったく無視された挙句にルイズのほうが反応して騒ぎになったり、
デルフリンガーに彼の素晴らしさとちゃんとした剣の見立てについてをえんえん語られたり、
ロックマンX9が発売されるかどうかでルイズと口論になったくらいのものだった。
そうこうしている内に一行は、フーケの隠れ家と見られる森の中の一軒の廃屋にたどり着いた。
「わたくしの聞いた情報だと、フーケはあの中にいるという話です」
「で、これからどうするんだ?うかつに飛び込むのも危険だ」
そういうわけで五人は相談を始めた。
今、フーケが中にいるかどうかは分からないが、
いるとしたら確かに、ゼロの言うとおり安易に踏み込む訳には行かない。
しばらくの話し合いの後タバサの提案した、
誰かが偵察に小屋に近づき、中の様子を見てフーケがいればそのまま囮となって誘い出して
小屋から出たところに魔法を打ち込み、
いなかったなら小屋の内外に別れ待ち伏せという案が採られることとなった。
偵察役には、決闘の際や昨夜二人を救ったときに見せたすばやい動きからゼロが選ばれ、
ルイズとキュルケ、タバサが魔法を打ち込む役として残った。
残るロングビルは念のためあたりの偵察をするといって一行からは離れていった。
ゼロは静かに走りよるとすばやくドアを開け中に滑り込む。
だが、中には誰もいなかった。
注意深く中を見回すが、物陰に潜んでいるわけでも罠が仕掛けてある様子も無い。
それを確かめるとゼロは一行に合図をする。
そしてルイズを見張りに残して三人で小屋を調べ始めた。
「埃っぽいわねぇ、さっさと済ませたいところだけどどこ調べれば良いのかしら」
「足跡をみろ」
言われたとおり床には埃が積もっており足跡が残っていた。
今入ってきた自分たちの分、そしてもう一つチェストの前まで続く別の足跡。
果たしてチェストの中から破壊の杖はあっさり発見された。
一方ゼロはここの違和感について考えていた。
足跡はチェストに向かう分くらいしかなかった。
ここを隠れ家にしているというのなら埃は払われているか、
そうでなくとももっと多くの足跡が残るだろう。
これは秘宝だ、単に荷物を置いておいただけということも無いだろう。
何か罠のようなものを感じる。
だが、破壊の杖を見るとその思考は中断された。
「これが破壊の杖だと、何故こんなものがここに?」

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:02:27 ID:M5BSKpB6
ロックメン支援

11 :使い魔のゼロ 3/5:2007/08/19(日) 17:04:59 ID:5rNXisq7
一方ルイズは一人外に残り、ぶつぶつと文句をつぶやいていた。
偵察に志願したのは自分だった。
フーケを倒して乗り越えようと意気込んだは良いものの、実のところまったくの無策で倒す当てなど無かった。
このままじゃ何もできずゼロや実はシュバリエだったというタバサ、
それにあの憎憎しいキュルケに手柄を持っていかれるかもしれない。
そう考え、見張りに残り真っ先にフーケを見つけて爆破でも何でも叩き込んでやろうと思ったのだ。
だが、こうして自分には様子の分らない小屋の中でゼロがあのキュルケ、
それに何を考えてるのかも分らないタバサという少女と一緒にいるというのは実に気になる。
確かにゼロはキュルケの誘いは無視してたけど、でも、もしかしたら。
そう考え込んでいると背後から木々の折れる音がして、自分が影の中に隠れていた。
ルイズは振り返り、巨大な手が自分に向かってくるのをみた。
「きゃあ!!」

ゼロたちは木々の折れる音、そしてルイズの悲鳴を聞くとすぐさま小屋を飛び出した。
そしてかれらは、左腕にルイズを掴んだ巨大なゴーレムを目にしたのだった。

12 :使い魔のゼロ -/5:2007/08/19(日) 17:06:57 ID:5rNXisq7
「だめ、は、はやくにげて……こいつにはバスターが……」
効かない、と告げようとしたのか。
ゼロはそんなルイズの言葉を無視するとバスターショットを手に取り、ルイズを避けて打ち込んでいく。
だが、ワルキューレを一撃で破壊したそれも土の塊の前には効果が薄い。
挙句少々削れて行っても再生していく始末だ。
「ちっ…!」
ゼロの顔にも焦りが浮かんでくる。が、その時
「ん?」
突然光の玉が現れたかと思うとゼロに語りかけてきた。
「…ゼロ…コレヲツカッテ……」
そして光の剣を投げ渡す。
「誰だ!」
「…ハヤク…、カノジョヲ…助ケナイト……
…サッ、ハヤク……」
そういうと光は消えていった。
ゼロは剣を取ると木を足場に高く飛び上がりゴーレムの頭から一刀両断にした。
もはやゴーレムは形を保てず崩れ落ちる。
ゼロはその中からルイズを抱えると自分の背でルイズを土から守った。
ゴーレムはもはや立ち上がらなかった。

「ゴーレムをたおしてしまうなんて…やっぱりあんた、あの伝説の、ガンダールヴなのね?」
「ゼロ‥?オレのこと…か
……
………
うぅ、分らん…」
「いきなり召喚したんだからしかたないわ。無理やり呼んでごめん。
それと…助けてくれてありがとう。
私の名前はルイズ、こう見えてもメイジなの。
さっ、敵が来る前に私たちの学院へ」
「オレがその、ガンダールヴじゃなかったらどうする?」
「私にとっては、あんたはもうガンダールヴなのよ」
こうして召喚されたゼロ。
ゼロは、この世界はネオトリステインに支配され、
平民の繁栄と引き換えにメイジが弾圧されているという現状を知る。
ゼロの新たなる戦いが、今、始まる。

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:07:15 ID:M5BSKpB6
俺たちの戦いはこれからだ支援

14 :DOD&M:2007/08/19(日) 17:11:43 ID:NGzuAvcX
短いけど、投下予約しますー。そして支援。

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:12:51 ID:01NCSFI7
あれ、なんかゼロ1が・・・???

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:12:55 ID:M5BSKpB6
五年殺し支援

17 :使い魔のゼロ 4/5:2007/08/19(日) 17:13:56 ID:5rNXisq7
冗談です。こんなの続きませんしコピーアンリエッタなんて出てきません。
ゴーレムつながりでやってみたかっただけです。
というわけで本編行きます。

ゼロはすばやかった。一瞬でゴーレムのふところに潜り込むと、もものホルスターから白い柄、
ゼットセイバーを引き抜いた。
ゼットセイバーの柄から光が発せられ、緑色に輝く刀身が形成される。
そして光の刃は、ルイズを掴んだゴーレムの腕を一撃で切り落としたのだった。
すぐさまルイズを抱えるとキュルケたちの元へ走りより、
「離れていろ」
とだけ言うとルイズをおろした。
それを受けタバサが皆を使い魔のシルフィードに乗せ飛び立ったのを見ると、
再びゴーレムに向かって行ったのだった。
巨体であるというと、動きは鈍いものとイメージされがちだが実際は違う。
とくに手や足の末端は十分な速度を持ち、かつ巨体ゆえの質量を持っておそいかかるのだ。
だが、ゼロはそれをすばやくかわし、ゴーレムの両足を切り落としていた。
ゴーレムは自身の重量が敵に回り、どう、と轟音を上げて地面に倒れる。
だが、このゴーレムは一筋縄では行かない相手だった。
地面から土を補給すると失った腕や脚をあっさりと再生したのだ。
それを見るとゼロは再びゴーレムへ鋭く切り付けていった。
十分距離をとった上空の三人もいっせいに魔法を打ち込む。
だがそれでもゴーレムは再生し、暴れ続けた。
「ちっ、きりがない」
このままでは火力が足りない、
ゼロはそう考えると攻撃を止めゼットセイバーにエネルギーをチャージし始めた。
こいつで切り崩してやる。
だが、そんなことなど知る由も無いルイズには、
チャージのため攻撃を止め相手の攻撃を避けるのに専念するゼロが
打つ手が無くなり逃げ回っているように見えた。
ゼロが危ない、そう感じるととっさに彼女は破壊の杖を掴み飛び降りていた。
キュルケがとっさにレビテーションをかけたおかげで無事に着地すると、
「待ちなさい、フーケ!私が相手よ!」
といい破壊の杖を振った。

しかしなにもおきなかった

18 :使い魔のゼロ 5/5:2007/08/19(日) 17:15:19 ID:5rNXisq7
「どうして!破壊の杖なんじゃないの?」
そんな彼女の混乱をよそにゴーレムがルイズに向かって腕を振り下ろす。
それをとっさにチャージを中断して切り落としルイズを救うとゼロには珍しく声を荒げた。
「離れていろと言った筈だぞ、どういうつもりだ!」
「離して!私はフーケを倒して乗り越えなくちゃいけないの!
それに!それに!使い魔が危ないって言うのに主人が離れてみてるなんてできるわけ無いじゃない!」
その様子を見てゼロはある一人の少女のことを思い出した。
ゼロの身を案じてくれて、自分の無力さに嘆いていて、そしていつも必死で無茶だってした少女。
だから今こうしてルイズを駆り立てる気持ちが理解できた。
「なら、おまえがやれ」
そういうと破壊の杖をいじり、ルイズに持たせて構えさせた。
「俺がやつの足を止める。そうしたらやつに向けて引き金を引け」
という間に、ゴーレムに向かっていき再び両足を切り落とした。
今日何度も繰り返したようのゴーレムが倒れる。
ルイズには訳が分らなかった。
怒っていたかと思うといきなりメイジでもないのに破壊の杖のことを分っているかのように何かいじって、
それを自分に持たせて使えというのだ。
しかも足止めするというや否やさっさとゴーレムを倒してしまう。
ちょっと待ってよ、こっちにも心の準備ってものがあるのよ!
が、そんなことを考えている間にもゴーレムは再生し、立ち上がろうとしている。
ルイズは無我夢中で引き金を引いた。
破壊の杖から何かが飛び出しゴーレムに当たったかと思うと、
自分がいつもやっているのを何十倍、何百倍にした爆発が起きた。
が、なぜか自分には爆風が当たってこない。
発射するときつむってしまっていた目を開けてみるといつの間にかゼロが前に立ちかばってくれていた。
その背中がとても頼もしく感じられた。
爆風が収まった後、そこには残骸のみが残っていた。もはやゴーレムは現れなかった。
ようやく、終わったのだった。

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:15:48 ID:M5BSKpB6
おきゃくさん、さくやはおたのしみでしたね支援

20 :使い魔のゼロ:2007/08/19(日) 17:17:12 ID:5rNXisq7
番外編 ゼロのアドベント(召還)バイフロスト先生編

ギーシュは混乱していた。
自分はゼロのルイズの呼んだ、
礼儀を知らないグレイとか言うただの平民に、
ちょっと礼儀というものを教え込んでやろうと決闘を申し込んだだけだった。
なのにそいつは喋る変な石を出して叫んだたかと思うと、
巨大なワニのゴーレムに変身したのだった。
それは雄雄しく威厳に満ち溢れた姿だった。
うなり声も低くて渋く、同様に威厳に満ち溢れた声(CV 銀河万丈)だった。
踏み潰され、噛み砕かれ、ワルキューレたちは蹂躙されていく。
完全なる敗北。ギーシュはそれを悟った。
ふと気付くとギーシュはいきなり土下座していた。
ただの土下座ではなくジャンピング土下座を。何度も何度も恥も外聞もなく。
だが彼はきっと再起する。
この土下座をしていたもののように、必ず、きっと。

以上で投下を終了します。
次回フーケ戦後始末です。
ちなみにロックマンX9も発売されてほしいです。
あと、間に挟んだ番外編は上記のように軽い冗談のようなものです。
あまり気にせず分る人だけ楽しんでください。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:17:55 ID:LWq780sO
乙続いてアンヘル支援

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:17:57 ID:M5BSKpB6
第八話投了乙! 土のゴーレムが熱でガラス化してそう

23 :DOD&M:2007/08/19(日) 17:18:43 ID:NGzuAvcX
乙じゅしたー。
五分後に投下しまっす。

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:19:06 ID:TDsT89O+
支援

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:19:10 ID:de0JxuSA
>ジャンピング土下座を
ギーシュ、どんどんキャラ立っていくなぁ乙でした
で、>DODの人支援ー

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:20:00 ID:JWVx3Iy0
まってたぜ
アンヘル支援!

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:21:05 ID:buVMRRCV
sien

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:22:11 ID:wQPs5Bh5
ならばDODの人の次に小ネタを投下する、と予告しておこう。

29 :DOD&M:2007/08/19(日) 17:23:35 ID:NGzuAvcX
ではそろそろ。


 アルビオンでの一件から、微妙に距離が縮まったルイズとサイトの関係であるのだが、それ故に苛付く事がルイズにはあった。
 サイトがカイムやアンヘルに、やたらと懐いているという事実である。
 彼を意識するが故に目に付く事なのだが、プライドの高いルイズはこれが自身の恋心から生まれる嫉妬だと頑なに認めようとしない為、

「使い魔ならご主人様との時間を大切にしなさいよ!」

 等と言っては、サイトを困らせるのが常になりつつあった。ストレートな感情表現が苦手な少女である。彼女の内心を知らぬサイトにとっては、やたら行動の制限を要求するルイズに対して苦言の一つでも漏らしたい所だ。
 だがしかし、ここの所自身の待遇がそういう面以外では良くなっているのもまた事実である。また、彼自身ルイズに惚れている部分がある為、強くは出れないのが実情だった。
 そんな彼女らの様子を冷静な目で見ていたのが、キュルケである。色恋沙汰の場数をそれなりにこなしていた彼女でなくても、ルイズとサイトの仲が微妙であるのは分かるというもの。
 自身がそれなりに上手く行っているだけに、人に対しておせっかいを焼きたくなるのは人間の性であろう。そこでキュルケは、いつまでたっても自分の心を素直に認めようとしないルイズの背中を少しばかり押してやろうと言う考えに至った。
 おあつらえ向きと言うか、サイトに好意を持っているシエスタがいるのだ。その二人が仲むつまじく会話でもしている所を見れば、自身が真に嫉妬しているのだと気付きもするだろう。
 シエスタを当て馬にする様で気が引けるけど……等と思いながらも、綿密なセッティングまでした挙句行動に移したのが間違いであった。

「何て言うか……ごめん」
「…………」

 現在、ここぞとばかりにルイズに殴られ、顔をぼこぼこに腫らしたサイトが何とも情けない表情をしてキュルケの目の前に立っている。

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:24:59 ID:LWq780sO
しぇん

31 :DOD&M:2007/08/19(日) 17:25:19 ID:NGzuAvcX
 シエスタの積極性を甘く見たキュルケの失敗である。勢い余ってサイトを押し倒そうとした彼女の姿をルイズは目の当たりにしてしまったのだ。それも自身の部屋の中での事だった。プツンと切れたルイズの姿は想像に難くない。
 行き過ぎた結果を生み出してしまった事に、キュルケは頭を抱えた。

「大人しそうに見える娘だったがな。人間とは分からぬものよ」
「同じ人間同士ですら分からないものなのよ……アンヘル」
「これから俺どうすればいいんだよ……っていうか、微妙に二人とも話のベクトル違わねぇ?」

 ルイズから使い魔としてクビを宣告されたサイトは、上空を仰いで腫れ上がった目元に涙を光らせた。ルイズの部屋という拠点を失った以上、どうしようかと不安になるのも無理はない。
 責任の一端を担うキュルケとしては、彼を自身の部屋で保護しようかとも考えたが、カイムがいる以上、心に引っかかるものがある。
 そんな訳で、今後をどうしたものかと考えるため、こうして集まっているのだった。
 最悪、当面の間はアンヘルと共に、ここの庭で生活を送ってもらおう、それがキュルケの最終的な意見ではあったが。

「…………」
「? どうしたの、カイム」

 先ほどから考え込む仕草をしていたカイムが、キュルケに対して訴える様な視線を投げかけた。
 彼の投げかける念を受け取ろうと、キュルケは耳を傾ける。彼はどうやら例の宝の地図についての事を考えていたらしい。いい機会ではないか? という意見がカイムから投げかけられた。
 成る程な、とキュルケはポンと手を打った。暇潰しとほとぼりを冷ます事を同時に出来るという意味では、なかなかにいいアイデアである。よもやカイムから提案されるとは思ってもいなかったが。

32 :DOD&M:2007/08/19(日) 17:26:40 ID:NGzuAvcX
 実の所、カイムとしては、宝の地図に関しては完全な眉唾物だと思ってはいない。
 数多くの価値ある武器を所有していた彼だが、それらの内の多くは、思わぬ所にポンと転がっていた物ばかりである。それを考えると、ちょっとした拾い物でもあるのではないかと思わざるを得ないのだった。
 冒険には危険が付き物であるが、それも自分やアンヘル、そしてサイトがいれば何とかなる話だ。ピクニック気分とまではいかないにしろ、割と楽観的な物の考え方をしているカイムであった。

「だが、おぬし。学業の方は大丈夫であるのか?」
「相棒に気ぃ使ってくれるのはありがてえがよ、確かにそれは俺も思うぜ?」

 アンヘルとデルフリンガーが口を揃えてこう言うが、当のキュルケは既にそんな事は頭からスッポリと抜け落ちている様である。学院での授業よりも、宝探しに魅力を感じるのは当然の事であろう。
 サイトはサイトで、カイムが意外に乗り気になっているだけに、地図に関しての信憑性を高めていた。それに、元が男の子なのだ。冒険にワクワクを抱くのも、無理からぬ話だ。
 アンヘルは呆れの溜息を吐き、デルフリンガーは「ま、いいか」などと言ってカタカタと鍔元を震わせた。

「まったく。おぬしらはなぁ……」
「アンヘルの姐御、苦労してんね。まぁ、頑張ってくれや」
「気軽に言ってくれる」
「剣は振るわれるだけなんで、気楽なのさ」

 既にして行動予定を立て始めているるキュルケらを置いて、地面に置かれたデルフリンガーとアンヘルは雑談に興じる。

「そうは言っておるが、おぬしも大概あの二人には手を焼いておる様に見えるぞ?」
「まぁね。六千年生きてるけど、あんな凸凹した使い手とその主ってのは、ついぞ見かけなかったもんなぁ」
「我も、一万年という時を経てこの様な気苦労を背負うとは、夢にも思わなんだわ」
「何だかんだで、苦労性の心配性だぁね。俺ら」
「かも知れんな……」

 二人分の溜息遠く、夜空に木霊した。そうしている内にも、宝探しの予定がかっちりと組まれている。
 近日中の出発を決め、今回の所は解散という形になった。

「さて、忙しくなるかな……」

 残ったサイトを懐で寝かしつけながら、アンヘルはぼそりとそう呟いた。

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:28:10 ID:01NCSFI7
長生きコンビがいい味支援

34 :DOD&M:2007/08/19(日) 17:28:19 ID:NGzuAvcX
相変わらず短くてすいません。ここまでです。
あじゅじゅしたー。

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:29:29 ID:LWq780sO
乙&GJ!
長生きしてるよなほんと

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:31:33 ID:de0JxuSA
乙でしたー
年長組は大変だぁね

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:32:01 ID:wQPs5Bh5
乙〜、では35分くらいから投下しますか

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:35:57 ID:wQPs5Bh5
「社長!ついに王室から予算を分捕りましたよ!!」

「そう、よくやってくれたわ。早速今日から見積もりに入ってちょうだい。
わかっていると思うけど技術について公開は最低限に止めるのよ」

「主導権はあくまでわが社に、ですね」

「そういうこと」

一礼して社長室を去っていく社員の後姿を見ながらそっとため息をつく。
あれから十年、あの人のように成功率100%とはいかないけどなんとかここまで来れた。
わたしはゆっくりと彼との出会いを、そして別れを思い出した。



「全く、本当にルイズの使い魔は凄いわね〜。
ゲルマニアだったらもう爵位の一つや二つは軽く買えるわよ」

「うるさいうるさいうるさい!」

キュルケが本気で褒めているのが逆に頭に来る。
確かにあいつは凄い、それは認めよう。
あいつの稼いできた金額は既に相当なものであり、教師も含めてわたしが学院一の資産家になってしまったほどだ。
だが・・・どう考えてもこれは使い魔の仕事じゃない!
キュルケとやり取りしているしている間に、冴えない風体の眼鏡の男が部屋に入ってくる。
どうやらあいつが帰ってきたようだ。
ドサッと音を立てた金貨の詰まった袋が机に置かれた。

「今日の収益です、ルイズさん」

「あら、また随分と稼いできたわね。今度はどんな仕事をしたの?」

「農村を農家の集まりとしてではなく、一個の企業として再編成しただけです」

「よくわからないわね・・・具体的には何をしたの?」

「作物の出来は天候によって左右される為、リスク低下の為に数種類の作物を育てることは常識ですが、
一個人や一家庭が数種類の作物の面倒を同時に見ることは作業効率の低下、熟練度の向上の妨げになります」

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:36:38 ID:TDsT89O+
>>32
>思わぬ所にポンと転がっていた物ばかりである

そういえばそうだねw

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:37:42 ID:wQPs5Bh5
キュルケの質問に答える理由はない筈なのにあいつは律儀に応えてる。
こういう所もむかつく、ツェルプストーの人間なんて無視しろと何時も言っているのに。

「なるほど、そこで農村それ自体を企業化させてしまえば個人個人が一つの作物に集中出来るし、
運悪く天候の問題で担当した作物の出来が悪くても給金は出る、という訳ね」

「最も完全に固定給にすると労働意欲を削ぎ、品質の低下に繋がりますのである程度は担当作物の売り上げも給金に加味させます。
また作物の買い付けに来た商人にも個人としてではなく農村全体として交渉することにより、有利に交渉を進めることが可能です。
競争原理が無くなった業界は直ぐに腐敗し、堕落するものですが競争相手が多すぎると共倒れするものです。
この国における農村程度なら纏まった方が市場は健康になるものですよ」

あいつは何時もこの調子だ。
召喚されてからこの日まで使い魔らしい仕事など一度もしたことがない。
勝手に何処かにでかけては勝手に何かの仕事を見つけてお金を稼いで帰ってくる。

お金は確かに重要なものだ。
しかし金さえ稼いでくれば使い魔の仕事の代わりになっているなどと認めるわけにはいかないわ。
そうあいつに告げても返って来る答えは何時も同じだ。

「私はビジネスマンなのです。ビジネスをすることが私の存在意義である以上、私は存在する限りビジネスをし続けなければならないのです」

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:38:09 ID:TDsT89O+
YSAMAZAKIかな?支援

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:39:10 ID:wQPs5Bh5
あいつをわたしが召喚してからもう数ヶ月がたっている。
そのたった数ヶ月でトリステインは徐々にだが変化していた。
貴族の力が落ちている、というより平民の力が徐々にだが増しているのだ。
その理由は簡単だった。
今まで貴族に頼りきりだったことを少しずつだが平民の手だけでなせるようになってきているのだ。
あいつがコルベール先生や何処かから連れてきた平民達と一緒に開発している「技術」なるものによって。


今まで経験則によってのみ使われていた薬草などに関する知識を整理し、体系化し、余程の重病・重傷でない限り、
水のメイジに頼らずとも治療を行えるようにした。

火の魔法の補助程度にしか扱われてこなかった火薬を様々な秘薬の原料を合わせ改良することにより、
それ単独で火の魔法に匹敵する爆発を起こせるようにした。

またその火薬を元により高温の炎を起こせるようになり、
土のメイジの錬金に匹敵する純度の金属を作り出せるようにした。

タルブの村にあったという『竜の羽衣』を元に『蒸気機関』なるものを作り、
風の魔法なしで多くの物を速く、遠くまで運べるようにした。


今はまだ魔法の方が出来ることも多く、またその『技術』を扱える者も少ない。
だがこの調子でいけばいずれ『魔法以上のことが誰にでも出来る』日が来てしまうかもしれない。
そうなったら・・・メイジは、貴族は、一体どうなってしまうんだろう?
そしてその時、魔法の使えないわたしはどうしたらいいんだろう?

そんな風に悩みだした頃だった、あいつがわたしに『ビジネス』を持ちかけてきたのは。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:40:17 ID:wQPs5Bh5
「馬鹿にして!お前なんかわたしの使い魔じゃない!!
よりにもよってわたしに!魔法成功率ゼロのわたしにあいつの起こす新会社のメイジ代表をやれですって!!?」

「いいえ、少し違います。ルイズさんには「メイジ代表」ではなく、「貴族代表」を務めて欲しいのです。
そして何れは会社全体の代表になって頂きたい」

「うるさいうるさいうるさい!!」

「お取り込み中申し訳ありませんが、そこまでにして私の話を聞いちゃ貰えませんかね?」

突然現れた男はトリステイン貴族の代表として来たそうだ。
なんでもこいつを止めに来たらしい。

「今貴族の間ではあなたの噂でもちきりですよ、ビジネス成功率100%!!
どんな貧乏貴族でも必ず富豪にしてみせる男!!ってね。
しかし仕事をして儲けたお金でやってることが拙い・・・
あなたをこのまま放っておいたら貴族の優位性が失われちゃいそうじゃないですか」

「ナンセンスですなぁ。私達の『技術』が魔法を越えるのが怖いというのなら
魔法の腕と知識を磨き更なる高みを目指せばすむことでしょう」

「やはり説得は無駄ですか・・・ならば成功率100%の伝説はここで終了だ!!
ウインディ・アイシクル!!」

男が隠し持っていた杖ごと腕を振ると同時に氷の矢があいつに殺到する!
そしてそのままあいつの胸を氷の矢が貫く。
わたしはその様を見て腰を抜かし、その場にへたり込んだ。

「全く、魔法も使えない平民の分際で分を超えたことをしようとするからですよ。
あなた一人の存在くらい揉み消せるだけの力が私の主人にはあるのですから・・・
しかしあなたもあなたですよ?ミスヴァリエール」

呆然としていた私だったが話しかけられて男の方を向く。

「自分の使い魔が魔法の、貴族の誇りと優位性を消すようなことをしているのに黙って見ているとは。
それともそうなればいいと思っていたのですかな?魔法の使えないあなたに貴族の誇りなどある筈もありませんからねぇ」

その時わたしは激昂すると同時に叫んでいた。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:42:10 ID:wQPs5Bh5
「ふざけないで!ただ魔法が使えるということだけで保たれるようなものならわたしは貴族の誇りなんていらない!
平民が力をつけているというだけで失われるようなものならわたしは貴族の誇りなんていらない!
誇りは力によって生まれるものじゃない!力によって奪われるものじゃない!
ただ力があるというだけで自尊心を肥大化させてるあんたより、
より良い未来を作ろうとあいつと一緒に頑張っている平民の方がよっぽど輝いてた!
誇りに満ち溢れていた!!」

「貴族として生まれながらそれがわかるあなただからこそ私は私の後をあなたについで欲しいのですよ、ルイズさん」

聞き親しんだ声に振り向くと同時に私は息を飲んだ。
その胸には貫かれた穴が開いたままだった。
そして胸の穴から見えているものは肉体ではなく金属だったのだ!

「あ、あんた・・・その身体は!?」

「かつて一人の男がいました。
彼はどんなビジネスでも成功させることが出来る自分の力を誇りに思いその力を振るい続けた。
しかし彼は死ぬ直前まで気づくことが出来なかったのです。
どんな力を持っているかということよりも、どんな力の使い方をするかということの方が重いということを・・・
彼は悔やみました、もう一度、今度は本当の誇りを持てるビジネスがしたい!と。
そしてその願いは鋼鉄の身体を持つことで適ったのです。
そして男は皮肉なことに・・・最強のビジネスマンとして蘇ったのです!!」

あいつは懐から妙な眼鏡を取り出してかける。
するとあいつの髪が逆立ち身体全体から光を放ちだす!

「マジカル戦闘モード!ヤマザキFOZ!!」

「どうあっても貴族に逆らうか!平民に生まれた運命に抗う愚物がぁ!!」

「何の努力もしない人間に限って”運命”などという言葉を使いたがる。
生まれた時から答えが出ているくらいなら・・・最初から老人として生まれてくればいい!」

「戯言を!もう一度食らえ!!ウインディ・アイシ」

しかし放つ直前にあいつは男の前から消えうせ背後へと移動していた。

「0.0023秒遅い!!」

「な、なにぃ!?」

「名刺スラッシュ!!」

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:43:44 ID:7QpKkY7I
ネタ分からんが支援

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:44:14 ID:wQPs5Bh5
杖を切られて逃げていく男に構わずわたしは彼に、ヤマザキに駆け寄る。
わたしが側によっても彼は倒れたまま起き上がろうとはしなかった。

「どうやら今のが最後の力だったようですね。
最初は貴族の代表からのつもりでしたがこうなっては仕方がない。
私が死んだ後のことの指示はコルベール先生に出してあります。
時期が早まりましたが新会社の社員達のことを頼みましたよ、ルイズさん」

「無理よ!わたしになんか・・・わたしになんかヤマザキの代わりは出来ない!」

「ええ、そうですね。私の代わりは不可能でしょう」

「!」

「しかし私にもあなたの代わりはやはり不可能なのですよ。
そしてあなただけが出来る、トリステインの、ハルケギニアの次代を担う者達の中心に立つことが、
貴族と平民、魔法を使えるものと使えないもの達が協力して作り上げる新世界の中心に立つことが」

「わたし、だけが?」

ヤマザキはゆっくりと頷きながら続ける。

「あなたは貴族として生まれながら魔法が使えない・・・
そのことはあなたにとって屈辱なことなのでしょう。
しかしそのお陰であなたは貴族としての誇りを持ちながら魔法を使えない平民の気持ちも分かる唯一の人間になれたのです。
これは他の誰にも持ち得ないあなただけの『力』です。
どうか・・・その力を正しく・・・使って・・・・・・」

「ヤマザキ!」

「どうやら・・・本当に・・・げんか・・・い・・・」

徐々にヤマザキの声が小さくなっていく。

「気にし・・・いでくだ・・・元から・・・前の・・・界でも・・・限界・・・
ただ・・・もう一・・・家族に・・・会いた・・・・・・」

「!!」

わたしは祈った。
もう二度と魔法が使えなくていい、もうずっとゼロのルイズのままでいい。
召還の魔法なんてあるのかどうか知らない。
だけどお願い、彼の、ヤマザキの最後の願いを叶えて・・・

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:45:03 ID:F1Xx8qPU
イッセー尾形支援wwww

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:45:38 ID:ReYKyZOr
企業戦士ヤマザキかよッ!
またなんともすごいもの召喚するなあ支援

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:46:06 ID:wQPs5Bh5
そうして彼は召喚した時と逆に光る鏡の中に消えた。
その後彼がどうなったかはわからない。
わからないがわたしには何故か確信があった。
わたしの魔法は相変わらず成功率0%なのだがあの時の魔法だけはきっと成功した、と。

彼が消えてからわたしは彼の遺言どおり、彼の作った新会社の社長に就任した。
貴族からは魔法が使えないということで、平民からは貴族だということで、
そして両陣営から若すぎるということで反発を受けたがコルベール先生やシエスタの協力もありなんとかやってこれた。
しかし未だに貴族と平民の対立は激しい、それを融和させるなんてきっと誰にも出来ない難事業だ。
けどあの人が、ヤマザキが何時か言ったわ。

「不可能を可能にする作業を"ビジネス"と呼ぶのですよ」

と。
ならばわたしはそのビジネスを成さなければならない。
それがあの日、ヤマザキに誓った「次代を担う」ことなのだから・・・


BUSINESS FAMILIAR YAMAZAKI 完

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:46:17 ID:buVMRRCV
支援


51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:47:16 ID:H4dOSSen
また懐かしいものを支援w

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:47:51 ID:MUcxlVCg
ビジネスソルジャーすぐる……
GJ!!!

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:48:06 ID:wQPs5Bh5
ゼロの蝶々書かないで何書いてるんだ俺は。

召喚されたらハルケギニアに産業革命を起こせる人物は他の誰よりも山崎が相応しいと思う。
彼ならば次代を担う優秀な人材をゴロゴロ発掘できると信じてる。
なお私に農業・企業に関する知識はないので作中に書いてあることはでたらめにつきツッコミ無用でお願いします。

>>41
まさかこんなに即効でばれるとは思わなかった。
戦闘モード変換まで名前出さないようにしてたのに。

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:48:09 ID:WY/C/hn9
お見事でございます支援

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:48:29 ID:TDsT89O+
面白かったっすー

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:49:15 ID:Cd8lj8PQ

サイト「ルイズと町で飯食べてくから夜飯はいらないから」

シエスタ「……はい、わかりました」

クルクルクル

マルトー「シエスタ、からっぽの鍋掻き混ぜてなにしてるんだ……?」

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:49:44 ID:ImWFi35+
なんてマイナーなネタwww
GJ!

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:50:01 ID:L6Xn7sge
DODの人乙じゅしたー
前の流れが速すぎたせいかここを去ったんじゃないかと不安になる日々だったぜ

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:50:19 ID:de0JxuSA
>56
空鍋…

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:54:12 ID:ygMUdDcF
>>56
いっきに今までの余韻が吹き飛んだ
それはダメだぜタブーだぜ・・・

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:55:09 ID:dpaR0KpD
>>56
死んだ魚のような目をしたシエシエ支援。

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 17:56:01 ID:IOy+YjjD
>>56
アニメなんてありませんよ、神王様や魔王様じゃあるまいし・・・

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:01:07 ID:Cd8lj8PQ
ゼロのSHUFFLE!

続かない

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:06:10 ID:6auG6LnS
>>63
アニメは後半R15だったけど全年齢のPS2版も出てるし大丈夫じゃない?

その前にネタとして成り立たないけどね

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:08:57 ID:AHsBPXsS
>>1000

( ゚д゚ )



66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:09:35 ID:ReYKyZOr
ちょw ルイとらさん……

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:09:44 ID:IOy+YjjD
3章完結!?

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:11:50 ID:wDJN5mig
>>58
人の感覚とはひとたび、ひとたび狂えば二度とは、二度とは

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:11:58 ID:qW+1/LfD
つまりとらがきゅいきゅいとくっついてタイトルが代わるわけですね

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:12:13 ID:AHsBPXsS
>>69
それだ!

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:14:00 ID:V66cc6OC
>>65
こっちみn(ry

( ゚д゚)



( ゚д゚ )


72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:15:57 ID:qW+1/LfD
意表を突いてルイズ死亡&テファがとらを召喚して主役の座に、というのも…、ないな。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:18:31 ID:vcyPEQIi
あれだ、本編でもあったろ。ながれととらとか。

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:19:31 ID:AHsBPXsS
>>71

( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:22:22 ID:EkXce0Ih
次回からはからくりのルイズか

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:23:47 ID:ygMUdDcF
お、落ち着け。こんな時は心を落ち着かせる魔法、素数を数えるんだ・・・

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:24:34 ID:LWq780sO
ひぃ〜ひぃ〜ふぅ〜〜〜〜〜

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:25:55 ID:LlH2aQr7
1、3、5、7、11、13…と。
それはともかくDODの人GJ。

79 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:29:24 ID:R6Eiq6Kj
おっちゃん、開いてる?

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:29:24 ID:K6uewk9x
>>78
1は素数じゃないぞ
2も抜けてるし

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:30:11 ID:LWq780sO
今日は閉店だよーーーー。

なんてことはないからカモン

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:30:21 ID:UvsJtDtn
しょうもないことで1000とっちまって正直すまんかった
まあ、区切りってことで一回完結させるつもりです。 あれ? 日本語がおかしいな

>>79
投下しえすた

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:30:51 ID:LlH2aQr7
しまった、これは奇数だったw

84 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:31:05 ID:R6Eiq6Kj
ほんじゃ33分に投下します。
今回はフーケ戦。

85 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:33:10 ID:R6Eiq6Kj

ミス・ロングビルこと『土くれのフーケ』は潜伏先の小屋で、戦利品と数枚の書類を交互に見やりながら感嘆の溜息を吐いた。

「まさか『火竜の息吹』が銃とはね……『破壊の槍』まで……」

学院の宝物庫より強奪した2つの秘宝、『火竜の息吹』と『破壊の槍』。
オールド・オスマンによって収集され、彼の管轄である学院宝物庫にて厳重に保管されていたこれらのマジックアイテムは、ハルケギニア中の菟集家達が法を犯してでも手に入れたがっている一品である。
無論、実際にはそれがどの様な代物であるかなど、彼等は知りもしない。
野心が為に手に入れようと画策する者など、それこそ皆無だろう。
所詮は『あのオールド・オスマンが危険視するマジックアイテム』という文句に惹かれただけの、金と暇を持て余した貴族連中の道楽なのだ。
実際に使用する為ではなく、自身がそれを手中に収めているという事で得られる満足感、そして他の貴族に対するつまらない優越感を得る為の散財。
そして自分は、そのお零れに与る只の盗賊。

「……ち」

つまらない事を考えた。
フーケは舌打ちをひとつ、2つのマジックアイテム―――――マジックアイテムと思われていた『武器』を手に取り、それらを見詰める。
どちらもそれなりの重量が在る為、チェストの蓋に立て掛けた状態ではあるが。

「……ま、売れない事も無いかね」


86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:34:14 ID:M+9myZr+
>>83
奇数なら9が抜けてる
そして支援

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:34:37 ID:buVMRRCV
支援


88 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:35:09 ID:R6Eiq6Kj

そう呟き、秘宝の異様さに目を細める。
土系統のトライアングルメイジである彼女には、秘法に用いられている数々の技術と素材、その異常性が細部まで理解出来た。



神懸ったまでに正確な造形のライン。
複雑にして、単純な操作で扱える機構。
使い手にこれでもかと馴染む、人体の構造を計算し尽くしたデザイン。
正確に遠方を映し出す、見た事も無い望遠レンズ。
煌びやかな装飾とは無縁の、周囲の場景に潜む事を第一とした配色。
それなりに重いとはいえ、ハルケギニアに存在するどの素材よりも硬く、そして軽い金属。
一部に用いられた、原料すら不明の奇妙な素材。



これが銃だなどと言われて信じる者が、果たしてどれだけ居る事か。
コルベールの資料に記された威力とも併せ、マジックアイテムだと言われた方が余程納得出来る。
そもそもハルケギニア中のメイジを集めたとして、これに用いる弾薬の1つたりとて錬金出来るものか。
まさしく、人の手によって創られた代物ではない。

「……売る前に使っちまうってのも手だねぇ」


89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:36:09 ID:ImWFi35+
支援

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:36:11 ID:M5BSKpB6
ディセプティコン!ディセプティコン!
映画見てきた支援

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:36:40 ID:TDsT89O+
支援

92 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:37:08 ID:R6Eiq6Kj

『火竜の息吹』をチェストへと降ろし、『破壊の槍』を構える。
飛び出した握りと肩当て、そして望遠レンズの組み込まれた照準を除けば、黒塗りの先細りしたデザインは、成程、槍に見えない事も無い。
フーケはコルベールの解析結果に従い、折り畳まれた握りを引き起こし、現れた引き金を引く。
動かない。

「あの先生も迂闊だね」

フーケの白く細い指が、引き金の上、小さな摘みへと伸びる。
コルベールの資料では、動かす事が出来なかったとある、小さな摘み。



「あと一息だったのにさ」





微かな音と共に、摘みが位置を変える。
フーケの耳に聞き覚えの在る律動的な重低音が飛び込んできたのは、それとほぼ同時だった。


93 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:39:00 ID:R6Eiq6Kj





壁を破壊して学院外へと逃亡するゴーレムを目にした時、ルイズ達3人の脳裏を過ぎったのは『土くれのフーケ』という名称だった。
トリステイン中の貴族から希少なマジックアイテムを強奪し、その場に領収の書置きを残すという愉快犯。
巨大なゴーレムを用いての破壊活動の末に目的の品を奪い去る事も在るとの情報から、3人は目前のゴーレムを操る者こそがフーケだと確信した。
ルイズは咄嗟に、ゴーレムの歩みを阻止せよとの命令をブラックアウトに下す。
しかし返された応えは、デルフを通しての拒否だった。
激昂するルイズに、デルフはブラックアウトの真意を伝える。

「あのゴーレムは囮だ。あそこにゃ誰も居ねえ。見てな、そろそろ崩れるぜ」

果たしてその言葉通り、巨大なゴーレムは彼女達の見詰める先で、ぼろぼろと崩れ始めた。
呆然とする彼女達を乗せたまま、崩れ落ちたゴーレムの成れの果ての側へと着地するブラックアウト。
外へと駆け出した彼女達が見付けたのは、土くれの中に埋もれた黒いローブだけだった。


94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:39:05 ID:ygMUdDcF
フーケ逃げてフーケ支援

95 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:42:56 ID:R6Eiq6Kj



その後の展開については、ルイズにとっては青天の霹靂という他無い。
学院長室への呼び出しを受けたルイズは、ミス・ロングビルこそがフーケであった可能性が高い事、彼女が宝物庫に面した中庭の埋め立てに従事していた事を告げられる。
……そして固定化を打ち破ったのがスコルポノックの放った砲弾である可能性が高い事などを一方的に捲し立てられ、責任の所在が彼女1人に在るかの様な言葉を投げ掛けられた。
オールド・オスマン、ミスタ・コルベールが嘆かわしさを隠そうともせずに天を仰ぐ中、教師陣は休む事無くルイズを攻め立てる。
そして遂に、聞くに堪えないといった様子のオスマンが教師陣を怒鳴り付けようとした矢先、ルイズが高らかに宣言したのだ。

「ならば私がフーケを捕らえて御覧に入れますわ」

後はもう止める間も無かった。
慌てて引き止めようとする教師達から、最早視界に収めるのも不快とばかりに視線を逸らし、学院長室を退出。
部屋へと戻り、剣の型のまま自身に備えられた機能を確認していたデルフに現状を説明する。
返事は一言。

「なんつーか……短気だねぇ、娘っ子」

デルフを窓から放り出し、準備を整えてブラックアウトに乗り込むべく中庭へと向かうルイズ。
漸く辿り着いた其処には、またも先客の姿が在った。
キュルケ、タバサ、そしてギーシュの3人である。


96 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:44:59 ID:R6Eiq6Kj

「何で此処に?」

驚いてそう問えば、返ってきたのは三者三様の答え。

「だって面白そうじゃない?」
「気紛れ」
「決闘が原因だというのなら、僕にも責任は在る」

ギーシュの答えに、ルイズは半眼で3人の背後へと声を投げ掛けた。

「デルフ……」

そして案の定、ブラックアウトの下から這い出てきたのは、6つの眼を光らせた亜人にも昆虫の様にも見える異形。
人型となったデルフだった。

「仕方ねーだろ。お前さん1人じゃ、不測の事態が起こった時に対応し切れねーし」
「そうよねぇ」

頬に当たるらしき部位を指で掻きながら告げるデルフに、溜息と共に同意するキュルケ。
実際はブラックアウトの側で己の使い魔と交友を温めていたキュルケが、慌てて走り寄るデルフを問い詰めて事の詳細を吐かせたのだが、そんな事実は微塵も窺わせない。
因みにタバサは、一部始終を見聞きしていたシルフィードからキュルケがフーケ追跡に加わる事を聞き、その手助けをする為に参加。
ギーシュはヴェルダンデを迎えに来た際にキュルケから事の次第を聞き、それならば自身にも無関係ではないと同行を申し出た。
そんなこんなで紆余曲折在ったものの、総勢4人と一振りによるフーケ討伐隊が結成され、ブラックアウトに乗り込んでの出発と相成ったのであるが。

「それでフーケはどっちに行ったのよ」
「あぅ」

追跡は開始早々躓いた。


97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:46:16 ID:6auG6LnS
しえん

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:46:16 ID:F1Xx8qPU
もしかしてワルサーP38ストック&スコープ&サイレンサー付きモデル!?

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:46:25 ID:fGGXSNt4
シエンフォーム

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:46:39 ID:/7aHdr7f
支援する。ディセプティコンに栄光あれ。

101 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:47:11 ID:R6Eiq6Kj
他の3人から注がれる冷やかな視線に縮こまるルイズ。
そんな中、コックピットに篭っていたデルフから4人を呼ぶ声が上がった。

「流石だぜ相棒! 来てみろ娘っ子! フーケの向かった方角が分かったぜ!」

慌てて狭いコックピットへと飛び込めば、ディスプレイに表示されたのはゴーレムを尻目に学院を挟んで反対方向へと駆けてゆく、馬に跨った人物の映像。
どうやらルイズ達がゴーレムに目を奪われていた際に、ブラックアウトが撮影したものらしかった。
鞍の後ろには、括り付けられた2つのチェスト。
鮮明な動く画に一同は驚嘆しつつも、キュルケが宝物庫でこのチェストを見掛けた事が在ると証言した事から、この人物がフーケという事で間違いないとの結論に至る。
後はフーケが向かった方角へと飛びつつ、怪しいと思われる箇所を虱潰しに調べる事を繰り返した。
そして、学院を出立して約40分後。
双月が宙に浮かぶ頃、森の中に佇む小屋の側に映像と同じ馬が繋がれているのを発見したデルフの警告によって、一同は戦闘態勢へと移行した。



「見付けたぜ! フーケの馬だ!」
「何処よ!?」
「あそこだ! あの小屋だよ!」
「小屋なんか見えないぞ?」
「貴方、目が良すぎるのよ!」
「見えた」

喧喧囂囂、見える見えないで彼等が騒いでいると突然、浮遊感と共に衝撃音が彼等を襲った。
何事かと緊張する彼等に、デルフは落ち着いた声で何が起こったかを説明する。


102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:48:13 ID:M5BSKpB6
しえしえ支援。
牧場しぼり美味い。

103 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:49:21 ID:R6Eiq6Kj

「蠍の方を投下したとさ。一先ず奇襲を仕掛けてみるんだと」
「上策」

下を見れば凄まじい土煙が、木々を薙ぎ倒しながら一直線に小屋へと向かって行くのが目に入った。
ブラックアウトは空中で停止、高度を保ちつつ待機する。
そして小屋の周りを周回し始めた土煙を注意深く観察しつつ、ギーシュがある疑問を口にした。

「あの蠍の力は聞いているけど、30メイルもあるゴーレムに太刀打ちできるのかな?」

当然といえば当然の疑問に、ルイズ達の視線がデルフへと注がれる。
デルフは暫く黙り込んでいたが、やがて軽い口調で彼等の不安を一蹴した。

「土のゴーレムじゃあの爪は防げねー。縦しんば錬金で鉄に変えたとして、そうなったらそうなったで砲撃で吹き飛ばしゃ良い」

ブラックアウトから転送されるデータを基に紡がれたその言葉に、納得と同時に安堵の息を吐く一同。
それとほぼ同時、視線の先で小屋が紙細工の様に吹き飛んだ。



「な……ちょっと! 小屋ごと吹き飛ばしてどうすんのよ!」
「は、『破壊の槍』……! どどどどうするんだね!?」
「馬鹿、落ち着け! 相棒達は何もしてねえよ!」
「……来る」


104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:49:50 ID:M5BSKpB6
来るぜえEEEEEEEEEEE!?
支援

105 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:50:59 ID:R6Eiq6Kj

内側から弾け飛んだ小屋の中から、馬を巻き込みつつ巨大な土人形が立ち上がる。
徐々に密度を増す土砂に身体を押し潰され、聴くに堪えない悲鳴と共に馬が絶命する頃、スコルポノックが砲撃を開始した。
幾筋もの白煙を引き、6発の砲弾が構築途上のゴーレムに襲い掛かる。
次の瞬間には閃光が走り、轟音が周囲を埋め尽くした。

「やった……!」
「いや、まだだ」

歓声を上げるルイズに、ギーシュから否定の声が飛ぶ。
見ればゴーレムは右腕を失い、更に5箇所に渡って胴体を大きく抉られていたが、瞬く間にそれらの損傷を修復してしまったではないか。
驚愕するルイズとキュルケに、ギーシュが苦々しい表情で説明する。

「周囲の土を取り込んでる。あれなら幾ら損傷を受けようと短時間で修復が可能だし、錬金に使う精神力を温存出来る」
「後は攻撃の瞬間だけ、手足を錬金すれば良い。打撃力は確保出来る」

更に続けられたタバサの言葉に、2人はいよいよ色を失う。
吹き飛ばす端から再生されたのでは、勝敗は見えているではないか。

「どうするの? このままじゃスコルポノックが……」
「助けに行かないと!」

援護するべきと訴える2人。
しかしデルフは、心配無用とばかりにその案を却下した。

「いいから見てろ、ほら」


106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:52:35 ID:PRKJJxK+
支援

107 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:53:30 ID:R6Eiq6Kj

再びの爆音に彼女達が振り返った時、土のゴーレムは脚の殆どを吹き飛ばされ、更にスコルポノック自体の突撃を受けて倒壊する寸前だった。
何とか再生が間に合い踏み止まったものの、今度は背後から脚の付け根を抉られ遂に膝を付く。
ゴーレムも黙って攻撃を受けている訳ではなく、鉄に錬金した拳を振り回して応戦してはいた。
しかし、地中から現れては攻撃を加え、再び地中に消えるという一撃離脱を繰り返すスコルポノックを捉えるには至らない
それどころか、つい数秒前まで敵の居た地点を殴り付けた腕が、逆に抉り飛ばされるといった有様だった。
その様子を目にし、ルイズとキュルケ、ギーシュの目が驚愕に見開かれる。

「追い詰めてる……フーケのゴーレムを……」
「再生……してるわよね? ならどうして」
「だから言ったろ? 見てろって」

何処か得意げに言うデルフに、全員の視線が集まる。
しかし彼が解説を始めようとすると、それより早くタバサの声が割り込んだ。

「幾ら消費が少なくても、再生の度に精神力は減る。再生する端から消し飛ばせば、いずれフーケの精神力は尽きる」

その言葉通り、絶え間無く襲い掛かる砲撃と回転する爪を用いた突撃に、ゴーレムの再生速度は徐々に追い付かなくなっていた。
膝を付いたまま立ち上がる事も出来ないゴーレムの姿に、誰もが決着が近いと考える。

「ブラックアウト、ゴーレムだけを無力化して。フーケは生かしたまま捕らえるのよ」


108 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:55:03 ID:R6Eiq6Kj

咄嗟に放たれた言葉と同時、ゴーレムの正面約20メイルにスコルポノックが姿を現した。
今までの様に一撃離脱を仕掛ける訳でもなく、爪を鳴らしてゴーレムへと向き直り、徐々にその回転を速めてゆく。
どうやら次の砲撃で片を着けるつもりらしい。

「フーケは?」
「近くに居るんじゃない? ゴーレムが倒れた後にゆっくり探しましょ」

既に勝負は決したと、フーケ捕獲の段取りを話し合うルイズ達。
その時、デルフが叫んだ。

「居たぞ、フーケだ!」

一斉にデルフの指す方向を向く4人。
其処には、ゴーレムの肩に立つローブ姿の人影が在った。

「ちょ……何であんな所に!」
「不味いぞ、あそこでは直撃を受ける!」
「ブラックアウト! 攻撃を中止しなさい!」

その命令に一瞬、ほんの一瞬だがスコルポノックの動きが停止する。
そして次の瞬間―――――





スコルポノックの右腕、3本の爪が根本から弾け飛んだ。


109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:55:56 ID:PRKJJxK+
支援

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:56:38 ID:ygMUdDcF
抵抗せずにスコルポノックに捕まってたほうが幸せだったのに・・・支援

111 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:57:00 ID:R6Eiq6Kj





「……え?」

突然の事に呆然とそれを見詰めるルイズ達の目前で、直前に発射された6発の砲弾があらぬ方向へと飛び、爆発して木々を吹き飛ばす。
4人が攻撃されたという事実に思い至るより早く、今度は背中の装甲が弾け飛んだ。
反射的にフーケを見れば、その手には奇妙な物体が握られている。
そして、その物体の先端部から僅かに火花を吐き出すと、三度スコルポノックの装甲が弾けた。
ブラックアウトの機内からそれらを目撃した4人は、フーケの用いた圧倒的な破壊力の攻撃に息を呑む。

「マジック……アイテム?」
「何言ってんの、あれ『火竜の息吹』よ! 宝物庫で見た事在るもの!」
「おめーこそ何馬鹿な事言ってんだ! ありゃ銃だ!」

金属的な絶叫と共に地中への逃亡を図るスコルポノック。
しかしそれより早く、再生を終えたゴーレムの蹴りが鋼鉄の蠍を捉える。
だが同時に、スコルポノックの左腕から放たれた、3発の砲弾がゴーレムに直撃した。
直後、大質量の金属同士が衝突する、凄まじい轟音が周囲一帯に響き渡る。
ゴーレムとスコルポノック、両者の破片が数十メイルの範囲に飛び散り、鋼鉄の蠍は木々を薙ぎ倒しつつ森の奥へと吹き飛ばされ、土くれの巨人は再び膝を付いた。


112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:58:04 ID:PRKJJxK+
支援

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 18:58:47 ID:5ad5j4CW
スコルポノックウウウ

114 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 18:59:00 ID:R6Eiq6Kj

「あ、相打ち……?」
「行こう! 今ならフーケを捕らえられる!」
「駄目。『火竜の息吹』が在る」

参戦するべきか否かと議論を交わしている間にも、森の中からゴーレムへと砲弾が襲い掛かる。
幾度かゴーレムへの直撃を受けつつも、フーケは『火竜の息吹』を3発、森へと向かって射ち込んだ。
スコルポノックの砲弾ほどではないものの、強烈な爆発が3度、連続して木々を吹き飛ばす。
その瞬間、ブラックアウトが猛然と前進を開始した。
シートへと押し付けられ何事かと慌てるルイズ達に、デルフは叫ぶ。

「フーケの銃は弾切れだ! 相棒が出来る限り近付くから、擦れ違い様に魔法を叩き込んでやれ!」

その言葉に、4人は弾かれる様に各自の攻撃地点を確保した。
ルイズとギーシュはコックピット右側面の窓から、キュルケとタバサはカーゴルームの銃座から杖を構える。
彼等の視線の先でフーケは、弾切れになった『火竜の息吹』を力無くゴーレムの肩に置き、その頭に凭れ掛かっていた。
精神力を使い果たしたのかもしれない。

「いいか! 俺が合図したら一斉に、いいか一斉にだぞ! おめーらのとっておきをぶち込んでやれ!」


115 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 19:01:00 ID:R6Eiq6Kj

デルフの声に頷きを返し、ルイズは錬金を、ギーシュはその為の花弁を、キュルケはフレイム・ボールを、タバサはウィンディ・アイシクルを放つべく、各々の詠唱へと入る。
そしてブラックアウトが高度を落としゴーレムの右隣を擦り抜ける軌道で突入、月明かりの中でもローブから覗く白い手が視認出来るまでに近付いた頃。
幽鬼の様な動作で、ゴーレムの頭からフーケが身を起こした。
だが奇妙な事にその左腕は、半ばゴーレムの頭に沈む様に添えられたまま。
無防備にも全身を晒し、突入してくるブラックアウトを受け止めるかの様に佇む。
諦めたのか、と訝しむ一同。
その眼前で、フーケの左腕がゴーレムから引き抜かれる。





その手には、黒塗りの槍の様な物が握られていた。





「っ! 掴まれぇぇぇッ!」

デルフの絶叫と同時、ブラックアウトが右側面を晒しながら回避行動に移る。
それは明らかに構造的弱点を庇おうとする動きだったが、それが有効足り得るには、既に対象との距離が近付き過ぎていた。
フーケの指が引き起こされた握りの上、小さな摘みを弾く。

「悪いわね、鋼鉄の使い魔さん」

側面を晒し、巨大な的となったブラックアウトへと照準。

「貴方にも興味は在るんだけど……」

小さな窓から此方を覗き、驚愕に顔を引き攣らせる少年少女。

「帰す訳にはいかないのよ」

ゴーレムの肩から伸びた土の台が背に触れた事を確認し、引き金を―――――





「墜ちなさいな」



引いた。


116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:01:02 ID:PRKJJxK+
支援

117 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 19:03:00 ID:R6Eiq6Kj



フーケにとって幸運だったのは、彼女の観察眼が常人離れした鋭さであった事。
もし背後に築き上げた物が土の壁であったら、幾ら最小限に抑えられているとはいえ、射出されたカウンターマスによる被害を受けていた事だろう。
しかし彼女は、『破壊の槍』が銃に属する武器であると理解した瞬間から筒状の構造に着目し、内部を何かが通過する事を予想していた。
よって『破壊の槍』後方を塞ぐ事を避け、自身の身体のみを支える台を作り出したのである。

ブラックアウトにとっての災いは、フーケが異様なまでに用心深かった事。
彼女は『破壊の槍』を使用するに当たって、気付いた事は全て実行していた。
その中に『弾体先端の信管(プローブ)を伸長させる』という作業が含まれていたのは、正しくブラックアウトにとっての災い、フーケにとっての幸運としか言い様が無い。
HEAT(対戦車榴弾)、成型炸薬弾頭としての機能を呼び起こされた弾体は、ブラックアウトの全面を薄く覆う防御フィールドを容易く突破、本体を損傷へと至らしめるに十分過ぎる威力を持っていた。

そして、遂に。





現時点に於いてブラックアウトを撃墜し得る、このハルケギニアで最も高い可能性を持つ兵器、『破壊の槍』。
正式名称―――――『Panzerfaust 3』。
6000年に及ぶ殺し合いの果てに生み出された、血と科学によって磨かれた力無き者達の狂気が、その牙を剥いた。


118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:04:10 ID:kqUDihSt
ど、どうなるんだ?支援

119 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 19:07:01 ID:R6Eiq6Kj
投下終了。

ルイズが召喚したのは長身の青年。
翌日、ルイズは部屋から出られなくなった。
ドアには鎖が掛けられ、窓は割れない。
そして5日目、キュルケの部屋との境である壁に穴が空く……

って短編を書こうとしたけど、欝になるんでやめた。
タバサときゅいきゅいがヴィクティム7&8って設定だったし。

続きはまた明後日。

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:08:55 ID:fFfQNfzx
GJです。


>そして5日目、キュルケの部屋との境である壁に穴が空く……

なんだっけコレ……思い出せない。

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:09:48 ID:PRKJJxK+
投下乙です。鬼の引きですねw

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:12:12 ID:IOy+YjjD
サイレントヒル4?

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:15:20 ID:/7aHdr7f
サイレンと昼の何かだな。

124 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/19(日) 19:18:29 ID:V66cc6OC
どうも、自重したドラ魔です
今回はドラ魔じゃないけど投下いいっすか?

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:19:53 ID:1RyTVRjO
かもーん

126 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/19(日) 19:21:56 ID:V66cc6OC
ほんだば投下するぜい

『初めまして…はちょっと変だろうから
 こんにちは、ルイズ』

フーケとの事件のあと、しばらく行方を眩ませていた自分の使い魔が連れてきたゴーレムの様な物のコックピットで
ルイズが最初に聞いたのは、正面から左に設置された、テレビモニターからの声だった

「…誰よ貴女」
モニターに映ったのは女性だった
歳は二十歳ほどだろうか。ルイズと同じ桃色の髪
そして彼女をやや大人びた雰囲気にしたような顔つき
一瞬、自分の下の姉かとも思ったルイズだが、自分のまったく知らない人物であるとわかると
一言、そう問いかける

『貴女がこれを見ているということは、「土くれ」のフーケに奪われた「破壊の杖」を取り戻しに行くところね』
だが、その問いかけに答えず、彼女はルイズに言葉を発するのみ
当然といえば当然だろう。彼女は遠くからルイズとモニターを通して通話しているのではなく
ルイズの使い魔に記憶された「情報」でしかないのだから
しかし、そんなことは知らないルイズは無視されたと思い、ムッとした表情になる

『びっくりすることもあるかもしれないけど、それでも諦めず、がんばってね
 あと私が言えるのはたった一言』
そんなルイズにはお構い無しにそう言って、笑顔でウインクしながら言葉を紡ぐ

             『「F・I・D」よ』

それは幼いころ、親友であり、自分の国の姫でもある人物と作った、言葉遊び
自分達しか知らない、それ以外は知りえないはずの、合言葉
だからこそ解る。自分には解る。これがそういう意味だと

127 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/19(日) 19:25:51 ID:V66cc6OC

「『ファイト』…『一発』………『ドンと行け』…?」

先ほどまでの苛立ちも忘れ、一瞬、あっけに取られるルイズだが、すぐに我に返り

「ちょ、ちょっと待って!貴女は一体…」
誰なのか、と聞こうとする前に、パッ、とモニターの彼女は消え
かわりに闇のような黒が画面を覆いつくす
しばらく呆然と画面を眺めたあと、自分の使い魔に目を向ける
思えば「彼」も召喚したときと比べて随分大きくなった。と、言っても二周りほどなのだが
野球ボールほどの大きさからそこまで大きくなれば、「随分」と言っても大げさではないだろう
後から「彼」に聞いたことだが、彼はフーケが「破壊の杖」を盗んだ際にできた宝物庫の壁の小さな穴から侵入し
中にあった「電化製品」の部品を使い、自らの体を改造していたらしい

…もっとも、そうして体を大きくしたせいで、入ってきたはずの穴から出られなくなってしまい
今ルイズが乗っているゴーレムの様な物(これも「彼」が作り上げたらしい)を使い、壁を破壊することでやっと出られたのだが
無論の事ながら、壁の修理費はルイズに請求されたが、別段、それほど高くなかったので、彼女は余り気にしていなかった

「『がんばれ』…だって」
『ガンバロウ!』
事も無げに言葉を返す自分の使い魔に、ルイズは思わず苦笑した

――そう、『がんばら』なくては。自分が「ゼロ」ではないことを皆に思い知らせてやるのだ

そう思うと、目の前の景色の写るモニターを睨みつける

「――行くわよ、『テトラ』!!」
『GO!』

――ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール『ガンゲリオン』出撃――



128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:27:55 ID:1RyTVRjO
テラジュブナイルwww

129 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/19(日) 19:32:13 ID:V66cc6OC
以上です
映画「ジュブナイル」よりテトラ召喚でした



…さて、ドラ魔本編も進めないと

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:48:49 ID:M5BSKpB6
>>129
おつおつです。

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 19:52:02 ID:ygMUdDcF
そっちの連載も読みてえww

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:23:03 ID:RHsl3GdM
>>122
なんかホラーなんだっけ?

133 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/19(日) 20:26:15 ID:V66cc6OC
あ、名前のほうは「ゼロナイル」で

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:35:35 ID:z/gaedDG
YAMAZAKIはネクタイィィィィィィブレードォォォォォォォォォォォォォォが好きだったな。

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:39:26 ID:W5fzJuEo
サイレントヒルシリーズはUFOエンドが印象強すぎてギャグとしか思えなくなってしまった


136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:41:13 ID:AHsBPXsS

「か、鏡のようなものがやって来ました!まっすぐこちらに飛んできます!」
「たいへん!たいへん!どうしよぉ!」
「こんなところで召喚されたくないだスよ!」
「メタナイトさま、いかがいたしましょう?」
「甲板付近のものはファーストキス準備!他のものは二人の恋のヒストリーにそなえよ!」



137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:45:03 ID:AHsBPXsS
「ルイズが、ロケットバルブに進入!」
「ヘビーロブスターを契約させろぉ!急げぃ!」

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:46:07 ID:L7hfOnET
ハルバードとキスするのか、メタナイト卿の仮面にか、あるいは青い中身か
ピンクの悪魔じゃ吸い込まれるかも・・・いや、64だと普通にキスしてたから大丈夫か?

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:46:50 ID:AHsBPXsS
「ノズルの後ろで、ルイズが契約しようとしてるだス!」
「離陸を強行するぞ!ルイズを吹き飛ばせ!」
「OK!メインエンジン点火!」
「今だ!テイクオフ!」

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:46:50 ID:gSuvBJGZ
>>136-137
テラナツカシスwwww


141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:48:02 ID:AHsBPXsS
「ルイズは王宮まで飛ばされたようです」
「ぷぅ。ヤバかっただス」
「この空中戦艦『ハルバード』で、ハルケギニアは制圧されるのだ!」
「まずはこてしらべだ。目標、アルビオン大陸!」

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:48:51 ID:RHsl3GdM
しかし、敵は機動要塞アルビオンだった。

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:49:56 ID:AHsBPXsS
「レコン・キスタが飛んできます!」
「主砲準備、オッケーだス。1発いってみるだスか??」
「よし、ドカーンといけ!ドッカーンと!!」

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:51:17 ID:AHsBPXsS
「レコン・キスタ撃退!タルブの村に落ちたようです」
「よしっ。今度こそ邪魔できまい」
「そーかなー?」

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:52:10 ID:2EBsOthh
> ID:AHsBPXsS
まとめて書いたらどうだい

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:52:57 ID:AHsBPXsS



「シルフィードを撃墜しました!」
「でも!でも!ルイズ達が甲板にいるだスぅ!」
「おちつけ。冷静に対処すればいいのだ」
「ものどもであえぃ!ルイズをけちらせっ!」



「そこまでだ!ルイズ!」
「メタ・ナイツの力を思い知るがいいっ!」
「ファイトっ!」

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:57:58 ID:AHsBPXsS
「ルイズは甲板に出ようとしているだスね」
「では、そばにある主砲の前にごあんないしろ」



「ルイズは現在、2連主砲に近づきつつあります」
「これでまっくろこげだな。がはははははははっ!」
「あははははははっ!」
「がはははがはははっ!がはははがははっ!ふぅ」



「主砲がバラバラだス!使いもんにならないだス!」
「なんだとぉ!?そ、そんなバカなっ!!」



もうやめておく

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 20:59:16 ID:1/sMruQE
ピンクの悪魔=ルイズ

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:01:45 ID:gSuvBJGZ
上の見てたらなんだかカービィのクロスが書きたくなったなぁ
ちょっと小ネタ書いてみようかな

150 :DOD&M:2007/08/19(日) 21:05:37 ID:NGzuAvcX
今日二回目でアレですが、投下予約ないなら投下しまふ。

151 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/19(日) 21:06:32 ID:R6Eiq6Kj
支援。
アンヘル和むよアンヘル。

152 :DOD&M:2007/08/19(日) 21:09:00 ID:NGzuAvcX
んじゃま、行きますー。


 とある打ち捨てられた開拓村に、キュルケ達の姿はあった。
 それぞれが自身の得物を手に、目の前にいる亜人の元へと向けている。
 敵はオーク鬼である。二メイルを越える巨体と、獣の皮を剥いだ物を身に纏う彼等は、醜く太った身体をいからせ、こちらを向いていた。餌である人間が目の前にいるのだ。新鮮そうな獲物を前に、ぶひぶひと鼻を鳴らして舌なめずりをしている。
 その数、目に見える範囲では五体が確認出来る。近隣で聞いた話によると、実に十数匹はいるらしい。どこかに潜んでいるのだろう。

「まったく、見るもおぞましいって奴だわ」

 不快そうに顔をしかめて、キュルケは呪文を詠唱し、杖を振った。炎を二乗させた魔法が杖の先から巨大な炎の塊、『フレイム・ボール』がオーク鬼めがけて放たれる。
 見た目によらぬ敏捷な動きをするオーク鬼であるが、追尾してくる炎の塊を避け切る事は敵わず、口内に飛び込んだそれに頭を焼かれて絶命した。
 肉の焼ける臭いが一帯に広がった。
 アンヘルの背に乗り、上空からその様子を眺めていたシエスタは、「ひっ」と小さい悲鳴を漏らして身体を震わせている。

「あまり見ぬ方がよかろう。おぬしには刺激が強いのかもな」
「い、いえ、サイトさんやカイムさんが危ない目に遭うかも知れないのに、目を逸らしてなんてられません」

 宝探しに同行しようとした理由が、言葉通りの彼女である。アンヘルの背から身を乗り出す様にして交戦を眺めるシエスタに、最近お決まりのパターンになりつつある溜息を吐く。ある意味でこの旅のきっかけを作った人間が同行しているのは、ちょっとした皮肉の様でもあった。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:09:41 ID:AHsBPXsS
ちゃんとしたの書きつつ支援

154 :DOD&M:2007/08/19(日) 21:11:04 ID:NGzuAvcX
 カイムに向ける好意は、どちらかと言えば兄に向けるそれで、サイトに向けているのは、間違いなく男性として意識したものである。どちらにも目が離せないと言うのはわかるが、行動力があり過ぎであろう、アンヘルはそんな風に考えた。
 眼下では、タバサの『ウィンディ・アイシクル』が、二体目のオーク鬼を串刺しにしている。

「カイム達の出番よ!」
「おうっ!」
「…………!」

 初弾を撃ち終えたキュルケとタバサ。彼女らはそのまま後ろに下がり、次の呪文の為に準備の期間にかかる。強力な魔法は続けざまには使えないのだ。
 入れ替わりに飛び出した二人が、残るオーク鬼三体に斬りかかった。
 仲間の死に動揺はしたものの、意識の切り替えは早いオーク鬼達だ。人間相手に長く戦い続けていれば、セオリーと言う物を理解するのである。見るに、メイジの魔法の為の時間稼ぎをしようと言う魂胆であろうと見切りを付け、ふごっと鼻を鳴らした。

 ――人間の戦士如きが舐めるなよ、と。

 棍棒の一振りで蹴散らしてくれると考えたオーク鬼は、その行為の途中、意識を断絶させた。

「カイムとやるより遥かにマシだな、こりゃ」
「…………」

 デルフリンガーを一振りして、刀身に付いた血脂を払いながら言うサイト。
 カイムは胴と首とが生き別れにされた、三体のオーク鬼の死体を眼下に、つまらなさそうに鼻を鳴らした。
 神速の斬撃であったと言えよう。すれ違い様に一閃。それで二体が倒れ、振り向き様に事態の認識すら出来ず、呆然と佇むオーク鬼の胴をサイトが薙ぎ、おまけとばかりにカイムがその首を刎ねた。その間実にコンマ秒の世界である。

「流石に凄いわねぇ、二人とも」
「まぁ、相棒はカイムの旦那が鍛えてくれてるのが効いてるなぁ」

 戻ってきた二人に、キュルケが声を掛ける。真っ先に反応したのはデルフリンガーであった。どうも使い手の成長が嬉しいと言った具合である。声がいつもよりも弾んでいた。
 人を食い殺す魔物とは言え、生き物を手にかけたサイトは、少しばかり浮かない顔をしている。

「ぼさっとしておる場合では無さそうだぞ?」

 上空から、アンヘルの声がかけられた。目の前にある古ぼけた寺院から、怒涛の如き勢いで十体のオーク鬼が駆け出して来るのが見て取れる。
 その光景に、タバサとカイムを除く者の顔が青ざめた。
 上空にいるアンヘルは、「ほう」と感心した様な息を漏らしている。背中のシエスタは言わずもがな、おぞましいオーク鬼が大量に駆けるのを見て、表情を歪めた。それでも目を逸らさぬ姿に、アンヘルは「大した娘だな」と心中で呟く。


155 :DOD&M:2007/08/19(日) 21:13:01 ID:NGzuAvcX

「ぶぎぃっ! ふごぉ! んぐぃ!」

 嗅覚の鋭敏なオーク鬼は、若い人間の臭いを嗅いで興奮したのだろう。棍棒を振り上げながら突進してくる様は、さながらスタンピードと言った所か。
 カイムはふん、と鼻を鳴らし、目にかかった髪の毛を頭を振って払った。これは彼の癖の一つである。
 何のことは無い。百からなる魔物の軍勢を相手どった事のあるカイムからしたら、その程度の意識である。
 多数を相手にするのに特化した鉄塊を携え、後方にオーク鬼が流れ込まぬ様、カイムも駆け出した。少し遅れてサイトもそれに続く。

「…………!」

 そこから先は一方的であった。
 魔法の援護と、ツートップのサイトとカイムの働きにより、一分程でオーク鬼の群れは全滅と相成った。オーク鬼からすれば、相手が悪かったとしか言いようが無いだろう。

「す、凄い。凶暴なオーク鬼があんなに簡単にやっつけられるなんて」
「当然であろう。あの二人に敵う者などそうはいるまい。人であろうと魔物であろうとな」
「アンヘルお姉さまが言うと説得力があるのだわ……あの子も成長してるのかしら。きゅい」
「カイムは飲み込みが早いと言っておったなぁ」

 地上に降下しながら、アンヘルはシエスタと隣に並ぶシルフィードに答えた。
 アンヘルから降りるや否や、シエスタは飛び出す様にしてサイトの元へと向かう。

「サイトさん! 怪我は無いですか!? カイムさんも!」

 恐る恐るオーク鬼の死体に目をやってから、二人に声を掛ける。
 見た所、彼等に怪我らしき物も無く、安堵の溜息を吐いてシエスタは胸を撫で下ろした。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:13:07 ID:buVMRRCV
支援


157 :DOD&M:2007/08/19(日) 21:14:40 ID:NGzuAvcX
 生き物を殺す感覚には慣れないサイトではあったが、カイムとの剣の稽古を通じて実戦の空気には多少覚えがあった為、今では落ち着いた物である。
 カイムはカイムで、殺しの快感に酔いしれる事も無く、触れれば切れる様な雰囲気を撒き散らす事も無い。
 お互いに高めあっているな、とアンヘルはまるで自分の子供を見る様な目で彼等を見た。

「さてさて、労をねぎらうのも程ほどに、本命のお宝探しと行きましょうか」

 そんな中、場のまとめをしながら、地図を広げてキュルケが言った。
 そう、目の前にある寺院にお目当てのお宝があると言う話だったのである。
 だがしかし、ここでサイトはとある事に気が付いた。肝心のお宝の内容を知らされていないという事に。

「ところで、今回のそのお宝ってのは何なんだ?」
「ふふーん、よくぞ聞いてくれたわね」

 サイトの言葉に大きな胸を張って答えるキュルケは、伝聞によって得た知識を語って聞かせた。どうやら世にも珍しい、光り輝く様な美しい剣だと言う。

「変わった名前なのよ。……確か、月光と闇、って言う」
「…………?」

 聞き覚えのある名にカイムは目を見開いた。

158 :DOD&M:2007/08/19(日) 21:16:07 ID:NGzuAvcX
相変わらずの短さでごめんなさい。今回はここまでです。
あじゅじゅしたー。

159 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/19(日) 21:17:44 ID:V66cc6OC
乙じゅしたー

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:17:51 ID:Qfn3Fn0q
乙!!

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:19:47 ID:AHsBPXsS
>>158
あじゅじゅしたー

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:21:00 ID:bpfjcM03
月光と闇ってーとあれか。
乙。

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:25:03 ID:M5BSKpB6
>>158
あじゃすたー。

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:27:06 ID:LWq780sO
乙じゅー。



165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:27:06 ID:j5sKNMvF
あじゅじゅしたー

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:40:33 ID:eBTeJswl
乙。
月光と闇か、愛用してたな
それはそうとDODは剣のストーリーがよかった印象。

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:42:08 ID:hc7+JK8O
オーク鬼の台詞が何かエロいw

168 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 21:58:06 ID:ZZ6BKBTV
予約ないようなので投下しまー

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 21:58:58 ID:LWq780sO
かむん!

170 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 22:00:34 ID:ZZ6BKBTV
「うおっ!」
 一言で言うなら、それは凄かったに限る。
 当麻達と少し離れた水面が突如輝きだし、生き物がいるかのように水という固体がごにょごにょと動き出す。
 のち、風船のようにプクッと膨れ上がり、様々な形に変化していく。当麻は、アメーバみたいなのを思い出した。水が輝きながらぐにょぐにょと動く姿は、何か気持ち悪い。
 当麻が呆然と見ている間に、モンモランシーのカエルがぴょこんと地上に上がった。そのまま跳ね続け、主の元へと向かう。
 モンモランシーは、それを迎えるかのようにしゃがみ込み、両手を前に差し出す。そこに乗っかったカエルは、自分の活躍を褒めてほしいと、ゲコッと鳴く。
「ありがと、きちんと連れてきたのね」
 モンモランシーは、あまり見せることのないとびっきりの笑みを浮かべて、カエルの頭を撫でる。
 ギーシュが何やら叫んでいるが、誰も気にかけない。
 モンモランシーは、カエルを手に乗せたまま立ち上がり、水の精霊に話しかけた。
「わたしはモンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。水の使い手で旧き盟約の一員の家系よ。もしわたしの血を覚えていたら、わたしたちにわかるやりかたと言葉で返事をしてちょうだい」
 凜とした口調で喋るその姿は、なにやら貫禄が見える。
 水の精霊は返答の代わりに、再び形状がぐねぐねと変わっていく。誰かが粘土をこねっているような錯覚を覚えながら、それは当麻達にもわかるような形へとなった。
 その姿に、モンモランシーはやや頬を赤く染め、ギーシュと当麻は目を丸くする。
 それは、紛れも無いモンモランシーの姿そのものであった。違う点をあげるとしたら、体が一回り大きい上に服を着ていない。
 ある程度予測していたとは言え、実際目の当たりにしたら、一言も発せないとはこの事を言うのだろう。
 無表情だった水の精霊――もといモンモランシーは笑みの表情へと変える。次に怒り、次に泣き、次に呆れ……人間が持つ感情を全て表情に浮かべていく。なるほど、これがこちらにわかるやり方なのだろう。
 それは美しいに限った。モンモランシー自身がもともとかなりの美人であったがゆえに、その効果は倍である。
 ようやく一巡したのか、再び無表情へと変わった水の精霊は、モンモランシーが最初に質問した内容に答えた。
「覚えている。単なる者よ。貴様の体を流れる液体を、我は覚える。貴様と最後に会ってから、月が五十二回交差した」

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:01:51 ID:buVMRRCV
支援

172 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 22:01:52 ID:ZZ6BKBTV
「よかった。水の精霊よ。お願いがあるの。あつかましいとは思うけどあなたの一部をわけて欲しいの」
 水の精霊は口を開いていない。なのに当麻達の耳の中に入っている。いや、耳の中にというより、脳の中に直接話しかけているような感覚であった。
(ん、一部……?)
 不思議であった。精霊の涙というのは、文字通り精霊が流す涙ではないのだろうか?
 当麻は、疑問を解消すべく、モンモランシーの肩をつついた。
「なあ、体の一部ってどういうことなんだ?」
「あのね……涙といっても水の精霊が流すわけないじゃない。涙ってのは比喩表現で、体の一部をさすのよ」
「ふーん……そりゃずいぶん物騒なことをするな」
「だから滅多に手に入らないのよ。街の闇屋に仕入れている連中は、どんな手を使って手に入れてるのかまったく想像もつかないわ」
 どこでも闇屋は酷いんだなー、と人事のように当麻は話す。
 すると、無表情であった水の精霊が笑みへと変わった。
「お、どうやら大丈夫なんじゃね?」
「断る。単なる者よ」
「そりゃそうよね。残念でしたー。さ、帰りましょ」
 何の躊躇いもなく諦めるモンモランシーに、当麻はずっこける。
「何さ、何だ、何ですか三段活用! んな早く諦めちゃったら攻略不可能になっちゃいますよ! つかテメエも笑いながら断るな! 悪意が感じられるぞッ!」
「ちょっとやめなさいよ! 怒らせたらどーすんのよ?」
 当麻の行動にモンモランシーは止めようとするが、当麻はそれをはねのける。
 ここで断るのはまあ予測はできていた。世の中ギブアンドテイクである。こちらが何かしなければならないのだ。
 そしてこういった場合、向こうも何かしてほしいと感じているのが多々ある。
「あー、水の精霊さんよ。何か困ってることあんだろ? そいつを俺らが解決したらあんたの涙を貰うってのはどうだ?」
 当麻はその事実を知っている。あくまでも漫画やゲームの話だが、魔法があるんだからおそらくは……。
 と、水の精霊が再び様々な表情を浮かべている。どうやらこれが悩んでいる状態であるのだろう。
「ねえ、なんで悩みがあるなんて知っているの?」
 モンモランシーもまた、なぜ当麻が知っているのか小声で問う。
「いや、ま見てなさい。そういう風にできちゃってるんですよ」
 ?マークを頭に浮かべるかのようにモンモランシーは首を傾げる。当然のようだが、理解できていない様子だ。

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:03:50 ID:buVMRRCV
支援

174 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 22:05:00 ID:ZZ6BKBTV
 すると、再び水の精霊が語りだした。
「いいだろう、単なる者よ。我に仇なす貴様らの同胞を退治してみせよ」
「退治、か?」
「さよう。我は今、水を増やすことで精一杯で、襲撃者の対処にまで手が回らぬ。そのものどもを退治すれば、望みどおり我の一部を渡してやろう」
「いやーよ。わたし、ケンカなんて」
「んなこと言うな……。つかお前そのまま帰っちゃったら女王陛下に報告しちゃいますよ」
 嫌がるモンモランシーを、当麻は半ば強制的に頷かせる。
「わかったわよ! 勝手にしなさいよ!」
 いや、もともとあんたのせいでしょーが、と当麻は突っ込んだ。


 水の精霊が言うには、夜中襲撃者が来るらしい。そして、魔法を使い、精霊が住む湖底の奥深くまでたどり着き、襲うのだと言う。
 三人は、ばったりその襲撃者と戦うつもりはない。奇襲を仕掛けて出来るかぎり事を安全にかつ早く終えたいからだ。
 そのため、水の精霊が教えてくれた木陰に隠れ、夜中になるのを待った。
 ギーシュは一人、持ってきたワインを飲み始めた。毎回無視され続けたので、無理矢理テンションをあげてかないと身がもたないようだ。
 一方の当麻とモンモランシーは、暇つぶしを兼ねて雑談を交わしている。
「しっかしまあ襲撃者とはねえ……水の精霊は強いんじゃないのか?」
「強いに決まってるじゃない」
 モンモランシーは口をむすっと尖らせる。
「ならその襲撃者もそうとう強いと考えなきゃいけないのか……? おいおいそれはさすがに不幸ですよ……」
「まあ風の使い手なのは確かね。水の精霊が相手なら、水に触れた瞬間負け決定なのよ。だから空気の球をつくって水に触れずにするのよ」
「んじゃまあそのままそいつが水の精霊を襲ってるのか? 斬ってもスライムみたいにくっつくんじゃないのか?」
「ええ、だからおそらく火の使い手がいるはずよ。強力な炎で体をあぶる。それで徐々に蒸発していって、気体になったら再び液体として繋がることができなくなっちゃうわ」
「つまり火と風の二つをもつ人間か、それぞれとして二人かのどっちかだな」
 不良相手にケンカで勝てるのは一対一まで。一対二なら危ういし、一対三なら迷わず逃げる。その程度の腕しかない。
 しかし、
 相手が魔法に絶対なる自信を持っているなら可能性は残されている。当麻が唯一勝てる要因があるといったらそこであった。

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:06:34 ID:buVMRRCV
支援

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:06:34 ID:S1RPBhKw
機関車が汽笛を鳴らす理由は… 自身が傷つくからじゃない!相手が跳ね飛ばされるからだっ!!支援

177 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 22:08:06 ID:ZZ6BKBTV
 幻想殺し――異能の力であれば、例え神様であろうと殺せるその力。魔法使いにとってこれは恐らく天敵になるであろう。
 これならば、たとえ相手がそうとうな使い手があったとしても、互角に渡り合える。いや、そうとうな使い手であればあるほど有利となる。
 当麻にとって一番怖いのは、魔法を過信しない魔法使いだ。
 ステイルやアウレオルスのような絶対的な力を持つものは、故に切り札は一つしかないし、イレギュラーには対応ができない。対して、土御門元春のように切り札へ過度な自信を持たない者は、それを補うために無数の手札を揃えておく。
 そうこう考えているうちに、二つの月が頂点をはさむように光っている。襲撃者が襲ってくる時間帯だ。
 当麻は気分を落ち着かせる深呼吸をする。敵が来るという事実に恐怖したのか、やや怯えた表情をモンモランシーは浮かべた。
「と、とにかくわたしは野蛮なことはだいっきらいだからあなたに任せたわよ」
「いやだからあんたが原因なんだから少し手伝ってくださいよ……」
 完全なる責任転換に当麻は肩を落とす。
「安心してくれモンモランシー。ぼくがいるじゃないか、ぼくのワルキューレがならずものどもを成敗してくれる」
 少し酔っているのか、顔が赤くなっている。なんというか説得力があまりない。
「いいから寝てて。あんたお酒臭いし」
「……えーっと。まあ任せるよ」
 なぜだろう。こんなにも不安が先行する戦いは初めてだった。


 その一時間後ぐらいだったのだろうか、岸辺に二人の人影があらわれた。二つの月が二人を照らすが、漆黒のローブを身にまとい深くフードをかぶっているので、性別すらもわからない。
 当麻は様子を見る。まさか観光客とは思えないが、確証はない。
 しかし、その二人組は、水辺に立つと杖を掲げた。
 見るからに呪文を唱えているようだ。
 間違いない、そう判断した当麻は、ギーシュに一声かけて二人の背後へと向かった。
 その間にも雲が月を隠す。しかし、暗闇になれたおかげか人影は以前はっきしと見える。
 距離は大体十メートル弱。決して短い距離ではないが、こちらのが一手早く動ける分その差はある程度埋められる。
 そういえば奇襲なんてした事ないなーと、自分の無鉄砲さにある意味関心しながらも足に力を込める。


178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:09:34 ID:buVMRRCV
支援

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:09:48 ID:O4+gutBm
>>176
時報自重しる支援

180 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 22:10:33 ID:ZZ6BKBTV
 そのタイミングを見計らったかのように、ギーシュが呪文を詠唱した。二人がいる地点の地面が盛り上がり、大きな手のような触手が襲撃者の足に絡み付く。
 瞬間、

 ドンッ! と当麻は足に込めた力を爆発させた。

 しかし、襲撃者の対応も素早い。背の高いほうが地面が盛り上がると同時に呪文を唱えたのか、杖の先から溢れた炎が二人の足をつかむ土の触手を焼き払う。
 もう一人、体が小さいほうも呪文を唱えておったのか、足が自由になると身を捻ると当麻に向かって杖を振るった。
 エア・ハンマー、以前ワルドも放った事のある空気の塊が轟ッ! と襲いかかる。
「ッ!?」
 当麻は今までに養われた反射神経のおかげもあり、とっさに右手を前に突き出した。空気の塊は分散され、心地よい風へと変わる。
 しかし、その予想外の行動に足を止めてしまった。残り距離はまだ十メートルある。当麻は考えるよりも先に、再び駆け出そうとしたが、

 背の高い奴が視界から外れていた。

「なッ!」
 驚きの声の返答として、巨大な火の球が右方向から迫り来る。
 チッ、と舌打ちしながらも右手で弾き飛ばすように殴った。火の球は、蒸発したかのように一瞬で消え去る。
 当麻はそちらの方向に走ろうとするが、

 背後から殺気が感じられた。

 瞬ッ、と音もしない氷の矢が飛んでくる。右手で防げないのを悟って、当麻はぐるりと身をひねった。軸足を中心に、軸線を変えないまま、ほとんど横向きに体を変える。
 ピッ、と氷の矢は当麻の背中を掠めた。ツーと血が流れるが、こんなものは軽傷である。
(んなことより……)
 当麻は痛みを気にせず動き出した。二人が視界に纏まって入るような位置取りが必要であるからだ。
 その間にも迫り来る魔法を右手で打ち消したり、身を屈めたりしてなんとかやり過ごす。
 どうやら魔法戦において、二対一はかなり不利になるらしい。片方を打ち消している間に別のほうが呪文を詠唱する。コンビネーションはかなりいい。ゆえに手ごわい。
 当麻は一回水辺に立つ。背に湖を向けるここからなら、魔法を直接喰らうような心配は多分ない。


181 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 22:12:30 ID:ZZ6BKBTV
 と、襲撃者の動きが止まった。雲が月から離れ、さらには当麻が水辺に立ったおかげでより明るく照らされたらしい。
 その姿を見て二人が顔を見合わせるかのように二人の影が動く。
(どうしたんだ……?)
 当麻は首を傾げた。こちらを油断させる為の罠なのであろうか? しかし、先程感じられた殺気はいつの間にか消え去っている。
 すると、がばっとフードを二人は取り払った。
「キュルケ! タバサ!」
 どこからともなくギーシュの声が聞こえた。思いかげない展開に、当麻も目を疑う。
「何なんですかあ!? つか襲撃者っておまえたちかよ!」
「なんであなたたちがこんなとこにいるのよ!」
 当麻とキュルケ、二人は同時に叫んだ。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:12:54 ID:buVMRRCV
支援

183 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/19(日) 22:14:02 ID:ZZ6BKBTV
以上です〜
思ったより進まない。ウェールズ戦までが長いな……

184 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:21:27 ID:xHyGk73o
乙ー。
そして予約とかしてみる

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:23:32 ID:W5fzJuEo
支援

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:32:03 ID:bqPsKUbg
使い魔と主GJしつつブルージュを支援致す!

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:32:41 ID:/mZ0KvMc
皆今日はコミ○疲れかな支援

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:32:49 ID:x4m66kwr
ヴァーミリオン無月十字多段フェニックス支援

189 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:33:53 ID:xHyGk73o
ささやかな、とは言われていたが。
そのパーティは終わりに瀕している国で開かれている物とは思えぬほど、華やかな物であった。
いや、終わりだからこそ、華やかなのかも知れないが。
玉座に座っていた王、ジェームズ一世が立ち上がろうとしてよろける。
そこら中から失笑が漏れる。

「陛下!お倒れになられるのはまだ早いですぞ!」
「そうですとも!明日まではお立ちになって貰わねば我々が困る!」
「あいや各々がた、少し足が痺れただけじゃ」

ウェールズに支えられながら立ち、ジェームズ一世は言う。
彼がよろよろと姿勢を正すと、ホール中の人間もそれに習う。

「諸君、忠勇たる臣下の諸君に告げる。いよいよ明日、
 このニューカッスルの城に立てこもった我ら王軍に、
 反乱軍『レコン・キスタ』の総攻撃が行われる。この無能な王に、諸君らはよく戦い、従ってくれた。
 しかしながら、明日の戦いはこれはもう、戦いではない……。
 恐らく一方的な虐殺となるであろう。朕は忠勇な諸君らが傷つき、斃れるのを見るに忍びない。
 従って、朕は諸君らに暇を与える。長年、よくぞこの王に付き従ってくれた。厚く礼を述べるぞ。
 明日の朝、巡洋艦『イーグル』号が、女子供を乗せてここを離れる。
 諸君らも、この艦に乗り、この忌まわしき大陸を離れるが良い」

沈黙していたその場に、誰かは解らぬが、大きな声が響く。

「陛下、陛下!我らがお待ちしているのは
 突撃せよと、敵を討ち果たせと、この命をかけるに相応しき号令でございます!
 はて、酒のせいか、我々はそれ以外の言葉が聞こえぬほど酔っておるようでしてな!」

その声に、黙り込んでいた者も続く。

「そうですぞ陛下!今の言葉、私には訳のわからぬ呟きにしか聞こえませんでしたぞ!」
「耄碌するには、少々早いですぞ!」

ジェームズはその言葉に涙しそうになるが、手でそれをぬぐい、杖を掲げると叫ぶ。

「よかろう、しからば、この王に続くがよい!
 さて、諸君!今日は良き日だ!共に歌い、飲み、踊ろうではないか!」

190 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:35:02 ID:xHyGk73o
喧噪に包まれる場ではあった。
彼らは陽気に話し合い、食べて、踊り、笑っていた。
だが、彼らが死に直面していると考えると、それらは悲壮感を帯びる。
それなのでルイズは、明るく話しかけてきたり、料理を勧めたり、
冗談を言ってくる彼らを見ていることが出来ず、その場を逃げるように去った。
皆がパーティに出ているためか、城の中はひっそりとしていた。
遠くからパーティの喧噪は聞こえてくるが、
それはルイズが今歩いている廊下の静けさを引き立たせているように思える。
はたと立ち止まり、窓から空を見上げる。重なった月。
美しいものなのかも知れないが、今のルイズにそのような感傷は浮かばなかった。
だが、聞こえてきた足音に振り返る。ギーシュだった。

「ギーシュ?」
「やあ、ルイズ。奇遇だね」

ルイズは再び月を見上げる。
視線を月に固定したまま、居るであろう視界の外のギーシュに話しかける。

「いやだわ……なんであの人達、死を選ぶの?解らない。
 ウェールズ様も、姫様の気持ちを解っているはず。なのに……」
「『命より名を惜しめ』ってね」

ギーシュが返してきたが、視線は逸らさない。

「父上からよく言われている。ああいうことだろうね。
 もっとも、彼らが守りたいのは名ではないようだが」
「解らないわよ」

ルイズは視線を動かす。ただ、何かに向けたのではなく俯いたのだが。

「解らないわよ……そんなこと。愛する人を捨ててまで守ることなの?」
「そうしてるから、そうなんだろうね」

ギーシュはルイズを見つめ直す。
泣いていることに気付いた。

「ルイズ……泣いているのかい?」
「……そうよ、悪い?」

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:35:27 ID:an7JpTMD
今日も支援支援…と
               /!
              _.ノ |
             「|ッ,ハ |
            / |/ |.!                    `ヽ、
            | .!  //             _∠三三``ヽ、__\ ヾ!/
            | |  | |          ,、-'´___        `ヽ!|ト、   |
           r'∨  | |           / ' ´              ヾ \ノレ!
           | |   | |          // /               ヽ | |
           | |   レ'       '´ レ'///  /  /           | |
           / | | /|         l/リ /、/ /  //             |j
           ├ / .//         /′|ハ!||ヽ| ,ィi |            ヽ  ̄ヽ
           ハ | //         !  __!ノ`i::、`| || | |      |  i     ヽ、ミ、`
       __((l)H |‐|            l   -'-'- リ| | |  / /  |   |    ヽ ゙!ヽ\
      / ( ___Yミト彡_ノ!         j         | | | | ||/| |!|   |      | | `
      |__| ヽミ| |‐| /  /二つ、.==}‐      | |ハ川|‐| | | |  | | |  ヽ!|
     __ , -ヽ  ``i { ___r>、r'─‐-、j   ノ      / ∧ー|!イ | |ト、 |/| ト、|ヽ!|
      ヽヽ /     ヽ ゙!/`┬' ̄` ーく  ヽ、 __ / /  ̄ ヾ!||///!|ヽ |ヾ、
    / \`       / | 二二つ! ̄    〃   /,ィ'     ヾ川从|!ヽヽ!
    ̄ ̄`l ヽr‐z__r┐_|. ゙! ハ   /     /    //!|  ,、-‐'ニニコ!   ヽ
    人r='=v'′| ト、レ'メ、|   |  ト、   ___//l/j‐'´/  |  | !ト`
   彡| レ'´ハ   |ヽ| |\ j   / /、__レ'´:::::::::::::::::/___:/| |`ヽ \ ||、',
  彡ヘ| |彡| |  _Lr┴、| /   /ヽ-〈::::::::::,、-'´::::;ィi´ ̄   ̄!  (__ ヾi、ヽ
,ィ'レ'´ /\ヾレ'´    l/  / ∧>--'`ーク´:::::::/_ソ‐┐┌く´ ∠´ ̄ヽ ヾ、\

192 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:36:21 ID:xHyGk73o
取り敢えず最寄りの港に着いたブルー達は、ルイズ達を探していた。
しかし、何処を探しても見つからない。
一度集まって今後の行動を話し合う。

「もう先に行ったのかしら?」
「多分、そう」

キュルケが空を見上げて、欠伸をしてから言う。

「じゃあニューカッスルにいるのかしらね」
「そこにウェールズが居ると言う話だったな」
「じゃあ決まりね、行くとするわよ」

と、キュルケがタバサの方を見ると、竜の姿はなく、
犬っぽい何かがタバサの頭の上に乗っていた。

「あれ?タバサ、竜は?」
「目立つ」
「……じゃあ歩きね」

一行が立ち上がり、ニューカッスルへの路の方へ向く。

「ん……?またか」
「ダーリン?」
「また目が霞んだ。寝てないからか?」
「……そうね、寝てないのよねー」

一瞬何かが見えた気もしたのだが、
取り敢えずは、ブルーは先に進むことにした。
タバサ達もそれに続く。

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:36:42 ID:buVMRRCV
支援

194 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:37:31 ID:xHyGk73o
「ルイズ、子爵に結婚を申し込まれたんだって?」
「え――?」
「子爵から聞いたんだ、明日結婚式を開くんだろう?
 僕からも祝福させて貰うよ」

ルイズは今初めて聞く事実に驚いた。
確かに、あのときは肯定と取れなくもない返事をした気がするが……
彼のことは憧れの対象だし、むしろそれは望むべき事のはずなのだが。

「まぁ、今日は早く寝たまえ。明日は大変な一日になりそうだからね」
「……解ったわ」
「僕も出席させて貰うよ。それでは、また明日会うとしよう」

ギーシュが立ち去っていく。
ルイズは、月を見上げる。
ウェールズの事や、アンリエッタのことや、明日死ぬであろう人達の事は――
心の隅にはあったが、考えているのは別のことだった。
ワルド子爵。
子供の頃憧れて、今だその対象にある彼。
あの池の小舟から、自分を救い出して、抱き上げてくれる人。
だが、何かが引っかかるのだ。
何がだろう?よくわからないが、何かが引っかかるのだ。
そう、自分は、まだ――……

「私は――……」
「ルイズ、僕のルイズ。こんな所にいたのかい?」
「……ワルド様」
「ルイズ、所で明日――」
「ギーシュから聞きました」
「そうか。受けて貰えるね?」

ルイズは答えない。
その様子を見てワルドは肯定と取ったのか、立ち去っていく。
ルイズは、月を見つめていた。

「……命をかける程のことなの……?」

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:37:41 ID:bqPsKUbg
お支援

196 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:38:50 ID:xHyGk73o
「もう明るくなってきたわねー」

ルージュ達はまだ歩いていた。
何回か休憩を取っていたため、少々遅れたが、
少し長めの丘を越えるとニューカッスルの城が見え始めた。

「あれねー……って、通れそうにないわね……」

丘の上から見下ろすとよくわかったが、
ニューカッスルの城は幾万とも思えるの軍勢に囲まれていた。
『レコン・キスタ』だろう。

「確かニューカッスルには1000も兵がないという話だけど」
「そうね、ちょっとやりすぎな気もするけど……」
「近づけない」
「困ったわねー」

キュルケが腕を組んで考え込む。
ルージュは目をこすった。

「またか……?」
「少し休んだ方が良いわねー。
 どのみち通れそうにないし」
「いや、これは―?」
「どうかしたの?」

目の前に広がる景色はニューカッスルの城と、それを囲む大軍であるはずである。
そのはずなのだが。
ルージュの目には、違うものが映る。

「子爵とギーシュが見えるよ」
「え?何で?」
「ルイズの視界かも知れない」

使い魔を頭に乗っけたままのタバサが呟く。
このままずっと歩いてきたというのに、余り疲れてるようには見えない。
見えないだけで疲れてるのかも知れないが。

「使い魔は主と感覚を共有する。
 なら、見えてもおかしくない」
「だけど、今まではこんな事無かったよ?」
「何が見えるの?」
「……礼拝堂……かな、これは」

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:39:49 ID:mK7RjPuJ
支援します

198 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:40:04 ID:xHyGk73o
「では、式を始める」

ルイズは白い衣装に身を包んで、ワルドと共に並び、立っていた。
白い衣装はアルビオン王家から借り受けた、美しいものであった。
しかし、それを纏う者は無表情。
それは空虚じみたようにも、どこか達観したようにも、
何かを決心したようにも見える。
王子が詔を上げる。だが、ルイズは聞いていなかった。

「新婦?」

その声に、ルイズは反応した。しかし、何も解らない。
自分が何を躊躇っているのかも、何をすればいいのかも、何も解らない。
ワルドが話しかけてくる。

「緊張しているのかい?ルイズ。
 まぁ初めての時は誰だって緊張するものだからね」
「まあこれは儀礼に過ぎぬが、それだけの意味はあるのだ。
 では繰り返そう。汝は始祖ブリミルの名において、このものを敬い、愛し、
 そして夫とすることを誓うか?」

どうやら、もう自らが誓いを立てる所まで来てたらしい。
それでも、ルイズは俯いて考えた。
ずっと考えていたら、だんだんと形になってきた。

「ルイズ、気分でも悪いのかい?」

いつの間にか、ワルドが此方の顔をのぞき込んでいた。
ルイズはそれに向き直ると、はっきりと言った。

「ワルド、わたしはあなたとは結婚できないわ」

ワルドはその言葉に固まり、ウェールズは困惑してルイズに聞き返す。

「新婦はこの結婚を望まぬのか?」
「そうです。大変に失礼なこととは成りますが、私はこの結婚を望みません」
「……子爵。残念だが、花嫁が望まぬ式をこれ以上続ける訳にはいかぬ」

固まっていたワルドが、気を取り直し、ルイズに語りかけてくる。

199 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:42:24 ID:xHyGk73o
「ルイズ、緊張しているんだ……そうだろう?」
「違うわ」
「なら何故……そうか、彼かい?」
「え?」
「彼だ、君の使い魔の――」
「…………」

そうだ、考えていた。彼は、何故あそこで留まったのだろうか?
キュルケも、彼と共に残った。あのゴーレム相手に、たった二人で。
死ぬのが怖くないのだろうか?
この城のみんなも、何故自ら死にに行くのだろうか?
それほどまでして、守ることなのだろうか?
ウェールズ殿下は、アンリエッタ姫殿下の事を大切にしている。
なのに、彼女を置いて死にに行こうとしている。
彼らは、命を捨てる何かがあるのだろうか?
ギーシュが言うには……そうできるのだから、あるのだろうと言うことだ。
ルイズはウェールズに向けていた目を動かし、横にいるワルドを見る。
彼は、自分のために命をかけてくれるのだろうか……?
もしくは、ルイズ自身、彼のために自分さえ捨てることが出来るだろうか?

「彼も優秀なメイジかも知れないが、僕だって」
「そうじゃないのよ、そういう問題じゃ……って、今なんて?」
「いや、彼はメイジだろう?それも、僕より上の『風』の使い手の筈だ。
 あれほど強力な雷は、並の――」
「何処で知ったの?彼は秘密にしてるはずよ」

ルイズは問い詰める。ワルドは、表情を固めさせる。
そして今度は歪める。悪意を持った表情に。

「まさか、こんな下らないことでね……」
「ワルド、あなた一体……」
「君を力ずくで連れて行くのは少々気が引けたのだが、こうなっては仕方がない……」
「一体どういう事だ!?子爵――」

近寄ってきたウェールズの腹に、ワルドは杖をめり込ませる。
そのま呪文を詠唱し、光を纏った杖でそのまま貫き、えぐり込ませた。

200 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:44:01 ID:xHyGk73o
「な……貴様……」

ウェールズが倒れるのを確認してから、
ワルドは笑みを浮かべてルイズの方を向く。

「まぁ、幾らでも従えさせる方法はある。一緒に来て貰うよ、ルイズ――」
「ひ――」

ワルドが杖を再び振り上げ、呪文を詠唱する。

「『ライトニング・クラウド』」

雷光がルイズに向けて迸る。
だがそれは、途中で現れた人影に遮られる。

「……ワルキューレ?」
「なんだかよくわからないが……」

声のした方を振り返ると、今まで黙り込んでいたギーシュが、居た。
細剣を右手に、杖を左手に構えている。ワルキューレが一体傍らに立っている。
先ほどのと合わせて二体と言うことだろうか。
ギーシュは、いつもの芝居がかった様子は無いが、
むしろ普段より格好が付いた状態で言った。

「僕の友人に手を出させはしないよ」

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:45:20 ID:8qq0JviF
支援

202 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:45:36 ID:xHyGk73o
終わり。
ワルドが使ったのはきっと弱いライトニングクラウド。
死にしないと思う。

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:45:39 ID:buVMRRCV
支援n

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:46:13 ID:pCxAdrLJ
月光と闇か〜
たしかアレの使い手は凍り付いて死んだんだっけか?

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:47:56 ID:pCxAdrLJ
ミスッた、ageてしまった
orn

206 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/19(日) 22:51:16 ID:xHyGk73o
あ、ギーシュ杖じゃなくて薔薇じゃん。

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:51:39 ID:DkHzxoQd
GJ!このギーシュはかっこいい予感がするよ。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:54:18 ID:LWq780sO
ギーシュがかっこいいだと!?馬鹿な!!
冗談ですかっこいいギーシュもいいと思う。
GJ!

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 22:57:11 ID:ygMUdDcF
このギーシュになら二股されてもいいと思った

GJ

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:02:19 ID:8qq0JviF
そういえば中島正太郎が作ろうとしてモンドに差し押さえられた人乗り型メカの名前もたしかワルキューレだったよな
いずれギーシュのワルキューレが巨大化して人乗り型になったりするのだろうか

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:05:04 ID:zy26VWJE
礼拝堂…仮面の男…エミリア編か!

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:07:53 ID:/7aHdr7f
>>211
!!!!!!!!!!!!!

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:08:16 ID:g8JLO4fM
ワルキューレは金属だから、ライトニングクラウドは地面に流れたのさ。
所詮電気だ。

214 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:08:23 ID:nYeP6xyl
投下予約してもよろしいかな?
とりあえず二話が書きあがりましたんで

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:08:53 ID:EIammM74
最初からクライマックス支援。

216 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:12:41 ID:nYeP6xyl
ではそろそろ…
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真実を話しても信じてもらえないことは、結構つらい。

「それ、本当?」
「嘘は苦手なんだけどね…」

まぁ、どこぞの青いのの大の得意とするところであるが、良太郎はことさら嘘が苦手であった。


  『使い魔な電王 異世界で俺、誕生!』
   
 第二話

良太郎が目覚めたのは既に日が暮れ、夜も更けたころだった。
ルイズの拳があたるという事故(故意ではないのだから事故だ)が原因ではあるが、ここまで長く意識がなかった理由には
イマジンを倒した帰りにデンライナーに乗っていた事から考えれば、疲れも相当あっただろう。

目覚めた良太郎がまずしたことは部屋を見渡すことだった。
自分以外誰もいなかったが、誰かに運ばれたのなら勝手に部屋から出るのはまずいだろうと思い、ふと窓の外を見る。
すると、そこには月が二つ浮かんでいたのであった。

「ええぇぇぇーーーーーーーーーー!?」
「うるさいわね、何を騒いでるのよ」
呼びかけに気づいて叫ぶのをやめ、振り返ってみればあの桃色の髪の少女、ルイズが部屋に入ってきていた。
「どういう事? 何で月が二つあるの? それとここ、どこ?」
「?月が二つあるのは当たり前じゃない、おかしな事言う平民ね。あと、ここは私の部屋」
月が二つあるのが当たり前…
どういうことだろうか? いくらデンライナーで時を移動したって地球上なら月は一つしかないはずだ。
「それよりもあんた、ここまで運んでくるの大変だったんだからね? 明日からきっちり働いて返してもらうんだから」
ルイズはそういって椅子に座る。
「さて、その前に聞きたいことが出来たわ。あんたどこから来たのよ?」
良太郎は、もう気絶する前に答えたような気がするんだけど、と思いながらも口を開いた。
「僕は──────」

217 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:17:13 ID:nYeP6xyl
そして話は冒頭へと戻るわけである。
「信じられないわ、月が一つで魔法使いが居ない世界なんて」
「信じられないのも無理はないよ、僕だって月が二つあるのを見なきゃ、ここが地球じゃないなんて信じられなかっただろうし…」
万事この調子である。
ルイズの質問に良太郎は大真面目に答えているのだが信じてはくれない。
人間、聴いた話だけでは自分の常識をひっくり返したりはしないものだ。
(それにしても…)
おかしい。気絶してから大分たつというのにモモタロス達と繋がらないのである。
(遠くに来過ぎたのかな?)
もしかしたら時間になってデンライナーに乗ろうとしても出来ないかもしれない。
つまりは
(もしかしたら僕、帰れないかも…。ごめん、姉さん…)
良太郎は絶望的な状況に自分が居ることを認識し始めた。
「帰りたい…」
「無理よ、あんたは私の使い魔として契約しちゃったんだから、別の世界とやらから来たとしてももう動かせないわ」
「そういうことじゃないんだけど…」
デンライナーさえ来れる場所ならば自宅と行き来できるだろう。
その契約とやらがあっても家には、姉の元へは戻れるのだ。
「私だってあんたみたいな平民より幻獣の方がよかったわよ」
「じゃあ、君の魔法で僕を元の場所に戻すことは出来ないの? その後、僕の代わりを探すとか…」
「それも出来ないわ、使い魔を送り返す呪文なんて聞いたことないもの」

ルイズはがっくりと肩を落とす己が使い魔を見て
(なんでこんな頼りなさそうな平民を召喚してしまったのか)
という思い以上に(流石に気の毒かも)と思い始めていた。
こちらの質問には、内容はともかく真面目に答えていたようであるし、その身にまとう絶望の気配があまりに濃いためであった。
「ねぇ、本当に別の世界から来たの?」
「うん…」
「じゃあ何か証拠を見せてみなさいよ」
「証拠…、あ、じゃあ…」
と良太郎はズボンのポケットに手を伸ばし、携帯電話を取り出す。
「これじゃ証拠にならないかな?」
そう言って携帯電話を開く。
「綺麗…、なにこれ?」
「携帯電話だよ、遠くの人と話すことが出来るんだ」
「なんの系統の魔法で動いてるの?」
「魔法じゃなくて科学の力で動いてる。僕の世界には魔法使いは居ないから…」
確かにそんなことを言っていた。
それにこんなマジックアイテムなど聞いたこともない。
だがそれでも、
「これだけじゃ信じられないわよ」
「君って、結構頑固なんだね…」
言って良太郎はズボンのポケットに携帯をしまう。
どうやら諦めたようだ。

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:17:26 ID:e3GRsuKo
皮が剥けた支援

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:18:16 ID:8qq0JviF
支援

エミリア編のラスボスは唐突に出てくるディーヴァよりジョーカーだった方がよかったよなぁ
クーン編ですでに人間巨大化はやっちゃってたんだし

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:18:36 ID:/mZ0KvMc
じか〜んのな〜み〜

にとっ捕まった支援

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:19:00 ID:gSuvBJGZ
カービィの小ネタ予約支援

222 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:20:39 ID:nYeP6xyl
「もう一つ聞きたいんだけど、いいかな?」
「なにを聞きたいのよ? ハルケギニアのことなら大方教えてあげたでしょ?」
そうである。良太郎は自分の世界のことをルイズに聞く合間合間にこの世界の事を聞いていた。
そこで聞いた話と、二つの月という現実から良太郎は、ここが地球ではないどこかであることを確信した。
そしてデンライナーが来ない以上、帰れないだろうことも。
もしかしたら救助に来てくれるかもしれないが、もし来れなかったり、
時間がかかりそうならばなおさらルイズに聞かなくてはならないことがある。
「使い魔の仕事って、具体的になにをすればいいのかな? それと働いたら食事ぐらいはさせてくれるよね?」
そう、これである。
帰るまで(帰れないかもしれないが)の間、の衣食住を何とかしなければいけない。
ならば使い魔として自分を呼び出した、つまり自分を必要として呼んだルイズをまず頼ろうと考えたのである。
「使い魔としての自覚が出てきたみたいね。」
とルイズは頷き、
「まず、使い魔には主人の目となり耳となる能力が与えられるわ」
「どういうこと?」
「使い魔が見たもの、聞いたものは主人も見たり聞いたりできるのよ」
まるでモモタロス達が自分を通して外を見ているみたいだ、と思った。
「でも、あんたじゃ無理みたいね。今も何も見えないもの」
「ごめん…」
なんだか居心地が悪くなった良太郎だった。
「それから主人の探してるものを見つけてきたりとか。例えば硫黄やコケみたいな秘薬ね」
「買ってくるんだったら出来るかもしれないけど…」
「でしょうね…」
ますます小さくなってしまう良太郎。
この調子では追い出されるんじゃなかろうかと不安に駆られる。
「それと、これが一番なんだけど、使い魔は主人を守る存在なのよ。持った能力で主人に降りかかる危険を払うことね。
でもあんたじゃ無理そうね、見るからに貧弱だもの」
ぐさっと言葉が胸に刺さる。電王として戦うようになってからは一番気にしていることだ。
トレーニングをしてかつてに比べればましになったと思っていたのだが…
「だから洗濯や掃除、その他の雑用をやってもらうことにするわ」
「それなら何とかなる。僕でもやれるよ」
掃除なら姉の店を手伝う時にいつもやっている。
両親が早くから居なかった為、洗濯を自分がやることもあった。
そういった一般的なことならば自分にでも出来るだろう。
戦うことに関しては…、電王に変身できるならよほど相手が強くなければルイズが逃げる時間くらいは稼げるだろう。
だがルイズは
(まぁ雑用ぐらいなら使用人でも出来るんだし当然よね)
と戦いに関しても「何とかなる」といった良太郎の回答とは違う受け取り方をしていた。
「それと、使い魔を養うのは当然だから安心しなさい」


223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:22:18 ID:W5fzJuEo
クライマックス支援

224 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:22:56 ID:nYeP6xyl


「これでいいわよね? さて、遅くなっちゃったわね…」
と言うなりルイズはあくびをした。
「僕はどこで寝ればいいのかな?」
するとルイズは床を指差した。
「僕、男なんだけど…」
同室で寝ろというのか。
「男? 誰が? あんた使い魔なんだから、私はなんとも思わないわよ」
そう言ってルイズは服を脱ぎだした。
良太郎は慌てて回れ右をする。
衣擦れの音がしてくる。その音でルイズがどうやら寝巻きに着替えているようだというのがわかる。
ひどく落ち着かないまましばらく待っていると、一枚の毛布となにやら布が二枚飛んできた。
「じゃあ、それ、明日になったら洗っておいて、それと朝は私をちゃんと起こすこと」
事前に着替えていたのだから大体の想像はついていたのだが、布二枚はキャミソールとパンティであった。
良太郎は顔を真っ赤にしたが、同時に本当に男に見られてないようだ、と理解した。
向こうがそう思っているならば部屋を分け、下着は自分で洗い、良太郎に洗濯させるとしたらせいぜいベッドのシーツか、
どんなに行っても制服やそこらまでだろう。
仕事として洗濯を言い渡された時は大体そこまでを予想していたのだが、貴族というのは予想を上回る存在だったようだ。
小さいころは姉の下着を洗ったこともまぁ、あるにはあったのだが…

ともかく、洗濯は明日でいいというし、そのあたりはもう割り切って良太郎も寝ることにした。
床に寝転がり、毛布を被る。
さっきまで気絶して寝ていたはずだが眠気はすぐにやってきた。
やはり疲れが相当溜まっているようだ。
良太郎の意識はあっという間に闇の中に落ちていった。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:23:23 ID:xnwT4SxZ
PEACHBOY LEGEND モモタロス電鉄 支援

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:24:02 ID:bqPsKUbg
良太郎かわいそうな子支援

227 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:24:48 ID:nYeP6xyl
翌朝…
目覚めた良太郎がまず最初にしたことは辺りを見回し、昨日の出来事が夢でないことを確認することだった。
そしてモモタロス達に呼びかけをし、そして返事がないことで肩を落とす。
「本当に、夢じゃないんだ…」
正直なところ夢であってほしかったが、現実というものは厳しい。

(あ、そうだ)
そう、夢でないのならばやらなくてはならないことがある。
昨夜ルイズに頼まれた洗濯とルイズ自身を起こすことだ。
(今って何時だろ)
この部屋には時計はないようであるし、そもそも何時に起こせばいいものやら。
(そうだ、携帯…)
時計がないなら携帯で見ればいい、そう思ってズボンから取り出し画面を覗き込む。
だが無常にも良太郎の携帯は午後二時をさしていた。
(時差、なのかなこの場合)
そういえばデンライナーを降りたのは日の傾いた頃であったのに、こちらに来た時は青空が広がっていたのを思い出す。
(何時かはわからないけど遅いよりは早い方がいいよね、遅れちゃ拙いだろうし)
既に遅れている可能性もないわけではないが早く起こすに越した事はないだろう。

「起きて、朝だよ」
と、まずはルイズに声をかけてみる。だが反応はない。
ならば、とゆさゆさと揺さぶってみる良太郎。すると、
「んにゅ」
謎の鳴き声を上げるルイズ。
なんだか猫っぽいなぁ等と思いながらももう少し強くゆすってみる。
「朝だよ、ルイズちゃん」
「ん…。はえ…?朝…? って誰よあんた!」
寝ぼけているらしいルイズは良太郎のことを認識できてないようだった。
「僕だよ、良太郎だよ。」
「ああ、使い魔ね…。そうだ、昨日召喚したんだっけ…」
そしてルイズは伸びを一つすると良太郎に
「服」
とだけ言った。
良太郎は椅子にかかった制服のことだろうと思いルイズに手渡す。
ルイズがいかにもだるそうに着ていたネグリジェを脱ぎだしたので昨晩のように良太郎は回れ右をした。
「下着」
「それはちょっと拙いんじゃ…」
「いいから、クローゼットの一番下よ」
まぁ男の良太郎に下着を洗わせようというのだから、このぐらいは気にも留めないだろう。
良太郎としては心底勘弁してほしい状況なのであるが。
出来るだけルイズの方を見ないように下着を渡す。
「服」
「あ、他の服だった?」
「着せて」
「ええぇっ?」
ちょっと待ってよ。服を着せる? 女の子に? 子供ならともかく…
混乱する良太郎にルイズは口を尖らせて言った。
「平民のあんたは知らないだろうけど、貴族は下僕が居るときは自分で服を着ないものなのよ」
「下僕…」
なんだろう、響きとしては使い魔より酷い気がする。
ため息を一つつき、良太郎は、なんだか色々と観念した様子でブラウスを手に取った。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:26:32 ID:Lq6pHj6b
良太郎カワイソス、ルイズはヒドス。

229 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:27:18 ID:nYeP6xyl

なんとかルイズに服を着せ部屋を出る。
すると、他の部屋の扉が開き、炎のような赤い髪の女の子が出てきた。
色気全開、見事なプロポーションを持つ女の子だ。
ウラタロスがいれば出て来ていたかも知れない。
彼女はこちらに気づくとニヤっと笑い、声をかけてきた。
「おはよう、ルイズ」
ルイズは顔をしかめ、嫌そうに挨拶を返した。
「おはよう、キュルケ」
「あなたの使い魔って、それ?」
馬鹿にした調子でいう赤い髪の女の子───キュルケというらしい───に「それ」扱いされた良太郎は目に見えて落ち込む。
「とうとう物扱い…」
その良太郎の呟きは誰の耳にも止まることはなかった。
というかこの場にはルイズとキュルケしかいないうえ、二人は言い争っている為だ。

と、ズボンのすそが何かに引っ張られている。
(あれ?なんだろ?なんかあったかい…)
良太郎がそちらを向く。

そこに居たのは巨大なトカゲであった。

「ひゃあぁぁぁぁっ!?」
驚きのあまりなんとも情けない声を出して転ぶ良太郎。
「もしかしてあなた、この火トカゲを見るのは初めて?」
キュルケが声をかけてくる。
「な、何このトカゲ!?」
「私の使い魔よ。私が命令しなきゃ襲ったりしないから落ち着きなさいな。臆病ちゃん」
見ればキュルケのそばへとのそのそと戻っていく。
本当に襲ってきたりはしないようだ。
何とか心を落ち着かせた良太郎はとりあえず立ち上がる。
よく見ればトカゲの尻尾は炎でできており、口からは時折火が見え隠れする。
「近くにいて熱くないの?」
気になった良太郎がキュルケに問いかける。
「あたしにとっては涼しいぐらいね」
「そ、そうなんだ…」
もう一度トカゲを見てみる。
やはりここは剣と魔法のファンタジーな世界のようだ。
魔法使いが居て、良太郎の世界には居ないような奇妙な生物が居る。
ふと、リュウタロスあたりはこっちの動物でも可愛いと言ってのけるのだろうか、との思いにとらわれる。
会えないとなると、どうにも感傷的になるようだ。デンライナーの面々の顔が浮かんでは消える…

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:28:23 ID:LWq780sO
このルイズは原作通りだな。
支援

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:28:55 ID:H4dOSSen
リュウタはきゅいきゅいと意気投合しそうだ支援

232 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:28:55 ID:nYeP6xyl
「あなた、お名前は?」
ルイズとなにやら陰険な会話をしていたキュルケが突然良太郎の方へと話を振ってくる。
「僕は、野上良太郎」
「ノガミリョウタロウ?変な名前ね」
「…まぁ、外国の人が聞いたら、変に聞こえるよね。野上が苗字で、良太郎が名前で、順番逆だろうし…」
「ふぅん…」
とキュルケは近づいてまじまじと良太郎の顔を見つめてくる。
「な、何?」
思わずたじろぐ良太郎。女性と接近する機会なら、良太郎は比較的多い方だ。
身近に姉とハナの二人が居るため、多少慣れてはいる。
慣れてはいるのだが、ウラタロスのせいで知らない女性の部屋で目覚めた時もパニックを起こしていた事がある良太郎は、
キュルケのように色気を振りまくようなタイプの女性や知らない女性と接近することが少々苦手なのだ。
「良く見ればいい男じゃない。ちょっと頼り無さそうだけど」
「ツェルプストー!人の使い魔に手を出さないでちょうだい!」
「なによー、『ゼロ』のルイズが呼び出した使い魔にしては顔の作りがいいから褒めてあげてるんじゃない」
「使い魔に発情するなんて流石は『お熱』のキュルケね、見境なしなんだから」
「『微熱』よ『微熱』。失礼しちゃうわね、見境なしだなんて」

またも言い争いを始めた二人を前に良太郎はこう思っていた。
すなわち「時間、大丈夫なのかな?」と。

しばらくしてキュルケが去るとルイズも同じ方向へと歩き出したので、良太郎は慌てて付いていく。
そして先ほどの会話で気になったことをルイズに聞いてみることにする。
「ねぇ『ゼロ』のルイズとか『微熱』のキュルケとかって何?渾名か何かなの?」
『ゼロ』というところでルイズの機嫌が傾いたような気がする。だが質問には答えてくれた。
「ま、そんなところね。二つ名って言うんだけど」
「へぇ…」
学校でお互いをあだ名で呼びあうあたりは異世界でも同じなんだなぁと感心する良太郎。
まぁ、その理解は間違ってはいたのだが…

そして朝食。
テーブルの上の豪華な食事は貴族専用なのだろうというのは、ここまでのこの世界の習慣からわかっていた。
わかってはいたが良太郎自身の食事は床で、というのは流石にどうなのだろうか。
だが文句を言っても始まらないだろうし、この世界に来てから何も食べていないのだ。
とりあえず良太郎は目の前の食事を片付けることにした。
味は悪くなかった、ということだけが救いであった。
量は少なかったが。

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:29:17 ID:gSuvBJGZ
良太郎はヘタレだからなぁ支援

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:29:45 ID:O6Uj6tHC
俺の支援は超凄い!!

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:30:04 ID:buVMRRCV
支援

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:30:11 ID:Lq6pHj6b
決める時は決める良太郎支援

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:30:13 ID:vcyPEQIi
たまには目の前で着替えるルイズを視姦するかのような使い魔はおらんのかな。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:30:13 ID:1RyTVRjO
なんで良太郎はこんなにかわいそうなオーラ出るんだろう支援

239 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:30:46 ID:nYeP6xyl
「はぁ…」
良太郎はこの世界に来てから幾度目かのため息をつく。
ここまで扱いが酷いと、いくら温厚でお人好しな良太郎でも埃が積もるように怒りが蓄積されてくる。
今、ルイズと良太郎は講義室に来ている。
良太郎が教室に入ったとき、元の世界ではファンタジーにしか登場しないような生き物達に驚いたが、すぐに慣れた。
キュルケのサラマンダーを見た後でもあったし、元の世界ではもっと凶悪な見た目の怪人と戦ってきたのだ。
いい加減、こういう手合いにもなれようというものである。

席に座ることを禁じられた良太郎は床に、というか階段部分に座っていた。
授業の内容は魔法に関することだったが、割と簡単な内容だったので良太郎にも容易に理解することが出来た。
それと、二つ名というものはどうやらメイジ───魔法使いには大人でもついているらしいということも。
ただ、トライアングルがどうの、というくだりが理解できなかった為、ルイズに聞いてみる。
「系統を足せる数の事よ。それでメイジのレベルが決まるの」
ルイズのいいところはこうやってわからないことを聞けばちゃんと教えてくれることだ。
この世界について右も左もわからない良太郎にとっては貴重な情報源といえる。
現状ではちゃんとした知り合いなどルイズしか居ないのだし、他の貴族は答えてくれなさそうだ。
貴族が居るということは平民も居るのだろうが、あいにく貴族の学校なのでいまだに出会っていない。
自分の扱いがひどいのはどうにも不満ではあるが、この世界の文化なんだと言い聞かせて我慢している。
「ドットなら一つ、ラインなら二つ、トライアングルなら三つ、スクウェアなら四つ。
それと、同じ系統を二つ足せてもラインになるわ。同じ系統同士でもより強力な魔法になるからよ」
「じゃあ、トライアングルってことはあの先生は上から二番目のレベルって事なんだ」
「そういうこと」
と、一通りのルイズの補足講義が終わった所で先生(シュヴルーズというらしい)からルイズへと声がかかる。
「授業中の私語は慎みなさい。ミス・ヴァリエール」
「「すいません…」」
良太郎も同時に謝る。
「おしゃべりをする暇があるのなら、あなたにやってもらいましょう」
「え? わたし、ですか?」
「そうです。ここにある石ころを、望む金属に変えてごらんなさい」
だが、どうやらルイズは困っているようだ。
(苦手な系統とかなのかな)
先ほどの話から考えれば系統の違う魔法は扱えないような話であった。
あれだけの話から真実に近い答えを導く良太郎。頭の回転は速いのである。

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:30:58 ID:W5fzJuEo
>>238
某洋一君と同等な不運少年だからな


241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:32:26 ID:7m0Wq8va
顔面にしんちゃんのお尻が飛んできたり、自転車で木の上に飛ばされたりするしな

242 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:33:49 ID:nYeP6xyl
「先生」
そこでキュルケから困ったような声がかかる。
「なんです?」
「止めたほうがいいと思いますけど…」
「何故です?」
「危険です」
キュルケが、断言する。
(危険ってどういうことだろ?)
何故だか、猛烈に嫌な予感がする。
良太郎は考える。
『微熱』のキュルケはおそらく火の属性を扱うのだろう。『赤土』のシュヴルーズは土の属性の魔法を実演していた。
では『ゼロ』のルイズは?
そこまで考えて、良太郎は真実に手をかける。
───少々、手遅れだったのだが。

見ればルイズはいつの間にか前へと歩み出て、いざ杖を振り下ろさんとするところであった。
と、そこで良太郎はなにやら視界が広いことに気づく。
生徒達が机の下などに避難していたからである。
考えにふけっていた良太郎は避難が遅れていた。
(やっぱり!)
直後、振り下ろされた杖の先で起こった閃光と爆風によって、哀れ良太郎は吹き飛ばされる。
薄れゆく意識の中、良太郎は自分の行き着いた回答が正しいかった事を確信した。
すなわち
(足せる系統がゼロってことだったんだ)
と。

不幸に付きまとわれる男、良太郎のハルケギニアに来て二度目の気絶はまたもルイズの手によるものであった。

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:35:00 ID:U/tg5Cx5
誘拐犯と間違えられて警察に逮捕される男

244 :使い魔な電王:2007/08/19(日) 23:38:48 ID:nYeP6xyl
第二話は以上となります
原作とほとんど変わってない上にルイズ側の描写が少ない…

まぁ次回は決闘の直前あたりまで良太郎君は気絶してますんで
ルイズ側の話になるでしょう


一人で掃除しながら使い魔君について考えてもらいます(あくまで予定)

問題は書く時間がほとんどないんでえらく先になりそうなことだけです

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:40:10 ID:LWq780sO
ともあれ乙!
良太郎ホントに不幸だよな。運が悪いって言うか。

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:43:47 ID:7m0Wq8va
乙、まあ良太郎はツンデレの相手はモモタロスで慣れてるし大丈夫だろう

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:45:41 ID:gSuvBJGZ
カービィの小ネタを予約した者です。
50分頃から投下させていただきます

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:48:23 ID:1RyTVRjO
電王の人乙。原作とそう変わらないのに、
こんなカワイそうな子をいじめるルイズがひどい子にしか見えない

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:48:23 ID:Vk8U6Frj
メタナイト…じゃなくてもかまわん!支援

250 :T-0+平面:2007/08/19(日) 23:48:32 ID:XeEUvGNF
おお、カービィ小ネタだ先越された支援+投下予約

251 :使い魔のカービィ:2007/08/19(日) 23:54:51 ID:gSuvBJGZ
「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、応えなさい!!」
杖を振り下ろすと、爆音と共に光が炸裂した。
彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、何度この行程を繰り返して来たか、だんだん数えることさえ面倒になってきた。
周りの生徒達も彼女の失敗にはもう飽き飽きしたのか、自分の喚んだ使い魔達を愛でている。
(私だって、あの位立派なの喚んでやるんだから……!)
その様子を見ながらもう一度気合いを入れ、再び杖を構える。
と、その時、ルイズの瞳に煙の向こうの何かが映った。
まさかと思い、すぐに爆発の中心に駆け寄るルイズ。
するとそこには―――

「………何、これ」
ルイズの髪の毛と同じ、ピンク色のボールみたいな生物が倒れていた。
恐らく胴だと思われる部分からは短い三角の手が生え、真っ赤な足はまるでコッペパンのようだ。
気絶しているのか、このピンクボール(仮称)は全く動く気配を見せなかった。
動かないピンクボールに生物なのかどうかさえも怪しくなったルイズは、試しに手に持った杖でつついてみた。

ぷにっ

(あっ、柔らかい)
感触としてマシュマロに近いかもしれない。
そんな事を考えながら更にピンクボールの体をつついていると、流石に気が付いたのか、その目(だと思われる部分)がゆっくりと開いた。
「! 起きた……!」

ピンクボールは大きな欠伸を1つすると、目を擦りながら周りを見渡した。
そして気付いた。そこが自分の家ではないことに。
見慣れた白い天井も、同居人の黄色い鳥も、大好きなテレビもない。
代わりに目に入ってきたのは、青空と自分を見つめる1人の少女。
しかもその少女は、何故か小刻みに震えている。
「……ぽよ?」
ピンクボールが訳も分からずただその様子を眺めていると、少女が急に叫んだ。
「やったーーーーーーーー!!!」

ルイズは現在至極上機嫌だった。
遂に、憧れだった念願の使い魔を手に入れることが出来たのだ。
予想していたのに比べれば大分頼りないが、遂にまともにに魔法を使うことが出来たのだ!
自分の喚びだしたピンクボールを抱きかかえ、ルイズが喜びに浸っていると、周りのギャラリーもそれに気が付いた。
「ゼロのルイズが成功した!?」
「そんな、まさか!?」
と驚きの表情を浮かべる生徒達だったが、すぐにそれは嘲笑に変わった。

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:55:23 ID:ELF8surd
どうも、以前投下予告について質問した新参者です
ガン×ソード・ヴァン召還ネタで1話書き終えたのですが
投下予告って時間帯とかもするんでしょうか?

あと、前に予告した人が投下し終わるまで待ったほうがよいのでしょうか?

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:55:55 ID:ygMUdDcF
元祖ピンクの悪魔を哂うなんて、なんと命知らずな・・・支援

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:55:55 ID:buVMRRCV
支援

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:56:55 ID:O6Uj6tHC
「このスレッドで、職人が投下しようとしてるだス!」
「支援を強行するぞ!荒らしを吹き飛ばせ!」
「OK!メインエンジン点火!」
「今だ!テイクオフ!」

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:57:49 ID:LG59mIOM
>>252
現在カービィの人→T-0+平面の人の予約があるから、全員終わってからで。


257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:58:01 ID:buVMRRCV
支援

258 :使い魔のカービィ:2007/08/19(日) 23:59:06 ID:gSuvBJGZ
「ルイズ! 使い魔が喚べなかったからって縫いぐるみを代わりにするなよ!」
「流石ゼロのルイズだ! 誤魔化し方のセンスもゼロだな!」
生徒達から笑いが飛び、野次がルイズに投げつけられる。
その発言を、ルイズは顔を真っ赤にして否定した。
「縫いぐるみじゃないわよ! ほら、ちゃんと生きてるでしょ!」
ピンクボールを生徒達に見せつけ、生きていることをアピールするルイズ。
「でも、そんなピンクボールなんの役に立つのさ?」
「やっぱりゼロには変わりないな、ゼロのルイズ!」
再び起こる爆笑。結局バカにされることに変わりはなかった。
一部の女子はその愛らしさに「あれ欲しい!」などとまで言っている。
いい加減頭に来たルイズは、生徒達に再び怒鳴ってやろうと一歩踏み出したが、監督のコルベールがそれを制した。
「ミス・ヴァリエール、儀式を続けなさい」
「でも、ミスタ・コルベール!」
あんな事を言われているのに! と、ルイズはコルベールに訴えた。
「言わせておけばいいのです、ミス・ヴァリエール。貴女の使い魔には貴女の使い魔だけの素晴らしい能力がきっとあるはずです。貴女の使い魔を信じてあげなさい」
コルベールに諭され、ルイズはグッと言いたいことを堪えた。
確かに、今は言わせておけばいい。
きっとこの使い魔には、誰の使い魔にも負けない凄い力が有るはずだ……多分。
兎にも角にも、ルイズは気を取り直し、己が使い魔に向き合った。
「ぽよ?」
未だに状況を掴めていないピンクボールが首(ほぼ胴体)を傾げる。
そんな幼さの残る可愛らしい姿を見つめながら、ルイズはルーンを唱え始めた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔と成せ」
そしてルイズはピンクボールに口付けた。
杖でつついた感触の通り、マシュマロのような柔らかさだった。
心なしか、ピンクボールのピンクが少し赤みがかった気がした。
「コントラクト・サーヴァント、完了しました」

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/19(日) 23:59:22 ID:Vk8U6Frj
支援

260 :252:2007/08/20(月) 00:00:07 ID:qEdV+QtR
>>256

了解です

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:00:25 ID:iL/P7bmA
キスの時に頭から喰われるという俺の予想は外れた支援

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:00:46 ID:k8mNzJnl
「荒らし」じゃなくて「くまさん」にしときゃよかった支援

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:01:09 ID:buVMRRCV
支援

264 :T-0+平面:2007/08/20(月) 00:01:52 ID:M+KlZYPd
心なしか、癒される支援

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:01:54 ID:Mt7MoS4e
赤みがかかるカービィかわゆす
アニメ版カービィのカワイさは異常

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:02:01 ID:EbjnMDsl
俺も喰われると思った。
支援

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:02:30 ID:vcyPEQIi
偏在を吸い込んではぶつけ吸い込んではぶつけ支援

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:02:48 ID:buVMRRCV
氏円

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:02:49 ID:k8mNzJnl
間違えた「くまさん」じゃなくて「さるさん」だ俺の馬鹿野郎支援

270 :使い魔のカービィ ラスト:2007/08/20(月) 00:03:10 ID:cYPbcNJO
「? ………っ! ぽっ、ぽよぉ! ぽよぉ!」
左手に走った激痛と熱さに、ピンクボールが苦しみだした。
余りの苦しみように、ルイズはピンクボールを抱き締める。
「ごめんなさい、使い魔のルーンが刻まれるまでの辛抱だから……」
しばらくそのままでいると、ピンクボールの光が収まり、左手にルーンが刻まれた。
痛みから解放されたピンクボールは、自分の左手に現れたルーンを不思議そうに見つめる。
それはルーンをのぞき込んできたコルベールも同じだった。
見慣れぬルーンだと、手にしていたスケッチブックに熱心に書き写していた。
「それでは皆、教室に戻りますよ」
コルベールの合図と共に、生徒達が一斉に空へと舞い上がった。
「ルイズ! お前は歩いてこいよ!」
「あいつ『フライ』はおろか『レビテーション』も使えないんだぜ? 精々あの風船お化けに掴まって飛んでくるしかないって」
「違いないな!」
そんな彼らのやり取りに下唇を噛みしめながらも、ルイズはとりあえず自分の使い魔ともう一度向き合ってみた。
「ぽよ♪ぽよ♪」
その使い魔の方はすっかり懐いたらしく、ルイズの無い胸に抱きついている。
先程ルーンが刻まれている時、自分を抱き締めてくれていたのが嬉しかったようだ。
その振る舞いに、ルイズはこの使い魔が堪らなく愛しく思えた。
「あなた、名前は?」
「ぽよ! カービィ、カービィ♪」
まずはコミュニケーションとばかりに、ルイズはカービィに名を訪ねる。
カービィはそれに嬉しそうに答えた。
使い魔のルーンのお陰で、言語の面は心配内容だ。
「カービィね。私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」
「ル、ルイィ…?」
「………あぁ……ルイズでいいわよ。ル・イ・ズ」
長すぎる名前に、カービィがどこまで名前か戸惑っていることに気が付いたルイズ。
少しだけ名前を言い切ってくれなかった悲しさを感じながらも、ルイズは赤ん坊に言葉を教えるように、ゆっくりと名前を復唱した。
「ル、イズ……ルイズ♪」
「そう、ルイズ!」
初めて名前を呼んでもらった感慨から、ルイズは再びカービィを強く抱き締めた。
この使い魔は私に幸福をもたらしてくれると信じて。

ーーこれが、最強の戦士・星のカービィと、虚無のメイジ・ルイズとの出会いだったーー

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:04:45 ID:Qt4TQJJf
まあ最強だよな・・・支援

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:04:50 ID:81019Lxp
支援

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:04:55 ID:afxEwd0D
さあて、最初に吸い込まれるのはフレイムか?ウェルダンデか?

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:05:22 ID:nYybo3aE
マルクくるー?

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:06:05 ID:buVMRRCV
支援

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:06:09 ID:2pvOBMeV
きゅいきゅい……いや、本命はデルフだろうか?

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:06:16 ID:WO1hKKBo
>>252
童貞宣言支援w

278 :使い魔のカービィ 後書き:2007/08/20(月) 00:06:22 ID:gSuvBJGZ
以上です。
もしかしたら続くかも知れないカービィとのクロスでした。
皆さんの反応が良ければ続くかも……
お目汚し失礼しました。

因みに、ルイズが食われてマジシャンになる落ちを考えたのはやっぱり私だけじゃなかったwww

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:06:29 ID:gLoqY+xC
ヴェルダンデだとアニマルか?
土掘れるし。

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:06:34 ID:NbV0YOX5
>273
ワルキューレかギーシュじゃね?

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:07:06 ID:kRZV0dCp
GJ、なんだが……これで終わられるとどうにもコメントが付けづらいな

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:07:29 ID:Qt4TQJJf
フレイム吸い込んだら炎を吐くんだろうけど、ウェルダンデ吸い込んだら何になるんだろ?
ドリル?

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:07:53 ID:7TrvZopE
>>277
童貞? 童帝の間違いだろ。

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:08:17 ID:Mt7MoS4e
>>278
乙、ぜひ続きを。
ルイズだとマジシャンよりクラッシュじゃね?ボムはちょっと違うし

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:08:18 ID:vAv7PHga
ぜひ続けて欲しいんだぜ!>カービィ

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:09:05 ID:mlzb/0qg
GJだ!ピンクの悪魔は名前が挙がってもなかなか召喚されなかったからな

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:09:21 ID:ObgEEIt8
カービィといったらかちわりで星の端から端までヒビいれてたな

288 :T-0+平面:2007/08/20(月) 00:09:32 ID:M+KlZYPd
では、カービィに癒されたので投下。


「たーみねーたー……?」
「マシーンの事だ」 

 ルイズが首をかしげて言うと、ターミネーターはまた感情の無い声に戻って答えを返した。
 ターミネーターはこうしている間にも、内蔵されたあらゆるセンサーで回りに散開している数々の熱や電磁波を捕らえ、
 この一風変わった建物の内部構造を順々に把握している。
 彼の画面表示器の右半分には、既に建物の大まかな見取り図が作成されていた。 
 
「ましーん……?」

 当然そんな事など知る由も無いルイズは、男の口から次々と生まれる聞いた事の無い言葉に耳を傾け、
 ただぼうっとした顔つきでターミネーターの顔を見上げている。
 
「機械の事だ」

 ターミネーターのプロセッサーは言葉を逆算し、より原始的な言い回しをした。 
 ここまで言葉を簡潔にして、ようやくルイズは『ターミネーター』が何なのかを程度に理解したらしく、
 ああ、と口を開くとしばしの間肩を揺らし、ターミネーターをじろりと下から睨みあげた。
 
 一方、ターミネーターは建物内部の地図をせっせと完成させ、それを直にメモリ・バンクに重要データとして保存した。
 下から物凄い形相で睨まれているが、彼はどんな事に対しても恐怖という感情を持たないし、何に対しても恐れも抱かない(わからない)ため
 なぜ己の主がこうまで怒りを露にしているのか、超高度なCPUでいくら計算してもエラーばかりで理由は全く解らなかった。 



289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:10:13 ID:Sy1EcrEv
支援

290 :T-0+平面:2007/08/20(月) 00:10:58 ID:M+KlZYPd

「……あんたねぇ! いくら私が未熟者だからってバカにするのも大概にしなさいよっ!! 
 機械? ましーん? たーみねーたー? なに真面目な顔して大嘘ついてんの? バッカじゃない!?」

 雷が落ちたようにルイズの怒りが爆発した。
 マシンガンさながらの勢いと連射性を持つ金切り声が、部屋を突き破り建物中に木霊する。
 
「…………」

 ターミネーターは押し黙った。
 彼は思考プログラムを集中させ、このような場合での対処法を嘗て――1994年――の経験と組み合わせて、
 何百通りと見つかった中からより効果ありそうなものをいくつか割り出した。
 さらに、割り出したいくつかの例を細かく、メリットデメリットを予測しながら綿密に計算していく。  
 このケース、要は新しい主――『ルイズ』に自分の存在を納得させればいいわけだと彼は理解していた。
 結果としてターミネーターが導き出したシナリオは、92%の確立でルイズに自分の言い分が通用する事が予測された。
 ターミネーターは無言で踵を返し、ごちゃごちゃと物が置き散らかっているルイズの机に手を伸ばした。


291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:11:59 ID:Qo+R668/
しぇn

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:12:12 ID:k8mNzJnl
州知事支援

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:12:30 ID:mlzb/0qg
例の奴くるぞ支援

294 :T-0+平面:2007/08/20(月) 00:12:36 ID:M+KlZYPd
 
ただでさえ小さい机は大男のターミネーターが目の前に立つと、まるでままごとに使うおもちゃのように見える。
 ルイズは始めこそ、彼を止めようと体にしがみついたのだがまるで人とは思えない力の彼には抵抗むなしく
 ずるずると引きずられてしまい、彼が机の前に立ったときには諦めの表情を浮かべてベッドに腰掛けた。
 積み上げられた本が太い腕に乱暴になぎ払われ、床へと落とされるとゴトリと重い音をたてて次々に沈黙した。
 あまりの衝撃によって吹き飛ばされたペンがころころとルイズの足元まで転がっている。
 ルイズはターミネーターの暴挙を黙って見届けていた。
 悔しい話だが、この使い魔は自分の力じゃ止められっこないことは召喚した直後に思い知っている。
 かといって、ルイズが何も感じていないかと言えばそうではない。使い魔に対する怒りと、“ある種の挫折感”のようなものが小さい胸の中で渦巻き、表情ににじみ出ていた。
 ターミネーターが振り返った。左手に、何か細長いものを握り締めている。
 ルイズは何だろう? と首を傾け、ターミネーターの左手を覗き込んだ。と、それと全く同じタイミングでターミネーターは左手を振り上げ、

「うひゃ!?」

 突然目の前に動いた腕に驚き、反動でベッドに転がり込んだ。
 ターミネーターはその体勢のまま大股でルイズに近づくと、逆手に握る“それ”を見せ付けるように眼前に差し出した。

 ――ナイフだった。

 おぼろげな光に反射して輝く、握りに色鮮やかなちっちゃい羽根の付いた刃渡り数サントのポケットナイフ。
 可愛らしい外見に一目惚れて買ったのだが、案外使いどころが少なくて長い事ホコリをかぶっていた物だったため、
 思い出すのに数瞬の時を要した。
  

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:12:39 ID:ul8wdO7B
州知事支援

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:13:16 ID:nYybo3aE
コマンドー支援

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:13:40 ID:WO1hKKBo
アレはショッキングだw支援

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:13:41 ID:wvJALkJi
ダダッダッダダン支援

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:14:12 ID:vAv7PHga
支援

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:14:17 ID:Sy1EcrEv
金属フレーム支援

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:14:56 ID:ul8wdO7B
ターミネーターの上を覆っている細胞は魔法で
治せるのだろうか。支援

302 :T-0:2007/08/20(月) 00:14:55 ID:M+KlZYPd
 
ルイズは後ずさり、怯えた目でターミネーターの顔を見た。
 貴族に刃物を突きつけているというのに、相変わらずの無表情を貫いている。
 ターミネーターは右手首まで掛かっていた革ジャンをすごい力で無理やりたくし上げた。
 袖がぶちぶちっと悲鳴を上げ、ターミネーターの筋骨隆々とした丸太のように太い腕が堂々と露出する。
 途中、彼はルイズに冷たい一瞥を送り、ちゃんと自分のことを見ているか確かめるとすぐに視線を腕へと送った。
 そして、強くナイフを握る左手を右腕に添え、またルイズの目を覗いた。
 
 二度目に目が合った瞬間、ルイズの顔から自然と血の気が引いた。
 無意識的にか目に力が入り、大きく広がった瞳は揺れ、眼球が血走る寸前まで見開かれる。 
 ルイズはこの使い魔がなそうとしている事がわかってしまったのだ。この予想には、確信を持ってイエスと首を触れると。 
 力の抜けた両の手が口をふさぎ、それでもうまく呼吸が出来た。嬉しい誤算だ、意外なほどに心が落ち着いているのはもっと嬉しい誤算。
 
 ルイズの頭には次にこの使い魔が行う事が何度もシュミレーションされていた。
 自身の腕を何の躊躇い無く傷つける使い魔、血が噴出し、生臭い紅が部屋を汚す。しかし、シュミレーション上の自分は全く意に介せず、
 言葉も無く使い魔が皮を切り捨てたことで血まみれになった腕を、黙って見つめている。
 そして場面が切り替わり、いつしか目先に映るのは、今朝方夢で見た銀色の骨だけになった使い魔の、騒然たる姿なのだ。 
 「バカげている」、「夢の見すぎ」と自身を罵倒しながらも、なぜかその夢に高い信憑性を感じている自分が本当に解らなかった。 
 

 ターミネーターはナイフを順手に持ち替え、とうとう右腕に刃を付きたてようとしてした。


303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:17:26 ID:81019Lxp
支援

304 :T-0:2007/08/20(月) 00:17:28 ID:M+KlZYPd
 
「ちょっと〜ルイズ? 遅刻するわ……よ…………」
 
 忌々しい声が能天気に扉を開け、そして固まった。
 ルイズは目に血走らせたまま開かれた扉へと顔を向け、能天気な声の主を確認すると一筋の冷や汗を垂らした。 
 木製の扉に片手で寄りかかるようにして呆然と立ち尽くしているのは、紛れも無くルイズの天敵。
 今一番会いたくない人間であっただろうツェルプストー家の貴族、『キュルケ』だった。
 そのキュルケは扉を開いたままルイズと同じく目を開き、瞳を点にして息も忘れるほどカチカチに凍り付いている。
 
「あ、あールイズ。ほら、さ、ひ……人にはいろんな趣味や性癖があることはわかるの、うん、私はわかってるの……
 だけどさ……、ね? 一応朝だしさ。そういうちょっと素で過激な奴は夜のお楽しみと……」 

 間接の堅い人形のようにギクシャク動きながら、独り言のように必死で呟くキュルケ。目は点のままだし、
 どこか声が上ずっている。……早い話、ドン引きしているのである。
 どうやらこの状況、普通人よりやや煩悩の強い彼女には、ルイズが命令で無理やり使い魔に自らの腕を切らせ、
 それを見て悦に到っているようにマジで見えたようだ。
 まぁ彼女自身、確かに彼の体は貴族には無い逞しさと、それにしては女に無いセクシーさを兼ね備えていると診ていたので
 女性のいけない部分を刺激するには十分過ぎるステータスを兼ね備えていると思っていたけれど、
 まさか『あの』ルイズが早くもそっちの部分に目覚めてしまうとは、とてもとても考えが及ばなかった。
 このときばかりはヴァリエール家に対するキュルケ(ツェルプストー家)の流石の余裕も、微塵も無く消し飛んでしまっていた。 

「じ、じゃあ私行くから……」

 目を点にしたまますっと扉を閉めようとしたキュルケを、

「ち、ちょっとまちなさァァ―――――――イ!!」

 ルイズの、トリステイン中に響くんじゃなかろうかという決死の大声が呼び止めた。



「…………」

 ちなみに、蚊帳の外に追い出されたターミネーターは、
 右腕にナイフを突き刺すほんの寸前で律儀に動きを止めていた。
 

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:17:49 ID:96JmirFb
支援が必要か?ヒューマン

306 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:18:19 ID:9IW/yTZN
支援、そして投下予約。

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:18:31 ID:vAv7PHga
支援

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:18:50 ID:81019Lxp


309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:19:47 ID:ul8wdO7B
DODの人仕事はやっ!w
シュワちゃん支援

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:20:02 ID:81019Lxp
支援

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:20:06 ID:yyRhZna2
>>305
江戸前組組長自重してください

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:20:32 ID:3LX64EqH
知事支援!
そしてDODの人すげぇ!

313 :T-0:2007/08/20(月) 00:20:35 ID:M+KlZYPd
投下終了。
中身が進んでない気がするが気にしないでほしい。


314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:21:56 ID:ul8wdO7B
乙!毎度
あの切り落とした腕の肉治せるのかなとか妄想してたぜ。
DODの人を続けて支援

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:22:49 ID:mlzb/0qg
GJ!そして平面の人支援

316 :252:2007/08/20(月) 00:22:51 ID:qEdV+QtR
え〜と、童貞投下してよろしいでしょうか?
DODの人が終わってからの方がよろしいでしょうか?

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:23:14 ID:Sy1EcrEv
まて、まだガンソードの人がいる

318 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:23:15 ID:9IW/yTZN
>>316
そちらからどうぞ。

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:23:32 ID:R+vH4Neh
>ちなみに、蚊帳の外に追い出されたターミネーターは、
>右腕にナイフを突き刺すほんの寸前で律儀に動きを止めていた。
ちょww
T−800が可愛いと思ったのは初めてだwwwww 


320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:25:17 ID:WO1hKKBo
片足上げて神に誓うくらいだからなw
そりゃ可愛いさ

321 :ZERO×SWORD:2007/08/20(月) 00:25:19 ID:qEdV+QtR
それでは童貞投下します、タイトルは「ZERO×SWORD」です



チリィィィィィン・・・

運命が変わる瞬間、人はその音を聞くと言う
だが、それが祝福の音だったのか
それとも弔いの鐘だったのかは
死ぬ時で無いと判らない

そして今日この日、この時に彼女は聞いたのだ
自分の運命が変わる音を

ぐぎゅるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・
「何なのよコイツぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」

・・・聞いたのだ・・・多分

ZERO×SWORD ep.T
タキシードは異世界に舞う


322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:26:06 ID:fWLJz4aH
某潜入ゲームとのクロスでサーヴァントイーターなんてタイトルだけ思いついたorz

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:26:57 ID:81019Lxp
支援

324 :ZERO×SWORD:2007/08/20(月) 00:27:42 ID:qEdV+QtR
時は少々遡る
此処はトリステイン魔法学園

とある儀式が行われているその場所に、
強い意志を秘めた少女の声が響く
「宇宙の果ての何処かにいる私のシモベよ!
 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ!
 私は心より求め、訴えるわ!我が導きに答えなさい!」

彼女の名はルイズ
この魔法学園にて「落ちこぼれ」に分類されている魔法使いの少女である
行われているのは使い魔召還の儀式
魔法使いにとって、この後の一生を左右する重大な儀式である

彼女は不満を持っていた
どの系統の魔法を使っても、大概失敗し爆発を巻き起こし
級友達から侮蔑と嘲笑の対象とされる今の状況に

そして彼女は願っていた
今までの不遇を帳消しにする、素晴らしい使い魔を召還することを

(神話に語られるような最高位の幻獣を召還してみせる!
  そして二度と私のことを『ゼロのルイズ』なんて呼ばせないわ・・・)

だから唱えたのだ、その召還の呪文を
級友達が訝しがり、そしてあきれたその内容は、
しかし彼女の心からの願いだったのだ

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:28:55 ID:Mt7MoS4e
縁の下の力持ち支援

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:30:01 ID:81019Lxp
支援

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:30:26 ID:WO1hKKBo
いい人支援

328 :ZERO×SWORD:2007/08/20(月) 00:31:29 ID:qEdV+QtR
ルイズが召還の呪文を唱えた直後、それは起こった
まず(級友達は半ば予想していたことだが)
召還の儀式を行っている広場に爆発が巻き起こった
そしてその直後、鈴の様な澄んだ金属音が響いたのだ

チリィィィィィン・・・

周囲にいる者で、その音に気づいた者は殆ど居なかった
何故なら最初に起こった爆発音に比べて、それはあまりに小さな音だったからだ

だが、ルイズの耳にはハッキリと聞こえた
一番近くに居た・・という理由もあるだろう
だが、例えどんなに離れていたとしても
彼女はその音を聞いたに違いない

何故なら、その音こそが彼女の運命が変わる音だったのだから・・・

その音のした方向に目を向けたルイズは
そこに黒い「何か」が居るのに気づいた
しかし直後に認識を改める・・それは「何か」では無く「誰か」である事に

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:31:57 ID:81019Lxp
支援

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:32:09 ID:SJG7oE/7
おはようございます!夜明けの支援です!!

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:32:31 ID:qXHvxeZG
人類バカ代表 支援

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:32:52 ID:GrX3dp/d
バカ代表支援

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:34:21 ID:LW7rKgOb
ガンソード支援


電王の人乙です。良太郎不幸だなあ

カービィの人、面白そうなので続けてほしいです

ターミネーターの人、キュルケの誤解がワロスw

334 :ZERO×SWORD:2007/08/20(月) 00:34:24 ID:qEdV+QtR
そこに居たのは一人の男であった
年齢は二十代そこそこに見える

身長は180サント・・いや、よく見るとかなりの猫背であり
背筋を伸ばせば190サントを超えそうな長身である

顔立ちは悪くなく、むしろ整っている方ではあるが
その表情はどうにも覇気が無く
何かに疲れているようなイメージを与える

服装は何故かタキシード、
そしてツバ広の帽子(何故か帽子の端に金色のリングが付いていた)を被り
腰には剣を差して・・いや、これもよく見ると剣では無かった
その男が腰に差していたのは剣の「柄」だけであった

広場をざわめきが包む
「に・・人間?」「あれ・・あの格好・・平民だよな?」
「変わった格好だな・・でも貴族には見えないから平民だろ」
「・・ゼロのルイズが平民を召還したぞ!」
「さすがゼロのルイズ!まさかただの平民を召還するなんて」
「いやいや、ゼロのルイズにはぴったりの使い魔じゃないか」
驚きの声は徐々に嘲笑へと内容を変え、広がっていった


335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:38:24 ID:81019Lxp
支援

336 :ZERO×SWORD:2007/08/20(月) 00:38:58 ID:qEdV+QtR
ルイズも呆然とし、思わず一人ごちる
「こ、こんなのが・・神聖で美しく・・そして強力な・・」
思わず現実逃避をしそうになる精神を何とか繋ぎとめ
彼女は男に話しかける・・・
「あんた・・誰?」

男が答える
「○×××△△△●×△●▲」

ルイズは頭を抱えた
「言葉が通じないの?どこの平民?」
「△●▲×△●△△△」
「●△△△●×××△」
男は周りの者が誰も理解できない言葉で二言三言喋ると

ぐぎゅるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・

周りの者が誰でも理解できる腹の音を鳴らし
その場にバッタリと倒れた
広場には一瞬の沈黙の後
「プッ」
「「「「「「ワハハハハハハハハハハハハハハハ!!」」」」」」
文字通りの大爆笑と
「何なのよコイツぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
ルイズの絶叫が響き渡った


それが心に虚無を持つ男、ヴァンと
後に虚無の力に目覚める少女、ルイズの出会いであった

Turn in next time for more action and adventure!
Are you ready?

337 :ZERO×SWORD:2007/08/20(月) 00:40:37 ID:qEdV+QtR
これで1話終了です
ちょっと中途半端な所だったかな?

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:42:59 ID:Kdo2hHXw
定期的にダンに乗らないと死んじゃう無職童貞を呼び出したか。
自分の剣持ってるからデルフの出番が無くなりそうな予感がするぜ。

339 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:43:23 ID:9IW/yTZN
乙っしたー。とりあえず五分後投下します。

340 :使い魔のカービィの人:2007/08/20(月) 00:46:28 ID:cYPbcNJO
>>270
誤字発見しました、訂正お願いします
誤>使い魔のルーンのおかげで、言語の面は心配内容だ。
正>使い魔のルーンのおかげで、言語の面は心配ないようだ。
ご迷惑おかけします…

341 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:48:45 ID:9IW/yTZN
そいじゃま、そろそろ行きます。


 鉄塊の件でも不思議に思っていた事なのだが、何故自分の所持していた武器がこうしてこの世界にあると言うのだろうか? 手持ちが増えるのはありがたいが、どうにも腑に落ちぬ事態に、カイムは首を捻らせた。
 剣が収められていると言うチェストは、意外な程簡単に発見された。キュルケが仕入れた情報通り、寺院の祭壇の中に隠されていたそれを見た瞬間、カイムを除いた誰もが落胆の溜息を吐いた。
 年代を感じさせるチェストではあったのだが、それにしては埃などが積もっていないのだ。どうも誰かが蓋を開けた形跡も見られる。
 もう既に何件も外れを引いているだけに、半ば諦めが入っていたサイトは、不平すら漏らす事が無かった。
 そこで、カイムからの念を聞き取ったキュルケの声がかけられる。

「……間違いなく中身はあるそうよ?」
「マジかよ」

 チェストを手にしているカイムは、それが放つ独特の熱気を感じ取っていた。常に強烈な熱気を孕むその剣は、冷気を司る月神の加護を受け取った者にしか扱う事は出来ないという代物である。以前これを手にしようとした者には、加護は得られなかった様だ。

「うわぁ、綺麗……」

 カイムがチェストの蓋を開けた瞬間、横合いで中を覗き込んだシエスタから感嘆の息が漏れた。大理石によって作られた刀身は、光り輝く様に煌き、見る者の心を奪う美しさを秘めていた。そして、それ故に危うい感覚を覚える者がいた。タバサである。

「それは、きっと危険。持ち帰らない方がいい」
「ええ? せっかく引き当てたお宝なのよ?」
「…………」

 タバサの言葉は真実を捉えていた。カイムが所持していた武器の数多くは、所有者に悲劇的末路を与える物ばかりであった。幸いにして現在のカイムにはそういう傾向は見られないが、ドラゴンと契約した事により何かしらの恩恵を受けているのかもしれない。
 それを知らず、武器の本質を言い当てたタバサの感覚は、渡ってきた修羅場によって培われた危機回避能力のそれであろう。
 だが、そこで空気を読まずに剣を手に取ろうとする男が。言うまでも無くサイトである。

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:48:51 ID:+prDCr2A
映画でも死んだこったし、シリウス・ブラック召喚したら面白いそう

343 :252:2007/08/20(月) 00:49:24 ID:qEdV+QtR
DOD支援

ガンソードネタ
タイトルを「ZERO×SWORD」にしようか
「無職童貞の使い魔」にしようか最後まで迷ってたのは秘密だ

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:49:47 ID:SJG7oE/7
ダンも一緒に来てるんかね?

ダン…………ウェイクアップ!!

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:50:39 ID:9LXTC87x
支援そして>>338、ダンも衛星無ければ動けなくなる罠

これからの縁の下の力任せの活躍に期待。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:51:55 ID:SJG7oE/7
さて、では誰が鉤爪の男ポジになることやら

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:52:53 ID:GrX3dp/d
ワルドしかいないだろう
ちょうどギ−シュになるし

348 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:53:20 ID:9IW/yTZN
「呪われた剣って奴? 何かそうは見えないんだけどなぁ」
「…………!」
「熱っ!」

 カイムが制止する間も無く、サイトは剣の柄を握った。掌から伝わる熱に、顔をしかめるも、それも一瞬の事で、左手のルーンを輝かせながらブンブンとその剣を振った。

「え、サイトあなた大丈夫なの?」
「おう、最初はちょっとびっくりしたけど、次第に熱くも感じなくなったな」
「危険な物も扱えるなんて、サイトさんは凄いわ……」

 どこか間違った方向で心酔した様な台詞を吐くシエスタであるが、そこは惚れた男に対するフィルターのせいだろう。
 それに対し満更でもない表情を浮かべるサイトの左手に、カイムは注目した。
 以前オスマン氏より聞かされたガンダールヴの逸話を思い出す。あらゆる武器を使いこなすと言うルーンの力は、月光と闇の様な魔剣にも適用されるらしい。考えてみれば納得できる話ではある。何せ、サイトはカイムの剣の魔法の力を引き出す事をやってのけたのだ。
 自分の目測が外れたのか、と、ホッと息を吐いたタバサだが、その瞬間、サイトは「うわっ」と声を上げて剣を放り出した。何事かと皆の視線がサイトに集まる。

「……何だよこの剣、もしかして持ってたらやばくねぇ?」
「どういう事? あなた大丈夫って言ってたじゃない」
「いや、そうなんだけど……」

 サイトが剣を手放した理由は一つである。ガンダールヴのルーンが剣の情報をサイトに提示したのだ。この剣を持った者の末路を垣間見さされたサイトが怯えて剣を手放したのも当然の事だ。
 何せ、月神の強力な魔力によって命を永遠に奪い去られているのだから、以前の所有者は。
 最も、危険極まりない月神の加護によって扱う訳でも無いサイトである、月光と闇を振るうに於いてはある意味で彼は実に適した男ではある。
 寺院の床に転がった剣を、無造作にカイムは手にとった。

「おい、カイムそれやべぇって!」


349 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:54:51 ID:9IW/yTZN
 月光と闇の危険性を知ったサイトは、カイムにそう声をかけたが、本人はどうという事もないと言わんばかりである。
 驚き、若干固まりつつあるキュルケに目配せして、彼は伝言を伝える様に念を送った。
 カイムから伝えられた話の内容に、また違った驚きを見せるキュルケ。

「どういう経緯でそこに隠されたのかは知らないけど、元々カイムが持ってた物らしいわ、それ」
「ええ!?」

 今度はカイムに皆の視線が集中した。良く分からない話であるが、不思議と納得出来てしまうのは何故なのだろうか。
 そこで、サイトは思った。現時点でカイムが生きてるって事は、問題ないのかな? と。美しい長剣である。デルフリンガーに不満があるわけではないが、やはり男としては見栄えのする剣を振りたいと思うもの。
 そんな考えを知ってか知らずか、カイムは手にした剣をそのままサイトに差し出した。

「え? 何で俺に? カイムの剣なんだろう、それ」
「…………」
「折角だから、予備に一本持って置いてもいいんじゃないか? って、カイムが。自分には今二本あるし、ってね」

 キュルケからカイムの意を聞かされ、サイトはその顔に輝く様な笑みを浮かばせた。
 思いもよらぬプレゼントである、嬉しくない筈が無い。

「……相棒ぉー、俺の事忘れないでくれよー?」
「「…………」」

 このタイミングで漏れたデルフリンガーの寂しそうな声には、誰もが押し黙るしかなかったが。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:55:27 ID:vAv7PHga
支援

351 :剣狼の人:2007/08/20(月) 00:55:36 ID:ClgoTahC
まったりしすぎた、投下予約。

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:56:10 ID:Mt7MoS4e
サイトがいるのにデルフがいらない子にwww
支援

353 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:56:15 ID:9IW/yTZN
 初めてのお宝発見に気を良くしたキュルケは、その後の食事中も次はどこへ行こうか? 何を探しに行こうか? と皆に聞いてははしゃいだ様子を見せている。

「少しは落ち着かぬか、キュルケ。食事中であるぞ」
「だってー、何だかんだでやっぱりいい物見つけたら誰だってやる気出るじゃなーい」
「きゅい! それは何となく分かるわ!」

 キュルケの熱気に当てられたシルフィードは、じゃれ付く様なキュルケの相手をしながら、きゅいきゅいと鳴いたりるーるると歌ったりしている。単に基本置いてきぼりで、喋る機会が少なかった為、その鬱憤を晴らす為にはしゃいでいるのかも知れないが。
 アンヘルは目を細め、その二人を眺める。まぁ、今までの外れ連発を考えれば、等と思ってしまっているのだった。
 地図の文字が読めぬサイトとカイムは、タバサを通じてどう言った物がいいのかを、シエスタ謹製である『ヨシェナヴェ』をつつきながら、選定している。
 その時、タバサが言った宝の地図が示す中身に、シエスタは口に含んでいた水を思わず吹き出してしまった。

「『竜の羽衣』って!」
「え? 何それ何それ? 何かいい響きねぇ、それ」

 興味をもてあましたキュルケは、ずずいと身を乗り出してシエスタに尋ねた。
 それに対し、どこか遠くを見る様な視線でシエスタはこう返した。

「故郷の秘宝なんですよ」

 その一言だけで、既にして次に向かうべき場所を決めたキュルケである。言葉を続けようとしたシエスタを遮る様にして立ち上がった彼女は、拳をぐっと握り締めて皆に対し、宣言した。

「よしっ、じゃあ、明日はシエスタの故郷に行くわよ!」

 今回のお宝発見のおかげで、妙なスイッチが入っているキュルケであった。
 その背後で、アンヘルは疲れた様にして呟く。

「我はもうそろそろ学院に戻った方がいいと思うのだがな……」

354 :DOD&M:2007/08/20(月) 00:57:38 ID:9IW/yTZN
無作法お許しあれ。今回はここまでにござる。
あじゅじゅしたー。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:58:10 ID:LW7rKgOb
乙じゅでしたー

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:58:25 ID:WO1hKKBo
>>354
乙じゅしたー

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:59:15 ID:k8mNzJnl
あじゅー

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:00:44 ID:YpQTIGk7
さらばデルフ!

359 :剣狼の人:2007/08/20(月) 01:01:08 ID:ClgoTahC
あじゅあじゅあじゅじゃしたー。さて、次に行けばいい?

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:01:59 ID:QJMxuSfX
行け行けー

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:04:15 ID:ClgoTahC
じゃあ行きます。
マシーン!ロボ!


ルイズは涙でぐしゃぐしゃになった顔で前にあるロムの背中を見つめた。左肩よりも大きな傷が出来ていたが、不安は無く、何時もより大きく見えた。
「来てくれた、本当に来てくれた、ロム・・・・」


ワルドはロムを蛇の様な目で睨み付けた。
「貴様・・・・・・・・、どうやってあそこから・・・」
濁った声で呟くと、ロムより先に飛び出してきた、銀色の螺旋が付いた車に目が付いた。
「まさか・・・・・・、そこにあるマジック・アイテムが!?」
「オイラはマジック・アイテムなんて名前じゃないぞ!悪党!!」
車から声が発せられる。そして車体から腕が伸び、足が伸びると立ち上がり、土がついた銀色の螺旋の根本から赤いバイザーが表れた。
「オイラの名前はドリル!ロッド・ドリルだ!」
ドリルが怒鳴り声をあげると、ワルドは絶句した。
(ば、馬鹿な!仲間が居ただと!?このアルビオンに!?いやしかし、どうやってあの鎖を!?)
ワルドが怪訝な顔で思考していると、ロムは目を見開き、口を開いた。
「ワルド!貴様よくもルイズを騙したな!」
礼拝堂に響き渡る声によって、思考から我に帰ったワルドは余裕の態度を取った。
「ルイズは貴様を信じていたんだぞ!それなのに貴様は人の命を踏みにじり、上に立とうとする者達に手を貸している!貴様等の愚行、天地が見逃しても俺は許さん!」
ロムは左手にあるデルフリンガーをワルドに向けて、怒りの声をあげた。
「信じるのはそちらの勝手だ!私には『力』が必要なのだ!世界を手に入れる為の『力』がな!」
ワルドは飛び上がり杖を振る。ロムもそれにあわせて飛び上がった。
「天空宙心拳!『旋風蹴り』!!」
「吹き飛べ!ガンダールヴ!!」

ロムはワルドに横薙ぎの蹴りを喰らわせようとするが、風の呪文『ウインド・ブレイク』に吹き飛ばされ、壁にぶち当たった。
「ロム!」
「大丈夫か!ロム!」
ルイズとドリルが同時に声をあげると、ロムは床に着地して声をあげた。
「いや、大丈夫だ!まだ戦える!」
ルイズはほっ、と安直の息を漏らす。しかし、まだピンチであることは変わりない。
「ロム!助太刀するぜ!」
ドリルが両手にあたるアームをガンガンぶつけながら勇むと、ロムは手の平を向けて制した。
「いや、こいつは俺一人に任せてくれ!お前はルイズを頼む!」
ドリルはルイズに顔を向けて目にあたるバイザーを点滅させた。
「ルイズ?この子?さっきお前が言ってた?」
「ああそうだ!俺の主だ!」
「・・・・・・・・。何だかよくわかんないけど、よっしゃあ!任せとけ!!」

「頼むぞ!」
ロムは床を蹴り再びワルドの立つ場所へ飛び込んでいった。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:05:47 ID:QJMxuSfX
ゴッドハンドスマッシュ支援

363 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/20(月) 01:06:03 ID:ClgoTahC
「平民がメイジ相手に勝てないことがまだわからんか!」
ワルドはエア・ハンマーを呪文を唱え、迎え撃とうとする。
「おい相棒!俺に任せておけ!」
「デルフリンガー!?」
『思い出したんだよ!!』
デルフリンガーが震えながら叫ぶ!ワルドは杖をロムに向けて振った。
エア・ハンマーが発動した。が、起こらなかった。
何故なら、エア・ハンマーはデルフリンガーの刀身に吸い込まれるように飲み込まれたからだ。
「・・・・!貴様・・・・!何をした・・・・!」
戸惑ったワルドが声を荒くする。
そして・・・・。
「そうかそうか、相棒は『ガンダールヴ』だったのか!自分の体を長い間変えてたからすっかり忘れていたぜ!!」
「デルフ・・・・、お前!?」
「これが俺の本当の姿だ!地下室の時から引っ掛かっていたけどよ、いやあ、あのヒゲヤロウが言ってくれたおかげで思い出したぜ!」
ロムが握っているデルフリンガーは、今まさに研がれたように光輝いていた。
「相棒がすげー奴だって事はずっと前から知っていたんだぜ!だけど忘れていた!」
「一体何の話だ!」
ロムが怒鳴るとデルフリンガーは豪傑笑いしながら答える。
「安心しな相棒!これからはちゃちな魔法は俺が吸い込んでやるよ!この『ガンダールヴ』の左腕、デルフリンガー様がな!」
興味深そうにワルドは剣を見つめた。
「なるほど・・・・、その剣であの鎖を切り捨てたか。『ライトニング・クラウド』を軽減させた時に気付くべきだった」
ワルドは薄く、不気味に笑うと首を横に振り、杖を構えた。
「ならばこちらも本気をだそう!最強の系統『風』。その強さ、身をもって知るがいい!」
「笑止!悪の呼ぶ風の前に、俺達が屈するする訳がない!」
ロムが斬りかかると、ワルドは軽業師の様にかわし、呪文を唱える。
「ユビキタス・デル・ウィンデ・・・・・・」
呪文が完成すると、ワルドの体は一つ、二つ、三つ、四つと増えていき、本体を合わせて五体となった。
「分身だと!?」
「ただの『分身』ではない。風のユビキタス、風は遍在する。風の吹くところ、何処となくさ迷い現れ、その距離は意思の力に比例する・・・・」
ロムははっとした顔になると奥歯を強く噛み、分身達を見回した。
「では!あの地下室で俺を襲ったのは!」
「無論、私の分身だ」
ワルドの分身の一人が白い仮面を取り出して顔に付ける。それを見たロムは心の奥から怒りが込み上げてくるのを感じた。
「さあ、行くぞ!風は遍在する!」
五体のワルドが一斉にロムに飛びかかる。さらにワルドは呪文を唱え、杖を青白く光らせた。
同時にドリルの後ろで二人の戦いを見ていたルイズの顔色が更に蒼白になる。あれはウェールズの胸を貫き、彼の命を奪った憎き魔法。
「『エアニードル』!危ないロム!!」
ルイズ叫ぶと涙が溢れる。思わず前に飛び出そうとするが、前にいるドリルに引き留められる。
「ルイズちゃん!ここはアイツに任せておけ!」
「どうして!あのワルドが五人もいるのよ!ロムが殺されちゃう!」
ドリルは赤いバイザーをギラギラ光らせながらルイズの顔を見た。
「ワルドだがタルトだが知らないけど、あんな奴にロムが負けるはずが無い!」
「どうして!」
「オイラは何時もロムと共に戦ってきたんだ!そのくらいわかる!」

ワルドの杖は細かく振動している。回転する空気の渦が鋭利な切っ先となり、ロムを襲う。
ロムはそれを剣で受け流しながら反撃の機会を狙うが、相手は五人。高速で動く五つの刃に隙は見当たらなかった。
「さすが伝説の使い魔!この位、受け流すのは容易いか!だが、何時までその体力が持つかな!?」


364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:07:35 ID:QJMxuSfX
ゴッドハンドファイナル支援

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:08:32 ID:CiQgKKWY
ココまでテンションの上がったロム兄さんあいてにワルドが勝てる道理はないというのに支援

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:08:58 ID:ul8wdO7B
アンヘルの人GJ!デルフ……
続けて支援する

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:11:17 ID:0l3z4+M8
避難所に宵闇の代理投下の依頼があったよ支援

368 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/20(月) 01:11:47 ID:ClgoTahC
ワルドの刃がロムの左腕についた傷にかすると、ロムは苦痛を顔に浮かべて後に下がった。
ワルドは残忍な笑みを浮かべ、剣戟の中で問う。
「どうしてあの小さな娘一人の為に戦う!今!お前の命は尽きかけているのだぞ!お前程の力の持ち主ならばもっと高みを狙えるのに!!」
ロムは流しながら答えた。
「俺は私欲の為に戦うつもりは無い!命を救う為にこの力を使うと決めたのだ!!お前の様に人を踏み台して野望を叶えようと者を俺は許さん!」
ロムは後にある壁を蹴り、ワルド達を飛び越え、鮮やかに着地すると剣を構え、怒鳴った。
「今度は俺が問うぞ!何故ルイズを殺そうとした!婚約者では無かったのか!?」
「そんなこと!お前が知る必要はない!!力が手に入らぬのならば切り捨てるだけだ!!」
ワルドは杖を振るい嘲る様に笑う。
ロムの目付きが鋭くなる。
「そうか!ならば俺はお前を、ワルド!俺はお前を倒すぞ!!」
「やってみるがいい!あのような娘に同情を寄せるような貴様に、私が負けるわけがない!!」
ロムの叫びに答えてルーンが強く光る。
その輝きを受けてデルフリンガーは白銀の身体が輝く。
「相棒の心が震えていやがる!すげぇ!すげぇぞ!力がどんどんたまっていきやがる!!」
ロムの右手から剣狼が現れる。
ワルドは目を見開きながらそれを見た。
「剣が一本増えた所で何が変わる!こちらはまだ四つの刃が・・・・」
「ワルド!!!!」
ロムが礼拝堂に響き渡る声を出すと、ロムは右手にある剣狼と左手にあるデルフリンガーの柄同士を付ける。
「天空宙心拳!『二刀一刃』!!」
剣狼とデルフリンガーがくっついて一本の刀に二つの刃。円を描きそれを振り回し、構えを取る。
「子供だましか?その程度で!」
ワルドの分身の一人が突然弾け飛んだ。分身が居た場所にはロムが立っていた。
「いいぜ相棒!相棒の心の震えが俺を強くしている!」
「そして・・・・、剣狼もまた俺の心の力を糧にして輝く!受けてみろワルド!正義の二刀を!」
ロムに圧倒されてワルドの顔が歪む。ワルドの中に居る戦士の心が警戒音を鳴らす。

まともに戦えば・・・・・・・・、やられる!!

「巻き起これ嵐!天空宙心拳!『風神』!」
声と共にロムは空中高く飛び上がり、竜巻が起きる!ワルドとその分身達は宙に舞う!そして、閃光瞬く間に切り裂かれる!
分身達は宙で消えたが、ワルド本体は地に落ちた。左腕と共に。

「悪を切り裂く正義の二刃!これが!」
「ガンダールヴ!」「天空宙心拳だ!」

「「成敗!!」」

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:12:32 ID:BiNZ5R6u
それにしてもこの兄貴、ノリノリである支援。

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:14:43 ID:3LX64EqH
成敗!支援

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:15:31 ID:N6QlCiEN
姉妹スレと同時兄貴でお送りいたしております支援

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:16:51 ID:wvJALkJi
あれ?
アニメのアンリエッタは私怨で戦争は起さないのか支援

373 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/20(月) 01:18:32 ID:ClgoTahC
ロムは着地すると同時によろめき、膝を付く。夜中、二度に受けた傷は、戦いの間に体力を奪っていたのだ。
ワルド立ち上がる事は困難だったがまだ生きていた。左腕を失い、身体中は風に切り裂かれ、左目は抉られてる。
ロムは力を振り絞り、立ち上がろうとしたが中々体が思うように動かない。
「相棒。あんな傷で無茶すればそれだけ『ガンダールヴ』として動ける時間は短いぜ」
デルフリンガーが説明した。
「ロム!大丈夫!?」
「しっかりしてくれよ!ロム!」
倒れるロムの横にルイズとドリルが心配そうな声を出して寄ってくる。
床に這いつくばったワルドは杖を強く握り、振るおうとする。
「くそ・・・・、『鍵』を・・・・・・・・・・・・前に・・・・・・・退散・・・・・・・・行けないとは・・・・」
途切れ途切れに何かをブツブツ呟きながら杖を振るおうとするが力が入らない。
その時、壁の穴から、巨体が飛び出し、虫の息のワルドの横に立った。
「あ、あんたは!!」
「貴様は・・・・」
「フーケ!」「デビル・サターン!」
ルイズとドリルが同時に叫ぶ。目の前には、デビル・サターン合体形態。その肩に足を伸ばして怪訝そうな表情で座るフーケがいた。
「こら驚いた。ロッド・ドリルまで居たんかい」
「それより旦那が虫の息やないか!!こいつらにやられたんか!!」
「あんた達、お喋りはそこまでにしておきな」
それぞれ喋り始めるデビル・サターンをフーケが宥める。そしてデビル・サターンの足下のワルドを見下ろした。
フーケはワルドにレビテーションの魔法をかけて宙に浮かせると、自分の隣に乗せた。
「しかし、ロム・ストールをここまで追い詰めているなんて流石旦那やな!それじゃ、後はワイらが」
デビル・サターンは力が弱まっているロムに手を伸ばそうとするがルイズとドリルが立つ。
「そう簡単にやらせるかよ!お前らの相手はこのオイラだ!天空宙心拳!」
「わ、私だって戦えるんだから!」
するとフーケやれやれて言った表情で呪文を唱え、デビル・サターンの頭の上に土の塊を落とした。
「あいたー!何するんですか姐さん!」
「引き上げるよ」
「はあ!?引き上げるって」
「ワルドはもう任務をこなしたみたいだからね」
フーケがチラリと横を見ると、そこにはウェールズの亡骸が無造作に倒れてあった。
「せ、せやけどこいつらに止めを・・・・」
「耳を澄ませてみな。馬の蹄と竜の羽の音が聞こえてくるだろう?」
確かに外から大砲の音、何かが爆発する音、戦う貴族の叫びや断末魔が聞こえてくる。
「後はあいつらに任せて私達はここを出るわよ。巻き込まれるなんて御免だからね」
「レ、レコン・サー」
デビル・サターンは悪魔の様な禍々しい翼を開くと、最初に入って来た穴から出ていった。ルイズとドリルはあっけにとられた顔でそれを見届けた。
「何があったんだあいつら?」
「わからないわよ。それよりもあいつらが言った事が本当なら!」
ドリルはロムの肩を支えて立ち上がらせると、ロムは少し力が抜けた感じで話を始めた。


374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:18:54 ID:CiQgKKWY
アニメ版アンリエッタは明らかに補正掛かってるな支援

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:20:06 ID:uMi6hbVI
ヴァンはダンが無ければ生きられないしダンも衛星が無ければ維持できないのだから3つで1セットなんじゃないか
ヴァンの内臓が外に出ちゃってるって感じで一緒に召喚


376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:22:57 ID:yyRhZna2
ヴァンの食い方だとマルトーさん切れそうな予感支援

377 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/20(月) 01:23:25 ID:ClgoTahC
「取り敢えず脱出すると言っても、ここは空の上だ。ドリル。取り敢えず穴を掘って避難するぞ」
「よっしゃあ!まかせとけ!」
そういうとドリルは変型すると穴を掘り始めた。その場にいるのはルイズとロムだけになった。
ロムがそう言うとルイズ無言で下を向いて暗い顔になる。涙が落ちて床に染みる
ロムはルイズの手を握った。
(ルイズ、俺は必ず君を守ってみせる。生きて帰ろうトリステインへ)

「ま、待ってくれよヴェルダンデ!君は何処まで穴を掘るつもりなんだね!」
主であるギーシュの声も耳に入らず、どんどこ穴を掘り続ける巨大モグラ。
それを必死でしがみつくギーシュ。
呆れながらそれを眺めるキュルケは、土がかからないようにモグラと間を開けて歩いている。
ちなみにタバサは途中で引き返して行った。
「あ〜あ、これじゃ土まみれじゃない。ギーシュ?あんた何処まで行くつもりなのよ」
「そ、そんな事はヴェルダンデに聞いてくれ!待ってくれったら!ねぇ!」
キュルケが呆れた感じでふう、とため息をつく。
「ねぇ、ギーシュ。私もこんな所で長居したくないの。土遊びなんかしてないでに早く・・・」
トンネルの壁が、腹の奥まで震えるような音が聞こえる。その音はだんだん大きくなり、トンネル内の震えも激しくなってくる。
「ねぇギーシュ!これって!」
次の瞬間、ギーシュとキュルケの間に突如銀色の、禍々しい形をした螺旋が姿を現した。突然の轟音に振り向いたギーシュの顔が真っ青になる。
「うわああああああああああ!!銀色のトンガリイイイ!見ろ!言ったじゃないか居るってええ!?!」
目に血を走らせ、三○矢雄二張りの甲高い声でギーシュが叫ぶと、驚いたモグラは突如穴を掘るスピードをあげた。ギーシュも必死の形相で穴の中を駆け上がる。
「は、早く逃げるよ!ヴェルダンデ!ぎゃあ!トンガリがこっち向いたぁ!らめぇ!そこは掘らないでぇ!あああアアッー!」


敵の襲撃に構えていたロムとルイズの隣の地面が盛り上がる。
「なんだ!ドリルか!?それとも・・・」
二人は警戒を強めて地面を見つめる。
ポコッと床石が割れ、巨大モグラが勢いよく飛び出して来た。
「ヴェルダンデ!?」
ルイズがモグラを見てその名を叫ぶと、今度はお尻を両手で押さえながら土まみれのギーシュが続いて飛び出して来た。
「ひーーーん!誰か助けてー!」
「ギーシュ!!」
二人が同時に叫ぶと、今度はドリルが飛び出してきて、人型に変型した。
「おいロム!大変だ今そこに敵が!」
「来るな!僕のそばに近寄るなーーー!」
着くなりじたばたと床に這いつくばり悲鳴を出すギーシュ。顔中涙と土が混じって端正な顔が台無しだった。
「まてドリル。彼は敵じゃない」
「そ、そうなのか。オイラてっきり下から攻めてきた奴だと思って追いかけ回しちゃったぜ」
その横からキュルケが顔を出す。ケホ、ケホっと土埃にむせて周りを見回すとロムと目があった。
「あら、こんな所に居たのね!」
「キュルケ!君達はどうやって!?」
ロムが声を出すと、穴から出て服に付いた土を払うとここまで来た経緯を話す。

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:24:18 ID:j5hPpIoB
アニメに出ている古泉みたいなやつは誰だ支援

379 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/20(月) 01:27:12 ID:ClgoTahC
それにしてもどうやってここまでたどり着いた?横を見ると水のルビーに鼻を押し付けてフガフガと鳴くモグラにポカポカと殴るルイズ。なるほど、どうやら宝石の匂いを辿ってここまで来たらしい。
「それより早くここから脱出するぞ。敵がもう迫っている」
ロムが話を切り出すとキュルケと我を取り戻したギーシュがきょとんとした顔になる。
「脱出って任務は?ワルド伯爵は?」
「ワルドは・・・・裏切り者だったのよ・・・・・・・・」
奈落に落とされたような暗い顔でルイズが頷く。
「とにかく目的の手紙は手に入れた!後は帰るだけだ!」
「・・・・よくわからないけど緊急事態みたいね。下でタバサが待っているわ。早く行きましょ」
それぞれが穴に潜って行く。残ったのがルイズとロムだけになると、ロムはふと気付いた顔になり、礼拝堂に戻っていく。ルイズは焦った顔になってロムを呼ぶ。
「ロム!どうしたの!早く逃げないと」
ロムが向かって行ったのはウェールズの亡骸であった。安らかに眠って欲しいという願いを込めて、目を閉じて黙祷する。
彼の思い人、アンリエッタの形見の品になる物は無いかと彼の体を探ると、指に嵌めた大粒のルビーに気付く。アルビオン王家に伝わる風のルビーであった。
彼の指からルビーを外すと、右手で強く握り、穴にの方へ向く。
「俺は、貴方の事は忘れません。貴方の意志を必ず姫に伝えます」
ロムは呟いた。
「貴方とは、ずっと繋がっています」
ロムは一礼して穴に駆け戻った。
穴の前でルイズとドリルが待っていた。キュルケに聞いた所、下で待機している風竜はこれ以上乗ると地上まで持たないらしい。
ルイズが戸惑いを見せる。すると、ロムがルイズの肩に手を乗せて言った。
「マスター。俺とドリルはここで残って別の脱出方法を探す」
「そんな!まだ敵がいるのよ!」
ドリルは笑って答えた。
「オイラ達は頑丈だからさ、そう簡単にはやられはしないって。安心して帰ってもいいぜ!」
「これを、姫様に渡して置いてくれ」
そう言ってルイズに風のルビーを握らせる。ルイズは絶句してしまう。
「そして伝えてくれ。『ウェールズ皇子は勇敢に戦った』と」
ルイズは黙り込み、口元をもごもごさせる。
それをポケットに居れる。そして泣きそうになったが、ロムの前で泣くのは嫌だったのでぎゅっとつむって我慢した。
そして少しずつ目を開くと、ロムは微笑みながらこちらを見ていた。


380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:27:25 ID:CiQgKKWY
ジュリオのことかね支援。アニメじゃ学院への留学生という扱いになってる

381 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/20(月) 01:34:22 ID:ClgoTahC
「俺達は必ず生きて帰る。そう、必ずな。だから、マスターも生きて帰ってくれ」
ロムはそう言ってルイズの頬に軽くキスをする。
使い魔からのそれに、ルイズは驚いた。でも、沸き上がってきた感情は、怒りとかでは羞恥心では無く、別の物だった。

今まで感じた事が無い、いや、あるのかな?確かそれは
「さあマスター!時間が無い!そろそろ行ってくれ!!」
ルイズははっとした顔になると穴に足を伸ばす。
そして大声で言う。
「絶対に帰って来なさいよ!絶対だからね!」
ルイズはひゅっ、と穴の中に潜って行った。
ロムとドリルは、先程ドリルが作った別の穴に潜っていく。穴に潜った瞬間、礼拝堂に王軍を打ち破った貴族派の兵士やメイジが飛び込んできた。

ドリルがロムの言った通りに穴を掘ると、大陸の真下にたどり着いた。雲が回りで付きまとい、下が良く見えなかった。
「なあ、ロム結局あの子はお前のなんだったんだ?」
ドリルが疑問を言うとロムは即答した。
「主さ」
「主?」
「ああ、下についたら教えるよ」
「・・・・へぇ。じゃあここからどうするんだ?どうやって下に行けばいいんだ?」
ロムは顎に手を付けて答えた。
「飛び降りる」
「・・・・やっぱりそうなるのかよ!嫌だぞオイラ!空中でバラバラに分解するなんて!」
「ケンリュウと合身する。お前はその後ろにしがみつく形でな」
ドリルは渋々、受け入れると、ロムは剣狼を勇ましく掲げた。
「よし行くぞ!剣狼よ!我に力を!」

風竜はルイズ達を乗せてぐんぐんスピードをあげる。雲と空の青い中、アルビオン大陸が遠ざかる。
ギーシュやキュルケはルイズに色々質問する。でも疲れたからと言ってはぐらかし、浅い眠りについた。
頭の中で色んな出来事、出会った人達の顔が浮かんでくる。
・・・ウェールズは、死んでしまった。愛する人を残して。でも自分は生きている。助かった喜びと悲しみが入り交じる。
風竜が速度をあげ、強い風が頬をなぶる。その風がやたら心地よくつ、生きている事を実感させてくれる。
心動かす事が沢山あったけど。
裏切り者のワルドの事。
死んでしまったウェールズの事。
レコン・キスタの事。
これら全てを王女に伝えなければいけないこと。
いろいろあって悲しんだけど、今は何も考えずに風に吹かれたかった。

頬に熱い感触が残っている事に気付いた。あの、生意気にも主の頬にキスした使い魔の感触が頬に残っていた。
でも、妙に心が安らぐ。悲しい出来事ばかりで傷ついた自分の心が癒されていく。心に風が吹いているのを感じた。

異世界からの 正義の風を

ルイズと剣狼伝説第二部 完

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:35:57 ID:ClgoTahC
なんか投下に時間がかかってしまって申し訳ない。

第三部からは少し砕けてくると思うので宜しくお願いします。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:36:33 ID:3LX64EqH
剣狼の人乙でしたー!

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:36:46 ID:ul8wdO7B
おっちゅー

385 :Zero ed una bambola:2007/08/20(月) 01:39:44 ID:GP45qsXo
投下予約してもいいかしら

よければ10分後に

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:45:05 ID:ObgEEIt8
支援

387 :Zero ed una bambola:2007/08/20(月) 01:50:06 ID:GP45qsXo
では、短いですが投下しますね〜

388 :Zero ed una bambola:2007/08/20(月) 01:51:44 ID:GP45qsXo
Zero ed una bambola   ゼロと人形



その日の朝、トリステイン魔法学院の水汲み場では3人の少女が洗濯に精を出していた。

ごしごしごし
「アンジェリカちゃん、そんなに強くこすったら破れてしまいます」
「はい、シエスタちゃん」
ごしごしごし
「ヴァリエール様、もうちょっと力を入れないと汚れが落ちません」
「え、ええ。わかったわ」
ごしごしごし
「って、ちがーう!」
ルイズがいきなり洗濯物を放り投げ、叫びだす。アンジェリカは放り投げられた洗濯物を起用にキャッチする。
「なんでわたし洗濯なんかしてるの!」
そう叫びながら朝の出来事を思い出す。


389 :Zero ed una bambola:2007/08/20(月) 01:53:29 ID:GP45qsXo
アンジェリカは朝日とともに目を覚ました。
ここはどこ?ここはトリステイン魔法学院、イタリアじゃない。隣で寝てるのは?ルイズさん、わたしのご主人様。
一つ一つ疑問を自己解決させながらルイズを起こす。

「ルイズさん、ルイズさん。朝です。起きてください」
ゆさゆさとルイズを揺する。
「ん、なによ?」
寝ぼけた声で答える。
「朝ですよ、起きてください」
「ん、そうなの?」
そういってベッドから身を起こす。
「朝って、まだ日が昇ったばかりじゃない!えーと、アンジェだっけ?こんな朝早くに何よ?」
「えっと、私これから何をすればいいんですか?」
そういってアンジェリカはルイズと目を合わせる。
「うーん、そうね。まずは洗濯ね。洗濯をしてきて頂戴」
「はい!わかりました!」
アンジェリカは元気よく返事をするとルイズをベットから引きずり出し、一緒に部屋から出ようとする。
「ちょ、待ちなさい。あんたまだ寝巻きのままじゃない!ちゃんと着替えなさいよ!」
アンジェリカが昨日着ていた服に着替えるのを横目に、ルイズも着替える。
「着替えた?じゃあ行くわよ」
アンジェリカに洗濯物を持たせ、水汲み場へとアンジェリカを連れて行く。

「あの、ルイズさん」
「ん?何アンジェリカ?」
「お洗濯はどこでされるのですか」
「洗濯はあそこでするのよ」
そういって水汲み場を指差す。するとアンジェリカは小走りなる。
「ちょっとアンジェ、危ないわよ」
「大丈夫ですよ、ルイズさん、きゃっ」
アンジェリカはメイドとぶつかってしまった。

「アンジェ、大丈夫?そこのあんたも」
「ええ、大丈夫です。えーとヴァリエール様?す、すみません。それとこの子は・・・」
「私の名前はアンジェリカです」
そう言ってアンジェリカは微笑む。
「アンジェリカちゃんですか。アンジェリカちゃんはここに何か御用?」
「はい、ルイズさんとお洗濯をしに来ました」
「え、私は別に・・・」
「そうなの?じゃあ私も洗濯に来ましたの。一緒に洗濯しましょうね」
「はい!あ、もちろんルイズさんも一緒ですから!」
「そ、そうなの?あ、ありがと」
思わず礼を言ってしまった。
「あ、そうだ。自己紹介をしていませんね。私、シエスタっていいます」
そして気がつけば3人で仲良く洗濯をしていた。



390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:53:35 ID:LW7rKgOb
支援

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:54:41 ID:rHzYDJn9
支援

392 :Zero ed una bambola:2007/08/20(月) 01:55:30 ID:GP45qsXo
そして物語は冒頭へ戻る。

「何で貴族のわたしが洗濯なんかしなくちゃいけないのよ!」
ルイズがそう叫ぶ。
「ヴァリエール様、何も叫ばなくても」
「でもルイズさん、お洗濯は楽しいですよ。リコだって朝の静謐な空気に、石鹸の香りが大好きだって」
「そうなんですか。リコさんがどなたか存じませんが、その意見には同意しますわ」
確かに、気分がいつもより清々しいかも、そう思い始めた。
そして他愛もない世間話をしながら3人はまた洗濯をするのであった。


「ところでシエスタちゃん」
「何アンジェリカちゃん?」
「洗濯機はないのですか?あったらもっと楽にお洗濯できるのに」
「せんたくき?それって何でしょうか?」」



Episodio 3

Lavando della mattina
朝のお洗濯


393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 01:58:32 ID:CiQgKKWY
アンジェリカかわいいよでも将来が凄い不安だよアンジェリカ

394 :Zero ed una bambola:2007/08/20(月) 01:58:36 ID:GP45qsXo
何か短くて申し訳ないが投下完了

早くアンジェにAUGを撃たせたい

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 02:06:23 ID:wvJALkJi
乙でした
投薬とか今後でてくるであろう諸問題がどうなるのか怖いな

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 02:08:17 ID:vAv7PHga
乙です
>>395
姉妹スレのミスタもそうだが、やっぱ火縄銃に交換することになるのかねえ

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 02:08:35 ID:LW7rKgOb
乙です。
日常のほんわかした一コマという感じでいいですね。
でも、原作は知らないけれど、前回の投下の時に
健康状態が悪い子だと言ってる人が居たからちょっと先行き不安?

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:21:24 ID:7ZPzNt7V
宵闇の人のヤツ、代理投下されてないね。
しても良いかな?

399 :宵闇の使い魔@代理:2007/08/20(月) 03:27:00 ID:7ZPzNt7V
私には関係の無いイベントだと思っていた《フリッグの舞踏会》―――
あいつとは如何するんだろうか。
あまり騒ぐタイプではないのは間違いないけど。
仕方が無い。私が踊ってあげるしかないわね。


宵闇の使い魔
第捌話:万媚


学院長室で事の顛末を聞いたオスマンは、フーケ自身を捕えられなかった事を惜しみながらも、
「まぁ、なんにせよ――良く《破壊の杖》を取り戻してくれた」
といって、一人一人の頭を撫でた。
勿論、虎蔵は別だが。
ルイズは「もう使えなくなってしまいましたけど――」と申し訳無さそうにしていたのだが、コルベールが彼女をフォローした。
「もしこれがフーケに使われでもしていたら、魔法学院の面子が潰れる所ではなく、大変な責任問題になっていたでしょう。フーケに使われなかっただけでも十分な結果です」
「たしかに、アレが一発あればちょっとしたフネ程度なら落ちかねませんものね」
その威力を間近で見たキュルケが肩を竦める。
オスマンはそれに頷くと、
「君たちの《シュヴァリエ》の爵位申請を出しておいた。ミス・タバサには《精霊勲章》を。フーケは取り逃がしてしまったのは事実であるから、確実に受理されるとは限らんが――その場合でも学院からの褒美は保障しよう」
と告げる。
それを聞いたルイズとキュルケは顔を輝かせた。

――完全に隠蔽すると思ったがな――
虎蔵はそんなことを重いながら、オスマンの言葉を聴きく。
まぁ、あそこまで派手に盗まれてしまったのだから、潔く認めた上で奪還した功績をアピールするのが得策といったところだろうが。

「あッ――あの、オールド・オスマン―――トラゾウには何もないのですか?」
ルイズが相変わらず壁際に突っ立って、退屈そうにしている虎蔵をちらりと見る。
ゴーレムの拳から逃れられたのも、《破壊の杖》を使うことが出来たのも彼のお陰なのだ。
オスマンもこれまでの話から彼の功績が一番であるということは理解していたが――
「残念ながら、彼は貴族ではないからのう」
と、立派な白髭を撫でながら言う。
それにはルイズだけでなくキュルケやタバサも残念そうな顔をするが、
「金くれ、金。危険手当みたいなもんだ。金ならそう面倒な記録も残らんのだろ?ついでに秘書のねーちゃんにも出したれや」
虎蔵自身はあっけらかんと言ってのけた。
彼にしてみれば、称号など貰った所で厠の紙程度の役にも立たないのだから、その方がよっぽどありがたい。
地獄の沙汰も何とやらと言うくらいなのだ。
「ふむ。それくらいなら、ま、良いじゃろう。ミス・ロングビル、君もそれで良いかね?」
「私は特に何もしてないのですけど――」
オスマンが鷹揚に頷き、ロングビルにも問う。
彼女は少し困ったように頷いた。
オスマンはそれに「では近いうちに用意させよう」と答えると、パンパンと手を打つ。
「さて、今宵は《フリッグの舞踏会》じゃ。この通り《破壊の杖》も戻ってきたことであるし、予定通り執り行うぞ。今日の主役は君たちじゃからな。用意をしてきたまえ。せいぜい、着飾るのだぞ」
オスマンに言われれば、三人は丁寧に礼をしてドアに向かった。
だが、虎蔵は壁際に立ったままだ。
ルイズがそれに気付き振り返るが、彼は「先に行ってな」と手を振った。
オスマンと話でもあるようだ。
恐らくは彼の故郷の武器であるらしい《破壊の杖》についてだろう。

400 :宵闇の使い魔@代理:2007/08/20(月) 03:28:03 ID:7ZPzNt7V

「ふむ――で、何か話でもあるのかね?ミス・ヴァリエールの使い魔よ」
「あるにはあるが――そっちからで構わんぜ」
オスマンはドアが閉まるのを確認すると虎蔵を促すが、虎蔵は肩を竦めて答える。
「どうせその方が話が早い。違うか?」
と、互いを牽制するように睨み合う二人だったが―――
「ふぅ、まあその通りであろうな―――では、ミス・ロングビル。君は――」
オスマンがため息をついて頷いた。
そしてロングビルに退室を促そうとするが、
「秘書のねーちゃんも居て良いと思うぜ。ルイズ達にだって後で話すことだからな」
「ふむ。まぁ、学院側にも事情を知ったものが数人は必要か――では此処に居たまえ」
虎蔵に言われて考え直すと、ロングビルにも同席を許可した。

「さて、まぁ――お主の事だ。聞かれることは解っているとは思うのでな。端的に問う」
そういって一度黙り、重厚な机に肘を突いて目を閉じる。
次に目を開いたときには、その年に似合わぬ迫力、威圧感を宿している。
ロングビルとコルベールはそれに息を呑んだ。
「お主、何者じゃ」

「見慣れぬ服装、異常な身体能力、魔法も使わずに何も無い所から武器を取りだす業――そして何より、《破壊の杖》の使用方法を知っているということ」
オスマン以外の二人も小さく頷いた。
そう、ただの平民ではないことは勿論、仮にメイジだったとしても何から何まで――
「異質なのだ。本音を言えば、私は《土くれ》などよりよっぽど君の事を警戒していたのだよ」
そういってため息をつくと、ゆっくりと椅子の背凭れに身体を戻した。
虎蔵はそれを聞くと「随分と正直なこったな」と笑う。
「あんた、異世界って信じるか?」
「異世界――じゃと?」
「そのまんま、此処とは違う世界って事だがね。俺は其処の人間で、その《破壊の杖》もその世界ではかなり量産されている。パンツァーファウスト言うてな」

虎蔵の説明を聞くと、オスマンはふむと声を漏らして白髭を撫でながら考え込み、ロングビルとコルベールは話の壮大さ――というよりも、荒唐無稽さに顔を見合わせている。
暫くするとオスマンはため息をつき、ゆっくりと話し始めた。

「《破壊の杖》以外にも我々の知る歴史の中で作られたとは考えにくい物が、世界には幾つかあってな。なるほど、異世界から漂着した物であると言うのならば頷ける」
「ほう――」
虎蔵は何か思う所でもあったのか、僅かに目を細めて頷く。
「それに、《破壊の杖》も――そう、30年も昔の事になるか。森の中を散策していた私は、ワイバーンに教われてな。そこを助けてくれた人物の持ち物じゃった」
「そいつは?」
「死んでしまったよ。その時既に重症でな――今際の際に「帰りたい、帰りたい」と言っていたのはそういう事だったのか――」
遠い目をして語るオスマンに、誰も声をかけずに静かに時が流れる。
暫くすると、オスマンはため息をついて、
「まぁ、その時使った《破壊の杖》の一本を彼の墓に、そしてもう一本は形見として宝物庫に――という事じゃ。年寄りの長話をしてしまったが、なに、お主が異世界から呼ばれたと言うことは信じよう」
と告げる。
「しかし、その世界ではお主のような実力が普通なのかのう?」
「いや、大抵はこっちの平民と似たようなもんだ。極稀に突き抜けちまってのが居るって位だな」
もっとも、その突き抜け具合が半端無いのだが――そこはまだ告げる必要は無いだろう。
「なるほど――確かに彼は、持っていた物以外は普通の人間じゃったな――まぁ、私が聞きたいのはこのくらいだが、おぬしからも何かあるのじゃろ?」


401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:28:07 ID:9X9fSPDz
支援

402 :宵闇の使い魔@代理:2007/08/20(月) 03:29:05 ID:7ZPzNt7V
「ああ、そだ。これだよ、これ」
虎蔵はすっかり忘れていた、といった様子で彼らに左手を見せる。
使い魔のルーンだ。
「なにやらこれが付けられてから、随分と身体の調子が良くてな。困ることでもないんだが、気になるといえば気になるんでね」
「ガンダールヴの印――ありとあらゆる《武器》を使いこなしたという伝説の使い魔の印です」
その疑問には、最初にそのルーンに気付いた人物であるコルベールが答えた。
恐らく、今まで使ったことのない武器でも扱えるようになっているとの事だが、それ確かめる機会はあまり無さそうだ。
だが、調子の良さはこのルーンによる物だろう。
もしかしたら、デルフの言っていた《使い手》というのも関係がある可能性はある。
――気が向いたら聞いてみるか――
「なるほど―――しっかし、なんで俺がそんなご大層な物になってんだかなあ」
「残念ながらなんとも―――異世界から来たということと関連がある可能性はありますが」
ぷらぷらと左手を振る虎蔵にコルベールが答えると、
「自分の理解の及ばん所で色々起こるってのは、なんともシャキッとせんね」
彼はそういって肩を竦めるのだった。


「ところで―――帰る方法はあるのですか?」
それまで黙って話を聞くに留めていたロングビルが口を挟むが、その問いにはオスマンもコルベールもすぐには答えられなかった。
「一度呼び出した使い魔を送喚した事はないし、するという事態は想定されて居ない」
「そもそも人間を召喚したことが初めてですからな」
二人がそう答えれば、ロングビルは「そうですか――」とだけ答えたのだが、
彼女に何度かアピールを試みているコルベールには少し違って見えでもしたのか、
「あーいえ、しかしですね。召喚が出来て、送喚が出来ないということは無いと思うのですよ。私は。ですから時間をかけて研究すれば―――そもそも召喚のプロセスというのは―――」
と自らの薀蓄を語りだしたのだが、
「あー、そいつは――帰り方については気にせんでええよ。知り合いに、あんたらとは毛色の違う魔法使いが居てね。そのうち向こうから呼び戻されんだろうから」
と虎蔵に遮られてしまう。
しかし、その内容はロングビルに自分の知識をアピールできなかった事よりも衝撃的だったようで、オスマン共々驚きをあらわにした。
「自ら狙って異世界からの召喚が可能な者までおるのか!?」
「なんとも恐ろしい世界ですな――」

実際のところ、虎蔵にはその魔法使い――麻倉美津里にそれが可能であるか、可能であったとしてするかどうかはわからないのだが―――
「そうならなかったとしても、ま、別にたいして問題はないしな。どうしても帰らにゃならん理由も無い」
と肩を竦める。
それを聞いたオスマンはははっと楽しげに笑って、
「なるほどなるほど。確かに、それも悪くは無いじゃろう。住めば都というしな。なんなら嫁さんも探してやるぞ?」
と言ってくる。
虎蔵は「そいつは結構」と肩を竦めて、割と本気で拒否したのだった。


403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:29:38 ID:+hHAwbnc
支援

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:30:06 ID:7ZPzNt7V
数時間後。
《アルヴィーズの食堂》の上にあるホールは大いに賑わいを見せていた。
着飾った生徒や教師たちが、豪華な料理が盛られたテーブルの周りで歓談している。
虎蔵はバルコニーの枠にもたれては、のんびりとウイスキーを味わっていた。
何処から《破壊の杖》奪還に虎蔵が大いに貢献したことを聞きつけたマルトーが持ってきた最高級の物だ。

「ま、娯楽が少ねえもんなあ――」

虎蔵の視線の先で、誰も彼もが今宵を謳歌している。
キュルケは何人もの男子生徒からのダンスの誘いを捌くのに手一杯になっている。
タバサはあの小さい体の何処に入っているのかという勢いで只管に料理を食べている。
そのテーブルに何往復もして料理を運んでいるメイドはシエスタのようだ。大変そうだが、生き生きとした表情をしている。
モンモランシーがギーシュの腕をがっちりと掴んでは、他の女を口説きに行かないようにキープしているのも見えた。
他にも名前も知らない生徒が、教師がこの《フリッグの舞踏会》を楽しんでいた。

此処で一緒に踊ったカップルは結ばれるという逸話だか噂だかがあるらしく、各所で恋の華が咲いたり散ったりしている。
だがそこで、ホールの一部がざわついた。

グラスにウイスキーを注ぎながらちらりと視線を向ける。
そこには、幾人もの教師の誘いを断りながら――中にはコルベールもいたようだが――こちらへと向かってくるロングビルがいた。
黒を貴重としたシンプルなドレスだが、深めのスリットに大胆に開いた背中から覗く素肌が艶かしい。
ドレスの生地を押し上げる双丘も十分すぎる程に男の視線をひきつける。
総じて"良い女"、であった。

更に数人の生徒や教師からの誘いを断って、ロングビルはようやくバルコニーにたどり着いた。
流石に彼女が虎蔵の前で足を止めてしまえば、誘いの言葉が聞こえてくることは無くなった。
「もてもてやな」
虎蔵がからかうように笑うと、彼女は近くには誰も居ないことを確認した上で、
「こまったものよ。馬鹿ばっかりでね。誰も彼もだまされて――」
とロングビルとフーケの間くらいの調子で答える。
「またぶっちゃけたな―――諦めたのか?」
「諦めるも何も、無くなってしまったものは盗めないわよ」
虎蔵が僅かに呆れたように言うと、彼女も肩を竦める仕草をして見せた。

バルコニーには誰もやってこない。
二人の雰囲気――色っぽい物でもなければ深刻そうなものでもない、独特の雰囲気に気後れするのかもしれない。
ロングビルは彼と同じように枠を背にして「何時から?」とだけ問いかける。
「夜に会ったときかね―――それに翌朝のもタイミングが良すぎるし、パッと見だと解らんが、ただの秘書がんなに引き締まった身体してるのも変だしな」
「――最後のは兎も角、もっとじっくりとやるべきだったか―――」
虎蔵の言葉を聞くと、はぁっと深いため息をついた。
もっとも、ルイズの魔法による皹が修復される前に実行したかったのだから、仕方が無い所もあるのだが。


405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:31:33 ID:+hHAwbnc
支援

406 :宵闇の使い魔@代理:2007/08/20(月) 03:32:16 ID:7ZPzNt7V
「それで、如何するんだい?」
「つーと?」
「惚けないでほしいもんだね―――」
「怒んなよ―――しかしまぁ、どうしたもんかな」
ロングビルにすれば最も警戒していたことをどうでも良さそうに答えられて、ムッとした表情を見せる。
虎蔵はその表情を見るとニヤニヤと笑って、
「いやいや、実際本当にどうでも良いんだよ。貴族でも学院生徒でもなけりゃ、この世界のもんでもないんだからな」
「―――そう言う割には、最後には随分と煽られた気がするけど」
「面白かったもんでな」
と言い切った。嘘をついている様子は無い。
ロングビルは僅かに頬を引きつらせながら、ぐっと手を握る。
殴りたくて仕方が無い。
だがそれすらも虎蔵はニヤニヤと笑って眺める。
―――なんて性質の悪い!―――
ロングビルは思わず口に出しかけるが、ぐっと堪えた。
オスマンのセクハラもだが、この男と正面から向き合うのも胃を悪くしそうだ。
ふぅ、と大きくため息をついて気を取り直すと、
「まぁ、その辺りは良いんだけどね―――私としては余計な借りを作っておきたく無いんだよ」
「貸しを作ったつもりは無いが、まぁその気は分からんではないな」
「じゃあ何とかしておくれよ」
そう言って虎蔵の手からグラスを奪い、一口。

虎蔵が腕を組んで「うーむ」と考えていると、先程学院長室で《破壊の杖》――パンツァーファウストの来歴を聞いたときに僅かに気になったことを思い出した。
そう、この世界に来ているのが自分だけではない可能性である。
別に重火器やらなんやらが来る分には一向に構わないが―――
「そうだな―――ちょいと頼みがあるんだが、今此処で話す事でもないんでね。後で話しに行くわ。部屋は?」
虎蔵がそういうと、ロングビルは自室の場所を伝えて「―――一応、人に見られるのはよしておくれよ。変な噂が立っても困るからね」と言ってグラスを空けた。

その時、ホールの中からおぉと歓声が聞こえた。
視線を向ければ、ホワイトのパーティードレスに身を包んだルイズが注目されている。
胸元の開いたドレスがつくりの小さい顔を、宝石のように輝かせていて、隣のロングビルとは見事に対照的だった。
ロングビルはそれを見ると、「お姫様が来たみたいだね―――それじゃまた」と言って去っていった。

ロングビル同様、やはり幾つもの誘いを断りながら虎蔵の前へとやってきたルイズは、ややムッとした様子でロングビルの後姿を眺めてから彼へ声をかけた。
「お楽しみみたいね。邪魔しちゃったかしら」
刺々しい。
虎蔵は軽く肩を竦めて「別に。ちょっとした世間話だ」と答える。
そして「そういうお前こそ、随分と誘われてたじゃないか」と言ってからかおうとするのだが、
ルイズはその言葉を「五月蝿いわね。別にどうだって良いのよ、あんなの」とバッサリ斬って捨てると、彼に向けてすっと手を差し伸べた。
「でも、折角だから―――踊ってあげても、よくってよ」
目をそらして、僅かに浮かぶ照れを何とか隠そうとしながら言う。
虎蔵は思わずニヤニヤ笑いを浮かべてしまいながら「へいへい、お供するさ」と言って手を取った。


二人がバルコニーからホール入ってくるとすで楽師達によって音楽が奏でられていた。
ルイズは虎蔵の手を引いてフロアに飛び込み、音楽にあわせて優雅にステップを踏み始める。
虎蔵も見よう見まねでそれにあわせる。

「今日は色々と助けられたわね―――その、ありがとう」
ルイズは踊りながら、視線を合わせないようにしながらぼそぼそと感謝の言葉をつげた。
虎蔵は――なんとも素直になれん奴だな――と思ったのだが、
「それが使い魔の仕事なんだろ?」
といって笑うのだった。

しかし、後にこの虎蔵の言葉が、彼女の心に深く突き刺さってくることになる――――


407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:33:18 ID:7ZPzNt7V
---------------------------
以上です。
インターミッション的な部分なのでさっくり行こうと思ってたのですが、
かなりくどめになってしまいました。
反省。
ちなみに今回のタイトルは能面から取ってます。


という事で代理投下終了。こんな夜更けに支援多謝。

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:46:40 ID:Qo+R668/
寅さん乙

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:49:33 ID:S5EVmBWz
エドワードロング乙

ワルプルギスのご老体なら狙って召喚ぐらいは余裕だろうな。
多分、今も水晶球越しに見てニヤニヤしてると思う。

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 03:58:41 ID:k01McO7s
乙かれです。
台風の目?と化すのはいつになるか待ち遠しいす

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 04:32:51 ID:hiVguVS+
おつおつ
ミョズニトニルン辺りが馬吐呑のおっさんだったりしたら虎蔵泣くぞw

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 04:44:43 ID:ObgEEIt8
寄せるエーテルの波を超えられるみたいだしな
異世界ぐらいなら問題はないだろうな

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 04:58:04 ID:OxdbKPd1
そろそろマスターチーフでも呼ぼうと思っている俺が来ましたよ。

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 05:24:45 ID:VrQnskuE
宵闇乙です。
しかし芭蕉扇を所有して低気圧を飲み込んだ虎蔵って、風系メイジの
天敵じゃないか?

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 05:33:42 ID:U90IhFv8
宵闇代理投下乙、そして作者の人にも乙乙です。
生半可な風どころかスクウェア、下手するとヘキサゴンクラスでも風である限りあっさり呑んで力に変えてしまいそうですしね。
ギトーではありませんが火や水でもそのまま風に巻かれそうですし、山一つ呼び出すような類の土でやっと?

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 06:03:56 ID:ObgEEIt8
>>414
あれは芭蕉扇じゃないって本人否定してなかった?
天狗のやつだったよな

417 :ゼロの使い魔〜我は魔を断つ双剣なり〜 ◆vJSgYFYC6o :2007/08/20(月) 06:30:18 ID:hbDxuGlK
こちらに一度投下したいのだけど宜しいであるか?

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 06:40:46 ID:4u7snCYY
同じの再投下?それとも続き?

419 :ゼロの使い魔〜我は魔を断つ双剣なり〜 ◆vJSgYFYC6o :2007/08/20(月) 06:41:39 ID:hbDxuGlK
続きなのであ〜る

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 06:45:20 ID:fQRASzl2
避難所の運営議論がいろいろ白熱してるので、うかつに「かまわん行け」と言えんのが難しいところ。
元々デモベボーダーだし、ここに来てもそう批判は出ないだろうけど、避難所のほうがまだ安心ではあるかなー。

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 06:46:30 ID:TtN+7g0D
事態が沈静化すrまで避難所をオススメする

422 :ゼロの使い魔〜我は魔を断つ双剣なり〜 ◆vJSgYFYC6o :2007/08/20(月) 06:46:33 ID:hbDxuGlK
それでは避難所に投下してくるのであるよ、とか西博士っぽく言ってみる
ありがとう

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 07:32:09 ID:SJG7oE/7
双剣の人の投下を確認したのであ〜〜る
しかし我輩を主役にした話はないのであるか?
この!大・天・才!!である超天元突破な超天才科学者ドクターウェストを出さないなんて世界に、いや、宇宙に対する冒涜である
よって今すぐ我輩を主役にした話を所望する次第にしてプリーズギブミーチョコェェェェトなのであ〜る!
良い子のみんなは分かったかな?


注:徹頭徹尾ギャグなのでマジに受け取らないで下さい

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 07:53:08 ID:k01McO7s
あああ何処からかエレキの音が聞こえてくくく
SAN値のチェックはよろしいかー?
しかしルーンの刷り込み機能は恐ろしいな
本人の自覚なしにじっくり好意と服従心を植え付けられるってのがエグイな

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 07:59:34 ID:ILXJDsOx
>>414
というか風系統とか関係なく普通のメイジじゃ(スクウェアクラスでも)対抗はほぼ不可能だからなぁ、天敵とか関係なくネ?

>>416
太郎丸より受け継ぎし大団扇、と言ってたね

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:01:14 ID:aPOD8NKq
落ち着け愚民共。
今我輩の活躍が余すこと無く還元濃縮された「ドクターウェストの華麗なる実験」が製作途中のなであ〜〜る。
来年春に公開予定なのであるからして、それまで酢昆布でも咥えて待っているがよい!
……って、あり?
何で我輩の前に我輩がプリーズギブミーしてるのであるか?
まっ、まさか!?
我輩、知らぬ内に巨大な運命に飲み込まれてしまったのであるか!?

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:07:40 ID:SJG7oE/7
ぬほおっ!?我輩が二人?
もしかして我輩には生き別れな家族がいて精神を共有したり片方が甲子園を目指したりする
ナイスピッチャーな呼吸を止めてそのまま窒息死で綺麗な顔だったりする訳であるのか!?
ふっ…………さすが我輩、さすが大・天・才ドクタァァァァァ・ウェストォァウ!!

428 :GTA-0:2007/08/20(月) 08:09:47 ID:0NT5mOSq
投下してもいいですかー?

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:11:58 ID:DAjU0m1l
どうぞー!

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:12:00 ID:SJG7oE/7
いぃぃぃぃぃざ!いざ投下を!!

431 :GTA-0 (1/5:2007/08/20(月) 08:13:33 ID:0NT5mOSq
目の前に現れた風竜……青髪の眼鏡の子の使い魔。その羽ばたく姿を見て、改めて「 凄い 」と思った。
はっきり言って、私の呼び出した使い魔などとは比べ物にならない。
私はその姿を、憧れと…「 私もこんな使い魔が欲しかった 」という妬みを心に抱きながら見つめていた。

っ! そうだった、先生は!?
一瞬、頭に浮かぶ最悪の光景を無理やり消しながら、急いでそちらへと視線を向ける。

…そこには、こちらに背を向けた先生と風竜に驚いた様子の使い魔の姿。

はああぁぁ〜〜………。よかったぁ、無事で……。
先生に怪我が無かった事、私の使い魔が傷害沙汰を起こさなかった事に心から安堵した。
…でも、契約後でこれなんだから、契約していなかったら……ああ、考えたくもないわ。

……? 何か、忘れているような。そう、何か大事な…。
忘れた「何か」を思い出そうと頭を働かせていると、使い魔が手に持ったナイフを地面に投げ捨て
それに続いて先生が
「皆さん! この通り、既に彼は戦意を失っております! 慌てる事はありませんぞ!」
と、私達に呼びかけてきた。
先生…武器を捨てたからって、そう簡単に信用しても良いのかしら……って


ああぁっ!!! そうだったあぁーっ!!


「こ、この、大バカ使い魔ぁーーっ!! よくもこんな騒ぎを起こしてくれたわねっ!! ご主人様の顔によくも…!」
「ミス・ヴァリエール、落ち着きなさい!」
「先せ…ミスタ・コルベール!! 私は主人としてこの大バカ使い魔に事の重大さを教え込まないと…!」
「私はこの通り怪我も無い。だから気にしなくても良いのだよ。」
「でも…!」
「とにかく今は私の指示に従ってくれないかね? 皆が混乱してしまう。」
「……分かり、ました…。」


432 :GTA-0 (2/5:2007/08/20(月) 08:15:06 ID:0NT5mOSq
ああっ、もう…! あのバカ使い魔を叱る所を見せつけて、主人としての威厳と体裁を保つ計画が…。
ただでさえ、ご主人様の命令を無視して先生に襲い掛かるなんて真似をされてるのに
ここままじゃ『 使い魔を手懐ける事すらできない駄目ルイズ 』なんて陰口を叩かれるに決まってるわ…っ!

「あー、おほん。少々予定外の出来事が起こりはしましたが、無事に使い魔召喚の儀は終了いたしました。
 私は少し用事がありますので、皆さんは先に帰っていて下さい。」
! 用事…。
「ミス・ヴァリエール。話しがあるので、まだ帰らないように…。」
やっぱり責任を問われるのね……。



空を飛んで帰っていく皆を見つめながら、私は溜息をついた。
使い魔を「 通常通り 」召喚し、問題なく「 魔法 」で帰っていく皆。
召喚した使い魔に振り回され、今から言い渡されるであろう罰に震える私。
はっきり言って、惨め過ぎる…。涙が出てきそうよ。

「さて…」
あぁ…いよいよなのね。
「ミス・ヴァリエールの使い魔君、では呼びにくいので君の名前を教えてはくれないかね。」
えっ……、罰を告げるんじゃないの…? まあ、遅かれ早かれってやつね…。結果は変わらない…。

…そういえばこいつの名前、聞いてなかったわね。

「…クロード・スピード。」
クロード・スピード…クロード・スピードね、こいつの名前は。よーーく覚えたわ。
「ではミスタ・スピード、と呼べばいいかな?」
こんな平民に「ミスタ」をつけるなんて…先生は何を考えてるのかしら?
「…何とでも。」
「うむ。ではミスタ・スピード、早速この鉄の塊について知っている事を教えてくれたまえ!」


……え、何よこれ。



433 :GTA-0 (3/5:2007/08/20(月) 08:16:55 ID:0NT5mOSq
てっきり罰を言い渡されると思ってたのに…。一体どういう事なの。
「あの…ミスタ・コルベール?」
「ん、何かね? ミス・ヴァリエール。」
「私が呼ばれた訳は一体…?」
「ああ、使い魔であるミスタ・スピードとミス・ヴァリエールの出会い方が余りにも悪かったので
 ここは一つ仲を取り持とうと思ったのだよ。」
「え…そ、それでは今回の事で何か罰は…?」
「ちょっとした誤解からあんな事になったんだ、罰を与えようなどとは思ってはいないよ。」
笑顔で答える先生。
その瞬間、今までギチギチに張り詰めていた緊張の糸がプッツンと千切れ、脚の力が抜けてしまった。
「ミ、ミス・ヴァリエール!?」
先生の言葉が遠く聞こえる。



内側に凹んだ鉄板を外側に押し出す作業が終わり、二人が息を吐く。
私はか弱い乙女なので、もちろんそんな肉体作業には参加などしない。
「ではミスタ・スピード、いよいよこれを動かせる訳ですな!」
「少し待ってくれ…動かせるかどうか調べる。」
先生は待ちきれないといった様子でクロードを見つめる。まあ、私も何だかんだ言ってこれに興味はある。
と、例の変な音が発生し、鉄の塊…「クルマ」が振動し始めた。
「どうやら動かせるようだ。」

「おおっ! これは凄い!! ここまで自在に動かすことが出来るとは!!」
最初はすっとろい動きしか出来ないだろうと思ってたけど…悪くないわね。
それなりに小回りが効くし、馬と比べて乗り心地も悪くない。なにより一度に多くの人数を運べる。
正直に「 凄い 」と思えるわ。…まあ、竜と比べたら見劣りするけど。
「どこかに車を停める場所は無いか?」
「それならば是非私の研究室の隣に!目の前にある小屋ですぞ!」
興奮冷めやらぬ先生の指差す先に「ボロ小屋」としか例えようのない小屋が建っていた。

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:19:13 ID:mlzb/0qg
支援

435 :GTA-0 (4/5:2007/08/20(月) 08:19:32 ID:0NT5mOSq


クロードはどうやら疑い深く、用心深い性格らしい。
「本当に大丈夫なんだろうな。」
「大丈夫、このトリステイン魔法学院に入ろうとする賊なんて、余程の馬鹿か命知らずだけよ。」
何度も説明したけどコイツは簡単に信用しようとしない。
ホント、どれだけ田舎で治安の悪い所から来たのかしら、コイツは…。
「…分かった。コルベール、頼むぞ。」
「ああ、任せておきたまえ! こんな貴重なマジックアイテム、易々と盗ませはしないよ!」
先生…そんな心配しなくても何も起きないのに…ご苦労様ね。
「それと…固定化だったか。本当に安全なんだな?」
「ああ、何の問題もないよ。むしろより安全になるから安心してくれ!」


「クロード。」
「…何だ。」
「今回はコルベール先生が許してくれたから私も強くは言わなかったけど
 今度あんな真似をしたら絶対に許さないからね!」
「…分かった。」
「それと…その喋り方、どうにかしなさいよ! あと私の事はご主人様と呼ぶのよ! いいわねっ!」
急にクロードが押し黙る。
「ちょっと! 話を聞いてるの!?」
答えないクロード。
…後でたっぷりと「 躾 」を施してやる必要があるわね。



436 :GTA-0 (5/5:2007/08/20(月) 08:21:28 ID:0NT5mOSq
クロードが入ってきたのを確認したあと、しっかりと鍵を閉める。
さーて、どうやって躾けてやろうかしら…。まずはさっきの態度を叱るべきね。
そう思いクロードの方を向いた、その瞬間
「むぐぅっ!!?」

クロードの手によって口を塞がれた。

反射的に杖を向けたけど簡単に取り上げられ、部屋の隅へと投げ捨てられてしまった。
口を塞いだ手を外そうにも全く動かせない。
「んーっ! んーーっ!」

「黙れ。」

っ! 何なの…こいつの目。それにこの声…。今まで体験した事のない類の物だった。
はっきり言って「 怖い 」。それこそ比喩表現でなく「 漏らしそう 」な程に。
「俺はお前の言う使い魔とやらになった覚えは無い。」
! な、何ですって…。
「もしも今後、『ご主人様と呼べ』とか『喋り方をどうにかしろ』とか俺に言えば…。」
い、言えば何だってのよ。
内心そんな風に強がってはいたが、脚が震えているのが分かる。体は正直だった。

「この…学院だったか。ここからウェーブのかかったピンク色の髪の、背の小さい女子が居なくなるかもな。」

え、何……。
最初、クロードが何を言おうとしているのか分からなかった。
理解した瞬間、背筋が凍り、思考が停止した。ついでに漏れそうだった。

部屋から出て行くクロードを私は…咳き込みながら見つめる事しかできなかった。
怖かった。何もできなかった。そしてそんな自分が憎たらしくて、とても悔しかった。
自分の使い魔に脅されて、簡単に屈するなんて…情けなさ過ぎる。
ああ…ほんと、泣きそう……。と言うか、止められ、ないかも……。

嗚咽を部屋に響かせながら私は一つの決心をし、それを言葉にして誓いを立てた。
「クロード・スピード……。絶対…絶対にあいつを従わせてやるっ!!」

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:22:22 ID:mlzb/0qg
支援

438 :GTA-0 :2007/08/20(月) 08:23:58 ID:0NT5mOSq
投下終了
wikiって行間が一行多く開いて見えるんですね…知らなかったorz

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:25:16 ID:t0ZHDd9T
個人的には、やっぱ女の子の一人称視点が好きな俺はスレイヤーズ世代だな、と思った。
次も期待してるぜ!GJ!

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 08:35:11 ID:mlzb/0qg
GJだ!
これからのルイズの行動に期待が大きくなるなぁ

441 :カービィの人:2007/08/20(月) 09:20:06 ID:cYPbcNJO
意外と反応が良かったので、もう少しカービィのクロスを続けてみることにしました。
と言うわけで、五分後位から第2話早朝投下します。
短いです。

442 :使い魔のカービィ 第2話:2007/08/20(月) 09:25:19 ID:cYPbcNJO
投下行きます。

――カービィがルイズに召喚されたその夜。

1人と1体はルイズの部屋に帰ってきた。
カービィを喚び出すまでにかなりの魔力を使ったルイズは既にヘトヘトで、部屋にはいるとすぐにベッドへダイブした。
一方のカービィは、窓から2つの月を眺めはしゃいでいる。
(そんなに月が珍しいのかしら?)
ベッドの上でそんなことをぼんやり考えながら、ルイズはカービィの事へと思考を切り換えた。
思い返せば、カービィがどういう種族の使い魔なのかという基本的な事さえわかっていない。
ルイズは魔法が使えない分、周囲の生徒達よりも勉強し、それなりの知識は頭に入っている。
しかし、カービィは彼女が知っている種族のどれにも当てはまらないのだ。
モグラでも、竜でも、サラマンダーでも、ゴーレムでも、オークでもない。
一見しただけでも、カービィはかなり珍しい部類に入る使い魔だった。
(もしかして私……凄い『当たり』を引いたのかも)
メイジの実力を知るにはその使い魔を見ろと言うが、もしカービィが珍しい幻獣だとしたら、そして凄い能力を身に付けていたとしたら。
(もう私はゼロじゃない! そんな素晴らしい使い魔を喚べたなら、みんな私をバカにしたりしない!)
今まで自分をバカにしてきた連中がひれ伏す。
教師達が神童だと自分を持て囃す。
家族に胸を張って顔向け出来る。
そして、ルイズの考えは更にヒートアップしていき………鎮静化した。
理由は簡単、残念ながら目の前ではしゃぐカービィが、そんな凄い使い魔には見えないからだ。
確かにカービィは珍しい。
しかしそれだけで当たりを引いたと思うには、些か根拠が足りなすぎる。
タバサが召喚していた風竜は、見ただけで力の程が分かる。
キュルケが召喚したサラマンダーも、ルイズにとって不本意だが素晴らしいものだった。
では、カービィは? と聞かれたら返答に困ってしまう。
何より魔法が成功しただけでもかなりの成果だ、これ以上望むのは虫が良すぎるかもしれない。
ルイズは余り大きな期待はせず、使い魔を得られたという事実に満足する事にした。
何より、彼女を慕い、支えてくれる者が1人増えたのだ。
それだけでもルイズに取っては大きかった。

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 09:26:21 ID:ILXJDsOx
桃色コンビ支援

444 :使い魔のカービィ 第2話:2007/08/20(月) 09:29:48 ID:cYPbcNJO
(カービィの出生はまた明日にでも図書室で調べるとして………問題はカービィが使い魔としてどれだけやってくれるか、よね)
カービィの能力に期待はしないとしても、使い魔としては働いて貰わなければならない。
まずは『主の目となり耳となる能力』だ。
試しに目を閉じてみた、何も見えない。
次に耳を塞ぐ、何も聞こえない。
(ま、まあ、別に見てる物が見えなくても困らないわよね)
ルイズはこれをあっさりと諦め、『主が必要とする秘薬を捜してくる』はどうかと考えてみた。
が、これも恐らく無理だろう。
カービィにただの石ころと鉱石が見分けられるとはとても思えない。
しかも鼻を頼りに捜させるにしても、肝心の鼻孔が見つけられなかった。
段々と『役立たず』の考えがルイズを侵食してくる。
(ま、まあ、別に秘薬なんて使わないからいいけどね! どうせ私ゼロ……だし……)
自分を勇気づける所か小さい傷を残してしまったルイズだった。
その後なんとか持ち直し、最後の『主を守る存在』として役立つかを考えてみた。
……が、やはりこれも絶望的であった。
精神的に幼いというのもあるが、何よりカービィの身長は20サント程しか無いのだ。
その小さな体でどう主人を守ると言うのだろう。
メイジはおろか平民にも踏みつぶされてしまうのがオチだ。
これらのことから総じてカービィは―――

そこでルイズは思考を打ち切った。
漸く呼び出した使い魔が役立たずなんて思いたくない。
それでは自分がゼロであることを認めてしまう気がするから(さっきのはノーカウントらしい)
はぁ、と大きな溜め息をつき、ルイズは枕に顔を押し付けた。
きっと疲れているからこんな悪い考えしか浮かばないのだろう。
使い魔の事は兎に角明日考えるとして、ルイズは眠りにつくことにした。
その時、ベッドが少しだけ軋み、ルイズは何かに肩を叩かれた。
何かといっても1体しかいないが。

445 :使い魔のカービィ 第2話:2007/08/20(月) 09:32:48 ID:cYPbcNJO
「カービィ……?」
「ぽよぉ?」
ルイズが顔を上げると、そこには心配そうに彼女を見つめるカービィがいた。
今し方の溜め息が聞こえてしまっていたようだ。
「心配、してくれてるの……?」
「ぽよ!」
カービィは笑顔で元気よく答えた。
その姿はやはり愛らしくてーー
「……ありがとう」
ーーこんなに優しい使い魔を一瞬でも役立たずと思ってしまった自分を、呪ってしまいたくなるほどだった。
ルイズはお詫びにといわんばかりに、カービィをぎゅっと抱き締めた。
最初は少し苦しそうにしていたカービィだが、慣れたのかルイズに抱かれたまま静かになった。
…………………………
(少し静かになりすぎたような……?)
ルイズが胸元のカービィを見ると、彼は既にすやすやと夢の世界へ旅立っていた。
いい夢でも見ているのだろか、顔がニヤついている。
その顔に、思わずクスリと微笑むルイズ。
(分からないことも課題も山積だけど……ま、何とかなるわよね)
何より自分にはカービィがいる。
ルイズはカービィを抱き締めたまま、静かに眠りについた。

月に照らされた2つの寝顔は、それはそれは穏やかなものだった。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 09:34:32 ID:yw1Oot2g
惑星真っ二つ支援

447 :使い魔のカービィ 第2話:2007/08/20(月) 09:34:38 ID:cYPbcNJO
投下終了!
次回はルイズのお友達やメイドと出会う予定

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 09:34:48 ID:lAg/AWA7
なんというほのぼの支援

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 09:37:41 ID:hiVguVS+
投下乙
カービィかわいいよカービィ

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 09:48:06 ID:IpFWOlOI
投下乙です。

小さくて可愛い丸っこい生き物と女の子というシチュエーションで生物彗星WoOを思い出した。
あっちだったら学院全員怪獣に食われて、ルイズが逃亡生活するはめになったり、王立魔法アカデミーから
追っかけられたりしそうだけど。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 09:49:54 ID:jZZg8LUs
カービィ乙!

マスクを召喚して、フィーバーするルイズを想像して吹いた

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:08:57 ID:SAcbc4CH
昨日原作10巻見たんだけどサイトってドMなんだなw

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:12:58 ID:yyRhZna2
>>452
あれだけやられて目覚めない方がおかしい
そんな風に思えてしまう俺もきっとドM候補生

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:16:22 ID:G0CF1uct
穿った見方するならSのルイズに合わせる為にガンダールヴ効果でドMに改造されたと見れんことも…
でも最初からMだよなサイト


455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:18:47 ID:p6BBqwZ9
>>396
ニトロセルロース(無煙火薬)を作れるかが鍵でしょうね。

まあ、ガソリン造っちゃうぐらいだから出来るかな?

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:24:25 ID:ECmSiMV6
537 名前:名無しさん 投稿日: 2007/08/20(月) 08:32:34 ID:Yyfq4juQ
文章そのものが格別に頭一つ抜けてるのは流石に無いと思う。
駄目なのと標準的なのとぐらいな様な。

TUEEE関係は爆熱で突き抜けてるから面白いと勘違いしてる人が居るのが気になる。
あれは突き抜けてるからってよりキャラの扱いが一々丁寧なのと、王道として確立してる筋道通してるからだろう。

大好評だったモット伯の話しとか、明かに三匹とかの時代劇で昇華されているお約束その物を上手い事利用してるし、その結果突き抜けてるだけ。
調理のさじかげんとか誰でもできるものじゃ無いのかもだが

だから真似してTUEEEEも突き抜ければOKと勘違いして後追いでやっても、特に駄目なTUEEEだろになって冷たい目で見られて終わるのがおちだ

457 :侍の使い魔:2007/08/20(月) 10:26:00 ID:cf9Zwdev
カービィGJ
でもカービィって体膨らませて飛べると思うんだが。


458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:30:22 ID:vAv7PHga
>>457
本人がやる気になればねwアニメ版準拠だとけっこう気まぐれだし

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:32:10 ID:h17au6mA
明日のとy色は全部食われるだあろうなww
銀の食器でソードカ―ビィかな?

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:40:59 ID:aar7gK27
カービィの携帯電話って宇宙の何処だろうと圏外が存在しない優れものだよな
それで呼び出されるワープスターや3体の分身もすごいが

このカービィはアニメ準拠っぽいから携帯もコピーミックスも使わないのかな

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:48:35 ID:BUE8rdlr
アニメではコピー能力どれだけ使えたっけ?
ソードとストーンしか思い出せない

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:54:52 ID:rNmfOPOS
ゲーム準拠だとホントに何でも食うからな
あと歌好きだけど歌を歌いだすとヤバイ

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 10:58:36 ID:KVth1y9e
フーケの石を食ってストーン。
もう一つ食って巨大化カービィ。
フーケのゴーレムとがちんこバトルを受信した。
コピー能力はSDXを参考にするといいと思う、あのゲームのアクション要素は今でも通用する。

ファイア、プラズマ、アイスの三つのかっこよさは異常。
ライトニングクラウドをぱくっと飲込んで、プラズマ波動球でカウンターしてほしい。
羽根ペン食ってウィングとか。ルイズの杖食っちゃってバトントワリング(だっけ)とか。

464 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:02:28 ID:zyGl5lkI
盛り上がっている所すみませんが、新参投下予告です。
デジモンとのSSですが、反応が問題無いようだったら11:10に投下します。


465 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:04:04 ID:zyGl5lkI
盛り上がっている所すみませんが、新参投下予告です。
デジモンとのSSですが、反応が問題無いようだったら11:10に投下します。


466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:06:01 ID:k01McO7s
進化ー!
期待して待つ

467 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:08:43 ID:zyGl5lkI
ちなみにアニメの方では無く、ゲームの「デジタルワールド」の方です
後半ちゃんと進化する予定ではりますが

468 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:11:38 ID:zyGl5lkI
「――――――――! ―――――ン! ―――ラモン! ――ドラモン!!」
 遠くから声が聞こえる。
 それは今までに何度も何度も聞いてきた、とても大事な奴の声だった。
「メガドラモンッ!!」
 確かに自分の名を呼ばれ、意識が覚醒する。
 目の前には大事な自分のパートナーと、どうやら刺し違えたらしい、ムゲンドラモンの死体が転がっていた。
 ムゲンドラモンの身体は既に分解が始まっており、ムゲンドラモンを操り、このファイル島を我が物としようとしていた男は、ムゲンドラモンの傍で尻餅をついている。
 俺の身体を抱きかかえ、涙を流しながら俺の名前を叫んでいるのは、今まで苦楽を共にしてきた、パートナー。
 だがどうやら、その楽しくも苦しかった時間に終わりが来たらしかった。
「俺とした事が……ドジッち、まった、ぜ…………」
「喋るな! 今、今ケンタル医院に連れてってやるから!!」
「良いんだ……。自分の身体の事は、自分が一番分かってる。…………こんな形になってすまねぇがよ……」
 既に分解が始まっている身体を一度だけ見下ろし、確りと目の前のパートーナーを見つめる。
「お前に育てラれた、俺ノ人生…………ワるく、なかッタ、ゼ…………」
 最期の言葉を、ちゃんと発せたろうか。
 それだけが気がかりで、俺の意識は、闇に飲まれていった――――――。

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:12:08 ID:gfPP+hCq
つーとPS版のやつか?
…やべ、やったことないな

470 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:12:47 ID:zyGl5lkI

 ゼロのデジタルパートナー 一話


 ルイズは思わず息を飲んだ。
 サモン・サーヴァントの魔法で何故か巻き起こった爆発の中から現れたその姿に。頭らしき物が僅かに俯いているが、翼を広げれば4メイル程に達するだろう、その『竜』に。
 しかし教師であるコルベールを含め、誰も見た事の無い種類の竜だ。
 上半身は逞しく、巨大な腕と頭。しかしそれに反して伸びる下半身には足の様な物は無く、ひょろっとした蛇の様な体がうねうねと動いている。
 そしてよく見ると、羽ばたいても居ないのに宙に浮いているではないか。
 誰もがルイズ同様に息を飲んでいた。
「ゼロのルイズが成功した……」
「おいおい、嘘だろ……?」
「ま、負けた……ゼロのルイズに……」
 煙が晴れ、その姿が完全に現れる。そしてまたしても、誰もが息を飲んだ
 腕と頭についているのは、漆黒に煌く金属。体の色は赤く、所々に生えている体毛は群青に染まっている。
 誰がどう見ても、立派な竜の(大きさからして)幼生であった。誰も知らない種族ではあるが。
 と言う事は、ルイズは竜を召喚するのと同時に、非常に珍しい種族を召喚した事にもなる。
 召喚を行った当人は、あまりにの感動に気を失いそうだった。
 漸く今まで自分を「ゼロ」と馬鹿にしていた奴等を見返せる。そう思うと自然と笑みが零れるルイズだった。
 そして、
「や、やったわ!!」
 高らかに叫ぶ。
 コルベールも柔らかに微笑んで―自分の生徒の成功に心から喜んで―促す。
「さあ、ミス・ヴァリエール。契約を」
 ルイズが頷き、自分の使い魔になる竜に向かって歩を進めた。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:13:59 ID:9cBJRzbD
支援

472 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:14:16 ID:zyGl5lkI
 メガドラモンは、正直かなり混乱していた。
 理由一。まず自分は、デジタルモンスターとしての死を迎えた筈である。
 理由二。周りの人間の多さ。
 こんな所だ。
 メガドラモンは目だけを動かし、辺りの様子を窺う。皆が皆、驚いた表情で自分を見ている。
 次に自分の身体。
 今さっき正に致命傷を受けていた筈なのに、見事に完治している。
 ともかく、自分だけでは答えを導き出すのが不可能だ。と結論を出し、こちらに向かってくる人間の子供に聞いてみる事にした。


473 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:16:17 ID:zyGl5lkI
「ここは何処だ?」
「ッ!!」
 その場に居た全員―と言ってもメガドラモン以外だが―が怯む。
「しゃ、喋った!?」
「ま、まさか……ゼロのルイズが……」
「韻竜だ! 韻竜を召喚しやがった!!」
 周りの生徒からソンナバカナーとか、ウオースゲーとか、色々と歓声や喚声が上がる。
 その様子に一度だけビクッとしたメガドラモンだったが、改めて目の前の人間の子供に目を向ける。
 ルイズはまたしても感動のあまりに意識を手放しそうになったが、主人としての威厳を持って答えた。
「こ、ここは、トリステイン魔法学院よ!」
「トリステイン……?」
 パートナーに聞いていた「ニッポン」と言うのとは随分違う。
 それに、周りの人間が着ている服も、自分のパートナーが着ていたのとはかなりの差があった。
 ……そう言えば、現実世界では国ごとに、同じ人間でも色々違うと言っていた。そんな事を思い出し、メガドラモンはこう結論付けた。
 まず自分は、何らかの理由で現実世界に飛ばされた(パートナーがデジタルワールドに来たのだから、その逆もあるだろう)。
 そして此処は、自分のパートナーが住んでいた国とは違う国だ。
 あながち間違っては居ないのだが、メガドラモンは一番大事な部分を間違えてしまっていた。
「そうか。……それで、お前は?」
「わ、私があんたを呼んだのよ!」
 ……彼女が自分を呼んだのか。
 俺が死に掛けている所を、彼女が呼んでくれたおかげで助かった。
 つまり、命の恩人だな。
 メガドラモン、賢くはあるがちょっと抜けていた。
「そうか。……それじゃあ、お前は俺の恩人だな」
「……? そ、そうよ!」
 何を言っているのか分からなかったが、とりあえず同意をしておくルイズであった。
 その後、外見に似合わず非常に大人しいメガドラモンと見事契約をルイズは交わした。
 メガドラモンの左手に現れたルーンを、コルベールが興味深く見ていたが、直ぐに皆を解散させた。
 各々が魔法で飛んでいくのを目にし、メガドラモンはギョッとした。
「……人間は飛べないと、言っていたと思うんだがなぁ……」
 皆が居なくなったのを確認すると、ルイズはいきなりメガドラモンに抱き付いた。
 いつもゼロのルイズと蔑まれて来た彼女だ。立派、いや立派過ぎる使い魔を召喚出来て、心底嬉しいらしい。
「あんた、名前は?」
「メガドラモンだ」
「メガドラゴン? 聞いた事ない種族ね……。って、あんたの名前を聞いているのよ。種族名じゃないわ」
 そう言われ、メガドラモンはちょっと考え込んだ。
 言われてみれば、自分は自分だけの名前で呼ばれた事が無かった。
 数秒思案して、メガドラモンが口を開いた。

474 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:18:40 ID:zyGl5lkI

「メガで良い」
「分かったわ。メガね。……わ〜、めがめが〜」
 素晴らしい変わり身であった。今までは高貴なカンジ! と言うのを体現していたと言うのに、いきなり母に甘える赤子モードである。
 だがそんなルイズの至福の時を、メガドラモンが悪意無い発言でぶち壊してしまう。
「お前は飛ばないのか?」
 ビシッ。とルイズが固まる。
 そして、絞り出す様に言った。
「飛べないのよ……」
 それが恥ずかしいとか、悔しい事なんだろうと直ぐに察して、メガドラモンは、
「そうか」
 とだけ言って、尻尾でルイズを巻き取り、背中に乗せた。
「な、何!?」
「掴まってろ」
 メガドラモンがそう言うや否や、風竜顔負けの速さで空を駆け始める。
「わー、わー!」
 あまりに速さに、ルイズがまたしても、感動で気を失いそうになるが、頑張って堪える。
 そしてメガドラモンの後頭部に生えている毛に顔を埋め、にやにやとだらしなく笑っていた。
 この使い魔となら、上手くやっていける。誰も自分を「ゼロの」ルイズなんて呼ばなくなる。
 そう確信し、今までの級友が見た事も無い笑みを浮かべ、ルイズは空を駆けていた。

475 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:20:16 ID:zyGl5lkI
以上です

今見ると句読点の多さとか文章構成が駄目過ぎたりとかで泣きたくなってきた

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:28:00 ID:k8mNzJnl

しかしいきなり完全体召喚かね
個人的にはタマゴから育てて行くのをみたいやなんでもない

477 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 11:31:37 ID:zyGl5lkI
それはあれだよ。俺が単にメガドラモンを好k(ry
それでも良かったんですが、ギーシュの辺りとかでちょっとやってみたい表現があったんですよ

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:35:56 ID:ZsxH7NuI
デジモンの必殺技の能力の高さも結構アレだよなぁ…
青いメタルグレイモンのミサイルで核弾頭クラスとか何とか。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:43:47 ID:R4RVTEf7
子供向けのゲームはインパクトを強くするために過剰な威力や表現を持たせるのが販売戦略だからな。

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:49:39 ID:lAg/AWA7
ルイズの反応がらしくて素敵GJ

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:50:10 ID:BUE8rdlr
>>479

遊戯王の事か
MTGと並べると桁数の違いに吹く

で、メガドラモンってどのくらい破壊力あるんだ?

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:53:43 ID:lAg/AWA7
>必殺技は両うでから有機体系ミサイルを発射する『ジェノサイドアタック』と、あらゆる物質を切りさくことができる『アルティメットスライサー』

つ【ttp://www.digimon.channel.or.jp/city/gallery/ver4/v4_megado.html】

オフィシャルから引用
とりあえずバイオ系のミサイルと空間ごと切ってるっぽいスペックは異常
ムゲンドラモン以外なら負けるとかありえねえ

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:56:16 ID:whzBWTND
ギーシュ逃げてー!

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 11:59:36 ID:gfPP+hCq
生体ミサイル…相変わらず想像しにくい代物だ

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:00:13 ID:fkF8grI9
良い使い魔を引き当てて喜ぶルイズって展開が好きだ

486 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 12:02:15 ID:zyGl5lkI
規制食らってたよ

とりあえず戦闘能力はゲームを基準にするつもりだし、
そうぶっ飛んだ破壊力にはならないと、思う。うん。多分

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:05:23 ID:lYmSb+dh
>>484
岸和田博士の科学的愛情に出てきたミサイルみたく、
皮を被ってたり、金属を剥がすと中に内臓が有ったりするんだよ。

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:05:34 ID:lAg/AWA7
でもバイオミサイルはやばくない? 名前ジェノサイドだし
ネーミングから察するにあらかさまに毒ガスミサイルだけど

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:06:04 ID:W0kVVExj
生体ミサイルと聞くとミノ助を思い出す

490 :ゼロのデジタルパートナー:2007/08/20(月) 12:08:09 ID:zyGl5lkI
俺の見解では「生きててある程度意志がある爆発物」ってのが、ジェノサイドアタック

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:09:51 ID:7+gekO3O
マリオシリーズのキラーみたいなもんか喃?

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:10:30 ID:UvhHZC/V
>>491
それにホーミング機能付けた感じか

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:11:57 ID:lAg/AWA7
なるほど、ミサイルの中の人がジェノサイドか

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:18:53 ID:7+gekO3O
ミサイルの中の人「くやしいのうwwwwくやしいのうwwwww」

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:19:24 ID:VuD7AEJ4
>>493
そこには元気に走り回るグラハルト・ミルズ大尉の姿が!

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:21:11 ID:k01McO7s
何と言う鉄砲弾か
あ、いや鉄砲弾なんだよな実際
サマルトリア王子思い出して泣ける

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:23:05 ID:9IW/yTZN
>>495
ミルズ少佐の人間兵器っぷりは異常。

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:24:03 ID:ZsxH7NuI
とりあえずジェノサイドアタックには口はついてる。
目がついてるのはグラウンド・ゼロくらいか?

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:29:40 ID:wLafP0E7
>>496
つまりこうですか
ドラゴンクエスト任侠鉄砲玉伝説からサマルトリアの王子召喚
……しまった、メガンテしたらもう生き返れねえ

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:30:32 ID:CFwPnGRW
ジェノサイドアタックってボーボボの魚雷ガールじゃ無いか?

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:34:23 ID:45quMRKH
そのメガドラモンでさえ現在だとかなり下の方の強さだというから恐ろしい

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:34:24 ID:fMGcQ/pK
>>488
メガデスサイドで勘弁してやれw

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:44:08 ID:hiVguVS+
>>489
ミノの腹に寄生してるやつだっけ
確か名前はバカ

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:55:38 ID:96JmirFb
究極体には惑星壊せる奴いるしな

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 12:56:03 ID:OCgwKjP1
みのもんたの腹にミサイルが寄生しているだと!?

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:15:25 ID:H3x3cRQA
ベルゼブモンが大好きでした

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:18:43 ID:BUE8rdlr
おもちゃの鉄砲をもったインプモンは今でも鮮明に思い出せます

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:29:08 ID:H9A+YEMN
せ、生体ミサイルって言ったらガイバーの超獣化兵じゃないのか?
確か電気ナメクジの次にアプトムに食われた人。

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:29:39 ID:Zz6bnRS3
ミサイルにのってヴリル発勁をかましてくれ

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:29:55 ID:H3x3cRQA
だれかインプモン召喚してやってくれ

ギーシュはダブルインパクトで…

荷が重すぎて俺には書けないよ

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:31:40 ID:OpJfpjjh
メガドラモンが好きです
でもメタルグレイモンのほうがもっと好きです
GJ!

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:33:00 ID:EhdacyG7
もともとテイマーズの主人公パートナーデジモンはギルモンじゃなくインプモンだったって話もあったくらいたし人気あって当然だな

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:35:03 ID:HdbGEM+y
自分はブイドラモンが好きだったな

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:39:28 ID:Bn0favUW
>>503
あれって爆発反応装甲としても機能するらしいぞ
・・・どんな仕組みなんだ

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:39:50 ID:nYv4UwoU
デジモンとかあんま覚えてないけどモンザエモンとかいなかったか?www


516 :470 ◆dlSC255lB. :2007/08/20(月) 13:43:53 ID:GJV6Q5q4
いっそのこと七大魔王全員召喚したらどうだ?
ベルゼブモン以外は問題大有りだが
ちなみに、その問題は以下の通り

デーモン ハルケギニアを侵略
ルーチェモンFD ハルケギニアを滅ぼし、新世界創造
リリスモン 登場する野郎の殆どを性的な意味で食べる。あとおっぱい
バルバモン フーケよりも早く、学校の宝物庫を襲撃。
ベルフェモン 眠っている状態で召喚したら問題なし。が、暴走状態で召喚されたらゼロ使完結
リヴァイアモン 生徒ウマー、島ウマー、軍人ウマー、エルフウマー、ハルケギニアウマー 完

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:47:55 ID:zyGl5lkI
>>516

全員を一気に召喚したら、文字通り「お話にもならない」だな

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 13:59:49 ID:SAcbc4CH
アグモンが好きだな

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 14:15:03 ID:Q3xyvy3k
>>516
その名前を見るとご立派様のお仲間達を呼びたくなるな
閣下、蝿王、ユリコ、アスタロト・・・駄目だ、どうしてもインパクトでコクマの王に負けるww

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 14:17:46 ID:IRzXdBtX
>>517
そこで、最強の喧嘩番長召還ですよ

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 14:20:37 ID:OpJfpjjh
>>518
あの声がよかった

今のは……

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 14:21:19 ID:96JmirFb
>>520
パートナー無くても敵を倒せる人間呼ぶなwww

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 14:25:02 ID:HdbGEM+y
究極体と殴りあえる人間か

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 14:42:26 ID:tNITbB6l
ふと浮かんできた某特撮の某都知事を召喚
いや事ある毎に「知っているか!」って言う都知事が浮かんできただけだが

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 14:55:24 ID:7+gekO3O
>>522
何と言っても、世界三大兄貴の一角だからな!



大門大は間違いなく前世の人格(カズマ)に侵食されてるw

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:13:37 ID:k01McO7s
皆デジモン大好きだなw
初代しかみてなかったから大部分は解んないけどオメガモンだけはガチだと思う

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:18:33 ID:zyGl5lkI
>>526
握手
オメガモンは神。最近じゃオメガモン崇拝してると厨扱いされるけど

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:22:37 ID:x/T7PmSf
なんといわれようともオメガモン最強
厨扱いされようが一向に構わん

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:23:08 ID:Bn0favUW
>>526
僕らのウォーゲームとか見てたら、間違いなくオメガモンは神級のかっこよさだと思うんだがなぁ
何で廚扱いされるんだか

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:25:34 ID:OpJfpjjh
オメガモンよりウォーグレイモンのほうが好きだな

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:28:48 ID:CiQgKKWY
ブラックウォーグレイモンが大好きなんだが駄目ですかそうですか。
あとスティングモン。イモムシに「ルーちゃ〜ん」とか言わせたい。

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:37:21 ID:SAcbc4CH
パタモンとかも好きだな
弱いけど進化したら激強だし

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:45:11 ID:HdbGEM+y
この場合、学園長の使い魔はチューモンか?

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:45:43 ID:k8mNzJnl
すっかりデジモンスレにwww

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:47:53 ID:1FWAAKtz
ちょw
自分もデジモン大好きだが
みんなそろそろスレチだぞww

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:49:04 ID:SeisrlDf
>>529
そりゃシリーズが続いてオメガモン以上に強い奴はごまんといるのに
>>528みたくオメガモン最強!なんて主張し続ければ厨言われるよ
オメガモンXになれば話は別だがな(消去技と未来予測と対応がセットになった能力がつくから)

これ以上はスレ違いだし、やめとこう
才人のノートパソコンから出てきたデジタマを才人とルイズで育てていくって話を
思いついたはいいがプロット書いてる途中で忙しくなって放置してたんだよなぁ……
頑張って再開してみるかな……

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:50:56 ID:z5ppGmQ4
オメガモンよりアルファモンが好きな俺は邪道なのだろうか…


538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:50:58 ID:IRzXdBtX
>>536
夫 婦 テ イ マ ー か ! !

是非見たいので頑張ってくれ

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:53:06 ID:9qQUlGbu
>>536
そ れ だ !

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:53:11 ID:OpJfpjjh
>>536
頑張れ、ものすごく期待してる

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:55:13 ID:CiQgKKWY
>>536
天才ktkr
プレッシャーになるかもだがあえて言わせてもらう、ファイトッ!

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:55:57 ID:zyGl5lkI
>>536
素 晴 ら し い 発 想

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:58:52 ID:Bn0favUW
>>536
 貴 方 が 神 か 

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 15:59:32 ID:jNn6cD6T
デシモンの教育方針で微笑ましく対立する二人か
いいすごくいい!

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:03:14 ID:sT+mbk9A
つまり映画版デジモンアドベンチャーになる訳か

本命のボタモンか、はたまたクラモンで行くか

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:03:31 ID:BUE8rdlr
つまりパパママと呼ばれて大慌ての二人が見れるかもしれないということだな
アンリエッタの前で

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:10:29 ID:SAcbc4CH
>>546アンがルイズとサイトのアンアンしてできた子と勘違いすんだな

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:12:27 ID:OpJfpjjh
>>547
獣か……いや、何でもない

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:14:02 ID:zyGl5lkI
クラモンでも産まれた日にゃ大変な事になるな
制御出来るなら才人と良いコンビになりそうだが

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:15:33 ID:OpJfpjjh
パソコンでふと思ったがサイト携帯持ってないのか?



電波届かないけど

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:18:30 ID:CiQgKKWY
確か携帯も持っていたはず。
ケド割とあっさり電池なくなって使い物にならなくなったはず。

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:19:50 ID:HdbGEM+y
パートナーと一緒に戦うティマー(ガンダールヴ)っていいな

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:22:38 ID:OpJfpjjh
オメガソードを手に7万の大軍に突撃するインペリアルサイト・パラディンモード

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:25:35 ID:sT+mbk9A
とりあえずギーシュ死す

555 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十四話:2007/08/20(月) 16:28:22 ID:rHzYDJn9
全てのデジモンをデリートして空気を読まずに投下する。
デジモンは初代も初代のしかやってないんだ、ぜ……!
――――

『夜明けの杵』亭は貴族を相手に商売をする宿屋である。
かつては王侯貴族が一時の宿にした事もあるという伝統ある場所で
そのためか、部屋の質は高く、コンシェルジュまでいる始末であった。
はて、しかしこんな夜中に門を叩いて部屋が空いているのか、と思ったレクスであったが
意外や意外。すぐさま部屋を取る事に成功した。
なんでも、アルビオンでの革命騒ぎのお陰ですっかりこんな高級な宿屋に泊まる人間は少なくなったのだという。
今では場末の宿屋の方が傭兵などで儲かっており、一気に六人もの人間が泊まってくれるとなれば
こちらから大歓迎だ、との事だった。
ワルドとルイズが『桟橋』へフネの交渉へ向かっている最中、残された四人はもそもそと遅すぎる夕食を食べる事にした。
キュルケは寝る前に食べるのは余りすかない、といってサラダをメインに食べていたが
余り関係ないレクスやギーシュ、タバサはもぐもぐと肉も食べていた。
タバサなどは実際その小柄な体のどこにそれだけ入るのかといった勢いで食事をしており
キュルケなど最早母親のような目でそれを見ていた。
主人もそれはそれはいい顔でタバサとキュルケを見守っており
後にこの主人が小説家として大成する際のデビュー作が、キュルケとタバサを題材にした物語だったりするのだが
これまたやっぱり本筋にはこれっぽっちも関係は無く、話は進む。

ワルドとルイズが帰ってきて、出航は明後日になりそうだ、と言う話になると
レクスが少し悩んだそぶりをした。
そしてルイズにぼそぼそと耳打ちをした。
もしレッドドラゴンが呼べるのなら、アルビオンまで飛んでいけるかもしれない、と。
しかしその案は暫く悩んだ末に、却下された。
お忍びの任務である以上、あのように大きなレッドドラゴンで飛んでいくのは余りにリスクが高い、という理由だった。
レッドドラゴンが早々負けるとも思えないが、しかし上に乗る自分たちはそういう訳にもいかないだろう、との事だ。
仕方ない、では明後日まで体を休めるとしよう、という話になった頃、主人と話していたワルドが

「さて、部屋割りなんだが……幸いにもここは部屋がすいていてね。
人数分部屋が取れそうだよ。
金はかかるが、何。こうみえても魔法衛士隊隊長だ。気にする事は無い」

おお、と一同が喜ぶ。
さすが太っ腹だ。ここで安易に女性と男性にわかれよう、などと言わないところがまたいいではないか、そうささやきあう。

「とはいえ、向かい合った部屋にしておいた。廊下を挟んではいるが……万一の事もあるからね」

五人に鍵を渡していくワルド。
そしてふと、ルイズに鍵を渡す際に

「……そうだ、ルイズ。
少し大事な話があるんだ。もう少し、このテーブルに居てもらえないかな?」

などと切り出したのだ。
長い間会っていないとはいえ、昔の思い出の頃と変わらぬ紳士的な婚約者。
話の内容こそわからないが、しかし受けてしまうのが年頃の女の子、という奴だろう。
キュルケもあら、と口を手にあて、春が来たかしら、などと嘯いている。
タバサは相変わらず料理を口に運んでいるが、少しペースが落ちてきた。満腹になりかけているようだ。
ギーシュは疲労がたまっているのか、うとうとと船をこぎ始めた。
ぐ……六文銭ってなんだ……やめてくれ、服を脱がすな……などと呻いているが、誰も気にした様子は無い。
いい加減に寝るわね、とキュルケがあくびをしてタバサを連れて行ったのはそれから三十分も後の事だった。
レクスもサンドマンを召喚したため、疲れたのか、ギーシュを引っ張って自分の部屋へと行った。
残されたルイズとワルドを、微妙な沈黙が支配した。

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:30:15 ID:9X9fSPDz
支援

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:30:30 ID:vL0Ow79H
俺はデジモンの進化についていけなかった支援

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:30:33 ID:zyGl5lkI
対7万軍戦

丘の上で自分とルイズの子供(のつもり)の最終形態、アーマゲモンの背に立つ才人。
才人「アーマゲモン! アルティメットフレアだ!!」

――7万の大軍、消滅す。

559 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十四話:2007/08/20(月) 16:30:51 ID:rHzYDJn9
「ね、ねぇワルド。話って……?」
「ん、あぁ」

ワインの口直しに、と水を飲んでいたワルドがゆっくりとつぶやいた。
アンリエッタ姫から受け取った手紙は無事なのか、という話から始まったその内容は
ルイズには懐かしい思い出話だった。
他愛も無い話から、ルイズが小船から落ちかけたときの事。
一日かけて遊んで、疲れきってワルドにおぶられた事。
――そして

「覚えているかい? 父と、君のお父上が取り交わした約束」
「……え、えぇ」

ルイズが顔を赤らめる。
かつて戯れに取り交わした婚約。
十年も経ち、会うことは少なくなったが、今でも覚えている。
しかし、とっくの昔に反故にされたと思っていた。

「……ルイズ。今は大変な事が立て続けに起きている」

こくりと頷くルイズ。
――そう、大魔王ファットバジャーの事だ。
あれほどの事態、王宮を守る命を持つ魔法衛士隊のワルドが知らないはずがあるまい。
それに、このアルビオンの事件だ。
最早ここまで連続で事件がおきると、訳がわからないくらいだ。

「ルイズ。だから――全て終わったら、ラグドリアン湖にいかないか?」

ルイズの顔が一瞬惚けたようになる。
ラグドリアン湖。
水の精霊のいる湖だ。そこで誓った事は――

「……ワ、ワルド」
「無論、無理にとは言わない。
何せ、数年会っていなかったのだからね」

ワルドが微笑む。懐かしい笑顔だった。
いや、記憶の中のワルドは青年だったが、今のワルドは逞しさまで加味されている。
赤面するルイズ。

「今日は色々あって疲れただろう?
早く部屋に戻って休むといい。返事は、この任務が終わってから考え始めればいいさ」

ワルドがルイズの頬を撫でる。
頭を撫でる子ども扱いではなく、純粋に一人のレディとしての扱い方だった。
ルイズも流石に耐え切れなかったのか、顔を真っ赤にしたまま

「そ、そうね。そうするわ。
おやすみなさい、ワルド」

と、部屋へと小走りで走っていってしまった。
残されたワルドは主人に新たなワインを頼むと、それをグラスに並々と注ぎ、一気に飲み干した。
ふぅ、とため息をつく。
ワインは高級なものなのだろうが、味などどうでもよかった。
一体何時から自分はこのように甘くなったのか。
かつては全てを利用してでも、やり遂げる事があったというのに。
そんな風に考えていると――ふと、眠気が襲ってきた。
飲みすぎたか、と思い、ふらふらと部屋へと戻る。
ワルドも消え、主人だけがグラスを片付けていると、ふと、ガサリと何かが動くような音がした。
しかし主人は気にも止めず、誰も酒場に居なくなった事から、酒場のランプを消した。

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:31:51 ID:zyGl5lkI
リロード忘れてたお。支援

561 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十四話:2007/08/20(月) 16:32:45 ID:rHzYDJn9
翌朝、中庭で日課の素振りをレクスがしていると、デルフリンガーが眠たそうな声でつぶやいた。

「よー、相棒よー。ちょっとききてーんだが、相棒って実はあんまり俺っち使う気ねーだろ?」
「な、なんで?」

レクスが驚いたようにデルフリンガーに問いかける。

「いや、だっておめーさん。毎度カードでサモン・サーヴァントしてっからさ。
実は案外俺って要らない子? っておもわなくもないのさ」

成る程、そういえばデルフリンガーを召喚剣として使ってばかりだった。
確かに剣として使われていなければ、デルフリンガーにしてみれば不満だろう。
しかし、レクスにしてみれば、それは逆なのだ。
普通の剣では、召喚剣の際に耐え切れない。
本来、棒切れでもオーラブレードなどに変化させてしまう召喚剣である。
今は変化させる事が出来ないだろうが、それでも、その威力は並の剣なら使っても砕けてしまう。
その点、喋る魔剣なら耐え切れるだろう、とデルフリンガーを使っているのだと伝えた。
その思惑は成功し、ターシェルやサンドマンを召喚しても、デルフリンガーはピンピンしている。

「はーん……まぁ、たまには剣として使って欲しいんだがね」
「メイジ相手だとそうもいかないしね」

レクスが苦笑いする。

「では、その剣の希望をかなえようじゃないか」

ふと、レクスに呼びかける声があった。
振り向くと、そこにいたのはワルドであった。
朝早くだというのに、昨日と同じマントを着け、ぴったりとした身なりだ。
一体どういうことか、とレクスが尋ねると

「何、君と同じだ。
朝の訓練をしようと思って中庭に来て見れば、見事な素振りをする剣士がいるじゃないか。
これは一つ、手合わせを申し込みたいと思った次第だよ」

いい、ワルドは杖を引き抜いた。
最早剣といえるだろうその杖は、確かに魔法衛士というに相応しい形だ。
レクスはワルドの戦闘の形を想像する。
ギーシュはワルキューレを使い、フーケはゴーレムを作り上げた。
どうにも土のメイジが多いというイメージを持ったが、キュルケやタバサの行動を見たり、学院の授業を見学したりしていると
そうでもない、というのがわかった。
しかし、どちらにせよ魔法で先制攻撃を行い、魔法で全てを片付けるのがメイジの戦い方だというイメージだった。
だからなのだろう、杖は手に取りやすく、短い形が多かった。
タバサのような大きな杖はむしろ珍しいくらいだったのだ。
しかし、目の前のワルドが持つ杖は、剣。
恐らくは剣術も盛り込んで戦うタイプなのだろう。
成る程、ただのメイジではかなわない。

「そういえば、君は恐ろしいまでのサモン・サーヴァントを使えるのだとか?」

ワルドが尋ねてくる。
レクスがそれに頷いたが

「手合わせで怪我をしてもつまらない。
互いに魔法なしで行こうじゃないか」

と、剣を構えた。
レクスもそれに呼応し、デルフリンガーを構える。
合図がある訳ではないので、既に互いに臨戦態勢という奴だ。
ジリジリと足をずらし、間合いを縮めていく。

562 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十四話:2007/08/20(月) 16:33:58 ID:rHzYDJn9
「ふ!」

ワルドが一気に駆け、杖を突き出した。
だがレクスはそれを切り上げるような形で捌く。
ワルドはそれに動揺した様子もなく、膝蹴りをレクスの腹に叩き込んだ。
胃液が逆流するような痛みだったが、しかしレクスはデルフリンガーを一気に振り下ろす。
斬られてはかなわないと思ったワルドが、身をよじってそれを避ける。

「神風!」

しかし、次にレクスが取った行動にはワルドが意表をつかれた。
瞬間移動のようにレクスがいつの間にか背後へ回ったのだ。
一気にデルフリンガーで背中を殴りつけるレクス。
痛みに顔をしかめるワルドだが、その勢いそのままに地面に手をつき、一気に距離をとった。
だが、近くにあった鉄塊を手に取ると、投げつける。
流石に魔法衛士隊の隊長の膂力なのか、ただの鉄塊でもそれなりの威力を持って飛んでくる。
レクスはそれをデルフリンガーで叩き落とすと、目を見張った。
ワルドが凄い勢いでこちらへと走ってきたからだ。
デルフリンガーは払いのけたばかりで、まだ切りかかる体勢になりきれて居なかった。
しかし、それを無理やり動かす。
叩き落すようにして振り下ろしたデルフリンガーは、幸いに地面をえぐるように近くにある。
ならば、と。
レクスは自分の両足の間にあるデルフリンガーを確りと握りなおし、大根を引き抜くかのように一気に振り上げた。

「地走り!」

小さいが、しかし確かな衝撃波がワルドへ向かっていく。
真正面から衝撃波が来たワルドは、慌ててマントを翻してそれを相殺する。
ズタズタになるマントだが、しかしワルドはかまわず突き進み、レクスへと肉薄し――

『ぐ!』

――両者の剣が打ち鳴らされた。
ギリギリとつばぜり合いが続く。
力だけで言えばワルドが上だが、片手で持つ剣に比べ、両手で持つデルフリンガーの方がわずかにワルドを上回っていた。
しかし、先ほどの蹴りの警戒もあり、レクスの体勢は崩れ気味だ。
結局のところ、拮抗する。
両者が互いに剣を押し合い、跳んで距離を離す。
暫くにらみ合いが続いたが、ふとワルドがつぶやいた。

「成る程、腕前は確かなようだ」

背中をさすりつつ、ワルドが笑う。
レクスもそれにへへ、と笑い返しつつ、腹をさすった。
そして、どちらからともなく剣をだらりと下げる。
朝の運動には丁度よかったし、何よりこれ以上すれば、互いに血が騒ぎそうだったのだ。

「中々いい使い魔がルイズにはいるようだ。
この任務の間は僕がルイズを守るつもりだったが、しかし、手の届かないときは君も協力してくれたまえ」
「ええ、勿論です」

二人が軽く握手をする。
ふと――レクスは、ワルドがじっと自分の右腕の甲を見つめているのが、気になった。


「ああくそ! 足りねえよ!
相棒、なんだって一撃で終わりなんだ、ああもう。数百年ぶりにまともな戦いが出来るかとおもやぁこれか!
ああっ、欲求不満であたいおかしくなっちゃいそうっ!」

喚くデルフリンガーを華麗にスルーする男二人であった。

563 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/20(月) 16:35:09 ID:rHzYDJn9
以上、第十四話。
ワルドが少しだけ爽やかに、の巻でした。

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:41:28 ID:Bn0favUW
乙です
ワルドがきれいなワルドに見えちゃうZE

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:44:49 ID:vL0Ow79H
>欲求不満であたいおかしくなっちゃいそうっ!
デルフ自重www

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:44:55 ID:QJzpGE9J
このワルドが裏切るとは思えない…



567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:46:23 ID:CiQgKKWY
デルフつくづく不憫じゃのうw
けどGJ

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:49:29 ID:OpJfpjjh
綺麗なワルドGJ!

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 16:58:53 ID:wMdWtzQc
GJ!

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:04:01 ID:CVF2Swvh
ワルド君物凄い爽やかだなw

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:06:05 ID:6SqaySop
原作のワルドが不審人物過ぎるからこのワルドなら騙されてしまいそうだw

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:13:13 ID:s6df8bXh
原作ワルドは、ライバル→ただの悪者ボス→厄介な障害物へと転落人生だもんな

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:21:34 ID:afxEwd0D
ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゾーン懐かしいな。
GBのゲームしか知らんかった。

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:24:15 ID:r9kN176J
ギーシュ、なんでお前三途の川のほとりに居るんだ?

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:37:35 ID:qzfx3K91
ギーシュだからさ

まぁ、最初のキャラ位置が相手の実力が分からないで喧嘩を挑むチンピラ役だからさ

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:39:15 ID:THD3TxBG
>>572
調子こくライバル→ただの悪者中ボス→ちょっと邪魔な障害物→運び屋→ビビるヘタレ
だろ。

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:40:50 ID:CiQgKKWY
そーいや最近原作でも出番無いなワルド。作者からも忘れられてないか?
次の巻あたりで久しぶりに出てきそうだけど。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:43:29 ID:ILXJDsOx
まぁワルドは二巻の時点で退場してても一切問題が無いキャラだし、今のところは

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:47:00 ID:OpJfpjjh
大丈夫大丈夫、そのうち指輪でワルドゾンビとして蘇るさ

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:48:02 ID:39gI3Lqt
モンスターファームのモンスターが呼び出されたら面白そうだな・・・・

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:49:10 ID:s6df8bXh
使えそうな役さえ出来れば、
唐突に「あの頃の僕はどうかしていた」で何事もなく合流するぐらい
ノボルならやってのける

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:56:00 ID:vL0Ow79H
>>581
ギーシュがいい例だな。初出と以降のキャラの違いが顕著
言い換えればいい加減とも言えなくもない気がするのは・・・忘れておこう

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:56:00 ID:lzAZ9nD+
>>580
どれ引いても馬鹿にされそうにないなw

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:56:43 ID:d8RoED3i
ルイズのフィギュア 他にも何枚かあった
http://1server.sakura.ne.jp/newfigure/pc/img.php?src=../src/58-8.jpg

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:58:30 ID:gfPP+hCq
ファームも懐かしいな。でもルイズじゃまともに育つ未来が思いつかない…

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 17:58:52 ID:XjtdvICB
レクス、グリフの他にモゴラやコスモのカード持ってるのか?
そしてミュールの出番はいつ頃になるのだろうか

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:01:28 ID:oI4eDJf2
>>580
ブリーダー:ルイズ
サポート:シエスタ
探検博士:コルベール

となる訳か。
ところで博士の名前ってなんだっけ?

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:03:23 ID:OpJfpjjh
ミュールと聞いてもアルトネリコのラスボス幼女しか思いつかない

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:10:09 ID:Bn0favUW
>>588
あのミュールが召喚されたら、全裸がポリシーとか言って常に裸で行動しそうだな

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:10:55 ID:s6df8bXh
>>582
ノボルは萌えとお約束を抑えてかつ定期的に刊行できれば、
他の要素はファジー&ライトを突き詰めてても十分な出来になるという
商業作家としてすごい成功してる人だと密かに思っています。

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:11:56 ID:OpJfpjjh
>>589
鼻血出して倒れるギーシュやマルコメやオスマン想像した

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:19:50 ID:I3EHkGI3
ソーサリー・ゼロが避難所に投下されました。
現在投下が無いようなので、代理投下いたします。

593 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:21:01 ID:I3EHkGI3
二九七
 
 体力点一を失う。
 黄色い粉末は持っているか?
 なければ二四八へ戻って選びなおせ。
 
「それも魔法の薬なの?」
 小瓶に入った黄色い粉末を嗅ぐ君を見て、ルイズとキュルケは怪訝な表情で君を見る。
「その薬品には、ど、どんな効果が?」
 興味津々で尋ねてくるのはコルベールだ。
 君はなにも答えず、術の効果が全身に行き渡るのを数秒のあいだ待つ。
 魔法書の奪回はルイズの≪使い魔≫としてではなく、アナランドの魔法使いとしての義務なのだから、彼女たちを巻き込むわけには
いかぬと君は考える。
 やがて、ルイズたちの動きがひどくゆっくりしたものに変わったのを確認すると、君は学院の門に向かって走り出す。
 この術の効果は、術者を信じられぬほどの速さで動けるようにしてくれることなのだ。
 呼び止めるルイズの声を無視し、疾風のような勢いで門を潜り抜け、≪土塊のフーケ≫の姿を探す。
 
 君はすぐに、北の森の方向に向かって馬を駆る黒い人影を見つける。
 君は、ただちに馬を駆る人影を追うか(五四へ)?
 それとも、罠かもしれぬと考えて、学院の周囲を捜索してみるか(一六九へ)?

594 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:22:01 ID:I3EHkGI3
五四
 
 君の動きは術の効果で三倍以上に加速されているとはいえ、道具のつまった背嚢や武器を持ったまま馬に追いつこうとするのは、
至難の業だ。
 息を切らして体力点一を失う。
 術の効果が切れてしまえば、すぐに相手を見失ってしまうだろう。
 君が術の持続時間を気にしだしたころ、黒い人影が駆る馬は森に踏み入る。
 あちらこちらに木の根が張り出した薄暗い森の道ならば、馬の脚もにぶるだろうが、それは君も同じだ。
 もう少しで追いつきそうなところで、君は太い根を踏みつけて、体勢を崩しそうになる。
 サイコロ二個を振り、出目を君の技術点と比較せよ。
 出目が君の技術点と同じかそれ以下ならば、君は体勢を立て直し、馬に追いつく。三四へ。
 出目が君の技術点より大きければ、君はその場で転倒し(体力点二を失う)、馬の姿も見失う。一七六へ。

595 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:24:01 ID:I3EHkGI3
三四
 
 走りながら馬上の人物の黒い長衣の端を掴み、そのまま強引に引きずり下ろす。
 落馬した相手は地面に激突するかに見えたが、小声で短い呪文を唱えると、回転しながら長衣を脱ぎ捨て、君から五ヤードほど離れた場所に
そっと着地する。
 
 日没直前の薄暗い森の中だが、君の眼には長衣を脱いだ≪土塊のフーケ≫の容姿が、はっきりと見える。
 それは薄緑の長髪をなびかせる若い女だが、どこかで見覚えのある顔だ。
 女は細い腰に両手を当て、射るような視線で君を見つめる。
「まさか、走って馬に追いつく人間が居るなんて…ミス・ヴァリエールの使い魔さんは、実に不思議なマジック・アイテムをお持ちのようね」
とフーケは笑う。
「それだけの、貴族と張り合えるだけの力をもっていながら、身も心も貴族の犬になり下がった恥知らず。ご主人様に褒めてもらいたくて私を追いかけてきたの?」
本来ならば快いものであろうその声は、怒りと嘲りに染まっているため、猛毒のように君の耳を刺す。
「でもね、あなたが≪ゼロのルイズ≫から骨を投げてもらうことはないわ。ここで、死ぬんだからね!」
 その言葉と同時にフーケが小さな杖を振り呪文を唱えると、君と彼女の間の地面が三箇所同時に盛り上がる。
 盛り上がった土はたちまちのうちに、身の丈四ヤード以上の不恰好な人間めいた姿になり、君の前に猛然と立ちはだかる。
 フーケが作り出したのは巨大な土ゴーレム、それも三体だ!
 君は武器を抜いて土ゴーレムと闘うか(一○六へ)、それとも術を使う準備をするか(二二九へ)?
 フーケに話しかけて時間をかせいでもいい(八六へ)。

596 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:26:00 ID:I3EHkGI3
八六
 
 三体の土ゴーレムが、君を取り囲むようににじり寄る。
 君は≪土塊のフーケ≫に、読めもしない≪エルフの魔法書≫などどうするつもりだ、と叫ぶ。
「確かにこの本は、あのオスマンの助平爺でさえ読めない、謎の文字で書かれているらしいわね」
 君の言葉を聞いたフーケは、土ゴーレムの動きを止め、思案にふけるような表情をする。
「でも、読めようが読めまいが、そんなことは関係ないのよ。トリステイン魔法学院がこの本を≪エルフの魔法書≫と鑑定したという噂は、
この辺一帯に広まっているわ…噂の出所は私だけど。研究者や蒐集家なら、その≪エルフの魔法書≫を手に入れるために、いくらでも出すでしょうね」
と言うと、微笑みつつ君に向かって手を振る。
「こんな得体の知れない古本のために命を捨てることになるなんて、莫迦ね。さよなら」
 唐突に土ゴーレムの一体が、君めがけて石柱のような腕を振り下ろしてくる!
 危ういところで胸を張り飛ばされるのをかわし、地面に転がる。
 起きあがったときには、二対目と三体目のゴーレムも攻撃に加わる。
 このままでは、叩き潰されるのは時間の問題だ!
 君は逃走するか(一八五へ)、それとも術を使うか(二二九へ)?

597 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:27:01 ID:I3EHkGI3
二二九
 
 どの術を使う?
 
 SUN・四二八へ
 ROK・四○七へ
 YOB・三五八へ
 HOT・三八一へ
 WAL・四四二へ

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:27:58 ID:vUscPDdd
モブキャラが確変起こして主要キャラになるのはよくあること
例銀英伝のアッテンボロー

599 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:29:06 ID:I3EHkGI3
四四二
 
 体力点四を失う。
 土ゴーレムが大きく振りかぶり君めがけて拳を繰り出すが、土の拳は眼に見えない壁にぶつかり、粉々に砕け散る。
 残りの二体が君を左右から取り囲もうとするが、またもや見えない壁にぶつかり、その場で足踏みをくり返す。
「杖もなにも持たずに障壁を!?まさか≪先住の魔法≫!?」
 フーケは驚きに目をみはる。

 身を守ることには成功したが、このままではフーケを捕らえて≪エルフの魔法書≫を取り戻すという、本来の目的は果たせない。二○一へ。

600 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:30:31 ID:I3EHkGI3
二○一
 
 互いに次の一手を考えていた君とフーケだが、闘いは思わぬ形で中断させられる。
 一瞬にして世界が真っ暗になったのだ!
 戸惑う君たちが星ひとつない暗黒の空を見上げると、シューッという耳障りな音とともに、輝く満月が『ひとつだけ』現れる。
「こ、これはいったい…」 
 呆然とするフーケのつぶやきは突如響いた地鳴りにかき消され、次に大地が揺れると、三体の土ゴーレムは次々とその場で崩れ落ちる。
 空に輝く月はじょじょに大きくなり、それに呼応するかのように地面の揺れもひどくなる。
 君はフーケのもとに駆け寄り、ふたりでこの異変から身を守ろうと言うか(一四七へ)?
 君を殺そうとした冷酷な女はほうっておき、ひとりで事態に対処するか(一二七へ)?

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:31:36 ID:s6df8bXh
目の離せない展開に支援

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:33:30 ID:45quMRKH
>>586
ミュールはレクスの召喚獣で唯一の女性だしナイスバディだからな…

603 :ソーサリー・ゼロ 代理:2007/08/20(月) 18:33:44 ID:I3EHkGI3
以上です。
小さめのゴーレムならば瞬時に複数作成可能なフーケ、
というのは捏造設定ですがお許しを。


─────

代理終了。
HOTで魔法書焼けばいいじゃんとか思ったことは内緒w
※ソーサリー原作第一巻にて、行商が売っていた魔法書を買い取って廃棄する、という行動がある。

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:34:46 ID:s6df8bXh
代理お疲れ様でした

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:35:55 ID:CiQgKKWY
代理さん乙ですー

606 :異世界BASARA:2007/08/20(月) 18:38:05 ID:TDWvH0Ae
お疲れ様でした
次、投下してもよろしいですか?

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:39:58 ID:iLPNgdw9
本多忠勝発進せよ!支援

608 :異世界BASARA 1/4:2007/08/20(月) 18:44:56 ID:TDWvH0Ae
忠勝!投下形態だ!


「さて!今年も開催される事になりましたこの大食い大会!!今回も多くの人が集まってくれました!!」
司会者の声が広場に響く。
そして出場者の座っているテーブルの方へと目を向けた。
「お、おかわり!」
「う…うげ……つ、次!」
「飯ー!!」
「……………」
そこでは集まったチャレンジャー達が運ばれてくる料理を食べている。

「今年のメニューはゲルマニア産の牛肉を使ったステーキと、はしばみ草のサラダ!!時間は1時間!付け合せのサラダも完食しなければカウントされません!!」 

運ばれてくる皿には30サント近い肉と、独特な臭いを放つサラダが盛り付けられている。
皆はそれを必死に食べていた。
だがどうしたことか、出場者の多くは食べる手が進まない。
理由は…付け合せに出されているサラダ…はしばみ草だった。
「ああっと!多くの挑戦者はサラダで苦戦している!やはりあの臭いは我慢が出来ない!!うっぷ、こっちにも臭いが来た……」
その悪臭に司会者も思わず鼻を押さえる。先に言ったように、付け合せも食べなければ皿の枚数はカウントされない。
結果、肉を食べきってもサラダが残ってしまい、中々完食出来ずにいたのだ。


1人を除いて…

609 :異世界BASARA 2/4:2007/08/20(月) 18:51:38 ID:TDWvH0Ae
「飯ー!!」
「また完食した!!これで7皿目!はしばみ草を物ともせずに食べるこの男!何者だああー!?」

前田利家だった。
司会者が驚くのも無理はない、彼の食べるスピードはずば抜けていた。
他の者が1皿に苦戦している間に、利家は2皿、3皿と平らげているのだ。
「飯ー!!」
「10皿目ー!!だがペースは依然として落ちません!この男、ただの裸ではない!!しかしマナーが最悪だぁ!手づかみで肉を食らうその姿は野生児そのもの!」
(そういえばトシイエに食事の作法なんて教えてなかったわね…)
「飯ー!!」
「こ、こ、これで20皿目ぇー!」
「(…ま、いいか。優勝出来れば…)トシイエー!頑張りなさーい!!」
「おうよ!!」


「ルイズ殿、あそこに人だかりがあるが?」
「そういえば今日は何か催し物があったわね。だからって勝手に歩き回っちゃダメよ!」

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:53:46 ID:81019Lxp
支援

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:54:02 ID:s6df8bXh
嫌われまくりのはしばみ草に涙の支援

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 18:54:16 ID:ObgEEIt8
MOZはGBで主人公の母親が妙に強かった記憶がある
俺の運が悪かっただけかもしれないけれど

613 :異世界BASARA 3/4:2007/08/20(月) 18:56:14 ID:TDWvH0Ae
大食い大会が始まって30分…
1人は胃袋に限界がきて…
1人はサラダの臭いに我慢出来なくなって…
様々な理由で挑戦者がギブアップしていった。

「飯ー!!」
だが利家は食べるのを止めない、未だに開始した時と同じペースで料理を平らげている。
周りの見物客はそれを見て呆気にとられ、歓声すら上げなくなっていた。
「ここ、これで30皿目…ど、どうなっているのでしょう…この男の腹は底無しか!?」
司会者も同じく利家の食べっぷりに驚愕している。

一方、調理場でも緊急事態が起きていた。

「ぐわあああぁぁぁぁーっ!」
突然、肉を切っていたコックの1人が倒れる。
「どうした!何があったんてんだ!?」
「マ、マルトーさん…う、腕が!腕が動かねえぇぇ!」
コックは腕を押さえながら悶えていた。休みなく働いている内に体に限界が来たのだろう。

ドサッ…

「お、おい!?」
「す、すいません…もうダメ…」「限界…だ…」「はしばみ草が…はしばみ草が迫ってくる…!」「マ、マルトーどん……先に…逝くどぉ…」
さらに追い討ちを掛けるようにもう1人、さらに1人と倒れていく。
「クソ…えらい事になっちまった…!」

614 :異世界BASARA 4/4:2007/08/20(月) 19:02:55 ID:TDWvH0Ae
(何なんだこいつ…に、人間じゃない…)
場面は再び大食い会場に戻る。
利家の隣に座っていた男は彼の様子を見て手が止まってしまっていた。
「飯ー!!」
肉だけでも辛いというのに、不味いサラダまで平気で口に運ぶ…鼻が麻痺しているのか。
「う…うぶぐ!!??」
と、男の体に異変が起きた。ここまでかなり無理をして詰め込んできた事と、残っているはしばみ草の臭いに当てられて限界が来たのだ。

「う、う、うげどぼげほおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
胃袋に入っていた物が全て逆流し、口から噴き出した。

「ああっと吐いた!全て吐き出してしまったーー!」
嘔吐した男が、ゆっくりと倒れ始める。
これで残ったのは利家だけ。司会者もキュルケも彼が優勝したと…
そう思った。

「これで残ったのは裸の彼ひと…………あれ?」
「やったわトシイエ!これで賞金…………え?」

男がゆっくりと倒れる。
その男の背後、丁度観客からも男が陰になって見えなかったテーブルにもう1人いた。
メイジが身に付けるマントを着て、小柄な体格の…



青い髪の眼鏡を掛けた少女が。
「タ、タバサ!?」
「何て事!貴族のお嬢様が残って、というか出場なさっていました!これは予想外!!!!」

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:05:20 ID:Ro0TKbGR
>マ、マルトーどん……先に…逝くどぉ…」
なにやってんのチェストさん支援

616 :異世界BASARA:2007/08/20(月) 19:06:21 ID:TDWvH0Ae
投下終了。
この世界で利家に対抗出来そうなのはタバサぐらいだと思った。

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:07:47 ID:s6df8bXh
タバサどんだけ異次元胃袋なのかw乙

618 :ゼロのぽややん:2007/08/20(月) 19:09:18 ID:ly4e6ynT
乙です。
投下したいけだ、だいじょうぶかな?

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:10:26 ID:BUE8rdlr
反対する理由はない。存分にやりたまえ

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:11:05 ID:ObgEEIt8
支援

621 :ゼロのぽややん:2007/08/20(月) 19:11:43 ID:ly4e6ynT
では投下。

 最近巷で噂の盗賊、土くれのフーケは悩んでいた。
 今回の獲物を魔法学院の宝物庫に狙い定めて早二ヶ月。正直、かなり手をこまねいていた。
 扉や壁に『錬金』の呪文で穴を開けようにも、自分の実力よりも強力な『固定化』の呪文がかけられているため、歯が立たない。
 外壁が物理襲撃に弱いという情報を手に入れ、下見に来たのだが。
「こう厚くちゃ、私のゴーレムでも無理そうね」 
 忌々しそうに、壁を踏みつけた。
 ちなみにフーケは、宝物庫のある本塔五階の外壁に、垂直に立っている。
 ここまで来てあきらめるのは、かなり癪だ。
 かかった時間もそうだが、肉体的、精神的に受けたストレスを思い起こすと、涙が出てきそうになる。
 お宝の一つでも、手に入れないことにはやってられない。
 そんな思いが、引くに引けずに、ズルズルと時を重ねる原因になっていた。
「さて、どうしたものかね」
 フーケの悩みは深い。

 喋るボロ剣こと、デルフリンガーは嘆いていた。
 剣に生まれて幾星霜、いろんな扱いを受けてきたが。
「こりゃねーだろ」
 情けなさそうな声で言ったデルフの呟きは、風に消えていく。
 デルフは柄をロープで縛られ、鞘を外した抜き身の状態で本塔の上から吊り下げられていた。
 風が吹けば、そりゃもう揺れる揺れる。
 隣には、同じように吊り下げられた、見た目立派な大剣があった。
 この理不尽な状況について、心ゆくまで語り合いたいところだが、残念、それはただの剣でしかない。

 少し時が戻る。


622 :ゼロのぽややん:2007/08/20(月) 19:12:44 ID:ly4e6ynT
「はぁ〜い、ダーリン。これ、あたしからのプ・レ・ゼ・ン・ト♪」
 キュルケは入ってくるなり、アオにしなだれながら、両手に抱えた長く大きな包みを手渡した。
「ちょっと、あんた! 人の部屋に勝手に入ってこないでよ!! ……なによこれ?」
 ルイズは、アオの手からひったくると、包みをバリバリと破る。
「こ、これは!?」
「あらあら、品がないわよ。ヴァリエール」
 驚愕で目を見開くルイズを見て、悠然と見おろすキュルケ。
 包みから出てきたのは、あの高くて立派な大剣だった。
「やっぱ剣も女もゲルマニア生まれに限るわよね〜」
「あ、あんた、これどうしたの?」
「もちろん買ったのよ」
 男のスケベ心を巧みに利用して、値切りに値切って買ったのは内緒だ。
 アオはキュルケの剣を握り、鞘を外して構えてみる。
 やっはりあの感覚が湧上がってきた。
 街から戻ってデルフや投げナイフなどいろいろな物を試したが、皆同じ反応だった。
 それともう一つ、試していて気づいた事があった。
 左腕の結晶を露出させると、刻まれたルーンが光っている。
 どんな理屈かわからないが、剣などを手にすると、あの感覚と共にルーンが光りだすのだ。
 アオは、ベッドでヌイグルミと見つめ合っていたタバサが、自分を見ているのを感じて、結晶をしまった。
 また、ヌイグルミと見つめ合うタバサ。にらめっこをしているように見えなくもない。
 見つめ合う。
 見つめ合う。
 ……時が止まっているのか。
「ほしいならあげるよ」
 アオの言葉に驚くタバサ……無表情だが。
 ぬいぐるみと見つめ合う姿も、なんとなくうれしそうだ……やっぱり無表情だけど。
「ダ、ダーリン! あたし、あたしにも!」
「タバサにはいいけど。キュルケ、あんたはダメ」
「なによ、ルイズは関係無いでしょ」
 ルイズは、ニヤリと笑った。
「そのヌイグルミはアオが作った、アオの物。
 アオはわたしの使い魔。
 使い魔の物は、主人のも同然。
 つまり……そのヌイグルミはわたしの物だったのよ!」
「な、なんですって―――!!」
 ルイズのジャイアニズムに打ちのめされ、キュルケはがっくりと膝を突いた。
「こら」
「あいた」
 アオは、ルイズの頭をごく軽く、チョップした。  
「ご、ご主人様の頭を叩くなんて、どういうつもり!」
「意地悪は、めーだよ。そんな事をするのが、君の言う貴族、ってわけじゃないでしょ?」
「そ、それは」
 言葉に詰まる、ルイズ。
 壁に剥きだしの状態で立てかけてあったデルフが、喋りだした。
「おでれーた。主人に説教する使い魔なんざ、初めて見た」
 デルフの言葉に、タバサとキュルケが頷く。


623 :ゼロのぽややん:2007/08/20(月) 19:13:58 ID:ly4e6ynT
「それにキュルケには、この剣のお礼もしなきゃいけないしね」
 さて、困ったのはキュルケだった。
 確かにヌイグルミはほしかったが、このままではプレゼント作戦が失敗に終わってしまう。
 まずい、まずいわね。
 我知らず、爪を噛むキュルケ。 
「ちょーっと待った相棒!」
「デルフ? どうしたのさ?」
「どうしたのじゃねえよ。相棒には、もう俺がいるじゃねえか。いらねえだろ、そんな剣」
「そ、そうよ! そいつの言う通りだわ。返しなさいよ。アオには、その喋るのがあるじゃない」 
 ルイズとデルフの剣幕に、アオは困ったように、肩をすくめた。
「いや、剣は何本あっても困らないけど」  
「なに言ってんだ! 剣士にとって剣は命! 相棒は、俺ってもんがありながら、そんな剣に浮気するってのか?」
 アオがなにか言うよりも早く、キュルケが勝ち誇ったような調子で言った。
「諦めることね、ダーリンはあたしの剣に夢中なのよ」
 そんなことは誰も言っていない。
 キュルケは勢いで、自分の優位を確立する魂胆だった。
「なにー!!」
「なんですってー!!」
 それに、簡単に乗せられる、剣と主人。
「それに、ルイズ。あんただって、そのボロ剣より、こっちの方がいいって、ほんとは思っているんでしょ」
「ぐっ、痛いところを……」
「ひでえっ!?」
 唯一の味方の裏切りに、デルフが愕然となる。  
 あちらを立てればこちらが立たず。今、口を出せばかなり面倒な事になるのが目に見えていたアオは、途中から傍観を決め込んでいた。
 二人+一本の言い争いはだんだん、雰囲気が殺伐としてきている。
 決闘だなんだと、物騒な言葉が飛びかうようになっていた。
 そろそろ止めようかと、アオが重い腰を上げようとしたその時、ヌイグルミと見つめ合ったまま、タバサが呟いた。 
「いい考えがある」
 
 で、現在に至る。


624 :ゼロのぽややん:2007/08/20(月) 19:15:12 ID:ly4e6ynT
「おーい、本気か? お前ら」
 今にも消え入りそうな声で言うデルフに、アオは口パクで、がんばれと声援を送る。
「それじゃ先に魔法でロープを切って、落とした方の剣をアオが使うってことで、異存はないわね?」
「も、もちろんよ」
 キュルケの言葉に、硬い表情でルイズが頷いた。
 タバサの提案。それがこの魔法勝負だった。
 正直、ルイズに自信はまったくない。
 だが、相手はキュルケ。負けるわけにも、逃げるわけにもいかなかった。
「あたしは後攻でいいわ。それと三回チャンスをあげる。ハンデよ」
 余裕のキュルケ。
「いいわ」
 ルイズは内心、腹を立てていたが、少しでも勝てる可能性を上げる為に、素直にその申し出を受ける。
 ルイズが杖を構えると、シルフィードに乗って上空に待機していたタバサが、己の使い魔に命じて、羽ばたきによって風を巻き起こす。
「あ―――!!」
 風に翻弄され、デルフが左右に激しく揺れる。
 ルイズは覚悟を決めると、狙い定めて、『ファイアーボール』の呪文を唱えた。
 だが、杖の先から火の玉は飛び出さず、直後に、デルフの後ろの壁が爆発した。
「ぎゃああああ!?」
 悲鳴を上げながら、爆風でもみくちゃになるデルフ。
 しかし、ロープは切れなかった。
 二度、三度と呪文を詠唱するが、爆発が二回起きただけで、ロープは切れない。
 デルフの悲鳴がだんだん小さくなっていったが、原形は留めていた。
「・・・・・・もう、いっそ殺して」
「大丈夫、君は剣だから死なないよ。壊れるだけだ」
 アオ、何気にひどい言い草である。
「ほんと期待を裏切らないわね! ゼロのルイズ! ロープじゃなくて壁を爆発させてどうするのよ!」
 キュルケは笑いながら、杖を構えた。
 激しく揺れるロープ。しかし、キュルケの『ファイアーボール』は一発で燃やし尽くす事に成功する。
 キュルケの剣が落下し、地面に横たわる。
 それをルイズは、唇を強く噛み締めながら、視線を逸らすことなく見ていた。
「あたしの勝ちね! ヴァリエール」
 キュルケは剣を拾いに小走りで近づくと、抱え上げ、ルイズの様子を見ようと振り返った。
「なっ」
 そして目撃した。
 地面が盛り上がり、巨大なゴーレムが出来上がるのを。

「厄日かと思ったら、とんだ、たなぼただよ」
 フーケは、ゴーレムの肩の上で、それを操りながら、ほくそ笑む。
 宝物庫の壁、デルフが吊り下がっている辺りにひびが入っていた。
 ルイズの魔法で爆発した場所だ。
 妙な邪魔のせいで、今日は諦めて帰ろうと、様子を窺っていたのだが、なんたる幸運。
 自分の魔法では傷一つつかなかった壁に、ヒビを入れたあの爆発も気にはなるが、このチャンスを見逃す手はない。
 しかも、目印まであるのだから。
「至れり尽せりだね」

「あー、なんだぁ?」
 目印、デルフが爆発のショックからようやく立ち直ると、巨大な拳が目前に迫っていた。
 しかも、インパクトの瞬間に鉄に変わる。
 デルフごと、拳が壁にめり込む。鈍い音をたてて壁が崩れ、穴が開いた。
 もう叫ぶ気力も失ったのだろうか、デルフは振り子のように、ただ揺れている。こんなになってもロープが切れなかったのは、ある意味、驚異的だ。
 フーケは杖で、デルフを払い退けると、宝物庫に侵入した。


625 :ゼロのぽややん:2007/08/20(月) 19:16:29 ID:ly4e6ynT
 巨大ゴーレム襲撃の一部始終を呆然と見ていたルイズは、塔の壁に開いた穴から、何かを握って出てきた黒ローブのメイジを見て、我に返った。
 あそこは確か宝物庫……じゃあ、あいつは盗賊!!
「そこの盗賊、止まりなさい! 
 止まらないなら、このルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが相手になるわ」
 ルイズは、小山のような巨大なゴーレムに、ただ一人堂々と立ちふさがった。
「バカ! なにやってるのよ、早く逃げなさい!!」
 キュルケは、その絶望的な風景に、悲鳴を上げた。
「盗賊を前にして、逃げ出すなんて貴族じゃないわ!」
「そんなことを言っている場合じゃないでしょうが!!」
 黒ローブのメイジを肩に乗せたゴーレムは、ルイズなどまるで意に介さずに歩き出した。
 このまま行けば、ゴーレムにルイズが踏み潰される。
 なのに、ルイズは杖を構えたまま、動こうとしない。
 アオは駆け出すと、キュルケに向かって叫んだ。
「その剣を僕に投げて!」 
「む、無理よ! こんな重い物、投げられるわけ……」
 突然、剣の重みが消失する。
 タバサが『レビテーション』を剣にかけたのだった。
「ナイス! タバサ!!」
 キュルケは羽のように軽くなった剣を、力いっぱい放り投げた。
 投げられた時点で『レビテーション』を解かれた事により、重さを取り戻した剣が勢いよく飛んでいく。
 アオはそれを空中でキャッチすると、旋風のようにルイズの横を抜け、ゴーレムめがけて突っ込んだ。
 そして、その勢いのまま跳躍をした。
 踏み出されたゴーレムのひざに乗り、アオを払いのけようと伸ばされた腕にさらに跳び乗ると、一気に駆け上がる。ゴーレムが振り落とそうと腕を動かすよりも早く、助走をつけて跳び上がり、ついに頭部の高さにまで達する。
 肩に乗っていたメイジは、慌てたように後ろへ跳び退く。
 アオは体を捻ると、手にした剣の腹でゴーレムの頭の部分を打ち払った。大量の土を撒き散らしながら、ゴーレムの頭が叩き潰される。
 しかし、剣は衝撃に耐え切れずに、根元から折れてしまった。
「チッ」
 黒ローブのメイジは舌打ちし、落下しながら指を鳴らした。とたんに頭を潰されたゴーレムが、大量の土砂を巻き上げながら、一瞬にして崩れ落ちる。
 だが、その足元にはルイズがいる。
「えっ?」
 ルイズは間の抜けた声を上げ、自分に覆いかぶさろうとする土砂を見上げた。

「しまっ!?」
 空中にいるアオには、どうする事もできなかった。なにより土煙で視界が覆われ、確認もままならない。
 受身もそこそこに着地したアオは、痛みに悲鳴をあげる体を無視して、ゴーレムが崩れてできた土の山、ルイズのいた辺りに駆け寄る。
「ルイズ……ルイズ!」
 折れた剣を投げ捨てると、素手で土を掘り返す。
「大丈夫よ、ダーリン」
 キュルケが、アオの肩に手を置きながら、彼を止めた。
「で、でも、ルイズが……ルイズが!!」
「慌てないで。上を見て」
 見上げると、タバサのウィンドラゴンの足にぶら下がった、ルイズの姿があった。
 間一髪のところで、ウィンドラゴンが滑り込み、ルイズを救ったのだった。

 パァンと乾いた音が鳴り響く。
「…な…」
 地上に降り立ったルイズは、呆然と赤くなったほほを押さえながら、アオを見た。
「勇気と、無謀はちがう! なんであんな無茶をしたんだ!」
 ルイズはアオに抱き寄せられた。
「あ、あああああんた、な、なにするのよ! ……ちょっ、ちょっと。…痛い…」
 ルイズは、パニックになった。アオが力いっぱい抱きしめるせいで、息が苦しい。
 ガタガタと震えるアオ。
 ルイズは、覆いかぶさるような格好のアオの横顔を見た。
 アオは、涙を流していた。よかった、よかったと呪文ように繰り返す。
 肩を落とすルイズ。
 とりあえず泣きやむまで、アオの頭を優しく撫でた。

「……俺、完全に忘れられてないか……」
 デルフは、風に揺れながら、空しそうに呟いた。

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:18:45 ID:81019Lxp
支援

627 :ゼロのぽややん:2007/08/20(月) 19:19:35 ID:ly4e6ynT
終了。

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:20:29 ID:M/dEKroy
乙!ぽややん、完全に5121にもどったなー

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:20:51 ID:BUE8rdlr
ルイズになでられるアオを可愛いと思った
俺はもう駄目だ支援

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:22:49 ID:s6df8bXh
聞かないガキんちょは一発叩いて抱きしめろと教育基本法が言ってた支援

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:24:52 ID:ma2DMvU8
>>630
「体罰は愛だ」と言っていたどこぞの神様を思い出したw

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:25:01 ID:vzXkr7KY
>>616
はしばみ草って臭いあったっけ?
と想ったが面白かった。GJ

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:34:20 ID:iLPNgdw9
>>632
ドモンがハシバミ臭に敗北したことがある

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:36:17 ID:vzXkr7KY
>>633
あれは強烈な臭いとそれと共にハシバミ草の味がする、ハシバミ草ブレンドのモンモンオリジナル香水でハシバミ草の臭いでは無い筈

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:42:16 ID:jZZg8LUs
ハシバミ草というと、くさやとか韓国のエイの発酵したやつと同じ部類のイメージが出来てしまっているんだが

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:43:39 ID:s6df8bXh
俺、ミントの香りに雑草の苦みのイメージ

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:46:51 ID:sdviu8CM
デジモンで1つ問題がある
寿命が短い
一ヶ月もたないやん

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:49:30 ID:BUE8rdlr
>>637
ヒント
現実とデジタルワールドの時差設定

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:50:18 ID:vKd/Eg3T
>>637
もう避難所の雑談でやってくれ

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:51:01 ID:ZDdCS+aM
俺はドクダミの臭いのイメージだな

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:56:29 ID:vzXkr7KY
まぁ嗅覚と味覚は繋がってるし、喰う時に匂ってもおかしくないやね
無臭なんて描写ないし、大抵味がきついものは口に入れば臭いもするな

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 19:57:42 ID:Ro0TKbGR
あっちゃんGJなのよー
子供をちゃんと怒って導けるのは良いことだと思うのですよ

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:04:41 ID:lzRy7p1x
偉大なクロスキャラ様が低俗なゼロ魔キャラを叩いてお説教して導いてあげますよフヒヒヒヒ・・・・か
やれやれ

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:08:09 ID:Fijl+517
>>643
毒は毒吐きでどうぞ

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:19:50 ID:mw2fNP/I
ちょっと前にパッパラ隊の名があがっているのをみて、勢いだけで書いてしまったものがあるのですが。
お目汚しになるかもしれませんが、投下しても大丈夫でしょうか?
中身もすかすかで拙すぎるですけど

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:20:55 ID:s6df8bXh
パッパラ隊で中身詰まったシリアスだと逆に怖いからw

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:21:21 ID:ILXJDsOx
中身が詰まったパッパラ隊とか想像できないぜ

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:21:30 ID:M/dEKroy
突撃!!逆襲!!魔女っ子戦隊!!支援

あと、sageよろしく

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:24:37 ID:kRZV0dCp
そこまで卑下するような作品ならいらんよ?
自分に自信を持ってくれなきゃ読む気しねぇから、とりあえず自信もって投下してくれ

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:26:27 ID:bop/Nn76
ところで空鐘のかぼちゃは需要あるかな?

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:26:48 ID:ObgEEIt8
長編ならともかく読みきりでなら大丈夫だろ
笑い飛ばされるつもりで投下すればおk

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:30:03 ID:afxEwd0D
>>650
おおいにあるw

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:31:33 ID:KXtZyKSm
パッパラ隊か。召喚されるのは、なにも水島とは限らないわけだよな。
しっとマスクを召喚したら、キスに物凄く大喜びするんだろうなぁ。

……宮元に彼女が居た事は、きっと作者も忘れてる黒歴史。

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:32:15 ID:bop/Nn76
>>652
了解した。気合入れて・・・これから書く。
あの語り口を再現できる自信は無いけどw

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:32:48 ID:TtN+7g0D
ここって、AA込みの作品はおkなのか?

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:33:10 ID:afxEwd0D
>>654
貴殿の勇気に敬意を表する!

657 :パッパラ:2007/08/20(月) 20:39:00 ID:mw2fNP/I
ではお言葉にあまえて。びくびくしながら。某所であった「嘘次回予告」とかそんな感じで流し読んでください。

          奴らは地獄の一丁目からやってきてしまった
       
「靴のかかとをこうして3回鳴らせば。あら不思議」
「はいはい。前に同じようなことをされた時は過去に飛ばされて・・・」
「あっというまに異世界に」
「おいちょっと待てとびかげ、今どこにって――

「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ、神聖で美しくそして強力な使い魔よ。私は心より求め訴えるわ! 我が導きに応えなさい!」

「ゼロのルイズが魔法を成功させたーっ!?」
「平民を呼び出すなんて、流石はゼロのルイズだぜ」
「変な・・・ドワーフ?」
「2体の使い魔を呼び出すとは・・・これは珍しいですな」

「2体? いえいえ、水島クンと私の二人きりでは間がもちませんし、さびしいじゃないですか」
「なので、基地の皆さんも一斉に」

          だが使い魔のルーンを刻まれるのは一人だけ

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「だりゃああああああああああああああああああああああ」
「死ねよやぁああああああああああああああああああああ」
「「「水嶋ぁぁああああああああああああああああ!!!」」」
「やはり、こうなる運命でしたか」

          そして使い魔と主の新しい生活がはじまる


658 :パッパラ:2007/08/20(月) 20:41:36 ID:mw2fNP/I
「僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」
「目には目を、歯には歯を。ゴーレムにはゴーレムよ! やっちまいなさい桜花!」
「だれがゴーレムだ目狐!」
「何よ反抗するってのポンコツ」「私は博士の命令しかきかないっ」「うっさいつべこべ言うと3原則を無理やり捻じ込むわよっ!」「や

れるものならやってみせろ!」きぃきぃきゃぁきゃぁ
「僕を無視するなんて、いい度胸じゃないか平民ども!!」
「うるさい!!」(ズビー

「敵に後ろを見せない者を貴族と呼ぶのよ!!」
「よくぞ吼えたわね小娘。その勇気にご褒美をあげるわ!!」
『フォースゲート・オープン  フォースゲート・オープン』
『陸王ギュルテルディーア改』『海王ゼーシュテルン改』『空王シュペルリング改』『全機発進!!』
『機動女戦士ジャスティスランコちゃんフリーダム――起動!!』
『ど根性合体――ジェネ○ック・ドラーーイブ!!』
「私を誰だと思っていやがる!!」

「この者を愛し、敬い、そして夫とすることを誓いますか?」
(誰か・・・・・助けて・・・)
「その穢れた結婚式に、ちょっと待ったコール!! しっとマスクの俺、参上!!」
「ついでにしっと団も参上!!」

「この世界にはまだ、漫画がないようだな・・・・・・・・」
「ならば、私が新世界の少女漫画神になる!!」
      
「メイドじゃぁあああああ!!」
「縦ロールじゃぁあああああ!!」
「お姫さまじゃぁあああああ!!」
「姫さまになにやってんのよーーー!!」(どっかーん
「おなごの精霊じゃぁあああああ!!」
「エルフっ娘じゃぁあああああ!!」

「そんなに貧乳(ゼロ)がいいの?」
「ランコぉっ!」
「だだだだ誰がゼロですって?」
「水嶋クンのロリ、ツルペタマニア!! そんなにゼロがいいの!?」
「つつつつつつ、ぺぺぺぺぺぺ」
「いやランコ私は――」
「水嶋クンの裏切り者!!!!!!!!!!!!!!!」

          そして明かされる虚無の秘密

「やぁ私、何千年ぶりになりますか」([虚無])
「やぁ私、1万と2000年じゃなかったですか」([かげ])

         ゼロのパッパラ――はすたらびすたべいびー
                          「お前に次はないよ」



659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:42:58 ID:A+byDbQR
sageるんだ支援

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:43:36 ID:FOo7O0Gl
支援
あとsage推奨

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:44:38 ID:M/dEKroy
乙、一巻から18巻までのねたすべて入っているよ
こいつはエースだ!!

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:44:59 ID:eFqAi2P6
やはりとびかげに不可能は無いのかww

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:45:09 ID:NqcCdK8J
実写化記念で誰か↓で書いて支援

【ピューと吹く!ジャガー】実写映画のジャガー役に要潤が決定
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51041230.html



664 :召喚!変態仮面!:2007/08/20(月) 20:45:58 ID:/M1BATpA
なつかしの雰囲気出しすぎだ支援
あと読みきり短編投下予告だ支援
正直この展開だととびかげまじにブリミルと梅昆布茶飲んでそうだ

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:46:17 ID:LOFArmTe
虚無ととびかげの関係が気になりすぎるw
もしかしてブリミルとの関係も・・・・

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:46:49 ID:afxEwd0D
始祖様とびかげかよwwwwwwwwww

667 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 20:48:55 ID:/M1BATpA

今日も今日とて私は使い魔を召喚していた。

「以下略召喚!!」

しかし、省略したのが悪かったのかとんでもないものを呼び出してしまいました。

「ルイズー!上!!上〜〜!!!!」
「はぁ?上にナニが………げ」

上を見上げると、なんかどでかいものが視界一面に映って、しかもどんどんと大きくなってくる。

何か大きなものが、たぶんアルビオンぐらいある何かだと思う。その瞬間のことは良く覚えてないけど。
なぜならソレは降ってきて地面に激突したから。
地を揺るがせる衝撃。吹き上がる土ホコリ。空を裂くソニックブーム。砕けた地面の破片。
その衝撃波その他もろもろに巻き込まれて、私はゴミみたいに吹っ飛ばされました。



ゼロのナイト 完


668 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 20:50:22 ID:/M1BATpA


いやいや、さすがにここで終わる訳にもいかないので、私もまだまだ根性で生き残ってました。
目が覚めると、目の前には一面に壁のようなものがありました。
何ですかこれは?
身を起こす。
服はボロボロになっているが、幸いにも怪我はないようだ。
自分の丈夫さに感謝する。
こんなこともあろうかと、爆発呪文の余波で身体を頑丈にしていたのが幸いした。

さて、現実逃避もかねて、召喚の成果を確認するとしますか!

でも・・・なんていうかコレ壁じゃん?

「ナニコレ?壁??城壁??」
とりあえず近づいてぺちぺちと触ってみる。
建物か何かにしては継ぎ目がない。
材質は鉄か鋼のようなもの……だと思う。
相当に古びているし、砂埃とかコケとかついてて壁の地肌そのものがなんなのかわからない。
どことなく神秘的な感じだ。

下の方はすごい。
地面の岩盤も貫いてるみたいで、固いはずの地面がひび割れて壁?がぶっ刺さってる。


上の方はもっとすごかった
なんせ壁?の上のほうが雲を貫いて霞んで見える。
そう、雲を貫いているのだ。高さ何十リーグあるのよ!?


やっぱりこれはサモン・サーヴァントで呼んじゃった物なんだろう。
できれば竜とか幻獣、このさい平民やなんでもいいから出てきてちょという気分で振ったら成功しちゃってたみたいだけど・・・
これは・・・ナニ?
キスするための口なんてどこにあるの?
そもそも大きすぎてなんなのかわからない。壁?なのか?

とりあえずシナリオどおりに進めよう。

「ミスタ・コルベール!やり直しをさせて下さい!」

しかし、誰もいなかった。


右を見る。誰もいない。壁?があるだけ。
左を見る。誰もいない。壁?があるだけ。
後ろを見る。やっぱり誰もいない。草原が続くのみ。


ア、アレ?みんなどこ行ったの?召喚長引きすぎて帰っちゃったの?

「みんないったいどこいったんだろう。お〜い、お〜い」
しかし、声はむなしく響くだけだった。



669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:51:18 ID:M/dEKroy
支援

670 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 20:51:44 ID:/M1BATpA

よ、よく思い出してみよう。
私が必死こいて召喚していたとき、みんなどこにいたか?


図にすると


       学園

       生徒 
       ハゲ

       ルイズ


だったから、ここに壁?が降ってきて………



       学園

       生徒 
       ハゲ
----------------------------------壁?
       ルイズ

という配置になる。

いや、やばかった。
少し壁?の落ちる位置がずれていれば、コルベール先生辺りはハゲている部分とハゲていない部分とで泣き別れになっていたかもしれない。

とりあえず私は教師に会って召喚の確認を取らなければいけない。
このまま自分は歩いて壁の端っこまで行って学校に戻らなければならない。
壁?の左の向こう側が霞んで見えるのを見て、私は憂鬱になった。
とりあえず私は学校に戻るため歩き出した。


ところで、さっきから私は壁?壁?と呼称しているのだが……………
実はこれが壁状の細長いつくりをしていない、何かの建物かなにかだったとしたら…………………
クラスメイトが潰れちゃった可能性が高いんじゃないかと、内心ヤベエとビビリまくりだったのだ。
私は物心ついてから初めて魔法が使えないとかゼロ呼ばわりはイヤだというコンプレックスを忘れられた。



夕方になった。まだ壁?の端は見えてこない。
途中どうしてもおトイレに行きたくなってしまい、仕方がないので近くの草むらに行かざるを得なかった。爆発魔法で穴を作って埋めた。鬱。



夜になった。今日も双月は綺麗だ。
足が痛い。喉が渇いた。お腹がすいた。
もう爆発魔法をぶち当てて八つ当たりする気力もない。
すでに10リーグは歩いているような気がする。


             ひょっとして・・・
             今、私は遭難しているんではなかろうか・・・?

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:52:56 ID:FOo7O0Gl
>>ハゲている部分とハゲていない部分とで泣き別れ
もう少し敬ってやれ生徒wwww

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:53:59 ID:afxEwd0D
>>ハゲている部分とハゲていない部分とで泣き別れ
脳みそがうどん玉のように零れ落ちるのを想像したぞてめーwww

673 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 20:54:30 ID:/M1BATpA


真夜中になった。
もうやけくそだ。
この命燃え尽きる前に、コントラクトサーヴァントはしておこう。
思えば召喚のしなおしが許されると思って、ケチっていたのがよくない。
これで使い魔の潜在能力が開花して、私を助けてくれるとなお良い。

そんなわけでその辺の壁?に「以下略チュウ」
う、なんか土と金物臭い。
せめて土をぬぐってキスするべきだった。


すると、壁?の上の方に光るルーンが刻まれた。
召喚された物もデカければルーンもデカイ。
たぶん一文字だけで数リーグはあるのではないだろうか?
ルーンの放つ光もすごい。
真夜中なのに本が読めそうだ。
壁?の名前もわかった。でも正直馬鹿げている。そんなのぶちゃけありえない。
でも、それだけ。話もしないし目や耳も同調できない。助けてもくれない。
更にヤバイ、余計な体力精神力を使ってしまったかもしれない。
もう寝よう。


朝になった。
状況は更に悪化した。
どうも壁の上のほうから落ちてきた風がものすごいのだ。
俗に言うビル風というものだろう。
背の高い建物にさえぎられた風がそのまま建物を伝って下に吹き付けるものだ。
雲より上の高い所の冷たい空気が降りてきているらしく、春なのに冬のように寒い。
春服ではかなり身にこたえた。
朝露で渇きを癒し、その辺の花をたべて飢えをしのいだ。あ、わりといけるじゃない。


夜になった。
ゴロゴロゴロゴロゴロ…………
ヤベェ、死ぬ
人間として死ななくてもヒロインとして死ぬ。


真夜中
ヒロインとして死んだ





             ----結局、私が救助されたのは3日後のことだった----



674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:57:37 ID:Bn0favUW
ルイズ、哀れ 支援

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:58:00 ID:k8mNzJnl
まさに焼けたクソwwww

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 20:58:52 ID:rNmfOPOS
支援
もう怖いものないなwwwwwww

677 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 21:02:04 ID:/M1BATpA

「ルイズ、ルイズ!ほら起きなさい!」
「要救助者1名確保」
「ずいぶんボロッちくなってるけど、怪我はないようね、ヴァリエール」
「驚異的な生命力」
「ほら、やっぱり生きてたじゃない」

私は壁?を大きく回りこんで飛んできたドラゴンに救助された。
回り込むだけで数日かかったのは、壁?の非常識なでかさを頭に入れて察してほしい。

なんでも壁?の落下の衝撃は激しく、大地が波打つように震え、学院は塔の半分が崩壊したらしい。
残りの半分も住むには適さないほどボロボロになったそうだ。突貫で補強して直しているらしい。
近くの町にも相当の被害が出ているらしい。帰るのがちょっと怖くなった。
おかげで教師も学生もてんやわんや。
正直、私の捜索などやってる暇はなかったのだが、学園長とコルベール先生に志願してきてくれたのが仇敵ツェルプストーとは………


「ほら、そんなにがっついて食べないの。吐くわよ」
「胃が弱っている。弱った胃にははしばみのスープがいい」

普段の私ならはしばみなんて食べれそうもないが、味に見向きもせずに食べる。
正直雑草は苦くはあったがエグみがあった、はしばみ草にはない。はしばみは以外においしい所もある。
一口食べるごとにタバサが『ハシバミウマイハシバミウマイ』と呟いている。
極限状態に置かれると洗脳がやりやすいそうだ。いや、何の話かはわかりませんが。
まあとにかく、私の好き嫌いが一つ減った瞬間だった。
タバサはなぜかガッツポーズをしていた。

「まあ、そういうわけで、わざわざ助けに来てあげたの。恩に着なさいね、ヴァリエール」
「そうね、ありがとう………」
「うぇ!?」
キュルケがめっちゃ驚いている。

「ありがとう、ありがとうっ!!ううっ正直本当に死ぬかと思った!!」

私はぽろぽろと涙をこぼしながらはしばみのスープをむさぼった。
私はおなかの減るということがこんなに辛いとは思わなかった。
使い魔のしつけと称してご飯を抜くことを考えた報いを受けているんだろうか?


「そ、そう・・・(なんだか素直に感謝されると調子狂うわね)
 別にありがたがってもらうために探しにきたわけじゃないんだから!!
 ヴァリエールに恩を着せてからかおうってつもりだったんだからね!!!」
「それでも・・・・・ありがとうっ!」
「・・・ちょちょっとやめてよ!恥ずかしいわね!!」
「ツンデレ逆転」
タバサは珍しいものを見る目で見ていた。

とりあえず栄養補給がすむと、ドラゴンに乗って飛び立った。
学園跡まで片道1日はかかるそうだ。
「それにしても防寒具まで持たせたコルベール先生の目はすごいわね。
 春真っ盛りが冬将軍に化けるなんて思いもよらなかったわ」
「私にはわかっていた」
「へえ、そうなの?」
「あの先生には光るものがある」
「うまいこと言ったつもりかコンニャロー!!」

なんだかこの数日で私のキャラがすごい勢いで崩壊していくような気がするが、死ぬかと思ったのだ、仕方ないだろう。


678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:03:36 ID:s6df8bXh
雑草喰ったのかルイズ支援w

679 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 21:03:38 ID:/M1BATpA

そんな風に話していると、ドラゴンが壁?の端っこに辿り着いた。
壁の端は鋭く鋭角になっていて、地面に突き刺さるようになっていた。
その衝撃で地面に作られた渓谷は長く、それも向こうのほうの地平線に消えている。
ああ、それでようやくその壁?の正体がわかった。
名前は正しかったのだ。

「…………地図を書き直さなければいけないわね」
「まあ、よかったんじゃない?タバサのこの風竜はすごいけど、それでもこの剣のインパクトには負けてるわ」
「迷惑さでも桁を3つほど越えている」
「ぐはっ、そ、その話は勘弁して………」
「剣、なんてどうしてわかったの?」
「上、見てみなさいな」

端っこだから見えたのか雲ひとつない空だから見えたのか、剣の柄の部分が見えた。やっぱりメチャ大きい。
そこで私はコントラクトサーヴァントの時に知った、この『剣』の名前を思い出した。



                その名も神様が持っていた剣、
                『アースブレード』



結局、私の召喚したものは『剣』であったらしい。
『剣』、それもものすごく大きな剣。
トリステインのグリフォン部隊による三角測量によると、高さ約80リーグ(約300km)、ありえないことだよね。
剣の頂上はアルビオン大陸よりも高いところにあるトンデモないものであった。
遠く離れた外国、ガリヤ、ロマリア、ゲルマニア、アルビオンからも剣が刺さった瞬間は見え、それはすさまじい光景だったそうである。
なんでもエルフの国からも見えてるらしく、エルフの間諜が国内に姿を見せ始めたとかなんとか。

さて、みなさんご想像のとおりに使い魔の再召喚は許可されませんでした。
すでにサモンサーヴァントやっちゃってるし、送り返す魔法ないし、神聖な儀式だし、という訳らしい。
それに、召喚しなおして剣の鞘の部分が降ってきたらたまらないという意見も出たらしい。剣だから突き刺さったわけで、鞘だったらそのまま倒れてくるだろうからね。

あの剣を取り払うことも議論されたらしいが、会議から1分で結論が出た。
ぶっちゃけ無理だろ。伝説の『虚無』でも質量的に無理だろ。
『あの剣の持ち主に来てもらって引っこ抜いて帰ってもらう』という案も冗談で出たが、送還の魔法がないと突っ込まれた。
今回の事態を重く見て、アカデミーで送還の術の研究が始められたらしい。
ただ、姉が教えてくれた話では私たちが生きている間には完成しないだろうとのこと。


衝撃で破壊された建物、変動した気候、見事に両断されてしまった国土、日照権の侵害など、問題は山積みであった。


その後・・・
ルイズは『ゼロ』改め『大剣』のルイズと呼ばれることになった。
その後も相変わらず魔法は使えなかったらしいが、
女王陛下直属の女官となってちょくちょく働いているらしい。
ハルキゲニア史上、もっとも巨大な使い魔を召喚したということで長く語り継がれることになった。
なお、アカデミーの予測では、彼女の死後も剣は消えることはなく、トリステインの名所として末長く大地に突き刺さっているだろうとのこと。
『剣』は東のロバ・アル・カリイエからもよく見えるそうな。

剣の柄頭の部分には遺跡らしきものがあることが発見され、近いうちに探検隊が組織されるらしい。
近々、剣は始祖ブリミルの伝説の使い魔ガンダールヴが持っていたという剣にちなんで、『デルフリンガー』と名づけられるらしい。
ただ、ルイズ本人は神様の持っていた剣、『アースブレード』と主張していた。


680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:04:09 ID:/osCnx8k
とりあえずヒロインとして死んだ元ヒロインに一つ質問
やっぱり手近にあった雑草その他で拭いたの?

681 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 21:05:13 ID:/M1BATpA


武器屋の親父は開店の準備をしていた。
今日のトリステインは雲ひとつない青空である。
最近はこういう天気なら、『剣』がはっきりと見えることから『剣晴れ』というらしい。

「今日もトリステインは剣晴れだな」
「ああ、アレがおっこちてきた時はほんとにおでれ〜〜たわ」
「あの時驚かなかった奴はいないと思うね」
「それにしてもあの野郎のルーンを見ていると何かを思い出しそうな気がするんだよな〜〜」



「それにしても・・・こんなにでっけぇ剣があるとデルフリンガー意味ねーな」
「……………そーだな、意味ねーな」







一方そのころ。
アースブレードを持っていかれちゃったアースティアは、
アースティアを保護する結界を張っていたアースブレードの消失により、
ヒドく、困っていた。


682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:05:17 ID:2/0SbPp9
アースブレード乙。
これって、てっぺんに神殿なかったっけ?

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:05:59 ID:M/dEKroy
ナイトって、リューナイトのことだったのか支援

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:06:44 ID:4lJXprZy
>>680

つ臀部を爆破⇒再生怪人ゼロ女として復活

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:07:53 ID:Bn0favUW
デルフ・・・名前まで奪われちゃって

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:08:00 ID:rNmfOPOS

スケールが違いすぎるなw

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:08:08 ID:4lJXprZy
つーか、鞘でも重さで地面にぶっ刺さるわ。

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:08:09 ID:2/0SbPp9
そういやリューナイトはOVA版とTV版が激しく違うんだよな。
どっち版だろう。

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:08:43 ID:M/dEKroy
漫画版だろ

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:08:48 ID:ObgEEIt8
さすがにでかいなw
地図屋は儲かったのだろうw

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:09:23 ID:s6df8bXh
TV版はギャグ過ぎて肌に合わなかったけど、アデューレジェンドの方は結構好きだった。

692 :ゼロのナイト:2007/08/20(月) 21:09:45 ID:/M1BATpA
以上投下終了

出展は覇王体系リューナイトのアレ

たぶんシエスタ辺りはメイド道大原則を叫んでガンバッていることでしょう
ルイズは色々エライ目会いましたが、歴史に名を残すメイジにはなれました。薄幸少女らしくがんばってるでしょう

なんかでかいものを召喚→1人少女漂流記→ハルキゲニアの召喚窓からな感じでお送りしました

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:13:00 ID:TEoZyXiS
ハルキゲニア
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/harukigenia.html

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:15:59 ID:BQygO+Yq
あー、ダイソードに出てきた吸血虫って、これが元ネタだったのか

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:16:00 ID:s6df8bXh
メイ道大原則乙です
結構新鮮な内容でした。

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:23:00 ID:X1zfc4OJ
なんと言う騎士道大原則

>>687
アースブレードに鞘は無かった筈。

そしてアースティアは善の神が使っていた楯だから……


アレ、そういや
アースブレードを護る守護のリュー部隊居なかったっけ?

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:27:35 ID:/M1BATpA
そうだったのか、まあ原作ほとんど見てない人が書いたしね
リュー部隊がいればソレはそれでエライ騒ぎになると思うが、コレでは剣単品できてます

ただあのでっかい剣が突き刺さった世界という世界観はそれだけで一つの価値があると思う
思いついたモンがちというか、舞台装置として実にファンタジーだ
の、わりには剣持ってるリューは意外と少なかったりするんだよね

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:30:06 ID:V9JnKz6K
ここって予告の投稿とかあったっけ?

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:31:53 ID:46Q+gn+5
>>684
一部限定の改造人間か?
人口肛門に改造された……。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:32:34 ID:TQ4j3UDJ
ちなみに高度300キロメートルと言えば、地球で言えば成層圏なんぞはるかに通り越して人工衛星が周回軌道してるような位置


・・・神様の体格ってどんだけー

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:32:43 ID:CiQgKKWY
嘘予告ってヤツかい?
前にも何個かあったと思うが。
嘘じゃなくなったのもあるけど。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:33:14 ID:X1zfc4OJ
>>697
量産型(?)のリューバルキリーとか剣上空攻防戦でのリューナイト達とか結構居たけど皆漫画版な罠。
リュー・将軍<ジェネラル>アルガスとかの正統派からリューヤンキー・ツッパリー、リューシェフ・ウマイザー等のネタまで幅広く居るぞ

つかアレで出てくる伝説のリューが武器屋のおっちゃん"デストロイヤー・ホレス"、通称デホレスのウェポンマスターとハグハグのリュー・ハグハグだし・・・

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:34:52 ID:V9JnKz6K
>>701
そそ、最後に「続かない」って書いてあるSS


704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:35:12 ID:oI4eDJf2
ガンダールヴってあらゆる武器を使いこなすんだよな。

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:37:28 ID:0+fVMwgE
一発ネタ、小ネタがありなスレだ
嘘予告上等です

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:39:55 ID:o+K+zNJT
>>700
つ 虚無戦史MIUROKU

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:41:04 ID:4lJXprZy
>>699

筋肉マンのあの超人が頭に浮かんだぜ!!

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:44:08 ID:M/dEKroy
>>699
リーティロッテ

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:45:53 ID:ObgEEIt8
>>700
神話では大きさが銀河サイズの邪神とかもいるぐらいだぞ?

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:46:52 ID:gx3bYk1e
>>707
一コマだけ牛男と一緒にいたアイツか?
あれにキスするぐらいなら死を選ぶぞ俺www

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:48:39 ID:96JmirFb
>>706
それは何というかでかいというか……

712 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/20(月) 21:50:11 ID:rHzYDJn9
投下予約をする、けど。予約ってなかったっけ?

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:50:50 ID:YCW8C8Ru
>>700
つイデオンソード、ファイナルトマホーク
55mのロボが木星を両断するサイズの斧を振り回すこともあるんだし、サイズ補正は広い心で無視しよう

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:51:53 ID:M/dEKroy
バリスタ班で支援

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:53:43 ID:s6df8bXh
心でなら、どんな物だってつかめるだろう?

716 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十五話:2007/08/20(月) 21:55:08 ID:rHzYDJn9
なさそうなので、投下するッ
――――――
その日、ルイズは一日を悶々として過ごした。
昨夜のワルドの申し出である。
嬉しくない訳がない。
夢に見るまでの、憧れの人だったのである。
枕を抱え、顔を埋め、足をばたばたと動かす。
はしたなくスカートがめくれるが、気にした様子も無い。
かと思えばそのままゴロリと天井を見つめ、ぎゅぅ、と顔を枕で隠す。
そのままガバリと起き上がり、しかしそのまま前へゴロリと転がり、また横に転がる。
大きなベッドだったため、落ちる事はなかったが、しかしもはやシーツ交換の必要性があるほど乱れていた。
部屋に運ばれてきた食事を食べても、しかし昨日の言葉が気になって味がよくわからない。
空腹だけは感じていたので、残さず食べたが、何を食べたのかはっきりしない。
苦みばしっていた気もするが、しかしルイズの脳内は甘かった。
まるで劇場の恋物語のような展開ではないか。
憧れの騎士と幼い頃交わした約束。
その騎士を襲う悲劇、おちこぼれる自分。
しかし、重大な任務を背負う自分に、再び現れた憧れの騎士が恋を語らう……なんて素敵だろう。
如何にベタだといわれようと、それは魅力的な物語だった。
食事を食べてもベッドでごろごろと枕を抱きしめて転がり、その行動の恥ずかしさに布団をかぶって頭を振る。
人間、一人で居ると行動が大胆になったりするものだ。
だからだろうか、その奇行を三十分ほどキュルケに見られていた事に気付いたルイズが更に二時間布団に引きこもった理由は。



「へぇ……あの子爵様がね」

二時間ほどルイズが布団に引きこもり、仕方ないのでルイズの部屋までルームサービスを頼んだキュルケが
ピッツァをぱく付きながらつぶやいた。
スイカおじさんのピッツァ、と名づけられたピッツァに舌鼓を打つキュルケだが
しかし、ルイズは未だ布団から顔を出すだけで、完全には出てこない。
ふと、キュルケは亀を思い出したのだが、ルイズが亀の甲羅から首だけ出すさまを見ると、どうにもグロテスクだった。

「……何よ、笑い転げたければ笑えば良いじゃない」

未だ奇行を見られた事を引きずっているのか、少し叫んでガラガラ声のルイズがキュルケを睨みつける。
だがキュルケはクスリと笑い

「良い事じゃない。ルイズ」

タバサに向けるような、そんな母親の微笑をルイズに向けたのだった。

「……何がよ」
「恋よ。
女を綺麗にするわよ?」

ベッドの端に座り、布団を撫でるキュルケ。
何時も憎まれ口を叩く天敵が意外な行動をするのに驚いたルイズだが
しかし、なんとなく払いのける気にはならなかった。
キュルケにしてみれば、ルイズに味方が出来るのが嬉しかったのだ。
一人きりでがんばっている事は重々承知していたし、何よりツェルプストー家として、ヴァリエール家はなんとなく気になる家だ。
だが、学院では何時も一人だった。
公爵家である事と、魔法を使えない事で、人よりも気高くあろうとする姿勢は、安易に人に甘える事を許さなかったし
魔法が使えない事から、級友たちどころか、後輩からも見下される事もあった。
かといって、自分がルイズに優しくしたところで、この子はそれを受け入れないだろう。キュルケは、そう思っている。
だからこそ、ルイズが素直に甘えられる存在――その登場が嬉しくもあり、少し、羨ましかったのだ。
のろのろとルイズが布団から出てくる。
一言だけ、お腹がすいた、とつぶやくと、キュルケが頼んだピッツァの残りをもそもそと食べ始めた。
キュルケの方を向かないのは、やはり意地からだろうか。
もう一度、キュルケはクスリと微笑んだ。

717 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十五話:2007/08/20(月) 21:56:36 ID:rHzYDJn9
その夜、宿屋の酒場ではギーシュとキュルケ、それにレクスが騒いでいた。
明日はアルビオンへ行くと言うので、ワルドが景気付けにと二十年物のワインなどを一気に頼んだからだ。
思わぬ注文にホクホク顔の主人が、これも食いねいと次々に料理を運んでくるものだから、タバサもキュルケもギーシュも大喜びで飲み食いをしていた。
ワルドも軽妙な会話を交えつつ、賑やかに酒食を楽しんでいる。
ルイズもワルドの横に座り、思わず笑ってしまっていた。
レクスも飲めない酒だが、賑やかな場で飲まないのはむしろ失礼だと一気飲みなどを披露して見せたりと、楽しんでいた。
――だが、不意に全員の声が止まった。
酔いが一気に冷めるような、背筋が凍る感覚。
訳がわからないといった様子の主人に、奥に隠れていろと伝えるワルド。
ただならぬ雰囲気に、ただコクコクと頷き、奥へと走り去る主人。
タバサが杖をスクリと構え、呪文を先に詠唱しておく。
キュルケもギーシュも、ワルドも呪文を詠唱し始め――レクスは、手持ちのカードから、ヘルプとスペシャルカードを全てルイズに渡した。
コクリと頷き、それを受け取るルイズ。
全員が静まり返り、感覚の原因を探ろうとしたとき――

「いかん! 伏せろ!」

風を切り裂くような音が聞こえると同時に、ワルドが叫び――宿の一階の階段から上が、全て吹き飛んだ。
同時に雪崩れ込んで来る男たち。
完全武装の男たちを見て、ワルドがライトニング・クラウドを発動させる。
続いてタバサがエア・ハンマーを唱え、入ってこようとしてきた男たちを一度吹き飛ばす。

「走れ、外に出るぞ!」

ワルドが叫び、レクスも背中に背負っていたデルフリンガーを背負い、飛び出した。
男たちは、相手が単なるメイジと考えていたのか、急に飛び出してきた二人の戦士に面食らい
頭の中をすっきりと対戦士に切り替えることが出来なかった。
次々と切り倒されていく男たち。
矢が飛んで来るが、しかしそれはキュルケやタバサに吹き飛ばされた。
ルイズがレクスの後ろに続き、駆ける。
悔しいが、魔法が存分に使えない自分は、戦士の近くに居た方が良い。
そう判断しての事だった。
果たしてそれは正しく、ルイズを狙った矢は、ルイズが駆けると同時に現れたワルキューレによって弾き飛ばされる事となった。
ワルドとレクスが外に出て、男たちを睨む。
数十はいるだろうか。それぞれが斧や剣、槍を持っている。
ワルドは舌打ちをした。
メイジが強いといわれているのは、一撃が強力であり、広範囲に及ぶからだ。
だがそれでも、懐に持ち込まれれば如何なメイジとて戦場では死ぬ。
囲まれているこの状況下は、余りに分が悪かった。

「……レクス君、恐らくは、これはアルビオン貴族の差し金だろう。
数が少なければ囮も出来るだろうが――」
「この数じゃ、ちょっときついな……」

ワルドの言葉をレクスが引き継ぐ。
――やはり召喚剣で強力な召喚獣を呼び出すしか打開策はないか。
そうレクスが思っていた頃――

「ワルド! レクス! あれを!」

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:57:22 ID:HqwpDqzy
シ・エーン

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:57:45 ID:81019Lxp
支援

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 21:58:18 ID:V9JnKz6K
お茶の間アイドルの俺様が支援してやるぜッ!!怪力招来ッ!



――今は反省している……

721 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十五話:2007/08/20(月) 21:58:24 ID:rHzYDJn9
ルイズが驚き、上を指差す。
流石にこの状況下で完全に目をそらす事が出来ない二人は、片目だけを上に向けたが――しかし、呆然とした。
そこに居たのは、巨大な、緑色をしたドラゴンであった。
白い鬣が美しく、赤く光る目は見るものを威圧する。
タバサが上空で、自らの使い魔が震えているのを感じた。

『お姉さま! 逃げて! あれには逆らっちゃ駄目!』
「逃げれない」

タバサがボソリとつぶやく。
既に三人も外に出て、ドラゴンを視認していたのだ。
ワルドが歯噛みする。
あのような巨大なドラゴン、見た事も聞いたこともない。
滅びたという韻竜とも思うが――フネにも匹敵しよう巨大さの竜など、早々居るはずが無い。
これは、人の手に負える代物ではないのか――!?
だが、怯える訳にも行くまい、とワルドが剣をもう一度構えた。

「少なくとも、ドラゴンに怯えて魔法衛士隊隊長は張れぬのだ――!」

ワルドが再度ライトニング・クラウドを唱え、ドラゴンに放つ。
だが悲しいかな、その雷撃はドラゴンに届く事すらなく、霧散した。

「ワルド子爵! 傭兵達の数こそ減ってきましたが、あれを相手にするのは無理です!」

ワルキューレを操るギーシュが叫ぶ。
キュルケもタバサも同意見なのか、頷いている。
だが、ルイズとレクスだけが、じっとカードを見ていた。
恐らく、あれに対抗できるカードを、レクスは幾つか持っている。
その最たるものは、レッドドラゴンだろう。
ルイズはレクスに発動できるか、と尋ねるが

「いや、ここでドラゴン同士の争いを発生させれば、周りは無事じゃすまない」

確かに、とルイズは頷く。
かつてギーシュと相対したレッドドラゴンは、それでも一切攻撃を加えなかったのだ。
あれが本気で戦うとなれば、回りの被害は如何ほどのものか。
恐らく、先ほど宿屋を吹き飛ばしたのもあのドラゴンの仕業だろう。
口惜しいが、今は逃げるしかない。

「桟橋へ走るぞ! 一人もここに残るな! 餌食になるだけだ!」

ワルドが叫び、エア・ハンマーを通路上の傭兵達にぶつけ、吹き飛ばす。

「おぉおぉぉ!」

レクスが叫び、残った傭兵達を切り倒す。
タバサ、キュルケ、ギーシュも走り出し、ルイズも続いた。
ワルドが殿を務めようとするが――

「ここは任せてください、子爵!」

ギーシュが花びらを舞わせ、タバサが風の魔法でそれを奥へと追いやる。
ワルキューレが六体、一気に錬金され、傭兵達の行く手を阻む。

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:00:08 ID:79fHMhAg
おやっさん何やってんの支援

723 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第十五話:2007/08/20(月) 22:00:08 ID:rHzYDJn9
それを見ると、全員が一斉に桟橋へと走り出した。
どうしても足の遅くなるルイズとタバサを、ワルドとレクスが抱え、滑空してきたシルフィードに女性陣を全員乗せる。

「し、子爵とレクスは!?」
「それ以上乗ったら今度はシルフィードが飛び立てない!」

レクスが叫ぶ。
確かに、如何にウィンドドラゴンとはいえ、子供であるシルフィードは四人も乗せれば一杯一杯の様子であった。
否、本来ならいけるのだろうが、後ろのドラゴンの放つプレッシャーが、必要以上にシルフィードを参らせているのだ。
だが、とレクスはカードを一枚掴む。
今、ルイズと自分は同調している。
左手のガンダールヴのルーンだけではなく、右の火の貝の模様までもが光っている。という事は――

「ファルス、召喚!」

攻撃をする訳ではないため、召喚剣を使わず、前方にカードを投げ飛ばしてファルスを召喚する。
飛び乗るレクスとワルド。
横に、自分と属性が違うとはいえ、竜が出てきて安心したのか、一気にスピードを出すシルフィード。
程なく桟橋にたどり着き、ワルドが船長をたたき起こす。

「緊急事態だ! フネを出せ!」
「む、無理だっ!
少なくとも明日、アルビオンが最接近する距離までの風石しか積んでねぇ!」
「僕は『風』のスクウェアだ」
「へ、へぇ。それならよござんす。しかし料金は――」
「馬鹿! あれをみてもまだそんなたわごとが言えるの!?」

ルイズとキュルケが怒鳴って外を指差す。
そこには、今正にこちらに向かって飛んで来るドラゴンの姿があった。
悲鳴をあげて出航の命令を叫ぶ船長。
だが間に合わぬ。
フネが浮かび、タバサとワルドが風の魔法で推進力を出すが、しかしドラゴンは既にこちらへとブレスを吐こうと口を開けている最中だった。

「召喚を!」

ルイズが叫ぶが、遅い。
レクスがデルフリンガーを構える。
カードが剣の周りを浮き始める。
ドラゴンが口を前へと突き出す。
船長が悲鳴をあげる。
タバサが険しい顔でフネの速度をあげようとする。
ワルドがドラゴンを睨みつける。
ギーシュが歯噛みし、覚悟を決めたような顔になる。
キュルケが炎の魔法を詠唱しようとする。
ドラゴンのブレスが吐かれた。
高速で近づく竜巻。

――最早これまでか――

――だが、目前に急に鋼鉄の、三十メイルはあろうかというゴーレムが現れ――竜巻の威力をかなり相殺した。

「私を捕まえた連中が、そこで沈むんじゃないよ!」

聞き覚えのある声がして――

「――召喚剣、炎之太刀!」

レッドドラゴンが、再び召喚された。

724 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/20(月) 22:02:18 ID:rHzYDJn9
以上、駆け足気味に第十五話でした。
尚、召喚剣は召喚と同時に攻撃が出来る技術です。うん。
単なる召喚も出来るのです。

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:02:56 ID:V9JnKz6K
投下乙様です

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:04:51 ID:79fHMhAg
GJでしたー!
緊迫した展開にwktkですよ。

それはそうと、意外と王様の仕立て屋読んでる人って多いのね。

727 :ZERO×SWORD :2007/08/20(月) 22:04:53 ID:fNELCPiU
童貞2話投下してよろしいでしょうか?

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:05:18 ID:HqwpDqzy
ダヴァイッ!(来いっ!)支援

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:07:16 ID:gx3bYk1e
>>726
流行るネタとかをみても結構平均年齢高いっぽいな。

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:07:18 ID:rNmfOPOS
バカ代表来い!!

731 :ZERO×SWORD 2話:2007/08/20(月) 22:09:17 ID:fNELCPiU
では失礼して、投下します
_________________
物語の舞台は一旦違う世界へと飛ぶ

そこは宇宙の底にある御伽の国・・・
荒野に夢、町に暴力が溢れるボンクラ達の理想郷
人呼んで「惑星エンドレスイリュージョン」

一人の男が荒野を行く
荒野に似つかわしくない、タキシード姿の男である
かつて、その男の胸には「復讐」という名の黒い炎が渦巻いていた
炎は熱く、激しく、そして悲しく
その苛烈さは周囲の全てを巻き込んで・・・そして世界を救ったのだ

全てを終えた男の、その胸にぽっかりと空いた穴の奥に
かつての炎は欠片も残っていないのか、それとも微かな残り火が灯っているのか
それは誰にもわからない・・・そう、その男自身にさえも

ZERO×SWORD ep.U
『素懐の入り口』


732 :ZERO×SWORD 2話:2007/08/20(月) 22:11:17 ID:fNELCPiU
最愛の女性「エレナ」の命を奪った憎き仇
「カギ爪の男」を殺し、復讐を果たしてから数ヶ月が過ぎたその日
その男・・・ヴァンは生命の危機に瀕していた
もし今死んだのなら、死因にはこう記されるだろう・・「餓死」と

ヴァンは歩きながらこの数ヶ月に起こった事を振り返っていた・・
ある時は、偶々ぶつかった女が落としたディスクを巡って
とあるスパイ組織と対立し、巨大な陰謀を叩き潰した
またある時は、ある町の武道道場の跡取り娘を望まぬ結婚から救うために
武闘大会に出場する羽目になった
そしてついこの間は、自分を親の仇と呼ぶ(ヴァンには全く覚えが無かったが)
「天才バーボンJr」と「ハージメ・チャーン」とか言う兄弟に襲われた
その時はやたらピッチリした服を着たウ何とかいう女に散々足を引っ張られ、
危うく死ぬ所だった

ヴァンは思う・・最近女絡みのトラブルに巻き込まれることが多いと
これからは、例え絶世の美女が世紀末救世主漫画に出てきそうな雑魚に
絡まれていても無視しようと
(つーか腹減った・・最後に喰ったのはティッシュペーパーだったか・・)
(あれは繊維質が豊富だったな・・美味しくは無かったが)

そんな事を考えていたからだろう・・彼は目の前で起きている異変に気付かなかった
歩みを進めるその先の風景が歪み、全く違う景色が写っていることに
そして、荒野の真ん中であるにも関わらず、自分以外の声が聞こえることに
「・・・・・何処か・・・・・・シモベ・・!
 ・・・・美しく、そして・・・使い魔よ!
 私は・・・・、・・・・・!我が・・・に答えなさい!」
実際、それは声では無かったのだろう
何故なら、その時点で彼女の言葉を理解することはヴァンには不可能だったのだから


733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:12:30 ID:ul8wdO7B
>>728
シコルスキー自重
支援

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:13:48 ID:X1zfc4OJ
支援&バーボン(笑)
ウナ・ギーヌとか色々ギリギリなネタ多かったよなガンソ小説版

735 :ZERO×SWORD 2話:2007/08/20(月) 22:16:09 ID:fNELCPiU
「あ?」
彼が異変に気付いた時には、周囲の景色は一変していた
其処は今までの荒野とはうって変わって
整備された公園のような、緑溢れる場所だったのだ

チリィィィィィン・・・
ヴァンが周囲の異変に気付いて顔を上げた時、
帽子に付けているリングが澄んだ音を響かせた
周りを見渡すと、一様に同じ格好をした奴らが自分を取り囲み
なにやらザワザワと騒いでいる・・・

(何だ此処・・?同じ格好をしたガキが沢山居る・・・学校か?)
そう思った直後、代表なのだろうか、その中の一人が自分に歩み寄って来た
芯の強そうな目をした、桃色の髪をした少女だった
ヴァンは何とはなしに、かつて共に旅をした二人の少女を思い出していた

懐かしい顔を思い浮かべていたせいか、その時のヴァンはすっかり忘れていた
これからは極力女に関わらないようにしようと決めたことを

彼女が声を掛けてくる
「△●×・・△●?」
空腹のためか、ヴァンには彼女の言っていることが良く聞き取れなかった
だが、こんな事には慣れている
空腹でぶっ倒れそうな時に人に会えたのならば
こちらの言葉は決まっている
「あの〜、すみません・・・ミルクを大盛りで」
桃色髪の少女が答える
「△●▲×△●△△?●△△△?」
やはり聞き取れない・・だが、彼は構わず言葉を続ける
「あと、一番安い料理を・・・」
「それと、調味料を全部」
それだけを何とか喋った直後

ぐぎゅるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・

ヴァンは、遠くへ意識を手放した


736 :ZERO×SWORD 2話:2007/08/20(月) 22:19:51 ID:fNELCPiU
同月同日同時刻、「それ」は大変慌しく動いていた
理由は簡単、今まで遭遇した事の無いトラブルに見舞われたからだ
「それ」は人間では無い・・・と言うか生物ですら無かったが
現在の状況を人間に当てはめるのならばこうだ
「いきなり見も知らない場所に放り出されて、必死になって位置と状況を調べている迷子」
慌てない方がおかしいというものだ。

「それ」の内部ではその混乱ぶりを表す様に
様々な情報が浮かんでは消えていく
Chester vitals=Confirmation
P・E・I=Coordinates lost
P・P・D=Confirmation
Satellite base1=Disappearance
Satellite base2=Disappearance
Satellite base3=This place
Satellite base4=Confirmation
Satellite base5=Disappearance
Satellite base6=Confirmation
Satellite base7=Coordinates lost
    ・
    ・
    ・
その情報を見ることが出来る者は「それ」の内部にはいなかった
そして例え見る事が出来たとしても
この世界には、この内容を理解できるものはいなかった

だからこの時点で気付く者は皆無だったのだ・・この世界に何が起きつつあるのかを
落ちこぼれの魔法使いが、黒づくめの平民(しかも行き倒れ)を召還した・・
などという笑い話は、これから起こる強大な事件の前触れでしかないと

気付いていなかった
「何なのよコイツぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
後にその事件の中心人物となる、ルイズとその使い魔さえも


Turn in next time for more action and adventure!
Are you ready?

737 :ZERO×SWORD 2話:2007/08/20(月) 22:21:58 ID:fNELCPiU
ありがとうございました
以上で2話終了です・・
と言っても1話からストーリー進んで無いですが(汗)

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:22:11 ID:X1zfc4OJ
「俺は童貞だっ!!」
支援。
第一話で此処まで言い切れちゃうヴァンは色んな意味で凄い漢だ

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:22:30 ID:s6df8bXh
乙です
ストーリー進むの待ってます

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:23:40 ID:4lJXprZy
勢いに乗じて(ある意味)最強の使い魔を降臨させたいんですが、構いませんねッ!!

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:24:00 ID:rNmfOPOS
乙です
ヴァンの体は清いままw

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:27:52 ID:dQfX9hxA
>>740
やりたいならやるべきだ。但し、その後何が起きるかは保証出来ないが。

743 :???:2007/08/20(月) 22:29:33 ID:4lJXprZy
はっはっはっはっは………ッ!!

やあ、今全力で走ってる僕の名前はギーシュ・ド・グラモン。
とっても素敵なイケメンさ……………サクランボだけど。

あ、イヤ違うよ?
僕がもてないからとか僕がへタレだからとか僕が噛ませ犬とかだからじゃないからね?

バラはこの世の全乙女を楽しませる物だ。
1人と交渉しちゃったら皆ともしないと公平じゃ無いからなんだよ?
だから、子供が出来ちゃう唇同士のチューはしない主義なんだ
だから何時もホッペにチューまでさ……それでも母上にする時みたいにドキドキするけど。
誰だ、マザコンなんて言うヤツは!! 一寸普通の人よりもお母さん思いなだけだ!!

で。

そんなナイスガイの僕が走っているのには訳がある。
ついさっき僕が召喚した使い魔―あー……人間の男なんだがね―が恐ろし過ぎたからだ。

只座っているだけの使い魔は、いるだけでビンビンと僕にその危険性を伝えていた。
鋭い目付きはまるで僕の全てを見透かしている様だった。

多分、何処かの武道の達人なのだろう。

がっしりとした煉瓦造りの奇妙な小屋とか無駄に長い椅子とか、
何故か一緒に召喚されていた小道具達がそのヤバさを更に加速させる。
その彼が服の止め具に触れた光景を見て、僕は豚の様な悲鳴を上げて逃げ出していた。

きっと、彼の服の中には僕を一瞬で17個に分割出来るマジックアイテムとかがあるに違いない。

貴族の誇り? 伝統的で神聖な儀式? 系統の決定? 進級?
そんなモノは生きていればの物種さ。

命を惜しむな、名を惜しめ?
そんな家訓なんか一目見ただけで崩れ去ったよ。

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:30:34 ID:ul8wdO7B
だれだwwww
支援

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:32:22 ID:dQfX9hxA
・・・・・・とうとう呼んでしまったのか。
うほっ 良い使い魔

746 :???その2:2007/08/20(月) 22:32:25 ID:4lJXprZy
この顔の所為で貧弱ボウヤと思われがちだが、
軍人一族ならではの扱きによって僕の体は結構筋肉質で締まっている。
現在進行形で敵前逃亡と言う軍人としてはあるまじき行為をしているとは言え、
僕を1人の軍人として育ててくれた父上の部下のハートマン男爵には感謝すべきだろう。

「もう此処まで来てたのかい? 意外に速いんだな。」

そう、僕の足は速い。 其処等辺の一般人なんか追い付けない。 僕が仏契……あれ?

うわ……ウわぁぁっぁぁぁあぁあぁぁああぁぁっぁああぁっぁっぁぁあっぁぁッ!!

何で!? 何で直ぐ脇にいるの!? ホワーイ!?

って言うか、怖い!!
足が矢鱈と高速で動いてる所とか!!
両手組んでいるのにこんなスピードで走れる所とか!!
走ってるのに上下動しない体とか!!

まるでこの間の里帰りの時に母上が読んでくれた物語に出て来た怪人じゃないか!!
えーと……ジュ・ケツ・シューとか言ってたっけ?

「良かったのかい、ホイホイ付いて来て?」

先生!! 僕の初恋の家庭教師、レッド・ペーン先生!!
彼が僕に付いて来てるんだと思いますが、僕のハルキゲニア語とか会話能力がおかしいんでしょうか?

答え:観念しなさい。

会話のキャッチボールで明後日の方に魔球を投げんなーーーーッ!!
あれか? ATフィールドか? 心の壁ですか?
結婚した後に通信制の学校を始めた貴女がそんな感じだと、生徒は大変です!!


って、背後にキターーーーーーーーーーーーッ!!

如何して!? どーして僕のズボンを下げるの!?
助けて、おかーさん!! 助けてよ、おかーさん!!




アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!


ギーシュ・ド・グラモン:(色々な意味で)死亡確認ッ!!

主人公が(精神的かつ社会的に)死んだので、物語は強制終了ッ!!
質問も異議も認めない!!

『薔薇男と穴を掘る使い魔』【終われ】

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:32:32 ID:HqwpDqzy
誰だ、誰だ、誰だ、支援

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:33:23 ID:rNmfOPOS
>がっしりとした煉瓦造りの奇妙な小屋とか無駄に長い椅子とか、
>何故か一緒に召喚されていた小道具達がそのヤバさを更に加速させる。
>その彼が服の止め具に触れた光景を見て、僕は豚の様な悲鳴を上げて逃げ出していた。

どう考えてもとある公園のトイレです
本当にありがとうございました

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:33:29 ID:oKqRW9tS
安部だあああああああああ!

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:33:55 ID:afxEwd0D
アベさんwwwwwww

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:34:05 ID:Q0yaBFCw
アーッ

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:34:03 ID:dQfX9hxA
……ハートマン男爵とATフィールドとか色々と突っ込みたい(真面目な意味で)所は有るが、だ。
阿部さんに掘られたら「アッー!?」じゃないのかな。とりあえず乙。

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:34:16 ID:cbJaaz7W
阿部さんw

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:35:27 ID:TEoZyXiS
ご立派同様、俺TUEEE!展開でも納得してしまうお方だ

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:35:27 ID:HCXT2iRl
ギーシュの後ろが赤い薔薇にwwwww

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:35:59 ID:2VdySpW2
次はギーシュの兄貴に男狩りに走ってもらうか

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:36:54 ID:ul8wdO7B
ギーシュが本当の薔薇族にwwww


758 :薔薇男と穴を掘る使い魔:2007/08/20(月) 22:36:57 ID:4lJXprZy
童貞と聞いてムラムラしてやった。
後悔はしていない。

この世界のギーシュ君は廃人となってしまいましたが、
モンモンの献身的な介護で育まれる真の純愛とかで幸せになってほしいと思います。

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:37:04 ID:zzxkFL9f
軍曹から男爵に昇進しとるw

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:37:27 ID:UvhHZC/V
ちょ、ジュ・ケツ・シュって・・・危いwww
わはーwww
ムンクwww
2kwww
(中略)

貴様、「」だなッ!?www

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:38:46 ID:s5NtU75B
wwwwでも冷静に考えると避難所じゃね?

762 :ゼロのかぼちゃ:2007/08/20(月) 22:39:54 ID:bop/Nn76
あれから全力で書いた。
投下してもいいかな?予約無いよね?

763 :ある世界のギーシュを追悼する会会長:2007/08/20(月) 22:41:17 ID:4lJXprZy
>>761

あ、そうだ。
良く考えたら、これR18だわ。

如何する? 削除依頼してあっちに写す?

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:42:07 ID:R1Y3Daf3
女だけじゃなく男も楽しませる事が出来る真の薔薇
それがギーシュさん

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:47:13 ID:81019Lxp
>>763
具体的な描写がないから、大丈夫だと思う。
原作知らないけど。

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:47:48 ID:afxEwd0D
>>762
キャモーン!!

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:48:36 ID:CiQgKKWY
命を懸けて…かかってこいっ!

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:50:15 ID:X1zfc4OJ
>>767
なにその謎のポケモン]こと海の神様のCM限定台詞

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:50:17 ID:9qQUlGbu
>>762
<<上空の>>762!構わないから、ここに全弾投下するんだ!!>>

770 :ゼロのかぼちゃ:2007/08/20(月) 22:50:22 ID:bop/Nn76
>>766,767
了解した。
ならば全力で投下(逝く)!!

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:51:17 ID:OpJfpjjh
>>767
爆誕乙

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:52:03 ID:dQfX9hxA
カボチャか……途中から読んでないさ。支援。

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:52:20 ID:CiQgKKWY
>>768
判ってくれてありがとう。なんで実際には使われなかったんだろうね格好良いのに。
そしてカモンカモン。

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:52:28 ID:dYcy73Av
>>768
懐かしいなぁ。いつまで経っても金銀が発売されなくてずっとX扱いだった

そしてかぼちゃ支援

775 :ゼロのかぼちゃ:2007/08/20(月) 22:52:57 ID:bop/Nn76
ゼロのかぼちゃ『呼び出されしは緑黄色野菜の王』

死の神霊を巡る戦いは終わりを告げた。
ラロトアの首都ラボラトリに現れた黒い半球は姿を消し、暴れていた無数の屍の兵もアルセイフの王宮騎士団の活躍により掃討されていた。
それはこの地下に広がる鍾乳洞でも同様だ。屠る者は違えど、数多の屍の兵たちが本来の意味で屍をさらしている。
そして今、最後の兵が倒れた。
同時に彼の身体も限界に達した。安全装置が自動的に彼の『昇華』を収束させ、本来の意識を取り戻す。
瞬間、その場で崩れ落ちるように倒れこんだ。

「・・・すべ・・・て・・・・倒せたで・・・あるか・・・・・何とか・・・なる・・・・物で・・・あるな・・・・・」

疲労に掠れる声を零した存在、その姿を何と表現すればよいだろう?
身に付けた衣服は表現すれば道化師に近い。だがそんな物よりも、今も尚白き光を放つ両の手の腕輪よりも奇異な物、それは彼の頭だ。
まさしくかぼちゃである。南瓜としか言いようが無い。更に言うなら、万魔節(ハロウィン)にて作られる南瓜顔の灯篭そのままなのだ。
此処が彼の本来いた世界、地球の過去の西欧であれば、『カボチャのジャック』などという呼び方も思い出されたであろう。
だがこの闇に包まれた鍾乳洞には、もはや彼しか『生きる』者は存在していない。
『昇華』とは、己の意思をある特定の反応のみを残し最適化し、戦闘に特化する能力である。
それ故人の限界を超える身体能力を手に出来るが、それは同時に肉体への反動をも無視する物だ。
元々『昇華』を行う前から疲労の極致にあった彼である。もはや休息無しには指一本動かす力さえ残っていなかった。
だが、彼にとっては生きているだけで十分だと言えるだろう。
昇華の寸前己の死を覚悟していたのだ。それがこうしてまだ生きていられる。
再びあの手のかかる少女や純朴な神射手の少年と合間見えることさえ出来る。シアや教授にもあえるだろう。
これ以上何を望めと言うのだ。

「・・・・む・・・・・・・・・こ・・・れは・・・・・いかんで・・・ある・・・・・・」

だがカボチャ頭の彼を待っていたのは更なる困難だ。
遠方で始まった落盤、その余波がこの鍾乳洞にまで届いていたのだ。天井から落ちた小石が身動きの取れぬ彼の周りで小さな音を立てる。
その音は次第に大きくなり、拳ほどの石が落ちる様にまでなった。
もはやこの付近が崩壊するのも時間の問題であろう。

「これは・・・報い・・・・・・で・・・ある・・・か・・・・」

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:53:32 ID:OpJfpjjh
>>773


777 :ゼロのかぼちゃ:2007/08/20(月) 22:54:33 ID:bop/Nn76
次第に石に埋もれながら彼は述懐する。
この世界に初めて降り立ったその時、彼は『昇華』により意識が無い状態にあった。
そしてあの勇敢な王子・・・いや、今は王弟の父王をその手にかけたのだ。
それにより、かの王国アルセイフは世継ぎを巡った戦が起こり、無数の命が散った。
だとすれば、今こうして抱いた生きる意志が潰えるのも無理も無いことなのかも知れぬ。
しかし、彼にとって果たすべき役割は全て成就している。
死の神霊は心ある者の手に保護され、この世界は崩壊する事は無くなった。
この首都で出会った子供達は無事に明日を迎え、長く見守ってきた少女は神射手により安らぎと温もりを得るだろう。
だとすれば、こうして闇の中で最後の時を迎えたとして何を嘆く必要がある。
(エンジュよ・・・イリスを頼むのである・・・)
もはや無数のセンサーを内蔵した『カボチャ頭』ですら、周囲の様子が見えなくなった。
いや、彼の視覚そのものが疲労によりかすんでいるのである。
だから、彼には『それ』がただ輝く光としか認識できなかった。
現れた銀色の輝く鏡は、身動きの取れぬ彼の目の前にある。
(闇の中で輝く光・・・既に我は黄泉路へ旅立とうとしているのであるか?)
無数の命を奪ってきた自分は光など似合わぬだろうに・・・そう苦笑しながら、疲労に震える指を無意識に伸ばす。

万魔節の主は二たび世界を飛び越える。


その姿が爆煙の中から現れた時、その場にいる大半の者達は目を疑った。

「まさか・・・あのルイズが魔法を成功させた!?」

だが、次の瞬間その驚きは嘲笑に変わり・・・再び困惑へと代わっていく

「って・・・なんだ、ルイズのやつ平民を呼びやがったぜ?」
「いや、あいつ平民か?平民にしては・・・というか妙に頭が大きくないか?」
「杖を持ってないから貴族じゃないだろ?・・・いや、人間なのか?」

そう呼び出されたのは、いささか奇妙な色合の服を着た平民のように見えた。首の下だけ見るならば。
だが、首の上は明らかに普通ではない。あの大きさ、形。あれは・・・

「か、カボチャ?」

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:54:58 ID:OpJfpjjh
>>773
実際使われたぞ
不思議のダンジョンだけど



そして支援

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:55:17 ID:dQfX9hxA
……そういやハルケギニアにはジャック・オー・ランタンの類って居ないのかね支援

780 :ゼロのかぼちゃ:2007/08/20(月) 22:55:44 ID:bop/Nn76
そうである、まさしくカボチャだった。ご丁寧な事に大きさと言い、色合とイイカボチャそのものだ。
ゼロのルイズがカボチャ男を呼び出した・・・その事を笑えばいいのか驚けばいいのか。
出て来たモノが余りに微妙なだけに、周囲を取り巻く生徒たちも戸惑いを隠せない。
だが、それは当のルイズも同様だった。
(な、何よこれ〜こんなのがでるなんて聞いてないわよ!?)
始めはルイズ自信も遂にサモン・サーバントの魔法が成功したと喜んだものだ。
そして周囲の反応と同様に平民っぽい姿に落胆し、ついでに頭を見て困惑してしまう。

「これ・・・作り物じゃないかしら?」

恐る恐る近寄りその頭に触れようとする。その足が止まったのは鼻に感じた異質な感覚だ。
それは貴族である彼女が普段かぎなれない匂い・・・血臭だ。
よく見ればその奇妙な衣装は、無数の返り血や、良く判らない液体で汚れている。
そして手が触れんばかりに近づいた今ならわかる、微かに光を零す両の手の腕輪。
これはもしや何かの魔法の品なのだろうか?
だとしたら、杖を持っていなくとも只の平民とは断定できるものではない。
何しろ造花を杖にする者も居る位だ。腕輪に偽装した杖が無い道理は無いように思える。

「な、何よ・・・何者なの!?」

そう思うのも無理は無い。カボチャ頭をただの被り物と仮定しても、その姿は十分に異質と言える。
だが・・・いくら傍で警戒しようとも、そのカボチャ頭は倒れ付し動く気配は無い。どうやら気を失っているらしい。
ならとルイズは思う。振り返り監督教師であるコルベールに確認代わりの問いをぶつけてみる。

「ミスタ・コルベール。サモンサーバントのやり直しは認められますか?」
「認める訳にはいきません。これは規則であり常識であり、仮にそのカボチャが平民であろうとも覆る事無い事実です」

およそ予想通りの答えが返ってくる。であれば覚悟を決める必要があるだろう。
ルイズはカボチャ男の傍らに座り込むと、未だ倒れたままの『彼』へと杖を向ける。

781 :ゼロのかぼちゃ:2007/08/20(月) 22:57:29 ID:bop/Nn76
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

そして、カボチャ頭の口らしき孔付近に口づけする。
・・・予想通りというか、やはりカボチャの香りがした。
ちなみに、言うまでも無くファーストキスだ。
だが、ルイズの中ではノーカンである。何しろカボチャなのだ。カボチャ相手にキスをしてカウントしていたら、サラダなど食べられなくなってしまう。
そんな事を思っているうちに、カボチャ頭の手にルーンが刻まれ・・・

「む・・・ぅ・・・?この痛みは・・・?」
「喋った!?」
「やっぱり人間か?」
「いや、カボチャだってたまには喋るかもしれないぞ?この前城下町で喋る剣の話を・・・」

ルーンが刻まれる際の痛みが気付けになったのか、カボチャ頭がうめき声を上げる。
周囲の驚きの声を無視し、コルベールが刻まれたルーンを確認しにルイズとカボチャ頭へと近づいてゆく。
その服の返り血に一瞬目を取られるが、まずは確認とばかりにその手に浮かんだルーンを確認する。

「これは珍しいルーンですな。それに・・・言葉を話す使い魔も珍しい」
「はて?・・・そなたらは何者であるか?我はラボラトリの地下で・・・はて之は如何なる事態なるか?」

どうやら完全に意識を取り戻したらしいカボチャ頭が戸惑ったように周囲を見回す。
ルイズはその様子を見下ろしながら、主人の威厳を見せようと胸を張った。

「誰かと問うなら自分から名乗るのが礼儀よ!さぁ、主になった私に名乗りなさい!!」
「主とな?何のことやら解らぬが、名を聞かれたのならば答えるが道理なるな」

そう言うと、体重が無いかのような身のこなしで一瞬にして立ち上がり、目の前のルイズとコルベールに芝居がかった一礼を送る。

「我が名はパンプキン。ハロウィンの主であり、死者達を招く迎え火のランタン。そしてカボチャの盟主にして緑黄色野菜の王」

その名乗りが余りに見事であった為、周囲の生徒達もあっけに取られるばかり。
今日風竜を呼び出した水色の髪の少女だけが、緑黄色野菜の王という件で目を光らせたのは余談である。
こうして、カボチャの王パンプキンはハルケギニアに降り立ったのだ。

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:57:43 ID:dYcy73Av
>仮にそのカボチャが平民であろうとも
実はとても酷いことをさらりと言われてないか支援

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:58:21 ID:/osCnx8k
元ネタがさっぱりわからん支援

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:58:45 ID:CiQgKKWY
>>778
使われたのか!不思議のダンジョンは途中で売り払ったからなー。
そしてカボチャ支援。カボチャと聞くとメガテンが浮かぶ自分。フロストより好きだぜ。

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 22:59:00 ID:BUE8rdlr
ジャック・オ・ランタン
死のロウソク
ジェニィの燃える尻尾
スパンキーよッ!
集めた鬼火を貸しとくれッ!!
支援

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:00:19 ID:dQfX9hxA
>今日風竜を呼び出した水色の髪の少女だけが、緑黄色野菜の王という件で目を光らせたのは余談である。
タバ茶自重w

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:00:41 ID:81019Lxp
>>783
渡瀬草一郎著 空の鐘の響く惑星で
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E3%83%8E%E9%90%98%E3%81%AE%E9%9F%BF%E3%81%8F%E6%83%91%E6%98%9F%E3%81%A7

788 :ゼロのかぼちゃ:2007/08/20(月) 23:00:49 ID:bop/Nn76
以上、投下したっ!
・・・あの語り口調が再現できない自分が悲しいよ・・・

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:02:09 ID:M/dEKroy
食べるのか食べるのかと聞いている

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:02:41 ID:afxEwd0D
>緑黄色野菜の王
これでどうしても吹くwww

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:02:42 ID:dQfX9hxA
>>788
諦めるな……原作を何度も読み返すんだ。

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:03:57 ID:dYcy73Av
>>784
リッパーが好きな俺異端・・・

ヴァンペルト弟「ハロウィンにはかぼちゃ大王がry」

793 :MtL:2007/08/20(月) 23:06:37 ID:t0ZHDd9T
11時30分になりましたら投下しますー。

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:07:20 ID:h17au6mA
パンプキンシザーズで伍長がガンダールブとか最強?と、電波受信ww

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:08:48 ID:M/dEKroy
分解+轟く雷鳴+火葬+ライトニングボルト支援

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:09:06 ID:afxEwd0D
>>784
コトブキヤのワンコインフィギアでデビルバスターバスターズを当てるために4個まとめ買いしたら、
一箱目で当ててしまったのは俺だけでいい。
二箱目はメアリだった。

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:10:14 ID:tNITbB6l
>>786
タバ茶……なんか一部の特異な趣味の人にはご褒美になりそうなものが浮かんでしまった
「ヌルいから飲むのはいや?」とかそういうの

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:10:56 ID:79fHMhAg
>>794
パンプキンシザーズなら是非少尉を喚んで欲しい支援

799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:11:05 ID:dQfX9hxA
渦巻く知識+血清の幻視+手錬+選択で支援準備

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:11:20 ID:X1zfc4OJ
>>794
普通に南瓜と言われて伍長を想像した俺インビジブル・ナイン

ゼロ魔にアリス少尉みたいなキャラ居ないからどうなるか想像できないな
取り敢えずキュルケが涙目になりそうな事だけは用意に想像出来るが・・・

対ギーシュでランタンに灯が灯って零距離射撃やりそうだ

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:12:09 ID:nYybo3aE
>>798
クレイモアワンの副長も呼んでほしいなw

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:13:21 ID:M/dEKroy
少尉と聞いてラッセル少尉と出てきました

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:13:29 ID:9qQUlGbu
>>974
そこで同じくパンプキンシザースから、アリス・レイ・マルヴィン少尉を召喚してですね(ry

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:14:07 ID:ObgEEIt8
>>974
対応レス頼んだぞ

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:14:08 ID:h17au6mA
同士大杉ワロタww
アリスだとルイズに速攻平手打ちだろうね

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:15:42 ID:v+N883s9
ミス・アリスは誇りある貴族だからな
そして何より、少尉は軍人だ。

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:16:05 ID:4lJXprZy
>>794

と言う事は、キュルケの使い魔は908HTTのハンスだな?
少しだけ心温かくなるんだぜ?

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:17:31 ID:HCXT2iRl
魔法とか水の秘薬ならハンス直るのかな…
幸せになって欲しいな

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:18:30 ID:h17au6mA
回復魔法であの服を脱げるわけか
伍長との908同盟に期待だな

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:19:57 ID:nYybo3aE
ハンスは天国で幸せに暮らしてるはずだ
そうでなきゃ・・・・ウッ;;

811 :るいとら:2007/08/20(月) 23:22:11 ID:TS3qosKn
MtLさんの次に予約します


812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:24:06 ID:X1zfc4OJ
尿瓶ブレイカー伍長vsシエスタのバトルとか…無理か(ハルケギニアに尿瓶が有るのか的な意味で)

あと伍長相手なら流石にキュルケも逃げ出すよな?

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:24:09 ID:h17au6mA
伍長で初めてガタイのいいキャラに萌えた支援

814 :MtL:2007/08/20(月) 23:25:08 ID:t0ZHDd9T
>>811
あと10分くらいあるのでとらさん先にどうぞー。
その間に米洗ってきます。

815 :るいとら:2007/08/20(月) 23:26:33 ID:TS3qosKn
それじゃあお先に失礼します
投下

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:26:41 ID:h17au6mA
米?!
支援シエーン(・∀・)

817 :るいずととら第三章:2007/08/20(月) 23:28:39 ID:TS3qosKn

「とらさま! な、なんなのかしら、あれ……空が、空がまっくろなのだわ! きゅいきゅい!」
「おちつけよ、しるふぃ……あせるんじゃねえ」

ガリア王室の任務を終えたとらとシルフィードが、その蠢く黒雲と遭遇したのはガリアとトリステインの国境近くにさしかかった頃である。
東から飛来した婢妖の群れが、ラ・ロシェールを目指し飛んでいく。その先にタルブの村があることを、勿論とらは知らない。
ただ――全身を駆け抜けた強烈な予感……嫌な予感に、とらの毛はぞわりと逆立った。

(ざっと100万ってとこか……この婢妖の数……ただごとじゃねえな――!)

とらは空中で急停止して、背中に乗っていたシルフィードに声をかけた。

「しるふぃ、オメエはすぐにたばさのところに戻れ……わしはあの婢妖の行く先に向かうからよ」
「で、でも、とらさま――」

かすかに震えるシルフィードに、あ? ととらは首を傾げる。それが自分を心配しているのだと気がついて、不意にとらは笑い出した。

「ひゃっひゃっひゃ! わしが婢妖どもなんざに負けるかよ! なーに、心配すんな。しるふぃ、オメーも使い魔ならちゃんとたばさのこと守ってやりなァ!」
「は、はいなのだわ、とらさま!」
「おうよッ」

そう言うが速いか、とらはごう!と風を唸らせ飛んでいく。婢妖の向かう先、タルブの村へ……。
シルフィードはしばし心配そうにとらの消えた方向を見つめていたが、やがて頭をトリステイン魔法学院のほうに向けると、全力で空を駆けていった。

(おねえさま、おねえさま。シルフィは心配です……胸が、どきどきするの……)

風韻竜は不安に駆られながら、なおも速度を上げた。


蠢く婢妖の群れを追いかけ、とらは空を駆ける。
かつて長飛丸と呼ばれ恐れられた大妖が空を飛んでいく姿は、まるで金色の矢が走るようだった、

(さーて……わしも守ってやらねぇとな……あのちっちぇえ主人とやらをよ……!)

ニヤリと頬をゆがめる金色の幻獣が、疾風のように加速する。バリ……バリ……と稲妻がとらの髪ではじけて音をたてた。
運悪くその時国境沿いを飛んでいたおぞましい婢妖どもは、悲鳴を上げる時間もなかった。
とらの咆哮に振り返った婢妖は、その目を眩い光に焼き尽くされる。

「おら、邪魔だあァッ! カスどもッ!!」

放たれた雷が黒雲を引き裂く。
金色の風が吹き抜けた後には、ぼとぼとと地面に落下する婢妖の残骸が黒い雨のように地上に降りていった……。



818 :803:2007/08/20(月) 23:29:18 ID:9qQUlGbu
おぅのぅ

819 :るいずととら第三章:2007/08/20(月) 23:30:37 ID:TS3qosKn

同刻、トリステイン魔法学院――。

「なんなのよ、あの雲は――! あ、あれじゃ……まるで生き物じゃない!」

空を見上げ、キュルケが愕然と呟く。
ラ・ロシェールの方角に向かって進む黒い雲は、ぐねぐねと波打ち、まるで一つの生き物であった。
キュルケの体を恐怖がひたひたと満たしていく。とても嫌な……おぞましい推測が、先ほどからキュルケの頭を離れない。

(まさか……フーケの体からタバサが叩き出した『アレ』じゃないわよね……
 も、もしそうなら冗談じゃないわ……オーク鬼50匹どころの話じゃない。あんなの、私たちじゃ勝てっこない……!)

「ミス・タバサ……あ、あれは一体……」

カタカタと体を震わせるシエスタが、かすれた声でタバサに尋ねる。その顔は恐怖の色に染まっていた。
タバサはじっと黒い雲の動きを見つめていたが、やがてキュルケとシエスタを振り返る。

「……追いかける」
「追うってあなた、馬で行くつもり……? そ、それにルイズだってどこに行ったか分からないのよ! 三人で学院中を探したのに!」

タバサは静かに頷いた。

(おそらく、ルイズは誰かに連れて行かれた。メイジではないはず……メイジが『アンロック』で侵入したなら、わざわざ鍵をかけなおす必要なんてない
 平民でもない。なら――人間以外の、何かのしわざ)

そうでなければ、煙のようにルイズが消えてしまったことに納得がいかなかった。

(……あのルイズの使い魔は壁を抜けることができた。それに――昨日突然部屋に現れた妖魔……)

時逆と時順と名乗ったあの妖怪も、忽然と部屋に姿を現したのだった。

(あの時……妖魔たちは『シエスタと同じ用』だと言った……。黒い雲はそのタルブに向かっている)

タルブに何があるというのだろう?
とにかく行ってみることだと、タバサは考える。自分の目で確かめてみるしかないだろう。
じゃら、と手に握った錫杖の感触をタバサは確かめた。自分の力が鍛鉄に流れていくのが感じられる。

「でも、馬で行くの……? タルブまでは飛ばしても一日かかる距離よ……!」

キュルケの言葉に、タバサは首を振った。

「ちょうど彼女も帰ってきた。全力で飛べば追いつける――」

はっと顔を上げるキュルケ。視線の先には、こちらに向かって飛んでくる風韻竜の姿が小さく見えていた。


ごぉおぉおおぉおおう……

時逆と時順に腕を引かれながら、ルイズは時間と空間を一気に飛び越えていく。

「ここ、こんどはどこ行くのよーッ!」

悲鳴を上げるルイズに、時順がにやりと笑いかけた。

『さーて、時を順に辿っていくぞぅ〜……お前さんが生まれる六千年も前のことさぁ、ルイズお嬢ちゃん』
『出るぞぅ、ここが六千年前のハルケギニアだぁ……!』


820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:31:03 ID:HCXT2iRl
とら支援

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:31:25 ID:ul8wdO7B
きゅいきゅいとジョイント連結したいです><
支援

822 :るいずととら第三章:2007/08/20(月) 23:32:08 ID:TS3qosKn

「きゃああああっ!」

ルイズは見渡す限りに広がる草原に突然投げ出された。
ルイズが転がり出たのは、風の吹き抜ける草原だった。ルイズは顔をしかめてぶつけた腰をさする。

「いたたた……ここ、どこ」
『……ここは、ある男が生まれ育った場所です。忌まわしい流星が異世界がら飛んできたときから、呪われた運命を背負わされた赤子――』

白い女、いや、『お役目』がそう言ったのと同時に――

空を流れ星が走った。

どこからともなく現れ、昼間だというのに不吉な光を放つ流星は、ルイズたちのいる草原の上空を過ぎ、近くの村に落ちる。
地面が震えるような衝撃、そして轟音が響く。一瞬遅れて、その村は劫火に包まれた。

「なんなの……今の――」

カタカタとルイズの歯が震えた。『お役目』の女は、悲しそうに目を伏せる。

『――白面の破片が流星となって落ちたとき、あの村の人間はすべて消滅しました。ただひとり、白面のカケラが飛び込んだ赤ん坊を除いて……
 そして、その呪われた赤ん坊こそが、あなたたちが始祖と呼ぶ人物――』

ルイズの目が驚きに開かれた。

「う、嘘、でしょ――」
『――ブリミル。人は彼をそう呼びました。白面のカケラが飛び込むと同時に、異能の力を身に付けてしまった男。そして……最初の、メイジです……』

キィン――!
鋭い音と共に、ルイズたちはは再び時の流れの中にいた。
ルイズの周りを高速で様々な風景が流れては消えていく。

「そ、それじゃあ……ブリミルからあの『白面』は生まれたって言うの――!?」

ルイズの言葉に『お役目』は頷いた。

『ブリミルが20歳になったとき――『白面』は彼の体を食い破ってこの世に姿を現しました。それも、胸に印を刻まれた使い魔として……!
 そして、その時には彼の体もまた変わり果てていたのです。あなたたちが魔法と呼ぶ力を使えるようになった彼は、強大なメイジでもありました。
 ……まだ小さく、力も弱かった白面を、エルフたちの力を借りて遥か東方の地に封印することができた……』

東方の地。
それって、と呟くルイズ。

「聖地……」
『そうです。それ以来、エルフたちは白面を彼の地に封じてきた。ですが――ある男が白面の使いを、使い魔として召喚してしまった……!
 ちょうど、あなたがあの金色の妖怪を使い魔として召喚したように……』
「誰が、その使いを召喚したの、答えて!」

たずねるルイズに、白い女は答える。

『その男の名は、ジョセフ……ガリア王ジョセフです』
「ガリア王ジョセフ――」

その言葉を呟くと同時に、『現在』へと戻ってきたルイズは寺院の固い床に投げ出された。


つづく

823 :るいとら:2007/08/20(月) 23:33:31 ID:TS3qosKn
ここまでです。とらが久々に出てきたな

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:35:31 ID:Q0yaBFCw
ジョセフ自重しる

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:35:41 ID:HqwpDqzy
ま、まさかブリミルが変化した字伏もいるのか……!?
ガンダールヴには槍もあったし……! 支援

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:35:45 ID:Mt7MoS4e
GJ!!
始祖の代まで話が入り込んできたのってるいとらさんが初かな?
今後の展開に期待

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:37:05 ID:Ro0TKbGR
上手い事からめるなぁGJ!

828 :MtL:2007/08/20(月) 23:40:28 ID:t0ZHDd9T
とらさんの後ですが、がんばりますよー
それでは投下しますー。

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:41:33 ID:2/hdBSww
ブリミルが白面を!?
こりゃおでれーた

830 :MtL:2007/08/20(月) 23:41:56 ID:t0ZHDd9T
マジシャン ザ ルイズ (4)聖なる教示

ハルゲニア大陸、トリステインの南に位置するガリア王国王都リュティス。
その王城、ヴェルサルテイル宮殿はグラン・トロワ。
そこには人形を手に狼狽し、泣き崩れている宮殿の主、ガリア国王ジョセフ一世の姿があった。
「ああ、ミューズ!おれのミューズ!なぜだ!?なぜこんなことに!?」

感覚共有がなされている伝説の使い魔ミョズニトニルン、シェフィールドとの共有が途切れて早十日。
そして先ほど、再度アルビオンに派遣された間諜からの報告で森の中でシェフィールドの遺体が発見されたとの報がもたらされたのである。
「狂ってしまった!何もかもぶち壊しだ!ミューズ!何てことだ!」
側近の者達や、愛人すらも下がらせて大声で泣き喚く。
それは正しく世間で愚王と噂されるままの姿であった。
しかし、シェフィールドを使い、裏でアルビオン王国内部の貴族派を操っていた切れ者こそが、この男の真の姿である。


暫く、一時間ほど喚き、暴れ、もう一度喚き、そして最後に蹲って泣いていたジョセフの震えがピタリと止まる。
続いて部屋中に響き渡ったのは大音量の笑い声であった。
「はははははははははははははっ!あはははははははははっ!
 狂ったぞ!おれのチェスボードが!?見ているかミューズ!遂に狂ったのだぞ!?
 すべての駒が盤上からひっくり返された!だが、こんなに嬉しいことは無い!」

狂気/狂喜するジョセフ、その手がシェフィールドの死亡報告と同時に提出された書類を掴む。
「そうだ!次の対局の相手はお前だ!ジャン・ジャック・ド・ワルド!」
そこには、シェフィールドを殺害の犯人であり、現アルビオン新政府を実質的に手中に収めている男が、現在ガリア国内に潜伏しているとの内容が記載されているのであった。







831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:42:53 ID:dQfX9hxA
しっかし話がどんどん膨らんでいくなぁ……そしてヤヴィマヤの火を張って支援

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:43:35 ID:Ic+F9+rM
これはひょっとして、紅蓮登場フラグか?

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:43:57 ID:dQfX9hxA
ジョゼフが再召喚したら今度は何が出るのやら……ドラルヌ卿とか出ても驚かないぞ支援

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:44:21 ID:31EKwoVc
>>785
教授自重しろw

>>823
GJ!
聖地の設定を上手いこと絡めたなぁ

835 :カービィの人:2007/08/20(月) 23:44:44 ID:cYPbcNJO
カービィ3話投下予約支援

836 :MtL:2007/08/20(月) 23:45:02 ID:t0ZHDd9T
「あなたは、何者?」

あの日と同じ月が天にある。
闇は全てを等しく隠して染める、双月は冷たくも優しい光で照らす。
すべての絶望の中にあって、決して裏切らない希望の様に。

「虚無のメイジ、それがあなた」

背中の男に語りかけるルイズ、まるで戯曲の場面であるように。
答える男は振り返らない、それが彼と彼女の距離であることを示すために。

「それは君だ、虚無の担い手ルイズ」



「やっぱり、何もかも知っていたのね」
「そういう君は、どうして気付いたのかね?」
「姫さまから、王家に伝わる『始祖の祈祷書』というものを貸して頂いたの。
 そうしたら、虚無の呪文のルーンが浮かび上がってきてね。
 その時にあの時の魔法が虚無の魔法だって分かっちゃったのよ」

一歩、前に出る。
躊躇わない、戸惑わない、立ち止まらない。
ゆっくりと、歩む、ウルザの隣へと。
そうして空を見上げると、大きな月が瞳に映った。
月がこんなにも大きなものだと、ルイズは始めて知った。

「元々、違和感は感じていたわ。
 あの魔法もそうだし、あなたを呼び出したこともね。
 それらが全部、自分が『伝説』なんだって分かった時に全部繋がった感じよ」
前代未聞のメイジの召喚。
記憶が混乱していると言いながら、様々な技術をミスタ・コルベールに提供しているウルザ。
一切成功しなかった系統魔法、初めて使った魔法は正体不明。
そしてニューカッスルの城での光景。
疑問の欠片は幾つもあった。

「察しの良いことだ、話すのはもう少し後になると思っていたのだがね」
「こんなことで褒めてもらってもね。
 自分のことは分かったわ。
 次はあなたの番、もう一度聞くわ」
そこで区切り、ルイズは息を吸い込む。
これから放つのは万感を込めた言葉。
自分達の新たなる関係への、始まりの問いかけ。

「あなたは、何者?」



永く果て無き時を生きた。
悠久の者は時に、短い時を駆ける者の成長の早さを見誤る。
長く生きた故、時を見つめ続けた故に。
ならば認めなければならない、自分と彼女、その新たな関係を。



「ミス・ルイズ、あれの名前を知っているかね」
横に立つルイズに語りかけるウルザ、その先には見事な満月の片割れ。
「月?月は月じゃない」
ハルケギニア、その何万リーグもの空に浮かぶ天体、双子の月の一方。


837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:46:06 ID:/M1BATpA
ブリミル登場は、小ネタでのならファイヤーエンブレムのとかあったような気もするが、長編では初でしょう
数時間前にとびかげが虚無さんと旧交を温めていたような気もするが支援

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:46:28 ID:dQfX9hxA
まさか待て……その月は……? 支援。

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:47:37 ID:4lJXprZy
>>833

つブラストダーム

840 :MtL:2007/08/20(月) 23:47:54 ID:t0ZHDd9T
あれは虚無月。
 私の世界、ドミナリアにもまた存在する、二つの月の一つ」
「私の、世界…?」
「その通りだ、ミス・ルイズ。
 私はこの世界の人間ではない別の世界、ドミナリアという世界から君に呼ばれたのだ」
真実の告白、想像を遙かに上回る言葉に、ルイズの目が見開かれる。
冷静に、常識的に考えても、納得できる話ではない。
「信じられないわ、別の世界があるなんて、…どうしてそんなことを言うのよ」
「私は真実を話している。それを信じるかどうかを決めるのは君だ」
一瞬の沈黙、梟の鳴き声だけが響き渡る。

「…ああもう、いいわ、別の世界がある、あなたはそこから来た。
 全部信じてあげようじゃないの!
 そこから来たあなたが虚無の使い手、そこの人間は皆が皆伝説ってこと!?」
「ミス・ルイズ、それは発想が逆だ。
 ハルケギニアで虚無と呼ばれるものは、他の世界においては伝説ではない、この世界においてのみ伝説なのだ」
「……意味が分からないわ」
「こちらの世界で虚無と呼ばれる魔法、その発展を妨げた要因がこの世界に存在する。
 他の世界に潤沢に存在する虚無を利用する為の魔力、それがこの世界には極端に薄いのだ。
 ハルケギニアにおいて、虚無の魔法を操るのは薪無しに火を灯すに等しい。
 そのような力、伝説として彼方に追いやられても仕方は無い」
すべての魔法を生み出す力、マナ。
その中でも白と黒のマナ、それがハルケギニアにおいては希薄な状態で安定しているのだった。

「…他の世界には普通にあるものがこの世界にはない。
 だから虚無は使われなくて伝説になってるって言うのね。
 でもそれじゃあおかしいじゃない。
 私が虚無の魔法を使える理由がつかなくなるわ」
そう、確かにルイズは自分が使った呪文が『虚無』であることを、心で、体で、確かに実感している。
ウルザは口を開きかけたが、一瞬何かを考え、その後に言葉を紡いだ。
「始祖ブリミル。この世界で六千年前に降臨したとされれている何者か。この世界に虚無を持ち込んだ者。
 その血を色濃く残す者は潜在的に虚無を操る力を有している。
 ブリミルの子孫によって建国されてたというトリステイン王国、その公爵家筋にあたる君には才能があった。
 私はそう考えている」
突然にウルザの口から出た始祖ブリミルの名、ルイズはその神の如き神聖な名を耳にしながらも、冒涜的とも言える想像が鎌首を擡げることを止められなかった。
「それじゃ…その言い方じゃ、まるで始祖ブリミルがっ」
「あ、思い出した」




841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:48:07 ID:79HwSn1p
ジョセフが本当に嬉しそうでこえーよ支援

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:48:34 ID:bop/Nn76
>>833
ハンス!逃げろ!ルアゴイフだ!

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:49:33 ID:dQfX9hxA
やっぱ虚月かー!? そして、アレ、>>839>>842が何かを俺にけしかけうわやm(ライフ0)

844 :MtL:2007/08/20(月) 23:50:31 ID:t0ZHDd9T



突然に割り込まれる第三者の声。
二人しかいないはずのこの場に現れた闖入者、今の会話を聞かれたのかもしれないという背徳感から、ルイズは慌てて周囲を見渡す。
当の声の主はすぐに見つけることが出来た、それは壁に立てかけられた二本の剣、その片方、古ぼけたインテリジェンスソード、それこそがこの場の三人目であった。

「思い出した、思い出したぜ相棒。
 おめーさん、ガンダールヴっつーか、何か別の奴に似てると思ってたんだよ。
 今の話で思い出したぜ、相棒、おめぇさん、ブリミルに似てるんだよ」
カタカタと震わせながら喋る剣デルフリンガー。
「待って、待ってよ。
 ミスタ・ウルザがブリミルに似てるってどういうことよ、虚無の使い手だからってこと?
 いい加減なこと言わないでよポンコツ!」
デルフリンガーを両手で持ち上げて、詰め寄るルイズ。
「ポンコツたーひでぇなあ。
 なあ、嬢ちゃん。嬢ちゃんが虚無の使い手だってのはあの城の一件で気付いてたんだぜ。
 相棒が何も言わねぇから黙ってたけどよ。
 でも別に嬢ちゃんの雰囲気がブリミルに似てるって訳じゃねぇのよ。
 相棒はなあ、虚無とかそういうの抜きにして似てんだよ、初代虚無の使い手に」
「そんな、それじゃ、本当に………」

「ミス・ルイズ、君の考えていることは私の推測でもある。
 この世界に六千年前降臨した始祖ヴリミル。
 私はブリミルが別の世界、ドミナリアの人間だったのではないかと考えている」


                        白と黒を混ぜたらどうなると思う?
                        全てが無かったことになるんだ。
                              ―――ウルザ

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:53:23 ID:s6df8bXh
GJ!GJ!ハルケギニア起源ネタは沸々と熱いものがあるね

846 :MtL:2007/08/20(月) 23:53:27 ID:t0ZHDd9T
投下終了です。

ブリミルが一箇所ヴリミルになってますね…未熟。
であー。

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:53:47 ID:BUE8rdlr
>>844

始祖ヴリミル→始祖ブリミルじゃなかったっけ乙

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:54:09 ID:dQfX9hxA
MtLの人乙。なんかこっちも深い所に突っ込んできたな。
ジョゼフも次どう動くかわからんし。このままインベイジョン→プレーンシフト→アポカリプスしてもおかしくないというか。
そして
>全てが無かったことになるんだ。
白だけでもなるがな!!

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:54:40 ID:afxEwd0D
なんッだッてェー!?

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:54:41 ID:79fHMhAg
GJでしたー。

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:54:54 ID:HCXT2iRl
乙乙。

>>847
他の部分はブリミルだからウルザの発音上じゃね?

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:55:45 ID:bop/Nn76
全て無かった事?・・・黙示録なんてのもあったな

853 :使い魔のカービィ:2007/08/20(月) 23:56:00 ID:cYPbcNJO
零時ジャストから投下開始します!
名作続きの後の駄作になりそうでプレッシャーが……orz

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:56:51 ID:79fHMhAg
アポカリプス・ナウ

855 :るいとら:2007/08/20(月) 23:56:58 ID:TS3qosKn
いっけね間違えた。『ジョセフ』じゃなくて『ジョゼフ』なのは、コーラを飲んだらげっぷが出るぐらい確実ッ!


856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:57:24 ID:h17au6mA
ぽよ!!(支援!!)

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 23:57:34 ID:dQfX9hxA
>>852
全てのパーマネントをゲームから取り除く、究極のリセットボタンだな。
「さぁ、仕切り直しや刃クン!!」

>>853
という事で上の言葉を貴方に。

858 :使い魔のカービィ 第3話:2007/08/21(火) 00:00:14 ID:cYPbcNJO
トリステイン魔法学院に召喚された使い魔達の初めての朝は早い。
主人と一緒に起床し、朝の散歩と洒落込む者。
逆に主人と一緒に眠りこける者。
主人よりも早く起き、主人を起こす者。
使い魔達は、それぞれがそれぞれの『召喚されてから初めての朝』という時間を過ごしている。
そしてルイズの使い魔として召喚されたカービィも、そんな時間を過ごす使い魔達の1匹だった。
「ぽょ〜……」
ムクリと起き上がると、目をうっすらと開ける。
しかし、未だに夢と現実の間で船を漕いでるカービィの目に映ったのは、自分が見慣れている自宅の白い天井だった。
横を見ると、これまた見慣れた鳥の同居人が眠っていたいる。
羽の色がピンクになっているが、カービィには些細なことだ。
寝ぼけ眼のままベッドから下り、まずは家の窓を開けようとフラフラ歩く。
窓の前まで来ると、取っ手を引いて窓を開けた。
目の前に外の風景ではなく服が現れたが、カービィには些細なことだ。
次に、外に出て朝日を浴びるためにドアの前へ。
いつもよりドアが透けているが、気にせず開けて外に出た。
一歩踏み出しても地面の感触が感じられないが、カービィには些細なことだ。
「…………ぽよ?」
ここで漸くカービィは異変に気が付いた。
キョロキョロともう一度よく自分の周りを見る。
すると、先程のピンクの鳥はルイズ、窓はクローゼットの扉、そしてドアは本物の窓だということが分かった。
と、いうことは……
カービィは足元を見る、目も眩む高さだ。
「ぽよおぉ〜〜〜!」
気付いた時には既に遅し、哀れカービィは地上へと落下していった。

さて、カービィが身投げをするほんの少し前。
女子寮の下を1人のメイドが洗濯籠を抱えて歩いていた。
彼女の名はシエスタ、トリステイン魔法学院に仕えているメイド達の1人だ。
彼女は毎朝の仕事である洗濯をするため、水場へと向かっている途中だった。
気持ちのよい朝の日差しを浴びながら、1歩1歩歩みを進める。
ふと、そんな彼女の顔に当たっていた日の光が遮られた。
「?」
何だろうと思い空を見上げると同時に、ピンク色の物体が洗濯籠の中へ落ちてきた。
「きゃっ!?」
突然の出来事に驚き、抱えていた洗濯籠を手放すシエスタ。
落ちてきた何かは大量の洗濯物の中で何やらもがいている。
「な、何……?」
洗濯籠に近付き、シエスタは恐る恐るピンク色の物体に掛かったタオルを避けてみた。

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:00:56 ID:cQitFjRL
スパークカービィ支援


860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:01:46 ID:CiQgKKWY
カッター支援。洞窟のお宝全部かっさらうリプレイがニコニコに上がってたな。

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:02:09 ID:Uu3mt63K
支援!

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:02:19 ID:4YlHJcfs
本人が気付いてるじゃないか俺のアホ
最近?は黒一色で神の怒りが飛んでくる
というわけでピンクの悪魔支援
カービィって公式サイズどのくらいだっけ


863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:02:31 ID:1OweE2Ey
>>833

つ調律+補充+オパール色の輝き+パララクスシリーズ

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:03:15 ID:yidHMBKP
シエスタを吸い込むとスリープになるわけですね支援

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:03:57 ID:Tkyg468E
シエスタ=昼寝かw

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:05:16 ID:cQitFjRL
>>862
wikiによると身長20cmだそうで支援

867 :使い魔のカービィ 第3話:2007/08/21(火) 00:05:48 ID:hBj9NGfo
「ぷぃー」
苦しかった!と言わんばかりにピンク色の生物ーーカービィが飛び出してきた。
実際、洗濯物に埋もれて苦しかったのかもしれない。
突然現れたカービィを見ながら、シエスタはあることを思い出した。
それはメイド仲間達が話していた、『ミス・ヴァリエールがぬいぐるみの使い魔を召喚した』という噂話だった。
何でも、ピンクで真ん丸な体は本当にぬいぐるみのようで、一見しただけでは見間違えてしまうほどだと聞いている。
ひょっとしたらと思い、シエスタはしゃがみ込んで、洗濯籠の中のカービィにルイズの事を尋ねてみることにした。
「もしかして、あなたが噂のミス・ヴァリエールの使い魔さん?」
「つかいま……?」
「そう、使い魔。あなたはミス・ヴァリエールの使い魔さん?」
「ぽよ! ルイズ、使い魔♪」
何故かカービィは嬉しそうに答えた。
何やら昨日ルイズが言っていた使い魔という響きが気に入ってしまったらしい。
「やっぱり。初めまして、私はシエスタと申します。分かりますか? シエスタ」
「シエ、スタ?」
「はい♪」
「シエスタ♪」
カービィはシエスタの笑顔に気を良くしたのか、あっさりと懐いた。
シエスタの方もカービィが名前を復唱するのを見て、自然と頬を綻ばせる。
(可愛い使い魔さん)
と、カービィを見ながら微笑んでいたシエスタだったが、急に辺りを気にし始めたカービィに気が付いた。
「どうしました?」
「…………ルイズ〜?」
その一言で、シエスタはカービィが何をしたいのか何となく分かった。

「ん〜……よく寝た」
一方、ルイズは人生で一番スッキリした目覚めを迎えていた。
カービィを抱きしめていたお陰か、心地良い眠りにつくことが出来たのだ。
覚えてはいないが、夢見もとても良かった気がする。
これはもう寝るときカービィを手放せないかもしれない。
そう思いながら横にいるはずのカービィに目を遣ると、そこに彼の姿はなかった。
「? カービィ……?」
名を呼んでみるが返事はない。
どこに行ったのかと首を傾げていると、部屋の扉がノックされていることに気が付いた。
(こんな朝早くに?)
ベッドから下りて簡単に着替えを済ませ、ルイズは扉を開けた。
すると扉の向こうから何かが勢いよくルイズの胸に飛び込んできた。
このピンクのボディと感触、間違えるはずがない。

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:05:52 ID:TtN+7g0D
最後に支援ってつけるのを忘れたぜ支援

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:06:13 ID:47V77pIC
ちっちゃ!!

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:06:27 ID:dTqOmjeh
カービィかわいいよカービィ

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:06:43 ID:ityrb3/z
ゲームのデデデ大王はかなりの善人だったな支援

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:07:16 ID:cbJaaz7W
もっちー

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:07:32 ID:h17au6mA
ムービーのデデデはどう見てもツンデレです支援

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:08:13 ID:eTp9wBx7
支援。そしてなんか更にエンチャントの群れをけしかけられてるような。

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:09:49 ID:cQitFjRL
なんと恐ろしい数の支援か

876 :使い魔のカービィ 第3話:2007/08/21(火) 00:10:00 ID:hBj9NGfo
「カービィ! どこ行ってたのよ、もう……」
「ぽよぽよぉ!」
カービィの元気な姿にホッと胸を撫で下ろすルイズだったが、扉の向こうにもう1人誰かがいるのに気が付いた。
「あなた、えぇっと……」
「シエスタです、ミス・ヴァリエール。ミスの使い魔がお部屋の方に帰れなくなっていたようなので、ここにお連れしてきました」
「そうなの、わざわざありがとうね」
「いえ、それでは」
そう言うとシエスタはカービィに手を振り、仕事に戻っていった。
カービィもそれに答え、視界からシエスタが消えるまで手を振っていた。
「カービィ、あのメイド……シエスタに良くしてもらったの?」
「ぽよ!」
「そっか……今度また、お礼をしなくちゃいけないわね」
自分の使い魔をここまで送ってもらったのだ。
貴族として、また会ったときにお礼を言わなければ。
ルイズはそう思いながら扉を閉めた。
否、閉めようとした。
「おはよう、ルイズ」
扉を閉めかけたルイズの手が止まる。
再び扉の外に視線を向けると、そこには彼女が一番嫌う腐れ縁の相手がいた。
「……おはよう、キュルケ」
露骨に嫌そうな顔をしながら、ルイズは生返事をした。
先程までの柔らかな空気が少しだけ重くなる。
「ぽよ?」
カービィだけが空気を読まず、にらみ合う2人に向けてとぼけた声を出した。

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:10:01 ID:YqKz4Qvd
支援
つ山、島、平地、森、沼

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:10:02 ID:4YlHJcfs
>>871

夢の泉DXをついさっき100%クリアした
デデデ大王ももう少し説明すればよかったのに支援

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:11:13 ID:1OweE2Ey
カービーとメッチ……(これ以降の部分は血糊によって判読不能)

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:11:25 ID:Tkyg468E
ま、まさかフレイムでファイヤーに……!?
に、逃げてー! 超逃げてー!!!!

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:11:37 ID:eTp9wBx7
ああしかし和むなこの主従は支援

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:12:10 ID:q9xMLZil
フレイム逃げてー!

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:12:17 ID:5ZOw2oOV
確かにすごい和む支援

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:12:19 ID:47V77pIC
64は花火でクリアした支援
ワドルディ大好き

885 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/21(火) 00:12:44 ID:iVJBASQK
支援。
嗚呼……水中の導火線に点火するために、UFOが出るまで粘った記憶が……

886 :使い魔のカービィ 第3話:2007/08/21(火) 00:12:46 ID:hBj9NGfo
以上です。
凄まじい支援の数に俺が泣いた。
本当にありがとうございました。

次回は楽しい楽しい朝食です。
惨劇が目に浮かぶ…

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:13:23 ID:1OweE2Ey
>>877

つハルマゲドン

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:13:54 ID:Tkyg468E
>>886

アーッ!?

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:14:02 ID:IpjtFTbk
うは、カービー可愛い

・・・いつ最凶生物っぷりが発揮されるのか不安だ支援

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:14:09 ID:QqIWuqgP
>>886
朝食って…
フレイム逃げて〜!!

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:14:40 ID:47V77pIC
ディセプティコンクルー?支援

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:14:54 ID:dOrqF0mo
>>886
おつかれさまですー
次回は食堂でグルメレースか?!

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:15:09 ID:3ODcQWgE
カービィって身長どんぐらいだったっけ?
たしか30cmぐらいだった記憶があったけど

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:15:37 ID:eTp9wBx7
食費がサイト1236人分とかいきそうな程の惨劇を予感するな。

895 :ディセプティコン・ゼロ:2007/08/21(火) 00:16:34 ID:iVJBASQK
>>891
済みません、今夜は無理っす。
だってまだフーケ戦書き終わってないもの。
明日投下……できればね。

896 :ヴァリエールは空に舞う:2007/08/21(火) 00:16:58 ID:sD3CF2YA


ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールにトリステイン魔法学院での二回目の春がやって来た。
生徒たちは色めき立つ、新たな出会いに胸を膨らませ

だが、ルイズはそれどころではなかった。
それは何故か?
春の使い魔召喚の儀式である。
ルイズには通り名がある。とてもとても不名誉な

『ゼロのルイズ』

使える魔法ゼロ、魔法の成功率ゼロ、胸もゼロ

この儀式に成功しなければ、二年生に進級することが出来ない。

魔法の使えないルイズはそんな事実に、思い切り落ち込んだ。
それでも落ち込んだのは一瞬だけ、ルイズはすぐに行動を開始した
召喚に関する書物を読みあさり
あらゆる教師に召喚のこつを聞き出し
来たるべき儀式の日に備え、何度も何度も練習した、幾度の爆発を越えながら

ルイズを動かしていたのは想い。

諦めずに努力すればいつかは誰かが認めてくれると
幼い頃からずっと持ち続けた想いを胸に抱いて、儀式までの日々を駆け抜けた・・・のだが

「いい加減にしる、ゼロのルイズ!もう三十回目だぞ!」

誰かがそんな声を上げれば

クスクス・・・プゲラ

と、そこかしこから聞こえてくる。

結局努力は実を結ばず、虚しい爆発を繰り返すのみであった

しかし、ルイズに笑い声は届かないは届かない!
聞こえていても関係ない!

儀式の途中から自分がゼロなのをイヤというほど理解した。
途中から自分は本当に落ちこぼれだと理解した。

それて゛も諦めなかったのは、自分の大切な物を無くしたくなかったから

(諦めるもんですかっ!ここで止めたらきっと私は変わってしまうわ!)

「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ!私の呼びかけに応えなさい!」

何度目の召喚だったか?
その言葉を叫んだ時、爆発と共に、
ルイズは青いゼリーに飲み込まれたのだった

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:19:07 ID:IpjtFTbk
ゼリーって何!? な感じの支援

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:19:16 ID:RRDWiWw/
何が呼ばれたんだろう?支援

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:19:17 ID:eTp9wBx7
支援。>>895 そして無理なさらないように。けど楽しみにしてます。

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:19:38 ID:cQitFjRL
お?何が来る?ゼリー?スライム?服どろどろ支援

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:20:00 ID:vB0PzrCd
>>885
基本的にUFO頼みの導火線は無いはず。
大抵はレーザーの反射を使うのさ、という支援。

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:20:32 ID:q9xMLZil
まさかゲルか!

903 :ゼロのトランスフォーマー:2007/08/21(火) 00:20:35 ID:ufl09qoF
>>891
デストロンの方なら明日投下しますぜ

え、こっちは期待してn(ry

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:20:46 ID:4YlHJcfs
よく考えたらさ
コピー能力抜きにしても何でも吸い込み星に変換して打ち出すだけで十分驚異だよね次の人支援

905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:21:43 ID:eTp9wBx7
>>903
期待してるさ。デストロンに栄光あれ。……デストロンだとやっぱり改造人間の秘密結社思い出すんだが。

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:22:39 ID:47V77pIC
キングスライムかな?

バブルスライムの生態
木の上などで獲物を待ち伏せ、舌を獲物が通りかかったときにそのネバネバとした体で包み込み窒息させて捕食する
支援

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:23:17 ID:1OweE2Ey
>>905

じゃあ、デリトロスに改名で。

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:23:50 ID:47V77pIC
トランスフォーマー期待してますよん
誰かと映画見に行きたいです
しえーん

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:24:39 ID:q9xMLZil
>>905
ショッカー並に量産されたデストロン・・・・

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:27:41 ID:Tkyg468E
規制かな?


911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:29:34 ID:2jT0ctmw
いかん
ガッちゃんと社長とカーくんとカービィが頭の中でごっちゃになって
いや、わかってるねんで?
くぴぷぅがガッちゃんでぷいにゅが社長でぐーがカーくんで
わかってるねんで?

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:31:32 ID:6q9tfiRP
>>893
20cm

913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:32:06 ID:0zmprWuT
カービィ・・・。

シルフィードを吸い込んでウイング、コルベールの作った
エンジンを吸い込んでジェットですか。>スパDX準拠

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:32:38 ID:47V77pIC
ワドルドディー?

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:33:19 ID:2ob5gp/v
カービィは2がおもしろくて何度もプレイしたのを思い出した

虹のしずくとか隠しボスとか結構こったつくりだったよね

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:33:44 ID:1OweE2Ey
>>914

ワルドディーもしくはペドルディー

917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:35:14 ID:VkRj/Jgs
ヴァリエールは空に舞う氏はマジで規制か?

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:37:16 ID:Tkyg468E
みたいだなぁ……避難所にも着てないし、リアルでなんかあったか?

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:38:41 ID:4mNdfYcz
唐突にムジュラの仮面召喚を思いついた



仮面の魔力で魔法使える様になって喜ぶが
かぶったせいで使い魔のルーンとムジュラの仮面の魔力に洗脳されるルイズ

そして召喚3日後に滅ぶハルケギニア

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:38:43 ID:qjlKlbVv
書きながら投稿という悪い予感がしないでもない

921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:41:32 ID:Tkyg468E
まあ、もしそうだとしても、初回みたいだし多目に見ようよ。
ひょっとしたら、今その間違いに気付いて、メモ帳に書き溜めてるのかもしんないし

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:43:12 ID:h8GGQk7P
>>913
ルイズの爆発で出た星を飲み込んでクラッシュとか?

923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:44:41 ID:5ZOw2oOV
データが飛んだとかそういうこともあるかもしれない。

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:44:42 ID:cQitFjRL
そこでフーケの30mゴーレムを丸呑みしてストーンになるカービィさんだ。

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:48:55 ID:59p3smnC
一応新コピーにメタルってあるけどな
64のカッターシリーズはかっこいいの多い

926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:49:26 ID:6q9tfiRP
マルクこーい!

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:52:03 ID:4mNdfYcz
>>926
小ネタで召喚されてたぞ
保管されてないけど

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:52:16 ID:ityrb3/z
3式機龍(メカゴジラ)を召喚

レコン・キスタを相手に『砕け散るまで戦え!』
でも砕けるのは機龍じゃなくてパイロットなルイズ…

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:57:42 ID:w17jidWv
>>924
20aらしいカービィさんVS30b級ゴーレム
150倍!なんて勇敢なピンクボールw

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:58:17 ID:1OweE2Ey
所で、Wiki保管って作者本人がやるの?

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 00:59:31 ID:4mNdfYcz
>>929
惑星サイズのゼロツーや大彗星ノヴァ破壊してるから問題ない

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:00:26 ID:xJcqYdQY
作者自身がまとめてるのもあれば、有志の人がやってくれる作品もある。
ようはまとめる人の目に留まるかどうかだな。

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:00:29 ID:eTp9wBx7
>>930
有志がやってくれたりするけど、そうじゃなきゃ作者本人が登録しない限り登録されないね。

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:02:01 ID:4YlHJcfs
素手で星を砕き集合無意識の悪夢を退け亜空間ゲート体内に抱えた魔物どうにかしちゃう20センチのピンクボールだけどな

935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:02:34 ID:2Yg555Q9
その気になれば世界を滅ぼすことすら出来るピンクの丸いやつ
でもあの子はやさしいから!

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:06:41 ID:3ODcQWgE
大気圏突入も素でやってのけたからな
実はかなり無茶な存在


937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:06:48 ID:GmKw1+Cn
人間の姿だったら厨キャラだな

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:10:00 ID:5ZOw2oOV
>>936
横島を思い出した……

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:10:50 ID:2Yg555Q9
調子に乗ったサイト見てるとむかつくけど動物だとむかつかない
不思議!

940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:10:53 ID:4mNdfYcz
改めて思うが強いよなぁ

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:11:38 ID:w17jidWv
文章にして初めて理解するピンクボールの偉業w


942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:12:24 ID:2Yg555Q9
青銅のギーシュ対星のカービィ

青銅が星に勝てるわけないじゃないか!

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:13:16 ID:c3euS/ix
>>942
逆に考えるんだ。




……ゴメンやっぱ無理。

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:14:12 ID:ityrb3/z
正に可愛いは正義!だな
カービィくらい愛らしいとクラッシュの直撃食らっても許せてしまいそうだ
不思議!

945 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:14:52 ID:vB0PzrCd
エデンの林檎もビックリだぜ。

946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:15:28 ID:4YlHJcfs
この剣にかけてわたしはまけない。
よったらきります(よらなくてもきります)
これはカービィのセリフでいいのかそれともスタッフのおちゃめなのか

947 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:15:43 ID:yM14dB23
>>944
うむ、星義
なんだかしらんがとにかくよし

948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:16:26 ID:+FnwH3Nl
ギーシュが都合のいい能力製造器になるんじゃないかと思えてきたw
青銅の剣錬金→吸い込んでソードカービィ、とか

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:17:50 ID:3ODcQWgE
>>948
象徴となるものさえ飲み込めればいいから
青銅の剣でもいいはずだったな
デルは特殊なコピー能力になりそうだけど

950 :侍の使い魔:2007/08/21(火) 01:17:53 ID:mCvkoXE9
投下してもよろしいですか。


951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:18:11 ID:xJcqYdQY
もうすぐ>>950だな

952 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:18:45 ID:w17jidWv
>>942
7体のワルキューレ達に攻撃されピンボール状態なカービィが思い浮かんだ

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:19:14 ID:q9OS61Rt
>>947
さすが散さまだ

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:19:25 ID:4mNdfYcz
>>952
確かアニメでそんなのあったな

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:19:39 ID:CKquWWHS
>>950
投下の前にスレ立てですな。

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:20:00 ID:4YlHJcfs
剣を持った銅像を作る→ソード
ハンマーを持った(ry→ハンマー
ブーメランを(ry→カッター
なんと便利なギーシュ

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:21:13 ID:rogvMIZv
>よったらきります(よらなくてもきります)
ついにこんな所にもユグドラさんの魔の手が

958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:21:16 ID:+FnwH3Nl
>>949
いっそのことデル公が吸収した魔法でも対応したコピーが出来るとか?
でないとプラズマカービィとか一生無さそうな気がする。
雷撃ってアニメでは食ってた?SDXしかやってないんでわからんのよ。

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:21:37 ID:c3euS/ix
カービィのピンボール
舞台はゲームボーイ
敵やアイテム連れて
プププランドでピンボール

……なんでこんなの覚えてるんだ、俺。

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:21:39 ID:Jr6DfpBk
>>956
武器だけ作って直接カービィに持たせた方が速くね?

というのは禁句か

961 :侍の使い魔:2007/08/21(火) 01:22:00 ID:mCvkoXE9
すいません、スレッドってどうやって立てれば良いんですか。


962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:22:14 ID:yM14dB23
>>956
使い魔カービィの小間使いギーシュ
という言葉が浮かんで消えた

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:23:16 ID:3ODcQWgE
>>960
メタナイトとの決戦でも剣をもった瞬間にソードコピー状態になったけどな(ゲームにて

>>958
雷を食う機会なんてほぼないだろうな


964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:23:52 ID:Tkyg468E
>>961
侍氏が専ブラかによるな。
普通のIEなら下のほうにあるよ。

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:24:10 ID:DpNrNg3M
スープレックスは極めるまでやりこんだなぁ…(遠い目)
そして支援。

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:25:24 ID:THyyed8X
970が次スレたてでいいんじゃない?

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:31:54 ID:CKquWWHS
止まっちまった。
950の代わりにスレ立て挑戦してみるんで
ダメだったら>>970よろ。

968 :侍の使い魔:2007/08/21(火) 01:32:27 ID:mCvkoXE9
どうにか次スレ立てました。
投下はそちらのほうにします。
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187627403/

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:32:38 ID:DxoSlrR7
スレ立て解んないから970になる前に書き込みするぜ
侍さん支援

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:33:42 ID:BVCuLR1O
シェーン!

カムバック シェーン!!

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:33:46 ID:3ODcQWgE

それじゃ埋めるか

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:33:59 ID:CKquWWHS
あ、次スレ立ってた。
>>968

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:34:37 ID:THyyed8X
>>967
待て待て重複しちまう

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:34:55 ID:6q9tfiRP
P−90ないの?

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:35:47 ID:4mNdfYcz
スレ立て乙
あとは>>1000取り合戦か

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:41:57 ID:Loq9aJXv
均衡を崩すために埋め

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:42:27 ID:w17jidWv
埋めー

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:44:24 ID:+FnwH3Nl
埋め立て

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:45:18 ID:4mNdfYcz
1000ならガリアの王(名前忘れた)がデデデ大王になる

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:45:21 ID:Y/SWeCBY
埋め埋め

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:45:55 ID:mCvkoXE9


982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:46:31 ID:4mNdfYcz
>>1000ならダークマター召喚

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:46:50 ID:Loq9aJXv
埋め埋め

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:46:53 ID:iJQ+/70I
俺が書き込むのは
スレが1000に近い時だけだぜ

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:47:58 ID:mCvkoXE9
>>1000なら「のだめカンタービレ」野田恵召喚

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:48:39 ID:eF0Ql9aY
ゲームボーイで大暴れ。カービィのピンボール。

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:48:44 ID:HUYsOTFN
           _r‐、_ノ____.ノ} .ノ}   |
          _」::::_ノ ミ     `´/    | 
        / レ '´     ミミミミ.  >   | あの作品のキャラがルイズに召喚されました part41
       /ミ: /     ∧       `r  | http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187627403/
         | /  / _ノi/  \ i   i i i } |                                     
     __ノ |  |/`<.   /\  | | |リ |                                     
   / / |  | r::‐::ュ` ´r‐::‐r‐ハ/レヘ  |__\/_ _,ハ_ __________
  (.  (   |  | `--''   `‐‐' { {   )    //   `Y´ ペチ
\. \ \  |  .ハミミ:    _   ミミノ i!  /  ///                                   
__,.>‐'  ノ/   }>r‐-´r‐‐ f´/  \ヽ_ / {_, }
 ( ミミ//  ミミ: /  ヽ/\/_\ミミミ }/\/     ん!
ー'  ミ (    /  __r‐、f/.:.:\}  /:.:.:./                                     
っ   / \   \/.:.:.:r=={=:ュ.:.:/   `ー'`ー-イ                                     
/  /    ヽ   \.:.:.:`ー ^ー'.:.{ i ミミ  >‐<´
、ミ / i   /    _/.:.ミ:.:.:.:.c.::.:.:.∨r‐‐ 、_>ハ/                                     
. V{     }  ,..ィ´/へ.:__,..ィユ.ュ‐:\.   /                                     
   \  レ /:.:/ / ̄iー^T 「.:.:!.:./\} (∨
     \ }‐イ く._」┐.:.:.:|.:.:i.イ  :: ト、_>                                     
    、_,ノノし'  ∨| └ヘ.二二| ミ::.|                                     
           |:::  |    |  :.|                                     
           |:-‐‐:|     .|  ::|                                     
           |   :|    .|  :|                                     


988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:49:06 ID:5ZOw2oOV
梅井

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:49:55 ID:BVCuLR1O


990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:49:56 ID:Y/SWeCBY
埋め埋め みんな狙ってるなぁ

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:00 ID:mUv2mFoG
カービィのピンボールで落ちた時のトランポリン、
1回目でミスると凄く落ち込む。

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:07 ID:6DAsifka
ウメッシュ

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:14 ID:47V77pIC
1000なら伍長召喚

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:19 ID:YYaWmtCf
1000ならイチロー召喚

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:36 ID:4mNdfYcz
>>1000ならレギオン召喚

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:39 ID:FNGaXos+
1000ならSS投下

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:40 ID:w17jidWv
1000ならとなりのトト○召喚でとにかく感動
(多足バスでも可

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:46 ID:eTp9wBx7
1000ならロードブレイザー召喚

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:51 ID:D2dL60F8
1000なら平和島静雄を召喚

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/21(火) 01:50:53 ID:3ODcQWgE
>>1000ならボルテクス界より悪魔になってしまった少年を召喚


1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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